JP2004086674A - コンピュータケース - Google Patents
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Abstract
【課題】組立やドライブ増設等の際の作業が容易であり、振動等が少なく静粛性に優れたコンピュータケースを提供する。
【解決手段】ドライブ装置(D1、D2)を取り付ける為の5インチドライブベイユニット2a、3.5インチドライブベイユニット2bとを設け、該5インチドライブベイユニット2a及び3.5インチドライブベイユニット2bを、シャーシ3の前面側から引き出し可能に形成した。
【選択図】 図1
【解決手段】ドライブ装置(D1、D2)を取り付ける為の5インチドライブベイユニット2a、3.5インチドライブベイユニット2bとを設け、該5インチドライブベイユニット2a及び3.5インチドライブベイユニット2bを、シャーシ3の前面側から引き出し可能に形成した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マザーボード、ドライブ装置、電源等の部品を装着してパーソナルコンピュータ(パソコンと略称する)本体を構成するためのコンピュータケース(パソコンケース、PCケース等と呼ばれることもある)に関し、特にパソコンを自作する場合に用いられるパソコンケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4(a)、(b)に示すようにタワー型PCケース101は、縦長の筺体形状を有し、縦置きで使用されるものであり、背面側にマザーボード102や電源103等が取付られ、正面側にフレキシブルディスクドライブ(以下、FDDと略記する)あるいはハードディスクドライブ(以下、HDDと略記する)等の3.5インチドライブ104や、5インチドライブ105等の各種ドライブ装置が取付けられ、正面側からドライブ装置にメディアを出し入れが可能に形成されている。なお図4(b)は、側面のパネルを取り外した状態を示すものである。
【0003】
従来のPCケースにドライブ装置を装着する場合、以下のようにして行われる。
(1)FDD等のリムーバブルメディアのドライブの場合には、正面のパネル及び側面のパネルを取り外して、正面側のドライブ窓からドライブ部品を挿入し、左右の両側面方向からビス等でケースのドライブ取り付け部分に直接、ドライブ装置を固定していた。また(2)HDDをシャドウベイに取り付けるには、ケース背面側から取り付け部分にドライブ部品を挿入し、左右の両側面方向からビス止めしてドライブ装置を固定していた。
【0004】
また従来のPCケースは、その材質として、シャーシやパネル類を塗装亜鉛メッキ鋼板を用いたものや、フロントパネルにプラスチック板を用いたり、シャーシやパネル類を全てアルミニウム板等を用いたもの等が公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記従来のPCケースは、組立時にケースにドライブを取り付ける場合、ケースの両側の側面パネル及び正面パネルの全てを取り外す必要があり、手間がかかるという問題があった。さらに、例えばケースに組み込んだ後に動作確認した際に不具合が見つかった場合のようにドライブ装置を取り外す必要があると、これらのパネルを全て取り外すことは、非常に煩わしい作業である。
【0006】
また、パソコンとして組み立てられて所定の場所に設置した後、ドライブの増設、交換等を行う場合には、両側面パネルを取り外したりするための広い作業スペースが必要である。また左右に側面パネルを取り外す作業スペースがない場合には、別のスペースにケース自体を移動させる必要があるという問題があった。
【0007】
また、ドライブ装置には高回転型モータが用いられており、ドライブが駆動する際に高速で回転する。従来のプラスチック板やアルミニウム板等から形成されているPCケースは、ドライブの駆動でケースが共振し振動が発生し易い。ケースに振動が発生すると、ビビリ音等の不愉快な騒音が発生し、静粛性が低下するという問題があった。
【0008】
