JP2017008738A - エンジン始動装置 - Google Patents

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Atsushi Tezuka
淳 手塚
田原 雅彦
Masahiko Tawara
雅彦 田原
智之 小池
Tomoyuki Koike
智之 小池
崇光 渡辺
Takamitsu Watanabe
崇光 渡辺
輝昌 土屋
Terumasa Tsuchiya
輝昌 土屋
瑛文 小石
Akifumi Koishi
瑛文 小石
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Abstract

【課題】簡易な構成によりエンジンを確実に始動させる。
【解決手段】エンジン始動装置は、エンジンを始動する起動手段と、リチウムイオン電池から起動手段に電力を供給する電力供給回路と、起動手段によりエンジンが始動しないときには電力供給回路により鉛酸電池の電力を起動手段に供給してエンジンを始動させる制御手段とを含む。
【選択図】図1

Description

この発明は、リチウムイオン電池及び鉛酸電池を備えたエンジン始動装置に関する。
特許文献1には、2つの電池を備える車両において、エンジン始動直後の電池の電圧値に基づいて電池の劣化状態を検出し、電池が劣化したとの判定がなされたときには、他の電池を用いてエンジンを始動させる装置が開示されている。
特許第4715781号公報
しかしながら、上述した装置では、電池の劣化判定がエンジンの始動直後に行われるため、エンジン停止後に電池が故障したとしても、エンジン停止後は電池の状態判定が行われないので、他の電池に切り替えてエンジンを再始動させることは困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成により、エンジンを確実に始動させるエンジン始動装置を提供することにある。
本発明は以下のような解決手段によって上述の課題を解決する。
本発明のある態様によれば、鉛酸電池及びリチウムイオン電池を備えるエンジン始動装置は、エンジンを始動する起動手段と、前記リチウムイオン電池から前記起動手段に電力を供給する電力供給回路とを含む。さらにエンジン始動装置は、前記起動手段により前記エンジンが始動しないときには、前記電力供給回路により前記鉛酸電池から前記起動手段に電力を供給して前記エンジンを始動させる制御手段を含む。
本発明によれば、エンジンが始動しなかったときには、リチウムイオン電池が故障している可能性が高いため、鉛酸電池の電力を用いてエンジンを始動させる。このため、リチウムイオン電池の故障に伴いエンジンが始動しなかったときには、リチウムイオン電池の状態を判定する処理を行うことなく、鉛酸電池の電力が起動手段に供給されるので、簡易な構成により確実にエンジンを始動させることができる。
図1は、本発明の第1実施形態における車両の回路構成の一例を示す回路図である。 図2は、本実施形態における車両を制御する制御方法の一例を示すフローチャートである。 図3は、本実施形態における鉛酸電池によるクランキング処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、本発明の第2実施形態における鉛酸電池によるクランキング処理の一例を示すフローチャートである。 図5は、本発明の第3実施形態における鉛酸電池によるクランキング処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の第4実施形態における鉛酸電池によるクランキング処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付された図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態におけるエンジン始動装置の構成を示す回路図である。
エンジン始動装置100は、車両に搭載されたエンジンを始動する装置である。
エンジン始動装置100は、運転者により車両のイグニションキーがオフ(OFF)からオン(ON)に切り替えられると、運転者が車両を運転する運転状態となり、エンジンを始動させる。エンジン始動装置100は、イグニッションキーがオン状態、すなわち車両が運転状態のときであっても、必要に応じてエンジンを一時的に停止させる。
例えば、エンジン始動装置100は、車両が減速又は停止したときにエンジンを停止させ、その後、車両が発進し得るときにエンジンをクランキングして始動させる。このようなエンジン制御のことを「アイドリングストップ制御」という。また、イグニッションキーがオン状態でエンジンが停止している運転状態のことを「アイドリングストップ」といい、アイドリングストップからエンジンを再始動させることを「アイドリングスタート」という。
また、エンジン始動装置100は、車両の走行中において所定の条件が成立したときにエンジンを停止させ、その後、必要に応じてエンジンを始動させるものであってもよい。このように車両の走行中にエンジンを停止させることを「コースティングストップ」といい、コースティングストップからエンジンを再始動させることを「コースティングスタート」という。コースティングスタートは、例えば、車両のアクセルペダルが踏み込まれた場合や、運転者の足がブレーキペダルから離された場合などに実施される。
エンジン始動装置100は、オルタネータ10と、スタータ11と、電装品12と、電力供給回路20と、コントローラ30とを含む。電力供給回路20は、リチウムイオン電池21と、鉛酸電池22と、スイッチ23とを含む。
