JP2004085825A - 電子楽譜の表示方法、電子楽譜の表示システム、電子楽譜表示装置 - Google Patents

電子楽譜の表示方法、電子楽譜の表示システム、電子楽譜表示装置 Download PDF

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岩代 太郎
Akiko Takakuwa
高桑 晶子
Akira Kobayashi
小林 旭
Masahiko Sasamoto
笹本 正彦
Masayuki Tsuji
辻 正之
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Tone Kk T
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Abstract

【課題】楽譜とともに設けた付帯情報に合せて演奏することにより所望する演奏をすることができる電子楽譜の表示システムを提供すること。
【解決手段】指揮者用および各演奏者用電子楽譜表示端末6,4a,4b,4cの表示手段11の表示画面にサーバから配信された指揮者用および演奏者用の電子楽譜情報10および付帯情報を表示して、指揮者は指揮者用の電子楽譜情報10および付帯情報を見ながらタクト振って指揮をとり、各演奏者2a,2b,2cは演奏者用の電子楽譜情報10および付帯情報を演奏する。付帯情報として映像情報15と、演奏時間を支援する時間情報16と、作曲家や指揮者の指示事項・注意事項などを表示するコメント情報20などを表示することにより、指定された時間の演奏ができる。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子楽譜の表示方法、電子楽譜の表示システム、電子楽譜表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
TVコマーシャルの音楽や、映画やTVの背景音楽などの制作は、予め定められた時間内に挿入するように作成される。例えばTVコマーシャルの場合には、音楽に先行してビデオ映像が作成され、作曲家は、ビデオ映像に整合した音楽を作曲する。この音楽がオーケストラで演奏する曲の場合には、指揮者は、作曲された楽譜を基にオーケストラの指揮をとりビデオ映像に整合させた演奏を行い、この音楽を録音している。
【0003】
ところが、演奏された曲は、ビデオ映像と指揮者の指揮するタイミングにおいて数秒程度の変動が生ずる場合が多く、当初計画した楽譜通りの演奏では、映像記録時間との整合が取れなくなる場合が非常に多い。この僅かな時間の不整合は、当初の仕様に適合せず完成には至らない。従って、リハーサルを何度も行い、映像と曲とのアンマッチが判明し、曲の変更が必要な場合もあった。曲の変更が簡単な場合は、指揮者又は作曲家などが、変更内容を各演奏者に口頭又はメモなどで伝え、各演奏者は楽譜への書き込みを行っている。また、電子楽譜表示器を設け、演奏に用いる液晶ディスプレイ(LCD)等の画面に表示する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、オーケストラは演奏者が数十人規模の多人数の場合が多く、指揮者や作曲家からの指示の聞き間違いや、譜面への転記ミスが生じ、全員の演奏者に正確な変更内容が伝わらない場合も多かった。この結果、間違った楽譜により演奏することとなり映像と曲とのアンマッチを招き、再度演奏を繰返すことになる。演奏の繰り返しは、時間の増大となり、労力の増大や高コストになっていた。
【0005】
また、大きな変更が生じた場合は、各パート単位での再編集も行った楽譜をメンバー全員分の楽譜の印刷を行い、各演奏者に配布していた。このため楽譜の印刷費用や搬送費用、保管費用などの間接的な費用の発生で、高コストになっていた。
【0006】
このような変更作業は、TVのコマーシャルの制作などの様に、先行して作成されたビデオ映像に合せて音楽を入れる場合、上記したようなビデオ映像との整合、時間合わせの課題が生じており、何らかの改善が要望されている。
【0007】
また、電子楽譜表示器の使用は、通常の音譜や音楽記号等の楽譜情報の記載された電子楽譜を見て演奏することを考慮しているものである。このため、単に楽譜情報をLCDに表示するものであり、映像情報に合せて演奏する必要性のある場合において、効率的な演奏と編曲ができないという課題があった。
【0008】
本発明は上記課題に対処してなされたもので、楽譜とともに設けた付帯情報に合せて演奏することにより所望の演奏を行うことができる電子楽譜の表示方法、電子楽譜の表示システム、電子楽譜表示装置を提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、次の構成からなる電子楽譜の表示方法、電子楽譜の表示システム、電子楽譜表示装置を提供するものである。
【0010】
即ち、請求項1の電子楽譜の表示方法は、ネットワークに接続され電子楽譜情報を格納しているコンピュータによる電子楽譜の表示方法において、要求元から前記ネットワークを介して電子楽譜情報の配信要求があったときは、前記コンピュータが前記電子楽譜情報を要求元の表示画面に表示するステップと、前記コンピュータが前記電子楽譜情報に関連する付帯情報を前記要求元の表示画面に表示するステップとを具備してなることを特徴とする。請求項1の発明によれば、楽譜とともに設けた付帯情報に合せて演奏することにより所望する演奏をすることができる。
【0011】
請求項2の電子楽譜の表示方法は請求項1記載の電子楽譜の表示方法において、 前記付帯情報は、映像情報、コメント情報、カウントダウン情報、目標時間、演奏時間、残り時間、タイミング情報、制御情報などのうち少なくとも一つの情報であることを特徴とする。請求項2の発明によれば、付帯情報に合せて演奏することにより、目標とする時間通りに演奏することができ、電子楽譜の編集を効率的に行うことが可能となり、効率的な演奏ができる。
【0012】
請求項3の電子楽譜の表示方法は、請求項1記載の電子楽譜の表示方法において、前記表示画面に表示された電子楽譜情報の演奏は、前記表示画面に同時に表示された目標時間、演奏時間、残り時間に基いて行うことを特徴とする。請求項3の発明によれば、電子楽譜による演奏は、全演奏者の時間的整合がとれ、全奏者が定められた時間に演奏を終了することができる。さらに、指揮者がいなくても、どこにいても各演奏者は、定められた時間に演奏を終了するための独習を行うことができる。
【0013】
請求項4の電子楽譜の表示方法は、請求項2又は3記載の電子楽譜の表示方法において、前記表示画面に表示された電子楽譜情報および前記付帯情報により演奏するに際し、前記コンピュータは演奏開始までの時間表示として、前記表示画面に予め定めた数字から減算して数字表示することを特徴とする。請求項4の発明によれば、電子楽譜情報および前記演奏用付帯情報に合せて全演奏者が同時に演奏スタートすることが容易にできる。
【0014】
請求項5の電子楽譜の表示方法は、請求項1〜4いずれか1項記載の電子楽譜の表示方法において、前記コンピュータは、前記付帯情報を前記電子楽譜情報と同期して表示させることを特徴とする。請求項5の発明によれば、映像情報と楽譜情報の整合がとれた表示を行うことができ、映像情報に合せた演奏をすることができ、効率的な演奏ができる。
【0015】
請求項6の電子楽譜の表示方法は、請求項1又は2記載の電子楽譜の表示方法において、前記コンピュータは、前記電子楽譜情報の編集を前記表示画面に表示された映像情報に基いて行うことを特徴とする。請求項6の発明によれば、電子楽譜の編集する場合に、映像情報に基づいて行うので、映像時間と演奏時間との整合を容易にとることができ、効率的な編集が可能となる。
