JP2004093568A - 時間データの接触式読み取り及び制御可能な計時器 - Google Patents

時間データの接触式読み取り及び制御可能な計時器 Download PDF

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Abstract

【課題】接触式の方法で時間データを読み取り又は制御するために実行しければならない操作をはるかに簡単にし、特に、これらの操作を平均的な注意持続時間を有するユーザにとって非常に記憶しやすくすることである。
【解決手段】好ましくは腕時計である計時器は、3時、6時、9時、及び12時の位置で4つのマーキング(R3、R6、R9、及びR12)のみと単一の竜頭押しボタン(9)とを含み、各時間位置に対して容量性センサ(C1乃至C12)を固定ベゼル8上に含む。ケースは、特に非音響振動発生装置(20)、及び測時回路(10)と関連付けられた電子解読コード化回路(15)を収容し、センサ及び振動装置を制御するための竜頭とを備え、前記回路(15)は、竜頭に対する操作(短時間、長時間の圧力の印加、又は引張り)及びセンサに対する操作(載置又は移動)を認識するように設計されている。
【選択図】図11

Description

 本発明は、時間データの接触式読み取り及び制御を可能にする計時器に関する。本発明は、更に具体的には、平均的な注意を払うユーザが、文字盤を見ることを望まない又は見ることができない状況において、ユーザの近くの人たちが聞き取ることができるどのような音響信号も無しに、現在時間を調べることができ、又は目視で確認すること無く選択、起動又は起動解除することができるアラーム時間を報知してもらうことができる腕時計に関する。これは、例えば、日暮れ時の視認性が低下した状況にあるユーザ、又は視覚障害を持つユーザ、又は盲人であるユーザにさえも当てはまる。
 視覚だけで時間を読み取ることができる他の腕時計と外観が決して異ならないこのような腕時計の原理は、例えば、米国特許第5,559,761号から公知である。この原理によれば、容量性センサ、誘導性センサ又は他のセンサが、ガラスの周縁部に配置され、各センサは、指の存在によって個別に起動されて、振動装置をトリガする。この振動装置は、時間データ又は動作モードを表す非音響振動の列を伝達する。使用される振動装置は、例えば、米国特許第5,365,497号で説明されているものである。実際には、短時間又は長時間の圧力の印加、引張り、又は幾つかの操作の連続的な組み合わせによる押しボタン又は竜頭に対する特定の数の多少複雑な操作の後に、ユーザは、自分の指又は手首で振動を感じることができるまで、指でガラスの周縁部を辿るか又は単一のセンサ上に指を置く。検出された位置又は選択された位置を求めるために、ユーザは、基本的な基準を形成している竜頭から、センサと同数の隆起又は陥没したマーキングを含むベゼルに指を戻し、次に、基本的な基準を形成している竜頭からセンサを分離している位置の数を数えなければならない。位置を求めることを容易にするために、米国特許第6,052,339号では、ユーザがやはり指で中間部材の縁部を辿ることができるようにセンサを超えて延びるベゼルによって支持される、全てのセンサ用のマーキングを有することが提案されている。
 これらの改良にも拘わらず、上述の従来技術に相当する腕時計は、未だに審美的外観は未解決であり、特に、時間を「読み取り」又は時間機能を制御するためには無視できない学習が必要である。米国特許第6,052,339号の説明によれば、アラーム時間を変更するためには、短時間の圧力の印加を竜頭に行わなければならず、6時の位置のセンサに短時間触れなければならず、新しいアラーム時間を最終的に選択可能とする前に竜頭を引っ張らなければならない。
米国特許第5,559,761号 米国特許第5,365,497号 米国特許第6,052,339号
 従って、本発明の目的は、接触式の方法で時間データを読み取り又は制御するために実行しければならない操作をはるかに簡単にし、特に、これらの操作を平均的な注意持続時間を有するユーザにとって非常に記憶しやすくすることである。
