JP2004109189A - プロセスカートリッジ及び現像装置および現像バイアス電圧接点装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び現像装置および現像バイアス電圧接点装置 Download PDF

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Abstract

【課題】プロセスカートリッジのスリーブ電極部の組み立て性向上、プロセスカートリッジ再生産時の作業性向上。
【解決手段】プロセスカートリッジの筐体から現像スリーブ内部へ延びる電極軸を持つタイプのカートリッジにおいて、電極軸に嵌合する金属板でなる固定接点と、スリーブフランジ内径に嵌合するバネ部材とで、現像バイアス電圧接点装置を構成する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機、プリンター等の画像形成に用いるプロセスカートリッジ及び現像装置及びこれらのプロセスカートリッジあるいは現像装置に用いられる現像ローラに現像バイアス電圧を印加する為の現像バイアス電圧接点装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真を用いた画像形成装置では、その使用が長時間に及ぶと、像担持体(以下、感光体ドラムと称す)の交換、現像剤(以下、トナーと称す)の補給や交換、帯電器、クリーナ容器などの調整・清掃・交換が必要となるが、このような保守作業は専門知識を有するサービスマン以外は事実上困難であった。
【0003】
この不具合を解消する手段として、感光体ドラム、現像装置、クリーニング装置等の画像形成のプロセス手段をユニット体として一体化したプロセスカートリッジが製品化されている。
【0004】
これにより、上記プロセス機器についてメンテナンスの必要が生じれば、使用者自らが簡単に保守・交換を行うことが可能となり、高品位な画質を安価に、また、容易に得られるようになった。このようなプロセスカートリッジにおいて、現像ローラに現像バイアス電圧を印加する為に種々の現像バイアス電圧接点装置が用いられている。
【0005】
ここで、特開2001−201996に示された、現像バイアス電圧接点装置を図11及び図12を参照して説明する。現像ローラを構成する中空の金属製スリーブ118の内部に、マグネットローラ126の一端側126aを支持する為のプラスチック製マグネットローラ軸受127とマグネットローラに固定された金属薄板製のスリーブ接点板125とを配置し、プロセスカートリッジの筐体120に固設された金属製の電極軸124の先端部124aがスリーブ118内のスリーブ接点板125の舌片部125aに接触することによって現像ローラにバイアス電圧を印加する構成を示している。尚、図11において123はスリーブ118に圧入されるスリーブフランジ、130はフランジ123(スリーブ118)を回転可能に支持するスリーブ軸受、131はスリーブ118に回転を伝達する為のスリーブギア、128は、その一端が電極軸124の基部に接触し、プロセスカートリッジが画像形成装置本体に装着された時、その他端(図示せず)が画像形成装置本体側の接点に接触する為の本体接続用接点板を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、プロセスカートリッジの長手方向の省スペース化、電気接点部の信頼性の向上及びマグネットローラの高精度の位置決めを実現したプロセスカートリッジを提供することを可能にした。
【0007】
本出願に係る発明の目的は、上記従来技術を更に発展させたものであり、組み立て作業性の向上、使用済みのプロセスカートリッジを再生産する際の作業性の向上を図りつつ、接点の信頼性向上を図る現像バイアス電圧接点装置及びプロセスカートリッジを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第一の構成は、少なくとも像担持体と、導電性材料でなる中空円筒状のスリーブ部と、前記スリーブ部の一端に嵌合され、前記スリーブ部の軸方向に沿って延びる開口部を有する導電性フランジ部とでなり、前記像担持体に形成された潜像を現像剤によって現像する為の現像ローラとを有して、画像形成装置本体に装着可能なプロセスカートリッジにおいて、プロセスカートリッジの筐体に固設され、前記導電性フランジ部の前記開口部に前記現像ローラの回転軸方向に沿って挿入されると共に、プロセスカートリッジが画像形成装置本体に装着された時に画像形成装置本体の電気接点と電気的に接続される、実質的に円柱状の導電性軸部材と、前記導電性軸部材の前記プロセスカートリッジの筐体に固設されている基部近傍に設けられ、前記軸部材の外周面に電気的に接続される固定電気接点と、前記現像ローラの前記導電性フランジ部に固設され、前記現像ローラが回転した時に前記固定電気接点に摺擦する導電性バネ部材とを有することを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0009】
