JP2004091179A - 搬送装置 - Google Patents

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Ryoichi Umezawa
梅沢 亮一
Hideo Gamo
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Abstract

【課題】複数のプリンタを用いて所定単位分の印刷を行うときに、好適に印刷物の回収及び搬送をし得る搬送装置を提供すること。
【解決手段】複数のプリンタ1、1から排出される印刷物3を搬送する搬送装置であって、プリンタから排出された印刷物3を、所定の方向に順次搬送する搬送コンベア5と、これを制御する制御部20とを備え、1オーダー分の印刷が複数のプリンタで分担して行われる場合には、プリンタによる印刷物の排出タイミングに応じて、プリンタ間で印刷物3を移動させ、印刷物3が一箇所に配置されるように制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送装置に係り、特に複数のプリンタから排出される印刷物を搬送する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
熱溶融式記録、熱昇華式記録等による印刷を行う種々のプリンタが実用化されている。このようなプリンタは、例えば、写真のプリントショップにおいて業務用のプリンタとしても活用されつつある。このような業務用に用いる場合には、顧客の1オーダー分の印刷を短時間で行うことが要求される。しかし、上記プリンタによる印刷時間は高速タイプのものであっても、A6サイズの1枚分の印刷に10秒間程度の時間を要するのが現状である。このため、例えば1オーダが24枚であった場合には、4分間要することになり、より高速化が望まれている。
【0003】
そこで、この印刷時間の短縮を図るために、複数のプリンタで分担して1オーダー分の印刷を行う業務用プリントシステムが提案されている。例えば、画像形成装置システムにおいて、プリントサーバー装置に対して複数のプリンタを並列に接続しておき、プリントサーバー装置に入力される多数の印刷情報を、複数のプリンタの夫々に対して割り振り、各プリンタによって同時に印刷を行い、印刷後に多機能シート搬送装置上に印刷物を載置して、複数の排紙トレイ上に分類して排出することで印刷時間の短縮を図る提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−26862号公報(図1、図8)
一方、このように複数のプリンタで分担して1オーダ分の印刷を行う場合、各プリンタで印刷された写真等の印刷物を回収し、一まとめにする必要がある。図9は、従来の他の業務用プリントシステムの例を示す外観斜視図である。このシステムでは、2台のプリンタ1A、1Bが設置され、1オーダ分の印刷を例えば半分ずつ各プリンタ1A、1Bに振り分け、これらで略同時に印刷するものである。これにより、印刷時間を約半分程度に短縮できることとなる。
【0005】
そして、図9のシステムでは、写真等の印刷物3は、プリンタの排出口2から下方に傾斜したシュート上に排出され、下方に滑らせてシュート下流側の合流点で集合させるように構成されており1オーダー分の印刷物が一まとめにされる。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図9のシステムでは、時間短縮には有効であるが、シュート下流側の合流点で印刷物3がランダムに雑然と集合されることから、例えば、写真の印刷のような場合、1オーダ分の各写真の順番が狂ってしまう問題がある。また、前回のオーダ分の印刷後に取り出されなかった場合に、次の他のオーダ分の印刷を行うと、前回分の印刷物と混ざってしまう問題がある。
【0006】
したがって、本発明は上記の問題点に鑑みて成されたものであり、複数のプリンタを用いて所定単位分の印刷を行うときに、好適に印刷物の回収及び搬送をし得る搬送装置の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、複数のプリンタから排出される印刷物を搬送する搬送装置であって、プリンタから排出された印刷物を、所定の方向に順次搬送する搬送手段と、前記搬送手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、所定単位の印刷が複数のプリンタで分担して行われる場合には、当該複数のプリンタによる印刷物の排出タイミングに応じて、当該複数のプリンタ間で前記印刷物を移動させ、前記印刷物が一箇所に配置されるように前記搬送手段を制御することを特徴としている。