請求項7の電子楽譜の表示システムは、指揮者用および/又は各演奏者用の電子楽譜情報が保存され要求された前記電子楽譜情報を配信するサーバと、このサーバと通信機能を介して接続され前記サーバから配信された指揮者用の電子楽譜情報が表示される指揮者用電子楽譜表示端末と、前記サーバと通信機能を介して接続され前記サーバから配信された各演奏者用の電子楽譜情報が表示される演奏者用電子楽譜表示端末とを備え、前記サーバは、前記指揮者用および/又は各演奏者用電子楽譜表示端末からの要求に応じて電子楽譜情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された電子楽譜情報を要求した端末に表示する表示手段と、演奏開始の要求があったとき前記指揮者用および/又は各演奏者用電子楽譜表示端末の表示画面に表示された前記電子楽譜情報に関連する付帯情報を前記表示画面に表示する付帯情報表示手段とを具備してなることを特徴とする。請求項7の発明によれば、楽譜とともに設けた付帯情報に合せて演奏することにより所望する演奏をすることができる。
【0016】
請求項8の電子楽譜表示装置は、電子楽譜情報とこの電子楽譜情報に関連する映像情報および時間情報を付帯情報として記憶する記憶手段と、表示要求により前記記憶手段から前記電子楽譜情報および前記付帯情報を読み出す手段と、読み出された前記電子楽譜情報および前記付帯情報を表示する手段とを具備してなることを特徴とする。請求項8の発明によれば、楽譜とともに設けた付帯情報に合わせて演奏することにより、効率的な練習や演奏をすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る電子楽譜の表示システムの実施形態について、図1〜17を参照して説明する。図1は、オーケストラによる演奏を行っている状態を示す図である。指揮者1と数十人の演奏者2a〜2cにより曲を演奏する。各演奏者2a〜2cは、前方に楽譜スタンド3a〜3cを置いて、電子楽譜を見て演奏する。演奏者用の電子楽譜は、各楽譜スタンド3a〜3cに組み込まれている演奏者用電子楽譜表示端末(以下演奏者端末)4a〜4cの表示手段例えば液晶表示装置に表示される。さらに、指揮者1は、前方に楽譜スタンド5を置いて、指揮者用電子楽譜を見ながら指揮をする。指揮者用の電子楽譜は、楽譜スタンド5に組み込まれている指揮者用電子楽譜表示端末(以下指揮者端末)6の表示手段例えば液晶表示装置に表示される。指揮者用の電子楽譜は、全てのパート譜が収集された総譜であり、各演奏者用の電子楽譜は、楽器の種別や音調の担当によって割り当てられたパート譜である。
【0018】
上記各演奏者端末4a〜4cと指揮者端末6は、例えばコンピュータであり、ネットワーク例えばイントラネット7に接続されている。イントラネット7には、サーバ8が接続されている。このようにして電子楽譜の表示システム9が構成されている。サーバ8は通信機能を有し、電子楽譜情報を格納するコンピュータであり、指揮者1および演奏者2a〜2cからの配信要求に応じて指揮者1および演奏者2a〜2c用の電子楽譜情報10や付帯情報を配信する。
【0019】
上記各演奏者端末4a〜4cと指揮者端末6は、図2に示すように指揮者用および各演奏者用の電子楽譜情報10を表示するための端末である。指揮者用の電子楽譜情報10は、総譜であり、演奏者用の電子楽譜情報10はパート譜である。
【0020】
次に、各演奏者端末4a〜4cと指揮者端末6に表示される情報について図1および図2を参照して説明する。
各演奏者端末4a〜4cと指揮者端末6には、電子楽譜情報10の他に、付帯情報も表示される。各演奏者端末4a〜4cと指揮者端末6に表示される電子楽譜情報10および演奏用付帯情報は、図1に示すサーバ8から抽出して配信され表示される。電子楽譜情報10は、五線10aに音符情報例えばト音記号10b、調子記号10c、音符10dなどが表示された電子情報である。
【0021】
付帯情報は、映像情報15、目標時間16a,演奏時間16b,残り時間16c,差異時間16dなどの時間情報16、カウントダウン情報17、タイミング情報19、コメント情報20、制御情報21などのうち少なくとも一つの情報である。指揮者および各演奏者端末6,4a〜4cの表示手段11の表示画面には、電子楽譜情報10、付帯情報、スタートボタン12、ストップボタン13、コメント情報入力部18などが表示されている。付帯情報は、演奏開始指示に応じて電子楽譜情報に関連して表示画面に表示される。
【0022】
映像情報15は、指揮者1又は各演奏者2a〜2cが電子楽譜を見て演奏する際の頭に描く対象となるもので、予め記録されたコマーシャルの映像、ビデオ映像、映画の場面、TV劇の場面などが抽出された映像である。
【0023】
目標時間16aは、予め定められた演奏のタイムスケジュールであり、この演奏時間はぴったり正確な目標演奏時間である。演奏時間の精度は、対象とする映像情報15とこの映像情報15に対応する楽曲との一致度である。目標時間16aには、開始と終了の時刻を定めた情報、開始と終了間の予め定められた中間指定時刻も定めた情報などがある。中間指定時刻には、例えば楽譜のページをめくる都度の時刻、映像情報の内容が変化する毎の時刻、演奏の内容が変化する毎の時刻などがあり、適宜選択される。
【0024】
演奏時間16bは、演奏開始からの経過時間が表示される。残り時間16cは、演奏を開始後、目標時間までの残余時間である。差異時間16dは、目標時間と実際の演奏との時間差である。タイミング情報19は、演奏を予め定めた時間に終了させるためのペースメーカ的情報である。図1に示す指揮者1が振るタクトの代わりとなる全演奏者2a〜2cのリズムを光の点滅やメトロノームなどの映像により表示するものである。
【0025】
カウントダウン情報17は、演奏指揮の自動モード時に各演奏者2a〜2cが演奏の準備を行うことを容易に可能とするために、カウントダウン表示される。カウントダウン情報17は、例えば5、4、3、2、1、0と数字表示される。0と同時に映像情報15に合せた演奏が開始される。自動モード時は、指揮者1のタクトによらず各演奏者2a〜2cが各演奏者端末4a〜4cの表示手段11の表示画面に表示される情報により演奏するケースである。
【0026】
コメント情報20は、電子楽譜の特徴となる音符にメモとして表示されるもので、例えば「感情をこめて」、「強く跳ねるように」などの演奏者2a〜2cへのメモである。コメント情報20は、電子楽譜情報10に記載されない微妙なニュアンスや、指揮者1の特別な意向などの指示内容や、各演奏者2a〜2c個人のメモなどである。このようにコメント情報20は、演奏者2a〜2cに対しての有用な情報であり、その記載内容が電子楽譜情報10に関連付けられて表示されており、このコメント情報20に基づいて演奏が行われる。
【0027】
制御情報21は、演奏の開始を入力するスタートボタン12を操作したことによって発生する開始情報と、演奏が終了したことを入力するストップボタン13を操作したことによって発生する終了情報とからなる。図2に示されているスタートボタン12およびストップボタン13は、例えば各演奏者端末4a〜4cの表示手段11の表示画面へのタッチセンサで形成されている。
【0028】
即ち、図1に示す指揮者1は指揮者端末6の画面を見ながら各演奏者2a〜2cに対し指揮を行う。各演奏者2a〜2cは各々の楽器に応じて表示されている電子楽譜情報10および付帯情報を見て、担当部分の演奏を行う。指揮者1は、予め決めた楽譜の演奏テンポを目標として以下の操作により指揮を行う。
【0029】
指揮者1は、指揮者端末6の表示画面に設置されたタッチパネルのスタートボタン12にタッチすることにより図2に示す制御情報21のスタート信号が図1に示すサーバ8に送信され入力される。サーバ8は、表示画面に電子楽譜情報と付帯情報を送信し、表示する。指揮者端末6の表示手段11の表示画面には、演奏スタート信号の入力により、図2に示すように予め選択された曲の電子楽譜情報10と付帯情報が表示され、指揮者1はこれらの表示内容を参照して、演奏の指揮を行う。指揮者1からの演奏指示により、各楽器の演奏者2a〜2cは演奏を行うが、このとき、各演奏者端末4a〜4cには、各演奏者2a〜2cの楽器に対応したパート譜が表示され、各演奏者2a〜2cは、このパート譜を見ながら演奏を行う。
