JP2006340096A - 電圧電流変換回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】
消費電流が削減され、レイアウト面積が減少する電圧電流変換回路を提供する。
【解決手段】
ゲートを入力端に接続し、ソースを抵抗R1を介して電源VDDに接続するPchMOSトランジスタMP0と、ゲートを入力端に接続し、ソースを抵抗R2を介して接地するNchMOSトランジスタMN0と、PchMOSトランジスタMP0およびNchMOSトランジスタMN0のドレインを共通とするノードN0に接続する電流源と、を備える。また、ノードN0に、電流ミラー回路(MN1、MN7)をさらに接続し、電流ミラー回路から出力される電流をバイアス電流とする差動増幅器(MN8、MN9)を備える。このような電圧電流変換回路は、入力端に与えられる電圧によって差動増幅器におけるバイアス電流が変化して差動増幅器の遅延時間が変化するので、差動増幅器を多段にリング状に接続することで電圧制御発振器を構成することが可能である。
【選択図】
図1

Description

本発明は、電圧電流変換回路に関し、特に、可変遅延回路の制御回路や、PLL(Phase Locked Loop)の電圧制御発振器(VCO、Voltage Controlled Oscillator)に好適な電圧電流変換回路に関する。
近年、ネットワークの多様化に伴い、ATM(Asynchronous Transfer Mode)が多用され、ATMの高速化が進展している。このようなATMでは、高速で感度の高いPLLが必要とされ、これに見合うような電圧電流変換回路が、特許文献1および非特許文献1に開示されている。図7に非特許文献1に記載されている電圧電流変換回路の回路図を示す。電圧電流変換回路は、バイアス生成部100と、遅延セル部(Delay Cell)101とから構成され、バイアス生成部100は、入力端子INに与えられる電圧に応じたバイアス電圧を遅延セル部101に与える。遅延セル部101は、入力端子I+、I−に入力される信号に対し、バイアス電圧に対応する遅延時間を与えて出力端子O+、O−から出力する。このような電圧電流変換回路は、高速なPLLにおけるVCOにおいて用いられている。
次に、バイアス生成部100の詳細について説明する。外部から電圧が与えられる入力端子INは、PMOSトランジスタMP100のゲートおよびNMOSトランジスタMN100のゲートに接続される。PMOSトランジスタMP100のソースは、抵抗R101を介して電源VDDへ接続され、NMOSトランジスタMN100のソースは、抵抗R102を介してGNDへ接続される。PMOSトランジスタMP100のドレインは、NMOSトランジスタMN101のドレインおよびゲートに接続され、かつ、NMOSトランジスタMN102のゲートに接続される。NMOSトランジスタMN102のソースは、GNDに接続され、NMOSトランジスタMN102のドレインは、NMOSトランジスタMN103のゲートおよびドレインに接続され、NMOSトランジスタMN104のゲートに接続される。この接続されたノードをN101とすると、ノードN101は、電流源Isouceにも接続される。
また、NMOSトランジスタMN104のソースは、GNDへ接続され、NMOSトランジスタMN104のドレインは、NMOSトランジスタMN100のドレインと接続され、かつ、PMOSトランジスタMP101のゲートおよびドレインに接続され、さらにPMOSトランジスタMP102のゲートに接続される。この接続されたノードをN102とする。PMOSトランジスタMP101のソースおよびPMOSトランジスタMP102のソースは、VDDへ接続される。PMOSトランジスタMP102のドレインは、NMOSトランジスタMN105のゲートおよびドレインに接続され、その接続されたノードをN103とする。ノードN103は、遅延セル部内のカレントソースを担うトランジスタMN107のゲートに接続される。NMOSトランジスタMN105のソースは、GNDへ接続される。
次に、バイアス生成部100の動作について説明する。入力端子INの電圧が0のとき、PMOSトランジスタMP100がオンし、NMOSトランジスタMN100がオフする。PMOSトランジスタMP100に流れる電流IP100は、NMOSトランジスタMN101に流れる電流IN101になり、NMOSトランジスタMN101とNMOSトランジスタMN102は、電流ミラー回路構成となっているため、NMOSトランジスタMN102に電流IN102が流れる。このとき、NMOSトランジスタMN100には、電流IN100は流れない。NMOSトランジスタMN101とNMOSトランジスタMN102のトランジスタサイズが同じであるならば、NMOSトランジスタMN101に流れる電流IN101とNMOSトランジスタMN102に流れる電流IN102とは、等しくなる。すなわち、次式(1)が成り立つ。