【0008】
また、前記制御手段は、所定単位の印刷が一つのプリンタで行われる場合には、当該プリンタによる印刷物の排出が終了するまで前記搬送手段を停止させることを特徴としている。
【0009】
また、前記搬送装置は、前記搬送手段の移動位置を検出する検出手段を備え、前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に応じて前記搬送手段を制御することを特徴としている。
【0010】
そして、前記搬送手段が、プリンタから排出された印刷物が載置される載置面を有する無端ベルトと、前記無端ベルトを走行させる駆動手段と、を備えたことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適な各実施形態について、添付の図面を参照して述べる。
先ず、図1は本発明の搬送装置を業務用プリントシステムに適用した構成を示した外観斜視図である。
【0012】
ここで、本発明の搬送装置は図示した業務用プリントシステム用として特に好適であるが、図示したシステムに限定されず、社内用、官公庁用及び私用の印刷システムも可能であることは言うまでもない。また、図1において、説明の簡略化のためにプリンタ1の設置台数は2台として示したが、これ以上の台数を設置可能であることも勿論である。
【0013】
図1において、前後一対のフレーム11(ただし、図1では手前側のみ図示)に設けられた不図示の軸受によりアイドルローラ7と、駆動ローラ8が回転自在に軸支されている。この駆動ローラ8は、この駆動ローラ8を正逆方向に駆動するためのステッピングモータまたはサーボモータであるモータ10から動力伝達部材9を介して駆動力を得ることで正逆方向に回転駆動されるように構成されている。
【0014】
この駆動ローラ8とアイドルローラ7は図示のように互いに離隔して設けられており、これらのローラ間でその内周面が案内される布入りラバーシートまたは樹脂シートを輪状にした無端ベルト6を設けている。さらに、図示のようにアイドルローラ7は、前面化粧カバー15に設けられた開口部16から突出した位置に設けられており、このアイドルローラ7により案内される無端ベルト6の載置面を、開口部16から外部に移動した取り出し位置まで搬送するための搬送コンベア5を構成している。
【0015】
この前面化粧カバー15には、例えばデジタルカメラで撮影した複数の画像の記録媒体18を装填することで、画像読み取りを行う記録媒体リーダ17と、顧客が印刷枚数などの操作を行うための操作パネル19と、料金の硬貨または紙幣を挿入する料金徴収装置13が配設されている。そして、これら各装置は制御部20に夫々接続されており、後述する制御下においてそれぞれが機能するように構成されている。
【0016】
次に、図示のように排出口2が同じ側面に位置した2台のプリンタ1、1が配設されている。これらの各排出口2からは、印刷済みのカラー写真を含む印刷物3が矢印方向に排出され、各排出口2において下方に傾斜するようにして固定されたシュート4を滑った印刷物3を、載置位置で停止している搬送コンベア5の無端ベルト6上に載置するようにしている。
【0017】
図2(a)の搬送コンベア5の外観斜視図と、図2(a)のX−X線矢視断面図である図2(b)を参照して、搬送コンベア5は、上記の取り出し位置と載置位置の間で無端ベルト6を駆動するために、無端ベルト6の搬送位置を把握する必要がある。このために、無端ベルト6には各プリンタ1の排出口2に相当する位置に貫通孔部6aが穿設されており、これらの貫通孔部6aを光学式センサ12により検出し、この検出結果を制御部20に送るように構成されている。
【0018】
図3(a)〜(e)は、図1の業務用プリントシステムの動作説明のための正面図である。本図において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛する。先ず、図3(a)において、搬送コンベア5が載置位置P1の位置に停止している状態で、各プリンタ1Aで印刷後に排出される印刷物3を無端ベルト6上に載置する。
【0019】
そして、所定単位分である1オーダー分の印刷が終了すると、図3(e)において、モータ10への通電により搬送装置5は、前面化粧カバー15の開口部16の外側の取り出し位置P3に停止して、図示のように全ての印刷物3が重なった状態で取り出せるようにしている。
