JP2004102213A - 光走査装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光源101からの光束は光変調手段103により変調される。変調された光束は、回転多面鏡106を含む走査光学系111により走査されてスクリーン面107に投影結像される。光変調手段103は複数の1次元光変調素子アレーを並列配置してなる。これら1次元光変調素子アレーの各光変調素子で、制御手段108の制御により、光束のアナログ変調、デジタル変調、又はその両方を行うことにより、高階調数の画像表示が可能である。光変調素子としては、例えば、両端固定梁構造のミラーを静電力により変位させて、ミラーによる反射方向を変化させる構成の素子が用いられる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクリーン面などに画像を拡大投影するための光走査装置に係り、特に1次元光変調素子アレーを用いる光走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、単一の1次元光変調素子アレーからの光束を走査しながらスクリーン上に2次元の画像を拡大表示する光走査装置が知られている。例えば、特許文献1及び非特許文献1には、回折格子面を有する光変調素子を1次元状に複数並べた光走査装置が開示されている。また、本出願人は、特願2002−007204号において、光利用効率の高いミラー型の光変調素子を1次元状に複数並べた光走査装置を提案している。これらの光走査装置では、上記1次元光変調素子アレーからの光束を、光変調素子の並び方向と直交する方向に偏向して走査しながらスクリーン上に結像させることにより、スクリーン面上に2次元の画像を拡大表示することができる。
【0003】
【特許文献1】
米国特許第5,311,360号明細書
【非特許文献1】
Technical Digest Solid State Sensors and Actuators Workshop,Hilton Head Island,SC June 13−16,1994
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記単一の1次元光変調素子アレーを用いた光走査装置では、各画素における光量が不足する場合があるという問題点が残されていた。
更に、この光走査装置では、1次元光変調素子アレを構成する光変調素子の応答速度に関して以下のような問題点が残されていた。ここで、光変調素子の総数が1536個(1536画素)の1次元光変調素子アレーを用い、光束の走査方向で2048画素の表示を行う場合、つまり、QXGA(1536×2048画素)の解像度の2次元画像を表示する場合を考える。この場合、各光変調素子(光スイッチ素子)に要求される応答速度(スイッチ速度)は以下のように見積ることができる。
2次元画像のフレーム周波数を一般的な60Hzとすると、2次元画像の1フレームを表示する時間は1/60秒=16.7msecである。この時間内で1次元光変調素子アレーは走査方向に2048画素列を表示しなければならないので、1画素列当たりの表示時間は(16.7/2048)msec=8.15μsecとなる。この表示時間内で256階調を表示するための各光変調素子の応答時間は、各画素の表示時間の20%とすれば、次のようになる。例えば、光量ゼロから光量最大まで変調するアナログ変調を行う場合は1.63μsecとなる。また、単位時間の積分光量を光量ゼロから光量最大まで段階的に変調するデジタル変調を行う場合は0.00637μsecとなる。これらの応答時間は応答周波数でそれぞれ613kHzと156MHzに相当する。このように、特にデジタル変調する場合に高い階調の画像を得ようとすると光スイッチデバイスで高い応答周波数が要求されるという問題点があった。
【0005】
本発明は、以上の問題点に鑑みなされたものである。本発明の目的は、従来の1次元光変調素子アレーを用いた光走査装置に比して、各画素に走査される走査光の光量を高めることができ、しかも各光変調素子の応答速度を上げることなく多階調の画像表示が可能となる光走査装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数の光変調素子が1次元的に並んだ1次元光変調素子アレーを有する光変調手段と、該1次元光変調素子アレーを照明する照明手段と、該1次元光変調素子アレー中の各光変調素子により変調された光束を、該変調素子の配列方向と直交する方向に偏向して走査する走査光学系とを有する光走査装置であって、上記1次元光変調素子アレーを、上記変調素子の配列方向と直交する方向に複数配列し、各1次元光変調素子アレーにより変調された光束を画素上に重ねて照射可能に構成したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の光走査装置において、上記1次元光変調素子アレーの配列ピッチは、上記光変調素子の配列方向における該光変調素子の大きさの整数倍であることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の光走査装置において、上記走査光学系は、上記走査光学系で走査した光束を画像表示対象面に投影結像するための投影光学系を有することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2又は3の光走査装置において、上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子は、可動ミラーにより光束の反射方向を変化させることによって変調する素子であることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の光走査装置において、上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子は、静電力により可動ミラーを駆動する素子であることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2又は3の光走査装置において、上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子は、液晶光スイッチ素子であることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかの光走査装置において、前記照明手段は、上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子それぞれに一対一に対応する複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレーを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項7の光走査装置において、上記マイクロレンズアレーは、互いに隣り合うマイクロレンズの間に遮光部を有することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれかの光走査装置において、上記走査光学系は、回転多面鏡を用いて構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至8のいずれかの光走査装置において、上記走査光学系は、ガルバノミラーを用いて構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1乃至10のいずれかの光走査装置において、上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子は、光束の光量を光量ゼロから光量最大まで変化させるアナログ変調を行うことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項11の光走査装置において、上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子によってm階調のアナログ変調を行い、該1次元光変調素子アレーの個数をn個とし、各画素について、各1次元光変調素子アレーの互いに対応する光変調素子で変調された光束を重畳して照射することを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項1乃至10のいずれかの光走査装置において、上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子は、単位時間内で時分割駆動され単位時間における光束の積分光量を光量ゼロから光量最大まで段階的に変化させるデジタル変調を行うことを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項13の光走査装置において、上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子によってm階調のデジタル変調を行い、該1次元光変調素子アレーの個数をn個とし、各画素について、各1次元光変調素子アレーの互いに対応する光変調素子で変調された光束を重畳して照射することを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項1乃至10のいずれかの光走査装置において、上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子は、光束の光量を光量ゼロから光量最大まで変化させるアナログ変調と、単位時間内で時分割駆動され単位時間における光束の積分光量を光量ゼロから光量最大まで段階的に変化させるデジタル変調とを組み合わせた変調を行うことを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項15の光走査装置において、上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子によってm階調のアナログ変調とL階調のデジタル変調とを行い、該1次元光変調素子アレーの個数をn個とし、各画素について、各1次元光変調素子アレーの互いに対応する光変調素子で変調された光束を重畳して照射することを特徴とするものである。
