JP2004093212A - 車載用ナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両毎に異なる車高、車幅、重量に基づいて、現在地から目的地までの通道を報知することができるナビゲーション装置を提供すること。
【解決手段】地図データを記憶する地図データ記憶手段17dと、GPS衛星を利用して車両の現在地を演算する現在地演算手段11と、地図データ記憶手段17dに記憶される地図データに基づいて現在地演算手段11により演算される現在地から目的地までの通道を演算する通道演算手段11とを備えており、車両データを記憶する車両データ記憶手段17eと、地図データ記憶手段17dに記憶される地図データに対応つけて道路特徴データを記憶する道路特徴データ記憶手段17fとを備えており、通道演算手段11は、車両データ記憶手段17eに記憶される車両データ及び道路特徴データ記憶手段17fに記憶される道路特徴データの両データを比較して通道を演算することを特徴としている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現在地から目的地までの通道を報知するナビゲーション装置に関し、特に、車両の車高、車幅、車重に応じて、通行可能な通道を報知するナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年においては、現在地から目的地までの通道を報知するナビゲーション装置は、広く普及されている。
【0003】
そして、一般的なナビゲーション装置には、通常、地図データを記憶する地図データ記憶手段と、GPS衛星等を利用して車両の現在地を演算する現在地演算手段と、目的地を入力するための目的地入力手段と、地図データ記憶手段に記憶された地図データに基づいて目的地から現在地までの通道を演算する通道演算手段が設けられている。
【0004】
これにより、車両の使用者(運転者)は、不慣れな道を一人で走行する場合にも、地図等を広げることなく、現在地から目的地まで安全に運行することができるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、車両により、大きさや重量は当然異なる。このため、車種によっては、このため、ナビゲーション装置により報知された通道に沿って運行しているにも拘わらず、車幅や車高が通行可能な車幅や車高に足りずに通行することができず、迂回しなければならず、非常に煩雑であるという問題点があった。
【0006】
特に、上方に梯子911等の装備を有する車両110においては、運転者は、上の高さを把握することが困難である。このため、図5(a)及び(b)に示すように、鉄道や道路の高架下(例えば、トンネルA)、高さ制限バー等の、即ち、高さ制限のある場所を通行する際に、梯子をぶつけてしまう事件が多々発生しているのが現状である。即ち、車両ルーフ部分より突出する装備を有する車両においては、トンネルA等の入り口側の上壁部に装備をぶつけてしまうという問題点があった。このため、上方に装備を有する車両110の場合、維持費が嵩んでしまうという問題点があった。
【0007】
そこで、上記の問題点を解決するために案出されたのが本発明であって、本発明は、車両毎に異なる車高、車幅、重量に適した、現在地から目的地までの通道を報知することができるナビゲーション装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載の車載用ナビゲーション装置は、地図データを記憶する地図データ記憶手段と、GPS衛星を利用して車両の現在地を演算する現在地演算手段と、前記地図データ記憶手段に記憶される地図データに基づいて前記現在地演算手段により演算される現在地から所定の入力手段を介して入力される目的地までの通道を演算する通道演算手段と、該通道演算手段の演算結果を報知する報知手段とを備えており、更に、車高、車幅、車重その他の車両データを記憶する車両データ記憶手段と、前記地図データ記憶手段に記憶される地図データに対応つけて道幅、通行可能車高、通行可能車重その他の道路特徴データを記憶する道路特徴データ記憶手段とを備え、前記通道演算手段は、前記車両データ記憶手段に記憶される車両データ及び前記道路特徴データ記憶手段に記憶される道路特徴データの両データを比較して通道を演算するものである。
【0009】
