JP2004101410A - 電子デバイス検査用コンタクトシートおよびその製造方法 - Google Patents

電子デバイス検査用コンタクトシートおよびその製造方法 Download PDF

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坪崎 邦宏
Hiroaki Miyazawa
宮澤 寛明
Yoichi Hitomi
人見 陽一
Masahiro Nagata
永田 昌博
Takahiro Sawara
佐原 隆広
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Abstract

【課題】測定する電子デバイスと検査用回路基板間の電気接触を確実にできるコンタクトシート。
【解決手段】絶縁性のゴム弾性層111を挟んで両面に絶縁性の保護膜121を積層した3層構造の絶縁性シートをベース基材とし、ベース基材に直交する方向に貫通して表裏を導通する導電性のゴム弾性材からなる表裏導通部112を設ける。表裏導通部112の一方の端部にはデバイスとの接触用の端子部113を、他方の端部には検査用回路基板の端子部と直接接触するための端子部113Aを表裏導通部112に電気的に接続して設ける。そして、電子デバイスを検査する際には、表裏導通部112の一方の端のデバイスとの接触用端子部113と電子デバイス140の端子部141とを電気的に接続し、且つ、他方の端の端子部113Aを介して電子デバイス140と検査用回路基板130とを電気的に接続する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子デバイスの機能、特性等を検査する検査装置において用いられ、電子デバイスと検査用回路基板との間に配設され、電子デバイスの端子部と検査用回路基板の端子部とを電気的に接続するための、シート状の中間接続用部材であるコンタクトシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、外部端子ピッチが比較的狭い半導体などの電子デバイスの電気特性検査には、主要部が図8のような構成の検査用装置を用いるのが一般的であった。
図8において、ゴム弾性シート860は検査用回路基板830の下側に配置され、押圧具840により電子デバイス820が検査用回路基板830に押し付けられることで、そのゴム弾性の反発力により、電子デバイス820の端子821と検査用回路基板830の端子831a間の電気的接触が図られる。
尚、検査用回路基板830はテスター(図示していない)に接続されており、電子デバイス620の特性が解析されるが、図8では要部のみを示してある。
【0003】
しかし、近年の電子デバイスの高機能化、高速動作化に伴ない、その電気特性を正確に検査するには、検査用回路基板側も高速動作時のノイズ、及び遅延などが許容レベル以下であることが必要となってきた。
このため、検査用回路基板としても電源ライン、グランドライン等を信号ラインとは別の層で引き回すことが必要となり、必然的に検査用回路基板は多層基板が用いられるようになってきた。
しかし、検査用回路基板を多層基板とした場合には、基板の剛性は高くなり、図8に示す検査装置では、検査用回路基板830の下部に配置したゴム弾性シート860の本来の機能が発揮できず、信頼性のある特性検査ができない場合が発生し、問題となってきた。
【0004】
これに対応するため、図7(a)や図7(b)にその一部断面を示すような、電子デバイスの端子部と検査用回路基板の端子部とを電気的に接続するための、シート状の中間接続用部材が、それぞれ、特開平6−60930号公報、特開平6−231818号公報にて提案されている。
これらは、検査用回路基板および電子デバイスを、固定台と押圧具等により挟み、押圧して、電子デバイスの端子部を検査用回路基板の端子部に電気的に接続させて、電子デバイスの機能、特性等を検査する検査装置において用いられ、電子デバイスと検査用回路基板との間に配設され、電子デバイスの端子部と検査用回路基板の端子部とを電気的に接続するためのものである。
しかし、図7(a)に示すものは、ベース基材は、ゴム弾性層710、1層の構造であり、機械的強度に乏しく、また厚さ方向のみならず横方向の熱膨張係数も非常に大きいため、高温雰囲気での検査やバーンインテストではデバイス端子と当該コンタクトシート端子間で位置ずれが発生し、正確なテストが出来ない。また、ゴム弾性層710が表面に露出している為、低分子のゴム成分が被検査デバイスの表面を汚染する危険性がある。
また、導電性ペースト硬化物720の材質としてゴム弾性材の例も示されているが、この場合、両端に形成したAuめっき部分731のみに加重を受け、ゴム弾性材からなる導電性ペースト硬化物720の限界圧縮歪以上の歪を受け易く、繰返し寿命が短くなる。
また、Auめっき部分731は導電性ペースト硬化物720部のみに接続されている為、導電性ペ ースト硬化物720がゴム材質の場合は、接合強度が低く、Auめっき部分731が剥がれやすい。
また、図7(b)に示すものは、基材710aは、ゴム弾性を持たない絶縁性フィルム712の両面(片面の場合もある)にゴム弾性フィルム711、713を積層した3層構造であり、ゴムが表面に露出してる為、低分子のゴム成分が被検査デバイスの表面を汚染する危険性がある。
また、端子部735は、めっき法などで作成される金属物質からなる為、被検査デバイスの端子が接触し荷重をかけられても端子部735は弾性変形をせず、従ってデバイスの端子の平坦性のバラツキを吸収することが山来ず、正確な検査をしたり、正確に電圧を印加することが出来ない。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−60930号公報(第3頁の[0009]欄、図5)
【特許文献2】
特開平6−231818号公報(第2頁の[特許請求の範囲]欄、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、近年の電子デバイスの高機能化、高速動作化に伴ない、図8に示す検査装置では、検査用回路基板830の下部に配置したゴム弾性シート860の本来の機能が発揮できず、信頼性のある特性検査ができない場合が発生し、この対応が求められており、これに対応するため提案された、図7(a)や図7(b)に示す、電子デバイスの端子部と検査用回路基板の端子部とを電気的に接続するための、シート状の中間接続用部材にも、種々問題があり、これらの対応が求められていた。
本発明はこれらに対応するもので、剛性の高い検査用多層回路基板を使わざるをえない場合おいて、測定する電子デバイスと検査用回路基板間の電気接触を確実にできる手段を提供しようとするもので、特に、繰り返しの使用にも耐え、品質的にも問題なく行なえる手段を提供しようとするものである。
