JP2004084515A - 車両制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも空調装置を構成する電動コンプレッサとモータ/ジェネレータに電力を供給する高圧バッテリを有する車両に備えられ、所定の条件によりエンジンの自動停止及び自動再始動の指示を行うECU(車両制御装置)が、エンジンの自動再始動時に、電動コンプレッサを停止する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のエンジンを自動停止した後に自動再始動する車両制御装置に関し、殊に、エンジンの自動再始動を確実に行う車両制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、信号待ちのとき等に、運転者の意思とは乖離してエンジンを自動停止し、発進時にエンジンを自動再始動する車両制御装置、及びこのような車両制御装置を搭載したアイドルストップ車両が知られている。かかる車両は、エンジンの自動再始動時にバッテリから電力をエンジン始動用モータに供給することで、エンジンの自動再始動を行う。
【0003】
ところで、近年はカーエアコン(空調装置)を搭載した車両が普及しているが、特開2000−179374号公報、特開2001−88541号公報、特開2001−213150号公報に示されるように、エンジンの自動停止・自動再始動を行うアイドルストップ車両にもカーエアコンが搭載される。ここで、カーエアコン用の電動コンプレッサは、エンジン始動用モータに電力を供給するバッテリと同じバッテリから供給される電力により駆動されることが殆どである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにバッテリに蓄電された電力によりエンジン始動用モータの駆動と電動コンプレッサの駆動を行うと、場合によってはエンジン始動用モータにバッテリから充分な電力を供給できない場合がある。
【0005】
そこで、本発明は、エンジンの自動停止・自動再始動を行う車両について、エンジンの自動停止後の自動再始動を確実に行えるようにする車両用制御装置を提供することを主たる目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決した本発明は、少なくともモータにより駆動されるコンプレッサを含む複数の電力消費デバイスから構成される空調装置とエンジン始動用モータに電力を供給する第1の蓄電装置を有する車両に備えられ、所定の条件によりエンジンの自動停止及び自動再始動の指示を行う車両制御装置である。そして、この車両制御装置は、前記エンジンの再始動時に、前記空調装置を構成する電力消費デバイスの全部又は一部を停止する指示を行う構成を有することを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、エンジン始動用モータが電力を必要とするエンジンの自動再始動時には、第1の蓄電装置からエンジン始動用モータに、多くの電力が供給可能になる。なお、第1の蓄電装置は、後記する実施形態の高圧バッテリに相当する。また、モータは、後記する実施形態の電動コンプレッサ(図1の符号8)を駆動するモータに相当する。また、エンジン始動用モータは、後記する実施形態のモータ/ジェネレータ(図1の符号4)に相当する。また、エンジンの自動停止及び自動再始動を行う所定の条件は、後記する実施形態では、図2に示される条件に相当する。
【0008】
また、本発明は(請求項2)は、請求項1の構成において、前記車両は、補機類への電力供給を行う第2の蓄電装置と前記第1の蓄電装置から前記第2の蓄電装置への電力供給を行う供給手段を更に備え、前記車両制御装置は、前記エンジンの再始動時に、前記モータによる前記コンプレッサの駆動を停止する指示を行うと共に、前記第1の蓄電装置から前記第2の蓄電装置への電力供給を停止する指示を行う構成を有することを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、エンジン再始動時に、第1の蓄電装置からエンジン始動用モータに多くの電力を供給することが可能になる。補機類への電力は、第2の蓄電手段から供給することが可能である。
【0010】