【0007】
請求項1乃至16の光走査装置では、並列配置された複数の1次元光変調素子アレー中の各光変調素子により変調された光束を、1次元光変調素子アレーの光変調素子の配列方向と直交する方向に走査する。そして、画像を構成する各画素に対して、複数の1次元光変調素子アレー中の各光変調素子により変調された複数の光束を重ねて照射することができる。従って、各光変調素子をアナログ変調する場合は、単一の1次元光変調素子アレーを用いる場合に比して、明るい画像表示が可能となる。また、各光変調素子をデジタル変調する場合は、単一の1次元光変調素子アレーを用いる場合に比して、1次元光変調素子アレーの各光変調素子の応答速度を高めることなく多階調の画像表示が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の1つの実施の形態に係る光走査装置を示す概略構成図である。この実施の形態における光走査装置は、光変調手段103と照明手段110と走査光学系111と制御手段108とを備えている。光変調手段103は、複数個の1次元光変調素子アレーを並列配置したものである。照明手段110は、光変調手段103の各光変調素子を照明するものである。走査光学系111は、光変調手段103の各光変調素子により変調された光束を1次元光変調素子アレーの素子配列方向と直交する方向に走査するものである。制御手段108は、光変調手段103及び走査光学系111の動作を制御するものである。
【0009】
上記照明手段110は、光源101と、それが発した光束を光変調手段103の各光変調素子に導くための照明光学系102とから構成される。
上記走査光学系111は、高速回転する回転多面鏡106と光学系104と投影光学系105とから構成される。光学系104は、光変調手段103の各光変調素子により変調された光束を回転多面鏡106の鏡面に導くための光学系である。投影光学系105は、回転多面鏡106の鏡面により走査(偏向)された高速を画像表示対象面としてのスクリーン面107に投影結像させるための光学系である。
【0010】
光源101から発せられた光束(図中、一点鎖線)は、照明光学系102により光変調手段103の各光変調素子に導かれる。制御手段108により、回転多面鏡106の回転と同期がとられながら、光変調手段103の各光変調素子は画像信号に従って駆動される。走査光学系111においては、光変調手段103の光変調素子により変調された光束(図中、一点鎖線)が光学系104により回転多面鏡106の鏡面に導かれて光変調素子配列方向と直交する方向に走査され、投影光学系105によりスクリーン面107に投影結像される。スクリーン面107上の像の歪みの補正も走査光学系111により行われる。
【0011】
なお、この実施の形態においては、走査光学系111に回転多面鏡106が用いられているが、これをガルバノミラーと置き換えることも可能であり、容易に可変速走査が可能になる。図示しないが、そのような実施の形態も本発明に当然に包含される。
【0012】
光変調手段103には複数の1次元光変調素子アレーが並列配置される。その1次元光変調素子アレーとしては、反射型又は透過型の液晶光スイッチ素子、テキサスインスツルメンツ社から発売されているDMD(デジタルミラーデバイス)のようなミラーデバイス、シリコンライトマシーン社より発表されたGLV(回折型光変調素子)等の光スイッチ素子を1次元配列したものを用いることができる。図示しないが、そのような1次元光変調素子アレーを用いる形態も当然に本発明に包含されるが、本実施の形態においては本出願人が特願2001−10870号により提案した光変調素子をアレー配置した1次元光変調素子アレーが用いられる。
【0013】
この光変調素子は、図2に略示するように、基板上に形成したV字型溝501の上に両端固定梁構造のミラー502が形成され、このミラー502とV型溝の中に形成した電極間で静電アクチュエータを構成する(電極は図示せず)。この静電アクチュエータの作用で、ミラー502をV字型溝の壁面に当接させるように変形させ(図中、503)、ミラー502による光の反射方向を変えることで光束を変調するものである。
【0014】
図3は、この光変調素子の動作を説明するための概略断面図である。電極に電圧を印加しない状態では、図3(a)に示すようにミラー502は平面を保っている。このときは入射光束はミラー面で正反射される。このときの反射光束の方向に走査光学系を配置すると、走査光束は「明」の状態になる。電極に当接電圧を印加すると、図3(b)に示すように、ミラー503は変形しV字型溝の壁面に当接する。V字型溝の傾斜をθとすると、反射光束は、ミラーの変形前の光束の角度から±2θだけ向きを変えた方向に反射される。走査光学系がこのときの光束を取り込まないように角度θは設定することにより、反射光束は「暗」の状態になる。電極に中間的な電圧を印加すると、図3(c)に示すようにミラー504を変形させることができ、走査光束は中間的な光量となる。これについて図4により具体的に説明する。
