JP2004098981A - 車両操舵支援装置 - Google Patents

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定野 温
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Abstract

【課題】障害物があるような場所への駐停車を、運転者が不安を感じることなく、速やかに完了させることができる。
【解決手段】車両20と縁石30との位置関係を示す位置関係を示す自車外郭線G1及び縁石位置仮想線ELの表示と、縁石30に車両20が接触しない転舵輪21の向き示す目標の向きを示す舵角目標線T0を、転舵輪21の実際の向きを示すタイヤ切れ角表示線TXと対比可能にした表示と、を操舵支援表示としてモニタに出力する。
【選択図】   図12

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、障害物がある場合などにおいて、車両の操舵を支援する車両操舵支援装置に関し、特に、車両周囲を撮像する撮像手段と、この撮像手段が撮像した撮像画像を表示する表示手段とを備え、前記撮像画像を前記表示手段に表示することで操舵を支援する車両操舵支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラにより撮像した障害物とともに、操舵を支援する操舵支援表示をモニタに表示する車両操舵支援装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特2000−272445号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、路面からみて縁石などの低い物体或いは側溝のように高さのない物体がある場合、特にそのような物体が助手席側にある場合、運転者は認識することができない。このように、車両に死角がある場合、運転者は、車両感覚をつかみ難くいと感じたり、不安に感じる。そして、特に、車両を駐停車する際には、最悪の場合、タイヤ或いは車両がそのような物体に干渉してしまうことがある。このようなことを回避するため、運転者は車両を駐停車させる際に切り返しをするが、これでは、駐停車に時間がかかってしまい、例えば運転者は面倒と感じる。
【0005】
そこで、本発明は、前述の実情に鑑みてなされたものであり、障害物があるような場所への駐停車を、運転者が不安に感じることなく、速やかに完了させることができる車両操舵支援装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の問題を解決するために、本発明に係る車両操舵支援装置は、車両と車両周囲とを撮像する撮像手段と、この撮像手段が撮像した撮像画像を表示する表示手段と、停車する際に、前記撮像手段により車両と車両周囲の障害物とを撮像し、その撮像画像とともに操舵を支援する操舵支援表示を前記表示手段に同時に表示する車両操舵支援装置である。
【0007】
そして、前記操舵支援表示は、前記車両と障害物との位置関係を示す位置関係の表示と、前記障害物に車両が接触しない転舵輪の向き示す目標の向きを、前記転舵輪の実際の向きと対比可能にした表示とを含む。
【0008】
【発明の効果】
本発明によれば、車両と障害物との位置関係を示す位置関係の表示と、障害物に車両が接触しない転舵輪の向き示す目標の向きを、転舵輪の実際の向きと対比可能にした表示と、が操舵支援表示として表示手段に表示されるので、運転者は、前記位置関係の表示をみながら、且つ前記転舵輪の向き示す目標の向きと転舵輪の実際の向きとの関係を参照することで、障害物に接触しないような位置に車両を停車させることができる。これにより、運転者は不安を感じることなく、車両を速やかに最適位置に停車させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車両操舵支援装置を搭載した車両の概略構成を示す。
図中、2はステアリングホイール1の舵角を検出する舵角センサであり、舵角センサ2は、検出したステアリングホイール1の舵角を舵角信号としてECU10に出力する。3はモニタであり、ECU10により画像表示が制御されるようになっている。
【0010】
4は車両前方に向かって左側のドアミラー5に取付けられているカメラである。カメラ4は、図2に示すように、車両前方を撮像できるようにドアミラー5に内蔵されている。具体的には、左前輪(転舵輪)21を含む車両の左前部20aを含めて、車両周囲を撮像できるように取付けられている。そして、このカメラ4の撮像情報は、ECU10に出力される。
【0011】
