JP2004085876A - 光フィルタおよびこの光フィルタを用いたプロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】プロジェクタにおける光学素子の劣化を抑制する。
【解決手段】プロジェクタ1000は、照明光学系100と、色光分離光学系200と、リレー光学系220と、投写レンズ340と、スクリーンSC等を備え、リレー光学系220に、UVフィルタ231を備える。UVフィルタ231は、1枚の硝子基盤上の両面に、紫外線を遮光するための遮光膜を備え、遮光膜が遮光する紫外線波長領域は、入射側と出射側とで異なるように構成されている。入射側および出射側の遮光膜で遮光された紫外線波長領域を重ね合わせることにより、紫外線を広帯域に遮光可能なUVフィルタを実現できる。このような構成を取ることにより、光学素子の劣化を抑制することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】プロジェクタ1000は、照明光学系100と、色光分離光学系200と、リレー光学系220と、投写レンズ340と、スクリーンSC等を備え、リレー光学系220に、UVフィルタ231を備える。UVフィルタ231は、1枚の硝子基盤上の両面に、紫外線を遮光するための遮光膜を備え、遮光膜が遮光する紫外線波長領域は、入射側と出射側とで異なるように構成されている。入射側および出射側の遮光膜で遮光された紫外線波長領域を重ね合わせることにより、紫外線を広帯域に遮光可能なUVフィルタを実現できる。このような構成を取ることにより、光学素子の劣化を抑制することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像を表示するプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
プロジェクタには、画像信号に応じて光を変調するために、液晶パネルと呼ばれる光変調素子が用いられる。カラー画像を表示するプロジェクタとしては、赤色光(約580nm〜約700nmの波長域)、緑色光(約500nm〜約580nmの波長域)、青色光(約430nm〜約500nmの波長域)の3つの色に対応する3つの液晶パネルを用いた装置が知られている。液晶パネルとしては、透過型液晶パネルや、反射型液晶パネルなどが用いられる場合が多い。
【0003】
従来から、可視光よりも短波長の紫外光(約430nm以下の光)は、液晶パネルや、偏光変換素子を構成する有機材料よりなる光学素子(液晶、偏光板、位相差版、WVフィルム等)を劣化させる要因となることがわかっており、これを防止するため、約430nm以下の波長を有する光が液晶パネルに到達するのを抑制する紫外線遮断フィルタが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、紫外線遮断フィルタは、紫外線を全て遮断することは困難であった。紫外線の遮光率を向上するため、紫外線遮断フィルタを、光路上に複数設置することも考えられるが、装置が大型化するという問題点がある。
【0005】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、紫外線の遮光率を向上し液晶パネルや偏光変換素子等を構成する有機材料よりなる光学素子の劣化を抑制することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は、以下のような構成を取ることとした。すなわち、
画像を投射して表示するプロジェクタであって、
光源と、
前記光源からの光を外部に投射する投写部と、
前記光源から射出された光を前記投写部に伝達する光路と、
前記光路上に設けられた光フィルタとを備え、
前記光フィルタは、透光性の基材と、該基材の入射側および射出側の両面に、紫外線における所定の波長領域の光の透過率を、所定値以下に抑制するための遮光膜を備えることを特徴とする。
【0007】
紫外線における所定の波長領域とは、例えば、約340nm〜約430nmの波長領域とすることが好ましい。一般に、紫外線波長領域とは、波長領域が、約430nm以下の光とされており、光フィルタに設けられた透光性の基材を、例えば、硝子とした場合には、約340nm以下の光は、硝子と遮光膜の吸収特性に吸収される。「所定値以下」とは、0.5%以下が好ましく、低ければ低いほど良い。
【0008】
基材は、硝子に限らず種々の透光性材料を用いることができる。紫外線を遮光する性質を有する基材を用いてもよいし、かかる特性を有しないものであっても構わない。基材は、例えば、レンズとしても良いし、平板であってもよい。
【0009】
遮光膜は、例えば、透光性の基材上に、酸化チタン系とSiO2を交互に積層した膜とすることができる。層数や種類などを変化させることにより、種々の構成をとることができ、遮光可能な波長領域および遮光率を調整することが可能である。
