JP2004088319A - 遅延素子回路、電圧制御発振回路、および電圧制御遅延線回路 - Google Patents

遅延素子回路、電圧制御発振回路、および電圧制御遅延線回路 Download PDF

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Abstract

【課題】電源電圧の変動の影響を受けにくい遅延素子回路を提供する。
【解決手段】本発明の遅延素子回路20Aは、ほぼ一定の電流を流すための電位を与えるバイアス信号を入力とするpチャネルMOSトランジスタ21と、ほぼ一定の電流を流すための電位を与えるバイアス信号を入力とするnチャネルMOSトランジスタ22と、pチャネルMOSトランジスタ21を介して電源に接続され、nチャネルMOSトランジスタ22を介して接地されており、入力信号のレベルを反転するインバータ回路23と、pチャネルMOSトランジスタ21とインバータ回路23との相互接続ノードと、nチャネルMOSトランジスタ22とインバータ回路23との相互接続ノードとに接続された抵抗素子24とを含んでなる。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路における電圧制御発振回路、特に、電圧制御発振回路に用いる遅延素子回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的な電圧制御発振回路(以下、「VCO回路」という)は、入力電圧に応じてバイアス電位を生成するバイアス電位生成回路、およびバイアス電位に応じて遅延時間が変化する遅延素子により構成される。また、遅延素子は定電流源回路とインバータ回路とからなる。
【0003】
以下に、従来のVCO回路について図面を参照しながら説明する。
【0004】
図9は従来のVCO回路を説明するための図である。
【0005】
図9において、VINは入力端子、FOは出力端子、10はバイアス電位生成回路、11はVDD側定電流源バイアス、12はGND側定電流源バイアス、20は遅延素子、21はVDD側定電流源、22はGND側定電流源、23はインバータ回路、30はレベルシフト回路である。
【0006】
また、図10は上記図9に示した遅延素子20におけるインバータ回路23を具体的に示した図である。図10において、41は遅延素子の入力、42は遅延素子の出力、43はVDD側定電流源出力ノード、44はGND側定電流源出力ノードである。
【0007】
バイアス電位生成回路10は、入力端子VINに入力される電位に応じて、VDD側定電流源21、GND側定電流源22に一定の電流を流すためのバイアス電位を生成する。入力端子VINの電位が低いときは、VDD側定電流源21およびGND側定電流源22を流れる電流値は小さく、入力端子VINの電位が高いときは、VDD側定電流源21およびGND側定電流源22を流れる電流値は大きくなる。
【0008】
VDD側定電流源21およびGND側定電流源22を流れる電流が小さいときは、インバータ回路23の信号伝達速度が遅くなるので、遅延素子20の遅延時間は長い。そのため、VCO回路が発振するクロック周波数は低い。
【0009】
VDD側定電流源21およびGND側定電流源22を流れる電流が大きくなるにつれて、インバータ回路23の信号伝達速度が速くなるので、遅延素子20の遅延時間は短くなる。そのため、VCO回路が発振するクロック周波数は高くなっていく。
【0010】
また、遅延素子20の発振振幅は電源電圧(VDD)−接地電圧(GND)間をフルスイングしないので、フルスイングするようにレベルシフト回路30を遅延素子20の出力42に接続している。
【0011】
次に、遅延素子20の動作を説明する。例えば、遅延素子20が遅延素子の入力41にLレベルの信号を受け、遅延素子の出力42からHレベルの信号を出力している場合を考える。遅延素子20の出力電位がHレベルであるので、VDD側定電流源21の出力電位と遅延素子20の出力電位とに電位差がないため、VDD側出力電流源21には電流が流れない。また、インバータ回路23によって電流パスが切断されているため、GND側定電流源22には電流が流れない。
【0012】
