JP2004013420A - カレンダを介した広告システム、カレンダ情報サーバ、カレンダ情報サーバプログラム並びにプログラム記録媒体。 - Google Patents

カレンダを介した広告システム、カレンダ情報サーバ、カレンダ情報サーバプログラム並びにプログラム記録媒体。 Download PDF

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藤川 泰文
Hitoshi Endo
遠藤 仁史
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Abstract

【課題】情報提供者が視認させたい画像情報を、ユーザに出来る限り頻繁に目につくような表示をさせる。
【解決手段】本発明の画像情報利用システムは、クライアントと、情報画像管理サーバとを具備し、該クライアントにおいて、画像情報と少なくとも固有の処理を規定する関連情報とをひとつの取り扱い単位とした「情報画像」を表示させる。その際の表示は、カレンダを表示させておき、その画像と関連の深いカレンダ中の日にあたるところにその画像を表示させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願において開示する発明は、人が日々のカレンダを参照しながら行動するという行動態様に着目し、主としてパーソナルコンピュータなどの情報端末において、その操作者に対し情報提供者が視認させたい画像情報をより長い間視認できる状態に置くことができるカレンダ情報サーバ等に係る。
【0002】
詳しくは、情報提供者が視認させたいと考えている画像があって、特にその画像にかかる情報が予め定められた日付に関係がある場合、クライアントにカレンダとともにその画像をカレンダ中に埋め込んで表示をさせることができるようにしたカレンダ情報サーバ等に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
ネットワーク上で広告主が一般のユーザに対して商品などの情報を伝達したい場合、予めユーザの電子メールアドレスなどが登録されているときにはそのユーザに対し、登録されている電子メールアドレスを用いて情報の送付が行われることが多い。
【0004】
このためには、ユーザの電子メールアドレスの登録が必要になるが、電子メールのアドレスについては、電話帖のような汎用的な開示手段がないために、ユーザによる積極的な登録作業が必要になっている。
【0005】
ところで、ユーザが積極的にそのメールアドレスの登録をするのは、そのユーザにとっての利益があるときが主であり、たとえば、ソフトウエア・アプリケーションを購入に際して行う場合、そのアフターサービスを受けうる資格要件としていたり、購買品の輸送を伴ったりするものであるときには本人確認・輸送先指定の手段となる等に限られるのが普通である。
【0006】
このため、近時、ネットワークを用いて売買を行う「E−コマース」の分野では、ポータルサイトと呼ばれるような、複数の販売者が集まってひとつのWEBページを作成し、ユーザをしてそのページから各販売者にアクセスが可能となるサイトを設けるとともに、このWEBページから売買をしたユーザに、売買の際に電子メールアドレスを登録させ、この登録情報に基づいてその後の広告活動を行うようなものが増えてきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、WEBが普及するにつれ、キーワードを指定するとそのキーワードを含んだWEBページを抽出する検索エンジンが充実してきており、このため、ユーザはポータルサイトを介さずして各販売主体の有する情報提供サイトに直接アクセスすることが容易になってきた。
【0008】
ポータルサイトを通さずにE−コマースが可能となると、ユーザは余計な負担がかかるポータルサイトを利用しなくなる傾向が強くなる。このため、多くの販売者は、共同して同一ユーザの電子メールアドレスを把握することができなくなり、一の販売者が把握できる電子メールアドレスの量が減少する傾向にある。
【0009】
また、個人データの保護が重要視されている近時の社会的要請からしても、複数の販売者が同一ユーザの電子メールアドレスの利用をしあうことが困難であり、上記のようなポータルサイトのみでビジネスモデルを構築することには限界が感じられるようになっていている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願発明は上記課題に記載した背景において考えられたものであり、以下のような手段を採ることで、ポータルサイトの優位性を維持しつつ、電子メールアドレスなどのユーザ情報の収集を推進することができる広告システムを構築することを図ったものである。すなわち、本願発明は、個人毎に嗜好・生活パターンは異なるものの、凡そ全ての人間の行動はカレンダを参照しながら行われていることに着目し、ユーザが生活の各場面で利用できるページを提供し、これを個人が頻繁に目に触れる共通ページとするとともに、これをポータルサイトとして機能させるようにすることで、前記課題の低減を図るものである。
【0011】
なお、本明細書中では「情報画像」なる用語を用いるが、これは画像情報と、少なくとも固有の処理を規定する関連情報とをひとつの取り扱い単位としたものである。具体的な内容については発明の実施の形態において詳しく説明するが、情報画像と画像情報とは明確に異なる概念であることを注記する。
【0012】
また、本明細書中において、「広告」とは、単に顧客を誘致するために商品や興行物などについての多くの人に知らせようとするものばかりでなく、広く情報を頒布することを意味するものであることを注記する。
【0013】
また、本願において、カレンダとは、「日」の表示をいう。例えば、1月1日、2日、3日と始まり、12月31日で終わる一年を通じて全日を1ページに表示するようなものから、祝日のみを一覧表にするもの、毎月定期的に同じ数値の日のみを並べたものなどが挙げられる。なお、表示の態様として、数値表示・文字表示・絵表示を問わない。
【0014】
また、本明細書中において、「カレンダ情報」とは、少なくとも、月のうちの日付数値と曜日識別情報を含む情報のことをいい、たとえば、2002年3月であれば、少なくとも1日をあらわすデータと金曜をあらわすデータが組となっているものを意味している。もちろん、これは一日だけで構成されるカレンダ情報であるが、たとえば2002年2月1日乃至2月29日のすべての数値とその対応する曜日が表の形式でクライアントが具備する表示手段に表形式で表わされる様に指示する情報もこれに含まれるものである。もちろん、上記カレンダをクライアントで表示させるための指示情報なども含まれてよい。
【0015】
(1.請求項1に係る発明)
【0016】
請求項1に記載の発明は、クライアントと、カレンダ情報サーバと、情報画像管理サーバとを具備し、該クライアントにおいて、画像情報と少なくとも固有の処理を規定する関連情報とをひとつの取り扱い単位とした情報画像の取得促進をさせる、画像情報利用システムを提供するものである。
【0017】
ここで、クライアントは、操作部と第1管理領域と第2管理領域を具備する。第1管理領域は、少なくともクライアントの接続しているネットワークに直接的または間接的に接続しているアクセス可能な情報画像提供サーバにある情報を取り出し、これを表示できるように作用する。
【0018】
第2管理領域は、第1管理領域で表示された情報画像のうち第2管理領域での管理を指定されたものを記録し表示するように作用する。ここで記録の際には情報画像管理サーバに対し情報画像の登録があった旨の通知を行うように作用する。また、情報画像管理サーバから送られた情報画像の更新指示に従って、既に記録されている情報画像を更新するように作用する。さらに、表示されている情報画像が有する関連情報に基づいて、操作者による操作があったときにその操作によって指示された関連情報に関する動作を起こすように作用する。
【0019】
情報画像管理サーバは、情報画像特定情報記録部と情報画像更新部とを具備する。
【0020】
クライアントは、その第2管理領域に情報画像の登録があったときにはその機能により本情報画像管理サーバに対して通知を行うが、情報画像特定情報記録部はこの通知に基づいて、登録があった情報画像が何かを表す情報画像特定情報(例えば情報画像のファイル名などがこれにあたる)をクライアントごとに記録する。このため、情報画像特定情報記録部は、これにアクセスすれば、本情報画像管理サーバの管理するクライアントがどのような情報画像を第2管理領域に記録しているのかを把握することができるようになっている。
【0021】
情報画像更新部は、前記情報画像特定情報記録部において記録され管理されているクライアントの第2管理領域に記録されている情報画像について、これを更新・追加するように作用する。更新のタイミングは、例えば広告主等、情報画像を更新したいとする者が、新たにクライアントに情報を提供する準備ができたときなど、任意に行って構わない。
【0022】
本請求項にかかる発明では、上記のように構成された広告システムを用い、クライアントがカレンダ情報サーバに対してカレンダ情報の提供を要求したときに、カレンダ情報サーバは情報画像をカレンダ上に載せたページを提供し、この情報画像を通じてカレンダ情報サーバはクライアントを把握し、広告主などが新たに情報を提供したいときに、これら把握されたクライアントに情報を提供するように動作させることになる。
【0023】
(2.請求項2に係る発明)
【0024】
請求項2に係る発明は、上記請求項1を構成する広告システムの発明のうち、カレンダ情報サーバに係るものである。
【0025】
このため、カレンダ情報サーバでは、たとえば「5月3日」など日付を構成する数値の列を生成しすることで、カレンダ情報を生成するとともに、クライアントにおいて日付として表示される部分に対応してその日付に関連付けられた情報画像が表示できるような表示情報を生成するように作用する。
【0026】
(3.請求項3に係る発明)
【0027】
請求項3に係る発明は、上記請求項2におけるカレンダ情報サーバに係るものであって、具体的にカレンダ情報データ管理部と、表示情報生成部とを具備することを特徴とするものである。
【0028】
ここで、カレンダ情報データ管理部では、情報画像を識別する識別情報と日付情報をレコードの要素として記録がされるようになっている。ここで情報画像を識別する識別情報とは、一の情報画像を特定することができる情報であって、例示するならば、代表的にはコンピュータが管理する単位である情報画像のファイル名がこれに当たる。
【0029】
すなわち、情報画像と日付情報とを対にして記憶されることで、日付と情報画像が関連付けられるように作用する。ここで、日付情報とは、少なくとも特定の一の年月日を表わす情報をいう。
【0030】
表示情報生成部は、「5月2日」など、日付を構成する数値の列を生成してカレンダとしての基本的な情報を生成するとともに、上記カレンダ情報データ管理部に問い合わせ、クライアントにおいて日付として表示される部分に対応してその日付に関連付けられた情報画像が表示できるような表示情報を生成するように作用する。
【0031】
(4.その他の請求項に係る発明)
【0032】
その他の請求項に係る発明については、図25にまとめた。
【0033】
【発明の実施の形態】
本願発明に係る実施の形態について、図1乃至図24を用いて説明する。
(目次)
本発明の実施の形態については、以下の順に説明を行う。
1.共通の概念
1.1.関連情報
1.2.画像情報とともに関連情報を内包する情報画像
1.3.表示端末に表示されるグラフィックイメージ
1.3.1.コンピュータに好適なグラフィックイメージ例
1.3.2.コンピュータに好適な別のグラフィックイメージ例
1.3.3.デジタルテレビやPDAに好適な別のグラフィックイメージ例
1.4.第1管理領域・第2管理領域間の通信
2.本願に係る第1の発明の実施の形態
2.1.概要
2.2.第1の発明の実施の形態に係るシステムの構成
2.2.1.ネットワーク106
2.2.2.情報画像提供サーバ107
2.2.3.情報画像管理サーバ102
2.2.4.クライアント103
2.2.4.1.クライアントの構成例
2.2.4.2.クライアントの動作例
2.2.5.情報画像提供サーバ107
2.2.6.カレンダ情報サーバ
2.2.7.登録用クライアント
2.3.第1の発明の実施の形態に係るシステムの動作
2.4.第1の実施の形態における利用場面:シナリオ
2.5.第1の実施の形態における補足
2.5.1.条件決定部の取り扱い
2.5.2.第1の発明の実施の形態における応用
3.第2の発明の実施の形態
3.1.第2の発明の実施の形態の構成
3.1.1.概要
3.1.2.ユーザサイドに表示するフォームの構成
3.1.3.カレンダ情報サーバ中の構成
3.2.第2の実施の形態における動作
4.第3の発明の実施の形態
4.1.概要
4.2.第3の発明の実施の形態の構成
4.2.1.概要
4.2.2.第1のユーザサイドに表示するフォームの構成
4.2.3.本実施の形態の構成
4.2.3.1.ネットワーク2206
4.2.3.2.情報画像管理サーバ2202
4.2.3.3.受贈者クライアント2203
4.2.3.4.贈呈者クライアント2216
4.2.3.5.カレンダ情報サーバ2201
4.2.3.6.情報画像提供サーバ2207
4.3.第3の実施の形態における動作
4.4.贈呈用クライアントに表示するフォームの送信
5.第4の発明の実施の形態
6.その他
6.1.情報画像の生成
6.1.1.情報画像生成サーバを利用する手法
6.1.2.情報画像管理サーバを利用する手法
6.2.情報画像のセキュリティ
―――・・・―――・・・―――・・・―――・・・―――・・・―
【0034】
(1.共通の概念)
【0035】
まず、本発明の実施の形態並びにその変形例について共通する概念から説明する。
特に、本願発明に係る「情報画像」について詳述する。
【0036】
(1.1.関連情報)
まず、関連情報について説明する。
関連情報とは、クライアントの操作者に画像を視認させ、この画像を手がかりに特定の動作をさせる場合における、その動作の基礎となる情報である。すなわち関連情報は、画像情報と関連づけられた情報であって、たとえば、クライアントの操作者に特定のサーバにある情報を参照させたい場合には、その情報を特定する情報(URLやIPアドレスなど)がこれにあたる。また、特定のプログラムを動作させたい場合には、そのプログラム名やプログラムそのものとしても構わない。たとえば、新たな画像情報をサーバから取得するなどの指示情報とすることができる。
【0037】
ここで、情報を特定する情報としては、情報画像ファイルそのものを特定する情報であってもよいし、情報画像取得の手がかりとなるページのURLであってもよい。
【0038】
(1.2.画像情報とともに関連情報を内包する情報画像)
次に同じく本実施の形態において共通して用いる概念である、関連情報が内包された情報画像について図7乃至図8を用いて説明する。ここで、内包させる情報としては、関連情報やその画像を特定するための識別子とすることができる。
【0039】
図7は関連情報を埋め込んだ情報画像のフォーマットを例示した図である。
ここで、画像情報はGIFフォーマットの画像を例にとっている。なお、フォーマットについてはGIF形式をとらずとも、JPG形式やPNG形式などを採っても構わない。
【0040】
開始部701は、本情報がGIF形式の画像情報であることを識別するために設けられたフィールドであり、‘GIF’なる文字列ならびにそのバージョンが割り当てられたものである。
【0041】
