JP2003122765A - 対応する複数の主体によって複数の識別コードが割当てられた対象物に対して特定の識別コードを決定するための方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の識別コード変換システムの上記の問題
及び欠点に対処することである。 【解決手段】 対象物を識別する少なくとも１つの第１
識別コードを含む第１メッセージを受信するステップ
と、受信した第１メッセージから第１識別コードを抽出
するステップと、抽出された第１識別コードを取り込む
第２メッセージを作成するステップと、識別コードデー
タベースの検索を実行するための第２メッセージの通信
に応じて第１識別コードに対応する第２識別コードを受
信するステップとを有し、第２メッセージが、第１の主
体に関連した識別コードを第２の主体に関連した対応す
る識別コードにマッピングする識別コードデータベース
の検索を実行することを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】これは、２００１年４月２６
日出願のＤ．Ｐｒａｔｔによる暫定的出願６０／２８
６，７９４号の非暫定的出願である。

【０００２】本発明は、対応する複数の主体によって複
数の識別コードが割当てられた対象物に対して特定の識
別コードを決定するための方法、及び複数の識別コード
が割当てられた対象物に対して特定の識別コードを供給
するシステムに関する。

【０００３】

【従来の技術】商業及び工業では、例えば会社や他の組
織のような異なる主体が、製品、サービス、リソースま
たは他の商業的価値のあるアイテムといった対象物を異
なる内部識別コードによって表すことは一般的である。
問題は、コンピュータシステムを統合し、このような対
象物を含む商業取引に関して会社間でデータを転送する
ときに生じる。具体的には、ある主体（例えば製造者）
の識別コードは、取引に参加する他の主体（例えば卸売
業者）のコンピュータシステムによっては認識されな
い。例えば、自動車のオイルフィルタの購入に関するケ
ースを考えると、オイルフィルタ製品を注文する小売店
はストックナンバーを持っている。オイルフィルタの流
通業者は、同じフィルタに対して別の異なるストックナ
ンバーを持っている。このフィルタを商標登録している
会社は異なる製品番号及びＵＰＣ（万国製品コード）を
付ける。製造者はさらに別の異なる製品番号を持ってい
る。流通経路において異なる主体が１つの製品を表すの
に使用する製品番号及びコードの違いは、取引を行う際
に重大な問題を引き起こす。流通経路内のある主体のコ
ンピュータシステムは、購入注文の発送、請求書、及び
他の取引記録のために、流通経路内の他の主体が対象物
を識別するのに使用している製品番号を知らなければな
らない。

【０００４】幾つかの公知のシステムでは、流通経路内
に含まれる主体が使用する個々のネットワーク化された
アプリケーション内に組み込まれた相互参照マッピング
ファイルを使用してこの問題に対処している。マッピン
グファイルは異なる主体の間で識別コードを変換（ｔｒ
ａｎｓｌａｔｅ）する（マッピングする）。このアプロ
ーチが提供するマッピングシステムは高価で柔軟性がな
く、エラーやマッピングファイル間の識別コードのミス
マッチを生じやすい。また、このアプローチは、異なる
マッピングファイルの同期された更新に依存しており、
複雑なネットワークインタフェース及び複数の異なるフ
ァイルフォーマットの使用を含む。

【０００５】ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｓｅｅｂｅｙｏｎ
ｄ．ｃｏｍ／ｐｒｏｄｕｃｔｓ／ｅｉｎｄｅｘ．ｈｔｍ
ｌに記載されている、Ｓｅｅｂｅｙｏｎｄ．ｃｏｍが提
供する別の公知のシステム（ＳｅｅＢｅｙｏｎｄ ｅ^＊
Ｉｎｄｅｘ ＧｌｏｂａｌＩｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）で
は、中央マッピングデータベースを有するマッピングシ
ステムが使用され、付加的な遠隔の外部マッピングデー
タベースへのアクセスはサポートされない。したがっ
て、マッピングシステムの有効範囲、柔軟性及び使用が
制限される。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
の識別コード変換（ｔｒａｎｓｌａｔｉｏｎ）システム
の上記の問題及び欠点に対処することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
り、対応する複数の主体によって複数の識別コードが割
当てられた対象物に対して特定の識別コードを決定する
ための方法を、対象物を識別する少なくとも１つの第１
識別コードを包含する第１メッセージを受信するステッ
プと、前記受信した第１メッセージから前記第１識別コ
ードを抽出するステップと、前記抽出された第１識別コ
ードを包含する第２メッセージを作成するステップと、
前記第２メッセージの通信に応じて前記第１識別コード
に対応する第２識別コードを受信するステップとを有
し、前記第２メッセージは、第１の主体に関連した識別
コードを第２の主体に関連した対応する識別コードにマ
ッピングする識別コードデータベースの検索を実行する
ためのものであるように構成することで解決される。

【０００８】また上記課題は、遠隔アプリケーションと
双方向通信するための通信プロセッサと、識別コードデ
ータベースと、第１のアプリケーションとを有し、前記
第１のアプリケーションが、対象物に結び付けられた対
応する複数の識別コードを包含するメッセージの受信に
応じて前記データベースを検索して、第１の主体に関連
した第１識別コードを第２の主体に関連した対応する識
別コードに変換し、前記データベースを更新して、前記
受信した対応する複数の識別コードから付加的な対応す
るコードを取り入れることによって前記データベースを
拡大し、前記識別コードデータベースの検索の実行に応
じて、前記通信プロセッサを介して前記第１識別コード
に対応する第２識別コードを供給する形式のシステムに
よって解決される。

