JPH10186239A - 倒立顕微鏡 - Google Patents

倒立顕微鏡

Info

Publication number
JPH10186239A
JPH10186239A JP8354980A JP35498096A JPH10186239A JP H10186239 A JPH10186239 A JP H10186239A JP 8354980 A JP8354980 A JP 8354980A JP 35498096 A JP35498096 A JP 35498096A JP H10186239 A JPH10186239 A JP H10186239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
objective lens
sample
hole
inverted microscope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8354980A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3765142B2 (ja
Inventor
Tadashi Uchida
忠 打田
Takashi Kawahito
敬 川人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP35498096A priority Critical patent/JP3765142B2/ja
Publication of JPH10186239A publication Critical patent/JPH10186239A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3765142B2 publication Critical patent/JP3765142B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/33Immersion oils, or microscope systems or objectives for use with immersion fluids

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多くの時間と手間をかけることなく液浸観察
を容易に行うことができる倒立顕微鏡を提供する。 【解決手段】 ステージ30上に載置され、透光孔41
が形成された試料台40と、ステージ30の下方に配置
され、複数の対物レンズ21が取り付けられたレボルバ
とを備える倒立顕微鏡において、試料台40には透光孔
41以外に少なくとも1つの孔42を形成し、透光孔4
1と孔42とを対物レンズ21の回転軌跡21aに沿っ
て配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は倒立顕微鏡に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図14は従来の倒立顕微鏡の横断面図、
図15(a)は従来の試料台の平面図、図15(b)は
その縦断面図、図16(a)は従来の他の試料台の平面
図、図16(b)はその縦断面図である。
【0003】倒立顕微鏡500は、鏡基501と、この
鏡基501の一端に設けられたアーム502と、鏡基5
01の他端に設けられ、双眼部503を有する鏡筒50
5と、ステージ530の下方に配置されたレボルバ(図
示せず)に取り付けられた複数の対物レンズ521(図
12では対物レンズ521の先端だけが見える)とを備
える。
【0004】ステージ530の上面には取外し可能な円
形の試料台540が載置され、試料台540の中央には
対物レンズ521と対向可能な透光孔541が形成され
ている。この試料台540上にはスライドガラスやシャ
ーレ551等を介して試料が置かれる。透光孔541と
しては円形(図15参照)や円形の一部に切欠541a
を形成したもの(図16参照)がある。
【0005】この倒立顕微鏡500を用いた観察では、
先ず10倍や20倍の低倍率の対物レンズ521で試料
の観察位置を特定した後、高倍率の対物レンズ521で
観察が行われる。
【0006】倒立顕微鏡500等の光学顕微鏡の分解能
はnλ/(2・NA)で決まる。ここで、nは対物レン
ズと試料との間の媒体の屈折率、λは使用する光の波
長、NAは対物レンズの開口数である。
【0007】高倍率の対物レンズ521による観察より
も高分解能を得るため、倒立顕微鏡500を用いた試料
の観察では、対物レンズ521の先端と試料との間に予
め油(屈折率n=1.515)又は水(屈折率n=1.
