JP2004108547A - 電動シリンダ - Google Patents

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【課題】潤滑剤を必要とせずに完全にドライな環境で、メンテナンスフリーで高速かつ高頻度運転を確実に行なえる電動シリンダを得ることにある。
【解決手段】外筒(11)と、外筒に嵌められたロッド(12)と、ロッド内部に配置され電動機で回転するねじシャフト(13)と、回転を阻止されてねじシャフトにねじ込まれ、かつロッドに結合されたナット(14)とを備える。ナットは潤滑作用をもつ合成樹脂からなると共に、熱伝導性の高い材料からなる伝熱部材(24)を介在してロッドに結合されている。ナットとねじシャフトとの摩擦によって発生する熱は伝熱部材を通じてロッドに伝達されさらにロッドから外部に放出される。ねじシャフトの回転速度、ねじシャフトに作用する荷重、使用温度等によって影響を受けやすい油膜が存在しないため、ねじシャフト寿命のばらつきがなく、潤滑剤の給油等のメンテナンスも要らない。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動機の回転を、回り止めされたナットの直線運動に変換し、これにより、ナットに固定された部材を直線移動させる目的で使用される、いわゆる電動シリンダに関する。さらに詳しくは、潤滑剤を使用しなくとも高速かつ高頻度運転が可能な電動シリンダに関している。
【0002】
【従来の技術】
従来、電動シリンダは、ねじシャフトとねじシャフトにかみ合うナットとを具備している。ねじシャフトは回転のみを行なえ、ナットは回転を止められており、ねじシャフトが回転されると、ナットがねじシャフトに沿って移動して、ナットに結合された外部部材を直線移動させている。
【0003】
このような電動シリンダとして、実用新案登録第2525912号公報には、内筒内部の下半部には流通孔を介して外筒内と流通する潤滑剤が封入され、上半部には前記内筒の上端部に形成された大気連通孔を有する空気室が形成されているオイルバス式電動シリンダが記載されている。潤滑剤をオイルバスのように封入することによってナットとねじ軸との潤滑が行なえる仕組みになっている。
【0004】
また、特開平11−37247号公報には、外筒、これに挿入されたロッド、ロッドに挿入されたねじシャフト、それに、ロッドの端部に固定されたねじシャフトにかみ合うナットを備えている電動シリンダが記載されている。ナットは一緒にねじシャフトにかみ合う給油体を備えている。給油体は潤滑油を含侵させた多孔性樹脂からなっており、ナットと直列に配置されている。
【0005】
さらにまた、特開2000−152557号公報には、合成樹脂製ナットを用いた電動シリンダが記載されている。ナット部材を合成樹脂とし、さらに、ナット部材の雌ねじ部にグリースを薄く塗布することにより、相手部材である鋼等の金属製ねじシャフトとの動摩擦係数μが凡そ0.07付近(0.05〜0.09の範囲で変動する)の電気シリンダを成し得ている。
【0006】
【特許文献1】
実用新案登録第2525912号公報
【特許文献2】
特開平11−37247号公報
【特許文献3】
特開2000−152557号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
実用新案登録第2525912号公報に記載された電動シリンダは、高速でかつ高頻度に運転することができるが、潤滑油を使用しているため、オイルシールの組み込みやオイルシールの摩擦抵抗と潤滑油の粘性抵抗に打ち勝つ大きな容量をもつ電動機の使用等を必須とし、製造コストが高い。しかも、油膜の形成状態がねじシャフトの回転速度、ねじシャフトに作用する荷重、使用温度等によって影響を受けるため、ねじシャフトの寿命が使用環境ごとにばらつくおそれもある。
【0008】
特開平11−37247号公報に記載された電動シリンダは、多孔性樹脂からなる給油体から潤滑剤が油膜形成に必要な分だけ染み出す構造になっているため、潤滑油の粘性抵抗は少なく、上記したような大容量の電動機は必要としない。
しかし、使用条件を誤ったような使用態様によっては、給油体からの潤滑油が枯渇する恐れがあり、ナットの潤滑不良により信頼性が低下する。
【0009】
また、特開2000−152557号公報に記載された電動シリンダは、特開平11−37247号公報に記載された電動シリンダのように給油体を持たないため、経時的にグリース切れが生じることになり、グリース塗布の定期的なメンテナンスが必須である。このメンテナンスを怠った場合、グリース切れによりナットの潤滑不良が生じ、信頼性が低下する。
【0010】
