JP2004102122A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置において、現像ローラを均等な押圧力で感光体ドラムに圧接できるようにする。
【解決手段】回転中心軸が相互に平行になるように一列に配置された複数の感光体ドラム2a,3a,4a,5aと、感光体ドラム2a,3a,4a,5a上に形成された静電潜像にトナーを供給してこれを顕像化する現像ローラ2b,3b,4b,5bと、感光体ドラム2a,3a,4a,5aの回転中心に向かって延びて形成され、現像ローラ2b,3b,4b,5bの幅方向の両端から突出した回転軸23がはめ込まれたガイド溝22と、現像ローラ2b,3b,4b,5bの回転軸23に圧接して取り付けられ、現像ローラ2b,3b,4b,5bを感光体ドラム2a,3a,4a,5aに押圧するトーションバネ24とを有する構成とする。
【選択図】 図2
【解決手段】回転中心軸が相互に平行になるように一列に配置された複数の感光体ドラム2a,3a,4a,5aと、感光体ドラム2a,3a,4a,5a上に形成された静電潜像にトナーを供給してこれを顕像化する現像ローラ2b,3b,4b,5bと、感光体ドラム2a,3a,4a,5aの回転中心に向かって延びて形成され、現像ローラ2b,3b,4b,5bの幅方向の両端から突出した回転軸23がはめ込まれたガイド溝22と、現像ローラ2b,3b,4b,5bの回転軸23に圧接して取り付けられ、現像ローラ2b,3b,4b,5bを感光体ドラム2a,3a,4a,5aに押圧するトーションバネ24とを有する構成とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電子写真方式を採用した画像形成装置においては、像担持体である感光体を帯電器により帯電し、帯電された感光体に画像情報に応じた光照射を行って潜像を形成し、この潜像を現像器によって現像し、現像されたトナー像を記録媒体に転写して画像を形成することが行われている。
【0003】
一方、画像のカラー化に伴って、このような各画像形成プロセスが実行される画像形成ユニットを複数備え、シアン像、マゼンタ像、イエロー像、好ましくはブラック像の各色トナー像をそれぞれの感光体に形成し、各感光体の転写位置において無端状の中間転写体にこれらのトナー像を重ね合わせて転写することによりフルカラー画像を形成するタンデム方式の画像形成装置も提案されている。
【0004】
このようなタンデム方式の画像形成装置は各色ごとにそれぞれの画像形成部を有するため、高速化に有利である。
【0005】
以下に、タンデム方式の従来の画像形成装置について説明する。
【0006】
図3は従来の画像形成装置の構成を示す概略図である。
【0007】
図3において、画像形成装置の本体1内にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像をそれぞれ形成するための画像形成ユニット2,3,4,5が配置され、これらの画像形成ユニット2〜5のそれぞれに対応して露光器6a,6b,6c,6dを備えている。画像形成ユニット2〜5は、露光器6a〜6dからのレーザビームの照射によってその周面に静電潜像を形成する感光体ドラム(感光体)2a,3a,4a,5aと、トナータンクから供給されるトナーを感光体ドラム2a〜5aに付着させて静電潜像をトナー像として顕像化する現像ローラ(現像手段)2b,3b,4b,5b等を備えたものである。
【0008】
画像形成ユニット2〜5の下側には、感光体ドラム2a,3a,4a,5a上に顕像化された各色トナー像が重ね転写してカラートナー像を形成す無端状の中間転写ベルト(中間転写体)7が矢印方向に走行可能に配置されている。中間転写ベルト7には、駆動ローラ8、テンションローラ9、4個の第1の転写ローラ10a,10b,10c,10d、従動ローラ11がループ内に配置されている。
【0009】
装置の下部には、用紙(記録媒体)Pが収納された給紙カセット13が設けられている。そして、用紙Pは、給紙ローラにより給紙カセット13から1枚ずつ用紙搬送路に送り出される。
【0010】
用紙搬送路上には、従動ローラ11の位置で中間転写ベルト7の外周面と所定量にわたって接触して中間転写ベルト7上のカラー画像を用紙Pに転写する第2の転写ローラ12、用紙P上に転写されたカラー画像を用紙Pに定着する定着器14が配置されている。
【0011】
