JP2004088721A - 位相同期方法及び位相同期回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】位相比較器1は、fiとfoの位相差を比較し位相差信号(PD)を出力する。ループフィルタ2は、予め出力していた第1の制御電圧(Vca)をPDに応じて処理をする。電圧制御手段3は、ループフィルタ2が出力したVcaを入力し、fiの入力があるときには、このVcaを第2の制御電圧(Vc)として出力し、fiの入力が断になってからは、Vcを、fiの入力が断になったときのVcaの平均値を中心に振動させて出力する。電圧制御発振器4は、Vcを入力しこの電圧値に応じた周波数のfoを出力する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は位相同期方法及び位相同期回路に関し、特に外部から入力するリファレンスクロックの位相に同期した出力クロックを出力する位相同期方法及び位相同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の位相同期回路は、たとえば特許文献1に開示されているように、自位相同期回路が出力する出力クロックと外部から入力するリファレンスクロックとの位相を比較しこの比較結果に基づいて変化させた制御用の電圧に応じて出力クロックを出力してリファレンスクロックにこの出力クロックの位相を同期させるために用いられている。
【0003】
この従来の位相同期回路は、図17に示すように、外部からのリファレンスクロック(fi)と電圧制御発振器4より出力される出力クロック(fo)との位相差を比較し位相差信号(PD)を出力する位相比較器1と、位相差信号を入力しアナログ電圧(Vca)を出力するループフィルタ2と、ループフィルタ2からのアナログ電圧の電圧値を記憶しこの電圧値の電圧(Vcm)を出力するアナログメモリ12と、ループフィルタ2からのアナログ電圧(Vca)とアナログメモリ12からの電圧(Vcm)とを受け、リファレンスクロックの入力があるときにはループフィルタ2からのアナログ電圧(Vca)を制御電圧(Vc)として出力し、リファレンスクロックの入力が断になったときにアナログメモリ12からの電圧(Vcm)を制御電圧(Vc)として出力する切替え回路と、切替え回路が出力した制御電圧(Vc)を入力しその電圧値に対応する周波数の出力クロック(fo)を出力する電圧制御発振器4とにより構成する。
【0004】
この従来の位相同期回路は、位相比較器1からループフィルタ2を通して得られる電圧(Vca)をアナログメモリ12に記憶しておき、リファレンスクロックの入力が断になったときに、切り替え回路13が電圧制御発振器4へ出力する制御電圧(Vc)をループフィルタ2を通して得られる電圧(Vca)からアナログメモリ12に記憶した電圧(Vcm)に切り替え、リファレンスクロックの入力が断になったときから、リファレンスクロックの入力が断になる直前にアナログメモリ12に記憶した電圧(Vcm)で電圧制御発振器4を動作させ、出力クロックの周波数をリファレンスクロックの入力が断になる直前の周波数に維持するようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特開平04−107011号公報(特許請求の範囲、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の位相同期回路は、位相比較器からループフイルタを通して得られる電圧(Vca)をアナログメモリに記憶しておき、リファレンスクロックの入力が断になったときに、切り替え回路が電圧制御発振器へ出力する電圧(Vc)をループフイルタを通して得られる電圧(Vca)からアナログメモリに記憶した電圧(Vcm)に切り替えて、リファレンスクロックの入力が断になったときから、電圧制御発振器の出力クロックの周波数をリファレンスクロックの入力が断になる直前の周波数に維持するようにしているため、図18に示すように、リファレンスクロック(fi)の入力が断になったとき、リファレンスクロック(fi)と出力クロック(fo)との周波数にわずかな差があった場合(ほぼ一致している場合)、時間が経つにつれてこのfiとfoとに位相差が生じてしまうので、この位相差が生じている状態で、再びリファレンスクロック(fi)の入力が復帰すると、リファレンスクロック(fi)と出力クロック(fo)との周波数がほぼ一致しているにもかかわらず、位相比較器からfiとfoとの位相差に応じた位相差信号(PD)が出力され、電圧制御発振器は、この位相差信号(PD)に応じて出力されるループフィルタからの電圧を制御電圧Vcとして入力しリファレンスクロック(fi)の周波数からかけ離れた周波数の出力クロック(fo)を出力してしまい同期の具合が悪化するという問題点がある。
【0007】
本発明の目的はこのような従来の欠点を除去するため、リファレンスクロック(fi)の入力が断になったときにリファレンスクロック(fi)と出力クロック(fo)との周波数にわずかな差があっても、その後、時間が経過後に、再びリファレンスクロック(fi)の入力が復帰したときに、リファレンスクロック(fi)の周波数からかけ離れた周波数の出力クロック(fo)が出力されず同期の具合が悪化しない位相同期方法及び位相同期回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の位相同期方法は、出力クロックと外部から入力するリファレンスクロックとの位相を比較しこの比較結果に基づき制御用の電圧を変化させこの変化させた前記制御用の電圧に応じた前記出力クロックを出力して前記リファレンスクロックに前記出力クロックの位相を同期させるようにした位相同期方法において、
外部からの前記リファレンスクロックの入力が断のときに、前記制御用の電圧を、前記リファレンスクロックの入力が断になるまでの前記制御用の電圧より求めた演算値を中心に振動させるようにしている。
【0009】
また、本発明の位相同期方法は、前記リファレンスクロックの入力が断になるまでの前記制御用の電圧より求めた前記演算値を、前記リファレンスクロックの入力が断になるまでの前記制御用の電圧の平均値としている。
【0010】
更に、本発明の位相同期方法は、前記制御用の電圧の変動の幅が予め定めた値より小さくなることを示す周波数の引き込み過程が終了したときに、前記変動の中心の値を前記制御用の電圧の平均値とし、その後、前記制御用の電圧がこの平均値より大又は小になった後に小又は大になる毎に、前記制御用の電圧が前記平均値より大又は小になった後に小又は大になるまでの前記制御用の電圧の平均を前記平均値に置き換えて前記平均値を更新し、この平均値を前記リファレンスクロックの入力が断になるまでの前記制御用の電圧より求めた前記演算値としている。
【0011】
また、本発明の位相同期方法は、外部からの前記リファレンスクロックの入力があるときに、前記制御用の電圧の前記平均値と、振動用パラメータとを演算しておき、前記リファレンスクロックの入力が断になってから、この演算した前記制御用の電圧の前記平均値と前記振動用パラメータとを使用して、前記制御用の電圧を、前記制御用の電圧の前記平均値を中心に振動させるようにしている。
【0012】
更に、本発明の位相同期方法は、前記制御用の電圧を、前記制御用の電圧の前記平均値を中心に収束させながら振動させるようにしている。
【0013】
本発明の第1の位相同期回路は、自位相同期回路が出力する出力クロックと外部から入力するリファレンスクロックとの位相を比較しこの比較結果に基づき制御用の電圧を変化させこの変化させた前記制御用の電圧に応じた前記出力クロックを出力して前記リファレンスクロックに前記出力クロックの位相を同期させる位相同期回路であって、
前記リファレンスクロックと前記出力クロックとを入力して位相を比較し位相差信号を出力する位相比較器と、
前記位相差信号を入力し予め出力していた第1の制御電圧を前記位相差信号に応じて処理しこの処理した前記第1の制御電圧を出力するループフィルタと、
前記ループフィルタが出力した前記第1の制御電圧を入力し、前記リファレンスクロックの入力があるときには、この第1の制御電圧を第2の制御電圧として出力し、前記リファレンスクロックの入力が断になってからは、前記第2の制御電圧を、前記リファレンスクロックの入力が断になるまでの前記第1の制御電圧より求めた演算値を中心に振動する波として出力する電圧制御手段と、
前記第2の制御電圧を入力しこの電圧値に応じた周波数の前記出力クロックを出力する電圧制御発振器と、
を備えて構成されている。
【0014】
また、本発明の第1の位相同期回路の前記電圧制御手段は、前記リファレンスクロックの入力が断になってからは、前記第2の制御電圧を、前記リファレンスクロックの入力が断になるまでの前記第1の制御電圧の平均値を中心に振動する波として出力するようにしている。
【0015】
更に、本発明の第1の位相同期回路の前記電圧制御手段は、前記第1の制御電圧の変動の幅が予め定めた値より小さくなることを示す周波数の引き込み過程が終了したときに、前記変動の中心の値を前記第1の制御電圧の平均値とし、その後、前記第1の制御電圧がこの平均値より大又は小になった後に小又は大になる毎に、前記第1の制御電圧が前記平均値より大又は小になった後に小又は大になるまでの前記第1の制御電圧の平均を前記平均値に置き換えて前記平均値を更新し、この平均値を前記リファレンスクロックの入力が断になるまでの前記第1の制御電圧より求めた前記演算値としている。
【0016】
また、本発明の第1の位相同期回路の前記電圧制御手段は、前記リファレンスクロックの入力があるときに前記第1の制御電圧の前記平均値と振動用パラメータとを演算しておき、前記リファレンスクロックの入力が断になってから、この演算した前記第1の制御電圧の前記平均値と前記振動用パラメータとを使用して、前記第2の制御電圧を前記第1の制御電圧の前記平均値を中心に振動する波として出力するようにしている。
【0017】
更に、本発明の第1の位相同期回路の前記電圧制御手段は、前記第2の制御電圧を前記第1の制御電圧の前記平均値を中心に収束させながら振動する波として出力するようにしている。
【0018】
