JP2004095219A - 電気コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】多数の雄型接続端子4を有する受けハウジング2と、この受けハウジング2に対応する多数の雌型接続端子5を有する挿込ハウジング3と、この挿込ハウジング3の後端に方向変更可能に嵌合するカバー状のリアプロテクタ6とから構成され、リアプロテクタ6にはその軸線方向に対し垂直又はほぼ垂直の方向に周壁7の一部から電線引出口8が突設され、また周壁7の外周面と挿込ハウジング3の外周面との間には相互に係合する複数の係止手段18が係合相手変更可能に配設され、この係止手段18として、リアプロテクタ6の周壁7の外周面と挿込ハウジング3の外周面との何れか一方に複数の係止爪19が等間隔に配され、他方にこの係止爪19と選択的に係合する複数の係合窓20付きの係止片21が配されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数の接続端子相互を接続する電気コネクタ、例えば自動車のダッシュパネルに使用する電気コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から例えば自動車では、ボディの一部に車内とエンジンルームとを区切るダッシュパネルが設けられ、このダッシュパネルには車内側とエンジンルーム側との電気配線を接続するための大型の電気コネクタが用いられている。
【0003】
この電気コネクタは例えば特開平11―252743号公報等に開示されているように、多数の雄型接続端子を有する受けハウジングと、これに対応する多数の雌型接続端子を有する挿込ハウジングと、この挿込ハウジングの外側に被せるグロメットとから構成されている。受けハウジングがダッシュパネルの車内側にブラケットを介して固定されてダッシュパネルの窓孔からエンジンルーム側に開口され、この開口にエンジンルーム側から挿込ハウジングを嵌挿することにより、両者の接続端子相互が電気的に接続されるようになっている。また、挿込ハウジングの嵌挿後に、グロメットが周縁部において複数のねじによりダッシュパネルに固定されると共に、カバーにより防水されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、グロメットは漏斗状に形成されて、中央部の細い口にエンジンルーム側の各種電気配線を挿通させているため、それらの電気配線がエンジンルーム内に突出して、狭いエンジンルーム内空間の有効利用性、作業性が阻害され、エンジンルーム内での配線の納まりが悪くなっている。
【0005】
本発明の目的は、上述の問題点を解決し、電気配線の引き出し方向を任意に変え得る電気コネクタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る電気コネクタは、多数の接続端子を有する受けハウジングと、該受けハウジングの接続端子に対応する多数の接続端子を有する挿込ハウジングと、該挿込ハウジングの後部に方向変更可能に嵌合するカバー状のリアプロテクタとから成り、該リアプロテクタの周壁の一部に前記ハウジングと軸線に対してほぼ直角に折曲した方向の電線引出口を形成し、前記リアプロテクタを前記挿込ハウジングに対しその軸線を中心に回動して係止可能とするために、前記リアプロテクタの周壁の外周面と前記挿込ハウジングの外周面との間には相互に係合する複数の係止手段を係合相手変更可能に配設したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は受けハウジングと挿込ハウジングが嵌合された状態の断面図、図2は嵌合前の斜視図、図3はその断面斜視図を示している。例えば、自動車のダッシュパネル1を介して、合成樹脂から成る受けハウジング2と同材料の挿込ハウジング3とが嵌合可能とされている。受けハウジング2には多数の例えば雄型接続端子4が内装され、ダッシュパネル1の窓孔1aを介して車内側にブラケットを介して固定されている。挿込ハウジング3には、雄型接続端子4に対応する多数の雌型接続端子5が内装され、エンジンルーム側から受け雄型接続端子4へと嵌挿するようにされている。挿込ハウジング3の後端には、カバー状の合成樹脂から成るリアプロテクタ6が嵌合され、リアプロテクタ6の周壁7の一部からその軸線方向に対しほぼ直角方向に電線引出口8が突設されている。
【0008】
受けハウジング2内の多数の雄型接続端子4は、車内側電気配線のフラットケーブル9の末端に設けられて受けハウジング2内に収容され、挿込ハウジング3内の多数の雌型接続端子5には、エンジンルーム内の電気配線10が結線されて断面円弧状の電線引出口8から引き出し又は引き込まれている。
【0009】
受けハウジング2の開口面の中央にはその軸線方向に一部にナット11を埋設したねじ穴12が設けられ、挿込ハウジング3の中央にはこのナット11に螺合するボルト13が回転自在に装着されている。また、リアプロテクタ6の内側の中央には、ボルト13をリアプロテクタ6の後方から直接操作するための円筒状のボルト操作用開放筒14が前方に延出して設けられている。
【0010】
これに対応して、挿込ハウジング3の後面にはその軸線を中心とする円形溝15が凹設され、この円形溝15にボルト操作用開放筒14の先端部が回動可能に嵌合できるようにされており、リアプロテクタ6が挿込ハウジング3に取り付けられたままの状態で、ボルト13をボルト操作用開放筒14を通じて自在に操作できるようにされている。
【0011】
挿込ハウジング3の後端の内周には浅い円周面の内嵌め嵌合部16が形成され、リアプロテクタ6の周壁7の端部には、その内嵌め嵌合部16に回動可能に嵌合する短い段付きの嵌合筒部17が形成されている。
