JP2004102342A - 出前仲介サービス提供方法、出前サービス支援装置、ならびに、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの利便性が高い出前システムを提供する。
【解決手段】ユーザ端末300を用いて、ユーザの属性情報および出前される食品についての嗜好情報(希望価格、希望カロリー、など)をセンタサーバ100に登録する。また、出前サービスを提供する店舗とメニューに関する情報がセンタサーバ100に予め登録されている。登録ユーザがユーザ端末300を用いてセンタサーバ100にアクセスし、出前を希望する食品のジャンルや希望配送希望日時などを通知する。センタサーバ100は、ユーザから通知された情報と、登録されている嗜好情報とに基づいて、条件に合うメニューを選出し、ユーザ端末300に提示する。ユーザは、提示されたメニューから所望のものを選択してセンタサーバ100に発注する。センタサーバ100は、発注されたメニューおよびユーザの嗜好を示す情報を、対応する店舗の店舗端末200に送信し、出前を依頼する。
【選択図】 図1
【解決手段】ユーザ端末300を用いて、ユーザの属性情報および出前される食品についての嗜好情報(希望価格、希望カロリー、など)をセンタサーバ100に登録する。また、出前サービスを提供する店舗とメニューに関する情報がセンタサーバ100に予め登録されている。登録ユーザがユーザ端末300を用いてセンタサーバ100にアクセスし、出前を希望する食品のジャンルや希望配送希望日時などを通知する。センタサーバ100は、ユーザから通知された情報と、登録されている嗜好情報とに基づいて、条件に合うメニューを選出し、ユーザ端末300に提示する。ユーザは、提示されたメニューから所望のものを選択してセンタサーバ100に発注する。センタサーバ100は、発注されたメニューおよびユーザの嗜好を示す情報を、対応する店舗の店舗端末200に送信し、出前を依頼する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、出前仲介サービス提供方法、出前サービス支援装置、ならびに、プログラムに関し、特に、ユーザ等の利便性を向上させる出前仲介サービス提供方法、出前サービス支援装置、ならびに、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネット等のネットワークを介して、希望する場所に食品を出前可能な店舗およびそのメニューを検索し、選択した食品の注文することができるサービスが提供されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−24354号公報
【特許文献2】
特開2001−306868号公報
【0004】
上記サービスにおいて、事業者Rは、食品を提供する店舗およびその食品メニューが登録されたウェブページを開設している。ウェブページは、店舗の場所、出前可能場所、ジャンル等を含む店舗情報を格納したサーバが構成する。
【0005】
ユーザは、携帯端末等からネットワークを介して、ウェブページにアクセスする。ユーザは、ウェブページ上で名前、出前先住所、連絡先等の個人情報を入力してサービスに登録する。このとき、ユーザに、登録IDが付与され、個人情報は登録IDと関連づけられてサーバに格納される。
【0006】
出前を希望するとき、ユーザはウェブページ上で登録IDを入力し、サーバがこれを認証するとサービスの提供が受けられる。サーバは、登録IDに応じた個人情報を読み出し、ウェブページに表示する。
【0007】
ユーザは、表示された個人情報を確認するとともに、希望するジャンル、時間等の検索条件を新たに入力し、検索を行う指示を出す。指示を受けたサーバは、読み出した個人情報に含まれる出前先住所に出前可能な店舗を抽出するとともに、新たに入力された検索条件、例えば、ジャンルに該当する店舗を抽出する。
【0008】
サーバは、抽出した店舗のリストを作成し、ウェブページ上に表示する。例えば、ユーザがウェブページ上に表示された店舗名をクリックすると、その店舗の提供するメニュー等の店舗情報が表示されるようになっている。ユーザは、リストアップされた各店舗のメニューを調べ、注文する店舗およびメニューを決定し、注文する旨の入力を行う(例えば、「購入」ボタンをクリックする)。
【0009】
注文する旨の入力を受けたサーバは、注文したユーザの個人情報、注文されたメニュー等からなる発注情報を作成し、注文を受けた店舗にFAX、メール等によって送る。発注情報を受け取った店舗は、注文を受けた食品を調理し、ユーザの希望する出前先に届ける。ユーザは、食品と引き替えに代金を支払う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなネットワークを用いた出前サービスは、サービスの充実、働く女性の増大等の理由から、大変身近なものとなってきており、高頻度で定期的に(例えば、週に数回)利用するユーザも増えている。
【0011】
出前サービスが身近なものとなるほど、ユーザの出前サービスに対する要求はより細かいものとなる。例えば、痩身、食事療法等のためにダイエット中のユーザは、摂取する食品のカロリー量を重視し、出前を利用する場合においても、その食品のカロリー量を知りたいという要求を持つ。例えば、カロリー量を気にするユーザは、リストアップされた店舗毎にメニューのカロリー量を自分で確認しなければならない。
【0012】
しかし、上記した従来の検索出前サービスは、このようなユーザの要求に高い利便性で応えられるものではない。すなわち、ユーザが予め登録し、検索時の入力が不要な個人情報は、住所、名前、連絡先等の、出前に必要な最低限の情報に限られ、ユーザ個々人の細かい要求に応えられるものではない。
【0013】
そもそも、出前は「今食べたい」と思うときに用いる手段であり、検索の度にいちいち希望条件を基づいて、多数のメニューを確認してゆく作業は定期的にこのサービスを利用するユーザにとって非常に疎ましいものである。
【0014】
このように、従来の食品の検索・出前サービスを提供する出前システムは、ユーザの細かい要求に応えられるものではなく、十分に高い利便性を有するものではなかった。
【0015】
本発明は上記事情を鑑みてなされたもので、ユーザの細かい要求に応えられる利便性の高い出前仲介サービス提供方法、出前サービス支援装置、ならびに、プログラムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる出前仲介サービス提供方法は、
調理食品の出前サービスを所望する利用者に関するユーザ情報を、通信ネットワークを介して予め取得するユーザ情報取得ステップと、
調理食品の出前サービスを提供している提供者に関する情報と、該提供者が出前サービスで配送する調理食品に関する情報とを含んだ提供者情報を、予め取得する提供者情報取得ステップと、
出前サービスの利用要求を、前記通信ネットワークを介して前記利用者から受け付ける利用受付ステップと、
前記利用受付ステップでの利用要求の受け付けを契機に、当該利用者に関するユーザ情報に基づいて、調理食品およびその提供者の候補を選出し、該利用者に前記通信ネットワークを介して提示する候補選出ステップと、
前記候補選出ステップで提示された候補のいずれかを指定する情報を、発注情報として前記通信ネットワークを介して受け付ける発注受付ステップと、
前記発注受付ステップで受け付けた発注情報に基づいて、指定された調理食品の調理と配送とを指示する指示情報を作成し、該当する提供者に前記通信ネットワークを介して通知する発注通知ステップと、
を備えることを特徴とする。
【0017】
上記出前仲介サービス提供方法において、
前記提供者情報は、各調理食品の調理所要時間を示す調理時間情報を含むものとすることができ、この場合、
前記利用受付ステップは、配送希望日時を示す情報を受け付け、
前記候補選出ステップは、少なくとも、該調理時間情報と配送希望日情報とに基づいて、調理食品の候補およびその提供者を選出することが望ましい。
【0018】
上記出前仲介サービス提供方法において、
前記提供者情報は、各調理食品の熱量を示すカロリー情報を含み、
前記ユーザ情報は、各ユーザの希望摂取熱量を示す希望摂取カロリー情報を含むものとすることができ、この場合、
前記候補選出ステップは、少なくとも、前記希望摂取カロリー情報および前記カロリー情報に基づいて、調理食品の候補およびその提供者を選出することが望ましい。
【0019】
上記出前仲介サービス提供方法において、
前記ユーザ情報は、各ユーザの嗜好を示す嗜好情報を含無ものとすることができ、この場合、
前記発注通知ステップは、前記嗜好情報に基づいた調理を指示する指示情報を作成することが望ましい。
【0020】
上記出前仲介サービス提供方法において、
少なくとも、前記各利用者の所在地に対応する地図を示す地図情報を予め取得する地図情報取得ステップをさらに備えていることが望ましく、この場合、
前記発注通知ステップは、前記指示情報に、当該利用者の所在地を示す地図情報を含ませることが望ましい。
【0021】
上記のような構成によれば、ユーザの利便性が高い出前サービスを提供することができる。
【0022】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかるプログラムは、
コンピュータに、上記出前仲介サービス提供方法の各ステップを実行させることを特徴とする。
【0023】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかる出前サービス支援装置は、
調理食品の出前サービスを所望する利用者に関する情報であって、少なくとも、当該利用者の調理食品に対する要望を示す要望情報を含むユーザ情報を通信ネットワークを介して予め取得して蓄積するユーザ情報蓄積手段と、
少なくとも前記利用者の所在地に対応する地図を示す地図情報を取得する地図情報取得手段と、
調理食品の出前サービスを提供する提供者に関する情報であって、少なくとも、提供する調理食品に関する情報を含む提供者情報を予め取得して蓄積する提供者情報蓄積手段と、
前記利用者の端末装置から、出前サービスの利用要求を示す利用要求情報を前記通信ネットワークを介して受信する要求受信手段と、
前記要求受信手段による利用要求情報の受信を契機に、前記ユーザ情報蓄積手段に記録されている当該ユーザのユーザ情報に基づいて、前記提供者情報蓄積手段から調理食品の候補とその提供者を示す提供者情報を選出する候補選出手段と、