【0010】
このような構成をとることにより、紫外線の遮光率を向上することが可能となる。
【0011】
本発明のプロジェクタにおいて、前記入射側の遮光膜と、前記射出側の遮光膜とは、前記波長領域が異なるものとしてもよい。一般に、遮光膜は、狭い波長領域を遮光する構成にすることにより、遮光率を向上できることが知られている。そのため、入射側および射出側の遮光膜で遮光すべき波長領域を、狭い領域、かつ、異なるものにし、重ね合わせることで、遮光率を向上すると共に、遮光する波長領域を拡張することが可能となる。
【0012】
本発明のプロジェクタにおいて、前記入射側の遮光膜と、前記射出側の遮光膜とは、前記波長領域の一部が重複することが好ましい。こうすることにより、各遮光膜により遮光される波長を重ね合わせることができ、遮光する紫外線波長領域を広くすると共に、遮光率を向上することが可能となる。
【0013】
本発明のプロジェクタにおいて、前記遮光膜は、前記入射側の遮光膜と、前記射出側の遮光膜とにおいて、透過特性が同一であってもよい。こうすることにより、波長に対する遮光率の変化、即ち遮光率を表す波形を急峻にすることができ、遮光したい波長領域と、透過したい波長領域とをシャープに切り分けることが可能となる。また、遮光特性が同一の場合、遮光領域の遮光率は単一の場合の2乗の遮光率を持つことが可能となる。
【0014】
本発明は、プロジェクタとしての構成の他、次に示す通り、光フィルタとしての構成を採ることもできる。即ち、
プロジェクタに使用される光フィルタであって、
透光性の基材と、
前記基材の入射側および射出側の両面に、紫外線における所定の波長領域の光の透過率を、所定値以下に抑制するための遮光膜とを備えることを要旨とする。
【0015】
このような構成をとることにより、紫外線波長領域の遮光率を向上する光フィルタを実現することができる。また、遮光膜を両面に設けることにより、遮光膜を構成する誘電体多層膜の層数を低減することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、以下の項目に分けて説明する。
A.第1実施例:
A1.プロジェクタ概略構成:
A2.UVフィルタ概略構成:
A3.波長の重ね合わせ:
B.第2実施例:
B1.波長の重ね合わせ:
C.変形例:
【0017】
A.第1実施例:
A1.プロジェクタ概略構成:
図1は、プロジェクタ1000の概略構成図である。プロジェクタ1000は、照明光学系100と、色光分離光学系200と、リレー光学系220と、3つの液晶パネル300R、300G、300Bと、クロスダイクロイックプリズム320と、投写レンズ340等を備えている。
【0018】
照明光学系100は、光源110と、第1のレンズアレイ121と、第2のレンズアレイ122と、偏光変換素子130と、重畳レンズ140とを備えている。光源110から射出された光線束は、第1のレンズアレイ121によって、複数の微少な部分光線束に分割され、各部分光束線は、第2のレンズアレイ122および重畳レンズ140によって、照明対象である3つの液晶パネル300R、300G、300Bの光入射面上で、重畳される。すなわち、第1のレンズアレイ121と、第2のレンズアレイ122と、重畳レンズ140とは、照明対象である3つの液晶パネル300R、300G、300Bをほぼ均一に照明するインテグレータ照明光学系を構成する。偏光変換素子130は、非偏光な光を3つの液晶パネル300R、300G、300Bで利用可能な偏光方向を有する偏光光に揃える。
【0019】
色光分離光学系200は、照明光学系100から射出される照明光を、それぞれ異なる波長域の3色の光に分離する。第1のダイクロイックミラー202は、略赤色の光を透過させると共に、透過された色の光よりも短波長側の色の光を反射する。第1のダイクロイックミラーを透過したR光は、反射ミラーで反射され、フィールドレンズを通ってR用の液晶パネルを照明する。フィールドレンズ240は、照明光学系100からの複数の部分光線束がそれぞれ、R用の液晶パネルを照明するように集光する。通常、各部分光線束がそれぞれ略平行な光線束となるように設定されている。他の液晶パネルの前に設けられたフィールドレンズも同様である。
【0020】
第1のダイクロイックミラー202で反射されたG光とB光のうちで、G光は、第2のダイクロイックミラー204によって反射され、フィールドレンズ234を通ってG用の液晶パネル300Gを照明する。一方、B光は、第2のダイクロイックミラー204を透過しリレー光学系220を通過して、B用の液晶パネル300Bを照明する。
【0021】
