JP4751490B1 - 楽譜表示システム - Google Patents

楽譜表示システム Download PDF

Info

Publication number
JP4751490B1
JP4751490B1 JP2011510750A JP2011510750A JP4751490B1 JP 4751490 B1 JP4751490 B1 JP 4751490B1 JP 2011510750 A JP2011510750 A JP 2011510750A JP 2011510750 A JP2011510750 A JP 2011510750A JP 4751490 B1 JP4751490 B1 JP 4751490B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
page
score
information
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011510750A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2012090279A1 (ja
Inventor
光久 蒲池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casting Media Inc
Original Assignee
Casting Media Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casting Media Inc filed Critical Casting Media Inc
Application granted granted Critical
Publication of JP4751490B1 publication Critical patent/JP4751490B1/ja
Publication of JPWO2012090279A1 publication Critical patent/JPWO2012090279A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10GREPRESENTATION OF MUSIC; RECORDING MUSIC IN NOTATION FORM; ACCESSORIES FOR MUSIC OR MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. SUPPORTS
    • G10G1/00Means for the representation of music

Abstract

【課題】例えばオーケストラなどで指揮者が使用する楽譜表示端末と演奏者が使用する楽譜表示端末でデータを共用しなくとも、指揮者側と演奏者側との表示の同期が取れ、演奏者側の楽譜表示端末が自動的にページめくりを行うことができる楽譜表示装置を提供する。
【解決手段】親機10aでは、表示手段11aに表示されている総譜データのページめくりを検出し、ページめくりを検出した場合は、ページめくり後に表示手段11aに表示されるページを示すページ表示情報を子機10bへ送信し、子機10bでは、親機10aから送信されたページ表示情報を受信し、受信したページ表示情報が子機10bの表示手段11aに表示されているページ範囲でない場合はパート譜データをページめくりすると判定し、子機10bの表示手段11aに表示されているパート譜データのページをめくる。
【選択図】図6