また、本発明(請求項3)は、請求項1の構成において、前記車両は、補機類への電力供給を行う第2の蓄電装置と前記第1の蓄電装置から前記第2の蓄電装置への電力供給を行う供給手段を更に備え、前記車両制御装置は、前記エンジンの再始動時に、前記第1の蓄電装置から前記第2の蓄電装置への電力を補機類の電力消費分に応じた量供給する指示を行う構成を有することを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、エンジン再始動時に、第1の蓄電装置から第2の蓄電装置へ供給される電力量を少なくすることができるようになり、その分エンジン始動用モータに多くの電力を供給することが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、第1実施形態、及び第2実施形態に分けて、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
≪第1実施形態≫
まず、本発明に係る第1実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。第1実施形態は、車両制御装置(ECU)が、エンジンの再始動時に空調装置を構成する電力消費デバイス等の停止を指示する実施形態である。
【0014】
〔ハイブリッド車両〕
図1は、第1実施形態の車両制御装置(ECU;Electronic Control Unit)が適用されるハイブリッド車両(以下「車両」という)1の構成を示す機能ブロック図であるが、この第1実施形態の車両1は、エンジン3、モータ/ジェネレータ(以下「モータ」という)4、変速機6、エンジン駆動コンプレッサ7、電動コンプレッサ8、12V駆動補機9、高圧バッテリ11、低圧バッテリ12、PDU(Power Drive Unit)13、DC−DCコンバータ14、インバータ15、ECU30等を、図示しない車体に搭載する。
【0015】
なお、この車両1は、加速時は、エンジン3とモータ4の双方で駆動力を発生するようになっている。また、クルーズ走行時は、エンジン3のみで駆動力を発生するようになっている。また、減速時は、モータ4が発電して高圧バッテリ11に蓄電するようになっている(回生)。このため、この車両1は、エンジン3を効率の良い領域で運転することができる。併せて、モータ4の回生発電により生じた回生エネルギを有効に活用することができる。
【0016】
さらに、この車両1は、例えば信号待ち等の際にエンジン3を自動停止する機能、及び自動停したエンジン3を自動再始動する機能を有する。なお、エンジン3の自動再始動時を含む始動時は、高圧バッテリ11に蓄えられた電力を利用して、モータ4でエンジン3を始動するようになっている。以下、この車両1の構成を、要素ごとに説明する。
【0017】
〔エンジン・駆動系〕
エンジン3は、ガソリン等を燃料とする内燃機関であり、燃料噴射装置を介して噴射される燃料とスロットル弁を介して吸入される空気を吸気弁から吸い込んで、点火プラグにより点火して燃焼し、駆動力を得る機能を有する。燃焼ガスは、排気弁、排気管を介して触媒処理され排出される。
【0018】
モータ4は、エンジン3を始動する機能(エンジン始動用モータ)、車両1の運転状態に応じてエンジン3の出力を補助する機能、車両制動時の回生動作による回生エネルギで発電する機能、車両1の運転状態に応じてエンジン3の出力で発電する機能等を有する。つまり、このモータ4は、電動機の役割だけではなく発電機の役割も有する発電電動機である。なお、本実施形態では、エンジン3とモータ4は図示しない回転軸で直結されている。このため、エンジン3とモータ4は常に一緒に回転する。
【0019】
変速機6は、エンジン3及びモータ4の図示しない回転軸の回転速度を所定の変速比で変化させ、エンジン3やモータ4で発生した駆動力を後段の図示しないデフ装置を介して駆動輪Wに伝達する。なお、変速機6及び図示しないデフ装置は、制動時には、駆動輪Wの側からの駆動力(回生駆動力)をモータ4に伝達する機能を有する。
【0020】
〔電力系〕
高圧バッテリ11は、ニッケル水素電池を多数本まとめて接続した組電池になっている。ちなみに、モータ4を高圧バッテリ11に蓄えられた電力で駆動するときは、ECU30に制御されるPDU13を介して高圧バッテリ11からモータ4に電力が供給されるようになっている(放電)。一方、モータ4が発電するときは、発電された電気エネルギ(電力)は、ECU30に制御されるPDU13を介して高圧バッテリ11に蓄えられるようになっている(充電)。なお、この高圧バッテリ11は温度が上昇すると性能が低下するので、図示しない高圧バッテリ冷却ファン(12V駆動補機9)で冷却されるようになっている。