【０００９】

【発明の実施の形態】システムは、任意のタイプ（例え
ば、製品、サービスまたはリソースを識別する）のコー
ド及び識別子の値を他の主体（例えば、会社、組織及び
個人）の対応するコード及び識別子に動的にマッピング
（及び変換）する。対応する複数の主体によって複数の
識別コードが割当てられた対象物に対して特定の識別コ
ードを決定するための方法は、少なくとも対象物を識別
する第１識別コードを包含する第１メッセージの受信を
含む。第１識別コードは受信された第１メッセージから
抽出され、抽出された第１識別コードを包含する第２メ
ッセージが作成される。第２メッセージは、第１の主体
に関連した識別コードを第２の主体に関連した対応する
識別コードにマッピングする識別コードデータベースの
検索に使用される。第１識別コードに対応する第２識別
コードは、識別コードデータベースの検索を行う第２メ
ッセージの通信に応じて受信される。

【００１０】本発明の特徴では、第２メッセージは、遠
隔プロシージャを実行して、第１識別コードを対応する
第２識別コードにマッピングする。

【００１１】

【実施例】図１には、ＳｅｅＢｅｙｏｎｄ．ｃｏｍの製
品（ＳｅｅＢｅｙｏｎｄ社のｅ^＊Ｉｎｄｅｘ製品）によ
って使用されているのと同様の中央マッピングデータベ
ースを有する識別コード変換システムが示されている。
この構成では、システムＡ（１０）が使用する製品識別
コードは、サーバ３０で動作するアプリケーションによ
って、同じ製品を識別するためにシステムＢ（２０）に
よって使用される対応する識別コードにマッピングされ
る。サーバ３０で動作するアプリケーションは、システ
ムＡ及びＢと通信してこの製品に関する取引をサポート
する際に、インターネット互換のプロトコル（または他
のプロトコル）を使用する。サーバ３０のアプリケーシ
ョンは、インタフェースプロセッサ、及び同じサーバ３
０で動作する関係型データベース内に常駐するユーザ定
義関数を使用する。これにより、システムＡまたはシス
テムＢ（例えば、小売業者のコンピュータシステム）
は、サーバ３０に常駐しているマッピング関数に入力パ
ラメータとしてストックナンバーを渡し、製品の電子注
文を行う際に使用される対応する流通業者側番号を受け
取ることができる。

【００１２】図１の構成の動作は図７及び８に例示され
ている。図７の構成では、購入指示アプリケーション７
００は、インタフェースプロセッサ７１４を用いて、資
材管理（ＭＭ）システム７１０にネットワークされてお
り、インタフェースプロセッサ７１４は、コロケートさ
れた（同じ場所に配置された）内部マッピングデータベ
ース７１６と通信するようになっている。購入指示シス
テムアプリケーションＡは、ＨＬ７（ヘルスレベル７）
プロトコル互換のメッセージを使用して、ゲージ硬膜外
カテーテル（Ｂ−Ｄモデル４００２１６）の供給注文を
資材管理システム７１０に通信する（ＨＬ７に関する情
報は、ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｈ１７．ｏｒｇで入手で
きる）。このカテーテルは内部コード（１２３２−アイ
テム７１７）によって購入指示システムに知られてい
る。資材管理システムは独自の内部コード（４２１Ｂ−
アイテム７１９）を持っている。システム７００は、シ
ステム７１０がこのカテーテルを識別するのに使用する
コードを知らず、システム７１０は、システム７００が
この同じカテーテルを識別するのに使用するコードを知
らない。

【００１３】図８には、図７の購入指示システムによ
る、ＨＬ７互換のメッセージの作成と通信が図示されて
いる。アプリケーション７００はＨＬ７フォーマットの
メッセージを作成する。このメッセージには、購入指示
システムのカテーテル製品番号コード１２３２（アイテ
ム７１７）、製造者識別コードＢＤ（アイテム７２
１）、及び製造者側カテーテル製品番号４００２１６
（アイテム７２３）が含まれている。このカテーテルに
対する資材管理システム７１０の対応する製品番号は未
知であり、供給されない。このことは隣接する２つの
“｜”文字（アイテム７２６）によって示されている。
結果のメッセージはアプリケーション７００からインタ
フェースプロセッサアプリケーション７１４に通信され
る。インタフェースプロセッサアプリケーション７１４
は、コロケートされたマッピングアプリケーション、及
び関連する識別コードマッピングデータベース７１６を
使用する。具体的には、ユニット７１６は、カテーテル
の資材管理システム側番号（アイテム７１９）を識別し
て、これを資材管理システムアプリケーション７１０に
通信するべきメッセージに組み込むのに使用される。

【００１４】中央マッピングアプリケーション、及び図
１の関連するマッピングデータベースシステム（その動
作は図７及び８に例示されている）は、システムＡとシ
ステムＢとの間でデータを交換するのに使用されるコロ
ケートされたインタフェースプロセッサアプリケーショ
ン（これもまた図１のサーバ３０に常駐している）と組
み合わせての動作に制限されている。また、付加的な遠
隔またはローカルの外部マッピングアプリケーション
（及び関連するデータベース）へのアクセスもサポート
されないので、マッピングシステムの有効範囲、柔軟性
及び使用が制限される。