本発明は上記従来技術の欠点を解決する為に成されたものであり、組立やドライブ増設等の際の作業が容易であり、振動等が少なく静粛性に優れたコンピュータケースを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(1)ドライブ装置を取り付ける為のドライブベイユニットを備え、該ドライブベイユニットがケース正面側からケース外部に引き出し可能に取り付けられていることを特徴とするコンピュータケース、(2)ドライブベイユニットが、上部位置のドライブ装置を一体に引き出し可能な上部ドライブベイユニットと、下部位置のドライブ装置を一体に引き出し可能な下部ドライブベイからなる複数のドライブベイユニットにより構成されている上記(1)記載のコンピュータケース、(3)ドライブベイユニットが、取外し可能に形成されたフロントカバーにより覆われている上記(1)又は(2)記載のコンピュータケース、(4)主要な構成部材がステンレス板により形成されている上記(1)〜(3)のいずれか1に記載のコンピュータケース、を要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明コンピュータケース(以下、PCケースと言う)の一実施例を示す分解斜視図である。図1に示すPCケース1は、縦長の筺体形状のケースからなるタワー型コンピュータケースとして形成したものであり、ドライブ装置(D1、D2)を取り付ける為のドライブベイユニット2を備える。該ドライブベイユニット2は、シャーシ3の正面側からケース外部に引き出し可能に形成されている。
【0011】
さらにドライブベイユニット2は、上部ベイのドライブ装置を一体に引き出し可能な上部ドライブベイユニットとしての5インチドライブベイユニット2a、下部ベイのドライブ装置を一体に引き出し可能な下部ドライブベイユニットとしての3.5インチドライブベイユニット2bとから構成されている。5インチドライブベイユニット2a、3.5インチドライブベイユニット2bの、複数のドライブベイユニットは、それぞれシャーシ3より独立して形成されており、前面側から引き出して完全にケースの外部に出すことが可能に形成されている。
【0012】
PCケース1は基本的に、図1に示すように、ケースの骨格をなすシャーシ3と、正面側から取り付けられるドライブベイユニット2a、2b、フロントカバー4、背面側から取り付けられるマザーボード取り付けユニット7、及び電源ユニット8、上面から取り付けられるトップカバー9、左右の両側面から取り付けられるサイドカバー10a、10b等から構成される。なお図1において一方のサイドカバー10bは、シャーシ3に取り付けた状態を示したが、サイドカバー10aと同様にシャーシ3から取り外すことが可能に取り付けられている。
【0013】
PCケース1のシャーシ3は、図1に示すように、底面と背面が一体に形成されたメインフレーム31、フロントフレーム32、及びシャーシ3の上部左右両側面に設けられたインサイドフレーム33、34から構成されている。
【0014】
図2に示すように、フロントカバー4のドライブベイの部分に対応する位置には、ドライブの入り口を覆う蓋11が設けられていて、ドライブを取り付ける場合には、この蓋11を取り外すことが出来るように形成されている。またフロントカバー4の下部のシャドウベイの位置には、冷却ファンの空気取り入れが出来るように、多数の小孔の貫通孔からなる通気口12が設けられている。
【0015】
図2に示すように、ドライブベイユニット2a、2bは、該ユニットを引き出す際に手を掛けて引き出しを容易とする為の「コの字型」の取っ手5が、正面の左右に1個ずつ取り付けられている。取っ手5は、正面側に高さがあるが、この高さは、フロントカバー4を取り付けた場合に、該カバー4とシャーシ3表面との間の空隙により吸収されるように、フロントカバー4が形成されている。更にドライブベイユニット2a、2bは、ローレットネジ6によりシャーシ3から取り外し可能に該シャーシ3へ固定されている。ローレットネジ6の取り付け位置は、正面側の周囲の適宜位置である。
【0016】
5インチドライブベイユニット2aは、図5に示すように、左右の両側面板21、22、底板23、及び天板24から枠状に形成されて構成される。左右の両側面板21、22には、ドライブ装置(D1)の両側面側からネジ等で固定するための、長円形状の貫通孔からなる取り付け溝13が、1ドライブに対して前面側と背面側の上下の4箇所に設けられている。5インチドライブベイユニット2aには、5インチドライブ装置(D1)を4台保持することができるように、取り付け溝が側面板の対応する所定の位置に設けられている。
【0017】
なおドライブ装置自体に設けられている取り付け用のビス孔は、ほぼ一定位置に設けられているが、ドライブ装置の個々の製品によって位置が少しずつ異なっている。取り付け溝が長円の貫通孔であると、それらの位置の違いに対応可能である。さらに正面側が開放した形状に形成されている。
【0018】
また、底板23及び天板24には冷却効率を高めること、及び軽量化を目的として、放熱孔19が設けられている。
【0019】