 従って、本発明は、針によるアナログ表示を備えた計時器、更に具体的には、中間部材にひとつの竜頭押しボタンのみを備える通常の外観の腕時計に関する。固定ベゼルに囲まれたガラスによって密閉されたケースは、文字盤と裏面カバーによって区切られた空間内に、測時回路と、各針を個別に駆動する少なくとも1つのステッピングモータと、非音響振動発生装置と、測時回路、ステッピングモータ、及び振動発生装置のための少なくとも1つのエネルギー源と、12個の時間位置と向き合わせてガラスの周縁部上に配置された12個からなる1組のセンサと、測時回路と関連付けられ、センサ及び竜頭から振動発生装置を駆動する信号を受け取る電子解読及びコード化回路とを含む。
 この計時器は、ベゼルが、3時、6時、9時、及び12時の時間位置に4つのマーキングのみを含み、電子回路が、竜頭押しボタンの特定の操作(短時間又は長時間の圧力の印加、引張り)と個々のセンサの起動又は隣接するセンサからなるグループ内の任意のセンサの起動との両方、並びに隣接するセンサの時計回り又は反時計回りの起動方向を認識するように設計されることを特徴とする。このデザインは、以下で分かることになるように、竜頭に対してマーキング数を数えることを省き、センサを起動するために実行しなければならない操作回数を2回に低減するという利点を有する。
 本発明の他の特長及び利点は、添付図面を参照しながら、以下の詳細な説明を読むことにより更に明確になるであろう。
 最初に図1、図2、及び、図11を参照すると、図に示す腕時計は、その底面で裏面カバー2によって、また、その表面部で時針6及び分針によるアナログ表示を備える文字盤5の上に配置されたガラス4によって、防水式に密閉された中間部材3で形成されたケース1を含む。また、これから説明する時計は、通常目視可能な方法で時間を完全に読み取ることができると仮定すると、表示部は秒針も含むことができる。中間部材3の表面部分では、ガラスを中間部材領域での封止を保証するのに役立つ固定ベゼル8を支持する。短時間又は長時間の圧力の印加或いは引張りを加えることが可能な竜頭押しボタン9は、中間部材の2時又は3時の位置に配置されている。短時間の圧力の印加とは、例えば、2秒に満たない時間に加えられる圧力であり、長時間の圧力の印加は、2秒よりも長い時間の圧力である。図11の概略断面図において、アセンブリ手段は当業者にはよく知られていることから示されていないが、ケース1と文字盤5とによって区切られた空間は、全てがエネルギー源24によって電力が供給される、測時回路10、ステッピングモータ11、振動装置20、及び電子解読及びコード化回路15によって概略的に示された時計ムーブメントによって占められている。
 振動装置20は、例えば、上述の米国特許第5,365,497号で説明されているものである。基本的には、該装置は、ウェート23に弾性連結部材22を介して振動運動を伝達することができる電磁モータ21で形成される。これによって生成された振動又は振動列は、ケース上、及びこの説明において図示される腕時計の場合ではユーザの手首上のどのような位置においても知覚することができる。振動又は振動列のコード化は、実質的には米国特許第6,052,339号で開示されているものと同じである。本発明による腕時計は、通常の目視による方法だけでなく、「接触式」の方法で時間を読み取ることが明らかに可能である。この接触式読み取りは、ガラスの下で各時間マーキングの上方に配置された12個の容量センサC1乃至C12によって行なわれる。このセンサは、単一のセンサ又はセンサのグループに属するセンサ上に静止している指の位置を、時計回り又は反時計回りの方向に連続するセンサを擦る指と区別するように設計されている電子解読及びコード化回路15に電気的に接続されている。以下で分かるように、この電子回路の特性によって、時間データの接触式読み取りが特に簡単になる。時計回りと反時計回りの方向を区別するために、米国特許第4,369,440号で提案された回路が、例えば電子回路15で使用されることになるが、他の形式の回路を使用することもできる。
 全体としてCiで示された各々のセンサの位置は、3時、6時、9時、及び12時の4つの時間位置に配置された4つのマーキングR3、R6、R9、及びR12を含むベゼル8によって識別される。この第1の実施形態では、各マーキングは、ベゼル上で隆起した位置にあり、ガラス4の縁部と関連したセンサの幅と同じ距離だけ離間した2つのバー12b、12bで形成される。従って、例えば、無意識のうちにセンサC3の上方にあるガラスを通過した指で振動を検出するユーザは、ベゼル8の内縁部上で指で知覚する2つのバー12a、12bによってマーキングR3をただちに識別する。この識別は、空間的に十分に離れている他の3つのマーキングのバーと混同する危険性が全く無く達成することができる。その結果、ユーザは、自分の指が3時の時間位置にあったことが分かる。逆に、ユーザがこの3時の時間位置を選択したい場合には、マーキングR3のバー12a、12bを簡単に識別してセンサC3上方のガラス上で指を滑らせることができる。