【0030】
演奏が終了した場合、指揮者1は指揮者端末6の表示手段11の表示画面に設置されたタッチパネルのストップボタン13にタッチすることにより制御情報21のストップ信号がサーバ8に送信され、入力される。この結果、サーバ8は、演奏終了信号を受信し、終了する。
【0031】
次に、指揮者端末6および各演奏者端末4a〜4cに電子楽譜情報10および付帯情報を表示するための電子楽譜の表示システム9について図1〜図3を参照して具体的に説明する。図3において、図1および図2と同一部分には同一符号を付与し、その詳細な説明を省略する。
【0032】
図3において、電子楽譜の表示システム9は指揮者端末6、各演奏者端末4a〜4c、サーバ8などがイントラネット7に接続されてデータのやり取りが行われるように構成されている。指揮者端末6および各演奏者端末4a〜4cは、同様な構成であり、電子楽譜情報10が総譜とパート譜で異なるのみであるので、指揮者端末6のみ具体的構成が図示されている。
【0033】
サーバ8は、配信要求に応じて電子楽譜情報や付帯情報を要求元に配信し、指揮者1や演奏者2a〜2cから入力される編集情報、コメント情報20などを更新して記憶する。サーバ8は、映像情報記憶手段31と、電子楽譜情報記憶手段32と、コメント情報記憶手段33と、抽出手段34と、入力手段35と、編集手段36と、表示手段37と、インターフェース手段38と、制御手段39と、プログラム記憶手段40とが母線41に接続されて構成されている。
【0034】
映像情報記憶手段31は、制御手段39の制御により、予め演奏用として用意されたコマーシャルの映像、ビデオ映像、映画、TV映像などを映像タイトルに関連付けて保存する。電子楽譜情報記憶手段32は、制御手段39の制御により、予め定められた1種又は複数種の電子楽譜情報を、総譜、各パート譜に分けて曲名に関連付けて保存する。コメント情報記憶手段33は、制御手段39の制御により、電子楽譜の音符に関連付けてコメント情報を記憶する。抽出手段34は、制御手段39の制御により電子楽譜情報10および映像情報15、コメント情報20などを抽出し、インターフェース手段38、イントラネット7を介して指揮者端末6および各演奏者端末4a〜4cに配信する。
【0035】
入力手段35は、例えばキーボードによりサーバ8への操作指令情報の入力を行う。編集手段36は、制御手段39の制御により入力手段35から指示された編集指示データを処理する。表示手段37には、制御手段39の制御により、サーバ8に入力された情報やサーバ8から配信する情報例えば電子楽譜情報10と、映像情報15およびコメント情報20などの付帯情報などが表示される。インターフェース手段38は、指揮者端末6と各演奏者端末4a〜4cとイントラネット7を介して通信する。プログラム記憶手段40は、制御手段39の制御プログラムを記憶する。
【0036】
このような構成のサーバ8は、指揮者端末6や各演奏者端末4a〜4cとイントラネット7を経由し、データの授受を行うことができる。
【0037】
指揮者端末6は、入力手段45と、表示手段11と、各処理手段を制御する制御手段47と、端末用記憶手段48と、インターフェース手段49などが、母線50に接続されて構成されている。指揮者端末6は、指揮者1が指揮するための電子楽譜情報10や付帯情報を表示し、指揮者1のコメントや要求情報などの入力機能を有する。
【0038】
入力手段45は、指揮者のコメント内容を例えばタッチパネル上に表示されたメニューを選択して入力する。表示手段11は、制御手段47の制御により、サーバ8から伝送された各種情報を表示するもので、図2に示したように指揮者端末6に表示された各種情報を表示する。端末用記憶手段48は、制御手段47の制御プログラムを記憶する。制御手段47は、サーバ8から配信された各種情報を端末用記憶手段48に記憶したり、表示手段11に表示したり、指揮者1の編集やコメントなどの情報をサーバ8に送信する。
【0039】
インターフェース手段49は、イントラネット7に接続され、サーバ8および各演奏者端末4a〜4cとイントラネット7を介して通信する。入力手段35、45は、例えばマウスや、フットペダル、押しボタンスイッチなどを採用することも可能である。各演奏者端末4a〜4cは、各パート譜を表示し、夫々コメントや要求情報などの入力機能を有する。
【0040】
次に、電子楽譜の表示システム9による電子楽譜情報10および付帯情報の表示手順について図1〜図3を参照して説明する。
【0041】
演奏を行う場合、指揮者端末6や各演奏者端末4a〜4cは、サーバ8に対して電子楽譜情報10や付帯情報の送信要求情報を、イントラネット7を介して送信する。例えば指揮者1は、入力手段45から、演奏を希望する電子楽譜情報10および付帯情報の映像情報15などの送信要求情報を指揮者端末6に入力する。制御手段47は、入力手段45から入力された送信要求情報をインターフェース手段49、イントラネット7を経由し、サーバ8に伝送する。サーバ8では、伝送された送信要求情報をインターフェース手段38により受信し、制御手段39が抽出手段34に伝送する。抽出手段34は、制御手段39の制御により目的とする指定された電子楽譜情報10と映像情報15など付帯情報とを、電子楽譜情報記憶手段32および映像情報記憶手段31、コメント情報記憶手段33などから抽出する。
【0042】
抽出された電子楽譜情報10および映像情報15など付帯情報は、制御手段39の制御により送信要求した指揮者および各演奏者端末6、4a〜4cに配信される。配信された電子楽譜情報10および映像情報15など付帯情報は、制御手段47の制御により表示手段11の表示画面に図2に示したように表示される。
【0043】
このとき、制御手段47は、付帯情報として、図2に示すようにコメント情報20についても、電子楽譜情報10の指定された音符に関連付けてメモ例えば「感情をこめて」と表示する。
【0044】
また、付帯情報の時間情報は、例えば図2に示すように映像情報15に付帯された時間情報16であり、制御手段47は、表示手段11の同一表示画面に電子楽譜情報10と、映像情報15と、時間情報16を同時に表示する。
【0045】
サーバ8からの電子楽譜情報10および付帯情報は、このように指揮者および各演奏者端末6、4a〜4cに配信される。図1に示す指揮者1や演奏者2a〜2cは、指揮者および各演奏者端末6、4a〜4cの表示手段11の表示画面に表示された電子楽譜情報10および付帯情報を見ながら演奏を行う。この結果,目標時間に一致した演奏が可能となる。
【0046】
次に、指揮者1の指揮により演奏者2a〜2cが演奏するプロセスを、図1〜図3を参照して説明する。
図2に示すように指揮者および各演奏者端末6、4a〜4cの表示手段11の表示画面には、電子楽譜情報10と、コメント情報20と、映像情報15と、時間情報16と、自動演奏時に使用するタイミング情報19、スタートボタン12、ストップボタン13、コメント情報入力部18等が表示される。
【0047】
図1に示す指揮者1は、指揮者用の液晶表示装置のスタートボタン12にタッチすることにより制御情報21を図3に示すサーバ8に入力し、演奏を開始する。演奏が開始されると、時間経過によりそのデータとして時間情報16と映像情報15とが更新される。指揮者1は、更新される時間情報16と映像情報15と、手動又は自動によって更新される電子楽譜情報10を見ながら指揮をする。
【0048】
また、指揮者端末6には、時間情報16も表示されているため、指揮者1は現在の演奏と目標時間との差異時間が認識でき、目標から遅れている場合や進みすぎている場合などの状況を知ることができる。
