JP2004102624A - 警備監視装置 - Google Patents

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Masamichi Sato
佐藤 正道
Toshinao Ouchi
大内 俊尚
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Omron Corp
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Abstract

【課題】外部から警備状態情報を確認することができない。
【解決手段】監視センサ10のセンサコントローラ20から警備状態情報を検出すると、この警備状態情報を中央警備センタ40に通報する電話回線接続ポートを備えた警備監視機器50であって、警備状態情報への閲覧を可能とするLAN接続ポート57と、センサコントローラ20からの警備状態情報を検出すると,この警備状態情報を一時記憶するデータベース61と、LAN接続ポート57を通じて外部アクセス要求を検出すると、データベース61に一時記憶中の警備状態情報への閲覧を可能としたアクセス受付部67Bとを備えるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば住戸等の警備箇所に配置された監視センサを通じて、同警備箇所の異常の有無を検出する警備監視システム等に使用される警備監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12は従来の警備監視システムの概略構成を示すシステム構成図である。
【0003】
図12に示す警備監視システム200は、警備箇所に配置され、同警備箇所の異常の有無を検出する監視センサ201と、この監視センサ201の検出結果を取得するセンサコントローラ202と、監視センサ201の配置場所や検出結果等を含む警備状態情報を各センサコントローラ202から取得し、この警備状態情報を、公衆網203の電話回線を通じて中央警備センタ204に通報する警備監視機器205とを有している。
【0004】
監視センサ201は、例えば一軒家、マンションやアパート等の集合住宅の玄関や窓等の警備箇所に配置されるものである。
【0005】
センサコントローラ202は、例えば住戸内の柱や壁等に配置され、その管理する監視センサ201と接続して、この監視センサ201の動作を制御するものである。
【0006】
また、センサコントローラ202は、監視センサ201による監視動作を行う警備モードを有し、この警備モードが設定されると、監視センサ201をON動作して、この監視センサ201の配置場所や警備モードの設定有無を示すコントローラ状態や、その監視センサ201の異常検出の有無を示すセンサ状態等を含む、前述した警備状態情報を警備監視機器205に送信するものである。
【0007】
また、警備監視機器205は、各センサコントローラ202と無線接続しながら、中央警備センタ204との間を電話回線で有線接続し、各センサコントローラ202から警備状態情報を受信すると、これら警備状態情報を、電話回線を通じて中央警備センタ204に通報するものである。尚、警備監視機器205は、例えば警備監視システム200をマンション等に採用した場合、例えば管理人室等に配置されるものとする。
【0008】
中央警備センタ204は、公衆網203の電話回線を通じて、警備監視機器205と接続するルータ206と、警備監視機器205からの各センサコントローラ202の警備状態情報を集中管理する警備センタサーバ207と、この警備センタサーバ207にアクセス可能なPC端末208とを有している。尚、PC端末208では、警備センタサーバ207で集中管理する各センサコントローラ202の警備状態情報を閲覧することができる。
【0009】
このような従来の警備監視システム200によれば、警備監視機器205が警備モード設定中のセンサコントローラ202から警備状態情報を受信すると、この最新の警備状態情報を、電話回線を通じて中央警備センタ204に通報するようにしたので、中央警備センタ204側では、各警備箇所に赴かなくても、各警備箇所の最新の警備状態情報を逐次把握することができる。
【0010】
尚、このような従来の警備監視システム200においては、警備監視機器205が最新の警備状態情報を中央警備センタ204に通報する際、警備監視機器205と接続する電話回線を使用することになるが、この警備監視機器205の出力ポートは1電話回線分しか確保されていないため、警備状態情報の緊急性を考慮すると、この出力ポートを常に警備状態情報通報用として確保しておく必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の警備監視システム200によれば、ユーザ自らがセンサコントローラ202の配置場所に赴いて所定操作を実行することで、そのセンサコントローラ202を警備モードに設定するようにしたが、同警備箇所のセンサコントローラ202を警備モードに設定したか否かは、ユーザがセンサコントローラ202の配置場所に赴かなければ、警備モード設定の有無等を含む警備状態情報を確認することができない。
【0012】
そこで、このような事態に対処すべく、中央警備センタ204のオペレータに直接電話をして各警備箇所に関わる警備モードの設定有無を確認することも考えられるが、中央警備センタ204側の負担が大きくなる。
【0013】
また、警備監視機器205に直接電話をかけて確認する方法も考えられるが、そもそも、警備監視機器205の出力ポートは警備状態情報通報用に1回線分しか確保されていないことから、同出力ポートを警備状態情報の通報以外の用途に使用した場合には、警備監視機器205が最新の警備状態情報を中央警備センタ204に迅速に通報することができないといった事態も考えられる。
【0014】