本発明の第2の位相同期回路は、自位相同期回路が出力する出力クロックと外部から入力するリファレンスクロックとの位相を比較しこの比較結果に基づき制御用の電圧を変化させこの変化させた前記制御用の電圧に応じた前記出力クロックを出力して前記リファレンスクロックに前記出力クロックの位相を同期させる位相同期回路であって、
前記リファレンスクロックと前記出力クロックとを入力して位相を比較し位相差信号を出力する位相比較器と、
前記位相差信号を入力し予め出力していた第1の制御電圧(Vca)を前記位相差信号に応じて処理しこの処理した前記第1の制御電圧(Vca)を出力するループフィルタと、
前記リファレンスクロックを入力し断検出信号を出力する断検出回路と、
前記ループフィルタが出力した前記第1の制御電圧(Vca)を入力しこの第1の制御電圧(Vca)を予め定めた周期で第1のデジタル制御電圧(Vcad)に変換し変換する毎に出力するA/Dコンバータと、
前記断検出回路が出力した前記断検出信号を受けるとともに、前記A/Dコンバータが出力した前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)を前記予め定めた周期毎に受け、前記断検出信号が前記リファレンスクロックの入力があることを示す入力状態を示すときに、第1の切り替え指示を示す切り替え信号を出力し、前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを前記予め定めた周期毎に演算して最新結果を格納しておき、前記断検出信号が前記リファレンスクロックの入力がないことを示す断状態を示すときから、第2の切り替え指示を示す前記切り替え信号を出力し、前記格納しておいた前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)の前記平均値(REFVD)と前記振動用パラメータとを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)を前記予め定めた周期で作成しこの作成した第2のデジタル制御電圧(VD)を前記予め定めた周期で出力する演算部と、
前記演算部が出力した前記第2のデジタル制御電圧(VD)を受けこの第2のデジタル制御電圧(VD)をアナログ電圧の第3の制御電圧(Vcd)に変換するD/Aコンバータと、
前記ループフィルタが出力した前記第1の制御電圧(Vca)と前記D/Aコンバータが出力した前記第3の制御電圧(Vcd)と前記演算部が出力した前記切り替え信号とを受け、前記切り替え信号が前記第1の切り替え指示を示すときに前記第1の制御電圧(Vca)を前記第2の制御信号(Vc)として出力し、前記切り替え信号が前記第2の切り替え指示を示すときに前記第3の制御電圧(Vcd)を前記第2の制御信号(Vc)として出力する切り替え回路と、
前記切り替え回路が出力した前記第2の制御電圧(Vc)を入力しこの第2の制御電圧(Vc)の示す電圧値に応じた周波数の前記出力クロックを出力する電圧制御発振器と、
を備えて構成されている。
【0019】
本発明の第3の位相同期回路は、自位相同期回路が出力する出力クロックと外部から入力するリファレンスクロックとの位相を比較しこの比較結果に基づき制御用の電圧を変化させこの変化させた前記制御用の電圧に応じた前記出力クロックを出力して前記リファレンスクロックに前記出力クロックの位相を同期させる位相同期回路であって、
前記リファレンスクロックと前記出力クロックとを入力して位相を比較し位相差信号を出力する位相比較器と、
前記位相差信号を入力し予め出力していた第1の制御電圧(Vca)を前記位相差信号に応じて処理しこの処理した前記第1の制御電圧(Vca)を出力するループフィルタと、
前記リファレンスクロックを入力し断検出信号を出力する断検出回路と、
前記ループフィルタが出力した前記第1の制御電圧(Vca)を入力しこの第1の制御電圧(Vca)を予め定めた周期で第1のデジタル制御電圧(Vcad)に変換し変換する毎に出力するA/Dコンバータと、
前記断検出回路が出力した前記断検出信号を受けるとともに、前記A/Dコンバータが出力した前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)を前記予め定めた周期毎に受け、前記断検出信号が前記リファレンスクロックの入力があることを示す入力状態を示すときに、前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)を前記第2のデジタル制御電圧(VD)として出力し、前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを前記予め定めた周期毎に演算して最新結果を格納しておき、前記断検出信号が前記リファレンスクロックの入力がないことを示す断状態を示すときから、前記格納しておいた前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)の前記平均値(REFVD)と前記振動用パラメータとを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)を前記予め定めた周期で作成しこの作成した第2のデジタル制御電圧(VD)を前記予め定めた周期で出力する演算部と、
前記演算部が出力した前記第2のデジタル制御電圧(VD)を受けこの第2のデジタル制御電圧(VD)をアナログ電圧の第3の制御電圧(Vcd)に変換し前記第2の制御電圧(Vc)として出力するD/Aコンバータと、
前記D/Aコンバータが出力した前記第2の制御電圧(Vc)を入力しこの第2の制御電圧(Vc)の示す電圧値に応じた周波数の前記出力クロックを出力する電圧制御発振器と、
を備えて構成されている。
【0020】
また、本発明の第2と第3の位相同期回路の前記演算部は、前記第2のデジタル制御電圧(VD)を出力するときに、前記予め定めた周期で作成して出力する前記第2のデジタル制御電圧(VD)の各出力電圧値による外観を、前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)の前記平均値(REFVD)を中心に前記予め定めた周期より大きな周期の波として振動させて出力するようにしている。
【0021】
更に、本発明の第2と第3の位相同期回路の前記演算部は、前記第2のデジタル制御電圧(VD)を出力するときに、前記予め定めた周期より大きな周期の波として収束させながら振動させて出力するようにしている。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0023】
図1は、本発明の位相同期回路の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【0024】
図1に示す本実施の形態は、位相比較器1と、ループフィルタ2と、電圧制御手段3と、電圧制御発振器4とにより構成する。
【0025】
位相比較器1は、外部から入力するリファレンスクロック(fi)と電圧制御発振器4より出力する出力クロック(fo)とを入力して位相を比較し位相差信号(PD)を出力する。位相差信号(PD)は、出力クロック(fo)の位相がリファレンスクロック(fi)の位相より遅れているときにはプラスの値、進んでいるときにはマイナスの値とし、また、位相が一致しているときにはハイインピーダンス状態にする。
【0026】
ループフィルタ2は、位相差信号(PD)を入力し、この位相差信号がプラスの値のときには第1の制御電圧(Vca)を増加させ、この位相差信号がマイナスの値のときには第1の制御電圧(Vca)を減少させる。また、この位相差信号がハイインピーダンス状態のときには第1の制御電圧(Vca)を保持する。
【0027】
電圧制御手段3は、ループフィルタ2が出力した第1の制御電圧(Vca)を入力し、リファレンスクロック(fi)の入力があるときには、この第1の制御電圧(Vca)を第2の制御電圧(Vc)として出力し、リファレンスクロック(fi)の入力が断になってからは、第2の制御電圧(Vc)を、リファレンスクロック(fi)の入力が断になったときの第1の制御電圧(Vca)の平均値を中心に振動する波として出力する。
【0028】
電圧制御発振器4は、第2の制御電圧(Vc)を入力しこの電圧値に応じた周波数の出力クロック(fo)を出力する。例えば、第2の制御電圧(Vc)が高いときには高い周波数の出力クロック(fo)を出力する。第2の制御電圧(Vc)が低いときには低い周波数の出力クロック(fo)を出力する。
【0029】
また、電圧制御手段3は、断検出回路5と、A/Dコンバータ6と、演算部8と、D/Aコンバータ7と、切り替え回路9とにより構成する。
【0030】
断検出回路5は、リファレンスクロック(fi)を入力し断検出信号(MON)を出力する。
【0031】
A/Dコンバータ6は、ループフィルタ2が出力した第1の制御電圧(Vca)を入力しこの第1の制御電圧(Vca)を予め定めた周期で第1のデジタル制御電圧(Vcad)に変換し変換する毎に出力する。
【0032】
演算部8は、断検出回路5が出力した断検出信号(MON)を受けるとともに、A/Dコンバータ6が出力した第1のデジタル制御電圧(Vcad)を予め定めた周期毎に受け、断検出信号(MON)がリファレンスクロックの入力があることを示す入力状態を示すときに、第1の切り替え指示を示す切り替え信号を出力し、第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを予め定めた周期毎に演算して最新結果を格納しておき、断検出信号(MON)がリファレンスクロック(fi)の入力がないことを示す断状態を示すときから、第2の切り替え指示を示す切り替え信号を出力し、格納しておいた第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)を予め定めた周期で作成しこの作成した第2のデジタル制御電圧(VD)を予め定めた周期で出力する。
【0033】
D/Aコンバータ7は、演算部8が出力した第2のデジタル制御電圧(VD)を受けこの第2のデジタル制御電圧(VD)をアナログ電圧の第3の制御電圧(Vcd)に変換する。
【0034】
切り替え回路9は、ループフィルタ2が出力した第1の制御電圧(Vca)とD/Aコンバータ7が出力した第3の制御電圧(Vcd)と演算部8が出力した切り替え信号とを受け、切り替え信号が第1の切り替え指示を示すときに第1の制御電圧(Vca)を第2の制御信号(Vc)として出力し、切り替え信号が第2の切り替え指示を示すときに第3の制御電圧(Vcd)を第2の制御信号(Vc)として出力する。
