JP2004091459A - 固形化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下記(1)〜(6)の成分を特定量含有することを特徴とする固形化粧料。
(1) 1気圧下での沸点が260℃以下である、揮発性シリコーン、揮発性炭化水素油、低級アルコールから選ばれる揮発性溶媒の1種以上、(2)多価アルコール、糖類から選ばれるポリオールの1種以上、(3)ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、多糖アルキルエーテルから選ばれる1種以上の親油性界面活性剤、(4)25℃で固形状の油剤、(5)(a)撥水化処理を行っていない無機顔料と、(b)撥水性顔料、(6)水
【選択図】なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、肌なじみ、感触に優れ、かつ耐水性、耐皮脂性に優れ、安定性に優れた固形化粧料に関する。
さらに詳しくは、特定成分の組み合わせにより、撥水化処理を行っていない無機顔料を多用しても耐水性、耐皮脂性を犠牲にせずに安定性、肌なじみ、感触に優れた固形化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファンデーションなどの固形メイクアップ化粧料が市販され、これら固形メイクアップ化粧料などにおいては顔料として撥水化処理を行った顔料を使用することが通常行われている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、顔料の肌なじみは撥水性が強くなる程悪くなり、肌に馴染むことからのっているという好ましくない感触に変化してくる。一方、化粧持ちに関しては、撥水性が強くなる程耐水性、耐皮脂性が向上するため、用途に合わせてこれらのバランスをとり、感触と化粧持ちの両立を図ることが検討されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平2−88511号公報(第1頁、特許請求の範囲)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの両立を図ることは難しく、一般には化粧くずれは消費者にとってわかりやすい問題であるため、肌なじみなどの特性を犠牲にして製剤を組む場合が多かった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明人らは、感触と化粧持ちを両立させるため鋭意研究を行った結果、(a)撥水化処理を行っていない無機顔料と、(b)撥水化処理無機顔料、撥水性を有する合成樹脂粉体、撥水性を有する有機粉体とを配合し、かつ水、揮発性溶媒、ポリオール、特定の界面活性剤、固形状の油剤を各々特定割合で配合することにより、疎水化処理を行っていない無機顔料を使用しても肌馴染み、感触の向上を図っているにも拘わらず、耐水性、耐皮脂性に優れた固形化粧料が得られることを見出した。
【0006】
すなわち、本発明は、下記(1)〜(6)の成分を含有することを特徴とする固形化粧料である。
(1) 1気圧下での沸点が260℃以下である、揮発性シリコーン、揮発性炭化水素油、低級アルコールから選ばれる揮発性溶媒の1種以上を20〜30質量%
(2)多価アルコール、糖類から選ばれるポリオールの1種以上を5〜10質量%
(3)ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、多糖アルキルエーテルから選ばれる1種以上の親油性界面活性剤を1.5〜3.5質量%
(4)25℃で固形状の油剤を3〜7質量%
(5)(a)撥水化処理を行っていない無機顔料と、(b)撥水化処理無機顔料、撥水性を有する合成樹脂粉体、撥水性を有する有機粉体から選ばれる1種以上の撥水性顔料とが総量で30〜45質量%含有し、かつ顔料粉体全体に対する(b)撥水化処理顔料、撥水性を有する合成樹脂粉体、撥水性を有する有機粉体から選ばれる1種以上の撥水性顔料の割合が10〜25質量%
(6)水を5〜25質量%
【0007】
第2の本発明は、界面活性剤が、イソステアリン酸ソルビタン及び/又はモノオレイン酸ソルビタンであることを特徴とする上記の固形化粧料である。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の固形化粧料の固形状とは、化粧料を通常使用する温度範囲(0℃〜40℃)で流動性がない、固形状、ペースト状の化粧料を意味する。
