JP2004087031A - ディスク装置の調整機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】CD、DVD等を記録、再生するディスク装置のスピンドルモータの回転軸と光ピックアップの案内手段によって形成される仮想平面との相対角度、高さ調整を、簡単な構成の調整機構を用い、少ない工数で行う。
【解決手段】光ピックアップ16により読み出されたRF信号の品質を示すジッター値をモニタしながら、Ta(+)方向にディスクの回転面を倒すために、調整ビス24をトラバースシャーシ15の調整ビス穴にネジ込む。ジッター値が良好とならず、増加傾向を示すようであれば、Ta(−)方向にディスクの回転面を倒すために、調整ビス24を抜き取る方向に回す。次に、Ra(+)方向にディスクの回転面を倒すために、調整ビス23を抜き取る方向に回す。ジッター値が良好とならず、増加傾向を示すようであれば、逆にRa(−)方向にディスク1の回転面を倒すために、調整ビス23をネジ込む方向に回す。
【選択図】 図1
【解決手段】光ピックアップ16により読み出されたRF信号の品質を示すジッター値をモニタしながら、Ta(+)方向にディスクの回転面を倒すために、調整ビス24をトラバースシャーシ15の調整ビス穴にネジ込む。ジッター値が良好とならず、増加傾向を示すようであれば、Ta(−)方向にディスクの回転面を倒すために、調整ビス24を抜き取る方向に回す。次に、Ra(+)方向にディスクの回転面を倒すために、調整ビス23を抜き取る方向に回す。ジッター値が良好とならず、増加傾向を示すようであれば、逆にRa(−)方向にディスク1の回転面を倒すために、調整ビス23をネジ込む方向に回す。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク装置の調整機構に関し、さらに詳しくは、DVD、CD等のディスクを記録再生媒体とするディスク装置において、ディスクを回転するスピンドルモータの回転軸と光ピックアップを案内する案内手段が形成する仮想平面との位置関係を調整する調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今のDVD、CD等のディスク型記録再生装置においては、通常の回転数より高速でデータを読み取ったり、データを書き込んだりすることが多くなってきている。特にDVDの場合は、CD比6倍以上の記録容量を有するため、データの読み込み及び書き込みは、従来以上に厳しい条件下で行われることになる。
【0003】
ディスクに記録されたデータの読み込み、ディスクへのデータの書き込みは、後述の光ピックアップを用いて行なうが、一般的に光ピックアップから出射されるレーザ光の光軸と、レーザ光が照射されるディスク情報面との相対角度を調整することで、読み込まれる信号と、書き込まれる信号の品質が向上する。ディスクを保持するターンテーブルを回転させるスピンドルモータ回転軸と、光ピックアップのディスク半径方向への移動を案内する1組の案内部が作る仮想平面との相対角度が、理想的に90°の関係にあるとしても、これに取り付けられる個々の光ピックアップから出射されるレーザ光の角度は、それぞれ異なり、そのばらつきも大きい。
そこで、スピンドルモータの取付け面を、光ピックアップ案内部に対して傾けることで、個々の光ピックアップに対して調整することが行われている。
【0004】
図8は、従来例の光ディスク装置の要部を示す図で、特開2002−93029号公報に開示された発明の概念に基いた例であり、図8(A)は平面図、図8(B)は正面図、図8(C)は左側面図である。
図8において、ディスク110は、図示しないディスク誘導機構により、スピンドルモータ111に取り付け固定されたターンテーブル112の上面に載せられた後、図示しないマグネット等により発生する吸引力により、ディスククランパ113とターンテーブル112の間に挟まれた状態で、スピンドルモータ111と一体となって回転する。
【0005】
スピンドルモータ111は、モータ取り付け板114に対して強固に取り付けられており、後述する調整機構を介してトラバースシャーシ115に固定されている。
光ピックアップ116のディスク半径方向移動の案内を行なう2本のガイド軸117は、4個の固定部材118を介してトラバースシャーシ115に取り付け固定されている。
光ピックアップ160は、ガイド軸117に沿って、光ピックアップ送り手段119により駆動され、ディスク半径方向に自在に移動する。
【0006】
調整機構の構成について説明する。
図9は、図8に示すディスク装置の調整機構の詳細を分解して示す図で、図9(A)は平面図、図9(B)は正面図、図9(C)は左側面図である。
調整機構は、3本の調整用ボス121,122,123、3個の調整リング121−1,122−1,123−1、1本の固定用段付ビス121−2、2本の固定用ビス122−2,123−2、1本の位置決め用ガイドピン124、モータ取り付け板114からなり、調整用ボス121,122,123、位置決め用ガイドピン124は、それぞれトラバースシャーシ115の基準軸X−X’、Y−Y’上の所定位置に固定されている。
モータ取り付け板114には、位置決め用穴114a、2個の固定ビス貫通穴114b,114c、位置決め用長穴114dが設けられている。
【0007】
図10、11は、図9に示す調整機構における1つの調整用ボス121とモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
位置決め調整用ボス121は、トラバースシャーシ115に対する垂直度を確保するために設けられたフランジ部121a、内外径にネジが切られたスリーブ部121bからなる。
スリーブ部121bの外周ネジ部に対して、内径にネジ部が設けられた調整用リング121−1が取り付けられており、調整用リング121−1の回転押込み量に応じて、モータ取り付け板114の高さが可変となっている。3本の調整用ボス121,122,123に嵌め込まれた調整用リング121−1,122−1,123−1が、それぞれ独立してネジ込み量を設定できることから、モータ取り付け板114のトラバースシャーシ115に対する絶対高さと、傾斜方向が、任意に調整できることになる。上記調整が終了した時点で、段付ビス121−2、固定用ビス122−2,123−2を締め込むことで、モータ取り付け板114は強固に固定される。
【0008】
図8,9,10,11を用いて、モータ取り付け板114を2本のガイド軸117,117によって形成される仮想平面に対して位置調整する作業について説明する。
モータ取り付け板114を、図9(A)に示す基準軸X−X’周りに回転させ、スピンドルモータ111の回転軸と、光ピックアップガイド軸117が形成する仮想平面との相対角度を変える場合、調整リング121−1を調整用ボス121にネジ込んでいく(図10の矢印A方向)ことで、モータ取り付け板114が図8のTa(−)方向に傾斜し、これに伴いスピンドルモータ111の回転軸が、Ta(−)方向に倒れる。一方、調整リング121−1を調整ボス121から外す方向に回転させることにより、上記とは逆に、モータ取り付け板114が図8のTa(+)方向に傾斜し、これに伴いスピンドルモータ111の回転軸がTa(+)方向に倒れる。
【0009】