前記候補選出手段が選出した調理食品の候補およびその提供者を示す候補情報を、前記利用者の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信する候補情報送信手段と、
前記候補情報送信手段が送信した候補情報に示される候補のいずれかを指定する指定情報を、前記通信ネットワークを介して前記利用者の端末装置から受信する注文情報受信手段と、
前記注文情報受信手段による注文情報の受信を契機に、当該利用者の所在地に対応する地図情報を前記地図情報蓄積手段から取得する地図情報取得手段と、
前記指定情報受信手段が受信した指定情報と当該利用者の前記ユーザ情報とに基づいて、指定された調理食品の調理と配送を指示する指示情報を作成する指示情報作成手段と、
前記指示情報作成手段が作成した指示情報と、前記地図情報取得手段が取得した地図情報とを、該当する提供者の端末装置に、前記通信ネットワークを介して送信する発注手段と、
を備えることを特徴とする。
【0024】
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点にかかるプログラムは、
コンピュータを、上記出前サービス支援装置として機能させることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態にかかる出前仲介システムについて説明する。本実施の形態では、出前サービスを実施している複数の店舗の情報を管理し、出前サービスの利用希望者(ユーザ)の要望に応じた店舗を仲介する「出前仲介サービス」を提供する。
【0026】
図1は、本発明の実施の形態に係る出前仲介システム1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態の出前仲介システム1は、センタサーバ100と、店舗端末200と、ユーザ端末300と、から構成されている。センタサーバ100と、店舗端末200と、ユーザ端末300と、は、通信ネットワーク10を介して相互接続されている。
【0027】
通信ネットワーク10は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの所定の通信プロトコルに基づいて、コンピュータ装置間の情報伝達を媒介する通信ネットワークであり、例えば、インターネットなどである。本実施の形態では、通信ネットワーク10として「インターネット」が用いられるものとして以下説明する。この場合、各コンピュータ装置は、所定のアクセス回線を用いてインターネットに接続される。アクセス回線は、例えば、専用線、公衆回線網、ISDN網、有線放送網、無線通信網、衛星通信網などのいずれか、あるいはこれらの組み合わせから構成されるものとする。
【0028】
センタサーバ100は、例えば、メインフレームやワークステーションなどの所定のコンピュータ装置から構成され、後述する各処理を実行することで、本実施の形態にかかる「出前仲介サービス」を提供する。本実施の形態では、所定の事業者が「出前仲介サービス」を提供するものとし、センタサーバ100は当該事業者(以下、「事業者R」とする)により運用されるものである。センタサーバ100の構成を図2に示す。
【0029】
図2に示すように、センタサーバ100は、制御部110と、通信部120と、入力部130と、出力部140と、ウェブサーバ部150と、データベース部160と、を備える。
【0030】
制御部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)やワークエリアとなる記憶領域(RAM(Random Access Memory)など)から構成され、センタサーバ100の各部を制御するとともに、所定の動作プログラムを実行することにより、後述する各処理を行う。
【0031】
通信部120は、例えば、ルータ等の通信装置から構成され、センタサーバ100と通信ネットワーク10とを接続する。通信部120によって、通信ネットワーク10を介した各種情報の送受信が行われる。
【0032】
入力部130は、キーボードやポインティング・デバイス等の入力装置から構成され、後述する各種データベースに記憶された情報の更新、データベースへの情報の記録等に用いられる。
【0033】
出力部140は、ディスプレイ装置やプリンタなどの出力装置から構成され、制御部110の処理結果などを必要に応じて出力する。
【0034】
ウェブサーバ部150は、図示しない制御部や記憶部などを備えた所定の情報処理装置から構成され、所定のウェブページを作成するとともに、インターネット(通信ネットワーク10)上にウェブサイトを開設する。ウェブサーバ部150は、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)形式やXML(eXtensible Markup Language )形式等のウェブページデータを生成するものとする。なお、ウェブサーバ部150は、例えば、CGI(Common Gateway Interface)などの動作機構を実現するものとし、クライアントからの要求に応じてデータベース部160から必要な情報を取得してウェブページデータを生成するものとする。また、ウェブサーバ部150は、通信ネットワーク10を介して「電子メール」の送受信を行う、「メールサーバ」としても機能するものとする。
【0035】
データベース部160は、例えば、ハードディスク装置などの書き換え可能な記憶装置から構成され、SQL(Structured Query Language)形式などで構成された所定のリレーショナル型のデータベースを構成する。データベース部160は、図3に示すように、店舗情報DB1601と、メニュー情報DB1602と、ユーザ情報DB1603と、受注情報DB1604と、を備える。
【0036】
店舗情報DB1601は、事業者Rが提供する「出前仲介サービス」に登録している出前サービスを提供する店舗の属性情報(以下、「店舗情報」とする)が格納されている。図4に、店舗情報DB1601に記憶された店舗情報の例を示す。図示するように、「店舗情報」は、登録時に付された登録番号(店舗ID)毎にレコードが作成され、各レコードには、属性情報(名称、ログインパスワード、など)、連絡情報(所在地、電話番号、FAX番号、メールアドレス、ホームページURL、など)、出前情報(提供する食品のジャンル、定休日、配送可能時間帯、配送手段、など)、などが格納されている。なお、本実施の形態では、注文に応じて食品を調理して出前する店舗を対象とする。
【0037】
なお、「店舗情報」の所在地情報には、当該所在地を含むエリアを指定する「エリアコード」が付されているものとする。この「エリアコード」は、事業者Rにより区分されるものであり、所定の単位領域毎にコードが付されているものである。
【0038】
上記店舗情報は、各店舗がサービス加入時にセンタサーバ100に登録するものである。また、登録された情報は、センタサーバ100が提供するウェブサイトを通じて随時変更可能なものとする。
【0039】
メニュー情報DB1602は、各店舗が出前サービスで提供する食品(料理)に関する情報(以下、「メニュー情報」とする)が記憶されている。図5に、メニュー情報DB1602に記憶されたメニュー情報の例を示す。図示するように、メニュー情報DB1602には、店舗ID毎にレコードが作成され、各レコードには、当該店舗が提供するメニュー項目(メニューID)毎に、例えば、名称、価格、カロリー量、調理所要時間、などを示す情報が記録される。なお、メニューIDは、店舗IDと所定の文字列とが組み合わされて構成されるものとする。
【0040】
ユーザ情報DB1603には、「出前仲介サービス」の利用者(ユーザ)に関する情報(以下、「ユーザ情報」とする)が記憶されている。図6に、ユーザ情報DB1603に記憶されたユーザ情報の例を示す。図示するように、ユーザ情報DB1603には、登録時に各ユーザに付された登録番号(ユーザID)毎にレコードが作成され、各レコードには、例えば、当該ユーザについての「属性情報」(例えば、氏名、性別、年齢、ログインパスワード、など)や「連絡情報」(所在地、電話番号、メールアドレスなど)、および、当該ユーザの嗜好に関する「嗜好情報」、などが記録される。
【0041】
ここで「連絡情報」には、上記店舗情報に付されたものと同様の「エリアコード」が記録される。この「エリアコード」は、ユーザにより入力された所在地情報に基づいて、事業者Rが割り当てるものである。また、「連絡情報」には、当該所在地近辺の地図を示す「地図情報」が格納されるものとする。この地図情報は、ユーザが登録時に提供してもよく、あるいは、登録された所在地情報に基づいて、事業者Rが作成あるいは取得するなどしてもよい。また、「嗜好情報」は、出前商品に対する希望条件などを示すものであり、例えば、1食あたりの希望価格および希望摂取カロリー量、などである。また、図6に示すように、「嗜好情報」にはユーザコメントが含まれる。ユーザコメントは、例えば、料理に使用不可の食材、嗜好等のユーザの細かい要求を示す。具体的には、ユーザが卵アレルギーである場合には「卵抜き」と言う内容が、また、わさびやシイタケが苦手なユーザの場合には「さび抜き」や「シイタケ抜き」という内容が記憶されている。これらの「ユーザ情報」は、センタサーバ100が提供するウェブサイトを通じてユーザにより登録されるものである。
【0042】
受注情報DB1604は、「出前仲介サービス」を利用したユーザによる注文に関する情報を記録する。図7に、受注情報DB1604に記憶された受注情報の例を示す。図示するように、受注情報DB1604には、各注文に付された識別情報(注文ID)毎にレコードが作成され、各レコードには、対象店舗を示す店舗ID、受注日時、注文されたメニューを示すメニューID、数量、料金、注文したユーザのユーザID、配送希望日時、などの情報が記録される。
【0043】
次にユーザ端末300について説明する。ユーザ端末300は、出前仲介システムのユーザにより操作される所定の情報処理端末であり、例えば、パーソナルコンピュータ、移動体通信端末、などから構成される。ユーザ端末300は、通信ネットワーク10を介してセンタサーバ100と接続されるものであり、少なくとも、センタサーバ100が提供するウェブサイトにアクセス可能な構成を有するものとする。したがって、ユーザ端末300には、ウェブページデータの受信・解釈・表示を可能とする各種アプリケーションプログラム(例えば、ブラウザプログラムなど)がインストールされているものとする。