ところで、このような電動シリンダにおいては、ナットの摺動部にグリースやオイル等の潤滑剤を使用しなければ、ナットとねじシャフトとの相対移動によって摩擦熱が発生する。特に高速かつ高頻度の運転を行なえば、摩擦熱は非常に高くなる。電動シリンダはねじシャフトとナットとがそれぞれロッド内部に配置されており、さらに前記ロッドは外筒に嵌められているため、摩擦熱は速やかに放熱されない。特開2000−152557号公報に記載された電動シリンダのようにナットに合成樹脂を採用した場合、潤滑剤を使用しなければ、高速かつ高頻度の運転において、ナットは異常に昇温し、場合によっては200℃以上の高温に達する。例えば樹脂ナットとして一般的なポリアセタール樹脂からなる樹脂ナットを使用した場合では、摺動面が異常摩耗を起こすことになる。
【0011】
本発明の目的は、一切の潤滑剤を必要とせず完全にドライな環境で、メンテナンスフリーで高速かつ高頻度運転を確実に行なえる電動シリンダを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の電動シリンダは、外筒と、外筒に嵌められたロッドと、ロッド内部に配置され電動機で回転するねじシャフトと、回転を阻止されてねじシャフトにねじ込まれ、かつロッドに結合されたナットとを備えた電動シリンダにおいて、ナットが潤滑作用をもつ合成樹脂からなると共に、熱伝導性の高い材料からなる伝熱部材を介在してロッドに結合されていること、を特徴とする。
【0013】
【作用】
本発明の電動シリンダは、外筒と、外筒に嵌められたロッドと、ロッド内部に配置され電動機で回転するねじシャフトと、回転を阻止されてねじシャフトにねじ込まれ、かつロッドに結合されたナットとを備えた電動シリンダにおいて、ナットが潤滑作用をもつ合成樹脂からなると共に、熱伝導性の高い材料からなる伝熱部材を介してロッドに結合されているため、つまり、潤滑剤なしで作動し、ねじシャフトの回転速度、ねじシャフトに作用する荷重、使用温度等によって影響を受けやすい油膜が存在しないため、ねじシャフト寿命のばらつきがなく、しかもオイルシールの組み込みおよびオイルシールとの摩擦抵抗および潤滑剤の粘性抵抗に対応する電動機容量の増大が不要であり、潤滑剤の給油等のメンテナンスも要らない。
【0014】
さらに、本発明の電動シリンダでは、ナットが熱伝導性の高い材料からなる伝熱部材を介在してロッドに結合されているため、ナットとねじシャフトとの摩擦によって発生する熱が伝熱部材を通じてロッドから外部に放出される。
【0015】
このように樹脂ナットと伝熱部材との組み合わせにより、ナットの異常昇温が防止でき、摩擦熱によるナットの機械的強さの低下もない。このため、ナットが合成樹脂からなるにもかかわらず、高速かつ高頻度な運転を確実に行なえる。
【0016】
本発明の電動シリンダにおいて、ナットが、ポリイミド系樹脂、ポリエーテルケトン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂から選択される合成樹脂に、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、黒鉛および二硫化モリブテンから選択される少なくとも一つの固体潤滑剤を10重量%以上含む樹脂組成物の成形体からなっていると、グリースやオイル等の潤滑剤を塗布しなくてもナットとねじシャフトとの摩擦係数を低くすることが可能であり、摩擦熱も低く抑えることができる。
【0017】
またさらに、本発明の電動シリンダにおいて、伝熱部材が、熱伝導性の高い金属からなると共に、ナットを囲んで保持していてもよく、そうすることによって、ナットの機械的強さが向上すると共に、ナットの温度がより確実に低下する。
熱伝導性の高い金属として、アルミニウム合金や銅合金を用いることができる。
アルミニウム合金は比重が他の金属に比べて低いため、可動部の慣性負荷も同時に小さくすることができ、高速かつ高頻度な運転をより確実に行なえる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明の電動シリンダのある実施の形態を説明する。
【0019】
この電動シリンダは、図1に示すように、ケース11、ロッド12、ねじシャフト13、ナット14および電動機15を有している。
【0020】
ケース11は両端を開放された中空筒形の形態をなす外筒16と外筒16に嵌合かつ固定された内筒17とからなっている。内筒17は角形断面からなる中空孔を有している。ロッド12は両端を開放された中空筒形のものからなっている。このロッド12は内筒17に遊嵌されている。ケース11とロッド12との間にはダスト等の侵入を防ぐカバー部材18が配置されている。このカバー部材18は、両端を開放された中空筒形の形態をなすもので、ロッド12に嵌められていると共に、ケース11にボルト等によって締結されている。
【0021】