3.5インチドライブベイユニット2bは、図6に示すように、基本的に上部ユニットと同様に、左右の両側面板21、22、底板23、及び天板24から構成されるが、正面にシャドウベイの部分を覆うパネル25が設けられている。また3.5インチドライブを取り付ける部分の正面は、正面側からメディアをアクセスすることが可能なように、FDD等の3.5インチドライブ装置(D2)を2台取り付け可能に開口している。3.5インチドライブベイの下方のパネル25の裏側のシャドウベイの部分は、HDDを4台保持可能に形成されている。また左右の両側面板21、22には、ドライブ装置Dの両側面側からネジ等で固定するための、長円形状の貫通孔からなる取り付け溝13が所定位置に設けられている。シャドウベイの前に設けられるパネル25には多数の貫通孔からなる吸気孔26が設けられている。
【0020】
本発明においてドライブベイユニットに取り付けられるドライブ装置としては、補助記憶装置としてのディスク駆動装置である、ハードディスク(HDD)、フレキシブルディスク(FDD)、ZIPディスク等の磁気ディスク、CD−ROM等の光ディスク、MOディスク等の光磁気ディスク等である。本発明PCケースでは、ドライブベイユニットの大きさ、保持可能なドライブの数等は、特に上記実施態様に限定されず、適宜の数に形成することができる。
【0021】
ドライブベイユニット2a、2bは、シャーシ3から前方に引き出して外部に取り出せる構造であれば良い。具体的には、シャーシ3の上にドライブベイユニット2a、2b底面の部分が支持されていて、水平方向にスライド可能な構造に形成してなる。すなわち5インチドライブベイユニット2aは、左右のインサイドフレーム33、34の下辺にケース内方に飛び出しすように設けられているベイユニット支持片33a、34aの上を水平方向前後にスライドして移動するように形成されている。また3.5インチドライブベイユニットはメインフレーム31の上をスライドするように形成されている。
【0022】
マザーボード取り付けユニット7は、図3に示すように、背面パネル一体型として形成され、背面側にスライドさせて取り出し可能に形成され、ローレットネジ6で固定可能に形成されている。マザーボード取り付けユニット7には拡張用ビデオボード、LANボード、モデムボード、メモリ、各種基板が取り付けられている。また、背面パネルには、モニタ、キーボード等を接続する為の端子、PCIスロット等が設けられている。また電源ユニット8は、冷却用ファン、各種電源供給用のコネクタ等を備える。
【0023】
図1〜3に示す本実施態様のPCケースは、外形寸法が、高さ418mm、幅202mm、奥行き452mmのミドルタワー用ケースとして形成してなるものである。タワー型ケースは設置スペースを小さく出来る利点がある。またシャーシ3、ドライブベイユニット2a、2b、トップカバー9、サイドカバー10、フロントカバー4等の、主要な構成部材は厚さ1mmのステンレス板を用いて形成した。またPCケース1の正面に、電源をオン/オフするためのキースイッチ、電源用LED、HDDの作動を示す赤色LED等が取り付けられ、正面側に直径60mmの冷却用ファンが2個取り付けられ、背面側に直径60mmの冷却用ファンが1個取り付けられている。
【0024】
PCケース1を構成する主要な部材としてステンレス板を用いた場合、以下の利点がある。まずケース自体の剛性が高いために、各種ドライブ装置のモーターの回転により発生する共振を防止できる。その結果、振動の発生やビビり音(共振音)が発生し難くなる。これに対し、従来の亜鉛鋼板から形成したケースは、振動が大きく共振音も発生し易い。
【0025】
また従来のアルミニウム板(2mm)や亜鉛鋼板(1mm)及びプラスチック等のケースと比較して、補強用のリブや凹凸構造を形成することなしに十分な剛性を出すことができる。その結果、小型化されるため筺体の外形寸法の割に拡張ベイの数を増やすことができる。また、強度に優れる為に、板材の厚みを薄くして軽量化することが可能である。更にステンレス板は、塗装等が不要であり、表面の耐腐食性に優れ、サーフェスが平滑であり、外観が高級感を呈し、意匠的にも優れているという利点もある。
【0026】
以下図1に示すPCケースの組立について説明する。まずフロントカバー4、及び片方のサイドカバー10aを取り外す。なおもう一方のサイドカバー10bは取り付けたままでよい。次に正面のローレットネジ6を取り外し、正面側に引き出すようにして取り外す。5インチドライブベイユニット2a及び3.5インチドライブベイユニット2bを、シャーシ3に固定しているローレットネジ6を取り外し、正面側にスライドさせて引出す。このときドライブベイユニット2a、2bは、図1に示すように、完全にシャーシ3の外部に取り出す。
【0027】
5インチ、3.5インチドライブベイユニット2a、2bへ、ドライブ装置を取り付ける。なおフロントカバー4の、ドライブ取り付け位置に該当する位置のカバー11は、予め取り外しておく。まずシャーシ3の外で、5インチドライブ装置を5インチドライブベイユニット2a取り付け、3.5インチドライブ装置を3.5インチドライブベイユニット2bに取り付ける。この取り付けは、ドライブ装置をユニットの前方あるいは後方より挿入し、側面側の取り付け溝13から、ドライブユニットの側面に設けられた取り付け用の孔にビス止めする。
