JP2004106414A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録の品質不良を検出する為のテストパターン出力に対し、記録媒体の浪費を極力抑える。
【解決手段】1ページ印刷中に記録不良によるキャンセルが発生した場合、当該印刷ジョブがキャンセルされた記録媒体8の残領域にテストパターン401を記録するようにする。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像を記録(以下、印刷とも言う)する記録装置に関するものであり、詳しくは記録品位を確認する為のテストパターンの記録に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、小型で低価格な構成が実現できる記録装置として、インクジェット方式の記録装置が多く普及しいる。インクジェット記録装置では、複数の記録素子で構成された記録ヘッドからインクを例えば滴として吐出し、記録媒体に画像を形成して行く。よって一般には、記録の品質を保つために、記録ヘッドの吐出量や記録位置に対し電気的な調整を行ったり、記録ヘッドの吐出部近傍に対し物理的な回復動作を行う制御がなされている。
【0003】
記録ヘッドの電気的な調整項目としては、例えば記録ヘッドの記録主走査と記録ヘッドに対する記録媒体の副走査によって画像が形成されるシリアルプリンタであれば、双方向記録を行う場合の、往方向と復方向との記録位置ずれの補正が挙げられる。また、異なる複数の色のインクを吐出するカラーインクジェット記録装置の場合には、異なる色で形成されたドット間の位置の調整が必要となることもある。このような記録位置に関する補正は、記録ヘッドがインクを吐出するタイミングを調整すること等によって行われる。更に、記録ヘッドの個体差や色間または記録素子によって吐出量のばらつきが存在する場合には、各記録素子に与える電気量によって吐出量を調整し、記録媒体に形成されるドットの大きさを基準内に収める補正も行われている。
【0004】
一方、物理的な回復動作が必要となる要因としては、記録素子のインク目詰まりによる吐出不良や、カラーインクジェット記録装置の吐出部における混色などが挙げられる。回復動作の種類としては、記録ヘッドの吐出部近傍にある所定量のインクを強制的に吸引排出したり、記録部の表面をワイピングする等の方法が挙げられる。
【0005】
ところで、このような調整を行う場合、パラメータの最適値を求めるためのテストパターンを印刷し、ユーザーがその印刷結果を見て、最適値を判断し、入力する、といった方法が一般に採られていた。また、回復動作においても、所定のテストパターンを印刷した後に、ユーザがその印刷結果を見て、どのような回復動作が必要であるかを判断し、回復動作を行う方法が採られていた。
【0006】
しかし、上記のようなユーザの判断および操作では、操作自体が煩雑になったり、テストパターンの判断結果が不正確になる恐れがある。また、ユーザによっては調整処理を全く行わない場合もあり、充分に安定した出力が得られているとは言えなかった。
【0007】
よって、このような問題に対し、インクジェット記録装置の本体にセンサを設け、印刷したテストパターンを読み取り解析することで、自動的に調整あるいは回復動作を行う方法も各種考案されている。
【0008】
以上説明した様に、近年の一般的なインクジェット記録装置においては、テストパターンを記録装置に記録させ、その出力画像をユーザーが目視で判断したり、あるいはセンサで読みとることによって、記録装置の調整や回復動作を行い、記録状態を良好に保つことが可能となっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の方法によれば、ユーザの判断による方法であっても、また、自動で調整あるいは回復動作を行う方法であっても、テストパターンを印刷するために、新たに1枚(あるいはそれ以上)の記録媒体が消費されることになる。例えば、ユーザが実行中の印刷ジョブの内容を見てなんらかの異常を感じたとき、ユーザは実行中の印刷ジョブをキャンセルした後に、別の記録媒体にテストパターンを印刷する。この場合、印刷中の記録媒体も無駄になるが、さらにテストパターン印刷のためにも費やされて、ユーザは所望の印刷ジョブを出力するために、必要以上の記録媒体を消費しなくてはらないと言う問題があった。
【0010】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、記録の品質不良を検出する為のテストパターン出力に対し、記録媒体の浪費を極力抑えることが可能な記録装置および記録方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明は、記録手段を用いて記録媒体に画像を記録する記録装置において、記録中の画像の記録中止指示を受け付ける印刷ジョブキャンセル受付手段と、該印刷ジョブキャンセル受付手段により記録中止指示を受けたタイミングで記録途中の前記記録媒体に所定量以上の未記録の残領域があるか否かを判断する残領域検出手段と、該残領域検出手段により残領域量が所定量以上検出された場合に、前記残領域に所定のテストパターンを記録するテストパターン発生記録手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