ロッド12の内部にはねじシャフト13が挿入されている。ねじシャフト13は、一端をロッド12の内部に配置された軸受部材19に、ロッド12から突出する他端をケース11の内部に配置された軸受ユニット21に保持されている。
軸受部材19は、たとえばすべり軸受をもつもので、軸受の支持体をロッド12に挿入されている。軸受ユニット21は、複数列の転がり軸受をもつもので、軸受支持体をケース11に嵌め込まれていると共に、これに固定されている。
【0022】
ナット14は、ねじシャフト13にねじ込まれてケース11の内部に挿入されていると共に、ロッド12に結合されている。図2はナット14のまわりの詳細を示している。ナット14はナット本体22とナット本体22の一端に一体形成されたフランジ23とからなっている。ナット本体22にはねじシャフト13にかみ合うねじ孔が設けられている。フランジ23はケース11の中空孔に対応する形状とサイズとをもつ角形の形態を有している。ナット14は、フランジ23がケース11の中空孔に嵌まることによって、回転を止められている。
【0023】
ナット14は全体が潤滑作用をもつ合成樹脂からなっている。潤滑作用をもつ合成樹脂とは、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、黒鉛および二硫化モリブデン等の固体潤滑剤を少なくとも10重量%以上を含む樹脂組成物をいう。また、ベース樹脂は、発熱により機械的特性が著しく低下しない合成樹脂を使用する。具体的にはポリイミド系樹脂、ポリエーテルケトン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂等である。特に射出成形可能なポリイミド樹脂やポリフェニレンスルフィド樹脂は、上述した固定潤滑剤を配合することによって高い潤滑特性と共に、コストパフォーマンスに優れるため、最も好ましいベース樹脂である。
【0024】
このナット14は、ロッド12に、伝熱部材24を介して結合されている。伝熱部材24は本体25およびフランジ26を有している。本体25は両端を開放された中空円筒形の形態をなしている。フランジ26は、ナット14のフランジ23と同じ形状とサイズとをもつもので、本体25の端部に一体に形成されている。伝熱部材自体は全体がナット14よりも高い熱伝導性をもつ材料からなっている。この実施の形態において、伝熱部材24は、熱膨張率がナット14のそれとほぼ等しく、比重がナット14のそれと比較しても差の小さいアルミニウム合金からなっている。この伝熱部材24は、本体25をナット14のナット本体22に密嵌され、フランジ26をナット14のフランジ23にボルト27によって締結されていると共に、ねじシャフト13に嵌まる端部をロッド12にねじ込まれている。このため、伝熱部材24はナット14およびロッド12と一緒に移動することができる。
【0025】
ねじシャフト13を駆動する電動機15は、図1に示すように、回転軸をケース11の内部に向けて配置されていると共に、ケース11に嵌合かつ結合されている。電動機15とナット14との間にはクッションゴム板28が配置されている。クッションゴム板28はケース11に固定されている。クッションゴム板28の中央には孔が設けられている。ねじシャフト13における軸受ユニット21から突出している部分はこの孔を貫通している。電動機15の回転軸はクッションゴム板28と電動機15との間に配置された軸継手29を介してねじシャフト13に連結されている。
【0026】
このような電動シリンダでは、先端金具31が相手部材に係合され、ロッド12が回転を阻止された状態にて、電動機15が作動すると、ねじシャフト13が回転し、ナット14、伝熱部材24およびロッド12が一緒に直線移動し、ロッド12の外端にある先端金具31に連結された外部機構を直線移動させる。このときにナット14は潤滑作用をもつ合成樹脂からなっているため、ねじシャフト13はグリ−スやオイル等の潤滑剤を必要とせずに無潤滑で作動する。
【0027】
ねじシャフト13が高速度、高頻度回転すると、ナット14の温度がねじシャフト13との摩擦で大幅に上昇する。この熱はナット14から伝熱部材24に伝達され、それからロッド12に伝達され、ロッド12を通じて外部空間に放熱される。このときに、伝熱部材24の本体25がナット14のナット本体22に、フランジ26がナット14のフランジ23にそれぞれ密着し、伝熱部材24がナット14のほとんどを覆い、しかも伝熱部材24の熱伝導性がナット14よりも高いため、ナット14からの熱が伝熱部材24を通じてロッド12に確実に伝達され、ロッド12あるいはロッド12の先端金具31に連結された外部機器もしくはこれらの双方を通じて外部空間に放出される。
【0028】
このように、本発明による電動シリンダは、ナット14が潤滑作用をもつ合成樹脂からなり、ねじシャフト13がグリースやオイル等の潤滑剤を必要とせずに作動するため、ねじシャフト13とロッド12との間にオイルシールおよびハウジングを必要とせず、しかも潤滑剤の粘性抵抗がない分、電動機容量を小さくすることができるため、製造コストを低減することができる。さらに、使用温度、ねじシャフト13の回転速度、ねじシャフト13に作用する荷重等の影響を受けないため、あらゆる使用環境下において電動シリンダを長期に亘り、安定して使用することが可能になる。
【0029】
こればかりか、高速、高荷重で、しかも高頻度に電動シリンダを運転した場合に、ナット14の温度がねじシャフト13との摩擦によって上昇しても、発生した熱が伝熱部材24からロッド12に伝達され、ロッド12を通じて外部に放出され、ナット14の温度が上昇せず、ナット14の機械的強度が合成樹脂のみの場合のように簡単に低下しない。このため、ナット14が合成樹脂からなっているにもかかわらず、高速でかつ高頻度に長期にわたって運転しても、安定して作動する。
【0030】
さらに、伝熱部材24がナット14を囲むように保持している、いいかえればナット14がより機械的強さの高い材料からなるハウジング(伝熱部材24)に収容され、ナット14が伝熱部材24により補強され、ナット14の機械的強さが高く、しかも、伝熱部材24がアルミニウム合金からなっているため、ナット14およびロッド12を含む可動部が軽量となり、可動部の慣性が小さく、高速かつ高頻度な運転を確実に行なえる。
【0031】
なお、以上説明した実施の形態において、伝熱部材24の材料はアルミニウム合金からなっているが、使用目的に応じて、銅合金のような熱伝導性のより高い金属を採用してもよい。また、伝熱部材24はナット14を円周方向に囲んでいるが、ナットから発生する熱に応じて、他の構成としてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電動シリンダは、外筒と、外筒に嵌められたロッドと、ロッド内部に配置され電動機で回転するねじシャフトと、回転を阻止されてねじシャフトにねじ込まれ、かつロッドに結合されたナットとを備えた電動シリンダにおいて、ナットが潤滑作用をもつ合成樹脂からなると共に、熱伝導性の高い材料からなる伝熱部材を介在してロッドに結合されているので、ナットとねじシャフトとの摩擦によって発生する熱が伝熱部材を通じて外部に効率よく放出される。そのため、グリースやオイル等の潤滑剤を使用しなくとも、ナットが合成樹脂からなるにもかかわらず、機械的強度が低下しない。
【0033】
さらに、オイルシールの組み込みが要らず、オイルシールとの摩擦抵抗や潤滑剤の粘性抵抗に対応する電動機容量の増大も不要であり、潤滑剤の給油等のメンテナンスも要らないため、イニシャルコストおよびランニングを低減することができる。しかも、ねじシャフトの回転速度、ねじシャフトに作用する荷重、使用温度等によって影響を受ける油膜がないため、使用環境が異なっても、電動シリンダを長期に亘り、安定して使用することができる。
【0034】
そして、前述の効果と相俟って、パワーシリンダのような高速でかつ高頻度に運転される機器として構成しても、高い信頼性と長寿命を使用環境によらず実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動シリンダのある実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す電動シリンダにおけるナットまわりの拡大断面図である。
【符号の説明】
11 外筒
12 ロッド
13 ねじシャフト
14 ナット
24 伝熱部材

Claims (4)

  1. 外筒と、外筒に嵌められたロッドと、ロッド内部に配置され電動機で回転するねじシャフトと、回転を阻止されてねじシャフトにねじ込まれ、かつロッドに結合されたナットとを備えた電動シリンダにおいて、
    ナットが潤滑作用をもつ合成樹脂からなると共に、熱伝導性の高い材料からなる伝熱部材を介在してロッドに結合されていること、を特徴とする電動シリンダ。
  2. ナットが、ポリイミド系樹脂、ポリエーテルケトン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂から選択される合成樹脂に、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、黒鉛および二硫化モリブテンから選択される少なくとも一つの固体潤滑剤を10重量%以上含む樹脂組成物の成形体からなる請求項1に記載の電動シリンダ。
  3. 伝熱部材が、熱伝導性の高い金属からなると共に、ナットを囲んで保持している請求項1あるいは請求項2に記載の電動シリンダ。
  4. 伝熱部材がアルミニウム合金あるいは銅合金からなる請求項3に記載の電動シリンダ。
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