【0028】
所定数のドライブ装置を5インチ、3.5インチドライブベイユニット2a、2bへそれぞれ固定したならば、5インチ、3.5インチドライブベイユニット2a、2bをシャーシ3の該当位置に、シャーシの正面から挿入しローレットネジ6で固定する。。このときドライブ装置には、予め接続用ケーブルコネクタ等を取り付けておいて、それを一緒にケース内に挿入する。
【0029】
5インチ、3.5インチドライブベイユニット2a、2bを覆うように、フロントカバー4を取り付けて、ローレットネジ6で固定する。
【0030】
一方のサイドカバー10aを外した状態で、そのサイドカバー側の側面開口部よりドライブ装置(D1、D2等)の各種ケーブルを、マザーボード取り付けユニット7や電源ユニット8のコネクタに接続する。
【0031】
なお、マザーボード取り付けユニット7への各種基板の取り付けは、図3に示すように、ローレットネジ6を取り外し、マザーボード取り付けユニット7を後方に引き出して行う。最後に片方のサイドカバー10aを取り付けて、シャーシにネジで固定する。このように、サイドカバーを取り外すのは一方のサイドカバー10aのみで良く、他方のサイドカバー10bはケースに取り付けたままの状態で、ドライブ装置の取り付け作業及び配線作業を行うことができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明PCケースは、ドライブ装置を取り付ける為のドライブベイユニットを備え、該ドライブベイユニットがケース正面側からケース外部に引き出し可能に形成されて前面側から引き出し可能に取り付けられている構成を採用したことにより、ケースの外部の広い場所で該ユニットにドライブ装置を取り付けて、該ドライブ装置が取り付けられたユニットをケースに挿入することが出来る為、組立時の作業がきわめて容易であり作業性に優れている。特にドライブ装置の取り外し/取り付け作業を行う場合には、ケースの中に手を入れて取り付け作業をしなくても良い為、安全性に優れ、組立に熟練していない人でも簡単にドライブ装置の取り外し/取り付け作業を行うことができる。
【0033】
また、組立後に増設する場合の作業も容易である。例えば、PCケースを組み立ててパソコン本体として所定の位置に設置した後、周辺機器等と接続配線して動作確認を行う場合、ドライブ装置の配線などを確認する為に、取り外す必要が出てくることがある。従来のPCケースでは、両側のサイドカバーを取り外さなければならない為、側面に十分なスペースが必要である。その為、ケースの隣に物が置かれている場合が多い。そうすると、PCケースを前方に引き出して、十分なスペースのある場所に移して作業を行わなければならない。これに対し、本発明は、ドライブベイユニットを正面から引き出して、外部に取り外すことが出来るために、PCケースの両側にスペースの内ところでもドライブ装置を外部に取り出して様子をみることができる。
【0034】
またシャーシの内部でドライブ装置からの配線を取り外したり、再び接続したりする場合であっても、本発明のPCケースは片側のサイドカバーを外すだけで、配線関係の作業が可能である。これに対し従来のケースは、ドライブ装置がシャーシに直接取り付けられており、両側のサイドカバーを外さなければ作業ができなかった。本発明のケースは、片側のサイドカバーの分、作業スペースが小さくて済み、更に片側のサイドカバーを取り外したり取り付けたりする作業が不要であり、作業性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明コンピュータケースの1実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1のコンピュータケースの正面側のフロントカバーを外した状態を示す斜視図である。
【図3】図1のコンピュータケースの背面側のマザーボードをスライドさせた状態を示す斜視図である。
【図4】従来のパソコンケースを示し、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。
【図5】図1のコンピュータケースの5インチドライブベイユニットを示す斜視図である。
【図6】図1のコンピュータケースの3.5インチドライブベイユニットを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コンピュータケース(PCケース)
D1、D2 ドライブ装置
2 ドライブベイユニット
2a 5インチドライブベイユニット
2b 3.5インチドライブベイユニット
3 シャーシ