リレー光学系220は、入射側レンズ222と、第1の反射ミラー224と、リレーレンズ226と、第2の反射ミラー228と、射出側レンズ230(フィールドレンズ)と、UVフィルタ231とを備えている。照明光学系100および色光分離光学系200から射出されたB光は、入射側レンズ222によってリレーレンズ226の近傍で収束し、射出側レンズ230に向けて発散する。射出側レンズ230に入射する光線束の大きさは、入射側レンズ222に入射する光線束の大きさにほぼ等しくなるように設定されている。射出側レンズ230を通過したB光は、UVフィルタ231を通過することにより、紫外線が遮光される。
【0022】
B光の経路にリレー光学系220が設けられているのは、以下の理由による。すなわち、照明光学系100から射出された複数の部分光線束のそれぞれは発散光線束である。また、B光の経路は、リレー光学系220が配置されている経路に相当する部分だけ他の色光の経路に比べて長い。従って、B光の液晶パネル300Bの照明領域は、他の色光が照明する液晶パネルの照明領域に比べて大きくなり、B光の照明効率が低下する。すなわち、B光にリレー光学系220を設けているのは、B光の経路が他の色の光に比べて長いことによって発生する照明効率の低下を抑制するためである。
【0023】
各色用の液晶パネル300R、300G、300Bは、与えられた画像情報に従って、それぞれの光入射面から入射した色光を変調し、変調した光を透過光として射出する。
【0024】
クロスダイクロイックプリズム320は、各色用の液晶パネル300R、300G、300Bから射出される各色の変調光を合成してカラー画像を表す光を射出する。クロスダイクロイックプリズム320は、R光を反射するR光反射ダイクロイック面322と、B光を反射するB光反射ダイクロイック面324とを備えている。R光反射ダイクロイック面322と、B光反射ダイクロイック面324とは、R光を反射する誘電体多層膜と、B光を反射する誘電体多層膜とを4つの直角プリズムの界面に略X字状に形成することにより設けられる。2つのダイクロイック面によって3色の変換光が合成されて、カラー画像を表す光が形成される。クロスダイクロイックプリズム320で生成された合成光は、投写レンズ340の方向に射出される。投写レンズ340は、この合成光の表す画像をスクリーンSCに投写する。
【0025】
A2.UVフィルタ概略構成:
プロジェクタ1000は、リレー光学系220のUVフィルタ231に特徴を有している。このUVフィルタ231は、上述したように、可視光Bから紫外線を遮光する機能を有している。
【0026】
図2は、UVフィルタ231の概略構成を示す説明図である。UVフィルタ231は、硝子基材10と、入射側遮光膜20aと、射出側遮光膜20bとから構成されており、入射側遮光膜20aおよび射出側遮光膜20bは、硝子基材10上に積層された誘電体多層膜である。入射側遮光膜20aと、射出側遮光膜20bの誘電体多層膜は、遮光する紫外線波長領域が異なるように、材質および積層数を構成している。本実施例では、入射側遮光膜20aおよび射出側遮光膜20bに、それぞれ、誘電体多層膜を20層、積層することとした。
【0027】
リレー光学系220に入射した可視光30は、射出側レンズ230を通過し、UVフィルタ231に入射する。可視光30は、入射側遮光膜20a、硝子基材10および射出側遮光膜20bにより、紫外線波長領域の光が遮光され、可視光31として射出され、液晶パネル300Bを照明する。
【0028】
A3.波長の重ね合わせ:
図3は、本実施例におけるUVフィルタ231による紫外線の透過率の実験結果を示すグラフである。曲線UV1に示すように、可視光30は、入射側遮光膜20aを通過する際に、約310nm〜約385nmの波長の紫外線の透過率を0.5%以下に抑制していることが確認された。また、曲線UV2に示すように、射出側遮光膜20bを通過する際に、約340nm〜約415nmの波長の紫外線の透過率を0.5%以下に抑制していることが確認された。これらの波形を重ね合わせることにより、結果として、曲線UV3の特性が得られた。曲線UV3は、UVフィルタ231通過後の可視光31の波形を表している。図示するとおり、曲線UV3は約310nm〜約415nmの広い波長領域の紫外線の透過率を、0.5%以下に抑制することが確認された。
【0029】
以上説明した本発明の第1実施例によれば、図3で確認されたとおり、遮光可能な紫外線波長領域を拡張するとともに、遮光率を向上することが可能である。これらの特徴により、本実施例の構成を持つUVフィルタ231を用いれば、紫外線の透過率をより精度良く低減することができ、液晶パネルや偏光変換素子等の有機材料からなる光学素子の動作特性の劣化を抑制することが可能となる。また、UVフィルタの両面に遮光膜を設けることにより、入射側に備えられる反射防止膜が不要となるという効果も奏する。
【0030】
B.第2実施例:
B1.波長の重ね合わせ:
第1実施例では、UVフィルタ231の遮光膜が遮光する紫外線波長領域を、入射側と射出側とで、異なるよう構成した。第2実施例では、UVフィルタ231の遮光膜が遮光する紫外線波長領域を、入射側と射出側とで、同一になるよう構成し、光源110と、第1のレンズアレイ121との間に設けることとした。本実施例において、プロジェクタ1000の構成は、UVフィルタ231の設置位置以外は、第1実施例と同様の構成とした。
【0031】
図4は、本実施例における、UVフィルタ231による紫外線透過率の実験結果を示すグラフである。約310nm以下の波長の光は、硝子基材10と遮光膜の吸収特性により吸収される。曲線UV6および曲線UV7は、それぞれ入射側および射出側の遮光膜の遮光特性を示している。図示する通り、両者の特性は、ほぼ同一であり、約400nm以下の紫外線波長領域の光の透過率を0.5%以下に抑制していることが確認された。曲線UV8は、UVフィルタ231全体としての遮光特性を示している。図示するとおり、UVフィルタ全体(曲線UV8)では、入射側および射出側の各遮光膜(曲線UV6、UV7)に比べて、急峻な波形を特徴とし、約430nm以下の紫外線波長領域の光の透過率を0.5%以下に抑制していることが確認された。
【0032】
本実施例によれば、UVフィルタ231が遮光する紫外線波長領域を、入射側遮光膜20aと射出側遮光膜20bとで同一にする、すなわち、入射側遮光膜20aと射出側遮光膜20bの光の透過特性を、同一になるように構成することにより、急峻な波形が得られ、紫外線波長領域の光の遮光率を、向上することが可能となる。
【0033】
C.変形例:
本発明の第1実施例では、UVフィルタ231を、射出側レンズ230と、液晶パネル300Bとの間に設けることとしたが、第2のダイクロイックミラー204と液晶パネル300Bとの間であればいずれの位置に設置しても良い(但し、液晶パネルが偏光板、位相差板と一体でない構成の場合は、偏光板、位相差板より入射側に挿入する)。また、第2実施例では、UVフィルタ231を、光源110と第1のレンズアレイ121との間に設置することとしたが、光源110と偏光変換素子130の間であればいずれの位置に設けても同様の効果を得られる。更には、光源110のカバーガラスをUVフィルタと兼用させても良い。また、第1実施例と第2実施例を組み合わせても良い。
【0034】
入射側と射出側の各遮光膜が遮光する波長領域(以下、遮光領域と呼ぶ)は、種々の設定が可能である、第1実施例では、遮光可能な波長幅は、両者共に約75nmで一致している場合を例示したが、両者で異なっていても良い。両者の遮光領域が全く重複していなくても構わない。一方の遮光膜の遮光領域が他方の遮光膜の遮光領域に含まれていても良い。遮光領域は、少なくとも、紫外線領域の他、可視光領域が含まれていても良い。
【0035】
以上本発明の実施の形態について、実施例に基づき説明した。しかし本発明は、上述の実施例に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の構成を取ることができることは、いうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロジェクタ1000の概略構成図である。
【図2】UVフィルタ231の概略構成図である。
【図3】第1実施例における透過率のグラフである。
【図4】第2実施例における透過率のグラフである。
【符号の説明】
1000…プロジェクタ
10…硝子基材
20a、20b…遮光膜
30、31…可視光
100…照明光学系
110…光源
121…第1のレンズアレイ
122…第2のレンズアレイ
130…偏光変換素子
140…重畳レンズ
200…色光分離光学系
202…第1のダイクロイックミラー
204…第2のダイクロイックミラー
220…リレー光学系
222…入射側レンズ
224…第1の反射ミラー
226…リレーレンズ
228…第2の反射ミラー
230…射出側レンズ
234…フィールドレンズ
240…フィールドレンズ
300R、300G、300B…液晶パネル
320…クロスダイクロイックプリズム
340…投写レンズ
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像を表示するプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
プロジェクタには、画像信号に応じて光を変調するために、液晶パネルと呼ばれる光変調素子が用いられる。カラー画像を表示するプロジェクタとしては、赤色光(約580nm〜約700nmの波長域)、緑色光(約500nm〜約580nmの波長域)、青色光(約430nm〜約500nmの波長域)の3つの色に対応する3つの液晶パネルを用いた装置が知られている。液晶パネルとしては、透過型液晶パネルや、反射型液晶パネルなどが用いられる場合が多い。
【0003】
