JP2004102922A - アプリケーション仲介サーバ及びアプリケーション仲介方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】自由に拡張することのできるアプリケーション仲介サーバを提供する。
【解決手段】本発明のアプリケーション仲介サーバ1aは、データセットが記録されている所在地情報を管理し、データセットに格納されたデータを収集する分散データ管理手段11aと、分散データ管理手段11aが管理している所在地情報を参照してデータセットを特定し、データセットへの要求を、特定されたデータセットへ振り分ける所在地振分手段12aとを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明のアプリケーション仲介サーバ1aは、データセットが記録されている所在地情報を管理し、データセットに格納されたデータを収集する分散データ管理手段11aと、分散データ管理手段11aが管理している所在地情報を参照してデータセットを特定し、データセットへの要求を、特定されたデータセットへ振り分ける所在地振分手段12aとを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のアプリケーション仲介サーバ(ASPサーバ:Application Service Provider Server)をシームレスに接続することのできるアプリケーション仲介サーバ及びアプリケーション仲介方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネット等の通信回線や計算機の著しい発達に伴い、ASPサービスが普及している。このASPサービスとは、EDI(Electronic Data Interchange)データと呼ばれる標準的な書式形式を用いて、ブラウザ等をユーザインタフェースとして持つWeb上で、インターネットを介して、企業間でそのデータを電子的に交換する仕組みである。
【0003】
従来のASPサービスとして、図8に示すように、従来のASPサービスにおいては、アプリケーションを購入するバイヤー端末(ユーザクライアント装置)210及び212と、アプリケーションを提供するサプライヤー端末(ベンダクライアント装置)216乃至218と、バイヤー端末210及び212とサプライヤー端末216乃至218を仲介するアプリケーション仲介サーバ(アプリ開発仲介サーバ)215が、通信ネットワーク4によって接続されている。アプリケーション仲介サーバ215は、例えば、バイヤー端末210からの購入条件と、サプライヤー端末216からの販売条件とが合致した場合、その売買契約を成立させる(例えば特許文献1参照。)。
【0004】
従来は、アプリケーションのサプライヤー毎に見積などの交渉を重ねて売買契約を交わしていたところ、アプリケーション仲介サーバにより、バイヤーとサプライヤーの交渉を簡素化し、スピーディーな取引を実現することができるようになった。
【0005】
一方、サーバとクライアントの連携方法として、図9に示すように、サーバ側とクライアント側両方にスタブを設けることにより、サーバとクライアントの連携を測る方法が挙げられる(例えば特許文献2参照。)。この方法を適用すれば、複数のアプリケーション仲介サーバを、クライアントからシームレスに接続することも可能である。しかし、クライアント側にスタブを用意する必要があり、クライアント側ではインストールしたり、バージョンアップを行ったりなど、運用コストが必要になる。このように、特許文献2における提案においては、複数のクライアントやサーバに対応するのは、非常に困難である。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−49703号公報
【特許文献2】
特開平6−332830号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなWeb上で、EDIデータのやりとりをASPとして提供する場合には、バイヤーの要求により、特定バイヤー専用のアプリケーション仲介サーバを構築する必要があったり、付加を分散するため、ASPインスタンス(アプリケーションセットのデータベース)を複数の計算機で運用することが望まれる。この場合、サプライヤー端末においてアプリケーション仲介サーバを利用する際に、取引するベンダー毎に、或いは分散したアプリケーション仲介サーバのサイト毎に、アクセスを行わなければならない。これは非常に効率が悪く、論理的又は物理的に分散したASPインスタンスをシームレスに接続することが求められている。
【0008】
これを解決するために、複数のASPサイトをシームレスにアクセスできるように、ポータルサイトを構築し、目的毎に中間的なサイトにデータ又はロジックを配置して対応していた。この場合、ポータルサイト内に備えられたデータを利用して行われる各サイトのデータが混在した一覧を表示するなど、データを共通的に扱う処理については向いている。しかし、個別のデータをそのデータが存在するアプリケーションを適用して参照・更新する処理を実現することは困難であった。
【0009】
又、上述したように、ベンダー側端末やサプライヤー側端末に処理を加えることなく、複数のアプリケーション仲介サーバをシームレスに接続することが求められている。
【0010】
従って本発明の目的は、アプリケーション仲介サーバを自由に拡張することのできるアプリケーション仲介サーバ及びアプリケーション仲介方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴に係るアプリケーション仲介サーバは、データベースに記録されたデータセットを備えた第1のアプリケーション仲介サーバと、この第1のアプリケーション仲介サーバとシームレスに接続することのできる第2のアプリケーション仲介サーバと、第1のアプリケーション仲介サーバに接続されたクライアント端末とを備えるアプリケーション提供システムに用いられるアプリケーション仲介サーバに関する。即ち、本発明の第1の特徴に係るアプリケーション仲介サーバは、データセットが記録されている所在地情報を管理し、データセットに格納されたデータを収集する分散データ管理手段と、分散データ管理手段が管理している所在地情報を参照してデータセットを特定し、データセットへの要求を、特定されたデータセットへ振り分ける所在地振分手段とを備える。
【0012】
このような本発明の第1の特徴に係るアプリケーション仲介サーバによれば、複数のアプリケーション仲介サーバと連携して、機能を提供することができるので、アプリケーション仲介サーバの拡張を行うことができる。
【0013】
又、分散データ管理手段は、データセットが記録されたデータベースの識別子及びデータセットの識別子を含む、所在地情報を記録したデータ所在地定義情報記憶装置と、データ所在地定義情報記憶装置を参照して、データセットの所在地を判定するデータ所在地判定手段と、データ所在地判定手段で判定されたデータセットの所在地を考慮して、複数のアプリケーション仲介サーバに備えられたデータベースからデータセットのデータを収集するデータ収集加工手段とを備えることが好ましい。
【0014】
これによれば、分散データ管理手段によって、データセットの所在地を判定し、データを収集するので、利用者は、データセットの所在地を考慮せずに、データを収集することができる。
【0015】
又、分散データ管理手段は、データセット毎に異なるデータ項目の対応を記録したデータ項目マッピング定義情報記憶装置を更に備え、データ収集加工手段は、データ項目マッピング定義情報記憶装置を参照して、収集するデータセット毎に、データ項目を変更してデータを収集することが好ましい。
【0016】
これによれば、データセット毎に項目名が異なる場合でも、個別に異なる項目に変換して検索を行うことができる。
【0017】
又、所在地振分手段は、データの所在地情報と、データのURLを含む位置情報をと対応付けた振分先定義情報記憶装置と、振分先定義情報記憶装置を参照して、クライアント端末からのデータへの要求に対して、データの位置情報に変換するURL解析変換手段と、URL解析変換手段で変換されたデータの位置情報を用いて、データへの要求を行うURL振分手段とを備えることが好ましい。
【0018】
これによれば、これによれば、所在地振分手段によって、データセットへのリクエストを変換された位置情報(実URL)へ振り分けるので、利用者は、データセットの所在地を考慮せずにそのデータセットへ接続することができる。
【0019】
又、データセットへのアクセスを制御するアクセス制御情報が記録されたアクセス制御情報記憶装置と、アクセス制御情報記憶装置を参照して、クライアント端末からデータセットへの接続が許可されている場合、URL振分手段を実行するアクセス制御手段とを備えることが好ましい。
【0020】
これによれば、アクセス権限を持っている利用者のみデータセットへ接続させることができる。
【0021】