IP100=IN101=IN102 −−−式(1)
電流源Isouceには、定常電流ITが流れているとすれば、NMOSトランジスタMN103に流れる電流IN103は、IT−IN102となる。すなわち、次式(2)が成り立つ。
IN103=IT−IN102=IT−IP100 −−−式(2)
NMOSトランジスタMN103とNMOSトランジスタMN104は、電流ミラー回路構成となっており、NMOSトランジスタMN104は、電流IN104を流す。NMOSトランジスタMN103のトランジスタサイズとNMOSトランジスタMN104のトランジスタサイズとが同じであるならば、NMOSトランジスタMN103に流れる電流IN103とNMOSトランジスタMN104に流れる電流IN104とは等しくなる。いま、NMOSトランジスタMN100に流れる電流IN100が0なので、PMOSトランジスタMP101に流れる電流IP101は、NMOSトランジスタMN104に流れる電流IN104と等しい。すなわち、次式(3)が成り立つ。
IP101=IN104=IN103=IT−IP100 −−−式(3)
PMOSトランジスタMP101とPMOSトランジスタMP102は、電流ミラー回路構成となっており、PMOSトランジスタMP102は、電流IP102を流す。PMOSトランジスタMP101のトランジスタサイズとPMOSトランジスタMP102のトランジスタサイズが同じであるならば、PMOSトランジスタMP101に流れる電流IP101とPMOSトランジスタMP102に流れる電流IP102は等しくなる。すなわち、次式(4)が成り立つ。
IP102=IP101=IT−IP100 −−−式(4)
NMOSトランジスタMN105に流れる電流IN105は、PMOSトランジスタMP102に流れる電流IP102に等しい。NMOSトランジスタMN105と遅延セル部内のNMOSトランジスタMN107は、電流ミラー構成となっており、NMOSトランジスタMN107は、電流IN107を流す。NMOSトランジスタMN105のトランジスタサイズとNMOSトランジスタMN107のトランジスタサイズが同じであるならば、NMOSトランジスタMN105に流れる電流IN105とNMOSトランジスタMN107に流れる電流IN107は等しくなる。すなわち、次式(5)が成り立つ。
IN107=IN105=IT−IP100 −−−式(5)
次に、入力端子INの電圧が電源との中間電位、例えばVDD/2になったとき、NMOSトランジスタMN100にも電流IN100が流れるため、PMOSトランジスタMP101に流れる電流IP101は、NMOSトランジスタMN100に流れる電流IN100とNMOSトランジスタMN104に流れる電流IN104との和になる。また、式(3)のIN104=IT−IP100を考慮すると、次式(6)が成り立つ。
IP101=IN100+IN104=IT+IN100−IP100 −−−式(6)
したがって、遅延セル部内のトランジスタMN107に流れる電流IN107は、次式(7)のようになる。
IN107=IT+IN100−IP100 −−−式(7)
次に、入力端子INの電圧がVDDになったとき、PMOSトランジスタMP100の電流IP100は、0になり、NMOSトランジスタMN100の電流IN100だけが流れることになる。これまでと同様にNMOSトランジスタMN107の電流IN107は、次式(8)のようになる。
IN107=IT+IN100 −−−式(8)
以上のように入力端子INの電圧が0からVDDまで変化することで、遅延セル部内の電流源としての電流IN107は、IT−IP100から、IT+IN100まで変化する。
遅延セル部101は、抵抗R103、R104をドレインにそれぞれ接続するNMOSトランジスタMN108、MN109からなる差動増幅器で構成される。NMOSトランジスタMN108、MN109のソースは共通とされ、電流源として機能するNMOSトランジスタMN107のドレインに接続される。NMOSトランジスタMN108、MN109のそれぞれのゲートに接続される入力端子I+、I−に入力される信号は、バイアス電流に対応する遅延時間が与えられ、NMOSトランジスタMN108、MN109のそれぞれのドレインである出力端子O+、O−から出力される。図8に示すように、バイアス電流である電流IN107がIT−IP100からIT+IN100まで変わることで、遅延セル部101の伝播遅延時間tpdがt12からt11まで変化する(短くなる)。