【００１５】図２には、識別コード変換システムが示さ
れおり、このシステムは、システムＡ（１０）及びシス
テムＢ（２０）のクライアントアプリケーション間のデ
ータ交換と通信をサポートする遠隔インタフェースプロ
セッサアプリケーションによって使用される中央マッピ
ングデータベースを有している。インタフェースプロセ
ッサアプリケーションはサーバ３４で動作し、遠隔呼出
を介して、遠隔マッピングアプリケーションと、サーバ
３２で動作する関連のマッピングデータベースとを使用
する。遠隔呼出は、インターネット互換のシンプルオブ
ジェクトアクセスプロトコル（ＳＯＡＰ）に従ってフォ
ーマットされており、シンプルオブジェクトアクセスプ
ロトコル（ＳＯＡＰ）は、拡張マークアップ言語（ＸＭ
Ｌ）で表現されている。サーバ３４のインタフェースプ
ロセッサアプリケーションは、インターネットハイパー
テキスト転送プロトコル（ＨＴＴＰ）ＰＯＳＴコマンド
を使用して、マッピングアプリケーションとサーバ３２
の関連するデータベースを呼出し、ＨＴＴＰ互換の応答
を受け取る。この通信プロトコル構成では、インタフェ
ースプロセッサアプリケーションは有利にはマッピング
データベースの物理的なネットワークロケーションを知
る必要はなく、その名前を知るだけでよい。これは、イ
ンターネットＨＴＴＰプロトコルを使用してマッピング
要求をＰＯＳＴ（通知）する際に、ネットワークの基礎
をなすインフラストラクチャ（特にドメイン名サーバ及
びルータ）がサーバ名を物理アドレスに分解するからで
ある。これにより、システムＡ（例えば、小売業者のコ
ンピュータシステム）は、サーバ３４のインタフェース
プロセッサアプリケーションに入力パラメータとしてス
トックナンバーを渡すことができ、インタフェースプロ
セッサアプリケーションは、サーバ３２の遠隔マッピン
グアプリケーションとデータベースを呼出して、対応す
る流通業者側番号をシステムＡに戻す。インタフェース
プロセッサアプリケーションによる遠隔マッピングアプ
リケーションとデータベースの使用はシステムＡに知ら
れるが、システムＡはサーバ３２のマッピングデータベ
ースのロケーションまたはアクセス要求には気付かない
ままである。遠隔マッピングデータベースを呼出すのに
このようにＳＯＡＰ，ＸＭＬ及びＨＴＴＰ通信プロトコ
ルを使用することによって、アプリケーションサービス
プロバイダ（ＡＳＰ）は、インターネット規格を使用し
て遠隔で識別コードマッピング関数に対してホスト機能
を果たすことが可能となる。

【００１６】図２の構成により、有利には、中央識別コ
ードマッピングデータベースが提供され、これにより、
異なる識別コードマッピングデータベースとファイルを
手動で同期する必要性が軽減される。さらに有利には図
２の構成は、標準的なインターネットプロトコルを使用
して、遠隔識別コードマッピングデータベースとの通信
をサポートし、ネットワークされたアプリケーションの
大きなアレイの統合及びそれとの通信を簡素化する。こ
れは、インターネット、仮想私設通信網（ＶＰＮ）、広
域通信網（ＷＡＮ）及び構内通信網（ＬＡＮ）の使用を
含んでいてもよく、有利にはアプリケーションサービス
プロバイダ（ＡＳＰ）によって識別コードマッピング関
数に対してホスト機能を果たすことが可能となる。これ
により、ＡＳＰが提供し勘定を請求するサービスの範囲
が拡大する。

【００１７】図３には、図９のインタフェースプロセッ
サアプリケーション９００によって使用されるプロセス
が示されている。ここで、インタフェースプロセッサア
プリケーション９００は、遠隔マッピングデータベース
９１６（図９）の検索と更新を含むアプリケーション
（例えば、図７〜１２に示されているような購入指示ア
プリケーション７００）から受け取った識別コードを変
換する。インタフェースプロセッサアプリケーション
は、サーバ、ＰＣ、メインフレーム、ワイヤレスデバイ
ス、ＰＤＡ（パーソナルデータアシスタント）デバイス
または他のネットワークされたデバイスに常駐させても
よい。（ステップ３００におけるスタートの後の）ステ
ップ３０５では、アプリケーション９００はアプリケー
ション７００から第１のＨＬ７プロトコルメッセージを
受け取る。第１メッセージは、製造者及び資材管理シス
テムアプリケーション（図９のアプリケーション７１
０）によって異なるコードを割当てられたカテーテルの
第１識別コード（コード１２３２）を包含している。他
の実施例では、識別コードは、小売業者、卸売業者、流
通業者、製造者、販売業者、またはサービス企業のよう
な主体による対象物の識別に使用してもよい。さらに、
対象物は、製造者の他の製品、サービス、リソース、ま
たは非製造アイテムを含んでいてもよい。

【００１８】図９には、図７〜１２の購入指示アプリケ
ーション７００から受け取ったメッセージに応じて識別
コードマッピングデータベースの検索を実行するのに使
用される第２メッセージの作成が示されている。具体的
には、ステップ３１０（図３）において、アプリケーシ
ョン９００（図９）が、受け取ったＨＬ７互換のプロト
コルメッセージから第１識別コード（購入指示アプリケ
ーション７００のコード１２３２）を抽出し、ステップ
３１５では、抽出されたコード（アイテム９６３内の）
を包含するＸＭＬ互換のメッセージ（図９の９６５）が
作成される。ステップ３２０では、アプリケーション９
００は作成したメッセージを遠隔アプリケーション９１
６に通信する。遠隔アプリケーション９１６は、遠隔ロ
ケーションにある識別コードマッピングデータベースへ
のアクセスに使用されるものである。データベースは、
第１の主体に関連した識別コードを、同じ対象物（図９
の例ではカテーテル）を識別する、第２の主体に関連し
た対応する異なる識別コードにマッピングする。この目
的のために、ステップ３２５において、アプリケーショ
ン９１６は遠隔識別コードマッピングデータベースの優
先順位付き検索を行い、アプリケーション９００からの
ＸＭＬメッセージの受信に応じて、資材管理アプリケー
ション７１０に関連した、購入指示アプリケーション７
００のコード（１２３２）に対応する識別コードのロケ
ーションを割り出す。