このような構成の画像形成装置において、中間転写ベルト7の表面には画像形成ユニット2〜5の感光体ドラム2a〜5aによってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像が付着しカラー画像が形成される。そして、このトナーによるカラー画像は従動ローラ11と第2の転写ローラ12との間のニップ力によって、給紙カセット13から取り出された用紙Pに転写される。そして、用紙Pは定着器14に供給されてトナー像を定着した後に排紙される。
【0012】
このような画像形成装置において、図4に示すように、感光体ドラム2a〜5aに形成された静電潜像を現像する現像ローラ2b〜5bはフレーム20に取り付けられており、このフレーム20の後方に取り付けられたコイルバネ21の弾発力により感光体ドラム2a〜5aに圧接されている。
【0013】
あるいは、他の構造によれば、感光体ドラムおよび現像ローラをそれぞれフレームに取り付け、フレーム間を引っ張りバネで固定することにより、現像ローラを感光体ドラムに圧接している。
【0014】
【特許文献1】
特開2001−235941号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した構造によれば、感光体ドラム2a〜5aと現像ローラ2b〜5bとの接触部分に均等な押圧力が加わらない。
【0016】
すると、押圧力が強い部分と弱い部分、つまり片当たりが発生して現像されたトナー像に濃度差が発生するので、高品質な印刷画像を得ることができない。
【0017】
そこで、本発明は、現像手段を均等な押圧力で感光体に圧接することのできる画像成形装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、回転中心軸が相互に平行になるように一列に配置されて周方向に回転し、各色トナー像に対応した静電潜像がそれぞれ形成される複数の感光体と、感光体上に形成された静電潜像にトナーを供給してこれを顕像化する現像手段と、感光体の回転中心に向かって延びて形成され、現像手段の幅方向の両端から突出した回転軸がはめ込まれたガイド溝と、現像手段の回転軸に圧接して取り付けられ、現像手段を感光体に押圧する押圧手段とを有する構成としたものである。
【0019】
このように、押圧手段の力が作用した現像手段の回転軸は、ガイド溝の延びる方向である感光体の回転中心に向かって付勢されることになるので、現像手段を均等な押圧力で感光体に圧接することが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、回転中心軸が相互に平行になるように一列に配置されて周方向に回転し、各色トナー像に対応した静電潜像がそれぞれ形成される複数の感光体と、感光体上に形成された静電潜像にトナーを供給してこれを顕像化する現像手段と、感光体の回転中心に向かって延びて形成され、現像手段の幅方向の両端から突出した回転軸がはめ込まれたガイド溝と、現像手段の回転軸に圧接して取り付けられ、現像手段を感光体に押圧する押圧手段と画像形成装置であり、押圧手段の力が作用した現像手段の回転軸は、ガイド溝の延びる方向である感光体の回転中心に向かって付勢されることになるので、現像手段を均等な押圧力で感光体に圧接することが可能になるという作用を有する。
【0021】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、押圧手段はトーションバネである画像形成装置であり、押圧手段の力が作用した現像手段の回転軸は、ガイド溝の延びる方向である感光体の回転中心に向かって付勢されることになるので、現像手段を均等な押圧力で感光体に圧接することが可能になるという作用を有する。
【0022】
以下、本発明の実施の形態について、図1および図2を用いて説明する。なお、これらの図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。
【0023】
図1は本発明の一実施の形態による画像形成装置の構成を示す概略図、図2は図1の画像形成装置における現像ローラの感光体ドラムに対する圧接機構を示す説明図である。
【0024】
