JPS63147196A - 譜面表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、音楽の演奏時に使用する譜面表示装置に関す
る。

〔発明の概要〕

本発明は、音楽の演奏時に使用する譜面表示装置におい
て、譜面を表示するディスプレイと、このディスプレイ
に譜面情報を供給する大容量メモリと、この大容量メモ
リからの譜面情報の読出しを制御するコントローラと、
ディスプレイにより表示させる譜面の位置をコントロー
ラに指示する表示位置指定手段を設けたことにより、使
い勝手のよい譜面が実現できるようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来、音楽の演奏時に使用する譜面は一般に印刷された
冊子となっていて、この譜面を譜面台に載せて使用して
いた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、このような譜面を演奏時に使用すると、長い
楽曲の場合には演奏中に譜面をめくる所謂譜面送りが必
要であった。この譜面送りは、演奏者自身がめくる場合
には演奏が」時的に中断してしまうし、譜面送りのため
の人を演奏者とは別に用意する場合には人手が必要であ
ると共に演奏者が譜面送りをする人にめくらせるための
合図をする必要があった。このため、いずれの場合でも
演奏者が演奏に集中するための妨げとなっていた。

また、オーケストラ等の多人数で同時に演奏を行なう場
合には、指揮者が演奏曲に対して譜面には書かれていな
い細かい指示を追加する場合が屡々あるが、この指示を
口頭で正確に伝えるのは容易ではなかった。

さらに、演奏時間が３時間以上もかかるオペラ等の場合
には、−曲で譜面が３００ペ一ジ以上にもなり、このよ
うな譜面を管理するのは容易ではなかった。

本発明は之等の点に鑑み、使い勝手の良い譜面を提供す
ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の譜面表示装置は、例えば第１図及び第２図に示
す如（、譜面を表示するディスプレイ（３）と、このデ
ィスプレイ（３）に譜面情報を供給する大容量メモリ（
４）と、この大容量メモ：月４）からの譜面情報の読出
しを制御するコントローラ（１１）と、ディスプレイ（
３）により表示させる譜面の位置をコントローラ（１１
）に指示する表示位置指定手段（１０）を設けたもので
ある。

〔作用〕

本発明の譜面表示装置は表示位置指定手段（１０）をフ
ットスイッチ等の演奏中でも簡単に操作できるスイッチ
にすることで、演奏者は簡単に譜面送りをすることがで
き、譜面送りに煩わされることがなく演奏に集中するこ
とができる。

〔実施例〕

以下、本発明の譜面表示装置の一実施例を、第１図〜第
４図を参照して説明しよう。

本例の譜面表示装置は、オーケストラ演奏に使用する表
示装置で、指揮者用の表示装置を第１図に示す如く構成
する。即ち、この第１図において、＋１）は指揮者用の
主譜面表示装置全体を示し、この主譜面表示装置（１）
は、譜面表示部としての平面ディスプレイ（３）が配置
された表示ユニット（２）が、支柱（８）及び支持台（
９）により取付けである。そして、この表示ユニット（
２）は、液晶パネル等よりなる平面ディスプレイ（３）
が中央に配置してあり、この平面ディスプレイ（３）の
脇にテンキー等よりなる操作キー（６）が配置しである
。また、この表示ユニット（２）の側面にはＣＤ　ＲＯ
Ｍ駆動装置（４）とフロッピーディスク駆動装置（５）
とが収めである。また、この表示ユニット（２）にはラ
イトペン装置（７）が取付けである。

そして、この表示ユニット（２）を支持した支持台（９
）には、足で操作を行なうフットスイッチ（１０）が取
付けである。

このようにしてなる主譜面表示装置（１）の内部は、第
２図に示す如く構成されている。即ち、第２図において
（１１）はマイクロコンピュータ＜ＣＰ　ＩＪ）を示し
、このマイクロコンピュータ（１１）がｔＭＩｓバス（
１２）を介して上述の平面ディスプレイ（３）、ＣＤ　
ＲＯＭ駆動装置（４）及びフロッピーディスク駆動装置
（５）と接続しであると共に、この内部バス（１２）を
介してマイクロコンビエータ（１１）がメモリ（１３）
及びシリアルパラレル変換器（１４）と接続しである。

さらに、操作キー（６）、ライトペン装置（７）及びフ
ットスイッチ（１０）が夫々インターフニイス（６ａ）
　、　　（７ａ）及び（１０ａ）を介して内部バス（１
２）側と接続しである。

このようにして主譜面表示装置ｆｉ＋を構成したこで、
マイクロコンピュータ（１１）による制御で、ＣＤ　Ｒ
ＯＭ駆動装置（４）に装着したＣＤ　ＲＯＭ又はフロッ
ピーディスク駆動装置（５）に装着したフロッピーディ
スクから譜面情報をメモリ　（１３）に読出し、この読
出した譜面情報を平面ディスプレイ（３）に第３図に示
す如く表示させることができる。