【００１９】図１０には、インデックスに基づいた、ア
プリケーション９１６によるコロケートされた遠隔識別
コードマッピングデータベースの優先順位付き検索が示
されている。この優先順位付き検索は、図７〜１２の購
入指示アプリケーション７００から受け取ったＨＴＴＰ
ＰＯＳＴメッセージ９６５（図１０）に応じて行われ
る。具体的には、図３のステップ３２５において、マッ
ピングデータベース内に常駐するインデックステーブル
９１９の優先順位付き検索が実行される。優先順位付き
検索を統御する規則は、メッセージ９６５のＳＯＡＰ及
びＸＭＬパラメータブロックの一部として渡される。メ
ッセージ９６５の規則９６０及び９６３はアプリケーシ
ョン９１６を起動し、購入指示システムコード（値１２
３２）の正確なマッチングのためにまずインデックステ
ーブルを検索する。これが不成功に終わった場合は、ア
プリケーション９１６は製造者名と供給コード（ＢＤと
４００２１６、それぞれアイテム７２１と７２３）の正
確なマッチングのための検索を実行する。この例では、
インデックステーブル９１９の購入指示システムコード
欄には値１２３２は含まれておらず、したがって第１の
規則は満たされていない。しかしながら、製造者名“Ｂ
Ｄ”と製造者側アイテム番号４００２１６を有するエン
トリは存在するので、第２の規則は満たされる。このエ
ントリが資材管理システムコード、すなわち“４２１
Ｂ”を持っていることに注意してほしい。これは、資材
管理システムアプリケーション７１０に通信されるメッ
セージ内に組み込むべき、カテーテルの資材管理システ
ム側番号を識別するのに必要な値である。他の実施例で
は、優先順位付き検索を統御する規則は、アプリケーシ
ョン９１６なしで定められてもよいし、またはマッピン
グデータベースとインデックステーブル９１９の属性と
して定められてもよい。優先順位付き検索の規則がこの
ようにして定められるケースでは、受け取ったメッセー
ジ（例えば、メッセージ９６５のパラメータブロック内
の）によって供給される検索規則が優先される。図３の
ステップ３３０では、アプリケーション９１６は、アプ
リケーション７００から受け取った購入指示システム識
別コード（１２３２）を取り込むためにマッピングデー
タベースを変更し、データベース検索と、マッピングさ
れた識別コード（４２１Ｂ）のアプリケーション９００
への供給の両方の記録を作成する。この作成された記録
は、検索料の請求（例えば、１つの検索ごとの）のた
め、及びアプリケーション７００によるアプリケーショ
ン７１０からのカテーテルの購入に関する取引記録を作
成するために使用される。

【００２０】図１１には、マッピングデータベースの更
新と応答メッセージの作成とが示されている。この応答
メッセージには、アプリケーション９１６によってイン
タフェースアプリケーション９００に通信するべき、マ
ッピングされた識別コード（４２１Ｂ）が組み込まれて
いる。具体的には、アプリケーション９１６（図１１）
は、マッピングデータベースのインデックステーブル９
１９を更新して、アプリケーション７００からアプリケ
ーション９００に転送される購入指示システム識別コー
ド（１２３２）をメッセージ７２４に組み込み、アプリ
ケーション９００からアプリケーション９１６に転送さ
れる購入指示システム識別コードをメッセージ９６５に
組み込む。購入指示システムの識別コード（１２３２）
はインデックステーブル９１９に取り込まれ、これによ
りテーブル９１９を介して対応する資材管理システムコ
ード（４２１Ｂ）と製造者名（ＢＤ）及びコード（４４
００２１６）にリンクされる。したがって、購入指示シ
ステムコード（１２３２）を求めてのマッピングデータ
ベースとインデックステーブル９１９の以降の検索は、
インデックステーブル９１９の検索の第１部（すなわ
ち、購入指示システムコードの正確なマッチングのため
の検索）で満足される。また、資材管理アプリケーショ
ン７１０の識別コードを購入指示システム７００のコー
ドにマッピングすることを含む資材管理システムから購
入指示システムへ戻るメッセージは、更新されたインデ
ックステーブル９１９によってサポートされている。イ
ンデックステーブル９１９の更新に加えて、アプリケー
ション９１６は、マッピングされた識別コード（４２１
Ｂ）を包含する応答メッセージ８６０をＳＯＡＰ及びＸ
ＭＬフォーマットにフォーマットし、メッセージ８６０
をＨＴＴＰプロトコルでアプリケーション９００に通信
する。

【００２１】ステップ３３５では、アプリケーション９
００は、メッセージ８６０内のマッピングされた識別コ
ード（４２１Ｂ）をアプリケーション９１６から受け取
る。インタフェースプロセッサアプリケーション９００
は、ステップ３４０において、既に購入指示システムア
プリケーション７００から受け取ったメッセージ７２４
内のマッピングされた識別コード（４２１Ｂ）をメッセ
ージ７２４内に組み込み、資材管理システムアプリケー
ション７１０に転送するべきメッセージ７６５を形成す
る。図１２には、購入指示アプリケーション７００から
受け取ったメッセージ７２４を使用して、マッピングデ
ータベースアプリケーション９１６から受け取ったマッ
ピングされたコード４２１Ｂを転送することが図示され
ている。具体的には、マッピングされた識別コード（４
２１Ｂ）が零データロケーション７２６に挿入されてメ
ッセージ７６５が作成され、これが資材管理アプリケー
ション７１０に転送される。代替的に他の実施例では、
マッピングされた識別コード（４２１Ｂ）がアプリケー
ション９００によって購入指示システムアプリケーショ
ン７００に戻されるか、またはアプリケーション９００
がメッセージ７２４とは異なるフォーマットの新たなメ
ッセージを作成し、アプリケーション７１０に通信する
べきマッピングされた識別コード（４２１Ｂ）がこの新
たなメッセージに組み込まれる。アプリケーション９０
０はまたマッピングされた識別コード４２１Ｂのアプリ
ケーション７１０（または別のアプリケーション）への
通信の記録を作成及び保存する。図３のプロセスはステ
ップ３４５で完了する。