【0015】
図4は、この光変調素子のミラーの大きさを10μm×25μm(固定端間が25μm)、V字型溝の深さを0.8μmとした場合の電極印加電圧とミラー中央部の落ち込み量の測定データを示している。図4を見ると、20Vから40Vの電圧の間でミラー中央部の落ちこみ量が単調に増加している。つまり、このような電圧範囲において、図3(c)に示すようなミラーの中間的な変形状態を制御できるということである。この中間状態で、ミラーの変形しない部分からの反射光束を走査光学系に取りこむことにより、走査光束をアナログ変調することができる。
【0016】
図5(a)に、光変調手段103に用いられる1次元光変調素子アレー201を示す。ここに示す1次元光変調素子アレー201は、図2乃至図4により説明した光変調素子を1536個、直線的に配列してなるものである。個々の光変調素子は23μm×50μmの大きさの可動ミラー202(図2中の両端固定梁構造ミラー502に相当)を持ち、素子間の間隔は2μm、素子配列ピッチは25μmである。ただし、この数値はあくまで例示である。
【0017】
光変調手段103においては、図5(b)に示すように、6個のそのような1次元光変調素子アレー201−1〜201−6が並列配置されている。1次元変調素子アレー間の間隔は50μmであり、アレー配列ピッチは100μmである。つまり、アレー配列ピッチは、アレー配列方向の光変調素子サイズ(ミラー・サイズ50μm)の大きさの2倍となっている。後述のように、アレー配列ピッチは、アレー配列方向の光変調素子サイズの整数倍とするのが好ましい。
【0018】
図6は、照明手段110にマイクロレンズアレーを組み込んだ構成例を示す説明図である。図中の光変調素子アレー基板801上に1次元光変調素子アレー802が4列形成されている。そして、マイクロレンズアレーを構成する基板803上に、複数のマイクロレンズ804が、光変調素子アレー802の個々の光変調素子と光学的に1対1で対応するように配置形成されている。また、マイクロレンズ804の周囲、即ち互いに隣り合うマイクロレンズ804の間には、遮光部としての遮光膜805が形成されている。図中の矢印は光源からの光束を示している。光源からの光束はマイクロレンズ804によって集光され、対応する光変調素子802に導かれるため、光源からの光を無駄なく利用できる。また、遮光膜805によりマイクロレンズ804を通過しない光は光変調素子アレー基板801上に届かないので、迷光が少なくなり、コントラストが上昇する。
【0019】
次に、解像度QXGA(1536×2048)の画像を投影する場合の動作について図7及び図8を参照して説明する。図7は、光変調手段103に1次元光変調素子アレーが1個しかない場合の動作を説明するための図であり、図8は本実施の形態における動作を説明するための図である。図7及び図8において、横軸は走査光学系111による走査方向のスクリーン面上の画素位置(画素番号1〜2048)を示し、縦軸は1フレーム時間内の走査時間分割(Time1〜Time2048)を示す。
【0020】
まず、図7に基づき、光変調手段103に1次元光変調素子アレーが1個しかない場合の動作について説明する。1次元光変調素子アレーの先頭の光変調素子A(図5(a)参照)に注目する。この光変調素子Aで変調された光束は、フレーム時間内の最初の走査時間分割Time1で、スクリーン面上の画素番号1の位置に結像する。つまり、このタイミングで、画素番号1の階調が得られるように光変調素子Aは駆動される。光変調素子Aによって変調された光束の結像位置は、後続の走査時間分割Time2,Time3,・・・・で画素番号2,3,・・・・の位置に順次移動し、フレーム時間内の最後の走査時間分割Time2048で最後の画素番号2048の位置に結像する。1次元光変調素子アレー中の他の光変調素子により変調された光束についても同様であり、スクリーン面上に2次元画像が表示される。通常、フレーム周波数は60Hzとするので、1フレームを表示する時間は1/60秒=16.7msecである。この時間内に1次元光変調素子アレーは走査方向で2048画素列を表示しなければならないので、1画素列当たりの表示時間は16.7/2048msec=8.15μsecとなる。この表示時間で256階調を表示するためには、1次元光変調素子アレーの各素子の応答時間は、表示時間の20%とすると、光変調素子でアナログ的な変調(光量ゼロから光量最大まで実光量を変調)を行う場合には1.63μsecで、光変調素子でデジタル的な変調(単位時間の積分光量を光量ゼロから光量最大まで段階的に変調)を行う場合には0.00637μsecとなる。これは応答周波数ではそれぞれ613kHzと156MHzに相当する。
【0021】