【0044】
店舗端末200は、センタサーバ100の店舗情報DB1601に登録されている各店舗に設置された所定のコンピュータ装置であり、例えば、パーソナルコンピュータなどから構成される。店舗端末200は、通信ネットワーク10を介してセンタサーバ100と接続されるものであり、少なくとも、センタサーバ100が提供するウェブサイトにアクセス可能な構成を有するものとする。また、望ましくは、センタサーバ100との間で電子メールの授受が可能な構成を有するものである。したがって、店舗端末200には、ウェブページデータの受信・解釈・表示を可能とするアプリケーションプログラム(例えば、ブラウザプログラムなど)や電子メールの送受信を可能とするプログラム(例えば、メーラプログラムなど)がインストールされているものとする。
【0045】
以下、上記構成の出前仲介システム1における各処理を図面を参照して説明する。
【0046】
まず、センタサーバ100による「ユーザ登録処理」を図8に示すフローチャートを参照して説明する。本実施の形態では、「出前仲介サービス」は、登録されたユーザに提供されるものとし、センタサーバ100が提供するウェブサイトを通じてユーザ登録が行われるものとする。
【0047】
未登録のサービス利用希望者は、ユーザ端末300を操作し、センタサーバ100が提供するウェブサイトにアクセスし、「ユーザ登録ページ」へのアクセスを要求する。この「ユーザ登録処理」は、ユーザ端末300からのアクセス要求を契機に開始される。
【0048】
センタサーバ100では、ユーザ端末300からのアクセス要求に応じて、ウェブサーバ部150が、図9に示すような「ユーザ登録ページ」を作成して、当該ユーザ端末300に送信する(ステップS101)。なお、ウェブサーバ部150は、例えば「cookie」などの所定のクライアント識別手法を実装しているものとし、これによりクライアントを識別してセッションを継続するものとする。したがって、本処理における「ユーザ端末300」は、ステップS101で「ユーザ登録ページ」が送信されたユーザ端末を指すものである。
【0049】
ユーザ端末300では、受信した「ユーザ登録ページ」を表示する。ユーザはユーザ端末300を操作し、表示内容に従って必要な情報を入力する。図9に示すように、「ユーザ登録ページ」には、ユーザ情報DB1603に記録される情報を入力するための各種入力手段(テキストボックスやラジオボタン、チェックボックスなど)が配置されている。各情報の入力後、ページ下部の「送信」ボタンを操作することで、入力された情報(以下、「ユーザ登録情報」)が通信ネットワーク10を介してセンタサーバ100に送信される。
【0050】
センタサーバ100では、通信部120が「ユーザ登録情報」を受信すると(ステップS102)、制御部110が、ユーザ情報DB1603にアクセスし、ユーザIDを生成するとともに新規レコードを作成し、作成したレコードに受信したユーザ登録情報を格納する(ステップS103)。
【0051】
制御部110は、格納した「ユーザ登録情報」のうち、当該ユーザの所在地を示す情報を分析し、対応するエリアコードを付与して「連絡情報」欄に記録する(ステップS104)。また、制御部110は、受信した「ユーザ登録情報」に、当該ユーザの所在地近辺の地図を示す地図情報が含まれているか否かを判別し(ステップS105)、含まれていない場合(ステップS105:No)は、他のデータベースなどから、ステップS104で付与したエリアコードに対応する地図情報を取得するなどして(ステップS106)、「連絡情報」欄に格納する(ステップS107)。受信した「ユーザ登録情報」に地図情報が含まれている場合(ステップS105:Yes)は、そのまま「連絡情報」欄に格納する(ステップS106)。
【0052】
ウェブサーバ部150は、ステップS103で生成された「ユーザID」を示す情報を含んだウェブページを作成し、ユーザ端末300に送信することで、当該ユーザに「ユーザID」を通知して(ステップS108)、処理を終了する。
【0053】
次に、上記「ユーザ登録処理」で登録されたユーザが「出前仲介サービス」を利用する際にセンタサーバ100が実行する「受注処理」を図10に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、「出前仲介サービス」の利用を希望するユーザが、ユーザ端末300からセンタサーバ100が提供する「注文受付ページ」にアクセスすることを契機に「受注処理」が実行される。
【0054】
センタサーバ100のウェブサーバ部150は、ユーザ端末300から「注文受付ページ」へのアクセス要求の受信に応じて、図11に示すような「注文受付ページ」を作成し、ユーザ端末300に送信する(ステップS201)。なお、ここでも上述したような「クライアント識別手法」が適用されるものとする。
【0055】
ユーザ端末300では、受信した「注文受付ページ」が表示される。ユーザは、ユーザ端末300を操作し、表示内容に従って必要な情報を入力する。図11に示すように、「注文受付ページ」には、「ユーザID」および「ログインパスワード」(以下、「認証情報」とする)を入力するエリアが用意されている。ユーザは、ステップS108で通知された「ユーザID」と、設定した「ログインパスワード」を入力して「送信」ボタンを操作することで、入力された「認証情報」がセンタサーバ100に送信される。
【0056】
センタサーバ100では、通信部120が「認証情報」を受信すると(ステップS202)、制御部110がユーザ情報DB1603にアクセスし、受信した「認証情報」に基づいてユーザ認証を行い、認証された場合は、当該「ユーザID」に対応するユーザレコードに記録されている「ユーザ情報」を取得して、ワークエリアに保持する(ステップS203)。
【0057】
制御部110は「ユーザ情報」を取得すると、ウェブサーバ部150に取得した「ユーザ情報」を引き渡すとともに、「注文内容入力ページ」の作成を依頼する。ウェブサーバ部150は、制御部110からの依頼に応じて、図12に示すような「注文内容入力ページ」を作成して、ユーザ端末300に送信する(ステップS204)。
【0058】
ユーザ端末300では、受信した「注文内容入力ページ」が表示される。ユーザは、ユーザ端末300を操作し、表示内容に従って必要な情報を入力する。図12に示すように、「注文内容入力ページ」には、既にユーザ情報DB1603に登録されている情報が表示されるとともに、今回注文を希望する食品のジャンル(例えば、和食、イタリアン、中華、など)や、配送希望日時を入力するための各種オブジェクト(プルダウンメニューやテキストボックスなど)が配置されている。また、登録されている「希望単価」および「希望摂取カロリー量」についても、変更がある場合に対応できるよう、テキストボックスなどの入力オブジェクトが用意されている。必要な情報を入力し、ページ下部の「送信」ボタンを操作することで、入力された情報(以下、「注文情報」とする)が、センタサーバ100に送信される。
【0059】
センタサーバ100では、通信部120が「注文情報」を受信すると(ステップS205)、当該注文に該当する店舗およびメニューの候補を選出するための「候補選出処理」(ステップS300)が実行される。この「候補選出処理」を図13に示すフローチャートを参照して説明する。
【0060】
制御部110は、ステップS205で受信した「注文情報」に示される「ジャンル」情報に基づいて、メニュー情報DB1602から当該「ジャンル」に該当するメニュー情報を取得して、ワークエリアに保持する(ステップS301)。
【0061】
次に制御部110は、ステップS301で取得したメニューから、ステップS203で取得した「ユーザ情報」に示される「希望単価」および「希望摂取カロリー量」(変更があった場合は「注文情報」から取得する)に合致するメニュー情報を選出する(ステップS302)。すなわち、ユーザが希望する単価やカロリー量を下回るメニューが選出される。
【0062】
制御部110は、受信した「注文情報」に示される「配送希望日時」情報に基づいて、「現在日時」から「配送希望日時」までの時間(以下、「猶予時間T1」とする)を算出し(ステップS303)、ワークエリアに保持する。
【0063】
制御部110はさらに、店舗情報DB1601にアクセスし、ステップS203で取得した「ユーザ情報」に示される「エリアコード」に対応する店舗を特定し、当該店舗の店舗IDを取得する。制御部110は、取得した「店舗ID」と、ステップS302で選出されたメニュー情報に示される「店舗ID」とを照合し、合致するメニュー情報を選出する(ステップS304)。なお、店舗情報の「配送可能時間帯」が「希望配送日時」に該当しない店舗が提供するメニュー情報もここで除外される。
【0064】
次に制御部110は、取得した「ユーザ情報」に示される「所在地情報」と、ステップS304で取得した店舗IDに対応する「店舗情報」に示される「所在地情報」と、「配送希望日時情報」と、に基づいて、ステップS304で選出されたメニューを提供する各店舗からユーザの所在地までのおよその「配送時間T2」を算出する(ステップS305)。ここでは、例えば、ナビゲーションシステムなどに用いられるルート検索技術などを用いて、ユーザ所在地と店舗間の距離を算出した後、各店舗の配送手段(自動車、バイク、自転車、など)や配送希望時に予想される道路状況などを加味することで、希望配送日時におけるおよその配送時間を算出する。
【0065】
制御部110は、さらに、ステップS304で選出されたメニュー情報に示される「所要調理時間」(T3)を取得し、数式1に示す不等式を満たすT3を有するメニュー情報を、「最終提示候補」として選出して(ステップS306)、「受注処理」(図10)に戻る。
【数1】
T2+T3<T1
【0066】
制御部110は、ステップS306で選出されたメニュー情報をウェブサーバ部150に引き渡すとともに、当該メニュー情報を一覧表示した「候補提示ページ」の作成を依頼する。ウェブサーバ部150は、制御部110の依頼に応じて、図14に示すような「候補提示ページ」を作成して、ユーザ端末300に送信する(ステップS206)。
【0067】