【００２２】図４には、１つのサーバにコロケートされ
た複数のマッピングデータベースを有する識別コード変
換システムが示されている。図４のシステムでは、有利
には、複数の識別コードマッピングデータベースは、こ
れら複数の識別コードマッピングデータベースとファイ
ルを手動で同期する必要性が軽減されるように構成され
ている。この構成では、システムＡ（１０）により使用
される製品識別コードは、サーバ４２で動作するインタ
フェースプロセッサアプリケーションによって、サーバ
４２から遠隔にあるサーバ４０にコロケートされた複数
のマッピングデータベース（及び関連するアクセスアプ
リケーション）を使用してマッピングされる。システム
Ａ（１０）の識別コードは、サーバ４２のインタフェー
スプロセッサアプリケーションによって、図３との関連
で説明したのと同様の仕方でＳＯＡＰ，ＸＭＬ及びＨＴ
ＴＰ ＰＯＳＴメッセージプロトコルを使用してサーバ
４０に通信される。サーバ４２のインタフェースプロセ
ッサアプリケーションは、ＳＯＡＰ及びＸＭＬフォーマ
ットの複数のメッセージをサーバ４０にコロケートされ
た対応する複数のデータベースアプリケーション（例え
ば、ＡＰＰ１，ＡＰＰ２）に通信する。なお、前記デー
タベースアプリケーションはそれぞれのデータベース
（例えば、ＤＢＡＳＥ１，ＤＢＡＳＥ２）への問合せに
使用されるものである。サーバ４０の個々のデータベー
スアプリケーションは、それぞれのデータベースの検索
を行い、応答メッセージを準備し通信する。この応答メ
ッセージには、前記検索によって発見された、要求され
ていたマッピングされた識別コードが包含されている。
応答メッセージは、ＨＴＴＰプロトコルを使用してＸＭ
Ｌ及びＳＯＡＰフォーマットでサーバ４２のインタフェ
ースアプリケーションに再び通信される。

【００２３】他の実施例では、問い合わされたデータベ
ースアプリケーションのうちで対応する識別コードのロ
ケーションを割り出せないアプリケーションも、（対応
するマッピングされた識別コードを発見するアプリケー
ションと同様に）このような検索失敗を表すメッセージ
で応答する。また、別の実施例では、サーバ４０で動作
する複数のデータベースアプリケーションの代わりに、
サーバ４０の単一のデータベースアプリケーションを使
用して、サーバ４０にコロケートされた複数のデータベ
ースに問い合わせしてもよい。このケースでは、単一の
メッセージがサーバ４０のアプリケーションに送られ、
対応するマッピングされた識別コードを運ぶ単一の応答
メッセージがサーバ４０から（既に説明したプロトコル
を使用して）サーバ４２に送られる。さらに、サーバ４
０で動作する複数のデータベースは、有利にはサーバ４
２で動作するインタフェースアプリケーションから受け
取った識別コードを使用して、図３（ステップ３３０）
との関連で説明したのと同様の仕方で更新される。サー
バ４０から受け取ったマッピングされた識別コードは、
（図３との関連で説明したように）サーバ４２のアプリ
ケーションによってシステムＢに転送するべきメッセー
ジに組み込まれる。これにより、サーバ４２のアプリケ
ーションは、それぞれシステムＡ及びシステムＢで動作
するアプリケーション間でのデータ交換と通信をサポー
トする。

【００２４】単一のサーバにコロケートされた複数のマ
ッピングデータベースを有する、図４の識別コード変換
システムの構成によって、ユーザは個別の識別コード変
換データベースを維持することができるようになる。こ
れは、例えば、テストと生産システムの分離のようなさ
まざまな目的に使用することができる。これは、また、
アプリケーション間での、プロセッサ、ストレージ及び
他のサーバリソースの割振りを最適化するのに有利であ
る。例えば、比較的頻繁にアクセスされるデータベース
には比較的高い優先順位を与えることができる。さら
に、このようなデータベースの分割は潜在的にデータベ
ースの汚染や安全性問題を減少させる。顧客がアプリケ
ーションサーバプロバイダ（ＡＳＰ）を使用して、各々
の識別コードマッピングデータベースに対してホスト機
能を果たすようにするとさらに有利である。このケース
では、マッピングデータベースは最新かつ分割された状
態に維持されるが、他の複数のデータベースとの通信を
享受することができる。