モータ取り付け板114を、図9(A)における基準軸Y−Y’周りに回転させ、スピンドルモータ111の回転軸と、2本の光ピックアップガイド軸117,117が形成する仮想平面との相対角度を変える場合、図11に示すように調整リング122−1を、調整用ボス122(図11の矢印B方向)にネジ込んでいくことで、モータ取り付け板114が図8のRa(−)方向に傾斜し、これに伴い、スピンドルモータ111の回転軸が、Ra(−)方向に倒れる。一方、調整リング122を調整ボス122から外す方向に回転させることにより、上記とは逆に、モータ取り付け板114が、図のRa(+)方向に回転し、これに伴い、スピンドルモータ111の回転軸がRa(+)方向に倒れる。
【0010】
モータ取り付け板114のトラバースシャーシ115に対する絶対高さを調整する場合は、3個の調整リング121−1,122−1,123−1を、それぞれが組み合わさる調整用ボス121,122,123に対して等量ネジ込むことで、スピンドルモータ111のターンテーブル112が下降し、逆に3個の調整リング121−1,122−1,123−1を、それぞれが組み合わさる調整用ボス121,122,123から等量取り外す方向に回すことで、スピンドルモータ111のターンテーブル112が上昇する。
【0011】
以上の調整を完了した後に、固定用段付ビス121−2と固定用ビス122−2,123−2を、調整ボス121,122,123に対して締め込むことで、スピンドルモータ111の回転軸と、2本の光ピックアップガイド軸117が形成する仮想平面との相対角度調整は完了する。
【0012】
実際は、読み取りデータ、もしくは書き込みデータの品質が最良となるように調整する必要があり、調整の良し悪しは読み出されたデータ(RF信号)品質、すなわちジッター値が最良となるように、調整される(基準となるディスク等からの読み込みデータ品質が最良となるように調整することで、書き込み品質も最良となる)。ここで、ジッター値とは、読み出されたRF信号の時間軸方向の揺らぎを表した数値である。
【0013】
ジッター値が最良となるように、上記の調整を行なうには、ディスク110を回転させ、光ピックアップ116でデータを読み出しながら、信号品位、すなわちジッター値が最良になるように、調整リング121−1,122−1を回転させる必要がある。Ta方向及びRa方向にスピンドルモータ111の回転軸を倒すことで、ジッター値は変化するが、相対角度を横軸に、ジッター値を縦軸にとると、略2次曲線を示し、最良なジッター値を示す相対角度が存在する。Ta方向とRa方向でそれぞれ最良となるポイントがあり、これを見つける作業となる。
【0014】
ところが、上記のような調整機構による相対角度調整を行なうと、例えば、Ra方向にモータ取り付け板を±40′(40/60°)傾けることで、外径寸法がφ120mmのDVD、CDディスクの最外周にて、基準からの高さずれ量は、約±0.7mmにも及び、光ピックアップの対物レンズ可動範囲限界に近い状態となり、読み込まれるデータ品位が悪化することがある。そこで、調整終了後、モータ取り付け板114の高さ調整を行なうことになる。
【0015】
高さ調整については、スピンドルモータ111を回転させながら、ディスク中周位置(半径40mm付近)で、絶対高さが設計センタとなるように、調整リング121−1,122−1,123−1を等量回転させることにより、相対角度調整により生じた最外周での高さ変化を、最内周と最外周に振り分けることで、約1/2に抑えることが可能となる。
【0016】
【特許文献1】
特開2002−93029号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
上記、従来例による相対角度及び高さ調整においては、ディスク110を回転させながら行なう場合、最終的に固定用ビス121−2,122−2,123−2で上側からモータ取り付け板を固定する構造なので、調整時には3本の固定用ビス121−2,122−2,123−2を締め込まず、若干緩めておくことで、調整量を確保することが必要になるため、締め込む作業を行なうときに、ディスク110を取除く必要がある。さらに、固定用ビス121−2,122−2,123−2を締め込んだ後、調整の確認をする必要があり、作業工数が多いという問題があった。
【0018】
構造を上下逆にして、トラバースシャーシ115側から固定ビスで、調整用ボスが取り付けられたモータ取り付け板を固定する方法も考えられるが、この場合、モータ取り付け板を、治具等により、調整リングに対して押圧しておき、調整後に固定ビスを締め込むことになる。ディスクの着脱作業が不要となるが、3個の調整リングを所定量回し、調整終了後、3本の固定ビスを締め込むという作業工数は変わらず、しかも締込み後の確認作業は残る。
【0019】
本発明は、以上のような状況に鑑みなされたもので、ディスク装置のスピンドルモータの回転軸と光ピックアップの案内手段によって形成される仮想平面との相対角度及び高さ調整を行う調整機構を部品点数の少ない簡単な構成とし、コストダウンを図るとともに、調整する際の工数を大幅に削減できる調整機構を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の技術手段は、ディスクを保持するターンテーブルと、該ターンテーブルを回転するスピンドルモータと、前記ディスクに記録された信号を読み出したり信号を書き込んだりする光ピックアップと、該光ピックアップを前記ディスクの半径方向に移動する案内手段と、前記光ピックアップを駆動する駆動手段を有するディスク装置の調整機構において、前記スピンドルモータを取り付けるとともにボス案内穴及び案内ピン溝を有するモータ取り付け板と、該モータ取り付け板の位置決め調整ボス及び案内ピンを有するトラバースシャーシと、前記モータ取り付け板と前記トラバースシャーシの位置関係を調整する調整ビスと、前記モータ取り付け板を押圧する圧縮スプリングからなり、前記モータ取り付け板が前記位置決め調整ボス及び案内ピンで案内された状態で、前記調整ビスにより前記スピンドルモータの回転軸と前記案内手段が形成する仮想平面との相対角度調整と、前記スピンドルモータのターンテーブル面の高さ調整を行なうことを特徴とし、これにより、ディスクを回転させながら相対角度と高さの調整を行うことができ、かつ固定用ビスが不要で、調整ビス3本を調整するだけで良く、さらに調整終了後の確認作業を必要としないディスクの調整機構を提供することができる。
【0021】
第2の技術手段は、第1の技術手段のディスク装置の調整機構において、前記モータ取り付け板のボス案内穴の高さ調整案内部を、ハーフパンチ加工で形成したことを特徴とし、これにより、前記モータ取り付け板の位置決め用穴の高さ調整案内部を簡単な構成とし、高効率に成形することができる。
【0022】
第3の技術手段は、第1の技術手段のディスク装置の調整機構において、前記モータ取り付け板のボス案内穴の高さ調整案内部を、深絞り加工で形成したことを特徴とし、これにより、前記モータ取り付け板の位置決め用穴の高さ調整案内部を簡単な構成で十分な長さとし、高効率に成形することができる。
【0023】
第4の技術手段は、第1の技術手段のディスク装置の調整機構において、前記位置決め調整ボス先端にネジ部を設け、該ネジ部と係合する調整リングにより調整を行なうことを特徴とし、これにより、位置決め調整ボス及び調整リングの構成を一層簡単とすることができる。
【0024】