【0021】
低圧バッテリ12は、一般の車両に搭載される蓄電池と同様の鉛蓄電池であり、DC−DCコンバータ14を介して供給される電力により充電される。この低圧バッテリ12は、12V駆動補機9を駆動する電力を供給する機能を有する。なお、12V駆動補機9は、例えば、ラジエータファン、コンデンサファン、高圧バッテリ冷却ファン、油圧ポンプ、ECU30等の制御装置等が該当する。コンデンサファンは、空調装置を構成する電力消費デバイスでもある。
【0022】
PDU13は、図示しないインバータ等から構成され、モータ4がエンジン3の走行駆動を補助するアシスト時は、高圧バッテリ11から電力を供給されてモータ4を駆動する。逆に回生時は、モータ4により発電された電力を供給されて高圧バッテリ11を充電する。なお、このPDU13を構成するインバータは、例えばパルス幅変調(Pulse Width Modulation)によるPWMインバータであり、図示しない複数のFET等のスイッチング素子を接続した図示しない回路を備える。ちなみに、PDU13は、モータ4の駆動及び回生動作を、ECU30の指示に基づいて行う。
【0023】
DC−DCコンバータ14は、高圧バッテリ11の高電圧を12V駆動補機9及び低圧バッテリ12に適合した低電圧に変換する機能を有する。このDC−DCコンバータ14は、電圧の変換動作を、ECU30の指示に基づいて行う。このDC−DCコンバータ14は、請求項の「第1の蓄電装置から第2の蓄電装置への電力供給を行う供給手段」に相当する。
【0024】
インバータ15は、高圧バッテリ11から供給された直流の電流を、三相交流に変換し、電動コンプレッサ8を駆動する機能を有する。このインバータ15は、直流から交流への電流の変換動作(周波数変換動作)を、ECU30の指示に基づいて行う。
【0025】
〔空調装置〕
空調装置は、エンジン駆動コンプレッサ7、電動コンプレッサ8、図示しないコンデンサファン、図示しない乗員室に設置される室内ファン等から構成され、車両1の乗員室を冷暖房するエアコン(空気調和装置)である。このうち、エンジン駆動コンプレッサ7は、エンジン3の駆動力をプーリ17,18、ベルト19、及び電磁クラッチ20を介して伝達されて作動し、熱媒を圧縮する。一方、電動コンプレッサ8は、該電動コンプレッサ8に内蔵されるモータがインバータ15から電力を供給されて作動し、熱媒を圧縮する。ちなみに冷房の場合は、それぞれ圧縮された熱媒は、図示しないコンデンサファンを備えた凝縮気で凝縮された後、膨張器で膨張されて冷熱を発生する。熱媒は、圧縮・膨張を繰り返される。なお、電磁クラッチ20は、エンジン3の動力をエンジン駆動コンプレッサ7に伝達する摩擦係合手段であり、ECU30の指示に基づいて係合する。
【0026】
〔ECU〕
ECU30は、図示しないLSI及び周辺回路から構成され、図示しないROMに書き込まれたプログラムを読み出すことにより、以下に説明する機能を実行する。また、以下に説明する機能を実行するために、ECU30は、各種信号・情報・指令等を入出力する入出力ポート、アナログ信号をデジタル信号に変換してLSIでデジタル処理するためのAD変換器、LSIが処理したデジタル信号をアナログ信号に変換するDA変換器等を備える。このECU30は、請求項の「車両制御装置」に相当する。以下、本実施形態でのECU30の各機能を説明する。
【0027】
ECU30は、イグニッションスイッチの状態(Ig[ON/OFF])、スロットル開度、エンジン回転速度、エンジン水温等を監視して、燃料噴射装置の燃料噴射量、スロットル弁の開度、排気弁開度、点火タイミング等を設定し、これをエンジン3に付設された燃料噴射装置等に指令値等として送信する機能を有する。
【0028】
また、ECU30は、高圧バッテリ11への入出力電流、バッテリ電圧、バッテリ残容量(SOC)、バッテリ温度等を監視する機能を有する。
【0029】
また、ECU30は、モータ4を駆動する通常時のトルク指令値及びエンジン3の始動時の始動トルク指令値を、スロットル開度、バッテリ残容量、バッテリ温度等を加味して設定し、PDU13に送信する機能を有する。