このような遅延セル部101を多段に接続したリング発振器によって電圧制御発振器を構成すれば、伝播遅延時間tpdの変化に応じて発振周波数が変化することとなる。すなわち、バイアス電流が小さければ発振周波数が低く、バイアス電流が大きければ発振周波数が高くなる。
特開平7−336172号公報(図4) H. Notani, H.Kondoh, Y.Matsuda, "A 622-MHz CMOS Phase-Locked Loop with Precharge-type Phase Frequency Detector", 1994 Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical Papers, IEEE, 1994, 11.4, PP129-130
ところで図7の電圧電流変換回路では、電流の受け渡しが、NMOSトランジスタMN101とMN102、NMOSトランジスタMN103とMN104、PMOSトランジスタMP101とMP102、NMOSトランジスタMN105とMN107の4組の電流ミラー回路によってなされている。電流ミラー回路では、流れる電流の精度をよくするために、ゲート長の長いトランジスタを使用したり、対称に配置したり、ダミーの追加などが必要であり、レイアウト面積を増大させる。
また、近年の低電圧で動作するトランジスタは、チャネル長変調があり、トランジスタのドレイン−ソース電圧のわずかなずれによってドレイン電流が変動する。例えば、電流ミラー回路を構成するトランジスタMN102とMN103の電圧電流(VD−ID)特性を図9に示す。NMOSトランジスタMN102の動作点がAとすると、そのときMN102に流れる電流はIdaとなる。しかし、NMOSトランジスタMN103の動作点が少しずれてBの位置のとき、MN103に流れる電流はIdbとなり、Idaとずれることになる。今、このずれが約5%であった場合、電流ミラー回路が4段あるために、1.05×1.05×1.05×1.05=1.2155となり、最終的には、最大約20%のずれになってしまう。さらに、電流ミラー回路の段数が多いと、消費電流も大きくなる。
前記課題を解決するために、本発明の一つのアスペクトに係る電圧電流変換回路は、ゲートを入力端子に接続し、ソースを第1の抵抗素子を介して第1の電源に接続する第1導電型のMOSトランジスタと、ゲートを入力端子に接続し、ソースを第2の抵抗素子を介して第2の電源に接続する第2導電型のMOSトランジスタと、第1導電型のMOSトランジスタのドレインおよび第2導電型のMOSトランジスタのドレインを共通とするノードに接続する電流源と、を備え、ノードに流れ込む電流あるいは流れ出す電流を出力電流とする。
本発明によれば、電流ミラー回路の個数が減るので、消費電流が削減され、レイアウト面積が減少する。
本発明の実施形態に係る電圧電流変換回路は、ゲートを入力端に接続し、ソースを抵抗素子(図1のR1)を介して電源VDDに接続するPMOSトランジスタ(図1のMP0)と、ゲートを入力端に接続し、ソースを抵抗素子(図1のR2)を介して接地するNMOSトランジスタ(図1のMN0)と、PMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタのドレインを共通とするノード(図1のN0)に接続する電流源(図1のIsa)と、を備える。また、このノードに、電流ミラー回路(図1のMN1、MN7)をさらに接続し、電流ミラー回路から出力される電流をバイアス電流とする差動増幅器(図1のMN8、MN9)を備える。
このような構成の電圧電流変換回路は、入力端に与えられる電圧によって差動増幅器におけるバイアス電流が変化する。また、バイアス電流の変化によって差動増幅器の遅延時間は、変化するので、差動増幅器を多段にリング状に接続することで電圧制御発振器を構成することが可能である。
以上のような電圧電流変換回路は、電流ミラー回路の個数が減るので、消費電流が削減され、レイアウト面積が減少する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る電圧電流変換回路の回路図である。図1において、電圧電流変換回路は、バイアス生成部10と遅延セル部11とからなる。バイアス生成部10は、PMOSトランジスタMP0、NMOSトランジスタMN0、MN1、抵抗R1、R2、電流源Isaを備える。また、遅延セル部11は、NMOSトランジスタMN7、MN8、MN9、抵抗R3、R4を備える。なお、NMOSトランジスタMN7、MN8、MN9、抵抗R3、R4は、それぞれ図7のNMOSトランジスタMN107、MN108、MN109、抵抗R103、R104と同じであり、その説明を省略する。