 例えば、3時の時間位置あたりで、振動を知覚した後に、時計回りの方向で指の動きを阻止している一本のバーを知覚することさえできれば、ユーザは、マーキングR3の前であること、及び振動を伝達したセンサはセンサC2であり、従って2時の時間位置に対応することが分かる。
 逆に、振動を知覚した後、反時計回りの方向で指の動きを阻止している1本のバーを知覚することさえできれば、ユーザは、マーキングR3を通り過ぎたこと、及び振動を伝達したセンサは、4時の時間位置に対応するセンサC4であることが分かる。
 3時の時間位置について先に示したのと同様に、ユーザは逆の操作を実行して簡単に2時又は4時の時間位置を選択することができ、また他の3つのマーキングのいずれについても同様の方法で動作することができる。従って、3つの時間位置にそれぞれ関連付けられた4つのマーキングだけを用いて、ユーザは、難しさ又は不明確さも無く、任意の時間位置を見つけるか又は選択することができる。
 次に図2によって、9時19分である実施例によって示される「現在時間読み取りモード」における本発明による腕時計の作動を理解することが可能となる。最初に、短時間の圧力の印加を竜頭9に加えて、接触式モードに移行する。以下で分かるように、他の操作、すなわち長時間の圧力又は引張り力の印加でも接触式モードへ移行を生じさせることができる。接触式モードは、限定された時間の間だけ持続する。センサに対する操作が例えば10秒よりも長く中断されると、この触覚モードは中断され、この持続時間は、新たな各操作時に再開される。この設計は、一般に電池によって形成されるエネルギー源の寿命を延ばし、ユーザがいつでも必要なときに、この場合は時間を調べるか、又は検出した時間データを確認することが可能となるという利点を有する。
 従って、短時間の圧力の印加を加えた後、ユーザは、「現在時間読み取りモード」に移行するために、先に示したように、電子回路15によって検出することができるガラス縁部の回りで時計回りの方向に指を滑らせる。この方向は時計針の自然な回転方向に対応するので、この操作は記憶しやすいことが分かるであろう。ユーザが6時の位置からガラス縁部を擦り始めたと仮定すると、指がセンサC9、すなわちユーザがマーキングR9によって9時として容易に識別するであろう位置の上方にあるときに、時間をコード化する連続的な振動を知覚することになる。ガラス縁部を引き続き擦ることによって、ユーザの指がセンサC3上に位置するようになると、ここでユーザは、検出された時間位置に加えるための分(1から4分)をコード化する計数可能な振動列を繰り返し知覚するようになり、各々の振動列は、長い休止によって分離されている。マーキングR3によって、ユーザは3時の時間位置、すなわち15分にあることが分かり、これに、各振動列でユーザが計数することができる4つの振動を加えて、即ち、全部で19分であることが分かる。
 実施例によれば、各振動は125msの持続時間を有し、375msの休止時間によって次の振動から分離され、各振動列は、更に長い875msの休止時間によって次の振動列から分離される。
 分針が正確に15分のところにあると仮定すると、ユーザは、計数不可能な振動列、すなわち、短すぎて計数することができない休止時間によって分離された振動を知覚したであろう。最後に、2つの針が重なり合っている場合には、時間と分のコード化は連続的なものとなる。
 次に図3及び図4を参照すると、第2の実施形態及び「アラーム時間読み取りモード」における腕時計の作動を以下に説明する。
 図3において、4つのマーキングR3、R6、R9、及びR12は、突起部14によって形成され、先に示したのと同じ方法でセンサC1乃至C12を簡単に識別可能であることが分かる。同様に、ベゼルへの滑らかな移行を備えたこれらの突起部14は、ベゼルに対して鋭角を成す移行を有する幾何学的形状によって置き換えることができる。
