JP2004100408A - 止水用シーリング工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】養生が不要で、仕上がり感に優れるとともに、産業廃棄物の発生を抑えることのできる止水用シーリング工法を提供する。
【解決手段】水回りに形成された目地71、72を止水するための工法であって、目地空隙部に充填できるように紐状とされ、目地材料と接着するとともに室温で硬化し、硬化後は、ゴム弾性を有する止水用シーリング材1を用いることを特徴とする止水用シーリング工法。上記止水用シーリング材1として、好ましくは、反応接着性シリコーンゴムを用いる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、止水用シーリング工法に関する。さらに詳しくは、浴室ユニットや、キッチンユニット等の水回りに形成された目地に適用され、止水を行なう止水用シーリング工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、止水、防水のためにシーリングを行う方法として、シリコーン系のシーリング材を用いる方法が知られている。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平8−93085号公報(第1−2頁、第1図)
【特許文献2】
特開平11−256735号公報(第2頁、第1図)
【0004】
上記シリコーン系シーリング材は、通常、カートリッジに充填して市販され、使用時には、出口ノズルから必要量を押出して目地の隙間に充填し、止水のためのシーリングが行なわれる。しかし、前処理として、目地部以外はマスキングテープで養生をする必要があり、またシーリング後は、そのテープを除去しなければならず、作業性が悪いという問題がある。また、目地の隙間に必要量だけのシーリング材を充填するのは困難で、均一な充填量で、平滑な表面で仕上げるためには熟練を要するという問題もある。さらに、使用されないで、カートリッジに残ったシーリング材はロスとなり、カートリッジとともに産業廃棄物として処理しなければならないという問題もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、上記課題を解決して、養生が不要で、シーリング材の目地への充填量を一定とすることができるともに、仕上がり感に優れ、また、産業廃棄物の発生を抑えることのできる止水用シーリング工法を提供することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために考え出されたものであって、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、本発明によれば、水回りに形成された目地を止水するための工法であって、目地空隙部に充填できるように紐状とされ、目地材料と接着するとともに室温で硬化し、硬化後は、ゴム弾性を有する止水用シーリング材を用いることを特徴とする止水用シーリング工法が提供される。このようにすることによって、紐状のシーリング材を目地の隙間に充填し、室温に保つのみで硬化するため、充填量を一定にすることができるとともに、仕上がり感に優れたシーリングを行なうことができる。さらに、紐状のシーリング材を必要量のみ使用すればよいため、カートリッジが不要となり、産業廃棄物の発生を抑えることができる。
【0007】
上記止水用シーリング材としては、反応接着性シリコーンゴムを用いることが好ましい。このようにすることによって、目地を構成する材料と、しっかりと接着するとともに室温で硬化し、硬化後はゴム弾性を発揮するため、材料の収縮等によって目地の間に変位が生じても、これに追従して弾性変形するため、目地切れを防止することができる。
【0008】
上記目地空隙部に予めバックアップ材を介装して止水するとともに、このバックアップ材で確保された空隙に、さらに上記止水用シーリング材を充填してもよい。このようにすることにより、例えば、浴室の床パンに壁パネルを立設する場合、上記床パンの立上がり部周縁と壁パネルの下端面との間にバックアップ材を介装し、このバックアップ材で止水するとともに上記壁パネルを支え、このようにして確保された目地の空隙に、さらに、止水用シーリング材を充填すると、二重に止水できるため、より効果的な防水効果を得ることができる。
【0009】
上記バックアップ材としてブチルゴムを用いることが好ましい。ブチルゴムは、強度的にすぐれているため、上記壁パネル4を、しっかりと支えるとともに、耐水性にも優れているため、長期間止水効果を発揮することができる。
【0010】
上記水回りに形成された目地が、浴室ユニット内の目地とされる。このようにすることにより、浴室ユニット内における、壁パネルと壁パネルとの間の目地、あるいは壁パネルの下端面と床パンの立上がり部周縁との間の目地等を好適にシーリングし、優れた止水効果をあげることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、実施例により、さらに詳細に説明する。
【0012】
【実施例1】
浴室ユニットの側壁に用いた壁パネル2と壁パネル2との間の目地71に本発明の湿気硬化型のシーリング工法を適用した。すなわち、図1(a)の平断面図に示すように、表面材21(無機化粧板、厚み5mm)と基材22とからなる壁パネル2を浴室床パン5上に所定枚数立設し、壁パネル2の裏面両端部に補強を兼ねて設けられたジョイント金具3で連接した。図1(a)における目地幅wは2〜3mmで、深さd(表面材の厚み分)は5mmである。
【0013】
ついで、上記目地空隙に湿気硬化型の反応接着性シリコーンゴムを紐状(径5mm)に成形したシーリング材1(商品名ポリマーエース、常温保存型、信越ポリマー製)を充填した。室温で数時間放置後、上記シーリング材1は、湿気により硬化するとともに壁パネル2にしっかりと接着し、ゴム弾性を発揮した。止水性は良好であり、また、マスキングテープによる養生作業を行う必要がないため、作業性も良好であった。シーリングを行なった後の壁パネル2の平断面図を図1(b)に示す。
【0014】
【実施例2】
