JP2004099004A - サイドミラー - Google Patents

Abstract

【課題】自動車やバイク等の車両において、サイドミラーのフードの縁で狭められていた斜め後方の視界を広げるサイドミラーを提供する。
【解決手段】サイドミラーの鏡を囲うフード（２）の運転者から遠い側の面を含む面に運転者側から見た時に透明である窓（１）を設け、この窓（１）を通してより外側の広い視界が得られるようにした。
【選択図】図２

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フードの一部に窓を設け、自動車やバイク等の運転者の視界を広げたサイドミラーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、運転者の視界を広げるため、鏡の反射面を曲面とした、あるいは複数の鏡を角度を変えて取り付けることで、視認できる範囲を広げた広角サイドミラーがあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
これには、次のような欠点があった。
雨水、砂塵の巻き込み軽減や、風切り音の軽減を目的としたフードの縁が、運転者から見て遠い側の鏡の端に映り込み視界を狭めていた。
自動車においては特に助手席側の視界悪化が顕著であった。
本発明は、このような欠点を失くすためになされたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
フードの縁の映り込みを無くし、視界を広げるために、フードが映り込む該当部分を透明の材料で構成することを考案した。
【０００５】
【発明の実施の形態】
本発明を実施するために以下の様な形態でサイドミラーに、視界を広げる窓を付加した。
尚、この窓は意匠を良くするため、プライバシーガラスの様な色を付けたコーティング部材でも良いが、この場合運転者側から見た時に光の透過率が高くなる様に用いる。
【０００６】
図１，図２に示す様にサイドミラーのフード（１）の運転者から遠い側の壁に鏡取り付け面側の縁まで切り欠きを設け、この部分にガラスや樹脂等の透明部材で成型した窓（２）を設けた。
【０００７】
あるいは図５，図６に示す様にサイドミラー内蔵型方向指示器を有する場合においては、指示灯（６）と反射板（７）を覆う透明な　レンズカバー（５）を鏡取り付け面側の縁まで広げた形状とし、窓の機能をこれに持たせた。
【０００８】
あるいは、フード全体を透明素材で成型し、運転者から遠い側の壁を鏡取り付け面側の縁まで未塗装、未メッキ、あるいは未コーティングとして残し、この部分を窓として機能させた。
【０００９】
【発明の効果】
本発明により、運転者は従来フードの縁の陰になって見えなかった部分も窓を通して視認可能となり、運転における安全性が増した。
これは特に、鏡の反射面を曲面とした、あるいは複数の鏡を角度を変えて取り付けた広角サイドミラーに導入することで高い効果が得られる。
また、本発明は単にサイドミラーの縁に切り欠き形状だけを設けた場合と比べ、雨や砂塵の鏡への付着やフード内部への侵入を減らし風切り音を減少させるというフード本来の機能を全く犠牲にしない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の外観斜視図
【符号の説明】
【図２】本発明の断面図
【図３】従来型サイドミラーのフードによる影の説明図（１）
【図４】従来型サイドミラーのフードによる影の説明図（２）
【図５】方向指示器内蔵の場合の実施形態外観図
【図６】方向指示器内蔵の場合の実施形態断面図
【符号の説明】
（１）　窓
（２）　フード
（３）　鏡
（４）　フードの映り込みによる影
（５）　レンズカバー
（６）　指示灯
（７）　反射板

Claims (1)

1. フード（２）の運転者から遠い側を含む面に、運転者側から見た時に透明である窓（１）を設けたサイドミラー。

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