 図4は、アラーム時間の読み取り方法、更に正確には、例えば、7時22分に設定したが忘れてしまったアラーム時間を確認する方法を概略的に示している。短時間の圧力の印加を竜頭に加えた後、ユーザは、反時計回りにガラス縁部の上で指を滑らせるが、これは、現在時間を読み取るために実行される操作と反対の操作であるので容易に記憶することができる操作である。この操作によって、針は最後に設定されたアラーム時間の位置に運ばれる。ユーザが時計を見ることができる場合には、コード化振動列を待つことなく指を外すことができる。時計を見ることができない場合、読み取りは、前述と同じ方法で実行される。ユーザの指がセンサC7に到達すると、ユーザは、7時をコード化する連続的な振動を知覚し、指がセンサC4に到達すると、4時の時間位置に対応する20分に加えられる2つの振動列を知覚する。時間コードと分コードとを混同する危険性が無いと仮定すると、時間センサ(Ch)と分センサ(Cm)が検出される順番は重要ではないことに留意されたい。これはまた、先述の現在時間の読み取りについても当てはまることである。
 図5は、4つのマーキングR3、R6、R9、及びR12が、前述のように時間位置の容易な認識に寄与するベゼル内の凹部16によって形成された第3の実施形態を示している。
 図6は、アラームのオン(ON)とオフ(OFF)の切り替え方法を概略的に示している。
 図6は、3つの連続するセンサCi、Ci+1、Ci+2の範囲にわたる2つの豆形区域、即ち、オン状態に対応する区域17用センサC11、C12及びC1、及びオフ状態に対応する区域19用センサC5、C6及びC7を示す。
 アラームをオン状態に切り替えるために、ユーザは、短時間の圧力の印加を竜頭9に加え、次に指をマーキングR12によって容易に識別される区域17に載せ、この位置で動かさずに指を保持する。その後、時計はこの状態が記憶されたことを示す2つの振動を発する。同様に、アラームをオフ状態に切り替えるために、ユーザは、マーキングR6のところの区域19上に指を載せることによって同じ操作を実行して、この位置で動かさずに指を保持する。その後、時計はこの状態が記憶されたことを示す1つの振動を発する。
 オン/オフ状態を肯定応答する振動は、十分に長い時間、例えば、7秒よりも長く指を区域17又は19上に保持した場合、アラーム振動によって確認することができる。また、これは設定時間を失うことなく時計の接触作動を示すための、セールスポイントにおける「デモンストレーション」モードを構成する。
 各々の区域の3つのセンサは正確に同じ機能を果たすことから、あまり慎重になる必要は無いことが分かるであろう。
 図7は、4つマーキングR3、R6、R9、及びR12がベゼル上の凹凸面18によって形成される第4の実施形態を示している。この実施形態は、審美的理由から有利とすることができる。実際、例えば組みひも飾りパターンを彫ることによって、マーキング間のスペースを滑らかな樹脂で覆うことでベゼル全体に均一な外観を持たせることが可能である。
 2つの先の実施例では、アラーム時間の確認方法及びアラーム時間のオン又はオフ状態への切り替え方法を見てきた。概略的な図8を参照しながら、次にアラーム時間を7時22分から12時15分に変更する方法について説明する。これを行うために、ユーザは、最初に、例えば2秒から10秒で構成される長時間の圧力の印加を竜頭9に加える。ユーザは12時の位置に対応するベゼル上のマーキングR12を選択して、指をガラス上に滑らせると、時針6がこの位置に向かって移動し、ユーザは、連続的な振動を知覚する。指を外した後、ユーザは同様にして15分に対応するマーキングR15を選択すると、分針7がこの位置に移動し、ユーザは、3つの計数不可能な振動列を知覚する。次に、ユーザは指を外さなければならないが、するとアラームが選択された時間にオン状態で設定される。ユーザが指をセンサR3上に保持する場合には、例えば、1秒のような長い休止時間の後、アラーム時間が今度は12時16分に設定されていることを示す新しい振動を知覚することになり、以下12時19分まで同様である。
 図9A及び図9Bの概略図は、第5の実施形態を示しており、文字盤を見ることなく、ユーザがラジオ又は電話時刻案内によって伝達された「時報」から時計を正確な時間に設定することができる方法を説明するものである。この第5の実施形態は、実際には前出の実施形態の変形を形成する。つまり、マーキングR3、R6、R9、及びR12は、ガラス4に付加され、これは裸眼では実際的には見えない公知の技術によって簡単に達成することができる。
 最初に、ユーザは、竜頭9(図9A)を引張るが、これは大半の時計について時間を設定するための通常の操作に対応するものである。次に、ユーザは、アラーム時間の変更について先に示したモードに従って、次の「時報」に近い時間を選択する。時報を聞いたときに、ユーザは竜頭を再度押す。