本発明の固形化粧料では、1気圧下での沸点が260℃以下である、揮発性シリコーン、揮発性炭化水素油、低級アルコールから選ばれる揮発性溶媒の1種以上を固形化粧料の総量に対して20〜30質量%配合する。揮発性溶媒の配合量が20質量%未満だと、感触にべとついた感じがでてくるようになり、30質量%を超えると油性感がでてくる問題がある。本発明で用いる揮発性シリコーンとしては、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサンなどの環状ジメチルポリシロキサン、メチルトリメチコン、低重合度の直鎖状ジメチルポリシロキサンが挙げられる。本発明で用いる揮発性炭化水素油としては、軽質イソパラフィン、イソドデカンの精製物、または各種鎖長の脂肪族炭化水素の混合物等が挙げられる。揮発性炭化水素油の市販品の商標名としては、アイソバー(エクソン社製)、IPソルベント(出光石油化学社製)、シェルゾール(シェル社)等が挙げられる。低級アルコールとしては、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、プロピルアルコールなどが挙げられる。これらの揮発性溶媒の中でも揮発性シリコーンが好ましく、特にデカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサンは気密性容器の中で比較的安定的に存在することから好ましく使用される。
【0009】
本発明の固形化粧料では、多価アルコール、糖類から選ばれるポリオールの1種以上を化粧料の総量に対して5〜10質量%配合する。ポリオールの配合量が5質量%未満だと塗布後に肌に突っ張りを感じる場合があり。10質量%を超えるとべとつき感がでてくる場合がある。本発明で用いるポリオールとしては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール等の多価アルコール、ソルビトール、マルチトール、トレハロース、ラフィノース、キシリトール、マンニトール、ヒアルロン酸およびその塩、トレハロース誘導体、ラフィノース誘導体等の糖類が挙げられる。特にこれらは単独でまたは2種以上を混合して用いることが好ましい。
【0010】
本発明の固形化粧料では、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、多糖アルキルエーテルから選ばれる1種以上の親油性界面活性剤を配合するが、該親油性界面活性剤として油中水型の乳化化粧料を造るのに適する親油性界面活性剤が好ましく、HLB値(HLB値の加成性を利用した標準乳化物を用いる実測値)が8以下の親油性界面活性剤が好ましい。使用する親油性界面活性剤の具体例としては、モノステアリン酸ソルビタン、セスキステアリン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル;ジグリセリルジイソステアレート、ジグリセリルジオレエート等のポリグリセリン脂肪酸エステル;蔗糖脂肪酸エステル;グルコースを脂肪族アルコールでエーテル化したアルキルポリグルコシド等の多糖アルキルエーテルが挙げられる。上記親油性界面活性剤の中でも、イソステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタンが乳化安定性、耐水水性、耐皮脂性の点から好ましく、特に好ましくはモノイソステアリン酸ソルビタンである。これら親油性界面活性剤の1種以上を固形化粧料の総量に対して1.5〜3.5質量%配合する。界面活性剤の配合量が1.5質量%未満では、安定、耐水性、耐皮脂性が弱くなる問題があり、3.5質量%を超えるとべたつき感が発生する問題がある。
【0011】
本発明の固形化粧料では、25℃で流動性のない固体状態である固形状油剤を化粧料の総量に対して3〜7質量%を配合する。固形状の油剤の配合量が3質量%未満では、耐水性、耐皮脂性が得られにくく、7質量%を超えると化粧料がとれにくく、感触が悪くなる問題がある。本発明で用いる固形状の油剤としては、例えば化粧品で従来使用されている油剤や樹脂ワックス類であり、これら固形状油剤を他の油剤に溶解して常温でペースト状等にしても使用される。固形状油剤の代表的なもので言えば、例えば、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、セラック、ミツロウ、サラシミツロウ、オゾケライト、セレシン、固形パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ミリスチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、バチルアルコール、キミルアルコール、セラキルアルコール、ステアリン酸エチル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸ステアリル、テトラミリスチン酸ペンタエリスリトール、乳酸セチル、オレイン酸コレステリル、硬化油、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、ポリテトラフルオロエチレンワックス、アクリルシリコーンワックスなどの樹脂ワックス類が挙げられる。上記の油剤の中でも固形パラフィン、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワックス、カルナバロウ、キャンデリラロウ等の天然系ワックス、オゾケライト、セレシン等の鉱物系ワックスが好ましい。上記固形状油剤は1種、または2種以上を併用して配合される。また、固形状油剤と25℃で流動性を示す油剤と併用して配合することもできる。
