JP2004096688A - 画像形成装置、印字制御方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】高速処理機能を持つデコーダや大容量の画像メモリを搭載することを不要とし、インデックスプリントを高速に且つ部品点数を増加させること無く低コストで実現することを可能とする。
【解決手段】画像処理装置のCPU101は、インデックスプリントを行う際、カードリーダ116に装填されたメモリカードから印字可能な画像を検索し、検索された画像数を計数し、検索された画像がインデックスプリント可能か否かを判定し、インデックスプリント不可能と判定された画像に対し所定の画像を代用して前記計数された画像数分、カラープリンタ114によりインデックスプリントさせる。インデックスプリント時に、画像メモリ104のサイズより大きいサイズの画像、サムネイル画像がない画像、デコードエラーが発生した画像は印字対象外とする。
【選択図】 図1
【解決手段】画像処理装置のCPU101は、インデックスプリントを行う際、カードリーダ116に装填されたメモリカードから印字可能な画像を検索し、検索された画像数を計数し、検索された画像がインデックスプリント可能か否かを判定し、インデックスプリント不可能と判定された画像に対し所定の画像を代用して前記計数された画像数分、カラープリンタ114によりインデックスプリントさせる。インデックスプリント時に、画像メモリ104のサイズより大きいサイズの画像、サムネイル画像がない画像、デコードエラーが発生した画像は印字対象外とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリカードなどのリムーバルメディアに格納された画像を印字する印字機能を有する画像形成装置、画像形成装置における印字制御方法、画像形成装置に適用されるプログラム、及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルスチルカメラ等の撮像装置で撮影された画像をコンピュータなどの情報端末を使用せずに印字できるデジタルプリンタが開発されている。この種のプリンタ装置では、デジタルスチルカメラで撮影された画像を格納したメモリカードを装着するだけで、撮影画像の印字を行うことが可能である。このようなプリンタ装置では、メモリカードに格納されている各画像の確認のために、各画像の縮小画像を1枚の記録紙に並べて印字するインデックスプリント機能を有している。
【0003】
また、プリンタ装置で上記のインデックスプリント機能を容易に実現できるように、デジタルスチルカメラのDCF(Design Rule for Camera File System)規格では、撮影時に縮小画像を作成し、メイン画像と共にメモリカードに格納される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなプリンタ装置に装着されるメモリカードに格納されている画像は、上記の例のように、DCF規格に準拠したデジタルスチルカメラで撮影された画像だけとは限らず、デジタルスチルカメラの製造メーカ独自の構成による画像であったり、コンピュータなどで作成、修正された画像の場合もある。これらの画像に対しインデックスプリントを行うには、画像の縮小、回転などを高速に行わなければならず、そのための高速処理可能なデコーダや大容量の画像メモリをプリンタ装置に搭載しなければならず、部品点数が増加すると共に低コストを実現することが困難であった。
【0005】
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、高速処理機能を持つデコーダや大容量の画像メモリを搭載することを不要とし、インデックスプリントを高速に且つ部品点数を増加させること無く低コストで実現することを可能とした画像形成装置、印字制御方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、画像格納媒体に格納された各画像の縮小画像を並べて印字する印字機能を備えた画像形成装置において、前記印字機能による印字を行う際に、前記画像格納媒体から読み出した画像が前記印字機能で印字可能か否かを判定する印字判定手段と、前記印字判定手段で印字不可能と判定された画像に対し所定の画像を代用して前記印字機能による印字を行う印字制御手段とを有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、画像格納媒体に格納された各画像の縮小画像を並べて印字可能な印字機能を有する画像形成装置における印字制御方法において、前記印字機能による印字を行う際に、前記画像格納媒体から読み出した画像が前記印字機能で印字可能か否かを判定する印字判定工程と、前記印字判定工程で印字不可能と判定された画像に対し所定の画像を代用して前記印字機能による印字を行う印字制御工程とを有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、画像格納媒体に格納された各画像の縮小画像を並べて印字可能な印字機能を有する画像形成装置に適用されるプログラムであって、前記印字機能による印字を行う際に、前記画像格納媒体から読み出した画像が前記印字機能で印字可能か否かを判定する印字判定機能と、前記印字判定機能で印字不可能と判定された画像に対し所定の画像を代用して前記印字機能による印字を行う印字制御機能を、コンピュータに実現させるためのプログラムであることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、画像格納媒体に格納された各画像の縮小画像を並べて印字可能な印字機能を有する画像形成装置における印字制御方法を実行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、前記印字制御方法は、前記印字機能による印字を行う際に、前記画像格納媒体から読み出した画像が前記印字機能で印字可能か否かを判定する印字判定ステップと、前記印字判定ステップで印字不可能と判定された画像に対し所定の画像を代用して前記印字機能による印字を行う印字制御ステップとを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
図1は本実施の形態に係る画像処理装置(ファクシミリ装置)の構成例を示すブロック図である。画像処理装置は、CPUバス100、CPU101、ROM102、RAM103、画像メモリ104、操作部105、読取制御部106、CSイメージセンサ(密着型イメージセンサ)107、シート読取制御部108、ブック読取制御部109、通信制御部110、JPEG(Joint PhotographicExperts Group)処理部111、色変換部112、記録制御部113、カラープリンタ114、カードリーダインターフェイス(以下I/F)部115、カードリーダ116、コンピュータI/F部117を備えている。図中118は情報処理端末、119は通信回線である。
【0012】
本画像処理装置は、画像を送受信するファクシミリ機能と、デジタルスチルカメラ(撮像装置)等で撮影されメモリカード(画像格納媒体)に格納された画像を印字するフォトダイレクトコピー機能を有するものであり、メモリカードに格納された各画像の縮小画像を1枚の記録紙に印字するインデックスプリント、メモリカードに格納された各画像のうち指定画像を1枚の記録紙に印字する1コマプリントが可能である。CPU101は、システム制御部であり、CPUバス100を介して画像処理装置全体を制御する。また、CPU101は、ROM102に格納された制御プログラムに基づき後述の図4乃至図6のフローチャートに示す処理を実行する。
【0013】
ROM102は、CPU101の制御プログラムやオペレーティングシステム(OS)プログラム、後述のNG画像1(DCF規格に準拠していない画像をインデックスプリントする場合の代わりとなる画像)、NG画像2(画像データが存在しているが1コマプリントできないことを示す画像)などを格納するものである。また、ROM102には、2値画像の符号化及び復号化のための、MH(Modified Huffman)、MR(Modified Read)、MMR(Modified Modified Read)、JBIG(Joint Bi−level Image Experts Group)の圧縮伸長処理の制御手順、カラーファクシミリ通信用のカラー画像に対するJPEG圧縮伸長処理の制御手順が格納されている。本実施の形態では、ROM102に格納されている各制御プログラムは、ROM102に格納されたOSの管理下でスケジューリングやタスクスイッチなどのソフトウェア制御が行われるものとする。