Description

本発明は、オーケストラなど多人数で演奏する際に用いる楽譜表示システムに関するものである。
オーケストラなどにおける指揮者や演奏者は、指揮者や演奏者の前などに紙の楽譜を配置し、曲の進行に従って各自が手で楽譜をめくるのが一般的であり、楽器によっては楽譜をめくる度に演奏を中断しなければならず非能率的であった。また、楽譜は指揮者用の全ての楽器パートの譜面が記載されている総譜と、各楽器パートの譜面のみが記載さているパート譜と、があり、パート譜は楽器ごとに用意する必要があるために、紙ベースの楽譜は極めて非効率的であった。
紙ベースではなく、液晶ディスプレイなどの表示装置に楽譜を表示するものは、例えば特許文献1などに提案されている。
特許文献1に記載の電子譜面台は、液晶型タッチパネル式のディスプレイに電子譜面を表示し、演奏者が演奏を中断せずに譜面めくり信号を入力することが可能なフットペダルを踏むと、譜面めくり信号が電子譜面台に送信されて自動的に譜面めくりが行われる。
しかしながら、特許文献1に記載の電子譜面台は、オーケストラのように指揮者の総譜と演奏者のパート譜とのページめくりを同期させることには困難である。即ち、パート譜は総譜から任意の楽器パートの譜面が抽出されているため、パート譜の1ページには、総譜の1ページ以上の譜面が記載されてしまい、同じタイミングでページめくりを行うことは困難であった。
そこで、そのような問題を解決するために特許文献2に記載の電子譜面提供装置が提案されている。特許文献2に記載されている電子譜面提供装置は、総楽譜情報を入力し、この総楽譜情報を演奏パート別に分別して送信する楽譜管理装置と、演奏パート別の楽譜情報を受信して記憶し、記憶した楽譜情報を譜面表示し、前記楽譜管理装置および同一演奏パートの他の電子譜面台からの譜面表示制御情報信号に基づいて譜めくりする電子譜面台を設けている。
特開2000−231379号公報 特許3818493号公報
特許文献2に記載された電子譜面提供装置は、演奏者用電子譜面台は楽譜管理装置から楽譜情報をダウンロードし、楽譜管理装置からの譜めくり指示の譜面表示制御情報信号を受信して、その譜めくり指示に基づいて譜めくりを行うために、楽譜管理装置からダウンロードする楽譜しか持つことができず、演奏者用電子譜面台の表示フォーマットを演奏者の好みに応じて変更することが困難である。
また、特許文献2に記載された電子譜面提供装置は、楽曲管理装置や他の電子譜面台からの譜めくり指示の譜面表示制御情報信号を受信しない場合などで演奏者が譜めくりしたいと思った場合は、フットスイッチを使用して譜めくりする必要があり、紙をめくるよりは容易であるが、フットスイッチを押すという動作をしなければならないために演奏に集中することができず煩わしく感じるという問題があった。
そこで、本発明は、例えばオーケストラなどで指揮者が使用する楽譜表示端末と演奏者が使用する楽譜表示端末でデータを共用しなくとも、指揮者側と演奏者側との表示の同期が取れ、演奏者側の楽譜表示端末が自動的にページめくりを行うことができる楽譜表示装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、演奏する全ての楽器パートで構成された楽譜である総譜データが格納されている総譜格納手段および前記総譜データをページごとに表示する第1表示手段を備えた第1楽譜表示端末と、前記第1表示手段に表示されている楽譜と同じ楽曲の少なくとも一つ以上の楽器パートで構成されているパート譜データが格納されているパート譜格納手段および前記パート譜データをページごとに表示する第2表示手段を備えた第2楽譜表示端末と、を有する楽譜表示システムであって、前記総譜格納手段に格納されている前記総譜データには、音符などの前記楽譜を構成する音楽情報と、前記音楽情報を表示するための表示情報と、前記楽譜を前記第1表示手段に表示する際のページ区切り位置を示す第1ページ区切り情報と、が含まれ、前記パート譜格納手段に格納されている前記パート譜データには、音符などの前記楽譜を構成する音楽情報と、前記音楽情報を表示するための表示情報と、前記楽譜を前記第2表示手段に表示する際の前記楽譜のページ区切り位置を示す第2ページ区切り情報と、が含まれ、前記第1楽譜表示端末は、前記第1表示手段に表示されている前記総譜データのページめくりを検出するページめくり検出手段と、前記ページめくり検出手段がページめくりを検出した場合は、ページめくり後に前記第1表示手段に表示されるページを示すページ表示情報を前記第2楽譜表示端末へ送信する送信手段と、を備え、前記第2楽譜表示端末は、前記第1楽譜表示端末から送信された前記ページ表示情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記ページ表示情報が前記第2表示手段に表示されているページ範囲でない場合は前記パート譜データのページをめくると判定するページめくり判定手段と、前記ページめくり判定手段が前記パート譜データのページをめくると判定した場合は、前記第2表示手段に表示されている前記パート譜データのページをめくるページめくり手段と、を備えていることを特徴とする楽譜表示システムである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ページ表示情報に、前記第1表示手段に表示されるページの小節範囲が含まれ、前記ページめくり判定手段が、前記パート譜データをページめくりすると判断しない場合かつ、次の前記第2ページ区切り位置まで予め定めた所定時間以内である場合は、前記第2表示手段に表示されている前記パート譜データの次の前記第2ページ区切り位置までの残時間を前記音楽情報に基づいて予測し、予測された残時間が経過した場合に、前記ページめくり手段が自動的に前記パート譜データのページをめくることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1また2に記載の発明において、前記パート譜格納手段に、前記総譜データが格納されており、前記第2楽譜表示端末には、前記総譜データから前記第2表示手段に表示する任意の楽器パートの楽譜を選択する表示パート選択手段と、前記表示パート選択手段で選択された楽器パートの楽譜データを抽出するとともに、抽出された楽譜データを前記第2表示手段に表示する際の前記第2ページ区切り位置を算出して前記第2表示手段に表示するパート譜データを作成するパート譜作成手段と、を備えていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の発明において、前記ページ表示情報に、前記第2表示手段に表示すべき小節の情報が含まれ、前記ページめくり判定手段が、前記第2表示手段に表示すべき小節の情報に基づいて前記第2表示手段に当該小節が表示されていないと判断した場合は、前記ページめくり手段に、当該小節を含むページにページめくりさせることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の発明において、前記第1楽譜表示端末が、前記第1表示手段に表示されている前記総譜データの任意の位置にメモを入力する第1入力手段と、前記第1入力手段から入力された前記メモの情報である第1メモ情報の座標位置を検出して当該第1メモ情報の入力された前記楽器パートと小節位置を特定する第1特定手段と、を備え、前記送信手段が、前記第1メモ情報を書き換え不可の属性を付与して、前記座標位置と、前記第1特定手段で特定された前記楽器パートと小節位置と、ともに前記第2楽譜表示端末へ送信し、前記総譜格納手段には、前記第1メモ情報と前記座標位置と前記第1特定手段で特定された前記楽器パートと小節位置とを格納し、前記受信手段が、前記送信手段から送信されてきた前記第1メモ情報と、前記座標情報と、前記第1特定手段で特定された前記楽器パートと小節位置と、を受信し、前記パート譜格納手段には、前記第1メモ情報と前記座標情報を当該楽器パートと小節位置に関連付けて格納し、前記第2表示手段に前記受信手段が受信した前記楽器パートと小節位置が表示されている場合は、前記第1メモ情報を、前記座標情報と前記受信手段が受信した前記楽器パートと小節位置とに基づいて前記受信手段が受信した楽器パートの小節位置に表示することを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の発明において、前記第2楽譜表示端末が、前記第2表示手段に表示されている前記パート譜データの任意の位置にメモを入力する第2入力手段と、前記第2入力手段から入力された前記メモの情報である第2メモ情報の座標位置を検出する第2特定手段と、を備え、前記パート譜格納手段には、前記第2メモ情報と前記第2メモ情報の座標位置が格納されていることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載の発明において、前記第1楽譜表示端末は、前記第1入力手段が入力された前記第1メモ情報を、前記第2楽譜表示端末へ送信するか否かを選択するメモ情報送信選択手段を備え、前記メモ情報送信選択手段で前記第2楽譜表示端末へ送信しないと選択された前記第1メモ情報は、前記総譜格納手段内で、前記第2楽譜表示端末へ送信することを選択された前記第1メモ情報と区別して格納されていることを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項5乃至7のうちいずれか一項に記載の発明において、複数のメモ情報をグループ化して前記総譜格納手段および前記パート譜格納手段に格納されていることを特徴とするものである。