以上の構成によれば、キャンセルされた記録媒体の残領域にテストパターンが記録され、テストパターンのみの為に新たな記録媒体を必要としないので、記録媒体の浪費を抑えることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0014】
(実施形態1)
図1は本発明の第1の実施形態におけるインクジェット記録装置の構成を示す模式図である。図1において、1はインクジェット記録装置本体、2はガイドシャフト、3はキャリッジ、4は記録ヘッド、5はベルトおよび6はキャリッジモータである。キャリッジモータ6は、ベルト5を介して、キャリッジ3をガイドシャフト2に沿って矢印A、B方向(主走査方向)に往復移動させる。キャリッジ3の上には、ブラック、シアン、マゼンタおよびイエローのインクをそれぞれ吐出する記録ヘッド4が主走査方向に並列して搭載されており、キャリッジ3の移動走査に合わせて、適切なタイミングでインクの吐出を行う。記録ヘッド4の1走査分の記録が完了する毎に、搬送モータ9は搬送ローラ10を駆動し、記録媒体8を矢印C方向(副走査方向)に規定量ずつ搬送する。そして、この記録ヘッド4の記録走査と記録媒体8の搬送とを順次繰り返すことにより、記録媒体8に1ページ分の画像が形成されていく。
【0015】
キャリッジ3上の記録ヘッド4が並ぶ位置には、センサ7が設けられており、キャリッジ3を移動しながらセンサ7で監視することで、記録ヘッド4の記録した画像を読み取ることができる。
【0016】
また、記録媒体8から矢印A方向に外れた位置には、回復機構11が設けられている。回復機構11は、記録ヘッド4が回復機構11と対向する場所に位置した状態で駆動することにより、記録ヘッド4内のインクを吸引し、記録素子の目詰まりを取り除いたり、異なる色のインクによる混色を除去すること等ができる。
【0017】
図2は本実施形態におけるインクジェット記録装置1の制御系の構成を示すブロック図である。
【0018】
図2において、12はマイクロプロセッサ形態のCPU、14はROM形態のプログラムメモリ、15はRAM形態のデータメモリ、および13はこれらを接続する内部バスである。プログラムメモリ14にはCPU12を制御するための制御プログラムが格納されており、CPU12は、この制御プログラムおよびデータメモリ15に格納された内容に従って動作を行う。
【0019】
18はホストコンピュータであり、インタフェース制御回路16からインタフェースケーブル17を介してインクジェット記録装置1に接続されている。CPU12は、ホストコンピュータ18より受信した画像データを、データメモリ15内の記録バッファメモリ19に色毎に展開する。また、記録バッファメモリ19にはプログラムメモリ14にあらかじめ記憶されたテストパターンを書きこむことも可能である。
【0020】
記録バッファメモリ19に展開された各色の画像データは、ヘッド制御回路20を介して記録ヘッド4へ送られ、記録ヘッド4に備えられた各記録素子は、ヘッド制御回路20の駆動信号に従ってインクを吐出する。一方、CPU12は、モータ制御回路21を介してキャリッジモータ6、搬送モータ9および回復機構駆動モータ22を制御することが可能である。そして、記録ヘッド4による記録に合わせて、キャリッジモータ6を駆動することで1走査分の記録を行い、その後搬送モータ9を駆動することで記録媒体8を所定量搬送させる。
【0021】
また、キャリッジ3上に設けられたセンサ7からの信号は、センサ回路23を通じて受信し、データメモリ15内の読取バッファメモリ24に格納させることができる。
【0022】
更にCPU12は、パネル制御回路25を通じて、インクジェット記録装置1の外装面に設けられた操作パネル26に各種の表示を行ったり、操作パネル26上のキーの状態を監視することができる。
【0023】
図3は、本実施形態におけるインクジェット記録装置の処理内容を示すフローチャートである。
【0024】
インクジェット記録装置は、1ページの印刷開始に先だち、まず記録媒体の給紙動作を行う(ステップS101)。次に、1バンド分すなわち記録ヘッド4が1回の記録走査で記録する画像データを受信し(ステップS102)、受信した1バンド分の記録動作を行う(ステップS103)。
【0025】
ここでインクジェット記録装置は、操作パネル上であらかじめ定められている印刷ジョブキャンセル操作が行われたか否かを調べる(ステップS104)。印刷ジョブキャンセル操作が行われていなければ、1ページ分の記録が終了するまでステップS102からステップS104を繰り返す(ステップS105)。そして、1ページの印刷が終了すると、ステップS110へと進む。
【0026】
ステップS104で、印刷ジョブキャンセル操作が行われていた場合には、現在記録中の記録媒体8に、テストパターンを記録するための十分な未記録残領域があるかどうかを調べる(ステップS106)。十分な残領域がある場合には、あらかじめ定められたテストパターンを展開して記録動作を行う(ステップS107)。