ユーザ端末300では、受信した「候補提示ページ」が表示される。ユーザは、ユーザ端末300を操作し、提示されたメニュー候補から所望のメニューを選択する。すなわち、図14に示すように、「候補提示ページ」には、ステップS306で選出されたメニューについて、提供する店舗、単価、カロリー、などが一覧表示されるとともに、例えば、チェックボックスなどの選択用オブジェクトが、各メニュー情報の近傍に配置されている。ユーザは、所望するメニューに対応するチェックボックスにチェックを入れ、希望数量を入力した後、ページ下部の「送信」ボタンを操作することにより、選択したメニューを示す情報(以下、「選択メニュー情報」)がセンタサーバ100に送信される。
【0068】
センタサーバ100では、通信部120が「選択メニュー情報」を受信すると、制御部110が、受注情報DB1604にアクセスし、当該注文に対する「注文ID」を付与するとともに、新規レコードを作成し、受信した「選択メニュー情報」に示されるメニュー情報、数量、合計金額、店舗ID、受信日時、および、ステップS202で受信した認証情報に基づくユーザIDなどを、「受注情報」として作成したレコードに格納する(ステップS207)。
【0069】
制御部110は、ウェブサーバ部150と協働し、受注確認情報(例えば、注文ID、店舗の連絡先情報、受注完了メッセージ、など)を示すウェブページを作成し、ユーザ端末300に送信して(ステップS208)、処理を終了する。
【0070】
次いで、センタサーバ100は、ステップS207で受注情報DB1604に格納した「受注情報」に基づいて、店舗に発注する「発注処理」を実行する。この「発注処理」を図15に示すフローチャートを参照して説明する。
【0071】
センタサーバ100の制御部110は、ステップS207で受注情報DB1604に格納した「受注情報」に示される「ユーザID」に基づいて、ユーザ情報DB1603から当該ユーザIDに対応するレコードを特定し、該レコードに記録されている「連絡情報」(以下、「ユーザ連絡情報」とする)と「嗜好情報」とを取得する(ステップS401)。
【0072】
次に制御部110は、「受注情報」に示される「店舗ID」に基づいて、店舗情報DB1601から当該店舗IDに対応するレコードを特定し、該レコードに記録されている「連絡情報」(以下、「店舗連絡情報」とする)を取得する(ステップS402)。
【0073】
制御部110は、ステップS401で取得した「ユーザ連絡情報」と、「受注情報」とに基づいて、発注されたメニューとユーザの嗜好情報、および、配送先(すなわち、ユーザの所在地)を示す情報を含んだ「発注情報」を作成する(ステップS403)。ここで作成される「発注情報」には、ユーザ所在地周辺の地図情報が含まれている。
【0074】
センタサーバ100は、作成した「発注情報」を、発注先の店舗に送信し(ステップS404)、処理を終了する。ここで、ステップS402で取得した「店舗連絡情報」に「電子メールアドレス」が含まれている場合は、作成した「発注情報」を、図16に示すような電子メールで当該店舗の店舗端末200に送信する。また、電子メールアドレスが含まれていない場合は、作成した「発注情報」をファクシミリなどで当該店舗に送信する。
【0075】
各店舗では、電子メールやファクシミリなどで受信した「発注情報」に基づいて、発注されたメニューの食品をユーザの嗜好にあわせて調理し、発注元に配送(出前)する。ここで、「発注情報」を電子メールで受信する場合は、例えば、店舗の調理場などに店舗端末200に接続された表示装置を設置することで、調理担当者に発注情報を迅速に伝えることができる。また、配送担当者が携帯型の情報端末装置などを携帯し、これに受信した電子メールを自動的に転送するようにしてもよい。電子メールには地図情報が付されているので、迅速に配送することができる。またこの場合、このような携帯端末装置にカードリーダを備えた構成とすることで、クレジットカードなどで代金を電子決済可能としてもよい。
【0076】
以上説明したように、本実施の形態にかかる「出前仲介システム」では、ユーザは、出前先住所等の必須情報だけでなく、金額、カロリー量等の希望条件を予め登録することができる。これにより、ユーザはサービスにアクセスする度にこれらの情報を入力することなく、希望に沿った細かい条件で検索し、注文することができる。このことから、高頻度でサービスを利用するユーザ、例えば、共稼ぎ夫婦などにとって、出前が時間を要さずに簡単に注文できるなど、利便性が高いものとなる。
【0077】
また、本実施の形態のように、カロリー量を希望条件として設定できることから、痩身あるいは食事療法のためにカロリー制限しているユーザにとって、特に利便性が高いサービスを提供することができる。
【0078】
さらに、店舗に地図情報を含む発注情報を送付することから、店舗のスタッフにとっても、依頼毎に地図等を見て出前先を探す手間が省け、店舗側にとっても利便性の高いサービスとなる。
【0079】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な他の実施の形態について説明する。
【0080】
上記実施の形態では、ユーザの希望条件として、希望カロリー量および希望金額を用いるものとした。しかし、希望条件は、食品のジャンル(寿司、中華料理等)、提供される形態(弁当、ケータリング等)など、ユーザの細かい希望に応えるものであれば、どのようなものであってもよい。いずれの場合においても、メニュー情報DB1602に格納されるメニュー情報を、所定の基準で分類すればよい。
【0081】
また、上記例では、希望条件として、カロリー量を用いる場合について説明した。しかし、カロリー量に限らず、提供される食品の栄養に関するパラメータであれば、ビタミン含有量、タンパク質含有量およびその種類(動物性あるいは植物性)、炭水化物量、微量栄養素含有量など、どのような条件を用いてもよい。
【0082】
上記実施の形態におけるセンタサーバ100は、専用装置で構成可能であることはもとより、例えば、パーソナルコンピュータなどの汎用コンピュータ装置などで構成することもできる。この場合、汎用コンピュータ装置に、上記各処理を実現するためのプログラムの一部または全部をインストールし、OSなどの制御下で実行することにより上記センタサーバ100を構成することができる。また、コンピュータ装置へのプログラムの配布形態は任意である。例えば、CD−ROMなどの記録媒体に記録して配布したり、搬送波に重畳させることで通信媒体(インターネットなど)を介して配布することができる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、利便性の高い出前仲介サービス提供方法、出前サービス支援装置、ならびに、プログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる「出前仲介システム」の構成を示す図である。
【図2】図1に示す「センタサーバ」の構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示す「データベース部」の構成を示す図である。
【図4】図3に示す「店舗情報DB」に記録される情報の例を示す図である。
【図5】図3に示す「メニュー情報DB」に記録される情報の例を示す図である。
【図6】図3に示す「ユーザ情報DB」に記録される情報の例を示す図である。
【図7】図3に示す「受注情報DB」に記録される情報の例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかる「ユーザ登録処理」を説明するためのフローチャートである。
【図9】図8に示す「ユーザ登録処理」で送信される「ユーザ登録ページ」の表示例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態にかかる「受注処理」を説明するためのフローチャートである。
【図11】図10に示す「受注処理」で送信される「注文受付ページ」の表示例を示す図である。
【図12】図10に示す「受注処理」で送信される「注文内容入力ページ」の表示例を示す図である。
【図13】図10に示す「受注処理」で実行される「候補選出処理」を説明するためのフローチャートである。
【図14】図10に示す「受注処理」で送信される「候補提示ページ」の表示例を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態にかかる「発注処理」を説明するためのフローチャートである。
【図16】図15に示す「発注処理」で送信される「発注情報」の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 出前仲介システム
10 通信ネットワーク
100 センタサーバ
200 店舗端末
300 ユーザ端末
【発明の属する技術分野】
本発明は、出前仲介サービス提供方法、出前サービス支援装置、ならびに、プログラムに関し、特に、ユーザ等の利便性を向上させる出前仲介サービス提供方法、出前サービス支援装置、ならびに、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネット等のネットワークを介して、希望する場所に食品を出前可能な店舗およびそのメニューを検索し、選択した食品の注文することができるサービスが提供されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−24354号公報
【特許文献2】
特開2001−306868号公報
【0004】
上記サービスにおいて、事業者Rは、食品を提供する店舗およびその食品メニューが登録されたウェブページを開設している。ウェブページは、店舗の場所、出前可能場所、ジャンル等を含む店舗情報を格納したサーバが構成する。
【0005】
ユーザは、携帯端末等からネットワークを介して、ウェブページにアクセスする。ユーザは、ウェブページ上で名前、出前先住所、連絡先等の個人情報を入力してサービスに登録する。このとき、ユーザに、登録IDが付与され、個人情報は登録IDと関連づけられてサーバに格納される。
【0006】
出前を希望するとき、ユーザはウェブページ上で登録IDを入力し、サーバがこれを認証するとサービスの提供が受けられる。サーバは、登録IDに応じた個人情報を読み出し、ウェブページに表示する。
【0007】