33)を付ける油浸観察や水浸観察が行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、対物レンズ5
21を切り換えるためにレボルバを回転させたとき、油
浸用の対物レンズ521の先端に付けた油がこぼれ落
ち、この油がステージ530の下部やレボルバに付着し
てしまうことがある。この油を拭き取るには、アルコー
ル等の溶剤を使用する必要があり、時間や手間がかか
る。
【0009】また、水は粘性が低いため、水浸用の対物
レンズ521の先端に水を付けてからレボルバ520を
回転させたとき、対物レンズ521の先端から水がこぼ
れ落ちてしまうため、水を付けたらレボルバを回転させ
ないで観察をしなければならず、低倍率で位置決めをし
て水浸観察を行うことは難しかった。
【0010】更に、透光孔541の径は20mm程度で
あるので、例えば直径が35mmのシャーレ551を試
料台540の中央に載せたときには透光孔541だけで
なく切欠部541aもシャーレ551で塞がってしま
う。
【0011】そのため、油や水を用いた液浸観察を行う
場合、低倍率の対物レンズによって特定される試料の観
察位置を保持できず、試料を一旦試料台540から外
し、ピペット560によって透光孔541を介して対物
レンズ521の先端に油や水を付けなければならなかっ
た。
【0012】上述のように、従来の倒立顕微鏡における
液浸観察には多くの時間と手間がかかってしまうという
問題があった。
【0013】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は多くの時間と手間をかけることな
く液浸観察を容易に行うことができる倒立顕微鏡を提供
することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明の倒立顕微鏡は、ステージ上に載
置され、透光孔が形成された試料台と、ステージの下方
に配置され、複数の対物レンズが取り付けられたレボル
バとを備える倒立顕微鏡において、前記試料台には前記
透光孔以外に少なくとも1つの孔が形成され、前記透光
孔と前記孔とが前記対物レンズの回転軌跡に沿って配置
されることを特徴とする。
【0015】透光孔以外に孔を形成したので、低倍率の
対物レンズによって特定された試料の観察位置を保持し
たまま、液浸観察を行う直前に孔を介して対物レンズの
先端に液体を付着させることができる。
【0016】請求項2に記載の発明の倒立顕微鏡は、請
求項1に記載の倒立顕微鏡において、前記透光孔及び前
記孔は円形であることを特徴とする。
【0017】透光孔及び孔を円形としたので、透光孔及
び孔を容易に加工することができる。
【0018】請求項3に記載の発明の倒立顕微鏡は、ス
テージ上に載置され、透光孔が形成された試料台と、ス
テージの下方に配置され、複数の対物レンズが取り付け
られたレボルバとを備える倒立顕微鏡において、前記透
光孔は前記対物レンズの回転軌跡と一致する円弧状であ
ることを特徴とする。
【0019】透光孔を円弧状に形成したので、対物レン
ズに対向する透光部の範囲が広がり、試料を観察位置に
配置したまま、液浸観察を行う直前に孔を介して対物レ
ンズの先端に液を付着させることができる。
【0020】請求項4に記載の発明の倒立顕微鏡は、請
求項1乃至3のいずれか1項に記載の倒立顕微鏡におい
て、前記試料台は透明であることを特徴とする。
【0021】透明な試料台を通してステージ上方から対
物レンズを見ることができるので、補正環を備える対物
レンズの場合には補正環の微調整を容易に行うことがで
きるとともに、倍率を容易に確認できる。
【0022】請求項5に記載の発明の倒立顕微鏡は、請
求項1乃至4のいずれか1項に記載の倒立顕微鏡におい
て、前記試料台は前記ステージから取り外し可能である
ことを特徴とする。
【0023】試料台はステージから取り外し可能である
ので、試料の観察に際し、最適の試料台をステージに取
り付けることができる。
【0024】請求項6に記載の発明の倒立顕微鏡は、請
求項1乃至5のいずれか1項に記載の倒立顕微鏡におい
て、前記試料台は円形であり、前記ステージ上で回転可
能であることを特徴とする。
【0025】試料台は円形であり、ステージ上で回転可
能であるので、試料台をステージ上で回転させることで
透光孔と孔とを対物レンズの回転軌跡に沿って容易に配
置することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0027】図1はこの発明の第1実施形態に係る倒立
顕微鏡の側面図、図2は図1のII−II矢視断面図、図3
(a)は試料台の平面図、図3(b)はその縦断面図、
図4は対物レンズの先端に油を付ける手順を説明する図
である。
【0028】なお、図2及び図4は直径35mmのシャ
ーレを試料台上にセットした状態を示している。
【0029】倒立顕微鏡は、鏡基1と、この鏡基1の一
端に設けられたアーム2と、このアーム2に設けられた
照明装置10と、鏡基1の他端に設けられ、双眼部3を
有する鏡筒5と、鏡基1の上面に支持部材4を介して取
り付けられた、複数の対物レンズ21を有するレボルバ
20と、対物レンズ21の上方に配置され、アーム2に
沿って上下動するステージ30とを備える。なお、対物
レンズ21には試料の厚さの違いに起因するコントラス
ト等を調整するための補正環22が設けられている。
【0030】ステージ30の上面には取り外し可能な円
形の試料台40が回転可能に載置され、試料台40の中
央には対物レンズ21に対向可能な円形の透光孔41が
形成されている。この試料台40上にはシャーレ51等
を介して試料が置かれる。
【0031】試料台40には、透光孔41の他に液浸観
察用の液体(例えば油や水等)を対物レンズ21に付け
るための円形の孔42が形成されている。
【0032】試料台40は厚さ2mm、直径108mm
の無色透明のアクリル板からなる円盤であり、ステージ
30上に回転可能に載置されている。
【0033】透光孔41及び孔42の直径は20mmで
ある。孔42は、例えば直径が65mmのシャーレ51
を試料台40に載せたときでも、液体を対物レンズ21
に付けることができるように、透光孔41の中心から3
8mmの位置に形成されている。
【0034】更に、試料台40の下面には対物レンズ2
1の先端との接触を防ぐため、透光孔41の内周にテー
パ面40aが形成され、透光孔41の内径は試料台40
の上面から下面へと大きくなる。試料台40の上面に対
するテーパ面40aの傾斜角は4゜である。
【0035】次に油浸用の対物レンズ21の先端に油を
付ける手順を説明する。 まず、対物レンズ21を下げて、対物レンズ21を試
料台40から十分に離す。 次に、レボルバ20を回転させて対物レンズ21を試
料観察位置からずらす。このとき、孔42が対物レンズ
21の回転軌跡21a上に位置するように試料台40を
回転させる。この実施形態では、孔42の位置はステー
ジ30に向かって左側とされている(図2参照)。 試料台40にシャーレ51をセットし、10倍や20
倍の低倍率の対物レンズ21で観察位置を特定する。 次に、レボルバ20を回転して対物レンズ21の先端
を孔42に対向させ(図2参照)、その位置にレボルバ
20を手で固定する。次にピペット60を使用して孔4
2を介して対物レンズ21の先端に油を付ける(図4参
照)。 その後、レボルバ20を回転させて対物レンズ21を
観察位置に置き、対物レンズ21をシャーレ51に接近
させ、シャーレ51内の試料51aの油浸観察を行う。
【0036】なお、水を対物レンズ21の先端に付ける
場合も上記と同様の手順によって行うことができる。
【0037】この第1実施形態によれば、次の効果を発
揮できる。 シャーレ51を観察位置に配置したまま、液浸用の対
物レンズ21の先端に液体を付けることができるので、
シャーレ51を試料台40から外すための時間や手間を
省くことができる。 油浸観察を行う直前に対物レンズの先端に液体を付け
ることができるので、油が対物レンズ21の先端からこ
ぼれ落ちるのを防止でき、こぼれ落ちた油を拭き取る手
間を省くことができる。また、水浸観察を行う直前に対
物レンズの先端に液体を付けることができるので、水が
対物レンズ21の先端からこぼれ落ち難くなり、低倍率
で位置決めをしてから水浸観察を行うことができる。 試料台40は無色透明のアクリル板を用いたので、ス
テージ30の上方から対物レンズ21を見ることがで
き、観察時、容易に補正環を操作する指の位置を確認す
ることができるとともに、対物レンズ21の倍率も容易
に確認することができる。 透光孔41及び孔42を円形としたので、透光孔に切
欠を形成する従来の構成に比し加工が極めて容易であ
る。 取り外し可能な円形の試料台40がステージ30の上
面に回転可能に載置されているので、ステージ30に観
察に最適の試料台40を取り付けることができ、試料台
