JP2004095367A - プルスイッチの引き紐装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】引き紐装置20は、プルスイッチに一端が取着された第1の引き紐22と、第1の引き紐22が挿通され第1の引き紐22の他端に設けた結び部22bによって下方向への抜け止めがなされる第1のつまみと23と、第1のつまみ23の内側で第1の引き紐22の結び部22bに連結される接続環24と、接続環24に引っ掛けて折り返された第2の引き紐25と、第2の引き紐25において折り返された一方が挿通され当該一方の端に設けた結び部によって下方向への抜け止めがなされる第2のつまみ26と、第2の引き紐25において折り返された両方が第2のつまみ26よりも上方で挿通される止め具および止め具が納装される第3のつまみ27からなる長さ調整部材とを備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プルスイッチの引き紐装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、プルスイッチから垂下する引き紐の長さを調整可能としたプルスイッチの引き紐装置として図8に示す構成のものが知られている(実開平4−133333号公報参照)。
【0003】
この引き紐装置は、図示しないプルスイッチの操作レバーに連結可能な接続環41と、接続環41に引っ掛けられて折り返された引き紐42と、引き紐42において折り返された一方(図8において長い方)の端に設けられたつまみ43と、引き紐42において折り返された他方(図8において短い方)の端に設けられたつまみ44と、引き紐42において折り返された上記一方が挿通されて上側のつまみ44の上方に位置し且つ引き紐42において接続環41から下側のつまみ43まで折り返される長さを調整する長さ調整部材45とを備えている。
【0004】
ここに、上側のつまみ44には、引き紐42において折り返された両方が挿通される挿通孔44aが形成されている。また、長さ調整部材45は、縦長の直方体状の形状に形成され、引き紐42が挿通される2つの挿通孔45a,45bが上下方向に離間して形成されており、2つの挿通孔45a,45bにおいて引き紐42の挿通方向を逆向きとしてある。したがって、長さ調整部材45においては、引き紐42の上記一方の一部がコ字状の形で保持されることになり、引き紐42における長さ調整部材45の位置をずらすことで、引き紐42において接続環41から下側のつまみ43まで折り返される長さを調整することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プルスイッチは各種電気機器に適用されるものであって、例えば照明器具に適用されるが、照明器具の設置状態における高さ位置によってはより長い引き紐が必要となる場合があるので、必要に応じて、プルスイッチの操作レバーなどに一端が取着された別の引き紐の他端へ図8に示した従来構成の引き紐装置の接続環41を連結して使用することが考えられる。
【0006】
しかしながら、別の引き紐の他端に上記接続環41を連結する場合、上記別の引き紐の他端に設けられているつまみの下に上記接続環41が位置することになるので、見栄えがよくなかった。
【0007】
また、従来構成の引き紐装置では、引き紐42において折り返された一方のみが長さ調整部材45に挿通されているので、全体として接続環41と上側のつまみ44との間では左右非対称の外観形状となり、見栄えがよくなかった。
【0008】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、2本の引き紐が連結されプルスイッチから最下端のつまみまでの長さが調整可能であって且つ見栄えがよいプルスイッチの引き紐装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、プルスイッチに一端が取着された第1の引き紐と、第1の引き紐が挿通され第1の引き紐の他端に設けた結び部によって下方向への抜け止めがなされる第1のつまみと、第1のつまみの内側で第1の引き紐の結び部に連結される接続環と、接続環に引っ掛けて折り返された第2の引き紐と、第2の引き紐において折り返された一方が挿通され当該一方の端に設けた結び部によって下方向への抜け止めがなされる第2のつまみと、第2の引き紐において折り返された両方が第2のつまみよりも上方で挿通され第2の引き紐のうち接続環から第2のつまみ側へ折り返される長さを調整する長さ調整部材とを備えてなることを特徴とするものであり、第1の引き紐と第2の引き紐とが接続環を介して連結されるので、第2の引き紐のうち接続環から第2のつまみ側へ折り返される長さを調整する長さ調整部材を備えていることでプルスイッチから最下端の第2のつまみまでの長さが調整可能であって、しかも、接続環は第1のつまみの内側に配設され、また、長さ調整部材には第2の引き紐において折り返された両方が挿通されるので、見栄えをよくすることができる。