第5の技術手段は、第2の技術手段のディスク装置の調整機構において、前記調整ビスの頭部外周に環状の凸部を設け、前記調整ビスの前記位置決め調整ボスに対するねじ込み量を調整することにより、前記凸部が前記モータ取り付け板の高さを調整することを特徴とし、これにより、凸部の高さを大きくすることで、調整量を増やすことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図7に示す実施例に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例によるディスク装置の主要部を示す図で、図1(A)は平面図、図1(B)は正面図、図1(C)は左側面図である。
ディスク装置において、DVD、CD等のディスク10は、図示しないディスク誘導機構により、スピンドルモータ11のターンテーブル12に搭載された後、図示しないマグネット等により発生する吸引力により、ディスククランパ13とターンテーブル12の間に挟まれた状態で、スピンドルモータ11と一体となって回転する。
スピンドルモータ11は、モータ取り付け板14に対して強固に取り付けられており、後述する調整機構を介してトラバースシャーシ15に固定されている。
光ピックアップ16のディスク半径方向移動の案内を行なう2本のガイド軸17は、4本の固定ビス18によりトラバースシャーシ15に取り付け固定されている。
光ピックアップ16は、ガイド軸17に沿って、光ピックアップ送り手段19により駆動され、ディスク半径方向に自在に移動する。
【0026】
図2は、図1に示すディスク装置の調整機構の詳細を分解して示す図で、図2(A)は平面図、図2(B)は正面図、図2(C)は左側面図である。
本発明のディスク装置の調整機構は、位置決め調整ボス20、案内ピン21、ボス固定ビス22、2本の調整ビス23,24、3個の圧縮スプリング25、モータ取り付け板14からなる。
トラバースシャーシ15の調整ボス取り付け穴15a、調整ビス穴15c及び案内ピン取り付け穴15dは、スピンドルモータ11の回転軸を含み、光ピックアップ16のガイド軸17と直交するトラバースシャーシ15上の基準軸Y−Y’上に形成されており、調整ボス取り付け穴15aに位置決め調整ボス20が取り付けられ、案内ピン取り付け穴15dには後述する案内ピン21が取り付けられる。調整ボス取り付け穴15a、調整ビス穴15bは、調整ボス取り付け穴15aを通り光ピックアップ16のガイド軸17と平行なトラバースシャーシ15上の基準軸X−X’上の所定位置に形成されている。
モータ取り付け板14には、調整ボス案内穴14a、2個の調整穴14b,14c、案内ピン溝(穴)14dが設けられている。調整ボス案内穴14a、調整穴14c、案内ピン溝(穴)14dは、基準軸Y−Y’上に形成されており、調整ボス案内穴14a、調整穴14bは、基準軸X−X’上の所定位置に形成されている。
【0027】
図3は、第1実施例のディスク装置における位置決め調整ボスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
図3に示すように、モータ取り付け板14において、位置決め調整ボス20が挿通される調整ボス案内穴14aは、位置決め調整ボス20の外周に沿って、モータ取り付け板14のハーフパンチ部14e、つまりモータ取り付け板14の板厚の半分程度を打ち抜いた部分によって形成され、高さ方向に摺動可能なように構成されており、その調整可能範囲は、スピンドルモータ11を上昇する方向については、ハーフパンチ部14aの段差分であり、スピンドルモータ11を下降する方向については、位置決め調整ボス20と、モータ取り付け板14のハーフパンチ部14aの最小掛かり代、例えば、0.3mmを超えない範囲となる。
モータ取り付け板14とトラバースシャーシ15間の位置決め調整ボス20の外周には、圧縮スプリング25が挟み込まれており、前記調整範囲内で所定の与圧を発生するように、そのばね定数が適度に設定されている。圧縮スプリング25により、モータ取り付け板14がボス調整ビス22、調整ビス23,24の頭部に押し付けられることで、姿勢の安定が図られている。
【0028】
(第2実施例)
図5は、第2実施例のディスク装置における位置決め調整ボスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
第2実施例は、図3に示す第1実施例と比較すると、モータ取り付け板14において、位置決め調整ボス20が挿通され案内される調整ボス案内穴14aの部分が、深絞り加工により形成した深絞り部14fとなっている点で異なる。
位置決め穴14aの部分を深絞り部14fとすることで、簡単な加工で案内部の長さを十分に取ることができ、位置決め調整ボス20を安定してガイドすることが可能となる。
【0029】
(第3実施例)
図6は、第3実施例のディスク装置における位置決め調整ボスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
第3実施例は、図5に示す第2実施例と同様に、モータ取り付け板14は深絞り加工により形成した深絞り部14fを有するものであるが、位置決め調整ボス20の先端にネジ部20aを設け、第2実施例のボス固定ビス22の代わりに、ボス調整リング26をネジ込むようにしている。
位置決め調整ボス20の先端にネジ部20aを設け、ネジ部20aにボス調整リング26をネジ込むので、構成が一層簡単となる。
【0030】
(第4実施例)
図7は、第4実施例のディスク装置における位置決め調整ボスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図で、図5に示すボス固定ビス22の変形例を示す。
第4実施例で用いる変形例のボス調整ビス27の最外周には、環状の凸部27aが形成されており、環状の凸部27aによって囲まれ、窪んだ内周部にネジ部27bが設けられている。凸部27aの高さを大きくすることで、調整量を増やすことが可能となる。
【0031】
図4は、第1〜第4実施例のディスク装置における調整ビスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
トラバースシャーシ15には、モータ取り付け板14の調整穴14b,14cから挿入された調整ビス23,24が、トラバースシャーシ15の調整ビス穴14c,14dにねじ込まれた際、調整ビス23,24の先端がトラバースシャーシ15天面より突出することがないように、ハーフパンチ部15eが形成されており、その中央に絞りタップ部15fが設けられている。
【0032】
本発明によるモータ取り付け板の調整方法の例について説明する。
トラバースシャーシ15を図示しない調整用基台に設置し、調整用の基準ディスクをスピンドルモータ11に固定されたターンテーブル12に載せる。ディスククランパ13により、ディスク10とターンテーブル12を固定すると、ディスク10はスピンドルモータ11と一体となり、所定の回転数で回転する。
【0033】
基準ディスク10と光ピックアップ16の案内基準であるガイド軸17間の距離を設計センタ値にプリセットするため、トラバースシャーシ15とモータ取り付け板14間に図示しない所定厚さのスペーサを挟み、3本つまりボス固定ビス22、調整ビス23,24をそれぞれ位置決め調整ボス20,トラバースシャーシ15の調整ビス穴15b,15cにネジ込む。
ターンテーブル12の平行度をオートコリメータ等で、さらにターンテーブル12の高さをピックテスタ等で、それぞれモニタしながらプリセットしても良い。
【0034】
次に、光ピックアップ16を用いてディスク1のデータを読み出すが、半径40mm近傍のデータを読み出すために、送り手段19により光ピックアップ16を所定位置まで移動させる。