【0020】
以上の一連の動作を、図3とともに図4、図5の動作説明のフローチャートとともに説明する。先ず、図4と図1において、ステップS1において顧客が記録済の記録媒体18を記録媒体リーダ17に装填し、操作パネル19に表示された料金分を料金徴収装置13に挿入した後に、ステップS2において操作パネル19の操作スイッチが操作される。
【0021】
続いて、ステップS3に進み、制御部20は、記録媒体18に記録されている1オーダ分の複数の画像データを各プリンタ1A、1Bに割り振る。具体的には、所定単位分の1オーダー分の画像記録データを偶数と奇数に分け、各プリンタ1A、1Bに対して時間差を持たせて割り振る。
【0022】
そして、ステップS4において、各プリンタ1A、1Bへ画像記録データを送信する。続くステップS5ではプリンタ1Aによる最初の印刷及び排出が行われる。このステップS5に合い前後して、ステップS6ではモータ10への通電が行われて、センサ12による無端ベルト6の貫通孔部6aの検出が行われてステップS7において無端ベルト6がプリンタ1Aの排出口である載置位置P1に位置しているか否かの判断が行われて、載置位置P1に位置していると判断されるとステップS8においてモータ10への通電が停止される。また、ステップS7で載置位置P1に無端ベルト6が位置していない場合には、ステップS6〜8を繰り返す。以上のようにして、図3(a)に示すように最初の印刷物3の載置をステップS9で実行する。
【0023】
次に、ステップS10ではプリンタ1Bによる最初の印刷及び排出が行われる。このステップS10に合い前後して、ステップS11ではモータ10への通電が行われてセンサ12による無端ベルト6の貫通孔部6aの検出が行われてステップS12において無端ベルト6がプリンタ1Bの排出口である載置位置P2に位置しているか否かの判断が行われて載置位置P2に位置していると判断されるとステップS13においてモータ10への通電が停止される。また、ステップS12で載置位置P2に無端ベルト6が位置していない場合には、ステップS11〜13を繰り返す。
【0024】
以上のようにして、図3(b)に示すように最初の印刷物3の上に次の印刷物3を載置するためのステップS14を実行する。
【0025】
これに続いて、ステップS15において、図3(c)、(d)に示したようにステップS3〜ステップS14を繰り返し行うことで、1オーダー分の印刷物3を重ねる状態にすることで載置を終了する。
【0026】
次に、図5の動作説明のフローチャートにおいて、ステップS16において1オーダ分の記録分の印刷が終了したか否かが判断されて、終了したことが判断されるとステップS17に進み、モータ10の起動が行われて、図3(e)に示したように取り出し位置P3まで搬送するまでモータ10への通電が行われる。そして、ステップS18で取り出し位置まで搬送したと判断されると、ステップS19でモータ10の停止が行われて終了する。そこで、顧客は昇順に重なった1オーダ分の印刷物3を取り上げることで処理を終えて、次の顧客の使用を待つ。
【0027】
以上のように構成及び制御することで、搬送コンベア5の搬送ベルト6上の同じ載置場所に印刷物3を昇順に載置してから、取り出し位置に送り出すことができる。尚、搬送コンベア5は上記のベルトコンベア式以外にも、チェーンコンベア、ローラコンベアなど種々のものが使用可能である。また、1オーダー分の枚数が多くなると重ねた状態に整然と揃えることが困難になるが、載置位置P1、P2においてある程度の載置面積を確保しておけば、1オーダ分の順番が狂わないようにできることになる。
【0028】
ここで、所定単位である1オーダー分の数量が少ない場合、または一方のプリンタの印刷媒体を使い切ってしまった場合には、印刷を1台のプリンタで行う場合がある。この場合には、この1台のプリンタによる印刷物の全ての排出が終了するまで、無端ベルト6を同じ載置位置に停止させるように制御することは言うまでもない。
【0029】
図6は、図3に示したプリンタ1A、1Bとして、記録媒体としてロール状に巻回された長尺のロール紙RPと記録リボンRを用いるプリンタを使用する場合を示した要部断面図である。尚、図6において搬送コンベア5とともに示している。
【0030】
ここで、このプリンタは図6に示す構成に限定されず所定サイズに切断されたカット紙を用いるサーマルプリンンタまたはインクジェット記録方式によるプリンタまたは他の印刷方式のプリンタも適用使用可能である。