従来から、可視光よりも短波長の紫外光(約430nm以下の光)は、液晶パネルや、偏光変換素子を構成する有機材料よりなる光学素子(液晶、偏光板、位相差版、WVフィルム等)を劣化させる要因となることがわかっており、これを防止するため、約430nm以下の波長を有する光が液晶パネルに到達するのを抑制する紫外線遮断フィルタが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、紫外線遮断フィルタは、紫外線を全て遮断することは困難であった。紫外線の遮光率を向上するため、紫外線遮断フィルタを、光路上に複数設置することも考えられるが、装置が大型化するという問題点がある。
【0005】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、紫外線の遮光率を向上し液晶パネルや偏光変換素子等を構成する有機材料よりなる光学素子の劣化を抑制することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は、以下のような構成を取ることとした。すなわち、
画像を投射して表示するプロジェクタであって、
光源と、
前記光源からの光を外部に投射する投写部と、
前記光源から射出された光を前記投写部に伝達する光路と、
前記光路上に設けられた光フィルタとを備え、
前記光フィルタは、透光性の基材と、該基材の入射側および射出側の両面に、紫外線における所定の波長領域の光の透過率を、所定値以下に抑制するための遮光膜を備えることを特徴とする。
【0007】
紫外線における所定の波長領域とは、例えば、約340nm〜約430nmの波長領域とすることが好ましい。一般に、紫外線波長領域とは、波長領域が、約430nm以下の光とされており、光フィルタに設けられた透光性の基材を、例えば、硝子とした場合には、約340nm以下の光は、硝子と遮光膜の吸収特性に吸収される。「所定値以下」とは、0.5%以下が好ましく、低ければ低いほど良い。
【0008】
基材は、硝子に限らず種々の透光性材料を用いることができる。紫外線を遮光する性質を有する基材を用いてもよいし、かかる特性を有しないものであっても構わない。基材は、例えば、レンズとしても良いし、平板であってもよい。
【0009】
遮光膜は、例えば、透光性の基材上に、酸化チタン系とSiO2を交互に積層した膜とすることができる。層数や種類などを変化させることにより、種々の構成をとることができ、遮光可能な波長領域および遮光率を調整することが可能である。
【0010】
このような構成をとることにより、紫外線の遮光率を向上することが可能となる。
【0011】
本発明のプロジェクタにおいて、前記入射側の遮光膜と、前記射出側の遮光膜とは、前記波長領域が異なるものとしてもよい。一般に、遮光膜は、狭い波長領域を遮光する構成にすることにより、遮光率を向上できることが知られている。そのため、入射側および射出側の遮光膜で遮光すべき波長領域を、狭い領域、かつ、異なるものにし、重ね合わせることで、遮光率を向上すると共に、遮光する波長領域を拡張することが可能となる。
【0012】
本発明のプロジェクタにおいて、前記入射側の遮光膜と、前記射出側の遮光膜とは、前記波長領域の一部が重複することが好ましい。こうすることにより、各遮光膜により遮光される波長を重ね合わせることができ、遮光する紫外線波長領域を広くすると共に、遮光率を向上することが可能となる。
【0013】
本発明のプロジェクタにおいて、前記遮光膜は、前記入射側の遮光膜と、前記射出側の遮光膜とにおいて、透過特性が同一であってもよい。こうすることにより、波長に対する遮光率の変化、即ち遮光率を表す波形を急峻にすることができ、遮光したい波長領域と、透過したい波長領域とをシャープに切り分けることが可能となる。また、遮光特性が同一の場合、遮光領域の遮光率は単一の場合の2乗の遮光率を持つことが可能となる。
【0014】
本発明は、プロジェクタとしての構成の他、次に示す通り、光フィルタとしての構成を採ることもできる。即ち、
プロジェクタに使用される光フィルタであって、
透光性の基材と、
前記基材の入射側および射出側の両面に、紫外線における所定の波長領域の光の透過率を、所定値以下に抑制するための遮光膜とを備えることを要旨とする。
【0015】
このような構成をとることにより、紫外線波長領域の遮光率を向上する光フィルタを実現することができる。また、遮光膜を両面に設けることにより、遮光膜を構成する誘電体多層膜の層数を低減することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、以下の項目に分けて説明する。
A.第1実施例:
A1.プロジェクタ概略構成:
A2.UVフィルタ概略構成:
A3.波長の重ね合わせ:
B.第2実施例:
B1.波長の重ね合わせ:
C.変形例:
【0017】
A.第1実施例:
A1.プロジェクタ概略構成:
図1は、プロジェクタ1000の概略構成図である。プロジェクタ1000は、照明光学系100と、色光分離光学系200と、リレー光学系220と、3つの液晶パネル300R、300G、300Bと、クロスダイクロイックプリズム320と、投写レンズ340等を備えている。