詳しくは、電子デバイスと検査用回路基板との間に配設され、電子デバイスの端子部と検査用回路基板の端子部とを電気的に接続するための、シート状の中間接続用部材で、測定する電子デバイスと検査用回路基板間の電気接触を確実にできる電子デバイス検査用コンタクトシートを提供しようとするもので、特に、繰り返しの使用にも耐え、品質的にも問題なく行なえる電子デバイス検査用コンタクトシートを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートは、検査用回路基板および電子デバイスを、固定台と押圧具等により挟み、押圧して、電子デバイスを検査用回路基板に電気的に接続させて、電子デバイスの機能、特性等を検査する検査装置において用いられ、電子デバイスと検査用回路基板との間に配設され、電子デバイスと検査用回路基板とを電気的に接続するための、シート状の中間接続用部材であって、絶縁性のゴム弾性層を挟んで両面に絶縁性の保護膜を積層した3層構造の絶縁性シートをベース基材とし、該ベース基材の表裏面に直交する方向に該ベース基材を貫通して表裏を導通する、導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材からなる表裏導通部(導電ポストとも言う)を設け、表裏導通部の一方の端部にはデバイスとの接触用の端子部を、他方の端部には検査用回路基板の端子部と直接接触するための端子部または配線部を、表裏導通部に電気的に接続し、該表裏導通部の全領域を含みかつその周囲に跨るように、これらの上に、前記該表裏導通部の全領域より大きく設けているもので、電子デバイスを検査する際には、表裏導通部とその両端の端子部ないし配線部を介して、電子デバイスと検査用回路基板とを電気的に接続するものであることを特徴とするものである。
即ち、電子デバイスを検査する際には、電子デバイスの端子部と表裏導通部の一方の端のデバイスとの接触用の端子部とを電気的に接続し、且つ、他方の端の端子部ないし配線部と電子デバイスと検査用回路基板とを電気的に接続し、表裏導通部を介して電子デバイスと検査用回路基板とを電気的に接続するものである。
そして、上記において、デバイスとの接触用の端子部は、表裏導通部の端部領域の中心に凹部を設けていることを特徴とするものであり、
更に、デバイスとの接触用の端子部は、第1の金属層部、第2の金属層部の順に配設された構造のもので、第2の金属層部を複数に分割するように形成されていることを特徴とするものである。
そしてまた、上記1ないし3において、表裏導通部の近傍にベース基材を貫通する貫通孔を設けていることを特徴とするものである。
また、上記において、導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材は、シリコーンゴム中にAg等の導電粒子を分散させた材料から作られるもので、また、絶縁性のゴム弾性層はシリコーンであることを特徴とするものである。
また、上記において、コンタクトシートの厚さ方向への最大圧縮変形量をΔH、導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材の限界圧縮歪をa、絶縁性のゴム弾性材の限界圧縮歪をbとした場合、絶縁性のゴム弾性層の厚さをH1、表裏導通部の高さをH2とすると、H1>ΔH /b、H2>ΔH/aであることを特徴とするものである。
尚、限界圧縮歪みとは、材料を圧縮変形させた場合、弾性変形を示す領域の最大歪みを言う。
【0008】
本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法は、電子デバイス検査用コンタクトシートを製造するための、電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法であって、順に、(a)端子部あるいは配線部形成用のCu箔等の金属層1、絶縁性の保護層用のポリイミド層からなる2層積層材を、接着性を持つシリコーンゴムシートの両面にラミネート後加熱して、順に金属層1、ポリイミド層、シリコーンゴム層、ポリイミド層、金属層1の5層構成の積層基材を、ベース基材用として得る、積層基材形成工程と、(b)得られた積層基材の、表裏導通部形成箇所に、貫通孔を開け、孔部を形成する、孔開け工程と、(c)孔部にスクリーン印刷法等によりペースト状の導電性のゴム弾性材形成用部材を充填し、硬化させ、導電性のゴム弾性材形成用部材充填工程と、(d)孔部から突出している導電性のゴム弾性材形成用部材硬化物及び周囲の金属層1表層を研磨する研磨工程と、(e)両面の金属層1に、端子部ないし配線部形成領域を開口部として、レジストを製版した後、開口部の金属層1上および導電性の導電性のゴム弾性材形成用部材材硬化物上に、電解めっきにより、Cuめっき、Niめっき、Auめっき等を施し、金属層2配設する電解めっき処理工程と、(f)レジスト除去後、Niめっき層、Auめっき層を耐エッチング層として、露出したCu箔をエッチング除去するエッチング工程と、(g)金型による打ち抜きに等の工法によって外形加工を行なう、外形加工程とを行なうことを特徴とするものである。
【0009】
あるいは、本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法は、電子デバイス検査用コンタクトシートを製造するための、電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法であって、順に、(A)液晶ポリマーシートを、接着性を有するシリコーンゴムシートの両面にラミネート後加熱し、液晶ポリマー、シリコーンゴム、液晶ポリマーの3層構造の積層基材を、ベース基材用として得る、積層基材形成工程と、(B)得られた積層基材の、表裏導通部形成箇所に、貫通孔を開け、孔部を形成する、孔開け工程と、(C)孔部にスクリーン印刷法等によりペースト状の導電性のゴム弾性材形成用部材を充填し、硬化させる導電性のゴム弾性材形成用部材充填工程と、(D)孔部から突出している導電性のゴム弾性材形成用部材硬化物及び周囲の液晶ポリマーシート表層を研磨する研磨工程と、(E)スパッタ法により、3層構造の積層基材の両面に、Cu層、Cr層等の金属層を形成するスパッタ工程と、(F)スパッタ法により形成された両面の金属層1上に、端子部ないし配線部形成領域を開口部として第1のレジストを製版した後、開口部の金属層1上にNiめっき層等の耐エッチング性の金属めっき層を施す第1の電解めっき処理工程と、(G)第1のレジストを除去後、所定形状を開口部として第2のレジストを製版した後、開口部の耐エッチング性の金属めっき層上に、電解めっきにより、順に、平滑Niめっき、粗化Niめっき、粗化Pdめっき等を行ない、金属層2を形成する第2の電解めっき処理工程と、(H)第2のレジストを除去後、金属層2を耐エッチング層として、露出した金属層1をエッチング除去するエッチング工程と、(I)金型による打ち抜き等の工法にて外形加工を行なう、外形加工工程とを行なうことを特徴とするものである。
【0010】
また、上記において、導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材は、シリコーンゴム中にAg等の導電粒子を分散させた材料から作られるもので、また、絶縁性のゴム弾性層はシリコーンであることを特徴とするものである。