【0031】
図6において、プリンタ1は、図1でも示したように、占有設置面積を極力少なくするために、箱状に形成されている。また上記の排出口2とシュート4が前面に設けられている。
【0032】
この前面には引き出し自在の前面カバー111が設けられており、この前面カバー111を手前側に引き出した状態で記録媒体であるロール紙RPの交換作業を行うように構成されている。この作業を行うときに搬送装置5が邪魔となるので矢印方向に移動する不図示の移動機構が設けられている。
【0033】
この前面カバー111を、プリンタ1の本体側の基部となる本体基部102間の空間内に収納する状態にしてから印刷を行うために、このロール紙RPは、外周面側が印刷面となるようにして、例えば100mの長尺の記録紙が巻回されている。
【0034】
一方、上面外装面101には大きな開口面積を有する開口部が形成されており、通常は、この開口部を不図示の開閉蓋体で塞ぐようにしている。この開閉蓋体の裏面側にはサーマルヘッド110が固定されており、開閉蓋体を開くことで、記録リボンRの交換とサーマルヘッド110の点検を行えるように構成されている。
【0035】
記録リボンRは、図示のように供給スプール103と巻取りスプール104とに夫々巻回した状態で準備される。この記録リボンRは、長尺のロール紙RPの印画に必要となる所定分のY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)と保護層となるオーバーコートの各記録層を備えており、ロール紙RPの交換とともに交換することで、交換忘れを防止している。供給スプール103と巻取りスプール104は、不図示の記録リボン支持体により両支持状態に軸支されている。
この記録リボン支持体を、上記の本体基部102の間の空間にセットすると、供給スプール103に固定されたギアがトルクリミッターに対して噛合する状態で軸支される一方で、巻取りスプール104に対してモータ駆動されるギアが噛合する状態となり、記録リボンRの巻取り及び供給時において、記録リボンRのバックテンションを与えつつ巻取りが行えるようにしている。
【0036】
このように記録リボン支持体を交換可能にするために、開閉蓋体は、上面外装面101の奥側のヒンジを支点として開閉自在に設けられており、さらにこの開閉蓋体を、上記の本体基部102に対する係止状態と非係止状態にするための係止機構が設けられている。以上の構成により、ユーザは全ての操作を、前面側から行えることになる。
【0037】
また、収容基部50はロール紙RPを回動軸支するとともに、端部において破線図示のアイドルローラ33を設けた左右一対の回動部材55を回動自在に設けており、このアイドルローラ33と、駆動ローラ32との間でロール紙RPの巻端RPaをセットするようにしてロール紙RPをセットするように構成されている。すなわち、アイドルローラ33を端部において回動自在に軸支した回動部材55は、収容基部50に設けられた軸支部58を回動支点として回動自在に設けられており、実線図示の係合位置と、右側に移動した退避位置に移動することでロール紙RPを上から下に向けてセットできるように構成されている。さらに、この回動部材55には、図示しない係合機構が設けられており、図示の係合位置に維持できるようにしている。
【0038】
また、アイドルローラ33に対向して配置される駆動ローラ32は、収容部基部50において回動自在に軸支されており、収容基部50を矢印方向に移動して収容位置まで移動したときに、基部102に軸支された動力伝達用のギア114に対して駆動ローラ32に固定された不図示のギアが噛合する状態になることで、駆動ローラ32への動力伝達を行なうように構成されている。
【0039】
以上のようにロール紙RPの収容部を構成することで、巻端RPaをアイドルローラ33と駆動ローラ32の間の挟持状態に維持した図示の状態になる。
【0040】
一方、図の左側の奥側には、電源部とプリンタ制御部とが一個所に集中的に配設されており、上記の制御部20から送られる画像データを一時的に記憶し、所定信号処理した後に、サーマルヘッド110への所定通電並びに各制御を行なうように構成されている。
【0041】
収容基部50に設けられた駆動ローラ32に動力伝達をするためのギア114は、ステッピングモータであるモータM1により駆動される。また、下流側に配置された他方の搬送ローラ対を構成する駆動ローラ30もモータM1により駆動されることで、駆動ローラ32、30は同じ回転方向に同時駆動される。
