JP2004099766A - トップコート液及びインクジェット記録方法 - Google Patents

トップコート液及びインクジェット記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】顔料インク記録物の被記録面上に、インク滲みを発生させることなく、樹脂皮膜を形成することができ、光沢感や画像堅牢性を高め得るトップコート液及び該トップコート液を用いたインクジェット記録方法を提供すること。
【解決手段】トップコート液は、下記一般式(I)で表されるラダーシリコーン樹脂を含有する。このトップコート液を用いたインクジェット記録方法は、記録媒体の被記録面に、顔料インクにより文字及び/又は画像を記録するインクジェット記録工程と、該記録が行われた該被記録面に、トップコート液をインクジェット方式により塗布して皮膜を形成する皮膜形成工程とを備える。
【化1】
Figure 2004099766

【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顔料インクにより文字及び/又は画像が記録された記録物の被記録面を被覆する皮膜形成用のトップコート液及び該トップコート液を用いたインクジェット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録方法は、微小なノズルから画像信号に応じてインクの液滴を吐出させ、記録媒体の被記録面に付着させて記録を行う記録方式である。インクジェット記録用のインクとしては、染料や顔料等の着色剤を水やアルコール等を含む水性媒体中に溶解又は分散させたものが一般的であり、染料インクと顔料インクとに大別される。これまで、色再現性や吐出安定性等に優れる染料インクが多用されてきたが、インクジェット記録技術のデジタル写真サービスや商業印刷等への用途拡大により、記録画像の長期保存性が重要視されるようになってきており、染料インクに比して耐水性や耐光性等に優れる顔料インクが使用されるようになってきている。
【0003】
顔料インクを使用したインクジェット記録の問題点として、その被記録面に、いわゆる光沢ムラが生じるという問題があった。光沢ムラとは、印刷部分と非印刷部分(白地部分)との間、あるいは印刷部分でも着色剤の種類や付着量が異なる部分間などで光沢差が生じる現象である。光沢ムラは、光沢度の高い記録媒体を使用した場合に特に問題となる。また、顔料インクにより形成された画像は、該被記録面に付着した顔料により形成されているため剥がれ落ち易く、指で画像を擦ると顔料が脱落して被記録面を汚すことがあり、記録画像の耐擦性に劣るという問題もあった。更に、顔料インクにより形成された画像は、耐水性や耐光性には優れるものの、オゾンなどの影響により変退色を起こすおそれがあり、耐ガス性の点で未だ不十分であった。
【0004】
また、記録画像の保護手段として、画像が形成された被記録面に、樹脂を主成分とし皮膜形成能を有する印字物保護剤を塗布し、該被記録面を該樹脂の皮膜で被覆する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−48180号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
顔料インクを使用したインクジェット記録の上記問題を解決する手段として、上述の如き保護剤を用いて、顔料インクにより画像が形成された被記録面を樹脂皮膜で被覆する方法が考えられる。しかし、従来のこの種の保護剤は、顔料インクにより画像が形成された被記録面に塗布すると、該被記録面に付着している着色剤(顔料)が溶出して、インク滲みが発生するという問題があった。
【0007】
従って、本発明の目的は、顔料インクにより文字及び/又は画像が形成された記録物の被記録面上に、インク滲みを発生させることなく、樹脂皮膜を形成することができ、光沢感や画像堅牢性を高め得るトップコート液及び該トップコート液を用いたインクジェット記録方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、顔料インクによりインクジェット記録された記録物の被記録面を被覆する皮膜について種々検討した結果、皮膜形成物質としてラダーシリコーン樹脂を用いることにより、インク滲みを生じることなく、該被記録面に平滑性の高い皮膜を形成することが可能となり、記録物の光沢感、耐擦性、撥水性、耐水性、耐ガス性、耐候性、耐汚染性等を高めることができることを知見した。
【0009】
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、本発明のトップコート液は、[1] 顔料インクにより文字及び/又は画像が記録された記録物の被記録面を被覆する皮膜を形成するトップコート液であって、下記一般式(I)で表されるラダーシリコーン樹脂を含有することを特徴とする。