又、クライアント端末からのリクエストが、複数のアプリケーション仲介サーバが共有する機能のリクエストであった場合、分散データ管理手段が、複数のアプリケーション仲介サーバから収集したデータをクライアント端末に提示し、クライアント端末からのリクエストが、複数のアプリケーション仲介サーバの個別の機能のリクエストであった場合、所在地振分手段が、データのURLへリクエストを振り分けることが好ましい。
【0022】
これによれば、検索機能などのアプリケーション仲介サーバが共有する機能については、分散データ管理手段によって複数のアプリケーション仲介サーバからデータを収集することができる。更に、更新など、アプリケーション仲介サーバに直接接続する個別機能については、所在地振分手段によって、データのURLへリクエストを振り分けることができる。
【0023】
本発明の第2の特徴に係るアプリケーション仲介方法は、データベースに記録されたデータセットを備えた第1のアプリケーション仲介サーバと、この第1のアプリケーション仲介サーバとシームレスに接続することのできる第2のアプリケーション仲介サーバと、第1のアプリケーション仲介サーバに接続されたクライアント端末とを備えるアプリケーション提供システムに用いられるアプリケーション仲介方法において、アプリケーション仲介サーバがクライアント端末から複数のアプリケーション仲介サーバに共有の機能のリクエストを受信するステップと、共有の機能のリクエストを受信した後に、アプリケーション仲介サーバに備えられた分散データ管理手段によって、データセットの所在地を参照して、複数のアプリケーション仲介サーバから、データセットから必要なデータを収集し、処理するステップと、アプリケーション仲介サーバがクライアントから複数のアプリケーション仲介サーバに個別の機能のリクエストを受信するステップと、個別の機能のリクエストを受信した後に、分散データ管理手段手段によって管理されたデータの所在地の情報を参照して、アプリケーション仲介サーバに備えられた所在地振分手段によって、データが格納されているデータセットを特定し、クライアントからの個別の機能のリクエストを、特定されたデータセットに振り分けるステップとを備えるであることである。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
【0025】
(最良の実施の形態)
本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介システムの概念図を図1に示す。図1(a)は、サプライヤー端末2aから、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bが共有する参照要求などの要求が来た場合のデータの流れを示す概念図で、図1(b)は、サプライヤー端末2aからアプリケーション仲介サーバ1a及び1bに個別の更新要求などが来た場合のデータの流れを示す概念図である。
【0026】
本発明の最良の実施の形態に係る第1のアプリケーション仲介サーバ1aは、ASPインスタンスデータベース記憶装置116a、分散データ管理手段11a、所在地振分手段12a、HTTPプロセス13a、Webアプリケーションプロセス14aを備えている。
【0027】
ASPインスタンスデータベース記憶装置116aは、第1のアプリケーション仲介サーバ1aが仲介するアプリケーションに関するデータセットが格納されている記憶装置である。
【0028】
分散データ管理手段11aは、データセットが記録されている所在地情報(例えば、サーバ名、データベース名、テーブル名など)を管理し、所在地情報を参照してデータセットに格納されたデータを収集する手段である。
【0029】
所在地振分手段12aは、分散データ管理手段11aが管理している所在地情報を参照してデータセットを特定し、サプライヤー端末2aからデータセットへの要求を、特定されたデータセットへ振り分ける手段である。
【0030】
HTTPプロセス13aは、サプライヤー端末2aに備えられたデータ参照アプリケーション31aから、HTTPで実装されたメッセージを受信し、所在地振分手段12aに送信するプロセスである。ここで、データ参照アプリケーション31aは、インターネットのWebページを閲覧する場合に用いる一般的なブラウザである。
【0031】
Webアプリケーションプロセス14aは、サプライヤー端末2aからの要求を受け付けて、ASPインスタンスデータベース記憶装置116の処理を行う分散データ管理手段11aへ橋渡しするプロセスである。
【0032】
第1のアプリケーション仲介サーバ1aについて記載したが、第2のアプリケーション仲介サーバ1bも同様の構成を備える。
【0033】
本発明の最良の実施の形態においては、二つのアプリケーション仲介サーバを備えるアプリケーション仲介システムについて記載しているが、アプリケーション仲介システムに用いられるアプリケーション仲介サーバの数は3以上でも構わない。
【0034】
図1(a)を参照して、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bが共有する機能のリクエストがあった場合を説明する。
【0035】
まず、サプライヤー端末2aから第1のアプリケーション仲介サーバ1aへ、データ参照アプリケーション31aを介して、データセットの検索リクエストが送信される。HTTPプロセス13aを介して受信したリクエストはアプリケーション仲介サーバ1a及び1bが共有する機能であるため、所在地振分手段12aが、Webアプリケーションプロセス14aを介して、分散データ管理手段11aに検索リクエストを送信する。分散データ管理手段11aは、管理しているデータの所在地情報を参照して、第1のアプリケーション仲介サーバ1aに備えられたASPインスタンスデータベース記憶装置116aと、第2のアプリケーション仲介サーバ1bに備えられたASPインスタンスデータベース記憶装置116bを参照して検索を実行し、その結果をサプライヤー端末2aのデータ参照アプリケーション31aに提示する。従って、図1(a)に示すように、データ参照アプリケーション31aに提示された検索結果は、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bのデータが混在している。
【0036】
図1(b)を参照して、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bの個別の機能のリクエストがあった場合を説明する。
【0037】
まず、サプライヤー端末2aから第1のアプリケーション仲介サーバ1aへ、データ参照アプリケーション31aを介して、データセットの更新リクエストが送信される。第1のアプリケーション仲介サーバ1aは、HTTPプロセス13aを介して受信したリクエストがアプリケーション仲介サーバ1a及び1bの個別の機能であるので、所在地振分手段12aによって、当該データセットの所在地を特定する。更に、所在地振分手段12aは、特定した所在地に、更新リクエストを振り分け、転送する。
【0038】
図1(b)においては、サプライヤー端末2aが発行した更新リクエストは、第2のアプリケーション仲介サーバ1bに対するものであるので、所在地振分手段12aは、第2のアプリケーション仲介サーバ1bのWebアプリケーションプロセス14bに更新リクエストを振り分け、転送する。ここで、サプライヤー端末2aが発行した更新リクエストが、第1のアプリケーション仲介サーバ1aに対するものである場合は、図1(a)と同様に、第1のアプリケーション仲介サーバ1aのWebアプリケーションプロセス14aに、更新リクエストを振り分ける。
【0039】
以上の様に、サプライヤー端末2aからの更新リクエストは、そのデータセットの所在地に問わず、更新を行うことができる。
【0040】
本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介システムのシステム構成図を図2に示す。
【0041】
本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介システムは、アプリケーションを仲介するサプライヤー端末2a乃至2cと、アプリケーションを購入する端末であるバイヤー端末3a乃至3cと、サプライヤー端末2a乃至2cが提供するアプリケーションのバイヤー端末3a乃至3cからの購入を仲介するアプリケーション仲介サーバ1a及び1bを備える。
【0042】
アプリケーション仲介サーバ1aは、図1で説明した分散データ管理手段11a、所在地振分手段12a、ASPインスタンスデータベース記憶装置116aを備えている。
【0043】
又、サプライヤー端末2a乃至2cは、ブラウザなどのデータ参照アプリケーション31a乃至31cを備えている。これにより、サプライヤー端末2a乃至2cから、データ参照アプリケーション31a乃至31cを介して、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bのデータの参照、更新を行うことができる。同様に、バイヤー端末3a乃至3cにもデータ参照アプリケーションが備えられており、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bのデータの参照、更新を行うことができる。