【0018】
照明光学系100は、光源110と、第1のレンズアレイ121と、第2のレンズアレイ122と、偏光変換素子130と、重畳レンズ140とを備えている。光源110から射出された光線束は、第1のレンズアレイ121によって、複数の微少な部分光線束に分割され、各部分光束線は、第2のレンズアレイ122および重畳レンズ140によって、照明対象である3つの液晶パネル300R、300G、300Bの光入射面上で、重畳される。すなわち、第1のレンズアレイ121と、第2のレンズアレイ122と、重畳レンズ140とは、照明対象である3つの液晶パネル300R、300G、300Bをほぼ均一に照明するインテグレータ照明光学系を構成する。偏光変換素子130は、非偏光な光を3つの液晶パネル300R、300G、300Bで利用可能な偏光方向を有する偏光光に揃える。
【0019】
色光分離光学系200は、照明光学系100から射出される照明光を、それぞれ異なる波長域の3色の光に分離する。第1のダイクロイックミラー202は、略赤色の光を透過させると共に、透過された色の光よりも短波長側の色の光を反射する。第1のダイクロイックミラーを透過したR光は、反射ミラーで反射され、フィールドレンズを通ってR用の液晶パネルを照明する。フィールドレンズ240は、照明光学系100からの複数の部分光線束がそれぞれ、R用の液晶パネルを照明するように集光する。通常、各部分光線束がそれぞれ略平行な光線束となるように設定されている。他の液晶パネルの前に設けられたフィールドレンズも同様である。
【0020】
第1のダイクロイックミラー202で反射されたG光とB光のうちで、G光は、第2のダイクロイックミラー204によって反射され、フィールドレンズ234を通ってG用の液晶パネル300Gを照明する。一方、B光は、第2のダイクロイックミラー204を透過しリレー光学系220を通過して、B用の液晶パネル300Bを照明する。
【0021】
リレー光学系220は、入射側レンズ222と、第1の反射ミラー224と、リレーレンズ226と、第2の反射ミラー228と、射出側レンズ230(フィールドレンズ)と、UVフィルタ231とを備えている。照明光学系100および色光分離光学系200から射出されたB光は、入射側レンズ222によってリレーレンズ226の近傍で収束し、射出側レンズ230に向けて発散する。射出側レンズ230に入射する光線束の大きさは、入射側レンズ222に入射する光線束の大きさにほぼ等しくなるように設定されている。射出側レンズ230を通過したB光は、UVフィルタ231を通過することにより、紫外線が遮光される。
【0022】
B光の経路にリレー光学系220が設けられているのは、以下の理由による。すなわち、照明光学系100から射出された複数の部分光線束のそれぞれは発散光線束である。また、B光の経路は、リレー光学系220が配置されている経路に相当する部分だけ他の色光の経路に比べて長い。従って、B光の液晶パネル300Bの照明領域は、他の色光が照明する液晶パネルの照明領域に比べて大きくなり、B光の照明効率が低下する。すなわち、B光にリレー光学系220を設けているのは、B光の経路が他の色の光に比べて長いことによって発生する照明効率の低下を抑制するためである。
【0023】
各色用の液晶パネル300R、300G、300Bは、与えられた画像情報に従って、それぞれの光入射面から入射した色光を変調し、変調した光を透過光として射出する。
【0024】
クロスダイクロイックプリズム320は、各色用の液晶パネル300R、300G、300Bから射出される各色の変調光を合成してカラー画像を表す光を射出する。クロスダイクロイックプリズム320は、R光を反射するR光反射ダイクロイック面322と、B光を反射するB光反射ダイクロイック面324とを備えている。R光反射ダイクロイック面322と、B光反射ダイクロイック面324とは、R光を反射する誘電体多層膜と、B光を反射する誘電体多層膜とを4つの直角プリズムの界面に略X字状に形成することにより設けられる。2つのダイクロイック面によって3色の変換光が合成されて、カラー画像を表す光が形成される。クロスダイクロイックプリズム320で生成された合成光は、投写レンズ340の方向に射出される。投写レンズ340は、この合成光の表す画像をスクリーンSCに投写する。
【0025】
A2.UVフィルタ概略構成:
プロジェクタ1000は、リレー光学系220のUVフィルタ231に特徴を有している。このUVフィルタ231は、上述したように、可視光Bから紫外線を遮光する機能を有している。
【0026】