本発明に係る第二の構成は、導電性材料でなる中空円筒状のスリーブ部と、前記スリーブ部の一端に嵌合され、前記スリーブ部の軸方向に沿って延びる開口部を有する導電性フランジ部とでなる現像ローラを有して、像担持体に形成された潜像を現像剤によって現像する為に、画像形成装置本体に装着可能な現像装置において、現像装置の筐体に固設され、前記導電性フランジ部の前記開口部に前記現像ローラの回転軸方向に沿って挿入されると共に、現像装置が画像形成装置本体に装着された時に画像形成装置本体の電気接点と電気的に接続される、実質的に円柱状の導電性軸部材と、前記導電性軸部材の前記現像装置の筐体に固設されている基部近傍に設けられ、前記軸部材の外周面に電気的に接続される固定電気接点と、前記現像ローラの前記導電性フランジ部に固設され、前記現像ローラが回転した時に前記固定電気接点に摺擦する導電性バネ部材とを有することを特徴とする現像装置である。
【0010】
本発明に係る第三の構成は、画像形成装置本体に装着可能なプロセスカートリッジあるいは現像装置において、像担持体に形成された潜像を現像剤によって現像する為の現像ローラにバイアス電圧を印加する為の現像バイアス電圧接点装置であって、前記プロセスカートリッジあるいは現像装置は、導電性材料でなる中空円筒状のスリーブ部と、前記スリーブ部の一端に嵌合され、前記スリーブ部の軸方向に沿って延びる開口部を有する導電性フランジ部とでなり、前記像担持体に形成された潜像を現像剤によって現像する為の現像ローラと、プロセスカートリッジあるいは現像装置の筐体に固設され、前記フランジ部の前記開口部に前記現像ローラの回転軸方向に沿って挿入されると共に、プロセスカートリッジあるいは現像装置が画像形成装置本体に装着された時に画像形成装置本体の電気接点と電気的に接続される、実質的に円柱状の導電性軸部材とを有し、前記現像バイアス電圧接点装置は、前記導電性軸部材の前記プロセスカートリッジあるいは現像装置の筐体に固設されている基部近傍に設けられ、前記軸部材の外周面に電気的に接続される固定電気接点と、前記現像ローラの前記導電性フランジ部に固設され、前記現像ローラが回転した時に前記固定電気接点に摺擦する導電性バネ部材とでなることを特徴とする現像バイアス電圧接点装置である。
【0011】
本発明に係る第四の構成は、前記固定電気接点は、前記軸部材の外周面に嵌合するための内周面と前記導電性バネ部材が摺擦する平面とを有する金属板であることを特徴とする上記第三の構成に記載の現像バイアス電圧接点装置である。
【0012】
本発明に係る第五の構成は、前記固定電気接点は、前記軸部材に係合する為の係止部と前記導電性バネ部材が摺擦する平面部とを有する金属板であることを特徴とする上記第三の構成に記載の現像バイアス電圧接点装置である。
【0013】
本発明に係る第六の構成は、前記バネ部材は、前記導電性フランジに嵌合する為の嵌合部を有する金属製コイルバネであることを特徴とする上記第三の構成に記載の現像バイアス電圧接点装置である。
【0014】
本発明に係る第七の構成は、前記金属製コイルバネは、前記導電性フランジの前記開口部に嵌合することを特徴とする上記第六の構成に6記載の現像バイアス電圧接点装置である。
【0015】
本発明に係る第八の構成は、前記バネ部材は、前記導電性フランジに係合する為の係止部を有する金属製板バネであることを特徴とする上記第三の構成に記載の現像バイアス電圧接点装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本発明の実施の形態を図1乃至図8に基づいて説明する。
【0017】
[プロセスカートリッジおよび画像形成装置本体の説明]
図1は本実施の形態に係るプロセスカートリッジの主断面図、図2は図1のプロセスカートリッジが交換可能に装着される本実施の形態の画像形成装置の主断面図を図示する。
【0018】
このプロセスカートリッジは、像担持体(以下、感光ドラムと称す)と、該感光ドラムに作用するプロセス手段を備えたものである。ここでプロセス手段としては、例えば前記感光ドラムの表面を帯電させる帯電手段、前記感光ドラムの静電潜像にトナー像を形成する現像装置、前記感光ドラムの表面に残留したトナーを除去するためのクリーニング手段がある。
【0019】
本実施の形態のプロセスカートリッジ15は、図1に示すように像担持体である感光ドラム11の周囲に帯電手段である帯電ローラ12、現像装置として、現像ローラ18、現像ブレード、トナーを収納したトナー収納枠体16、及びクリーニング手段として、クリーニングブレード14を配置し、ハウジングで覆って一体的にカートリッジ15とし、画像形成装置本体Cに対して、着脱自在に構成している。
【0020】