【0014】
RAM103は、SRAM(スタティックRAM)等で構成され、プログラム制御変数、日付フォーマットの設定等を格納するためのものである。また、使用者が登録した設定値や画像処理装置の管理データ等や各種ワーク用バッファもRAM103に格納されるものである。画像メモリ104は、DRAM(ダイナミックRAM)等で構成され、CS107により原稿から読み取られた画像データや、カードリーダ116によりメモリカードから読み出された画像データを蓄積するものである。操作部105は、各種キー、LED、LCD等で構成され、使用者による各種入力操作や、画像処理装置の動作状況の表示などを行うものである。
【0015】
読取制御部106は、CS107により原稿を光学的に読み取り、電気的な画像データに変換した画像信号を、読取制御部106内の画像処理制御部(図示略)により2値化処理、γ補正、中間調処理などの各種画像処理を施して高精細な画像データを出力するものである。尚、本実施の形態における読取制御部106は、自動原稿搬送装置(ADF:Auto Document Feeder)により原稿を搬送しながら読み取る制御を行うシート読取制御部108によるシート読取方式と、原稿台に載置された原稿をCS107を移動させながら読み取る制御を行うブック読取制御部109によるブック読取方式に対応し、両読取方式のうちいずれかの読取方式を選択して原稿読み取りを行うものとする。
【0016】
記録制御部113は、レーザビームプリンタやインクジェットプリンタ等のカラープリンタ114におけるプリンタステータス情報の取得や、色変換部112で変換されたCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の画像データを、カラープリンタ114で印字可能なページ記述言語にデータ変換したプリントデータをカラープリンタ114に出力し印字させる制御を行う。通信制御部110は、MODEM(Modulator−Demodulator、変復調装置)、NCU(NetworkControl Unit、網制御装置)などにより構成されるものである。本実施の形態における通信制御部110は、アナログの通信回線(PSTN(Public Switched Telephone Network))119に接続され、T30プロトコルでの通信制御、通信回線119に対する発呼及び着呼などの回線制御を行うものである。
【0017】
JPEG処理部111は、カラー画像のJPEG圧縮・伸長を行うものであり、読取制御部106の制御によりCS107で原稿から読み取られたカラー画像データを画像メモリ104に蓄積、或いは上記カラー画像データをデコードする。また、JPEG処理部111は、カードリーダ116によりメモリカードからJPEG画像データを読み取り、画像メモリ104に蓄積されたJPEG画像データをデコードするときに使用される。
【0018】
色変換部112は、読取制御部106の制御によりCS107で原稿から読み取られたRGB(赤、緑、青)データや、カードリーダ116によりメモリカードから読み取られ、画像メモリ104を通しJPEG処理部111でRGBに変換されたRGBデータを、カラープリンタ114で記録可能なCMYKデータに変換する。また、色変換部112は、通信制御部110を介して外部から受信した画像データや通信管理レポート出力時に作成されたモノクロデータに対し、スムージング処理や記録濃度補正処理等の各種画像処理を施すものである。カラープリンタ114は、レーザビームプリンタまたはインクジェットプリンタとして構成され、用紙上に画像を形成する印字動作を行う。
【0019】
カードリーダI/F部115は、カードリーダ116に接続するためのインターフェイスである。尚、本実施の形態では、カードリーダI/F部115としてUSB(Universal Serial Bus)インターフェイスを用いるものとする。カードリーダ116は、デジタルスチルカメラで使用するメモリカードがカードリーダ116に装填されたか否かの検知と、メモリカードの記憶内容の解析、メモリカードから読み取った画像データの転送を行う。カードリーダ116は、メモリカードとして例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)カード(CFカード)が装填された場合、CFカードの記憶内容を解析し、ROM102に要求のあった画像データを転送する。カードリーダ116とCFカードは、USBのMass StorageクラスのUFIコマンドを使用して通信する。
【0020】
コンピュータI/F部117は、本画像処理装置を情報処理端末118に接続するためのインターフェイスである。尚、本実施の形態では、コンピュータI/F部117として双方向シリアルインターフェイス(RS232Cなど)を用いるものとする。また、情報処理端末118には、本画像処理装置をリモート操作するためのアプリケーションソフトウェアがインストールされているものとする。
【0021】
図2は本画像処理装置におけるDCF(Design Rule for Camera File System)規格に準拠したファイル階層構造を示す図、図3(A)〜(C)はインデックスプリント時の印字結果を示す図である。図2の201〜207は、本画像処理装置に装填されるメモリカード内のディレクトリ、ファイルの階層構成を示しており、図3の208、209、210は、図2のファイルをインデックスプリントしたときの印字結果である。尚、図3の印字結果208、209、210内の各符号は図2の各ファイルの符号に対応する。
【0022】
208は、商用電源100V(日本)用の日付フォーマットである“YYYY/MM/DD”を、操作部105から選択されたときに印字したインデックスプリントである。209は、商用電源120V(USA)用の日付フォーマットである“MM/DD/YYYY”を、操作部105から選択されたときに印字したインデックスプリントである。210は、商用電源230V(EU)用の日付フォーマットである“DD/MM/YYYY”を、操作部105から選択されたときに印字したインデックスプリントである。
【0023】
図2の201〜205、207は、DCF規格に準拠したディレクトリとファイル構成であり、ルート・ディレクトリ(最上位ディレクトリ)200に作成したDCFイメージディレクトリであるDCIMディレクトリ201、そのDCIMディレクトリ201内のDCFディレクトリ202がある。そして、各DCFディレクトリ内に、デジタルスチルカメラ等で撮影された画像データ203が格納される。DCFディレクトリ202や画像データ203のファイル名はDCFで規格化されている。また、画像データ203内の各画像データのデータフォーマットも規格化されており、各画像データには、JPEG或いはRAWモードの縮小画像が含まれている。
【0024】
そのため、DCF規格に準拠している画像データ204をインデックスプリントで印字すると、各ファイルに含まれる縮小画像を印字することで、204’、204”のように、そのファイルの画像が印字される。しかし、画像データ205の画像サイズが画像処理装置の画像メモリ104のサイズよりも大きい場合には、画像データ205を1枚の記録紙に印字する1コマプリントを行うことはできないため、画像データが存在しているが1コマプリントができないことを示すNG画像2を用いてインデックスプリントを行う。
【0025】
また、画像データ206のように、DCFディレクトリにコンピュータ等の情報処理端末118からDCF規格に準拠していないJPEG画像が格納されていると、画像データ206をインデックスプリントで印字する場合は画像の変倍処理が必要となるため、高速な変倍処理機能が必要となる。そこで、本発明では、DCF規格に準拠していない画像データをインデックスプリントする場合には、206’、206”のように、代わりとなるNG画像1を用意し、それを印字する。
【0026】