逆に、遅延素子20が遅延素子の入力41にHレベルの信号を受け、遅延素子の出力42からLレベルの信号を出力している場合を考える。遅延素子20の出力電位がLレベルであるので、GND側定電流源22の出力電位と遅延素子20の出力電位とに電位差がないため、GND側定電流源22には電流が流れない。また、インバータ回路23によって電流パスが切断されているため、VDD側定電流源22の電流には電流が流れない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記の通り、従来の遅延素子20において、VDD側定電流源21、GND側定電流源22に定電流が流れるのは遅延素子20の信号のレベルが変化する僅かな間だけである。遅延素子20の遅延時間は、VDD側定電流源21またはGND側定電流源22の定電流値と、VDD側定電流源出力ノード43およびGND側定電流源出力ノード44の電位で決まるインバータ回路23の信号振幅と、インバータ回路23の入力容量や寄生容量とで決まる。VDD側定電流源21およびGND側定電流源22に定電流が流れていないとき、VDD側定電流源出力ノード43およびGND側定電流源出力ノード44の電位は、電源電圧(VDD)または接地電圧(GND)となる。そのため、遅延素子20の遅延時間は、入力端子VINが同じ電位を受けていても、電源電圧の変動によってその遅延時間が変化する。その結果、VCO回路の発振周波数が電源電圧VDDの影響を受ける。
【0014】
そこで、本発明の目的は、電源電圧の変動の影響を受けにくい遅延素子回路、VCO回路を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、第1に、請求項1の発明は、ほぼ一定の電流を流すための電位を与える第1のバイアス信号を入力とする第1の電流制御素子と、ほぼ一定の電流を流すための電位を与える第2のバイアス信号を入力とする第2の電流制御素子と、前記第1の電流制御素子を介して電源に接続され、前記第2の電流制御素子を介して接地されており、入力信号のレベルを反転して出力するインバータ回路と、前記第1の電流制御素子と前記インバータ回路との相互接続ノードと、前記第2の電流制御素子と前記インバータ回路との相互接続ノードとに接続された抵抗性を有する素子とを含んでなるものである。
【0016】
請求項1の発明によると、第1の電流制御素子と第2の電流制御素子とにほぼ一定の電流が流れる。そのため、電源電圧の変動の影響を受けにくい遅延素子回路を提供できる。
【0017】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の遅延素子回路において、前記抵抗性を有する素子は、ゲートとドレインとが接続されたnチャネルMOSトランジスタであるものとする。
【0018】
また、請求項3の発明は、請求項1に記載の遅延素子回路において、前記抵抗性を有する素子は、ゲートとドレインとが接続されたpチャネルMOSトランジスタであるものとする。
【0019】
また、請求項4の発明は、請求項1に記載の遅延素子回路において、前記抵抗性を有する素子は、入力された信号に応じて、その抵抗値を変化させるものであるものとする。
【0020】
請求項4の発明によると、本遅延素子回路を用いた電圧制御発振回路や電圧制御遅延線回路において高いゲインを保持することができる。
【0021】
また、請求項5の発明は、請求項1に記載の遅延素子回路において、前記抵抗性を有する素子は、直列に接続された第1の抵抗と第2の抵抗とを含んでなるものであり、前記第1の抵抗は前記第1の電流制御素子と接続され、前記第2の抵抗は前記第2の電流制御素子と接続されており、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との相互接続ノードには、ほぼ一定の電位が入力されるものであるものとする。
【0022】
請求項5の発明によると、本遅延素子回路を用いた電圧制御発振回路や電圧制御遅延線回路において後段に備えるレベルシフト回路の回路規模を削減できる。
【0023】
上記課題を解決するために、第2に、請求項6の発明は、バイアス電位生成回路と、前段の出力が次段の入力となるようにループ状に接続された奇数個の遅延素子回路とを備え、前記バイアス電位生成回路は、入力される制御電圧に応じて、ほぼ一定の電流を流すための電位を与える第1のバイアス信号と、ほぼ一定の電流を流すための電位を与える第2のバイアス信号とを生成するものであり、前記遅延素子回路は、各々、前記第1のバイアス信号を入力とする第1の電流制御素子と、前記第2のバイアス信号を入力とする第2の電流制御素子と、前記第1の電流制御素子を介して電源に接続され、前記第2の電流制御素子を介して接地されており、入力信号のレベルを反転して出力するインバータ回路と、前記第1の電流制御素子と前記インバータ回路との相互接続ノードと、前記第2の電流制御素子と前記インバータ回路との相互接続ノードとに接続された抵抗性を有する素子とを含んでなるものであるものである。