以上説明したように請求項1に記載の発明によれば、第1楽譜表示端末では、ページめくり検出手段で、第1表示手段に表示されている総譜データのページめくりを検出し、ページめくり検出手段がページめくりを検出した場合は、ページめくり後に第1表示手段に表示されるページを示すページ表示情報を第2楽譜表示端末へ送信し、第2楽譜表示端末では、受信手段で、第1楽譜表示端末から送信されたページ表示情報を受信し、ページめくり判定手段で、受信手段が受信したページ表示情報が第2表示手段に表示されているページ範囲でない場合はパート譜データのページをめくると判定し、ページめくり手段で、ページめくり判定手段がパート譜データのページをめくると判定した場合は、第2表示手段に表示されているパート譜データのページをめくるので、指揮者が使用する第1楽譜表示端末は自身のめくったページの情報を送信して、演奏者が使用する第2楽譜表示端末では、そのページの情報から自身がページをめくる必要があるか否か判定して、ページをめくる必要がある場合はページをめくるために、第2楽譜表示端末では、第1楽譜表示端末とデータを共用する必要が無く、表示フォーマットを自由に設定しても第1楽譜表示端末との表示の同期を自身で判断して自動的にページをめくることができる。
請求項2に記載の発明によれば、ページ表示情報に、第1表示手段に表示されるページの小節範囲が含まれ、ページめくり判定手段が、パート譜データをページめくりすると判断しない場合かつ、次の第2ページ区切り位置まで予め定めた所定時間以内である場合は、第2表示手段に表示されているパート譜データの次の第2ページ区切り位置までの残時間を音楽情報に基づいて予測し、予測された残時間が経過した場合に、ページめくり手段が自動的にパート譜データのページをめくるので、第1表示手段に表示されるページの小節範囲から第2楽譜表示端末が単独でページめくりを行う必要があるかを予測することができ、第1楽譜表示端末のページ表示と第2楽譜表示端末のページ表示との間にずれがあってもそのずれ量を楽譜の音符や休符等から時間として算出して自動的にページをめくることができるために、手動でページめくりをする機会を少なくすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、パート譜格納手段に、総譜データが格納されており、第2楽譜表示端末には、総譜データから第2表示手段に表示する任意の楽器パートの楽譜を選択する表示パート選択手段と、表示パート選択手段で選択された楽器パートの楽譜データを抽出するとともに、抽出された楽譜データを第2表示手段に表示する際の第2ページ区切り位置を算出して第2表示手段に表示するパート譜データを作成するパート譜作成手段と、を備えているので、総譜データから任意の楽器パートを抽出して表示することができ、例えば演奏者が担当以外の楽器パートの譜面も自由に参照することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ページ表示情報に、第2表示手段に表示すべき小節が含まれ、第2表示手段に表示すべき小節の情報に基づいて第2表示手段に当該小節が表示されていないと判断した場合は、ページめくり手段に、当該小節を含むページにページめくりさせるので、第1楽譜表示端末が指定した小節を含むページにページめくりすることができる。そのため、練習時などに指揮者が指定した小節からの演奏をする際などに容易に演奏位置を表示させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、送信手段が、第1入力手段から入力された第1メモ情報を書き換え不可の属性を付与して、第1メモ情報の座標位置と第1特定手段で特定された楽器パートと小節位置とともに第2楽譜表示端末へ送信し、総譜格納手段には、第1メモ情報と座標位置と第1特定手段で特定された前記楽器パートと小節位置とを格納して、受信手段が、送信手段から送信されてきた第1メモ情報と座標位置と第1特定手段で特定された楽器パートと小節位置と、を受信し、パート譜格納手段には、第1メモ情報と座標情報を当該楽器パートと小節位置に関連付けて格納し、第2表示手段に受信手段が受信した楽器パートと小節位置が表示されている場合は、第1メモ情報を、座標情報と受信手段が受信した楽器パートと小節位置とに基づいて受信手段が受信した楽器パートの小節位置に表示するので、指揮者が演奏者への指示などのメモを楽譜に書き込んだ場合に、演奏者側に反映して表示させることができる。また、演奏者側では当該メモが関係するパートや小節を表示していた場合のみに当該メモを表示させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、第2楽譜表示端末が、第2表示手段に表示されているパート譜データの任意の位置にメモを入力する第2入力手段と、第2入力手段から入力されたメモの情報である第2メモ情報の座標位置を検出する第2特定手段と、を備え、パート譜格納手段には、第2メモ情報と第2メモ情報の座標位置が格納されているので、演奏者側でも、指揮者側のメモとは別に独自のメモを入力して保存することができる。
請求項7に記載の発明によれば、第1楽譜表示端末は、第1入力手段が入力された前記第1メモ情報を、第2楽譜表示端末へ送信するか否かを選択するメモ情報送信選択手段を備え、メモ情報送信選択手段で第2楽譜表示端末へ送信しないと選択された第1メモ情報は、総譜格納手段内で、第2楽譜表示端末へ送信することを選択された第1メモ情報と区別して格納されているので、指揮者は演奏者への指示と他のメモとを区別することができ、書き込みの自由度が向上する。
請求項8に記載の発明によれば、第1メモ情報および第2メモ情報は、複数のメモ情報をグループ化して総譜格納手段およびパート譜格納手段に格納されているので、例えば日付ごとにメモを分別して管理することができる。
本発明の一実施形態にかかる楽譜表示システムの構成を示す構成図である。 図1に示された楽譜表示端末のブロック構成を示すブロック図である。 図2に示された保存手段に格納されている楽譜データのデータ構成の説明図である。 図1に示された楽譜表示システムにおけるページめくり動作の説明図である。 図1に示された親機のページめくり動作のフローチャートである。 図1に示された子機のページめくり動作のフローチャートである。 子機の表示範囲が親機の表示範囲を全て表示できない場合の動作の説明図である。 図1に示された親機のメモ情報の表示動作を示すフローチャートである。 図1に示された子機のメモ情報の表示動作を示すフローチャートである。 親機に表示される総譜とメモの例である。 図10に示されたメモを子機に表示されるパート譜に表示した例である。 メモ情報を示すレイヤーの説明図である。
次に、本発明の一実施形態を図1乃至図12を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかる楽譜表示システム1は、図1に示すように、複数の楽譜表示端末10を有し、複数の楽譜表示端末10は、1つの第1楽譜表示端末としての親機10aと、1つ以上の第2楽譜表示端末としての子機10bと、から構成され、親機10aと子機10bとは無線通信にて互いに接続されている。親機10aは例えばオーケストラでは指揮者が所持し指揮者用の楽譜である演奏する楽曲の全ての楽器パートが含まれている総譜が表示される。子機10bはオーケストラでは指揮者以外の演奏者が所持し当該演奏者が担当する楽器パートを含む楽譜であるパート譜が表示される。
楽譜表示端末10は、図2に示すようにタッチパネル式表示器11と、入出力制御部12と、保存手段13と、外部機器接続I/F14と、通信制御部15と、無線通信制御部16と、CPU17と、を備えている。また、親機10aと子機10bとは同じ構成であり、親機10aとして機能させるか子機10bとして機能させるかは、使用者が予め設定する。
タッチパネル式表示器11は、液晶ディスプレイなどで構成された表示手段11aと、表示手段11aの表面に重ねられた周知のタッチパネル11bと、を備えている。表示手段11aは、楽譜データ(総譜、パート譜)や楽譜に書き込んだメモ情報や操作用のメニューなどが表示される。つまり、親機10aとして機能している場合は第1表示手段、子機10bとして機能している場合は第2表示手段となる。タッチパネル11bは、ページめくりやメモ入力などを含む楽譜表示端末10の操作全般が行われる。なお、楽譜表示端末10を操作する手段としてタッチパネル11bに限らずボタン等の他の手段を用いてもよい。
入出力制御部12は、表示制御部12aと、入出力データ制御部12bと、を備えている。表示制御部12aは、CPU17からの制御により表示手段11aの表示切替および保存手段13とのデータの入出力を行っている。入出力データ制御部12bは、CPU17からの制御により、当該楽譜表示端末10が親機10aと設定された場合は、子機10bへの後述するページ表示情報やメモ情報の出力制御およびタッチパネル11bからのページめくり操作の検出などを行い、当該楽譜表示端末10が子機10bと設定された場合は、親機10aからのページ表示情報やメモ情報の入力制御およびタッチパネル11bからのページめくり操作の検出などを行う。
保存手段13は、ハードディスクドライブや不揮発性の半導体メモリなどで構成され、総譜データまたはパート譜データやメモ情報等が保存(格納)されている。つまり、親機10aとして機能している場合は総譜格納手段、子機10bとして機能している場合はパート譜格納手段となる。
外部機器接続I/F14は、総譜データまたはパート譜データが記録されている外部機器との接続インタフェース(I/F)であり、例えばパーソナルコンピュータ(PC)または、メモリーカードや外付けハードディスクドライブなどの記録媒体が接続され、保存手段13に総譜データまたはパート譜データがダウンロードまたはコピーされる。
通信制御部15は、自身が親機10aの場合は入出力制御部12からのページ表示情報やメモ情報などを無線通信制御部16に出力し、自身が子機10bの場合は無線通信制御部16が受信するページ表示情報やメモ情報などを入出力制御部12に出力する。なお、親機10aと子機10bは有線で接続してもよく、その場合は、通信制御部15が直接ページ表示情報やメモ情報などの送受信を行う。
