JP2004100327A - 植生袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】一時的に水に浸かった場合であっても、植生を行うことが出来る植生袋を提供することを目的とする。
【解決手段】植生袋10は3層の構造となっており、土壌21を封入する内袋12を外袋11が覆うとともに、土壌21と内袋12の間には種子20が貼り付けられた種袋13が介在されている。このうち内袋12は耐候性を有する非水溶性の不織布からなるとともに、その目付量Aが12≦A≦22.5の範囲内となっている。目付量Aがこの範囲内にあれば、芽吹いた種子20は内袋12を貫通することが出来るため、発芽に支障をきたすことがない。一方、この範囲の目付量Aの不織布を使用している場合には、植生袋10が浸水した場合であっても、封入した土壌21の流出を内袋12が防止する。従って、一時的に水に浸かるような状況下であっても、植生を行うことが出来る。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植生を目的とした植生袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、道路脇等の法面の保護及び緑化を図るものとして、植生袋1が知られている。このものは、図7、8に示すように、培養土等の土壌5を封入可能な外袋2と、外袋2の内側に土壌5を取り囲むようにして取付けられる種紙3とから構成されている。このうち、外袋2は樹脂製の繊維を編み込んで形成される一方、種紙3は水溶性のパルプ材からなる。
そのため、降雨等により植生袋1に水分が補給されると、種紙3が溶けて種子6が培養土に付着する。すると、種子6が土壌5に根付くとともに芽が外袋2の網目から発芽し、植生が行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記構造の植生袋1は、乾燥地での使用を前提としているものであるため、仮に川辺等で使用した場合など、一時的な増水により植生袋1全体が水に浸かるような状況下で使用すると、外袋2の網目から土壌5及び種子6等が外部に流出してしまう。
また、上記のような土壌5及び種子6等の流出を防止する手段として種紙3を非水溶性の薄いシート材で構成するとともに土壌5及び種子6を覆う等の手段が考えられるが、この場合には、シート材の目が荒いと土壌5の流出を抑えることが出来ず、シート材の目が細かいと種子6が土壌5に根付いても芽が材料を貫通することが出来ず、発芽に至らない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、一時的に水に浸かった場合であっても、植生を行うことが出来る植生袋を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、土壌及び単子葉植物の種子を封入可能な袋状をなす植生袋であって、耐候性を有する非水溶性の繊維からなる不織布にて形成されるとともに、目付量A(g/m)が12≦A≦22.5の範囲相当であるところに特徴を有する。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記植生袋は前記土壌を封入可能な第一の植生袋と、この第一の植生袋を内包する第二の植生袋とから構成されるとともに、この第一の植生袋と第二の植生袋との間に、前記種子が配された構成であるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記土壌の表面側に、前記土壌に水分を滲出させるための保水材が設けられた構成であるところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
土壌と種子は植生袋に覆われているため種子が発芽(種子の芽が外部に突出した状態を表すものとする)するには、種子が土壌に根付いて芽生えた後、芽が植生袋を貫通して外部に突出する必要がある。
また、こうした植生袋を一時的に浸水するような状況下で使用する場合には、浸水時に土壌及び種子の流出を防止する必要がある。
一方、植生袋の目付量と芽の貫通性との関係及び、植生袋の目付量と土壌の流出量との関係は相反する関係となっている。すなわち、目付量(g/m)が小さい場合には不織布の目があらくなるため芽の貫通に関して問題はないが、土壌の流出量が多くなる。一方、目付量が大きい場合には不織布の目が細かくなるため流出量は軽減されるが、芽が不織布を貫通できない。
出願人の知見によれば、植生袋の目付量Aが12≦A≦22.5である場合には、不織布の繊維間を芽が貫通することが出来、更に、土壌の流出量も少ない。そのため、目付量がこの範囲内にある不織布を使用すれば、当該植生袋全体が一時的に水に浸かる状況下であっても使用可能である。
【0007】
<請求項2の発明>