【0024】
請求項6の発明によると、電源電圧の変動の影響を受けにくい遅延素子回路を備えたため、発振周波数が電源電圧の変動の影響を受けにくい電圧制御発振回路を提供できる。
【0025】
また、請求項7の発明は、請求項6に記載の電圧制御発振回路において、前記遅延素子回路における前記抵抗性を有する素子は、ゲートとドレインとが接続されたnチャネルMOSトランジスタであるものとする。
【0026】
また、請求項8の発明は、請求項6に記載の電圧制御発振回路において、前記遅延素子回路における前記抵抗性を有する素子は、ゲートとドレインとが接続されたpチャネルMOSトランジスタであるものとする。
【0027】
また、請求項9の発明は、請求項6に記載の電圧制御発振回路において、前記制御電圧に応じた信号を出力するバイアス電位変更回路をさらに備え、前記遅延素子回路における前記抵抗性を有する素子は、前記バイアス電位生成回路から出力される信号に応じて、その抵抗値を変化させるものであるものとする。
【0028】
請求項9の発明によると、高いゲインを保持することができる。
【0029】
また、請求項10の発明は、請求項6に記載の電圧制御発振回路において、前記抵抗性を有する素子は、直列に接続された第1の抵抗と第2の抵抗とを含んでなるものであり、前記第1の抵抗は前記第1の電流制御素子と接続され、前記第2の抵抗は前記第2の電流制御素子と接続されており、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との相互接続ノードには、ほぼ一定の電位が入力されるものであるものとする。
【0030】
請求項10の発明によると、後段に備えるレベルシフト回路の回路規模を削減できる。
【0031】
上記課題を解決するために、第3に、請求項11の発明は、バイアス電位生成回路と、前段の出力が次段の入力となるように接続された複数個の遅延素子回路とを備え、前記バイアス電位生成回路は、入力される制御電圧に応じて、ほぼ一定の電流を流すための電位を与える第1のバイアス信号と、ほぼ一定の電流を流すための電位を与える第2のバイアス信号とを生成するものであり、前記遅延素子回路は、各々、前記第1のバイアス信号を入力とする第1の電流制御素子と、前記第2のバイアス信号を入力とする第2の電流制御素子と、前記第1の電流制御素子を介して電源に接続され、前記第2の電流制御素子を介して接地されており、入力信号のレベルを反転して出力するインバータ回路と、前記第1の電流制御素子と前記インバータ回路との相互接続ノードと、前記第2の電流制御素子と前記インバータ回路との相互接続ノードとに接続された抵抗性を有する素子とを含んでなるものである。
【0032】
請求項11の発明によると、電源電圧の変動の影響を受けにくい遅延素子回路を備えたため、遅延時間が電源電圧の変動の影響を受けにくい電圧制御遅延線回路を提供できる。
【0033】
また、請求項12の発明は、請求項10に記載の電圧制御遅延線回路において、前記遅延素子回路における前記抵抗性を有する素子は、ゲートとドレインとが接続されたnチャネルMOSトランジスタであるものとする。
【0034】
また、請求項13の発明は、請求項10に記載の電圧制御遅延線回路において、前記遅延素子回路における前記抵抗性を有する素子は、ゲートとドレインとが接続されたpチャネルMOSトランジスタであるものとする。
【0035】
また、請求項14の発明は、請求項10に記載の電圧制御遅延線回路において、前記制御電圧に応じた信号を出力するバイアス電位変更回路をさらに備え、前記遅延素子回路における前記抵抗性を有する素子は、前記バイアス電位生成回路から出力される信号に応じて、その抵抗値を変化させるものであるものとする。
【0036】
請求項14の発明によると、高いゲインを保持することができる。
【0037】
また、請求項15の発明は、請求項10に記載の電圧制御遅延線回路において、前記抵抗性を有する素子は、直列に接続された第1の抵抗と第2の抵抗とを含んでなるものであり、前記第1の抵抗は前記第1の電流制御素子と接続され、前記第2の抵抗は前記第2の電流制御素子と接続されており、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との相互接続ノードには、ほぼ一定の電位が入力されるものであるものとする。