図1において、画像形成装置の本体1内にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像をそれぞれ形成するための画像形成ユニット2,3,4,5が順に配置され、これらの画像形成ユニット2〜5のそれぞれに対応して露光器6a,6b,6c,6dを備えている。画像形成ユニット2〜5は、露光器6a〜6dからのレーザビームの照射によってその周面に静電潜像を形成する像担持体としての感光体ドラム(感光体)2a,3a,4a,5aと、トナータンクから供給されるトナーを感光体ドラム2a〜5aに付着させて静電潜像をトナー像として顕像化する現像ローラ2b,3b,4b,5b等を備えたものである。周方向に回転する感光体ドラム2a,3a,4a,5aは、その回転中心軸が相互に平行になるように一列に配置されている。
【0025】
配列された画像形成ユニット2〜5の下側には、感光体ドラム2a,3a,4a,5a上に顕像化された各色トナー像が相互に重ね合わせ転写されてカラートナー像が形成される無端状の中間転写ベルト(中間転写体)7が矢印方向に走行可能に配置されている。中間転写ベルト7は、この中間転写ベルト7を走行させる駆動ローラ8、中間転写ベルトに所定の張力を与えるテンションローラ9、各感光体ドラム2a〜5aに対応して配置されて中間転写ベルト7を各感光体ドラム2a〜5aに圧接して感光体ドラム2a〜5a上の各色トナー像を中間転写ベルト7に転写する4個の第1の転写ローラ10a,10b,10c,10d、駆動ローラ8による中間転写ベルト7の回転により回転する従動ローラ11がループ内に配置され、これらを巡って矢印方向に周回駆動される。
【0026】
テンションローラ9は印刷期間では図においてスプリング(図示せず)によって付勢され右下に位置を移動することで中間転写ベルト7に張力を付与している。また非印刷期間では中間転写ベルト7と各ローラが長時間同じ位置で巻き付くことで巻癖が付かないようにテンションローラ8による中間転写ベルト7への張力の付与を解除している。
【0027】
装置の下部には、用紙(記録媒体)Pが収納された給紙カセット13が設けられている。そして、用紙Pは、給紙ローラにより給紙カセット13から1枚ずつ用紙搬送路に送り出される。
【0028】
用紙搬送路上には、従動ローラ11の位置で中間転写ベルト7の外周面と所定量にわたって接触し、この中間転写ベルト7上に形成されたカラー画像を用紙Pに転写する第2の転写ローラ12、用紙P上に転写されたカラー画像をローラの狭持回転に伴う圧力と熱とによって用紙Pに定着する定着器14が配置されている。
【0029】
このような構成の画像形成装置において、先ず画像形成ユニット2の感光体ドラム2a上に画像情報のイエロー成分色の潜像が形成される。この潜像はイエロートナーを有する現像手段2bによりイエロートナー像として可視像化され、第1の転写ローラ10aにより中間転写ベルト7上にイエロートナー像として転写される。
【0030】
一方、イエロートナー像が中間転写ベルト7に転写されている間に、画像形成ユニット3ではマゼンタ成分色の潜像が形成され、続いて現像ローラ3bでマゼンタトナーによるマゼンタトナー像が顕像化される。そして、先の画像ユニット2でイエロートナー像の転写が終了した中間転写ベルト7にマゼンタトナー像が画像ユニット3の第1の転写ローラ10bにて転写され、イエロートナー像と重ね合わされる。
【0031】
以下、シアントナー像、ブラックトナー像についても同様にして画像形成が行われ、中間転写ベルト7に4色のトナー像の重ね合わせが終了する。
【0032】
中間転写ベルト7上に形成されたカラー画像は、従動ローラ11と第2の転写ローラ12との間のニップ力によって給紙カセット13から給紙された用紙Pに一括転写される。そして、転写されたトナー像は定着器14で用紙Pに加熱定着され、この用紙P上にフルカラー画像が形成され、その後排紙される。
【0033】
このような画像形成装置において、図2に示すように、感光体ドラム2a〜5aの回転中心に向かってガイド溝22が形成されている。そして、このガイド溝22には、現像ローラ2b〜5bの幅方向の両端から突出した回転軸23がはめ込まれている。なお、本実施の形態において、ガイド溝22は感光体ドラム2a〜5aが取り付けられた画像形成ユニット2〜5のフレームに形成されている。
【0034】
現像ローラ2b〜5bの回転軸23には、この現像ローラ2b〜5bを感光体ドラム2a〜5aに押圧するトーションバネ(押圧手段)24が圧接して取り付けられている。
【0035】
このような構造によれば、トーションバネ24のバネ力が作用した現像ローラ2b〜5bの回転軸23は、ガイド溝22の延びる方向、つまり感光体ドラム2a〜5aの回転中心に向かって付勢されることになる。これにより、現像ローラ2b〜5bは、片当たりすることなく、均等な押圧力で感光体ドラム2a〜5aに圧接されようになる。