【0049】
このように指揮者1は、演奏途中で、それ以降の演奏時間の補正を行い、目標とする演奏時間に合致させることが可能となる。時間情報16の表示は、指揮者1が演奏途中で演奏時間の補正が困難と認識した場合、途中で演奏を中断し、再度演奏し直す判断する機会を提供することができる。指揮者1が演奏途中で演奏時間の補正が困難と認識できることは、時間の節約となり有効である。
【0050】
指揮者端末6に表示されている映像情報15は、ビデオ映像などの動画像が表示される。この動画像は、制御手段47の制御により1秒間に数枚〜数10枚程度の画面が時系列的に表示され、順次図3に示す映像情報記憶手段31から抽出手段34により抽出して読み出され、指揮者用の表示手段11の表示画面に表示される。
【0051】
電子楽譜情報10には、音階や強弱などの他に、音を鳴らすタイミング制御情報も含まれている。このため、映像情報15の時間情報と、電子楽譜情報10の時間情報とを整合させることにより、電子楽譜と映像の表示タイミングが一致する。
【0052】
各楽器の各演奏者端末4a〜4cに表示される情報は、上記した指揮者端末6に表示される情報と異なり、電子楽譜情報10は、各楽器に限定したパート譜が表示され、これを基に演奏が行われる。各演奏者端末4a〜4cに表示される付帯情報は、指揮者用表示内容と同一でもよいが、時間情報16やタイミング情報19については指揮者1の指揮と混乱する可能性のある場合選択的に消去してもよい。練習や独奏のときは、演奏者2a〜2cにも時間情報16やタイミング情報19などの付帯情報の表示が必要であり、これらを参照することにより、効率的な練習を実施することが可能となる。
【0053】
次に、演奏を予め定められた時間に終了させるプロセスを図4のフローチャートおよび図5、図6のタイムチャート、図1〜図3を参照して説明する。図5は指揮者1による指揮により、各演奏者2a〜2cが手動で電子楽譜情報10のページ送りをする場合のタイムチャートであり、図6は自動で電子楽譜情報10のページ送りがされる場合(各演奏者端末4a〜4cによる指揮)のタイムチャートである。
図1に示す指揮者1と各演奏者2a〜2cは、指揮者端末6と各演奏者端末4a〜4cを動作させて開始する(F−1)。
【0054】
指揮者1と各演奏者2a〜2cは、必要とする電子楽譜情報10が異なるため、個別に特定できる予め定められた番号例えばID番号を、図3に示す指揮者端末6および各演奏者端末4a〜4cの入力手段45から入力する(F−2)。制御手段47は、入力されたID番号をインターフェース手段49、イントラネット7を介してサーバ8に送信する。
【0055】
続いて、曲および付帯情報の選択を行う。電子楽譜情報10の選択は、所望する曲の選択であり、付帯情報の選択は、映像情報15,時間情報16,タイミング情報19,コメント情報20などの選択である(F−3)。電子楽譜情報10および付帯情報の選択は、指揮者端末6および各演奏者端末4a〜4cから入力して行う。各指揮者端末6および各演奏者端末4a〜4cの制御手段47は、入力された電子楽譜情報10および付帯情報をイントラネット7を介してサーバ8に伝送する。サーバ8の制御手段39は、抽出手段34を制御してID番号と曲および付帯情報などの要求情報から電子楽譜情報記憶手段32および映像情報記憶手段31、コメント情報記憶手段33から検索して総譜およびパート譜の電子楽譜情報および付帯情報を抽出する。制御手段39は、抽出された総譜およびパート譜の電子楽譜情報および付帯情報をイントラネット7を介して指揮者および各演奏者端末6,4a〜4cに配信する。制御手段47は、配信された総譜およびパート譜の電子楽譜情報および付帯情報を要求されたID番号の表示手段11に表示する。
【0056】
即ち、サーバ8は抽出手段34により、ID番号と曲および付帯情報などの要求情報に相当する総譜とパート譜の電子楽譜情報10と付帯情報を抽出する。選択された曲の電子楽譜情報10および付帯情報は、サーバ8の制御手段39の制御によりインターフェース手段38から指揮者端末6および各演奏者端末4a〜4cに配信する。制御手段47は、配信された電子楽譜情報10、付帯情報を指揮者および各演奏者端末6,4a〜4cの表示手段11の表示画面に表示する。
【0057】
次に、指揮者1と各演奏者2a〜2cは、指揮者端末6および各演奏者端末4a〜4cから演奏モードとして手動モードか自動モードかを選択して入力する(F−4)。例えば指揮者特有の演奏を奏する場合、制御手段47は手動モードの選択を受信する。また、演奏時間を予め定められたタイムスケジュールに正確に整合させたい場合、制御手段47は自動モードの選択を受信する(F−5)。
【0058】
手動モードを選択した場合、指揮者1は図3に示す入力手段45から、スタート信号を入力する(F−6)と、制御手段47の制御により電子楽譜情報10および映像情報15の再生を開始する。制御手段47は、電子楽譜情報10の曲の選択を行い、同時に、付帯情報の選択も行い、データを表示手段11の表示画面に表示した時点で、譜面の1ページ目を表示する。指揮者1は、表示手段11に表示された電子楽譜情報10および映像情報15、時間情報16、コメント情報20などの付帯情報をもとに指揮を行う。
【0059】
指揮者1および各演奏者2a〜2cは、図2に示すスタートボタン12にタッチすることで制御手段47は、ページ送りの制御をする。同様にして、スタートボタン12にタッチすることにより制御手段47は、順次ページ送りする(F−7)。このようにして制御手段47は、ページ送り信号をサーバ8に入力し電子楽譜情報10を更新する。また、ストップボタン13にタッチすることにより制御手段47は、ストップ信号をサーバ8に入力する(F−8)ことができ、演奏時間16bなどの時間情報16のカウントが停止する。
【0060】
制御手段47は、差異時間16dに、目標時間16aと演奏時間16bとの時間差を表示する。演奏終了後、指揮者1又は作曲家などが編集を行うかどうか判断し、指揮者端末6から編集操作を入力し、制御手段47は、これをサーバ8に入力する(F−9)。差異時間0の場合、設定時間通りの演奏であり、この場合は編集を行わない。編集を行わない場合は、演奏を終了として制御手段47は、これをサーバ8に入力する(F−10)。時間差ありの場合、設定時間通りの演奏ができなかったので、編集を行う。編集する場合は、編集データ処理する。
【0061】
また、自動モードを選択したとき、図2に示すスタートボタン12にタッチすることにより制御手段47はスタート信号をサーバ8に送信する(F−11)。
【0062】
制御手段39は、自動モード時において、演奏者が楽器を演奏する準備を行うための時間を取ることを可能とさせるため、図2に示す表示手段11の表示画面に、カウントダウン情報17を表示する(F−12)。制御手段39は、カウントダウン情報17が終了すると同時に映像情報15と電子楽譜情報10と時間情報16とを更新させ(F−13)、演奏が開始される。制御手段39は、演奏終了まで自動的に進行し、演奏者2a〜2cは、これらの情報を基に演奏を行い、終了する(F−14)。自動モードの選択は、指揮者端末6および各演奏者端末4a〜4cに表示される映像情報15、時間情報16などに従って演奏するため目標時間16aとの時間差が無く、編集ステップが不要である。
【0063】
図4において手動モードを選択した場合の時間的関係を図5に示す。次に、手動モードを図1〜図5を参照して説明する。図1〜図4と同一部分は、図5に同一符号を付与してその説明を省略する。図5は手動モードを選択した場合のタイムチャートの詳細である。横軸は、時間軸である。
【0064】