【0038】
請求項15の発明によると、後段に備えるレベルシフト回路の回路規模を削減できる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下で参照する図面相互間において同一または相当する部分については、同一の符号を用い、その詳細な説明は繰り返さない。
【0040】
図1は本発明の一実施形態におけるVCO回路を説明するための構成例を示す図である。
【0041】
図1において、VINは入力端子、FOは出力端子、10はバイアス電位生成回路、11は電源電圧VDD側の定電流源バイアス(第1のバイアス信号に対応する)、12は接地電圧GND側の定電流源バイアス(第2のバイアス信号に対応する)、20Aは遅延素子(遅延素子回路に対応する)、21は電源電圧VDD側の定電流源としてのpチャネルMOSトランジスタ、22は接地電圧GND側の定電流源としてのnチャネルMOSトランジスタ、23はインバータ回路、24は抵抗素子、30はレベルシフト回路である。
【0042】
また、図2は上記図1に示した遅延素子20Aにおけるインバータ回路23を具体的に示した図である。図2において、41は遅延素子の入力、42は遅延素子の出力、43はVDD側定電流源出力ノード、44はGND側定電流源出力ノードである。
【0043】
バイアス電位生成回路10は、nチャネルMOSトランジスタ10aおよび10bと、pチャネルMOSトランジスタ10cおよび10dとを有している。nチャネルMOSトランジスタ10aはゲートに入力端子VINからの制御電圧を受ける。その制御電圧に応じて、pチャネルMOSトランジスタ10cは電源電圧VDD側の定電流源バイアス11を生成し、nチャネルMOSトランジスタ10bは接地電圧GND側の定電流源バイアス12を生成する。なお、図示の通り、nチャネルMOSトランジスタ10aとnチャネルMOSトランジスタ10bとはカレントミラー回路を構成し、pチャネルMOSトランジスタ10cとpチャネルMOSトランジスタ10dとはカレントミラー回路を構成するように接続されている。
【0044】
遅延素子20Aは、電源電圧VDD側の定電流源バイアス11を受けるpチャネルMOSトランジスタ21(第1の電流制御素子に対応する)と、接地電圧GND側の定電流源バイアス12を受けるnチャネルMOSトランジスタ22(第2の電流制御素子に対応する)と、インバータ回路23と、抵抗素子24とを有している。また、遅延素子20Aは奇数個あり、図示の通り、前段の出力が後段の入力となるようにリング状に接続されている。また、抵抗素子24は、pチャネルMOSトランジスタ21とインバータ回路23とが相互に接続されたノード(相互接続ノード)と、nチャネルMOSトランジスタ22とインバータ回路23とが相互に接続されたノード(相互接続ノード)とに接続されている。また、pチャネルMOSトランジスタ21はバイアス電位生成回路10のpチャネルMOSトランジスタ10cとカレントミラー回路を構成し、nチャネルMOSトランジスタ22はバイアス電位生成回路10のnチャネルMOSトランジスタ10bとカレントミラー回路を構成するように接続されている。
【0045】
以下、図1に示すVCO回路の動作について、上記図9で説明した従来のVCO回路の動作と相違する点を中心に説明する。
【0046】
遅延素子20Aが遅延素子の入力41にLレベルの信号を受け、遅延素子の出力42からHレベルの信号を出力するときを考える。このとき、電源電圧VDD側の定電流源としてのpチャネルMOSトランジスタ21は、遅延素子20Aの出力電位がHレベルになるまで遅延素子20Aの出力に定電流を流し、遅延素子20Aの出力電位がHレベルになると抵抗素子24に電流を流す。また、接地電圧GND側の定電流源としてのnチャネルMOSトランジスタ22の電流は、インバータ回路23によって遅延素子20Aの出力とは切断されているが、抵抗素子24とは接続されているため、電流が流れ込んで定電流源として動作する。
【0047】
一方、遅延素子20Aの入力がHレベルの信号を受け、Lレベルの信号を出力するときを考える。このとき、接地電圧GND側の定電流源としてのnチャネルMOSトランジスタ22は、遅延素子20Aの出力電位がLレベルになるまで遅延素子20Aの出力から定電流を引き込み、遅延素子20Aの出力電位がLレベルになると抵抗素子24から定電流を引き込む。また、電源電圧VDD側の定電流源としてのpチャネルMOSトランジスタ22の電流は、インバータ回路23によって遅延素子20Aの出力とは切断されているが、抵抗素子24とは接続されているため、定電流が流れるので、定電流源として動作する。