【0042】
ギア114で駆動される駆動ローラ32とアイドルローラ33の間のニップ部で搬送される巻端RPaは、各ローラの上方に配置された第1のガイド部材36a、36bで案内される。この第1のガイド部材36aの上方には方向転換ローラ29が回転自在に設けられている。この方向転換ローラ29の外周面には不図示の第2のガイド部材と、3個のフリーローラ37が方向転換ローラ29に従動するように設けられている。以上の構成で、巻端RPaは、方向転換ローラ29とフリーローラ37の間で案内されることで方向転換されて、巻端RPaを前面の排出口2に向かう。
【0043】
この後に、巻端RPaは滑り止め面を有した駆動ローラ30と、アイドルローラ31の間のニップ部に送られる。これに続き、第3のガイド部材34で案内されてサーマルヘッド110とプラテンローラ141の間を通過する状態にされた後に、上ガイド部材39と下ガイド部材38の間に送られ、ロータリカッター装置40に入るようにされて、切断後に送り出されて排出口2から外部にかけて印刷物3として無端ベルト6上のトレイ60内に排出される。
【0044】
ここで、駆動ローラ30、ギア114には不図示のプーリギアが固定されており、モータM1により歯付ベルトを介して駆動される。次に、サーマルヘッド110に対向して、本体基部102には、例えば耐熱弾性ラバーからなるプラテンローラ141が回転自在に軸支されている。なお、プラテンローラ141に代えて、例えば耐熱弾性ラバーからなる板状の平板プラテン(不図示)を設けてもよい。このサーマルヘッド110は、印刷動作時に配置される動作位置と、サーマルヘッド110のプレヒート時に配置される退避位置と、の間で移動するように副回動部材112に固定されている。ここで、動作位置は、ロール紙RPに対して印刷をする時に配置される記録位置と、更に、ロール紙RPを搬送する場合に配置される中間位置とを含んでいる。
【0045】
この記録位置では、サーマルヘッド110はプラテンローラ141に圧接した状態となり、サーマルヘッド110とプラテンローラ141との間には、ロール紙RP及び記録リボンRが挟まれる状態となる。そして、サーマルヘッド110の熱により記録リボンRのインクが昇華してロール紙RPが印刷されることとなる。中間位置では、サーマルヘッド110がプラテンローラ141から離隔して、ロール紙RPと、記録リボンRが、モータM3で駆動される巻取りスプール104により円滑に搬送される隙間が形成される。退避位置では、サーマルヘッド110がプラテンローラ141から更に離隔しており、サーマルヘッド110に記録リボンRが貼り付くことを防止する位置にある。
【0046】
次に、副回動部材112を回動駆動してサーマルヘッド110を移動させるために、副回動部材112は開閉蓋部材の裏面に固定された不図示の主回動部材に設けられたアーム軸体113回りに回動自在に設けられており、この副回動部材112を、アーム軸体113回りにモータM2により回動することで、サーマルヘッド110を上述した3つの位置に移動するように構成されている。このサーマルヘッド110の上面と主回動部材の間に固定される梁部材79との間には、複数の圧縮コイルバネ80が設けられている。これらの複数の圧縮コイルバネ80は、圧縮することで発生する圧縮力により副回動部材112を反時計方向に回動する状態に付勢することで、サーマルヘッド110の発熱部を上記のプラテンローラ141に対する当接状態に維持する。
【0047】
この副回動部材112を複数の圧縮コイルバネ80の圧縮力に抗して退避位置に駆動するために、モータM2は主回動部材に固定されており、歯付きベルトでカムを駆動するように構成されている。このようにして主要な機構を開閉蓋体に設けたサブアッセイ単位で構成して、印画に必要な印画圧をプラテンローラ141とサーマルヘッド110の発熱部の間で発生できるように構成されている。
【0048】
また、記録リボンRはベースフィルム上に印刷面の1枚分の面積分に相当する面積の各インク層が敷設されており、減法混色により総べての色を再現できる三原色のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の固形インク層に加えて保護層を形成するオーバーコート層が形成されている。
【0049】