次に、図8に基づき、本実施の形態における動作について説明する。6個の1次元光変調素子アレー201−1〜201−6の先頭の光変調素子1A〜6A(図5(b)を参照)に注目する。まず、光変調素子1Aで変調された光束は、フレーム時間内の最初の走査時間分割Time1で、スクリーン面上の画素番号1の位置に結像する。つまり、このタイミングで、画素番号1の階調が得られるように光変調素子1Aは駆動される。光変調素子1Aによって変調された光束の結像位置は、後続の走査時間分割Time2,Time3,・・・・で画素番号2,3,・・・・の位置に順次移動し、フレーム時間内の最後の走査時間分割Time2048で最後の画素番号2048の位置に結像する。光変調素子2Aにより変調された光束は、光変調素子1Aからの光束が画素番号3の位置に結像する走査時間分割Time3で画素番号1の位置に結像し、走査時間分割Time4で画素番号2の位置に結像する。このように、光変調素子2Aにより変調された光束の結像位置は、光変調素子1Aに比べ走査時間分割で2つ遅れて順次移動し、走査時間分割Time2050で最後の画素番号2048の位置に達する。光変調素子3A〜6A、及び、各1次元光変調素子アレーの他の光変調素子についても同様である。最終的に光変調素子6Aからの光束が画素番号2048の位置に結像する時間分割数は2058であり、この時間分割数で1フレームを表示できる。
【0022】
1フレーム内に置ける任意の画素位置の光束は、6個の1次元光変調素子アレーの対応した光変調素子(例えば1A、2A、3A、4A、5A、6A)からの光束の合計である。すなわち、この合計の光束で光量階調を表現できることになる。本実施の形態の場合、フレーム周波数を60Hzとすると、1フレームを表示する時間は1/60秒=16.7msecであり、この時間内に各1次元光変調素子アレーは走査方向で2048画素列を表示しなければならないので、光変調素子6Aの場合を考慮すると1画素列当たりの表示時間は16.7/2058msec=8.12μsecとなる。図7の場合と同様に256階調を表現する場合を考えると、制御手段108で各1次元光変調素子アレーの各素子をアナログ的な変調(光量ゼロから光量最大まで実光量を変調)を行わせるように駆動する場合には、各1次元光変調素子アレーの各素子の応答時間は、表示時間の20%とすると、1.63μsec(応答周波数613kHzに相当)となり、光変調素子アレーが1列の場合と変わらない。しかし、各画素位置の光束は6倍となるのでの6倍明るい画像の表示が可能である。
【0023】
一方、256階調を表現するとして、制御手段108で各1次元光変調素子アレーの各素子をデジタル的な変調(単位時間の積分光量を光量ゼロから光量最大まで段階的に変調)を行わせるように駆動する場合には、各画素位置で6個の光変調素子からの光束をデジタル変調できるので、各1次元光変調素子アレイの各素子の応答時間は0.038μsec(応答周波数26.3MHzに相当する)となり、1次元光変調素子アレーが1個の場合よりも、明るさが6倍となり、光変調素子に要求される応答周波数も6分の1に下がる。
【0024】
また、ここまでの説明から明らかなように、複数の1次元光変調素子アレーを並列配置し、その配列ピッチを1次元光変調素子アレーの素子配列方向の素子サイズの整数倍とすると、光変調素子の制御の面でも有利である。すなわち、図8において、例えば光変調素子3Aからの光束が画素番号1の位置に結像しているときに、光変調素子2Aからの光束は画素番号3の位置、光変調素子1Aからの光束は画素番号5の位置にそれぞれ結像するので、光変調素子1A,2A,3Aを同時に画素番号1,3,5に当たる制御信号で制御することが出来るため、各1次元光変調素子アレーの制御が効率的である。
【0025】
なお、光変調手段103を構成する1次元光変調素子アレーの個数は6個に限定されるわけではない。また、光変調手段103に、カラーフィルタを取り付けた1次元光変調アレーを用いることにより、カラー画像の表示も可能である。この場合、以上に述べた構成をR,G,B各色について適用すればよい。また、1次元光変調素子アレーの前段又は後段にカラーホイールを設け、時分割でR,G,B各色の光束を変調することによってカラー画像を形成することも可能である。このようなカラー画像を表示する形態も当然に本発明に包含される。
【0026】
以上、本実施形態によれば、並列配置された複数の1次元光変調素子アレー201中の各光変調素子により変調された光束を、1次元光変調素子アレー201の光変調素子の配列方向と直交する方向に走査する。そして、表示される画像を構成する各画素に対して、複数の1次元光変調素子アレー201中の各光変調素子により変調された複数の光束を重ねて照射することができる。従って、各光変調素子をアナログ変調するときは、一つの1次元光変調素子アレーを用いる場合に比して、明るい画像表示が可能となる。また、各光変調素子をアナログ変調するときは、一つの1次元光変調素子アレーを用いる場合に比して、1次元光変調素子アレーの各光変調素子の応答速度を高めることなく多階調の画像表示が可能となる。
また、本実施形態によれば、1次元光変調素子アレー201の配列ピッチを、光変調素子の配列方向における光変調素子の大きさの整数倍にすることにより、光変調素子の駆動を効率的に制御することができる。