配色表式画像データ703は、画素は、左から右、上から下の順序で配列された画像データである。ここで、GIFの場合、可変長符号のLZWアルゴリズムを使って符号化されている。
【0042】
注釈拡張部705は、GIFデータ・ストリーム中のグラフィック情報とはならない文章情報を含んでいる。これは、グラフィックや製作関係者名や内容説明に関する注釈、あるいは、その他、制御やグラフィックのデータでない類のもの全てを含めることができるようになっている。そして一般の表示ではこの部分を無視するようになっている。
【0043】
終了部706は、このデータ・ストリームが終了したことを示し、他のパラメータ情報などがこの後に続かないことを意味するようになっている。
【0044】
開始部701と配色表式画像データ703の間702と、配色表式画像データ703と注釈拡張部705の間704には、これら以外の情報を含んでいる。例として、画面幅、画面高さ、色解像度など、これから描画する画像に必要な表示装置の領域を定義するパラメータを含んだ情報が割り当てられている。
【0045】
関連情報707は、上記注釈拡張部705にそのまま、若しくは暗号化などの処理を施した後に配置され、ひとつの画像情報としてまとまることになる。
【0046】
これにより、結果として、データ・ストリームとしての画像情報は、その内部に関連情報や識別子を含むことができるようになる。
【0047】
これらの説明はすべてGIFフォーマットで行ったが、他のフォーマット形式の画像形式であっても、このように画像情報と分離された領域に記録されれば構わない。
【0048】
次に別の画像情報への埋め込み形式について図8を用いて説明する。
図8は関連情報を埋め込んだ画像情報の別のフォーマットを例示した図である。
【0049】
ここでも、画像情報はGIFフォーマットの画像を例にとっている。この例においても、フォーマットについてはGIF形式をとらずとも、JPG形式やPCX形式などを採っても構わない。
【0050】
開始部801は、上記と同じく、本情報がGIF形式の画像情報であることを識別するために設けられたフィールドであり、‘GIF’なる文字列ならびにそのバージョンが割り当てられたものである。
【0051】
配色表式画像データ803は、画素は、左から右、上から下の順序で配列された画像データを配置するところであるが、ここでは画像情報807と関連情報808をウォーターマークの形式で混在させることにより、視覚上関連情報がそのまま視認できないようにするとともに、画像情報はそのまま視認できるようなものとなるように混合809されるようになっている。ここで、このようにして混合809された情報は、可変長符号のLZWアルゴリズムを使って符号化される。
【0052】
注釈拡張部805は、GIFデータ・ストリーム中のグラフィック情報とはならない文章情報を含んでいる。本例では特に必要としないフィールドであるが、必要となれば、自由な定義で情報提供者が利用することが可能である。
【0053】
終了部806は、このデータ・ストリームが終了したことを示し、他のパラメータ情報などがこの後に続かないことを意味するようになっている。
【0054】
この画像例においてもすべてGIFフォーマットで行ったが、他のフォーマット形式の画像形式であっても、このように画像情報と分離された領域に記録されれば構わない。
【0055】
(1.3.表示端末に表示されるグラフィックイメージ)
本発明に係るクライアントに表示されるグラフィックイメージの例について図3乃至図6を用いて説明する。
【0056】
(1.3.1.コンピュータに好適なグラフィックイメージ例)
まず、表示・操作端末としてWindows 9x, Windows NT, Windows 2000(マイクロソフト社の登録商標、以下本明細書全部にわたって同じなので、省略する),Linuxなど、グラフィック表示が可能なOSをサポートしたコンピュータを使用した場合には、図3に示すようなルック・アンド・フィールを採ることが好適なので、これを説明する。
【0057】
表示画面301は、例えばブラウン管表示面・TFT液晶画面・人体に装着する眼鏡に組み込んだ表示装置における画面等であって、表示・操作装置からの情報を人間が視覚的に把握できるように作用する。なお、この図面上、表示画面301の境界部分がその表示デバイスの最外枠となっているが、表示デバイスの中に当該枠を表示しても構わない。
【0058】
ワンタッチ・ウインドウ304は、少なくとも画像(若しくは写真などの画像情報、以下同じ)305、306を表示するウインドウであって、本情報表示装置の端末の操作者が図示しない操作手段によって、画像305を指定したときには、少なくともひとつの関連情報を表示し、その情報に基づく何らかの処理を起動させ、また複数ある場合にはこれらを選択しその情報に基づく何らかの処理を起動させることができるようになっている。すなわち、表示画面301上で、このワンタッチ・ウインドウ304は、画像305,306を手掛かりとして特定の動作をガイドさせるための特別の管理領域(本明細書において第2管理領域として説明しているもののうち、表示部分にあたる)として作用しており、この領域内に表示されている画像を手掛かりにして、端末の操作者は新たな操作を実現できるようになっている。ここで操作手段としてマウスが備わっている場合には、マウスの右クリックをすることにより、ポップアップ・メニユーを出現させ、ここに関連情報を表示するとともに、関連情報が複数の情報からなっている場合には、左クリックでこれら関連情報のうちのひとつを特定させるなどするのが好ましい。
【0059】
情報提供ウインドウ302は、少なくとも画像303等を表示するフレームである。本情報表示装置の端末の操作者が図示しない操作手段によって、このフレーム内に表示される画像を特定したときには、この操作に基づいて新たな画像がワンタッチ・ウインドウ304に追加・登録されるようになっている。
【0060】
なお、このときワンタッチ・ウインドウ304に追加される画像は、特定され情報提供ウインドウ302内に表示されていた画像をそのまま表示してもよく、また必要に応じて他の画像に換えても構わない。情報提供ウインドウ302には、画像の他、文字情報307などを表示するようにしてもよい。
【0061】
すなわち、表示画面301上で、この情報提供ウインドウ302は、画像等を表示して端末の操作者に興味を持たせるとともに、端末の操作者が画像を特定する操作をすることで上記ワンタッチ・ウインドウ304への登録に導く管理領域(本明細書において、第1管理領域として説明しているもののうち表示部分にあたる)として作用している。
【0062】
なお、表示・操作端末の操作者による特定操作について、マウスなどのポインティングデバイスが操作手段に備わっているときには、そのポインタで登録したい画像を指定し、これをワンタッチ・フレーム302上に移動させてここに落とすという、所謂ドラッグ・アンド・ドロップというユーザ・インターフェース技法を使うことが望ましい(308)。このユーザ・インターフェースを使うと、たとえば情報提供ウインドウ302として、インターネット・エクスプローラやネットスケープ・ナビゲータを使った場合、他のWindows(登録商標)プログラムと同様の操作フィールを得ることができるので、有利である。
【0063】
(1.3.2.コンピュータに好適な別のグラフィックイメージ例)
また、別のインターフェース例として図4乃至図5に示すようなウインドウを使うことができる。
【0064】
表示画面401、501は、例えばブラウン管表示面・TFT液晶画面・人体に装着する眼鏡に組み込んだ表示装置における画面等、表示装置からの情報を人間が視覚的に把握できるように作用する。
【0065】
情報表示・登録ウインドウ402は、操作者に、情報提供者から得られる画像の表示並びに登録の操作を行わせるインターフェースとして機能するようになっている。
【0066】
情報提供タブ403は、情報表示・登録ウインドウ402の領域内に設けられた管理領域を選択するインターフェース要素であって、これがアクティブになったときには情報提供者から送付されてきた画像を第1管理領域405に表示できるようになっている。そして、本情報表示装置の端末の操作者が図示しない操作手段によって、ここに表示される画像を特定したときには、この操作に基づいて新たな画像が、ワンタッチ・タブ404がアクティブになったときに表示される第2管理領域に追加されるようになっている。
【0067】
ワンタッチ・タブ404は、情報表示・登録ウインドウ402の領域内に設けられた管理領域を選択するインターフェース要素であって、これをアクティブにしたときに第2管理領域を表示させ、第1管理領域405で登録を指示された画像について、これに係る新たな画像をその第2管理領域内505できるようになっている。そして、本情報表示装置の端末の操作者が図示しない操作手段によって、ここに表示される画像を特定したときには、この操作に基づいて少なくともひとつの関連情報を表示し、その情報に基づく何らかの処理を起動させ、また複数ある場合にはこれらを選択しその情報に基づく何らかの処理を起動させることができるようになっている。すなわち、情報表示・登録ウインドウ502上で、この第2管理領域505は、画像503,504を手掛かりとして特定の動作をガイドさせるための管理領域(第2管理領域)として作用しており、この領域内に表示されている画像を手掛かりにして、端末の操作者は新たな操作を実現できるようになっている。
【0068】
このユーザ・インターフェースを使うと、表示画面401,501の面積が小さかったり、画面の解像度が低かったりする場合に、情報表示・登録操作を少ない表示領域で完結させることができ、有利である。
【0069】
(1.3.3.デジタルテレビやPDAに好適な別のグラフィックイメージ例)次に、情報画像をデジタルテレビやPDA(Personal Data Assistance)などの携帯端末に対して利用する場合には、図6に示すようなルック・アンド・フィールを採ることが好適なので、これを説明する。
【0070】
表示画面601は、例えばブラウン管表示面・TFT液晶画面・人体に装着する眼鏡に組み込んだ表示装置における画面等、表示装置からの情報を人間が視覚的に把握できるように作用する。ここでも、この図面上、表示画面601の境界部分がその表示デバイスの最外枠となっているが、表示デバイスの中に当該枠を表示して実施しても構わない。
【0071】
ワンタッチ・フレーム602は、上記ワンタッチ・ウインドウと同じく機能するものであり、少なくとも画像608を表示するフレームであって、本情報表示装置の端末の操作者が図示しない操作手段によって、画像608を指定したときには、少なくともひとつの関連情報を表示し、その情報に基づく何らかの処理を起動させ、また複数ある場合にはこれらを選択しその情報に基づく何らかの処理を起動させることができるようになっている。すなわち、表示画面601上で、このワンタッチ・フレーム602は、画像608を手掛かりとして特定の動作をガイドさせるための特別の管理領域として作用しており、この領域内に表示されている画像を手掛かりにして、端末の操作者は新たな操作を実現できるようになっている。
【0072】
情報提供フレーム603は、上記情報提供ウインドウと同じく機能するものであり、少なくとも画像605、606等を表示するフレームであって、本情報表示装置の端末の操作者が図示しない操作手段によって、このフレーム内に表示される画像を特定したときには、この操作に基づいて新たな画像がワンタッチ・フレーム602に追加されるようになっている。
【0073】
なお、このとき追加される画像は、特定され情報提供フレーム603内に表示されていた画像をそのまま表示してもよく、また必要に応じて他の画像に換えても構わない。情報提供フレーム603には、画像の他、文字情報607などを表示するようにしてもよい。
【0074】
すなわち、表示画面601上で、この情報提供フレーム603は、画像等を表示して端末の操作者に興味を持たせるとともに、端末の操作者が画像を特定する操作をすることで上記ワンタッチ・フレーム602への登録に導くという特別の管理領域(第1管理領域)として作用している。
【0075】
なお、表示・操作端末の操作者による特定操作並びにワンタッチ・フレームへの登録について、マウスなどのポインティングデバイスが操作手段に備わっているときには、ポインタを登録したい画像を指定し、これをワンタッチ・フレーム602上に移動させて落とすという、所謂ドラッグ・アンド・ドロップというユーザ・インターフェース技法を使っても構わない。
【0076】
コンテンツ表示面604は、たとえば、デジタル放送における映画など、コンテンツを表示するフレームであり、端末の操作者が得たい情報を表示するために利用する領域である。なお、このコンテンツは動画などに限らず、静止画、文字放送の情報など、人間の視覚を刺激して伝達する一切の情報を含むものである。
【0077】
(1.4.第1管理領域・第2管理領域間の通信)
第1管理領域と第2管理領域との間では関連情報等の通信を行うことになるが、これを実現するには、プロセス間もしくはスレッド間の通信によることになる。一般にプロセス間・スレッド間の通信について、その実現手法はさまざまなものを選択することができる。たとえば、2つの領域を制御する制御部が共通のメモリ空間・ファイルを利用して通信をすることができる。また、新たな別のプロセスを作成し、このプロセスとの間でCOM技術に基づいて通信を確立することで、第1管理領域と第2管理領域との間のデータ通信を行うことも可能である。なお、COM技術については、マイクロソフト社のWEBサイト
http://www.asia.microsoft.com/japan/com/
に詳しい。
【0078】
―――・・・―――・・・―――・・・―――・・・―――・・・―
【0079】
(2.本願に係る第1の発明の実施の形態)
【0080】
次に本発明における第1の発明の実施の形態を説明する。
【0081】
(2.1.概要)
【0082】
第1の発明の実施の形態においては、広告主などが、販売する商品のリリース日程などを一般のユーザに通知する場面において用いられることを主眼としている。
【0083】
本システムは、少なくともカレンダ情報サーバ101、情報画像管理サーバ102、並びにクライアント103により構成され、それぞれがネットワーク106に接続されるようにして動作するようになっている。加えて、これをサポートする情報画像提供サーバ107、登録用クライアント116が含まれて、ネットワーク上で運用されることになる。
【0084】
(2.2.第1の発明の実施の形態に係るシステムの構成)
【0085】
まず、図1を用いてシステム全体構成を説明する。
【0086】
(2.2.1.ネットワーク106)
【0087】
ネットワーク106は、有線・無線を問わず、これに接続されている装置が、それぞれ目的とする装置に対しセッションを確立したときにその間で情報の送受ができるように作用する。このため、図1中、ネットワーク106は一本の基幹線によって接続されるように表示してあるが、これはインターネットのように、ゲートウエイを介して複数のネットワークが組み合わされて実現しても構わない。また、その接続についてもいわゆるバックボーンといわれる基幹線に直接接続せずとも、PPP接続などによって一時的に接続してあっても、セッションを確立したときにその間で情報の送受ができるようになっていれば構わない。
【0088】
(2.2.2.情報画像提供サーバ107)
【0089】
情報画像提供サーバ107は、ネットワーク106に接続され、ネットワークを介して情報提供要求があったときには、その要求に応答して、記録してある情報を要求元に対し送出するようになっている。また、特に内部には情報画像が記録されていて、ネットワークを介してこの情報画像についての提供要求があったときにはこの情報画像が要求元に対して提供されるようになっている。