【0030】
また、ECU30は、図示しないシフトポジション、変速機6の実際の油圧等を監視すると共に、変速機6を作動する油圧指令値等を設定して変速機6に送信する機能を有する。
【0031】
また、ECU30は、電動コンプレッサ8や図示しない室内ファン等から構成される空調装置を制御する機能を有する。具体的には、電磁クラッチ20の係合・係合の解除の指示、監視された室内ファンの吸入空気温度等に基づいて電動コンプレッサ8の出力指令値を設定し、インバータ15に送信する機能等を有する。
【0032】
また、ECU30は、エンジン3の自動停止条件、自動停止後の自動再始動条件を判断し、エンジン3の自動停止、自動再始動をエンジン3(燃料噴射装置)、PDU13等に指示する。この条件の判断のため、ECU30は、ブレーキスイッチのON/OFF、車速等も監視する。なお、本実施形態でのエンジン3の自動停止は、燃料噴射装置による燃料噴射の停止を指示することにより行われる。また、ECU30は、燃料噴射の停止の指示に併せて、PDU13に対して、モータ4への電力の供給の停止も指示する。一方、エンジン3の自動再始動は、ECU30がPDU13に指示を出し、PDU13を介して高圧バッテリ11からモータ4に電力を供給することにより行われる。つまり、ECU30がPDU13に始動時トルク指令値を送信してエンジン3の自動再始動を指示する。また、エンジン3の自動再始動時は、燃料噴射装置にも燃料噴射の指示が出される。
【0033】
図2(a)は、エンジン3の自動停止の条件を示す図(制御ロジック図)である。ECU30は、車速、ブレーキスイッチ(ブレーキSW)、エンジン水温、シフトポジション、高圧バッテリ11の残容量、スロットル(TH)開度を監視し、「車速0km/h」、「ブレーキSW[ON]」、「エンジン水温所定値以上」、シフトポジションが「R(Reverse)・L(Low)レンジ以外」、「バッテリ残容量所定値以上」、「TH OFF」の全ての条件が満たされた場合に、エンジン3の自動停止を指示する。エンジン3の自動停止の際には、ECU30は、自動停止フラグを「0」から自動停止を示す「1」に変更すると共に、燃料噴射装置に対して燃料の噴射をカットする指示等を行う。ちなみに、エンジン水温が低い場合にエンジン3を自動停止すると、その後エンジン3を自動再始動できないという事態が起こり得る。このため、「エンジン水温所定値以上」という条件でかかる事態を回避している。
【0034】
図2(b)は、エンジン3の自動再始動の条件を示す図(制御ロジック図)である。ECU30は、エンジン3の自動停止後に、ブレーキSW、シフトポジション、高圧バッテリ11の残容量、スロットル(TH)開度を監視し、「ブレーキSW[OFF]」、シフトポジションが「R(Reverse)・L(Low)レンジ」、「バッテリ残容量所定値以下」、「TH ON」のいずれか1つ以上の条件が満たされた場合に、エンジン3の自動再始動を指示する。エンジン3の自動再始動の際には、ECU30は、自動停止フラグを「1」から「0」に変更すると共に、モータ4によるエンジン3の自動再始動、燃料噴射装置に対して燃料の噴射の再開を指示する。ちなみに、シフトポジションが「R(Reverse)・L(Low)レンジ」という条件によれば、例えばニュートラル(N)からリバース(R)にシフトポジションが変更された場合は、これをトリガにして、直ちにエンジン3の自動再始動が判断され、エンジン3が自動再始動される。
【0035】
ところで、本実施形態では、ECU30は、エンジン3の自動再始動の条件が成立すると、空調装置の電力消費デバイスである電動コンプレッサ8を停止すると共に、同じく電力消費デバイスである図示しないラジエータファン、コンデンサファンを停止する。また、高圧バッテリ11を冷却する高圧バッテリ冷却ファン(12V駆動補機9)も停止する。これにより、エンジン3の自動再始動時に高圧バッテリ11からモータ4に供給できるよる電力を多くして、エンジン3の自動再始動を確実にする。
【0036】
〔動作説明〕
次に、以上説明した構成を有する車両制御装置(ECU30)の動作を、図1〜図4を参照して説明する。なお、図3は車両駆動装置としてのECUの、エンジンの自動再始動に係る部分のフローチャートである。図4は高圧バッテリからの電力供給を模式的に示した図であり、(a)はエンジンの自動停止中を、(b)はエンジンの自動再始動時を示す。