4 フロントカバー
9 トップカバー
10a、10b サイドカバー
【発明の属する技術分野】
本発明は、マザーボード、ドライブ装置、電源等の部品を装着してパーソナルコンピュータ(パソコンと略称する)本体を構成するためのコンピュータケース(パソコンケース、PCケース等と呼ばれることもある)に関し、特にパソコンを自作する場合に用いられるパソコンケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4(a)、(b)に示すようにタワー型PCケース101は、縦長の筺体形状を有し、縦置きで使用されるものであり、背面側にマザーボード102や電源103等が取付られ、正面側にフレキシブルディスクドライブ(以下、FDDと略記する)あるいはハードディスクドライブ(以下、HDDと略記する)等の3.5インチドライブ104や、5インチドライブ105等の各種ドライブ装置が取付けられ、正面側からドライブ装置にメディアを出し入れが可能に形成されている。なお図4(b)は、側面のパネルを取り外した状態を示すものである。
【0003】
従来のPCケースにドライブ装置を装着する場合、以下のようにして行われる。
(1)FDD等のリムーバブルメディアのドライブの場合には、正面のパネル及び側面のパネルを取り外して、正面側のドライブ窓からドライブ部品を挿入し、左右の両側面方向からビス等でケースのドライブ取り付け部分に直接、ドライブ装置を固定していた。また(2)HDDをシャドウベイに取り付けるには、ケース背面側から取り付け部分にドライブ部品を挿入し、左右の両側面方向からビス止めしてドライブ装置を固定していた。
【0004】
また従来のPCケースは、その材質として、シャーシやパネル類を塗装亜鉛メッキ鋼板を用いたものや、フロントパネルにプラスチック板を用いたり、シャーシやパネル類を全てアルミニウム板等を用いたもの等が公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記従来のPCケースは、組立時にケースにドライブを取り付ける場合、ケースの両側の側面パネル及び正面パネルの全てを取り外す必要があり、手間がかかるという問題があった。さらに、例えばケースに組み込んだ後に動作確認した際に不具合が見つかった場合のようにドライブ装置を取り外す必要があると、これらのパネルを全て取り外すことは、非常に煩わしい作業である。
【0006】
また、パソコンとして組み立てられて所定の場所に設置した後、ドライブの増設、交換等を行う場合には、両側面パネルを取り外したりするための広い作業スペースが必要である。また左右に側面パネルを取り外す作業スペースがない場合には、別のスペースにケース自体を移動させる必要があるという問題があった。
【0007】
また、ドライブ装置には高回転型モータが用いられており、ドライブが駆動する際に高速で回転する。従来のプラスチック板やアルミニウム板等から形成されているPCケースは、ドライブの駆動でケースが共振し振動が発生し易い。ケースに振動が発生すると、ビビリ音等の不愉快な騒音が発生し、静粛性が低下するという問題があった。
【0008】
本発明は上記従来技術の欠点を解決する為に成されたものであり、組立やドライブ増設等の際の作業が容易であり、振動等が少なく静粛性に優れたコンピュータケースを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(1)ドライブ装置を取り付ける為のドライブベイユニットを備え、該ドライブベイユニットがケース正面側からケース外部に引き出し可能に取り付けられていることを特徴とするコンピュータケース、(2)ドライブベイユニットが、上部位置のドライブ装置を一体に引き出し可能な上部ドライブベイユニットと、下部位置のドライブ装置を一体に引き出し可能な下部ドライブベイからなる複数のドライブベイユニットにより構成されている上記(1)記載のコンピュータケース、(3)ドライブベイユニットが、取外し可能に形成されたフロントカバーにより覆われている上記(1)又は(2)記載のコンピュータケース、(4)主要な構成部材がステンレス板により形成されている上記(1)〜(3)のいずれか1に記載のコンピュータケース、を要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明コンピュータケース(以下、PCケースと言う)の一実施例を示す分解斜視図である。図1に示すPCケース1は、縦長の筺体形状のケースからなるタワー型コンピュータケースとして形成したものであり、ドライブ装置(D1、D2)を取り付ける為のドライブベイユニット2を備える。該ドライブベイユニット2は、シャーシ3の正面側からケース外部に引き出し可能に形成されている。
【0011】