スピンドルモータ11は、DVD、CD等のディスク1を再生する場合、CLV(線速度一定)で回転するため、半径40mm近傍のデータを読み出す時の線速度が所定の速度となるように、図示しないサーボ回路により精密に回転数制御される。
【0035】
光ピックアップ16により読み出されたRF信号の品質を示すジッター値をモニタしながら、まず、図1に示すTa(+)方向にディスクの回転面を倒すために、調整ビス24をトラバースシャーシ15の調整ビス穴15cから抜き取る方向に回す。
もし、ジッター値が良好とならず、増加傾向を示すようであれば、逆にTa(−)方向にディスクの回転面を倒すために、調整ビス24を上記調整ビス穴15cにネジ込む。調整ビス24を調整する順番は逆でも良い。
【0036】
次に、図1に示すRa(+)方向にディスクの回転面を倒すために、調整ビス23をトラバースシャーシ15の調整ビス穴15bから抜き取る方向に回す。もし、ジッター値が良好とならず、増加傾向を示すようであれば、逆にRa(−)方向にディスク1の回転面を倒すために、調整ビス23を上記調整ビス穴15b対し、ネジ込む方向に回す。調整ビス23を調整する順番は逆でも良い。
【0037】
次に、再度Ta方向の微調整を行なう。
以上で、スピンドルモータ11の回転軸と、光ピックアップ16のガイド軸17が形成する仮想平面との相対角度調整は終了する。
基準ディスク10を回転させたまま、半径40mm近傍のディスク裏面高さを非接触変位計等にて、さらに基準ディスク10裏面の傾斜方向をオートコリメータ等にてそれぞれモニタしながら、2本の調整ビス23,24と、チルト調整では動かさなかったボス固定ビス22、計3本のビスを調整して、傾斜方向を保持しながら、半径40mm近傍のディスク裏面高さが設計センタ値となるように調整する。
【0038】
以上の高さ調整は、光ピックアップ16の対物レンズが、ディスク10の信号面に常にフォーカスしていることを利用して、対物レンズの駆動電圧平均値を見ながら調整しても良い。
高さ調整中も、ディスク10は回転したままなので、常時ジッター値はモニタできており、ジッター値が所定の範囲を外れないよう作業を行なっているため、調整後の確認作業は不要となる。
【0039】
以上の作業において、半径24mm近傍の最内周位置にて相対角度調整を行ない、高さ調整は、Ra方向の必要チルト量から逆算して、最内周位置での高さが、40mm近傍の高さの設計センタとなるように調整しても良い。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば次のような効果を奏する。
ディスク装置において、スピンドルモータの回転軸と光ピックアップの案内手段が形成する仮想平面との位置関係を調整するに際し、従来例のように、ディスクを着脱したり、調整リングにて調整終了した後、別の取り付け固定ビスにて固定し、ディスクを再度取り付けて、ジッター値を確認するという工数の無駄が大幅に削減できる。
また、調整機構の構成がシンプルなので、部品点数が大幅に削減でき、製造コストを低減することができる。
さらに、調整機構の構成がシンプルなので、調整後のずれを極小に抑えることができるとともに、圧縮スプリングによりモータ取り付け板を保持しているため、従来例のように最終的に固定ビスを締め込むことによるモータ取り付け板もしくはトラバースシャーシの変形、相対角度ずれ等が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるディスク装置の主要部を示す図で、図1(A)は平面図、図1(B)は正面図、図1(C)は左側面図である。
【図2】図1に示すディスク装置の調整機構の詳細を分解して示す図で、図2(A)は平面図、図2(B)は正面図、図2(C)は左側面図である。
【図3】第1実施例のディスク装置の位置決め用調整ボスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
【図4】調整用ビスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
【図5】第2実施例のディスク装置における位置決め用調整ボスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
【図6】第3実施例のディスク装置における位置決め用調整ボスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
【図7】第4実施例のディスク装置における位置決め用調整ボスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
【図8】従来例の光ディスク装置の要部を示す図で、図8(A)は平面図、図8(B)は正面図、図8(C)は左側面図である。
【図9】図8に示すディスク装置の調整機構の詳細を分解して示す図で、図9(A)は平面図、図9(B)は正面図、図9(C)は左側面図である。
【図10】図9に示す調整機構における調整用ボルト、モータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
【図11】図9に示す調整機構における調整用ボルト、モータ取り付け板、トラバースシャーシ間の異なる関係を示す断面図である。
【符号の説明】
10…ディスク、11…スピンドルモータ、12…ターンテーブル、13…ディスククランパ、14…モータ取り付け板、14a…調整ボス案内穴、14b,14c…調整穴、14d…案内ピン溝、14e…ハーフパンチ部、14f…深絞り部、15…トラバースシャーシ、15a…調整ボス取り付け穴、15b,15c…調整ビス穴、15d…案内ピン取り付け穴、15e…ハーフパンチ部、16…光ピックアップ、17…ガイド軸、18…ガイド軸固定ビス、19…光ピックアップ送り手段、20…位置決め調整ボス、21…案内ピン、22…ボス固定ビス、23,24…調整ビス、25…圧縮スプリング、26…ボス調整リング、27…ボス調整ビス、110…ディスク、111…スピンドルモータ、112…ターンテーブル、113…ディスククランパ、114…モータ取り付け板、115…トラバースシャーシ、116…光ピックアップ、117…ガイド軸、121,122,123…調整用ボルト、121−1,122−1,123−1…調整リング、121−2,…固定用段付きビス、122−2,123−2…段付きビス、124…ガイドピン。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク装置の調整機構に関し、さらに詳しくは、DVD、CD等のディスクを記録再生媒体とするディスク装置において、ディスクを回転するスピンドルモータの回転軸と光ピックアップを案内する案内手段が形成する仮想平面との位置関係を調整する調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今のDVD、CD等のディスク型記録再生装置においては、通常の回転数より高速でデータを読み取ったり、データを書き込んだりすることが多くなってきている。特にDVDの場合は、CD比6倍以上の記録容量を有するため、データの読み込み及び書き込みは、従来以上に厳しい条件下で行われることになる。
【0003】