【0035】
ここで、振動用パラメータとは、第2のデジタル制御電圧(VD)の変化量(ΔVD),この変化量(ΔVD)の変化量(ΔΔVD),第2のデジタル制御電圧(VD)が第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値より大になったときから小になるまでのΔΔVDの平均(ΔΔVD_P)及び第2のデジタル制御電圧(VD)が第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値より小になったときから大になるまでのΔΔVDの平均(ΔΔVD_M)を含んでいる。
【0036】
そして、演算部8は、第2のデジタル制御電圧(VD)を出力するときに、この第2のデジタル制御電圧(VD)を第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)を中心に振動させるために、この振動用パラメータを使用する。すなわち、予め定めた周期で、前回出力した第2のデジタル制御電圧(VD)に格納したΔVDとΔΔVD_P又はΔΔVD_Mを加えて新たな第2のデジタル制御電圧(VD)を作成し、この作成した新たな第2のデジタル制御電圧(VD)を今回出力する。
【0037】
次に、本実施の形態の位相同期回路の動作を図2から図8を参照して詳細に説明する。
【0038】
図2は、第1の実施の形態での演算部の概要動作の一例を示すフローチャートである。ステップ21で、断検出回路5からの断検出信号(MON)が入力状態を示す信号か断状態を示す信号か調べ、断検出信号(MON)が入力状態を示す信号のときはステップ22へ進む。ステップ22では、演算部8は第1の切り替え指示を示す切り替え信号を切り替え回路9に出力し、切り替え回路9に第1の制御電圧(Vca)を第2の制御信号(Vc)として出力させ、ステップ23では、A/Dコンバータ6より入力する第1のデジタル制御電圧(Vca)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを演算し格納する。一方、ステップ21で調べた結果が、断検出信号(MON)が断状態を示す信号のときにはステップ24へ進む。ステップ24では、演算部8は第2の切り替え指示を示す切り替え信号を切り替え回路9に出力し、切り替え回路9に第3の制御電圧(Vcd)を第2の制御信号(Vc)として出力させ、ステップ25では、ステップ23で格納しておいた第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)を作成し出力する。以上の動作を予め定めた周期毎に行う。
【0039】
図3は、リファレンスクロック(fi)が入力状態のときの各信号の関係を示す図であり、リファレンスクロック(fi)が入力状態のときのリファレンスクロック(fi)と出力クロック(fo)と位相差信号(PD)と第2の制御電圧(Vc)との関係を示している。
【0040】
図4は、リファレンスクロック(fi)が断状態のときの各信号の関係を示す図であり、リファレンスクロック(fi)が断状態のときのリファレンスクロック(fi)と出力クロック(fo)と位相差信号(PD)と第2の制御電圧(Vc)との関係を示している。
【0041】
図5は、演算部で使用する変数の定義を説明する図である。
【0042】
図6は、リファレンスクロック(fi)が入力状態のときの演算部の動作の一例を示すフローチャートである。
【0043】
図7は、リファレンスクロック(fi)が断状態のときの演算部の動作の一例を示すフローチャートである。
【0044】
図8は、リファレンスクロック(fi)が断状態のときの第2のデジタル制御電圧(VD)の計算例を示す図である。
【0045】
図1において、初めに、リファレンスクロック(fi)が入力状態のときの動作を説明する。リファレンスクロック(fi)が入力状態のときは、断検出回路5はリファレンスクロック(fi)が入力状態であることを示す断検出信号(MON)を演算部8に出力する。
【0046】
演算部8はこの断検出信号(MON)を受け第1の切り替え指示を示す切り替え信号を切り替え回路9に出力し、切り替え回路9に第1の制御電圧(Vca)を第2の制御信号(Vc)として出力させる(図2のステップ21とステップ22)。
【0047】
制御電圧発振器が入力する第2の制御電圧(Vc)が第1の制御電圧(Vca)に切り替わると、位相比較器1とループフィルタ2と電圧制御発振器4とのループが構成される。
【0048】
この場合、位相比較器1は、電圧制御発振器4より出力される出力クロック(fo)と、リファレンスクロック(fi)の位相を比較し、出力クロック(fo)の位相がリファレンスクロック(fi)の位相よりも遅れている場合プラスの値の位相差信号(PD)を出力し、進んでいる場合マイナスの値の位相差信号(PD)を出力する。また、位相が一致しているときには、位相差信号(PD)をハイインピーダンス状態にする。
【0049】
ループフィルタ2は、入力される位相差信号(PD)がプラスの値の場合第1の制御電圧(Vca)を増加させ、マイナスの値の場合第1の制御電圧(Vca)を減少させる。また、位相差信号(PD)がハイインピーダンス状態の場合、第1の制御電圧(Vca)の電圧を保持する。
【0050】
電圧制御発振器4は、入力される第2の制御電圧(Vc)の値が増加すると、出力クロック(fo)の周波数を増加させ、第2の制御電圧(Vc)の値が減少すると、出力クロック(fo)の周波数を減少させる。
【0051】
このため、リファレンスクロック(fi)が入力状態の時は、図3に示すように、出力クロック(fo)、位相差信号(PD)、第2の制御電圧(Vc)が制御され、この結果リファレンスクロック(fi)と出力クロック(fo)の周波数が一致する。通常、第2の制御電圧(Vc)は位相が同期したときの第2の制御電圧(Vc)を中心に振動しやがて収束する。
【0052】
このときA/Dコンバータ6は、第1の制御電圧(Vca)の値をデジタル値に変換し第1のデジタル制御電圧(Vcad)として出力する。
【0053】
演算部8は、第1のデジタル制御電圧(Vcad)を入力し内部にて処理し、第1のデジタル制御電圧(Vca)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを演算し格納する(図2のステップ23)。
【0054】
次に、リファレンスクロック(fi)が断状態のときの動作を説明する。
【0055】
リファレンスクロック(fi)が断状態のときは、断検出回路5はリファレンスクロック(fi)が断状態であることを示す断検出信号(MON)を演算部8に出力する。
【0056】
演算部8はこの断検出信号(MON)を受け第2の切り替え指示を示す切り替え信号を切り替え回路9に出力し、切り替え回路9に第3の制御電圧(Vcd)を第2の制御信号(Vc)として出力させる(図2のステップ21とステップ24)。
【0057】
制御電圧発振器が入力する第2の制御電圧(Vc)が第3の制御電圧(Vcd)に切り替わると、位相比較器1とループフィルタ2とA/Dコンバータ6と演算部8とD/Aコンバータ7と電圧制御発振器4とのループが構成される。
【0058】
演算部8は、図2のステップ23で格納した第1のデジタル制御電圧(Vca)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)の値を作成し出力する(図2のステップ25)。
【0059】
D/Aコンバータ7は、第2のデジタル制御電圧(VD)を入力しこの値に対応するアナログ電圧である第3の制御電圧(Vcd)を出力する。これにより、電圧制御発振器4に入力される第2の制御電圧(Vc)は、演算部8にて制御される。
【0060】
このため、リファレンスクロック(fi)が入力状態の時は、図4に示すように、出力クロック(fo)、第2の制御電圧(Vc)が制御される。
【0061】
ここで、演算部8の詳細な動作について図5から図8を参照して説明する。
【0062】
初めに、演算部8にて使用する変数の定義について、図5を使用して説明する。
【0063】
A/Dコンバータ6より入力される第1のデジタル制御電圧(Vcad)を一定周期(例えば、1MHz〜0.2Hz程度であるが、この値はシステムにより異なり適宜決定する。)でサンプリングし、その平均を計算した値を第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)とする。この一定周期を予め定めた周期とし、この周期で他の計算も行う。
【0064】
ある時間にて演算部8が第2のデジタル制御電圧(VD)を設定した場合に、前回設定した第2のデジタル制御電圧(VD)をVD_BAKとする。
【0065】
第2のデジタル制御電圧(VD)の傾き(変化量)をVD_BAKと第2のデジタル制御電圧(VD)の差で計算しΔVDとする。
【0066】
ある時間にて演算部8がΔVDを計算した場合に、前回計算したΔVDをΔVD_BAKとする。
【0067】
ΔVDの変化量をΔVD_BAKとΔVDの差で計算し、ΔΔVDとする。
【0068】
第2のデジタル制御電圧(VD)が平均値(REFVD)より小さい場合から大きい場合になったときから、平均値(REFVD)より大きい場合から小さい場合になったときまでのΔΔVDの平均をΔΔVD_Pとする。ΔΔVD_Pは、第2のデジタル制御電圧(VD)が平均値(REFVD)より小さくなったときに更新される。
【0069】
第2のデジタル制御電圧(VD)が平均値(REFVD)より大きい場合から小さい場合になったときから、平均値(REFVD)より小さい場合から大きい場合になったときまでのΔΔVDの平均をΔΔVD_Mとする。ΔΔVD_Mは、第2のデジタル制御電圧(VD)が平均値(REFVD)より大きくなったときに更新される。
【0070】
kはリファレンスクロック(fi)が断状態のときにΔΔVD_P及びΔΔVD_Mを減少させる係数であり、その値は0<k<1である。
【0071】
Cstは、リファレンスクロック(fi)が入力状態にあるときデクリメントする変数であり、Cstが0になったとき、リファレンスクロック(fi)が断状態のときに演算部8にて第2のデジタル制御電圧(VD)の制御を行い、0ではない場合第2のデジタル制御電圧(VD)の制御を行わない。これは、リファレンスクロック(fi)が入力されている時間が短い場合に誤制御を行わないようにするためである。