オルタネータ10は、エンジンの回転によって駆動されて電力を発生する発電機である。オルタネータ10は、車両の減速時に制動力が車両に働くように駆動されて発電するものであってもよい。オルタネータ10は、発電した電力をリチウムイオン電池21に充電する。また、オルタネータ10は、発電した電力を、スイッチ23を介して鉛酸電池22に充電する。
スタータ11は、エンジンを始動(クランキング)する起動手段である。スタータ11は、エンジンの近傍に配置され、コントローラ30によって制御される。スタータ11は、リチウムイオン電池21に対して並列に接続される。スタータ11は、リチウムイオン電池21から出力される電力を用いて駆動する。スタータ11は、イグニションキーがオンに設定されると、車両が運転状態となり、エンジンをクランキングする。
また、スタータ11は、アイドリングストップ後、車両が発進し得るときにエンジンを再始動する。エンジンを再始動するための条件としては、例えば、車両のアクセルペダルが踏み込まれた場合や、ブレーキペダルが離された場合などが挙げられる。
電装品12は、電力によって作動するデバイスである。電装品12は、車両に搭載され、コントローラ30によって制御される。電装品12は、鉛酸電池22に対して並列に接続される。電装品12は、例えば、複数のデバイスにより構成される。
電装品12には、運転者の視界を確保するための視界確保デバイスや、運転者の操縦を補助する操縦補助デバイス、車室を暖める暖房装置、車室内の空気状態を調節する空気調整装置などが含まれる。
視界確保デバイスとしては、例えば、ワイパーや、ヘッドライトなどが挙げられる。操縦補助デバイスとしては、例えば、ビークルダイナミクスコントロール(VDC:Vehicle Dynamics Control)に用いられるシステムや、電動パワーステアリング(EPS:Electric Power Steering)などが挙げられる。また、暖房装置は、例えば、PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータにより実現される。
電力供給回路20は、リチウムイオン電池21からスタータ11に電力を供給するとともに、鉛酸電池22から電装品12に電力を供給する電気回路である。また、電力供給回路20は、オルタネータ10の発電電力を、リチウムイオン電池21及び鉛酸電池22のうちの少なくとも一方の電池に供給する。
リチウムイオン電池21は、非水電解質の二次電池である。リチウムイオン電池21は、鉛酸電池22に比べて、充放電を繰り返しても劣化しにくい特性を有する。リチウムイオン電池21の満充電状態での開放電圧は、例えば13.1V(ボルト)である。
鉛酸電池22は、水電解質の二次電池である。鉛酸電池22については、リチウムイオン電池21に比べて、充放電の繰返しに伴う劣化が進みやすい。鉛酸電池22の満充電状態での開放電圧は、例えば12.7Vである。
スイッチ23は、リチウムイオン電池21の正極端子と鉛酸電池22の正極端子との間を接続した電源線に接続される。すなわち、スイッチ23は、リチウムイオン電池21と鉛酸電池22との間を遮断又は接続するものである。本実施形態では、スイッチ23は、定常時に短絡されて閉状態(オン状態)となり、通電時に開放されて開状態(オフ状態)となる。例えば、スイッチ23は、ノーマリークローズ型のリレースイッチにより実現される。
イグニッションキーがオンに切り替えられると、スイッチ23はオフ状態に設定されてリチウムイオン電池21からスタータ11に電力が供給される。エンジンの始動後は、スイッチ23はオン状態に切り替えられてリチウムイオン電池21及び鉛酸電池22の双方から電装品12に電力が供給される。
また、アイドリングスタートやコースティングスタートを実行するときには、スイッチ23はオフ状態に設定されてリチウムイオン電池21からスタータ11に電力が供給される。エンジンが再始動しなかったときには、スイッチ23はオフ状態からオン状態に切り替えられて鉛酸電池22からスタータ11に電力が供給される。
コントローラ30は、スタータ11、電装品12及びスイッチ23の作動をそれぞれ制御する制御手段である。コントローラ30は、例えば、エンジンコントロールユニット(ECU)により構成される。
コントローラ30は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えるマイクロコンピュータにより構成される。コントローラ30は、複数のマイクロコンピュータを用いて構成されるものであってもよい。
コントローラ30は、イグニッションキーがオフからオンに切り替えられると、スイッチ23をオフ状態に設定する。これにより、電力供給回路20は、リチウムイオン電池21からスタータ11に電力を供給する。そしてコントローラ30は、エンジンを始動させる始動指令信号をスタータ11に出力する。これにより、スタータ11は、リチウムイオン電池21の電力を用いてエンジンをクランキングする。なお、コントローラ30は、イグニッションキーがオンに切り替えられたときには、鉛酸電池22の電力を用いてスタータ11を駆動してエンジンを始動させるようにしてもよい。
また、コントローラ30は、アイドリングストップ制御を実行する。
本実施形態では、コントローラ30は、車両の運転中にアイドリングストップ条件が成立した場合には、エンジンを自動的に停止させる。例えば、車両の運転中に、アクセルペダルが全閉になった場合や、ブレーキペダルが踏み込まれた場合などに、コントローラ30は、アイドリングストップ条件が成立したと判断する。