そして、この主譜面表示装置（１）は、シリアルパラレ
ル変換器（１４）からパスライン（１５）を介して複数
の副譜面表示装置（２０）と接続しである。

この副譜面表示装置（２０）は、オーケストラの各楽器
演奏者が使うもので、外観は第４図に示す如く構成され
て主譜面表示装置（１１と略同様であるが、ＣＤ　ＲＯ
Ｍ駆動装置及びフットスイッチは装着されていない。即
ち、この副譜面表示装置（２０）は第２図に示す如く、
パスライン（１５）とシリアルパラレル変換器（２１）
で接続してあり、このシリアルパラレル変換器（２１）
が内部バス（２８）を介してマイクロコンピュータ（２
２）、メモリ　（２３）　、平面ディスプレイ　（２４
）　、ｉ作キー（２５）　、ライトベン装置（２６）及
びフロンピーディスク駆動装置（２７）と相互に接続し
である。なお、操作キー（２５）及びライトペン装置（
２６）は夫々インターフェイス（２５ａ）及び（２６ａ
　）を介して内部バス（２８）と接続しである。

このように副槽面表示装置（２０）を構成したことで、
主譜面表示装置Ｔｌ）からパスライン（１５）を介して
供給される譜面情報又はフロッピーディスク駆動装置（
２７）に装着したフロッピーディスクから読出した譜面
情報が、マイクロコンピュータ（２２）の制御により平
面ディスプレイ　（２４）に表示される。

次に、この主譜面表示装置（１）及び副槽面表示装置（
２０）に譜面を表示する際の動作を、オーケストラの演
奏に使用する場合について説明しよう。

まず、主譜面表示装置Ｔｌ）を指揮者用とし、副槽面表
示装置（２０）を略演奏者の数だけ用窓する。

そして、主譜面表示装置（１，）のＣＤ　ＲＯＭ駆動装
置（４）に演奏する曲目の譜面情報を記憶したＣＤ　Ｒ
ＯＭを装着する。そして、例えば曲の始めから演奏を行
なうとすると、この主譜面表示装置（１１の操作キー（
６）の操作によりこの曲の第１ページ目を指定する指定
信号をマイクロコンピュータ（１１）ニ供給する。この
マイクロコンピュータ（１１）に指定信号が供給される
と、ＣＤ　ＲＯＭからこの１ページ目の譜面情報をメモ
リ　（１３）に読出し、この読出した情報に基づいて第
３図に示す如く平面ディスプレイ　（’３１）に譜面が
表示される。このとき、主譜面表示装置（１）は指揮者
用であるので、全ての楽器の譜面（フルスコア）を表示
させる必要があるため、第３図に示す如く楽器毎に上か
ら五線譜（３ａ）　。

（３ｂ）　、　　（３ｃ）・・・・と分けて夫々を対応
させて表示させる。また、この平面ディスプレイ　（“
３１）の隅にページ（３ｐ）を表示させる。

このようにして、主譜面表示装置（１）の平面ディスプ
レイ（３）にフルスコアを表示させると共に、この主譜
面表示装置（１）から各副槽面表示装置（２ｏ）に各楽
器の譜面情報を供給して、この各楽器の譜面を副槽面表
示装置（２０）に表示させる。即ち、マイクロコンピュ
ータ（１１）の指示により主譜面表示装置（１１のメモ
リ　（１３）からシリアルパラレル変換器（１４）を介
してパスライン（１５）に各楽器毎の譜面情報を送り、
このパスライン（１５）から夫々の楽器の演奏者毎に設
置した副槽面表示装置（２０）のシリアルパラレル変換
器（２１）を介してメモリ　（２３）に、対応した楽器
の譜面情報だけを供給する。そして、このメモリ　（２
３）が記憶した各楽器の譜面情報を夫々の副槽面表示装
置（２０）の平面ディスプレイ　（２４）に表示させる
。例えば、第１ヴアイオリンの第１パートの演奏者に対
応した副槽面表示装置（２０）の平面ディスプレイ　（
２４）には、第４図に示す如く、この第１ヴアイオリン
の第１パートの譜面（２４ａ　）だけが表示される。

この場合、第３図の如（フルスコアを表示する場合より
もディスプレイ　（２４）の表示スペースに余裕がある
ので、長い小節に亘って表示させることができる。なお
、このディスプレイ　（２４）にも同時に隅にページ（
２４ｐ　）を表示させる。

そして、曲の演奏の進行により次のページの譜面の演奏
になったときには、指揮者が主譜面表示装置（１）の支
持台（９）のフットスインチ（１０）を足で操作して、
表示させるページを１ページだけ進める。そして、副槽
面表示装置（２０）にも同時に譜面情報がパスライン（
１５）を介して供給され、１ペ一ジ分ディスプレイ　（
２４）による表示を進める。

但し、副槽面表示装置（２０）による表示は、各パート
毎なのでフルスコアの数ページ分表示させることができ
るため、数ページ分先行して主譜面表示装置（１）から
譜面情報を供給する。

