JP2004098194A - パイプ加工治具と共に使用される補助加工治具 - Google Patents

パイプ加工治具と共に使用される補助加工治具 Download PDF

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Gengo Sekizawa
関澤 源吾
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SANEI SEISAKUSHO KK
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Abstract

【課題】被加工物が薄肉で精密な加工が要求されている場合、被加工物が長手方向に送られる際、被加工物がパイプ加工治具に食い込んでラッパ状に変形するのを防止するパイプ加工治具と共に使用される補助加工治具を提供することにある。
【解決手段】
パイプ加工治具11と共に使用される補助加工治具31は、その使用の前処理として、パイプ状被加工物15には、その一方の内周における端の近傍に前処理を施して係合溝16をアンダーカット形成している。補助加工治具31は、一対のコレット31a,31bを備えるコレット部材である。補助加工治具31は、パイプ状被加工物15の係合溝16に引っ掛けられパイプ状被加工物15と一体となってから共にパイプ加工治具11の受入案内部17に送られる。
【選択図】 図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パイプ加工治具および共に使用される補助加工治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のパイプ加工治具の従来例として、円筒状加工材の外周面加工方法および補助装置がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−187601号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来例では、円筒状加工材すなわち被加工物が薄肉で精密な加工が要求されている場合、被加工物が長手方向に送られる際、被加工物がパイプ加工治具に食い込んでラッパ状に変形してしまうという欠点がある。
【0005】
そこで、本発明の課題は、被加工物が薄肉で精密な加工が要求されている場合、被加工物が長手方向に送られる際、被加工物がパイプ加工治具に食い込んでラッパ状に変形するのを防止するパイプ加工治具と共に使用される補助加工治具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決した本発明のうちの請求項1に記載の発明は、長手方向に沿って一端から他端に渡る外周面を持つパイプ状被加工物の該外周面を加工するためのパイプ加工治具であって、前記一端から前記他端まで受け入れるように、前記長手方向に沿って案内するための受入案内部と、前記外周面の一端から他端に渡る複数の外周溝を所定の円周角を持って削るためのバイト配列部と、前記一端から前記他端まで前記パイプ状被加工物を送出するように、前記長手方向に沿って案内するための送出案内部と、を有する前記パイプ加工治具と共に使用される補助加工治具であり、前記パイプ状被加工物には、その内周に前処理を施して係合溝が、形成されており、前記係合溝に引っ掛けられ前記パイプ状被加工物と共に前記受入案内部に送られるコレット部材を備えることを特徴とするパイプ加工治具と共に使用される補助加工治具である。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、パイプ状被加工物が薄肉の場合、パイプ状被加工物が長手方向に送られる際、パイプ状被加工物は補助加工治具と共に一体となって、前記受入案内部に送られるように作用する。その結果、パイプ状被加工物はパイプ加工治具に食い込んでラッパ状に変形するのが防止される。
【0008】
請求項2に記載の発明は、前記コレット部材は、互いに掴み合う一対のコレットを備え、これらコレットのうち、一方のコレットは、前記係合溝に嵌る係合突起を持ち、他方のコレットによって径方向に付勢されることを特徴とする請求項2に記載のパイプ加工治具と共に使用される補助加工治具である。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、コレット部材の一対のコレットに係る一方のコレットの係合突起は、径方向に付勢されパイプ状被加工物の係合溝に対して位置決めされる。その結果、コレット部材の一対のコレットは、パイプ状被加工物の係合溝に対して互いに係合し嵌合し、一体化するように作用する。そのため、長手方向にパイプ状被加工物の外周面を加工する場合、その外周寸法精度が維持される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係るパイプ加工治具と共に使用される補助加工治具の詳細について説明する。尚、構成部材は引き出し線と共に参照符号が付される一方、寸法線の数字はmmを省略している。
【0011】
図1に示すように、本実施形態のパイプ加工治具11は、旋盤13の主軸台のチャック部に取り付け固定され、長手方向に沿って一端から他端に渡る外周面15−1を持つパイプ状被加工物15(図14参照)に対してその外周面15−1を長手方向に沿って加工するためのものである。図2のパイプ加工治具11は、図3に示され、パイプ状被加工物15の一端から他端まで受け入れるように、前記長手方向に沿って案内するための傾斜角3度のテーパ17−1を持つ受入案内部17と、図4に示され、前記外周面の一端から他端に渡る複数の外周溝を所定の円周角を持って削るためのバイト配列部19と、図6に示され、一端から他端までパイプ状被加工物15を旋盤13に送出するように、長手方向に沿って案内するための送出案内部21と、を有する。
【0012】
図2、図7乃至図9を参照して、バイト配列部19には、バイト19−1が嵌め込まれタッピング螺子(例えば、メートル螺子5mm(図示せず))で螺子孔19Aに固定されている。図8のバイト19−1は、90度のバイト歯19−1aを100個円周上に持ち、所定すなわち3.6度の円周角の間隔でパイプ状被加工物15の外周面15−1に外周溝を長手方向に沿って形成するように作用する。
【0013】
また、図5および図6を参照して、本実施形態のパイプ加工治具11は、バイト配列部19の一方すなわち右手に受入案内部17のテーパを挿入する一方、バイト配列部19の他方すなわち左手に送出案内部21を挿入してから締め付けるための締付部20を更に備えている。
【0014】
パイプ加工治具11と共に使用される補助加工治具31は、その使用の前処理として、パイプ状被加工物15には、図11に示されているように、その一方の内周における端の近傍に前処理を施して係合溝16をアンダーカット形成している。補助加工治具31は、一対のコレット31a,31bを備えるコレット部材である。補助加工治具31は、パイプ状被加工物15の係合溝16に引っ掛けられパイプ状被加工物15と一体となってから共にパイプ加工治具13の受入案内部17に送られる。
【0015】
図12(a)に示すように、パイプ加工治具11と共に使用される補助加工治具31の一方のコレット31aは、パイプ状被加工物15の係合溝16に嵌る係合突起31−1を持ち、径方向に収束するチャック31−Aを有する。図11に示すように、パイプ状被加工物15に対して係合溝16側から一方のコレット31aを挿入し、その後、チャック31−Bを持つ他方のコレット31bが挿入されて組み込まれたときには、一方のコレット31aのチャック31−Aは、チャック31−Bによって、係合突起31−1が径方向に付勢され、若干拡散する。その結果、係合突起31−1は係合溝16に対して径方向に確実に嵌合し互いに一体化する。そして、旋盤13の心押台(図示せず)による送り動作が行われ、図11では一方のコレット31aの左端面が心押台の先端部の心押軸(図示せず)によって左から右方向の長手方向に押される。その結果、パイプ状被加工物15の外周面15−1が送り動作により長手方向に切削され長手方向に100個の外周溝が形成される。
【0016】
以上、本発明は、前記実施形態に限定されることなく、様々な形態で実施される。例えば、パイプ状被加工物15は、断面が円形状だけでなく角形状のものであっても良い。
【0017】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、パイプ状被加工物が薄肉の場合、パイプ状被加工物の係合溝には補助加工治具が引っ掛かって一体となって、パイプ加工治具の受入案内部に送られる結果、パイプ状被加工物はパイプ加工治具に食い込んでラッパ状に変形するのが防止されるという効果が期待できる。
【0018】
請求項2に記載の発明によれば、コレット部材に係る一対のコレットのうち、一方のコレットの係合突起がパイプ状被加工物の係合溝に対して径方向に位置決めされ互いに確実に係合し嵌合する結果、パイプ状被加工物の外周寸法精度が維持されるという効果を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパイプ加工治具を旋盤に取り付けた状態を示す図である。
【図2】図1のパイプ加工治具の縦断面図である。
【図3】図1および図2のパイプ加工治具を構成する受入案内部の縦断面図である。
【図4】図1および図2のパイプ加工治具を構成するバイト配列部の縦断面図である。
【図5】図1および図2のパイプ加工治具を構成する締め付け部の縦断面図である。
【図6】図1および図2のパイプ加工治具を構成する送出案内部の縦断面図である。
【図7】図4のバイト配列部に係るバイトの縦断面図である。
【図8】図7のバイトの一部拡大側面図である。
【図9】図8のバイトの歯に係る拡大側面図である。
【図10】図1のパイプ加工治具と共に使用される補助加工治具を構成する一対のコレットの分解斜視図である。
【図11】図10の補助加工治具をパイプ状被加工物に挿入した場合の使用状態を示す断面図である。
【図12】(a)図10の補助加工治具に係る一方のコレットの断面図である。(b)図10の補助加工治具に係る一方のコレットの正面図である。
【図13】(a)図10の補助加工治具に係る他方のコレットの断面図である。(b)図10の補助加工治具に係る他方のコレットの正面図である。
【図14】(a)図11の補助加工治具を受け入れる前処理済みのパイプ状被加工物の斜視図である。(b)パイプ状被加工物の一部断面側面図である。
【符号の説明】
11 パイプ加工治具
13 旋盤
15 パイプ状被加工物
15−1 外周面
16 係合溝
17 受入案内部
17−1 テーパ
19 バイト配列部
19A 螺子孔
19−1 バイト
19−1a バイト歯
21 送出案内部
31 補助加工治具(コレット部材)
31a,31b 一対のコレット
31a 一方のコレット
31−1 係合突起
31−A チャック
31b 他方のコレット
31−B チャック