【0036】
したがって、感光体ドラム2a〜5a上に現像されたトナー像に濃度差が発生することもなく、高品質な印刷画像を得ることができる。
【0037】
なお、本実施の形態では、押圧手段としてトーションバネ24を用いたが、現像ローラ2b〜5bの回転軸23を感光体ドラム2a〜5aの方向に押圧できる手段であればよく、たとえばコイルバネ等を用いることもできる。
【0038】
また、以上では、本発明のカラー画像を形成する画像形成装置に適用した例で説明したが、モノクロ画像を形成する画像形成装置に適用することも可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、押圧手段の力が作用した現像手段の回転軸は、ガイド溝の延びる方向である感光体の回転中心に向かって付勢されることになるので、現像手段を均等な押圧力で感光体に圧接することが可能になるという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による画像形成装置の構成を示す概略図
【図2】図1の画像形成装置における現像ローラの感光体ドラムに対する圧接機構を示す説明図
【図3】従来の画像形成装置の構成を示す概略図
【図4】従来の画像形成装置における現像ローラの感光体ドラムに対する圧接機構を示す説明図
【符号の説明】
2a,3a,4a,5a 感光体ドラム(感光体)
2b,3b,4b,5b 現像ローラ(現像手段)
22 ガイド溝
23 回転軸
24 トーションバネ(押圧手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電子写真方式を採用した画像形成装置においては、像担持体である感光体を帯電器により帯電し、帯電された感光体に画像情報に応じた光照射を行って潜像を形成し、この潜像を現像器によって現像し、現像されたトナー像を記録媒体に転写して画像を形成することが行われている。
【0003】
一方、画像のカラー化に伴って、このような各画像形成プロセスが実行される画像形成ユニットを複数備え、シアン像、マゼンタ像、イエロー像、好ましくはブラック像の各色トナー像をそれぞれの感光体に形成し、各感光体の転写位置において無端状の中間転写体にこれらのトナー像を重ね合わせて転写することによりフルカラー画像を形成するタンデム方式の画像形成装置も提案されている。
【0004】
このようなタンデム方式の画像形成装置は各色ごとにそれぞれの画像形成部を有するため、高速化に有利である。
【0005】
以下に、タンデム方式の従来の画像形成装置について説明する。
【0006】
図3は従来の画像形成装置の構成を示す概略図である。
【0007】
図3において、画像形成装置の本体1内にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像をそれぞれ形成するための画像形成ユニット2,3,4,5が配置され、これらの画像形成ユニット2〜5のそれぞれに対応して露光器6a,6b,6c,6dを備えている。画像形成ユニット2〜5は、露光器6a〜6dからのレーザビームの照射によってその周面に静電潜像を形成する感光体ドラム(感光体)2a,3a,4a,5aと、トナータンクから供給されるトナーを感光体ドラム2a〜5aに付着させて静電潜像をトナー像として顕像化する現像ローラ(現像手段)2b,3b,4b,5b等を備えたものである。
【0008】
画像形成ユニット2〜5の下側には、感光体ドラム2a,3a,4a,5a上に顕像化された各色トナー像が重ね転写してカラートナー像を形成す無端状の中間転写ベルト(中間転写体)7が矢印方向に走行可能に配置されている。中間転写ベルト7には、駆動ローラ8、テンションローラ9、4個の第1の転写ローラ10a,10b,10c,10d、従動ローラ11がループ内に配置されている。
【0009】
装置の下部には、用紙(記録媒体)Pが収納された給紙カセット13が設けられている。そして、用紙Pは、給紙ローラにより給紙カセット13から1枚ずつ用紙搬送路に送り出される。
【0010】
用紙搬送路上には、従動ローラ11の位置で中間転写ベルト7の外周面と所定量にわたって接触して中間転写ベルト7上のカラー画像を用紙Pに転写する第2の転写ローラ12、用紙P上に転写されたカラー画像を用紙Pに定着する定着器14が配置されている。
【0011】