【0044】
バイヤー端末3a乃至3cは、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bと通信ネットワーク4aによって接続されており、サプライヤー端末2a乃至2cは、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bと通信ネットワーク4bによって接続されている。
【0045】
ここで、通信ネットワーク4a及び4bは、インターネット、パソコン通信等の通信ネットワークのことである。通信ネットワーク4a及び4bは、互いに閉じたネットワークでも良いし、お互いにシームレスに接続できるネットワークでも良い。
【0046】
第1のアプリケーション仲介サーバ1aの詳細な機能ブロック図を図3に示す。
【0047】
第1のアプリケーション仲介サーバ1aは、分散データ管理手段11aと、所在地振分手段12aを備えている。
【0048】
分散データ管理手段11aは、データ所在地定義情報記憶装置113、データ検索式情報記憶装置114、データ項目マッピング定義情報記憶装置115、ASPインスタンスデータベース記憶装置116a、処理結果データ記憶装置117、データ所在地判定手段111、データ収集加工手段112を備えている。
【0049】
ASPインスタンスデータベース記憶装置116aは、図1で説明した様に、第1のアプリケーション仲介サーバ1aが仲介するアプリケーションに関するデータセットが格納されている記憶装置である。
【0050】
データ所在地定義情報記憶装置113は、データセットが記録されたASPインスタンスデータベース記憶雄値116aの識別子、データセットの識別子を含む、所在地情報を記録した記憶装置である。例えば、データベース名、テーブル名、などの情報が格納されている。
【0051】
データ項目マッピング定義情報記憶装置115は、データセット毎に異なるデータ項目の対応付けを記録した記憶装置である。
【0052】
処理結果データ記憶装置117は、検索された結果を提示するデータを記録した記録媒体である。
【0053】
データ所在地判定手段111は、データ所在地定義情報記憶装置113を参照して、データセットの所在地を判定し、検索式を生成し、生成した検索式をデータ検索式情報記憶装置114に格納する手段である。ここでは、データ所在地定義情報記憶装置113を参照して、検索対象となるデータセットが格納されているデータベースを特定する。このとき更に、データ項目マッピング定義情報記憶装置115を参照して、検索対象となるデータベースに対応したデータ項目を用いて、データ項目の対応付けを行っても良い。ここで、それぞれのデータベースに検索を行う検索式を生成し、データ検索式情報記憶装置114に格納する。
【0054】
データ収集加工手段112は、データ検索式情報記憶装置114に記録された検索式を用いて、該当するデータベースに対して検索を行い、処理結果データ記憶装置117に処理結果を記録する。このとき、データ参照アプリケーション31a乃至31cからデータを参照できるように、HTML形式で格納するのが好ましい。
【0055】
分散データ管理手段11aは、データ所在地定義情報記憶装置113から各データセットにおけるデータベースの所在地を読みとり、各データベースに対して、データ項目マッピング定義情報記憶装置115から読みとったデータ項目のリストを、ASPインスタンスデータベース記憶装置116a及び116bから検索し、処理結果データ記憶装置117にその結果を出力する。
【0056】
所在地振分手段12aは、振分先定義情報記憶装置124、返還後URL情報記憶装置125、アクセス制御情報記憶装置126、URL解析変換手段121、アクセス制御手段122、URL振分手段123を備えている。
【0057】
振分先定義情報記憶装置124は、所在地情報及び所在地情報と振分先URLとの対応を定義した記憶装置である。
【0058】
アクセス制御情報記憶装置126は、データセットへのアクセスを制御するアクセス制御情報を記録した記憶装置である。
【0059】
URL解析変換手段121は、振分先定義情報記憶装置124を参照して、処理結果データ記憶装置117に記録されたデータをURLに変換して、変換後URL情報記憶装置125に格納する手段である。
【0060】
アクセス制御手段122は、アクセス制御情報記憶装置126を参照して、第1のアプリケーション仲介サーバ1aにリクエストしたサプライヤー端末2a乃至2c及びバイヤー端末3a乃至3cが、このデータセットへアクセスできるか否かを判定する手段である。
【0061】
URL振分手段123は、変換後URL情報記憶装置125を参照して、リクエストを、該当するデータセットのURLへ転送する手段である。
【0062】
所在地振分手段12aは、振分先定義情報記憶装置124からリクエストURLの振分先URLを取得し、アクセス制御情報記憶装置126から利用者がアクセス権限があることを確認した後、振分先URLへリダイレクトを行う。
【0063】
図4及び図5を参照して、サプライヤー端末2aから、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bにデータセットの検索を行い、更にサプライヤー端末2aから、第2のアプリケーション仲介サーバ1bに更新を行う場合のデータフローを説明する。
【0064】
まず、サプライヤー端末2aのデータ参照アプリケーション31aから、アプリケーション仲介サーバ1aに対して見積依頼一覧を表示するリクエストが発行される。これを受けたアプリケーション仲介サーバ1aは、HTTPプロセス13aを経由して、データ所在地判定手段111を起動する。
【0065】
データ所在地判定手段111は、データ所在地定義情報記憶装置113を読みとり、各データセットにおけるデータベースの位置を認識し、検索式(SQL文)に指定するテーブル名を特定する。データ所在地定義情報記憶装置113は、データセットを識別するセットID、データセットのテーブル名、データセットが格納されたデータベースのリンク名が関連づけられている。具体的には、セットIDが「0」のデータセットが、テーブル名「EIAJ301」、データベースのリンク名が「LOCAL」のレコード等が格納されている。
【0066】
又、検索時の選択列を特定するため、データ項目、マッピング定義情報記憶装置115を参照して、検索時に取得が必要な共通項目の名称に対する実例名を洗い出す。データ項目マッピング定義情報記憶装置115では、セットID毎に、テーブル名、そのテーブルで使われている項目名、共通に仕様できる共通項目名が登録されている。具体的には、セットID「0」のテーブル名「EIAJ301」において、実項目名「jp00004」が、共通項目名「発注者」であることを示すレコード等が格納されている。
【0067】
このように決定した選択列リストと上述した検索対象テーブルの情報を元に、データセット毎に選択列リストのレコードを取得するselect文を、全てのアプリケーション仲介サーバ1a及び1bに対して実行するように、「UNION」で連結したデータ検索式を生成し、データ検索式情報記憶装置114に格納する。ここで、このselect文の選択列リストとして、検索対象とするデータセットのセットIDを追記する。
【0068】
データ収集加工手段112は、データセットが格納されたデータベースに対して、データ検索式情報記憶装置114に格納されたSQL文をリクエストし、その処理結果を処理結果データ記憶装置117に格納する。ここでは、SQL文を発行する前に、常にデータベースに対して既にログインしていても良いし、SQL文を発行するたびにデータベースに対してログインしても良い。
【0069】
図4においては、ASPインスタンスデータベース記憶装置116a及びに対して、見積依頼一覧の項目である発注者、品名、見積依頼番号を検索している。サプライヤー端末2aに処理結果を提示する場合は、共通項目名を使って表示する。
【0070】
この見積一覧を表示するデータ参照アプリケーション31aは、そのアプリケーションにて各案件の詳細情報を表示する機能へのリクエストを見積依頼一覧HTMLの各案件に対するアクション指定部分にHTTPリクエストとして埋め込むまれたHTMLファイルをサプライヤー端末2aに提示する。
【0071】
このリクエストは、URL形式であるが、処理結果データ記憶装置117のセットIDを元に、”/[セット名]/[機能名]”という形式で定義する。ここで、機能名とは、例えば、「詳細情報表示」や、「データ更新」など、各データセット個別にリクエストできる機能の名称である。
【0072】
データ参照アプリケーション31aが出力する見積依頼一覧画面において、当該利用者がログインしていないデータセットの案件(具体的には、「SET1」)を利用者が選択して、詳細画面表示機能のリクエストを発行するとする。その場合、URL解析変換手段121は、そのリクエストをどうデータセットへ振り分けるべき過を決定するため、振分先定義情報124を参照してリクエストURLに埋め込まれているセット名から振分先URL文字列を取得する。振分先定義情報記憶装置124には、セット名と、振分先のURLが関連づけられて記録されている。具体的には、セット名が「SET0」のデータセットは、ローカルのURLと、セット名が「SET1」のデータセットは、そのデータセットが格納されている「http://AAA/bin」のURLと関連づけられている。