図2は、UVフィルタ231の概略構成を示す説明図である。UVフィルタ231は、硝子基材10と、入射側遮光膜20aと、射出側遮光膜20bとから構成されており、入射側遮光膜20aおよび射出側遮光膜20bは、硝子基材10上に積層された誘電体多層膜である。入射側遮光膜20aと、射出側遮光膜20bの誘電体多層膜は、遮光する紫外線波長領域が異なるように、材質および積層数を構成している。本実施例では、入射側遮光膜20aおよび射出側遮光膜20bに、それぞれ、誘電体多層膜を20層、積層することとした。
【0027】
リレー光学系220に入射した可視光30は、射出側レンズ230を通過し、UVフィルタ231に入射する。可視光30は、入射側遮光膜20a、硝子基材10および射出側遮光膜20bにより、紫外線波長領域の光が遮光され、可視光31として射出され、液晶パネル300Bを照明する。
【0028】
A3.波長の重ね合わせ:
図3は、本実施例におけるUVフィルタ231による紫外線の透過率の実験結果を示すグラフである。曲線UV1に示すように、可視光30は、入射側遮光膜20aを通過する際に、約310nm〜約385nmの波長の紫外線の透過率を0.5%以下に抑制していることが確認された。また、曲線UV2に示すように、射出側遮光膜20bを通過する際に、約340nm〜約415nmの波長の紫外線の透過率を0.5%以下に抑制していることが確認された。これらの波形を重ね合わせることにより、結果として、曲線UV3の特性が得られた。曲線UV3は、UVフィルタ231通過後の可視光31の波形を表している。図示するとおり、曲線UV3は約310nm〜約415nmの広い波長領域の紫外線の透過率を、0.5%以下に抑制することが確認された。
【0029】
以上説明した本発明の第1実施例によれば、図3で確認されたとおり、遮光可能な紫外線波長領域を拡張するとともに、遮光率を向上することが可能である。これらの特徴により、本実施例の構成を持つUVフィルタ231を用いれば、紫外線の透過率をより精度良く低減することができ、液晶パネルや偏光変換素子等の有機材料からなる光学素子の動作特性の劣化を抑制することが可能となる。また、UVフィルタの両面に遮光膜を設けることにより、入射側に備えられる反射防止膜が不要となるという効果も奏する。
【0030】
B.第2実施例:
B1.波長の重ね合わせ:
第1実施例では、UVフィルタ231の遮光膜が遮光する紫外線波長領域を、入射側と射出側とで、異なるよう構成した。第2実施例では、UVフィルタ231の遮光膜が遮光する紫外線波長領域を、入射側と射出側とで、同一になるよう構成し、光源110と、第1のレンズアレイ121との間に設けることとした。本実施例において、プロジェクタ1000の構成は、UVフィルタ231の設置位置以外は、第1実施例と同様の構成とした。
【0031】
図4は、本実施例における、UVフィルタ231による紫外線透過率の実験結果を示すグラフである。約310nm以下の波長の光は、硝子基材10と遮光膜の吸収特性により吸収される。曲線UV6および曲線UV7は、それぞれ入射側および射出側の遮光膜の遮光特性を示している。図示する通り、両者の特性は、ほぼ同一であり、約400nm以下の紫外線波長領域の光の透過率を0.5%以下に抑制していることが確認された。曲線UV8は、UVフィルタ231全体としての遮光特性を示している。図示するとおり、UVフィルタ全体(曲線UV8)では、入射側および射出側の各遮光膜(曲線UV6、UV7)に比べて、急峻な波形を特徴とし、約430nm以下の紫外線波長領域の光の透過率を0.5%以下に抑制していることが確認された。
【0032】
本実施例によれば、UVフィルタ231が遮光する紫外線波長領域を、入射側遮光膜20aと射出側遮光膜20bとで同一にする、すなわち、入射側遮光膜20aと射出側遮光膜20bの光の透過特性を、同一になるように構成することにより、急峻な波形が得られ、紫外線波長領域の光の遮光率を、向上することが可能となる。
【0033】
C.変形例:
本発明の第1実施例では、UVフィルタ231を、射出側レンズ230と、液晶パネル300Bとの間に設けることとしたが、第2のダイクロイックミラー204と液晶パネル300Bとの間であればいずれの位置に設置しても良い(但し、液晶パネルが偏光板、位相差板と一体でない構成の場合は、偏光板、位相差板より入射側に挿入する)。また、第2実施例では、UVフィルタ231を、光源110と第1のレンズアレイ121との間に設置することとしたが、光源110と偏光変換素子130の間であればいずれの位置に設けても同様の効果を得られる。更には、光源110のカバーガラスをUVフィルタと兼用させても良い。また、第1実施例と第2実施例を組み合わせても良い。
【0034】
入射側と射出側の各遮光膜が遮光する波長領域(以下、遮光領域と呼ぶ)は、種々の設定が可能である、第1実施例では、遮光可能な波長幅は、両者共に約75nmで一致している場合を例示したが、両者で異なっていても良い。両者の遮光領域が全く重複していなくても構わない。一方の遮光膜の遮光領域が他方の遮光膜の遮光領域に含まれていても良い。遮光領域は、少なくとも、紫外線領域の他、可視光領域が含まれていても良い。