【0037】
まず、通常走行をしている車両が、例えば信号待ち等により停止する。この停止の際に図2(a)のエンジン3を自動停止する条件が成立した場合は、ECU30が燃料噴射装置による燃料の噴射を停止する。また、モータ4に対するPDU13を介した電力の供給も停止する。これによりエンジン3が自動停止する。また、ECU30は、エンジン3の自動再始動を容易にするため、電磁クラッチ20の係合も解除する。
【0038】
エンジン3の自動停止中は、電動コンプレッサ8及び12V駆動補機9も通常通りに制御されている。このため、図4(a)に示されるように、高圧バッテリ11からは、DC−DCコンバータ14及びインバータ15に、通常通り電力が供給されている。
【0039】
この状態で、ECU30は、前記した自動停止フラグを読んで、エンジン3が自動停止中か否かを判断する(S11)。自動停止中でない場合は(NO)、Returnに移行して処理を終了する。これにより、通常通りの制御が継続して行われる。なお、自動停止中でない場合とは、運転者がイグニッションスイッチをOFFにした場合やエンジンストールした場合等のエンジン3の停止である。
【0040】
一方、エンジン3が自動停止中である場合は(YES)、エンジン3の自動再始動の条件が成立したか否かを判断し(S12)、自動再始動の条件が成立しない場合(NO)は、該条件の成立を待つ。自動再始動の条件が成立した場合(YES)は、電動コンプレッサ8を停止する(S13)。また、ECU30は、ラジエータファン(12V駆動補機9)、コンデンサファン(12V駆動補機9かつ電力消費デバイス)、高圧バッテリ冷却ファン(12V駆動補機9)の停止も指示する(S14)。これにより、モータ4は、PDU13を介して高圧バッテリ11から多くの電力の供給を受けることが可能になる。
【0041】
次に、ECU30は、エンジン3が自動再始動したか否かを判断し(S15)、自動再始動した場合は(YES)、ステップS13で停止した電動コンプレッサ8の起動、ステップS14で停止したラジエータファン、コンデンサファン、高圧バッテリ冷却ファンの始動を行う。このように停止していた電動コンプレッサ8を始動しても、エンジン3が再始動しているため、何等支障はない。なお、ECU30は、自動停止フラグを「1」から「0」に変更する。また、電磁クラッチ20を係合状態にする。
【0042】
以上説明したこの第1実施形態によれば、ECU30が、自動停止したエンジン3を自動再始動する際(再始動時)に電力消費デバイスである電動コンプレッサ8等や12V駆動補機9を停止するので、エンジン3の自動再始動のために供給できる電力量を増やすことが可能になる。このため、エンジン3の自動再始動を確実に行うことが可能になる。なお、次の表1は、電力消費デバイス・12V駆動補機の消費電力の一例を示した表である。
【0043】
【表1】
【0044】
ちなみに、エンジン3の自動再始動時に、この表1に示される全ての電力消費デバイス・12V駆動補機を停止したとすると、合計値である1.887kWの電力に、高圧バッテリ11の放電効率(80%)を加味した2.359kW(=1.887×0.8)の電力を、PDU13を介してさらにモータ4に供給することができる。
【0045】
すると、図5(a),(b)に斜線で示すように始動電力及び始動トルクを上昇することが可能になり、このため、エンジン3の自動再始動を確実に行えるようになる。ちなみに、特開2000−179374号公報に記載の技術は、「エアコンによる冷房要求とエンジン3の自動停止とが重なった場合は、エアコンのコンプレッサの駆動を停止する車両の制御装置」である。一方、本実施形態は、エンジン3の自動再始動時に電動コンプレッサ8等の電力消費デバイスを停止するものである。つまり、本実施形態では、エンジン3の自動停止中は空調用の電動コンプレッサ8等は起動しているが(図4(a)参照)、自動再始動時には電動コンプレッサ8を停止する(図4(b)参照)。従って、この車両制御装置たるECU30は、電動コンプレッサ8等が停止している時間を最低限のものとすることが可能である。このため本実施形態の車両1は、乗員が快適な状態で過ごせる時間を極力長くすることが可能になる。また、乗員が受ける違和感等を少なくすることが可能になる。また、自動再始動に必要な電力を多く供給してエンジン3を確実に自動再始動することが可能になる。このため、商品性能上、極めて好ましいといえる。