そして、サーマルヘッド110が記録位置において発熱部への通電を行うときに、記録リボンRのベースフィルムが発熱部側に位置し、かつプラテンローラ141の上にロール紙を介在させて印刷を可能にしている。また、各インク層に対応した位置には、不図示の光学式センサで検出される被検出部となるセンスマークが夫々印刷などにより形成されている。
【0050】
以上の構成により、ロール紙RPの外周面となる記録面上に記録リボンRを配置し、ロール紙RPの正逆方向の搬送動作と、記録リボンRの供給及び巻取り動作とを行い、印画圧を記録面上に印加して、サーマルヘッドへの通電によりこれを発熱させて、各色毎の印画形成を順次行うことでカラー印画を行い、印画形成後に、カッター40で所定サイズに切断し、前面に設けられた排出口2から前方に向けて排出する。
【0051】
上述したように印刷のためにロール紙RPを正逆方向に搬送するために駆動ローラ30には滑り止め面が形成される。このような滑り止めとしては、例えば、駆動ローラ30の周面に微小な凹凸部を形成すると良い。この駆動ローラ30に対向配置されるアイドルローラ31は、カラー印画を行うために、ロール紙RPを駆動ローラ30とアイドルローラ31間のニップ部で確実に保持して、正逆方向に搬送する必要がある。すなわち、アイドルローラ31は、駆動ローラ30と共にロール紙RPを滑ることなく確実に搬送することが要求されると共に、ロール紙RPに形成された画像がアイドルローラ31の周面に転写されないことも要求される。これらの要求を満たすために、アイドルローラ31の周面は、例えば、重量平均分子量が100万から500万の超高分子量ポリエチレンまたは高分子量ポリエチレンから成型または形成されている。これらの材料を用いることにより、ロール紙RPの搬送を確実にすると共に、転写も防止することができるようにしている。
【0052】
一方、駆動ローラ30の外周面には、ロール紙RPの印刷面の裏面に対して一部が食い込むように形成された突起部が無数に形成されており、駆動ローラ30を上記のように駆動するときに、搬送ずれを一切防止して搬送するようにしている。以上の構成により、例えば、最初のY色層の熱昇華式記録後に、完全に固化が終了しておらず不安定状態になっている印画形成部がアイドルローラ31の外周面に転写することを防止することができる。
【0053】
アイドルローラ31は、移動駆動機構により駆動ローラ30に対する挟持位置と非挟持位置の間で駆動される。駆動ローラ30は、本体基部102に設けられたラジアル玉軸受により軸体が夫々軸支されている。また、軸体の一方側には、上記のモータM1からの駆動力を伝達するための歯付きプーリが固定されており、このアイドルローラ31の軸体はレバー部材66に設けられた不図示の軸受により両端が各々回動自在に軸支されている。このレバー部材66をモータM4への通電により、カム機構により上下駆動することで上記の挟持状態と非挟持状態にするように構成されている。
【0054】
以上の構成により、ロール紙RPを各ローラのニップ部で挟持しつつ正逆方向に搬送することで、搬送ずれを防止した搬送を可能にしている。
【0055】
プリンタの動作は、まず、サーマルヘッド110がプラテンローラ141から離れ、記録リボンRの頭出しが行われた後に、最初の印刷が開始され、ロール紙RPの巻端RPaがロータリーカッター装置40の切断位置まで送られる。次に、印刷動作が開始されて、モータM2への通電により、サーマルヘッド110がプラテンローラ141上に記録リボンRを介在して当接され、記録リボンRの巻取り動作に同期して、ロール紙RPが逆方向に一組の搬送ローラ対で搬送される。これに同期してサーマルヘッド110への所定通電が行われて最初の色の印画形成が開始され、さらに逆方向に搬送することで、1画面分の印画が終了する。これに続き、駆動ローラ30とアイドルローラ31間のニップ部で確実に保持して、正逆方向に搬送することでカラー印画に必要となる少なくとも3回分の往復駆動が行われることで、カッター装置40により所定サイズに切断され、排出口2からシュート4を滑りトレイ60上に載置される。
【0056】
図7は、図6に示したトレイ60の外観斜視図である。本図において、トレイ60は無端ベルト60に対して底面61が角度θ1、θ2を有するようにして固定される。この角度θ1は、無端ベルト6の矢印方向の搬送方向に沿う角度であり、角度θ2は搬送方向に直交する角度である。このように固定される底面61の2辺からは壁部62、63が図示のように固定される。また、この底面61には印刷物を取り出すときに、親指が入るようにした切り欠き部61aがさらに形成されている。
【0057】