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、最新の警備状態情報を上位システムに通報する手段を確保しながら、外部から最新の警備状態情報へのアクセスを可能にした警備監視装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の警備監視装置は、警備状態情報を検出すると、この警備状態情報を上位システムに通報する通報出力ポートを備えた警備監視装置であって、前記警備状態情報へのアクセスを可能とする外部アクセスポートを備えるようにした。
【0016】
警備監視装置は、例えば警備監視システムの監視センサを管理するセンサコントローラ及び、上位システムである中央警備センタ間に配置された警備監視機器に相当するものである。
【0017】
警備状態情報とは、例えば監視センサを管理するセンサコントローラから得られるものであり、警備対象を分類識別する警備識別情報と、この警備対象の警備状況を示す警備状況情報とを有している。警備識別情報とは、例えば監視センサの配置場所(配置場所ID:警備箇所)や警備箇所の入居者名(入居者ID)等に相当し、警備状況情報とは、例えば警備モードの設定の有無を示すコントローラ状態や、警備箇所における異常検出の有無を示すセンサ状態等に相当するものである。
【0018】
通報出力ポートは、警備状態情報を検出すると、この警備状態情報を上位システムに通報する、例えば電話回線接続ポートに相当するものである。
【0019】
外部アクセスポートは、警備状態情報へのアクセスを可能とする、例えばLAN接続ポートに相当するものである。尚、警備状態情報へのアクセスとは、例えば警備監視装置と通信接続することで警備状態情報を閲覧する動作や、警備状態情報の内容を書き換える動作等に相当するものである。
【0020】
従って、本発明の警備監視装置によれば、通報出力ポート以外の外部アクセスポートで警備状態情報へのアクセスを可能とするようにしたので、最新の警備状態情報を上位システムに通報する通報出力ポートを確保しながら、外部アクセスポートを通じて外部から最新の警備状態情報へのアクセスを可能とする、例えばインターネット経由で最新の警備状態情報を閲覧することができる。
【0021】
本発明の警備監視装置は、前記警備状態情報を検出すると、この警備状態情報を一時記憶するデータベースと、前記外部アクセスポートを通じて前記外部アクセス要求を検出すると、前記データベースに一時記憶中の警備状態情報へのアクセスを可能とするアクセス受付手段とを有するようにした。
【0022】
アクセス受付手段は、データベースに一時記憶中の警備状態情報へのアクセスを可能とする、例えばデータベースに一時記憶中の警備状態情報の閲覧を可能とする警備監視機器の外部アクセス制御部内のアクセス受付部に相当するものである。尚、外部アクセス要求とは、例えば携帯電話機やPC端末からインターネット経由で同警備監視装置に通信接続する、この警備監視装置への接続要求に相当するものである。
【0023】
従って、本発明の警備監視装置によれば、警備状態情報を検出すると、この警備状態情報をデータベースに一時記憶しておき、外部アクセスポートを通じて外部アクセス要求を検出すると、データベースに一時記憶中の警備状態情報へのアクセスを可能にしたので、最新の警備状態情報を上位システムに通報する通報出力ポートを確保しながら、外部アクセスポートを通じて外部から最新の警備状態情報へのアクセスを可能とする、例えばインターネット経由で最新の警備状態情報を閲覧することができる。
【0024】
本発明の警備監視装置は、前記データベースに一時記憶中の警備状態情報をインターネット上で公開するウェブ閲覧手段を有し、前記アクセス受付手段は、前記外部アクセスポートを通じて前記外部アクセス要求を検出すると、前記データベースに一時記憶中の警備状態情報を前記ウェブ閲覧手段で公開し、この公開した警備状態情報へのアクセスを可能とするようにした。
【0025】
ウェブ閲覧手段は、データベースに一時記憶中の警備状態情報をインターネット上で公開する、例えばウェブ閲覧部に相当するものである。
【0026】
アクセス受付手段は、外部アクセスポートを通じて外部アクセス要求を検出すると、データベースに一時記憶中の警備状態情報をウェブ閲覧手段で公開し、この公開した警備状態情報へのアクセスを可能とした、例えばデータベースに一時記憶中の警備状態情報をウェブ閲覧部で公開し、この公開した警備状態情報の閲覧を可能とする警備監視機器の外部アクセス制御部内のアクセス受付部に相当するものである。
【0027】
従って、本発明の警備監視装置によれば、外部アクセスポートを通じて外部アクセス要求を検出すると、データベースに一時記憶中の警備状態情報をウェブ閲覧手段で公開し、この公開した警備状態情報へのアクセスを可能とするようにしたので、最新の警備状態情報を上位システムに通報する通報出力ポートを確保しながら、外部アクセスポートを通じてウェブ閲覧手段で公開した最新の警備状態情報へのアクセスを可能とし、さらにウェブ機能で最新の警備状態情報へのアクセスを可能とすることから、同時に複数のユーザからアクセスされたとしても、同時に全てのアクセスに対応することができる。例えばインターネット経由で最新の警備状態情報を閲覧できることはもちろんのこと、複数のユーザから同時にアクセスを受けたとしても、同時に最新の警備状態情報を閲覧することができる。
【0028】
本発明の警備監視装置は、前記外部アクセスポートを通じて前記外部アクセス要求を検出すると、この外部アクセス要求が許可できるか否かを判定するアクセス要求許可判定手段を有し、前記アクセス受付手段は、前記アクセス要求許可判定手段にて前記外部アクセス要求が許可できると判定されると、前記ウェブ閲覧手段で公開した警備状態情報へのアクセスを許可し、前記アクセス要求許可判定手段にて前記外部アクセス要求が許可できないと判定されると、前記ウェブ閲覧手段で公開した警備状態情報へのアクセスを禁止するようにした。
【0029】