【0072】
次に、リファレンスクロック(fi)が入力状態のときの演算部8の動作(図2のステップ23)について、図6を参照して説明する。
【0073】
ステップ601では、現在の第2のデジタル制御電圧(VD)をVD_BAKとし、ΔVDをΔVD_BAKとする。
【0074】
ステップ602では、A/Dコンバータ6より入力される第1のデジタル制御電圧(Vcad)を読み取り第2のデジタル制御電圧(VD)とする。
【0075】
ステップ603では、第2のデジタル制御電圧(VD)の平均値(REFVD)を算出(VDを積算し、積算回数で割る)する。
【0076】
ステップ604では、第2のデジタル制御電圧(VD)の傾きを算出(VD_BAK−VD)しΔVDとする。
【0077】
ステップ605では、ΔVDの変化量を計算(ΔVD_BAK−ΔVD)しΔΔVDとする。
【0078】
ステップ606では、第2のデジタル制御電圧(VD)が平均値(REFVD)より大きいか否かを判断する。
【0079】
ステップ607では、ステップ606で行った判断にて、第2のデジタル制御電圧(VD)が平均値(REFVD)よりも大きい場合、VD_BAKが平均値(REFVD)より小さいか否かを判断する。
【0080】
ステップ608では、ステップ607で行った判断にて、VD_BAKが平均値(REFVD)よりも大きい場合、ΔΔVDを積算し終了する。
【0081】
ステップ609では、ステップ607で行った判断にて、VD_BAKが平均値(REFVD)よりも小さい場合、ステップ608にて積算した値を積算回数で割ることでΔΔVDの平均値を計算しΔΔVD_Pとし、ステップ612へ進む。
【0082】
ステップ610では、ステップ606で行った判断にて、第2のデジタル制御電圧(VD)が平均値(REFVD)より小さい場合、VD_BAKが平均値(REFVD)より大きいか否かを判断し、VD_BAKが平均値(REFVD)よりも小さい場合、ステップ608へ進む。
【0083】
ステップ611では、ステップ610で行った判断にて、VD_BAKが平均値(REFVD)よりも大きい場合、ステップ608にて積算した値を積算回数で割ることでΔΔVDの平均値を計算しΔΔVD_Mとしステップ612へ進む。
【0084】
ステップ612では、ステップ608にて積算した値をクリアする。
【0085】
ステップ613では、Cstが0であるか否かを判断し、Cstが0であるかときには、ステップ614で、リファレンスクロック(fi)が断状態のときの制御を許可し、終了する。
【0086】
また、Cstが0ないときには、ステップ615で、リファレンスクロック(fi)が断状態のときの制御を禁止し、ステップ616で、Cstをデクリメントし終了する。
【0087】
次に、リファレンスクロック(fi)が断状態のときの演算部8の動作(図2のステップ25)について、図7を参照して説明する。
【0088】
初めに、ステップ701で、D/Aコンバータ7へ第2のデジタル制御電圧(VD)を出力し、
ステップ702で、図6のステップ614でリファレンスクロック(fi)が断状態のときの制御を許可されているか否かを判断し、リファレンスクロック(fi)が断状態のときの制御を許可されていないときには終了し、許可されているときには、ステップ703へ進む。
【0089】
ステップ703では、第2のデジタル制御電圧(VD)が平均値(REFVD)より大きいか否かを判断し、大きいと判断したときにはステップ704へ進み、大きくないと判断したときにはステップ707へ進む。
【0090】
ステップ704では、ΔVDとΔΔVD_Pとを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)を計算する。計算式は、今回のVD=前回のVD+(ΔVD+ΔΔVD_P)である。
【0091】
ステップ705では、VD_BAKが平均値(REFVD)より小さいか否かを判断し、小さいと判断したときにはステップ706へ進み、小さくないと判断したときには終了する。
【0092】
ステップ706では、計算式ΔΔVD_P=ΔΔVD_P×kにより、ΔΔVD_Pの値を補正し終了する。
【0093】
ステップ703で、第2のデジタル制御電圧(VD)が平均値(REFVD)より大きくないと判断したとき、ステップ707へ進み、ステップ707では、ΔVDとΔΔVD_Mとを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)を計算する。計算式は、今回のVD=前回のVD+(ΔVD+ΔΔVD_M)である。
【0094】
ステップ708では、VD_BAKが平均値(REFVD)より大きいか否かを判断し、大きいと判断したときにはステップ709へ進み、大きくないと判断したときには終了する。
【0095】
ステップ709では、計算式ΔΔVD_M=ΔΔVD_M×kにより、ΔΔVD_Mの値を補正し終了する。
【0096】
ここで、図8を参照して、リファレンスクロック(fi)が断状態のときの第2のデジタル制御電圧(VD)の計算例を示す(計算方法は図7に示すフローチャートに従って行う)。
【0097】
図8では、リファレンスクロック(fi)が断状態になったときの、第2のデジタル制御電圧(VD)を455、ΔΔVD_P=−5、ΔΔVD_M=5、ΔVD=−20、平均値(REFVD)=500とし、予め定めた周期毎の第2のデジタル制御電圧(VD)を黒丸で示している。
【0098】
図8に示すように、予め定めた周期毎の各第2デジタル制御電圧(VD)の値による外観が、この予め定めた周期よりも大きな周期(例えば、10倍から10000倍程度の周期であるが、この値はシステムにより異なり適宜決定する。)で平均値(REFVD)を中心にして振動している。また、傾きの変化量の平均値であるΔΔVD_PとΔΔVD_Mを係数kにて補正しているため、その制御量は時間が経つにつれて小さくなる。これにより、電圧制御発振器4の第3の制御電圧(Vc)をその平均値を中心として収束させながら振動させることができ、リファレンスクロック(fi)が入力されている状態の位相同期回路の制御電圧の変化を実現できるため、リファレンスクロック(fi)が断状態のときでも、位相同期を保つための制御を持続することが可能になる。
【0099】
図9は、本発明の位相同期回路の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【0100】
図9に示す第2の実施の形態は、位相比較器1と、ループフィルタ2と、電圧制御手段90と、電圧制御発振器4とにより構成する。
【0101】
図1に示す第1の実施の形態とは、電圧制御手段90の中の演算部91のみが異なり、演算部91以外の構成の機能は第1の実施の形態と同じである。
【0102】
ここでは、演算部91の機能を説明する。
【0103】
演算部91は、断検出回路5が出力した断検出信号(MON)を受けるとともに、A/Dコンバータ6が出力した第1のデジタル制御電圧(Vcad)を予め定めた周期毎に受け、断検出信号(MON)がリファレンスクロックの入力があることを示す入力状態を示すときに、第1の切り替え指示を示す切り替え信号を出力し、第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを予め定めた周期毎に演算しておく。
【0104】
このとき、第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)の演算は、次のように行う。すなわち、図10で示すように、第1のデジタル制御電圧(Vcad)の変動の幅が予め定めた値D(例えば、1mV程度の値。この値はシステムにより適宜変えて良い。)より小さくなることを示す周波数の引き込み過程が終了したときに、この変動の中心の値を第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)とし、その後、第1のデジタル制御電圧(Vcad)がこの平均値より大又は小になった後に小又は大になる毎に、第1のデジタル制御電圧(Vcad)がこの平均値より大又は小になった後に小又は大になるまでの第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均をこの平均値(REFVD)に置き換えて平均値(REFVD)を更新する。
【0105】
そして、断検出信号(MON)がリファレンスクロック(fi)の入力がないことを示す断状態を示すときから、第2の切り替え指示を示す切り替え信号を出力し、格納しておいた第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)を予め定めた周期で作成しこの作成した第2のデジタル制御電圧(VD)を予め定めた周期で出力する。
【0106】
そして、演算部91は、第2のデジタル制御電圧(VD)を出力するときに、この第2のデジタル制御電圧(VD)を第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)を中心に振動させるために、この振動用パラメータを使用する。すなわち、ΔΔVD_Pの平均を演算してAVE_Pとし、ΔΔVD_Mの平均を演算してAVE_Mとし、予め定めた周期で、前回出力した第2のデジタル制御電圧(VD)にΔVDとAVE_P又はAVE_Mを加えて新たな第2のデジタル制御電圧(VD)を作成し、この作成した新たな第2のデジタル制御電圧(VD)を今回出力する。
【0107】
次に、第2の実施の形態の位相同期回路の動作を図2、図3、図4、図5、図11、図12から図13を参照して詳細に説明する。
【0108】
図2は、第1の実施の形態での演算部の概要動作の一例を示すフローチャートであるとともに第2の実施の形態での演算部の概要動作の一例を示すフローチャートである。
【0109】
図11は、リファレンスクロック(fi)が入力状態のときの演算部の動作の一例を示すフローチャートである。
【0110】
図12は、リファレンスクロック(fi)が断状態のときの演算部の動作の一例を示すフローチャートである。
【0111】
図13は、リファレンスクロック(fi)が断状態のときの第2のデジタル制御電圧(VD)の計算例を示す図である。