尚、日付情報については、204、205のようにDCF規格の画像データならばファイルの中に撮影日が登録されているので、その撮影日を日付情報として取り出し、使用者が画像処理装置の操作部105を使用し、ファクシミリ通信やLCD表示に用いる日付フォーマットを選択し、RAM103に登録されている登録データに従って日付フォーマットに変換してから印字を行う。また、206のようにDCF規格に準拠しておらず、JFIF(JPEG File Interchange Format)規格準拠の画像ファイルの場合には、ファイル内部に撮影日は登録されていないため、ファイルシステムに登録されているファイル更新日を日付情報として取り出し、上記日付フォーマット選択で選択された日付フォーマットに変換してから印字を行う。
【0027】
本画像処理装置は、メモリカードに格納された各画像の縮小画像を1枚の記録紙に並べて印字するインデックスプリントを行う際、カードリーダ116に装填されたメモリカードから印字可能な画像を検索し、検索された画像数を計数し、検索された画像がインデックスプリント可能か否かを判定し、インデックスプリント不可能と判定された画像に対し所定の画像を代用して前記計数された画像数分、カラープリンタ114によりインデックスプリントする制御を行う点が特徴である。
【0028】
更に、本画像処理装置は、インデックスプリント時に、画像メモリ104のサイズより大きいサイズの画像、サムネイル画像がない画像、デコードエラーが発生した画像は印字対象外とし、また、印字対象外とされた要因に応じて、代用する画像(NG画像)を切り換える制御を行い、また、インデックスプリント不可能と判定された画像があった場合でも、正常なサムネイル画像については全てインデックスプリントを行う点が特徴である。
【0029】
次に、上記の如く構成された画像処理装置における画像データ数カウント処理並びにインデックスプリント時の処理を図4乃至図6のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0030】
図4は本画像処理装置のカードリーダ116に装填されたメモリカード内の印字可能な画像データ数をカウントする画像データ数カウント処理を示すフローチャートである。本フローチャートに示すシーケンスは、メモリカードが画像処理装置のカードリーダ116に装填されたことを画像処理装置が検知した時に起動されるものであり、画像処理装置のCPU101がОSの管理下でROM102に格納された制御プログラムに基づき実行する。
【0031】
先ず、画像処理装置のCPU101は印字可能な画像データ数を示す変数であるimg_cntを0に初期化する(ステップS301)。画像データはDCFディレクトリの下に格納されているが、DCFがいくつあるのかは不明なため、DCIMディレクトリから検索を行わなければならないので、DCIMディレクトリをオープンする(ステップS302)。次に、DCIMディレクトリの直下にあるファイルを1つ読み出し(ステップS303)、読み出したファイルがDCFディレクトリかどうかを判断する(ステップS304)。
【0032】
ステップS304で上記読み出したファイルがDCFディレクトリでは無いと判断した場合には、上記読み出したファイルの値から最後のファイルかどうかを判断する(ステップS312)。ステップS312で最後のファイルであると判断した場合は、DCIMディレクトリをクローズして(ステップS313)、本処理を終了する。ステップS312で最後のファイルではないと判断した場合には、次のファイルを読み出すために上記ステップS303に戻り、DCIMディレクトリ以下の全ファイルを検索するまで、本処理を続ける。
【0033】
ステップS304で上記読み出したファイルがDCFディレクトリであると判断した場合には、そのDCFディレクトリ直下の画像データを検索するためにDCFディレクトリをオープンする(ステップS305)。次に、DCFディレクトリからファイルを読み出し(ステップS306)、読み出したファイルの値からファイルがあるか否かを判断する(ステップS307)。ステップS307でファイルが無いと判断した場合には、DCFディレクトリをクローズして(ステップS311)、次のDCFディレクトリを検索するために上記ステップS303に戻る。ステップS307でファイルがあると判断した場合には、読み出したファイルがディレクトリか否かを判断する(ステップS308)。
【0034】
ステップS308でディレクトリと判断した場合には、次のファイルを読み出すため上記ステップS306に戻る。ステップS308でディレクトリではなくファイルと判断した場合には、そのファイル名の拡張子がjpgか否かを判断する(ステップS309)。ステップS309で拡張子がjpgの場合は、印字可能と判断し、img_cntをインクリメントし(ステップS310)、上記ステップS306に戻る。ステップS309で拡張子がjpgではない場合は、印字できないと判断し、次のファイルを読み出すために上記ステップS306に戻る。
【0035】
図5及び図6は本画像処理装置のインデックスプリント時の処理を示すフローチャートである。本フローチャートに示すシーケンスは、メモリカードが画像処理装置のカードリーダ116に装填され、使用者が操作部105からインデックスプリントを選択した時に起動されるものであり、画像処理装置のCPU101がОSの管理下でROM102に格納された制御プログラムに基づき実行する。先ず、画像処理装置のCPU101はインデックスプリントで記載されるファイル番号を示す変数であるidx_cntを0に初期化する(ステップS401)。
【0036】
画像データはDCFディレクトリの下に格納されているが、DCFがいくつあるのかは不明なため、DCIMディレクトリから検索を行わなければならないので、DCIMディレクトリをオープンする(ステップS402)。次に、DCIMディレクトリの直下にあるファイルを1つ読み出し(ステップS403)、読み出したファイルがDCFディレクトリかどうかを判断する(ステップS404)。
【0037】
ステップS404で上記読み出したファイルがDCFディレクトリでは無いと判断した場合には、上記読み出したファイルの値から最後のファイルかどうか判断する(ステップS422)。ステップS422で最後のファイルであると判断した場合は、DCIMディレクトリをクローズして(ステップS423)、本処理を終了する。ステップS422で最後のファイルではないと判断した場合には、次のファイルを読み出すために上記ステップS403に戻り、DCIMディレクトリ以下の全ファイルを検索するまで、本処理を続ける。
【0038】
ステップS404で上記読み出したファイルがDCFディレクトリであると判断した場合には、そのDCFディレクトリ直下の画像データを検索するためにDCFディレクトリをオープンする(ステップS405)。次に、DCFディレクトリからファイルを読み出し(ステップS406)、読み出したファイルの値からファイルがあるか否かを判断する(ステップS407)。ステップS407でファイルが無いと判断した場合には、DCFディレクトリをクローズして(ステップS419)、次のDCFディレクトリを検索するために上記ステップS403に戻る。
【0039】
ステップS407でファイルがあると判断した場合には、読み出したファイルがディレクトリか否かを判断する(ステップS408)。ステップS408でディレクトリと判断した場合には、次のファイルを読み出すため上記ステップS406に戻る。ステップS408でディレクトリではなくファイルと判断した場合には、そのファイル名の拡張子がjpgか否かを判断する(ステップS409)。ステップS409で拡張子がjpgの場合は、印字可能と判断し、idx_cntをインクリメントする(ステップS411)。ステップS409で拡張子がjpgではない場合は、印字できないと判断し、次のファイルを読み出すために上記ステップS406に戻る。
【0040】
上記ステップS411でidx_cntをインクリメントした後、上記図4で示した画像データ数カウントシーケンスでカウントされたimg_cnt(印字可能な画像データ数を示す変数)と、idx_cnt(インデックスプリントで記載されるファイル番号を示す変数)との比較を行う(ステップS412)。ステップS412でidx_cntの方が大きい場合には、これ以上のインデックスプリントを行わないように、ステップS419に進む。ステップS412でimg_cntの方が大きいと判断した場合(まだ印字可能であると判断した場合)には、読み出したファイル情報からファイルサイズを獲得し、ファイルサイズと画像メモリ104のサイズとを比較する(ステップS413)。