【００２５】図５には識別コード変換システムが示され
ており、このシステムは、データベースにアクセスする
のに使用されるアプリケーションを介して遠隔マッピン
グデータベースと通信するマッピングアプリケーション
を有している。この構成では、システムＡ（１０）によ
り使用される製品識別コードは、サーバ５４で動作する
インタフェースプロセッサアプリケーションによって、
サーバ５２で動作するマッピングアプリケーションに通
信される。サーバ５２のマッピングアプリケーション
は、サーバ５２及びサーバ５４からは遠隔にあるサーバ
５０に位置するマッピングデータベース（及び関連する
アクセスアプリケーション）を使用する。システムＡ
（１０）の識別コードは、サーバ５４のインタフェース
プロセッサアプリケーションによって、図３に関連した
説明したのと同様の仕方でＳＯＡＰ，ＸＭＬ及びＨＴＴ
Ｐ ＰＯＳＴメッセージプロトコルを使用してサーバ５
２のマッピングアプリケーションに通信される。サーバ
５２のマッピングアプリケーションはまたメッセージを
ＳＯＡＰ及びＸＭＬフォーマットでサーバ５０のデータ
ベースアプリケーションに通信する。サーバ５０のデー
タベースアプリケーションは、サーバ５０の識別コード
マッピングデータベースへの問合せに使用されるもので
ある。サーバ５０のデータベースアプリケーションはサ
ーバ５０のデータベースの検索を実行し、応答メッセー
ジを準備し通信する。この応答メッセージには、前記検
索によって発見された、要求されていたマッピングされ
た識別コードが包含されている。応答メッセージは、Ｈ
ＴＴＰプロトコルを使用してＸＭＬ及びＳＯＡＰフォー
マットでサーバ５４のインタフェースアプリケーション
に再び通信される。別の実施例では、応答メッセージ
は、ＳＯＡＰ，ＸＭＬ及びＨＴＴＰプロトコルを使用し
て、サーバ５２のマッピングアプリケーションを介して
サーバ５４のインタフェースアプリケーションに通信し
てもよい。

【００２６】サーバ５４のインタフェースアプリケーシ
ョンは、受け取ったマッピングされた識別コードを、
（図３に関連して説明したように）システムＢに転送す
るべきメッセージ内に組み込む。これにより、サーバ５
４のアプリケーションは、それぞれシステムＡとシステ
ムＢで動作するアプリケーション間のデータ交換と通信
をサポートする。さらに、サーバ５０のデータベース
は、有利には、サーバ５２で動作するマッピングアプリ
ケーションから受け取った識別コードを使用して、図３
（ステップ３３０）に関連して説明したのと同様の仕方
で更新される。図５の構成の利点は、サーバ５２のマッ
ピングアプリケーションが、サーバ５０の遠隔識別コー
ドマッピングデータベースに、このデータベースに割当
てられたサーバ５０のアプリケーションへの呼出を使用
してアクセスし、直接的にマッピングデータベースにア
クセスしないことである。これの意味するところは、サ
ーバ５２のマッピングアプリケーションはサーバ５０の
データベースの構造を意識する必要がないということで
ある。これにより、サーバ５２のマッピングアプリケー
ションは、サーバ５０のデータベースの構造に合わせた
検索を行うためにメッセージをサーバ５０に構造化する
必要がなくなる。

【００２７】図６には識別コード変換システムが示され
ており、このシステムは、複数のローカル及び遠隔識別
コードマッピングデータベースとの通信を対応するデー
タベースアクセスアプリケーションを介して行うマッピ
ングアプリケーションを有している。この構成では、シ
ステムＡ（１０）により使用される製品識別コードは、
サーバ６２で動作するインタフェースプロセッサアプリ
ケーションによって、サーバ６４及び６６でそれぞれ動
作する（データベース１及び２にアクセスする）遠隔デ
ータベースアクセスアプリケーションに通信される。こ
の製品識別コードはまた、サーバ６２のインタフェース
プロセッサアプリケーションによって、遠隔サーバ６０
で動作するマッピングアプリケーションにも通信され
る。遠隔サーバ６０で動作するマッピングアプリケーシ
ョンは、同様にサーバ６０に常駐するデータベースアプ
リケーション（データベース３にアクセスする）にアク
セスするのに使用される。サーバ６２のインタフェース
アプリケーションは、図３に関連して説明したのと同様
にＳＯＡＰ，ＸＭＬ及びＨＴＴＰ ＰＯＳＴメッセージ
プロトコルを使用して、識別コードを遠隔サーバ６４の
データベースアクセスアプリケーションとサーバ６０の
マッピングアプリケーションに通信する。

【００２８】サーバ６２のインタフェースアプリケーシ
ョンは、ＩＰ及び他のインターネット互換のプロトコル
を使用して、識別コードを遠隔サーバ６６のデータベー
スアクセスアプリケーションに通信する。他の実施例で
は、異なる通信プロトコル（インターネット互換のプロ
トコルを含む）を使用して、ローカルまたは遠隔データ
ベースアクセスアプリケーションと通信してもよい。サ
ーバ６４及び６６で動作するデータベースアプリケーシ
ョンとサーバ６０のマッピングアプリケーションは、
（システムＡ側の）対応する識別コードを求めてそれぞ
れのデータベースの検索を実行する。この実施例では、
サーバ６２のインタフェースアプリケーションは、どの
データベースアプリケーションと通信すべきかを決定
し、そのようなデータベースをどういう順序で問い合わ
せて対応する識別コードを検索するべきかを決定する。
しかしながら、別の実施例では、サーバ６０のマッピン
グアプリケーションに識別コードが供給され、マッピン
グアプリケーションがどのデータベースをどういう順序
で問い合わせるべきか決定する。このケースでは、マッ
ピングアプリケーションがデータベースアプリケーショ
ン問合せメッセージを管理する。遠隔及びローカルデー
タベースは、例えば、対応するマッピングされた識別コ
ードが無事検出されるまで順次問い合わせてもよいし、
またはデータベースを並列的に問い合わせてもよい。