【0090】
(2.2.3.情報画像管理サーバ102)
【0091】
情報画像管理サーバ102は、ネットワーク106に接続され、その内部に情報画像特定情報記録部114と情報画像更新部115とを有している。
【0092】
ここで情報画像特定情報記録部114の構成について、図14を用いて説明する。
【0093】
情報画像特定情報記録部114は、本サーバと通信可能に直接または間接的に接続されたクライアントとの間で通信を行う。ここで、直接または間接としたのは、ネットワーク106に対し有線・無線を問わず直接接続するものであっても、バッファなどを介して接続するものであっても、また、ネットワークとしてゲートウエイなどを挟んでいても、相互に通信が可能な状況になっていればよいという意味である。すなわち、少なくともクライアントの第1管理領域にあった情報画像が第2管理領域に登録されたときには第2管理領域からの通知がされるが、このときには本情報画像特定情報記録部114はこの通知に基づいて、少なくともクライアントを個別に識別することができるID(以下、クライアントID1401という)と、登録された情報画像を特定する情報(たとえば、情報画像のファイル名など)である情報画像特定情報(すなわち情報画像ID1402)とを確定し、これをひとつのレコードとして記録するようになっている。このため、データベースとして機能する情報画像特定情報記録部114は、クライアントのIDを用いて問い合わせを行えば、そのクライアントがどのような情報画像を第2管理領域に登録したかを把握することができる。また、情報画像特定情報を用いて問い合わせを行えば、どのクライアントがその情報画像を第2管理領域に登録したのかを把握することができることになる。なお、本実施の形態においては、このうち情報画像特定情報を用いた問い合わせを行うことができればよい。
【0094】
このほか、この登録があった日時を示す登録日時1403、その他の情報1404が併せて同一のレコードに記録されていると、様々な統計を取るなどの際に有利である。
【0095】
次に情報画像更新部115について説明する。情報画像更新部115は、特定のクライアントが有している特定の情報画像について、これを別の情報画像に更新することができるようになっている。このため、情報画像特定情報記録部114が記録するクライアントが本情報画像管理サーバ102に対してセッションを確立したときに、このセッションを張ったクライアントのIDを確認、そのクライアントIDに対応するクライアントが第2管理領域に記録している情報画像を情報画像特定情報記録部に問い合わせることにより検出、これら情報画像の中に更新すべきものが含まれていたときには、これを上記セッションのソケットを用いて更新情報画像を送出するようになっている。なお、OSにWindows(登録商標)を用いている場合のセッションの作成については、マイクロソフト社のMSDNサイト中、特に
【0096】
http://www.asia.microsoft.com/japan/developer/library/vcsample/_sample_mfc_chatsrvr.htm
【0097】
並びに
【0098】
http://www.asia.microsoft.com/japan/developer/library/vcsample/_sample_mfc_chatter.htm
【0099】
において詳しい。また、マイクロソフト社のDicrectPlay技術を用いて実現することも可能である。
【0100】
(2.2.4.クライアント103)
【0101】
クライアント103は、ネットワーク106に接続されたパーソナルコンピュータ、デジタルテレビ、PDA(情報端末)など、情報処理装置であって、その接続の態様は、直接的に有線で接続されていても、無線などによって接続されていても構わない。クライアントは前述したとおり、その内部に第1管理領域・第2管理領域それぞれの機能が生じるようになっている。一般にこれらの機能はプログラムによって実現する。
【0102】
(2.2.4.1.クライアントの構成例)
【0103】
ここで、図9を用いてクライアント103の詳細を説明する。
【0104】
画像表示部901は、たとえばマイクロソフト社製インターネット・エクスプローラであって、操作者より特定サーバの情報のダウンロード指示があったときには、その指示に基づいて情報画像提供サーバ910にネットワークを介して論理接続し、その情報を取得し、第1管理領域に表示するようになっている。
【0105】
また、第2管理領域は、たとえば、更新等情報画像取得部904、情報画像記録部905、関連情報取得部906、画像表示構成部907、画像特定部908、動作決定部909を構成して実施することができる。
【0106】
通信COM902は、OSの機能であるコンポーネント・オブジェクト・モデル(Component Object Model)を利用したプロセス(もしくはスレッド、以下同じ)間の通信実現手段であって、たとえばドラッグ・アンド・ドロップなどのユーザ・インターフェース操作があった場合に、ドラッグされたプロセス(若しくはスレッド)からドロップされたプロセス(若しくはスレッド)への情報の伝送を実現するようになっている。
【0107】
更新等情報画像取得部904は、ネットワークに接続され、情報画像管理サーバ911から情報画像を受け取り、次段の情報画像記録部905に転送するようになっている。
【0108】
情報画像記録部905は、通信COM902もしくは更新等情報画像取得部904から通知されてきたものであって、画像情報と関連情報がひとつの取り扱い単位としてまとめられている情報画像を記録するようになっている。なおここで、情報画像として記録するのでなく、画像情報と関連情報とをそれぞれ関連を持たせたまま別のメモリに記録させるなどしても構わない。情報画像記録部905はまた、第1管理領域から第2管理領域へのドラッグ・アンド・ドロップ操作などにより情報画像の登録動作があったときには、関連情報取得部906を介して、特定のサーバに情報画像が第2管理領域へ登録された旨の通知をするようになっている。
【0109】
関連情報取得部906は、情報画像記録部905に接続され、情報画像記録部905に記録された情報画像から、関連情報の部分のみを取得するようになっている。
【0110】
画像表示構成部907は、情報画像記録部905に接続され、第2管理領域からの表示として、情報画像記録部905に記録されている情報画像をすべてもしくは選択して表示するようになっている。即ち、前記ワンタッチ・フレーム(ワンタッチ・ウインドウ)を通して操作者が情報画像に係る画像を知覚できるようにする。
【0111】
画像特定部908は、OSインターフェース903の機能により、第2管理領域において表示されている画像を操作者が特定した場合、その画像に対応する情報画像が特定されるようになっている。
【0112】
動作決定部909は、画像特定部908と関連情報取得部906に接続され、操作者による特定を受けた情報画像の中の関連情報に基づいて動作を実行するようになっている。
【0113】
なお、ここで情報画像提供サーバ910、情報画像管理サーバ911は、それぞれ、情報提供画像サーバ107、情報画像管理サーバ102に同じである。
【0114】
(2.2.4.2.クライアントの動作例)
【0115】
次に、クライアントを図9のように構成した場合の動作について説明する。
【0116】
クライアントの操作者は、情報画像提供サーバ910から情報画像を含むページ情報を取得し画像表示部901に表示させる。この時、画像表示部にインターネット・エクスプローラを使っている場合には、HTTPプロトコルによってサーバのWEBページを表示するという動作を行うことになる。
【0117】
そして、クライアントの操作を行う者が、表示された画像を見て、第2管理領域に記録したいとする画像を決めると、この画像をドラッグ・アンド・ドロップなどによって第2管理領域に移す操作を行う。この時、ドラッグ・アンド・ドロップされる画像は情報画像であるので、通信COM902を通じて情報画像記録部905に記録されることになる。この時併せて、関連情報取得部906の作用により、動作決定部909を通じて、情報画像管理サーバ911にその情報画像を第2管理領域に登録した旨を通知することになる。
【0118】
一方、第2管理領域に係る情報画像記録部905において記録された情報画像は、画像表示構成部907の作用によって、OSインターフェース903を介してクライアントの操作者にその表示がされることになる。そして、クライアントの操作者は、その表示された情報画像に記録された関連情報に基づいて、操作を行うと、画像特定部908ならびに動作決定部909の作用によって、この関連情報に関する動作を行うことになる。たとえば、関連情報として他の情報画像提供サーバのURLなどが含まれているのであれば、このURLに係るページを表示し、他の情報画像の取り込みを促されるようになる。一方、情報画像管理サーバ910から、第2管理領域において表示すべき情報画像の更新の指示があった場合には、その更新すべき情報画像を伴って更新等情報画像取得部904に通知があるので、この動作により情報画像記録部905に記録されている情報画像が追加もしくは更新されることになる。
【0119】
(2.2.5.情報画像提供サーバ107)
【0120】
情報画像提供サーバ107は、ネットワーク106に接続され、情報画像の作成要求があったときに、代表する画像情報と、関連情報を取得し、これらから対応する情報画像を合成する。そして、作成要求のあった装置に対し、若しくは直接情報画像管理サーバ102中の情報画像更新部115に更新すべき情報画像として送出するようになっている。
【0121】
(2.2.6.カレンダ情報サーバ)
【0122】
カレンダ情報サーバ101は、ネットワーク106に直接的若しくは間接的に接続され、クライアント103に対し、カレンダ情報を提供するように作用する。すなわち、クライアント103がカレンダ情報サーバ101に対してカレンダ情報の提供を要求したときに、カレンダ情報サーバ101は情報画像をカレンダ上に載せたページを提供するようになっている。
【0123】
カレンダ情報サーバには、このような機能を生ぜしめるため、カレンダ情報データ管理部108、個別日情報抽出部109、条件決定部110、表示情報生成部111、クロック部112、更新要求部113を備えていることが望ましい。
【0124】
具体的には、カレンダ情報データ管理部108は、少なくとも情報画像を識別する識別情報と、日付情報を対にして管理するデータベースであって、日付を指定すると、これに伴い対応する情報画像を決定することができるようになっている。
【0125】
この点、具体的には、図15に示すようなフィールド構成のデータベースとすることが望ましい。このデータベースの構造を図15を用いて説明する。
【0126】
情報画像ID1501は、情報画像を識別する識別情報を記録するフィールドであって、通常、コンピュータが管理するファイル名が記録されるようになっている。もちろん、情報画像が特定できるものであればファイル名でなくても構わない。
【0127】
情報画像活性日時フィールド1502は、少なくとも日付を記録するフィールドであって、情報画像ID1501と対にされる日時情報として機能する。そして、本実施の形態における広告システムの中では、クライアントの第2管理領域において記録される情報画像が、更新されるべき日時を記録することになる。
【0128】
情報画像類型1503は、情報画像ID1501に対応して、このレコードによって管理される情報画像の属性を表す識別子として機能するようになっている。具体的には、その情報画像が、新製品情報に関するものであるならば、新製品情報を表す識別子、イベントに関するものであるならばイベントを表す識別子のように定義され、これが記録されるようになるフィールドとなっている。
【0129】
優先値1504は、情報画像ごとにつけられた値であって、他の情報画像に係るレコードに記録される優先値と比較され、優劣をつけることができる「基準値」として機能するようになっている。
【0130】
情報画像URL1505は、その情報画像ID1501に対応する情報画像がネットワーク以上のいずれに記録されているかを指定するデータであって、クライアントにおける第1管理領域が、このデータを用いて、ネットワークに参照することで、本情報画像ID1501が特定する情報画像を把握することができるようになっている。
【0131】
なお、このレコードにおいて、情報画像ID1501と情報画像URL1505を分離して記録しているが、情報画像IDとして情報画像URLそのものを用いた場合には、分離して記録することなく、情報画像URLを情報画像IDとして記録するにとどめ、情報画像ID1501に係るフィールドを省略しても構わない。
【0132】
次に、カレンダ情報サーバ101の構成に戻って説明を続ける。
【0133】
個別日情報抽出部109は、後述する条件決定部110の機能により、もしくは、個別日情報抽出部109が必要であるとして決定された条件に合致するレコードを、カレンダ情報データ管理部108から抽出し、その結果を表示情報生成部111に供給するようになっている。具体的には、個別日情報抽出部109が、例えば11月23日に対応する情報画像を抽出するという条件を決定した場合には、カレンダ情報データ管理部中の情報画像活性日時フィールド1502に11月23日という値が記録されているレコードを抽出し、その結果を表示情報生成部111に供給するようになっている。
【0134】
条件決定部110は、クライアントから要求されたカレンダ表示の条件を解析、具体的にカレンダ情報データ管理部108に条件に合致したレコード取り出すために行う問い合わせのための条件を決定し、カレンダ情報データ管理部108にデータの抽出を依頼するようになっている。また、条件決定部110は、後述するクロック部112において生成された現日時が、カレンダ情報データ管理部108中の情報画像活性日時1502が記録する情報と合致する条件をカレンダ情報データ管理部に問い合わせるための条件を生成するようになっている。
【0135】
表示情報生成部111は、クライアントからの要求に対応して、カレンダ情報を生成して、クライアントに送出し、クライアント上でカレンダを表示することができるように機能する。
【0136】
具体的には、「5月2日」など、日付を構成する数値の列を生成してカレンダとしての基本的な情報を生成するとともに、上記カレンダ情報データ管理部に問い合わせ、クライアントにおいて日付として表示される部分に対応してその日付に関連付けられた情報画像が表示できるような表示情報を生成するようになっている。
【0137】
なお、5月2日のカレンダを作成するにあたり、2以上のレコード(1510、1511)が検索できたときには、そのレコードの優先度を比較して、表示情報を生成することが望ましい。ここで、クライアントへの表示の仕方にはいくつかの手法が考えられ、
【0138】
(A)複数のレコードが検索できたときには、これら全てを重ねて表示するが、特に優先度の高いレコードに対応する情報画像を操作者手前側にあるように表示する、
【0139】
(B)複数のレコードが検索できたときには、これらのレコードが有する優先度に従った確率で唯一のレコードを選択し、この選択されたレコードに対応する情報画像を表示するようにする、
【0140】
などがその代表的なものに当たろう。もちろん、優先度を無視して、抽出されたレコードをランダムに選択し、これに対応する情報画像を表示するようにしても構わない。
【0141】