請求項2記載の車載用ナビゲーション装置は、請求項1記載の車載用ナビゲーション装置において、サーバ装置側より通信回線を介して送られる道路特徴データ又は地図データを受信する受信手段と、該受信手段により受信されたデータに基づいて、地図データ記憶手段に記憶される地図データ又は道路特徴データ記憶手段に記憶されている道路特徴データに記憶されている道路特徴データを更新する更新手段を備えている。
【0010】
請求項3記載の車載用ナビゲーション装置は、請求項2記載の車載用ナビゲーション装置において、更新手段は、サーバ装置側に記憶されているデータの更新に伴い、地図データ記憶手段に記憶される地図データ又は道路特徴データ記憶手段に記憶されている道路特徴データを更新するようにされている。
【0011】
請求項4記載の車載用ナビゲーション装置は、請求項2又は3に記載の車載用ナビゲーション装置において、更新手段は、使用者による更新操作に基づき又は定期的に、サーバ装置に対して地図データ及び道路特徴データの更新を要求する更新要求信号を送信する送信手段を備えている。
【0012】
請求項5記載の車載用ナビゲーション装置は、請求項1から4の何れかに記載の車載用ナビゲーション装置において、緊急用自動車に搭載されるものである。
【0013】
請求項6記載の車載用ナビゲーション装置は、請求項1から5の何れかに記載の車載用ナビゲーション装置において、車両データ記憶手段には、車両データとして、車高データが記憶される一方、道路特徴データ記憶手段には、道路特徴データとして、道路の通行可能車高を示すデータが記憶されている。
【0014】
請求項7記載の車載用ナビゲーション装置は、請求項6記載の車載用ナビゲーション装置において、車両記憶手段には、複数の車高データが記憶されており、通道演算手段は、前記車両記憶手段に記憶された複数の車高データの中から選択された車高データに基づいて通道を演算するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施例について説明する。勿論、下記実施例は、本発明の好ましい実施例を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。
【0016】
図1は、本発明の一実施例である車載用ナビゲーション装置1を利用したナビゲーションシステム100の概略図である。この図1を示すように、ナビゲーションシステム100は、車両110と、基地120と、GPS衛星130とによって構成されている。
【0017】
図2は、車両110に搭載された本車載用ナビゲーション装置(以下、単に、「ナビゲーション装置」と称する)1、及び、基地120側に設置されるサーバ装置2のブロック図である。
【0018】
まず、ナビゲーション装置1について説明する。図2に示すように、車載用ナビゲーション装置1は、演算部11と、受信部12と、送信部13と、符号化部14と、復号化部15と、入力部16と、記憶部17と、表示部18と、出音部19とを備えている。
【0019】
演算部11は、車両110をナビゲートするために必要な種々の処理を実行するためのものであり、通常CPUにより構成されている。受信部12は、車両側アンテナ111を介して、GPS衛星130より送信される種々のデータ、及びサーバ装置2側より送信される種々のデータを受信するためのものであり、送信部13は、サーバ装置2に対して種々のデータを送信するためのものである。
【0020】
復号化部14は、受信部12により受信された種々のデータを復号化するためのものであり、符号化部15は、車両側アンテナ111を介してデータを送信するために符号化するためのものである。本車載用ナビゲーション装置1においては、データの送信方式としてパケット送信方式を採用している。
【0021】
入力部16は、使用者が種々のデータを入力するためのものであり、キーボード装置、及び音声収集機能付きマイク装置等によって構成されている。
【0022】
記憶部17は、現在地から目的地までの通道を報知するために必要な種々のデータやアプリケーション等を記憶するためのものであり、具体的には、演算部11により実行される各種プログラムや、現在地、目的地、地図、及び、道路その他の各種データが記憶される。
【0023】