無線通信制御部16は、親機10aまたは子機10bと無線通信を行う。無線通信制御部16は、自身が親機10aの場合は通信制御部15からのページ表示情報やメモ情報などを子機10bに出力し、自身が子機10bの場合は親機10aから受信するページ表示情報やメモ情報などを通信制御部15に出力する。つまり、親機10aとして機能している場合は送信手段、子機10bとして機能している場合は受信手段となる。
CPU17は、ROMやRAMなども内蔵し、楽譜表示装置10における各種制御を司り、ROMに記憶されている各種制御プログラムにしたがって本実施形態に係る制御を含む各種の処理を実行する。
ここで、保存手段13に格納されている楽譜データ(総譜データ、パート譜データ)のデータ構成について図3を参照して説明する。図3(a)は総譜データのデータ構成例である。総譜データは、親機10aの保存手段13に総譜データを外部機器接続I/F14を介して格納される。図3(a)の例では楽器パートが6パートの譜面から構成されている。図3(a)に示したように総譜データは楽器パートごとに小節番号(或いはID等)が振られたデータベースを構成しており、各小節のデータ(小節データ)内には、音符や休符などの音楽符号の情報である音楽情報と、その音楽情報を表示手段11aに表示するための位置などの情報である表示情報が含まれている。
また、総譜データには総譜を表示する親機10aの表示手段11aに一度に表示する範囲(この範囲を1ページとする)に合わせて第1ページ区切り情報としてのカレントポイントが設定されている。このカレントポイントは、表示手段11aに表示される先頭の小節データに設定されている。図3(a)は、1ページに3小節表示する場合であり、各ページの先頭となる 小節1、小節4、小節7にカレントポイントが設定されている。また、カレントポイントは図3(a)に示したように全パートの先頭となる小節に設定する必要は無く、少なくとも1パートに設定されていればよい。また、カレントポイントはページの先頭ではなく最後の小節に設定してもよい。なお、総譜データや後述するパート譜データを構成する音楽情報、表示情報、カレントポイントなどは、例えば、XML形式の楽譜表記のためのオープンなファイルフォーマットであるMusicXMLで記述すればよい。
パート譜データは、子機10bの保存手段13に格納された総譜データから任意のパートの楽譜データが抽出されて構成されている。詳しく説明すると、総譜データは外部機器接続I/F14を介して格納され、子機10bでは、総譜データから表示手段11aに表示する任意の楽器パートの楽譜を演奏者がタッチパネル11b(表示パート選択手段)で選択し、CPU17が、選択された楽器パートの楽譜データを抽出するとともに、抽出された楽譜データを表示手段10aに表示する際のカレントポイントを算出して表示手段10aに表示するパート譜データして作成している。
図3(b)は上述したように子機10bに表示するデータとして作成されたパート譜データのデータ構成例である。図3(b)の例では1パートの譜面から構成されているが、総譜データのパート数未満であれば複数パートの譜面から構成されていてもよい。図3(b)に示したようにパート譜データも総譜データと同様にパートごとに小節番号(或いはID等)が振られたデータベースを構成しており、各小節のデータ(小節データ)内には、音符や休符などの音楽符号の情報である音楽情報と、その音楽情報を表示手段11aに表示するための位置などの情報である表示情報が含まれている。なお、カレントポイントはページの先頭ではなく最後の小節に設定してもよい。
また、パート譜データにもパート譜を表示する子機10bの表示手段11aに表示する1ページに合わせて第2ページ区切り情報としてのカレントポイントが設定されている。図3(b)の場合は、1ページに6小節表示する場合であり、各ページの先頭となる小節1、小節7にカレントポイントが設定されている。
なお、パート譜データは総譜データから任意のパートを抽出してカレントポイントを設定し直したデータでなくてもよい。つまり、子機10bが総譜データを持たずに、予め少なくとも演奏者が必要な楽器パートを含む楽譜データとして作成されているデータを外部機器接続I/F14を介して保存手段13に格納してもよく、データの構成が、楽器パートごとに小節番号(或いはID等)が振られたデータベースを構成し、各小節データ内に、音楽情報と、表示情報と、カレントポイントが含まれていればよい。また、パート譜データと総譜データとはそれぞれ別の手段で生成しても構わない。
次に、上述した構成の楽譜表示システム1のページめくり動作を図4を参照して説明する。図4では、親機10aは表示手段11aに1ページ3パートで3小節を表示し、子機10bは表示手段11aに1ページ1パートで9小節を表示している場合の例である。
まず、親機10aには1ページ目が表示されている状態、つまり、カレントポイントは小節1である状態で、子機10bには1ページ目が表示されている状態、つまり、カレントポイントは小節1である状態から、親機10aで指揮者がページめくり操作を行ってページめくり動作が発生すると、親機10aに2ページ目が表示されてカレントポイントが小節4に移動するとともに、子機10bにはページ表示情報が出力される。このページ表示情報は、親機10aでページめくりが発生した場合にめくった後のページを示す情報であり、親機10aでページめくりが発生したことを示す情報と、めくったページのカレントポイントの小節番号および次のカレントポイントの前の小節番号と、を含む。つまり、1ページの先頭小節番号と終端の小節番号との小節範囲となっている。図4の場合は、小節4と小節6という情報がページ表示情報に含まれる。なお、ページめくりが発生した場合にめくったページの表示範囲は1ページの先頭小節番号と終端の小節番号でなく、1ページの先頭小節番号(カレントポイント)と1ページに含まれる小節数としてもよい。
ページ表示情報を受信した子機10bは、そのページ表示情報に含まれるカレントポイントと次のカレントポイントの前の小節番号で示される範囲が現在の表示している範囲に含まれるかを判定し、含まれる場合はページめくりを行わない。つまり、図4に示すように親機10aが2ページ目にページがめくられても、その表示範囲である小節4〜小節6は子機10bの表示範囲に含まれるためページめくりを行わない。
親機10aが3ページ目にページめくりをされた際も同様に子機10bは、ページ表示情報を受信してそのページ表示情報に含まれるカレントポイントと次のカレントポイントの前の小節番号で示される範囲が現在の表示している範囲に含まれるかを判定し、含まれる場合はページめくりを行わない。つまり、図4に示すように親機10aが3ページ目にページがめくられても、その表示範囲である小節7〜小節9は子機10bの表示範囲に含まれるためページめくりを行わない。
そして、親機10aが4ページ目にページめくりをされた際は、子機10bはページ表示情報を受信してそのページ表示情報に含まれるカレントポイントと次のカレントポイントの前の小節番号で示される範囲が現在の表示している範囲に含まれるかを判定し、含まれないために2ページ目にページめくりを行う。つまり、図4に示すように親機10aが4ページ目にページがめくられた場合、その表示範囲である小節10〜小節12は子機10bの1ページ目の表示範囲に含まれないためページめくりを実行する。
次に、上述したページめくり動作の親機10aと子機10bにおける動作フローチャートを図5および図6に示す。図5は親機10aの動作フローチャートである。図5のフローチャートはCPU17で実行される。
図5のステップS101において、ページめくりを検出したか否かを判断し、ページめくりが検出された場合(YESの場合)はステップS102に進み、検出されない場合(NOの場合)は本ステップで待機する。本ステップでは、例えば指揮者がタッチパネル11bを操作して表示されている総譜データのページめくりを行ったことを、入出力制御部12bを介して検出している。
次に、ステップS102において、表示手段11aに表示されているページをめくるとともに、親機10aでページめくりが発生したことを示す情報と、めくったページのカレントポイントの小節番号および次のカレントポイントの前の小節番号と、を含むページ表示情報を生成してステップS103に進む。
次に、ステップS103において、ステップS102で生成したページ表示情報を通信制御部15と無線通信制御部16を介して子機10bに送信してステップS101に戻る。
図6は子機10bの動作フローチャートである。図6のフローチャートはCPU17で実行される。
図6のステップS201において、親機10aから無線通信制御部16と通信制御部15を介してページ表示情報を受信したか否かを判断し、受信した場合(YESの場合)はステップS202に進み、受信しない場合(NOの場合)は本ステップで待機する。
次に、ステップS202において、ステップS201で受信したページ表示情報に含まれる親機10aでめくられたページのカレントポイントの小節番号および次のカレントポイントの前の小節番号が、子機10b自身が現在表示手段11aに表示している範囲に含まれるか否かを判断し、含まれる場合はステップS203に進み、含まれない場合はステップS207に進む。
次に、ステップS203において、子機10b自身の次のカレントポイントまでの時間(残時間)を予測してステップS204に進む。この時間は小節数として算出する。本ステップからステップS206までは、親機10aのページめくりのタイミングでページをめくる必要はないが、次の親機10aからのページ表示情報までに自身のページめくりが発生するかを予測して、ページめくりが発生することが予測される場合は、単独で自動的にページめくりを行う動作の説明である。これは、ページ表示情報として親機10aの表示範囲が送信されているために、その表示範囲に基づいて判定することが可能である。