【0046】
なお、第1実施形態では、エンジン3の自動再始動時に12V駆動機器9も停止することとしたが、表1から理解されるように電力消費量の大きな電動コンプレッサ8のみを停止する構成としてもよい。このようにしても、エンジン3の自動再始動時にモータ4に供給できる電力量を大きく増加することが可能である。
【0047】
また、12V駆動機器9を停止するのではなく、DC−DCコンバータ14の動作を停止することで、12V駆動機器9を低圧バッテリ12のみによる駆動とするようにしてもよい。つまり、ECU30がエンジン3の再始動時に、高圧バッテリ11から低圧バッテリ12(DC−DCコンバータ14)への電力供給を停止する指示を行う構成としてもよい。このようにすることで、12V駆動機器9を停止しないでも、12V駆動機器9を停止したのと同様の効果が得られ、エンジン3の自動再始動を確実に行うことができる。なお、エンジン3の自動再始動時とは、本実施形態では、ECU30により、エンジン3の自動再始動の条件が成立したことが判断された時点から、エンジン3が自動再始動したと判断された時点までの間である。
【0048】
≪第2実施形態≫
次に、本発明に係る第2実施形態を、図面を参照して詳細に説明する(図1等参照)。なお、第1実施形態と共通する要素については、第1実施形態と同一の符号を付して説明を省略することとする。
【0049】
前記した第1実施形態では、ECU30がエンジン3の自動再始動時に12V駆動補機9を停止する指示を行うことを含む実施形態であったが、この第2実施形態は、ECU30Aがエンジン3の自動再始動時に、高圧バッテリ11から低圧バッテリ(第2の蓄電装置)12に、12V駆動補機9の電力消費分に応じた量の電力を供給する指示を行うことを含む実施形態である。
【0050】
このため、第2実施形態の車両制御装置としてのECU30Aは、高圧バッテリ11の電圧及び入出力電流の監視を行うことに加えて、12V駆動補機9が消費する消費電力の監視も行う。なお、12V駆動補機9の消費電力は、例えばECU30Aが、12V駆動補機9に供給される電流及び電圧を監視することにより演算で求められる。また、ECU30Aは、DC−DCコンバータ14を介して低圧バッテリ12(及び12V駆動補機9)の側に供給される電流の監視を行う。
【0051】
そして、ECU30Aは、12V駆動補機9で消費される消費電力を演算により求め、その消費電力に応じた量の電力(ここでは消費電力と同じ量の電力)を高圧バッテリ11から低圧バッテリ12(及び12V駆動補機9)の側に供給すべく、DC−DCコンバータ14に動作指示を行う。
【0052】
次に、この第2実施形態の車両制御装置としてのECU30Aの動作を、図1等を適宜参照して説明する。
【0053】
エンジン3の自動停止は、第1実施形態と同様に、ECU30Aが判断して(図2(a)参照)、自動停止の指示を燃料噴射装置等に行うことでなされる。エンジン3の自動停止中は、電動コンプレッサ8、12V駆動補機9は通常通りの制御がなされる。このため、図4(a)に示されるように、高圧バッテリ11からは、DC−DCコンバータ14、インバータ15に対して適宜電流が供給される。
【0054】
一方、エンジン3の自動再始動も第1実施形態と同様に、ECU30Aが判断して(図2(b)参照)、自動再始動の指示をモータ4等に行うことでなされる。このエンジン3の自動再始動時は、電動コンプレッサ8は停止されるが、12V駆動機器9はそのまま駆動される。このため、ECU30AがDC−DCコンバータ14に対して、12V駆動機器9の電力消費分に応じた量の電力を低圧バッテリ12(及び12V駆動機器9)に供給する指示を行う。これにより、低圧バッテリ12の残容量が少ない場合でも、12V駆動機器9を確実に作動することができる。もちろん、エンジン3の自動再始動時は第1実施形態と同様に電動コンプレッサ8が停止されるので、その分の電力を、PDU13を介してモータ4に供給することができる。これにより、第1実施形態と同様に、エンジン3の自動再始動を確実に行うことが可能になる。また、電動コンプレッサ8を停止している時間を最低限のものにすることが可能になる等、第1実施形態と同様の優れた効果を有する。
【0055】