【0048】
なお、過度状態を考えると、出力がHレベルからLレベルに変化しているとき、電源電圧VDD側の定電流源としてのpチャネルMOSトランジスタ21は定電流源として動作していないが、その時間は僅かである。
【0049】
このように、pチャネルMOSトランジスタ21から抵抗素子24を介してnチャネルMOSトランジスタ22へという電流パスができ、pチャネルMOSトランジスタ21、nチャネルMOSトランジスタ22ともに定電流源として動作する。このとき、インバータ回路23と電源、インバータ回路23とグラウンドのインピーダンスは大きいので、遅延素子20は、電源電圧、接地電圧の揺れの影響を受けにくくなる。その結果、VCO回路の発振周波数は電源電圧の変動の影響を受けにくくなる。
【0050】
以下に、本発明の本実施形態の変形例について説明する。
【0051】
<変形例1>
図3は本実施形態の1つ目の変形例におけるVCO回路を説明するための図である。
【0052】
図3に示すVCO回路は、図1に示した抵抗素子24の代わりにnチャネルMOSトランジスタ25を使用している点で、図1に示したVCO回路と相違する。その他は図1と同様である。なお、nチャネルMOSトランジスタ25は、そのゲートとドレインが接続されている。
【0053】
これにより、図3に示すVCO回路は、上記図1で説明したVCO回路の動作と同様の動作を行うことが可能であり、電源電圧VDD側の定電流源としてのpチャネルMOSトランジスタ21、接地電圧GND側の定電流源としてのnチャネルMOSトランジスタ22ともに定電流源として動作するため、遅延素子20Bは、電源電圧、接地電圧の揺れの影響を受けにくい。その結果、VCO回路の発振周波数は電源電圧の変動の影響を受けにくい。
【0054】
なお、nチャネルMOSトランジスタ25のゲート電位はドレイン電位と同一とし、さらに、W/L比を十分に小さくする必要がある。
【0055】
<変形例2>
図4は本実施形態の2つ目の変形例におけるVCO回路を説明するための図である。
【0056】
図4に示すVCO回路は、図1に示した抵抗素子24の代わりにpチャネルMOSトランジスタ26を使用している点で、図1に示したVCO回路と相違する。その他は図1と同様である。なお、pチャネルMOSトランジスタ26は、そのゲートとドレインが接続されている。
【0057】
これにより、図4に示すVCO回路は、上記図1で説明したVCO回路の動作と同様の動作を行うことが可能であり、電源電圧VDD側の定電流源としてのpチャネルMOSトランジスタ21、接地電圧GND側の定電流源としてのnチャネルMOSトランジスタ22ともに定電流源として動作するため、遅延素子20Cは、電源電圧、接地電圧の揺れの影響を受けにくい。その結果、VCO回路の発振周波数は電源電圧の変動の影響を受けない。
【0058】
なお、pチャネルMOSトランジスタ26のゲート電位はドレイン電位と同一とし、さらに、W/L比を十分に小さくする必要がある。
【0059】
<変形例3>
図5は本実施形態の3つ目の変形例におけるVCO回路を説明するための図である。
【0060】
図5に示すVCO回路は、図1に示した抵抗素子24の代わりにMOSトランジスタ27を備えており、さらにバイアス電位変更回路50を新たに備えている点で図1に示したVCO回路と相違し、その他は図1と同様である。
【0061】
なお、MOSトランジスタ27は、W/L比を十分に小さくする必要があり、そのゲート電位はバイアス電位変更回路50の出力端子に接続されている。
【0062】
これにより、図5に示すVCO回路は、上記図1で説明したVCO回路の動作と同様の動作を行うことが可能である。
【0063】
遅延素子20Dの遅延時間は、電源電圧VDD側の定電流源としてのpチャネルMOSトランジスタ21または接地電圧GND側の定電流源としてのnチャネルMOSトランジスタ22に流れる定電流値と、電源電圧VDD側定電流源出力ノード43および接地電圧GND側定電流源出力ノード44の電位で決まるインバータ回路23の信号振幅と、インバータ回路23の入力容量や寄生容量とによって決まる。VCO回路の発振周波数は遅延素子20Dの遅延時間により決まる。
【0064】