【0041】
ステップS413でファイルサイズの方が画像メモリ104のサイズより小さい場合は、サムネイル画像がファイルの中或いは別ファイルの中にあるか否かを判断する(ステップS414)。ステップS414でサムネイル画像があると判断した場合には、画像メモリ104にサムネイル画像を取り出す(ステップS415)。ステップS413でファイルサイズの方が画像メモリ104のサイズより大きい場合には、1コマプリントでは印字できないがデータは存在していることを示すために、ROM102に格納されているNG画像2(画像データが存在しているが1コマプリントできないことを示す画像)の画像データを画像メモリ104に取り出す(ステップS420)。
【0042】
ステップS414でサムネイル画像がないと判断した場合には、ROM102に格納されているNG画像1(DCF規格に準拠していない画像をインデックスプリントする場合の代わりとなる画像)を画像メモリ104に取り出す(ステップS421)。また、ステップS415で取り出されたサムネイル画像のデータに異常がありデコードエラーを発生した場合には(ステップS424)、ステップS421に進み、NG画像1のデータに置き換える。
【0043】
サムネイル画像、NG画像1、NG画像2が画像メモリ104に取り出されると、ファイルの日付情報を獲得し(ステップS416)、RAM103に設定されている日付フォーマットの設定に従ってキャラクタデータから画像データに変換する(ステップS417)。次に、記録紙サイズに応じてサムネイル画像データ、ファイル番号と日付情報の印字位置を決定し、記録制御部113の制御によりカラープリンタ114により印字を行う(ステップS418)。この場合、画像のファイル内部に撮影日が登録されている場合は撮影日を日付情報として印字し、また、画像のファイルシステムにファイル更新日が登録されている場合はファイル更新日を日付情報として印字する。そして、上記ステップS406に戻り、上記図4の画像データ数カウント処理で得た印字可能な画像データ数を満たすまで、DCFディレクトリ以下の印字対象画像データのインデックスプリントを行う。
【0044】
この処理により、画像検索中にインデックスプリントできない画像がメモリカードに格納されていたとしても、NG画像で代用し印字を続けることで、その後に正常なサムネイル画像を有する画像がある時には、そのサムネイル画像をプリントすることが可能となり、そのメモリカードに格納されている画像の存在を使用者に提示することが可能となる。
【0045】
以上説明したように、本画像処理装置によれば、メモリカードに格納された画像のインデックスプリントを行う際に、デジタルスチルカメラ等の撮像装置で作成された縮小画像が無い画像の場合や、画像処理装置が有する画像メモリのサイズよりも大きな画像の場合や、デコードエラーが発生した画像の場合は、印字対象外とし、印字対象外とされた要因別に、画像形成装置が有する画像を代用して印字を行うため、画像の縮小や回転等を高速に行う必要が無くなる。これにより、高速処理機能を持つデコーダや大容量の画像メモリを画像処理装置に搭載することが不要となり、インデックスプリントを高速に且つ部品点数を増加させること無く低コストで実現することができるという効果を奏する。
【0046】
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、画像処理装置の印字方式をレーザビーム方式またはインクジェット方式とした場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、レーザビーム方式やインクジェット方式以外に、熱転写方式、感熱方式、静電方式等に適用することも可能である。
【0047】
上記実施の形態では、画像処理装置に着脱可能なメモリカードとしてCFカードを例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、CFカード以外に、スマートメディア、メモリスティック等に適用することも可能である。
【0048】
上記実施の形態では、インデックスプリント時において印字対象外と判定した画像の代用画像として2種類のNG画像を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、NG画像の種類は任意とすることが可能である。
【0049】
また、本発明の目的は、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
【0050】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0051】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0052】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0053】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像格納媒体に格納された各画像の縮小画像を並べて印字する印字機能で印字を行う際に、撮像装置で作成された縮小画像が無い画像の場合や、画像形成装置が有する画像メモリのサイズよりも大きな画像の場合や、復号化エラーが検出された画像の場合は、印字対象外とし、印字対象外とされた要因別に、画像形成装置が有する画像を代用して印字を行うため、画像の縮小や回転等を高速に行う必要が無くなる。これにより、高速処理機能を持つデコーダや大容量の画像メモリを画像形成装置に搭載することが不要となり、前記印字機能による印字を高速に且つ部品点数を増加させること無く低コストで実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】画像処理装置に装填されるメモリカードのファイル階層構造を示す図である。
【図3】画像処理装置におけるインデックスプリント時の印字結果を示す図であり、(A)は100V用の日付フォーマット、(B)は120V用の日付フォーマット、(C)は230V用の日付フォーマットである。
【図4】画像処理装置の画像データ数カウント処理を示すフローチャートである。
【図5】画像処理装置のインデックスプリント時の処理を示すフローチャートである。
【図6】図5のフローチャートの続きである。
【符号の説明】
101 CPU(印字判定手段、印字制御手段、画像検索手段、計数手段、検出手段)
102 ROM
103 RAM
104 画像メモリ
111 JPEG処理部(復号化手段)
113 記録制御部(印字制御手段)
114 カラープリンタ
116 カードリーダ
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリカードなどのリムーバルメディアに格納された画像を印字する印字機能を有する画像形成装置、画像形成装置における印字制御方法、画像形成装置に適用されるプログラム、及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルスチルカメラ等の撮像装置で撮影された画像をコンピュータなどの情報端末を使用せずに印字できるデジタルプリンタが開発されている。この種のプリンタ装置では、デジタルスチルカメラで撮影された画像を格納したメモリカードを装着するだけで、撮影画像の印字を行うことが可能である。このようなプリンタ装置では、メモリカードに格納されている各画像の確認のために、各画像の縮小画像を1枚の記録紙に並べて印字するインデックスプリント機能を有している。
【0003】
また、プリンタ装置で上記のインデックスプリント機能を容易に実現できるように、デジタルスチルカメラのDCF(Design Rule for Camera File System)規格では、撮影時に縮小画像を作成し、メイン画像と共にメモリカードに格納される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなプリンタ装置に装着されるメモリカードに格納されている画像は、上記の例のように、DCF規格に準拠したデジタルスチルカメラで撮影された画像だけとは限らず、デジタルスチルカメラの製造メーカ独自の構成による画像であったり、コンピュータなどで作成、修正された画像の場合もある。これらの画像に対しインデックスプリントを行うには、画像の縮小、回転などを高速に行わなければならず、そのための高速処理可能なデコーダや大容量の画像メモリをプリンタ装置に搭載しなければならず、部品点数が増加すると共に低コストを実現することが困難であった。