次に、ステップS204において、ステップS203で予測した時間が予め定めた所定時間以内であるか、否かを判断し、所定時間以内である場合(YESの場合)はステップS205に進み、所定時間より大きい場合(NOの場合)はステップS208に進む。この所定時間は、親機10aから取得した親機10aの次のカレントポイントの前の小節番号までの時間よりも短い時間に設定すればよい、つまり、子機10bの次のカレントポイントが親機10aの次のカレントポイントよりも前にあると判断できればよい。
次に、ステップS205において、ステップS203で予測した予測時間を音楽情報に含まれる楽譜に設定される音符や休符の長さの情報と、音符や休符などの音楽符号の情報から秒などの時間に換算し、その換算された時間をCPU17内のタイマに設定、起動してステップS206に進む。
次に、ステップS206において、タイマがタイムアウトしたか否かを判断し、タイムアウトした場合はステップS207に進む、タイムアウトしない場合は本ステップで待機する。即ち、ステップS203〜206を行うことで、パート譜データをページめくりすると判定しない場合かつ、次のカレントポイントまで予め定めた所定時間以内である場合は、子機10bに表示されているパート譜データの次のカレントポイントまでの残時間を音楽情報に基づいて予測し、予測された残時間が経過した場合に、自動的に前記パート譜データのページをめくることができる。
このような動作となる表示の一例として図7(a)を参照して説明する。図7(a)は、子機10bが親機の2.5ページ分表示している場合であり、親機10aが3ページ目を表示した場合は子機10bは親機の表示範囲の半分しか表示できない。この場合、親機10aが3ページ目のページ表示情報を送信した時点では、子機10bでは、親機10aの3ページ目に相当する部分は半分表示しているため(子機10bの表示範囲に含まれるため)、ページめくりは行わないが、親機10aから送信されてきた3ページ目の終端位置は子機10bのカレントポイント(図7(a)の子カレントポイント)よりも後にあり、次のページ表示情報を受信する前にページをめくる必要があることが検出できる。そのため、上述したフローチャートのように動作させることで、図7(a)の子カレントポイントで自動的にページめくりが行われる。
次に、ステップS207において、ページめくり行ってステップS201に戻る。本ステップでは、ステップS202でページ表示情報が表示範囲に含まれない、つまり、親機10aの表示範囲を自身が表示していないと判断された、または、ステップS206でタイマがタイムアウトした、つまり、子機10b単独でページめくりをするタイミングとなった、のいずれかに該当するため、ページをめくって親機10aの表示と同期させる。
また、ステップS208においては、ページめくりをしないでステップS201に戻る。本ステップでは、ステップS204で予測時間が所定時間よりも大きいと判断された、つまり、自身のページめくりのタイミングは親機10aの次のページめくりよりも先であると判断されたのでページめくりを行わず、次のページ表示情報の受信を待つ。
このように動作させることで、子機10bは、親機10aから親機10aのページ表示情報を得るのみで自身がページめくりをする必要があるかを判断して、必要な場合にのみページめくりをすることができる。つまり、子機10bのCPU17はページめくり判定手段、ページめくり手段として機能する。このため、親機10aと子機10bとは、親機10aの表示小節数<子機10bの表示小節数、かつ、親機10aの表示パート数>子機10bの表示パート数、の関係が成り立てばそれぞれの表示フォーマットは異なってもよく、例えば、子機10bが見開き表示や楽譜以外の情報が表示されていてもよい。
なお、子機10bは、演奏者が直接タッチパネル11bを操作してページめくりを行ってもよい。その場合に上述したタイマが動作していた場合は、タイマ動作をキャンセルすればよい。また、指揮者が演奏の進行に関係なくページをめくったなどで、タイマ動作中にページ表示情報を受信した場合も、タイマ動作をキャンセルし、ステップS201に戻せばよい。
また、親機10aのページめくりのタイミングでページをめくる必要はないが、次の親機10aからのページ表示情報までに自身のページめくりが発生するかを予測して、ページめくりが発生することが予測される場合は、単独で自動的にページめくりを行う動作として、タイマを使用して子機10bがページめくりをしていたが、例えば、図7(b)に示したように、子機10bが親機の2.5ページ分表示している場合、親機10aが3ページ目を表示した場合は子機10bは親機の表示範囲の半分しか表示できないことを検出できるため、ページめくり動作として親機10aの0.5ページ分に相当する範囲の譜面を繰り上げて表示するようにしてもよい。
また、上述した説明では、ページ表示情報は、表示範囲で説明したが、カレントポイントのみでもよい。但し、この場合は、図6のフローチャートのステップS203以降の処理を行えなくなるが、パート譜の1ページが総譜の整数ページ倍となるように作成されていることが予め判明している場合は、子機10b単独でのページめくりが発生しないので、カレントポイントのみで判断しても構わない。
また、指揮者が表示したい小節を指示し、その小節番号をページ表示情報とする機能を加えてもよい。指揮者が表示したい小節をタッチパネル11b上でタッチするなどして指示した場合は、ページ表示情報として強制表示を示す情報と、当該小節番号が送信され、子機10bでは、当該小節が表示されているか否かを判断し、表示されていない場合は当該小節を含むページにページめくりする。即ち、ページ表示情報に、子機10bに表示すべき小節の情報が含まれ、子機10bでは、表示手段11aに表示すべき小節の情報に基づいて表示手段11aに当該小節が表示されていないと判断した場合は、当該小節を含むページにページめくりする。このようにすることで、練習などで特定の小節から演奏する際に指揮者が指定した小節を含むページを容易に表示することができる。
本実施形態によれば、親機10aでは、表示手段11aに表示されている総譜データのページめくりを検出し、ページめくりを検出した場合は、ページめくり後に表示手段11aに表示されるページの先頭小節であるカレントポイントから次のカレントポイントの前の小節までの範囲を示すページ表示情報を子機10bへ送信し、子機10bでは、親機10aから送信されたページ表示情報を受信し、受信したページ表示情報が子機10bの表示手段11aに表示されているページ範囲でない場合はパート譜データをページめくりすると判定し、パート譜データをページめくりすると判定した場合は、子機10bの表示手段11aに表示されているパート譜データのページをめくるので、指揮者が使用する親機10aは自身のめくったページの情報を送信して、演奏者が使用する子機10bでは、そのページの情報から自身がページをめくる必要があるか否か判定でき、ページをめくる必要がある場合はページをめくるために、子機10bでは、表示フォーマットを自由に設定しても親機10aとの表示の同期を自身で判断して自動的にページをめくることができる。
また、パート譜データをページめくりすると判断しない場合かつ、次のカレントポイントまで予め定めた所定時間以内である場合は、子機10bの表示手段11aに表示されているパート譜データの次のカレントポイントまでの残時間を音楽情報に基づいて予測し、予測された残時間が経過した場合に、自動的にパート譜データのページをめくるので、親機10aのページ表示と子機10bのページ表示との間にずれがあってもそのずれ量を楽譜の音符や休符等から時間として算出して自動的にページをめくることができるために、手動でページめくりをする機会を少なくすることができる。
また、保存手段13に、総譜データが格納されており、子機19bでは、総譜データから表示手段11aに表示する任意の楽器パートの楽譜を選択し、選択された楽器パートの楽譜データを抽出するとともに、抽出された楽譜データを表示手段11aに表示する際のカレントポイントを算出して表示手段11aに表示するパート譜データを作成するので、総譜データから任意の楽器パートを抽出して表示することができ、例えば演奏者が担当以外の楽器パートの譜面も自由に参照することができる。
なお、上述した実施形態では、総譜データやパート譜データはPCなどから外部機器接続I/F14を介してダウンロードまたはコピーされるとしていたが、それに限らず、インターネットのWebサイト等からダウンロードするようにしてもよい。その場合は、通信制御部15または無線通信制御部16を介してダウンロードし、保存手段13に格納される。
ところで、オーケストラの練習などにおいて、指揮者が各演奏者に対して指示を与えたりすることがあるが、このような指示は指揮者や各演奏者が各々の楽譜にメモ書きとして記入することで当該指示を残しており、各演奏者が個々に指示を記入するために、指示を聞き漏らしたり、指揮者の意図が十分に反映されないことがあった。そこで、上述した構成の楽譜表示システム1では、親機10aに記入(入力)されたメモを子機10bに送信して表示する機能も持たせている。
ここで、指揮者が持つ親機10aと、演奏者が持つ子機10bと、は、表示する楽譜データが異なるために、単純に親機10aのメモ情報の座標とその内容を送信するだけでは不十分である。そこで、本実施形態では、当該メモ情報の関連する楽器パートと小節番号を検出して、その楽器パートと小節番号も送信することで、子機10b側でも、当該メモ情報を指示された楽器パートの小節位置に正しく表示している。つまり、ページめくりの場合と同様に親機10aにおけるメモ表示に関する情報を送信して、子機10bでは、その情報に基づいて自身に表示する必要があるかの判定を行って、必要がある場合は表示を行っている。