【0010】
【化2】
Figure 2004099766
【0011】
また、本発明のトップコート液は、[2] 上記[1]のトップコート液において、上記ラダーシリコーン樹脂を0.1〜50重量%含有することを特徴とする。
【0012】
また、本発明のトップコート液は、[3] 上記[1]又は[2]のトップコート液において、上記ラダーシリコーン樹脂の重量平均分子量が500〜10万であることを特徴とする。
【0013】
また、本発明のトップコート液は、[4] 上記[1]〜[3]の何れかのトップコート液において、樹脂溶解剤、浸透剤、界面活性剤及び湿潤剤からなる群から選ばれる1種又は2種以上の助剤を含有し、該助剤の含有量が0.1〜50重量%であることを特徴とする。
【0014】
また、本発明のトップコート液は、[5] 上記[4]のトップコート液において、上記浸透剤が、グリコールエーテル類及びアルカンジオール類からなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする。
【0015】
また、本発明のトップコート液は、[6] 上記[4]のトップコート液において、上記界面活性剤が、アセチレングリコール類、アセチレンアルコール類及びポリシロキサン類からなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする。
【0016】
また、本発明のトップコート液は、[7] 上記[4]のトップコート液において、上記湿潤剤がグリコール類であることを特徴とする。
【0017】
また、本発明のインクジェット記録方法は、[8] 記録媒体の被記録面に、顔料インクにより文字及び/又は画像を記録するインクジェット記録工程と、該記録が行われた該被記録面に、上記[1]〜[7]の何れかのトップコート液をインクジェット方式により塗布して、該トップコート液の皮膜を形成する皮膜形成工程とを備えることを特徴とする。
【0018】
また、本発明のインクジェット記録方法は、[9] 上記[8]のインクジェット記録方法において、上記トップコート液の塗布量が、固形分換算で0.1〜50mg/inchであることを特徴とする。
【0019】
また、本発明の記録物は、[10] 顔料インクにより文字及び/又は画像を記録された被記録面が、上記[1]〜[7]の何れかのトップコート液の皮膜で被覆されたことを特徴とする。
【0020】
また、本発明の記録物は、[11] 上記[10]の記録物において、上記皮膜の厚みが0.1〜30μmであることを特徴とする。
【0021】
また、本発明の記録物は、[12] 上記[10]又は[11]の記録物において、インクジェット方式により文字及び/又は画像が記録されたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、先ず、本発明のトップコート液について説明する。
本発明のトップコート液は、上記一般式(I)で表されるラダーシリコーン樹脂を含有することを特徴とする。このラダーシリコーン樹脂は、シロキサン結合(Si−O)を主鎖とし、その分子鎖の構造がラダー(梯子)型となっているものである。
【0023】
上記一般式(I)中、R〜Rは、それぞれ、水素原子、アルキル基又は上記一般式(II)で表される基を表す。該アルキル基としては、例えば、メチル基、エ
チル基、プロピル基が挙げられる。該一般式(II)で表される基としては、例えば
、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基が挙げられる。これらのうち、R〜Rとして特に好ましいものは、メチル基又はトリメチルシリル基である。
【0024】
また、上記一般式(I)中、R及びRは、それぞれ、アリール基、アルケニル基、アルキル基又は炭素数が50〜10万の主鎖が炭素骨格であるポリマーを表す。該アリール基としては、例えば、フェニル基が挙げられる。該アルケニル基としては、例えば、ビニル基、アリル基が挙げられる。該アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基が挙げられる。これらのうち、R及びRとして特に好ましいものは、フェニル基又はメチル基である。
【0025】
尚、皮膜の硬度の調整は、R及びRのモル比を調整することで行うことができる。R及びRをフェニル基又はメチル基とする場合、それらのモル比は、メチル基1モルに対して、フェニル基0〜4モル、特に1〜2モル;あるいはフェニル基1モルに対して、メチル基0〜4モル、特に1〜2モルとすることが、該皮膜に被記録面のコート材としての機能を付与する点で好ましい。
【0026】