【0012】
本発明の固形化粧料では、顔料粉体として(a)撥水化処理を行っていない無機顔料と、(b)撥水化処理無機顔料、撥水性を有する合成樹脂粉体、撥水性を有する有機粉体の1種以上の撥水性顔料とを併用して30〜45質量%配合し、かつ顔料粉体全体に対する(b)撥水化処理無機顔料、撥水性を有する合成樹脂粉体、撥水性を有する有機粉体の1種以上の撥水性顔料の割合が10〜25質量%の範囲で配合する。撥水化処理無機顔料、撥水性を有する合成樹脂粉体、撥水性を有する有機粉体の1種以上が総顔料に対する割合が10質量%未満では耐水性が悪くなる問題があり、また撥水化処理無機顔料、撥水性を有する合成樹脂粉体、撥水性を有する有機粉体の1種以上の割合が25質量%を超えると固形化粧料の肌馴染みなどの感触面が悪くなる問題がある。また、総顔料の配合量が30質量%未満では製剤の安定性に問題がでる場合があり、45質量%を超えると固形化粧料を肌に移行する時の取れ方や感触が悪くなる問題がある。
本発明で用いる(a)成分である撥水化処理を行っていない無機顔料としては、通常の化粧料に使用されるものであれば、その形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、鱗片状、紡錘状等)や粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができ、具体的には、顔料級酸化チタン、酸化ジルコニウム、顔料級酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ハイジライト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ボロン、無水ケイ酸、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛等;有色顔料としては、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄の無機赤色顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料等の有色顔料;これらの粉体を複合化した複合粉体等;酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等のパール顔料が挙げられる。
【0013】
本発明の固形化粧料で用いる(b)成分である撥水化処理無機顔料の撥水性、撥水性合成樹脂粉体、撥水性を有する有機粉体の撥水性とは、例えば25℃の水に顔料を浮かべて超音波を5分間照射した時に水に浮いているものや表面張力測定にて水をはじくものを撥水性と言う。本発明で用いる(a)成分である撥水化処理を行っていない無機顔料としては、上記の撥水処理前の無機顔料粉体、または下記の親水化処理無機顔料も本発明の疎水化処理を行っていない無機顔料に相当する。親水化処理としては、アルミナ、シリカ、親水性界面活性剤、寒天、アルギン酸、ホリアクリル酸又はその塩、ポリアクリルアミド、デオキシリボ核酸、ポリエチレングリコール等の親水性化合物で無機顔料の表面を被覆処理する方法が挙げられる。一方、無機顔料の撥水化処理としては、フッ素化合物処理(パーフルオロアルキルリン酸エステル処理やパーフルオロアルキルシラン処理、パーフルオロポリエーテル処理、フルオロシリコーン処理、フッ素化シリコーン樹脂処理が好ましい)、シリコーン処理(メチルハイドロジェンポリシロキサン処理、ジメチルポリシロキサン処理、気相法テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン処理が好ましい)、シリコーン樹脂処理(トリメチルシロキシケイ酸処理が好ましい)、ペンダント処理(気相法シリコーン処理後にアルキル鎖などを付加する方法)、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、シラン処理(アルキルシランやアルキルシラザン処理が好ましい)、親油性油剤処理、N−アシル化リジン処理、金属石鹸処理(ステアリン酸やミリスチン酸塩が好ましい)等が挙げられる。撥水性を有する合成樹脂粉体、撥水性を有する有機粉体としては、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリメタクル酸メチルパウダー、12ナイロン(登録商標)パウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー等のフッ素樹脂粉体、シリコーンパウダー、シリコーンゴムパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリメチルシルセスキオキサン球状粉体等の珪素樹脂粉体、ラウロイルリジン等のアシル化リジン粉体、高級脂肪酸金属塩である金属石鹸粉体等のように初めから撥水性を示す粉体である。