前記アクセス要求許可判定手段は、外部アクセス要求が許可できるか否かを判定する、例えば入居者名、パスワードや連絡先電話番号を予め登録しておき、外部アクセス要求を検出すると、アクセス者に入居者名、パスワードや連絡先電話番号を入力させ、予め登録したデータと照合するアクセス許可判定部に相当するものである。尚、入居者名、パスワードや連絡先電話番号を照合対象とするのではなく、一般的なIPアドレス及びパスワード等を照合対象とするようにしても良い。
【0030】
前記アクセス受付手段は、前記アクセス要求許可判定手段にて外部アクセス要求が許可できると判定された、例えば入居者名、パスワード及び連絡先電話番号が合致した場合には警備状態情報へのアクセスを許可し、前記アクセス要求許可判定手段にて外部アクセスが許可できないと判定された、例えば入居者名、パスワード及び連絡先電話番号が合致しない場合、警備状態情報へのアクセスを禁止するものである。
【0031】
従って、本発明の警備監視装置によれば、アクセス要求許可判定手段にて前記外部アクセス要求が許可できると判定されると、前記ウェブ閲覧手段で公開した警備状態情報へのアクセスを許可し、前記アクセス要求許可判定手段にて前記外部アクセス要求が許可できないと判定されると、前記ウェブ閲覧手段で公開した警備状態情報へのアクセスを禁止するようにしたので、例えばシステムのユーザ以外の第三者からのアクセスを極力排除することができる。
【0032】
本発明の警備監視装置は、前記警備状態情報が、警備対象を分類識別する警備識別情報と、この警備対象の警備状況を示す警備状況情報とを有し、前記アクセス受付手段は、前記外部アクセスポートを通じてアクセス対象の警備対象を指定する外部アクセス要求を検出すると、前記アクセス対象の警備対象に関わる警備状態情報のみを前記ウェブ閲覧手段で公開し、この公開した警備状態情報のみへのアクセスを可能とするようにした。
【0033】
警備状態情報とは、例えば警備対象を分類識別する警備識別情報と、この警備対象の警備状況を示す警備状況情報とを有している。警備識別情報とは、例えば監視センサの配置場所(配置場所ID;警備箇所)や警備箇所の入居者名(入居者ID)等に相当し、警備状況情報とは、例えば警備モードの設定の有無を示すコントローラ状態や、警備箇所における異常検出の有無を示すセンサ状態等に相当するものである。
【0034】
従って、本発明の警備監視装置によれば、前記外部アクセスポートを通じてアクセス対象の警備対象を指定する外部アクセス要求を検出すると、前記アクセス対象の警備対象に関わる警備状態情報のみを前記ウェブ閲覧手段で公開し、この公開した警備状態情報のみへのアクセスを可能としたので、ユーザは、特定した警備対象に関わる警備状態情報だけを閲覧することができる。
【0035】
本発明の警備監視装置は、警備箇所に配置され、ON動作に応じて警備箇所の異常の有無を検出する監視センサと、前記外部アクセスポートを通じてアクセス対象の警備箇所に関わる監視センサの動作を制御指示する外部アクセス要求を検出すると、この制御指示に基づいて、前記アクセス対象の警備箇所に関わる監視センサの動作を制御する監視センサ制御手段とを有するようにした。
【0036】
監視センサ制御手段は、外部アクセスポートを通じてアクセス対象の警備箇所に関わる監視センサの動作を制御指示する外部アクセス要求を検出すると、この制御指示に基づいて、アクセス対象の警備箇所に関わる監視センサの動作を制御する、例えばON動作させる、警備監視機器内部のコントローラ制御部及びコントローラコマンド部に相当するものである。
【0037】
従って、本発明の警備監視装置によれば、警備箇所に関わる監視センサの動作を制御指示する外部アクセス要求を検出すると、この制御指示に基づいて、この警備箇所に関わる監視センサの動作を制御するようにしたので、ユーザは、外部からでも警備状態情報を閲覧できることは勿論のこと、監視センサの警備箇所に赴かなくても、遠隔操作で監視センサの動作を制御することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の警備監視装置における実施の形態を示す警備監視システムについて説明する。図1は本実施の形態を示す警備監視システム内部の概略構成を示すシステム構成図である。
【0039】
図1に示す警備監視システム1は、警備箇所に配置され、同警備箇所の異常の有無を検出する監視センサ10と、この監視センサ10の検出結果を取得するセンサコントローラ20と、監視センサ10の配置場所や検出結果等を含む警備状態情報を各センサコントローラ20から受信し、この警備状態情報を一時記憶する機能や、この一時記憶した警備状態情報を、公衆網30の電話回線を通じて中央警備センタ40に通報する機能を備えた警備監視機器50とを有している。
【0040】
監視センサ10は、例えば一軒家、マンションやアパート等の集合住宅の玄関や窓等の警備箇所に配置されるものである。
【0041】
センサコントローラ20は、例えば住戸内の柱や壁等に配置され、その管理する監視センサ10と接続して、この監視センサ10の動作を制御するものである。
【0042】
警備監視機器50は、各センサコントローラ20と無線接続して、各センサコントローラ20からの警備状態情報を受信すると、この警備状態情報を、電話回線を通じて中央警備センタ40に通報する機能と、各センサコントローラ20からの警備状態情報を受信すると、この警備状態情報をデータベース61に一時記憶する機能と、このデータベース61に一時記憶中の警備状態情報をウェブ閲覧機能でアクセス可能とする機能とを有している。尚、警備監視機器50は、例えば警備監視システム1をマンション等に採用した場合、例えば管理人室等に配置されるものとする。
【0043】
中央警備センタ40は、公衆網30の電話回線を通じて、警備監視機器50と接続するルータ41と、警備監視機器50からの各センサコントローラ20の警備状態情報を集中管理する警備センタサーバ42と、この警備センタサーバ42にアクセス可能なPC端末43とを有している。尚、PC端末43では、警備センタサーバ42で集中管理する各センサコントローラ20の警備状態情報を閲覧することができる。また、中央警備センタ40は、インターネット44を経由して各地区センタ45に通信接続しているものとする。