40をステージ30上で回転させて透光孔41と孔42
とを対物レンズ21の回転軌跡に沿って容易に配置する
ことができる。
【0038】図5は試料台を回転させて孔をステージに
向かって右側に位置させたときの図、図6は対物レンズ
の先端に油を付ける手順を説明する図である。
【0039】孔42をステージ30に向かって右側に位
置させることによって、右手でピペット60を持つ観察
者(右利きの人)にとっても対物レンズ21に油や水等
の液体が付け易くなる。
【0040】図7は直径65mmのシャーレを試料台上
にセットした状態を示す図である。
【0041】直径が65mmの大型のシャーレ52を試
料台40上に置いたときでも、シャーレ52は透光孔4
1から38mmの位置に形成された孔42の一部を塞ぐ
だけであるので、シャーレ52を動かすことなくステー
ジ30の上方からピペット60を用いて対物レンズ21
の先端に液体を付けることができる。
【0042】図8はスライドガラス(76mm×26m
m)を試料台上にセットした状態を示す図である。
【0043】76mm×26mmの大きさのスライドガ
ラス53は試料台40の中心に置かれたとき、孔42の
一部を塞ぐだけであるので、スライドガラス53を動か
すことなくステージ30の上方からピペット60を用い
て対物レンズ21の先端に液体を付けることができる。
【0044】図9はスライドガラス(76mm×26m
m)を図8の位置から90゜向きを変えてセットした状
態を示す図である。
【0045】図8の位置からスライドガラス53を90
゜向きを変えることで、孔42の全体が開放されるの
で、ステージ30の上方からピペット60を用いて対物
レンズ21の先端に液体を容易に付けることができる。
【0046】図10は第1実施形態に係る倒立顕微鏡に
用いられている試料台の変形例の平面図である。
【0047】この変形例は、対物レンズ21の先端の回
転軌跡21aと一致する円弧上に2つの孔42a,42
bを形成したものである。
【0048】この変形例によれば、第1実施形態の効果
の他に次の効果を発揮できる。
【0049】例えば、倍率の異なる複数の水浸用の対物
レンズを切り換えて観察するとき、低倍率の水浸用の対
物レンズ21Aで観察した後、高倍率の水浸用の対物レ
ンズ21Bで観察するが、再度対物レンズ21Aで観察
するとき、レボルバの回転によって対物レンズ21Aの
先端から水がこぼれ落ちてしまい、水を補充しなければ
ならなくなることがある。このような場合、孔42bか
ら対物レンズ21Aに水を付けることができるので、レ
ボルバを回転させて対物レンズ21Aを孔42aの位置
まで戻す手間を省くことができる。
【0050】図11(a)はこの発明の第2実施形態に
係る倒立顕微鏡の用いられている試料台の平面図、図1
1(b)はその縦断面図、図12及び図13はシャーレ
を試料台上にセットした状態を示す図であり、第1実施
形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0051】試料台140は厚さ2mm、直径108m
mの無色透明のアクリル板からなる円盤であり、ステー
ジ30上に回転可能に載置されている。
【0052】透光孔141は対物レンズ21A,21B
の回転軌跡21aと一致し、20mmの幅且つ対物レン
ズ21A,21Bの回転軌跡21aのほぼ1/4の長さ
を有する円弧状に形成され、レボルバ20(図1参照)
を回転させたとき、対物レンズ21A,21Bの先端と
対向する。
【0053】なお、試料台40の下面には、対物レンズ
21A,21Bの先端との接触を防ぐためのテーパ面1
40aが形成されている。
【0054】この第2実施形態によれば、第1実施形態
の効果、の他に以下の効果を発揮する。 対物レンズ21A,21Bの先端と透光孔141とが
対向する範囲は広いので、シャーレ51を試料台140
に載せたときでも、シャーレ51によって塞がれる範囲
は孔全体のごく一部に過ぎず、シャーレ51を観察位置
に配置したまま、第1実施形態よりも容易に液浸用の対
物レンズ21A,21Bの先端に液体を付けることがで
きる。なお、図12及び図13にはシャーレ51を用い
たときが図示されているが、大型のシャーレ52を用い
たときも同様の効果を発揮できる。 また、透光孔141と対向する対物レンズ21A,2
1Bの先端の上方に円弧状の広い空間が形成されるの
で、対物レンズ21A,21Bの先端から試料(シャー
レ51)までのWD(ワーキングディスタンス)が0.