【００２９】サーバ６０，６４及び６６の問い合わせら
れたデータベースアプリケーションは、個別に応答メッ
セージを準備し通信する。この応答メッセージには、前
記検索により発見された、要求されていたマッピングさ
れた識別コードが包含されている。サーバ６０から受け
取った応答メッセージは、ＨＴＴＰプロトコルを使用し
てＸＭＬ及びＳＯＡＰフォーマットで再びサーバ６２の
インタフェースアプリケーションに通信される。サーバ
６４のデータベースアプリケーションからの応答メッセ
ージは、ＨＴＴＰプロトコルを使用してＸＭＬ及びＳＯ
ＡＰフォーマットで再びサーバ６２のインタフェースア
プリケーションにサーバ６０のマッピングアプリケーシ
ョンを介して通信される。サーバ６６のデータベースア
プリケーションからの応答メッセージは、ＩＰまたは他
のインターネット互換のプロトコルを使用して直接サー
バ６２のインタフェースアプリケーションに通信され
る。代替的な実施例では、応答メッセージは、異なるプ
ロトコルを使用して直接サーバ６２のインタフェースア
プリケーションに通信するか、またはサーバ６０のマッ
ピングアプリケーションを介してサーバ６２のインタフ
ェースアプリケーションに通信してもよい。

【００３０】サーバ６２のインタフェースアプリケーシ
ョンは、受け取ったマッピングされた識別コードを、
（図３に関連して説明したように）システムＢに転送す
るべきメッセージ内に組み込む。これにより、サーバ６
２のアプリケーションは、それぞれシステムＡとシステ
ムＢで動作するアプリケーション間のデータ交換と通信
をサポートする。さらに、サーバ６０，６４及び６６の
識別コードマッピングデータベースは、有利には、サー
バ６２のインタフェースアプリケーションから受け取っ
た問合せメッセージ内の受け取った識別コードを使用し
て、図３（ステップ３３０）に関連して説明したのと同
様の仕方で更新される。図６の構成によって示される利
点には、サーバ６０のマッピングアプリケーションやサ
ーバ６２のインタフェースアプリケーションのような管
理アプリケーションの使用によって、複数のローカルま
たは遠隔識別コードマッピングデータベースの問合せを
選択的に行うことが含まれている。これにより、管理ア
プリケーションの選択によってデータベースの分散アレ
イを選択的に使用して、ある主体（例えば、購入指示シ
ステム）に関連した識別コードを異なる主体（例えば、
資材管理システム）に関連した対応する識別コードにイ
ンターネットまたは他のプロトコルを使用して透過的か
つシームレスにマッピングすることが可能となる。さら
に、この目的のために使用されるデータベースは、アク
セスリストからデータベースを付加したり、取り除くこ
とによって動的に変更してもよい。

【００３１】図１〜１２に示されているアーキテクチャ
及びプロセスは包括的なものではない。本発明の原理に
従って、他のアーキテクチャ及びプロセスを導出するこ
とで、同じ目的を達成することもできる。さらに、本発
明の原理は、有利には、識別コード変換または相互参照
を含む任意のビジネスまたは科学的状況において使用可
能である。具体的には、本発明の原理は、ネットワーク
化されたコンピュータアプリケーション間でコード及び
識別子を変換または翻訳する必要がある場合、及びこの
変換を提供するために実行される関連のアプリケーショ
ンを変更することが非実際的または厄介である場合にも
使用可能である。このような状況は、一連のタスクを処
理するために複数のベンダーからのネットワーク化され
たアプリケーションが取引に含まれている場合に起こり
得る。これら一連のタスクとして、既に説明した購入指
示システムと資材管理システムを含んだカテーテル注文
の例がある。また、これは、共通の対象物を識別するの
に異なる識別子を使用するコンピュータシステムを合併
する際にも起こり得る。例えば、銀行Ａが銀行Ｂを取得
する場合、合併されたコンピュータシステムは、顧客の
口座番号、ローンの識別番号、従業員番号、部門コード
等を相互参照する必要がある。別の例は、会社があるコ
ンピュータシステムから別のコンピュータシステムに鞍
替えする場合に起こる。このケースでは、旧システムか
らの識別子及びコードを新システムによって割当てられ
た識別子及びコードにマッピングする必要がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】中央識別子マッピングデータベースを有する識
別コード変換システムを示す。

【図２】それを使用するアプリケーションからは遠隔に
ある中央識別子マッピングデータベースを有する、本発
明の原理による識別コード変換システムを示す。

【図３】それを使用するアプリケーションからは遠隔に
ある１つまたは複数の中央識別子マッピングデータベー
スの検索及び更新を含む、識別コード変換に使用される
プロセスを示す。

【図４】単一のサーバにコロケートされた複数の識別コ
ードマッピングデータベースを有する、本発明の原理に
よる識別コード変換システムを示す。

【図５】データベースへのアクセスするに使用されるア
プリケーションを介して遠隔識別コードマッピングデー
タベースと通信するマッピングアプリケーションを有す
る、本発明の原理による識別コード変換システムを示
す。

【図６】対応するアクセスアプリケーションを介して複
数のローカルまたは遠隔識別コードマッピングデータベ
ースと通信するマッピングアプリケーションを有する、
本発明の原理による識別コード変換システムを示す。

【図７】購入指示取引において使用される、本発明の原
理による識別コード変換を示す。

【図８】本発明の原理による識別コード変換システムに
よって処理するべきメッセージの購入指示アプリケーシ
ョンによる作成を示す。

【図９】購入指示アプリケーションから受け取ったメッ
セージに応じて識別コードマッピングデータベースの検
索を行うのに使用される、本発明の原理による第２メッ
セージの作成を示す。

【図１０】購入指示アプリケーションから受け取ったメ
ッセージに応じた、本発明の原理による、識別コードマ
ッピングデータベースのインデックスに基づいた検索を
示す。