ユーザは、表示された個人情報を確認するとともに、希望するジャンル、時間等の検索条件を新たに入力し、検索を行う指示を出す。指示を受けたサーバは、読み出した個人情報に含まれる出前先住所に出前可能な店舗を抽出するとともに、新たに入力された検索条件、例えば、ジャンルに該当する店舗を抽出する。
【0008】
サーバは、抽出した店舗のリストを作成し、ウェブページ上に表示する。例えば、ユーザがウェブページ上に表示された店舗名をクリックすると、その店舗の提供するメニュー等の店舗情報が表示されるようになっている。ユーザは、リストアップされた各店舗のメニューを調べ、注文する店舗およびメニューを決定し、注文する旨の入力を行う(例えば、「購入」ボタンをクリックする)。
【0009】
注文する旨の入力を受けたサーバは、注文したユーザの個人情報、注文されたメニュー等からなる発注情報を作成し、注文を受けた店舗にFAX、メール等によって送る。発注情報を受け取った店舗は、注文を受けた食品を調理し、ユーザの希望する出前先に届ける。ユーザは、食品と引き替えに代金を支払う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなネットワークを用いた出前サービスは、サービスの充実、働く女性の増大等の理由から、大変身近なものとなってきており、高頻度で定期的に(例えば、週に数回)利用するユーザも増えている。
【0011】
出前サービスが身近なものとなるほど、ユーザの出前サービスに対する要求はより細かいものとなる。例えば、痩身、食事療法等のためにダイエット中のユーザは、摂取する食品のカロリー量を重視し、出前を利用する場合においても、その食品のカロリー量を知りたいという要求を持つ。例えば、カロリー量を気にするユーザは、リストアップされた店舗毎にメニューのカロリー量を自分で確認しなければならない。
【0012】
しかし、上記した従来の検索出前サービスは、このようなユーザの要求に高い利便性で応えられるものではない。すなわち、ユーザが予め登録し、検索時の入力が不要な個人情報は、住所、名前、連絡先等の、出前に必要な最低限の情報に限られ、ユーザ個々人の細かい要求に応えられるものではない。
【0013】
そもそも、出前は「今食べたい」と思うときに用いる手段であり、検索の度にいちいち希望条件を基づいて、多数のメニューを確認してゆく作業は定期的にこのサービスを利用するユーザにとって非常に疎ましいものである。
【0014】
このように、従来の食品の検索・出前サービスを提供する出前システムは、ユーザの細かい要求に応えられるものではなく、十分に高い利便性を有するものではなかった。
【0015】
本発明は上記事情を鑑みてなされたもので、ユーザの細かい要求に応えられる利便性の高い出前仲介サービス提供方法、出前サービス支援装置、ならびに、プログラムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる出前仲介サービス提供方法は、
調理食品の出前サービスを所望する利用者に関するユーザ情報を、通信ネットワークを介して予め取得するユーザ情報取得ステップと、
調理食品の出前サービスを提供している提供者に関する情報と、該提供者が出前サービスで配送する調理食品に関する情報とを含んだ提供者情報を、予め取得する提供者情報取得ステップと、
出前サービスの利用要求を、前記通信ネットワークを介して前記利用者から受け付ける利用受付ステップと、
前記利用受付ステップでの利用要求の受け付けを契機に、当該利用者に関するユーザ情報に基づいて、調理食品およびその提供者の候補を選出し、該利用者に前記通信ネットワークを介して提示する候補選出ステップと、
前記候補選出ステップで提示された候補のいずれかを指定する情報を、発注情報として前記通信ネットワークを介して受け付ける発注受付ステップと、
前記発注受付ステップで受け付けた発注情報に基づいて、指定された調理食品の調理と配送とを指示する指示情報を作成し、該当する提供者に前記通信ネットワークを介して通知する発注通知ステップと、
を備えることを特徴とする。
【0017】
上記出前仲介サービス提供方法において、
前記提供者情報は、各調理食品の調理所要時間を示す調理時間情報を含むものとすることができ、この場合、
前記利用受付ステップは、配送希望日時を示す情報を受け付け、
前記候補選出ステップは、少なくとも、該調理時間情報と配送希望日情報とに基づいて、調理食品の候補およびその提供者を選出することが望ましい。
【0018】
上記出前仲介サービス提供方法において、
前記提供者情報は、各調理食品の熱量を示すカロリー情報を含み、
前記ユーザ情報は、各ユーザの希望摂取熱量を示す希望摂取カロリー情報を含むものとすることができ、この場合、
前記候補選出ステップは、少なくとも、前記希望摂取カロリー情報および前記カロリー情報に基づいて、調理食品の候補およびその提供者を選出することが望ましい。
【0019】
上記出前仲介サービス提供方法において、
前記ユーザ情報は、各ユーザの嗜好を示す嗜好情報を含無ものとすることができ、この場合、
前記発注通知ステップは、前記嗜好情報に基づいた調理を指示する指示情報を作成することが望ましい。
【0020】
上記出前仲介サービス提供方法において、
少なくとも、前記各利用者の所在地に対応する地図を示す地図情報を予め取得する地図情報取得ステップをさらに備えていることが望ましく、この場合、
前記発注通知ステップは、前記指示情報に、当該利用者の所在地を示す地図情報を含ませることが望ましい。
【0021】
上記のような構成によれば、ユーザの利便性が高い出前サービスを提供することができる。
【0022】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかるプログラムは、
コンピュータに、上記出前仲介サービス提供方法の各ステップを実行させることを特徴とする。
【0023】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかる出前サービス支援装置は、
調理食品の出前サービスを所望する利用者に関する情報であって、少なくとも、当該利用者の調理食品に対する要望を示す要望情報を含むユーザ情報を通信ネットワークを介して予め取得して蓄積するユーザ情報蓄積手段と、
少なくとも前記利用者の所在地に対応する地図を示す地図情報を取得する地図情報取得手段と、
調理食品の出前サービスを提供する提供者に関する情報であって、少なくとも、提供する調理食品に関する情報を含む提供者情報を予め取得して蓄積する提供者情報蓄積手段と、
前記利用者の端末装置から、出前サービスの利用要求を示す利用要求情報を前記通信ネットワークを介して受信する要求受信手段と、
前記要求受信手段による利用要求情報の受信を契機に、前記ユーザ情報蓄積手段に記録されている当該ユーザのユーザ情報に基づいて、前記提供者情報蓄積手段から調理食品の候補とその提供者を示す提供者情報を選出する候補選出手段と、
前記候補選出手段が選出した調理食品の候補およびその提供者を示す候補情報を、前記利用者の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信する候補情報送信手段と、
前記候補情報送信手段が送信した候補情報に示される候補のいずれかを指定する指定情報を、前記通信ネットワークを介して前記利用者の端末装置から受信する注文情報受信手段と、
前記注文情報受信手段による注文情報の受信を契機に、当該利用者の所在地に対応する地図情報を前記地図情報蓄積手段から取得する地図情報取得手段と、
前記指定情報受信手段が受信した指定情報と当該利用者の前記ユーザ情報とに基づいて、指定された調理食品の調理と配送を指示する指示情報を作成する指示情報作成手段と、
前記指示情報作成手段が作成した指示情報と、前記地図情報取得手段が取得した地図情報とを、該当する提供者の端末装置に、前記通信ネットワークを介して送信する発注手段と、
を備えることを特徴とする。
【0024】
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点にかかるプログラムは、
コンピュータを、上記出前サービス支援装置として機能させることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態にかかる出前仲介システムについて説明する。本実施の形態では、出前サービスを実施している複数の店舗の情報を管理し、出前サービスの利用希望者(ユーザ)の要望に応じた店舗を仲介する「出前仲介サービス」を提供する。
【0026】
図1は、本発明の実施の形態に係る出前仲介システム1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態の出前仲介システム1は、センタサーバ100と、店舗端末200と、ユーザ端末300と、から構成されている。センタサーバ100と、店舗端末200と、ユーザ端末300と、は、通信ネットワーク10を介して相互接続されている。
【0027】
通信ネットワーク10は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの所定の通信プロトコルに基づいて、コンピュータ装置間の情報伝達を媒介する通信ネットワークであり、例えば、インターネットなどである。本実施の形態では、通信ネットワーク10として「インターネット」が用いられるものとして以下説明する。この場合、各コンピュータ装置は、所定のアクセス回線を用いてインターネットに接続される。アクセス回線は、例えば、専用線、公衆回線網、ISDN網、有線放送網、無線通信網、衛星通信網などのいずれか、あるいはこれらの組み合わせから構成されるものとする。
【0028】
センタサーバ100は、例えば、メインフレームやワークステーションなどの所定のコンピュータ装置から構成され、後述する各処理を実行することで、本実施の形態にかかる「出前仲介サービス」を提供する。本実施の形態では、所定の事業者が「出前仲介サービス」を提供するものとし、センタサーバ100は当該事業者(以下、「事業者R」とする)により運用されるものである。センタサーバ100の構成を図2に示す。
【0029】
図2に示すように、センタサーバ100は、制御部110と、通信部120と、入力部130と、出力部140と、ウェブサーバ部150と、データベース部160と、を備える。
【0030】