さらにドライブベイユニット2は、上部ベイのドライブ装置を一体に引き出し可能な上部ドライブベイユニットとしての5インチドライブベイユニット2a、下部ベイのドライブ装置を一体に引き出し可能な下部ドライブベイユニットとしての3.5インチドライブベイユニット2bとから構成されている。5インチドライブベイユニット2a、3.5インチドライブベイユニット2bの、複数のドライブベイユニットは、それぞれシャーシ3より独立して形成されており、前面側から引き出して完全にケースの外部に出すことが可能に形成されている。
【0012】
PCケース1は基本的に、図1に示すように、ケースの骨格をなすシャーシ3と、正面側から取り付けられるドライブベイユニット2a、2b、フロントカバー4、背面側から取り付けられるマザーボード取り付けユニット7、及び電源ユニット8、上面から取り付けられるトップカバー9、左右の両側面から取り付けられるサイドカバー10a、10b等から構成される。なお図1において一方のサイドカバー10bは、シャーシ3に取り付けた状態を示したが、サイドカバー10aと同様にシャーシ3から取り外すことが可能に取り付けられている。
【0013】
PCケース1のシャーシ3は、図1に示すように、底面と背面が一体に形成されたメインフレーム31、フロントフレーム32、及びシャーシ3の上部左右両側面に設けられたインサイドフレーム33、34から構成されている。
【0014】
図2に示すように、フロントカバー4のドライブベイの部分に対応する位置には、ドライブの入り口を覆う蓋11が設けられていて、ドライブを取り付ける場合には、この蓋11を取り外すことが出来るように形成されている。またフロントカバー4の下部のシャドウベイの位置には、冷却ファンの空気取り入れが出来るように、多数の小孔の貫通孔からなる通気口12が設けられている。
【0015】
図2に示すように、ドライブベイユニット2a、2bは、該ユニットを引き出す際に手を掛けて引き出しを容易とする為の「コの字型」の取っ手5が、正面の左右に1個ずつ取り付けられている。取っ手5は、正面側に高さがあるが、この高さは、フロントカバー4を取り付けた場合に、該カバー4とシャーシ3表面との間の空隙により吸収されるように、フロントカバー4が形成されている。更にドライブベイユニット2a、2bは、ローレットネジ6によりシャーシ3から取り外し可能に該シャーシ3へ固定されている。ローレットネジ6の取り付け位置は、正面側の周囲の適宜位置である。
【0016】
5インチドライブベイユニット2aは、図5に示すように、左右の両側面板21、22、底板23、及び天板24から枠状に形成されて構成される。左右の両側面板21、22には、ドライブ装置(D1)の両側面側からネジ等で固定するための、長円形状の貫通孔からなる取り付け溝13が、1ドライブに対して前面側と背面側の上下の4箇所に設けられている。5インチドライブベイユニット2aには、5インチドライブ装置(D1)を4台保持することができるように、取り付け溝が側面板の対応する所定の位置に設けられている。
【0017】
なおドライブ装置自体に設けられている取り付け用のビス孔は、ほぼ一定位置に設けられているが、ドライブ装置の個々の製品によって位置が少しずつ異なっている。取り付け溝が長円の貫通孔であると、それらの位置の違いに対応可能である。さらに正面側が開放した形状に形成されている。
【0018】
また、底板23及び天板24には冷却効率を高めること、及び軽量化を目的として、放熱孔19が設けられている。
【0019】
3.5インチドライブベイユニット2bは、図6に示すように、基本的に上部ユニットと同様に、左右の両側面板21、22、底板23、及び天板24から構成されるが、正面にシャドウベイの部分を覆うパネル25が設けられている。また3.5インチドライブを取り付ける部分の正面は、正面側からメディアをアクセスすることが可能なように、FDD等の3.5インチドライブ装置(D2)を2台取り付け可能に開口している。3.5インチドライブベイの下方のパネル25の裏側のシャドウベイの部分は、HDDを4台保持可能に形成されている。また左右の両側面板21、22には、ドライブ装置Dの両側面側からネジ等で固定するための、長円形状の貫通孔からなる取り付け溝13が所定位置に設けられている。シャドウベイの前に設けられるパネル25には多数の貫通孔からなる吸気孔26が設けられている。
【0020】
本発明においてドライブベイユニットに取り付けられるドライブ装置としては、補助記憶装置としてのディスク駆動装置である、ハードディスク(HDD)、フレキシブルディスク(FDD)、ZIPディスク等の磁気ディスク、CD−ROM等の光ディスク、MOディスク等の光磁気ディスク等である。本発明PCケースでは、ドライブベイユニットの大きさ、保持可能なドライブの数等は、特に上記実施態様に限定されず、適宜の数に形成することができる。