【0027】
図4は、ステップS107でテストパターンが記録された時点の記録結果の例を示す図である。ここでは、1ページの印刷処理を記録媒体8の上部から下部に向かって行っている最中、図中Xの位置までの記録が完了した時点で、ユーザが印刷ジョブをキャンセルしたものとする。この場合、Xの地点から記録媒体8の下端まで十分な領域があるため、Xの地点と記録媒体8の下端との間の位置Yにテストパターンを記録している。
【0028】
図5は、本実施形態における上記テストパターンの例を示す図である。本実施形態では、記録ヘッド4が記録する各色間の主走査方向の位置ずれを自動補正するものとする。
【0029】
図5において、テストパターン401の上半部はブラックのヘッドのみを使用して記録したパターンであり、ここでは1ドット幅の縦線を3箇所に数本ずつ記録している。テストパターン401の下半部はシアン、マゼンタおよびイエローを吐出する各ヘッドによって、それぞれ1箇所ずつ記録されたパターンである。各色の記録位置は、副走査方向に対し、ブラックヘッドで記録する縦線と設計上同位置となる箇所となっている。
【0030】
図3のステップS108では、ステップS107で記録したパターンに対し、その記録結果の読み取り動作を行う。実際には、キャリッジ3を主走査方向に移動させながら図5のDおよびEの矢印で示した線上をセンサ7で読み取る。読み取った結果、DおよびEそれぞれの濃度のピークレベルの位置を比較することにより、ブラックヘッドに対する、シアン、マゼンタおよびイエローの各ヘッドの製造上の位置ずれが検出できる。その後、CPU12は、ここで検出された位置ずれ量から、各記録ヘッドの記録時のタイミング補正値を求め、装置本体に保存する(ステップS109)。
【0031】
次に、記録媒体の排出動作を行う(ステップS110)。また、ステップS106で十分な残領域がなかった場合にも、そのままステップS110に進み、記録媒体の排出動作を行う。以上で、1ページの印刷処理が終了する。
【0032】
次回、記録を行う際には、インクジェット記録装置はステップS109で更新したタイミング補正値を呼び出し、キャリッジ3の位置に対する各色の記録開始タイミングをずらして記録する。こうすることにより、記録ヘッド4の主走査方向の記録位置ずれを補正することができる。
【0033】
以上説明した様に、本実施形態によれば、ユーザが印刷ジョブをキャンセルした時点で、印刷中の記録媒体8にテストパターンを記録するため、テストパターンのために無駄な記録媒体を消費することがなくなる。さらに、印刷中だった記録媒体8の排出動作が完了した時点で自動調整動作も完了しているので、ユーザは、すぐに次の印刷ジョブを、良好な記録品質で記録することができる。
【0034】
尚、以上の説明においては、記録ヘッド4の主走査方向の記録位置ずれを自動調整する例を説明して来たが、本実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、双方向記録時の往方向と復方向とでの記録位置ずれや、記録ヘッド4の各色間あるいは記録素子間の吐出量ばらつきを補正することも可能である。双方向記録時の記録位置ズレを補正する場合、往路でのパターンと復路でのパターンをそれぞれ記録し、センサ7によって両者のズレ量を測定すればよい。また、各色間あるいは記録素子間の吐出量ばらつきを補正する場合には、濃度やドットの大きさ等、吐出量のばらつきが判別できるパターンを記録し、やはりセンサ7によって読み取り、解析できるようにしてもよい。無論、上記で述べた複数のパラメータが同時に調整出来るように、複数のテストパターンを同時に同一記録媒体に記録し、夫々のパラメータに対し補正値を求める構成にしてもよい。いずれにしても、印刷ジョブの実行中に判断された記録不良に対し、記録中の記録媒体にテストチャートを記録し、これをセンサで読み取り解析することにより、次回の記録の為の各種パラメータの調整を行う構成であれば、本実施形態は有効となるのである。
【0035】
(実施形態2)
以下に本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態においても第1の実施形態で説明したインクジェット記録装置を適用するものとし、記録装置の構成は、図1および図2で説明した実施形態1と同様とする。但し、実施形態1では記録ヘッドの記録位置を補正する為のテストパターンを出力し、これを読み取り記録時に補正をかける方法を示したが、本実施形態においては、記録ヘッドの吐出不良を検知し、回復動作を自動で行うものとする。
【0036】
図6は本実施形態におけるインクジェット記録装置の処理内容を示すフローチャートである。インクジェット記録装置は、1ページの印刷開始に先だち、まず記録媒体の給紙動作を行う(ステップS201)。次に、1バンド分すなわち記録ヘッド4が1回の記録走査で記録する画像データを受信し(ステップS202)、受信した1バンド分の記録動作を行う(ステップS203)。
【0037】