ディスクに記録されたデータの読み込み、ディスクへのデータの書き込みは、後述の光ピックアップを用いて行なうが、一般的に光ピックアップから出射されるレーザ光の光軸と、レーザ光が照射されるディスク情報面との相対角度を調整することで、読み込まれる信号と、書き込まれる信号の品質が向上する。ディスクを保持するターンテーブルを回転させるスピンドルモータ回転軸と、光ピックアップのディスク半径方向への移動を案内する1組の案内部が作る仮想平面との相対角度が、理想的に90°の関係にあるとしても、これに取り付けられる個々の光ピックアップから出射されるレーザ光の角度は、それぞれ異なり、そのばらつきも大きい。
そこで、スピンドルモータの取付け面を、光ピックアップ案内部に対して傾けることで、個々の光ピックアップに対して調整することが行われている。
【0004】
図8は、従来例の光ディスク装置の要部を示す図で、特開2002−93029号公報に開示された発明の概念に基いた例であり、図8(A)は平面図、図8(B)は正面図、図8(C)は左側面図である。
図8において、ディスク110は、図示しないディスク誘導機構により、スピンドルモータ111に取り付け固定されたターンテーブル112の上面に載せられた後、図示しないマグネット等により発生する吸引力により、ディスククランパ113とターンテーブル112の間に挟まれた状態で、スピンドルモータ111と一体となって回転する。
【0005】
スピンドルモータ111は、モータ取り付け板114に対して強固に取り付けられており、後述する調整機構を介してトラバースシャーシ115に固定されている。
光ピックアップ116のディスク半径方向移動の案内を行なう2本のガイド軸117は、4個の固定部材118を介してトラバースシャーシ115に取り付け固定されている。
光ピックアップ160は、ガイド軸117に沿って、光ピックアップ送り手段119により駆動され、ディスク半径方向に自在に移動する。
【0006】
調整機構の構成について説明する。
図9は、図8に示すディスク装置の調整機構の詳細を分解して示す図で、図9(A)は平面図、図9(B)は正面図、図9(C)は左側面図である。
調整機構は、3本の調整用ボス121,122,123、3個の調整リング121−1,122−1,123−1、1本の固定用段付ビス121−2、2本の固定用ビス122−2,123−2、1本の位置決め用ガイドピン124、モータ取り付け板114からなり、調整用ボス121,122,123、位置決め用ガイドピン124は、それぞれトラバースシャーシ115の基準軸X−X’、Y−Y’上の所定位置に固定されている。
モータ取り付け板114には、位置決め用穴114a、2個の固定ビス貫通穴114b,114c、位置決め用長穴114dが設けられている。
【0007】
図10、11は、図9に示す調整機構における1つの調整用ボス121とモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
位置決め調整用ボス121は、トラバースシャーシ115に対する垂直度を確保するために設けられたフランジ部121a、内外径にネジが切られたスリーブ部121bからなる。
スリーブ部121bの外周ネジ部に対して、内径にネジ部が設けられた調整用リング121−1が取り付けられており、調整用リング121−1の回転押込み量に応じて、モータ取り付け板114の高さが可変となっている。3本の調整用ボス121,122,123に嵌め込まれた調整用リング121−1,122−1,123−1が、それぞれ独立してネジ込み量を設定できることから、モータ取り付け板114のトラバースシャーシ115に対する絶対高さと、傾斜方向が、任意に調整できることになる。上記調整が終了した時点で、段付ビス121−2、固定用ビス122−2,123−2を締め込むことで、モータ取り付け板114は強固に固定される。
【0008】
図8,9,10,11を用いて、モータ取り付け板114を2本のガイド軸117,117によって形成される仮想平面に対して位置調整する作業について説明する。
モータ取り付け板114を、図9(A)に示す基準軸X−X’周りに回転させ、スピンドルモータ111の回転軸と、光ピックアップガイド軸117が形成する仮想平面との相対角度を変える場合、調整リング121−1を調整用ボス121にネジ込んでいく(図10の矢印A方向)ことで、モータ取り付け板114が図8のTa(−)方向に傾斜し、これに伴いスピンドルモータ111の回転軸が、Ta(−)方向に倒れる。一方、調整リング121−1を調整ボス121から外す方向に回転させることにより、上記とは逆に、モータ取り付け板114が図8のTa(+)方向に傾斜し、これに伴いスピンドルモータ111の回転軸がTa(+)方向に倒れる。
【0009】
モータ取り付け板114を、図9(A)における基準軸Y−Y’周りに回転させ、スピンドルモータ111の回転軸と、2本の光ピックアップガイド軸117,117が形成する仮想平面との相対角度を変える場合、図11に示すように調整リング122−1を、調整用ボス122(図11の矢印B方向)にネジ込んでいくことで、モータ取り付け板114が図8のRa(−)方向に傾斜し、これに伴い、スピンドルモータ111の回転軸が、Ra(−)方向に倒れる。一方、調整リング122を調整ボス122から外す方向に回転させることにより、上記とは逆に、モータ取り付け板114が、図のRa(+)方向に回転し、これに伴い、スピンドルモータ111の回転軸がRa(+)方向に倒れる。
【0010】
モータ取り付け板114のトラバースシャーシ115に対する絶対高さを調整する場合は、3個の調整リング121−1,122−1,123−1を、それぞれが組み合わさる調整用ボス121,122,123に対して等量ネジ込むことで、スピンドルモータ111のターンテーブル112が下降し、逆に3個の調整リング121−1,122−1,123−1を、それぞれが組み合わさる調整用ボス121,122,123から等量取り外す方向に回すことで、スピンドルモータ111のターンテーブル112が上昇する。
【0011】
以上の調整を完了した後に、固定用段付ビス121−2と固定用ビス122−2,123−2を、調整ボス121,122,123に対して締め込むことで、スピンドルモータ111の回転軸と、2本の光ピックアップガイド軸117が形成する仮想平面との相対角度調整は完了する。
【0012】
実際は、読み取りデータ、もしくは書き込みデータの品質が最良となるように調整する必要があり、調整の良し悪しは読み出されたデータ(RF信号)品質、すなわちジッター値が最良となるように、調整される(基準となるディスク等からの読み込みデータ品質が最良となるように調整することで、書き込み品質も最良となる)。ここで、ジッター値とは、読み出されたRF信号の時間軸方向の揺らぎを表した数値である。
【0013】
ジッター値が最良となるように、上記の調整を行なうには、ディスク110を回転させ、光ピックアップ116でデータを読み出しながら、信号品位、すなわちジッター値が最良になるように、調整リング121−1,122−1を回転させる必要がある。Ta方向及びRa方向にスピンドルモータ111の回転軸を倒すことで、ジッター値は変化するが、相対角度を横軸に、ジッター値を縦軸にとると、略2次曲線を示し、最良なジッター値を示す相対角度が存在する。Ta方向とRa方向でそれぞれ最良となるポイントがあり、これを見つける作業となる。
【0014】
ところが、上記のような調整機構による相対角度調整を行なうと、例えば、Ra方向にモータ取り付け板を±40′(40/60°)傾けることで、外径寸法がφ120mmのDVD、CDディスクの最外周にて、基準からの高さずれ量は、約±0.7mmにも及び、光ピックアップの対物レンズ可動範囲限界に近い状態となり、読み込まれるデータ品位が悪化することがある。そこで、調整終了後、モータ取り付け板114の高さ調整を行なうことになる。