【0021】
ドライブベイユニット2a、2bは、シャーシ3から前方に引き出して外部に取り出せる構造であれば良い。具体的には、シャーシ3の上にドライブベイユニット2a、2b底面の部分が支持されていて、水平方向にスライド可能な構造に形成してなる。すなわち5インチドライブベイユニット2aは、左右のインサイドフレーム33、34の下辺にケース内方に飛び出しすように設けられているベイユニット支持片33a、34aの上を水平方向前後にスライドして移動するように形成されている。また3.5インチドライブベイユニットはメインフレーム31の上をスライドするように形成されている。
【0022】
マザーボード取り付けユニット7は、図3に示すように、背面パネル一体型として形成され、背面側にスライドさせて取り出し可能に形成され、ローレットネジ6で固定可能に形成されている。マザーボード取り付けユニット7には拡張用ビデオボード、LANボード、モデムボード、メモリ、各種基板が取り付けられている。また、背面パネルには、モニタ、キーボード等を接続する為の端子、PCIスロット等が設けられている。また電源ユニット8は、冷却用ファン、各種電源供給用のコネクタ等を備える。
【0023】
図1〜3に示す本実施態様のPCケースは、外形寸法が、高さ418mm、幅202mm、奥行き452mmのミドルタワー用ケースとして形成してなるものである。タワー型ケースは設置スペースを小さく出来る利点がある。またシャーシ3、ドライブベイユニット2a、2b、トップカバー9、サイドカバー10、フロントカバー4等の、主要な構成部材は厚さ1mmのステンレス板を用いて形成した。またPCケース1の正面に、電源をオン/オフするためのキースイッチ、電源用LED、HDDの作動を示す赤色LED等が取り付けられ、正面側に直径60mmの冷却用ファンが2個取り付けられ、背面側に直径60mmの冷却用ファンが1個取り付けられている。
【0024】
PCケース1を構成する主要な部材としてステンレス板を用いた場合、以下の利点がある。まずケース自体の剛性が高いために、各種ドライブ装置のモーターの回転により発生する共振を防止できる。その結果、振動の発生やビビり音(共振音)が発生し難くなる。これに対し、従来の亜鉛鋼板から形成したケースは、振動が大きく共振音も発生し易い。
【0025】
また従来のアルミニウム板(2mm)や亜鉛鋼板(1mm)及びプラスチック等のケースと比較して、補強用のリブや凹凸構造を形成することなしに十分な剛性を出すことができる。その結果、小型化されるため筺体の外形寸法の割に拡張ベイの数を増やすことができる。また、強度に優れる為に、板材の厚みを薄くして軽量化することが可能である。更にステンレス板は、塗装等が不要であり、表面の耐腐食性に優れ、サーフェスが平滑であり、外観が高級感を呈し、意匠的にも優れているという利点もある。
【0026】
以下図1に示すPCケースの組立について説明する。まずフロントカバー4、及び片方のサイドカバー10aを取り外す。なおもう一方のサイドカバー10bは取り付けたままでよい。次に正面のローレットネジ6を取り外し、正面側に引き出すようにして取り外す。5インチドライブベイユニット2a及び3.5インチドライブベイユニット2bを、シャーシ3に固定しているローレットネジ6を取り外し、正面側にスライドさせて引出す。このときドライブベイユニット2a、2bは、図1に示すように、完全にシャーシ3の外部に取り出す。
【0027】
5インチ、3.5インチドライブベイユニット2a、2bへ、ドライブ装置を取り付ける。なおフロントカバー4の、ドライブ取り付け位置に該当する位置のカバー11は、予め取り外しておく。まずシャーシ3の外で、5インチドライブ装置を5インチドライブベイユニット2a取り付け、3.5インチドライブ装置を3.5インチドライブベイユニット2bに取り付ける。この取り付けは、ドライブ装置をユニットの前方あるいは後方より挿入し、側面側の取り付け溝13から、ドライブユニットの側面に設けられた取り付け用の孔にビス止めする。
【0028】
所定数のドライブ装置を5インチ、3.5インチドライブベイユニット2a、2bへそれぞれ固定したならば、5インチ、3.5インチドライブベイユニット2a、2bをシャーシ3の該当位置に、シャーシの正面から挿入しローレットネジ6で固定する。。このときドライブ装置には、予め接続用ケーブルコネクタ等を取り付けておいて、それを一緒にケース内に挿入する。
【0029】
5インチ、3.5インチドライブベイユニット2a、2bを覆うように、フロントカバー4を取り付けて、ローレットネジ6で固定する。
【0030】
一方のサイドカバー10aを外した状態で、そのサイドカバー側の側面開口部よりドライブ装置(D1、D2等)の各種ケーブルを、マザーボード取り付けユニット7や電源ユニット8のコネクタに接続する。