ここでインクジェット記録装置は、操作パネル上であらかじめ定められている印刷ジョブキャンセル操作が行われたか否かを調べる(ステップS204)。印刷ジョブキャンセル操作が行われていなければ、1ページ分の記録が終了するまでステップS202からステップS204を繰り返す(ステップS205)。そして、1ページの印刷が終了すると、ステップS211へと進む。
【0038】
印刷ジョブキャンセル操作が行われていた場合には、現在印刷中の記録媒体8にテストパターンを記録するための十分な未記録残領域があるかどうかを調べる(ステップS206)。十分な残領域がある場合にはあらかじめ定められたテストパターンを展開して記録動作を行う(ステップS207)。
【0039】
図7は、本実施形態における上記テストパターンの例を示す図である。本実施形態では、記録ヘッド4に具えられた全記録素子の吐出不良を検出するため、ブラック、シアン、マゼンタおよびイエロー各色について、夫々の記録素子で図のような規則的な階段状のパターンを記録する。もしも記録素子の1つが不吐出であった場合には、階段パターンの1つの段が欠落している状態となる。
【0040】
図6のステップS208では、図7で示したパターンに対し、その記録結果の読み取り動作を行う。実際には、キャリッジ3を主走査方向に移動させながら図7のパターンをセンサ7で読み取り、各色各記録素子で記録したエリアの濃度変化を検出する。そして、該当する記録素子の記録状態を判断する。読み取った結果、階段パターンに欠落した段を検出したり、段のピッチが大幅にずれている個所が確認された場合、記録ヘッド4に吐出不良の記録素子が存在することになる。
【0041】
ステップS209では、ステップS208での解析結果に基づき、インクジェット記録ヘッドの回復動作が必要か否かを判断する。そして、必要である場合には回復動作を実行する(ステップS210)。
【0042】
次に、記録媒体の排出動作を行う(ステップS211)。ステップS206で十分な残領域がなかった場合やステップS209で回復動作の必要性が無かった場合にも、そのままステップS211に進み、記録媒体の排出動作を行う。以上で、1ページの印刷処理が終了する。
【0043】
以上説明した様に、本実施形態によれば、ユーザが印刷ジョブをキャンセルした時点で、印刷中の記録媒体8にテストパターンを記録するため、テストパターンのために無駄な記録媒体を消費することがなくなる。さらに、印刷中だった記録媒体8の排出動作が完了した時点で自動回復動作も完了しているので、ユーザは、すぐに次の印刷ジョブを、良好な記録品質で開始することができる。
【0044】
尚、本実施形態においては、記録ヘッド4の吐出不良を検出した場合に回復動作を行う場合を説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではない。その他の要因、例えば記録ヘッド4における混色を検知する為のパターンを記録し、これをセンサ7で読み取ることによって、回復動作の必要性を判断することも可能である。無論、上述した吐出不良と混色とをそれぞれ判別可能な複数のパターンを記録して判断しても本実施形態は有効である。
【0045】
更に、以上説明した2つの実施形態では記録を行う際のパラメータ調整と、記録ヘッドの信頼性を保証する為の回復動作とを、それぞれ実施形態を分けて説明して来たが、本発明においては、これらを共に行うことも可能である。テストパターンにより検出する項目、また調整や回復動作などのメンテナンスの内容を適宜変更することもできる。
【0046】
また、上記の実施形態においては、操作パネル26上にあらかじめ定められた操作が行われたかどうかを調べることにより、印刷ジョブキャンセル指示の有無を判断していたが、本発明はこれに限定されるものではない。操作パネルの代わりにホストコンピュータ18からの通信によって印刷ジョブキャンセル指示を受け取るような場合でも無論有効である。
【0047】
さらに、上記の実施形態においては、テストパターンの記録結果を、センサ7で読み取って解析し、この結果に基づいて自動的に調整あるいは回復動作を行っているが、本発明はこの方法に限定されるものでもない。従来の技術でも説明した様に、ユーザがテストパターンの記録結果を見て判断し、操作パネル26あるいはホストコンピュータ18上で調整値等を入力する形態であってもよい。
【0048】
また、上記の実施形態においてはシリアル型のインクジェット記録装置を例に説明して来たが、本発明はこの構成に限定されるものでもない。シリアル型の記録装置でなくても、またインクジェット方式の記録装置でなくても、記録のための調整や回復動作のようなメンテナンス処理が施されるような構成であれば本発明は有効となるのである。