【0014】
本発明の固形化粧料では、撥水化処理を行っていない無機顔料としては、粒子径0.1〜0.9μmの範囲にある球状、板状、棒状、不定形状から選ばれる形状からなる顔料を含むことが好ましい。この範囲の無機顔料の配合量としては、撥水化処理を行っていない無機顔料の総量に対して1〜100質量%の範囲にあることが好ましい。このサブミクロン領域の撥水化処理を行っていない無機顔料を撥水化処理を行っていない無機顔料として、(b)撥水化処理無機顔料、撥水性を有する合成樹脂粉体、撥水性を有する有機粉体から選ばれる1種以上の撥水性顔料と組み合わせると耐水性がより向上するメリットがある。
【0015】
本発明の固形化粧料では、水を化粧料の総量に対して5〜25質量%配合する。水の配合量が5質量%未満では感触に瑞々しさがなくなる問題があり、25質量%を超えると製剤の安定性に問題がでてくる場合がある。また水としては、超純水、ミネラルウォーター、温泉水なども使用可能である。
【0016】
本発明の固形化粧料では、以上の成分以外に、通常化粧料に配合される各種の紫外線吸収剤、油剤、フッ素化合物、樹脂、粘剤、防腐剤、香料、保湿剤、塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、生理活性成分等の成分を使用することができる。
【0017】
油剤としては、本発明を構成する(1)と(4)成分以外の油剤であり、例えばアボガド油、アマニ油、アーモンド油、エノ油、オリーブ油、カポックロウ、カヤ油、肝油、キョウニン油、鯨ロウ、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、サトウキビロウ、サザンカ油、サフラワー油、シナギリ油、シナモン油、タートル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモロコシ油、ナタネ油、日本キリ油、胚芽油、パーシック油、ヒマシ油、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、ヒマワリ油、ブドウ油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ミンク油、綿実油、落花生油、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート;炭化水素油として、スクワラン、スクワレン、流動パラフィン、プリスタン等;高級脂肪酸としては、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、イソステアリン酸;エステル油としては、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸ミリスチル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル等が挙げられる。また、シリコーン油の例としては、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、アモジメチコーン、フッ素変性ジメチコノール、シリコーンガム等が挙げられる。
【0018】
紫外線吸収剤の例としては、例えばパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル(別名;パラメトキシケイ皮酸オクチル)、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メトキシハイドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、パラアミノ安息香酸(以後、PABAと略す)、エチルジヒドロキシプロピルPABA、グリセリルPABA、サリチル酸ホモメンチル、メチル−O−アミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、オクチルジメチルPABA、サリチル酸オクチル、2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸、サリチル酸トリエタノールアミン、3−(4−メチルベンジリデン)カンフル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェニン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−N−オクトキシベンゾフェノン、4−イソプロピル ジベンゾイルメタン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、オクチルトリアゾン、4−(3,4−ジメトキシフェニルメチレン)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル、これらの高分子誘導体、及びシラン誘導体等が挙げられる。