制御部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)やワークエリアとなる記憶領域(RAM(Random Access Memory)など)から構成され、センタサーバ100の各部を制御するとともに、所定の動作プログラムを実行することにより、後述する各処理を行う。
【0031】
通信部120は、例えば、ルータ等の通信装置から構成され、センタサーバ100と通信ネットワーク10とを接続する。通信部120によって、通信ネットワーク10を介した各種情報の送受信が行われる。
【0032】
入力部130は、キーボードやポインティング・デバイス等の入力装置から構成され、後述する各種データベースに記憶された情報の更新、データベースへの情報の記録等に用いられる。
【0033】
出力部140は、ディスプレイ装置やプリンタなどの出力装置から構成され、制御部110の処理結果などを必要に応じて出力する。
【0034】
ウェブサーバ部150は、図示しない制御部や記憶部などを備えた所定の情報処理装置から構成され、所定のウェブページを作成するとともに、インターネット(通信ネットワーク10)上にウェブサイトを開設する。ウェブサーバ部150は、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)形式やXML(eXtensible Markup Language )形式等のウェブページデータを生成するものとする。なお、ウェブサーバ部150は、例えば、CGI(Common Gateway Interface)などの動作機構を実現するものとし、クライアントからの要求に応じてデータベース部160から必要な情報を取得してウェブページデータを生成するものとする。また、ウェブサーバ部150は、通信ネットワーク10を介して「電子メール」の送受信を行う、「メールサーバ」としても機能するものとする。
【0035】
データベース部160は、例えば、ハードディスク装置などの書き換え可能な記憶装置から構成され、SQL(Structured Query Language)形式などで構成された所定のリレーショナル型のデータベースを構成する。データベース部160は、図3に示すように、店舗情報DB1601と、メニュー情報DB1602と、ユーザ情報DB1603と、受注情報DB1604と、を備える。
【0036】
店舗情報DB1601は、事業者Rが提供する「出前仲介サービス」に登録している出前サービスを提供する店舗の属性情報(以下、「店舗情報」とする)が格納されている。図4に、店舗情報DB1601に記憶された店舗情報の例を示す。図示するように、「店舗情報」は、登録時に付された登録番号(店舗ID)毎にレコードが作成され、各レコードには、属性情報(名称、ログインパスワード、など)、連絡情報(所在地、電話番号、FAX番号、メールアドレス、ホームページURL、など)、出前情報(提供する食品のジャンル、定休日、配送可能時間帯、配送手段、など)、などが格納されている。なお、本実施の形態では、注文に応じて食品を調理して出前する店舗を対象とする。
【0037】
なお、「店舗情報」の所在地情報には、当該所在地を含むエリアを指定する「エリアコード」が付されているものとする。この「エリアコード」は、事業者Rにより区分されるものであり、所定の単位領域毎にコードが付されているものである。
【0038】
上記店舗情報は、各店舗がサービス加入時にセンタサーバ100に登録するものである。また、登録された情報は、センタサーバ100が提供するウェブサイトを通じて随時変更可能なものとする。
【0039】
メニュー情報DB1602は、各店舗が出前サービスで提供する食品(料理)に関する情報(以下、「メニュー情報」とする)が記憶されている。図5に、メニュー情報DB1602に記憶されたメニュー情報の例を示す。図示するように、メニュー情報DB1602には、店舗ID毎にレコードが作成され、各レコードには、当該店舗が提供するメニュー項目(メニューID)毎に、例えば、名称、価格、カロリー量、調理所要時間、などを示す情報が記録される。なお、メニューIDは、店舗IDと所定の文字列とが組み合わされて構成されるものとする。
【0040】
ユーザ情報DB1603には、「出前仲介サービス」の利用者(ユーザ)に関する情報(以下、「ユーザ情報」とする)が記憶されている。図6に、ユーザ情報DB1603に記憶されたユーザ情報の例を示す。図示するように、ユーザ情報DB1603には、登録時に各ユーザに付された登録番号(ユーザID)毎にレコードが作成され、各レコードには、例えば、当該ユーザについての「属性情報」(例えば、氏名、性別、年齢、ログインパスワード、など)や「連絡情報」(所在地、電話番号、メールアドレスなど)、および、当該ユーザの嗜好に関する「嗜好情報」、などが記録される。
【0041】
ここで「連絡情報」には、上記店舗情報に付されたものと同様の「エリアコード」が記録される。この「エリアコード」は、ユーザにより入力された所在地情報に基づいて、事業者Rが割り当てるものである。また、「連絡情報」には、当該所在地近辺の地図を示す「地図情報」が格納されるものとする。この地図情報は、ユーザが登録時に提供してもよく、あるいは、登録された所在地情報に基づいて、事業者Rが作成あるいは取得するなどしてもよい。また、「嗜好情報」は、出前商品に対する希望条件などを示すものであり、例えば、1食あたりの希望価格および希望摂取カロリー量、などである。また、図6に示すように、「嗜好情報」にはユーザコメントが含まれる。ユーザコメントは、例えば、料理に使用不可の食材、嗜好等のユーザの細かい要求を示す。具体的には、ユーザが卵アレルギーである場合には「卵抜き」と言う内容が、また、わさびやシイタケが苦手なユーザの場合には「さび抜き」や「シイタケ抜き」という内容が記憶されている。これらの「ユーザ情報」は、センタサーバ100が提供するウェブサイトを通じてユーザにより登録されるものである。
【0042】
受注情報DB1604は、「出前仲介サービス」を利用したユーザによる注文に関する情報を記録する。図7に、受注情報DB1604に記憶された受注情報の例を示す。図示するように、受注情報DB1604には、各注文に付された識別情報(注文ID)毎にレコードが作成され、各レコードには、対象店舗を示す店舗ID、受注日時、注文されたメニューを示すメニューID、数量、料金、注文したユーザのユーザID、配送希望日時、などの情報が記録される。
【0043】
次にユーザ端末300について説明する。ユーザ端末300は、出前仲介システムのユーザにより操作される所定の情報処理端末であり、例えば、パーソナルコンピュータ、移動体通信端末、などから構成される。ユーザ端末300は、通信ネットワーク10を介してセンタサーバ100と接続されるものであり、少なくとも、センタサーバ100が提供するウェブサイトにアクセス可能な構成を有するものとする。したがって、ユーザ端末300には、ウェブページデータの受信・解釈・表示を可能とする各種アプリケーションプログラム(例えば、ブラウザプログラムなど)がインストールされているものとする。
【0044】
店舗端末200は、センタサーバ100の店舗情報DB1601に登録されている各店舗に設置された所定のコンピュータ装置であり、例えば、パーソナルコンピュータなどから構成される。店舗端末200は、通信ネットワーク10を介してセンタサーバ100と接続されるものであり、少なくとも、センタサーバ100が提供するウェブサイトにアクセス可能な構成を有するものとする。また、望ましくは、センタサーバ100との間で電子メールの授受が可能な構成を有するものである。したがって、店舗端末200には、ウェブページデータの受信・解釈・表示を可能とするアプリケーションプログラム(例えば、ブラウザプログラムなど)や電子メールの送受信を可能とするプログラム(例えば、メーラプログラムなど)がインストールされているものとする。
【0045】
以下、上記構成の出前仲介システム1における各処理を図面を参照して説明する。
【0046】
まず、センタサーバ100による「ユーザ登録処理」を図8に示すフローチャートを参照して説明する。本実施の形態では、「出前仲介サービス」は、登録されたユーザに提供されるものとし、センタサーバ100が提供するウェブサイトを通じてユーザ登録が行われるものとする。
【0047】
未登録のサービス利用希望者は、ユーザ端末300を操作し、センタサーバ100が提供するウェブサイトにアクセスし、「ユーザ登録ページ」へのアクセスを要求する。この「ユーザ登録処理」は、ユーザ端末300からのアクセス要求を契機に開始される。
【0048】
センタサーバ100では、ユーザ端末300からのアクセス要求に応じて、ウェブサーバ部150が、図9に示すような「ユーザ登録ページ」を作成して、当該ユーザ端末300に送信する(ステップS101)。なお、ウェブサーバ部150は、例えば「cookie」などの所定のクライアント識別手法を実装しているものとし、これによりクライアントを識別してセッションを継続するものとする。したがって、本処理における「ユーザ端末300」は、ステップS101で「ユーザ登録ページ」が送信されたユーザ端末を指すものである。
【0049】
ユーザ端末300では、受信した「ユーザ登録ページ」を表示する。ユーザはユーザ端末300を操作し、表示内容に従って必要な情報を入力する。図9に示すように、「ユーザ登録ページ」には、ユーザ情報DB1603に記録される情報を入力するための各種入力手段(テキストボックスやラジオボタン、チェックボックスなど)が配置されている。各情報の入力後、ページ下部の「送信」ボタンを操作することで、入力された情報(以下、「ユーザ登録情報」)が通信ネットワーク10を介してセンタサーバ100に送信される。
【0050】
センタサーバ100では、通信部120が「ユーザ登録情報」を受信すると(ステップS102)、制御部110が、ユーザ情報DB1603にアクセスし、ユーザIDを生成するとともに新規レコードを作成し、作成したレコードに受信したユーザ登録情報を格納する(ステップS103)。
【0051】
制御部110は、格納した「ユーザ登録情報」のうち、当該ユーザの所在地を示す情報を分析し、対応するエリアコードを付与して「連絡情報」欄に記録する(ステップS104)。また、制御部110は、受信した「ユーザ登録情報」に、当該ユーザの所在地近辺の地図を示す地図情報が含まれているか否かを判別し(ステップS105)、含まれていない場合(ステップS105:No)は、他のデータベースなどから、ステップS104で付与したエリアコードに対応する地図情報を取得するなどして(ステップS106)、「連絡情報」欄に格納する(ステップS107)。受信した「ユーザ登録情報」に地図情報が含まれている場合(ステップS105:Yes)は、そのまま「連絡情報」欄に格納する(ステップS106)。