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第1の引き紐は、前記結び部に環状のリング部が設けられ、リング部に前記接続環が着脱自在に連結されているので、前記第1の引き紐に対する前記第2の引き紐の着脱作業が容易になる。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記長さ調整部材は、前記第2の引き紐において折り返された前記一方が摺動自在に挿通される第1の挿通孔および前記第2の引き紐において折り返された前記他方が挿通される第2の挿通孔それぞれが上下方向に貫設され且つ前記第2の引き紐の前記他方の端に設けた結び部によって下方向への抜け止めがなされる止め具と、前記第2の引き紐において折り返された両方が上方から挿入され内側に止め具が納装される第3のつまみとからなるので、止め具によって前記第2の引き紐の前記他方の端を固定する機能と前記一方を摺動自在に保持する機能とを有し、止め具が納装される第3のつまみを備えていることにより見栄えをよくすることができる。
【0012】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記止め具は、外周面において上下方向に沿って全長に亘って形成されて前記第1の挿通孔に連続し前記第2の引き紐を前記第1の挿通孔へ側方から導入可能とする第1のスリットと、外周面において上下方向に沿って全長に亘って形成されて前記第2の挿通孔に連続し前記第2の引き紐を前記第2の挿通孔へ側方から導入可能とする第2のスリットとが設けられているので、組立時に前記第1の挿通孔および前記第2の挿通孔それぞれへ側方から前記第2の引き紐を導入することができ、前記第1の挿通孔および前記第2の挿通孔それぞれへ上下方向から前記第2の引き紐を挿入する場合に比べて組立作業が容易になる。
【0013】
請求項5の発明は、請求項3または請求項4の発明において、前記止め具の下面には、前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔との間の部位から下方に突出し前記第2の引き紐において折り返された両方を離間させる仕切壁が突設されているので、前記第2の引き紐において折り返された前記一方を前記他方の端に設けた結び部に干渉されることなく摺動させることができ、前記第2の引き紐のうち前記接続環から前記第2のつまみ側へ折り返される長さの調整が容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に説明する実施形態では、本発明のプルスイッチの引き紐装置を照明器具に適用した例を示すが、他の電気機器において同様の構成を適用してもよいことは勿論である。
【0015】
まず、プルスイッチの引き紐装置を適用する照明器具について図5ないし図7を参照しながら説明する。本実施形態で説明する照明器具は、天井吊り下げ型の照明器具であって、天井面に固定されている引掛シーリング31に機械的および電気的に接続される接続器32と、接続器32から導出した電源コード2が接続される灯具Aとを備えている。なお、接続器32は、先端部がL字状に折曲された一対の引掛栓刃が器体の上面から突設されており、各引掛栓刃を引掛シーリング31の2つの栓刃挿入口にそれぞれ挿入した後に天井面に平行な面内で引掛シーリング31に対して所定方向に回転させることで、引掛シーリング31に対して機械的に結合されるとともに電気的に接続される。
【0016】
灯具Aは、外周形状が円形状に形成され電源コード2が接続される器具本体1と、器具本体1に設けられたランプソケット11およびランプ支持ばね12に保持される環形の2本の蛍光ランプLa1,La2と、器具本体1の下面側に設けられたランプソケット13に保持される豆球Lbと、蛍光ランプLa1,La2を囲むように器具本体1に取り付けられるセード3と、セード3の外周面側に取り付けられる飾り枠4とを備えている。なお、ランプ支持ばね12は器具本体1の1つの直径方向(図6(b)の左右方向)の一端側に設けられ、ランプソケット11は当該直径方向の他端側に設けられている。
【0017】