ECU10は、舵角検出処理部11、撮像画像処理部12、画像表示処理部13及びメモリ14を備えている。
舵角検出処理部11は、舵角センサ2からの舵角信号からハンドル舵角を検出し、このハンドル舵角から車輪の舵角を算出する。舵角検出処理部11は、その算出した舵角データを画像表示部13に出力する。
【0012】
撮像画像処理部12は、カメラ4からの撮像画像を画像処理して、種々の処理を行う。そして、撮像画像処理部12は、そのように画像処理して得た結果を、が画像表示処理部13に出力する。
メモリ14は、各種プログラムや各種データが記憶されている。
画像表示処理部13は、前記舵角検出処理部11、撮像画像処理部12からのデータや、メモリ14に記憶されているプログラムやデータを用いて、表示画像を得るように構成されている。そして、画像表示処理部13は、そのようにして得た表示画像をモニタ3に出力し、モニタ3では、その表示画像を表示する。
【0013】
なお、以上の構成において、カメラ4は、車両と車両周囲とを撮像する撮像手段であり、モニタ3は、この撮像手段が撮像した撮像画像を表示する表示手段である。
以上のようにECU10が構成されており、ECU10は、このような構成により、車両が縁石に近づいたとき、図4に示すような処理を開始する。
【0014】
なお、このECU10の処理ではカメラ4からの撮像画像を利用して種々の処理を行うが、先ず、そのカメラ4の校正作業を行っている。
校正作業では、先ず、例えば図5中(A)に示すように、車両20から決められた位置に校正作業用のターゲットとなる複数のターゲット部材100a,100b,100cを所定位置に配置する。
【0015】
ここで、所定位置は、左側のドアミラー5に取付けられているカメラ4で撮像可能な位置である。具体的には、第1のターゲット部材100aを、車両10の左側面から左方向に所定距離aであり、且つ車両20の前端から車両前方に所定距離bとなるように配置し、第2のターゲット部材100b及び第3のターゲット部材100cを、車両20の前端から車両後方に所定距離cで、且つ当該第2のターゲット部材100bと第3のターゲット部材100cとが車両から左側方向で並ぶようにし、さらに、第2のターゲット部材100bについては、第1のターゲット部材100aに車両前後方向で並ぶように配置し、第3のターゲット部材100cについては、第2のターゲット部材100bから左側方向で所定距離dだけ離して配置する。
【0016】
そして、校正作業では、このように配置されたターゲット部材100a,100b,100cを撮像して得た撮像画像に基づいて、カメラ4の取付け誤差分を校正する。例えば、図5中(b)に示すような撮像画像P1が校正作業において得られるのであり、この撮像画像P1と予め記憶している基準データ(構成用画像)とを比較するなどして、カメラ4の取付け誤差分を校正する。例えば、基準データはメモリ14に予め記憶されているデータである。
【0017】
このような校正作業により、当該校正作業以降の撮像画像の処理では、撮像画像上の各画素と実際の車両との位置関係を対応させることができ、すなわちカメラ4の取付け誤差分を吸収した処理が可能になる。
なお、ここでは、校正作業を具体的に説明したが、このような手法により実施すること、例えば前述したように第1乃至第3のターゲット部材100a,100b,100cを配置して行うことに限定されるものではなく、他の手法により行ってもよい。
【0018】
そして、この校正作業などのような準備作業を終了すると、図6カメラ4より得られた撮像画像に自車外郭線G1を上書きした表示画像M1をモニタ3に出力する。
ここで、自車外郭線G1は、表示画像における車両20の外郭を示す線であり、例えば予め設定されている線である。
【0019】
このような前段階の処理を経た後、車両が縁石に接近したとき、ECU10は、図4に示すステップS1において、縁石エッジ抽出を行う。
具体的には、当該処理を開始させるためのスイッチ(以下、舵角支援表示用スイッチという。)が運転席のパネルなどに備えてあり、車両が縁石に近づいた際に運転者がその舵角支援表示用スイッチをオンすることで縁石エッジ抽出の処理を開始する。
【0020】
縁石エッジ抽出では、撮像画像処理部12が、図7に示すように、撮像画像P2において、自車外郭線G1の位置よりも外側の領域で複数のエッジ点Eを抽出する。 そして、続くステップS2において、縁石フィッティングを行う。すなわち、撮像画像処理部12で複数のエッジ点Eを抽出した結果に基づき、画像表示処理部13が、図8に示すように、そのようなエッジ点Eを繋いだ線分を撮像画像に上書きして得た表示画像M2をモニタ3に表示する。すなわち、エッジ点Eを繋いで描かれた線分(以下、縁石位置仮想線という。)ELを縁石30に一致させてモニタ3に表示する。