【0044】
図2はセンサコントローラ20の外観構成を示す説明図である。
【0045】
図2に示すセンサコントローラ20は、警備監視機器50や監視センサ10と無線接続するための特定省電力アンテナ21と、警備モードを設定開始する警備開始ボタン22と、非常警報を発動する非常ボタン23と、現在の設定モードや監視センサ10の異常有無等の様々な情報を表示する表示部24と、警報ブザー音の音量や音種を変更調整する音量/音種調整キー25と、設定中の警備モードを解除して通常モードに移行するための暗証番号等を入力するテンキー26等とを有している。
【0046】
このセンサコントローラ20は、警備モード及び通常モードの二種類のモードを有し、警備モードが設定されると、監視センサ10がON動作することで監視動作を開始し、通常モードが設定されると、監視センサ10がOFF動作することで監視動作を解除するものである。
【0047】
図3は警備監視機器50の外観構成を示す説明図である。
【0048】
図3に示す警備監視機器50は、管理する各センサコントローラ20と無線接続する特定省電力アンテナ51と、様々なコマンドを入力する操作部52と、管理するセンサコントローラ20のコントローラ状態(通常モード又は警備モード)やセンサ状態(異常あり又は異常なし)等の警備状態情報といった様々な情報を表示する表示部53と、警報メッセージ等の音声メッセージを音声出力する内蔵スピーカ54と、現在の電源供給状態を示す電源LED55と、電話回線と接続して中央警備センタ40に警備状態情報を通報するための通報出力ポートである電話回線接続ポート56と、データベース61に一時記憶中の警備状態情報をウェブ機能で閲覧可能とする外部アクセスポートであるLAN接続ポート57とを有している。
【0049】
この警備監視機器50には、各センサコントローラ20の状態を監視する監視モードや、最新の警備状態情報を中央警備センタ40に通報する通報モード等の動作モードがある。
【0050】
また、図1に示すように警備監視システム1は、警備監視機器50のLAN接続ポート57と接続するルータ81と、このルータ81と接続するインターネット82と、プロバイダ83とを有し、ウェブ機能付き携帯電話機90を使用して、このインターネット82経由で警備監視機器50のデータベース61に一時記憶した警備状態情報を閲覧することができる。
【0051】
また、携帯電話機90は、警備監視機器50のIPアドレスに基づいて、インターネット経由で警備監視機器50とのLAN接続ポート57を通じた通信接続が可能となる。尚、警備監視機器50のIPアドレスは固定アドレスとするのではなく、随時変更されるものとし、変更される度に電子メールで変更アドレスを警備監視システム1の関係者(入居者等)に配信するものとする。つまり、システムの関係者以外の第三者からのアクセスを極力排除することができる。
【0052】
図4は警備監視機器50内部の概略構成を示すブロック図である。
【0053】
図4に示す警備監視機器50は、特定省電力アンテナ51を通じて各センサコントローラ20と無線接続するコントローラ通信部62と、このコントローラ通信部62にて受信した各センサコントローラ20からの警備状態情報をデータベース61に記憶更新するデータ更新部63と、電話回線接続ポート56を通じて中央警備センタ40と有線接続するセンタ通信部64と、LAN接続ポート57を通じて外部アクセスの通信を確立する外部アクセス通信部65と、データベース61に一時記憶中の警備状態情報をインターネット上に公開するウェブ閲覧部66と、警備監視機器50の外部アクセスに関わる動作を制御する外部アクセス制御部67と、センサコントローラ20に対して動作コマンドを指示するコントローラコマンド部68とを有している。
【0054】
外部アクセス制御部67は、外部アクセス通信部65を通じて外部アクセス要求を許可するか否かを判定するアクセス要求許可判定部67Aと、アクセス要求許可判定部67Aにて外部アクセスが許可されると、ウェブ閲覧部66にて公開した警備状態情報のアクセスを可能とするアクセス受付部67Bと、外部アクセス通信部65を通じて特定のセンサコントローラ20の設定モードを設定変更する外部アクセス要求を検出すると、この特定のセンサコントローラ20の設定モードを設定変更する制御指示をコントローラコマンド部68に送信するコントローラ制御部67Cとを有している。尚、コントローラコマンド部68は、コントローラ制御部67Cからの制御指示に基づいて動作コマンドを選択し、この動作コマンドを特定のセンサコントローラ20に送信するものである。
【0055】
次に警備状態情報を一時記憶するデータベース61のテーブル構成について説明する。図5は警備状態情報を一時記憶するデータベース61全体のテーブル構成を示す説明図、図6はコントローラテーブルのテーブル構成、図7は設置場所テーブルのテーブル構成、図8は入居者テーブルのテーブル構成を示す説明図である。
【0056】
図5においてデータベース61は、コントローラテーブル110と、設置場所テーブル120と、入居者テーブル130とを記憶管理し、コントローラテーブル110には、各センサコントローラ20を識別するコントローラID100Aと、各設置場所を識別する設置場所ID100Bとを記憶管理し、設定場所テーブル120には、設置場所ID100Bと、各住戸の入居者を識別する入居者ID100Cとを記憶管理し、入居者テーブル130には、入居者ID100Cを有し、これらコントローラテーブル110、設置場所テーブル120及び入居者テーブル130は、コントローラID100A、設置場所ID100B及び入居者ID100Cで関連付けしている。
【0057】
図6に示すコントローラテーブル110には、コントローラID100A及び設置場所ID100Bの他に、センサコントローラ20の動作状態、例えば警備モード中であるか、又は通常モード中であるかを示すコントローラ状態111と、同センサコントローラ20が管理する監視センサ10の動作状態、例えば異常ありか、又は異常なしかを示すセンサ状態112とを記憶管理している。