ポリ塩化ビニル製、PET製等の樹脂化粧板(厚みT1=18mm)を表面材41とし、鋼鈑を基材42とする壁パネル4を、FRP製浴室ユニットの床パン5の立上がり部周縁51上に立設した。このとき、図2(a)の側断面図に示すように、床パン5の立上がり部周縁51上外側に予め、シーリング不良の場合に備えての二重防水のため、および、シーリング材を充填するときの隙間確保のためにバックアップ材6としてブチルゴム(厚みT2=5mm、幅W=15mm )を介装した。
【0015】
ついで、上記バックアップ材6によって確保された目地72空隙に反応接着性シリコーンゴムを紐状(径5mm)に成形した止水用シーリング材1(商品名ポリマーエース、信越ポリマー製)を充填した。室温で数時間放置後、上記
止水用シーリング材1は、湿気により硬化するとともに壁パネル4の下端面と床パン5の立上がり部周縁51にしっかりと接着し、ゴム弾性を発揮した。止水性は良好であり、また、マスキングテープによる養生作業を行なう必要がなかったため、作業性も良好であった。シーリングを行った後の壁パネル4の側断面図を図2(b)に示す。
【0016】
図3は、実施例2にしたがって、浴室ユニットの壁パネル4と壁パネル4との間の目地72および壁パネル4と床パン5の立上がり部周縁51との間の目地72に本発明にかかる湿気硬化型のシーリング工法を適用して、シーリング材1を充填した状態を併せて示す部分斜視図である。
【0017】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明は、水回りに形成された目地71、72を止水するための工法であって、目地空隙部に充填できるように紐状とされ、目地材料と接着するとともに室温で硬化し、硬化後は、ゴム弾性を有する止水用シーリング材1を用いることを特徴とする止水用シーリング工法である。このようにすることによって、紐状のシーリング材を目地71、72の隙間に充填し、室温に保つのみで硬化するため、充填量を一定にすることができるとともに、仕上がり感に優れたシーリングを行なうことができる。さらに、紐状のシーリング材を必要量のみ使用すればよいため、カートリッジが不要となり、産業廃棄物の発生を抑えることができる。
【0018】
請求項2に記載の発明は、上記止水用シーリング材1が反応接着性シリコーンゴムとされる。このようにすることによって、請求項1に記載の発明の効果に加えて、目地71、72を構成する材料と、しっかりと接着するとともに室温で硬化し、硬化後はゴム弾性を発揮するため、材料の収縮等によって目地の間に変位が生じても、これに追従して弾性変形するため、目地切れを防止することができる。
【0019】
請求項3に記載の発明は、上記目地72空隙部に予めバックアップ材6を介装して止水するとともに、このバックアップ材6で確保された空隙にさらに上記止水用シーリング材1が充填される。このようにすることにより、例えば、浴室の床パン5に壁パネルを立設する場合、上記床パン5の立上がり部周縁51と壁パネル4の下端面との間にバックアップ材6を介装し、このバックアップ材6で止水するとともに上記壁パネル4を支え、このようにして確保された目地72の空隙に、さらに、止水用シーリング材1を充填すると、二重に止水できるため、より効果的な防水効果を得ることができる。
【0020】
請求項4に記載の発明は、上記バックアップ材6としてブチルゴムが用いられる。ブチルゴムは、強度的にすぐれているため、請求項3に記載の発明の効果に加えて、上記壁パネル4を、しっかりと支えるとともに、耐水性にも優れているため、長期間止水効果を発揮することができる。
【0021】
請求項5に記載の発明は、上記水回りの目地71、72が浴室ユニット内に形成された目地とされる。このようにすることにより、請求項1に記載の発明の効果に加えて、浴室ユニット内における、壁パネルと壁パネルとの間の目地71、あるいは壁パネル4の下端面と床パン5の立上がり部周縁51との間の目地72等を好適にシーリングし、優れた止水効果をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、実施例1における壁パネルと壁パネルとの間の目地を示す平断面図である。
(b)は、図1(a)に示す目地にシーリングを行った後の壁パネルの平断面図である。
【図2】(a)は、実施例2における壁パネルと床パンの立上がり部周縁との間の目地を示す側断面図である。
(b)は、図2(a)に示す目地にシーリングを行った後の壁パネルの側断面図である。
【図3】実施例2にしたがって、浴室ユニット内の目地に本発明にかかるシーリング工法を適用した状態を併せて示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1     本発明にかかる止水用シーリング材
2     実施例1における壁パネル
21    上記壁パネルを構成する表面材
22    上記壁パネルを構成する基材
3     ジョイント金具
4     実施例2における壁パネル
41    上記壁パネルを構成する表面材
42    上記壁パネルを構成する基材
5     床パン
51    床パンの立上がり部周縁
6     バックアップ材
71    実施例1における目地
72    実施例2における目地

Claims (5)

  1. 水回りに形成された目地を止水するための工法であって、目地空隙部に充填できるように紐状とされ、目地材料と接着するとともに室温で硬化し、硬化後は、ゴム弾性を有する止水用シーリング材を用いることを特徴とする止水用シーリング工法。
  2. 上記止水用シーリング材が反応接着性シリコーンゴムである請求項1に記載の止水用シーリング工法。
  3. 上記目地空隙部に予めバックアップ材を介装して止水するとともに、このバックアップ材で確保された空隙にさらに上記止水用シーリング材を充填する請求項1に記載の止水用シーリング工法。
  4. 上記バックアップ材がブチルゴムである請求項3に記載の止水用シーリング工法。
  5. 上記水回りに形成された目地が浴室ユニット内の目地である請求項1に記載の止水用シーリング工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020165182A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 水廻りユニットルームの止水構造

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