図8および図9に親機10aと子機10bのメモ情報の表示動作のフローチャートを示す。図8は親機10aの動作を示すフローチャートである。
まず、図8のステップS301において、メモが入力されてステップS302に進む。メモは本実施形態では第1入力手段としてのタッチパネル11bを用いて直接入力され、その入力内容(メモ情報)が例えば画像データとして作成される。
次に、ステップS302において、ステップS301で記入されたメモが子機10bに送信するメモか否かを判断し、送信するメモである場合(YESの場合)はステップS303に進み、送信しないメモである場合(NOの場合)はステップS304に進む。本実施形態では、親機10aに記入されたメモは子機10bに送信するか否かを選択することができるようになっており、例えばメモ入力前などに設定することでメモを送信するか指揮者がタッチパネル11bを操作して選択する。つまり、タッチパネル11bがメモ情報送信選択手段として機能する。
次に、ステップS303において、ステップS301で入力されたメモ情報と、そのメモが入力された楽器パート、小節番号、オフセット、メモの幅、高さを通信制御部15と無線通信制御部16を介して子機10bに送信してステップS304に進む。なお、送信したメモ情報はリードオンリー(書き換え不可)の属性を付け、子機10bでは変更できないようにする。ここで、上記したメモ情報、楽器パート、小節番号、オフセット、メモの幅、高さについて図10を参照して説明する。図10は、親機10aに表示される総譜の例である。図10の場合は、楽器パートはパート1〜パート12までの12パートある。また、図10では音符などの音楽符号は省略し五線譜のみを表示している。
図10において、指揮者が範囲(太枠)を示し、その太枠内に「この部分を強く!弾みをつけて!」と指示内容を入力した場合、その入力された太枠、指示内容がメモ情報となり、メモ情報がかかる楽器パートと小節番号が、子機10bに送信する楽器パート、小節番号となる。図10の例では、楽器パートがパート2〜4、小節番号が小節3〜6となる。オフセットとは、メモが書かれている一番上の楽器パートの一番左に表示されている小節の左上を座標原点とし、その座標原点からメモの左上隅までの距離を座標の差分として示している。図10の例ではパート2の小節3の左上が座標原点となる。メモの幅、高さはそれぞれメモの範囲の幅と高さを示し、図10の例では太枠の幅と高さとなる。そして、楽器パート、小節番号、オフセット、メモの幅、高さは、CPU17が第1特定手段として機能することで特定され、子機10bでは、メモ情報と、特定された楽器パート、小節番号と、座標情報であるオフセット、メモの幅、高さを子機10bに送信する。
図8のフローチャートに戻って、ステップS304において、ステップS301で入力されたメモ情報と、そのメモが入力された楽器パート、小節番号、オフセット、メモの幅、高さを保存手段13に保存してステップS301に戻る。保存手段13に保存する場合は、当該メモ情報の表示が再現できるように関連する楽器パートと小節番号とに関連づけて保存される。楽器パートや小節が複数範囲にかかる場合は、例えば、オフセットの基準としている楽器パートと小節番号に関連付けて保存する。
次に、図9を参照して子機10bの動作フローチャートを説明する。
まず、図9のステップS401において、メモ(メモ情報、楽器パート、小節番号、オフセット、メモの幅、高さ)を親機10aから無線通信制御部16と通信制御部15を介して受信したか否かを判断し、受信した場合(YESの場合)はステップS402に進み、受信していない場合(NOの場合)は本ステップで待機する。
次に、ステップS402において、受信したメモ情報、楽器パート、小節番号、オフセット、メモの幅、高さを、該当パートと小節番号に関連付けて保存手段13に保存しステップS403に進む。子機10bも親機10aと同様に、保存手段13に保存する場合は、当該メモ情報の表示が再現できるように関連する楽器パートと小節番号とに関連づけて保存される。つまり、当該パートや小節が現在表示されているかに関わらず受信した情報は保存する。そのため、現在表示されていなくともページがめくられてメモ情報が関連付けられている小節を含むページを後で表示する場合は、メモ情報も表示される。楽器パートや小節が複数範囲にかかる場合は、例えば、オフセットの基準としている楽器パートと小節番号に関連付けて保存する。
次に、ステップS403において、受信した楽器パートや小節情報が現在表示されているか否かを判断し、表示されている場合(YESの場合)はステップS404に進み、表示されていない場合(NOの場合)はステップS401に戻る。
次に、ステップS404において、受信したメモ情報を表示してステップS401に戻る。図11に図10のメモ情報を子機10bで表示した例を示す。図11は、図10のパート1とパート2の2パートを表示したパート譜である。図11に示したように、子機10bでは、受信した楽器パートと小節番号およびオフセットおよびメモの幅に基づいて、該当する範囲にメモ情報を表示する。この際に、親機10aで指示された楽器パート数よりも子機10bで表示しているパート数が少ない場合は、高さが(場合によっては幅も)削られてしまい、図11のように圧縮して崩れた表示になったり、メモ情報が一部表示されなかったりするといったそのままでは読みにくい表示になってしまうが、例えば、演奏者が当該メモ部分をタッチすると元の高さに復元して読める状態に表示するようにすればよい。
なお、子機10b自身も演奏者が第2入力手段としてのタッチパネル11bから入力するメモ情報を表示するとともに保存することができる。この動作は、基本的に親機10aの図8にフローチャートから子機10bへの送信ステップを削除したものとなる。つまり、CPU17が第2特定手段として機能する。このようにすることで、演奏者側でも、指揮者側のメモとは別に独自のメモを入力して保存することができる。
上述したメモ情報は図12に示すようにレイヤー構造を持つ。例えば、親機10aであれば、子機10bに送信するメモ情報と送信しないメモ情報とを別レイヤーに分けて区別して保存手段13に格納することができる。ここで、子機10bに送信するレイヤーは上述したようにリードオンリーの属性が付加される。また、送信するメモ情報や送信しないメモ情報もそれぞれ日付ごとなど複数のレイヤーに分けてもよく、さらに、複数のレイヤーをグループ化して保存手段13に格納してもよい。グループ化することで例えば日付ごとに指示をまとめたりすることができる。また、子機10bも同様に複数のレイヤーを持ち、親機10aから送信されてきたメモ情報と自身に直接入力されたメモ情報とを別レイヤーに分けて保存手段13に格納することができる。子機10bも自身に直接入力されたメモ情報を複数レイヤーとして持つことができ、親機10aから送信されてきたメモ情報を自身に直接入力されたメモ情報とは別レイヤーとし、それらを含めてグループ化して保存手段13に格納することができる。
また、メモを楽譜の範囲外に入力した場合は、当該メモの横方向の範囲がかかる小節に対応付けて、全ての楽器パートに関係するメモ情報として送信してもよい。例えば図10の、パート1の小節3〜4の上の余白にメモが入力された場合は、楽器パートは全パートが指定され、小節番号(小節3〜4)、オフセット(この場合小節3の左上を座標原点とする)、メモ情報の幅、高さ、メモ情報が子機10bに送信される。
このように、タッチパネル11bから入力されたメモ情報を書き換え不可の属性を付与して、楽器パート、小節番号、オフセット、メモ情報の幅、高さとともに子機10bへ送信し、保存手段13には、メモ情報と楽器パート、小節番号、オフセット、メモ情報の幅、高さを格納して、子機10bが、親機10aから送信されてきたメモ情報と楽器パート、小節番号、オフセット、メモ情報の幅、高さと、を受信し、保存手段13にメモ情報と楽器パート、小節番号、オフセット、メモ情報の幅、高さを当該楽器パートと小節位置に関連付けて格納し、表示手段11aに受信手段が受信した楽器パート、小節番号が表示されている場合は、メモ情報を当該楽器パートの小節位置に表示するので、指揮者が演奏者への指示などのメモを楽譜に書き込んだ場合に、演奏者側に反映して表示させることができる。また、演奏者側では当該メモが関係するパートや小節を表示していた場合のみに当該メモを表示させることができる。
また、子機10bへ送信しないメモ情報と子機10bへ送信するメモ情報とをレイヤーを別にして格納しているので、指揮者は演奏者への指示と他のメモとを区別することができ、書き込みの自由度が向上する。
また、複数のメモ情報をグループ化して保存手段13に格納されているので、例えば日付ごとにメモを分別して管理することができる。
また、上述した実施形態では親機10aと子機10bとが、直接無線通信にて互いに接続されていたが、親機10aと子機10bとの通信を中継するコントロールセンターとしてのPC等を設置して、親機10aと子機10bはこのコントロールセンターと直接通信するように構成してもよい。
なお、上述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 楽譜表示システム
10 楽譜表示端末
10a 親機(第1楽譜表示端末)
10b 子機(第2楽譜表示端末)
11a 表示手段(第1表示手段、第2表示手段、表示パート選択手段)
11b タッチパネル(第1入力手段、第2入力手段、メモ情報送信選択手段)
12 入出力制御部(ページめくり検出手段)
13 保存手段(総譜格納手段、パート譜格納手段)
16 無線通信制御部(送信手段、受信手段)
17 CPU(ページめくり判定手段、ページめくり手段、パート譜作成手段、第1特定手段、第2特定手段)