【0015】
高さ調整については、スピンドルモータ111を回転させながら、ディスク中周位置(半径40mm付近)で、絶対高さが設計センタとなるように、調整リング121−1,122−1,123−1を等量回転させることにより、相対角度調整により生じた最外周での高さ変化を、最内周と最外周に振り分けることで、約1/2に抑えることが可能となる。
【0016】
【特許文献1】
特開2002−93029号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
上記、従来例による相対角度及び高さ調整においては、ディスク110を回転させながら行なう場合、最終的に固定用ビス121−2,122−2,123−2で上側からモータ取り付け板を固定する構造なので、調整時には3本の固定用ビス121−2,122−2,123−2を締め込まず、若干緩めておくことで、調整量を確保することが必要になるため、締め込む作業を行なうときに、ディスク110を取除く必要がある。さらに、固定用ビス121−2,122−2,123−2を締め込んだ後、調整の確認をする必要があり、作業工数が多いという問題があった。
【0018】
構造を上下逆にして、トラバースシャーシ115側から固定ビスで、調整用ボスが取り付けられたモータ取り付け板を固定する方法も考えられるが、この場合、モータ取り付け板を、治具等により、調整リングに対して押圧しておき、調整後に固定ビスを締め込むことになる。ディスクの着脱作業が不要となるが、3個の調整リングを所定量回し、調整終了後、3本の固定ビスを締め込むという作業工数は変わらず、しかも締込み後の確認作業は残る。
【0019】
本発明は、以上のような状況に鑑みなされたもので、ディスク装置のスピンドルモータの回転軸と光ピックアップの案内手段によって形成される仮想平面との相対角度及び高さ調整を行う調整機構を部品点数の少ない簡単な構成とし、コストダウンを図るとともに、調整する際の工数を大幅に削減できる調整機構を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の技術手段は、ディスクを保持するターンテーブルと、該ターンテーブルを回転するスピンドルモータと、前記ディスクに記録された信号を読み出したり信号を書き込んだりする光ピックアップと、該光ピックアップを前記ディスクの半径方向に移動する案内手段と、前記光ピックアップを駆動する駆動手段を有するディスク装置の調整機構において、前記スピンドルモータを取り付けるとともにボス案内穴及び案内ピン溝を有するモータ取り付け板と、該モータ取り付け板の位置決め調整ボス及び案内ピンを有するトラバースシャーシと、前記モータ取り付け板と前記トラバースシャーシの位置関係を調整する調整ビスと、前記モータ取り付け板を押圧する圧縮スプリングからなり、前記モータ取り付け板が前記位置決め調整ボス及び案内ピンで案内された状態で、前記調整ビスにより前記スピンドルモータの回転軸と前記案内手段が形成する仮想平面との相対角度調整と、前記スピンドルモータのターンテーブル面の高さ調整を行なうことを特徴とし、これにより、ディスクを回転させながら相対角度と高さの調整を行うことができ、かつ固定用ビスが不要で、調整ビス3本を調整するだけで良く、さらに調整終了後の確認作業を必要としないディスクの調整機構を提供することができる。
【0021】
第2の技術手段は、第1の技術手段のディスク装置の調整機構において、前記モータ取り付け板のボス案内穴の高さ調整案内部を、ハーフパンチ加工で形成したことを特徴とし、これにより、前記モータ取り付け板の位置決め用穴の高さ調整案内部を簡単な構成とし、高効率に成形することができる。
【0022】
第3の技術手段は、第1の技術手段のディスク装置の調整機構において、前記モータ取り付け板のボス案内穴の高さ調整案内部を、深絞り加工で形成したことを特徴とし、これにより、前記モータ取り付け板の位置決め用穴の高さ調整案内部を簡単な構成で十分な長さとし、高効率に成形することができる。
【0023】
第4の技術手段は、第1の技術手段のディスク装置の調整機構において、前記位置決め調整ボス先端にネジ部を設け、該ネジ部と係合する調整リングにより調整を行なうことを特徴とし、これにより、位置決め調整ボス及び調整リングの構成を一層簡単とすることができる。
【0024】
第5の技術手段は、第2の技術手段のディスク装置の調整機構において、前記調整ビスの頭部外周に環状の凸部を設け、前記調整ビスの前記位置決め調整ボスに対するねじ込み量を調整することにより、前記凸部が前記モータ取り付け板の高さを調整することを特徴とし、これにより、凸部の高さを大きくすることで、調整量を増やすことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図7に示す実施例に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例によるディスク装置の主要部を示す図で、図1(A)は平面図、図1(B)は正面図、図1(C)は左側面図である。
ディスク装置において、DVD、CD等のディスク10は、図示しないディスク誘導機構により、スピンドルモータ11のターンテーブル12に搭載された後、図示しないマグネット等により発生する吸引力により、ディスククランパ13とターンテーブル12の間に挟まれた状態で、スピンドルモータ11と一体となって回転する。
スピンドルモータ11は、モータ取り付け板14に対して強固に取り付けられており、後述する調整機構を介してトラバースシャーシ15に固定されている。
光ピックアップ16のディスク半径方向移動の案内を行なう2本のガイド軸17は、4本の固定ビス18によりトラバースシャーシ15に取り付け固定されている。
光ピックアップ16は、ガイド軸17に沿って、光ピックアップ送り手段19により駆動され、ディスク半径方向に自在に移動する。
【0026】
図2は、図1に示すディスク装置の調整機構の詳細を分解して示す図で、図2(A)は平面図、図2(B)は正面図、図2(C)は左側面図である。
本発明のディスク装置の調整機構は、位置決め調整ボス20、案内ピン21、ボス固定ビス22、2本の調整ビス23,24、3個の圧縮スプリング25、モータ取り付け板14からなる。
トラバースシャーシ15の調整ボス取り付け穴15a、調整ビス穴15c及び案内ピン取り付け穴15dは、スピンドルモータ11の回転軸を含み、光ピックアップ16のガイド軸17と直交するトラバースシャーシ15上の基準軸Y−Y’上に形成されており、調整ボス取り付け穴15aに位置決め調整ボス20が取り付けられ、案内ピン取り付け穴15dには後述する案内ピン21が取り付けられる。調整ボス取り付け穴15a、調整ビス穴15bは、調整ボス取り付け穴15aを通り光ピックアップ16のガイド軸17と平行なトラバースシャーシ15上の基準軸X−X’上の所定位置に形成されている。
モータ取り付け板14には、調整ボス案内穴14a、2個の調整穴14b,14c、案内ピン溝(穴)14dが設けられている。調整ボス案内穴14a、調整穴14c、案内ピン溝(穴)14dは、基準軸Y−Y’上に形成されており、調整ボス案内穴14a、調整穴14bは、基準軸X−X’上の所定位置に形成されている。
【0027】