【0035】
以上本発明の実施の形態について、実施例に基づき説明した。しかし本発明は、上述の実施例に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の構成を取ることができることは、いうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロジェクタ1000の概略構成図である。
【図2】UVフィルタ231の概略構成図である。
【図3】第1実施例における透過率のグラフである。
【図4】第2実施例における透過率のグラフである。
【符号の説明】
1000…プロジェクタ
10…硝子基材
20a、20b…遮光膜
30、31…可視光
100…照明光学系
110…光源
121…第1のレンズアレイ
122…第2のレンズアレイ
130…偏光変換素子
140…重畳レンズ
200…色光分離光学系
202…第1のダイクロイックミラー
204…第2のダイクロイックミラー
220…リレー光学系
222…入射側レンズ
224…第1の反射ミラー
226…リレーレンズ
228…第2の反射ミラー
230…射出側レンズ
234…フィールドレンズ
240…フィールドレンズ
300R、300G、300B…液晶パネル
320…クロスダイクロイックプリズム
340…投写レンズ
Claims (5)
- 画像を投写して表示するプロジェクタであって、
光源と、
前記光源からの光を外部に投射する投写部と、
前記光源から射出された光を前記投写部に伝達する光路と、
前記光路上に設けられた光フィルタとを備え、
前記光フィルタは、透光性の基材と、該基材の入射側および射出側の両面に、紫外線における所定の波長領域の光の透過率を、所定値以下に抑制するための遮光膜を備えることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1記載のプロジェクタであって、
前記入射側の遮光膜と、前記射出側の遮光膜とは、前記波長領域が異なるプロジェクタ。 - 請求項2記載のプロジェクタであって、
前記入射側の遮光膜と、前記射出側の遮光膜は、前記波長領域の一部が重複するプロジェクタ。 - 請求項1記載のプロジェクタであって、
前記遮光膜は、前記入射側の遮光膜と、前記射出側の遮光膜とにおいて、前記波長領域が同一であるプロジェクタ。 - プロジェクタに使用される光フィルタであって、
透光性の基材と、
前記基材の入射側および射出側の両面に、紫外線における所定の波長領域の光の透過率を、所定値以下に抑制するための遮光膜とを備える光フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002246659A JP2004085876A (ja) | 2002-08-27 | 2002-08-27 | 光フィルタおよびこの光フィルタを用いたプロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002246659A JP2004085876A (ja) | 2002-08-27 | 2002-08-27 | 光フィルタおよびこの光フィルタを用いたプロジェクタ |
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JP2004085876A true JP2004085876A (ja) | 2004-03-18 |
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ID=32054497
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JP2002246659A Pending JP2004085876A (ja) | 2002-08-27 | 2002-08-27 | 光フィルタおよびこの光フィルタを用いたプロジェクタ |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015132746A (ja) * | 2014-01-15 | 2015-07-23 | セイコーエプソン株式会社 | 投射型表示装置および照明装置 |
JP2016075778A (ja) * | 2014-10-06 | 2016-05-12 | セイコーエプソン株式会社 | 光源装置及びプロジェクター |
JP2017220319A (ja) * | 2016-06-06 | 2017-12-14 | ウシオ電機株式会社 | レーザ駆動光源装置 |
-
2002
- 2002-08-27 JP JP2002246659A patent/JP2004085876A/ja active Pending
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