このプロセスカートリッジ15は、図2に示すような画像形成装置Cに装着されて画像形成に用いられる。画像形成は装置下部に装着されたシートカセット6から搬送ローラ7によってシートSを搬送し、このシート搬送と同期して、感光体ドラム11に露光装置8から選択的な露光をして潜像を形成する。その後、トナー収納容器16に収納したトナーを現像ブレードにより現像ローラ18表面に薄層担持し、現像ローラ18に現像バイアス電圧を印加する事によって、潜像に応じてトナーを供給する。このトナー像を転写ローラ9へのバイアス電圧印加によって搬送されるシートSに転写し、そのシートSを定着装置10へ搬送して画像定着し、排紙ローラ1によって装置上部の排出部2に排出する。
【0021】
[プロセスカートリッジの枠体構成]
図3、図4は枠体構成を示す斜視図である。図3は枠体を組み付ける前の図であり、図4は枠体を組み付けた後の図である。
【0022】
プロセスカートリッジ15は、感光ドラム11,帯電ローラ12,クリーニングブレード14を一体的に支持しているクリーニング枠体13と、現像ローラ18,現像ブレード(不図示)を一体的に支持している現像枠体17と、トナーを収納しているトナー収納枠体16との3つの枠体により構成され、クリーニング枠体13とトナー収納枠体16とは対向配置され、現像枠体17はクリーニング枠体13とトナー収納枠体16との間に配置されている。
【0023】
更には、これら3枠体を一体的に支持するために枠体の両側面でサイドカバー19,20により固定され、プロセスカートリッジとして一体化している。
【0024】
(1)クリーニング枠体13
クリーニング枠体13には、クリーニングブレード14がビス等で固定され、帯電ローラ12は端部の芯金部を軸受部材(不図示)を介して回転自在に支持されている。
【0025】
また、感光ドラム11は、両端部のフランジ部11a,11bが夫々軸受部材22を介して回転自在に支持されている。
【0026】
(2)トナー収納枠体16
トナー収納枠体16は、その内部にトナー搬送部材(不図示)とともに、トナーを収納している。現像枠体17に関しての詳細は後述する。非駆動部側の一方のサイドカバー19は、プロセスカートリッジ15の主断面を覆うほどの大きさを有しており、プロセスカートリッジ長手方向一端部に配置され、クリーニング枠体13とトナー収納枠体16を両側から一体的に支持している。
【0027】
このサイドカバー19の穴部19aがクリーニング枠体13の感光ドラム11の中心と同軸上に位置決めされる。この時、軸受部材22を介して、サイドカバー19の位置決めを行うと精度良く決まる、また、感光ドラム11からできるだけ離れた位置に設けた位置決め部19bにおいて、クリーニング枠体13の側面に設けられた位置決め部13bと回転方向の位置を決めており、ビス数本で固定される。
【0028】
更に、トナー枠体16は、その一端面に位置決め部16a,16bが形成され、その位置決め部でサイドカバー19に配設された位置決め部19c,19dで位置を決めビス数本で固定される。
【0029】
駆動部側の他方のサイドカバー20も現像枠体17を後述する方法で位置決めしている。
【0030】
また、軸受部材22は画像形成装置への位置決めも兼ねている。トナー収納枠体16から現像スリーブ18へトナーを供給するため、トナー枠体16、現像枠体17には、夫々開口部17a、開口部16cが設けられている。
【0031】
また、現像枠体17とトナー枠体16とは、互いの開口部をつなげるように開口部を有するシール部材21により連結されている。
【0032】
トナー枠体16また、トナー枠体16はサイドカバー19,20により位置決めされており、現像枠体17はクリーニング枠体13により位置決めされているため、現像枠体17とトナー枠体16の寸法誤差によりどちらかに歪みが生じる恐れがある。そのため、シール部材21はフレキシブルな材質を使用している。
【0033】
この様な構成にすることにより、前述のように、トナーが増大した時でも、トナーによる負荷はサイドカバーに掛かり、現像スリーブし生じることはない。従って、感光ドラムに余計な負荷を与えず安定した画像を得ることができる。
【0034】
更には、各枠体の側面で連結することにより、サイドカバー一部品で各枠体の位置決めを行うことができ、精度良く連結することができる。
【0035】
[現像枠体の構成]
現像枠体17には、現像スリーブ18にマグネットローラ26を内包する現像ローラ、及び現像ブレード、及び磁気シール(不図示)が配設されている。
【0036】
マグネットローラ26は現像スリーブ18の内径によって支持され、現像スリーブ18とのギャップを保っている。また、現像スリーブ18への給電は、現像スリーブ18の内部に電気接点を設けて行われる構成である。これらのことは詳細に後述する。更に、現像スリーブ18上には、感光ドラム11との間隔を一定に保つ付き当てコロ(図示せず)が設けられている。
【0037】
現像枠体17は、現像スリーブ18の駆動側(図3中右側)に設けた吊り穴17dを揺動の回転中心とし、感光ドラム11の中心に現像スリーブ18の中心が向かうように揺動可能に支持されている。
【0038】