また、上記一般式(I)中、nは5〜1600、好ましくは50〜1000の整数である。nが5未満では成膜性に乏しく、1600超では溶解性が低下する。尚、n個のR及びRは、それぞれ同一でもよく、異なっていてもよい。
【0027】
ラダーシリコーン樹脂の重量平均分子量は、記録物の被記録面への定着性、溶媒への溶解性及び増粘性等の観点から、好ましくは500〜10万、更に好ましくは1000〜1万である。
【0028】
尚、ラダーシリコーン樹脂としては、例えば、Techneglas,Inc.製のグラスレジン(GR)100、650、908、950;昭和電工(株)製のサーンフルーレLS230、LS190、MMPL等の市販品を用いることもできる。
【0029】
ラダーシリコーン樹脂の含有量は、トップコート液中、好ましくは0.1〜50重量%、更に好ましくは5〜30重量%である。含有量が0.1重量%未満では、皮膜形成能に乏しいため、十分な光沢が得られないおそれがあり、50重量%超では、粘度が増大して取扱性や塗布性(レベリング性)に劣り、インクジェット方式により塗布する場合にはジェットノズルの吐出不良を起こすおそれがある。また、皮膜にクラックが発生するおそれもある。
【0030】
トップコート液には、ラダーシリコーン樹脂以外に、必要に応じ、樹脂溶解剤、浸透剤、界面活性剤及び湿潤剤からなる群から選ばれる1種又は2種以上の助剤を含有させることができる。このような助剤を含有させることにより、記録媒体への浸透性や、インクジェット方式により塗布する場合の吐出信頼性を確保することができる。これら助剤の含有量は、好ましくは0.1〜50重量%、更に好ましくは1〜20重量%である
【0031】
上記樹脂溶解剤としては、例えば、メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類;メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類;カルビノール類;メタノール、エタノール、n−プロピルアルコール、iso−プロピルアルコール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、iso−ブタノール、n−ペンタノール等のアルコール類;その他、アセトニトリル、酢酸メチル、酢酸エチル等が挙げられる。
【0032】
上記浸透剤としては、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル等のグリコールエーテル類;1,2−ヘキサンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等のアルカンジオール類等が挙げられる。これらのうち、特に、トリエチレングリコールモノブチルエーテル及び/又は1,2−ヘキサンジオールが好ましい。
【0033】
上記界面活性剤としては、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートのアンモニウム塩等のアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド等の非イオン性界面活性剤;サーフィノール82、104、440、465、485(以上、エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ社製)、オルフィンSTG、オルフィンE1010(以上、日信化学社製)等のアセチレングリコ−ル系界面活性剤;カチオン性界面活性剤;両イオン性界面活性剤等が挙げられる。これらのうち、特に、アセチレングリコール類、アセチレンアルコール類及びポリシロキサン類からなる群から選ばれる1種又は2種以上が好ましい。
【0034】
上記湿潤剤としては、例えば、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、チオグリコール、ヘキシレングリコール等のグリコール類;2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、ε−カプロラクタム等のラクタム類;尿素、チオ尿素、エチレン尿素、1,3−ジメチルイミダゾリジノン類等の尿素類;マルチトール、ソルビトール、グルコノラクトン、マルトース等の糖類等が挙げられる。これらのうち、特に、グリコール類が好ましく、とりわけ、グリセリン及び/又はエチレングリコールが好ましい。
【0035】
トップコート液には、上記の助剤以外に、必要に応じ、pH調整剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防黴剤、防腐剤、硬化剤等の添加剤の1種又は2種以上を含有させることができる。
【0036】