1mmと非常に短い対物レンズ21A,21B(例え
ば、倍率100倍、NA1.40の油浸用の対物レン
ズ)を使用した場合でも、対物レンズ21A,21Bを
シャーレ51から離さずにレボルバ20を回転させて対
物レンズ21A,21Bの切換えを行うことができる。 例えば、倍率の異なる複数の水浸用の対物レンズを切
り換えて観察するとき、低倍率の水浸用の対物レンズ2
1Aで観察した後、高倍率の水浸用の対物レンズ21B
で観察するが、再度対物レンズ21Aで観察するとき、
レボルバの回転によって対物レンズ21Aの先端から水
がこぼれ落ちてしまい、水を補充しなければならなくな
ることがある。このような場合、円弧状の孔141を介
してステージの左側からでも(図12参照)右側からで
も(図13参照)対物レンズ21bに水を付けることが
できるので、レボルバを回転させる手間を省くことがで
きる。
【0055】なお、試料台40(140)は無色透明の
アクリル板に限るものではなく、ステンレス板、アルミ
ニウム板又は銅板等を用いることもできる。
【0056】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1記載の発
明の倒立顕微鏡によれば、試料を観察位置に配置したま
ま、液浸観察を行う直前に孔を介して対物レンズの先端
に液体を付着させることができ、液浸観察を容易に行う
ことができる。
【0057】請求項2記載の発明の倒立顕微鏡によれ
ば、透光孔及び孔を円形としたので、透光孔及び孔を容
易に加工することができる。
【0058】請求項3記載の発明の倒立顕微鏡によれ
ば、透光孔と対向する対物レンズの先端の上方に円弧状
の広い空間が形成され、試料を観察位置に配置したま
ま、液浸観察を行う直前に孔を介して対物レンズの先端
に液を付着させることができ、液浸観察を請求項1以上
に容易に行うことができる。
【0059】請求項4記載の発明の倒立顕微鏡によれ
ば、透明な試料台を介してステージ上方から対物レンズ
を見ることができるので、補正環を備える対物レンズの
場合には補正環の微調整を容易に行うことができ、倍率
を容易に確認できる。
【0060】請求項5記載の発明の倒立顕微鏡によれ
ば、試料台をステージから取り外し可能としたので、試
料の観察に際し、最適の試料台をステージに取り付ける
ことができる。
【0061】請求項6記載の発明の倒立顕微鏡によれ
ば、試料台を円形とし、ステージ上で回転可能としたの
で、試料台をステージ上で回転させることで透光孔と孔
とを対物レンズの回転軌跡に沿って容易に配置すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係る倒立顕微
鏡の側面図である。
【図2】図2は図1のII−II矢視断面図である。
【図3】図3(a)は試料台の平面図、図3(b)はそ
の縦断面図である。
【図4】図4は対物レンズの先端に油を付ける手順を説
明する図である。
【図5】図5は試料台を回転させて孔をステージに向か
って右側に位置させたときの図である。
【図6】図6は対物レンズの先端に油を付ける手順を説
明する図である。
【図7】図7は直径65mmのシャーレを試料台上にセ
ットした状態を示す図である。
【図8】図8はスライドガラス(76mm×26mm)
を試料台上にセットした状態を示す図である。
【図9】図9はスライドガラス(76mm×26mm)
を図8の位置から90゜向きを変えてセットした状態を
示す図である。
【図10】図10は第1実施形態に係る倒立顕微鏡の用
いられている試料台の変形例の平面図である。
【図11】図11(a)はこの発明の第2実施形態に係
る倒立顕微鏡の用いられている試料台の平面図、図11
(b)はその縦断面図である。
【図12】図12はシャーレを試料台上にセットした状
態を示す図である。
【図13】図13はシャーレを試料台上にセットした状
態を示す図である。
【図14】図14は従来の倒立顕微鏡の横断面図であ
る。
【図15】図15(a)は従来の試料台の平面図、図1
5(b)はその縦断面図である。
【図16】図16(a)は従来の他の試料台の平面図、
図16(b)はその縦断面図である。
【符号の説明】
21 対物レンズ 21a 回転軌跡 30 ステージ 40 試料台 41 透光部 42 孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージ上に載置され、透光孔が形成さ
    れた試料台と、ステージの下方に配置され、複数の対物
    レンズが取り付けられたレボルバとを備える倒立顕微鏡
    において、 前記試料台には前記透光孔以外に少なくとも1つの孔が
    形成され、前記透光孔と前記孔とが前記対物レンズの回
    転軌跡に沿って配置されることを特徴とする倒立顕微
    鏡。
  2. 【請求項2】 前記透光孔及び前記孔は円形であること
    を特徴とする請求項1に記載の倒立顕微鏡。
  3. 【請求項3】 ステージ上に載置され、透光孔が形成さ
    れた試料台と、ステージの下方に配置され、複数の対物
    レンズが取り付けられたレボルバとを備える倒立顕微鏡
    において、前記透光孔は前記対物レンズの回転軌跡と一
    致する円弧状であることを特徴とする倒立顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記試料台は透明であることを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか1項に記載の倒立顕微鏡。
  5. 【請求項5】 前記試料台は前記ステージから取り外し
    可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    1項に記載の倒立顕微鏡。
  6. 【請求項6】 前記試料台は円形であり、前記ステージ
    上で回転可能であることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれか1項に記載の倒立顕微鏡。