【0058】
図7に示す設置場所テーブル120には、設置場所ID100B及び入居者ID100Cの他に、例えば1号室等の部屋番号121と、例えば玄関等の設置場所名122とを記憶管理している。
【0059】
図8に示す入居者テーブル130には、入居者ID100Cの他に、部屋番号121の入居者の氏名を示す入居者名131と、パスワード132と、入居者の連絡先を示す連絡先電話番号133とを記憶管理している。
【0060】
尚、請求項記載の警備監視装置は警備監視機器50、上位システムは中央警備センタ40、通報出力ポートは電話回線接続ポート56、外部アクセスポートはLAN接続ポート57、アクセス受付手段はアクセス受付部67B、ウェブ閲覧手段はウェブ閲覧部66、アクセス要求許可判定手段はアクセス要求許可判定部67A、監視センサ手段はコントローラ制御部67C及びコントローラコマンド部68に相当するものである。
【0061】
次に本実施の形態を示す警備監視システム1の動作について説明する。図9はセンサコントローラ20のモード設定処理に関わる処理動作を示すフローチャートである。
【0062】
図9に示すモード設定処理とは、センサコントローラ20の動作モードを切替設定するための処理である。
【0063】
図9においてセンサコントローラ20は、現在の動作モードが通常モード中であるか否かを判定する(ステップS11)。通常モード中であると判定されると、警備開始ボタン22が押下されたか否かを判定する(ステップS12)。
【0064】
センサコントローラ20は、警備開始ボタン22が押下されたと判定されると、警備モード開始準備待ち通知ブザーを鳴動出力して(ステップS13)、所定時間タイマの計時動作を開始する(ステップS14)。
【0065】
センサコントローラ20は、所定時間タイマの計時動作を開始すると、テンキー26による暗証番号の入力操作があったか否かを判定する(ステップS15)。テンキー26による入力操作があったと判定されると、ステップS14にて計時動作を開始した所定時間タイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS16)。
【0066】
センサコントローラ20は、所定時間タイマがタイムアップすると、通常モードから警備モードに切替設定し(ステップS17)、同センサコントローラ20のコントローラID100A及びコントローラ状態(警備モード)111を警備監視機器50に送信することで(ステップS18)、ステップS11に移行する。
【0067】
センサコントローラ20は、ステップS11にて通常モード中でないと判定されると、現在の動作モードが警備モード中であるか否かを判定する(ステップS19)。警備モード中であると判定されると、このセンサコントローラ20が管理する監視センサ10にて異常を検出したか否かを判定する(ステップS20)。
【0068】
センサコントローラ20は、監視センサ10にて異常を検出したのであれば、異常発生を報知する警報ブザーを鳴動出力して(ステップS21)、センサコントローラ20のコントローラID100A及びセンサ状態(異常あり)112を警備監視機器50に送信することで(ステップS22)、ステップS11に移行する。
【0069】
また、センサコントローラ20は、ステップS19にて警備モード中でないと判定されると、ステップS11に移行する。また、ステップS20にて監視センサ10にて異常を検出したのでなければ、テンキー26による暗証番号の入力操作を検出したか否かを判定する(ステップS23)。
【0070】
センサコントローラ20は、ステップS23にて暗証番号の入力操作を検出したのであれば、予め設定してある暗証番号と入力した暗証番号とが合致しているか否かを判定する(ステップS24)。
【0071】
センサコントローラ20は、暗証番号が合致しているのであれば、警備モードを解除すべく通常モードに切替設定し(ステップS25)、センサコントローラ20のコントローラID100A及びコントローラ状態(通常モード)111を警備監視機器50に送信することで(ステップS26)、ステップS11に移行する。
【0072】
また、センサコントローラ20は、ステップS24にて暗証番号が合致していなければ、暗証番号が不一致であることから、警報ブザーを鳴動すべく、ステップS21に移行する。
【0073】
また、センサコントローラ20は、ステップS15にて暗証番号の入力操作を検出したのであれば、暗証番号が合致しているか否かを判定する(ステップS27)。
【0074】
センサコントローラ20は、暗証番号が合致しているのであれば、現在設定中の通常モードを維持すべく、警備モードの設定を中止して(ステップS28)、ステップS11に移行する。
【0075】
さらに、センサコントローラ20は、ステップS27にて暗証番号が合致しなければ、暗証番号が不一致であることから、警報ブザーを鳴動すべく、ステップS21に移行する。
【0076】
図9に示すモード設定処理によれば、センサコントローラ20の警備開始ボタン22が押下されると、警備モードに移行すると共に、暗証番号が入力され、予め登録した暗証番号と合致すると、通常モードに移行し、これら動作モードの設定切替の際にはコントローラID100A及びコントローラ状態111を警備監視機器50に送信すると共に、警備モード中に監視センサ10にて異常を検出すると、警報ブザーを鳴動出力し、コントローラID100A及びセンサ状態(異常あり)112を警備監視機器50に送信するようにしたので、常に最新の警備状態情報を警備監視機器50に知らせることができる。
【0077】
次に警備状態情報通報処理に関わる警備監視機器50の動作について説明する。図10は警備状態情報通報処理に関わる警備監視機器50の処理動作を示すフローチャートである。
【0078】