トップコート液は、水に、ラダーシリコーン樹脂の他、必要に応じ、助剤及び添加剤を添加することにより、調製することができる。水としては、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水又は超純水を用いることが好ましい。特に、これらの水を、紫外線照射又は過酸化水素添加等により滅菌処理した水は、長期間に亘ってカビやバクテリアの発生が防止されるので好ましい。
【0037】
トップコート液の液温20℃における粘度は、きれいな皮膜の形成、インクジェット方式により塗布する場合の吐出信頼性等の観点から、好ましくは2〜6mPa・s、更に好ましくは3〜5mPa・sである。粘度の調整は、上記各成分の含有量の調整や、粘度調整剤(増粘剤)などにより行うことができる。
【0038】
また、トップコート液のpHは、ゲル化防止や保存安定性等の観点から、好ましくは4〜8、更に好ましくは5〜7である。pHの調整には、塩酸、硫酸、硝酸等の鉱酸;蟻酸、シュウ酸、安息香酸等の有機酸;アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基化合物;トリエチルアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン等の有機塩基化合物等が使用できる。これらは、単独又は複数を組み合わせて使用することができる。
【0039】
次に、上記トップコート液を用いたインクジェット記録方法について説明する。
【0040】
上記インクジェット記録方法は、記録媒体の被記録面に、顔料インクにより文字及び/又は画像を記録するインクジェット記録工程と、該記録が行われた該被記録面に、上記トップコート液を塗布して、該トップコート液の皮膜を形成する皮膜形成工程とを備える。以下、各工程について、工程順に説明する。
【0041】
(インクジェット記録工程)
インクジェット記録工程は、インクジェット記録工程は、公知のインクジェット方式の記録装置(インクジェットプリンタ)を用いて行うことができる。インクジェット方式には、ノズルから一定時間間隔でインクを吐出し続け、吐出されたインク液滴を偏向させることにより画像を形成するコンティニュアス方式と、画像データに対応してインクを吐出させるオンデマンド方式とがあり、何れの方式でもよいが、細かい打ち込み制御が可能、廃液量が少ない等の点で、オンデマンド方式が好ましい。また、インク吐出制御方式には、圧電素子を用いて電圧により制御する方式や、発熱抵抗素子を用いて熱エネルギーにより制御する方式等があるが、特に制限されない。
【0042】
インクジェット記録工程で用いる顔料インクとしては、インクジェット記録で使用できるものであればよく、特に制限されない。インクジェット記録用の顔料インクは、水に、着色剤として顔料を含有させたものが一般的であり、通常、保湿や浸透調整等のため、上述の如き各種有機溶剤や界面活性剤等が含有されている。カラー画像を形成する場合は、イエロー、マゼンタ及びシアンの減法混色の3原色のインク、あるいはこれにブラックその他の色のインクを加えた4色以上のインクを用いる。
【0043】
また、インクジェット記録工程で用いる記録媒体は、インクジェット記録で使用できるものであればよく、普通紙や上質紙等の非塗工紙や、インク受容層等の塗工層を有する塗工紙等の中から、要求される画質等に応じて適宜選択すればよい。
【0044】
高画質の画像が要求される場合は、紙やフィルム等の基材上に、多孔性無機粒子を主成分とするインク受容層を設けた構成の記録媒体、いわゆるインクジェット記録用紙を用いることが好ましい。多孔性無機粒子としては、多孔性非晶質シリカ、多孔性炭酸マグネシウム、多孔性アルミナ等が好ましく用いられる。多孔性無機粒子の含有量は、インク受容層の乾燥重量に対して、40〜90重量%程度である。また、インクジェット記録用紙は、その表面性により、マット調、半光沢調、高光沢調などに分類されるが、本発明では、いずれのインクジェット記録用紙も使用できる。
【0045】
(皮膜形成工程)
皮膜形成工程では、上記インクジェット記録工程で記録が行われた記録媒体の被記録面に、トップコート液を塗布する。トップコート液の塗布方法は、特に制限されず、例えば、エアナイフコーター、ロールコーター、バーコーター、ブレードコーター、スライドホッパーコーター、グラビアコーター、フレキソグラビアコーター、カーテンコーター、エクストルージョンコーター、フローティングナイフコーター、コンマコーター、ダイコーター、ゲートロールコーター、サイズプレス装置等の公知の塗工装置を用いて接触方式で塗布する方法や、スプレーやジェットノズル等を用いて非接触方式で塗布する方法等を採ることができる。
【0046】