Claims (2)

  1. 長手方向に沿って一端から他端に渡る外周面を持つパイプ状被加工物の該外周面を加工するためのパイプ加工治具であって、前記一端から前記他端まで受け入れるように、前記長手方向に沿って案内するための受入案内部と、前記外周面の一端から他端に渡る複数の外周溝を所定の円周角を持って削るためのバイト配列部と、前記一端から前記他端まで前記パイプ状被加工物を送出するように、前記長手方向に沿って案内するための送出案内部と、を有する前記パイプ加工治具と共に使用される補助加工治具であり、
    前記パイプ状被加工物には、その内周に前処理を施して係合溝が、形成されており、
    前記係合溝に引っ掛けられ前記パイプ状被加工物と共に前記受入案内部に送られるコレット部材
    を備えることを特徴とするパイプ加工治具と共に使用される補助加工治具。
  2. 前記コレット部材は、互いに掴み合う一対のコレット
    を備え、これらコレットのうち、一方のコレットは、前記係合溝に嵌る係合突起を持ち、他方のコレットによって径方向に付勢されることを特徴とする請求項2に記載のパイプ加工治具と共に使用される補助加工治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108788185A (zh) * 2018-07-06 2018-11-13 安徽东风机电科技股份有限公司 一种超薄零件的加工方法
CN108787770A (zh) * 2018-08-31 2018-11-13 福建坤孚股份有限公司 一种镁合金管分段变径的方法及设备

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