【0021】
続いて、ステップS3において、縁石30との関係で、車両位置を算出する。具体的には、車両位置として、図9中(A)に示すように、車両20の前面の左端から緑石30までの距離(以下、左前端部距離という。)L0、及び緑石30と車両20とのなす角度θ0を算出する。また、ここでは、車両20の自車外郭線ELを基準にしてそれら左前端部距離L0及び角度θ0を算出する。
【0022】
具体的には、先ず、撮像画像処理部12が、図9中(B)に示すような撮像画像P3から、前記縁石位置仮想線ELと自車外郭線G1との間の間隔として2箇所の距離L1,L2を得る。例えば、撮像画像P3上の画素数を計数し、2箇所の距離L1,L2を得る。そして、このようにして得た2箇所の距離L1,L2に基づいて前記左前端部距離L0及び角度θ0を算出する。
【0023】
続いて、ステップS4において、車両の横位置判断を行う。具体的には、撮像画像処理部12が、撮像画像に基づいて、左前端部距離L0が所定距離(閾値距離)Llmt以上であるか否かを判定する。ここで、左前端部距離L0が所定距離(閾値距離)Llmt以上である場合、ステップS5に進み、左前端部距離L0が所定距離(閾値距離)Llmt未満である場合、ステップS6に進む。
【0024】
ステップS5では、車両直進指示を行い、再びステップS3からの処理を開始する。
車両直進指示では、音声出力や文字表示などにより、車両20と縁石30との間に未だ余裕がある旨などを報知する。
一方、ステップS6では、縁石30と車両20との間が所定距離(Llmt)未満になったことを報知する。例えば、モニタ3上に表示する自車外郭線G1を他の色(例えば、赤色)に変えたり、音声を出力したりする。すなわち、図10に示すように、車両20が直進していき、車両20と縁石30との間の距離の代表値としての左前端部距離L0が所定距離(Llmt)になったタイミングで、モニタ3上に表示する自車外郭線G1を赤色にする。
【0025】
なお、前述の車両直進指示では、音声出力や文字表示などにより、車両20と縁石30との間に未だ間隔がある旨などを報知しているが、このように縁石30と車両20との間が所定の距離(Llmt)未満になったときにも報知するのであれば、前述の車両直進指示を省略してもよい。すなわち、左前端部距離L0が所定距離(Llmt)未満になったときに報知することが前提であれば、そのような報知のない期間は、左前端部距離L0が所定距離(Llmt)以上であることがわかるからである。
【0026】
続いて、ステップS7において、舵角目標線の算出と表示とを行う。すなわち、車両20が縁石30に沿うようになる転舵輪21の向きを算出して、画像表示処理部13が、図11に示すように、この転舵輪21の向きを舵角目標線T0として撮像画像に上書きし、それを表示画像M4としてモニタ3に表示する。ここで、舵角目標線T0は例えば車両20の左前輪21のわきに位置されるように表示する。
【0027】
続いて、ステップS8において、実タイヤ角の算出と表示とを行う。実タイヤ角の算出と表示とは次のようになる。
先ず、舵角検出処理部11は、舵角センサ2の舵角信号から検出したハンドル舵角に基づいて転舵輪21の実際の舵角を算出する。舵角検出処理部11は、この転舵輪211の舵角データを画像表示処理部13に出力する。画像表示処理部13は、舵角検出処理部11からの舵角データに基づいて、図11に示すように、現在の転舵輪21の向きを示すタイヤ切れ角表示線TXを、前記舵角目標線T0とともに、モニタ3に表示する。すなわち、予め設定されている、ハンドル舵角とタイヤ切れ角(舵角)との関係から、検出したハンドル舵角に応じたタイヤ切れ角(舵角)を算出し、このタイヤ切れ角(舵角)をタイヤ切れ角表示線TXとしてモニタ3に表示する。
【0028】
このように実タイヤ角の算出と表示とを行う。
続いて、ステップS10において、目標舵角線T0とタイヤ切れ角表示線TXとが平行になっているか否か、すなわち、車両20が縁石30に沿うようになる転舵輪21の向きと、転舵輪21の実際の向きとが一致しているか否かを判定する。
【0029】
ここで、目標舵角線T0とタイヤ切れ角表示線TXとが平行になっている場合、ステップS10に進み、目標舵角線T0とタイヤ切れ角表示線TXとが平行になっていない場合、ステップS7に進む。
ステップS10では、車両20が縁石30に沿うようになる転舵輪21の向きと、転舵輪21の実際の向きとが一致した旨、すなわち、車両20が縁石30に沿って所定位置に至った旨を報知する。具体的には、目標舵角線T0やタイヤ切れ角表示線TXの色が変えたり、音声を出力したりして、その旨を報知する。