セード3は、透光性を有する合成樹脂製であって、下面が開口した直方体状の形状に形成されており、セード3の上壁3aには器具本体1の上部が挿通される円形状の取付孔3bが開口されている。一方、器具本体1の外周面には全周にわたって外鍔部10bが突設されており、外鍔部10bの上面にセード3の上壁3aにおける取付孔3bの周部が載置されるようになっている。
【0018】
器具本体1には、蛍光ランプLa1,La2を点灯させる電力を供給する点灯装置(図示せず)が内蔵されており、器具本体1の上面には電源コード2が接続される端子部14および端子部14の近傍で電源コード2を押える張力止め金具15が設けられている。なお、電源コード2は、接続器32から垂下する電源コード2の長さを調整するコードアジャスタ19に挿通されており、電源コード2においてコードアジャスタ19と端子部14との間の部分の長さを調整することができるようになっている。また、器具本体1の上面側には電源コード2においてコードアジャスタ19より下の部分を収納するコードカバー17が配設されており、上述の端子部14および張力止め金具15などもコードカバー17により覆われている。なお、上記点灯装置は、接続器32を引掛シーリング31に結合した状態で商用電源から給電される。
【0019】
上記点灯装置はインバータ回路などを含む電子式安定器であって、図示しない回路基板に回路部品を実装して構成してある。すなわち、電源コード2を通して供給される低周波の商用電源を高周波電力に電力変換して蛍光ランプLa1,La2を高周波で点灯させるように構成されている。上記回路基板の下面には、点灯状態を切り換えるための切換スイッチも実装されている。切換スイッチはプルスイッチであって、操作部としての引き紐装置20が設けられている。この引き紐装置20は、器具本体1の下面側においてプルスイッチの引き手18に連結されている。上記点灯装置は、引き紐装置20が引かれるたびに、蛍光ランプLa1,La2を高出力で点灯させる状態(全点灯させる状態)、蛍光ランプLaを低出力で点灯させる状態(調光点灯させる状態)、豆球Lbのみを点灯させる状態、消灯状態の4つの状態を循環的に切り換えるようになっている。
【0020】
以下、引き紐装置20について図1ないし図5を参照しながら説明する。
【0021】
引き紐装置20は、上記プルスイッチに一端が取着された第1の引き紐22と、第1の引き紐22が挿通され第1の引き紐22の他端に設けた結び部22bによって下方向への抜け止めがなされる第1のつまみと23と、第1のつまみ23の内側で第1の引き紐22の結び部22bに着脱自在に連結される所謂S環からなる接続環24と、接続環24に引っ掛けて折り返された第2の引き紐25と、第2の引き紐25において折り返された一方(図3(a)における右側の部分)が挿通され当該一方の端に設けた結び部25aによって下方向への抜け止めがなされる第2のつまみ26と、第2の引き紐25において折り返された両方が第2のつまみ26よりも上方で挿通され第2の引き紐25のうち接続環24から第2のつまみ26側へ折り返される長さを調整するための止め具28と、止め具28が納装される第3のつまみ27とを備えている。なお、上述の引き紐22は、プルスイッチの引き手18に着脱自在に連結された所謂S環からなる接続環21に一端の結び部22aが連結されている。また、本実施形態では、第2の引き紐25が第1の引き紐22に対する延長用の引き紐を構成しており、止め具28と第3のつまみ27とで長さ調整部材を構成している。
【0022】
ところで、第1の引き紐22の下側の結び部22bは、図2に示すような環状のリング部22cが形成されるように第1の引き紐22の端部を結んで形成してある。これに対して、第2の引き紐25が引掛けられる接続環24は、S字状に形成されているので、第1の引き紐22の結び部22bに設けたリング部22cに着脱自在に連結できるとともに第2の引き紐25を容易に引っ掛けることができ、第1の引き紐22に対する第2の引き紐25の着脱作業が容易になっている。したがって、例えば第2の引き紐25が不要な場合には接続環24を第1の引き紐22の結び部22bのリング部22cから取り外せばよい。また、止め具28によって第2の引き紐25の長さ調整を行った後に第2の引き紐25を接続環24に引っ掛けることもできるから、第2の引き紐25において接続環24から第2のつまみ26側へ折り返される長さを調整する作業が容易になる。
【0023】