以下、記憶部17の構成に関し、本発明の実施に特に関連のある部分について具体的に説明する。記憶部17には、出発地データ記憶メモリ17aと、現在地データ記憶メモリ17bと、目的地データ記憶メモリ17cと、地図データ記憶メモリ17dと、車両データ記憶メモリ17eと、道路特徴データ記憶メモリ17fとが設けられている。
【0024】
出発地データ記憶メモリ17aは、入力部11を介してナビゲーション設定が為される場合に、その設定時における現在地、即ち、出発地を示すデータ(出発地データ)を記憶するためのメモリである。
【0025】
現在地データ記憶メモリ17bは、ナビゲーションモード実行時において、刻々と変化する現在値を示すデータ(現在地データ)を記憶するためのメモリである。
【0026】
目的地データ記憶メモリ17cは、ナビゲーション設定が為される場合に、その設定時における、目的地(到達地)を示すデータ(目的地データ)を記憶するためのメモリである。
【0027】
地図データ記憶メモリ17dは、基地120側より送信された地図データを記憶するためのメモリである。基地120側より送信された地図データは、車両側アンテナ111を介して受信部11により受信されるとともに、復号化部15により復号化された後、地図データ記憶メモリ17dに記憶されるのである。ここで、基地に設置されるサーバ装置2内の地図データが更新された場合には、サーバ装置2によりサーバ側アンテナ122を介して地図データ及び地図更新命令データが所定周波数の無線波とともに送信される。
【0028】
ここで、地図データ記憶メモリ17dに記憶される地図データは、かかる無線波を受信した際に、更新される。また、無線波が受信できなかった場合や、無線波が送信されなかった場合その他の不具合が発生した場合を考慮して、使用者による入力部11を介した送信要求操作が為されたとき、及び、未更新時間が所定時間を経過したときには、送信部12を介して送信要求信号がサーバ装置2へ送信される。この送信要求信号の送信に伴い、基地120より地図データ及び地図更新命令データが無線波にのせて送信され、この無線波の受信に伴い更新される。即ち、この地図データ記憶メモリ17dに記憶される地図データは、基地120に設置されるサーバ装置2内の地図データが更新された場合、使用者による入力部11を介した送信要求操作が為された場合、更には、定期的に送信要求操作が為された場合に、更新されるのである。従って、常時、地図データ記憶メモリ17dに対して最新の地図データを記憶することができ、ひいては、この最新の地図データに基づいて、出発地から目的地までの最適な通道を報知することができるのである。
【0029】
車両データ記憶メモリ17eは、車幅、車高、車重その他の車両110に関するデータを記憶するためのものであり、この車両データ記憶メモリ17eに記憶されているデータは、演算部11による現在地から目的地までの通道の演算の際に、後述する道路特徴データ記憶メモリ17fに記憶されている道路の道幅を示すデータ(道幅データ)と比較される。そして、この比較結果に基づいて、通道が演算され、表示部18及び出音部19を介して通道が案内(報知)されるのである。
【0030】
また、この車両データ記憶メモリ17eに記憶されるデータは、使用者による入力部11を介した入力操作により入力可能とされている。勿論、車両データ記憶メモリ17eに記憶されるデータの入力や変更は、使用者により入力や変更に限られず、メーカ側や販売店側において設定登録されても良い。
【0031】
図3は、車両データ記憶メモリ17eのブロック図である。図3に示すように、かかる車両データ記憶メモリ17eには、車幅データ記憶メモリ17e1と、車重データ記憶メモリ17e2と、非搭載時車高データ記憶メモリ17e3と、搭載時車高データ記憶メモリ17e4と、搭載フラグ17e5とが設けられている。
【0032】
車幅データ記憶メモリ17e1は、車幅を示すデータを記憶するためのメモリである。この車幅データ記憶メモリ17e1に記憶されている車幅データは、演算部11による現在地から目的地までの通道の演算の際に、後述する道路特徴データ記憶メモリ17fに記憶されている道幅データと比較される。従って、案内通りに運転しているにも拘わらず、車幅が大きいが故に、道路を通行することができず、引き返して回り道をする煩雑さを解消することができる。
【0033】