【0005】
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、高速処理機能を持つデコーダや大容量の画像メモリを搭載することを不要とし、インデックスプリントを高速に且つ部品点数を増加させること無く低コストで実現することを可能とした画像形成装置、印字制御方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、画像格納媒体に格納された各画像の縮小画像を並べて印字する印字機能を備えた画像形成装置において、前記印字機能による印字を行う際に、前記画像格納媒体から読み出した画像が前記印字機能で印字可能か否かを判定する印字判定手段と、前記印字判定手段で印字不可能と判定された画像に対し所定の画像を代用して前記印字機能による印字を行う印字制御手段とを有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、画像格納媒体に格納された各画像の縮小画像を並べて印字可能な印字機能を有する画像形成装置における印字制御方法において、前記印字機能による印字を行う際に、前記画像格納媒体から読み出した画像が前記印字機能で印字可能か否かを判定する印字判定工程と、前記印字判定工程で印字不可能と判定された画像に対し所定の画像を代用して前記印字機能による印字を行う印字制御工程とを有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、画像格納媒体に格納された各画像の縮小画像を並べて印字可能な印字機能を有する画像形成装置に適用されるプログラムであって、前記印字機能による印字を行う際に、前記画像格納媒体から読み出した画像が前記印字機能で印字可能か否かを判定する印字判定機能と、前記印字判定機能で印字不可能と判定された画像に対し所定の画像を代用して前記印字機能による印字を行う印字制御機能を、コンピュータに実現させるためのプログラムであることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、画像格納媒体に格納された各画像の縮小画像を並べて印字可能な印字機能を有する画像形成装置における印字制御方法を実行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、前記印字制御方法は、前記印字機能による印字を行う際に、前記画像格納媒体から読み出した画像が前記印字機能で印字可能か否かを判定する印字判定ステップと、前記印字判定ステップで印字不可能と判定された画像に対し所定の画像を代用して前記印字機能による印字を行う印字制御ステップとを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
図1は本実施の形態に係る画像処理装置(ファクシミリ装置)の構成例を示すブロック図である。画像処理装置は、CPUバス100、CPU101、ROM102、RAM103、画像メモリ104、操作部105、読取制御部106、CSイメージセンサ(密着型イメージセンサ)107、シート読取制御部108、ブック読取制御部109、通信制御部110、JPEG(Joint PhotographicExperts Group)処理部111、色変換部112、記録制御部113、カラープリンタ114、カードリーダインターフェイス(以下I/F)部115、カードリーダ116、コンピュータI/F部117を備えている。図中118は情報処理端末、119は通信回線である。
【0012】
本画像処理装置は、画像を送受信するファクシミリ機能と、デジタルスチルカメラ(撮像装置)等で撮影されメモリカード(画像格納媒体)に格納された画像を印字するフォトダイレクトコピー機能を有するものであり、メモリカードに格納された各画像の縮小画像を1枚の記録紙に印字するインデックスプリント、メモリカードに格納された各画像のうち指定画像を1枚の記録紙に印字する1コマプリントが可能である。CPU101は、システム制御部であり、CPUバス100を介して画像処理装置全体を制御する。また、CPU101は、ROM102に格納された制御プログラムに基づき後述の図4乃至図6のフローチャートに示す処理を実行する。
【0013】
ROM102は、CPU101の制御プログラムやオペレーティングシステム(OS)プログラム、後述のNG画像1(DCF規格に準拠していない画像をインデックスプリントする場合の代わりとなる画像)、NG画像2(画像データが存在しているが1コマプリントできないことを示す画像)などを格納するものである。また、ROM102には、2値画像の符号化及び復号化のための、MH(Modified Huffman)、MR(Modified Read)、MMR(Modified Modified Read)、JBIG(Joint Bi−level Image Experts Group)の圧縮伸長処理の制御手順、カラーファクシミリ通信用のカラー画像に対するJPEG圧縮伸長処理の制御手順が格納されている。本実施の形態では、ROM102に格納されている各制御プログラムは、ROM102に格納されたOSの管理下でスケジューリングやタスクスイッチなどのソフトウェア制御が行われるものとする。
【0014】
RAM103は、SRAM(スタティックRAM)等で構成され、プログラム制御変数、日付フォーマットの設定等を格納するためのものである。また、使用者が登録した設定値や画像処理装置の管理データ等や各種ワーク用バッファもRAM103に格納されるものである。画像メモリ104は、DRAM(ダイナミックRAM)等で構成され、CS107により原稿から読み取られた画像データや、カードリーダ116によりメモリカードから読み出された画像データを蓄積するものである。操作部105は、各種キー、LED、LCD等で構成され、使用者による各種入力操作や、画像処理装置の動作状況の表示などを行うものである。
【0015】
読取制御部106は、CS107により原稿を光学的に読み取り、電気的な画像データに変換した画像信号を、読取制御部106内の画像処理制御部(図示略)により2値化処理、γ補正、中間調処理などの各種画像処理を施して高精細な画像データを出力するものである。尚、本実施の形態における読取制御部106は、自動原稿搬送装置(ADF:Auto Document Feeder)により原稿を搬送しながら読み取る制御を行うシート読取制御部108によるシート読取方式と、原稿台に載置された原稿をCS107を移動させながら読み取る制御を行うブック読取制御部109によるブック読取方式に対応し、両読取方式のうちいずれかの読取方式を選択して原稿読み取りを行うものとする。
【0016】
記録制御部113は、レーザビームプリンタやインクジェットプリンタ等のカラープリンタ114におけるプリンタステータス情報の取得や、色変換部112で変換されたCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の画像データを、カラープリンタ114で印字可能なページ記述言語にデータ変換したプリントデータをカラープリンタ114に出力し印字させる制御を行う。通信制御部110は、MODEM(Modulator−Demodulator、変復調装置)、NCU(NetworkControl Unit、網制御装置)などにより構成されるものである。本実施の形態における通信制御部110は、アナログの通信回線(PSTN(Public Switched Telephone Network))119に接続され、T30プロトコルでの通信制御、通信回線119に対する発呼及び着呼などの回線制御を行うものである。
【0017】
JPEG処理部111は、カラー画像のJPEG圧縮・伸長を行うものであり、読取制御部106の制御によりCS107で原稿から読み取られたカラー画像データを画像メモリ104に蓄積、或いは上記カラー画像データをデコードする。また、JPEG処理部111は、カードリーダ116によりメモリカードからJPEG画像データを読み取り、画像メモリ104に蓄積されたJPEG画像データをデコードするときに使用される。