上記の塗布方法のうち、特にジェットノズルを用いてのインクジェット方式によるトップコート液の塗布は、1台のインクジェットプリンタに記録媒体を1回給紙する(1パス)だけで、インクジェット記録工程及び被膜形成工程が行えるようになるため、好ましい。この場合、インク及びトップコート液のジェットノズルからの吐出制御は、プリンタドライバを適宜プログラミングすることにより行うことができる。
【0047】
トップコート液は、インクの打ち込みの有無に拘わらず、記録媒体の被記録面の全面に塗布することが、光沢ムラの低減の観点から好ましいが、塗布する箇所は特に制限されない。トップコート液を、インクの打ち込み部分のみに重ねて打ち込んで塗布することもできるし、また、インクが打ち込まれていない白地部分のみに打ち込んで塗布することもできる。
【0048】
トップコート液の塗布量は、最終的に被記録面上に形成される皮膜の厚みが、好ましくは0.1〜30μm、更に好ましくは1〜20μmとなるように調整することが好ましい。皮膜の厚みが0.1μm未満では、画像堅牢性や光沢感の向上の効果に乏しく、30μm超では、クラックが発生したり、記録媒体が変形(カール)したりするおそれがある。概ね、固形分換算で、0.1〜50mg/inch程度が好ましく、10〜30mg/inch程度が更に好ましい。
【0049】
尚、トップコート液は、速乾性に優れており、塗布後速やかに常温で自然乾燥して、皮膜を形成するので、乾燥装置、例えば、赤外線式加熱装置や熱風加熱装置など用いての乾燥処理は特に必要ないが、塗布量が多い場合などは、必要に応じ乾燥処理を行うことにより、記録物表面のべたつきやそれによるスタッキングなどを確実に防止することができる。また、熱ローラ等を使用して、形成された皮膜を加熱加圧することにより、皮膜の初期硬度を上げることもできる。
【0050】
【実施例】
以下に、本発明の実施例及び本発明の効果を示す試験例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明は、斯かる実施例により何等制限されるものではない。
【0051】
〔実施例1〕
下記組成のトップコート液1を調製した。
(トップコート液1の組成)
・ラダーシリコーン樹脂           20重量%(固形分換算)
(商品名「GR100」昭和電工(株)製)
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル        5重量%
・アセチレングリコール系界面活性剤          0.5重量%
(商品名「サーフィノール465」Air Products and Chemicals.Inc.製)
・エチレングリコール                   5重量%
・イオン交換水                      バランス
計100重量%
【0052】
下記の要領で、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の顔料インクを調製した。Y顔料としてC.I.ヒ゜ク゛メントイエロー74、M顔料としてC.I.ヒ゜ク゛メントレット゛122、C顔料としてC.I.ヒ゜ク゛メントフ゛ルー15:3を用いた。
【0053】
(顔料インクの調製)
顔料100g、スチレン−アクリル系樹脂(酸価180、分子量7000)50g、水酸化カリウム10g及び水250gを混合して、ジルコニアビーズによるボールミルにて10時間分散処理を行った。得られた分散原液を孔径8μmのメンブランフィルタ(日本ミリポア・リミテッド製)で濾過して粗大粒子を除き、水で顔料濃度20重量%になるまで希釈して、顔料分散液を調製した。
得られた顔料分散液20g、トリエチレングリコールモノブチルエーテル5g及びアセチレングリコール系界面活性剤(商品名「サーフィノール465」Air Products and Chemicals.Inc.製)0.5gを混合し、更に超純水を加えて全量を100gとした。これを2時間攪拌した後、孔径8μmのメンブランフィルタにより濾過して、顔料インクを調製した。
【0054】
上記のトップコート液1及びY、M、Cの各色顔料インクを、インクジェットプリンタ(商品名「PM880C」セイコーエプソン製)のインクカートリッジに充填した。そして、このプリンタを常法通り稼働させて、記録媒体(商品名「PM写真用紙」セイコーエプソン製)に対し、画像(画像パターン:720×720dpiでDuty100%)を形成する走査と、トップコート液を吐出する走査との2回の記録ヘッドの走査を行った。トップコート液は、記録媒体の被記録面の全面に、固形分換算で1mg/inch塗布(吐出)した。形成された皮膜の厚みは0.1〜0.2μmであった。このようにして得られた記録物を、実施例1のサンプルとした。
【0055】
〔実施例2〕
実施例1において、トップコート液1に代えて、下記組成のトップコート液2を使用した以外は実施例1と同様にして、厚みが0.1〜0.2μmの皮膜を有する記録物を作成し、これを実施例2のサンプルとした。