車重データ記憶メモリ17e4は、車重を示すデータを記憶するためのメモリである。この車重データ記憶メモリ17e1に記憶されている車重データも、車幅データと同様に、後述する道路特徴データに記憶されている通行可能車重データと比較される。従って、案内通りに運転しているにも拘わらず、車重が大きいが故に、引き返して回り道をする煩雑さを解消することができる。
【0034】
非搭載時車高データ記憶メモリ17e3は、車両110上に荷物が搭載されていない状態における車両110の車高を示すデータを記憶するためのメモリであり、搭載時車高データ記憶メモリ17e4は、車両110上に荷物が搭載されている状態における車両110の車高を示すデータを記憶するためのメモリである。これら非搭載時車高データ記憶メモリ17e3及び搭載時車高データ記憶メモリ17e4に記憶されているデータもまた、車幅データ及び車重データと同様に、後述する道路特徴データに記憶されている通行可能車高データと比較される。従って、案内通りに運転しているにも拘わらず、車高が大きいが故に、引き返して回り道をする煩雑さを解消することができるのである。特に、運転者は、車高に対する認識力が弱いために、トンネルAやトンネルA手前に設けられる車高制限バー(図示せず)にぶつけてしまう事故が頻繁に発生する。この場合、車両110のみならず、トンネルA等も修理する必要が生じ、修理費が嵩んでしまう。即ち、車両110の維持費(保険の費用等も含めた維持費)が高くなってしまう。また、車両110の修理中においては、車両110を使用することができず、業務に支障を生じてしまうし、トンネルA等の修理中においては、トンネルAが通行不能または通行制限され、交通にも支障を生じてしまう。
【0035】
ところで、車両110が緊急用自動車であって、且つ緊急時(赤色灯や黄色灯の点灯時)においては、目的地まで一刻も早く到達する必要があるのに、回り道をしていると、人命等に係わり、重大な問題である。通常、消防署等においては、地域毎に道路の道幅や通行可能車高が把握されている。しかしながら、他の地域に応援に行く場合等においては、不慣れであり、全ての道路に精通することは困難である。しかしながら、このような場合においても、本発明によれば、その時その時の状況に応じた最短、最適の通道を報知することができる。ここで、緊急用自動車は、緊急の用務の際に使用される車両のことであり、道路交通法及び道路交通法施工令に記載されている緊急自動車(消防用自動車以外の消防の用に供する車両も含む)は勿論のこと、前記法令に記載の道路維持作業用自動車も含まれる。
【0036】
搭載フラグ17e5は、車両110の上に荷物が搭載しているか否かを判別するためのものであり、車両110上に荷物が搭載している場合には、オン(ON)状態とされ、車両110上に荷物が搭載されていない場合には、オフ(OFF)状態とされる。そして、搭載フラグ17e5がオン状態である場合には、搭載時車高データ記憶メモリ17e4に記憶されている車高データに基づいて通道が演算され、搭載フラグ17e5がオフ状態である場合には、非搭載時車高データ記憶メモリ17e4に記憶されている車高データに基づいて通道が演算される。従って、搭載フラグ17e5をオン状態とすることにより、例えば、図4(a)及び(b)に示すように、一時的に、レジャー用品の一種である自転車110bを搭載する場合においても、自転車110bをぶつけてしまうことを防止することができる。また、自転車110bを搭載していない場合には、搭載フラグ17e5がオフ状態とされることにより、本来であれば通行可能である遠道が選択されず、遠回りをしてしまうことを防止することができる。
【0037】
道路特徴データ記憶メモリ17fは、道幅、通行可能車高、通行可能車重その他の道路の特徴を示すデータを記憶するためのメモリであり、この道路特徴データ記憶メモリ17fに記憶されるデータは、先述の地図データ記憶メモリ17dに記憶される地図データのうちの道路を示す道路データに対応つけて記憶されている。この道路特徴データ記憶メモリ17fに記憶される道路データは、基地120側より送信されるデータであり、サーバ装置2に記憶されている道路データが更新されると、その更新に伴い、道路データ更新信号とともに送信されるデータである。
【0038】
表示部18は、各種の情報を視覚的に報知するためのものであり、この表示部28を介して、表示される情報の具体例としては、地図データ及び現在地から目的地までの最適な通道(画像や文字)が表示可能とされている。
【0039】