指揮者1又は演奏者2a〜2cは、図2に示す、指揮者端末6および各演奏者端末4a〜4cのスタートボタン12にタッチすることにより制御手段47は、スタート信号をサーバ8に送信し、ストップボタン13にタッチすることにより制御手段47は、ストップ信号をサーバ8に送信し、各情報の更新を行う。図5には、スタート信号およびストップ信号の入力されるタイミングが三角形印で示されており、この実施例は、電子楽譜情報10の譜面を頁めくりするタイミングになっている。映像情報15は、スタート信号入力時からストップ信号入力時までの更新される期間を正パルスで示している。
【0065】
時間情報16の目標時間16aは、演奏のタイムスケジュール的情報であり、この実施例は、1分間単位で指定され、総演奏時間は3分間の例である。
【0066】
演奏時間16bは、実際に演奏した時間を示すもので、この実施例は1分間経過時に5秒間超過した演奏になっているが、2分経過時には2:00分で整合し、演奏終了時は3:05分で5秒間超過演奏になっている。制御手段39は、演奏の残り時間16cをカントダウン表示し、映像情報15に付帯して保存されている記録時間を抽出し、3:00の表示をスタート信号入力時とし、その後、経過時間を減算し、ストップ信号入力時に、減算を停止する。この実施例では3分経過時に5秒多く演奏を実施したため、+0:05と表示されている。図示しないが、逆に演奏時間が5秒短かった場合は、制御手段39の制御により−0:05と表示する。
【0067】
制御手段39は、演奏時間16bと目標時間16aとの差を演算し、これを差異時間16dに表示する。手動での演奏は、ページ送り信号が入力されたときの時間と、映像情報15に付帯している時間との差の時間が表示されている。映像と演奏に差異が発生した場合、次のステップとして、電子楽譜の編集を実施する。なお、手動モードの場合は、指揮者1のタクトタイミングを優先することにするため、図2に図示されているタイミング情報19は機能させない。
【0068】
次に、図4において自動モードを選択した場合の時間的関係を、図1〜図3,図6を参照して説明する。図1〜図5と同一部分は、図6に同一符号を付与してその説明を省略する。図6は自動モードを選択した場合のタイムチャートの詳細である。
図1に示す指揮者1又は演奏者2a〜2cは、図2に示すスタートボタン12にタッチすることにより制御手段47は、スタート信号をサーバ8に送信する。この場合、スタートと共にいきなり映像情報15や電子楽譜情報10を更新すると、演奏の準備が出来ない可能性が生ずる場合もあるため、制御手段47は、図2にカウントダウン情報17をカウントダウン表示する。図6には、カウントダウン表示期間が正パルスで示されている。
【0069】
カウントダウン表示は、例えば数秒〜数10秒程度の時間を予め定めておき、スタート信号を入力した場合に、制御手段47は、定められた時間から例えば10、9、8等と数字を減算表示する。
【0070】
カウントダウン情報17が0となった時点で実際の演奏をスタートするタイミングとなり、制御手段47は、図2に示すタイミング情報19の更新、映像情報15と時間情報16と電子楽譜情報10の更新を開始する。即ち、各演奏者2a〜2cは、カウントダウン表示により0となった時点で実際の演奏をスタートさせるので、目標時間16aに一致した演奏開始を行うことができる。これらのタイムチャートは横軸に時間軸を取って図6に示されている。
【0071】
電子楽譜情報10は、楽譜情報の中に保有するMIDI(Musical InstrumentDigital Interface)等の音譜電子情報の時間情報を基に、ページの更新を行うことにより、電子楽譜情報10の更新が適切に行える。図6に示す演奏時間16bは、カウントダウン情報17が0となり、この時点を0:00として、0:00から経過時間に応じて増加する。演奏の残り時間16cは、映像情報15に付帯して保存されている記録時間(3:00)を抽出し、3:00の表示をスタート時に行う。その後、制御手段47は、例えばページめくり毎に経過時間を減算して表示し、演奏終了により減算を停止させ、0:00と表示する。
【0072】
制御手段47は、差異時間16dに、実際の演奏時間と目標時間との時間差を表示するが、自動モードの場合は常に一致しているので、0:00と表示する。
【0073】
自動モードにおいて、演奏が終了した場合においても、編集を実施したい場合は、手動モードと同様に、図4に示す編集データ処理を実施することが可能である。
【0074】
自動モードによる演奏は、指揮者1の個人差による演奏時間の変動を排除するために、決められたタイミングで演奏を行う場合などに使用されるが、演奏者2a〜2cが単独で練習する場合などに用いても非常に効果的なモードである。なお、自動モードにおける電子楽譜情報10の更新方式としては、上記したページ単位の更新方式に限定されるものではなく、スクロール方式によって、順次演奏する楽譜の更新を実施してもよい。
【0075】
次に、電子楽譜の編集プロセスについて図1〜図7を参照して説明する。電子楽譜の編集は、映像情報15に基づいて行うので、映像情報15は時間情報16によりタイムスケジュールされる。
【0076】
作曲家や図1に示す指揮者1などが図5に示す演奏の目標時間と、実際の演奏時間との差異時間を基に、図4に示すフローにおいて、電子楽譜の編集が必要と判断した場合ステップ(F−9)などにおいて、編集を開始する(F−21)。
【0077】
次に、自動と手動の編集方式を選択する。編集は、手動で行う場合と、自動で行う場合との方式選択が可能である(F−22)。手動で編集を行う場合は、音符や記号の追加、変更、削除など、電子楽譜情報10の全ての編集が可能である(F−23)。手動で編集した場合、制御手段39は、編集後の演奏時間を楽譜情報を基に算出し、映像の時間との差を確認する(F−24)。編集後の演奏時間と映像情報15との差異時間が大きいと思われた場合は、再度編集作業を実施する(F−25)。
【0078】
差異時間が問題無いと判断された場合は、試聴を行い(F−26)、試験結果を確認して(F−27)、変更後の曲に問題無い場合、編集は終了となる(F−28)。試聴の結果、問題有ると判断した場合、再度編集作業を実施する(F−29)。自動で編集を行う場合、全ての項目について自動で編集させることは、曲の特徴が損なわれるものとなる。従って、原曲のリズムや音色などの特徴を損なわず継続性が確保できる範囲に限定して編集することが望ましい。
【0079】
例えば、演奏時間の編集に関連する部分の変更を行う機能のみに限定して編集可能とする。このため、自動で編集可能な項目としては、テンポの増減などが適用可能項目となる。制御手段39は、編集された電子楽譜から演奏時間を算出して判定し(F−30)、演奏時間が目標時間より超過する場合は、テンポを早くする(F−31)ことで、目標時間に合致させることが可能となる。また、逆に演奏時間が目標時間より短い場合には、制御手段39は、テンポを遅くする(F−32)ことで、差異時間表示が無くなり目標時間に合致させることが可能となる。制御手段39は、自動で編集された結果の差異時間を演算し、この表示を行う(F−33)。
【0080】
差異時間が問題無いと判断された場合(F−24)には、試聴を行い(F−26)、演奏の違和感、曲のイメージの相違などが無いかどうか判断し(F−27)、編集が終了する(F−28)。試聴については、楽譜データをMIDI電子情報とすることで、電子楽器を用いて試聴することが容易に可能となる。また、自動編集の対象として、曲全体を均等に変更することや、曲の前半や後半など、ある一部の小節、小楽節、大楽節などある箇所に限定して変更してもよい。
【0081】
次に、図2で説明した映像情報15の表示に関し、他の実施形態を、図1〜図8を参照して説明する。図2と同一部分については、図8に同一符号を記載して、その説明を省略する。この実施形態は、指揮者端末6および各演奏者端末4a〜4cに設けられた表示手段11の表示画面に、映像情報15を大表示部51と、小表示部列52に表示するようにしたケースである。
【0082】