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、キャンセルされた記録媒体の残領域にテストパターンが記録され、テストパターンのみの為に新たな記録媒体を必要としないので、記録の品質不良を検出する為のテストパターン出力に対し、記録媒体の浪費を抑えることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるインクジェット記録装置の構成を示す模式図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるインクジェット記録装置1の制御系の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるインクジェット記録装置1の処理内容を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施形態における記録結果の例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるテストパターンの例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるインクジェット記録装置1の処理内容を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態におけるテストパターンの例を示す図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置
2 ガイドシャフト
3 キャリッジ
4 記録ヘッド
5 ベルト
6 キャリッジモータ
7 センサ
8 記録媒体
9 搬送モータ
10 搬送ローラ
11 回復機構
12 CPU
13 内部バス
14 プログラムメモリ
15 データメモリ
16 インタフェース制御回路
17 インタフェースケーブル
18 ホストコンピュータ
19 記録バッファメモリ
20 ヘッド制御回路
21 モータ制御回路
22 回復機構駆動モータ
23 センサ回路
24 読取バッファメモリ
25 パネル制御回路
26 操作パネル
401 テストパターン

Claims (7)

  1. 記録手段を用いて記録媒体に画像を記録する記録装置において、
    記録中の画像の記録中止指示を受け付ける印刷ジョブキャンセル受付手段と、
    該印刷ジョブキャンセル受付手段により記録中止指示を受けたタイミングで記録途中の前記記録媒体に所定量以上の未記録の残領域があるか否かを判断する残領域検出手段と、
    該残領域検出手段により残領域量が所定量以上検出された場合に、前記残領域に所定のテストパターンを記録するテストパターン発生記録手段と
    を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 前記テストパターン発生記録手段によって記録されたテストパターンを読み取るセンサと、該センサによって得られたデータを解析する解析手段と、該解析手段によって解析された内容により前記記録手段の記録時の調整を行う調整手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記記録手段は複数の色のインクを吐出するインクジェット記録ヘッドであって、前記解析手段は前記センサによって得られた結果から前記インクジェット記録ヘッドが記録した異なる色間の記録位置のずれ量を検出し、前記調整手段は前記インクジェット記録ヘッドの記録位置を各色単位で補正することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記記録手段は複数の記録素子からインクをそれぞれ吐出する記録素子群を複数の色数分有したインクジェット記録ヘッドであって、前記解析手段は前記センサによって得られた結果から前記インクジェット記録ヘッドの吐出量を色単位あるいは前記記録素子単位で検出し、前記調整手段は前記インクジェット記録ヘッドの吐出量を色単位あるいは前記記録素子単位で補正することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  5. 前記テストパターン発生記録手段によって記録されたテストパターンを読み取るセンサと、該センサによって得られたデータを解析する解析手段と、該解析手段によって解析された内容により、前記記録手段の記録動作を良好にするための回復動作を行う回復手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  6. 前記記録手段は複数の記録素子からインクをそれぞれ吐出するインクジェット記録ヘッドであって、前記解析手段は前記センサによって得られた結果から吐出不良の記録素子の有無を判別し、吐出不良の記録素子が存在する場合には、前記回復手段は前記インクジェット記録ヘッドに対し回復動作を行うことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記記録手段は複数の色のインクを吐出するインクジェット記録ヘッドであって、前記解析手段は前記センサによって得られた結果から前記インクジェット記録ヘッドに混色が生じているか否かを判断し、混色が生じている場合には、前記回復手段は前記インクジェット記録ヘッドに対し回復動作を行うことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
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