出音部は、各種の情報を聴覚的に報知するためのものであり、音が出力可能とされている。この出音部19を介して、現在地から目的地までの最適な通道を案内するための情報が出力可能とされている。
【0040】
次に、基地120側に設置されるサーバ装置2について説明する。サーバ装置2には、演算部21と、受信部22と、送信部23と、符号化部24と、復号化部25と、入力部26と、記憶部27と、表示部28と、出音部29とが設けられている。
【0041】
演算部21は、車両をナビゲートするために必要な種々の処理を実行するためのものであり、受信部22は、基地側アンテナ121を介して、車両110側より送信される各種データを受信するためのものであり、送信部23は、基地側アンテナ121を介して種々のデータを送信するためのものである。
【0042】
復号化部24は、受信部22により受信された種々のデータを復号化するためのものであり、符号化部25は、基地側アンテナ121を介してデータを送信するために符号化するためのものである。
【0043】
入力部26は、管理者が種々のデータを入力するためのものであり、キーボード装置、及び音声収集機能付きマイク装置等によって構成されている。
【0044】
記憶部27は、現在地から目的地までの通道を報知するために必要な種々のデータやアプリケーション等を記憶するためのものであり、具体的には、演算部21により実行される各種プログラムや、地図データや、道路データその他の各種データが記憶される。
【0045】
以下、記憶部27の構成に関し、本発明の実施に特に関連のある部分について具体的に説明する。記憶部27には、出発地データ記憶メモリ27aと、現在地データ記憶メモリ27bと、目的地データ記憶メモリ27cと、地図データ記憶メモリ27dと、道路特徴データ記憶メモリ27eと、車両データ記憶メモリ27fとが設けられている。
【0046】
地図データ記憶メモリ27dは、地図データを記憶するためのメモリである。この地図データ記憶メモリ27bに記憶されるデータは、管理者により適宜時期に更新され、地図データ記憶メモリ27bに記憶されるデータが更新された場合、車両110側より送信要求信号を受信した場合に、地図更新命令信号と共に、車両110のナビゲーション装置1へ送信される。
【0047】
道路特徴データ記憶メモリ27eは、道幅、通行可能車高、通行可能車重その他の道路の特徴を示すデータを記憶するためのメモリであり、この道路特徴データ記憶メモリ27eに記憶されるデータは、先述の地図データ記憶メモリ27dに記憶される地図データのうちの道路を示す道路データに対応つけて記憶されている。この道路特徴データ記憶メモリ27eに記憶されるデータは、管理者により適宜時期に更新され、地図データ記憶メモリ27dが更新された場合には、地図データ及び道路特徴更新命令信号とと共に、車両110のナビゲーション装置1へ送信される。
【0048】
表示部28は、各種の情報を視覚的に報知するためのものであり、画像や文字が表示可能とされている。出音部は、各種の情報を聴覚的に報知するためのものであり、音が出力可能とされている。
【0049】
次に、添付図面を参照して、ナビゲーションシステム100の動作の概略について説明する。車両110においては、GPS衛星102を利用して現在地を算出(測位)可能とされているが、この現在地データ、ナビゲーション設定時に使用者(通常は、運転者)により入力された出発地データ及び目的地データ、並びに、予め車両110に記憶されている地図データ、道路特徴データ及び車両データの6種類のデータに基づいて、現在地から目的地までの通道が演算され、その通道が表示部及び出音部を介して報知される。このため、道路の特徴及び車種等に応じて、現在地から目的地までの最適な通道を、車両の運転者110に報知することができるのである。
【0050】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明の実施例は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察することができるのである。そして、このような改良変形された実施例も、本発明の技術的範囲に含まれる。
【0051】
例えば、車両データ記憶メモリ17eに記憶される車両データは、上記の車両データのみに限られず、所定の排気量以下の二輪であるか否かを示すデータや、軽自動車であるか否かを示すデータであっても良く、道路特徴データ記憶メモリ17fに記憶される道路特徴データは、通行可能排気量を示すデータが記憶されても良い。