バイアス生成部10において、入力端子INがPMOSトランジスタMP0のゲートおよびNMOSトランジスタMN0のゲートに接続される。PMOSトランジスタMP0のソースは、抵抗R1を介して電源VDDに接続され、NMOSトランジスタMN0のソースは、抵抗R2を介してGNDに接続される。
また、PMOSトランジスタMP0のドレインとNMOSトランジスタMN0のドレインが共通に接続され、このノードをN0とする。ノードN0には、電流ITaを注入する電流源Isaが接続され、NMOSトランジスタMN1のゲートおよびドレインに接続される。また、ノードN0には、遅延セル部11内のNMOSトランジスタMN7のゲートが接続される。NMOSトランジスタMN7は、従来例で説明したと同様に電流源(カレントソース)を担っており、NMOSトランジスタMN7に流れる電流IN7が変化することで、遅延セル部11の応答スピードが変化する。
次に、回路動作について説明する。PMOSトランジスタMP0のドレイン電流をIP0、NMOSトランジスタMN0のドレイン電流をIN0、NMOSトランジスタMN1のドレイン電流をIN1、電流源Isaの定常電流をITaとすると、ノードN0において、次式(9)が成り立つ。
IN1=ITa+IP0−IN0 −−−式(9)
入力端子INのレベルが低いとき、例えば、0<IN≦VDD/2の時、ノードN0の電位は、図2に示すように、VDD/2<N0<VDD−ΔV(ΔVはトランジスタの閾値電圧)となり、PMOSトランジスタMP0が強くオンし、NMOSトランジスタMN0は弱くオンする。このような状態では、IP0>IN0が成り立ち、電流IN1は電流ITaより大きくなる。さらに、入力端子INが0の時には、NMOSトランジスタMN0はオフし、電流IN0=0となるので、次式(10)が成り立つ。
IN1=ITa+IP0 −−−式(10)
一方、入力端子INのレベルが高いとき、例えば、VDD/2≦IN<VDDの時、ノードN0の電位は、図2に示すように、ΔV<N0<VDD/2となり、PMOSトランジスタMP0が弱くオンし、NMOSトランジスタMN0は強くオンする。このような状態では、IP0<IN0が成り立ち、電流IN1は電流ITaより小さくなる。さらに、入力端子INがVDDの時には、PMOSトランジスタMP0はオフし、電流IP0=0となるので、次式(11)が成り立つ。
IN1=ITa−IN0 −−−式(11)
NMOSトランジスタMN1、MN7は、電流ミラー回路を構成しており、電流ミラー回路を構成するトランジスタのサイズを同じにすれば、次式(12)が成り立つ。
IN1=IN7 −−−式(12)
入力端子INの電圧が0からVDDまで変化することで、ノードN0の電位は、図2に示すように、VDD−ΔVからΔVまで変化する。さらに、このノードN0の電位の変化に伴って、電流IN1は、図3に示すように、ITa+IP0からITa−IN0まで変化する。また、遅延セル部11内のカレントソースの電流IN7も、電流IN1に等しいので、ITa+IP0からITa−IN0まで変化することになる。カレントソースの電流IN7が変化することで、従来例で説明したと同様に図4に示すように、遅延セル部11の伝播遅延時間tpdが変化する。電流IN7がITaのとき、遅延セル部の伝播遅延時間tpdをt0とする。電流IN7がITaより多くなり、ITa+IP0になると、遅延セル部の伝播遅延時間tpdは、t0より短いtaとなる。また、電流IN7がITaより少なくなり、ITa−IN0になると、遅延セル部の伝播遅延時間tpdは、t0より長いtbとなる。
従来技術と同様に、このような遅延セル部11を多段に接続したリング発振器によって電圧制御発振器を構成すれば、伝播遅延時間tpdの変化に応じて発振周波数が変化することとなる。すなわち、バイアス電流が小さければ発振周波数が低く、バイアス電流が大きければ発振周波数が高くなる。また、バイアス生成部10は、遅延セル部11を可変遅延回路とするような制御回路としても適用することができる。
以上のような電圧電流変換回路では、バイアス生成部10の入力部の後段において遅延セル部までに1段の電流ミラー回路を通るだけあり、従来の回路に比べて電流ミラー回路の数が減少する。したがって、レイアウト面積が小さく、消費電流も減少した電圧電流変換回路が実現される。