なお、本発明は以上説明した実施形態に限定されることなく、広く変形実施することができる。例えば、実施形態では、走行用のエンジンとモータの双方を搭載したハイブリッド車両に本発明を適用した例を説明したが、ハイブリッド車両ではない通常のアイドルストップ車両に本発明を適用してもよい。また、実施形態では、エンジンの自動再始動時に電動コンプレッサを停止する例を説明したが、停止するのは、電動コンプレッサ以外の他の電力消費デバイスや12V駆動補機でもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上説明した本発明のうち、請求項1に記載の発明によれば、エンジンの自動再始動時には、第1の蓄電装置からエンジン始動用モータに多くの電力が供給可能になるので、エンジンの自動再始動を確実に行うことが可能になる。また、電力消費デバイスを停止している時間を短くすることが可能になる。
また、請求項2に記載の発明によれば、補機類を第2の蓄電装置で駆動しつつ、エンジン始動用モータに供給する電力量を増やすことができるので、確実にエンジンの自動再始動を行うことができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、例えば第2の蓄電装置の残量が少ない場合でも、補機類を起動させつつ、確実にエンジンの自動再始動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の車両制御装置(ECU)が適用されるハイブリッド車両の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】(a)はエンジンの自動停止の条件を示す図であり、(b)は自動停止したエンジンの自動再始動の条件を示す図である。
【図3】車両駆動装置としてのECUの、エンジンの自動再始動に係る部分のフローチャートである。
【図4】高圧バッテリからの電力供給を模式的に示した図であり、(a)はエンジンの自動停止中を、(b)はエンジンの自動再始動時を示す。
【図5】(a)はエンジン・モータの回転速度と始動電力の関係を示す図であり、(b)はエンジン・モータの回転速度と始動トルクの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 … 車両(車両駆動装置が適用される)
3 … エンジン
4 … モータ(エンジン始動用モータ)
8 … 電動コンプレッサ(モータにより駆動されるコンプレッサ)
9 … 12V駆動機器(電力消費デバイス・補機類)
11 … 高圧バッテリ(第1の蓄電装置)
12 … 低圧バッテリ(第2の蓄電装置)
14 … DC−DCコンバータ(供給手段)
30,30A … ECU(車両制御装置)
Claims (3)
- 少なくともモータにより駆動されるコンプレッサを含む複数の電力消費デバイスから構成される空調装置とエンジン始動用モータに電力を供給する第1の蓄電装置を有する車両に備えられ、所定の条件によりエンジンの自動停止及び自動再始動の指示を行う車両制御装置であって、
この車両制御装置は、前記エンジンの再始動時に、前記空調装置を構成する電力消費デバイスの全部又は一部を停止する指示を行う構成を有すること、
を特徴とする車両制御装置。 - 前記車両は、補機類への電力供給を行う第2の蓄電装置と前記第1の蓄電装置から前記第2の蓄電装置への電力供給を行う供給手段を更に備え、
前記車両制御装置は、前記エンジンの再始動時に、前記モータによる前記コンプレッサの駆動を停止する指示を行うと共に、前記第1の蓄電装置から前記第2の蓄電装置への電力供給を停止する指示を行う構成を有すること、
を特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。 - 前記車両は、補機類への電力供給を行う第2の蓄電装置と前記第1の蓄電装置から前記第2の蓄電装置への電力供給を行う供給手段を更に備え、
前記車両制御装置は、前記エンジンの再始動時に、前記第1の蓄電装置から前記第2の蓄電装置への電力を補機類の電力消費分に応じた量供給する指示を行う構成を有すること、
を特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
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