また、上記において、コンタクトシートの厚さ方向への最大圧縮変形量をΔH、導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材の限界圧縮歪をa、絶縁性のゴム弾性材の限界圧縮歪をbとした場合、絶縁性のゴム弾性層の厚さをH1、表裏導通部の高さをH2とすると、H1>ΔH /b、H2>ΔH/aであることを特徴とするものである。
【0011】
ここで言う電子デバイスとしては、例えば、ベアチップ、CSP、QFN、SON等が挙げられる。
一平面に沿い端子部の端子面を持つものや、半田ボール端子を平面的に配列したものでもよい。
また、若干の剛性を有するとは、基材がシート状の形態を保つことができる程度の剛性を有するという意味である。
【0012】
【作用】
本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートは、このような構成にすることにより、電子デバイスと検査用回路基板との間に配設され、電子デバイスの端子部と検査用回路基板の端子部とを電気的に接続するための、シート状の中間接続用部材で、測定する電子デバイスと検査用回路基板間の電気接触を確実にできるコンタクトシートの提供を可能としている。
具体的には、絶縁性のゴム弾性層を挟んで両面に絶縁性の保護膜を積層した3層構造の絶縁性シートをベース基材とし、該ベース基材の表裏面に直交する方向に該ベース基材を貫通して表裏を導通する、導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材からなる表裏導通部を設け、表裏導通部の一方の端部にはデバイスとの接触用の端子部を、他方の端部には検査用回路基板の端子部と直接接触するための端子部または配線部を、表裏導通部に電気的に接続し、該表裏導通部の全領域を含みかつその周囲に跨るように、これらの上に、前記該表裏導通部の全領域より大きく設けているもので、電子デバイスを検査する際には、表裏導通部とその両端の端子部ないし配線部を介して、電子デバイスと検査用回路基板とを電気的に接続するものであることにより、これを達成している。
詳しくは、導電性でゴム弾性を有するゴム弾性層からなる表裏導通部を設けており、この部分で、その表裏面に直交する方向に、電子デバイスの端子部と前記表裏導通部のデバイスとの接触用の端子部とを電気的に接続し、表裏導通部を介して電子デバイスと検査用回路基板とを電気的に接続するものであることにより、電子デバイスを検査する際に、表裏導通部の両端側において荷重を受けると、表裏導通部と絶縁性のゴム弾性層との両方が変形し、弾性力がはたらき、電子デバイスの端子部の平坦性にバラツキがあっても、あるいは、検査用回路基板の端子部の平坦性にバラツキがあっても、電気的接続を確実にできる。
【0013】
また、デバイスとの接触用の端子部は、表裏導通部の端部領域の中心に凹部を設けていることにより、半田ボール端子を持つ電子デバイスを検査する際に、表裏導通部の両端側において荷重を受けると、半田ボールは分割端子の中央隙間に落ちるものとしており、更に、、デバイスとの接触用の端子部は、第1の金属層部、第2の金属層部の順に配設された構造のもので、第2の金属層部を複数に分割するように形成されていることにより、半田ボールが凹部に落ちる際、第2の金属層部により半田ボールの側面にマイクロスクラッチがつけられる為、酸化被膜が除去されて低抵抗で接触がはかれると共に、半田ボール底面に傷を付けないため、基板実装時にも半田濡れ性が阻害されない。
更に、デバイスとの接触用の端子部に粗化めっきが施されている場合には、BGA、CSPなどの半田ボールを接触させ荷重がかけられた時、半田ボール表面の酸化皮膜にマイクロスクラッチを更につき易く、接触抵抗の低減を図ることができる。
【0014】
また、表裏導通部の近傍にベース基材を貫通する貫通孔を設けていることにより、端子部ないし配線部に荷重がかかった際には、その下部の絶縁性のゴム弾性材がベース基材面に沿う方向に逃げ、貫通孔を埋めるようにするため、より低荷重でベース基材に直交する方向に圧縮変形をすることができる。
【0015】
特に、導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材は、合成ゴム中に導電粒子を分散させた材料から作られるもので、その限界圧縮歪をa、絶縁性のゴム弾性材の限界圧縮歪をbとした場合、絶縁性のゴム弾性層の厚さをH1、表裏導通部の高さをH2、コンタクトシートの厚さ方向への最大圧縮変形量の設計値をΔHとすると、H1>ΔH /b、H2>ΔH/aであることにより、ΔHの繰返し圧縮変形に対してもゴム弾性を失わない、長寿命のコンタクトシートを得ることを可能としている。
【0016】
また、ゴムの弾性率はー般に金属に比べて桁違いに小さい為、低荷重でコンタク トを取ることが出来、デバイスの半田ボールを変形させることが無い。
【0017】
また、絶縁性の保護膜及び表裏導通部両端の端子部ないし配線部で、絶縁性のゴム弾性層及びゴム弾性を持つ導電ポストを覆う構造をとることで、これ等のゴム材料中の低分子ゴム成分が被検査デバイスに移行して汚染することを防止できるものとしている。
特に、デバイスがベアチップで、ゴム成分がシリコーンゴムの場合は、この種の 汚染が嫌われる。
【0018】
更に、絶縁性の保護膜はゴム弾性層に比べると機械的強度が強くまた熱膨張係数が小さい為に、高温雰囲気でも面内方向の膨張、変形が小さく、デバイス端子とコンタクトシート端子の位置精度がずれることが無い。
【0019】
一般に、ゴム弾性体は破断強度が低い為、金属と密着性良く接着している場合も、その接合強度は比較的弱いが、本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートにおいては、端子部ないし配線部の外周が保護膜に強固に接合した構造を取っている為、端子の接合強度は大きく、繰返し外部応力を受けても、端子部ないし配線部が破壊されることは無い。
【0020】
本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートは、特に、端子部に弾力性がない電子デバイス、例えば、ベアチップ、CSP、QFN、SON等の検査に有効である。
【0021】