【0073】
更に、URL解析変換手段121は、セット名が含まれているリクエストURLを実際のURLに変換し、URL情報記憶装置125に格納する。具体的には、セット名が「SET1」のデータに対して機能を実行する場合は、「http://AAA/bin」で開始するURLに変換される。
【0074】
このとき、アクセス制御手段122は、アクセス制御情報記憶装置126を参照して、リクエストURLが利用者の利用者権限で利用できるものかどうかを判定し、利用できるのであれば、URL振分手段122へリクエストを発行する。当該利用者が利用できない機能であれば、その旨のエラーメッセージを表示する。
【0075】
最後に、URL振分手段123は、リクエストURLをリダイレクトし、最終結果を、サプライヤー端末2aに提示する。
【0076】
図6を参照して、本発明の最良の実施の形態に係る分散データ管理手段11aの詳細なフローを説明する。
【0077】
まず、ステップS101において、データ所在地判定手段111によって、データ所在地定義情報記憶装置113を参照して、所在地定義情報を取得する。ステップS102において、検索式を初期化するため、nullを代入する。
【0078】
次に、ステップS103において、データ収集加工手段112によって、検索式がnullでない場合は、ステップS104において、検索式に、「検索式+”UNION”」を代入する。検索式がnullの場合は、何も行わない。
【0079】
次に、ステップS105において、データ収集加工手段112によって、データ項目マッピング定義情報記憶装置115を参照して、データ項目マッピング定義情報を取得し、ステップS106において、取得されたデータ項目マッピング定義情報を参照して、検索列リストを変換し、作成する。
【0080】
次に、ステップS106において、データ収集加工手段112によって、所在地定義情報及びデータ項目マッピング定義情報を参照して、これらを反映した検索式を作成し、ステップS107において、予め作成された検索式に連結する。ここで、ステップS108においてセットIDがローカルのIDであるか判定する。ローカルのIDでない場合、更に、ステップS109において、検索式に、「”@”+DBリンク名」を連結する。
【0081】
更に、ステップS101で取得された所在地定義情報の数だけ、ステップS103乃至ステップS109を繰り返す。即ち、全てのデータセットに対して検索を行うことができる。
【0082】
このように検索式が完成すると、ステップS110において、データ収集加工手段112によって、検索式(SQL文)によりASPインスタンスデータベース記憶装置116a及び116bを検索し、ステップS111において、検索結果を出力する。
【0083】
図7を参照して、本発明の最良の実施の形態に係る所在地振分手段12aの詳細なフローを説明する。
【0084】
まず、ステップS201において、URL解析変換手段121によって、振分先定義情報記憶装置124を参照して、振分先定義情報を取得する。
【0085】
次に、ステップS202において、URL解析変換手段121によって、リクエストURL内のセット名文字列を置換し、実URLに変換する。
【0086】
一方、ステップS203において、アクセス制御手段122によって、アクセス制御情報記憶装置126を参照し、ステップS204において、利用者権限情報(ロール)を取得する。
【0087】
ステップS205において、アクセス制御手段122によって、利用者権限情報と置換後のURLのアクセス制御情報とを突き合わせ、ステップS206において、権限が十分で在るか否か判定する。
【0088】
ステップS206において、権限が十分でない場合は、そのままエラーメッセージを提示して終了する。
【0089】
ステップS206において、権限が十分である場合は、ステップS207において、置換後のURLのリクエストを発行する。
【0090】
本発明の最良の実施の形態によれば、アプリケーション提供サイトが複数のASPインスタンスから構成される場合に、利用者側がその存在を意識することなく操作できる仕組みを提供することができる。従って、アプリケーション提供サイトの拡張に貢献することができる。
【0091】
又、この仕組みを複数のアプリケーション提供サイト間の連携にも応用することができる。
【0092】
従って、本発明の最良の実施の形態によれば、利用者が複数のアプリケーション提供サイトを利用する場合、その利便性を向上させることができる。
【0093】
上記のように、本発明の最良の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0094】
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【0095】
【発明の効果】
本発明によれば、アプリケーション仲介サーバを自由に拡張することのできるアプリケーション仲介サーバ及びアプリケーション仲介方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介システムの概念図である。
【図2】本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介システムのシステム構成図である。
【図3】本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介サーバの詳細な機能ブロック図である。
【図4】本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介サーバの分散データ管理手段のデータフローの一例である。
【図5】本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介サーバの所在地振分手段のデータフローの一例である。
【図6】本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介サーバの分散データ管理手段のフローチャートである。
【図7】本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介サーバの所在地振分手段のフローチャートである。
【図8】本発明の従来技術を示す図である。(その1)
【図9】本発明の従来技術を示す図である。(その2)
【符号の説明】
1…経路探索装置
2a、2b、2c…ユーザ端末
3…通信ネットワーク
11…入出力制御手段
12…経路探索メニュー提示手段
13…経路探索条件取得手段
14…現在情報取得手段
15…経路探索手段
16…探索経路提示手段
17…通信制御手段
21…経路データ記憶装置
22…時刻表データ記憶装置
31…表示装置
32…入力装置
51…条件入力部
52…条件表示部
53…結果一覧表示部
54…条件表示部
55…第1の結果表示部
61…条件入力部
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のアプリケーション仲介サーバ(ASPサーバ:Application Service Provider Server)をシームレスに接続することのできるアプリケーション仲介サーバ及びアプリケーション仲介方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネット等の通信回線や計算機の著しい発達に伴い、ASPサービスが普及している。このASPサービスとは、EDI(Electronic Data Interchange)データと呼ばれる標準的な書式形式を用いて、ブラウザ等をユーザインタフェースとして持つWeb上で、インターネットを介して、企業間でそのデータを電子的に交換する仕組みである。
【0003】
従来のASPサービスとして、図8に示すように、従来のASPサービスにおいては、アプリケーションを購入するバイヤー端末(ユーザクライアント装置)210及び212と、アプリケーションを提供するサプライヤー端末(ベンダクライアント装置)216乃至218と、バイヤー端末210及び212とサプライヤー端末216乃至218を仲介するアプリケーション仲介サーバ(アプリ開発仲介サーバ)215が、通信ネットワーク4によって接続されている。アプリケーション仲介サーバ215は、例えば、バイヤー端末210からの購入条件と、サプライヤー端末216からの販売条件とが合致した場合、その売買契約を成立させる(例えば特許文献1参照。)。
【0004】
従来は、アプリケーションのサプライヤー毎に見積などの交渉を重ねて売買契約を交わしていたところ、アプリケーション仲介サーバにより、バイヤーとサプライヤーの交渉を簡素化し、スピーディーな取引を実現することができるようになった。
【0005】