つまり、現像スリーブ18を含む現像枠体17は、クリーニング枠体13上の駆動側に、吊り穴17dを中心として揺動可能に配置されており、かつ前述のようにクリーニング枠体13とトナー枠体16は相対的に動くことなく固定されているため、現像枠体17はトナー枠体16に対して相対的に移動可能である。
【0039】
更に、現像枠体17の非駆動側には、現像スリーブ18の長手方向中心軸線上に現像ローラ押圧用スリーブ部材17eが設けられ(このスリーブ部材17eに現像ローラのマグネットローラ26の一端部が嵌合されている)、該現像ローラ押圧用スリーブ部材17eを感光ドラム11の中心方向に加圧するように構成されている。
【0040】
現像ローラ押圧用スリーブ部材17eは、一方のサイドカバー19に設けられた長溝19e(本実施の形態では、感光ドラム11の中心方向に略平行で直線形状の長穴)に挿入され、感光ドラム11の中心方向に移動可能に構成されている。また、長溝19eの内部には、先端に当接片43aを備えたコイルバネ43bが現像ローラ押圧用スリーブ部材17eを感光ドラム11に向けて押圧するように配設されている。
【0041】
この溝19eは、同時に現像スリーブ18の移動方向を規制する位置決めの役割も担っている。
【0042】
ここで、現像装置および感光ドラムへの駆動力が働いた場合、感光ドラム11と現像スリーブ18に設けられた駆動用のギア(これらのギアは図示していないが、感光ドラムのギアと現像スリーブのギアとは互いに噛み合い状態にある)に対して、吊り穴17aを中心として互いに食い込み方向に力が働き、感光ドラム11と現像スリーブ18が離れる方向に力が働くことが無いように設計されている。また、前述の現像ローラ押圧用スリーブ部材17eによっても、現像スリーブ18は常に感光ドラム11に向かう方向に加圧されている。
【0043】
すなわち、本実施の形態では、現像枠体17とトナー枠体16は相対的に移動可能であるため、両者の移動範囲を吸収するシール部材21で連結しトナー漏れを防止する構成となっている。シール部材21は現像装置の移動を妨げる反発力が少ない形状が望ましく、少なくとも1箇所以上の折り目を有する形状、若しくは蛇腹形状が望ましい。
【0044】
本実施の形態におけるシール部材21は、エラストマーを用いて、2箇所の折り目(図示せず)を有し、反発力を少なくしているが、発泡ウレタン部材、低硬度ゴム、シリコン等の柔軟性に優れた材料を選択しても良い。この場合、反発力が僅かで有れば折り目、蛇腹形状を省略しても同様の効果が得られる。
【0045】
[現像ローラの給電構成及び支持構成]
ここで、本実施の形態に係る現像ローラへの給電構成について詳細に説明する。図5は本実施の形態の現像バイアス電圧接点装置を示す斜視図、図6は本実施の形態に係る現像ローラおよびその給電構成、支持構成に関連する各部材の組み付け前の分解斜視図、図7は現像ローラとサイドカバーを組み付ける前の分解斜視図、図8は現像ローラの中心軸線での断面図である。
【0046】
現像ローラを構成する現像スリーブ18は、図6に示すように、アルミ、ステンレス等の金属材料からなる円筒部材に形成されている。その外径は16〜20mm程度であり、肉厚は0.5 〜1mm程度である。また、その表面には現像剤の帯電性を高めるためにカーボンコート、ブラスト等が施されている。本実施の形態ではカーボンコートのみである。またその両端部には後述するスリーブフランジ23を内周部に圧入固定するための圧入部18aが設けられている。
【0047】
スリーブフランジ23は、図6に示すように、現像ローラ18の端部に圧入固定される、アルミ、ステンレス等の金属材料よりなる段付きの円筒部材で、図6では駆動側の端部にのみ図示しているが、非駆動部側に同様に設けている。
【0048】
スリーブフランジ23大径部と小径部とで構成される段付形状に形成され、該大径部は現像ローラ18の内周に圧入されて固定されるための圧入部23cである。この圧入により、現像スリーブ18に対してスリーブフランジ23は回転不能に固定されている。
【0049】
また、現像スリーブ18の外径とスリーブフランジ23の同軸度が悪いと、画像上濃度むら等になりやすいため精度良く固定されている。
【0050】
また、この圧入部23cの内周で現像スリーブ18の軸線方向とほぼ同一の位置に、後述するマグネットローラ軸受27を固定する固定部23eとマグネットローラ軸受27の回転を規制する溝部23dが設けられている。
【0051】
また、スリーブフランジ23の圧入部23cの外側には、該圧入部と同軸であり、外径が小さいフランジ外径部23bが設けられている。
【0052】
このフランジ外径部23bには、現像スリーブ18と感光ドラムの対向距離を規制するための距離規制部材29、現像枠体17に回転自在に支持されるためのスリーブ軸受30、及び感光ドラム11から駆動力が伝達され、現像スリーブ18を回転するためのスリーブギア31が嵌合されている。
【0053】