本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法は、このような構成にすることにより、電子デバイスと検査用回路基板との間に配設され、電子デバイスと検査用回路基板とを電気的に接続するための、シート状の中間接続用部材で、測定する電子デバイスと検査用回路基板間の電気接続を確実にできるコンタクトシートの製造方法の提供を可能としている。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1(a)は本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートの実施の形態の第1の例を示した一部断面図であり、図1(b)は図1(a)に示す電子デバイス検査用コンタクトシートを検査装置に使用した状態を示した概略断面図で、図2は本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートの実施の形態の第2の例を示した一部断面図であり、図3(a)は本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートの実施の形態の第3の例を示した一部断面図で、図3(b)は図3(a)におけるA1側からみたデバイスとの接触用の端子部の拡大図で、図3(c)は図3(a)に示すデバイスとの接触用の端子部における、デバイスの半田ボールとの接続時の半田ボールの搭載状態を示した図で、図4は図1(a)に示す実施の形態の第1の例の電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法を示した工程断面図で、図5は図3(a)に示す実施の形態の第3の例の電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法の一部工程を示した工程断面図で、図6は図3(a)に示す実施の形態の第3の例の電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法の図5に続く工程を示した工程断面図で、図7(a)、図7(b)は、それぞれ、従来の電子デバイス検査用コンタクトシートの一部断面図で、図8は従来の電子デバイスの検査方法および検査装置を説明するための断面図である。
尚、図1(a)は図1(b)のA0部の拡大図である。
図1〜図6中、110、110Aは電子デバイス検査用コンタクトシート、111は絶縁性のゴム弾性層(絶縁性のゴム弾性シートとも言う)、111Hは孔部、112は表裏導通部(導電ポストとも言う)、113(デバイスとの接触用の)端子部、113Aは(検査用回路基板との接触用の)端子部、113aは金属層(Cu箔)、113bは金属層、114は配線部、114aは金属層、114bは金属層、115はガイドホール(治具孔)、121は絶縁性の保護膜(絶縁性の樹脂層とも言う)、130は検査用回路基板、131は配線部、131aは端子部、140は電子デバイス、141は端子部(単に端子とも言う)、150は固定台、155は押圧具、160は位置決めピン、170はレジスト、210は電子デバイス検査用コンタクトシート、211は絶縁性のゴム弾性層、211Hは孔部、212は表裏導通部(導電ポストとも言う)、215はガイドホール(治具孔)、216は孔部(貫通孔とも言う)、221は絶縁性の保護膜(絶縁性の樹脂層とも言う)、230は端子部、230aはCr層とCu層、230bはNi層、230AはCr層、Cu層,Ni層からなる金属層(第1の金属層とも言う)、230cは金属層(第2の金属層とも言う)、231は凹部、235は端子部、235AはCr層、Cu層,Ni層からなる金属層(第1の金属層とも言う)、235bは金属層(第2の金属層とも言う)、240は半田ボール、270は第1のレジスト、275は第2のレジストである。
【0023】
はじめに、本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートの実施の形態の第1の例を図1に基づいて説明する。
第1の例の電子デバイス検査用コンタクトシート110は、検査用回路基板130および電子デバイス140を、固定台150と押圧具155により挟み、押圧して、電子デバイス140を検査用回路基板130に電気的に接続させて、電子デバイスの機能、特性等を検査する検査装置において用いられる、電子デバイス140と検査用回路基板130との間に配設され、電子デバイス140と検査用回路基板130とを電気的に接続するための、シート状の中間接続用部材であり、図1(a)に示すように、絶縁性のゴム弾性層111を挟んで両面に絶縁性の保護膜121を積層した3層構造の絶縁性シートをベース基材とし、ベース基材の表裏面に直交する方向にベース基材を貫通して表裏を導通する、導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材からなる表裏導通部112を設け、裏導通部112の一方の端部にはデバイスとの接触用の端子部113を、他方の端部には検査用回路基板の端子部と直接接触するための端子部113Aを、表裏導通部112に電気的に接続し、表裏導通部112の全領域を含みかつその周囲に跨るように、これらの上に、表裏導通部112の全領域より大きく設けているものである。
そして、電子デバイスを検査する際には、図1(b)に示すように、表裏導通部112の一方の端のデバイスとの接触用の端子部113と電子デバイス140の端子部141とを電気的に接続し、且つ、他方の端の端子部113Aと検査用回路基板130とを電気的に接続し、表裏導通部112とその両端の端子部113、113Aを介して電子デバイス140と検査用回路基板130とを電気的に接続するものである。
【0024】
絶縁性のゴム弾性層111の材質としては、例えば、シリコーンゴムが挙げられるが、これに限定はされない。
フッ素ゴム、ウレタンゴム、ポリブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム等も適用できる。
絶縁性の保護膜121の材質としては、ポリイミド、液晶ポリマーが好ましい例として挙げられるが、これに限定はされない。
表裏導通部112を形成する導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材としては、合成ゴム中に導電粒子を分散させた材料から作られるもの、例えば、シリコーンゴムをベース材とした銀ペーストを硬化したものが挙げられるが、これに限定はされない。
尚、表裏導通部112の抵抗としては、1箇所当たり10mΩ以下であることが好ましい。
金属層113a、金属層113bは、単層、多層の層構成、材質は特に限定されないが、後に製造方法の説明を述べるが、その作製方法により、層構成、材質を適宜選択する。
例えば、図4に示す製造方法により作製される場合には、金属層113aとしてはCu箔、金属層113bとしては、Cuめっき層、Niめっき層、Auめっき層を順に外側に向かい積層したものとなる。
【0025】
表裏導通部112を形成する導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材は厚さ方向への最大圧縮変形量の設計値をΔH、導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材の限界圧縮歪をa、絶縁性のゴム弾性材の限界圧縮歪をbとした場合、絶縁性のゴム弾性層の厚さをH1、表裏導通部(導電ポスト)の高さをH2とすると、H1>ΔH /b、H2>ΔH/aとすることで、ΔH/H1<b、ΔH/H2<aとなり、ΔHの繰返し圧縮変形に対しても各々の材料の限界圧縮歪以下の条件で使用されるため、ゴム弾性を失わない。
尚、図1において、S2>S1であり、また一般に、b>aである。
【0026】