また、有機系紫外線防御剤がポリマー粉末中に封止されたものを用いることも可能である。ポリマー粉末は中空であってもなくても良く、平均一次粒子径としては0.1〜50μmの範囲にあれば良く、粒度分布はブロードであってもシャープであっても構わない。ポリマーの種類としてはアクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、シリコーン樹脂、ナイロン、アクリルアミド樹脂等が挙げられる。これらのポリマー粉末中に、粉末質量の0.1〜30質量%の範囲で有機系紫外線防御剤を取り込ませた粉末が好ましく、特にUVA吸収剤である4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンを配合することが好ましい。上記の紫外線防御成分のうち、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤からなる群より選ばれる少なくとも1種が、汎用されており、入手が容易で、かつ紫外線防御効果が高いので、好ましい。特に、無機系と有機系を併用することが好ましい。また、UV−Aに対応したものとUV−Bに対応したものを組み合わせて用いることも好適である。
【0019】
生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、抗炎症剤、老化防止剤、ひきしめ剤、発毛剤、育毛剤、保湿剤、血行促進剤、防菌防腐剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。その中でも、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が特に好ましい。本発明では、これらの生理活性成分を1種または2種以上配合することが好ましい。例えば、アシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、カルカデエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキス、蜂蜜、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
【0020】
また、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、グリシン、ヴァリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、フェニルアラニン、アルギニン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、シスチン、システイン、メチオニン、トリプトファン等のアミノ酸、エストラジオール、エテニルエストラジオールなどのホルモン、アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン、アラントイン、トラネキサム酸、アズレン等の抗炎症剤、ビタミンA,B2,B6,C,D,K,ビタミンC配糖体、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ−オリザノールなどの血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤、セファランチン、カンゾウ抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチニルエステラジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、l−メントール、カンフルなどの清涼剤、モノニトログアヤコール、レゾルシン、L−メチルセリン、γ−アミノ酪酸、γ−アミノ酪酸−β−ヒドロキシ酪酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリン、ジンクピリチオン、ヒドロコルチゾン、ハッカ油等が挙げられる。
【0021】
本発明では生理活性成分を配合することが好ましく、その配合量はその活性成分の効果濃度によって異なり、それぞれの活性成分の効果濃度範囲に濃度設定することが好ましい。例えばアスコルビン酸ならば3質量%、アスコルビン酸配糖体ならば2質量%といった濃度が挙げられる。
【0022】
防菌防腐剤としては、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール等、抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、トリクロサン、感光素、フェノキシエタノール等がある。
【0023】
本発明の固形化粧料は、塗擦により流動化する剤型であり、例えば気密性容器に充填して用いる。本発明の固形化粧料の具体的な用途としては特に限定は無いがメイクアップ製品、特にファンデーション、コンシーラー、アイシャドウ、口紅等の固形メイクアップ化粧料が好適であり、その他スキンケア製品、紫外線防御製品としても利用でき、日常用サンスクリーン製剤も好適である。