スリーブ軸受30は、支持穴30aにより、現像枠体17に固定されている。また、スリーブギア31は、現像スリーブ18に対して回転不能に固定されている。また、スリーブフランジ23は、その外径部23bと同軸上に内周に開口部23a(以下、貫通穴23aと称す)が設けられている。この貫通穴23aは、後述する金属製で軸状に形成された電極軸24が貫通している。ここで、現像バイアス電圧接点装置25は、後述する固定電気接点32とコイルバネ33とで構成されている。
【0054】
マグネットローラ26は、図6に示す様に、大径部26aの両側に軸支持部26b,26cを形成した構造であり、大径部26aは現像スリーブ内に内包され、その表面に周方向に沿って複数の磁極を有するように形成されている。通常その1極が感光ドラム11と略対向するように配置されており、その他の磁極も最適な位置に配置され、本実施の形態では4極で形成されている。
【0055】
また、現像スリーブ18上の磁力が安定するように、大径部26aの表面と現像スリーブ18の表面の距離は一定に保たれている。この距離を一定に保つために、一方の軸支持部26cは図3で示すサイドカバー19により支持されている(一方の軸支持部26cは現像ローラ押圧用スリーブ部材17eに回転不能に嵌合され、この現像ローラ押圧用スリーブ部材17eがサイドカバー19の長溝19eに嵌合することにより支持されている)。
【0056】
その際、一方の軸支持部26cに形成したDカット部26c1が現像ローラ押圧用スリーブ部材17eの内周形状がD形状の嵌合孔部に嵌合することにより、周方向の磁極の配置が安定するように規制されている。
【0057】
また、他方の軸支持部26bは、スリーブフランジ23の固定部23dに嵌合されるマグネットローラ軸受27に支持されている。
【0058】
マグネットローラ軸受27は、図6に示すように、その外周面に、外径部27dと、外径部27dから突出して形成された回転止め部27cとが形成されている。この外径部27dは、図6に示すスリーブフランジの固定部23eに嵌合されており、回転止め部27cは溝部23dに係合され、スリーブフランジ23の回転と一体となって回転している。
【0059】
また、マグネットローラ軸受27の内周には、マグネットローラ26を位置決めする位置決め穴27aを形成している。この穴は直径5〜10mm、深さ3〜8mmの深さを有しており、その内径精度もマグネットローラの位置を精度良く出すために8〜9級、その表面粗さもRa0.8μm程度の精度で仕上げている。
【0060】
また、マグネットローラ26は回転せず固定されており、マグネットローラ軸受27は現像スリーブ18と一体で回転するため、この位置決め穴27aで摺動することになる。そのため、この軸受27の材質はマグネットローラ18との摺動特性が良い材質、例えばPPS等の材質を用いる。
【0061】
現像バイアス電圧接点装置25を、図5に示す。図8(b)は、プロセスカートリッジに組み付けた後の要部断面図である。尚、図8(b)においては、距離規制部材29、スリーブ軸受30、スリーブギア31を省略する。現像バイアス電圧接点装置25は、図5に斜視図で示すように、固定電気接点32とコイルバネ33とでなる。固定電気接点32は、電極軸24の外周に嵌合する為の内周面32aを有する開口部32bと、コイルバネ33が摺擦する平面32cを持つ金属板(例えばCu合金、SUSなどのFe系合金等)で形成され、図8(b)に示すように電極軸24に嵌合される。嵌合された内周面32aと電極軸24の外周面とは、電気的に確実に接合する為、圧入されても良く、あるいは内周面32aと電極軸24との間に導電性接着剤を介在させても良い。
【0062】
また、コイルバネ33はバネ用の金属線材(例えばCu合金、SUSなどのFe系合金等)で形成され、コイルバネ33の外径はスリーブフランジ23の貫通穴23aの内径より僅かに大きくなっており、コイルバネ33は、その外形を縮めながら貫通穴23aに挿入されて嵌合する。コイルバネ33の外径を縮めながら挿入するには、コイルバネ33の巻き方向に応じて、コイルバネの外形が貫通穴12aとの摩擦によって縮む方向に回転させつつ挿入すればよい。また、コイルバネ33の巻き方向は、現像スリーブ18が回転したときに固定電気接点33と摺擦して発生する摩擦力によって外径が大きくなる方向に設定されている。これによってコイルバネ33がスリーブフランジ23の貫通穴23aから脱落することを防止すると共に、スリーブフランジ23とコイルバネ33との電気的接続を確実にする。
【0063】
以上のように、電極軸24に電気的に確実に接続された固定電気接点32の平面32cに対して、スリーブフランジ23に電気的に確実に接続されたコイルバネ33がコイルバネの弾性力によって付勢されつつ摺動するので、固定電気接点32とコイルバネ33との間の電気的接続も確実になり、電極軸24と現像スリーブ18の間の電気的接続は確実になる。尚、固定電気接点32とコイルバネ33との摺擦部に導電性グリスを介在させても良い。
【0064】