【0018】
色変換部112は、読取制御部106の制御によりCS107で原稿から読み取られたRGB(赤、緑、青)データや、カードリーダ116によりメモリカードから読み取られ、画像メモリ104を通しJPEG処理部111でRGBに変換されたRGBデータを、カラープリンタ114で記録可能なCMYKデータに変換する。また、色変換部112は、通信制御部110を介して外部から受信した画像データや通信管理レポート出力時に作成されたモノクロデータに対し、スムージング処理や記録濃度補正処理等の各種画像処理を施すものである。カラープリンタ114は、レーザビームプリンタまたはインクジェットプリンタとして構成され、用紙上に画像を形成する印字動作を行う。
【0019】
カードリーダI/F部115は、カードリーダ116に接続するためのインターフェイスである。尚、本実施の形態では、カードリーダI/F部115としてUSB(Universal Serial Bus)インターフェイスを用いるものとする。カードリーダ116は、デジタルスチルカメラで使用するメモリカードがカードリーダ116に装填されたか否かの検知と、メモリカードの記憶内容の解析、メモリカードから読み取った画像データの転送を行う。カードリーダ116は、メモリカードとして例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)カード(CFカード)が装填された場合、CFカードの記憶内容を解析し、ROM102に要求のあった画像データを転送する。カードリーダ116とCFカードは、USBのMass StorageクラスのUFIコマンドを使用して通信する。
【0020】
コンピュータI/F部117は、本画像処理装置を情報処理端末118に接続するためのインターフェイスである。尚、本実施の形態では、コンピュータI/F部117として双方向シリアルインターフェイス(RS232Cなど)を用いるものとする。また、情報処理端末118には、本画像処理装置をリモート操作するためのアプリケーションソフトウェアがインストールされているものとする。
【0021】
図2は本画像処理装置におけるDCF(Design Rule for Camera File System)規格に準拠したファイル階層構造を示す図、図3(A)〜(C)はインデックスプリント時の印字結果を示す図である。図2の201〜207は、本画像処理装置に装填されるメモリカード内のディレクトリ、ファイルの階層構成を示しており、図3の208、209、210は、図2のファイルをインデックスプリントしたときの印字結果である。尚、図3の印字結果208、209、210内の各符号は図2の各ファイルの符号に対応する。
【0022】
208は、商用電源100V(日本)用の日付フォーマットである“YYYY/MM/DD”を、操作部105から選択されたときに印字したインデックスプリントである。209は、商用電源120V(USA)用の日付フォーマットである“MM/DD/YYYY”を、操作部105から選択されたときに印字したインデックスプリントである。210は、商用電源230V(EU)用の日付フォーマットである“DD/MM/YYYY”を、操作部105から選択されたときに印字したインデックスプリントである。
【0023】
図2の201〜205、207は、DCF規格に準拠したディレクトリとファイル構成であり、ルート・ディレクトリ(最上位ディレクトリ)200に作成したDCFイメージディレクトリであるDCIMディレクトリ201、そのDCIMディレクトリ201内のDCFディレクトリ202がある。そして、各DCFディレクトリ内に、デジタルスチルカメラ等で撮影された画像データ203が格納される。DCFディレクトリ202や画像データ203のファイル名はDCFで規格化されている。また、画像データ203内の各画像データのデータフォーマットも規格化されており、各画像データには、JPEG或いはRAWモードの縮小画像が含まれている。
【0024】
そのため、DCF規格に準拠している画像データ204をインデックスプリントで印字すると、各ファイルに含まれる縮小画像を印字することで、204’、204”のように、そのファイルの画像が印字される。しかし、画像データ205の画像サイズが画像処理装置の画像メモリ104のサイズよりも大きい場合には、画像データ205を1枚の記録紙に印字する1コマプリントを行うことはできないため、画像データが存在しているが1コマプリントができないことを示すNG画像2を用いてインデックスプリントを行う。
【0025】
また、画像データ206のように、DCFディレクトリにコンピュータ等の情報処理端末118からDCF規格に準拠していないJPEG画像が格納されていると、画像データ206をインデックスプリントで印字する場合は画像の変倍処理が必要となるため、高速な変倍処理機能が必要となる。そこで、本発明では、DCF規格に準拠していない画像データをインデックスプリントする場合には、206’、206”のように、代わりとなるNG画像1を用意し、それを印字する。
【0026】
尚、日付情報については、204、205のようにDCF規格の画像データならばファイルの中に撮影日が登録されているので、その撮影日を日付情報として取り出し、使用者が画像処理装置の操作部105を使用し、ファクシミリ通信やLCD表示に用いる日付フォーマットを選択し、RAM103に登録されている登録データに従って日付フォーマットに変換してから印字を行う。また、206のようにDCF規格に準拠しておらず、JFIF(JPEG File Interchange Format)規格準拠の画像ファイルの場合には、ファイル内部に撮影日は登録されていないため、ファイルシステムに登録されているファイル更新日を日付情報として取り出し、上記日付フォーマット選択で選択された日付フォーマットに変換してから印字を行う。
【0027】
本画像処理装置は、メモリカードに格納された各画像の縮小画像を1枚の記録紙に並べて印字するインデックスプリントを行う際、カードリーダ116に装填されたメモリカードから印字可能な画像を検索し、検索された画像数を計数し、検索された画像がインデックスプリント可能か否かを判定し、インデックスプリント不可能と判定された画像に対し所定の画像を代用して前記計数された画像数分、カラープリンタ114によりインデックスプリントする制御を行う点が特徴である。
【0028】
更に、本画像処理装置は、インデックスプリント時に、画像メモリ104のサイズより大きいサイズの画像、サムネイル画像がない画像、デコードエラーが発生した画像は印字対象外とし、また、印字対象外とされた要因に応じて、代用する画像(NG画像)を切り換える制御を行い、また、インデックスプリント不可能と判定された画像があった場合でも、正常なサムネイル画像については全てインデックスプリントを行う点が特徴である。
【0029】
次に、上記の如く構成された画像処理装置における画像データ数カウント処理並びにインデックスプリント時の処理を図4乃至図6のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0030】
図4は本画像処理装置のカードリーダ116に装填されたメモリカード内の印字可能な画像データ数をカウントする画像データ数カウント処理を示すフローチャートである。本フローチャートに示すシーケンスは、メモリカードが画像処理装置のカードリーダ116に装填されたことを画像処理装置が検知した時に起動されるものであり、画像処理装置のCPU101がОSの管理下でROM102に格納された制御プログラムに基づき実行する。
【0031】
先ず、画像処理装置のCPU101は印字可能な画像データ数を示す変数であるimg_cntを0に初期化する(ステップS301)。画像データはDCFディレクトリの下に格納されているが、DCFがいくつあるのかは不明なため、DCIMディレクトリから検索を行わなければならないので、DCIMディレクトリをオープンする(ステップS302)。次に、DCIMディレクトリの直下にあるファイルを1つ読み出し(ステップS303)、読み出したファイルがDCFディレクトリかどうかを判断する(ステップS304)。
【0032】