このような構成の画像形成装置において、中間転写ベルト7の表面には画像形成ユニット2〜5の感光体ドラム2a〜5aによってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像が付着しカラー画像が形成される。そして、このトナーによるカラー画像は従動ローラ11と第2の転写ローラ12との間のニップ力によって、給紙カセット13から取り出された用紙Pに転写される。そして、用紙Pは定着器14に供給されてトナー像を定着した後に排紙される。
【0012】
このような画像形成装置において、図4に示すように、感光体ドラム2a〜5aに形成された静電潜像を現像する現像ローラ2b〜5bはフレーム20に取り付けられており、このフレーム20の後方に取り付けられたコイルバネ21の弾発力により感光体ドラム2a〜5aに圧接されている。
【0013】
あるいは、他の構造によれば、感光体ドラムおよび現像ローラをそれぞれフレームに取り付け、フレーム間を引っ張りバネで固定することにより、現像ローラを感光体ドラムに圧接している。
【0014】
【特許文献1】
特開2001−235941号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した構造によれば、感光体ドラム2a〜5aと現像ローラ2b〜5bとの接触部分に均等な押圧力が加わらない。
【0016】
すると、押圧力が強い部分と弱い部分、つまり片当たりが発生して現像されたトナー像に濃度差が発生するので、高品質な印刷画像を得ることができない。
【0017】
そこで、本発明は、現像手段を均等な押圧力で感光体に圧接することのできる画像成形装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、回転中心軸が相互に平行になるように一列に配置されて周方向に回転し、各色トナー像に対応した静電潜像がそれぞれ形成される複数の感光体と、感光体上に形成された静電潜像にトナーを供給してこれを顕像化する現像手段と、感光体の回転中心に向かって延びて形成され、現像手段の幅方向の両端から突出した回転軸がはめ込まれたガイド溝と、現像手段の回転軸に圧接して取り付けられ、現像手段を感光体に押圧する押圧手段とを有する構成としたものである。
【0019】
このように、押圧手段の力が作用した現像手段の回転軸は、ガイド溝の延びる方向である感光体の回転中心に向かって付勢されることになるので、現像手段を均等な押圧力で感光体に圧接することが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、回転中心軸が相互に平行になるように一列に配置されて周方向に回転し、各色トナー像に対応した静電潜像がそれぞれ形成される複数の感光体と、感光体上に形成された静電潜像にトナーを供給してこれを顕像化する現像手段と、感光体の回転中心に向かって延びて形成され、現像手段の幅方向の両端から突出した回転軸がはめ込まれたガイド溝と、現像手段の回転軸に圧接して取り付けられ、現像手段を感光体に押圧する押圧手段と画像形成装置であり、押圧手段の力が作用した現像手段の回転軸は、ガイド溝の延びる方向である感光体の回転中心に向かって付勢されることになるので、現像手段を均等な押圧力で感光体に圧接することが可能になるという作用を有する。
【0021】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、押圧手段はトーションバネである画像形成装置であり、押圧手段の力が作用した現像手段の回転軸は、ガイド溝の延びる方向である感光体の回転中心に向かって付勢されることになるので、現像手段を均等な押圧力で感光体に圧接することが可能になるという作用を有する。
【0022】
以下、本発明の実施の形態について、図1および図2を用いて説明する。なお、これらの図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。
【0023】
図1は本発明の一実施の形態による画像形成装置の構成を示す概略図、図2は図1の画像形成装置における現像ローラの感光体ドラムに対する圧接機構を示す説明図である。
【0024】