【0056】
(トップコート液2の組成)
・ラダーシリコーン樹脂           20重量%(固形分換算)
(商品名「GR650」昭和電工(株)製)
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル        5重量%
・アセチレングリコール系界面活性剤          0.5重量%
(商品名「サーフィノール465」Air Products and Chemicals.Inc.製)
・エチレングリコール                   5重量%
・イオン交換水                      バランス
計100重量%
【0057】
〔実施例3〕
実施例1において、トップコート液1に代えて、下記組成のトップコート液3を使用した以外は実施例1と同様にして、厚みが0.1〜0.2μmの皮膜を有する記録物を作成し、これを実施例3のサンプルとした。
【0058】
(トップコート液3の組成)
・ラダーシリコーン樹脂           20重量%(固形分換算)
(商品名「GR908」昭和電工(株)製)
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル        5重量%
・アセチレングリコール系界面活性剤          0.5重量%
(商品名「サーフィノール465」Air Products and Chemicals.Inc.製)
・エチレングリコール                   5重量%
・イオン交換水                      バランス
計100重量%
【0059】
〔実施例4〕
実施例1において、トップコート液1に代えて、下記組成のトップコート液4を使用した以外は実施例1と同様にして、厚みが0.1〜0.2μmの皮膜を有する記録物を作成し、これを実施例4のサンプルとした。
【0060】
(トップコート液4の組成)
・ラダーシリコーン樹脂           20重量%(固形分換算)
(商品名「GR950」昭和電工(株)製)
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル        5重量%
・アセチレングリコール系界面活性剤          0.5重量%
(商品名「サーフィノール465」Air Products and Chemicals.Inc.製)
・エチレングリコール                   5重量%
・イオン交換水                      バランス
計100重量%
【0061】
〔比較例1〕
実施例1において、トップコート液1を使用しない以外は実施例1と同様にして記録物を作成し、これを比較例1のサンプルとした。
【0062】
〔比較例2〕
実施例1において、トップコート液1に代えて、下記組成のトップコート液5を使用した以外は実施例1と同様にして、厚みが0.1〜0.2μmの皮膜を有する記録物を作成し、これを比較例2のサンプルとした。
【0063】
(トップコート液5の組成)
・スチレン−アクリル系樹脂         20重量%(固形分換算)
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル        5重量%
・アセチレングリコール系界面活性剤          0.5重量%
(商品名「サーフィノール465」Air Products and Chemicals.Inc.製)
・エチレングリコール                   5重量%
・イオン交換水                      バランス
計100重量%
尚、上記スチレン−アクリル系樹脂として、下記の要領で調製した、Tg40℃以上のポリマー微粒子を分散質とする乳化型エマルジョンを使用した。
【0064】
(乳化型エマルジョンの調製)
撹拌機、温度計、環流冷却器及び滴下漏斗を備えたフラスコに、イオン交換水100ml及び過硫酸カリウム0.1gを入れ、窒素雰囲気下、撹拌しながら、該フラスコ内の温度が70℃になるまで加熱した。また別途、反応容器に、イオン交換水100ml、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1.0gを入れ、更にTgが40℃以上となるように、スチレン、2−エチルヘキシルアクリレート及びメタクリル酸のモノマー比を調整して入れ、撹拌して乳化物を調製した。その後、該乳化物を、滴下漏斗を用いて上記フラスコ内に徐々に滴下し、ポリマー微粒子を分散質とするエマルジョンを調製した。該エマルジョンを室温まで冷却した後、これを0.4μmのフィルターで濾過し、更に上記ポリマー微粒子の濃度が30重量%となるように蒸留水を加えて、乳白色の乳化型エマルジョンを得た。