図1で説明したVCO回路は、入力端子VINの電位が上がり、pチャネルMOSトランジスタ21またはnチャネルMOSトランジスタ22に流れる定電流値が大きくなると、抵抗素子24に流れる電流も増加する。このため、電源電圧VDD側定電流源出力ノード43と接地電圧GND側定電流源出力ノード44の電位差が大きくなるので、インバータ回路23の信号振幅が大きくなる。したがって、入力端子VINの電位を上げてもVCO回路の発振周波数が高くならない。この場合、意図的にVCO回路のゲインを小さく抑えたい場合には都合が良いが、通常の場合では都合が悪い。そのため、入力端子VINの電位に応じて抵抗値を可変にできるように、以下で述べるバイアス電位変更回路50を設けている。
【0065】
バイアス電位変更回路50は、入力端子VINの電位が低いときはMOSトランジスタ27のソース・ドレイン抵抗値が比較的大きくなるように、また入力端子VINの電位が高くなるとMOSトランジスタ27のソース・ドレイン抵抗値が小さくなるようにバイアス電位を生成する。
【0066】
これにより、入力端子VINの電位が高くなり、電源電圧VDD側の定電流源としてのpチャネルMOSトランジスタ21および接地電圧GND側の定電流源としてのnチャネルMOSトランジスタ22の定電流値が大きくなっても、電源電圧VDD側定電流源出力ノード43と接地電圧GND側定電流源出力ノード44との電位差が大きくなることをなくし、VCO回路のゲインを高く保つことができる。
【0067】
<変形例4>
図6は本実施形態の4つ目の変形例におけるVCO回路を説明するための図である。
【0068】
図6に示すVCO回路は、図1に示した抵抗素子24の代わりに抵抗素子28を備えており、さらにバイアス電位生成回路51を新たに備えている点で図1に示したVCO回路と相違し、その他は図1と同様である。
【0069】
図7は、抵抗素子28を具体的に示した図である。
【0070】
図7に示すように、抵抗素子28は、第1の抵抗素子28a(第1の抵抗(R1)に対応する)と第2の抵抗素子28b(第2の抵抗(R2)に対応する)とを有してなる。そして、図7において、281は第1の抵抗素子28aの第1の端子、282は第2の抵抗素子28bの第2の端子、283は第1の抵抗素子28aと第2の抵抗素子28bとの相互接続点に接続されたの第3の端子である。また、第1の端子281は電源電圧VDD側定電流源出力ノード43に、第2の端子282は接地電圧GND側定電流源出力ノード44に、第3の端子283はバイアス電位生成回路51に接続されている。
【0071】
これにより、図6に示すVCO回路は、上記図1で説明したVCO回路の動作と同様の動作を行うことが可能である。
【0072】
図1に示したVCO回路の場合、インバータ回路23の信号振幅は、VDD側定電流源出力ノード43の電位とGND側定電流源出力ノード44との電位の間の振幅になるが、その電位は、電源電圧VDDと接地電圧GNDとの間のどの電位に存在するか明確にならない。そのため、後段のレベルシフト回路30が複雑な回路構成となってしまう。
【0073】
図6に示したVCO回路では、抵抗素子28の第3の端子283はバイアス生成回路51に接続されており、バイアス電位生成回路51から所定の電位を入力する。そのため、第1の端子281、第2の端子282の電位は流れる電流量によって固定される。すなわち、電源電圧VDD側定電流源出力ノード43の電位は、(バイアス電位+電源電圧VDD側定電流源電流値×R1)となり、また接地電圧GND側定電流源出力ノード44の電位は、(バイアス電位−接地電圧GND側定電流源電流値×R2)となり、インバータ回路23の信号レベルが固定される。
【0074】
このように、電源電圧VDD側定電流源出力ノード43と接地電圧GND側定電流源出力ノード44の電位がバイアス電位を中心に確定するため、後段に設けたレベルシフト回路30は簡易な構成で足りるので、回路規模を削減することができる。
【0075】
<VCDLへの適用例>
以上のように、本実施形態では、VCO回路を用いて述べたが、図7に示すように、遅延素子20Fとして上記した遅延素子20A〜20Eを、遅延調整などに使用される電圧制御遅延線回路(VCDL回路)にも同様に適用可能であり、上記と同様の効果が得られる。
【0076】
【発明の効果】