次に、本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートの実施の形態の第2の例を図2に基づいて説明する。
第2の例の電子デバイス検査用コンタクトシート110Aも、第1の例と同様、検査用回路基板および電子デバイスを、固定台と押圧具により挟み、押圧して、電子デバイスを検査用回路基板に電気的に接続させて、電子デバイスの機能、特性等を検査する検査装置において用いられる、電子デバイスと検査用回路基板との間に配設され、電子デバイスと検査用回路基板とを電気的に接続するための、シート状の中間接続用部材であり、第2の例は、第1の例において、端子部113Aを配線部114に変えることにより、端子ピッチを拡大して検査用回路基板に電気的に接続できるようにしたもので、これ以外の他の各部については第1の例と同様である。
各部の材質については、第1の例と同様で、ここでは説明を省く。
【0027】
次に、本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートの実施の形態の第3の例を図3に基づいて説明する。
第3の例の電子デバイス検査用コンタクトシート210も、第1の例と同様、検査用回路基板および電子デバイスを、固定台と押圧具により挟み、押圧して、電子デバイスを検査用回路基板に電気的に接続させて、電子デバイスの機能、特性等を検査する検査装置において用いられる、電子デバイスと検査用回路基板との間に配設され、電子デバイスと検査用回路基板とを電気的に接続するための、シート状の中間接続用部材であるが、第3の例は、第1の例において、デバイスとの接触用の端子部113の形状を変えたもので、デバイスとの接触用の端子部113は第1の金属層230A、第2の金属層230cとからなり、図3(b)に示すように、第2の金属層230cは複数に分割されており、且つ、表裏導通部212の端部領域の中心に凹部231が形成されている。
尚、ここでは、第1の金属層、第2の金属層は、多層の金属層からなるものも含む。
、第1の金属層、第2の金属層の層構成、材質、製造方法は、特に限定されないが、後に製造方法の説明を述べるが、その作製方法により制限を受けることがある。
例えば、図5、図6に示す製造方法により作製される場合には、第1の金属層230Aとしては、スパッタCr、スパッタCu、電解Niめっき層、第2の金属層230cとしては、平滑Niめっき層、粗化Niめっき層、粗化Pdめっき層を、それぞれ、順に外側に向かい積層したものとなる。
【0028】
次に、図1に示す第1の例の電子デバイス検査用コンタクトシート110の製造方法の1例を図4に基づいて、簡単に説明する。
尚、これを以って、本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法の実施の形態の1例の説明に代える。
先ず、絶縁性のゴム弾性層111からなる弾性材シートの両面に、それぞれ、Cu箔からなる金属層113aと絶縁性の保護膜からなる絶縁性の樹脂層121とを積層した2層積層基材を、絶縁性の樹脂層121側を絶縁性のゴム弾性層111からなる弾性材シートに向けてラミネート後、硬化させる。(図4(a))これにより、絶縁性のゴム弾性層111を挟んで両面に絶縁性の樹脂層121を積層した3層構造の絶縁性シートからなるベース基材を形成するための、5層の積層基材が形成される。
尚、ここにおける金属層113aは、加工され、図1の端子部113、113Aの金属層113a部となるものである。
上記2層積層基材としては、Cu箔からなる金属層113aと、ポリイミド樹脂層を絶縁性の樹脂層121とを積層したものが、通常、用いられる。
次いで、得られた5層の積層基材の、表裏導通部形成箇所に、貫通孔を開け、孔部111Hを形成する。(図4(b))
孔部111Hの形成は、通常、UV−YAGレーザ等を用いたレーザ加工により行われる。
次いで、孔部111Hにスクリーン印刷法またはメタルマスク印刷法等によりペースト状の導電性のゴム弾性材形成用部材を充填し、加熱硬化させ、更に、孔部から突出している導電性のゴム弾性材形成用部材硬化物及び周囲のCu箔(金属層113a)の表層を研磨する。(図4(c))
図1(a)に示す表裏導通部112を形成する導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材を形成するゴム弾性材形成用部材としては合成ゴム中に導電粒子を分散させたペースト材料を用いる。
例えば、シリコーンゴムをベース材とした銀ペーストが挙げられるが、これに限定はされない。
これにより、図1(a)に示す表裏導通部112が形成される。
表裏導通部112の両端の面は金属層113aの面と同じ高さとなる。
次いで、両面にドライフィルムタイプのレジストを形成し、露光、現像により端子部ないし配線部形成領域を開口部として製版した後、金属層113aを給電層とした電解めっきにより、Cuめっき、Niめっき、Auめっきをこの順に施し、開口部のCu箔(金属層113a)上に、順にCuめっき層、Niめっき層、Auめっき層を積層した金属層113bを配設し(図4(d))、レジスト170を除去した(図4(e))後、Niめっき層、Auめっき層を耐エッチング層として、露出したCu箔(金属層113a)をエッチング除去する。(図4(f))
Cu箔のエッチングはアルカリ過硫安溶液等で行なう。
次いで、金型による打ち抜きにて外形加工を行ない、図1(a)に示す電子デバイス検査用コンタクトシート110を形成する。(図4(g))
このようにして、図1(a)に示す第1の例の電子デバイス検査用コンタクトシート110は形成される。
【0029】
尚、図2に示す第2の例の電子デバイス検査用コンタクトシート110Aの製造は、例えば、図4に示す製造方法において、レジスト170の開口部の形状を変えるだけで行なえる。
【0030】
次に、図3に示す第3の例の電子デバイス検査用コンタクトシート210において絶縁性の樹脂層221としてと液晶ポリマーシートを用いたものを製造する製造方法の1例を、図5、図6に基づいて、簡単に説明する。
尚、これを以って、本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法の実施の形態の1例の説明に代える。
先ず、液晶ポリマーシートを絶縁性の樹脂層221として、接着性を有する絶縁性のゴム弾性シート211の両面に、それぞれ、ラミネートした後、加熱し、液晶ポリマーシート、絶縁性のゴム弾性シート、液晶ポリマーシートの3層構造の積層基材を、ベース基材用として得る。(図5(a))
絶縁性のゴム弾性シート211としては、通常、シリコーンゴムシートが用いられる。
次いで、得られた3層の積層基材の、表裏導通部形成箇所に、貫通孔を開け、孔部211Hを形成する。(図5(b))
孔部211Hの形成は、通常、UV−YAGレーザ等を用いたレーザ加工により行われる。
次いで、孔部211Hにスクリーン印刷法またはメタルマスク印刷法等によりペースト状の導電性のゴム弾性材形成用部材を充填し、硬化させ、更に、孔部から突出している導電性のゴム弾性材形成用部材硬化物及び周囲の液晶ポリマーシートからなる絶縁性の樹脂層221表層を研磨し、表面部を平坦化する。(図5(c))