また、このよなページ送りだけでなく、譜面に指示され
た記号に従った譜面送りも、対応したフットスイッチ（
ｌＯ）の操作で行なわれる。例えばり、Ｃ（ダカーポ）
、Ｄ、Ｓ（ダルセーニョ）等の繰り返し記号がある場合
には、対応したフ・７トスインチ（１０）の操作で、指
定された箇所まで譜面が戻る。なお、之等の譜面送りは
操作キー（６）の操作によっても可能である。

また、主譜面表示装置（１１が備えるライトペン装置（
７）により、譜面には書かれていない細かい指示を譜面
上に書込んでメモリ　（１３）に記憶させることができ
る。そして、この書込んだ情報は、この主譜面表示装置
（１）のフロッピーディスク駆動装置（５）に装着した
フロッピーディスクに記憶されると共に、同時に各開講
面表示装置（２０）の各メモリ（２３）にもこの情報が
供給され、この指示情報が平面ディスプレイ　（２４）
上にも表示される。また、各開講面表示装置（２０）が
備えるライトペン装置（２６）でも、同様な指示の書込
みができる。但し、この場合には他の表示装置への情報
の供給は行なわない。さらに、主譜面表示装置（１）の
操作キー（６）の操作により、マイクロコンピュータ（
１１）が演算して表示させる譜面情報を転調させて表示
させるようにする機能を有する。

また、夫々の開講面表示装置（２０）が備えるフロッピ
ーディスク駆動装置（２７）は、夫々の表示装置（２０
）に供給されるパート譜面情報をフロッピーディスクに
記憶させることが可能で、夫々の楽器奏者が自分のパー
トの譜面をこのフロンビーディスクに記憶させて練習用
等に持ち帰ることができる。

さらに、主譜面表示装置（１）のマイクロコンピュータ
（１１）には、メトロノーム機能を組込み、このメトロ
ノーム機能による指定されたテンポでの譜面上での曲の
進行を表示させるようにすることもできる。

このように本例による譜面表示装置によると、指揮者用
の主譜面表示装置（１）と各楽器奏者用の開講面表示装
置（２０）とでオーケストラ用の譜面表示装置が構成さ
れ、指揮者が主譜面表示装置＋１１のフットスインチ（
１０）を曲の進行に従って操作するだけで全ての表示装
置の譜面のページが変わる。

このため、指揮者は譜面送り操作が足を使うだけなので
演奏中であっても容易に操作ができると共に、各楽器奏
者は全く譜面送りをする必要がなくそれだけ演奏に集中
することができる。また、主譜面表示装置ｆ１）で指揮
者が書込んで表示させた指示が、全ての開講面表示装置
（２０）にも同時に表示されるため、指揮者が口頭で各
奏者に指示を伝える必要はなく、確実に正確な指示が伝
わる。さらに、譜面情報はＣＤ　ＲＯＭに記憶させたデ
ータから得るので、長い曲の場合でもわずかなスペース
でこの譜面情報を保管することができ、譜面情報の管理
が容易に行なえる。

なお、上述実施例ではオーケストラ用の譜面表示装置と
したが、他の演奏時にもこの譜面表示装置が使用できる
ことは勿論である。例えば、第５図に示す如く、表示ユ
ニット（２）を単体でピアノ（３０）の譜面受け（３１
）に載せると共に、ソフトスイッチ（１０）をフットス
インチボックス（３２）に収め、このソフトスイッチ（
１０）と表示ユニット（２）とを接続して譜面表示装置
を構成してもよい。

このようにすることで、このピアノ　（３０）の奏者が
フットスインチ（１０）を操作するだけで譜面送りが行
なえ、演奏を中断することなく容易に譜面送りを行なう
ことができる。

さらにまた、本発明は上述実施例に限らず、本発明の要
旨を逸脱することなく、その他種々の構成が取り得るこ
とは勿論である。

〔発明の効果〕

本発明の譜面表示装置によると、フットスイッチ等の操
作で譜面送りが容易に行なえ、使い勝手のよい譜面が実
現できる利益がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の譜面表示装置の一実施例を示す斜視図
、第２図は第１図例の構成図、第３図及び第４図は夫々
一実施例による表示装置の表示例を示す正面図、第５図
は本発明の譜面表示装置の他の実施例による使用状態を
示す斜視図である。 （１１は主譜面表示装置、（２）は表示ユニット、（３
）は平面ティスプレィ、（４１ハＣＤ　ＲＯＭ９ｊ動装
置、（１０）はフントスインチである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 譜面を表示するディスプレイと、該ディスプレイに譜面
   情報を供給する大容量メモリと、該大容量メモリからの
   譜面情報の読出しを制御するコントローラと、上記ディ
   スプレイにより表示させる譜面の位置を上記コントロー
   ラに指示する表示位置指定手段を設けたことを特徴とす
   る譜面表示装置。