Claims (8)

  1. 演奏する全ての楽器パートで構成された楽譜である総譜データが格納されている総譜格納手段および前記総譜データをページごとに表示する第1表示手段を備えた第1楽譜表示端末と、前記第1表示手段に表示されている楽譜と同じ楽曲の少なくとも一つ以上の楽器パートで構成されているパート譜データが格納されているパート譜格納手段および前記パート譜データをページごとに表示する第2表示手段を備えた第2楽譜表示端末と、を有する楽譜表示システムであって、
    前記総譜格納手段に格納されている前記総譜データには、音符などの前記楽譜を構成する音楽情報と、前記音楽情報を表示するための表示情報と、前記楽譜を前記第1表示手段に表示する際のページ区切り位置を示す第1ページ区切り情報と、が含まれ、
    前記パート譜格納手段に格納されている前記パート譜データには、音符などの前記楽譜を構成する音楽情報と、前記音楽情報を表示するための表示情報と、前記楽譜を前記第2表示手段に表示する際の前記楽譜のページ区切り位置を示す第2ページ区切り情報と、が含まれ、
    前記第1楽譜表示端末は、
    前記第1表示手段に表示されている前記総譜データのページめくりを検出するページめくり検出手段と、
    前記ページめくり検出手段がページめくりを検出した場合は、ページめくり後に前記第1表示手段に表示されるページを示すページ表示情報を前記第2楽譜表示端末へ送信する送信手段と、を備え、
    前記第2楽譜表示端末は、
    前記第1楽譜表示端末から送信された前記ページ表示情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記ページ表示情報が前記第2表示手段に表示されているページ範囲でない場合は前記パート譜データのページをめくると判定するページめくり判定手段と、
    前記ページめくり判定手段が前記パート譜データのページをめくると判定した場合は、前記第2表示手段に表示されている前記パート譜データのページをめくるページめくり手段と、
    を備えていることを特徴とする楽譜表示システム。
  2. 前記ページ表示情報に、前記第1表示手段に表示されるページの小節範囲が含まれ、
    前記ページめくり判定手段が、前記パート譜データをページめくりすると判定しない場合かつ、次の前記第2ページ区切り位置まで予め定めた所定時間以内である場合は、前記第2表示手段に表示されている前記パート譜データの次の前記第2ページ区切り位置までの残時間を前記音楽情報に基づいて予測し、予測された残時間が経過した場合に、前記ページめくり手段が自動的に前記パート譜データのページをめくることを特徴とする請求項1に記載の楽譜表示システム。
  3. 前記パート譜格納手段に、前記総譜データが格納されており、
    前記第2楽譜表示端末には、
    前記総譜データから前記第2表示手段に表示する任意の楽器パートの楽譜を選択する表示パート選択手段と、
    前記表示パート選択手段で選択された楽器パートの楽譜データを抽出するとともに、抽出された楽譜データを前記第2表示手段に表示する際の前記第2ページ区切り位置を算出して前記第2表示手段に表示するパート譜データを作成するパート譜作成手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の楽譜表示システム。
  4. 前記ページ表示情報に、前記第2表示手段に表示すべき小節の情報が含まれ、
    前記ページめくり判定手段が、前記第2表示手段に表示すべき小節の情報に基づいて前記第2表示手段に当該小節が表示されていないと判断した場合は、前記ページめくり手段に、当該小節を含むページにページめくりさせる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の楽譜表示システム。
  5. 前記第1楽譜表示端末が、
    前記第1表示手段に表示されている前記総譜データの任意の位置にメモを入力する第1入力手段と、
    前記第1入力手段から入力された前記メモの情報である第1メモ情報の座標位置を検出して当該第1メモ情報の入力された前記楽器パートと小節位置を特定する第1特定手段と、を備え、
    前記送信手段が、前記第1メモ情報を書き換え不可の属性を付与して、前記座標位置と、前記第1特定手段で特定された前記楽器パートと小節位置と、ともに前記第2楽譜表示端末へ送信し、
    前記総譜格納手段には、前記第1メモ情報と前記座標位置と前記第1特定手段で特定された前記楽器パートと小節位置とを格納し、
    前記受信手段が、前記送信手段から送信されてきた前記第1メモ情報と、前記座標情報と、前記第1特定手段で特定された前記楽器パートと小節位置と、を受信し、
    前記パート譜格納手段には、前記第1メモ情報と前記座標情報を当該楽器パートと小節位置に関連付けて格納し、
    前記第2表示手段に前記受信手段が受信した前記楽器パートと小節位置が表示されている場合は、前記第1メモ情報を、前記座標情報と前記受信手段が受信した前記楽器パートと小節位置とに基づいて前記受信手段が受信した楽器パートの小節位置に表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の楽譜表示システム。
  6. 前記第2楽譜表示端末が、前記第2表示手段に表示されている前記パート譜データの任意の位置にメモを入力する第2入力手段と、
    前記第2入力手段から入力された前記メモの情報である第2メモ情報の座標位置を検出する第2特定手段と、を備え、
    前記パート譜格納手段には、前記第2メモ情報と前記第2メモ情報の座標位置が格納されている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の楽譜表示システム。
  7. 前記第1楽譜表示端末は、前記第1入力手段が入力された前記第1メモ情報を、前記第2楽譜表示端末へ送信するか否かを選択するメモ情報送信選択手段を備え、
    前記メモ情報送信選択手段で前記第2楽譜表示端末へ送信しないと選択された前記第1メモ情報は、前記総譜格納手段内で、前記第2楽譜表示端末へ送信することを選択された前記第1メモ情報と区別して格納されている
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の楽譜表示システム。
  8. 前記第1メモ情報および第2メモ情報は、複数のメモ情報をグループ化して前記総譜格納手段および前記パート譜格納手段に格納されていることを特徴とする請求項5乃至7のうちいずれか一項に記載の楽譜表示システム。
JP2011510750A 2010-12-27 2010-12-27 楽譜表示システム Expired - Fee Related JP4751490B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2010/073600 WO2012090279A1 (ja) 2010-12-27 2010-12-27 楽譜表示システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4751490B1 true JP4751490B1 (ja) 2011-08-17
JPWO2012090279A1 JPWO2012090279A1 (ja) 2014-06-05