図3(a)に示す表裏導通部212を形成する導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材を形成するゴム弾性材形成用部材としては合成ゴム中に導電粒子を分散させた材料を用いる。
例えば、シリコーンゴムをベース材とした銀ペーストが挙げられるが、これに限定はされない。
これにより、図3(a)に示す表裏導通部212が形成される。
次いで、スパッタ法により、3層構造の積層基材の両面に、順にCr層、Cu層を形成する。(図5(d))
Cr層、Cu層は電解めっきの際の給電層となると共に、端子部230、235と液晶ポリマー、及び表裏導通部212との接合強度を得るものである。
次いで、スパッタ法により形成された両面のCu層上に、端子部ないし配線部形成領域を開口部として第1のレジスト270を製版した後、開口部のCu層上に電解Niめっきを施し、Ni層を形成する。(図5(e))
【0031】
次いで、第1のレジスト270を除去した後、所定形状を開口部として第2のレジスト275を製版した後、開口部のNi層上に、電解めっきにより、平滑Niめっき、粗化Niめっき、粗化Pdめっきを行ない、開口部の液晶ポリマー及び表裏導通部上に、順に平滑Niめっき層、粗化Niめっき層、Pdめっき層を、金属層230cとして配設する。(図6(f))
この第2のレジスト275の開口部の形状により、図3(a)に示す凹部231が形成され、金属層230cを分割し複数とすることもできる。
次いで、第2のレジスト275を除去後、Niめっき層、Pdめっき層を耐エッチング層として、露出したCr、Cu層230aをエッチング除去する。(図6(g))
次いで、金型による打ち抜きにて外形加工と孔部216、215の形成を行なう。 (図6(h))
このようにして、図3に示す第3の例の電子デバイス検査用コンタクトシート210は形成される。
【0032】
【実施例】
次に、実施例を挙げて、本発明を更に説明する。
(実施例1)
実施例1は、図1(a)に示す、実施の形態の第1の例の電子デバイス検査用コンタクトシート110で、絶縁性のゴム弾性層111、絶縁性の保護層121、表裏導通部112を、それぞれ、100μm厚のシリコーンゴムシート、25μm厚のポリイミド層、シリコーンゴムをベース材とした銀ペーストを硬化したものからなるもので、且つ、金属層113aを略18μm厚のCu箔とし、金属層113bを外側に向って順に電解めっきにより、Cuめっき層、Ni層、Auめっき層を、それぞれ厚さ、20μm、5μm、1. 2μmに積層したものとする。
以下、図4に基づいて、作製方法を説明する。
先ず、Cu箔18μmとポリイミド層25μmからなる2層積層材を、接着性を持つ100μm厚シリコーンゴムシートの両面にラミネート後、加熱し、Cu箔18μm、ポリイミド層25μm、シリコーンゴム100μm、ポリイミド25μm、Cu箔18μmの5層積層材を得た。(図4(a))
シリコーンゴムシートのヤング率は2MPa、限界圧縮歪は0. 6(=b)である。
次いで、UV−YAGレーザー(第3高調波)加工により、表裏導通部(導電ポスト)形成箇所にφ200μmの貫通孔111Hを形成した。(図4(b))
次いで、Ag粉含有率90重量%のシリコーンゴム系Agペーストをスクリーン印刷法により貫通孔111Hに充填した後、150℃、1時間加熱して硬化した。
尚、別途テストピースに成型して測定した硬化物の体積抵抗率は3×10(−4)Ω・cm、ヤング率は4MPa、限界圧縮歪は0. 3(=a)である。
次いで、#600番及び#1000番の研磨紙にて、貫通孔111Hから突出しているAgペースト硬化物及び周囲のCu箔表層を若干研磨して、表面を平坦化した。(図4(c))
次いで、両面に50μm厚のドライフィルムレジストを形成し、両面を露光、現像により端子部を開口したレジストパターンを形成した後、Cu箔部を給電層として、開口部から露出したCu箔上及びAgペースト硬化物に、電解めつき法により、Cuめっき層、Niめっき層、Auめっき層を、それぞれ、20μm、5μm、1. 2μm厚に順次形成し、金属層113bとした。(図4(d))
開口部の径はφ0. 3mmとした。
次いで、レジスト剥離した(図4(e))後、金属層113bのNiめっき層、Auめっきを耐エッチング層として、露出したCu箔をエッチング除去した。(図4(f))
次いで、金型で外形とガイドホール115を打ち抜き、図1(a)に示す第1の例の電子デバイス検査用コンタクトシート110の作製を完了した。
更に、作製された電子デバイス検査用コンタクトシート110を用い、最大圧縮歪が50μm(=ΔH)の条件で繰り返し導通抵抗を測定した結果、50000回の後にも1 端子当り50mΩ以下で、使用に耐えるものであった。
尚、本例では、図1(a)におけるH1は100μm、H2は略186μm、a=0. 3、b=0. 6で、H1>ΔH /b、H2>ΔH/aを満足している。
【0033】
(実施例2)
実施例2は、図3に示す、実施の形態の第3の例の電子デバイス検査用コンタクトシート210で、絶縁性のゴム弾性層211、絶縁性の保護層221、表裏導通部212を、それぞれ、125μm厚のシリコーンゴムシート、25μm厚の液晶ポリマー層、シリコーンゴムをベース材とした銀ペーストを硬化したものからなるもので、且つ、第1の金属層230A、235Aを順に0. 1μm厚のスパッタCr層、0. 2μm厚のスパッタCu層、2. 0μm厚のNiめっき層の積層構造、第2の金属層230c、235cを、順に、25μm厚の平滑Niめっき層、3μmの粗化Niめっき層、0. 5μmの粗化Pdめっき層の積層構造としたものである。
以下、図5、図6に基づいて、作製方法を説明する。
先ず、25μm厚液晶ポリマーシートを、接着性を持つ125μm厚シリコーンゴ ムシートの両面にラミネートした後、加熱し、液晶ポリマー25μm/シリコーンゴム125μm/液晶ポリマー25μm の3層構造の積層基材を得る。(図5(a))
シリコーンゴムシートのヤング率は2MPa、限界圧縮歪は0. 6(=b)である。
次いで、UV−YAGレーザー加工により、表裏導通部(導電ポスト)形成箇所にφ250μmの貫通孔211Hを形成した。(図5(b))
次いで、Ag粉含有率90重量%のシリコーンゴム系Agペーストをスクリーン印刷法により貫通孔211Hに充填した後、150℃、1時間加熱して硬化した。
尚、別途テストピースに成型して測定した硬化物の体積抵抗率は3×10(−4)Ω・cm、ヤング率は4MPa、限界圧縮歪は0. 3(=a)である。
次いで、#600番及び#1000番の研磨紙にて、貫通孔111Hから突出しているAgペースト硬化物及び周囲の液晶ポリマーを若干研磨して、表面を平坦化した。(図5(c))
次いで、スパッタ法により、3層構造の積層基材の両面に、順にCr層、Cu層を、それぞれ、0. 1μm、0. 2μmの厚さに形成した。(図5(d))
Cr層、Cu層は電解めっきの際の給電層となると共に、液晶ポリマー層、表裏導通部との接合性を確保するものである。