一方、サーバとクライアントの連携方法として、図9に示すように、サーバ側とクライアント側両方にスタブを設けることにより、サーバとクライアントの連携を測る方法が挙げられる(例えば特許文献2参照。)。この方法を適用すれば、複数のアプリケーション仲介サーバを、クライアントからシームレスに接続することも可能である。しかし、クライアント側にスタブを用意する必要があり、クライアント側ではインストールしたり、バージョンアップを行ったりなど、運用コストが必要になる。このように、特許文献2における提案においては、複数のクライアントやサーバに対応するのは、非常に困難である。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−49703号公報
【特許文献2】
特開平6−332830号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなWeb上で、EDIデータのやりとりをASPとして提供する場合には、バイヤーの要求により、特定バイヤー専用のアプリケーション仲介サーバを構築する必要があったり、付加を分散するため、ASPインスタンス(アプリケーションセットのデータベース)を複数の計算機で運用することが望まれる。この場合、サプライヤー端末においてアプリケーション仲介サーバを利用する際に、取引するベンダー毎に、或いは分散したアプリケーション仲介サーバのサイト毎に、アクセスを行わなければならない。これは非常に効率が悪く、論理的又は物理的に分散したASPインスタンスをシームレスに接続することが求められている。
【0008】
これを解決するために、複数のASPサイトをシームレスにアクセスできるように、ポータルサイトを構築し、目的毎に中間的なサイトにデータ又はロジックを配置して対応していた。この場合、ポータルサイト内に備えられたデータを利用して行われる各サイトのデータが混在した一覧を表示するなど、データを共通的に扱う処理については向いている。しかし、個別のデータをそのデータが存在するアプリケーションを適用して参照・更新する処理を実現することは困難であった。
【0009】
又、上述したように、ベンダー側端末やサプライヤー側端末に処理を加えることなく、複数のアプリケーション仲介サーバをシームレスに接続することが求められている。
【0010】
従って本発明の目的は、アプリケーション仲介サーバを自由に拡張することのできるアプリケーション仲介サーバ及びアプリケーション仲介方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴に係るアプリケーション仲介サーバは、データベースに記録されたデータセットを備えた第1のアプリケーション仲介サーバと、この第1のアプリケーション仲介サーバとシームレスに接続することのできる第2のアプリケーション仲介サーバと、第1のアプリケーション仲介サーバに接続されたクライアント端末とを備えるアプリケーション提供システムに用いられるアプリケーション仲介サーバに関する。即ち、本発明の第1の特徴に係るアプリケーション仲介サーバは、データセットが記録されている所在地情報を管理し、データセットに格納されたデータを収集する分散データ管理手段と、分散データ管理手段が管理している所在地情報を参照してデータセットを特定し、データセットへの要求を、特定されたデータセットへ振り分ける所在地振分手段とを備える。
【0012】
このような本発明の第1の特徴に係るアプリケーション仲介サーバによれば、複数のアプリケーション仲介サーバと連携して、機能を提供することができるので、アプリケーション仲介サーバの拡張を行うことができる。
【0013】
又、分散データ管理手段は、データセットが記録されたデータベースの識別子及びデータセットの識別子を含む、所在地情報を記録したデータ所在地定義情報記憶装置と、データ所在地定義情報記憶装置を参照して、データセットの所在地を判定するデータ所在地判定手段と、データ所在地判定手段で判定されたデータセットの所在地を考慮して、複数のアプリケーション仲介サーバに備えられたデータベースからデータセットのデータを収集するデータ収集加工手段とを備えることが好ましい。
【0014】
これによれば、分散データ管理手段によって、データセットの所在地を判定し、データを収集するので、利用者は、データセットの所在地を考慮せずに、データを収集することができる。
【0015】
又、分散データ管理手段は、データセット毎に異なるデータ項目の対応を記録したデータ項目マッピング定義情報記憶装置を更に備え、データ収集加工手段は、データ項目マッピング定義情報記憶装置を参照して、収集するデータセット毎に、データ項目を変更してデータを収集することが好ましい。
【0016】
これによれば、データセット毎に項目名が異なる場合でも、個別に異なる項目に変換して検索を行うことができる。
【0017】
又、所在地振分手段は、データの所在地情報と、データのURLを含む位置情報をと対応付けた振分先定義情報記憶装置と、振分先定義情報記憶装置を参照して、クライアント端末からのデータへの要求に対して、データの位置情報に変換するURL解析変換手段と、URL解析変換手段で変換されたデータの位置情報を用いて、データへの要求を行うURL振分手段とを備えることが好ましい。
【0018】
これによれば、これによれば、所在地振分手段によって、データセットへのリクエストを変換された位置情報(実URL)へ振り分けるので、利用者は、データセットの所在地を考慮せずにそのデータセットへ接続することができる。
【0019】
又、データセットへのアクセスを制御するアクセス制御情報が記録されたアクセス制御情報記憶装置と、アクセス制御情報記憶装置を参照して、クライアント端末からデータセットへの接続が許可されている場合、URL振分手段を実行するアクセス制御手段とを備えることが好ましい。
【0020】
これによれば、アクセス権限を持っている利用者のみデータセットへ接続させることができる。
【0021】
又、クライアント端末からのリクエストが、複数のアプリケーション仲介サーバが共有する機能のリクエストであった場合、分散データ管理手段が、複数のアプリケーション仲介サーバから収集したデータをクライアント端末に提示し、クライアント端末からのリクエストが、複数のアプリケーション仲介サーバの個別の機能のリクエストであった場合、所在地振分手段が、データのURLへリクエストを振り分けることが好ましい。
【0022】
これによれば、検索機能などのアプリケーション仲介サーバが共有する機能については、分散データ管理手段によって複数のアプリケーション仲介サーバからデータを収集することができる。更に、更新など、アプリケーション仲介サーバに直接接続する個別機能については、所在地振分手段によって、データのURLへリクエストを振り分けることができる。
【0023】
本発明の第2の特徴に係るアプリケーション仲介方法は、データベースに記録されたデータセットを備えた第1のアプリケーション仲介サーバと、この第1のアプリケーション仲介サーバとシームレスに接続することのできる第2のアプリケーション仲介サーバと、第1のアプリケーション仲介サーバに接続されたクライアント端末とを備えるアプリケーション提供システムに用いられるアプリケーション仲介方法において、アプリケーション仲介サーバがクライアント端末から複数のアプリケーション仲介サーバに共有の機能のリクエストを受信するステップと、共有の機能のリクエストを受信した後に、アプリケーション仲介サーバに備えられた分散データ管理手段によって、データセットの所在地を参照して、複数のアプリケーション仲介サーバから、データセットから必要なデータを収集し、処理するステップと、アプリケーション仲介サーバがクライアントから複数のアプリケーション仲介サーバに個別の機能のリクエストを受信するステップと、個別の機能のリクエストを受信した後に、分散データ管理手段手段によって管理されたデータの所在地の情報を参照して、アプリケーション仲介サーバに備えられた所在地振分手段によって、データが格納されているデータセットを特定し、クライアントからの個別の機能のリクエストを、特定されたデータセットに振り分けるステップとを備えるであることである。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
【0025】
(最良の実施の形態)
本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介システムの概念図を図1に示す。図1(a)は、サプライヤー端末2aから、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bが共有する参照要求などの要求が来た場合のデータの流れを示す概念図で、図1(b)は、サプライヤー端末2aからアプリケーション仲介サーバ1a及び1bに個別の更新要求などが来た場合のデータの流れを示す概念図である。
【0026】
本発明の最良の実施の形態に係る第1のアプリケーション仲介サーバ1aは、ASPインスタンスデータベース記憶装置116a、分散データ管理手段11a、所在地振分手段12a、HTTPプロセス13a、Webアプリケーションプロセス14aを備えている。
【0027】