上記のように、本発明によると、電源電圧の変動の影響を受けにくい遅延素子回路を提供できる。また、電源電圧の変動の影響を受けにくい遅延素子をVCO回路やVCDL回路に適用することにより、発振周波数や遅延時間が電源電圧の影響を受けにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるVCO回路を説明するための図である。
【図2】一実施形態の遅延素子の具体的な構成例を示す図である。
【図3】一実施形態の1つ目の変形例におけるVCO回路を説明するための図である。
【図4】一実施形態の2つ目の変形例におけるVCO回路を説明するための図である。
【図5】一実施形態の3つ目の変形例におけるVCO回路を説明するための図である。
【図6】一実施形態の4つ目の変形例におけるVCO回路を説明するための図である。
【図7】4つ目の変形例の抵抗性を有する素子の具体的な構成例を示す図である。
【図8】VCDL回路への適用例を示す図である。
【図9】従来のVCO回路を説明するための図である。
【図10】従来の遅延素子の具体的な構成例を示す図である。
【符号の説明】
VIN 入力端子
FO  出力端子
DIN データ入力端子
DO  出力端子
10  バイアス電位生成回路
11  電源電圧VDD側定電流源バイアス(第1のバイアス信号)
12  接地電圧GND側定電流源バイアス(第2のバイアス信号)
20A、20B、20C、20D、20E、20F  遅延素子(遅延素子回路)
21  pチャネルMOSトランジスタ(第1の電流制御素子)
22  nチャネルMOSトランジスタ(第2の電流制御素子)
23  インバータ回路
24  抵抗素子(抵抗性を有する素子)
25  nチャネルMOSトランジスタ
26  pチャネルMOSトランジスタ
27  MOSトランジスタ
28  抵抗素子
28a 第1の抵抗素子(第1の抵抗)
28b 第2の抵抗素子(第2の抵抗)
30  レベルシフト回路
43  電源電圧VDD側定電流源出力ノード
44  接地電圧GND側定電流源出力ノード
50  バイアス電位変更回路
51  バイアス電位生成回路

Claims (15)

  1. ほぼ一定の電流を流すための電位を与える第1のバイアス信号を入力とする第1の電流制御素子と、
    ほぼ一定の電流を流すための電位を与える第2のバイアス信号を入力とする第2の電流制御素子と、
    前記第1の電流制御素子を介して電源に接続され、前記第2の電流制御素子を介して接地されており、入力信号のレベルを反転して出力するインバータ回路と、
    前記第1の電流制御素子と前記インバータ回路との相互接続ノードと、前記第2の電流制御素子と前記インバータ回路との相互接続ノードとに接続された抵抗性を有する素子とを含んでなる
    ことを特徴とする遅延素子回路。
  2. 請求項1に記載の遅延素子回路において、
    前記抵抗性を有する素子は、ゲートとドレインとが接続されたnチャネルMOSトランジスタである
    ことを特徴とする遅延素子回路。
  3. 請求項1に記載の遅延素子回路において、
    前記抵抗性を有する素子は、ゲートとドレインとが接続されたpチャネルMOSトランジスタである
    ことを特徴とする遅延素子回路。
  4. 請求項1に記載の遅延素子回路において、
    前記抵抗性を有する素子は、入力された信号に応じて、その抵抗値を変化させるものである
    ことを特徴とする遅延素子回路。
  5. 請求項1に記載の遅延素子回路において、
    前記抵抗性を有する素子は、直列に接続された第1の抵抗と第2の抵抗とを含んでなるものであり、
    前記第1の抵抗は前記第1の電流制御素子と接続され、前記第2の抵抗は前記第2の電流制御素子と接続されており、
    前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との相互接続ノードには、ほぼ一定の電位が入力されるものである
    ことを特徴とする遅延素子回路。
  6. バイアス電位生成回路と、
    前段の出力が次段の入力となるようにループ状に接続された奇数個の遅延素子回路とを備え、
    前記バイアス電位生成回路は、
    入力される制御電圧に応じて、ほぼ一定の電流を流すための電位を与える第1のバイアス信号と、ほぼ一定の電流を流すための電位を与える第2のバイアス信号とを生成するものであり、
    前記遅延素子回路は、各々、
    前記第1のバイアス信号を入力とする第1の電流制御素子と、
    前記第2のバイアス信号を入力とする第2の電流制御素子と、