図10に示す警備状態情報通報処理とは、各センサコントローラ20から受信した警備状態情報をデータベース61に順次記憶すると共に、この最新の警備状態情報を中央警備センタ40に通報する処理である。尚、警備監視機器50は、通常、各センサコントローラ20からの最新の警備状態情報の受信を監視する監視モードと、最新の警備状態情報を受信すると、この最新の警備状態情報をデータベース61に記憶更新しながら、最新の警備状態情報を中央警備センタ40に通報する通報モードとに分けることができる。
【0079】
図10において警備監視機器50は、コントローラ通信部62を通じて各センサコントローラ20から警備状態情報を受信したか否かを判定する(ステップS31)。
【0080】
警備監視機器50は、この警備状態情報を受信したのであれば、この警備状態情報内に含まれるコントローラID100Aが登録済みであるか否かを判定する(ステップS32)。尚、警備監視機器50は、管理する全センサコントローラ20の全コントローラID100Aを登録しているものとする。
【0081】
警備監視機器50は、ステップS32にてコントローラID100Aが登録済みであると判定されると、中央警備センタ40に最新の警備状態情報を通報すべく、通報モードに切替設定し(ステップS33)、データ更新部63を通じて、データベース61内の該当コントローラID100Aに対応するコントローラ状態111やセンサ状態112を最新の警備状態情報に記憶更新する(ステップS34)。
【0082】
警備監視機器50のセンタ通信部64は、ステップS34にてデータベース61へのデータ更新が終了すると、この最新の警備状態情報を、電話回線を通じて中央警備センタ40に通報し(ステップS35)、中央警備センタ40への通報が完了したか否かを判定する(ステップS36)。尚、このステップS36は、最新の警備状態情報が中央警備センタ40に通報できるまで継続するためのものである。
【0083】
警備監視機器50は、ステップS36にて中央警備センタ40への通報が完了すると、センサコントローラ20からの警備状態情報の受信を監視する監視モードに設定することで(ステップS37)、この処理動作を終了する。
【0084】
図10に示す警備情報通報処理によれば、各センサコントローラ20から最新の警備状態情報を受信すると、この最新の警備状態情報をデータベース61に記憶更新すると共に、最新の警備状態情報を中央警備センタ40に通報するようにしたので、中央警備センタ40への通報に支障を来たすことなく、各センサコントローラ20の警備状態情報の閲覧が可能となる。
【0085】
次に警備状態確認処理に関わる警備監視機器50の動作について説明する。図11は警備状態確認処理に関わる警備監視機器50の処理動作を示すフローチャートである。
【0086】
図11に示す警備状態確認処理とは、警備監視機器50及び中央警備センタ40間の電話回線を確保しながら、携帯電話機90からインターネット経由で最新の警備状態情報を閲覧することができる処理である。尚、携帯電話機90のユーザは、警備監視機器50へのIPアドレスを認識しているものとする
【0087】
図11において警備監視機器50の外部アクセス制御部67は、外部アクセス通信部65を通じて携帯電話機90からの外部アクセス要求を検出したか否かを判定する(ステップS41)。
【0088】
外部アクセス制御部67は、携帯電話機90からの外部アクセス要求を検出したと判定されると、入居者名、パスワード及び連絡先電話番号の入力を検出したか否かを判定する(ステップS42)。
【0089】
外部アクセス制御部67のアクセス要求許可判定部67Aは、入居者名、パスワード及び連絡先電話番号の入力を検出したのであれば、これら入力した入居者名、パスワード及び連絡先電話番号が図8に示す入居者テーブル130内の入居者名131、パスワード132及び連絡先電話番号133と合致しているか否かを判定する(ステップS43)。
【0090】
アクセス要求許可判定部67Aは、入居者名、パスワード及び連絡先電話番号が合致していると判定されると、通報モード中であるか否かを判定する(ステップS44)。
【0091】
アクセス要求許可判定部67Aは、通報モード中であると判定されると、中央警備センタ40への通報を優先し(ステップS45)、入居者ID100Cに対応した全ての警備状態情報をデータベース61から検索し(ステップS46)、このデータベース61からウェブ閲覧部66で入居者ID100Cに対応した警備状態情報を外部アクセス要求したユーザの携帯電話機90に閲覧提供し(ステップS47)、この処理動作を終了する。
【0092】
ステップS41にて外部アクセス要求を検出したのでなければ、この処理動作を終了する。
【0093】
ステップS42にて入居者名、パスワード及び連絡先電話番号の入力を検出したのでなければ、又はステップS43にて入居者名、パスワード及び連絡先電話番号が合致したのでなければ、携帯電話機90からの外部アクセス要求を拒否するアクセス拒否メッセージを外部アクセス要求したユーザの携帯電話機90に通知することで(ステップS48)、この処理動作を終了する。
【0094】
図11に示す警備状態確認処理によれば、警備監視機器50及び中央警備センタ40間の電話回線を確保しながら、携帯電話機90からインターネット経由で外部アクセス要求を検出し、さらに外部アクセス要求が許可できると判定されると、最新の警備状態情報をインターネット経由で携帯電話機90に提供するようにしたので、入居者は、携帯電話機90を使用することで外出先からでも、最新の警備状態情報を閲覧することができる。
【0095】
尚、入居者は、携帯電話機90を使用することで外出先からでも自分の住戸の警備状態情報を閲覧することができるが、さらに、本実施の形態を示す警備監視システム1においては、携帯電話機90を使用することでセンサコントローラ20の動作モードを遠隔操作で設定変更することができる。
【0096】
では、このような遠隔操作機能の動作について説明する。
【0097】
例えば入居者が携帯電話機90から自分の住戸の警備状態情報を閲覧中に、この警備状態情報内のコントローラ状態が通常モードだったとする。入居者は自分の住戸のセンサコントローラ20が通常モードであることを確認することができる。
【0098】