【0112】
図9において、初めに、リファレンスクロック(fi)が入力状態のときの動作を説明する。リファレンスクロック(fi)が入力状態のときは、断検出回路5はリファレンスクロック(fi)が入力状態であることを示す断検出信号(MON)を演算部91に出力する。
【0113】
演算部91はこの断検出信号(MON)を受け第1の切り替え指示を示す切り替え信号を切り替え回路9に出力し、切り替え回路9に第1の制御電圧(Vca)を第2の制御信号(Vc)として出力させる(図2のステップ21とステップ22)。
【0114】
制御電圧発振器が入力する第2の制御電圧(Vc)が第1の制御電圧(Vca)に切り替わると、位相比較器1とループフィルタ2と電圧制御発振器4とのループが構成される。
【0115】
この場合、位相比較器1は、電圧制御発振器4より出力される出力クロック(fo)と、リファレンスクロック(fi)の位相を比較し、出力クロック(fo)の位相がリファレンスクロック(fi)の位相よりも遅れている場合プラスの値の位相差信号(PD)を出力し、進んでいる場合マイナスの値の位相差信号(PD)を出力する。また、位相が一致しているときには、位相差信号(PD)をハイインピーダンス状態にする。
【0116】
ループフィルタ2は、入力される位相差信号(PD)がプラスの値の場合第1の制御電圧(Vca)を増加させ、マイナスの値の場合第1の制御電圧(Vca)を減少させる。また、位相差信号(PD)がハイインピーダンス状態の場合、第1の制御電圧(Vca)の電圧を保持する。
【0117】
電圧制御発振器4は、入力される第2の制御電圧(Vc)の値が増加すると、出力クロック(fo)の周波数を増加させ、第2の制御電圧(Vc)の値が減少すると、出力クロック(fo)の周波数を減少させる。
【0118】
このため、リファレンスクロック(fi)が入力状態の時は、図3に示すように、出力クロック(fo)、位相差信号(PD)、第2の制御電圧(Vc)が制御され、この結果リファレンスクロック(fi)と出力クロック(fo)の周波数が一致する。通常、第2の制御電圧(Vc)は位相が同期したときの第2の制御電圧(Vc)を中心に振動しやがて収束する。
【0119】
このときA/Dコンバータ6は、第1の制御電圧(Vca)の値をデジタル値に変換し第1のデジタル制御電圧(Vcad)として出力する。
【0120】
演算部91は、第1のデジタル制御電圧(Vcad)を入力し内部にて処理し、第1のデジタル制御電圧(Vca)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを演算し格納する(図2のステップ23)。
【0121】
次に、リファレンスクロック(fi)が断状態のときの動作を説明する。
【0122】
リファレンスクロック(fi)が断状態のときは、断検出回路5はリファレンスクロック(fi)が断状態であることを示す断検出信号(MON)を演算部91に出力する。
【0123】
演算部91はこの断検出信号(MON)を受け第2の切り替え指示を示す切り替え信号を切り替え回路9に出力し、切り替え回路9に第3の制御電圧(Vcd)を第2の制御信号(Vc)として出力させる(図2のステップ21とステップ24)。
【0124】
制御電圧発振器が入力する第2の制御電圧(Vc)が第3の制御電圧(Vcd)に切り替わると、位相比較器1とループフィルタ2とA/Dコンバータ6と演算部91とD/Aコンバータ7と電圧制御発振器4とのループが構成される。
【0125】
演算部91は、図2のステップ23で格納した第1のデジタル制御電圧(Vca)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)の値を作成し出力する(図2のステップ25)。
【0126】
D/Aコンバータ7は、第2のデジタル制御電圧(VD)を入力しこの値に対応するアナログ電圧である第3の制御電圧(Vcd)を出力する。これにより、電圧制御発振器4に入力される第2の制御電圧(Vc)は、演算部91にて制御される。
【0127】
このため、リファレンスクロック(fi)が入力状態の時は、図4に示すように、出力クロック(fo)、第2の制御電圧(Vc)が制御される。
【0128】
ここで、演算部91の詳細な動作について図5、図11から図13を参照して説明する。
【0129】
初めに、演算部91にて使用する変数の定義について、図5を使用して説明する。
【0130】
A/Dコンバータ6より入力される第1のデジタル制御電圧(Vcad)を一定周期(例えば、1MHz〜0.2Hz程度であるが、この値はシステムにより異なり適宜決定する。)でサンプリングし、このサンプリング値を使用して第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)の演算を行う。すなわち、新図4で示すように、第1のデジタル制御電圧(Vcad)の変動の幅が予め定めた値Dより小さくなることを示す周波数の引き込み過程が終了したときに、この変動の中心の値を第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)とし、その後、第1のデジタル制御電圧(Vcad)がこの平均値より大又は小になった後に小又は大になる毎に、第1のデジタル制御電圧(Vcad)がこの平均値より大又は小になった後に小又は大になるまでの第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均をこの平均値(REFVD)として更新する。この一定周期を予め定めた周期とし、この周期で他の計算も行う。
【0131】
ある時間にて演算部91が第2のデジタル制御電圧(VD)を設定した場合に、前回設定した第2のデジタル制御電圧(VD)をVD_BAKとする。
【0132】
第2のデジタル制御電圧(VD)の傾き(変化量)をVD_BAKと第2のデジタル制御電圧(VD)の差で計算しΔVDとする。
【0133】
ある時間にて演算部91がΔVDを計算した場合に、前回計算したΔVDをΔVD_BAKとする。
【0134】
ΔVDの変化量をΔVD_BAKとΔVDの差で計算し、ΔΔVDとする。
【0135】
第2のデジタル制御電圧(VD)が平均値(REFVD)より小さい場合から大きい場合になったときから、平均値(REFVD)より大きい場合から小さい場合になったときまでのΔΔVDの平均をΔΔVD_Pとする。ΔΔVD_Pは、第2のデジタル制御電圧(VD)が平均値(REFVD)より小さくなったとき、平均値(REFVD)より小さくなる毎に次々と格納していく。
【0136】
第2のデジタル制御電圧(VD)が平均値(REFVD)より大きい場合から小さい場合になったときから、平均値(REFVD)より小さい場合から大きい場合になったときまでのΔΔVDの平均をΔΔVD_Mとする。ΔΔVD_Mは、第2のデジタル制御電圧(VD)が平均値(REFVD)より大きくなったとき、平均値(REFVD)より大きくなる毎に次々と格納していく。
【0137】
Cstは、リファレンスクロック(fi)が入力状態にあるときデクリメントする変数であり、Cstが0になったとき、リファレンスクロック(fi)が断状態のときに演算部91にて第2のデジタル制御電圧(VD)の制御を行い、0ではない場合第2のデジタル制御電圧(VD)の制御を行わない。これは、リファレンスクロック(fi)が入力されている時間が短い場合に誤制御を行わないようにするためである。
【0138】
次に、リファレンスクロック(fi)が入力状態のときの演算部91の動作(図2のステップ23)について、図11を参照して説明する。
【0139】
ステップ1101では、現在の第2のデジタル制御電圧(VD)をVD_BAKとし、ΔVDをΔVD_BAKとする。
【0140】
ステップ1102では、A/Dコンバータ6より入力される第1のデジタル制御電圧(Vcad)を読み取り第2のデジタル制御電圧(VD)とする。
【0141】
ステップ1103では、図10で示すように、第1のデジタル制御電圧(Vcad)の変動の幅が予め定めた値Dより小さくなることを示す周波数の引き込み過程が終了したときに、この変動の中心の値を第1のデジタル制御電圧(Vcad)及び第2のデジタル制御電圧(VD)の平均値(REFVD)とし、その後、第1のデジタル制御電圧(Vcad)又は第2のデジタル制御電圧(VD)がこの平均値より大又は小になった後に小又は大になる毎に、第1のデジタル制御電圧(Vcad)又は第2のデジタル制御電圧(VD)がこの平均値より大又は小になった後に小又は大になるまでの第1のデジタル制御電圧(Vcad)及び第2のデジタル制御電圧(VD)の平均をこの平均値(REFVD)に置き換えて平均値を更新する。
【0142】
ステップ1104では、第2のデジタル制御電圧(VD)の傾きを算出(VD_BAK−VD)しΔVDとする。
【0143】
ステップ1105では、ΔVDの変化量を計算(ΔVD_BAK−ΔVD)しΔΔVDとする。
【0144】
ステップ1106では、第2のデジタル制御電圧(VD)が平均値(REFVD)より大きいか否かを判断する。
【0145】
ステップ1107では、ステップ1106で行った判断にて、第2のデジタル制御電圧(VD)が平均値(REFVD)よりも大きい場合、VD_BAKが平均値(REFVD)より小さいか否かを判断する。
【0146】
ステップ1108では、ステップ1107で行った判断にて、VD_BAKが平均値(REFVD)よりも大きい場合、ΔΔVDを積算し終了する。
【0147】
ステップ1109では、ステップ1107で行った判断にて、VD_BAKが平均値(REFVD)よりも小さい場合、ステップ1108にて積算した値を積算回数で割ることでΔΔVDの平均値を計算しΔΔVD_Pとしこれを格納し、ステップ1112へ進む。
【0148】
ステップ1110では、ステップ1106で行った判断にて、第2のデジタル制御電圧(VD)が平均値(REFVD)より小さい場合、VD_BAKが平均値(REFVD)より大きいか否かを判断し、VD_BAKが平均値(REFVD)よりも小さい場合、ステップ1108へ進む。
【0149】
ステップ1111では、ステップ1110で行った判断にて、VD_BAKが平均値(REFVD)よりも大きい場合、ステップ1108にて積算した値を積算回数で割ることでΔΔVDの平均値を計算しΔΔVD_Mとしこれを格納しステップ1112へ進む。