ステップS304で上記読み出したファイルがDCFディレクトリでは無いと判断した場合には、上記読み出したファイルの値から最後のファイルかどうかを判断する(ステップS312)。ステップS312で最後のファイルであると判断した場合は、DCIMディレクトリをクローズして(ステップS313)、本処理を終了する。ステップS312で最後のファイルではないと判断した場合には、次のファイルを読み出すために上記ステップS303に戻り、DCIMディレクトリ以下の全ファイルを検索するまで、本処理を続ける。
【0033】
ステップS304で上記読み出したファイルがDCFディレクトリであると判断した場合には、そのDCFディレクトリ直下の画像データを検索するためにDCFディレクトリをオープンする(ステップS305)。次に、DCFディレクトリからファイルを読み出し(ステップS306)、読み出したファイルの値からファイルがあるか否かを判断する(ステップS307)。ステップS307でファイルが無いと判断した場合には、DCFディレクトリをクローズして(ステップS311)、次のDCFディレクトリを検索するために上記ステップS303に戻る。ステップS307でファイルがあると判断した場合には、読み出したファイルがディレクトリか否かを判断する(ステップS308)。
【0034】
ステップS308でディレクトリと判断した場合には、次のファイルを読み出すため上記ステップS306に戻る。ステップS308でディレクトリではなくファイルと判断した場合には、そのファイル名の拡張子がjpgか否かを判断する(ステップS309)。ステップS309で拡張子がjpgの場合は、印字可能と判断し、img_cntをインクリメントし(ステップS310)、上記ステップS306に戻る。ステップS309で拡張子がjpgではない場合は、印字できないと判断し、次のファイルを読み出すために上記ステップS306に戻る。
【0035】
図5及び図6は本画像処理装置のインデックスプリント時の処理を示すフローチャートである。本フローチャートに示すシーケンスは、メモリカードが画像処理装置のカードリーダ116に装填され、使用者が操作部105からインデックスプリントを選択した時に起動されるものであり、画像処理装置のCPU101がОSの管理下でROM102に格納された制御プログラムに基づき実行する。先ず、画像処理装置のCPU101はインデックスプリントで記載されるファイル番号を示す変数であるidx_cntを0に初期化する(ステップS401)。
【0036】
画像データはDCFディレクトリの下に格納されているが、DCFがいくつあるのかは不明なため、DCIMディレクトリから検索を行わなければならないので、DCIMディレクトリをオープンする(ステップS402)。次に、DCIMディレクトリの直下にあるファイルを1つ読み出し(ステップS403)、読み出したファイルがDCFディレクトリかどうかを判断する(ステップS404)。
【0037】
ステップS404で上記読み出したファイルがDCFディレクトリでは無いと判断した場合には、上記読み出したファイルの値から最後のファイルかどうか判断する(ステップS422)。ステップS422で最後のファイルであると判断した場合は、DCIMディレクトリをクローズして(ステップS423)、本処理を終了する。ステップS422で最後のファイルではないと判断した場合には、次のファイルを読み出すために上記ステップS403に戻り、DCIMディレクトリ以下の全ファイルを検索するまで、本処理を続ける。
【0038】
ステップS404で上記読み出したファイルがDCFディレクトリであると判断した場合には、そのDCFディレクトリ直下の画像データを検索するためにDCFディレクトリをオープンする(ステップS405)。次に、DCFディレクトリからファイルを読み出し(ステップS406)、読み出したファイルの値からファイルがあるか否かを判断する(ステップS407)。ステップS407でファイルが無いと判断した場合には、DCFディレクトリをクローズして(ステップS419)、次のDCFディレクトリを検索するために上記ステップS403に戻る。
【0039】
ステップS407でファイルがあると判断した場合には、読み出したファイルがディレクトリか否かを判断する(ステップS408)。ステップS408でディレクトリと判断した場合には、次のファイルを読み出すため上記ステップS406に戻る。ステップS408でディレクトリではなくファイルと判断した場合には、そのファイル名の拡張子がjpgか否かを判断する(ステップS409)。ステップS409で拡張子がjpgの場合は、印字可能と判断し、idx_cntをインクリメントする(ステップS411)。ステップS409で拡張子がjpgではない場合は、印字できないと判断し、次のファイルを読み出すために上記ステップS406に戻る。
【0040】
上記ステップS411でidx_cntをインクリメントした後、上記図4で示した画像データ数カウントシーケンスでカウントされたimg_cnt(印字可能な画像データ数を示す変数)と、idx_cnt(インデックスプリントで記載されるファイル番号を示す変数)との比較を行う(ステップS412)。ステップS412でidx_cntの方が大きい場合には、これ以上のインデックスプリントを行わないように、ステップS419に進む。ステップS412でimg_cntの方が大きいと判断した場合(まだ印字可能であると判断した場合)には、読み出したファイル情報からファイルサイズを獲得し、ファイルサイズと画像メモリ104のサイズとを比較する(ステップS413)。
【0041】
ステップS413でファイルサイズの方が画像メモリ104のサイズより小さい場合は、サムネイル画像がファイルの中或いは別ファイルの中にあるか否かを判断する(ステップS414)。ステップS414でサムネイル画像があると判断した場合には、画像メモリ104にサムネイル画像を取り出す(ステップS415)。ステップS413でファイルサイズの方が画像メモリ104のサイズより大きい場合には、1コマプリントでは印字できないがデータは存在していることを示すために、ROM102に格納されているNG画像2(画像データが存在しているが1コマプリントできないことを示す画像)の画像データを画像メモリ104に取り出す(ステップS420)。
【0042】
ステップS414でサムネイル画像がないと判断した場合には、ROM102に格納されているNG画像1(DCF規格に準拠していない画像をインデックスプリントする場合の代わりとなる画像)を画像メモリ104に取り出す(ステップS421)。また、ステップS415で取り出されたサムネイル画像のデータに異常がありデコードエラーを発生した場合には(ステップS424)、ステップS421に進み、NG画像1のデータに置き換える。
【0043】
サムネイル画像、NG画像1、NG画像2が画像メモリ104に取り出されると、ファイルの日付情報を獲得し(ステップS416)、RAM103に設定されている日付フォーマットの設定に従ってキャラクタデータから画像データに変換する(ステップS417)。次に、記録紙サイズに応じてサムネイル画像データ、ファイル番号と日付情報の印字位置を決定し、記録制御部113の制御によりカラープリンタ114により印字を行う(ステップS418)。この場合、画像のファイル内部に撮影日が登録されている場合は撮影日を日付情報として印字し、また、画像のファイルシステムにファイル更新日が登録されている場合はファイル更新日を日付情報として印字する。そして、上記ステップS406に戻り、上記図4の画像データ数カウント処理で得た印字可能な画像データ数を満たすまで、DCFディレクトリ以下の印字対象画像データのインデックスプリントを行う。
【0044】
この処理により、画像検索中にインデックスプリントできない画像がメモリカードに格納されていたとしても、NG画像で代用し印字を続けることで、その後に正常なサムネイル画像を有する画像がある時には、そのサムネイル画像をプリントすることが可能となり、そのメモリカードに格納されている画像の存在を使用者に提示することが可能となる。
【0045】