そこで、入居者が自分の住戸のセンサコントローラ20を通常モードから警備モードに切替設定する場合、携帯電話機90から閲覧中の警備状態情報内の近ローラ状態を通常モードから警備モードに変更する外部アクセス要求を警備監視機器に送信する。
【0099】
警備監視機器50のコントローラ制御部67Cは、外部アクセス通信部65を通じて、携帯電話機90から警備モードに変更する外部アクセス要求を検出すると、このセンサコントローラ20の動作モードを通常モードから警備モードに移行する制御指示をコントローラコマンド部68に通知する。
【0100】
コントローラコマンド部68は、コントローラ制御部67Cからの制御指示に応じてセンサコントローラ用のモード変更に関わる動作コマンドを選択し、この動作コマンドを、コントローラ通信部62を通じて変更対象のコントローラID100Aに対応するセンサコントローラ20に送信する。
【0101】
センサコントローラ20は、この動作コマンドを受信すると、この動作コマンドに基づいて通常モードから警備モードに切替設定することになる。
【0102】
従って、入居者は、携帯電話機90を使用することで外出先からでも、遠隔操作で自分の住戸の警備状態情報に関わるセンサコントローラ20の動作モードを設定変更することができる。
【0103】
本実施の形態によれば、警備状態情報を検出すると、この警備状態情報をデータベース61に一時記憶しておき、LAN接続ポート57を通じて外部アクセス要求を検出すると、データベース61に一時記憶中の警備状態情報をインターネット経由で閲覧できるようにしたので、最新の警備状態情報を中央警備センタ40に通報する電話回線接続ポート56を確保しながら、LAN接続ポート57を通じてインターネット経由で最新の警備状態情報を閲覧することができ、しかも、複数のユーザから同時にアクセスがあったとしても最新の警備状態情報を同時に閲覧することもできる。
【0104】
本実施の形態によれば、アクセス要求許可判定部67Aにて携帯電話機90からの外部アクセス要求が許可できると判定されると、携帯電話機90からウェブ閲覧部66で公開した警備状態情報への閲覧を許可し、アクセス要求許可判定部67Aにて携帯電話機90からの外部アクセス要求が許可できないと判定されると、ウェブ閲覧部66で公開した警備状態情報の携帯電話機90からの閲覧を禁止するようにしたので、警備監視システム1のユーザ以外の第三者からのアクセスを極力排除することができる。
【0105】
本実施の形態によれば、携帯電話機90からLAN接続ポート57を通じて入居者ID100Cに関わる警備状態情報を指定する外部アクセス要求を検出すると、入居者ID100Cに関わる警備状態情報のみをウェブ閲覧部66で公開し、この公開した警備状態情報だけを携帯電話機90から閲覧できるようにしたので、ユーザは、特定の入居者ID(自分の入居者ID)に関わる警備状態情報のみを閲覧することができる。尚、入居者ID100Cだけでなく、コントローラIDや設置場所ID等で警備対象状態を特定するようにしても良い。
【0106】
本実施の形態によれば、警備箇所に関わる監視センサ10の動作を制御指示する携帯電話機90からの外部アクセス要求を検出すると、この制御指示に基づいて、この警備箇所に関わる監視センサ10の動作を制御するようにしたので、ユーザは、携帯電話機90を利用して外出先からでも警備状態情報を閲覧確認できることは勿論のこと、監視センサ10の警備箇所に赴かなくても、遠隔操作で監視センサ10の動作を制御することができる。
【0107】
尚、上記実施の形態においては、携帯電話機90からインターネット経由で警備監視機器50にアクセスして、データベース61に一時記憶中の警備状態情報を閲覧できるようにしたが、携帯電話機90ではなく、PC端末やモバイル端末からであっても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0108】
【発明の効果】
上記のように構成された本発明の警備監視装置によれば、通報出力ポート以外の外部アクセスポートで警備状態情報へのアクセスを可能とするようにしたので、最新の警備状態情報を上位システムに通報する通報出力ポートを確保しながら、外部アクセスポートを通じて外部から最新の警備状態情報へのアクセスを可能とする、例えばインターネット経由で最新の警備状態情報を閲覧することができる。
【0109】
本発明の警備監視装置によれば、警備状態情報を検出すると、この警備状態情報をデータベースに一時記憶しておき、外部アクセスポートを通じて外部アクセス要求を検出すると、データベースに一時記憶中の警備状態情報へのアクセスを可能にしたので、最新の警備状態情報を上位システムに通報する通報出力ポートを確保しながら、外部アクセスポートを通じて外部から最新の警備状態情報へのアクセスを可能とする、例えばインターネット経由で最新の警備状態情報を閲覧することができる。
【0110】
本発明の警備監視装置によれば、外部アクセスポートを通じて外部アクセス要求を検出すると、データベースに一時記憶中の警備状態情報をウェブ閲覧手段で公開し、この公開した警備状態情報へのアクセスを可能とするようにしたので、最新の警備状態情報を上位システムに通報する通報出力ポートを確保しながら、外部アクセスポートを通じてウェブ閲覧手段で公開した最新の警備状態情報へのアクセスを可能とし、さらにウェブ機能で最新の警備状態情報へのアクセスを可能とすることから、同時に複数のユーザからアクセスされたとしても、同時に全てのアクセスに対応することができる。例えばインターネット経由で最新の警備状態情報を閲覧できることはもちろんのこと、複数のユーザから同時にアクセスを受けたとしても、最新の警備状態情報を同時に閲覧することができる。
【0111】
本発明の警備監視装置によれば、アクセス要求許可判定手段にて前記外部アクセス要求が許可できると判定されると、前記ウェブ閲覧手段で公開した警備状態情報へのアクセスを許可し、前記アクセス要求許可判定手段にて前記外部アクセス要求が許可できないと判定されると、前記ウェブ閲覧手段で公開した警備状態情報へのアクセスを禁止するようにしたので、例えばシステムのユーザ以外の第三者からのアクセスを極力排除することができる。