大表示部51は、比較的大きな表示面を有し、多数の映像を一画面に表示するもので、動画像である。制御手段47は、動画像を大表示部51に時系列に変化した映像を表示する。他方、小表示部列52は、比較的小面積の小表示部53が多数配列されて設けられ、映像情報15を縮小した映像が時系列で表示位置を隣の小表示部53に順次変化させて表示する例である。この各小表示部53を各音符に関連付けて配置することにより映像情報15に時間的に整合させた演奏をすることができる。
【0083】
小表示部列52に表示する映像情報15は、映像情報15の一部又は全部を静止画像として抽出して表示してもよい。この抽出情報は、特徴となる映像情報15を選択して静止画像で表示することができる。
【0084】
次に、図8の他の実施形態を、図9および図1〜図7を参照して説明する。図2および図8と同一部分については、図9に同一符号を記載して、その説明を省略する。
【0085】
図8の実施形態では、映像の割付けに際し、一つの大表示部51に表示された動画像をもとに所望する映像を抽出したが、図9に示すように指揮者端末6および各演奏者端末4a〜4cに複数個の大表示部51を設け、動画像を数秒単位に複数区分して保存した分割映像情報15a〜15dを経過時間により順次再生し、これらの表示された分割映像情報15a〜15dから静止画像を選択してもよい。
【0086】
図8の実施形態では、映像の割付けに際し、一つの大表示部51に表示された動画像をもとに所望する映像を抽出し、縮小された静止画像を多数の小表示部列52に表示した実施形態について説明したが、抽出した映像は静止画像でなくてもよい。
【0087】
次に、抽出した映像を動画像で複数個の小表示部53に表示する実施形態を図10および図1〜図9を参照して説明する。図2および図8と同一部分については、図10に同一符号を記載して、その説明を省略する。指揮者端末6および各演奏者端末4a〜4cには、動画像が表示される大表示部51が設けられ、さらに、複数個の小表示部53が設けられる。この複数個の小表示部53には、動画像の映像情報15から抽出された映像データを、細分化して抽出された複数の動画像56a〜56nが順次表示される。このように動画像を表示することができる。
【0088】
次に、映像情報15から所望する映像を静止画像で抽出するプロセスを、図1〜図12を参照して説明する。図8〜図10の様に、映像情報15を、小表示部53として多数表示する場合において、指揮者端末6および各演奏者端末4a〜4cの表示手段11、サーバ8の表示手段37に表示される画面を図11に示す映像抽出画面に切換えて、映像の抽出操作を開始する(F−31)。抽出モードとして自動モードと手動モードを選択する(F−32)。
【0089】
手動で抽出する場合、制御手段47はサーバ8から映像情報15と電子楽譜情報10を同時に受信して動画像として表示手段11に再生する(F−33)。次に、制御手段47は再生された動画像を図11の大表示部51に表示して所望する映像を抽出ボタン54を操作することにより抽出し(F−34)、静止画像として記録する。制御手段47は、記録された静止画像を縮小して小表示部列52の所望する小表示部53に表示する(F−35)。抽出された映像のプレビュー操作により制御手段47は、抽出映像のプレビュー表示を行い、修正の有無を確認する(F−36)。抽出した映像が良好で修正が無ければ、映像の抽出を完了(F−37)する。このような操作を繰返して小表示部列52に一覧表示して完了する。修正があれば、修正した映像情報15、電子楽譜情報10について同一プロセスを再び実行する(F−38)。
【0090】
抽出ポイントを自動で設定する場合は、映像情報15から抽出する映像について時間で選択する(F−39)。また、場面が大きく変わる映像情報15の場合映像の変化を検出し(F−40)、映像の変化に応じて、均等割付けや非均等割付けして選択する。これらの映像の割付けがなされた後で、抽出された映像のプレビュー操作により制御手段47は、抽出映像のプレビュー表示(F−41)を行い、修正の有無を確認する(F−42)。抽出した映像が良好であれば、映像の抽出を完了する(F−37)。修正があれば、修正して再度同一プロセスを実行する(F−43)。
【0091】
次に、図2のタイミング情報19の具体的実施形態を図13〜図17および図1〜図12を参照して説明する。タイミング情報19は、自動演奏時に指揮者が振るタクトの代用として機能するもので、主として図1および図2に示す各演奏者端末4a〜4cに表示される。勿論、指揮者端末6に表示してもよい。タイミング情報19の表示例としては、演奏者2a〜2cがタイミングをとり易い表示方式が望ましい。
【0092】
例えば図13に示す様に、四角形状、多角形状(図示略)、円形状(図示略)などの表示区域61を設け、この表示区域61を点滅させる方式でもよい。この点滅の速度を図1に示す指揮者1のふるタクトの速さに調整することにより、各演奏者2a〜2cは、このタクトに合せた動きと同様な演奏をすることができる。
【0093】
さらに、図14に示すように、複数個の表示区域64,65を設け、表示区域の2つの窓の表示を切換えて点滅させるようにしたものである。この点滅に合わせて演奏することにより、図1に示す指揮者1のタクトに合せた動きと同様な演奏をすることができる。
【0094】
さらに、図15に示すように矩形状表示区域70をライン状に配列した表示区域アレイ71を配列し、点灯する表示区域70の位置を矢印方向にずらして点灯させることにより図1に示す指揮者1のふるタクトの代用にすることができる。この点滅に合わせて演奏することにより、指揮者1のタクトに合せた動きと同様な演奏をすることができる。
【0095】
さらに、図16に示すように円形状表示区域72を円周状に配列して設け、順次、回転方向73に切換えて点灯させるようにしてもよい。この点灯の切換えに合わせて演奏することにより、図1に示す指揮者1のタクトに合せた動きと同様な演奏をすることができる。
【0096】
さらに、図17に示すように表示区域74を棒状に形成し、この棒状表示区域74を交互に点滅させることにより、メトロノームの振り子の動きに表示することができる。この点滅に合わせて演奏することにより、指揮者のタクトに合せた動きと同様な演奏をすることができる。
【0097】
また、図示しないが、表示画面の背景部やある一部の色を変える方式、図2に示す表示手段11近傍に別装置として設けるなど、指揮者1や演奏者2a〜2cが演奏タイミングを容易に認識できるものであれば、形状や方式を問うものではない。
【0098】
次に、図2のコメント情報の表示方法を図1〜図18を参照して説明する。コメント情報20は、作曲家や図1に示す指揮者1、演奏者2a〜2cなどからの指示事項、注意事項、メモなどの電気信号である。コメント情報20は、主として図2に示す電子楽譜情報10の特徴とする音符10d近傍に添え書きされる。
【0099】
コメント情報20は、文面を予めテンプレート化しておき、コンサートの会場などで、電子譜面への書き込みを、キーボードなどを用いることなく、タッチパネル上から、プルダウンメニューの選択や、ファンクションキーの操作により入力することが可能である。
【0100】
コメント情報20は、予め想定される指揮者1からの指示事項や注意事項、各演奏者2a〜2cのメモなどをメニュー方式で階層的に保存される。使用したいコメントメニューは、保存されたメニューの中から選択して電子楽譜情報10近傍に表示される。コメントメニュー81は、例えば指示事項として速度、音階、強弱、息継ぎ、感情…その他などであり、図3に示すサーバ8のコメント情報記憶手段33に予め保存される。
【0101】