特に上記(A)の場合のように、複数の選択をされ、重ねて表示される場合について説明する。
【0142】
カレンダ情報サーバ101のカレンダ情報データ管理部108で5月2日に当たるレコード(1510,1511)が存在する場合には、個別日情報抽出部109において、これらすべてのレコードが抽出されることになる。そして、この情報は表示情報生成部に送られる。表示情報生成部111は、これらのレコードを、優先値1504情報に基づいてソーティングを行う。そして、ソーティング結果に基づいて、情報画像の表示場所を少しずつずらすようにして、その表示情報を生成することになる。
【0143】
たとえば、インターネット・エクスプローラなどで表示を行う場合には、DHTML(Dynamic Hyper Text Markup Language)を用いて、これを実現するのが容易である。この手法によって生成する表示情報の例を、図23を用いて説明する。図23は、情報画像が重複して存在するときの表示情報例である。
【0144】
例えばインターネット・エクスプローラが解釈をすることができるVBScriptを用い、表示情報としてHTMLを用いる場合には、HTMLのヘッダー部分に、以下のようなスクリプトを追加するように生成することになる。<HEAD>タグ2301から始まり、<SCRIPT>タグ2303〜</SCRIPT>タグ2313で囲まれる部分は、表示当初の情報画像の重複状況を決定するとともに、優先値が小さいためにその情報画像のうち重なっていない一部分しか表示されるものでなくとも、ユーザの選択によってその全部分を表示させることができるようにするためのDHTMLスクリプトが含まれるようになっている。
【0145】
Window_onloadサブルーチン2303は、本表示情報がインターネット・エクスプローラによって読み込まれたときに、最初に自動的に実行されるスクリプトである。ここでは、優先値情報に基づいて画像情報を重ねる場合に、そのズレ量を設定する部分である。このため、このサブルーチンには、最も基本になる情報画像が、絶対位置座標として表示されるように、エレメントの位置のタイプを絶対位置として指定するステートメント2304、並びに、これに続く情報画像はこの基準となる情報画像からの相対位置座標として指定できるように、エレメントの位置のタイプを相対位置として指定するステートメント2305が設定されるようになっている。
【0146】
次に、それぞれの情報画像がユーザによってクリックなどをされることにより、表示部分が全部分となっている情報画像によって隠され、一部分しか表れていない情報画像がユーザによってされるクリックをきっかけとして、手前側に表示されるようにすることによりその全部分が表示されるようになるために、いわゆるZオーダーを更新するスクリプトが用意されることになる。
【0147】
具体的には、IMG1_onclickサブルーチン2307、並びにIMG2_onclickサブルーチン2310がこれにあたる。これらのサブルーチンは該当する表示要素が、クリックされたときに呼び出されるスクリプトであって、この中には、それぞれの情報画像がクリックされたときにその情報画像を前面に配置するために、重複している情報画像のすべてのZオーダーを変更するようになっている。
【0148】
具体的には、IMG1の名称が付された情報画像がクリックされたときには、サブルーチン2307部分が実行され、その情報画像についてはステートメント2308によってZオーダーを2の値にするとともに、それ以外の情報画像についてはステートメント2309以下の記述によってZオーダーを1の値にするようになっている。
【0149】
インターネット・エクスプローラでは、表示情報の中にZオーダーを変更するスクリプトが含まれているときには、そのZオーダーの値の大きいものを手前側に表示するようになっているので、この場合、IMG1の名称がされた情報画像はその全部分が表示されるように処理されることになる。
【0150】
同じく、IMG2の名称が付された情報画像がクリックされたときには、サブルーチン2310が起動され、ステートメント2311並びにステートメント2312などの指定により、IMG2の名称が付された情報画像の全部分が表示されるように処理されることになる。
【0151】
ここで名称の付し方であるが、それぞれのイメージ要素として情報画像を表示させるタグ、具体的には、<IMG>タグ2315、2316の記述の中に、IDアトリビュートをつけて、ここにその名称を記述すればよい。このようにすることで、この表示情報の中ではこのIDアトリビュートが独立のオブジェクトとして取り扱われることになるので、その表示の状況などをスクリプトでコントロールすることができるようになるわけである。
【0152】
なお、ここではカレンダの表を作る手法として、<TABLE>タグを用いているので、ここで表示されるべき情報画像については、<TD>タグ2314の中で記述されるように生成されている。
【0153】
クロック部112は、現日付を特定する日付情報、さらに必要であれば、その時点の時分秒含む時刻情報を生成するようになっている。
【0154】
更新要求部113は、クロック部112が生成する現日付もしくは現時点に対応する日時と、カレンダ情報データ管理部108中の情報画像活性日時1502とが合致したときに、そのレコードに対応する情報画像を第2管理領域に持つクライアントがその情報画像を更新することができるように、情報画像管理サーバ102に向けて、その更新の要求をするようになっている。
【0155】
フォーム制御部117は、ネットワーク106を介して要求された、登録用クライアント116が行うカレンダ情報データ管理部108に対する情報の登録更新要求を満足させるため、登録更新用のフォーム情報を送信するとともに、該フォームに記入された情報を受け付け、その内容に従って、カレンダ情報データ管理部108への登録更新処理を行うようになっている。
【0156】
(2.2.7.登録用クライアント)
登録用クライアント116は、ネットワーク106に接続され、カレンダ情報サーバ101に記録されるカレンダ情報データ管理部に記録される情報を更新・削除、同管理部に追加ができるようになっている。
【0157】
(2.3.第1の発明の実施の形態に係るシステムの動作)
次に、上記第1の発明の実施の形態において説明したシステムに係る動作について、図2、図10、図11、図15、図18、図19、ならびに図23を用いて説明する。
【0158】
ここで、図2はクライアントにおいてカレンダを表示するとともに、このカレンダの中に表示されている情報画像を取り扱うグラフィック・ユーザ・インターフェース(以下、単にGUIという)の部分を表示した図である。
【0159】
図10は、縦下方向を時間の流れにして本実施の形態における動作のシナリオ例を表したフロー図である。
【0160】
まず、登録クライアント116は、カレンダ情報サーバ101に対し、カレンダの上に表示すべき情報画像の登録を求める。具体的には、登録クライアントの操作者は、例えば広告主などであって、登録クライアントのブラウザプログラム、たとえばネットスケープ・ナビゲータや、インターネット・エクスプローラを用い、情報画像の登録をすることができるURLにアクセスを行う(ステップ1001)。
【0161】
すると、カレンダ情報サーバ101内のフォーム制御部117は、これに応え、登録クライアントへのフォームを送信することになる(ステップ1002)。
【0162】
ここで、登録クライアントへのフォームの表示例について、図11を用いて説明する。図11は、登録クライアントに対し、カレンダの上に表示すべき情報画像を登録させるフォームの例を示した図である。
【0163】
ログイン名テキストボックス1101は、予めカレンダ情報サーバに記録されている登録クライアントとしてのユーザIDを入力する操作部位となるGUIである。
【0164】
パスワード名テキストボックス1102は、前記ログイン名テキストボックス1101と同じく、予めカレンダ情報サーバに記録されている登録クライアントとしてのユーザIDに対応するパスワード名を入力するGUIである。前記ログイン名並びにこの情報に基づいて、カレンダ情報サーバは、カレンダ情報サーバ101中のカレンダ情報データ管理部108が記録するレコードを変更する権限があるか否かを判断する基礎として用いられることになる。
【0165】
ファイル名指定テキストボックス1103は、登録すべき情報画像について、登録クライアントの中で記録されているファイル名を指定し、これをカレンダ情報サーバに送出するために用いられるようになっている。具体的には、<INPUT TYPE=”FILE”>なるタグを有する要素によって実現されるページ情報により、係るGUI表示がされるようにようになっている。ここで、単に、情報画像が記録されている特定のサーバのなかのURLを指定するようにしてあっても構わない。すなわち、この指定部分は、情報画像を特定することができるものであればよく、情報画像そのものを指定しても、情報画像を指定するための情報、例えばURLであっても構わない。
【0166】
登録ジャンル指定コンボボックス1104は、登録したい情報画像がいかなる類型に含まれるかを指定する操作部位となるGUIである。
【0167】
日時入力テキストボックス1105は、このフォームによって登録される情報画像がどの日時においてユーザ・クライアントに対し特に通知を行いたいのかを指定するために、その日時を入力する操作部位となるGUIである。付言すれば、ユーザ・クライアントにおける第2管理領域において、情報画像の更新日時を指定するGUIとをなっている。
【0168】
また登録ジャンル指定コンボボックス1106並びに、日時入力テキストボックス1107は、前述の登録ジャンル指定コンボボックス1104並びに日時入力部テキストボックス1105と同じく、登録したい情報画像の類型並びにユーザのクライアントにおける情報画像の更新日時を指定するものであって、ひとつの情報画像を更新追加等する日時を複数設定したいときに用いることができるようになっている。
【0169】
送信・リセットボタン1108は、このフォームにおいて記録した情報を、宛先であるカレンダ情報サーバ101に送信するか否かを指定するGUIとなっている。
【0170】
このようにして送信された、フォームに、登録するクライアントを操作する広告主などは、その内容を指定する(ステップ1003)。
【0171】
そして、送信ボタン1108を使ってマウスのクリックなどで本情報カレンダ情報サーバ101に送信する(ステップ1004)。
【0172】
なお、ここで画像情報をカレンダ情報提供サーバにする送信は、Request For Comments (RFC) 1867に定義されている手法によって、実現することができる。
【0173】
たとえばマイクロソフト社製のWindows2000上にインプリメントされているIIS5.0を用いてサーバを構成する場合には、Posting Acceptorをインプリメントして行えばよい。なお、本手法の詳細については、特願2000−234722に詳しい。
【0174】
カレンダ情報サーバ101は、フォーム制御部117を用いて、その内容を解析し、カレンダ情報データ管理部108に、登録するようになっている。具体的には、フォーム中に含まれるログイン名並びにパスワード確認し、図示しない登録認証データベースを参照、カレンダ情報データ管理部108に対する登録更新の権限がある者からの情報であるならば、さらに登録ジャンル1104情報から情報画像類型フィールド1503に、日時指定テキストボックス1105の情報から情報画像活性日時フィールド1502に、他と競合しないIDを自ら生成し、これを情報画像IDフィールド1501並びに情報画像URLフィールド1505に、また必要であれば優先値を定めてこれを優先値フィールド1504に、それぞれ代入するように作用する。この動作によって、新たなレコードがカレンダ情報データ管理部に追加して記録されるようになる。なお、フォームで指定する情報画像を特定する情報について、情報画像そのものが特定されて送信されてきた場合には、その情報をさらに情報画像提供サーバ107に送出するとともに、その記録するURLを情報画像URLフィールド1505に記録するようにすればよい。
【0175】
一方、ユーザとしてのクライアント103が、カレンダ情報参照(ステップ1005)すると、カレンダ情報が生成されて、カレンダ情報サーバ101から要求を送出したクライアントに向けて送出されることになる(ステップ1006)。
【0176】
具体的には、カレンダ情報サーバに対してクライアントからカレンダ情報の提示要求があったときには、表示情報生成部111が、そのクライアントに対して表示すべきカレンダ情報を生成することになる。そして、このためには、カレンダ情報データ管理部108に対し、個別日情報抽出部109が、表示すべきカレンダに対応してそのカレンダ中に含めるべき日付とともに、その情報画像IDを抽出、その内容を表示情報生成部111に供給する。これにより、カレンダ情報が完成することになる。
【0177】
そしてこのように完成して送出されたカレンダ情報は、図2に示すように、クライアントの有する第1管理領域に表示されることになる。
【0178】
ここで図2を用いてクライアントシステムにおける情報表示例を説明する。
【0179】
第1管理領域202は、インターネット・エクスプローラなどのブラウザプログラムの表示であって、その内部のプレーンには特定したURLから送出された表示情報を解析し、その指示に従って文字207、図形203等の表示がされるようになっている。
【0180】
カレンダとして表示される情報の中の日付部分には、カレンダ情報データ管理部108に記録されているレコードに基づいて、その日付に対応して特定された情報画像が表示されるようになっている。
【0181】
なお、この例では、情報画像として絵が使われているが、その日に該当する数値、たとえば情報画像203のところには「8」の文字を表す情報画像、情報画像206のところには「17」の文字を表す情報画像を表示するように、予めカレンダ情報サーバに登録する情報画像を構成しても構わない。
【0182】
ユーザのクライアントにおいて第1の管理領域に記録された情報画像206を第2の管理領域204に対してドラッグ&ドロップ操作を行うと(208)、前述のようなクライアントの処理により、第2管理領域の管理する表示部分に当該情報画像の含む画像情報が表示されるとともに、第2管理領域は、情報画像206がドラッグ&ドロップされた旨を情報画像管理サーバ102に通知することになる(ステップ1007)。
【0183】
図10に戻って説明を続けるが、登録クライアントを操作する広告主などが上記の操作を終了すると、一般のユーザ・クライアントにおいて本広告システム動作の利益を得ることが可能になる。
【0184】
即ち、ユーザ・クライアント103がカレンダの情報サービスを受けたい場合には、そのサービスを提供するサイトであるカレンダ情報サーバ101にアクセスを行う(ステップ1005)。この最初のアクセスは、通常、カレンダ情報を提供するページ詠み出し要求であり、第一管理領域から発せられる。
【0185】
この呼び出しを受けたカレンダ情報サーバ101は、表示情報生成部111の機能により、この要求に対して返送すべきページのデータの生成を行う。このとき、表示すべき日付に対応して併せて表示するべき情報画像の識別情報を取得するために、カレンダ情報データ管理部108から該当する日付が情報画像活性日時に合致するレコードを抽出する。
【0186】
そして、抽出されたレコード中の特に情報画像活性日時1502と情報画像URL1505との情報に基づいて、表示情報生成部111がカレンダ情報を生成するが、具体的にはその対応する日付に該当する部分で情報画像URLを埋め込むように動作する。
【0187】
この表示情報に基づいて、クライアントにおける第1管理領域は、その表示情報内に含まれている情報画像の参照を検出、必要であれば情報画像提供サーバ102にその情報画像の提供を要求し(ステップ1007)、その応答として情報画像の返送を受けることになる(ステップ1008)。
【0188】
ここで、抽出される情報について、複数のレコードが同一日付に存在する場合には、構成部分で説明した通り情報画像重複して表示することができる。このため、この表示手法を選択した場合において表示される例を図18ならびに図19に示した。ここで図18は、表示情報がクライアントにダウンロードされた直後の表示状況を示した状況図である。また、図19は、重なって表示されたために、一部分しか表示されていなかった情報画像がユーザの操作によって前面に出てきたために、その全部が表示されたときの表示状況を示した状況図である。
【0189】
ここでわかるように、ダウンロード直後は情報画像1801が前面に表示されているために一部分しか表示されない情報画像1802が、その隠された情報画像1802のうち、ユーザから見える部分をクリックするなどすれば、その情報画像は前面に押し出されるために、全部分が表示され(1902)、当初全部分が表示されていた情報画像はその背後に回ることになる(1901)。
【0190】
次にユーザは、カレンダ上に表示された情報画像について興味がある場合には、これを第2管理領域に移す操作を行う。具体的には前述の通りドラッグ&ドロップなどの操作をすることになる。そして、第2管理領域の機能によって、ドラッグ&ドロップがされたことが情報画像管理サーバ102に通知され、該当する情報画像が、特定のクライアント103において記録されたことが把握されることになる。
【0191】
次に、カレンダ情報サーバ101は、クロック112を参照し、情報画像を識別する識別情報と対応する情報画像活性日時において同日付(もしくは日時)が合致するものを見つけたときには、更新要求部113の作用により、情報画像管理サーバに、その情報画像について更新を行う要求を行うことになる(ステップ1012)。
【0192】
この要求を受けた情報画像管理サーバ102は、情報が操作管理サーバ内に登録されているクライアントであって、その更新すべき情報画像を有するものに対し、更新する情報画像を送信することになる(ステップ1013)。
【0193】
(2.4.第1の実施の形態における利用場面:シナリオ)
本実施の形態については、前述の通り、広告主などが販売する商品のリリース日程などを一般のユーザに通知する場面において用いられることを主眼としているので、以下のような場面での利用に好適である。
【0194】
広告主は、カレンダ情報サーバ101に、登録用クライアント116からアクセスできるように、その認証の登録をする。そして、登録用クライアント116から広告を行いたい商品を写真に撮りもしくはイラストを作成するなどして、情報画像の基礎となる画像情報を作成する。そして、専用のプログラムなどによって関連情報を埋め込み、情報画像への変換を行う。変換された情報画像は登録用フォームを起動させることによって、所定の情報画像提供サーバ107に登録するとともに、カレンダ情報サーバにそのURLなどの設定情報を記録させることになる。この操作によってユーザがカレンダ情報サーバにアクセスした際に表示されるカレンダ上にその情報画像が乗せられることになる。ユーザは、この情報画像に興味があったときには、第1管理領域から第2管理領域に移し、その商品に関する情報を容易に受け取ることができるようになるわけである。
【0195】
(2.5.第1の実施の形態における補足)
(2.5.1.条件決定部の取り扱い)
なお、本実施の形態においてはカレンダ情報サーバ中において設けられた条件決定部110は用いていない。このため、上記のアプリケーションとしてのみカレンダ情報サーバを利用する場合には、条件決定部110を設置しなくても構わない。
【0196】
(2.5.2.第1の発明の実施の形態における応用)
本発明の実施の形態において、第1の管理領域に表示された広告用の情報画像を第2の管理領域にドラッグ&ドロップなどして記録された場合に、これを通じてファンのための情報を提供するようにすることができる。
【0197】
この場合、カレンダ情報データ管理部108のフィールドに更にキーワードフィールドを追加する。そして、最初に広告主などが登録クライアントを通じて供給する情報画像を作成するにあたり、その関連情報の中にカレンダ情報サーバ101のURLを登録、更に、その中の条件決定部が条件を生成するにあたり必要とする情報を加えておく。そして、その条件としてたとえば、最初の情報画像が含む画像情報がステレオ式ヘッドフォンの絵文字があったときには、その関連情報として、
【0198】
Browse http://Server/Calendar.asp?condx=Include&Keyword=HeadPhone
【0199】
のように記録しておくことにする。
【0200】
第2の管理領域の動作決定部は、この情報を解析し、まずBrowse命令を認識することで、第1管理領域若しくは他のブラウザソフトをアクティブにするとともに、これに続く引数により、http://Server/であるカレンダ情報サーバ101に接続し、特にCalendar.aspを起動させるように動作する。この際、関連情報の中の「?」マーク以降の部分は条件決定部において生成するために必要となる条件として機能する。これにより、カレンダ情報サーバ101をして、上記実施の形態の通りの動作をするとともに、条件決定部に、(Keyword)キーワードとしてHeadPhoneがInclude(含まれる)というcondx(条件)が含まれているものに限ってカレンダの表示情報を作成せよという処理を行うことになる。
【0201】
このようにすることで、クライアントの第2管理領域において、右クリックして表示されるポップアップ情報などの中に特定のジャンルに含まれる物・サービスにかかる日程の選択枝を設け、ユーザがこれを選択することにより、情報画像を併せて表示するようになしたカレンダを生成して第1の管理領域に再描画させることができるようになる。すなわち、この一連の動作によって、ユーザは当初表示したカレンダからその中に含まれる情報画像を画像を手がかりに選択、これを通じて自分の好きなものだけに特化したカレンダの表示をできるようになるわけである。
【0202】
このようにすることで、ユーザに対しユーザ登録を積極的にさせることなく、カレンダサイトを参照することを通じてより効率的にユーザに情報を提供することができるようになるものである。
【0203】
なお、ここではカレンダ情報データ管理部にキーワードフィールドをもうけたが、情報画像類型フィールド1503を用いてこれを実現しても構わない。
【0204】
―――・・・―――・・・―――・・・―――・・・―――・・・―
(3.第2の発明の実施の形態)
第2の実施の形態は、本願発明をプライベート・カレンダに適用したものである。すなわち、コンピュータをして第1管理領域と第2管理領域として機能させるプログラムが動作しているクライアントのユーザが、そのコンピュータの上から自分のためのカレンダを制作することができるシステムに関するものである。
【0205】
なお、本実施の形態においては、個人が参照するページの上に広告主が積極的に情報画像を掲載することはできないが、カレンダ・ページに、ユーザが確実にアクセスすることになるので、周辺部に広告を通しての情報画像を表示することによって、その広告効果を狙うことになる。もちろん、個人の作成した情報画像が表示されるカレンダに広告主の情報画像をマージして表示することも可能である。この場合、ユーザの作成した情報画像を、広告主の情報画像より手前側に表示されるようにユーザの作成した情報画像に関する優先値を最も高くしておく必要がある。このようにしておかないと、ユーザベネフィットが低下し、このカレンダ・ページに対するアクセス頻度が減ってしまう恐れがある。なお、ユーザの作成した情報画像を手前に表示させるためには、単にカレンダ情報サーバ101中のカレンダ情報データ管理部108に記録されている当該情報画像に対応する優先値フィールド1504の設定を高い値とすればよい。
【0206】
(3.1.第2の発明の実施の形態の構成)
(3.1.1.概要)
本実施の形態の構成は、ほぼ第1の実施の形態において説明したものと同じものであるのでここでは異なる部分のみに説明することとする。
【0207】
第1の実施の形態においてはフォーム制御部117が登録用クライアントからの要求に基づいて情報画像ならびにこれに関連させた日付の登録のための入力フォームを提供し、その入力を登録用クライアント116にさせた後にこれをカレンダ情報データ管理部108に登録していたが、第2の実施の形態においては、ユーザ用のクライアント103に対してその入力を促す点が相違する。また、これに伴い、カレンダ情報データ管理部の構成も一部変更することになる。
【0208】
(3.1.2.ユーザサイドに表示するフォームの構成)
本実施の形態において好適な入力フォームの表示例を図13を用いて説明する。図13はクライアントへのフォーム表示例を表したものである。
【0209】
ここで、ログイン名テキストボックス1301、パスワード・テキストボックス1302、ファイル名指定テキストボックス1303、登録ジャンル指定コンボボックス1304、登録したい指定日時入力テキストボックス1305、ならびに送信・リセットボタン1108については、第1の実施の形態において説明した、ログイン名テキストボックス1101、パスワード・テキストボックス1102、ファイル名指定テキストボックス1103、登録ジャンル指定コンボボックス1104、登録したい指定日時1入力テキストボックス1105、ならびに送信・リセットボタン1308とそれぞれ同じ機能を持たせているので、ここでは説明を割愛する。
【0210】
コメントテキストエリア1306は、ユーザが情報画像とともに、若しくは情報画像の表示に代えて表示する文字列を記入できるようになっている。
【0211】
(3.1.3.カレンダ情報サーバ中の構成)
上記のようなユーザサイドでのフォームの変更に対応し、カレンダ情報サーバ101中のフォーム制御部117も変更することになる。また、ユーザ毎にカスタマイズされたカレンダ情報を提供しなければならないので、カレンダ情報のデータベースとして機能するカレンダ情報データ管理部108についても変更する。
【0212】
フォーム制御部117は、上記フォーム表示情報を生成するとともに、ユーザのクライアントから送信されてくるフォーム記入データの処理を行えるようになっている。具体的には、ユーザから送信してくるフォーム中に含まれるコメントテキストエリア1306情報を抽出し、この情報をカレンダ情報データ管理部108に転送するようになっている。
【0213】
カレンダ情報データ管理部108では、ユーザ毎のカスタマイズを行うために、ユーザを特定するフィールドを記録することになる。カレンダ情報データ管理部108のレコード構成を図16に基づいて説明する。
【0214】
情報画像ID1601は、情報画像を識別する識別情報を記録するフィールドであって、通常、コンピュータが管理するファイル名が記録されるようになっている。もちろん、情報画像が特定できるものであればファイル名でなくても構わない。
【0215】
情報画像活性日時フィールド1602は、少なくとも日付を記録するフィールドであって、情報画像ID1601と対にされる日時情報として機能する。そして、本実施の形態の中では、クライアントの第2管理領域において記録される情報画像が、更新されるべき日時を記録することになる。
【0216】
情報画像類型1603は、情報画像ID1601に対応して、このレコードによって管理される情報画像の属性を表す識別子として機能するようになっている。具体的には、その情報画像が、新製品情報に関するものであるならば、新製品情報を表す識別子、イベントに関するものであるならばイベントを表す識別子のように定義され、これが記録されるようになるフィールドとなっている。
【0217】
優先値1604は、情報画像ごとにつけられた値であって、他の情報画像に係るレコードに記録される優先値と比較され、優劣をつけることができる「基準値」として機能するようになっている。
【0218】
情報画像URL1605は、その情報画像ID1601に対応する情報画像がネットワーク以上のいずれに記録されているかを指定するデータであって、クライアントにおける第1管理領域が、このデータを用いて、ネットワークに参照することで、本情報画像ID1601が特定する情報画像を把握することができるようになっている。
【0219】
ユーザ特定フィールド1606は、カレンダサービスを受けようとするユーザを特定するためのフィールドであって、ユーザIDなど、カレンダサービスを受けるユーザがそれぞれ特定できるようにした情報を記録するようになっている。なお、ここで、ユーザを特定するためのIDとして、図14に示した情報画像特定情報記録部に記録してあるクライアントID1401を利用しても構わない。この場合、ユーザが特定のクライアントPCを常に利用することを前提とするならば、いちいちユーザがログイン名などを記入するようにしなくともよいという利点があるが、近時ユーザは特定のPCのみを利用するのではなく、複数のPCを利用することが多く、機種に依存するような識別の手法では不都合なことが多くなる点で留意するべきである。
【0220】
(3.2.第2の実施の形態における動作)
次に本実施の形態の動作について図12を用いて説明する。
図12は、第2の実施の形態におけるユーザからの登録並びにこれに応答する情報画像管理サーバ並びにカレンダ情報サーバの挙動について説明したフローである。
【0221】
カレンダに自分の記念日などを登録したいユーザは、クライアントコンピュータからカレンダ情報サーバに対して、日付登録の要求を行う(ステップ1201)。
【0222】
これに対し、カレンダ情報サーバ中のフォーム制御部は登録するためのフォームの表示情報を送信する(ステップ1202)。
【0223】
ユーザは、この応答に対して表示されるフォーム中に、ログイン名をはじめ、パスワード登録すべきアイコンを指定して、登録のジャンル、登録した指定の登録した情報画素を表示する指定の日時をそれぞれ入力するとともに、その内容について情報画像の代わりに表示する若しくは、情報画像の上にマウスのカーソルなどを乗せたときに吹き出しのように表示されるバルーン・ヘルプなどによって表示する文字情報をコメントとして入力する(ステップ1203)。
【0224】
そして、送信ボタン1308をクリックすることによって、その情報はカレンダ情報サーバに到達し登録処理をすることができるようになる。ここで、カレンダ情報サーバ中の登録処理とは、カレンダ情報データ管理部に対して、その情報画像が表示されるべきカレンダ上の日付の登録を行うとともに、そのログイン名の情報によって、ユーザIDをカレンダ情報データ管理部が管理するレコード中のユーザフィールド1606に対して記録するという処理であり、必要があればアップロードされた情報画像を情報画像提供サーバに転送する処理が伴う。
【0225】
次に、このユーザがカレンダを参照したいときには、カレンダ情報サーバにその表示の要求を行う(ステップ1205)
【0226】
この要求に対し、カレンダ情報サーバは、そのユーザIDを手掛かりとして、カレンダ情報データ管理部中のそのユーザのために用意された情報画像のみを抽出するべく、適切な条件を決定し検索条件を決定し、条件決定部作中にその条件を設定、カレンダ情報データ管理部108に対して検索の指示を行うことになる。ここでの検索は、その要求を行ったクライアントに向けて表示するべき情報画像を特定できるようにするものであり、検索結果は、そのユーザ固有の情報画像もしくは、広告主がこのユーザに対して表示させたいとする情報画像を特定するレコードなっている。この検索された情報とカレンダの基礎となる日付情報を組み合わせる表示情報生成部はそのユーザに対する表示情報を作成、これをクライアントに送信することになる(ステップ1206)。
【0227】
ここで、広告主が、ユーザの管理するカレンダの中に、広告用の情報画像を埋め込むためには、ユーザIDとしてたとえば特定の値「0」を入力しておくなどで実現することができる。この場合、検索の条件としては、ユーザIDをキーにするとともに、常にユーザIDとして「0」が含まれるものについては併せて抽出が行われるように設定しておけば、表示情報生成部111が生成するカレンダ表示情報のなかにユーザが登録した日に関する位置にユーザ指定の情報画像が表示されるような指示情報がふくまれるとともに、広告主が表示したいとする日に関する位置に広告主が指定した情報画像が含まれるようになる。もちろん、日付などと関係なく、カレンダ情報の表示に併せて、そのカレンダの周辺部分などに広告主の作成する情報画像を加えるなどしても構わない。
【0228】
なお、ユーザがフォーム中のコメントテキストエリア1306に入力した情報は、情報画像表示のためのイメージタグ内のALT属性として表示情報に含めるとよい。具体的には、表示情報生成部において、
【0229】
<IMG SRC=http://Server/foo.jpg ALT=”ユーザの入力したコメント”>
のようにIMGタグを生成し、ALT属性部分にその情報を埋め込むことになる。
【0230】
(4.第3の発明の実施の形態)
(4.1.概要)
次に第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、情報画像に含まれる関連情報が暗号化などによってセキュアな状態になっており、またその情報画像が情報画像管理サーバにおいて管理されていれば電子通貨として利用できる点に着目し、贈呈者から受贈者に該情報画像を通して、財物・財貨等の譲渡を可能とするものである。より具体的には、たとえば、贈呈者が受贈者に対して受贈者の誕生日に花束を贈りたいと考えたとする。この場合、贈呈者は、カレンダ情報サーバに接続し、このなかで花束の贈り先である受贈者の設定、花束に対する対価の支払い方法の設定などを行う。そして、電子商取引において必要な事項が入力されたカレンダ情報サーバは、受贈者の使用するクライアントに対し、電子メールなどにより同カレンダ情報サーバへの接続を促す。受贈者は、このシナリオを通じて受け取ったメールからカレンダ情報サーバのURLを取得し、これに接続、受贈者専用のカレンダを開くと、花束の取得手続が可能となる日時としてその誕生日に情報画像が表示されているので、これを受贈者の利用するクライアントに設けられた第2管理領域に移動させる。この動作により、第2のユーザの使用しているクライアントが情報画像管理サーバに登録されるので、誕生日にこの情報画像が更新されることになる。更新された情報画像には、花束の具体的な引渡しをするための手続きを規定する関連情報、たとえば配送業者のWEBページ接続情報などが含まれており、これを使って、受贈者は贈呈者が贈呈した花束を取得することができるようになる。
【0231】
上述のシナリオに従えば、単にWEBページを通してのみ贈答品を提供するのに比較して、情報画像管理サーバが介在していること、並びに第2管理領域が介在していることから、花束の取得手続が可能となる日時には確実に受贈者を取引サイトなどに誘導することができ、また第2管理領域が情報画像管理サーバによって管理されていることから、より安全に取引を管理することが可能になる。
【0232】
なお、上記説明では、受贈者の誕生日に贈呈者から贈られた花束の取得手続が可能となる日時が到来するというシナリオを用いたが、贈呈者が指定する期日において、受贈者に所定の動作を開始させたい場合にそのまま用いることができることは言うまでもない。
【0233】
(4.2.第3の発明の実施の形態の構成)
次に第3の実施の形態の構成について、図20、図21並びに図22を用いて説明する。
【0234】
(4.2.1.概要)
本実施の形態においても、基本的な構成は第1の実施の形態に同じものとすることができる。すなわち、第1の実施の形態においてはフォーム制御部117が登録用クライアントからの要求に基づいて情報画像ならびにこれに関連させた日付の登録のための入力フォームを提供し、その入力を登録用クライアント116にさせた後にこれをカレンダ情報データ管理部108に登録していたが、第3の実施の形態においては、贈呈者用クライアント103に対してその入力を促すとともに、その入力によって影響されるカレンダの表示が受贈者用クライアントに対して行われる点が相違する。また、これに伴い、カレンダ情報データ管理部の構成も一部変更することになる。
【0235】
さらに、受贈者が贈呈者からの贈呈予定があることを認識できる状態におくために、ダウンロード促進部(図では、「DL促進部」と表示する)を追加する。
【0236】
(4.2.2.第1のユーザサイドに表示するフォームの構成)
まず、贈呈者用クライアントに表示するフォーム例について、図21を用いて説明する。
【0237】
このフォームを用いて、贈呈者はカレンダ情報サーバに、受贈者並びに受贈者に対して送付する情報画像ならびに贈呈対象物などを設定することができるようになる。
【0238】
ファイル名指定テキストボックス2101は、贈呈者が受贈者のカレンダ上に表示したいとする画像を含んだ情報画像であって、贈呈者用クライアントが記録しているものを指定することができる操作部分である。
【0239】
贈呈物特定コンボボックス2102は、贈呈者が受贈者に対して贈呈したい財物・財貨の種類を指定することができる操作部分であって、予めカレンダ情報サーバ中に財物・財貨リストが記録してあり、この中から選択できるようになっている。なお、この例ではコンボボックスとして表示しているが、予め商品リストを公開しておき、このなかから贈呈者が商品を選択するという手法を用いても構わない。
【0240】
指定日時入力テキストボックス2103は、このフォームによって登録される情報画像がどの日時において受贈者クライアントに対し特に通知を行いたいのかを指定するために、その日時を入力する操作部位となるGUIである。すなわち、受贈者クライアントにおける第2管理領域において、情報画像の更新日時を指定するGUIとなっている。
【0241】
受贈者特定テキストボックス2104は、贈呈をする相手方となる受贈者を特定するための操作部位たるGUIである。図21ではメールアドレスを用いることによって受贈者の特定をするものを表示しているが、受贈者の特定をできるものであれば他の特定手法を用いても構わない。たとえば、クライアント中で動作する第2の管理領域は、第2の管理領域動作プログラムをインストールする際などに情報画像管理サーバとの関係で特定されるクライアントIDが唯一の特定手段として用いられていることから、このIDを用いても構わない。
【0242】
贈呈額入力テキストボックス2105は、先に指定している贈呈物特定コンボボックス2102によって特定した贈呈物の種類のうち、何円までの贈呈をするのかその最高額を特定するための操作部位たるGUIとなっている。ここで、贈呈物が予め金額の固定しているものであれば、本操作部位は必要ないが、贈呈物が複数の金額付けがされている商品である場合や、贈呈物として単に商品の種類を表している場合、または商品2種類などを特定しない場合には、この指定した金額を超えない範囲で受贈者が商品を特定することができるように用いられることになる。
【0243】
受贈者興味分野入力域2106は、受贈者が興味を持つ分野を指定することにより、受贈者がアクセスする専用のカレンダの中に、この分野に記録されたもののうち、特に広告主が広告を行いたいと考えている広告画像を張りつける場合に有利な情報提供することになる。たとえば、この受贈者は興味分野入力域2106に入力をした贈呈者は、広告主によって一定の金額分だけ、贈呈額を追加することができるようにも用いることができる。すなわち、広告主による贈呈の一定金額の負担などをするビジネスモデルを実現することができる。
【0244】
記述内容をテキストボックス2107は、何らかの手段によって受贈者のクライアント中に表示する情報を特定する操作部位たるGUIである。たとえば、ここで特定した記述は、受贈者が表示する専用のカレンダ中に表示させる情報とすることもできるし、後述するカレンダ情報サーバへのアクセスを促すメールなどの通知の中に含めることもできる。
【0245】
送信リセットボタン2108は、上記説明した記入事項を、カレンダ情報サーバに送信するが、内容を消去するかを特定する操作部位たるGUIである。
【0246】
(4.2.3.本実施の形態の構成)
次に本実施の形態に好適なシステムの構成について図22を用いて説明する。
【0247】
(4.2.3.1.ネットワーク2206)
ネットワーク2206は、有線・無線を問わず、これに接続されている装置が、それぞれ目的とする装置に対しセッションを確立したときにその間で情報の送受ができるように作用する。このため、図22中、ネットワーク2206は一本の基幹線によって接続されるように表示してあるが、これはインターネットのように、ゲートウエイを介して複数のネットワークが組み合わされて実現しても構わない。また、その接続についてもいわゆるバックボーンといわれる基幹線に直接接続せずとも、PPP接続などによって一時的に接続してあっても、セッションを確立したときにその間で情報の送受ができるようになっていれば構わない。
【0248】
(4.2.3.2.情報画像管理サーバ2202)
情報画像管理サーバ2202は、ネットワーク2206に接続され、その内部に情報画像特定情報記録部2214と情報画像更新部2215とを有している。
【0249】
ここで情報画像特定情報記録部2214の構成は、第1の実施の形態において説明したものと同一で構わない。
【0250】
情報画像特定情報記録部2214は、本サーバと通信可能に直接または間接的に接続されたクライアントとの間で通信を行う。ここで、直接または間接としたのは、ネットワーク2206に対し有線・無線を問わず直接接続するものであっても、バッファなどを介して接続するものであっても、また、ネットワークとしてゲートウエイなどを挟んでいても、相互に通信が可能な状況になっていればよいという意味である。すなわち、少なくともクライアントの第1管理領域にあった情報画像が第2管理領域に登録されたときには第2管理領域からの通知がされるが、このときには本情報画像特定情報記録部2214はこの通知に基づいて、少なくともクライアントを個別に識別することができるID(以下、クライアントIDという)と、登録された情報画像を特定する情報(たとえば、情報画像のファイル名など)である情報画像特定情報(すなわち情報画像ID)とを確定し、これをひとつのレコードとして記録するようになっている。このため、データベースとして機能する情報画像特定情報記録部2214は、クライアントのIDを用いて問い合わせを行えば、そのクライアントがどのような情報画像を第2管理領域に登録したかを把握することができる。また、情報画像特定情報を用いて問い合わせを行えば、どのクライアントがその情報画像を第2管理領域に登録したのかを把握することができることになる。なお、本実施の形態においては、このうち情報画像特定情報を用いた問い合わせを行うことができればよい。
【0251】
このほか、この登録があった日時を示す登録日時、その他の情報が併せて同一のレコードに記録されていると、様々な統計を取るなどの際に有利である。
【0252】
次に情報画像更新部2215について説明する。情報画像更新部2215は、特定のクライアントが有している特定の情報画像について、これを別の情報画像に更新することができるようになっている。このため、情報画像特定情報記録部2214が記録するクライアントが本情報画像管理サーバ2202に対してセッションを確立したときに、このセッションを張ったクライアントのIDを確認、そのクライアントIDに対応するクライアントが第2管理領域に記録している情報画像を情報画像特定情報記録部に問い合わせることにより検出、これら情報画像の中に更新すべきものが含まれていたときには、これを上記セッションのソケットを用いて更新情報画像を送出するようになっている。
【0253】
(4.2.3.3.受贈者クライアント2203)
受贈者クライアント2203は、贈呈者が財物・財貨を提供する相手方である受贈者が利用する情報処理装置であって、ネットワーク2206に接続されたパーソナルコンピュータ、デジタルテレビ、PDA(情報端末)などがこれにあたる。ここでもその接続の態様は、直接的に有線で接続されていていも、無線などによって接続されていても構わない。受贈者クライアントは、その内部に第1管理領域・第2管理領域それぞれの機能が生じるようになっている。一般にこれらの機能はプログラムによって実現する。なお、このクライアントの構成については、第1の発明の実施の形態において説明したクライアント103と同じものとすればよい。
【0254】
(4.2.3.4.贈呈者クライアント2216)
贈呈者クライアント2216は、受贈者に財物・財貨を提供しようとする贈呈者が利用する情報処理装置であって、ネットワーク2206に接続されたパーソナルコンピュータ、デジタルテレビ、PDA(情報端末)などがこれにあたる。受贈者クライアント2203と同じく、その接続の態様は、直接的に有線で接続されていていも、無線などによって接続されていても構わない。受贈者クライアントは、カレンダ情報サーバに接続し、少なくとも受贈者並びに贈呈物に係る情報を送出できるようになっており、このため、好ましくはその内部にネットスケープ社製のネットスケープ・ナビゲータ、マイクロソフト社製インターネット・エクスプローラなどのブラウザソフトがインプリメントされていることが望ましい。
【0255】
また、セキュリティの観点から、前記受贈者クライアント2203の場合と同じように、第1管理領域・第2管理領域それぞれの機能が生じるようになっていることがより好適である。この場合におけるクライアントの構成については、前記受贈者クライアント2203において説明したものと同じようにすればよい。
【0256】
(4.2.3.5.カレンダ情報サーバ2201)
カレンダ情報サーバ2201は、ネットワーク2206に直接的若しくは間接的に接続され、受贈者クライアント2203に対し、カレンダ情報を提供するように作用する。すなわち、受贈者クライアント2203がカレンダ情報サーバ2201に対してカレンダ情報の提供を要求したときに、カレンダ情報サーバ2201は情報画像をカレンダ上に載せたページを提供するようになっている。
【0257】
カレンダ情報サーバ2201には、このような機能を生ぜしめるため、カレンダ情報データ管理部2208・個別日情報抽出部2209、条件決定部2210、表示情報生成部2211、クロック部2212、更新要求部2213、ダウンロード促進部2218、フォーム制御部2217を備えていることが望ましい。
【0258】
具体的には、カレンダ情報データ管理部2208は、少なくとも情報画像を識別する識別情報と、日付情報を対にして管理するとともに、受贈者並びに贈呈者を特定するデータを管理するデータベースであって、日付を指定すると、これに伴い対応する情報画像を決定することができるようになっている。
【0259】
この点、具体的には、図17に示すようなフィールド構成のデータベースとすることが望ましい。このデータベースの構造を図17を用いて説明する。
【0260】
情報画像ID1701は、情報画像を識別する識別情報を記録するフィールドであって、通常、コンピュータが管理するファイル名が記録されるようになっている。もちろん、情報画像が特定できるものであればファイル名でなくても構わない。
【0261】
情報画像活性日時フィールド1702は、少なくとも日付を記録するフィールドであって、情報画像ID1701と対にされる日時情報として機能する。そして、本実施の形態における広告システムの中では、クライアントの第2管理領域において記録される情報画像が、更新されるべき日時を記録することになる。
【0262】
情報画像類型1703は、情報画像ID1701に対応して、このレコードによって管理される贈呈物の属性を表す識別子として機能するようになっている。具体的には、その情報画像が、花束に係るものであるならば、花束を表す識別子のように定義され、これが記録されるようになるフィールドとなっている。
【0263】
優先値1704は、情報画像ごとにつけられた値であって、他の情報画像に係るレコードに記録される優先値と比較され、優劣をつけることができる「基準値」として機能するようになっている。
【0264】
情報画像URL1705は、その情報画像ID1701に対応する情報画像がネットワーク以上のいずれに記録されているかを指定するデータであって、クライアントにおける第1管理領域が、このデータを用いて、ネットワークに参照することで、本情報画像ID1701が特定する情報画像を把握することができるようになっている。
【0265】
なお、このレコードにおいて、情報画像ID1701と情報画像URL1705を分離して記録しているが、情報画像IDとして情報画像URLそのものを用いた場合には、分離して記録することなく、情報画像URLを情報画像IDとして記録するにとどめ、情報画像ID1701に係るフィールドを省略しても構わない。
【0266】
贈呈者特定フィールド1706は、財物・財貨を贈呈しようとする者を特定するためのフィールドである。なお、ここで、贈呈者クライアントに第2管理領域がインプリメントされていることが確かである場合には、贈呈者を特定するためのIDとして、情報画像特定情報記録部に記録してあるクライアントID1401を利用しても構わない。この場合、ユーザが特定のクライアントPCを常に利用することを前提とするならば、いちいちユーザがログイン名などを記入するようにしなくともよいという利点があるが、近時ユーザは特定のPCのみを利用するのではなく、複数のPCを利用することが多く、機種に依存するような識別の手法では不都合なことが多くなる点で留意するべきである。
【0267】
受贈者特定フィールド1707は、財物・財貨を贈呈される者を特定するIDを記録するためのフィールドであって、例えば図21に基づいて説明した入力フォーム上の受贈者特定テキストボックスで指定した受贈者を特定する情報を記録するようになっている。したがって、ここでも受贈者を特定するためのIDとして、受贈者のメールアドレスを利用しても、情報画像特定情報記録部に記録してあるクライアントID1401を利用しても構わない。
【0268】
金額特定フィールド1708は、贈呈者が受贈者に提供する財物・財貨の限度額を特定するデータを記録するフィールドであって、例えば図21に基づいて説明した入力フォーム上の贈呈額入力テキストボックス2105で既定した数値に基づいたデータが記録されるようになっている。
【0269】
その他、必要があれば、記述内容テキストボックス217で記述した情報を記録するフィールド等、他の情報を記録するフィールドを設けても構わない。
【0270】
次に、カレンダ情報サーバ2201の構成に戻って説明を続ける。
【0271】
個別日情報抽出部2209は、後述する条件決定部2210の機能により、もしくは、個別日情報抽出部2209が必要であるとして決定された条件に合致するレコードを、カレンダ情報データ管理部2208から抽出し、その結果を表示情報生成部2211に供給するようになっている。具体的には、個別日情報抽出部2209が、例えば11月23日に対応する情報画像を抽出するという条件を決定した場合には、カレンダ情報データ管理部中の情報画像活性日時フィールド1702に11月23日という値が記録されているレコードを抽出し、その結果を表示情報生成部2211に供給するようになっている。
【0272】
条件決定部2210は、クライアントから要求されたカレンダ表示の条件を解析、具体的にカレンダ情報データ管理部2208に条件に合致したレコード取り出すために行う問い合わせのための条件を決定し、カレンダ情報データ管理部2208にデータの抽出を依頼するようになっている。また、条件決定部2210は、後述するクロック部2212において生成された現日時が、カレンダ情報データ管理部2208中の情報画像活性日時1702が記録する情報と合致する条件をカレンダ情報データ管理部に問い合わせるための条件を生成するようになっている。
【0273】
表示情報生成部2211は、クライアントからの要求に対応して、カレンダ情報を生成して、クライアントに送出し、クライアント上でカレンダを表示することができるように機能する。
【0274】
具体的には、「5月2日」など、日付を構成する数値の列を生成してカレンダとしての基本的な情報を生成するとともに、上記カレンダ情報データ管理部に問い合わせ、クライアントにおいて日付として表示される部分に対応してその日付に関連付けられた情報画像が表示できるような表示情報を生成するようになっている。
【0275】
なお、5月2日のカレンダを作成するにあたり、2以上のレコードが検索できたときには、そのレコードの優先度を比較して、表示情報を生成することが望ましい。ここで、クライアントへの表示の仕方にはいくつかの手法が考えられ、
【0276】
(A)複数のレコードが検索できたときには、これら全てを重ねて表示するが、特に優先度の高いレコードに対応する情報画像を操作者手前側にあるように表示する、
【0277】
(B)複数のレコードが検索できたときには、これらのレコードが有する優先度に従った確率で唯一のレコードを選択し、この選択されたレコードに対応する情報画像を表示するようにする、
【0278】
などがその代表的なものに当たろう。もちろん、優先度を無視して、抽出されたレコードをランダムに選択し、これに対応する情報画像を表示するようにしても構わない。
【0279】
特に上記(A)の場合のように、複数の選択をされ、重ねて表示される場合について説明する。
【0280】
カレンダ情報サーバ2201のカレンダ情報データ管理部2208で5月2日に当たるレコード(1711)が存在する場合には、個別日情報抽出部2209において、これらすべてのレコードが抽出されることになる。そして、この情報は表示情報生成部に送られる。表示情報生成部2211は、これらのレコードを、優先値1704情報に基づいてソーティングを行う。そして、ソーティング結果に基づいて、情報画像の表示場所を少しずつ、ずらすようにして、その表示情報生成すればよい。表示場所を少しずつ、ずらす手法については、第1の実施の形態において図23を用いて説明したものと同じものであればよいので、ここではその説明を割愛する。
【0281】
クロック部2212は、現日付を特定する日付情報、さらに必要であれば、その時点の時分秒含む時刻情報を生成するようになっている。
【0282】
更新要求部2213は、クロック部2212が生成する現日付もしくは現時点に対応する日時と、カレンダ情報データ管理部2208中の情報画像活性日時1702とが合致したときに、そのレコードに対応する情報画像を第2管理領域に持つクライアントがその情報画像を更新することができるように、情報画像管理サーバ2202に向けて、その更新の要求をするようになっている。
【0283】
フォーム制御部2217は、ネットワーク2206を介して要求された、贈呈者クライアント2216が行うカレンダ情報データ管理部2208に対する情報画像の登録更新要求を満足させるため、前記入力フォーム2100を表示させるためのフォーム情報を送信するとともに、該フォームに記入された情報を受け付け、その内容に従って、カレンダ情報データ管理部108への登録更新処理を行うようになっている。
【0284】
ダウンロード促進部2218は、受贈者クライアントに対してカレンダ情報サーバへのアクセスを促す情報を生成し、これを受贈者に通知するようになっている。この機能によって、贈呈者クライアントから贈呈の意思表示があったときに、受贈者に贈呈しようとする者が居ることを知覚させるようになっている。具体的には、受贈者に対してカレンダ情報サーバのURLを含んだ電子メールを送付する、受贈者クライアントが具備する第2管理領域に対してカレンダ情報サーバへのアクセスができるようにその関連情報にURLが含まれている情報画像を送出する、受贈者の住所に送付するカレンダ情報サーバのURLを記録した郵便物の印刷をして排出するなど、その手段は様々なものを採ることができる。
【0285】
(4.2.3.6.情報画像提供サーバ2207)
情報画像提供サーバは、ネットワーク2206に接続され、少なくともひとつの情報画像を記録しており、ネットワークを介して要求があったときにはその要求に対応した情報画像を要求元に送信することができるようになっている。また、記録の要求があったときには、その要求とともに送付された情報画像を記録するようになっている。
【0286】
(4.3.第3の実施の形態における動作)
次に第3の発明の実施の形態について、その動作シナリオを図20を用いて説明する。
【0287】
まず、贈呈者用クライアントの操作者(一般にはこれは贈呈者であるので、以下の説明では単に贈呈者という)はそのクライアントコンピュータ2094からカレンダ情報サーバ2091に接続する(ステップ2001)。これにより、カレンダ情報サーバ2091が具備するフォーム制御部が動作し、図21を用いて説明した情報入力用のフォームを生成し、これをこの情報提供要求をした贈呈者用クライアント2094に送信する(ステップ2002)。
【0288】
このフォーム情報は贈呈者用クライアント2094中で解釈され、贈呈者は、このフォームを通じて受贈者の特定情報、指定の日時など必要な事項を記入する(ステップ2003)。
【0289】
そして、この記入が完了したところで、贈呈者は送信ボタン2108をマウスでクリックなどすることにより、カレンダ情報サーバ2091に送信する(ステップ2004)。
【0290】
そして、この送信されてきた情報はカレンダ情報サーバ中にフォーム制御部2217によってその内容が解釈され、記入された要素を分離して把握する。ここで、記入漏れなどがあった場合には、フォーム制御部がその旨を指摘する表示情報を生成し、これを贈呈者クライアントに送信するようにするチェック機能お有することが望ましい。もちろん、このチェック機能については、予めフォーム表示情報のなかにJavaScript(サン・マイクロシステムズ・インコーポレーテッドの登録商標、明細書全体にわたって同じなので、以下、省略)などの形式で埋め込んでおいて、送信が指示されたときに、情報記入の欠落状況を確認するようにしておいても構わない。
【0291】
そして、これら記述された情報は、カレンダ情報データ管理部2208に備えられたデータベース中に新レコードが形成されこの中に記録されることになる。具体的には、贈呈物特定コンボボックス2102によって指定された情報は情報画像類型フィールド1703に、指定日時入力テキストボックス2103によって指定された情報は、情報画像活性日時フィールド1702に、贈呈額入力ボックス2105によって指定された値は金額特定フィールド1708に、記述内容テキストボックス2107によって指定された情報は表示文字フィールド1709にそれぞれ記録されることになる。また、ファイル名指定テキストボックス2102によって特定された贈呈者側の情報画像は、所定の手続きを経て、カレンダ情報サーバ2201が具備するフォーム制御部2217がいったん受け取り、唯一の情報画像IDを決定しその情報情報画像を提供サーバ2207に転送するとともに、決められたIDを情報画像IDフィールド1701に記録するという処理を行うことになる。
【0292】
ここまでの処理が終わった段階で、受贈者側のクライアントはカレンダ情報サーバに対してアクセスが可能な状況になっている。このため、カレンダ情報サーバの中のダウンロード促進部2218は、特定された受贈者クライアントに対し、アクセス可能である旨の電子メールなどを作成し、受贈者に対しその旨の通知を行う(ステップ2005)。この時、この受贈者に対して唯一のIDを引数として含んでいるURLを含ましておくことが望ましい。カレンダ情報サーバに対して行われたアクセスが、その受贈者クライアントからのものであることをカレンダ情報サーバが容易に認識することができるようにするためである。
【0293】
そして、この通知を受け、受贈者子はクライアントの操作をして、ブラウザプログラムを用いカレンダ情報サーバにアクセスする命令を発生させる。
【0294】
この命令によって、受贈者のクライアントからカレンダ情報サーバに対し、その特定の受贈者のアクセスである旨の情報とともにカレンダ情報の提供を要求することになる(ステップ2006)。
【0295】
この要求に基づいて、カレンダ情報サーバは、その受贈者専用のカレンダ情報構成し、これをクライアントに送付する(ステップ2008)。もちろん、このカレンダ情報の中には、先に贈呈者が貼りつけることを意図して指定した情報画像が表示されるように表示情報生成部2211の作用によって、その情報画像の参照情報が含まれている。
【0296】
この情報は、受贈者のクライアントのうち第一管理領域に表示されることになるが、これを受贈者は指定された日時に財物・財貨などに交換することができるように第2の管理領域に移動させる(ステップ2009)。
【0297】
この移動が引き金となって、第2管理領域から情報画像管理サーバに対し、その情報画像が登録された旨の通知が行われる(ステップ2010)。
【0298】
次に、カレンダ情報サーバのクロック部2212の作用によって、現日時がカレンダ情報データ管理部2208に記録されている当該情報画像についての活性日時と合致が認められた場合(ステップ2011)には、カレンダ情報サーバはこれが具備する更新要求部2213の機能により、情報画像管理サーバ2092に対して、当該情報画像を更新することを依頼することになる(ステップ2012)。この要求を受けた情報画像管理サーバ2092は、受像川のクライアントが具備する第2管理領域に対し、情報画像の更新を通知し、第2管理領域に含まれている当該贈呈物を表す情報画像が更新されることになる。
【0299】
ここで、更新された後の情報画像には、財貨財物を交換すること処理する決済取引サーバへのアクセスができる関連情報を具備させておくものとすると、受贈者は関連情報に基づいて、当該決済取引サーバに対しアクセスし、所定の取引をすることができるようになるわけである。
【0300】
この際、情報画像管理サーバがクライアントのIDを管理しながら財貨財物を代表する情報画像を管理しているので、単なるSSLなどを用いたサイトでの取引よりもより安全な取引を図ることができるわけである。
【0301】
(4.4.贈呈用クライアントに表示するフォームの送信)
本実施の形態においては、贈呈用クライアントが記入した後、フォームの情報をどのように送信するかについて言及していないが、送られる情報の中には、受贈者を特定する情報が含まれており、このため、ネットワーク上でこの情報が書き換えられるなどすると、取引の信頼性が極端に落ちることになる。
【0302】
このため、本実施の形態においては、フォーム情報をカレンダ情報サーバに送信するにあたっては、セキュア・ソケット・レイヤ(SSL)を用いることが望ましい。