【図１１】本発明の原理による、マッピングデータベー
スの更新、及び呼出アプリケーションへの応答メッセー
ジの作成を示す。

【図１２】本発明の原理による、購入指示アプリケーシ
ョンから受け取ったメッセージに応じての、マッピング
データベースから受け通ったマッピングコードの転送を
示す。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダグラス チャールズ プラット アメリカ合衆国 ペンシルヴァニア ダウ ニングタウン ヘロン ヒル ドライブ 12 Ｆターム(参考） 5B075 KK07 ND20 PQ05 PQ20 UU40

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 対応する複数の主体によって複数の識別
   コードが割当てられた対象物に対して特定の識別コード
   を決定するための方法において、 対象物を識別する少なくとも１つの第１識別コードを包
   含する第１メッセージを受信するステップと、 前記受信した第１メッセージから前記第１識別コードを
   抽出するステップと、 前記抽出された第１識別コードを包含する第２メッセー
   ジを作成するステップと、 前記第２メッセージの通信に応じて前記第１識別コード
   に対応する第２識別コードを受信するステップとを有
   し、 前記第２メッセージは、第１の主体に関連した識別コー
   ドを第２の主体に関連した対応する識別コードにマッピ
   ングする識別コードデータベースの検索を実行するため
   のものであることを特徴とする方法。
2. 【請求項２】 前記第２メッセージは、遠隔プロシージ
   ャを実行して、前記第１識別コードを対応する第２識別
   コードにマッピングする、請求項１記載の方法。
3. 【請求項３】 前記識別コードデータベースの優先順位
   付き検索の実行に使用し得るアプリケーションに前記第
   ２メッセージを通信し、 その際、前記データベースの前記優先順位付き検索は、
   まずは購入者製品識別コードを検索し、つぎに製造者製
   品識別コードを検索する、請求項１記載の方法。
4. 【請求項４】 前記抽出ステップは、前記第１識別コー
   ド及び対応する第３識別コードの抽出を含み、 前記作成ステップは、前記抽出された第１及び第３識別
   コードを包含する第２メッセージを作成する、請求項１
   記載の方法。
5. 【請求項５】 前記第１識別コードは購入者製品識別コ
   ードを含み、前記第３識別コードは製造者製品識別コー
   ドを含み、 前記第２メッセージは前記データベースの優先順位付き
   検索を実行し、 前記優先順位付き検索は、まずは前記購入者製品識別コ
   ードを検索し、つぎに製造者製品識別コードを検索す
   る、請求項４記載の方法。
6. 【請求項６】 前記第２メッセージは前記識別コードデ
   ータベースの前記検索の動作を決定する規則を包含す
   る、請求項１記載の方法。
7. 【請求項７】 （ａ）ハイパーテキスト転送プロトコル
   （ＨＴＴＰ）、（ｂ）シンプルオブジェクトアクセスプ
   ロトコル（ＳＯＡＰ）、及び（ｃ）ＸＭＬ（拡張マーク
   アップ言語）のうちの少なくとも１つを使用して、前記
   データベースにアクセスするためのアプリケーションに
   前記第２メッセージを通信するステップを有する、請求
   項１記載の方法。
8. 【請求項８】 前記第１及び第２識別コードのうちの少
   なくとも１つは、（ａ）万国製品コード、及び（ｂ）バ
   ーコードと関連したコードのうちの１つを含む、請求項
   １記載の方法。
9. 【請求項９】 前記第１メッセージは取引を実行するア
   プリケーションから受信され、 前記アプリケーションは、前記取引をサポートして、複
   合メッセージを宛先アプリケーションに転送するステッ
   プを含み、 前記複合メッセージは、前記第１メッセージから導出さ
   れた情報を含み、かつ前記第２識別コードを含むように
   作成されている、請求項１記載の方法。
10. 【請求項１０】 前記第１識別コードを包含する複数の
    メッセージを作成するステップを有し、 前記複数のメッセージは、対応する複数の遠隔識別コー
    ドデータベースの検索を実行するためのものであり、 前記遠隔識別コードデータベースは、第１の主体に関連
    した識別コードを第２の主体に関連した対応する識別コ
    ードにマッピングする、請求項１記載の方法。
11. 【請求項１１】 複数の識別コードが割当てられた対象
    物に対して特定の識別コードを供給するシステムにおい
    て、 遠隔アプリケーションと双方向通信するための通信プロ
    セッサと、 識別コードデータベースと、 第１のアプリケーションとを有し、 前記第１のアプリケーションは、 対象物に結び付けられた対応する複数の識別コードを包
    含するメッセージの受信に応じて前記データベースを検
    索して、第１の主体に関連した第１識別コードを第２の
    主体に関連した対応する識別コードに変換（ｔｒａｎｓ
    ｌａｔｅ）し、 前記データベースを更新して、前記受信した対応する複
    数の識別コードから付加的な対応するコードを取り入れ
    ることによって前記データベースを拡大し、前記識別コ
    ードデータベースの検索の実行に応じて、前記通信プロ
    セッサを介して前記第１識別コードに対応する第２識別
    コードを供給することを特徴とするシステム。
12. 【請求項１２】 対象物が、（ａ）製造者の製品、
    （ｂ）サービス、及び（ｃ）非製造アイテムのうちの少
    なくとも１つを含み、 主体が、（ａ）対象物の小売業者、（ｂ）対象物の卸売
    業者、（ｃ）対象物の流通業者、（ｄ）対象物の製造
    者、（ｅ）対象物のサービス企業、及び（ｆ）対象物の
    販売者のうちの少なくとも１つを含む、請求項１１記載
    のシステム。