【0031】
なお、マザーボード取り付けユニット7への各種基板の取り付けは、図3に示すように、ローレットネジ6を取り外し、マザーボード取り付けユニット7を後方に引き出して行う。最後に片方のサイドカバー10aを取り付けて、シャーシにネジで固定する。このように、サイドカバーを取り外すのは一方のサイドカバー10aのみで良く、他方のサイドカバー10bはケースに取り付けたままの状態で、ドライブ装置の取り付け作業及び配線作業を行うことができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明PCケースは、ドライブ装置を取り付ける為のドライブベイユニットを備え、該ドライブベイユニットがケース正面側からケース外部に引き出し可能に形成されて前面側から引き出し可能に取り付けられている構成を採用したことにより、ケースの外部の広い場所で該ユニットにドライブ装置を取り付けて、該ドライブ装置が取り付けられたユニットをケースに挿入することが出来る為、組立時の作業がきわめて容易であり作業性に優れている。特にドライブ装置の取り外し/取り付け作業を行う場合には、ケースの中に手を入れて取り付け作業をしなくても良い為、安全性に優れ、組立に熟練していない人でも簡単にドライブ装置の取り外し/取り付け作業を行うことができる。
【0033】
また、組立後に増設する場合の作業も容易である。例えば、PCケースを組み立ててパソコン本体として所定の位置に設置した後、周辺機器等と接続配線して動作確認を行う場合、ドライブ装置の配線などを確認する為に、取り外す必要が出てくることがある。従来のPCケースでは、両側のサイドカバーを取り外さなければならない為、側面に十分なスペースが必要である。その為、ケースの隣に物が置かれている場合が多い。そうすると、PCケースを前方に引き出して、十分なスペースのある場所に移して作業を行わなければならない。これに対し、本発明は、ドライブベイユニットを正面から引き出して、外部に取り外すことが出来るために、PCケースの両側にスペースの内ところでもドライブ装置を外部に取り出して様子をみることができる。
【0034】
またシャーシの内部でドライブ装置からの配線を取り外したり、再び接続したりする場合であっても、本発明のPCケースは片側のサイドカバーを外すだけで、配線関係の作業が可能である。これに対し従来のケースは、ドライブ装置がシャーシに直接取り付けられており、両側のサイドカバーを外さなければ作業ができなかった。本発明のケースは、片側のサイドカバーの分、作業スペースが小さくて済み、更に片側のサイドカバーを取り外したり取り付けたりする作業が不要であり、作業性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明コンピュータケースの1実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1のコンピュータケースの正面側のフロントカバーを外した状態を示す斜視図である。
【図3】図1のコンピュータケースの背面側のマザーボードをスライドさせた状態を示す斜視図である。
【図4】従来のパソコンケースを示し、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。
【図5】図1のコンピュータケースの5インチドライブベイユニットを示す斜視図である。
【図6】図1のコンピュータケースの3.5インチドライブベイユニットを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コンピュータケース(PCケース)
D1、D2 ドライブ装置
2 ドライブベイユニット
2a 5インチドライブベイユニット
2b 3.5インチドライブベイユニット
3 シャーシ
4 フロントカバー
9 トップカバー
10a、10b サイドカバー
Claims (4)
- ドライブ装置を取り付ける為のドライブベイユニットを備え、該ドライブベイユニットがケース正面側からケース外部に引き出し可能に取り付けられていることを特徴とするコンピュータケース。
- ドライブベイユニットが、上部位置のドライブ装置を一体に引き出し可能な上部ドライブベイユニットと、下部位置のドライブ装置を一体に引き出し可能な下部ドライブベイからなる複数のドライブベイユニットにより構成されている請求項1記載のコンピュータケース。
- ドライブベイユニットが、取外し可能に形成されたフロントカバーにより覆われている請求項1又は2記載のコンピュータケース。
- 主要な構成部材がステンレス板により形成されている請求項1〜3のいずれか1に記載のコンピュータケース。
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