【0024】
【実施例】
以下、実施例および比較例によって本発明を更に詳細に説明する。
【0025】
実施例および比較例の各化粧料の各種特性に対する評価方法を以下に示す。
【0026】
[皮膚有用性評価]
専門パネラーを各評価品目ごとに10名ずつ用意し(但し、品目によりパネラーが重複する場合もある)、表1に示す評価基準に従って評価を行い、全パネラーの合計点数を以て評価結果とした。従って、点数が高いほど評価項目に対する有用性が高いことを示す(満点:50点)。
【0027】
【0028】
[安定性評価]
所定の方法で調製した実施例試料および比較例試料を0℃、25℃および45℃の恒温槽内に放置して、3週間後の保存安定性を表2の評価基準に従って評価した。
【0029】
【0030】
実施例1
表3の処方と下記製造方法に従って固形状ファンデーションを得た。尚、表中の配合量の単位は質量%である。
【0031】
【0032】
[製造方法]
油性部を80℃にて均一に混合溶解する。あらかじめ混合、粉砕した顔料部をこれに加え、80℃で均一に分散する。ここにあらかじめ80℃にて均一に混合、溶解した水性液状部を投入し、乳化分散を行う。次いで得られた乳化物を脱気し、金皿に充填し、密閉性容器にセットして、固形状ファンデーションを得た。
【0033】
比較例1 撥水性顔料を配合しない場合の例
実施例1での(b)成分の撥水性顔料を用いずタルク(平均一次粒子径14μm、合計13.3質量%)を増量して用いた他は全て実施例1と同様にして製品を得た。
【0034】
比較例2 撥水化処理を行っていない無機顔料を配合せず、全量撥水性顔料とした場合の例
実施例1の(a)成分である撥水化処理を行っていない無機顔料をそれぞれ対応するメチルハイドロジェンポリシロキサン3質量%加熱処理顔料に変更した他は全て実施例1と同様にして製品を得た。
【0035】
比較例3 揮発性溶媒を配合しない場合の例
実施例1の揮発性溶媒の環状シリコーンの代わりに不揮発性のジメチルポリシロキサン(6cs)を用いた他は全て実施例1と同様にして製品を得た。
【0036】
比較例4 ポリオールを配合しない場合の例
実施例1の1,3−ブチレングリコール、マルチトール、ラフィノースの全量の代わりにジメチルポリシロキサン(6cs)6.5質量%を用いた他は全て実施例1と同様にして製品を得た。
【0037】
比較例5 固形状油剤を配合しない場合の例
実施例1の固形パラフィンの代わりに流動パラフィンを用いた他は全て実施例1と同様にして製品を得た。
【0038】
比較例6 固形状油剤を多く配合した場合の例
実施例1の固形パラフィンの量を10質量%とし、精製水を5.9質量%に減らした以外は全て実施例1と同様にして製品を得た。
【0039】
比較例7 親油性界面活性剤を少なく配合した場合の例
実施例1のモノイソステアリン酸ソルビタンの量を1質量%とし、精製水を11.9質量%に増やした以外は全て実施例1と同様にして製品を得た。
【0040】
比較例8 親油性界面活性剤を多く配合した場合の例
実施例1のモノイソステアリン酸ソルビタンの量を5質量%とし、精製水を7.9質量%に減らした以外は全て実施例1と同様にして製品を得た。
【0041】
比較例9 水を配合しない場合の例(ポリオールを増量した場合の例)
実施例1の精製水の量を0質量%とし、1,3−ブチレングリコールの量を15.9質量%に増量した以外は全て実施例1と同様にして製品を得た。
【0042】
比較例10 揮発性溶媒を配合せず水を多く配合した場合の例
実施例1の精製水の量を35.9質量%ととし、揮発性溶媒を配合しない以外は全て実施例1と同様にして製品を得た。
【0043】
比較例11 総顔料の配合量を多くした場合の例
実施例1の顔料の配合量をそれぞれ1.25倍とし(顔料の総量:50.0質量%)、環状シリコーン6量体の量を10.0質量%に減らした以外は全て実施例1と同様にして製品を得た。
【0044】
比較例12 総顔料の配合量を少なくした場合の例
実施例1の顔料の配合量をそれぞれ1/4とし(顔料の総量:10.0質量%)、環状シリコーン6量体の量を50.0質量%に増量した以外は全て実施例1と同様にして製品を得た。
【0045】
実施例1の固形状ファンデーションと各比較例の製品について、肌なじみ つけた感触 耐汗性 化粧持ち(耐皮脂性)の各評価項目について前記皮膚有用性評価と安定性評価を行い、その評価結果を表4、表5に示す、。
【0046】
【0047】
【0048】