ASPインスタンスデータベース記憶装置116aは、第1のアプリケーション仲介サーバ1aが仲介するアプリケーションに関するデータセットが格納されている記憶装置である。
【0028】
分散データ管理手段11aは、データセットが記録されている所在地情報(例えば、サーバ名、データベース名、テーブル名など)を管理し、所在地情報を参照してデータセットに格納されたデータを収集する手段である。
【0029】
所在地振分手段12aは、分散データ管理手段11aが管理している所在地情報を参照してデータセットを特定し、サプライヤー端末2aからデータセットへの要求を、特定されたデータセットへ振り分ける手段である。
【0030】
HTTPプロセス13aは、サプライヤー端末2aに備えられたデータ参照アプリケーション31aから、HTTPで実装されたメッセージを受信し、所在地振分手段12aに送信するプロセスである。ここで、データ参照アプリケーション31aは、インターネットのWebページを閲覧する場合に用いる一般的なブラウザである。
【0031】
Webアプリケーションプロセス14aは、サプライヤー端末2aからの要求を受け付けて、ASPインスタンスデータベース記憶装置116の処理を行う分散データ管理手段11aへ橋渡しするプロセスである。
【0032】
第1のアプリケーション仲介サーバ1aについて記載したが、第2のアプリケーション仲介サーバ1bも同様の構成を備える。
【0033】
本発明の最良の実施の形態においては、二つのアプリケーション仲介サーバを備えるアプリケーション仲介システムについて記載しているが、アプリケーション仲介システムに用いられるアプリケーション仲介サーバの数は3以上でも構わない。
【0034】
図1(a)を参照して、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bが共有する機能のリクエストがあった場合を説明する。
【0035】
まず、サプライヤー端末2aから第1のアプリケーション仲介サーバ1aへ、データ参照アプリケーション31aを介して、データセットの検索リクエストが送信される。HTTPプロセス13aを介して受信したリクエストはアプリケーション仲介サーバ1a及び1bが共有する機能であるため、所在地振分手段12aが、Webアプリケーションプロセス14aを介して、分散データ管理手段11aに検索リクエストを送信する。分散データ管理手段11aは、管理しているデータの所在地情報を参照して、第1のアプリケーション仲介サーバ1aに備えられたASPインスタンスデータベース記憶装置116aと、第2のアプリケーション仲介サーバ1bに備えられたASPインスタンスデータベース記憶装置116bを参照して検索を実行し、その結果をサプライヤー端末2aのデータ参照アプリケーション31aに提示する。従って、図1(a)に示すように、データ参照アプリケーション31aに提示された検索結果は、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bのデータが混在している。
【0036】
図1(b)を参照して、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bの個別の機能のリクエストがあった場合を説明する。
【0037】
まず、サプライヤー端末2aから第1のアプリケーション仲介サーバ1aへ、データ参照アプリケーション31aを介して、データセットの更新リクエストが送信される。第1のアプリケーション仲介サーバ1aは、HTTPプロセス13aを介して受信したリクエストがアプリケーション仲介サーバ1a及び1bの個別の機能であるので、所在地振分手段12aによって、当該データセットの所在地を特定する。更に、所在地振分手段12aは、特定した所在地に、更新リクエストを振り分け、転送する。
【0038】
図1(b)においては、サプライヤー端末2aが発行した更新リクエストは、第2のアプリケーション仲介サーバ1bに対するものであるので、所在地振分手段12aは、第2のアプリケーション仲介サーバ1bのWebアプリケーションプロセス14bに更新リクエストを振り分け、転送する。ここで、サプライヤー端末2aが発行した更新リクエストが、第1のアプリケーション仲介サーバ1aに対するものである場合は、図1(a)と同様に、第1のアプリケーション仲介サーバ1aのWebアプリケーションプロセス14aに、更新リクエストを振り分ける。
【0039】
以上の様に、サプライヤー端末2aからの更新リクエストは、そのデータセットの所在地に問わず、更新を行うことができる。
【0040】
本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介システムのシステム構成図を図2に示す。
【0041】
本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介システムは、アプリケーションを仲介するサプライヤー端末2a乃至2cと、アプリケーションを購入する端末であるバイヤー端末3a乃至3cと、サプライヤー端末2a乃至2cが提供するアプリケーションのバイヤー端末3a乃至3cからの購入を仲介するアプリケーション仲介サーバ1a及び1bを備える。
【0042】
アプリケーション仲介サーバ1aは、図1で説明した分散データ管理手段11a、所在地振分手段12a、ASPインスタンスデータベース記憶装置116aを備えている。
【0043】
又、サプライヤー端末2a乃至2cは、ブラウザなどのデータ参照アプリケーション31a乃至31cを備えている。これにより、サプライヤー端末2a乃至2cから、データ参照アプリケーション31a乃至31cを介して、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bのデータの参照、更新を行うことができる。同様に、バイヤー端末3a乃至3cにもデータ参照アプリケーションが備えられており、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bのデータの参照、更新を行うことができる。
【0044】
バイヤー端末3a乃至3cは、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bと通信ネットワーク4aによって接続されており、サプライヤー端末2a乃至2cは、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bと通信ネットワーク4bによって接続されている。
【0045】
ここで、通信ネットワーク4a及び4bは、インターネット、パソコン通信等の通信ネットワークのことである。通信ネットワーク4a及び4bは、互いに閉じたネットワークでも良いし、お互いにシームレスに接続できるネットワークでも良い。
【0046】
第1のアプリケーション仲介サーバ1aの詳細な機能ブロック図を図3に示す。
【0047】
第1のアプリケーション仲介サーバ1aは、分散データ管理手段11aと、所在地振分手段12aを備えている。
【0048】
分散データ管理手段11aは、データ所在地定義情報記憶装置113、データ検索式情報記憶装置114、データ項目マッピング定義情報記憶装置115、ASPインスタンスデータベース記憶装置116a、処理結果データ記憶装置117、データ所在地判定手段111、データ収集加工手段112を備えている。
【0049】
ASPインスタンスデータベース記憶装置116aは、図1で説明した様に、第1のアプリケーション仲介サーバ1aが仲介するアプリケーションに関するデータセットが格納されている記憶装置である。
【0050】
データ所在地定義情報記憶装置113は、データセットが記録されたASPインスタンスデータベース記憶雄値116aの識別子、データセットの識別子を含む、所在地情報を記録した記憶装置である。例えば、データベース名、テーブル名、などの情報が格納されている。
【0051】
データ項目マッピング定義情報記憶装置115は、データセット毎に異なるデータ項目の対応付けを記録した記憶装置である。
【0052】
処理結果データ記憶装置117は、検索された結果を提示するデータを記録した記録媒体である。
【0053】
データ所在地判定手段111は、データ所在地定義情報記憶装置113を参照して、データセットの所在地を判定し、検索式を生成し、生成した検索式をデータ検索式情報記憶装置114に格納する手段である。ここでは、データ所在地定義情報記憶装置113を参照して、検索対象となるデータセットが格納されているデータベースを特定する。このとき更に、データ項目マッピング定義情報記憶装置115を参照して、検索対象となるデータベースに対応したデータ項目を用いて、データ項目の対応付けを行っても良い。ここで、それぞれのデータベースに検索を行う検索式を生成し、データ検索式情報記憶装置114に格納する。
【0054】
データ収集加工手段112は、データ検索式情報記憶装置114に記録された検索式を用いて、該当するデータベースに対して検索を行い、処理結果データ記憶装置117に処理結果を記録する。このとき、データ参照アプリケーション31a乃至31cからデータを参照できるように、HTML形式で格納するのが好ましい。
【0055】