【0112】
本発明の警備監視装置によれば、前記外部アクセスポートを通じてアクセス対象の警備対象を指定する外部アクセス要求を検出すると、前記アクセス対象の警備対象に関わる警備状態情報のみを前記ウェブ閲覧手段で公開し、この公開した警備状態情報のみへのアクセスを可能としたので、ユーザは、特定した警備対象に関わる警備状態情報だけを閲覧することができる。
【0113】
本発明の警備監視装置によれば、警備箇所に関わる監視センサの動作を制御指示する外部アクセス要求を検出すると、この制御指示に基づいて、この警備箇所に関わる監視センサの動作を制御するようにしたので、ユーザは、外部からでも警備状態情報を閲覧確認できることは勿論のこと、監視センサの警備箇所に赴かなくても、遠隔操作で監視センサの動作を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の警備監視装置における実施の形態を示す警備監視システム内部の概略構成を示すシステム構成図である。
【図2】本実施の形態に関わるセンサコントローラの外観構成を示す説明図である。
【図3】本実施の形態に関わる警備監視機器の外観構成を示す説明図である。
【図4】本実施の形態に関わる警備監視機器内部の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態に関わる警備監視機器のデータベース内部のテーブル構成を端的に示す説明図である。
【図6】本実施の形態に関わるデータベースに一時記憶したコントローラテーブルの一例を示す説明図である。
【図7】本実施の形態に関わるデータベースに一時記憶した設置場所テーブルの一例を示す説明図である。
【図8】本実施の形態に関わるデータベースに一時記憶した入居者テーブルの一例を示す説明図である。
【図9】本実施の形態におけるモード設定処理に関わるセンサコントローラ内部の処理動作を示すフローチャートである。
【図10】本実施の形態における警備状態情報通報処理に関わる警備監視機器内部の処理動作を示すフローチャートである。
【図11】本実施の形態における警備状態確認処理に関わる警備監視機器内部の処理動作を示すフローチャートである。
【図12】従来技術の警備監視システム内部の概略構成を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
10 監視センサ
40 中央警備センタ(上位システム)
50 警備監視機器(警備監視装置)
56 電話回線接続ポート(通報出力ポート)
57 LAN接続ポート(外部アクセスポート)
61 データベース
66 ウェブ閲覧部(ウェブ閲覧手段)
67A アクセス要求許可判定部(アクセス要求許可判定手段)
67B アクセス受付部(アクセス受付手段)
67C コントローラ制御部(監視センサ手段)
68  コントローラコマンド部(監視センサ手段)

Claims (6)

  1. 警備状態情報を検出すると、この警備状態情報を上位システムに通報する通報出力ポートを備えた警備監視装置であって、
    前記警備状態情報へのアクセスを可能とする外部アクセスポートを備えたことを特徴とする警備監視装置。
  2. 前記警備状態情報を検出すると、この警備状態情報を一時記憶するデータベースと、
    前記外部アクセスポートを通じて外部アクセス要求を検出すると、前記データベースに一時記憶中の警備状態情報へのアクセスを可能とするアクセス受付手段とを有することを特徴とする請求項1記載の警備監視装置。
  3. 前記データベースに一時記憶中の警備状態情報をインターネット上で公開するウェブ閲覧手段を有し、
    前記アクセス受付手段は、
    前記外部アクセスポートを通じて前記外部アクセス要求を検出すると、前記データベースに一時記憶中の警備状態情報を前記ウェブ閲覧手段で公開し、この公開した警備状態情報へのアクセスを可能とすることを特徴とする請求項2記載の警備監視装置。
  4. 前記外部アクセスポートを通じて前記外部アクセス要求を検出すると、この外部アクセス要求が許可できるか否かを判定するアクセス要求許可判定手段を有し、
    前記アクセス受付手段は、
    前記アクセス要求許可判定手段にて前記外部アクセス要求が許可できると判定されると、前記ウェブ閲覧手段で公開した警備状態情報へのアクセスを許可し、前記アクセス要求許可判定手段にて前記外部アクセス要求が許可できないと判定されると、前記ウェブ閲覧手段で公開した警備状態情報へのアクセスを禁止することを特徴とする請求項3記載の警備監視装置。
  5. 前記警備状態情報は、
    警備対象を分類識別する警備識別情報と、この警備対象の警備状況を示す警備状況情報とを有し、
    前記アクセス受付手段は、
    前記外部アクセスポートを通じてアクセス対象の警備対象を指定する外部アクセス要求を検出すると、前記アクセス対象の警備対象に関わる警備状態情報のみを前記ウェブ閲覧手段で公開し、この公開した警備状態情報のみへのアクセスを可能とすることを特徴とする請求項3又は4記載の警備監視装置。
  6. 警備箇所に配置され、ON動作に応じて警備箇所の異常の有無を検出する監視センサと、
    前記外部アクセスポートを通じてアクセス対象の警備箇所に関わる監視センサの動作を制御指示する外部アクセス要求を検出すると、この制御指示に基づいて、前記アクセス対象の警備箇所に関わる監視センサの動作を制御する監視センサ制御手段とを有することを特徴とする請求項3、4又は5記載の警備監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017161959A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 日本発條株式会社 警備システム、警備方法、検知ユニット、およびプログラム

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