電極軸24は図6、図7に示すように、サイドカバー20の内側に現像スリーブ18と同軸上に軸方向内側に向かって立っている。この電極軸24の材質は、鉄にメッキ、あるいはステンレス等であり外径が2〜6mm程度でサイドカバー20と一緒にインサート成形されているか、あるいは後で圧入されて、回転不能、抜け不能に固定されている。
【0065】
また電極軸24はスリーブフランジ23の貫通穴23aの内周には接触しないようになっている。これは現像スリーブ18の回転中心の位置を阻害しないようにするためである。また、電極軸24の基部には本体接続用接点板28が接触している。
【0066】
本体接続用接点板28は図6、図7に示すように、サイドカバー20に取り付けられた厚さ0.1 〜0.3mmの金属性(SUS、Cu合金等)の板ばね部材である。本体接続用接点板28には、接点部28bがサイドカバー20に設けられた孔部20zにより外部に露出するよう設けられており、プロセスカートリッジ15が装置本体に装着された際に、前記装置本体に設けられた電極部材(図示せず)と電気的に接続するよう構成されている。
【0067】
また、本体接続用接点板28の先端部28aが電極軸24に電気的に接続するようになっている。電極軸24と本体接続用接点板28との接続方法としては、加締による結合や、本体接続用接点板28に当接部を設け、電極軸に弾性的に当接させる等が挙げられる。
【0068】
上記説明した構成を図6、図8を基に組み付け手順に沿って説明する。尚、図8においては、距離規制部材29、スリーブ軸受30、スリーブギア31を省略する。スリーブフランジ23の圧入部23cを現像スリーブ18の圧入部18aに圧入し、完全固定する。次に、マグネットローラ軸受27を、スリーブフランジ23を圧入していない反対側から挿入する。次に、マグネットローラ26を挿入し、反対側のスリーブフランジ(不図示)を装着することにより、現像ローラとして完成される。
【0069】
次に、コイルバネ33をスリーブフランジ23の貫通穴23aに嵌合させ、その後、距離規制部材29、スリーブ軸受30、スリーブギア31を順に組み付ける。それを現像枠体(不図示)に一体化させる。一方、サイドカバー20に固定されている電極軸24に固定電気接点32を挿入し、嵌合させる。この状態を図8(a)に示す。本実施の形態においては、コイルバネ33をマグネットローラ軸受27に突き当てることによって、コイルバネ33の長手方向の位置を決めているが、例えばスリーブフランジ23の貫通穴23aに印籠加工を施してその段差部で位置決めしてもよい。
【0070】
この後で、サイドカバー20を組み付けると、コイルバネ33の端部が、固定電気接点32の平面33cに弾性的に接触する。この状態を図8(b)に示す。
【0071】
これによって、画像形成装置本体の高圧給電用接点(不図示)から、本体接続用接点板28、電極軸24、固定電気接点32、コイルバネ33、スリーブフランジ23、現像スリーブ18とつながり、確実に導通が取れる。
【0072】
また、上述の組み付け手順に示したように、現像スリーブ18にスリーブフランジ23、マグネットローラ軸受27、マグネットローラ26、反対側のスリーブフランジ(図示せず)を組んだ後で、コイルバネ33を取り付けることが可能な為、プロセスカートリッジ15を再生産する際にコイルバネ33の交換が必要になった場合には、圧入されたスリーブフランジを取り外す必要がなく、古いコイルバネを取り外して新しいものに交換することが容易になる。
【0073】
また、従来の技術として示した図11、図12に示したように、スリーブ接点板125が現像ローラ内部にあるものを再使用する場合には、スリーブ接点板125が再使用可能かどうか検査することなく(すなわち、圧入されたスリーブフランジを取り外すことなく)新しくコイルバネ33と固定電気接点32とを追加することにより、導通を確実にすることが出来る。
【0074】
尚、本実施の形態において、コイルバネをスリーブフランジ23の貫通穴23aに嵌合させる構成を示したが、コイルバネ33をスリーブフランジ23の外径部23bに嵌合させる構成にすることも可能である。この場合は、コイルバネの内径を外径部23bの外径より僅かに小さくし、コイルバネの巻き方向は、現像スリーブ18が回転したときに固定電気接点32と摺擦して発生する摩擦力によって内径がなる方向に設定する。しかしながら、プロセスカートリッジの長手方向の省スペース化の見地から(すなわち外径部23bには、距離規制部材、スリーブ軸受、スリーブギアを組み付けるスペースが必要である為)、本実施の形態で示したように、コイルバネをスリーブフランジ23の貫通穴23aに嵌合させる構成が優れている。
【0075】
(第2の実施の形態)
図9乃至図10と共に、本発明による第二の実施の形態を説明する。この実施の形態において第一の実施の形態と同様の構成を有する部分は同じ符号を付して説明することとする。
【0076】