Family

ID=44597093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011510750A Expired - Fee Related JP4751490B1 (ja) 2010-12-27 2010-12-27 楽譜表示システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4751490B1 (ja)
WO (1) WO2012090279A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5190157B1 (ja) * 2012-01-26 2013-04-24 キャスティングメディア株式会社 音楽支援装置および音楽支援システム
US9478200B2 (en) 2014-10-01 2016-10-25 Yamaha Corporation Mapping estimation apparatus

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6137222B2 (ja) * 2014-03-26 2017-05-31 ヤマハ株式会社 楽譜表示装置
KR101535435B1 (ko) * 2014-06-30 2015-07-10 이엠디에스코리아 주식회사 전자 악보 제공 시스템, 그 장치 및 그 방법
JP6741085B2 (ja) * 2017-02-16 2020-08-19 ヤマハ株式会社 データ出力システム及びデータ出力方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61294489A (ja) * 1985-06-24 1986-12-25 松下電器産業株式会社 楽譜表示装置
JPS63147196A (ja) * 1986-12-11 1988-06-20 ソニー株式会社 譜面表示装置
JP2000187471A (ja) * 1998-12-24 2000-07-04 Sony Corp 楽譜表示装置
JP2003058148A (ja) * 2001-08-10 2003-02-28 Seiko Epson Corp 書面表示装置
JP2004085825A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 T Tone:Kk 電子楽譜の表示方法、電子楽譜の表示システム、電子楽譜表示装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61294489A (ja) * 1985-06-24 1986-12-25 松下電器産業株式会社 楽譜表示装置
JPS63147196A (ja) * 1986-12-11 1988-06-20 ソニー株式会社 譜面表示装置
JP2000187471A (ja) * 1998-12-24 2000-07-04 Sony Corp 楽譜表示装置
JP2003058148A (ja) * 2001-08-10 2003-02-28 Seiko Epson Corp 書面表示装置
JP2004085825A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 T Tone:Kk 電子楽譜の表示方法、電子楽譜の表示システム、電子楽譜表示装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5190157B1 (ja) * 2012-01-26 2013-04-24 キャスティングメディア株式会社 音楽支援装置および音楽支援システム
WO2013111293A1 (ja) 2012-01-26 2013-08-01 キャスティングメディア株式会社 音楽支援装置および音楽支援システム
US9478200B2 (en) 2014-10-01 2016-10-25 Yamaha Corporation Mapping estimation apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2012090279A1 (ja) 2014-06-05
WO2012090279A1 (ja) 2012-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4751490B1 (ja) 楽譜表示システム
US9213467B2 (en) Interaction method and interaction device
KR101919008B1 (ko) 정보 제공 방법 및 이를 위한 이동 단말기
KR101523979B1 (ko) 휴대 단말기 및 그 휴대 단말기에서 기능 수행 방법
KR101921203B1 (ko) 녹음 기능이 연동된 메모 기능 운용 방법 및 장치
EP2763387B1 (en) Method and system for sharing web page information
JP2005135106A (ja) 表示画像制御装置及び方法
WO2012144632A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US20110289457A1 (en) Electronic reading apparatus and method for previewing files
JP6655275B2 (ja) モバイル装置及びその制御方法
JP2007148927A (ja) 入力装置及びこれを用いたスクロール制御方法
KR20140142546A (ko) 전자 기기 및 그의 애플리케이션 제어 방법
KR20140067755A (ko) 전자 기기 및 그의 페이지 이동 표시 방법
CN103019592A (zh) 一种选择界面标识的方法、装置及移动终端
CN101414241A (zh) 移动终端及其显示菜单的方法
JP2015510202A (ja) タッチバー及び携帯端末装置
CN104064201B (zh) 数据同步方法和系统
CN103488410A (zh) 一种对显示内容进行控制的方法、装置和系统
JP2008242735A (ja) 一覧表示装置、選択操作支援方法、選択操作支援プログラムおよび選択操作支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US20130067410A1 (en) Viewing target output apparatus, and operation method thereof
CN105684012B (zh) 提供情境信息
CN103294760A (zh) 用于搜索电子书的资源的设备和方法
CN104536692A (zh) 触摸屏的操作方法、触摸装置和触摸终端
JP5375868B2 (ja) 再生方法切替装置、再生方法切替方法及びプログラム
JP2008180575A (ja) ナビゲーション装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110304

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20110401

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20110510

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees