JP2004106630A - ライセンスプレート保持ブラケット - Google Patents

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土崎 彰洋
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Abstract

【課題】リヤゲートが略垂直状態であっても、略水平状態であっても、ライセンスプレートを車両後方から視認することができ、且つ、ライセンスプレート側の容易な回動操作を実現する。
【解決手段】リヤゲート1に固定される板状のゲート側固定部材と、ライセンスプレートLPを保持し、ゲート側固定部材に所定方向の一端側が回動自在に接続されるプレート保持部材と、を備え、リヤゲート1に対してライセンスプレートLPが略平行な状態で、ゲート側固定部材と、プレート保持部材とをロックするロック機構と、ロック機構によりゲート側固定部材とプレート保持部材とがロックされた状態で、ゲート側固定部材とプレート保持部材とを互いに離隔する方向に付勢する板ばねと、を具備した。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷台の後端にリヤゲートを有する車両に取り付けられるライセンスプレート保持ブラケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、荷台の後端にリヤゲートを有する車両には、通常、荷台下方のリヤバンパにライセンスプレートが取り付けられる。この種の車両のライセンスプレート保持構造としては、リヤバンパにライセンスプレートの取付面を形成し、ボルト及びナット等により、リヤバンパに直接的にライセンスプレートを取り付ける構造が一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−230799号公報(第4頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ライセンスプレートをリヤゲートに取り付けることができれば、車両の造形上の自由度が飛躍的に向上する。しかしながら、前記ライセンスプレート保持構造のように、ライセンスプレートを直接的にリヤゲートに取り付けると、リヤゲートが略水平状態となった際に、ライセンスプレートを後方から視認することができないという問題点がある。
【0005】
ここで、この問題点を解消するため、ライセンスプレートをリヤゲートに対して回動自在に取り付け、リヤゲートが略水平状態のときに、ライセンスプレートをリヤゲートに対して回動させ、ライセンスプレートを後方から視認可能な状態とすることが考えられる。ところがこの場合、ライセンスプレートがリヤゲートに近接した状態で、ライセンスプレート側の部材とリヤゲート側の部材とが近接するので、作業者等は、ライセンスプレート側の部材とリヤゲート側の部材との間に指を差し入れることができず、ライセンスプレート側の部材を把持することができない。これにより、リヤゲート側の部材の回動操作が困難となるおそれがあった。
【0006】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、リヤゲートが略垂直状態であっても、略水平状態であっても、ライセンスプレートを車両後方から視認することができ、且つ、ライセンスプレート側の回動操作を容易に行うことができるように、ライセンスプレートをリヤゲートに取り付けることのできるライセンスプレート保持ブラケットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、車両の荷台の後端に回動自在に設けられ、略垂直状態で前記荷台を閉状態とし、略水平状態で前記荷台を開状態とするリヤゲートに取り付けられるライセンスプレート保持ブラケットであって、前記リヤゲートに固定される板状のゲート側固定部材と、ライセンスプレートを保持し、前記ゲート側固定部材に所定方向の一端側が回動自在に接続されるプレート保持部材と、を備え、前記プレート保持部材の所定方向の他端側をゲート側固定部材に近接させることにより、前記ライセンスプレートが前記リヤゲートに対して略平行な状態となるとともに、前記プレート保持部材の所定方向の他端側をゲート側固定部材から離隔させることにより、前記ライセンスプレートが前記リヤゲートに対して略起立した状態となるよう構成し、前記リヤゲートに対して前記ライセンスプレートが略平行な状態で、前記ゲート側固定部材と、前記プレート保持部とをロックするロック機構と、前記ロック機構により前記ゲート側固定部材と前記プレート保持部とがロックされた状態で、前記ゲート側固定部材と前記プレート保持部とを互いに離隔する方向に付勢する付勢手段と、を具備したことを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、リヤゲートが略垂直状態のときは、ライセンスプレートがリヤゲートと略平行な状態となるように、プレート保持部材を位置させる。これにより、車両の後方からライセンスプレートが視認可能な状態となる。このとき、ロック機構により、ゲート側固定部材とプレート保持部材とが互いにロックされ、プレート保持部材及びライセンスプレートがリヤゲート側に的確に固定される。また、ゲート側固定部材とプレート保持部材とは互いに離隔するよう付勢されているので、プレート保持部材及びライセンスプレートはガタなく固定される。
また、リヤゲートが略水平状態のときは、ライセンスプレートがリヤゲートに対して略起立した状態となるように、プレート保持部材を位置させる。すなわち、略水平のリヤゲートから、ライセンスプレートが下方へ突出するので、車両の後方からライセンスプレートが視認可能な状態となる。
ここで、リヤゲートを略垂直状態から略水平状態とするときの、作業工程について説明する。作業者は、まず、ロック機構によるゲート側固定部材とプレート保持部材とのロックを解除する。このとき、ゲート側固定部材とプレート保持部材とは付勢手段により互いに離隔する方向に付勢されているので、プレート保持部材の所定方向の他端側(以下、単に他端側という。)がゲート側固定部材に対して浮き上がる。これにより、ゲート側固定部材とプレート保持部材との間に間隙が生じ、作業者はこの間隙に指を差し入れることによりプレート保持部材を把持することができる。そして、作業者は、プレート保持部材の他端側を把持してゲート側固定部材に対して回動させ、ライセンスプレートをリヤゲートに対して略起立した状態とする。この後、リヤゲートを略水平状態とすることにより、リヤゲートからライセンスプレートが下方へ突出した状態となる。
また、リヤゲートを略水平状態から略垂直状態とする場合は、リヤゲートを略垂直状態とした後、プレート保持部材の他端側をゲート側固定部材と近接する方向へ回動し、ロック機構によりゲート側固定部材とプレート保持部材とをロックする。これにより、リヤゲートとライセンスプレートとが略平行な状態となる。
【0009】
従って、リヤゲートが略垂直状態であっても、略水平状態であっても、ライセンスプレートを車両後方から視認することができる。すなわち、荷台を開状態のままでも、ライセンスプレートが後方より視認される状態であるので、支障なく車両を走行させることができ、実用に際して極めて有利である。
また、ゲート側固定部材とプレート保持部材とのロックを解除した際に、プレート保持部材がゲート側固定部材に対して浮き上がるようにしたので、作業者は、簡単容易且つ確実にプレート保持部材の回動操作を行うことができる。
さらに、ゲート側固定部材とプレート保持部材とが的確且つガタなく固定されるので、ライセンスプレート等の振動を抑制することができ、ブラケットの各部の信頼耐久性を確保するとともに、びびり音等を抑制することができる。
【0010】
請求項2記載の発明では、請求項1記載のライセンスプレート保持ブラケットにおいて、前記ロック機構は、前記プレート保持部材側に設けられたラッチ部と、前記ゲート側固定部材側に設けられ前記ラッチ部と係脱自在のストライカ部と、を有することを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、請求項1の作用に加え、ラッチ部とストライカ部の係合によりゲート側固定部材とプレート保持部材とがロックされるので、各部材を確実に固定することができる。
また、ラッチ部との係合する際に、ストライカ部の取付部に荷重が加わることとなるが、ストライカ部をリヤゲートに固定されるゲート側固定部材に設けたことにより、この荷重をリヤゲート側で受けることができる。
【0012】
従って、より確実にゲート側固定部材とプレート保持部材とをロックすることができ、車両走行時の振動等によるロック不良等の発生を確実に回避することができる。
また、ストライカ部に加わる荷重をリヤゲート側で受けることにより、ブラケット各部に過度の負荷が加わることはなく、強度的に極めて有利である。
【0013】
請求項3記載の発明では、請求項1又は2記載のライセンスプレート保持ブラケットにおいて、前記付勢手段は、前記ゲート側固定部材と前記プレート保持部とがロックされた状態で収縮する弾性体であることを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2の作用に加え、それぞれ板状のゲート側固定部材とプレート保持部材との間にて、これまた板状の弾性体が収縮することから、リヤゲートとライセンスプレートとが略平行の状態で、ブラケット全体を薄型とすることができる。
【0015】
従って、ブラケットの小型化を図るとともに、ブラケットのリヤゲート側取付部からの突出量を低減することができ、車両の設計上、造形上の自由度が格段に向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1から図9は本発明の一実施形態を示すもので、図1はリヤゲートが略垂直状態の車両の背面図、図2はゲート側固定部材とプレート保持部材とが略平行な状態のライセンスプレート保持ブラケットの背面図、図3はゲート側固定部材に対してプレート保持部材が略起立した状態のライセンスプレート保持ブラケットの正面図、図4はゲート側固定部材に対してプレート保持部材が略起立した状態のライセンスプレート保持ブラケットの側面図、図5はリヤゲートが略垂直状態でライセンスプレートがリヤゲートに対して略起立した状態の車両の外観斜視図、図6はリヤゲートが略水平状態でライセンスプレートがリヤゲートに対して略起立した状態の車両の外観斜視図、図7はロック機構の外観斜視図、図8はゲート側固定部材とプレート保持部材とが略平行な状態のライセンスプレート保持ブラケットの上面断面説明図、図9はロック機構の動作を示すライセンスプレート保持ブラケットの側面断面説明図である。
【0017】
図1に示すように、車両の荷台の後端には、荷台を開閉するリヤゲート1が設けられる。このリヤゲート1は、下端が荷台後端に回動自在に設けられ、略垂直状態で荷台を閉状態とし、略水平状態で荷台を開状態とする。
【0018】
リヤゲート1には、ライセンスプレートLPを回動自在に保持するライセンスプレート保持ブラケット2が固定される。このライセンスプレート保持ブラケット2は、図3に示すように、リヤゲート1に固定されるゲート側固定部材3と、ライセンスプレートLPを保持し、ゲート側固定部材3に回動自在に接続されるプレート保持部材4とを有している。図4に示すように、ゲート側固定部材3とプレート保持部材4とは、回動機構5により接続され、図2及び図7に示すロック機構6によりロック可能となっている。すなわち、リヤゲート1が荷台に対して回動自在であるとともに、プレート保持部材4はゲート側固定部材3(リヤゲート1)に対して回動自在であり、図5及び図6に示すように、リヤゲート1の回動位置に応じて、プレート保持部材4を回動させることができるようになっている。以下、リヤゲート1が略垂直状態で、ライセンスプレートLPがリヤゲート1に対して略平行の状態のときの前後、上下方向を基準として、ライセンスプレート保持ブラケット2について説明する。
【0019】
図9に示すように、ゲート側固定部材3は板状に形成されリヤゲート1に沿って固定される。ゲート側固定部材3は、左右方向に延び、左右端部側に回動機構5が接続される。本実施形態においては、この回動機構5は、ゲート側固定部材3の上側に接続される。また、図3に示すように、ゲート側固定部材3の左右端部側には、ロック機構6のストライカ6aが取り付けられる。このストライカ6aは、略コ字状に形成され、ゲート側固定部材3からプレート保持部材4側へと突出する。尚、本実施形態においては、ゲート側固定部材3は、左右中央下部が切り欠かれた形状となっている。
【0020】
図2に示すように、プレート保持部材4は、略四角形の板状に形成され、ライセンスプレートLPを保持する。本実施形態においては、プレート保持部材4の左右端部側の上側に、回動機構5が接続される。また、本実施形態においては、プレート保持部材4には、ライセンスプレートLPを保持するためのウエルディングボルト7が設けられる。また、プレート保持部材4の後面左右端部側で樹脂製のカバー11の裏側には、ライセンスプレートLPを照射するランプ8が設けられる。また、プレート保持部材4には、その下端及び前面下部を被覆する樹脂部材9が係合している。また、プレート保持部材4の前面には、左右一対のストッパ部材10が設けられる。また、プレート保持部材4の前面には、ロック機構6のラッチ部6bが設けられる。さらに、プレート保持部材4の後面には、ラッチ部6bに接続される操作ボタン6cが設けられ、この操作ボタン6cの周囲は樹脂製のカバー11により覆われる。
【0021】
すなわち、ロック機構6は、ストライカ部6aと、ラッチ部6bと、操作ボタン6cとを有する。ロック機構6の単体の外観斜視図を図7に示す。ここで、ストライカ部6aとラッチ部6bは、従来公知のものと同様であるので、ここでは詳述しない。尚、図9にストライカ部6aとラッチ部6bとが係合した状態を示す。作業者は、図9の破線に示すように、操作ボタン6cを操作して移動させることにより、ストライカ部6aとラッチ部6bの係合を解除することができる。
【0022】
また、図3に示すように、プレート保持部材4の前面には、付勢手段としての板ばね12が設けられる。この弾性体としての板ばね12は、図8に示すように、ゲート側固定部材3とプレート保持部材4とが近接した略平行の状態で、各部材3,4に挟まれて収縮する。
【0023】
ここで回動機構5について説明する。本実施形態においては、図4に示すように、回動機構5は、一端側がゲート側固定部材3の左右上端側に回動自在に接続されるアーム部材5aと、アーム部材5aの他端側のピン部材5bを挿通しプレート保持部材4の左右上端に形成される溝部5cとを有している。尚、本実施形態においては、図3に示すように、回動機構5は、ゲート側固定部材3からプレート保持部材4側に突出する軸支部5dが形成された軸支部5dを有する。この軸支部5dは、ゲート側固定部材3の上端側と、プレート保持部材4の上端側とを回動自在に接続する。この軸支部5dにより、ゲート側固定部材3からプレート保持部材4側へ離隔した位置を中心として、プレート保持部材4はゲート側固定部材3に対して回動するようになっている。すなわち、溝部5c内をピン部材5bが移動することにより、アーム部材5aが回動するとともに、プレート保持部材4が回動するようになっている。
【0024】
すなわち、プレート保持部材4は、回動機構5を介してゲート側固定部材3に回動自在に接続され、リヤゲート1に対してライセンスプレートLPを略平行な状態と、略起立した状態と、に移動可能となっている。本実施形態においては、プレート保持部材4の所定方向の一端側がゲート側固定部材3に接続される。この所定方向及び一端側とは、リヤゲート1が略垂直状態で、ライセンスプレートLPがリヤゲート1に対して略平行の状態のときの上下方向及び上端側である。
【0025】
以上のように構成されたライセンスプレート保持ブラケット2においては、リヤゲート1が略垂直状態のときは、図1に示すように、ライセンスプレートLPがリヤゲート1と略平行な状態となるように、プレート保持部材4を位置させる。本実施形態においては、プレート保持部材4の下端側をゲート側固定部材3と近接するように、プレート保持部材4をゲート側固定部材3に対して回動させ、ゲート側固定部材3とプレート保持部材4とが略平行な状態となるよう折り畳むと、リヤゲート1とライセンスプレートLPとが略平行となる。これにより、車両の後方からライセンスプレートLPが視認可能な状態となる。このとき、図9に示すように、ロック機構6により、ゲート側固定部材3とプレート保持部材4とが互いにロックされ、プレート保持部材4及びライセンスプレートLPがリヤゲート1側に的確に固定される。また、図8に示すように、ゲート側固定部材3とプレート保持部材4とは互いに離隔するよう付勢されているので、プレート保持部材4及びライセンスプレートLPはガタなく固定される。
【0026】
また、リヤゲート1が略水平状態のときは、図6に示すように、ライセンスプレートLPがリヤゲート1に対して略起立した状態となるように、プレート保持部材4を位置させる。本実施形態においては、図5に示すように、プレート保持部材4の下端側をゲート側固定部材3から離隔するように、プレート保持部材4をゲート側固定部材3に対して回動させ、プレート保持部材4をリヤゲート1側から突出させると、リヤゲート1に対してライセンスプレートLPが略起立した状態となる。すなわち、略水平のリヤゲート1から、ライセンスプレートLPが下方へ突出するので、車両の後方からライセンスプレートLPが視認可能な状態となる。
【0027】
ここで、リヤゲート1を略垂直状態から略水平状態とするときの、作業工程について説明する。作業者は、まず、ロック機構6によるゲート側固定部材3とプレート保持部材4とのロックを解除する。このとき、図8に示すように、ゲート側固定部材3とプレート保持部材4とは板ばね12により互いに離隔する方向に付勢されているので、プレート保持部材4の下端側がゲート側固定部材3に対して浮き上がる。これにより、ゲート側固定部材3とプレート保持部材4との間に間隙が生じ、作業者はこの間隙に指を差し入れることによりプレート保持部材4を把持することができる。そして、作業者は、プレート保持部材4の下端側を把持してゲート側固定部材3に対して回動させ、ライセンスプレートLPをリヤゲート1に対して略起立した状態とする。この後、リヤゲート1を略水平状態とすることにより、リヤゲート1からライセンスプレートLPが下方へ突出した状態となる。
【0028】
また、リヤゲート1を略水平状態から略垂直状態とする場合は、リヤゲート1を略垂直状態とした後、プレート保持部材4の下端側をゲート側固定部材3と近接する方向へ回動し、ロック機構6によりゲート側固定部材3とプレート保持部材4とをロックする。これにより、リヤゲート1とライセンスプレートLPとが略平行な状態となる。
【0029】
本実施形態においては、図9に示すように、ラッチ部6bとストライカ部6aの係合によりゲート側固定部材3とプレート保持部材4とがロックされるので、各部材3,4を確実に固定することができる。また、ラッチ部6bと係合する際に、ストライカ部6aの取付部に荷重が加わることとなるが、ストライカ部6aをリヤゲート1に固定されるゲート側固定部材3に設けたことにより、この荷重をリヤゲート1側で受けることができる。
【0030】
このように、本実施形態のライセンスプレート保持ブラケット2によれば、リヤゲート1が略垂直状態であっても、略水平状態であっても、ライセンスプレートLPを車両後方から視認することができる。すなわち、荷台を開状態のままでも、ライセンスプレートLPが後方より視認される状態であるので、支障なく車両を走行させることができ、実用に際して極めて有利である。また、リヤゲート1にライセンスプレートLPを取り付けることができるので、車両の造形上の自由度が飛躍的に向上し、車両の商品性を向上することができる。
【0031】
また、本実施形態のライセンスプレート保持ブラケット2によれば、ゲート側固定部材3とプレート保持部材4とのロックを解除した際に、プレート保持部材4がゲート側固定部材3に対して浮き上がるようにしたので、作業者は、簡単容易且つ確実にプレート保持部材4の回動操作を行うことができる。
【0032】
さらに、ロック機構6及び付勢手段としての板ばね12により、ゲート側固定部材3とプレート保持部材4とが的確且つガタなく固定されるので、ライセンスプレートLP等の振動を抑制することができ、ブラケット2の各部の信頼耐久性を確保するとともに、びびり音等を抑制することができる。
【0033】
また、本実施形態のラインセンスプレート保持ブラケット2によれば、ストライカ部6a及びラッチ部6bにより、確実にゲート側固定部材3とプレート保持部材4とをロックすることができ、車両走行時の振動等によるロック不良等の発生を確実に回避することができる。また、ストライカ部6aに加わる荷重をリヤゲート1側で受けることにより、ブラケット2の各部に過度の負荷が加わることはなく、強度的に極めて有利である。
【0034】
また、本実施形態のライセンスプレート保持ブラケット2によれば、それぞれ板状のゲート側固定部材3とプレート保持部材4との間にて、これまた板状の板ばね12が収縮することから、リヤゲート1とライセンスプレートLPとが略平行の状態で、ブラケット2全体を薄型とすることができる。従って、ブラケット2の小型化を図るとともに、ブラケット2のリヤゲート1側取付部からの突出量を低減することができ、車両の設計上、造形上の自由度が格段に向上する。
【0035】
尚、前記実施形態においては、ロック機構6として、ストライカ部6a及びラッチ部6bを用いて機械的にロックされるものを示したが、他の機械的なロック機構を用いてもよいことは勿論、磁力等を用いたロック機構を用いてもよい。
【0036】
また、前記実施形態においては、付勢手段として板ばね12を用いたものを示したが、他の形状のばね材や、例えばゴム材等のようなばね材以外の弾性体等を用いてもよいことは勿論である。
【0037】
また、前記実施形態においては、回動機構5を、アーム部材5aと、ピン部材5bと、溝部5cとから構成したものを示したが、例えば、プレート保持部材4にピン部材を直接設け、このピン部材を挿通する孔をゲート側固定部材3に形成したものであってもよい。
【0038】
また、前記実施形態においては、ゲート側固定部材3及びプレート保持部材4をそれぞれ板状に形成したものを示したが、これらは、例えば、棒状であってもよいし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のライセンスプレート保持ブラケットによれば、リヤゲートが略垂直状態であっても、略水平状態であっても、ライセンスプレートを車両後方から視認することができる。すなわち、荷台を開状態のままでも、ライセンスプレートが後方より視認される状態であるので、支障なく車両を走行させることができ、実用に際して極めて有利である。
また、ゲート側固定部材とプレート保持部材とのロックを解除した際に、プレート保持部材がゲート側固定部材に対して浮き上がるようにしたので、作業者は、簡単容易且つ確実にプレート保持部材の回動操作を行うことができる。
さらに、ゲート側固定部材とプレート保持部材とが的確且つガタなく固定されるので、ライセンスプレート等の振動を抑制することができ、ブラケットの各部の信頼耐久性を確保するとともに、びびり音等を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すもので、リヤゲートが略垂直状態の車両の背面図である。
【図2】ゲート側固定部材とプレート保持部材とが略平行な状態のライセンスプレート保持ブラケットの背面図である。
【図3】ゲート側固定部材に対してプレート保持部材が略起立した状態のライセンスプレート保持ブラケットの正面図である。
【図4】ゲート側固定部材に対してプレート保持部材が略起立した状態のライセンスプレート保持ブラケットの側面図である。
【図5】リヤゲートが略垂直状態でライセンスプレートがリヤゲートに対して略起立した状態の車両の外観斜視図である。
【図6】リヤゲートが略水平状態でライセンスプレートがリヤゲートに対して略起立した状態の車両の外観斜視図である。
【図7】ロック機構の外観斜視図である。
【図8】ゲート側固定部材とプレート保持部材とが略平行な状態のライセンスプレート保持ブラケットの上面断面説明図である。
【図9】ロック機構の動作を示すライセンスプレート保持ブラケットの側面断面説明図である。
【符号の説明】
1    リヤゲート
2    ライセンスプレート保持ブラケット
3    ゲート側固定部材
4    プレート保持部材
5    回動機構
6    ロック機構
6a   ストライカ部
6b   ラッチ部
12   板ばね
LP   ライセンスプレート

Claims (3)

  1. 車両の荷台の後端に回動自在に設けられ、略垂直状態で前記荷台を閉状態とし、略水平状態で前記荷台を開状態とするリヤゲートに取り付けられるライセンスプレート保持ブラケットであって、
    前記リヤゲートに固定される板状のゲート側固定部材と、
    ライセンスプレートを保持し、前記ゲート側固定部材に所定方向の一端側が回動自在に接続されるプレート保持部材と、を備え、
    前記プレート保持部材の所定方向の他端側をゲート側固定部材に近接させることにより、前記ライセンスプレートが前記リヤゲートに対して略平行な状態となるとともに、前記プレート保持部材の所定方向の他端側をゲート側固定部材から離隔させることにより、前記ライセンスプレートが前記リヤゲートに対して略起立した状態となるよう構成し、
    前記リヤゲートに対して前記ライセンスプレートが略平行な状態で、前記ゲート側固定部材と、前記プレート保持部とをロックするロック機構と、
    前記ロック機構により前記ゲート側固定部材と前記プレート保持部とがロックされた状態で、前記ゲート側固定部材と前記プレート保持部とを互いに離隔する方向に付勢する付勢手段と、を具備したことを特徴とするライセンスプレート保持ブラケット。
  2. 前記ロック機構は、
    前記プレート保持部材側に設けられたラッチ部と、
    前記ゲート側固定部材側に設けられ前記ラッチ部と係脱自在のストライカ部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載のライセンスプレート保持ブラケット。
  3. 前記付勢手段は、前記ゲート側固定部材と前記プレート保持部とがロックされた状態で収縮する弾性体であることを特徴とする請求項1又は2記載のライセンスプレート保持ブラケット。
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