 腕時計がステッピングモータを含む場合、針は、12時に位置する時間基準に対してずれている可能性がある。また図10は、12時の位置で完全に針6、7を重ね合わせることによって、この初期化が実行可能であることを概略的に示す。この比較的稀な操作は、目視にて実行しなければならない。これを行うために、ユーザは、長時間の圧力の印加を竜頭9に加え、次に、センサC2及びC3用のマーキングR3の近傍及びセンサC9及びC10用のマーキングR9の近傍にそれぞれ配置された、2つのセンサからなる2つの区域27a又は27bのいずれか一方の上に指を載せると、時針は、12時の位置に位置付けられる。この2つの区域は、単に針の回転方向を、区域27aについては時計回りの方向、区域27bについては反時計回りの方向で与えるものである。また、この区域の位置は、この区域の1つの上に載せられた指が12時の位置にある時間基準を隠さないように設けられている。ユーザは、センサC4、C5及びC7、C8にそれぞれ対応する区域29a、29bに関して同様の方法で行い、分針7を時針6に完全に重ね合わせる。この操作中、腕時計ムーブメントのカウンタは継続して増分し、10秒の「時間切れ」後、針6、7は、いかなる角度移動もせずに正確な時間を示す位置に戻る。アラーム機能オン/オフの切り替えに関しては、同じ区域で同じ機能を果たす2つのセンサが存在することにより、ユーザが現在時間又はアラーム時間の読み取りよりも注意が必要でないためユーザには便利である。
 区域17、19、27b、29a、29bの構成及び位置は、本明細書では例示として示されたものに過ぎず、当業者であれば本発明の範囲から逸脱することなく種々の変形を行うことができることは明らかである。
第1の実施形態及び操作モードを示す図である。 第1の実施形態及び操作モードを示す図である。 第2の実施形態及び操作モードを示す図である。 第2の実施形態及び操作モードを示す図である。 第3の実施形態及び操作モードを示す図である。 第3の実施形態及び操作モードを示す図である。 第4の実施形態及び操作モードを示す図である。 第4の実施形態及び操作モードを示す図である。 第5の実施形態及び操作モードを示す図である。 第5の実施形態及び操作モードを示す図である。 最終操作モードを示す図である。 線XI−XIに沿った、図2に示す腕時計の直径方向の断面を示す図である。
符号の説明
 1 ケース、2 裏面カバー、3 中間部材、4 ガラス、 6、7 針、8 固定ベゼル、9 竜頭押しボタン、10 測時回路、11、13 ステッピングモータ、 15 電子解読及びコード化回路、20 非音響振動発生装置、C1〜C12 センサ、R3、R6、R9、R12 マーキング。

Claims (15)

  1.  裏面カバー(2)と、針(6、7)によるアナログ表示を備えた文字盤の上方に配置されたガラス(4)によって密閉された中間部材(3)とから形成されたケース(1)を含み、
     前記ガラスが、竜頭押しボタン(9)を有する前記中間部材(3)上に取り付けられた固定ベゼル(8)によって囲まれており、
     測時回路(10)と、
     各針(6、7)を個別に駆動する少なくとも1つのステッピングモータ(11、13)と、
     非音響振動発生装置(20)と、
     前記測時回路(10)、前記ステッピングモータ(11、13)、及び前記振動発生装置(20)に動力を供給する少なくとも1つのエネルギー源(24)と、
     12個の時間位置と向き合わせて前記ガラス(4)の周縁部上に配置され、指が覆って滑ることができる12個からなる1組のセンサ(C1乃至C12)と、
     前記測時回路(10)と関連付けられ、前記センサ(C1乃至C12)及び前記竜頭押しボタン(9)から前記振動発生装置(20)を駆動する信号を受け取る電子解読及びコード化回路(15)と、
    から構成された、時間データの接触式読み取り及び制御可能な計時器であって、
     前記ベゼル(8)には、3時、6時、9時、及び12時の4つの時間位置に面して配置された4つのマーキング(R3、R6、R9、R12)が設けられ、且つ、前記電子回路(15)は、前記竜頭押しボタン(9)の特定の操作と個々のセンサ又は隣接するセンサ(Ci、Ci+1・・・)のグループにおける任意のセンサの起動との両方、及び該隣接するセンサが起動される順番を認識するように設計されていることを特徴とする計時器。