【0030】
また、目標舵角線T0とタイヤ切れ角表示線TXとが平行になっていない場合に進むステップS7では、再び舵角目標線の算出と表示とを行う。すなわち、車両20の進行に伴い、車両20が縁石30に沿うようになる転舵輪21の向きも変化することから、これに応じて、舵角目標線T0も変化させる、すなわち更新する。
【0031】
また、その後のステップS8でも、実タイヤ角の算出と表示とを行う。すなわち、前述のように舵角目標線T0を更新するので、これにより、運転者は、タイヤ切れ角表示線TXをその舵角目標線T0に平行となるようにステアリングホイールを操作するので、このような操作に応じて当該タイヤ切れ角表示線TXも変化させる。
【0032】
以上、車両が縁石に近づいたときのECU10の処理内容である。
次に動作を説明する。
なお、前述した校正作業などの準備作業は終了しているものとする。
今、縁石30に沿って車両20を停車しようとする運転者は舵角支援表示用スイッチをオンにする。
【0033】
これにより、縁石エッジ抽出を実施し(前記ステップS1、図7参照)、図8に示すように、撮像画像の縁石30上に一致するように縁石位置仮想線ELをモニタ3に表示する(前記ステップS2)。同時に、同図8に示すように自車外郭線G1をモニタ3に表示する。
そして、前記左前端部距離L0が所定距離(閾値距離)Llmt未満になるまで、音声や文字表示などで車両が直進できる旨を運転者に指示し(前記ステップS5)、前記左前端部距離L0が所定距離(閾値距離)Llmt未満になった時、自車外郭線ELを赤色に変える(前記ステップS6)。これにより、運転者は、車両20が縁石に一定距離に近づいたことを知る。
【0034】
その後、ステアリングホイールの操舵角から転舵輪21の実際の向きを得るとともに、車両20が縁石30に沿うように停車できる転舵輪21の目標の向きを得て、図12中(A)に示すように、実際の舵角に基づいて得たタイヤ切れ角表示線TXと、転舵輪21の目標の向きに基づいて得た舵角目標線T0とを、モニタ3に表示する(前記ステップS7及びステップS8)。タイヤ切れ角表示線TXについては、転舵輪21に並んで表示させ、舵角目標線T0については、タイヤ切れ角表示線TXと比較可能となるように、当該タイヤ切れ角表示線TXのわきに表示する。これにより、運転者は、タイヤ切れ角表示線TXが舵角目標線T0に平行になっていない場合、縁石30に沿う最適な位置に車両20が至っていないことを知る。この場合、運転者により車両20はさらに進行させられる。
【0035】
そして、車両20の進行に応じ、舵角目標線T0及びタイヤ切れ角表示線TXを適宜変化させていく。すなわち、車両20の進行に伴い転舵輪21の向きも変化させる必要があることから、これに応じて、舵角目標線T0の向きを変化させる。また、運転者がこのような舵角目標線T0に平行になるように、ステアリングホイールを操作することから、これに応じて、転舵輪21の実際の向きを示すタイヤ切れ角表示線TXの向きも変化させる。
【0036】
その後、車両20が縁石30に沿うようになったとき、図12中(B)に示すように、舵角目標線T0とタイヤ切れ角表示線TXとを平行状態として表示するとともに、当該舵角目標線T0及びタイヤ切れ角表示線TXの色を変化させる(前記ステップS10)。これにより、運転者は、縁石30に沿う最適な位置に車両20が至ったことを知ることができる。
【0037】
次に本発明の効果を説明する。
前述したように、車両20(特に転舵輪21)と縁石30とを含む撮像画像と、縁石30に車両20が接触しない転舵輪21の向き示す舵角目標線T0を、転舵輪21の実際の向きを示すタイヤ切れ角表示線TXとを対比可能にした表示と、を操舵支援表示としてモニタ3に表示している。
【0038】
これにより、運転者は、実際の車両20(特に転舵輪21)と縁石30との位置関係をみながら、且つ舵角目標線T0とタイヤ切れ角表示線TXとに基づいて、車両20を縁石30に沿うように停車させることができる。この結果、運転者は、縁石30に車両20を接触さてしまうようなことを防止しながら、速やかに車両20を最適位置に停車させることができる。
【0039】
また、車両20(特に転舵輪21)と縁石30との位置関係についても、自車外郭線G1と縁石位置仮想線ELとにより、運転者は確実に把握することができるので、何ら不安なく、速やかに車両20を最適位置に停車させることができる。
また、縁石30に車両20が接触しない転舵輪21の向きを舵角目標線T0として示し、転舵輪21の実際の向きをタイヤ切れ角表示線TXとして示している。このようにすることで、運転者は、縁石30に車両20が接触しない転舵輪21の向きと転舵輪21の実際の向きとを視覚により確実に把握することができ、何ら不安なく、速やかに車両20を最適位置に停車させることができる。