【0012】
リアプロテクタ6の周壁7の外周面と挿込ハウジング3の外周面との間には、相互に係合する複数の係止手段18が係合相手変更可能に配設されている。つまり、挿込ハウジング3の後端外周に例えば8個の係止爪19が等間隔に配設され、リアプロテクタ6の周壁7の端部外周に、これら8個の係止爪19の内の例えば3個と任意選択的に係合する3個の係合窓20付きの係止片21が配されている。ただし、図4に示すように3個の係止片21の内の2つは電線引出口8の両側に配され、残る1つは電線引出口8と反対側に配されて、電線引出口8に電気配線10から力が加わっても容易に外れないようにされている。なお、係止爪19をリアプロテクタ6の側に、係合窓20付きの係止片21を挿込ハウジング3の側に設けてもよい。
【0013】
挿込ハウジング3の中間部外周にはフランジ22が周設されて、このフランジ22にダッシュパネル1に当接させる円環状のダッシュパネル用シール部材23が装着されている。更に、挿込ハウジング3における受けハウジング2との対抗面には、ボルト13の周辺において凹溝24が周設され、この凹溝24内に円筒形のボルト用シール部材25が嵌挿され、これらのシール部材23、25により外側と内側双方の防水手段、つまりパネル1の挿込ハウジング3側からの接続端子4、5への防水対策がなされている。なお、電線引出口8からの浸水に対しては、各接続端子5ごとにシール部材によりシールがなされている。
【0014】
挿込ハウジング3を受けハウジング2に嵌合するには、両者を対向させた状態でボルト13をねじ穴12内のナット11に螺合して、締め付け方向に回転することにより両者は嵌合し、同時に接続端子4、5同士が嵌合して電気的導通がなされる。このとき、シール部材23、25が機能して内部への防水がなされる。両ハウジング2、3を解離するには、ボルト13を反対方向に回転して、挿込ハウジング3を受けハウジング2から離脱すればよい。
【0015】
また、リアプロテクタ6は挿込ハウジング3に対して電線引出口8を、図4、図5に示すように下向きに又は上向きに、図6、図7に示すように左又は右の横向きに、図8、図9に示すように斜め上向き又は斜め下向きに、係止爪19と係止片21との組合わせを変えることにより、その方向を変更することができる。従って、電線引出口8から引き出す電気配線10を所要の方向に自在に引き出すことができると共に、エンジンルーム内への突出をなくして、電線引出口8をダッシュパネル1に適切に沿わせることが可能である。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る電気コネクタでは、電気配線の突出を避け、各種電気配線の引き出し方向を所要の方向に自在に変更でき、空間の有効利用性、作業性を高めることができると共に、配線の納まりを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハウジング同士の嵌合状態の断面図である。
【図2】ハウジング同士の嵌合前の斜視図である。
【図3】ハウジング同士の嵌合前の断面斜視図である。
【図4】リアプロテクタと挿込ハウジングとの組み合わせの背面図である。
【図5】この状態の側面図である。
【図6】リアプロテクタと挿込ハウジングとの組み合わせの背面図である。
【図7】この状態の側面図である。
【図8】リアプロテクタと挿込ハウジングとの組み合わせの背面図である。
【図9】この状態の側面図である。
【符号の説明】
1 ダッシュパネル
2 受けハウジング
3 挿込ハウジング
4 雄型接続端子
5 雌型接続端子
6 リアプロテクタ
7 周壁
8 電線引出口
11 ナット
12 ねじ穴
13 ボルト
14 ボルト操作用開放筒
18 係止手段
19 係止爪
20 係合窓
21 係止片
Claims (4)
- 多数の接続端子を有する受けハウジングと、該受けハウジングの接続端子に対応する多数の接続端子を有する挿込ハウジングと、該挿込ハウジングの後部に方向変更可能に嵌合するカバー状のリアプロテクタとから成り、該リアプロテクタの周壁の一部に前記ハウジングと軸線に対してほぼ直角に折曲した方向の電線引出口を形成し、前記リアプロテクタを前記挿込ハウジングに対しその軸線を中心に回動して係止可能とするために、前記リアプロテクタの周壁の外周面と前記挿込ハウジングの外周面との間には相互に係合する複数の係止手段を係合相手変更可能に配設したことを特徴とする電気コネクタ。
- 前記係止手段として、前記リアプロテクタの周壁の外周面と前記挿込ハウジングの外周面との何れか一方に複数の係止爪を等間隔に配し、他方にこれらの係止爪と選択的に係合する係合窓付きの複数の係止片を配した請求項1に記載の電気コネクタ。
- 前記受けハウジングの開口面の中央にねじ穴を設け、前記挿込ハウジングの中央に前記ねじ穴に螺合するボルトを回転自在に装着し、前記リアプロテクタの中央に前記ボルトを操作するためのボルト操作用開放筒を設けた請求項1又は2に記載の電気コネクタ。
- 前記受けハウジングと前記挿込ハウジングとの間に防水手段を設けた請求項1又は2又は3に記載の電気コネクタ。
Priority Applications (1)
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JP2002251276A JP2004095219A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | 電気コネクタ |
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2002
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