表4、表5の結果より、本発明の実施例は比較例と比べて肌なじみ、感触に優れ、かつ耐水耐汗性、耐皮脂性に優れ、化粧持ち、安定性の何れも良いことが判る。これに対して比較例1は、(b)成分である撥水化処理無機顔料、撥水性を有する合成樹脂粉体、撥水性を有する有機粉体の撥水性顔料を配合しない場合の例であるが、感触には優れるものの、耐汗性がなく、化粧持ちにも問題があった。比較例2は(a)成分である撥水化処理を行っていない無機顔料を使用しない場合の例であるが、耐汗性、化粧持ちは優れているものの感触的には実施例1と比べるとかなり劣ってしまうことがわかる。比較例3は揮発性溶媒を使用しない場合の例であるが、油性感が強く、いずれの評価項目も劣っていた。比較例4はポリオールを使用しない場合の例であるが、油性感が強く、いずれの評価項目も劣っていた。比較例5は固形状油剤を使用しない場合の例であるが、感触、耐汗性、化粧持ちがやや劣っており、製剤の安定性も悪かった。比較例6は固形状油を多く用いた場合の例であるが、製剤が硬いためか全体的にやや悪い結果となった。比較例7は親油性界面活性剤を少なく用いた場合の例であるが、感触には優れるものの、化粧持ちはやや悪く、安定性も悪かった。比較例8は親油性界面活性剤を多く用いた場合の例であるが、べたつきが発生し、いずれの評価項目もやや悪い評価となった。比較例9は水を配合しない場合の例(ポリオールの量を本発明を超えて配合した場合の例)であるが、全体的にやや低い評価となった。比較例10は水を多く配合した場合の例であるが、製剤のバランスが崩れており評価は悪くなった。比較例11は顔料の配合量を多くした場合の例であるが、顔料と油剤のバランスが崩れており、いずれの評価項目も悪い評価となった。比較例12は顔料の配合量を少なくした場合の例であるが、粘度の高いティント乳液(着色乳液)状となり固形化していないことから目的の製剤とは異なっていたが、官能特性面での評価は良かった。
【0049】
【発明の効果】
以上のことから、本発明は、下記(1)〜(6)の成分を特定量配合することによって、肌なじみ、感触に優れ、かつ耐水耐汗性、耐皮脂性に優れ、化粧持ちが良く、製剤の安定性にも優れた固形化粧料が得られることは明らかである。
(1) 1気圧下での沸点が260℃以下である、揮発性シリコーン、揮発性炭化水素油、低級アルコールから選ばれる揮発性溶媒の1種以上を20〜30質量%
(2)多価アルコール、糖類から選ばれるポリオールの1種以上を5〜10質量%
(3)ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、多糖アルキルエーテルから選ばれる1種以上の親油性界面活性剤を1.5〜3.5質量%
(4)25℃で固形状の油剤を3〜7質量%
(5)(a)撥水化処理を行っていない無機顔料と、(b)撥水化処理無機顔料、撥水性を有する合成樹脂粉体、撥水性を有する有機粉体から選ばれる1種以上の撥水性顔料とが総量で30〜45質量%含有し、かつ顔料全体に対する(b)撥水化処理無機顔料、撥水性を有する合成樹脂粉体、撥水性を有する有機粉体から選ばれる1種以上の撥水性顔料の割合が10〜25質量%
(6)水を5〜25質量%
Claims (2)
- 下記(1)〜(6)の成分を含有することを特徴とする固形化粧料。
(1) 1気圧下での沸点が260℃以下である、揮発性シリコーン、揮発性炭化水素油、低級アルコールから選ばれる揮発性溶媒の1種以上を20〜30質量%
(2)多価アルコール、糖類から選ばれるポリオールの1種以上を5〜10質量%
(3)ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、多糖アルキルエーテルから選ばれる1種以上の親油性界面活性剤を1.5〜3.5質量%
(4)25℃で固形状の油剤を3〜7質量%
(5)(a)撥水化処理を行っていない無機顔料と、(b)撥水化処理無機顔料、撥水性を有する合成樹脂粉体、撥水性を有する有機粉体から選ばれる1種以上の撥水性顔料とが総量で30〜45質量%含有し、かつ顔料全体に対する(b)撥水化処理顔料、撥水性を有する合成樹脂粉体、撥水性を有する有機粉体から選ばれる1種以上の撥水性顔料の割合が10〜25質量%
(6)水を5〜25質量% - 親油性界面活性剤が、イソステアリン酸ソルビタン及び/又はモノオレイン酸ソルビタンであることを特徴とする請求項1に記載の固形化粧料。
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JP2006076940A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Kanebo Cosmetics Inc | 光輝性固型化粧料 |
US8057693B1 (en) * | 2010-07-26 | 2011-11-15 | Arrowstar, Llc | Compositions and methods for imparting liquid repellency and dry soil resistance to fibers and articles thereof |
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2002
- 2002-10-07 JP JP2002293283A patent/JP2004091459A/ja active Pending
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