【0040】
また、前述したように、転舵輪21の実際の向きが目標の向きに一致したとき、、すなわち、車両20が最適位置に達したとき、舵角目標線T0やタイヤ切れ角表示線TXの色を変化させるなどして、その一致した旨を報知しており、運転者は、車両20が最適位置に達したタイミングを知ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施の形態として実現されることに限定されるものではない。
【0041】
すなわち、前述の実施の形態では、障害物が縁石である場合について説明したが、これに限定されるものではない。障害物が他の物、例えば側溝である場合にも本発明を適用することができる。
また、前述の実施の形態では、転舵輪21の実際の向きを示すタイヤ切れ角表示線TXをモニタ3に表示しているが、タイヤ切れ角表示線TXをモニタ3に表示しなくてもよい。この場合、モニタ3に表示する舵角目標線T0を、撮像画像としての実際の転舵輪21の向きと対比可能に表示する。すなわち例えば、舵角目標線T0を実際の転舵輪21のわきに表示する。この場合、運転者は、撮像画像中の実際の転舵輪21の向きと舵角目標線T0の向きとを比較して、前述したように縁石30に沿うように車両20を操作する。
【0042】
また、前述の実施の形態では、縁石30に車両20が接触しない転舵輪21の向き示す舵角目標が直線としての舵角目標線である場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち例えば、舵角目標を、文字表示(例えば、数値表示)や音声出力で行ってもよい。この場合、転舵輪21の実際の向きと対比可能な文字表示や音声出力を行うようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の車両の概略構成を示す図である。
【図2】前記車両の主要部であり、ドアミラーに取付けられているカメラを示す図である。
【図3】前記車両のECUの構成を示すブロック図である。
【図4】前記ECUの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】校正作業の説明に使用した図である。
【図6】撮像画像に自車外郭線を上書きして得た表示画像を示す図である。
【図7】撮像画像から縁石位置を特定する際の処理の説明に使用した図である。
【図8】撮像画像に縁石位置仮想線を上書きして得た表示画像を示す図である。
【図9】車両位置を示す、車両の前面の左端から緑石までの距離を示す左前端部距離L0、緑石と車両とのなす角度θ0、の説明に使用した図である。
【図10】車両の横位置判断の説明に使用した図である。
【図11】撮像画像に目標舵角線T0及びタイヤ切れ角表示線TXを上書きして得た表示画像を示す図である。
【図12】縁石に沿うように車両が移動する際の、目標舵角線T0とタイヤ切れ角表示線TXとの変化の説明に使用した図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール
2 舵角センサ
3 モニタ
4 カメラ
5 ドアミラー
11 舵角検出処理部
12 撮像画像処理部
13 画像表示処理部
14 メモリ

Claims (4)

  1. 車両と車両周囲とを撮像する撮像手段と、この撮像手段が撮像した撮像画像を表示する表示手段と、停車する際に、前記撮像手段により車両と車両周囲の障害物とを撮像し、その撮像画像とともに操舵を支援する操舵支援表示を前記表示手段に同時に表示する車両操舵支援装置において、
    前記操舵支援表示は、前記車両と障害物との位置関係を示す位置関係の表示と、前記障害物に車両が接触しない転舵輪の向き示す目標の向きを、前記転舵輪の実際の向きと対比可能にした表示と、を含むことを特徴とする車両操舵支援装置。
  2. 前記目標の向きを、前記表示手段の表示画面中の前記転舵輪の側方に並べて表示することを特徴とする請求項1記載の車両操舵支援装置。
  3. 前記操舵支援表示は、前記目標の向きを示す直線の側方に、前記転舵輪の実際の向きを直線として表示することを特徴とする請求項2記載の車両操舵支援装置。
  4. 前記転舵輪の実際の向きが前記目標の向きに一致したとき、その一致した旨を報知することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両操舵支援装置。
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