出願人の知見によれば、根が不織布を貫通する通根性に関し、不織布の目付量Aが12≦A≦22.5の範囲内にあれば何ら問題がない。
請求項2の発明によれば、種子は第一の植生袋を貫通して土壌に根付き、第二の植生袋を貫通して芽吹くため、発芽に支障をきたすものでない。また、土壌側から見ると、植生袋が第一、第二の植生袋による二重の構成であるから、一重の場合と比較して土壌の流出量が一層低減される。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、土壌の表面側には保水材が設けられているから、土壌中に注がれた水分の保水効果に優れる。
【0008】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図5によって説明する。
図1は本実施形態に適用された植生袋10であって、培養土等の土壌21を封入可能な袋状をなしている。この植生袋10は3層の構造となっており、網目をもったネット状をなすとともにポリエチレン等の合成繊維からなる外袋11と、耐候性に優れる素材、例えばポリエステル製の不織布からなる内袋12とパルプ製の種袋13とを主体として構成されている。
【0009】
本実施形態において、これら外袋11、内袋12及び種袋13は加工がされる前の状態では共に一枚の薄いシート状をなしておりそれぞれ異なるロール機(図示せず)に巻き付けられている。加工時には、まず種袋13が第一のロール機から引き出され、その上面の全域に散布機(図示せず)によって接着材とともに種子20及び遅効性の肥料22が振りまかれる。その後、第二のロール機から内袋12が引き出されるとともに、この内袋12が種袋13の上面に重ね合わされる。これにて、種袋13と内袋12が接着される。その後更に、内袋12の上面側には散布機により接着材が振りまかれるとともに、第三のロール機から引き出された外袋11が重ね合わされる。これにて、各ロール機から引き出された各シート(外袋11、内袋12、種袋13)は、下側から種袋13、内袋12、外袋11の順に貼り合わされることとなる。
尚、外袋11と内袋12との間は仮止め程度に固定がなされればよいため、この間に散布される接着材は接着力が弱いもの(例えば、再溶性のもの)でよい。
【0010】
植生袋10は3層のシート状に貼り合わされた状態から所定の大きさにトリミングされ、その後、植生袋10の上縁部分(図1の手前側に相当する)は閉止用のロープ16を内包した状態で縫合される。続いて、植生袋10全体を幅方向の中心線で種袋13が内面側に、外袋11が外面側となるように折り畳み、その後、植生袋10の下縁同士及び側縁同士を重ね合わせた状態で全長に亘って縫合する。これにて、植生袋10は上縁側のみが開口する袋状に形成されるとともに、この開口を通じて内部に土壌21が封入可能となる。本実施形態において植生袋10は縦寸法が約60cm、横寸法が40cmとされている。また、外袋11の網目の大きさは縦寸法が約4mm、横寸法が約15mmとなっており、種子20の発芽(発芽とは種子20の芽が外部に突出した状態を表すものとする)に対し支障をきたさないものとなっている。尚、前記した植生袋10の構造により明らかであるが、植生袋10は種袋13を内袋12が内包し、更に内袋12を外袋11が内包するとともに、種袋13と内袋12との間に種子20が位置する関係となっている。また、種袋13の下面側には前述した加工前の段階で、長さ方向に沿って縦長のシート状をなす保水材15が左右一対縫い付けられる。従って、この保水材15は、植生袋10内に土壌21が封入された際には、土壌21の表面側と密着するようになっている。保水材15は例えば、パルプ材やわら、あるいは高分子ポリマー等からなり、蓄えた水分Wを土壌21中と保水材15中の水分の含有量の差によって土壌21に対して放出することが出来る。
【0011】
ところで、内袋12は前述したようにポリエステル製であるが、その目付量A(g/m)は次に説明する通芽試験、土壌流出試験に基づいて決められた。
▲1▼通芽試験
通芽試験は種子20が蒔かれた土壌21の上部側を内袋12と同じくポリエステル製のシート材によって覆い種子20を発芽させるものであって、芽吹いた種子20の芽がシート材を貫通して外部に突出するか、否かの評価を行うものである。
尚、通芽試験は次の条件に従って試験を行った。
1)通芽の評価は実験開始後約1カ月後に行った。
2)種子20についてはトールフェスク、クリーピングレッドフェスク、リードカナリーグラス、バーミューダグラス、ウィーピングラブグラスを使用した。
3)シート材の表面積は500mm×330mmの大きさのものを使用するとともに、シート材1枚当たりの種子20の散布量は約500個とした。
【0012】
▲2▼土壌流出試験
土壌流出試験は、土壌21を内袋12と同じくポリエステル製の袋中に封入し、所定時間川に袋全体を浸水させる。その後、浸水した袋を乾燥させるとともに、浸水前の土壌21の乾燥質量と、浸水後の土壌21の乾燥質量を比較することで、浸水時に流出した土壌21の質量を算出するものである。