【0052】
ウェブサーバ部150は、ステップS103で生成された「ユーザID」を示す情報を含んだウェブページを作成し、ユーザ端末300に送信することで、当該ユーザに「ユーザID」を通知して(ステップS108)、処理を終了する。
【0053】
次に、上記「ユーザ登録処理」で登録されたユーザが「出前仲介サービス」を利用する際にセンタサーバ100が実行する「受注処理」を図10に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、「出前仲介サービス」の利用を希望するユーザが、ユーザ端末300からセンタサーバ100が提供する「注文受付ページ」にアクセスすることを契機に「受注処理」が実行される。
【0054】
センタサーバ100のウェブサーバ部150は、ユーザ端末300から「注文受付ページ」へのアクセス要求の受信に応じて、図11に示すような「注文受付ページ」を作成し、ユーザ端末300に送信する(ステップS201)。なお、ここでも上述したような「クライアント識別手法」が適用されるものとする。
【0055】
ユーザ端末300では、受信した「注文受付ページ」が表示される。ユーザは、ユーザ端末300を操作し、表示内容に従って必要な情報を入力する。図11に示すように、「注文受付ページ」には、「ユーザID」および「ログインパスワード」(以下、「認証情報」とする)を入力するエリアが用意されている。ユーザは、ステップS108で通知された「ユーザID」と、設定した「ログインパスワード」を入力して「送信」ボタンを操作することで、入力された「認証情報」がセンタサーバ100に送信される。
【0056】
センタサーバ100では、通信部120が「認証情報」を受信すると(ステップS202)、制御部110がユーザ情報DB1603にアクセスし、受信した「認証情報」に基づいてユーザ認証を行い、認証された場合は、当該「ユーザID」に対応するユーザレコードに記録されている「ユーザ情報」を取得して、ワークエリアに保持する(ステップS203)。
【0057】
制御部110は「ユーザ情報」を取得すると、ウェブサーバ部150に取得した「ユーザ情報」を引き渡すとともに、「注文内容入力ページ」の作成を依頼する。ウェブサーバ部150は、制御部110からの依頼に応じて、図12に示すような「注文内容入力ページ」を作成して、ユーザ端末300に送信する(ステップS204)。
【0058】
ユーザ端末300では、受信した「注文内容入力ページ」が表示される。ユーザは、ユーザ端末300を操作し、表示内容に従って必要な情報を入力する。図12に示すように、「注文内容入力ページ」には、既にユーザ情報DB1603に登録されている情報が表示されるとともに、今回注文を希望する食品のジャンル(例えば、和食、イタリアン、中華、など)や、配送希望日時を入力するための各種オブジェクト(プルダウンメニューやテキストボックスなど)が配置されている。また、登録されている「希望単価」および「希望摂取カロリー量」についても、変更がある場合に対応できるよう、テキストボックスなどの入力オブジェクトが用意されている。必要な情報を入力し、ページ下部の「送信」ボタンを操作することで、入力された情報(以下、「注文情報」とする)が、センタサーバ100に送信される。
【0059】
センタサーバ100では、通信部120が「注文情報」を受信すると(ステップS205)、当該注文に該当する店舗およびメニューの候補を選出するための「候補選出処理」(ステップS300)が実行される。この「候補選出処理」を図13に示すフローチャートを参照して説明する。
【0060】
制御部110は、ステップS205で受信した「注文情報」に示される「ジャンル」情報に基づいて、メニュー情報DB1602から当該「ジャンル」に該当するメニュー情報を取得して、ワークエリアに保持する(ステップS301)。
【0061】
次に制御部110は、ステップS301で取得したメニューから、ステップS203で取得した「ユーザ情報」に示される「希望単価」および「希望摂取カロリー量」(変更があった場合は「注文情報」から取得する)に合致するメニュー情報を選出する(ステップS302)。すなわち、ユーザが希望する単価やカロリー量を下回るメニューが選出される。
【0062】
制御部110は、受信した「注文情報」に示される「配送希望日時」情報に基づいて、「現在日時」から「配送希望日時」までの時間(以下、「猶予時間T1」とする)を算出し(ステップS303)、ワークエリアに保持する。
【0063】
制御部110はさらに、店舗情報DB1601にアクセスし、ステップS203で取得した「ユーザ情報」に示される「エリアコード」に対応する店舗を特定し、当該店舗の店舗IDを取得する。制御部110は、取得した「店舗ID」と、ステップS302で選出されたメニュー情報に示される「店舗ID」とを照合し、合致するメニュー情報を選出する(ステップS304)。なお、店舗情報の「配送可能時間帯」が「希望配送日時」に該当しない店舗が提供するメニュー情報もここで除外される。
【0064】
次に制御部110は、取得した「ユーザ情報」に示される「所在地情報」と、ステップS304で取得した店舗IDに対応する「店舗情報」に示される「所在地情報」と、「配送希望日時情報」と、に基づいて、ステップS304で選出されたメニューを提供する各店舗からユーザの所在地までのおよその「配送時間T2」を算出する(ステップS305)。ここでは、例えば、ナビゲーションシステムなどに用いられるルート検索技術などを用いて、ユーザ所在地と店舗間の距離を算出した後、各店舗の配送手段(自動車、バイク、自転車、など)や配送希望時に予想される道路状況などを加味することで、希望配送日時におけるおよその配送時間を算出する。
【0065】
制御部110は、さらに、ステップS304で選出されたメニュー情報に示される「所要調理時間」(T3)を取得し、数式1に示す不等式を満たすT3を有するメニュー情報を、「最終提示候補」として選出して(ステップS306)、「受注処理」(図10)に戻る。
【数1】
T2+T3<T1
【0066】
制御部110は、ステップS306で選出されたメニュー情報をウェブサーバ部150に引き渡すとともに、当該メニュー情報を一覧表示した「候補提示ページ」の作成を依頼する。ウェブサーバ部150は、制御部110の依頼に応じて、図14に示すような「候補提示ページ」を作成して、ユーザ端末300に送信する(ステップS206)。
【0067】
ユーザ端末300では、受信した「候補提示ページ」が表示される。ユーザは、ユーザ端末300を操作し、提示されたメニュー候補から所望のメニューを選択する。すなわち、図14に示すように、「候補提示ページ」には、ステップS306で選出されたメニューについて、提供する店舗、単価、カロリー、などが一覧表示されるとともに、例えば、チェックボックスなどの選択用オブジェクトが、各メニュー情報の近傍に配置されている。ユーザは、所望するメニューに対応するチェックボックスにチェックを入れ、希望数量を入力した後、ページ下部の「送信」ボタンを操作することにより、選択したメニューを示す情報(以下、「選択メニュー情報」)がセンタサーバ100に送信される。
【0068】
センタサーバ100では、通信部120が「選択メニュー情報」を受信すると、制御部110が、受注情報DB1604にアクセスし、当該注文に対する「注文ID」を付与するとともに、新規レコードを作成し、受信した「選択メニュー情報」に示されるメニュー情報、数量、合計金額、店舗ID、受信日時、および、ステップS202で受信した認証情報に基づくユーザIDなどを、「受注情報」として作成したレコードに格納する(ステップS207)。
【0069】
制御部110は、ウェブサーバ部150と協働し、受注確認情報(例えば、注文ID、店舗の連絡先情報、受注完了メッセージ、など)を示すウェブページを作成し、ユーザ端末300に送信して(ステップS208)、処理を終了する。
【0070】
次いで、センタサーバ100は、ステップS207で受注情報DB1604に格納した「受注情報」に基づいて、店舗に発注する「発注処理」を実行する。この「発注処理」を図15に示すフローチャートを参照して説明する。
【0071】
センタサーバ100の制御部110は、ステップS207で受注情報DB1604に格納した「受注情報」に示される「ユーザID」に基づいて、ユーザ情報DB1603から当該ユーザIDに対応するレコードを特定し、該レコードに記録されている「連絡情報」(以下、「ユーザ連絡情報」とする)と「嗜好情報」とを取得する(ステップS401)。
【0072】
次に制御部110は、「受注情報」に示される「店舗ID」に基づいて、店舗情報DB1601から当該店舗IDに対応するレコードを特定し、該レコードに記録されている「連絡情報」(以下、「店舗連絡情報」とする)を取得する(ステップS402)。
【0073】
制御部110は、ステップS401で取得した「ユーザ連絡情報」と、「受注情報」とに基づいて、発注されたメニューとユーザの嗜好情報、および、配送先(すなわち、ユーザの所在地)を示す情報を含んだ「発注情報」を作成する(ステップS403)。ここで作成される「発注情報」には、ユーザ所在地周辺の地図情報が含まれている。
【0074】
センタサーバ100は、作成した「発注情報」を、発注先の店舗に送信し(ステップS404)、処理を終了する。ここで、ステップS402で取得した「店舗連絡情報」に「電子メールアドレス」が含まれている場合は、作成した「発注情報」を、図16に示すような電子メールで当該店舗の店舗端末200に送信する。また、電子メールアドレスが含まれていない場合は、作成した「発注情報」をファクシミリなどで当該店舗に送信する。
【0075】
各店舗では、電子メールやファクシミリなどで受信した「発注情報」に基づいて、発注されたメニューの食品をユーザの嗜好にあわせて調理し、発注元に配送(出前)する。ここで、「発注情報」を電子メールで受信する場合は、例えば、店舗の調理場などに店舗端末200に接続された表示装置を設置することで、調理担当者に発注情報を迅速に伝えることができる。また、配送担当者が携帯型の情報端末装置などを携帯し、これに受信した電子メールを自動的に転送するようにしてもよい。電子メールには地図情報が付されているので、迅速に配送することができる。またこの場合、このような携帯端末装置にカードリーダを備えた構成とすることで、クレジットカードなどで代金を電子決済可能としてもよい。