図3は、第1実施例のディスク装置における位置決め調整ボスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
図3に示すように、モータ取り付け板14において、位置決め調整ボス20が挿通される調整ボス案内穴14aは、位置決め調整ボス20の外周に沿って、モータ取り付け板14のハーフパンチ部14e、つまりモータ取り付け板14の板厚の半分程度を打ち抜いた部分によって形成され、高さ方向に摺動可能なように構成されており、その調整可能範囲は、スピンドルモータ11を上昇する方向については、ハーフパンチ部14aの段差分であり、スピンドルモータ11を下降する方向については、位置決め調整ボス20と、モータ取り付け板14のハーフパンチ部14aの最小掛かり代、例えば、0.3mmを超えない範囲となる。
モータ取り付け板14とトラバースシャーシ15間の位置決め調整ボス20の外周には、圧縮スプリング25が挟み込まれており、前記調整範囲内で所定の与圧を発生するように、そのばね定数が適度に設定されている。圧縮スプリング25により、モータ取り付け板14がボス調整ビス22、調整ビス23,24の頭部に押し付けられることで、姿勢の安定が図られている。
【0028】
(第2実施例)
図5は、第2実施例のディスク装置における位置決め調整ボスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
第2実施例は、図3に示す第1実施例と比較すると、モータ取り付け板14において、位置決め調整ボス20が挿通され案内される調整ボス案内穴14aの部分が、深絞り加工により形成した深絞り部14fとなっている点で異なる。
位置決め穴14aの部分を深絞り部14fとすることで、簡単な加工で案内部の長さを十分に取ることができ、位置決め調整ボス20を安定してガイドすることが可能となる。
【0029】
(第3実施例)
図6は、第3実施例のディスク装置における位置決め調整ボスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
第3実施例は、図5に示す第2実施例と同様に、モータ取り付け板14は深絞り加工により形成した深絞り部14fを有するものであるが、位置決め調整ボス20の先端にネジ部20aを設け、第2実施例のボス固定ビス22の代わりに、ボス調整リング26をネジ込むようにしている。
位置決め調整ボス20の先端にネジ部20aを設け、ネジ部20aにボス調整リング26をネジ込むので、構成が一層簡単となる。
【0030】
(第4実施例)
図7は、第4実施例のディスク装置における位置決め調整ボスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図で、図5に示すボス固定ビス22の変形例を示す。
第4実施例で用いる変形例のボス調整ビス27の最外周には、環状の凸部27aが形成されており、環状の凸部27aによって囲まれ、窪んだ内周部にネジ部27bが設けられている。凸部27aの高さを大きくすることで、調整量を増やすことが可能となる。
【0031】
図4は、第1〜第4実施例のディスク装置における調整ビスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
トラバースシャーシ15には、モータ取り付け板14の調整穴14b,14cから挿入された調整ビス23,24が、トラバースシャーシ15の調整ビス穴14c,14dにねじ込まれた際、調整ビス23,24の先端がトラバースシャーシ15天面より突出することがないように、ハーフパンチ部15eが形成されており、その中央に絞りタップ部15fが設けられている。
【0032】
本発明によるモータ取り付け板の調整方法の例について説明する。
トラバースシャーシ15を図示しない調整用基台に設置し、調整用の基準ディスクをスピンドルモータ11に固定されたターンテーブル12に載せる。ディスククランパ13により、ディスク10とターンテーブル12を固定すると、ディスク10はスピンドルモータ11と一体となり、所定の回転数で回転する。
【0033】
基準ディスク10と光ピックアップ16の案内基準であるガイド軸17間の距離を設計センタ値にプリセットするため、トラバースシャーシ15とモータ取り付け板14間に図示しない所定厚さのスペーサを挟み、3本つまりボス固定ビス22、調整ビス23,24をそれぞれ位置決め調整ボス20,トラバースシャーシ15の調整ビス穴15b,15cにネジ込む。
ターンテーブル12の平行度をオートコリメータ等で、さらにターンテーブル12の高さをピックテスタ等で、それぞれモニタしながらプリセットしても良い。
【0034】
次に、光ピックアップ16を用いてディスク1のデータを読み出すが、半径40mm近傍のデータを読み出すために、送り手段19により光ピックアップ16を所定位置まで移動させる。
スピンドルモータ11は、DVD、CD等のディスク1を再生する場合、CLV(線速度一定)で回転するため、半径40mm近傍のデータを読み出す時の線速度が所定の速度となるように、図示しないサーボ回路により精密に回転数制御される。
【0035】
光ピックアップ16により読み出されたRF信号の品質を示すジッター値をモニタしながら、まず、図1に示すTa(+)方向にディスクの回転面を倒すために、調整ビス24をトラバースシャーシ15の調整ビス穴15cから抜き取る方向に回す。
もし、ジッター値が良好とならず、増加傾向を示すようであれば、逆にTa(−)方向にディスクの回転面を倒すために、調整ビス24を上記調整ビス穴15cにネジ込む。調整ビス24を調整する順番は逆でも良い。
【0036】
次に、図1に示すRa(+)方向にディスクの回転面を倒すために、調整ビス23をトラバースシャーシ15の調整ビス穴15bから抜き取る方向に回す。もし、ジッター値が良好とならず、増加傾向を示すようであれば、逆にRa(−)方向にディスク1の回転面を倒すために、調整ビス23を上記調整ビス穴15b対し、ネジ込む方向に回す。調整ビス23を調整する順番は逆でも良い。
【0037】
次に、再度Ta方向の微調整を行なう。
以上で、スピンドルモータ11の回転軸と、光ピックアップ16のガイド軸17が形成する仮想平面との相対角度調整は終了する。
基準ディスク10を回転させたまま、半径40mm近傍のディスク裏面高さを非接触変位計等にて、さらに基準ディスク10裏面の傾斜方向をオートコリメータ等にてそれぞれモニタしながら、2本の調整ビス23,24と、チルト調整では動かさなかったボス固定ビス22、計3本のビスを調整して、傾斜方向を保持しながら、半径40mm近傍のディスク裏面高さが設計センタ値となるように調整する。
【0038】
以上の高さ調整は、光ピックアップ16の対物レンズが、ディスク10の信号面に常にフォーカスしていることを利用して、対物レンズの駆動電圧平均値を見ながら調整しても良い。
高さ調整中も、ディスク10は回転したままなので、常時ジッター値はモニタできており、ジッター値が所定の範囲を外れないよう作業を行なっているため、調整後の確認作業は不要となる。
【0039】
以上の作業において、半径24mm近傍の最内周位置にて相対角度調整を行ない、高さ調整は、Ra方向の必要チルト量から逆算して、最内周位置での高さが、40mm近傍の高さの設計センタとなるように調整しても良い。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば次のような効果を奏する。