【0065】
実施例1〜4及び比較例1〜2の上記各サンプルについて、インク滲み、皮膜の光沢付与効果、耐擦性、耐ガス性を、それぞれ下記方法で評価した。それらの結果を下記表1に示す。
【0066】
(インク滲みの評価試験)
各サンプルの被記録面を目視で観察し、インク滲みが全く観られないものをA、インク滲みが目立つものをBとした。
【0067】
(皮膜の光沢付与効果の評価試験)
比較例1のサンプル(皮膜を有していない記録物)をブランクとして、他のサンプル(皮膜を有している記録物)の被記録面を目視で対比観察し、光沢感の向上が観られるものをA、光沢感の向上が観られないものをBとした。
【0068】
(耐擦性の評価試験)
サンプル作成から24時間経過した後、各サンプルの被記録面上に普通紙を載置し、その上から直径10cmの円柱形状の重りで1kgの荷重をかけながら10往復擦った後の該被記録面の状態を目視で観察し、被記録面に傷や欠損部分がないものをA、傷や欠損部分があるものをBとした。
【0069】
(耐ガス性の評価試験)
各サンプルをガス導入口及びガス排出口の付いたガラス容器に入れ、ガス発生器で発生させたオゾンを、濃度4000ppmで1時間連続して該ガラス容器に導入して、各サンプルのオゾン暴露処理を行った。オゾン暴露処理前後の被記録面の変化を目視で観察し、変化が僅かしか観られないものをA、変化(変色)が明らかに観られるものをBとした。
【0070】
【表1】
Figure 2004099766
【0071】
【発明の効果】
本発明のトップコート液は、顔料インクにより文字及び/又は画像が記録された記録物の被記録面に塗布されることにより、インク滲みを生じさせることなく、平滑で光沢感に優れた皮膜を形成することができる。このような皮膜が形成された記録物は、該皮膜の物理的・化学的バリア効果により、耐水性や耐光性等に優れた顔料インクを使用していることと相俟って、耐擦性、撥水性、耐水性、耐ガス性、耐候性、耐汚染性等に優れ、長期保存が可能である。また、トップコート液の被記録面への塗布は、インクジェット方式で行うことができるため、上記の皮膜を有する記録物を簡易な工程で比較的安価に製造することができる。

Claims (12)

  1. 顔料インクにより文字及び/又は画像が記録された記録物の被記録面を被覆する皮膜を形成するトップコート液であって、下記一般式(I)で表されるラダーシリコーン樹脂を含有することを特徴とするトップコート液。
    Figure 2004099766
  2. 上記ラダーシリコーン樹脂を0.1〜50重量%含有することを特徴とする請求項1記載のトップコート液。
  3. 上記ラダーシリコーン樹脂の重量平均分子量が500〜10万であることを特徴とする請求項1又は2記載のトップコート液。
  4. 樹脂溶解剤、浸透剤、界面活性剤及び湿潤剤からなる群から選ばれる1種又は2種以上の助剤を含有し、該助剤の含有量が0.1〜50重量%であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のトップコート液。
  5. 上記浸透剤が、グリコールエーテル類及びアルカンジオール類からなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項4記載のトップコート液。
  6. 上記界面活性剤が、アセチレングリコール類、アセチレンアルコール類及びポリシロキサン類からなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項4記載のトップコート液。
  7. 上記湿潤剤がグリコール類であることを特徴とする請求項4記載のトップコート液。
  8. 記録媒体の被記録面に、顔料インクにより文字及び/又は画像を記録するインクジェット記録工程と、該記録が行われた該被記録面に、請求項1〜7の何れかに記載のトップコート液をインクジェット方式により塗布して、該トップコート液の皮膜を形成する皮膜形成工程とを備えることを特徴とするインクジェット記録方法。
  9. 上記トップコート液の塗布量が、固形分換算で0.1〜50mg/inchであることを特徴とする請求項8記載のインクジェット記録方法。
  10. 顔料インクにより文字及び/又は画像を記録された被記録面が、請求項1〜7の何れかに記載のトップコート液の皮膜で被覆されたことを特徴とする記録物。
  11. 上記皮膜の厚みが0.1〜30μmであることを特徴とする請求項10記載の記録物。
  12. インクジェット方式により文字及び/又は画像が記録されたことを特徴とする請求項10又は11記載の記録物。
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