第1のつまみ23は、下面が開口した砲弾形の形状に形成されており、内部空間が第1の引き紐22の下側の結び部22bを収納する収納室23aとなっている。また、第1のつまみ23の上端部には、第1の引き紐22が挿通される通し孔23bが上下方向に沿って形成されており、通し孔23bが収納室23aと連通している。通し孔23bは、第1のつまみ23の上下方向に直交する断面における形状が円形状であって、通し孔23bの内径は第1の引き紐22の外径よりも大きく且つ第1の引き紐22の結び部22bが抜けない程度の寸法に設定してある。
【0024】
第2の引き紐25が引っ掛けられる接続環24は、当該接続環24の大部分が第1の引き紐22の結び部22bとともに第1のつまみ23の収納室23aに収納されるように大きさを設定してある。したがって、第2の引き紐25が引っ掛けられる接続環24は、第1のつまみ23の内側で第1の引き紐22の結び部22bに連結されることになるので、見栄えがよくなる。
【0025】
また、上述の止め具28は、合成樹脂製であって、図4に示すような円柱状に形成され、2つの挿通孔28a,28aが上下方向(図4(a)の上下方向)に貫設されている。ただし、止め具28は下側から上側に近づくにつれて徐々に外径が小さくなっている。止め具28の2つの挿通孔28a,28aのうちの1つの挿通孔28a(図3(a)における右側の挿通孔28a)には、第2の引き紐25において折り返された一方が摺動自在に挿通され、残りの1つの挿通孔28a(図3(a)における左側の挿通孔28a)には、第2の引き紐25において折り返された他方が挿通される。ここに、止め具28は、第2の引き紐25の上記他方の端に設けた結び部25bによって下方向への抜け止めがなされる。なお、本実施形態では、前者の挿通孔28aが第1の挿通孔を構成し、後者の挿通孔28aが第2の挿通孔を構成している。また、両挿通孔28a,28aは、図4(a)における左右方向を止め具28の左右方向とすれば、左右対象となる位置に同じ形状且つ同じ寸法で形成されている。しかして、本実施形態では、接続環24と第2のつまみ26との間の部分が正面視においてほぼ左右対象になるので、見栄えがよくなる。
【0026】
止め具28の下面には、両挿通孔28a,28aの間の部位から下方に突出し第2の引き紐25において折り返された両方を離間させる仕切壁28cが突設されている。ここに、仕切壁28cは、止め具28の下面において両挿通孔28a,28aを結ぶ直線に直交する径方向に沿って形成されている。したがって、止め具28の下面に仕切壁28cが突設されていることにより、第2の引き紐25において折り返された上記一方を上記他方の端に設けた結び部25bに干渉されることなく摺動させることができ、第2の引き紐25のうち接続環24から第2のつまみ26側へ折り返される長さの調整が容易になる。
【0027】
また、止め具28は、外周面において上下方向に沿って全長に亘って形成されてそれぞれ挿通孔28a,28aに連続するスリット(割溝)28b,28bが両挿通孔28a,28aそれぞれの外側に形成されており、各スリット28b,28bは、両挿通孔28a,28aを結ぶ直線に直交する方向の幅が、止め具28を第3のつまみ27に収納していない状態で第2の引き紐25を挿通孔28a,28aへ側方から導入可能とするような寸法に設定してある。ただし、各スリット28b,28bは、両挿通孔28a,28aを結ぶ直線に直交する方向の幅が両挿通孔28a,28aよりも狭く設定されている。したがって、組立時に各挿通孔28a,28aそれぞれへ側方から第2の引き紐25を導入することができ、各挿通孔28a,28aそれぞれへ上下方向から第2の引き紐25を挿入する場合に比べて組立作業が容易になる。なお、本実施形態では、2つのスリット28b,28bのうち上記第1の挿通孔となる挿通孔28aに連続するスリット28bが第1のスリットを構成し、上記第2の挿通孔となる挿通孔28aに連続するスリット28bが第2のスリットを構成している。
【0028】
ところで、止め具28が納装される第3のつまみ27は、球冠状の形状であって、下面に止め具28が下方から嵌入される収納凹所27aが形成されるとともに、上部に第2の引き紐25において折り返された両方が上方から挿入され収納凹所27aに連通する通し孔27bが形成されている。通し孔27bの内径は、第2の引き紐25の外径の2倍よりも大きく且つ止め具28の外径よりも小さな寸法に設定してある。ここに、通し孔27bの内径を接続環24が挿入されるのを防止できる寸法に設定してあることは勿論である。また、収納凹所27aは、上下方向に直交する断面の形状が円形であって、上下方向において通し孔27bに近づくほど内径が徐々に小さくなるように形成されており、止め具28を嵌入したときに止め具28が各スリット28b,28bの幅が狭まるように引き締まるので、上記第1の挿通孔となる挿通孔28aに対して第2の引き紐25を確実に摺動させることができる。