【0076】
以上説明したように、本実施の形態にかかる「出前仲介システム」では、ユーザは、出前先住所等の必須情報だけでなく、金額、カロリー量等の希望条件を予め登録することができる。これにより、ユーザはサービスにアクセスする度にこれらの情報を入力することなく、希望に沿った細かい条件で検索し、注文することができる。このことから、高頻度でサービスを利用するユーザ、例えば、共稼ぎ夫婦などにとって、出前が時間を要さずに簡単に注文できるなど、利便性が高いものとなる。
【0077】
また、本実施の形態のように、カロリー量を希望条件として設定できることから、痩身あるいは食事療法のためにカロリー制限しているユーザにとって、特に利便性が高いサービスを提供することができる。
【0078】
さらに、店舗に地図情報を含む発注情報を送付することから、店舗のスタッフにとっても、依頼毎に地図等を見て出前先を探す手間が省け、店舗側にとっても利便性の高いサービスとなる。
【0079】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な他の実施の形態について説明する。
【0080】
上記実施の形態では、ユーザの希望条件として、希望カロリー量および希望金額を用いるものとした。しかし、希望条件は、食品のジャンル(寿司、中華料理等)、提供される形態(弁当、ケータリング等)など、ユーザの細かい希望に応えるものであれば、どのようなものであってもよい。いずれの場合においても、メニュー情報DB1602に格納されるメニュー情報を、所定の基準で分類すればよい。
【0081】
また、上記例では、希望条件として、カロリー量を用いる場合について説明した。しかし、カロリー量に限らず、提供される食品の栄養に関するパラメータであれば、ビタミン含有量、タンパク質含有量およびその種類(動物性あるいは植物性)、炭水化物量、微量栄養素含有量など、どのような条件を用いてもよい。
【0082】
上記実施の形態におけるセンタサーバ100は、専用装置で構成可能であることはもとより、例えば、パーソナルコンピュータなどの汎用コンピュータ装置などで構成することもできる。この場合、汎用コンピュータ装置に、上記各処理を実現するためのプログラムの一部または全部をインストールし、OSなどの制御下で実行することにより上記センタサーバ100を構成することができる。また、コンピュータ装置へのプログラムの配布形態は任意である。例えば、CD−ROMなどの記録媒体に記録して配布したり、搬送波に重畳させることで通信媒体(インターネットなど)を介して配布することができる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、利便性の高い出前仲介サービス提供方法、出前サービス支援装置、ならびに、プログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる「出前仲介システム」の構成を示す図である。
【図2】図1に示す「センタサーバ」の構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示す「データベース部」の構成を示す図である。
【図4】図3に示す「店舗情報DB」に記録される情報の例を示す図である。
【図5】図3に示す「メニュー情報DB」に記録される情報の例を示す図である。
【図6】図3に示す「ユーザ情報DB」に記録される情報の例を示す図である。
【図7】図3に示す「受注情報DB」に記録される情報の例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかる「ユーザ登録処理」を説明するためのフローチャートである。
【図9】図8に示す「ユーザ登録処理」で送信される「ユーザ登録ページ」の表示例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態にかかる「受注処理」を説明するためのフローチャートである。
【図11】図10に示す「受注処理」で送信される「注文受付ページ」の表示例を示す図である。
【図12】図10に示す「受注処理」で送信される「注文内容入力ページ」の表示例を示す図である。
【図13】図10に示す「受注処理」で実行される「候補選出処理」を説明するためのフローチャートである。
【図14】図10に示す「受注処理」で送信される「候補提示ページ」の表示例を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態にかかる「発注処理」を説明するためのフローチャートである。
【図16】図15に示す「発注処理」で送信される「発注情報」の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 出前仲介システム
10 通信ネットワーク
100 センタサーバ
200 店舗端末
300 ユーザ端末
Claims (8)
- 調理食品の出前サービスを所望する利用者に関するユーザ情報を、通信ネットワークを介して予め取得するユーザ情報取得ステップと、
調理食品の出前サービスを提供している提供者に関する情報と、該提供者が出前サービスで配送する調理食品に関する情報とを含んだ提供者情報を、予め取得する提供者情報取得ステップと、
出前サービスの利用要求を、前記通信ネットワークを介して前記利用者から受け付ける利用受付ステップと、
前記利用受付ステップでの利用要求の受け付けを契機に、当該利用者に関するユーザ情報に基づいて、調理食品およびその提供者の候補を選出し、該利用者に前記通信ネットワークを介して提示する候補選出ステップと、
前記候補選出ステップで提示された候補のいずれかを指定する情報を、発注情報として前記通信ネットワークを介して受け付ける発注受付ステップと、
前記発注受付ステップで受け付けた発注情報に基づいて、指定された調理食品の調理と配送とを指示する指示情報を作成し、該当する提供者に前記通信ネットワークを介して通知する発注通知ステップと、
を備えることを特徴とする出前仲介サービス提供方法。 - 前記提供者情報は、各調理食品の調理所要時間を示す調理時間情報を含み、
前記利用受付ステップは、配送希望日時を示す情報を受け付け、
前記候補選出ステップは、少なくとも、該調理時間情報と配送希望日情報とに基づいて、調理食品の候補およびその提供者を選出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の出前仲介サービス提供方法。 - 前記提供者情報は、各調理食品の熱量を示すカロリー情報を含み、
前記ユーザ情報は、各ユーザの希望摂取熱量を示す希望摂取カロリー情報を含み、
前記候補選出ステップは、少なくとも、前記希望摂取カロリー情報および前記カロリー情報に基づいて、調理食品の候補およびその提供者を選出する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の出前仲介サービス提供方法。 - 前記ユーザ情報は、各ユーザの嗜好を示す嗜好情報を含み、
前記発注通知ステップは、前記嗜好情報に基づいた調理を指示する指示情報を作成する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の出前仲介サービス提供方法。 - 少なくとも、前記各利用者の所在地に対応する地図を示す地図情報を予め取得する地図情報取得ステップをさらに備え、
前記発注通知ステップは、前記指示情報に、当該利用者の所在地を示す地図情報を含ませる、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の出前仲介サービス提供方法。 - コンピュータに、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の出前仲介サービス提供方法の各ステップを実行させることを特徴とするプログラム。
- 調理食品の出前サービスを所望する利用者に関する情報であって、少なくとも、当該利用者の調理食品に対する要望を示す要望情報を含むユーザ情報を通信ネットワークを介して予め取得して蓄積するユーザ情報蓄積手段と、
少なくとも前記利用者の所在地に対応する地図を示す地図情報を取得する地図情報取得手段と、
調理食品の出前サービスを提供する提供者に関する情報であって、少なくとも、提供する調理食品に関する情報を含む提供者情報を予め取得して蓄積する提供者情報蓄積手段と、
前記利用者の端末装置から、出前サービスの利用要求を示す利用要求情報を前記通信ネットワークを介して受信する要求受信手段と、
前記要求受信手段による利用要求情報の受信を契機に、前記ユーザ情報蓄積手段に記録されている当該ユーザのユーザ情報に基づいて、前記提供者情報蓄積手段から調理食品の候補とその提供者を示す提供者情報を選出する候補選出手段と、
前記候補選出手段が選出した調理食品の候補およびその提供者を示す候補情報を、前記利用者の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信する候補情報送信手段と、
前記候補情報送信手段が送信した候補情報に示される候補のいずれかを指定する指定情報を、前記通信ネットワークを介して前記利用者の端末装置から受信する注文情報受信手段と、
前記注文情報受信手段による注文情報の受信を契機に、当該利用者の所在地に対応する地図情報を前記地図情報蓄積手段から取得する地図情報取得手段と、
前記指定情報受信手段が受信した指定情報と当該利用者の前記ユーザ情報とに基づいて、指定された調理食品の調理と配送を指示する指示情報を作成する指示情報作成手段と、
前記指示情報作成手段が作成した指示情報と、前記地図情報取得手段が取得した地図情報とを、該当する提供者の端末装置に、前記通信ネットワークを介して送信する発注手段と、
を備えることを特徴とする出前サービス支援装置。 - コンピュータを、請求項7に記載の出前サービス支援装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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