尚、この土壌流出試験は次の条件に従って試験を行った。
1)封入した土壌21は砂壌土(粘土分が13%のもの)を使用した。
2)川への投与時間は12時間とした。
3)川の平均流速は0.99m/secであった。
4)比較のためポリエステル製の他にパルプ製の袋(従来品の種紙に相当するもの)でも試験を行った。
そして、シート材・袋の目付量Aを種々変化させ下記に示す表1、表2の結果を得た。
【0013】
【表1】
Figure 2004100327
【0014】
【表2】
Figure 2004100327
【0015】
図6は表1をまとめたものであるが、目付量Aが12≦A≦22.5である範囲では、通芽率はいずれも50%を越えている。一方、目付量Aが22.5<A≦30である範囲では通芽率が50%以下となっている。ここで、通芽率は判定基準を50%としており、目付量Aが12≦A≦22.5の範囲内にある場合は、植生に対し支障にならない。
一方、目付量Aが22.5<A≦30の範囲にあるものは、通芽率が50%未満となっており、この程度の割合では発芽した種子20の総量が植生に必要とされる量に満たない。この場合、試験時より種子20の散布量自体を増やすことで種子20の発芽量を増加させることも考えられるが、これも難しい。すなわち、試験では、単位面積当たりの種子20の散布量が適量となっているが、適量を越えて種子20の散布量を増加させると、シート材の内面側で芽吹いた種子20同士がシート材の通り口(繊維間の隙間)を探して競合する関係となってしまい、かえって発芽を妨げるように働く場合がある。従って、目付量が22.5<A≦30の範囲にあるものは、種子20の散布量を多くする等の手段を講じた場合であっても植生に支障をきたす虞がある。
以上のことから、通芽率を考慮した場合、内袋12の目付量Aは12≦A≦22.5の範囲となるように設定することが最適である。
【0016】
また、表2は土壌流出試験の結果を示すものであるが、袋の材質がパルプ性(従来タイプ)のものは12時間経過後には袋の一部が溶失し、土壌21の流出割合が27%である。従って、浸水が想定される状況下では使用出来ない。一方、ポリエステル製のものは目付量Aが12≦A≦30の範囲内においては、12時間経過後であっても袋の溶失もなく土壌21の流出割合が10%以下となっており、土壌21の流出を十分に防止出来る。以上のことから、土壌21の流出に対しては目付量Aが12≦A≦30の範囲内にあれば問題はない。
このように、通芽試験及び土壌流出試験の結果から内袋12の目付量Aとして最適な範囲としては12≦A≦22.5であることがわかった。そこで、本実施形態では内袋12の目付量Aを15(g/m)とした。
【0017】
尚、本実施形態では内袋12に、目付量Aが12≦A≦22.5の範囲内にある材料のものを使用したが、次のような構成であってもよい。すなわち、内袋12に目付量が前記範囲より小さい材質のものを複数枚使用する形態である(例えば、目付量が10(g/m)のものを2枚使用する等である)。この場合、二枚合わせである内袋全体の実質的な目付量Bを1枚相当に換算し、その結果が、12≦B≦22.5の範囲内にあれば1枚ものの代用として使用出来る。尚、2枚合わせのものを一枚相当に換算するには、前述した通芽試験、土壌流出試験等を行い、その結果を一枚ものと比較して試験結果が合致するものを実質的な目付量B(換算値)とすればよい。
【0018】
次に、本実施形態の施工例(川岸での植生)について説明する。
川岸の土壌21が植生に適している場合には、植生地に植生袋10を空の状態で持ち込む。そして、川岸において植生袋10の内部に土壌21を詰め込み、その後開口部分をロープ16で締めこみ植生袋10を密閉する。続いて、植生地(川岸)に植生袋10を並べて配しておく。すると、降雨等により植生袋10に水分が補給され種子20の発芽が開始される。具体的には、水分が補給されると種袋13が溶解して土壌21に密着するため、芽吹いた種子20の根は土壌21に根を生やしてゆく。一方、種子20の芽は内袋12の目付量AがA=15(g/m)であるため、内袋12を貫通することが出来る。内袋12を貫通した芽は更に、外袋11の網目を貫通して発芽する。これ以降も、降雨等により適度に水分が補給されるから芽は発育し植生がなされる。また、土壌21がある程度乾燥する状況となった場合であっても、保水材15により降雨等による水分Wを適度に維持することが出来る。
【0019】
また、仮に河川が増水して一時的に植生袋10が浸水するような場合であっても、種子20の発芽・育成がなされるようになっている。具体的には、種子20及び土壌21は非水溶性の内袋12によって覆われているから、浸水した状況下であっても種子20及び土壌21の流出が防止される。従って、浸水後であっても浸水前と同様に植生袋10内には土壌21が満たされた状況であるため、種子20が発芽し植生がなされる。