【0150】
ステップ1112では、ステップ1108にて積算した値をクリアする。
【0151】
ステップ1113では、Cstが0であるか否かを判断し、Cstが0であるかときには、ステップ1114で、リファレンスクロック(fi)が断状態のときの制御を許可し、終了する。
【0152】
また、Cstが0ないときには、ステップ1115で、リファレンスクロック(fi)が断状態のときの制御を禁止し、ステップ1116で、Cstをデクリメントし終了する。
【0153】
次に、リファレンスクロック(fi)が断状態のときの演算部91の動作(図2のステップ25)について、図12を参照して説明する。
【0154】
初めに、ステップ1201で、D/Aコンバータ7へ第2のデジタル制御電圧(VD)を出力し、
ステップ1202で、図11のステップ1114でリファレンスクロック(fi)が断状態のときの制御を許可されているか否かを判断し、リファレンスクロック(fi)が断状態のときの制御を許可されていないときには終了し、許可されているときには、ステップ1203へ進む。
【0155】
ステップ1203では、図11のステップ1109で格納したΔΔVD_Pを格納時間の少ない順に予め定めた個数(N:Nはシステムにより適宜決めて良い)取り出してこの平均を取りAVE_Pとする。同様に、図11のステップ1111で格納したΔΔVD_Mを格納時間の少ない順に予め定めた個数(M:Mはシステムにより適宜決めて良い)取り出してこの平均を取りAVE_Mとする。
【0156】
ステップ1204では、第2のデジタル制御電圧(VD)が平均値(REFVD)より大きいか否かを判断し、大きいと判断したときにはステップ1205へ進み、大きくないと判断したときにはステップ1207へ進む。
【0157】
ステップ1205では、ΔVDとAVE_Pとを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)の傾き(ΔVD)を計算する。計算式は、今回のΔVD=前回のΔVD+AVE_Pである。計算後ステップ1206へ進む。
【0158】
ステップ1206では、ΔVDを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)を計算する。計算式は、今回のVD=前回のVD+今回のΔVDである。計算後終了する。
【0159】
一方、ステップ1207では、ΔVDとAVE_Mとを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)の傾き(ΔVD)を計算する。計算式は、今回のΔVD=前回のΔVD+AVE_Mである。計算後ステップ1206へ進む。
【0160】
ここで、図13を参照して、リファレンスクロック(fi)が断状態のときの第2のデジタル制御電圧(VD)の計算例を示す(計算方法は図12に示すフローチャートに従って行う)。
【0161】
図13では、リファレンスクロック(fi)が断状態になったときの、第2のデジタル制御電圧(VD)を455、AVE_P=−5、AVE_M=5、ΔVD=−20、平均値(REFVD)=500とし、予め定めた周期毎の第2のデジタル制御電圧(VD)を黒丸で示している。
【0162】
図13に示すように、予め定めた周期毎の各第2デジタル制御電圧(VD)の値による外観が、この予め定めた周期よりも大きな周期(例えば、10倍から10000倍程度の周期であるが、この値はシステムにより異なり適宜決定する。)で平均値(REFVD)を中心にして振動している。
【0163】
図14は、本発明の位相同期回路の第3の実施の形態を示すブロック図である。
【0164】
図14に示す本実施の形態は、位相比較器1と、ループフィルタ2と、電圧制御手段10と、電圧制御発振器4とにより構成し、位相比較器1,ループフィルタ2,電圧制御手段10及び電圧制御発振器4の動作は、図1に示した本発明の位相同期回路の第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、電圧制御手段10内の構成と動作が異なる。
【0165】
電圧制御手段10は、断検出回路5とA/Dコンバータ6とD/Aコンバータ7とは、第1の実施の形態で示したものと同様であり、演算部11が第1の実施の形態で示したものと異なる。
【0166】
演算部11は、断検出回路5が出力した断検出信号(MON)を受けるとともに、A/Dコンバータ6が出力した第1のデジタル制御電圧(Vcad)を予め定めた周期毎に受け、断検出信号(MON)がリファレンスクロックの入力があることを示す入力状態を示すときに、第1のデジタル制御電圧(Vcad)を第2のデジタル制御電圧(VD)として出力し、第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを予め定めた周期毎に演算して最新結果を格納しておき、断検出信号(MON)が前記リファレンスクロックの入力がないことを示す断状態を示すときから、格納しておいた第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)を予め定めた周期で作成しこの作成した第2のデジタル制御電圧(VD)を予め定めた周期で出力する。
【0167】
ここで、図2に示した第1の実施の形態での演算部8の概要動作に対応させて、第3の実施の形態での演算部の概要動作の一例を示すフローチャートである図15を参照して、第3の実施の形態での演算部11の動作の概要を説明する。
【0168】
ステップ101は、図2のステップ21と同様であり、断検出回路5からの断検出信号(MON)が入力状態を示す信号か断状態を示す信号か調べ、断検出信号(MON)が入力状態を示す信号のときはステップ102へ進み、断検出信号(MON)が断状態を示す信号のときにはステップ104へ進む。
【0169】
図2のステップ22では、第1の切り替え指示を示す切り替え信号を切り替え回路9に出力し、切り替え回路9に第1の制御電圧(Vca)を第2の制御信号(Vc)として出力させるのに対し、図15のステップ102では、A/Dコンバータ6より入力する第1のデジタル制御電圧(Vcad)を第2のデジタル制御電圧(VD)としてD/Aコンバータ7に出力する。これにより、D/Aコンバータ7はこの第2のデジタル制御電圧(VD)を第3の制御電圧(Vcd)に変換しこの変換した第3の制御電圧(Vcd)を第2の制御電圧(Vc)として電圧制御部に出力する。
【0170】
ステップ103は、図2のステップ23と同様であり、A/Dコンバータ6より入力する第1のデジタル制御電圧(Vca)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを演算し格納する。
【0171】
図2のステップ24では、第2の切り替え指示を示す切り替え信号を切り替え回路9に出力し、切り替え回路9に第3の制御電圧(Vcd)を第2の制御信号(Vc)として出力させるのに対し、図15のステップ104では、D/Aコンバータ7への出力を、A/Dコンバータ6から入力した第1のデジタル制御電圧(Vcad)から演算部11内部で計算した第2のデジタル制御電圧(VD)へ切り替える。
【0172】
ステップ105は、図2のステップ25と同様であり、ステップ103で格納しておいた第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)を作成し出力する。
【0173】
図16は、本発明の位相同期回路の第4の実施の形態を示すブロック図である。
【0174】
図16に示す本実施の形態は、位相比較器1と、ループフィルタ2と、電圧制御手段160と、電圧制御発振器4とにより構成し、位相比較器1,ループフィルタ2,電圧制御手段160及び電圧制御発振器4の動作は、図14に示した本発明の位相同期回路の第3の実施の形態と同様であるが、第3の実施の形態とは、電圧制御手段160内の動作が異なる。
【0175】
電圧制御手段160は、断検出回路5とA/Dコンバータ6とD/Aコンバータ7とは、第3の実施の形態で示したものと同様であり、演算部161が第3の実施の形態で示したものと異なる。
【0176】
演算部161は、断検出回路5が出力した断検出信号(MON)を受けるとともに、A/Dコンバータ6が出力した第1のデジタル制御電圧(Vcad)を予め定めた周期毎に受け、断検出信号(MON)がリファレンスクロックの入力があることを示す入力状態を示すときに、第1のデジタル制御電圧(Vcad)を第2のデジタル制御電圧(VD)として出力し、第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを予め定めた周期毎に演算して最新結果を格納しておく。
【0177】
このとき、第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)の演算は、次のように行う。すなわち、図10で示すように、第1のデジタル制御電圧(Vcad)の変動の幅が予め定めた値Dより小さくなることを示す周波数の引き込み過程が終了したときに、この変動の中心の値を第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)とし、その後、第1のデジタル制御電圧(Vcad)がこの平均値より大又は小になった後に小又は大になる毎に、第1のデジタル制御電圧(Vcad)がこの平均値より大又は小になった後に小又は大になるまでの第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均をこの平均値(REFVD)に置き換えて平均値(REFVD)を更新する。
【0178】
そして、断検出信号(MON)が前記リファレンスクロックの入力がないことを示す断状態を示すときから、格納しておいた第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)を予め定めた周期で作成しこの作成した第2のデジタル制御電圧(VD)を予め定めた周期で出力する。
【0179】
ここで、第3の実施の形態での演算部の概要動作の一例を示すフローチャートであるとともに第4の実施の形態での演算部の概要動作の一例を示すフローチャートである図15を参照して、第4の実施の形態での演算部161の動作の概要を説明する。
【0180】