【0029】
本実施形態では、止め具28が第3のつまみ27に納装されるので、見栄えをよくすることができる。なお、本実施形態では、止め具28の上面から仕切壁28cまでの寸法を、収納凹所27の最大内径よりも大きな寸法に設定してあるので、止め具28を収納凹所27へ誤った向きで挿入するのを防止することができる。
【0030】
また、上述の第2のつまみ26は、下面が開口した円錐台状の形成にされており、内部空間が第2の引き紐25の上記一方の端の結び部25aを収納する収納室26aとなっている。また、第2のつまみ26の上壁は第2の引き紐25が挿通される通し孔26bが貫設されており、通し孔26bが収納室26aと連通している。通し孔26bは、第2のつまみ26の上下方向に直交する断面における形状が円形状であって、通し孔26bの内径は第2の引き紐25の外径よりも大きく且つ第2の引き紐25の結び部25aが抜けない程度の寸法に設定してある。
【0031】
とろこで、図3(a)は第3のつまみ27と第2のつまみ26とを当接させて接続環24と第2のつまみ26との間の距離を最も短くした状態を示し、図3(b)は第3のつまみ27を接続環24近傍に位置させて接続環24と第2のつまみ26との間の距離を最も長くした状態を示している。ここに、図3(a)に示した状態では接続環24と第2のつまみ26上の第3のつまみ27との間では接続環24にて折り返された第2の引き紐25が2重になる(つまり、第2の引き紐25が見掛け上、2本になる)ので、第2のつまみ26を引っ張った時の跳ね返りが抑制され、ランプLa1,La2が割れるのを防止することができる。
【0032】
なお、本実施形態では、第2のつまみ26が蓄光材料により形成してあるので、例えば夜間の就寝時などにおいて周囲が暗い場合でも第2のつまみ26の位置を視認することが可能となる。また、本実施形態では、第2の引き紐25を第1の引き紐22の下端に連結された接続環24に引っ掛けているが、第1の引き紐を取り外して、第2の引き紐25をプルスイッチの引き手18に連結された接続環21に引っ掛けることも可能である。
【0033】
【発明の効果】
請求項1の発明は、プルスイッチに一端が取着された第1の引き紐と、第1の引き紐が挿通され第1の引き紐の他端に設けた結び部によって下方向への抜け止めがなされる第1のつまみと、第1のつまみの内側で第1の引き紐の結び部に連結される接続環と、接続環に引っ掛けて折り返された第2の引き紐と、第2の引き紐において折り返された一方が挿通され当該一方の端に設けた結び部によって下方向への抜け止めがなされる第2のつまみと、第2の引き紐において折り返された両方が第2のつまみよりも上方で挿通され第2の引き紐のうち接続環から第2のつまみ側へ折り返される長さを調整する長さ調整部材とを備えてなるものであり、第1の引き紐と第2の引き紐とが接続環を介して連結されるので、第2の引き紐のうち接続環から第2のつまみ側へ折り返される長さを調整する長さ調整部材を備えていることでプルスイッチから最下端の第2のつまみまでの長さが調整可能であって、しかも、接続環は第1のつまみの内側に配設され、また、長さ調整部材には第2の引き紐において折り返された両方が挿通されるので、見栄えをよくすることができるという効果がある。
【0034】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第1の引き紐は、前記結び部に環状のリング部が設けられ、リング部に前記接続環が着脱自在に連結されているので、前記第1の引き紐に対する前記第2の引き紐の着脱作業が容易になるという効果がある。
【0035】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記長さ調整部材は、前記第2の引き紐において折り返された前記一方が摺動自在に挿通される第1の挿通孔および前記第2の引き紐において折り返された前記他方が挿通される第2の挿通孔それぞれが上下方向に貫設され且つ前記第2の引き紐の前記他方の端に設けた結び部によって下方向への抜け止めがなされる止め具と、前記第2の引き紐において折り返された両方が上方から挿入され内側に止め具が納装される第3のつまみとからなるので、止め具によって前記第2の引き紐の前記他方の端を固定する機能と前記一方を摺動自在に保持する機能とを有し、止め具が納装される第3のつまみを備えていることにより見栄えをよくすることができるという効果がある。