JP35498096A 1996-12-20 1996-12-20 倒立顕微鏡 Expired - Lifetime JP3765142B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35498096A JP3765142B2 (ja) 1996-12-20 1996-12-20 倒立顕微鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35498096A JP3765142B2 (ja) 1996-12-20 1996-12-20 倒立顕微鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10186239A true JPH10186239A (ja) 1998-07-14
JP3765142B2 JP3765142B2 (ja) 2006-04-12

Family

ID=18441172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35498096A Expired - Lifetime JP3765142B2 (ja) 1996-12-20 1996-12-20 倒立顕微鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3765142B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001066516A (ja) * 1999-08-26 2001-03-16 Nikon Corp 倒立顕微鏡
JP2003057559A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Olympus Optical Co Ltd 倒立顕微鏡用ステージ
JP2011507014A (ja) * 2007-12-10 2011-03-03 サイテック コーポレイション 顕微鏡を較正する装置、方法および較正装置を具えるステージ
JP2017049325A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 オリンパス株式会社 倒立顕微鏡用試料台、倒立顕微鏡用ステージおよび倒立顕微鏡

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001066516A (ja) * 1999-08-26 2001-03-16 Nikon Corp 倒立顕微鏡
US6268959B1 (en) * 1999-08-26 2001-07-31 Nikon Corporation Inverted microscope with objective lens view opening and method for using same
JP2003057559A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Olympus Optical Co Ltd 倒立顕微鏡用ステージ
JP2011507014A (ja) * 2007-12-10 2011-03-03 サイテック コーポレイション 顕微鏡を較正する装置、方法および較正装置を具えるステージ
JP2017049325A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 オリンパス株式会社 倒立顕微鏡用試料台、倒立顕微鏡用ステージおよび倒立顕微鏡

Also Published As

Publication number Publication date
JP3765142B2 (ja) 2006-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4762405A (en) Inverted-design microscope
WO1999012068A1 (fr) Dispositif d'eclairage a emission pour microscopes
JPS6134127B2 (ja)
JP3765142B2 (ja) 倒立顕微鏡
US6268959B1 (en) Inverted microscope with objective lens view opening and method for using same
US6137628A (en) Stereomicroscope having a specimen changer
JP4128259B2 (ja) 光学素子切換装置
US7430075B2 (en) Condenser arrangement for brightfield illumination and/or darkfield illumination for optical microscopes
JP2002365555A (ja) 顕微鏡用照明光学系
JP2001133692A (ja) 顕微鏡の対物レンズ交換装置および顕微鏡並びにプレパラートを顕微鏡検査するための装置
US20180329174A1 (en) Upright microscope
US6804050B2 (en) Multiple phase contrast annulus slider
US5566021A (en) Microscope stage having a sliding grease interface
JP6534127B2 (ja) 対物レンズ交換装置、撮像システム及び蛍光撮像システム
JP4165099B2 (ja) 顕微鏡、および、照明切替装置
JPH116964A (ja) 顕微鏡
JPH0786589B2 (ja) 顕微鏡の汎用コンデンサ
JP4477181B2 (ja) 顕微鏡装置
JP2005128443A (ja) 顕微鏡
US2435952A (en) Microscope and counting chamber therefor
JP2003029160A (ja) 光学部材切換機構及び光学部材切換機構を備える顕微鏡
JPH08122645A (ja) 顕微鏡
JP4487335B2 (ja) 落射照明装置
JP2016173608A (ja) 顕微鏡
JP2000241713A (ja) 試料担持体用ホールダ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20031216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term