図9に現像バイアス電圧接点装置を示し、図10に現像バイアス電圧接点装置をスリーブフランジ23及び電極軸24に取り付けた状態を示す。尚、図10においては、距離規制部材29、スリーブ軸受30、スリーブギア31を省略する。図9において、現像バイアス電圧接点装置34は金属薄板(例えばCu合金、SUSなどのFe系合金等)で形成される固定電気接点35と、金属薄板(例えばCu合金、SUSなどのFe系合金等)で形成される板バネ36とでなる。板バネ36は、スリーブフランジ23に係合する為の係止部36aと、固定電気接点35の平面部35bに接触する為の接触部36bと、スリーブフランジ23の端面に当接してスリーブフランジ23との長手位置を決める為の位置決め部36cとを持つ。固定電気接点35は、電極軸24に係合する為の係止部35aと、板バネ36の接触部36bが当接する為の平面部35bとを持つ。
【0077】
図10によって、組み付け手順と共に本実施の形態の現像バイアス電圧接点装置及びその関連部分の構成を説明する。まず、スリーブフランジ23の圧入部23cを現像スリーブ18の圧入部18aに圧入し、完全固定する。次に、マグネットローラ軸受27を、スリーブフランジ23を圧入していない反対側から挿入する。次に、マグネットローラ26を挿入し、反対側のスリーブフランジ(不図示)を装着することにより、現像ローラとして完成される。
【0078】
次に、距離規制部材29、スリーブ軸受30、スリーブギア31を順に組み付け、その後、板バネ36の係止部36aをスリーブフランジ23の貫通穴23aに係合させる。ここで板バネ36は、位置決め部36cがスリーブフランジ23の端面に当接する位置まで挿入される。それを現像枠体(不図示)に一体化させる。一方、サイドカバー20に固定されている電極軸24に固定電気接点35を挿入し、係止部35aによって固定電気接点35を電極軸24の外周面に係合させる。この状態を図10(a)に示す。
【0079】
次にサイドカバー20を組み付けることにより、板バネ36の接触部36bが固定電気接点35の平面部35bに対して弾性的に接触する。これによって、画像形成装置本体の高圧給電用接点(不図示)から、本体接続用接点板28、電極軸24、現像バイアス電圧接点装置34、スリーブフランジ23、現像スリーブ18とつながり、確実に導通が取れる。
【0080】
また、従来の技術として示した図11、図12に示したように、スリーブ接点板125が現像ローラ内部にあるものを再使用する場合には、スリーブ接点板125が再使用可能かどうか検査することなく(すなわち、圧入されたスリーブフランジを取り外すことなく)新しくコイルバネ33と固定電気接点32とを追加することにより、導通を確実にすることが出来る。
【0081】
尚、第一及び第二の実施の形態においては、プロセスカートリッジを例に説明したが、類似の現像構成を有する現像装置にも本発明が適用できることは勿論である。
【0082】
また、第一の実施の形態で示した固定電気接点と第二の実施の形態で示した板バネとを組み合わせたり、第二の実施の形態で示した固定電気接点と第一の実施の形態で示したコイルバネとを組み合わせたりしても良い。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、信頼性が高く、分解、組み立てが容易な現像バイアス電圧接点装置を提供でき、またこの現像バイアス電圧接点装置を使用することにより、画像品質が良好で、分解容易な現像装置およびプロセスカートリッジを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロセスカートリッジの主断面図。
【図2】本発明に係るプロセスカートリッジが交換可能に装着される画像形成装置の主断面図。
【図3】本発明に係るプロセスカートリッジの枠体構成を示す分解斜視図。
【図4】本発明に係るプロセスカートリッジの枠体構成を示す斜視図。
【図5】本発明による第一の実施の形態に係る現像バイアス電圧接点装置を示す斜視図。
【図6】本発明による第一の実施の形態に係る現像ローラ及びその給電構成、支持構成を示す分解斜視図。
【図7】本発明による第一の実施の形態に係る現像ローラとサイドカバーとを示す分解斜視図。
【図8】本発明による第一の実施の形態に係る現像ローラの組み立て順序を示す縦断面図。
【図9】本発明による第二の実施の形態に係る現像バイアス電圧接点装置を示す図。
【図10】本発明による第二の実施の形態に係る縦断面図。
【図11】従来の現像バイアス電圧接点装置を示す斜視図。
【図12】従来の現像ローラ及びその給電構成、支持構成を示す分解斜視図。
【符号の説明】
1 排出ローラ
2 排出部
6 シートカセット
7 搬送ローラ
8 露光装置
9 転写ローラ
10 定着装置
11 感光ドラム
13 クリーニング枠体
14 クリーニングブレード
15 プロセスカートリッジ
16 トナー収納容器
17 現像枠体
18 現像スリーブ
19 サイドカバー
20 サイドカバー
21 シール部材
22 軸受部材
23 スリーブフランジ
24 電極軸
25 現像バイアス電圧接点装置
26 マグネットローラ