【0052】
また、搭載フラグ17e5をオンオフすることにより、搭載時の車高と非搭載時の車高を選択するようにされていた。しかしながら、車両110に搭載された荷物の高さを検知する手段を設け、車両110上に荷物が搭載された場合には、この高さ検知手段の検出値に基づいて搭載フラグ17e5をオンオフするように、即ち、車両110に搭載された荷物の高さに応じて現在地から目的地までの通道を演算するようにしても良い。
【0053】
なお、本願発明の解釈に疑義が生じてしまうことを防止するため、念のために説明すれば、特許請求の範囲に記載の車両データ及び道路特徴データの具体例は、例示であって、これらに限定されるものではないし、車両データ及び道路特徴データは、夫々、具体例の一例のみであっても良い。
【0054】
【発明の効果】
請求項1記載の車載用ナビゲーション装置によれば、車両データ記憶手段には、車高、車幅、車重その他の車両データが記憶される一方、道路特徴データ記憶手段には、地図データ記憶手段に記憶される地図データに対応つけて道幅、通行可能車高、通行可能車重その他の道路特徴データが記憶される。そして、通道演算手段により、かかる車両データ記憶手段に記憶される車両データ及び道路特徴データ記憶手段に記憶される道路特徴データの両データを比較して通道が演算され、この演算結果に基づく誘導が報知手段により報知される。従って、車両毎に異なる車高、車幅、重量に適した、現在地から目的地までの通道を報知することができるという効果がある。
【0055】
請求項2記載の車載用ナビゲーション装置によれば、請求項1記載の車載用ナビゲーション装置の奏する効果に加え、更に、受信手段により、サーバ装置側より通信回線を介して送られる道路特徴データ又は地図データが受信されると、更新手段により、受信手段により受信されたデータに基づいて、地図データ記憶手段に記憶される地図データ又は道路特徴データ記憶手段に記憶されている道路特徴データが更新されるので、刻々と変化する道路状況に合わせた新しい情報に基づいて、現在地から目的地までの通道を報知することができるという効果を奏する。
【0056】
請求項3記載の車載用ナビゲーション装置によれば、請求項1又は2に記載の車載用ナビゲーション装置の奏する効果に加え、更に、更新手段により、サーバ装置側に記憶されているデータの更新に伴い、地図データ記憶手段に記憶される地図データ又は道路特徴データ記憶手段に記憶されている道路特徴データが更新されるので、使用者による何ら更新操作が為されなくても、最新の地図データ及び道路特徴データに基づいて、現在地から目的地までの通道を報知することができるという効果を奏する。
【0057】
請求項4記載の車載用ナビゲーション装置によれば、請求項2又は3に記載の車載用ナビゲーション装置の奏する効果に加え、更に、送信手段により、使用者による更新操作に基づき又は定期的に、サーバ装置に対して地図データ及び道路特徴データの更新を要求する更新要求信号が送信されるので、使用者に対し、最新の地図データ及び道路特徴データに基づく現在地から目的地までの通道を報知することができるという効果を奏する。また、サーバ装置側に記憶されているにも拘わらず、送信ミスその他の諸要因により、サーバ装置側から自動的に送信されてこない場合においても、データを常に新しいデータに更新することができるという効果を奏する。
【0058】
請求項5記載の車載用ナビゲーション装置によれば、請求項1から4の何れかに記載の車載用ナビゲーション装置の奏する効果に加え、更に、緊急用自動車に搭載されるので、現場までの到達時間をより短縮することにより、人命を救助したり、早期な消火を実現することができるという効果を奏する。
【0059】
請求項6記載の車載用ナビゲーション装置によれば、請求項1から5の何れかに記載の車載用ナビゲーション装置の奏する効果に加え、更に、車両データ記憶手段に道路特徴データとして車高データが記憶される一方、道路特徴データ記憶手段に道路の通行可能車高を示すデータが記憶されているので、不注意を起こしやすいトンネル等への衝突を防止することができるという効果を奏する。これは、特に、運転者は車両の高さに対する認識が弱く、衝突を起こしやすいことに起因している。そして、車両の衝突を防止することにより、車両の維持費を低減することができるという効果を奏する。