ステップ101は、断検出回路5からの断検出信号(MON)が入力状態を示す信号か断状態を示す信号か調べ、断検出信号(MON)が入力状態を示す信号のときはステップ102へ進み、断検出信号(MON)が断状態を示す信号のときにはステップ104へ進む。
【0181】
ステップ102では、A/Dコンバータ6より入力する第1のデジタル制御電圧(Vcad)を第2のデジタル制御電圧(VD)としてD/Aコンバータ7に出力する。これにより、D/Aコンバータ7はこの第2のデジタル制御電圧(VD)を第3の制御電圧(Vcd)に変換しこの変換した第3の制御電圧(Vcd)を第2の制御電圧(Vc)として電圧制御部に出力する。
【0182】
ステップ103は、A/Dコンバータ6より入力する第1のデジタル制御電圧(Vca)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを演算し格納する。
【0183】
ステップ104では、D/Aコンバータ7への出力を、A/Dコンバータ6から入力した第1のデジタル制御電圧(Vcad)から演算部161内部で計算した第2のデジタル制御電圧(VD)へ切り替える。
【0184】
ステップ105は、ステップ103で格納しておいた第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)を作成し出力する。
【0185】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、外部からのリファレンスクロックの入力が断のときに、出力クロックを制御する制御用の電圧を、リファレンスクロックの入力が断になるまでの制御用の電圧より求めた演算値(例えば、平均値)を中心に振動させるようにしたため、リファレンスクロックが断状態のときに、リファレンスクロックが入力されている状態での制御用の電圧の変化を実現するので、リファレンスクロックが断のときでも、位相同期を保つための制御を持続することが可能になる。このため、リファレンスクロックの入力が断になったときにリファレンスクロックと出力クロックとの周波数にわずかな差があっても、その後、時間が経過後に、再びリファレンスクロックの入力が復帰したときに、リファレンスクロックの周波数からかけ離れた周波数の出力クロックが出力されず同期の具合が悪化しない。
【0186】
また、本発明によれば、外部からのリファレンスクロックの入力が断のときに、制御用の電圧をある中心値(演算値)を中心に振動させるようにしたが、この振動の中心値(演算値)を、外部からのリファレンスクロックの入力があるときの制御用の電圧の変動の幅が予め定めた値Dより小さくなることを示す周波数の引き込み過程が終了した後からの制御用の電圧より求めたので、電圧制御発振器に入力する制御電圧の制御誤差が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位相同期回路の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態及び第2の実施の形態での演算部の概要動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】リファレンスクロックが入力状態のときの各信号の関係の一例を示す図である。
【図4】リファレンスクロックが断状態のときの各信号の関係の一例を示す図である。
【図5】演算部で使用する変数の定義を説明する図である。
【図6】リファレンスクロックが入力状態のときの演算部の動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】リファレンスクロックが断状態のときの演算部の動作の一例を示すフローチャートである。
【図8】リファレンスクロックが断状態のときの第2のデジタル制御電圧の計算例を示す図である。
【図9】本発明の位相同期回路の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図10】リファレンスクロックが断状態のときの各信号の関係の一例を示す図である。
【図11】リファレンスクロックが入力状態のときの演算部の動作の一例を示すフローチャートである。
【図12】リファレンスクロックが断状態のときの演算部の動作の一例を示すフローチャートである。
【図13】リファレンスクロックが断状態のときの第2のデジタル制御電圧の計算例を示す図である。
【図14】本発明の位相同期回路の第3の実施の形態を示すブロック図である。
【図15】第3の実施の形態及び第4の実施の形態での演算部の概要動作の一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明の位相同期回路の第4の実施の形態を示すブロック図である。
【図17】従来の位相同期回路のブロック図である。
【図18】従来の技術の問題点を説明する図である。
【符号の説明】
1 位相比較器
2 ループフィルタ
3 電圧制御手段
4 電圧制御発振器
5 断検出回路
6 A/Dコンバータ
7 D/Aコンバータ
8 演算部
9 切り替え回路
10 電圧制御手段
11 演算部
12 アナログメモリ
13 切り替え回路
90 電圧制御手段
91 演算部
160 電圧制御手段
161 演算部
Claims (20)
- 出力クロックと外部から入力するリファレンスクロックとの位相を比較しこの比較結果に基づき制御用の電圧を変化させこの変化させた前記制御用の電圧に応じた前記出力クロックを出力して前記リファレンスクロックに前記出力クロックの位相を同期させるようにした位相同期方法において、
外部からの前記リファレンスクロックの入力が断のときに、前記制御用の電圧を、前記リファレンスクロックの入力が断になるまでの前記制御用の電圧より求めた演算値を中心に振動させるようにしたことを特徴とする位相同期方法。 - 前記リファレンスクロックの入力が断になるまでの前記制御用の電圧より求めた前記演算値を、前記リファレンスクロックの入力が断になるまでの前記制御用の電圧の平均値としたことを特徴とする請求項1記載の位相同期方法。
- 前記制御用の電圧の変動の幅が予め定めた値より小さくなることを示す周波数の引き込み過程が終了したときに、前記変動の中心の値を前記制御用の電圧の平均値とし、その後、前記制御用の電圧がこの平均値より大又は小になった後に小又は大になる毎に、前記制御用の電圧が前記平均値より大又は小になった後に小又は大になるまでの前記制御用の電圧の平均を前記平均値に置き換えて前記平均値を更新し、この平均値を前記リファレンスクロックの入力が断になるまでの前記制御用の電圧より求めた前記演算値としたことを特徴とする請求項1記載の位相同期方法。
- 外部からの前記リファレンスクロックの入力があるときに、前記制御用の電圧の前記平均値と、振動用パラメータとを演算しておき、前記リファレンスクロックの入力が断になってから、この演算した前記制御用の電圧の前記平均値と前記振動用パラメータとを使用して、前記制御用の電圧を、前記制御用の電圧の前記平均値を中心に振動させるようにしたことを特徴とする請求項2又は3記載の位相同期方法。
- 前記制御用の電圧を、前記制御用の電圧の前記平均値を中心に収束させながら振動させるようにしたことを特徴とする請求項2、3又は4記載の位相同期方法。
- 自位相同期回路が出力する出力クロックと外部から入力するリファレンスクロックとの位相を比較しこの比較結果に基づき制御用の電圧を変化させこの変化させた前記制御用の電圧に応じた前記出力クロックを出力して前記リファレンスクロックに前記出力クロックの位相を同期させる位相同期回路であって、
前記リファレンスクロックと前記出力クロックとを入力して位相を比較し位相差信号を出力する位相比較器と、
前記位相差信号を入力し予め出力していた第1の制御電圧を前記位相差信号に応じて処理しこの処理した前記第1の制御電圧を出力するループフィルタと、
前記ループフィルタが出力した前記第1の制御電圧を入力し、前記リファレンスクロックの入力があるときには、この第1の制御電圧を第2の制御電圧として出力し、前記リファレンスクロックの入力が断になってからは、前記第2の制御電圧を、前記リファレンスクロックの入力が断になるまでの前記第1の制御電圧より求めた演算値を中心に振動する波として出力する電圧制御手段と、
前記第2の制御電圧を入力しこの電圧値に応じた周波数の前記出力クロックを出力する電圧制御発振器と、
を備えたことを特徴とする位相同期回路。 - 前記電圧制御手段は、前記リファレンスクロックの入力が断になってからは、前記第2の制御電圧を、前記リファレンスクロックの入力が断になるまでの前記第1の制御電圧の平均値を中心に振動する波として出力するようにしたことを特徴とする請求項6記載の位相同期回路。
- 前記電圧制御手段は、前記第1の制御電圧の変動の幅が予め定めた値より小さくなることを示す周波数の引き込み過程が終了したときに、前記変動の中心の値を前記第1の制御電圧の平均値とし、その後、前記第1の制御電圧がこの平均値より大又は小になった後に小又は大になる毎に、前記第1の制御電圧が前記平均値より大又は小になった後に小又は大になるまでの前記第1の制御電圧の平均を前記平均値に置き換えて前記平均値を更新し、この平均値を前記リファレンスクロックの入力が断になるまでの前記第1の制御電圧より求めた前記演算値としたことを特徴とする請求項6記載の位相同期回路。
- 前記電圧制御手段は、前記リファレンスクロックの入力があるときに前記第1の制御電圧の前記平均値と振動用パラメータとを演算しておき、前記リファレンスクロックの入力が断になってから、この演算した前記第1の制御電圧の前記平均値と前記振動用パラメータとを使用して、前記第2の制御電圧を前記第1の制御電圧の前記平均値を中心に振動する波として出力するようにしたことを特徴とする請求項7又は8記載の位相同期回路。
- 前記振動用パラメータとは、前記第2の制御電圧の変化量(ΔV),前記第2の制御電圧の前記変化量の変化の量(ΔΔV),前記第2の制御電圧が前記第1の制御電圧の前記平均値より大になったときから小になるまでの前記ΔΔVの平均及び前記第2の制御電圧が前記第1の制御電圧の前記平均値より小になったときから大になるまでの前記ΔΔVの平均を含むことを特徴とする請求項9記載の位相同期回路。
- 前記電圧制御手段は、前記第2の制御電圧を前記第1の制御電圧の前記平均値を中心に収束させながら振動する波として出力するようにしたことを特徴とする請求項7、8、9又は10記載の位相同期回路。