27 マグネットローラ軸受
28 本体接続用接点
32 固定電気接点
33 バネ部材
34 現像バイアス電圧接点装置
35 固定電気接点
36 板バネ
C 画像形成装置
S シート

Claims (8)

  1. 少なくとも像担持体と、
    導電性材料でなる中空円筒状のスリーブ部と、前記スリーブ部の一端に嵌合され、前記スリーブ部の軸方向に沿って延びる開口部を有する導電性フランジ部とでなり、前記像担持体に形成された潜像を現像剤によって現像する為の現像ローラとを有して、画像形成装置本体に装着可能なプロセスカートリッジにおいて、
    プロセスカートリッジの筐体に固設され、前記導電性フランジ部の前記開口部に前記現像ローラの回転軸方向に沿って挿入されると共に、プロセスカートリッジが画像形成装置本体に装着された時に画像形成装置本体の電気接点と電気的に接続される、実質的に円柱状の導電性軸部材と、
    前記導電性軸部材の前記プロセスカートリッジの筐体に固設されている基部近傍に設けられ、前記軸部材の外周面に電気的に接続される固定電気接点と、
    前記現像ローラの前記導電性フランジ部に固設され、前記現像ローラが回転した時に前記固定電気接点に摺擦する導電性バネ部材とを有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 導電性材料でなる中空円筒状のスリーブ部と、前記スリーブ部の一端に嵌合され、前記スリーブ部の軸方向に沿って延びる開口部を有する導電性フランジ部とでなる現像ローラを有して、像担持体に形成された潜像を現像剤によって現像する為に、画像形成装置本体に装着可能な現像装置において、
    現像装置の筐体に固設され、前記導電性フランジ部の前記開口部に前記現像ローラの回転軸方向に沿って挿入されると共に、現像装置が画像形成装置本体に装着された時に画像形成装置本体の電気接点と電気的に接続される、実質的に円柱状の導電性軸部材と、
    前記導電性軸部材の前記現像装置の筐体に固設されている基部近傍に設けられ、前記軸部材の外周面に電気的に接続される固定電気接点と、
    前記現像ローラの前記導電性フランジ部に固設され、前記現像ローラが回転した時に前記固定電気接点に摺擦する導電性バネ部材とを有することを特徴とする現像装置。
  3. 画像形成装置本体に装着可能なプロセスカートリッジあるいは現像装置において、像担持体に形成された潜像を現像剤によって現像する為の現像ローラにバイアス電圧を印加する為の現像バイアス電圧接点装置であって、
    前記プロセスカートリッジあるいは現像装置は、
    導電性材料でなる中空円筒状のスリーブ部と、前記スリーブ部の一端に嵌合され、前記スリーブ部の軸方向に沿って延びる開口部を有する導電性フランジ部とでなり、前記像担持体に形成された潜像を現像剤によって現像する為の現像ローラと、
    プロセスカートリッジあるいは現像装置の筐体に固設され、前記フランジ部の前記開口部に前記現像ローラの回転軸方向に沿って挿入されると共に、プロセスカートリッジあるいは現像装置が画像形成装置本体に装着された時に画像形成装置本体の電気接点と電気的に接続される、実質的に円柱状の導電性軸部材とを有し、
    前記現像バイアス電圧接点装置は、前記導電性軸部材の前記プロセスカートリッジあるいは現像装置の筐体に固設されている基部近傍に設けられ、前記軸部材の外周面に電気的に接続される固定電気接点と、
    前記現像ローラの前記導電性フランジ部に固設され、前記現像ローラが回転した時に前記固定電気接点に摺擦する導電性バネ部材とでなることを特徴とする現像バイアス電圧接点装置。
  4. 前記固定電気接点は、前記軸部材の外周面に嵌合するための内周面と前記導電性バネ部材が摺擦する平面とを有する金属板であることを特徴とする請求項3記載の現像バイアス電圧接点装置。
  5. 前記固定電気接点は、前記軸部材に係合する為の係止部と前記導電性バネ部材が摺擦する平面部とを有する金属板であることを特徴とする請求項3記載の現像バイアス電圧接点装置。
  6. 前記バネ部材は、前記導電性フランジに嵌合する為の嵌合部を有する金属製コイルバネであることを特徴とする請求項3記載の現像バイアス電圧接点装置。
  7. 前記金属製コイルバネは、前記導電性フランジの前記開口部に嵌合することを特徴とする請求項6記載の現像バイアス電圧接点装置。
  8. 前記バネ部材は、前記導電性フランジに係合する為の係止部を有する金属製板バネであることを特徴とする請求項3記載の現像バイアス電圧接点装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017158890A1 (ja) * 2016-03-15 2017-09-21 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジ

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