以上説明したように、本画像処理装置によれば、メモリカードに格納された画像のインデックスプリントを行う際に、デジタルスチルカメラ等の撮像装置で作成された縮小画像が無い画像の場合や、画像処理装置が有する画像メモリのサイズよりも大きな画像の場合や、デコードエラーが発生した画像の場合は、印字対象外とし、印字対象外とされた要因別に、画像形成装置が有する画像を代用して印字を行うため、画像の縮小や回転等を高速に行う必要が無くなる。これにより、高速処理機能を持つデコーダや大容量の画像メモリを画像処理装置に搭載することが不要となり、インデックスプリントを高速に且つ部品点数を増加させること無く低コストで実現することができるという効果を奏する。
【0046】
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、画像処理装置の印字方式をレーザビーム方式またはインクジェット方式とした場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、レーザビーム方式やインクジェット方式以外に、熱転写方式、感熱方式、静電方式等に適用することも可能である。
【0047】
上記実施の形態では、画像処理装置に着脱可能なメモリカードとしてCFカードを例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、CFカード以外に、スマートメディア、メモリスティック等に適用することも可能である。
【0048】
上記実施の形態では、インデックスプリント時において印字対象外と判定した画像の代用画像として2種類のNG画像を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、NG画像の種類は任意とすることが可能である。
【0049】
また、本発明の目的は、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
【0050】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0051】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0052】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0053】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像格納媒体に格納された各画像の縮小画像を並べて印字する印字機能で印字を行う際に、撮像装置で作成された縮小画像が無い画像の場合や、画像形成装置が有する画像メモリのサイズよりも大きな画像の場合や、復号化エラーが検出された画像の場合は、印字対象外とし、印字対象外とされた要因別に、画像形成装置が有する画像を代用して印字を行うため、画像の縮小や回転等を高速に行う必要が無くなる。これにより、高速処理機能を持つデコーダや大容量の画像メモリを画像形成装置に搭載することが不要となり、前記印字機能による印字を高速に且つ部品点数を増加させること無く低コストで実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】画像処理装置に装填されるメモリカードのファイル階層構造を示す図である。
【図3】画像処理装置におけるインデックスプリント時の印字結果を示す図であり、(A)は100V用の日付フォーマット、(B)は120V用の日付フォーマット、(C)は230V用の日付フォーマットである。
【図4】画像処理装置の画像データ数カウント処理を示すフローチャートである。
【図5】画像処理装置のインデックスプリント時の処理を示すフローチャートである。
【図6】図5のフローチャートの続きである。
【符号の説明】
101 CPU(印字判定手段、印字制御手段、画像検索手段、計数手段、検出手段)
102 ROM
103 RAM
104 画像メモリ
111 JPEG処理部(復号化手段)
113 記録制御部(印字制御手段)
114 カラープリンタ
116 カードリーダ
Claims (11)
- 画像格納媒体に格納された各画像の縮小画像を並べて印字する印字機能を備えた画像形成装置において、
前記印字機能による印字を行う際に、前記画像格納媒体から読み出した画像が前記印字機能で印字可能か否かを判定する印字判定手段と、前記印字判定手段で印字不可能と判定された画像に対し所定の画像を代用して前記印字機能による印字を行う印字制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像格納媒体から画像を検索する画像検索手段と、前記画像検索手段で検索された画像数を計数する計数手段とを有し、前記印字判定手段は、前記画像検索手段で検索された画像が前記印字機能で印字可能か否かを判定し、前記印字制御手段は、前記印字判定手段で印字不可能と判定された画像に対し所定の画像を代用して前記計数手段で計数された画像数分の前記印字機能による印字を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記印字判定手段は、前記画像格納媒体における画像ファイルのサイズを判定基準とし、前記画像形成装置の画像メモリサイズより大きいサイズの画像は印字対象外とすることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
- 前記印字判定手段は、前記画像格納媒体における縮小画像の有無を判定基準とし、前記縮小画像が無い画像は印字対象外とすることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
- 前記画像格納媒体に縮小画像が有る場合に前記縮小画像を復号化する復号化手段と、前記縮小画像の復号化エラーの有無を検出する検出手段とを有し、前記印字判定手段は、復号化エラーの有無を判定基準とし、前記検出手段で復号化エラーが検出された画像は印字対象外とすることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
- 前記印字制御手段は、前記印字判定手段で前記印字対象外とされた要因に応じて、代用する画像を切り換えることを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記印字制御手段は、前記印字判定手段で印字不可能と判定された画像があった場合でも、正常な縮小画像については前記印字機能による印字を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
- 前記画像格納媒体は、撮像装置で撮影された画像を格納すると共に前記画像形成装置に着脱可能に装填されることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の画像形成装置。
- 画像格納媒体に格納された各画像の縮小画像を並べて印字可能な印字機能を有する画像形成装置における印字制御方法において、
前記印字機能による印字を行う際に、前記画像格納媒体から読み出した画像が前記印字機能で印字可能か否かを判定する印字判定工程と、前記印字判定工程で印字不可能と判定された画像に対し所定の画像を代用して前記印字機能による印字を行う印字制御工程とを有することを特徴とする印字制御方法。 - 画像格納媒体に格納された各画像の縮小画像を並べて印字可能な印字機能を有する画像形成装置に適用されるプログラムであって、
前記印字機能による印字を行う際に、前記画像格納媒体から読み出した画像が前記印字機能で印字可能か否かを判定する印字判定機能と、前記印字判定機能で印字不可能と判定された画像に対し所定の画像を代用して前記印字機能による印字を行う印字制御機能を、コンピュータに実現させるためのプログラム。 - 画像格納媒体に格納された各画像の縮小画像を並べて印字可能な印字機能を有する画像形成装置における印字制御方法を実行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、
前記印字制御方法は、前記印字機能による印字を行う際に、前記画像格納媒体から読み出した画像が前記印字機能で印字可能か否かを判定する印字判定ステップと、前記印字判定ステップで印字不可能と判定された画像に対し所定の画像を代用して前記印字機能による印字を行う印字制御ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
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