図5は、本発明の第2の実施例に係る電圧電流変換回路の回路図である。図5において図1と同一の符号は、同一物を表わし、その説明を省略する。バイアス生成部10aでは、図1のバイアス生成部10に対し、PMOSトランジスタMP1、MP2が追加され、電流源Isaが電流源Isbに置き換えられている。
このようなバイアス生成部10aにおいて、ノードN0には、電流ITbを引き出す電流源Isbが接続され、PMOSトランジスタMP1のゲートとドレイン、および、PMOSトランジスタMP2のゲートが接続される。そして、PMOSトランジスタMP2のドレインがNMOSトランジスタMN1のゲートおよびドレインに接続され、その接続されたノードをN1とする。ノードN1には、遅延セル部内のNMOSトランジスタMN7のゲートが接続される。
次に、回路動作について説明する。PMOSトランジスタMP0のドレイン電流をIP0、NMOSトランジスタMN0のドレイン電流をIN0、PMOSトランジスタMP1のドレイン電流をIP1、電流源Isbの電流をITbとすると、ノードN0において、次式(13)が成り立つ。
IP1=ITb+IN0−IP0 −−−式(13)
PMOSトランジスタMP1、MP2は、電流ミラー回路を構成しており、NMOSトランジスタMN1、MN7は、電流ミラー回路を構成しているので、それぞれの電流ミラー回路を構成するトランジスタのサイズを同じとすれば、次式(14)が成り立つ。
IP1=IP2=IN1a=IN7a −−−式(14)
ただし、電流IP1、IP2、IN1a、IN7aは、それぞれPMOSトランジスタMP1、MP2、NMOSトランジスタMN1、MN7に流れる電流である。
入力端子INの電圧が0からVDDまで変化することによって、遅延セル部11a内のカレントソースの電流IN7aは、図6に示すように、ITb−IP0からITb+IN0まで変化することになる。このようにカレントソースの電流IN7aが変化することで、遅延セル部11の伝播遅延時間tpdがtdからtcに変化することは、実施例1で述べたと同様である。
以上のような電圧電流変換回路では、遅延セル部までに2段の電流ミラー回路を通ることになる。すなわち、従来の回路に比べて電流ミラー回路の数が半減する。したがって、レイアウト面積が小さく、消費電流も減少した電圧電流変換回路が実現される。
本発明の第1の実施例に係る電流電圧変換回路の回路図である。 入力端子とノードN0の電圧特性を示す図である。 ノードN0の電位と電流IN1との関係を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る遅延セル部の遅延特性を示す図である。 本発明の第2の実施例に係る電流電圧変換回路の回路図である。 本発明の第2の実施例に係る遅延セル部の遅延特性を示す図である。 従来例における電流電圧変換回路の回路図である。 従来例の遅延セル部の特性を示す図である。 トランジスタのドレイン電圧電流特性を示す図である。
符号の説明
10、10a バイアス生成部
11 遅延セル部
MP0〜MP2 PMOSトランジスタ
MN0、MN1、MN7〜MN9 NMOSトランジスタ
IP0〜IP2、IN0、IN1、IN7、ITa、ITb 電流
Isa、Isb 電流源
N0、N1 ノード
R1〜R4 抵抗

Claims (5)

  1. ゲートを入力端子に接続し、ソースを第1の抵抗素子を介して第1の電源に接続する第1導電型のMOSトランジスタと、
    ゲートを前記入力端子に接続し、ソースを第2の抵抗素子を介して第2の電源に接続する第2導電型のMOSトランジスタと、
    前記第1導電型のMOSトランジスタのドレインおよび前記第2導電型のMOSトランジスタのドレインを共通とするノードに接続する電流源と、
    を備え、
    前記ノードに流れ込む電流あるいは流れ出す電流を出力電流とすることを特徴とする電圧電流変換回路。
  2. 前記ノードに接続する第1の電流ミラー回路をさらに備え、
    前記第1の電流ミラー回路から出力される電流を前記出力電流とすることを特徴とする請求項1記載の電圧電流変換回路。
  3. 前記ノードと前記第1の電流ミラー回路との間に第2の電流ミラー回路をさらに備えることを特徴とする請求項2記載の電圧電流変換回路。
  4. 請求項2または3記載の電圧電流変換回路における前記第1の電流ミラー回路から出力される前記出力電流によってバイアスを変化させ、入力信号に対する遅延時間を可変とすることを特徴とする可変遅延回路。
  5. 請求項4記載の可変遅延回路を複数個リング状に接続して発振回路を構成し、前記バイアスを変化させて発振周波数を制御することを特徴とする電圧制御発振器。
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