また、本実施形態によれば、走査光学系として、走査した光束をスクリーン面などに投影結像するための投影光学系を用いることにより、スクリーン面などの画像表示対象面に投影される画像の大きさを任意に変えることができる。
また、本実施形態によれば、1次元光変調素子アレー201の光変調素子として、可動ミラーにより光束の反射方向を変化させることによって変調する素子を用いることにより、光変調素子の光利用効率が高いため、明るい画像表示が可能となる。
また、本実施形態によれば、1次元光変調素子アレー201の各光変調素子として、静電力により可動ミラーを駆動する素子を用いることにより、1次元光変調素子アレー201をSi半導体デバイス製造技術によって高密度に作成することができる。
また、本実施形態によれば、1次元光変調素子アレー201の各光変調素子として、液晶光スイッチ素子を用いることにより、1次元光変調素子アレー201を歩留まり良く作成できる。
また、本実施形態によれば、照明手段にマイクロレンズアレーを用いることにより、照明手段からの光に対する利用効率を高めることができる。
また、本実施形態によれば、マイクロレンズアレーの各マイクロレンズ803の周囲からの光を遮光部(遮光膜805)で遮光することにより、迷光が少なく高いコントラストの画像表示が可能となる。
また、本実施形態によれば、走査光学系に回転多面鏡を用いることにより、走査光学系で高速な走査が可能になる。
また、本実施形態によれば、走査光学系にガルバノミラーを用いることにより、走査光学系で容易に可変速走査が可能になる。
【0027】
また、本実施形態によれば、1次元光変調素子アレーの光変調素子で、光束の光量を光量ゼロから光量最大まで変化させるアナログ変調を行うことにより、アナログ変調による滑らかな階調表現ができる。
この場合、1次元光変調素子アレー201の各光変調素子によってm階調のアナログ変調を行い、1次元光変調素子アレー201の個数をn個とし、各画素について、各1次元光変調素子アレー201の互いに対応する光変調素子で変調された光束を重畳して照射することにより、1画素当たりの階調数として、n×m階調の高い階調数を得ることができる。
【0028】
また、本実施形態によれば、1次元光変調素子アレー201の光変調素子で、単位時間内で時分割駆動し、単位時間における光束の積分光量を光量ゼロから光量最大まで段階的に変化させるデジタル変調を行うことにより、デジタル処理により光変調素子の制御信号をデジタル処理できる。
この場合、1次元光変調素子アレー201の各光変調素子によってm階調のデジタル変調を行い、1次元光変調素子アレー201の個数をn個とし、各画素について、各1次元光変調素子アレーの互いに対応する光変調素子で変調された光束を重畳して照射することにより、1画素当たりの階調数として、n×m階調の高い階調数を得ることができる。
【0029】
また、本実施形態によれば、1次元光変調素子アレー201の光変調素子で、上記アナログ変調と上記デジタル変調の組み合わせからなる変調を行うこともできる。この場合は、光変調素子の制御信号をデジタル化できるとともに滑らかな階調表現ができる。
この場合、1次元光変調素子アレー201の各光変調素子によってm階調のアナログ変調とL階調のデジタル変調とを行い、1次元光変調素子アレーの個数をn個とし、各画素について、各1次元光変調素子アレーの互いに対応する光変調素子で変調された光束を重畳して照射することにより、1画素当たりの階調数として、n×m×L階調の高い階調数を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】
以上、請求項1乃至16の発明によれば、各光変調素子をアナログ変調するときは、一つの1次元光変調素子アレーを用いる場合に比して、明るい画像表示が可能となる。また、各光変調素子をアナログ変調するときは、一つの1次元光変調素子アレーを用いる場合に比して、1次元光変調素子アレーの各光変調素子の応答速度を高めることなく多階調の画像表示が可能となるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光走査装置の概略構成図。
【図2】光変調素子の一例を示す概略斜視図。
【図3】図2に示す光変調素子の動作説明のための概略断面図。
【図4】図2に示す光変調素子の駆動電圧とミラー変位量の測定結果を示すグラフ。
【図5】光変調手段に用いられる1次元光変調素子アレーとその配列形態を示す説明図。
【図6】照明手段にマイクロレンズアレーを組み込んだ構成例を示す説明図。
【図7】従来例に係る1次元光変調素子アレーが1個のみの場合の走査動作の説明図。
【図8】本実施形態に係る6個の1次元光変調素子アレーを用いる場合の走査動作の説明図。
【符号の説明】
103 光変調手段
110 照明手段
105 投影光学系
106 回転多面鏡
107 スクリーン面
108 制御手段
111 走査光学系
201 1次元光変調素子アレー