【0060】
請求項7記載の車載用ナビゲーション装置によれば、請求項6記載の車載用ナビゲーション装置の奏する効果に加え、更に、通道演算手段により、かかる車両記憶手段に記憶された複数の車高データの中から選択された車高データに基づいて通道が演算されるので、車両の上方に荷物(例えば、自転車、スキー用品その他のレジャー用品)を搭載することにより車高が変化した場合にも、車両をぶつけてしまうことを防止することができる。また、車両の上方に荷物を搭載していない場合にも、荷物搭載時に報知される遠回りな通道ではなく、最短の通道を報知することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の車載用ナビゲーション装置を利用したナビゲーションシステムの概略図である。
【図2】車両に搭載された本車載用ナビゲーション装置(ナビゲーション装置)、及び、基地側に設置されるサーバ装置のブロック図である。
【図3】車両データ記憶メモリのブロック図である。
【図4】従来において、車両の上方に設置される自転車がトンネルに接触する様子を示した図である。
【図5】従来において、車両の上方に設置される梯子がトンネルに接触する様子を示した図である。
【符号】
1   ナビゲーション装置
110 車両
120 基地
130 GPS

Claims (7)

  1. 地図データを記憶する地図データ記憶手段と、GPS衛星を利用して車両の現在地を演算する現在地演算手段と、前記地図データ記憶手段に記憶される地図データに基づいて前記現在地演算手段により演算される現在地から目的地までの通道を演算する通道演算手段と、該通道演算手段の演算結果を報知する報知手段とを備えた車載用ナビゲーション装置において、
    車高、車幅、車重その他の車両データを記憶する車両データ記憶手段と、
    前記地図データ記憶手段に記憶される地図データに対応つけて道幅、通行可能車高、通行可能車重その他の道路特徴データを記憶する道路特徴データ記憶手段とを備えており、
    前記通道演算手段は、前記車両データ記憶手段に記憶される車両データ及び前記道路特徴データ記憶手段に記憶される道路特徴データの両データを比較して通道を演算することを特徴とする車載用ナビゲーション装置。
  2. サーバ装置側より通信回線を介して送られる道路特徴データ又は地図データの少なくとも何れか一方のデータを受信する受信手段と、
    該受信手段により受信されたデータに基づいて、地図データ記憶手段に記憶される地図データ又は道路特徴データ記憶手段に記憶されている道路特徴データに記憶されている道路特徴データを更新する更新手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の車載用ナビゲーション装置。
  3. 更新手段は、サーバ装置側に記憶されているデータの更新に伴い、地図データ記憶手段に記憶される地図データ又は道路特徴データ記憶手段に記憶されている道路特徴データを更新するようにされていることを特徴とする請求項2記載の車載用ナビゲーション装置。
  4. 更新手段は、使用者による更新操作に基づき又は定期的に、サーバ装置に対して地図データ及び道路特徴データの更新を要求する更新要求信号を送信する送信手段を備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載の車載用ナビゲーション装置。
  5. 緊急用自動車に搭載されることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の車載用ナビゲーション装置。
  6. 車両データ記憶手段には、車両データとして、車高データが記憶される一方、
    道路特徴データ記憶手段には、道路特徴データとして、道路の通行可能車高を示すデータが記憶されていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の車載用ナビゲーション装置。
  7. 車両記憶手段には、複数の車高データが記憶されており、
    通道演算手段は、前記車両記憶手段に記憶された複数の車高データの中から選択された車高データに基づいて通道を演算することを特徴とする請求項6記載の車載用ナビゲーション装置。
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