【0303】
さらに、セキュリティの関係で望ましいのは、カレンダ情報サーバ101は贈呈者が記入するフォームためのフォーム情報を、例えば贈呈者用クライアントに含まれる第1管理領域から要求されたものに対して送信するのでなく、贈呈者クライアントに含まれる第2管理領域に記録された贈呈依頼用情報画像を用い、この贈呈依頼用情報画像に含まれる関連情報に基づいてフォームを要求させるようにすることが望ましい。この場合のシナリオは、予め贈呈者のクライアントには、第1管理領域並びに第2管理領域として動作させるプログラムをインストールしておき、さらに贈呈者が取引用のサイトから贈呈依頼用情報画像を引き出し、これを用いて贈呈用フォームの要求をするようにすればよい。贈呈者用クライアントの第2管理領域からは、第2管理領域が有するクライアントIDを使うことができるので、贈呈者をセキュアに特定することができ、取引の安全性を向上させることができることになる。
【0304】
(5.第4の発明の実施の形態)
前記の説明では、すべてカレンダ情報サーバと情報画像管理サーバを分離したものとして説明してきたが、例えば図24に示すように、情報画像管理サーバの機能とカレンダ情報サーバの機能を一体化し、ひとつの統合サーバ2401として機能させることも可能である。
【0305】
機能としては、第1の実施の形態と同じものであるので、詳細は割愛するが、ここでは更新要求部はネットワークを通して情報画像の更新を行うサーバに接続してその要求を行う必要がないために、ネットワークの効率的な利用を図ることができるものである。
【0306】
(6.その他)
(6.1.情報画像の生成)
前記の説明では、いずれも贈呈用クライアントが情報画像をあらかじめ用意しており、これをカレンダ情報サーバにアップロードするというものを前提として説明したが、情報画像の生成にはいくつかの手法が考えられ、いずれも特徴的なものであるので、その用途などに応じて適宜選択すればよい。ここではそのうち代表的なものについて2つあげて説明することとする。
【0307】
情報画像の作成は、関連情報と画像情報とを合わせる処理を主に行うことになるが比較的単純な処理であり、それぞれのクライアントにおいて実現することは可能である。しかし、情報画像が、ネットワークの上でクライアントIDとの関係で、徹底した管理を行うことにより、そのセキュリティを維持している。このため、情報画像の生成についても、限られたコンピュータの上で行われることが望ましい。そして、これをネットワークの中で管理するためには、カレンダ情報サーバ、情報画像管理サーバなど前記説明したサーバを用いてこの中で生成する手法と、独立した情報画像生成サーバを用意し、ここにおいて情報画像の生成を管理するという手法が考えられることになる。
【0308】
(6.1.1.情報画像生成サーバを利用する手法)
情報画像生成サーバは、一般的なWEBサーバとして立ち上げることができる。
【0309】
情報画像生成サーバ利用のタイミングについては、贈呈者クライアントがカレンダ情報サーバにアップロードする前に予め情報画像を生成しておき、これをカレンダ情報サーバにアップロードするものが考えられる。
【0310】
また、カレンダ情報サーバが、贈呈者クライアントから単に画像情報を得ておいて、カレンダ情報サーバから情報画像生成サーバにその画像情報を用いて情報画像の生成を依頼し、これを取得してからカレンダ情報データ管理部にその情報画像にかかるIDを記録し、あわせて情報画像提供サーバにその情報画像を記録させるというものが考えられる。いずれの手法も用いることができるが、情報画像をネットワークの上であまり増やしたくない場合には後者の方が有利である。
【0311】
(6.1.2.情報画像管理サーバを利用する手法)
また、情報画像管理サーバもしくはカレンダ情報サーバの中に情報画像生成機能を具備しておけば、前記各実施の形態を実現することが可能である。この場合においては、情報画像生成機能を独立して用いるようにするのであれば、上述の手法(6.1.1.情報画像生成サーバを利用する手法)と同じくすることができるが、ネットワークの負担などを観点からすれば、カレンダ情報サーバが、贈呈者クライアントから単に画像情報を得ておいて、カレンダ情報サーバから情報画像生成機能にその画像情報を用いた情報画像の生成を依頼し、これを取得してからカレンダ情報データ管理部にその情報画像にかかるIDを記録し、あわせて情報画像提供サーバにその情報画像を記録させるというものの方が望ましい。
【0312】
(6.2.情報画像のセキュリティ)
本発明の実施の形態により実現される広告システムでは、財産価値の移動を伴うため、その情報の伝播にはセキュリティを維持しなければならない。情報画像を用いた場合、ネットワーク上での唯一性などを担保することでそのセキュリティ機能を実現しているが、この機能について更に説明する。
【0313】
情報画像は、第2管理領域の作用によって、第二管理領域における記録とともに、その第二管理領域の動作を行わせているクライアントとの関係を情報画像管理サーバによって管理されている。
【0314】
このため、財産価値の移転の意思表示をする者が利用する情報画像と、その意思表示を入力するクライアントとの関係はネットワーク上で唯一管理することができ、また、第2管理領域については唯一の識別子が付与されることになるため、所謂なりすましによって他人の財産価値を移動させる危険性が低減されることになる。
【0315】
(6.3.実現のためのハードウエア構成、その他)
なお、上記すべての実施の形態において説明したクライアント以外のものについてはシームレスに接続可能であり、ひとつのコンピュータがこれらのサーバ並びに登録用クライアントとして機能するようにしても構わないし、それぞれの機能部が独立のコンピュータで実現し、相互の通信によって全体としてそれぞれのサーバ並び登録用クライアントとして機能するようにしても構わない。
【0316】
上記実施の形態に記載の各機能は汎用コンピュータを用いプログラムによって実現すればよい。また、このプログラムは記録媒体に記録し、この記録媒体を使って、コンピュータに上記実施の形態に記載の各機能を実現させるプログラムをインストールできるようにすることができる。
【0317】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、カレンダの形式で情報画像に含まれる画像の情報をクライアント上に表示させることができるとともに、その情報画像に含まれる関連情報に基づいた操作を促すシステムを構築することができるようになる。こうすることで、クライアントの操作者に表示を参照させる機会を多くするとともに、特定のサーバへのアクセスを操作者に促すことができるようになるため、結果として、操作者に、特定のサーバへのアクセスを頻繁に促すことができるようになる。
また、請求項2並びに請求項3に記載の発明によれば、上記システムの基幹となるサーバを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る第1の発明の実施の形態におけるシステム全体図である。
【図2】本願発明に係る各実施の形態において共通するクライアントシステムにおける情報表示例
図である。
【図3】本願発明で前提となっているクライアントで実現される第1管理領域から第2管理領域への情報画像登録のために行うドラッグ&ドロップ操作図である。
【図4】本願発明で前提となっているクライアントで実現される第1管理領域から第2管理領域への情報画像登録のために行う、別の情報画像登録操作図である。
【図5】本願発明で前提となっているクライアントで実現される第1管理領域から第2管理領域への情報画像登録のために行う、別の情報画像登録操作図である。
【図6】本願発明で前提となっているクライアントとしてPDAなどの表示領域が比較的小さい端末で実現される第1管理領域から第2管理領域のレイアウト図である。
【図7】情報画像の構成例である。
【図8】情報画像の別の構成例である。
【図9】クライアントの操作者が基準情報画像を第2管理領域に記録させるまでを表したシナリオを示した図である。
【図10】第1の発明の実施の形態に係る動作シナリオ図
である。
【図11】第1の発明の実施の形態において、登録クライアントに対して表示させる情報入力用のフォーム表示例図である。
【図12】第2の発明の実施の形態に係る動作シナリオ図
である。
【図13】第2の発明の実施の形態に係るクライアントへのフォーム表示例を表したものである。
【図14】各発明の実施の形態において適用される情報画像管理サーバが具備する
情報画像特定情報記録部を構成するデータベースの構成を示した図である。
【図15】第1の発明の実施の形態において、カレンダ情報サーバが具備するカレンダ情報データ管理部を構成するデータベースの構成を示した図である。
【図16】第2の発明の実施の形態において、カレンダ情報サーバが具備するカレンダ情報データ管理部を構成するデータベースの構成を示した図である。
【図17】第3の発明の実施の形態において、カレンダ情報サーバが具備するカレンダ情報データ管理部を構成するデータベースの構成を示した図である。
【図18】カレンダを表示するクライアントにおいて同一日付に情報画像を重複して表示しなければならない場合におけるカレンダ表示例図である。
【図19】カレンダを表示するクライアントにおいて同一日付に情報画像を重複して表示した場合、重ねられた情報画像を最も手前側に整理して表示したときのカレンダ表示例図である。
【図20】第3の発明の実施の形態における動作シナリオ図である。
【図21】第3の発明の実施の形態において贈呈者クライアントに表示する入力用フォーム表示例図である。
【図22】第3の実施の形態におけるシステム構成図である。
【図23】カレンダを表示するクライアントにおいて同一日付に情報画像を重複して表示しなければならない場合において、DHTMLを用いたときの表示情報例図である。
【図24】第4の実施の形態におけるシステム構成図である。
【図25】本願請求項のカテゴリーなどに係る簡単な構成説明図である。
【符号の説明】
101・・・情報画像提供サーバ、102・・・情報画像管理サーバ、103・・・クライアントコンピュータ、106・・・ネットワーク、107・・・広告代理店用端末、108・・・情報画像生成サーバ、109・・・統計プロセッサ、302・・・第1管理領域、304・・・第2管理領域、403・・・第1管理領域選択用タブ、404・・・第2管理領域選択用タブ、405・・・第1管理領域、1601・・・第1管理領域、1602・・・第2管理領域。

Claims (7)

  1. (A)操作部と、
    ネットワークより得られた表示情報を解析し、該表示情報に基づいて、画像情報と少なくとも固有の処理を規定する関連情報とをひとつの取り扱い単位とした情報画像のデータを取得して、該情報画像の有する画像情報に従って画像を表示することができるようにされた第1管理領域と、
    第1管理領域に表示された情報画像のうち、該操作部が特定操作を検出したときに該情報画像を記録するとともに情報画像管理サーバに該情報画像の登録があった旨の通知を行うことができ、該情報画像の有する関連情報に基づいて処理を実行でき、また、該情報画像が情報画像管理サーバの指示に基づいて更新されることができるようにされた第2管理領域と、
    を具備し、該ネットワークに接続されたクライアントと、
    (B)少なくとも、
    画像情報と少なくとも固有の処理を規定する関連情報とをひとつの取り扱い単位とした情報画像を識別する識別情報と、
    日付情報と、
    をレコードの要素として具備するカレンダ情報データ管理部と、
    少なくともその日の日付を表す現日付情報を生成するクロック部と、
    該カレンダ情報データ管理部に対して照会し、該日付情報に対応する日付において該日付情報に対応する情報画像がクライアントにおいて表示されるカレンダの中の当該日付位置に表示されるように指示する表示情報を生成する表示情報生成部と、
    所定の情報画像についてクライアントに対して更新を要求する更新要求部と、
    を具備し、該ネットワークに接続されたカレンダ情報サーバと、
    (C)少なくとも、
    クライアント毎に弁別しうるクライアント識別子と、
    画像情報と少なくとも固有の処理を規定する関連情報とをひとつの取り扱い単位とした情報画像を識別する識別情報と、
    をレコードの要素として具備する情報画像特定情報記録部と、
    クライアントが記録する情報画像について更新すべき情報を送信する情報画像更新部と、
    を具備し、該ネットワークに接続された情報画像管理サーバと、
    を具備し、
    該クライアントから該カレンダ情報サーバに対してカレンダ情報の提供要求があったときには、該カレンダ情報サーバは該表示情報生成部により、情報画像を識別する識別情報を含む表示情報を生成し、該ネットワークを介してこれを該クライアントに送付し、
    該表示情報を受けたクライアントが、第1管理領域により該表示情報を解析するとともに、該情報画像を表示し、このうち該操作部によって特定された情報画像を第2管理領域に記録させ、かつ該情報画像管理サーバに通知して、該情報画像管理サーバが具備する該情報画像特定情報記録部に該クライアントが該情報画像を記録した旨を記録する一方、
    該カレンダ情報サーバが具備する該カレンダ情報データ管理部において記録されたレコードのうち日付情報が該クロックと一致したときに、該レコードの記録する情報画像について、カレンダ情報サーバがクライアントに対し新たな情報画像に更新をする旨の要求を送信し、
    該要求に基づいて情報画像管理サーバが当該要求に対応する情報画像を記録するクライアントに対して該情報画像の更新動作を行うようにしたことを特徴とする、
    カレンダを介した広告システム。
  2. カレンダ情報と、カレンダ情報がクライアントにおいて表示される際、あわせて予め定められた日付に対応する位置に、画像情報と少なくとも固有の処理を規定する関連情報とをひとつの取り扱い単位とした情報画像が表示されるように指示する情報とを生成し、
    クライアントの情報提供要求があったときに、上記生成した情報を提供するようにしたカレンダ情報サーバ。
  3. 少なくとも、
    画像情報と少なくとも固有の処理を規定する関連情報とをひとつの取り扱い単位とした情報画像を識別する識別情報と、
    日付情報と、
    をレコードの要素として具備するカレンダ情報データ管理部と、
    該カレンダ情報データ管理部に対して照会し、該日付情報に対応する日付において該日付情報に対応する情報画像がクライアントにおいて表示されるカレンダの中の当該日付位置に表示されるように指示する表示情報を生成する表示情報生成部と、
    を具備することを特徴とするカレンダ情報サーバ。
  4. コンピュータに請求項2に記載のカレンダ情報サーバとして機能させるようにしたカレンダ情報サーバプログラム。
  5. コンピュータに請求項2に記載のカレンダ情報サーバとして機能させるようにしたカレンダ情報サーバプログラム。
  6. 請求項4に記載のカレンダ情報サーバプログラムを記録したプログラム記録媒体。
  7. 請求項5に記載のカレンダ情報サーバプログラムを記録したプログラム記録媒体。
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CN115630997A (zh) * 2022-12-22 2023-01-20 亿海蓝(北京)数据技术股份公司 广告日历设计、交易及投放方法、设备、存储介质和芯片

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