【0036】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記止め具は、外周面において上下方向に沿って全長に亘って形成されて前記第1の挿通孔に連続し前記第2の引き紐を前記第1の挿通孔へ側方から導入可能とする第1のスリットと、外周面において上下方向に沿って全長に亘って形成されて前記第2の挿通孔に連続し前記第2の引き紐を前記第2の挿通孔へ側方から導入可能とする第2のスリットとが設けられているので、組立時に前記第1の挿通孔および前記第2の挿通孔それぞれへ側方から前記第2の引き紐を導入することができ、前記第1の挿通孔および前記第2の挿通孔それぞれへ上下方向から前記第2の引き紐を挿入する場合に比べて組立作業が容易になるという効果がある。
【0037】
請求項5の発明は、請求項3または請求項4の発明において、前記止め具の下面には、前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔との間の部位から下方に突出し前記第2の引き紐において折り返された両方を離間させる仕切壁が突設されているので、前記第2の引き紐において折り返された前記一方を前記他方の端に設けた結び部に干渉されることなく摺動させることができ、前記第2の引き紐のうち前記接続環から前記第2のつまみ側へ折り返される長さの調整が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示し、一部破断した要部正面図である。
【図2】同上の要部説明図である。
【図3】同上の要部説明図である。
【図4】同上に用いる止め具を示し、(a)は一部破断した正面図、(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は下面図である。
【図5】同上を適用した照明器具の一部破断した正面図である。
【図6】同上を適用した照明器具の要部を示し、(a)は平面図、(b)は下面図である。
【図7】同上を適用した照明器具におけるセードの下面図である。
【図8】従来例を示し、一部破断した正面図である。
【符号の説明】
20 引き紐装置
22 第1の引き紐
22b 結び部
22c リング部
23 第1のつまみ
23a 収納室
23b 通し孔
24 接続環
25 第2の引き紐
26 第2のつまみ
27 第3のつまみ
Claims (5)
- プルスイッチに一端が取着された第1の引き紐と、第1の引き紐が挿通され第1の引き紐の他端に設けた結び部によって下方向への抜け止めがなされる第1のつまみと、第1のつまみの内側で第1の引き紐の結び部に連結される接続環と、接続環に引っ掛けて折り返された第2の引き紐と、第2の引き紐において折り返された一方が挿通され当該一方の端に設けた結び部によって下方向への抜け止めがなされる第2のつまみと、第2の引き紐において折り返された両方が第2のつまみよりも上方で挿通され第2の引き紐のうち接続環から第2のつまみ側へ折り返される長さを調整する長さ調整部材とを備えてなることを特徴とするプルスイッチの引き紐装置。
- 前記第1の引き紐は、前記第1の引き紐の前記結び部に環状のリング部が設けられ、リング部に前記接続環が着脱自在に連結されてなることを特徴とする請求項1記載のプルスイッチの引き紐装置。
- 前記長さ調整部材は、前記第2の引き紐において折り返された前記一方が摺動自在に挿通される第1の挿通孔および前記第2の引き紐において折り返された前記他方が挿通される第2の挿通孔それぞれが上下方向に貫設され且つ前記第2の引き紐の前記他方の端に設けた結び部によって下方向への抜け止めがなされる止め具と、前記第2の引き紐において折り返された両方が上方から挿入され内側に止め具が納装される第3のつまみとからなることを特徴とする請求項1または請求項2記載のプルスイッチの引き紐装置。
- 前記止め具は、外周面において上下方向に沿って全長に亘って形成されて前記第1の挿通孔に連続し前記第2の引き紐を前記第1の挿通孔へ側方から導入可能とする第1のスリットと、外周面において上下方向に沿って全長に亘って形成されて前記第2の挿通孔に連続し前記第2の引き紐を前記第2の挿通孔へ側方から導入可能とする第2のスリットとが設けられてなることを特徴とする請求項3記載のプルスイッチの引き紐装置。
- 前記止め具の下面には、前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔との間の部位から下方に突出し前記第2の引き紐において折り返された両方を離間させる仕切壁が突設されてなることを特徴とする請求項3または請求項4記載のプルスイッチの引き紐装置。
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