  2.  各マーキング(Rj)が、前記ベゼル(8)から突出し、3時、6時、9時、及び12時の前記時間位置に対応するセンサの両側に配置された2つのバー(12a、12b)から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の計時器。
  3.  各マーキング(Rj)が、3時、6時、9時、及び12時の前記時間位置に対応するセンサによって前記ベゼル(8)から突出する突起部(14)から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の計時器。
  4.  各マーキング(Rj)が、3時、6時、9時、及び12時の前記時間位置に対応するセンサによってベゼル(8)内に配置された凹部(16)によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の計時器。
  5.  各マーキング(Rj)が、3時、6時、9時、及び12時の前記時間位置に対応するセンサによってベゼル(8)上に配置された凹凸面(18)によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の計時器。
  6.  各マーキング(Rj)が、3時、6時、9時、及び12時の前記時間位置に対応するセンサによって前記ガラス(4)上の凹凸面(18)から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の計時器。
  7.  前記センサ(Ci)が、容量性であり、前記ガラス(4)の下で各時間位置の上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の計時器。
  8.  前記計時器が、腕時計であることを特徴とする請求項1に記載の計時器。
  9.  前記電子回路(15)が、時計回り又は反時計回りの方向に前記センサ(i)を覆って指を滑らせることに関連付けられた前記竜頭押しボタン(9)に対する短時間の圧力の印加を認識することを特徴とする請求項1に記載の計時器。
  10.  2つのセンサ(Ch、Cm)を起動させることによって、前記時計回りの方向が、前記電子回路(15)を現在時間読み取りモードに移行させ、前記反時計回りの方向がアラーム時間読み取りモードに移行させ、前記2つのセンサの各起動信号がそれぞれ時間と分とをコード化する振動列をトリガし、前記センサ(Ch、Cm)の時間位置が、前記4つのマーキング(R3、R5、R9、R12)の1つ、或いは直前の位置、或いは直後の位置を識別するために指を前記ベゼル(8)上に戻すことによって求められることを特徴とする請求項9に記載の計時器。
  11.  前記電子回路(15)は、センサ(Ci)上又は隣接するセンサ(Ci、Ci+1・・・)のグループ上へ指を静止して置くことに関連して、前記竜頭押しボタン(9)に加えられた短時間の圧力の印加と長時間の圧力の印加とを区別することを特徴とする請求項1に記載の計時器。
  12.  11時、12時、1時の位置におけるセンサ(C11、C12、C1)のグループに関連付けられた短時間の圧力の印加は、オン(ON)のアラーム位置に対応し、センサ(C5、C6、C7)のグループに関連付けられた短時間の圧力の印加は、オフ(OFF)のアラームの位置に対応することを特徴とする請求項11に記載の計時器。
  13.  2つのセンサ(Ch、Cm)に連続的に関連付けられた長時間の圧力の印加により、アラーム時間の選択が可能となることを特徴とする請求項11に記載の計時器。
  14.  前記電子回路(15)は、時間帯又は現在時間を変更するために、1つのセンサ(Ch)上又は2つのセンサ(Ch、Cm)上に指を連続的に置くことに関連付けられた前記竜頭押しボタン(9)に加えられた引張りを認識することを特徴とする請求項1に記載の計時器。
  15.  前記針(6、7)の各々が、ステッピングモータによって個別に駆動され、前記電子回路(15)が、2時、3時又は9時、10時の位置に配置されたセンサ(C2、C3又はC9、C10)のグループに関連付けられた、或いは、4時、5時又は7時、8時の位置に配置されたセンサ(C4、C5又はC7、C8)のグループに関連付けられた、前記竜頭押しボタン(9)に加えられる長時間の圧力の印加を認識して、表示を初期化するため前記針(6、7)を12時の位置に連続的に重ね合わせることを特徴とする請求項1に記載の計時器。
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