分散データ管理手段11aは、データ所在地定義情報記憶装置113から各データセットにおけるデータベースの所在地を読みとり、各データベースに対して、データ項目マッピング定義情報記憶装置115から読みとったデータ項目のリストを、ASPインスタンスデータベース記憶装置116a及び116bから検索し、処理結果データ記憶装置117にその結果を出力する。
【0056】
所在地振分手段12aは、振分先定義情報記憶装置124、返還後URL情報記憶装置125、アクセス制御情報記憶装置126、URL解析変換手段121、アクセス制御手段122、URL振分手段123を備えている。
【0057】
振分先定義情報記憶装置124は、所在地情報及び所在地情報と振分先URLとの対応を定義した記憶装置である。
【0058】
アクセス制御情報記憶装置126は、データセットへのアクセスを制御するアクセス制御情報を記録した記憶装置である。
【0059】
URL解析変換手段121は、振分先定義情報記憶装置124を参照して、処理結果データ記憶装置117に記録されたデータをURLに変換して、変換後URL情報記憶装置125に格納する手段である。
【0060】
アクセス制御手段122は、アクセス制御情報記憶装置126を参照して、第1のアプリケーション仲介サーバ1aにリクエストしたサプライヤー端末2a乃至2c及びバイヤー端末3a乃至3cが、このデータセットへアクセスできるか否かを判定する手段である。
【0061】
URL振分手段123は、変換後URL情報記憶装置125を参照して、リクエストを、該当するデータセットのURLへ転送する手段である。
【0062】
所在地振分手段12aは、振分先定義情報記憶装置124からリクエストURLの振分先URLを取得し、アクセス制御情報記憶装置126から利用者がアクセス権限があることを確認した後、振分先URLへリダイレクトを行う。
【0063】
図4及び図5を参照して、サプライヤー端末2aから、アプリケーション仲介サーバ1a及び1bにデータセットの検索を行い、更にサプライヤー端末2aから、第2のアプリケーション仲介サーバ1bに更新を行う場合のデータフローを説明する。
【0064】
まず、サプライヤー端末2aのデータ参照アプリケーション31aから、アプリケーション仲介サーバ1aに対して見積依頼一覧を表示するリクエストが発行される。これを受けたアプリケーション仲介サーバ1aは、HTTPプロセス13aを経由して、データ所在地判定手段111を起動する。
【0065】
データ所在地判定手段111は、データ所在地定義情報記憶装置113を読みとり、各データセットにおけるデータベースの位置を認識し、検索式(SQL文)に指定するテーブル名を特定する。データ所在地定義情報記憶装置113は、データセットを識別するセットID、データセットのテーブル名、データセットが格納されたデータベースのリンク名が関連づけられている。具体的には、セットIDが「0」のデータセットが、テーブル名「EIAJ301」、データベースのリンク名が「LOCAL」のレコード等が格納されている。
【0066】
又、検索時の選択列を特定するため、データ項目、マッピング定義情報記憶装置115を参照して、検索時に取得が必要な共通項目の名称に対する実例名を洗い出す。データ項目マッピング定義情報記憶装置115では、セットID毎に、テーブル名、そのテーブルで使われている項目名、共通に仕様できる共通項目名が登録されている。具体的には、セットID「0」のテーブル名「EIAJ301」において、実項目名「jp00004」が、共通項目名「発注者」であることを示すレコード等が格納されている。
【0067】
このように決定した選択列リストと上述した検索対象テーブルの情報を元に、データセット毎に選択列リストのレコードを取得するselect文を、全てのアプリケーション仲介サーバ1a及び1bに対して実行するように、「UNION」で連結したデータ検索式を生成し、データ検索式情報記憶装置114に格納する。ここで、このselect文の選択列リストとして、検索対象とするデータセットのセットIDを追記する。
【0068】
データ収集加工手段112は、データセットが格納されたデータベースに対して、データ検索式情報記憶装置114に格納されたSQL文をリクエストし、その処理結果を処理結果データ記憶装置117に格納する。ここでは、SQL文を発行する前に、常にデータベースに対して既にログインしていても良いし、SQL文を発行するたびにデータベースに対してログインしても良い。
【0069】
図4においては、ASPインスタンスデータベース記憶装置116a及びに対して、見積依頼一覧の項目である発注者、品名、見積依頼番号を検索している。サプライヤー端末2aに処理結果を提示する場合は、共通項目名を使って表示する。
【0070】
この見積一覧を表示するデータ参照アプリケーション31aは、そのアプリケーションにて各案件の詳細情報を表示する機能へのリクエストを見積依頼一覧HTMLの各案件に対するアクション指定部分にHTTPリクエストとして埋め込むまれたHTMLファイルをサプライヤー端末2aに提示する。
【0071】
このリクエストは、URL形式であるが、処理結果データ記憶装置117のセットIDを元に、”/[セット名]/[機能名]”という形式で定義する。ここで、機能名とは、例えば、「詳細情報表示」や、「データ更新」など、各データセット個別にリクエストできる機能の名称である。
【0072】
データ参照アプリケーション31aが出力する見積依頼一覧画面において、当該利用者がログインしていないデータセットの案件(具体的には、「SET1」)を利用者が選択して、詳細画面表示機能のリクエストを発行するとする。その場合、URL解析変換手段121は、そのリクエストをどうデータセットへ振り分けるべき過を決定するため、振分先定義情報124を参照してリクエストURLに埋め込まれているセット名から振分先URL文字列を取得する。振分先定義情報記憶装置124には、セット名と、振分先のURLが関連づけられて記録されている。具体的には、セット名が「SET0」のデータセットは、ローカルのURLと、セット名が「SET1」のデータセットは、そのデータセットが格納されている「http://AAA/bin」のURLと関連づけられている。
【0073】
更に、URL解析変換手段121は、セット名が含まれているリクエストURLを実際のURLに変換し、URL情報記憶装置125に格納する。具体的には、セット名が「SET1」のデータに対して機能を実行する場合は、「http://AAA/bin」で開始するURLに変換される。
【0074】
このとき、アクセス制御手段122は、アクセス制御情報記憶装置126を参照して、リクエストURLが利用者の利用者権限で利用できるものかどうかを判定し、利用できるのであれば、URL振分手段122へリクエストを発行する。当該利用者が利用できない機能であれば、その旨のエラーメッセージを表示する。
【0075】
最後に、URL振分手段123は、リクエストURLをリダイレクトし、最終結果を、サプライヤー端末2aに提示する。
【0076】
図6を参照して、本発明の最良の実施の形態に係る分散データ管理手段11aの詳細なフローを説明する。
【0077】
まず、ステップS101において、データ所在地判定手段111によって、データ所在地定義情報記憶装置113を参照して、所在地定義情報を取得する。ステップS102において、検索式を初期化するため、nullを代入する。
【0078】
次に、ステップS103において、データ収集加工手段112によって、検索式がnullでない場合は、ステップS104において、検索式に、「検索式+”UNION”」を代入する。検索式がnullの場合は、何も行わない。
【0079】
次に、ステップS105において、データ収集加工手段112によって、データ項目マッピング定義情報記憶装置115を参照して、データ項目マッピング定義情報を取得し、ステップS106において、取得されたデータ項目マッピング定義情報を参照して、検索列リストを変換し、作成する。
【0080】
次に、ステップS106において、データ収集加工手段112によって、所在地定義情報及びデータ項目マッピング定義情報を参照して、これらを反映した検索式を作成し、ステップS107において、予め作成された検索式に連結する。ここで、ステップS108においてセットIDがローカルのIDであるか判定する。ローカルのIDでない場合、更に、ステップS109において、検索式に、「”@”+DBリンク名」を連結する。
【0081】
更に、ステップS101で取得された所在地定義情報の数だけ、ステップS103乃至ステップS109を繰り返す。即ち、全てのデータセットに対して検索を行うことができる。
【0082】
このように検索式が完成すると、ステップS110において、データ収集加工手段112によって、検索式(SQL文)によりASPインスタンスデータベース記憶装置116a及び116bを検索し、ステップS111において、検索結果を出力する。
【0083】
図7を参照して、本発明の最良の実施の形態に係る所在地振分手段12aの詳細なフローを説明する。
【0084】
まず、ステップS201において、URL解析変換手段121によって、振分先定義情報記憶装置124を参照して、振分先定義情報を取得する。