    前記第1の電流制御素子を介して電源に接続され、前記第2の電流制御素子を介して接地されており、入力信号のレベルを反転して出力するインバータ回路と、
    前記第1の電流制御素子と前記インバータ回路との相互接続ノードと、前記第2の電流制御素子と前記インバータ回路との相互接続ノードとに接続された抵抗性を有する素子とを含んでなるものである
    ことを特徴とする電圧制御発振回路。
  7. 請求項6に記載の電圧制御発振回路において、
    前記遅延素子回路における前記抵抗性を有する素子は、ゲートとドレインとが接続されたnチャネルMOSトランジスタである
    ことを特徴とする電圧制御発振回路。
  8. 請求項6に記載の電圧制御発振回路において、
    前記遅延素子回路における前記抵抗性を有する素子は、ゲートとドレインとが接続されたpチャネルMOSトランジスタである
    ことを特徴とする電圧制御発振回路。
  9. 請求項6に記載の電圧制御発振回路において、
    前記制御電圧に応じた信号を出力するバイアス電位変更回路をさらに備え、
    前記遅延素子回路における前記抵抗性を有する素子は、前記バイアス電位生成回路から出力される信号に応じて、その抵抗値を変化させるものである
    ことを特徴とする電圧制御発振回路。
  10. 請求項6に記載の電圧制御発振回路において、
    前記抵抗性を有する素子は、直列に接続された第1の抵抗と第2の抵抗とを含んでなるものであり、
    前記第1の抵抗は前記第1の電流制御素子と接続され、前記第2の抵抗は前記第2の電流制御素子と接続されており、
    前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との相互接続ノードには、ほぼ一定の電位が入力されるものである
    ことを特徴とする電圧制御発振回路。
  11. バイアス電位生成回路と、
    前段の出力が次段の入力となるように接続された複数個の遅延素子回路とを備え、
    前記バイアス電位生成回路は、
    入力される制御電圧に応じて、ほぼ一定の電流を流すための電位を与える第1のバイアス信号と、ほぼ一定の電流を流すための電位を与える第2のバイアス信号とを生成するものであり、
    前記遅延素子回路は、各々、
    前記第1のバイアス信号を入力とする第1の電流制御素子と、
    前記第2のバイアス信号を入力とする第2の電流制御素子と、
    前記第1の電流制御素子を介して電源に接続され、前記第2の電流制御素子を介して接地されており、入力信号のレベルを反転して出力するインバータ回路と、
    前記第1の電流制御素子と前記インバータ回路との相互接続ノードと、前記第2の電流制御素子と前記インバータ回路との相互接続ノードとに接続された抵抗性を有する素子とを含んでなるものである
    ことを特徴とする電圧制御遅延線回路。
  12. 請求項10に記載の電圧制御遅延線回路において、
    前記遅延素子回路における前記抵抗性を有する素子は、ゲートとドレインとが接続されたnチャネルMOSトランジスタである
    ことを特徴とする電圧制御遅延線回路。
  13. 請求項10に記載の電圧制御遅延線回路において、
    前記遅延素子回路における前記抵抗性を有する素子は、ゲートとドレインとが接続されたpチャネルMOSトランジスタである
    ことを特徴とする電圧制御遅延線回路。
  14. 請求項10に記載の電圧制御遅延線回路において、
    前記制御電圧に応じた信号を出力するバイアス電位変更回路をさらに備え、
    前記遅延素子回路における前記抵抗性を有する素子は、前記バイアス電位生成回路から出力される信号に応じて、その抵抗値を変化させるものである
    ことを特徴とする電圧制御遅延線回路。
  15. 請求項10に記載の電圧制御遅延線回路において、
    前記抵抗性を有する素子は、直列に接続された第1の抵抗と第2の抵抗とを含んでなるものであり、
    前記第1の抵抗は前記第1の電流制御素子と接続され、前記第2の抵抗は前記第2の電流制御素子と接続されており、
    前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との相互接続ノードには、ほぼ一定の電位が入力されるものである
    ことを特徴とする電圧制御遅延線回路。
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