Claims (16)
- 複数の光変調素子が1次元的に並んだ1次元光変調素子アレーを有する光変調手段と、該1次元光変調素子アレーを照明する照明手段と、該1次元光変調素子アレー中の各光変調素子により変調された光束を、該変調素子の配列方向と直交する方向に偏向して走査する走査光学系とを有する光走査装置であって、
上記1次元光変調素子アレーを、上記変調素子の配列方向と直交する方向に複数配列し、
各1次元光変調素子アレーにより変調された光束を画素上に重ねて照射可能に構成したことを特徴とする光走査装置。 - 請求項1の光走査装置において、
上記1次元光変調素子アレーの配列ピッチは、上記光変調素子の配列方向における該光変調素子の大きさの整数倍であることを特徴とする光走査装置。 - 請求項1又は2の光走査装置において、
上記走査光学系は、上記走査光学系で走査した光束を画像表示対象面に投影結像するための投影光学系を有することを特徴とする光走査装置。 - 請求項1、2又は3の光走査装置において、
上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子は、可動ミラーにより光束の反射方向を変化させることによって変調する素子であることを特徴とする光走査装置。 - 請求項4の光走査装置において、
上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子は、静電力により可動ミラーを駆動する素子であることを特徴とする光走査装置。 - 請求項1、2又は3の光走査装置において、
上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子は、液晶光スイッチ素子であることを特徴とする光走査装置。 - 請求項1乃至6のいずれかの光走査装置において、
前記照明手段は、上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子それぞれに一対一に対応する複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレーを備えたことを特徴とする光走査装置。 - 請求項7の光走査装置において、
上記マイクロレンズアレーは、互いに隣り合うマイクロレンズの間に遮光部を有することを特徴とする光走査装置。 - 請求項1乃至8のいずれかの光走査装置において、
上記走査光学系は、回転多面鏡を用いて構成されていることを特徴とする光走査装置。 - 請求項1乃至8のいずれかの光走査装置において、
上記走査光学系は、ガルバノミラーを用いて構成されていることを特徴とする光走査装置。 - 請求項1乃至10のいずれかの光走査装置において、
上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子は、光束の光量を光量ゼロから光量最大まで変化させるアナログ変調を行うことを特徴とする光走査装置。 - 請求項11の光走査装置において、
上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子によってm階調のアナログ変調を行い、
該1次元光変調素子アレーの個数をn個とし、
各画素について、各1次元光変調素子アレーの互いに対応する光変調素子で変調された光束を重畳して照射することを特徴とする光走査装置。 - 請求項1乃至10のいずれかの光走査装置において、
上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子は、単位時間内で時分割駆動され単位時間における光束の積分光量を光量ゼロから光量最大まで段階的に変化させるデジタル変調を行うことを特徴とする光走査装置。 - 請求項13の光走査装置において、
上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子によってm階調のデジタル変調を行い、
該1次元光変調素子アレーの個数をn個とし、
各画素について、各1次元光変調素子アレーの互いに対応する光変調素子で変調された光束を重畳して照射することを特徴とする光走査装置。 - 請求項1乃至10のいずれかの光走査装置において、
上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子は、光束の光量を光量ゼロから光量最大まで変化させるアナログ変調と、単位時間内で時分割駆動され単位時間における光束の積分光量を光量ゼロから光量最大まで段階的に変化させるデジタル変調とを組み合わせた変調を行うことを特徴とする光走査装置。 - 請求項15の光走査装置において、
上記1次元光変調素子アレーの各光変調素子によってm階調のアナログ変調とL階調のデジタル変調とを行い、
該1次元光変調素子アレーの個数をn個とし、
各画素について、各1次元光変調素子アレーの互いに対応する光変調素子で変調された光束を重畳して照射することを特徴とする光走査装置。
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