この図7に示した構成によれば、印刷物3がトレイ60の底面61上に落下された後に、印刷物3が底面61を移動して壁部62、63の双方に縁部が当接してそれ以上の移動ができなくなるようにできる結果、複数の印刷物3を整然と重ねた状態で揃えることができるようになる。そして、切り欠き部に指先を入れて印刷物を上下から挟むようにして取り出すことが可能となる。
【0058】
最後に、図8(a)〜(c)は、業務用プリントシステムの平面図である。本図において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、先ず、図8(a)において、搬送装置5の両側に沿うように千鳥状に5台のプリンタ1A、1B、1C、1D、1Eが配置されている。この構成によれば、1オーダー分の印刷物を得るまでに要するトータル時間を1台の場合の5分の1に短縮できるようになる。
【0059】
また、図8(b)において、プリンタ1Dを、搬送装置5の駆動ローラ8の長手方向に対して併設することで、3箇所の載置位置を確保できるようになる。
【0060】
そして、図8(c)において、前面化粧カバー15に対して搬送装置5を併設することで奥行き寸法Dを小さくすることができるようにしている。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の搬送装置によれば、複数のプリンタを用いて所定単位分の印刷を行うときに、好適に、印刷物の回収及び搬送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送装置を業務用プリントシステムに適用した構成を示した外観斜視図である。
【図2】(a)は、図1の搬送装置5の外観斜視図、(b)は(a)のX−X線矢視断面図である。
【図3】(a)〜(e)は、図1の業務用プリントシステムの動作説明のための正面図である。
【図4】図3の業務用プリントシステムの動作説明のための前半のフローチャートである。
【図5】図3の業務用プリントシステムの動作説明のための後半のフローチャートである。
【図6】図3に示したプリンタ1A、1Bとして、記録媒体としてロール状に巻回された長尺のロール紙RPと記録リボンRを用いるプリンタを使用する場合を示した要部断面図である。
【図7】図6に示したトレイ60の外観斜視図である。
【図8】(a)〜(c)は、業務用プリントシステムの平面図である。
【図9】比較のために示した業務用プリントシステムの外観斜視図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 排出口
3 印刷物
4 シュート
5 搬送コンベア
6 無端ベルト
7 アイドルローラ
8 駆動ローラ
10 モータ
11 フレーム
12 光学センサ
15 前面化粧カバー
16 開口部
20 制御部
60 トレイ

Claims (4)

  1. 複数のプリンタから排出される印刷物を搬送する搬送装置であって、
    プリンタから排出された印刷物を、所定の方向に順次搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    所定単位の印刷が複数のプリンタで分担して行われる場合には、当該複数のプリンタによる印刷物の排出タイミングに応じて、当該複数のプリンタ間で前記印刷物を移動させ、前記印刷物が一箇所に配置されるように前記搬送手段を制御することを特徴とする搬送装置。
  2. 前記制御手段は、
    所定単位の印刷が一つのプリンタで行われる場合には、当該プリンタによる印刷物の排出が終了するまで前記搬送手段を停止させることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記搬送装置は、
    前記搬送手段の移動位置を検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記検出手段の検出結果に応じて前記搬送手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 前記搬送手段が、
    プリンタから排出された印刷物が載置される載置面を有する無端ベルトと、
    前記無端ベルトを走行させる駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の搬送装置。
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