次いで、50μmのドライフィルムレジストを用い、スパッタ法により形成された両面のCu層上に、端子部ないし配線部形成領域を開口部として第1のレジスト270を製版した後、開口部のCu層上に電解Niめっきを施し、2. 0μm厚のNi層を形成した。(図5(e))
尚、開口部の径はφ0. 35mmとした。
これにより、第1の電解めっき処理工程を終えた。
【0034】
次いで、両面に50μm厚のドライフィルムレジストを形成し、両面を露光、現像により所望の形状に開口した第2のレジスト275を形成した後、スパッタ形成されたCr層、Cu層を給電層として、開口部から露出したNiめっき層上に、電解めつき法により、順に、平滑Niめっき層、粗化Niめっき層、粗化Pdめっき層を、それぞれ、25μm、3μm、0. 5μmの厚さに積層し、第2の金属層230c、235c形成した。(図6(f))
平滑Niめっきはー般的なワット浴、粗化Niめっきは日本高純度化学社製WHNめっき液、粗化Pdめっきはリーロナール社製Pdめっき浴を用いた。
SEMで確認した凹凸は2μm程度であった。
第2のレジストの開口部は、第1の電解めっき処理において形成されたNiめっき層上に配される。
これにより、第2の電解めっき処理工程を終えた。
次いで、第2のレジスト275を剥離し、第2の電解めっき処理にて形成したNiめっき層、Pdめっき層を耐エッチング層として、露出した、スパッタ形成のCr層、Cu層をエッチング除去した。(図6(g))
次いで、金型による打ち抜きにて外形加工を行ない、図3に示す電子デバイス検査用コンタクトシート210の作製を完了した。(図6(h))
尚、外形加工の際、、表裏導通部212の近傍にベース基材を貫通するφ100μmの貫通孔216及びガイドホール215を開けた。
更に、作製された電子デバイス検査用コンタクトシート210を用い、実施例1の場合と同様、最大圧縮歪が50μm(=ΔH)の条件で繰り返し導通抵抗を測定した結果、50000回の後にも1 端子当り20mΩ以下で、使用に耐えるものであった。
尚、本例では、図1(a)におけるH1は125μm、H2は略175μm、a=0. 3、b=0. 6で、H1>ΔH /b、H2>ΔH/aを満足している。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、上記のように、電子デバイスと検査用回路基板との間に配設され、電子デバイスの端子部と検査用回路基板の端子部とを電気的に接続するための、シート状の中間接続用部材で、剛性の高い検査用多層回路基板を使わざるをえない場合おいて、測定する電子デバイスと検査用回路基板間の電気接触を確実にできる電子デバイス検査用コンタクトシートの提供を可能にした。
同時に、そのような電子デバイス検査用コンタクトシートを製造することができるの製造方法の提供を可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートの実施の形態の第1の例を示した一部断面図であり、図1(b)は図1(a)に示す電子デバイス検査用コンタクトシートを検査装置に使用した状態を示した概略断面図である。
【図2】本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートの実施の形態の第2の例を示した一部断面図である。
【図3】図3(a)は本発明の電子デバイス検査用コンタクトシートの実施の形態の第3の例を示した一部断面図で、図3(b)は図3(a)におけるA1側からみたデバイスとの接触用の端子部の拡大図で、図3(c)は図3(a)に示すデバイスとの接触用の端子部における、デバイスの半田ボールとの接続時の半田ボールの搭載状態を示した図である。
【図4】図1(a)に示す実施の形態の第1の例の電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法を示した工程断面図である。
【図5】図3(a)に示す実施の形態の第3の例の電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法の一部工程を示した工程断面図である。
【図6】図3(a)に示す実施の形態の第3の例の電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法の図5に続く工程を示した工程断面図である。
【図7】図7(a)、図7(b)は、それぞれ、従来の電子デバイス検査用コンタクトシートの一部断面図である。
【図8】従来の電子デバイスの電気特性検査装置の一部概略断面図
【符号の説明】
110、110A 電子デバイス検査用コンタクトシート
111      絶縁性のゴム弾性層(絶縁性のゴム弾性シートとも言う)
111H     孔部
112      表裏導通部(導電ポストとも言う)
113     (デバイスとの接触用の)端子部
113A    (検査用回路基板と接触用の)端子部
113a     金属層
113b     金属層
114      配線部
114a     金属層
114b     金属層
115      ガイドホール(治具孔)
121      絶縁性の保護膜(絶縁性の樹脂層とも言う)
130      検査用回路基板
131      配線部
131a     端子部
140      電子デバイス
141      端子部(単に端子とも言う)
150      固定台
155      押圧具
160      位置決めピン
170      レジスト
210      電子デバイス検査用コンタクトシート
211      絶縁性のゴム弾性層
211H     孔部
212      表裏導通部(導電ポストとも言う)
215      ガイドホール(治具孔)
216      孔部(貫通孔とも言う)
221      絶縁性の保護膜(絶縁性の樹脂層とも言う)
230      端子部
230a     Cr層とCu層
230b     Ni層
230A     Cr層、Cu層、Ni層からなる金属層(第1の金属層とも言う)
230c     金属層(第2の金属層とも言う)
231      凹部
235      端子部
235A     Cr層、Cu層,Ni層からなる金属層(第1の金属層とも言う)
235b     金属層(第2の金属層とも言う)
240      半田ボール
270      第1のレジスト
275      第2のレジスト
710      ゴム弾性層
710a     基材
720      導電性ペースト硬化物
731      Auめっき部分
712      絶縁性フィルム
711、713  ゴム弾性フィルム
735      端子部
820      電子デバイス
821      端子
830      検査用回路基板
831      配線
831a     端子
840      押圧具
850      固定台
860      ゴム弾性シート660

Claims (10)