ディスク装置において、スピンドルモータの回転軸と光ピックアップの案内手段が形成する仮想平面との位置関係を調整するに際し、従来例のように、ディスクを着脱したり、調整リングにて調整終了した後、別の取り付け固定ビスにて固定し、ディスクを再度取り付けて、ジッター値を確認するという工数の無駄が大幅に削減できる。
また、調整機構の構成がシンプルなので、部品点数が大幅に削減でき、製造コストを低減することができる。
さらに、調整機構の構成がシンプルなので、調整後のずれを極小に抑えることができるとともに、圧縮スプリングによりモータ取り付け板を保持しているため、従来例のように最終的に固定ビスを締め込むことによるモータ取り付け板もしくはトラバースシャーシの変形、相対角度ずれ等が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるディスク装置の主要部を示す図で、図1(A)は平面図、図1(B)は正面図、図1(C)は左側面図である。
【図2】図1に示すディスク装置の調整機構の詳細を分解して示す図で、図2(A)は平面図、図2(B)は正面図、図2(C)は左側面図である。
【図3】第1実施例のディスク装置の位置決め用調整ボスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
【図4】調整用ビスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
【図5】第2実施例のディスク装置における位置決め用調整ボスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
【図6】第3実施例のディスク装置における位置決め用調整ボスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
【図7】第4実施例のディスク装置における位置決め用調整ボスとモータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
【図8】従来例の光ディスク装置の要部を示す図で、図8(A)は平面図、図8(B)は正面図、図8(C)は左側面図である。
【図9】図8に示すディスク装置の調整機構の詳細を分解して示す図で、図9(A)は平面図、図9(B)は正面図、図9(C)は左側面図である。
【図10】図9に示す調整機構における調整用ボルト、モータ取り付け板、トラバースシャーシ間の関係を示す断面図である。
【図11】図9に示す調整機構における調整用ボルト、モータ取り付け板、トラバースシャーシ間の異なる関係を示す断面図である。
【符号の説明】
10…ディスク、11…スピンドルモータ、12…ターンテーブル、13…ディスククランパ、14…モータ取り付け板、14a…調整ボス案内穴、14b,14c…調整穴、14d…案内ピン溝、14e…ハーフパンチ部、14f…深絞り部、15…トラバースシャーシ、15a…調整ボス取り付け穴、15b,15c…調整ビス穴、15d…案内ピン取り付け穴、15e…ハーフパンチ部、16…光ピックアップ、17…ガイド軸、18…ガイド軸固定ビス、19…光ピックアップ送り手段、20…位置決め調整ボス、21…案内ピン、22…ボス固定ビス、23,24…調整ビス、25…圧縮スプリング、26…ボス調整リング、27…ボス調整ビス、110…ディスク、111…スピンドルモータ、112…ターンテーブル、113…ディスククランパ、114…モータ取り付け板、115…トラバースシャーシ、116…光ピックアップ、117…ガイド軸、121,122,123…調整用ボルト、121−1,122−1,123−1…調整リング、121−2,…固定用段付きビス、122−2,123−2…段付きビス、124…ガイドピン。
Claims (5)
- ディスクを保持するターンテーブルと、該ターンテーブルを回転するスピンドルモータと、前記ディスクに記録された信号を読み出したり信号を書き込んだりする光ピックアップと、該光ピックアップを前記ディスクの半径方向に移動する案内手段と、前記光ピックアップを駆動する駆動手段を有するディスク装置の調整機構において、
前記スピンドルモータを取り付けるとともにボス案内穴及びピン案内溝を有するモータ取り付け板と、該モータ取り付け板の位置決め調整ボス及び案内ピンを有するトラバースシャーシと、前記モータ取り付け板と前記トラバースシャーシの位置関係を調整する調整ビスと、前記モータ取り付け板を押圧する圧縮スプリングからなり、前記モータ取り付け板が前記位置決め調整ボス及び案内ピンで案内された状態で、前記調整ビスにより前記スピンドルモータの回転軸と前記案内手段が形成する仮想平面との相対角度調整と、前記スピンドルモータのターンテーブル面の高さ調整を行なうことを特徴とするディスク装置の調整機構。 - 請求項1に記載されたディスク装置の調整機構において、
前記モータ取り付け板のボス案内穴の高さ調整案内部を、ハーフパンチ加工で形成したことを特徴とするディスク装置の調整機構。 - 請求項1に記載されたディスク装置の調整機構において、
前記モータ取り付け板のボス案内穴の高さ調整案内部を、深絞り加工で形成したことを特徴とするディスク装置の調整機構。 - 請求項1に記載されたディスク装置の調整機構において、
前記位置決め調整ボス先端にネジ部を設け、該ネジ部と係合する調整リングにより調整を行なうことを特徴とするディスク装置の調整機構。 - 請求項1に記載されたディスク装置の調整機構において、
前記調整ビスの頭部外周に環状の凸部を設け、前記調整ビスの前記位置決め調整ボスに対するねじ込み量を調整することにより、前記凸部が前記モータ取り付け板の高さを調整することを特徴とするディスク装置の調整機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002248937A JP2004087031A (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | ディスク装置の調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002248937A JP2004087031A (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | ディスク装置の調整機構 |
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ID=32056181
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006107699A (ja) * | 2004-09-08 | 2006-04-20 | Ricoh Co Ltd | 記録/再生装置およびその駆動方法ならびにディスクカートリッジ |
US7607145B2 (en) | 2005-08-22 | 2009-10-20 | Funai Electric Co., Ltd. | Structure for fixing spindle motor to traverse chassis |
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2002
- 2002-08-28 JP JP2002248937A patent/JP2004087031A/ja active Pending
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