さらに、各メニューについて、さらに下位に位置付けて例えば下位の速度メニュー82が作成され、保存されている。例えばメニュー速度の下位メニューは、やや速く、若干速く…やや遅くなどが作成され、保存されている。さらに、選択されたメニューを登録する個所を示す登録部メニュー83が作成され、保存されている。登録部メニュー83としては、例えば小節、パートなどである。登録部メニュー83に示された各項目のさらに下位のパートメニュー84が作成され、保存されている。パートメニュー84は、例えばパートの下位項目バイオリン、チェロ、ピアノなどである。小節メニュー86は、例えば電子楽譜情報10の音符の位置を示す番地である。
【0102】
コメント情報20を作成するためのコメント情報入力部18は、図2に示す指揮者端末6および各演奏者端末4a〜4cの表示手段11の表示画面に表示される。コメントメニュー81、下位の速度メニュー82、登録部メニュー83、パートメニュー84、小節メニュー86などは、適時コメント情報入力部18に表示され、コメント情報作成者により操作される。コメント情報作成者は、作曲家、指揮者1、演奏者2a〜2cなどである。コメントメニュー81、下位の速度メニュー82、登録部メニュー83、パートメニュー84、小節メニュー86の各項目に設けられているボタンは、入力ボタン85であり、下向きの矢印は、下位のメニュー検索を示している。
【0103】
このように保存されたコメントメニュー81からコメント情報20を作成する手順は次の通りである。
コメント情報20の作成者例えば指揮者1は、図3に示す表示手段11の表示画面から操作してコメント情報20を作成する。指揮者1は、コメント情報入力部18にコメントメニュー81を表示する。指揮者1は、コメントメニュー81において例えば速度を選択するための入力ボタン85にタッチすると、コメント情報入力部18には速度の下位の速度メニュー82が表示される。指揮者1は、速度の下位の速度メニュー82においてやや速くを選択するための入力ボタン85にタッチすると、コメント情報入力部18には登録部メニュー83が表示される。
【0104】
指揮者1は、登録部メニュー83において登録先小節およびパートを選択するための入力ボタン85にタッチすると、コメント情報入力部18には小節およびパートの小節メニュー86,パートメニュー84が表示される。指揮者1は、小節およびパートの小節メニュー86,パートメニュー84において、コメント情報20のやや速くの登録場所としてバイオリンとピアノの楽譜で例えば第1楽章の第1小節で第3音符と指定する。このようにして作成されたコメント情報20は、バイオリンとピアノの楽譜に関連付けて図3に示す指揮者端末6の端末用記憶手段48に記憶される。
【0105】
記憶されたコメント情報20は、指揮者端末6の制御手段47の制御によりインターフェース手段49、イントラネット7を介してサーバ8に送信する。サーバ8の制御手段39は、この指定されたバイオリンとピアノの楽譜で例えば第1楽章の第1小節で第3音符に関連付けてコメント情報やや速くがサーバ8のコメント情報記憶手段33に記憶される。
【0106】
サーバ8の制御手段39は、指定された登録場所のバイオリンとピアノの各演奏者端末4a〜4cに送信し、バイオリンとピアノの各演奏者端末4a〜4cは、端末用記憶手段48に上書き保存する。この結果、バイオリンとピアノの各演奏者端末4a〜4cの制御手段47は、更新されたコメント情報20が表示されるように制御する。
【0107】
コメントメニュー81は、指揮者用、演奏者用に区別してコメント情報記憶手段33に保存されることが望ましい。コメント情報20には、指揮者1から全演奏者2a〜2cに一斉に配信して指示したい情報や、楽器や演奏パート単位、個人単位等で送信し管理したい情報などがある。
【0108】
演奏する場合、各演奏者端末4a〜4cなどを使用する際に各演奏者2a〜2cは、ID番号等を入力する。サーバ8は,入力されたID番号から演奏楽器や個人を識別し、この識別に応じたコメント情報20を各演奏者端末4a〜4cに配信し、表示手段11の表示画面に表示される。各演奏者2a〜2cは、指揮者1からの指示や注意事項、個人のメモなどを正確に知る。
【0109】
上記実施形態では、イントラネット7を介して指揮者および演奏者用の複数の端末に夫々の電子楽譜を表示する実施形態について説明したが、イントラネット7などのネットワークを介さなくても、単独の電子楽譜表示装置として構成してもよい。次に、単独で電子楽譜表示装置が構成される場合について、図19、図20および図1〜18を参照して説明する。図19は演奏者が演奏の練習を行っている状態を示す図である。この実施形態は、電子楽譜表示端末4が、他の装置との連携を行わず、単独で設置され、演奏者2は前方に楽譜スタンド3を置いて、電子楽譜を見て演奏する単独型電子楽譜表示装置のケースである。この単独型電子楽譜表示装置を利用した演奏は、練習であったり、ソロの演奏であったりする。
【0110】
電子楽譜は、電子楽譜表示端末4の表示手段例えば液晶表示装置に表示される。電子楽譜表示端末4は、映像情報記憶手段31と、電子楽譜情報記憶手段32と、コメント情報記憶手段33と、抽出手段34と、入力手段35と、編集手段36と、表示手段37と、制御手段39と、プログラム記憶手段40とが母線41に接続されて構成されている。
【0111】
映像情報記憶手段31は、制御手段39の制御により、予め演奏用として用意されたコマーシャルの映像情報、ビデオ映像、映画、TV映像情報などの情報を映像タイトルに関連付けて保存する。電子楽譜情報記憶手段32は、制御手段39の制御により、予め定められた1種又は複数種の電子楽譜情報を、総譜、各パート譜に分けて曲名に関連付けて保存する。
【0112】
コメント情報記憶手段33は、制御手段39の制御により、電子楽譜の音符に関連付けてコメント情報20を記憶する。抽出手段34は、制御手段39の制御により、電子楽譜情報10および映像情報15、コメント情報20などを抽出する。
【0113】
入力手段35は、例えばキーボードにより制御手段39への操作指令情報の入力を行う。編集手段36は、制御手段39の制御により、入力手段35から指示された編集指示データを処理する。表示手段37には、制御手段39の制御により、制御手段39に入力された情報や電子楽譜情報10と、映像情報15およびコメント情報20などの付帯情報などが表示される。表示手段37に表示される画面および機能は、図2から図18に示す機能と同一のものである。制御手段39は、これらの各手段を制御する。プログラム記憶手段40は、制御手段39の制御プログラムを記憶する。入力手段45は、例えばタッチパネル、マウスや、フットペダル、押しボタンスイッチなどであり、電子楽譜の更新操作やページ捲り操作を制御手段39に入力する。
【0114】
単独型電子楽譜表示装置は、入力手段35から利用する指揮者又は演奏者のID番号等を入力することにより、指揮者用の総譜や演奏者用のパート譜を識別し、選択した曲の電子楽譜情報や付帯情報が表示される。
【0115】
単独型電子楽譜表示装置としては、サーバ等との連携を必要とせず、電子楽譜情報や付帯情報など図3の全ての機能を単一の装置にまとめて収納することにより、単独で演奏者や指揮者が自宅や演奏会場で練習やソロ演奏を行うことが可能となるものである。単独型電子楽譜表示装置は、コンピュータ機能を有するので、モデムなどのインターフェース機能を接続することにより図3のネットワークに接続することもできる。指揮者および各演奏者が夫々単独型電子楽譜表示装置をネットワークに接続することにより、互いにネットワークを介して電子楽譜情報や付帯情報の送受信を行うことができる。この場合、サーバを接続しなくても各単独型電子楽譜表示装置間で直接送受信することができる。
【0116】
以上説明したようにこの実施形態によれば、楽譜とともに設けた付帯情報に合せて演奏することにより所望する演奏をすることができる。また、付帯情報例えば映像情報に合せて演奏することができ、目標とする時間通りに演奏することができる。さらに、電子楽譜の編曲を行う場合においても、電子楽譜を効率的に編曲し、最新の電子楽譜で演奏することができる。さらに、映像情報15に合せて演奏する場合において、電子楽譜を効率的に編曲し、最新の電子楽譜で演奏できる。さらに、演奏は、タイムスケジュールにより演奏時間を予め定められた時間に精度よく収めることができる。即ち、設定時間の演奏ができる。
【0117】
上記実施形態では入力手段35,45として液晶パネルに設けられたタッチパネルを用いて説明したが、特にこれに限られることではなく、キーボードや文字数字が入力可能なタブレットを用いてもよい。
【0118】
上記実施形態では、TVコマーシャル用音楽の制作をオーケストラにより作成した例について説明したが、オーケストラなどでの指揮者1と演奏者2a〜2cとの関係は、吹奏楽、合唱などにおいても同一の形態であり、この発明を実施することができる。また、音楽教室など、先生と生徒の関係に置換することにより、この発明を実施することができる。
【0119】
また、指揮者1と演奏者2a〜2cは同一場所で演奏する必要性はなく、インターネット等を用いて連絡することにより、指揮者1と演奏者2a〜2cは離れた場所で練習している場合においても実施可能である。
【0120】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明システムによれば楽譜とともに設けた付帯情報に合せて演奏することにより効率的な演奏をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子楽譜の表示システムの一実施形態を説明するためのオーケストラ配置した状態を示す図である。
【図2】図1の指揮者用および演奏者用電子楽譜表示端末の表示画面に表示された状態を説明するための図である。
【図3】図1の電子楽譜の表示システムを説明するための構成図である。
【図4】図3の電子楽譜の表示システムにより演奏を予め定められた時間に終了させるプロセスを説明するためのフローチャートである。
【図5】図4のプロセスを手動モードにより演奏する場合のタイムチャートである。
【図6】図4のプロセスを自動モードにより演奏する場合のタイムチャートである。
【図7】図3の電子楽譜の表示システムにより電子楽譜の編集プロセスを説明するためのフローチャートである。
【図8】図2の他の実施例を説明するための図である。
【図9】図2の他の実施例を説明するための図である。
【図10】図2の他の実施例を説明するための図である。
【図11】図2の電子楽譜表示システムにより映像情報から所望する映像を抽出するための表示画面例を説明するための図である。
【図12】図3の電子楽譜の表示システムにより映像情報から所望する映像を静止画で抽出するプロセスを説明するためのフローチャートである。
【図13】図2のタイミング情報の具体的実施形態を説明するための図である。
【図14】図2のタイミング情報の具体的実施形態を説明するための図である。
【図15】図2のタイミング情報の具体的実施形態を説明するための図である。
【図16】図2のタイミング情報の具体的実施形態を説明するための図である。
【図17】図2のタイミング情報の具体的実施形態を説明するための図である。
【図18】図2のコメント情報表示方法の具体的実施形態を説明するための図である。
【図19】図1の他の一実施形態を説明するための図で1人の演奏者が練習を行っている状態を説明するための図である。
【図20】図19の電子楽譜表示装置を説明するための構成図である。
【符号の説明】
1…指揮者、2,2a,2b,2c…演奏者、3,3a,3b,3c,5…楽譜スタンド、4,4a,4b,4c…演奏者用電子楽譜表示端末、6…指揮者用電子楽譜表示端末、7…イントラネット、8…サーバ、9…電子楽譜表示システム、10…電子楽譜情報、11,37…表示手段、12…スタートボタン、13…ストップボタン、15…映像情報、16…時間情報、16a…目標時間、16b…演奏時間、16c…残り時間、16d…差異時間、17…カウントダウン情報、18…コメント情報入力部、19…タイミング情報、20…コメント情報、21…制御情報、31…映像情報記憶手段、32…電子楽譜情報記憶手段、33…コメント情報記憶手段、34…抽出手段、35,45…入力手段、36…編集手段、38,49…インターフェース手段、39,47…制御手段、40…プログラム記憶手段、48…端末用記憶手段、41,50…母線、51…大表示部、52…小表示部列、53…小表示部、54…抽出ボタン、55…スクロールボタン、61,64,65,70,72,74,75…表示区域、63…矢印、71…表示区域アレイ、73…回転方向、76…下端部、81…コメントメニュー、82…速度メニュー、83…登録部メニュー、84…パートメニュー、85…入力ボタン、86…小節メニュー。

Claims (8)

  1. ネットワークに接続され電子楽譜情報を格納しているコンピュータによる電子楽譜の表示方法において、
    要求元から前記ネットワークを介して電子楽譜情報の配信要求があったときは、前記コンピュータが前記電子楽譜情報を要求元の表示画面に表示するステップと、
    前記コンピュータが前記電子楽譜情報に関連する付帯情報を前記要求元の表示画面に表示するステップと
    を具備してなることを特徴とする電子楽譜の表示方法。
  2. 前記付帯情報は、映像情報、コメント情報、カウントダウン情報、目標時間、演奏時間、残り時間、タイミング情報、制御情報などのうち少なくとも一つの情報であることを特徴とする請求項1記載の電子楽譜の表示方法。
  3. 前記表示画面に表示された電子楽譜情報の演奏は、前記表示画面に同時に表示された目標時間、演奏時間、残り時間に基いて行うことを特徴とする請求項1記載の電子楽譜の表示方法。
  4. 前記表示画面に表示された電子楽譜情報および前記付帯情報により演奏するに際し、前記コンピュータは演奏開始までの時間表示として、前記表示画面に予め定めた数字から減算して数字表示することを特徴とする請求項2又は3記載の電子楽譜の表示方法。
  5. 前記コンピュータは、前記付帯情報を前記電子楽譜情報と同期して表示させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の電子楽譜の表示方法。
  6. 前記コンピュータは、前記電子楽譜情報の編集を前記表示画面に表示された映像情報に基いて行うことを特徴とする請求項1又は2記載の電子楽譜の表示方法。
  7. 指揮者用および/又は各演奏者用の電子楽譜情報が保存され要求された前記電子楽譜情報を配信するサーバと、
    このサーバと通信機能を介して接続され前記サーバから配信された指揮者用の電子楽譜情報が表示される指揮者用電子楽譜表示端末と、
    前記サーバと通信機能を介して接続され前記サーバから配信された各演奏者用の電子楽譜情報が表示される演奏者用電子楽譜表示端末とを備え、
    前記サーバは、
    前記指揮者用および/又は各演奏者用電子楽譜表示端末からの要求に応じて電子楽譜情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された電子楽譜情報を要求した端末に表示する表示手段と、
    演奏開始の要求があったとき前記指揮者用および/又は各演奏者用電子楽譜表示端末の表示画面に表示された前記電子楽譜情報に関連する付帯情報を前記表示画面に表示する付帯情報表示手段と
    を具備してなることを特徴とする電子楽譜の表示システム。
  8. 電子楽譜情報とこの電子楽譜情報に関連する映像情報および時間情報を付帯情報として記憶する記憶手段と、
    表示要求により前記記憶手段から前記電子楽譜情報および前記付帯情報を読み出す手段と、
    読み出された前記電子楽譜情報および前記付帯情報を表示する手段と
    を具備してなることを特徴とする電子楽譜表示装置。
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