【0085】
次に、ステップS202において、URL解析変換手段121によって、リクエストURL内のセット名文字列を置換し、実URLに変換する。
【0086】
一方、ステップS203において、アクセス制御手段122によって、アクセス制御情報記憶装置126を参照し、ステップS204において、利用者権限情報(ロール)を取得する。
【0087】
ステップS205において、アクセス制御手段122によって、利用者権限情報と置換後のURLのアクセス制御情報とを突き合わせ、ステップS206において、権限が十分で在るか否か判定する。
【0088】
ステップS206において、権限が十分でない場合は、そのままエラーメッセージを提示して終了する。
【0089】
ステップS206において、権限が十分である場合は、ステップS207において、置換後のURLのリクエストを発行する。
【0090】
本発明の最良の実施の形態によれば、アプリケーション提供サイトが複数のASPインスタンスから構成される場合に、利用者側がその存在を意識することなく操作できる仕組みを提供することができる。従って、アプリケーション提供サイトの拡張に貢献することができる。
【0091】
又、この仕組みを複数のアプリケーション提供サイト間の連携にも応用することができる。
【0092】
従って、本発明の最良の実施の形態によれば、利用者が複数のアプリケーション提供サイトを利用する場合、その利便性を向上させることができる。
【0093】
上記のように、本発明の最良の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0094】
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【0095】
【発明の効果】
本発明によれば、アプリケーション仲介サーバを自由に拡張することのできるアプリケーション仲介サーバ及びアプリケーション仲介方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介システムの概念図である。
【図2】本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介システムのシステム構成図である。
【図3】本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介サーバの詳細な機能ブロック図である。
【図4】本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介サーバの分散データ管理手段のデータフローの一例である。
【図5】本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介サーバの所在地振分手段のデータフローの一例である。
【図6】本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介サーバの分散データ管理手段のフローチャートである。
【図7】本発明の最良の実施の形態に係るアプリケーション仲介サーバの所在地振分手段のフローチャートである。
【図8】本発明の従来技術を示す図である。(その1)
【図9】本発明の従来技術を示す図である。(その2)
【符号の説明】
1…経路探索装置
2a、2b、2c…ユーザ端末
3…通信ネットワーク
11…入出力制御手段
12…経路探索メニュー提示手段
13…経路探索条件取得手段
14…現在情報取得手段
15…経路探索手段
16…探索経路提示手段
17…通信制御手段
21…経路データ記憶装置
22…時刻表データ記憶装置
31…表示装置
32…入力装置
51…条件入力部
52…条件表示部
53…結果一覧表示部
54…条件表示部
55…第1の結果表示部
61…条件入力部
Claims (7)
- データベースに記録されたデータセットを備えた第1のアプリケーション仲介サーバと、この第1のアプリケーション仲介サーバとシームレスに接続することのできる第2のアプリケーション仲介サーバと、前記第1のアプリケーション仲介サーバに接続されたクライアント端末とを備えるアプリケーション提供システムに用いられるアプリケーション仲介サーバにおいて、
前記データセットが記録されている所在地情報を管理し、前記データセットに格納されたデータを収集する分散データ管理手段と、
前記分散データ管理手段が管理している前記所在地情報を参照して前記データセットを特定し、前記データセットへの要求を、特定された前記データセットへ振り分ける所在地振分手段
とを備えることを特徴とするアプリケーション仲介サーバ。 - 前記分散データ管理手段は、
前記データセットが記録された前記データベースの識別子及び前記データセットの識別子を含む、所在地情報を記録したデータ所在地定義情報記憶装置と、
前記データ所在地定義情報記憶装置を参照して、前記データセットの所在地を判定するデータ所在地判定手段と、
前記データ所在地判定手段で判定された前記データセットの前記所在地を考慮して、前記複数のアプリケーション仲介サーバに備えられた前記データベースから前記データセットの前記データを収集するデータ収集加工手段
とを備えることを特徴とする請求項1に記載のアプリケーション仲介サーバ。 - 前記分散データ管理手段は、
前記データセット毎に異なるデータ項目の対応を記録したデータ項目マッピング定義情報記憶装置を更に備え、
前記データ収集加工手段は、前記データ項目マッピング定義情報記憶装置を参照して、収集する前記データセット毎に、前記データ項目を変更して前記データを収集する
ことを特徴とする請求項2に記載のアプリケーション仲介サーバ。 - 前記所在地振分手段は、
前記データの前記所在地情報と、前記データのURLを含む位置情報をと対応付けた振分先定義情報記憶装置と、
前記振分先定義情報記憶装置を参照して、前記クライアント端末からの前記データへの前記要求に対して、前記データの前記位置情報に変換するURL解析変換手段と、
前記URL解析変換手段で変換された前記データの前記位置情報を用いて、前記データへの前記要求を行うURL振分手段
とを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアプリケーション仲介サーバ。 - 前記データセットへのアクセスを制御するアクセス制御情報が記録されたアクセス制御情報記憶装置と、
前記アクセス制御情報記憶装置を参照して、前記クライアント端末から前記データセットへの接続が許可されている場合、前記URL振分手段を実行するアクセス制御手段
とを備えることを特徴とする請求項4に記載のアプリケーション仲介サーバ。 - 前記クライアント端末からのリクエストが、前記複数のアプリケーション仲介サーバが共有する機能のリクエストであった場合、前記分散データ管理手段が、前記複数のアプリケーション仲介サーバから収集した前記データを前記クライアント端末に提示し、
前記クライアント端末からのリクエストが、前記複数のアプリケーション仲介サーバの個別の機能のリクエストであった場合、前記所在地振分手段が、前記データのURLへリクエストを振り分ける
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のアプリケーション仲介サーバ。 - データベースに記録されたデータセットを備えた第1のアプリケーション仲介サーバと、この第1のアプリケーション仲介サーバとシームレスに接続することのできる第2のアプリケーション仲介サーバと、前記第1のアプリケーション仲介サーバに接続されたクライアント端末とを備えるアプリケーション提供システムに用いられるアプリケーション仲介方法において、
前記アプリケーション仲介サーバが前記クライアント端末から前記複数のアプリケーション仲介サーバに共有の機能のリクエストを受信するステップと、
前記共有の機能のリクエストを受信した後に、前記アプリケーション仲介サーバに備えられた分散データ管理手段によって、前記データセットの所在地を参照して、前記複数のアプリケーション仲介サーバから、前記データセットから必要なデータを収集し、処理するステップと、
前記アプリケーション仲介サーバが前記クライアントから前記複数のアプリケーション仲介サーバに個別の機能のリクエストを受信するステップと、
前記個別の機能のリクエストを受信した後に、前記分散データ管理手段手段によって管理された前記データの所在地の情報を参照して、前記アプリケーション仲介サーバに備えられた所在地振分手段によって、前記データが格納されている前記データセットを特定し、前記クライアントからの前記個別の機能のリクエストを、特定された前記データセットに振り分けるステップ
とを備えることを特徴とするアプリケーション仲介方法。
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- 2002-09-12 JP JP2002267253A patent/JP2004102922A/ja active Pending
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