図1において、画像形成装置の本体1内にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像をそれぞれ形成するための画像形成ユニット2,3,4,5が順に配置され、これらの画像形成ユニット2〜5のそれぞれに対応して露光器6a,6b,6c,6dを備えている。画像形成ユニット2〜5は、露光器6a〜6dからのレーザビームの照射によってその周面に静電潜像を形成する像担持体としての感光体ドラム(感光体)2a,3a,4a,5aと、トナータンクから供給されるトナーを感光体ドラム2a〜5aに付着させて静電潜像をトナー像として顕像化する現像ローラ2b,3b,4b,5b等を備えたものである。周方向に回転する感光体ドラム2a,3a,4a,5aは、その回転中心軸が相互に平行になるように一列に配置されている。
【0025】
配列された画像形成ユニット2〜5の下側には、感光体ドラム2a,3a,4a,5a上に顕像化された各色トナー像が相互に重ね合わせ転写されてカラートナー像が形成される無端状の中間転写ベルト(中間転写体)7が矢印方向に走行可能に配置されている。中間転写ベルト7は、この中間転写ベルト7を走行させる駆動ローラ8、中間転写ベルトに所定の張力を与えるテンションローラ9、各感光体ドラム2a〜5aに対応して配置されて中間転写ベルト7を各感光体ドラム2a〜5aに圧接して感光体ドラム2a〜5a上の各色トナー像を中間転写ベルト7に転写する4個の第1の転写ローラ10a,10b,10c,10d、駆動ローラ8による中間転写ベルト7の回転により回転する従動ローラ11がループ内に配置され、これらを巡って矢印方向に周回駆動される。
【0026】
テンションローラ9は印刷期間では図においてスプリング(図示せず)によって付勢され右下に位置を移動することで中間転写ベルト7に張力を付与している。また非印刷期間では中間転写ベルト7と各ローラが長時間同じ位置で巻き付くことで巻癖が付かないようにテンションローラ8による中間転写ベルト7への張力の付与を解除している。
【0027】
装置の下部には、用紙(記録媒体)Pが収納された給紙カセット13が設けられている。そして、用紙Pは、給紙ローラにより給紙カセット13から1枚ずつ用紙搬送路に送り出される。
【0028】
用紙搬送路上には、従動ローラ11の位置で中間転写ベルト7の外周面と所定量にわたって接触し、この中間転写ベルト7上に形成されたカラー画像を用紙Pに転写する第2の転写ローラ12、用紙P上に転写されたカラー画像をローラの狭持回転に伴う圧力と熱とによって用紙Pに定着する定着器14が配置されている。
【0029】
このような構成の画像形成装置において、先ず画像形成ユニット2の感光体ドラム2a上に画像情報のイエロー成分色の潜像が形成される。この潜像はイエロートナーを有する現像手段2bによりイエロートナー像として可視像化され、第1の転写ローラ10aにより中間転写ベルト7上にイエロートナー像として転写される。
【0030】
一方、イエロートナー像が中間転写ベルト7に転写されている間に、画像形成ユニット3ではマゼンタ成分色の潜像が形成され、続いて現像ローラ3bでマゼンタトナーによるマゼンタトナー像が顕像化される。そして、先の画像ユニット2でイエロートナー像の転写が終了した中間転写ベルト7にマゼンタトナー像が画像ユニット3の第1の転写ローラ10bにて転写され、イエロートナー像と重ね合わされる。
【0031】
以下、シアントナー像、ブラックトナー像についても同様にして画像形成が行われ、中間転写ベルト7に4色のトナー像の重ね合わせが終了する。
【0032】
中間転写ベルト7上に形成されたカラー画像は、従動ローラ11と第2の転写ローラ12との間のニップ力によって給紙カセット13から給紙された用紙Pに一括転写される。そして、転写されたトナー像は定着器14で用紙Pに加熱定着され、この用紙P上にフルカラー画像が形成され、その後排紙される。
【0033】
このような画像形成装置において、図2に示すように、感光体ドラム2a〜5aの回転中心に向かってガイド溝22が形成されている。そして、このガイド溝22には、現像ローラ2b〜5bの幅方向の両端から突出した回転軸23がはめ込まれている。なお、本実施の形態において、ガイド溝22は感光体ドラム2a〜5aが取り付けられた画像形成ユニット2〜5のフレームに形成されている。
【0034】
現像ローラ2b〜5bの回転軸23には、この現像ローラ2b〜5bを感光体ドラム2a〜5aに押圧するトーションバネ(押圧手段)24が圧接して取り付けられている。
【0035】
このような構造によれば、トーションバネ24のバネ力が作用した現像ローラ2b〜5bの回転軸23は、ガイド溝22の延びる方向、つまり感光体ドラム2a〜5aの回転中心に向かって付勢されることになる。これにより、現像ローラ2b〜5bは、片当たりすることなく、均等な押圧力で感光体ドラム2a〜5aに圧接されようになる。