- 自位相同期回路が出力する出力クロックと外部から入力するリファレンスクロックとの位相を比較しこの比較結果に基づき制御用の電圧を変化させこの変化させた前記制御用の電圧に応じた前記出力クロックを出力して前記リファレンスクロックに前記出力クロックの位相を同期させる位相同期回路であって、
前記リファレンスクロックと前記出力クロックとを入力して位相を比較し位相差信号を出力する位相比較器と、
前記位相差信号を入力し予め出力していた第1の制御電圧(Vca)を前記位相差信号に応じて処理しこの処理した前記第1の制御電圧(Vca)を出力するループフィルタと、
前記リファレンスクロックを入力し断検出信号を出力する断検出回路と、
前記ループフィルタが出力した前記第1の制御電圧(Vca)を入力しこの第1の制御電圧(Vca)を予め定めた周期で第1のデジタル制御電圧(Vcad)に変換し変換する毎に出力するA/Dコンバータと、
前記断検出回路が出力した前記断検出信号を受けるとともに、前記A/Dコンバータが出力した前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)を前記予め定めた周期毎に受け、前記断検出信号が前記リファレンスクロックの入力があることを示す入力状態を示すときに、第1の切り替え指示を示す切り替え信号を出力し、前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを前記予め定めた周期毎に演算して最新結果を格納しておき、前記断検出信号が前記リファレンスクロックの入力がないことを示す断状態を示すときから、第2の切り替え指示を示す前記切り替え信号を出力し、前記格納しておいた前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)の前記平均値(REFVD)と前記振動用パラメータとを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)を前記予め定めた周期で作成しこの作成した第2のデジタル制御電圧(VD)を前記予め定めた周期で出力する演算部と、
前記演算部が出力した前記第2のデジタル制御電圧(VD)を受けこの第2のデジタル制御電圧(VD)をアナログ電圧の第3の制御電圧(Vcd)に変換するD/Aコンバータと、
前記ループフィルタが出力した前記第1の制御電圧(Vca)と前記D/Aコンバータが出力した前記第3の制御電圧(Vcd)と前記演算部が出力した前記切り替え信号とを受け、前記切り替え信号が前記第1の切り替え指示を示すときに前記第1の制御電圧(Vca)を前記第2の制御信号(Vc)として出力し、前記切り替え信号が前記第2の切り替え指示を示すときに前記第3の制御電圧(Vcd)を前記第2の制御信号(Vc)として出力する切り替え回路と、
前記切り替え回路が出力した前記第2の制御電圧(Vc)を入力しこの第2の制御電圧(Vc)の示す電圧値に応じた周波数の前記出力クロックを出力する電圧制御発振器と、
を備えたことを特徴とする位相同期回路。 - 自位相同期回路が出力する出力クロックと外部から入力するリファレンスクロックとの位相を比較しこの比較結果に基づき制御用の電圧を変化させこの変化させた前記制御用の電圧に応じた前記出力クロックを出力して前記リファレンスクロックに前記出力クロックの位相を同期させる位相同期回路であって、
前記リファレンスクロックと前記出力クロックとを入力して位相を比較し位相差信号を出力する位相比較器と、
前記位相差信号を入力し予め出力していた第1の制御電圧(Vca)を前記位相差信号に応じて処理しこの処理した前記第1の制御電圧(Vca)を出力するループフィルタと、
前記リファレンスクロックを入力し断検出信号を出力する断検出回路と、
前記ループフィルタが出力した前記第1の制御電圧(Vca)を入力しこの第1の制御電圧(Vca)を予め定めた周期で第1のデジタル制御電圧(Vcad)に変換し変換する毎に出力するA/Dコンバータと、
前記断検出回路が出力した前記断検出信号を受けるとともに、前記A/Dコンバータが出力した前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)を前記予め定めた周期毎に受け、前記断検出信号が前記リファレンスクロックの入力があることを示す入力状態を示すときに、前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)を前記第2のデジタル制御電圧(VD)として出力し、前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)の平均値(REFVD)と振動用パラメータとを前記予め定めた周期毎に演算して最新結果を格納しておき、前記断検出信号が前記リファレンスクロックの入力がないことを示す断状態を示すときから、前記格納しておいた前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)の前記平均値(REFVD)と前記振動用パラメータとを使用して第2のデジタル制御電圧(VD)を前記予め定めた周期で作成しこの作成した第2のデジタル制御電圧(VD)を前記予め定めた周期で出力する演算部と、
前記演算部が出力した前記第2のデジタル制御電圧(VD)を受けこの第2のデジタル制御電圧(VD)をアナログ電圧の第3の制御電圧(Vcd)に変換し前記第2の制御電圧(Vc)として出力するD/Aコンバータと、
前記D/Aコンバータが出力した前記第2の制御電圧(Vc)を入力しこの第2の制御電圧(Vc)の示す電圧値に応じた周波数の前記出力クロックを出力する電圧制御発振器と、
を備えたことを特徴とする位相同期回路。 - 前記演算部は、前記第2のデジタル制御電圧(VD)を出力するときに、前記予め定めた周期で作成して出力する前記第2のデジタル制御電圧(VD)の各出力電圧値による外観を、前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)の前記平均値(REFVD)を中心に前記予め定めた周期より大きな周期の波として振動させて出力するようにしたことを特徴とする請求項12又は13記載の位相同期回路。
- 前記演算部は、前記第2のデジタル制御電圧(VD)を出力するときに、前記予め定めた周期より大きな周期の波として収束させながら振動させて出力するようにしたことを特徴とする請求項14記載の位相同期回路。
- 前記振動用パラメータとは、前記第2のデジタル制御電圧(VD)の変化量(ΔVD),この変化量(ΔVD)の変化量(ΔΔVD),前記第2のデジタル制御電圧(VD)が前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)の前記平均値より大になったときから小になるまでの前記ΔΔVDの平均(ΔΔVD_P)及び前記第2のデジタル制御電圧(VD)が前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)の前記平均値より小になったときから大になるまでの前記ΔΔVDの平均(ΔΔVD_M)を含むことを特徴とする請求項12又は13記載の位相同期回路。
- 前記演算部は、前記第2のデジタル制御電圧(VD)を出力するときに、この第2のデジタル制御電圧(VD)を前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)の前記平均値(REFVD)を中心に振動させるために、前記予め定めた周期で、前回出力した前記第2のデジタル制御電圧(VD)に前記格納した前記ΔVDと前記ΔΔVD_P又は前記ΔΔVD_Mを加えて新たな前記第2のデジタル制御電圧(VD)を作成し、この作成した新たな前記第2のデジタル制御電圧(VD)を今回出力するようにしたことを特徴とする請求項16記載の位相同期回路。
- 前記振動用パラメータは、前記ΔΔVD_Pの平均(AVE_P)及び前記ΔΔVD_Mの平均(AVE_M)含むことを特徴とする請求項16記載の位相同期回路。
- 前記演算部は、前記第2のデジタル制御電圧(VD)を出力するときに、この第2のデジタル制御電圧(VD)を前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)の前記平均値(REFVD)を中心に振動させるために、前記予め定めた周期で、前回出力した前記第2のデジタル制御電圧(VD)に前記格納した前記ΔVDと前記AVE_P又は前記AVE_Mを加えて新たな前記第2のデジタル制御電圧(VD)を作成し、この作成した新たな前記第2のデジタル制御電圧(VD)を今回出力するようにしたことを特徴とする請求項18記載の位相同期回路。
- 前記演算部は、前記予め定めた周期で、前記ΔΔVD_Pと前記ΔΔVD_Mとに係数k(0<k<1)を掛けて新たな前記ΔΔVD_Pと前記ΔΔVD_Mとにすることにより、前記第2のデジタル制御電圧(VD)を前記第1のデジタル制御電圧(Vcad)の前記平均値(REFVD)を中心に収束させて振動させるようにしたことを特徴とする請求項17又は19記載の位相同期回路。
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010193337A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Furuno Electric Co Ltd | 基準信号発生装置 |
| JP2010273299A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Furuno Electric Co Ltd | 基準周波数発生装置 |
-
2003
- 2003-01-28 JP JP2003018844A patent/JP2004088721A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
| JP2010193337A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Furuno Electric Co Ltd | 基準信号発生装置 |
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