  1. 検査用回路基板および電子デバイスを、固定台と押圧具等により挟み、押圧して、電子デバイスを検査用回路基板に電気的に接続させて、電子デバイスの機能、特性等を検査する検査装置において用いられ、電子デバイスと検査用回路基板との間に配設され、電子デバイスと検査用回路基板とを電気的に接続するための、シート状の中間接続用部材であって、絶縁性のゴム弾性層を挟んで両面に絶縁性の保護膜を積層した3層構造の絶縁性シートをベース基材とし、該ベース基材の表裏面に直交する方向に該ベース基材を貫通して表裏を導通する、導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材からなる表裏導通部を設け、表裏導通部の一方の端部にはデバイスとの接触用の端子部を、他方の端部には検査用回路基板の端子部と直接接触するための端子部または配線部を、表裏導通部に電気的に接続し、該表裏導通部の全領域を含みかつその周囲に跨るように、これらの上に、前記該表裏導通部の全領域より大きく設けているもので、電子デバイスを検査する際には、表裏導通部とその両端の端子部ないし配線部を介して、電子デバイスと検査用回路基板とを電気的に接続するものであることを特徴とする電子デバイス検査用コンタクトシート。
  2. 請求項1において、デバイスとの接触用の端子部は、表裏導通部(導電ポスト)の端部領域の中心に凹部を設けていることを特徴とする電子デバイス検査用コンタクトシート。
  3. 請求項2において、デバイスとの接触用の端子部は、
    第1の金属層部、第2の金属層部の順に配設された構造のもので、第2の金属層部を複数に分割するように形成されていることを特徴とする電子デバイス検査用コンタクトシート。
  4. 請求項1ないし3において、表裏導通部の近傍にベース基材を貫通する貫通孔を設けていることを特徴とする電子デバイス検査用コンタクトシート。
  5. 請求項1ないし4において、導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材は、シリコーンゴム中にAg等の導電粒子を分散させた材料から作られるもので、また、絶縁性のゴム弾性層はシリコーンであることを特徴とする電子デバイス検査用コンタクトシート。
  6. 請求項1ないし5において、コンタクトシートの厚さ方向への最大圧縮変形量をΔH、導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材の限界圧縮歪をa、絶縁性のゴム弾性材の限界圧縮歪をbとした場合、絶縁性のゴム弾性層の厚さをH1、表裏導通部の高さをH2とすると、H1>ΔH /b、H2>ΔH/aであることを特徴とする電子デバイス検査用コンタクトシート。
  7. 電子デバイス検査用コンタクトシートを製造するための、電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法であって、順に、(a)端子部あるいは配線部形成用のCu箔等の金属層1、絶縁性の保護層用のポリイミド層からなる2層積層材を、接着性を持つシリコーンゴムシートの両面にラミネート後加熱して、順に金属層1、ポリイミド層、シリコーンゴム層、ポリイミド層、金属層1の5層構成の積層基材を、ベース基材用として得る、積層基材形成工程と、(b)得られた積層基材の、表裏導通部形成箇所に、貫通孔を開け、孔部を形成する、孔開け工程と、(c)孔部にスクリーン印刷法等によりペースト状の導電性のゴム弾性材形成用部材を充填し、硬化させ、導電性のゴム弾性材形成用部材充填工程と、(d)孔部から突出している導電性のゴム弾性材形成用部材硬化物及び周囲の金属層1表層を研磨する研磨工程と、(e)両面の金属層1に、端子部ないし配線部形成領域を開口部として、レジストを製版した後、開口部の金属層1上および導電性の導電性のゴム弾性材形成用部材材硬化物上に、電解めっきにより、Cuめっき、Niめっき、Auめっき等を施し、金属層2配設する電解めっき処理工程と、(f)レジスト除去後、Niめっき層、Auめっき層を耐エッチング層として、露出したCu箔をエッチング除去するエッチング工程と、(g)金型による打ち抜き等の工法によって外形加工を行なう、外形加工工程とを行なうことを特徴とする電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法。
  8. 電子デバイス検査用コンタクトシートを製造するための、電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法であって、順に、(A)液晶ポリマーシートを、接着性を有するシリコーンゴムシートの両面にラミネート後加熱し、液晶ポリマー、シリコーンゴム、液晶ポリマーの3層構造の積層基材を、ベース基材用として得る、積層基材形成工程と、(B)得られた積層基材の、表裏導通部形成箇所に、貫通孔を開け、孔部を形成する、孔開け工程と、(C)孔部にスクリーン印刷法等によりペースト状の導電性のゴム弾性材形成用部材を充填し、硬化させる導電性のゴム弾性材形成用部材充填工程と、(D)孔部から突出している導電性のゴム弾性材形成用部材硬化物及び周囲の液晶ポリマーシート表層を研磨する研磨工程と、(E)スパッタ法により、3層構造の積層基材の両面に、Cu層、Cr層等の金属層を形成するスパッタ工程と、(F)スパッタ法により形成された両面の金属層1上に、端子部ないし配線部形成領域を開口部として第1のレジストを製版した後、開口部の金属層1上にNiめっき層等の耐エッチング性の金属めっき層を施す第1の電解めっき処理工程と、(G)第1のレジストを除去後、所定形状を開口部として第2のレジストを製版した後、開口部の耐エッチング性の金属めっき層上に、電解めっきにより、順に、平滑Niめっき、粗化Niめっき、粗化Pdめっき等を行ない、金属層2を形成する第2の電解めっき処理工程と、(H)第2のレジストを除去後、金属層2を耐エッチング層として、露出した金属層1をエッチング除去するエッチング工程と、(I)金型による打ち抜き等の工法にて外形加工を行なう、外形加工工程とを行なうことを特徴とする電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法。
  9. 請求項7ないし8において、導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材は、シリコーンゴム中にAg等の導電粒子を分散させた材料から作られるもので、また、絶縁性のゴム弾性層はシリコーンであることを特徴とする電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法。
  10. 請求項7ないし9において、コンタクトシートの厚さ方向への最大圧縮変形量をΔH、導電性でゴム弾性を有するゴム弾性材の限界圧縮歪をa、絶縁性のゴム弾性材の限界圧縮歪をbとした場合、絶縁性のゴム弾性層の厚さをH1、表裏導通部の高さをH2とすると、H1>ΔH /b、H2>ΔH/aであることを特徴とする電子デバイス検査用コンタクトシートの製造方法。
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