【0036】
したがって、感光体ドラム2a〜5a上に現像されたトナー像に濃度差が発生することもなく、高品質な印刷画像を得ることができる。
【0037】
なお、本実施の形態では、押圧手段としてトーションバネ24を用いたが、現像ローラ2b〜5bの回転軸23を感光体ドラム2a〜5aの方向に押圧できる手段であればよく、たとえばコイルバネ等を用いることもできる。
【0038】
また、以上では、本発明のカラー画像を形成する画像形成装置に適用した例で説明したが、モノクロ画像を形成する画像形成装置に適用することも可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、押圧手段の力が作用した現像手段の回転軸は、ガイド溝の延びる方向である感光体の回転中心に向かって付勢されることになるので、現像手段を均等な押圧力で感光体に圧接することが可能になるという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による画像形成装置の構成を示す概略図
【図2】図1の画像形成装置における現像ローラの感光体ドラムに対する圧接機構を示す説明図
【図3】従来の画像形成装置の構成を示す概略図
【図4】従来の画像形成装置における現像ローラの感光体ドラムに対する圧接機構を示す説明図
【符号の説明】
2a,3a,4a,5a 感光体ドラム(感光体)
2b,3b,4b,5b 現像ローラ(現像手段)
22 ガイド溝
23 回転軸
24 トーションバネ(押圧手段)
Claims (2)
- 回転中心軸が相互に平行になるように一列に配置されて周方向に回転し、各色トナー像に対応した静電潜像がそれぞれ形成される複数の感光体と、
前記感光体上に形成された前記静電潜像にトナーを供給してこれを顕像化する現像手段と、
前記感光体の回転中心に向かって延びて形成され、前記現像手段の幅方向の両端から突出した回転軸がはめ込まれたガイド溝と、
前記現像手段の回転軸に圧接して取り付けられ、前記現像手段を前記感光体に押圧する押圧手段とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記押圧手段はトーションバネであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002266726A JP2004102122A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002266726A JP2004102122A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 画像形成装置 |
Publications (1)
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JP2004102122A true JP2004102122A (ja) | 2004-04-02 |
Family
ID=32265458
Family Applications (1)
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JP2002266726A Withdrawn JP2004102122A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004102122A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006079163A1 (en) * | 2005-01-25 | 2006-08-03 | Gcc Ip Pty Ltd | Resiliently biased developing cartridge |
-
2002
- 2002-09-12 JP JP2002266726A patent/JP2004102122A/ja not_active Withdrawn
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WO2006079163A1 (en) * | 2005-01-25 | 2006-08-03 | Gcc Ip Pty Ltd | Resiliently biased developing cartridge |
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