尚、植生地によっては当該植生地の土壌21が種子20の生育に適していない場合もある。しかし、この場合には、植生地の土壌21を使用せず、既に、培養土が封入された状態の植生袋10を持ちこんで使用すればよい。具体的には、植生袋10を製造する過程で植生袋10の内部に培養土を封入しておけばよく、この場合には、培養土を封入後、植生袋10を縫合により閉止することでロープ16を廃止することが出来る。
【0020】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
第1実施形態では種袋13をパルプ製としたが、第2実施形態では種袋13を内袋12と同様にポリエステル製の不織布で構成しており、その目付量Cは第一実施形態の内袋12と同様に15(g/m)としている。第2実施形態における内袋12は「本発明の第二の植生袋に相当」するものであり、種袋13は「本発明の第一の植生袋に相当」するものである。
尚、ポリエステル製の種袋13に対する種子20の根の貫通性を確認するために、以下に説明する通根試験を併せて行った。
通根試験は土壌21を種袋13と同じくポリエステル製の不織布からなるシート材で覆い、その上に種子20を蒔き発芽させるものであって、芽吹いた種子20の根がシート材を貫通して土壌21に根付くか、否かの評価を行うものである。また、▲1▼試験期間、▲2▼散布した種子の種類、▲3▼種子の散布量については通芽試験と同じ条件で行った。
そして、シート材の目付量Cを種々変化させ下記に示す表3の結果を得た。
【0021】
【表3】
Figure 2004100327
【0022】
表3に示すように、目付量Cが15(g/m)のものは、通根率が90%となっており植生に対し支障にならない。通根率についても判定基準を50%としているため、通根試験の結果によれば目付量Cが15〜30(g/m)のものは「第一の植生袋」としての使用は可能であるが、種子20の発芽に重点をおき(土壌の流出防止に重点をおくと、目付け量の高いものを選択することになる)、なるべく通根率の高いもの、すなわち目付量の小さいものを使用するのが好ましい。
また、種袋13をパルプ製から非水溶性のものに替えたことにより、種袋13の目付量が小さい場合であっても、内袋・種袋12、13(非水溶性の不織布)によって土壌21を二重に覆うこととなるから、一重の場合と比較して土壌21の流出量が一層低減される。
その他の構成については、第1実施形態と同様であるため、重複した説明については省略するもののとする。
【0023】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0024】
(1)第1実施形態では内袋12を、第2実施形態では内袋12及び種袋13をポリエステル製としたがポリプロピレン、ポリエチレン、ビニロン、ナイロン等の合成繊維でもよく、また、耐候性を有するものであれば天然繊維が混ざったものであってもよい。
【0025】
(2)第1、第2実施形態共に、外袋11をポリエチレン等の合成繊維製としたが、例えば、麻等の天然繊維製のものであってもよい。
【0026】
(3)第1、第2実施形態共に、植生袋10を外袋11、内袋12、種袋13からなる3層の構造としたが、外袋11を廃止して内袋12と種袋13のみによって植生袋10を構成するものであってもよく、更に、種袋13を廃止して内袋12のみの構成とするものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る植生袋の斜視図
【図2】土壌封入状態における植生袋の断面図
【図3】発芽状態を示す植生袋の断面図
【図4】保水材周りの断面図
【図5】保水材が水分を吸収した状態を示す断面図
【図6】目付量に対する通芽率の推移を表すグラフ
【図7】従来例の斜視図
【図8】従来例の断面図
【符号の説明】
10…植生袋
11…外袋
12…内袋
13…種袋
15…保水材
20…種子
21…土壌

Claims (3)

  1. 土壌及び単子葉植物の種子を封入可能な袋状をなす植生袋であって、耐候性を有する非水溶性の繊維からなる不織布にて形成されるとともに、目付量A(g/m)が12≦A≦22.5の範囲相当であることを特徴とする植生袋。
  2. 前記植生袋は前記土壌を封入可能な第一の植生袋と、この第一の植生袋を内包する第二の植生袋とから構成されるとともに、
    この第一の植生袋と第二の植生袋との間に、前記種子が配された構成であることを特徴とする請求項1記載の植生袋。
  3. 前記土壌の表面側に、前記土壌に水分を滲出させるための保水材が設けられた構成であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の植生袋。
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