アイドルストップ状態において、コントローラ30は、エンジン再始動条件が成立したときには、スタータ11を制御してエンジンを自動的に再始動させる。例えば、アクセルペダルが再び踏み込まれた場合や、ブレーキペダルが離された場合などに、コントローラ30は、エンジン再始動条件が成立したと判断する。
エンジン再始動条件が成立した場合には、コントローラ30は、スイッチ23をオフ状態に設定してスタータ11に始動指令信号を出力することにより、リチウムイオン電池21の電力を用いてエンジンを始動させる。
ここで、エンジン再始動条件が成立したときにスイッチ23をオフ状態に設定してスタータ11を駆動しても、エンジンの停止中にリチウムイオン電池21が故障し、又はリチウムイオン電池21の配線が外れ、エンジンが再始動しないことも想定される。
この対策として本実施形態では、コントローラ30は、スイッチ23をオフ状態に設定してリチウムイオン電池21の電力をスタータ11に供給しても、エンジンが再始動しなかったときには、スイッチ23をオフ状態からオン状態に切り替える。これにより、鉛酸電池22がスタータ11に接続され、鉛酸電池22からスタータ11に電力が供給される。鉛酸電池22がスタータ11に接続されると、コントローラ30は、再度、スタータ11に始動指令信号を出力することにより、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンを始動させる。
このように、アイドリングストップ中やコースティングストップ中にリチウムイオン電池21が故障してエンジンが始動できなくなったとしても、スイッチ23がオン状態に設定されるので、スタータ11には鉛酸電池22の電力が供給される。これにより、スタータ11が作動するので、エンジンを再始動させることが可能となる。
図2は、本実施形態におけるエンジンを始動する制御方法の一例を示すフローチャートである。図2では、車両がアイドルストップ状態に遷移したときのエンジン始動制御方法について説明する。この制御方法は、所定の時間間隔(例えば、数ms)で繰り返し実行される。
ステップS101においてコントローラ30は、図1で述べたエンジン再始動条件が成立したか否かを判断する。コントローラ30は、エンジン再始動条件が成立していない場合には、エンジン再始動条件が成立するまでの間、ステップS101の処理を繰り返し実行する。
ステップS102においてコントローラ30は、エンジン再始動条件が成立した場合には、スイッチ23をオフ状態(OFF)に設定する。これにより、電力供給回路20は、リチウムイオン電池21からスタータ11に電力を供給するとともに、鉛酸電池22から電動品12に電力を供給する。
ステップS103においてコントローラ30は、リチウムイオン電池21の電力を用いてスタータ11を制御することにより、エンジンを再始動させる。本実施形態では、コントローラ30が、スタータ11に始動指令信号を出力し、スタータ11が、始動指令信号を受けると、リチウムイオン電池21の電力を用いてエンジンをクランキングする。
ステップS104においてコントローラ30は、リチウムイオン電池21の電力を用いてスタータ11を駆動したときに、エンジンが再始動したか否かを判断する。コントローラ30は、エンジンが再始動しなかったと判断した場合には、リチウムイオン電池21が故障したか、リチウムイオン電池21の配線が外れた可能性があると判定する。
本実施形態では、コントローラ30は、エンジンの回転速度が、予め定められた閾値を超えた場合にはエンジンが再始動したと判断し、エンジンの回転速度が所定の閾値を超えなかった場合にはエンジンが再始動しなかったと判断する。なお、エンジンの回転速度は、エンジンに設けられた回転速度センサの信号に基づいて算出される。
リチウムイオン電池21の電力を用いてエンジンが再始動したときには、コントローラ30は、エンジン始動制御方法を終了する。
一方、ステップS110においてコントローラ30は、エンジンが再始動しなかったときには、鉛酸電池22によるエンジン始動処理を実行する。すなわち、コントローラ30は、鉛酸電池22から出力される電力を用いてスタータ11を駆動してエンジンを始動させる。このような処理の詳細については、図3を参照して後述する。
ステップS105においてコントローラ30は、次回以降のアイドルリングストップを禁止する。
例えば、アイドリングストップ制御の実行の可否を示す許可フラグがコントローラ30に予め保持される。許可フラグは、アイドリングストップ制御を許可する場合には「1」に設定され、アイドリングストップ制御を禁止する場合には「0」に設定される。コントローラ30は、この許可フラグを参照して、アイドルストップ制御を実行するか否かを判断する。コントローラ30は、ステップS110の処理が終了すると、許可フラグを「0」に設定する。これにより、コントローラ30は、次回以降のアイドリングストップ制御を禁止する。
車両の運転中にアイドリングストップ制御が頻繁に実行されると、鉛酸電池22の充放電の回数が増加するので、鉛酸電池22が早期に劣化してしまう。この対策として、コントローラ30は、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンを再始動した後は、アイドリングストップ制御を禁止する。
これにより、鉛酸電池22の劣化を抑制することができる。したがって、鉛酸電池22から電装品12に供給される電力の低下を抑制しつつ、車両がアイドリングストップ状態から復帰できなくなるという事態を回避することができる。
ステップS105の処理が終了すると、コントローラ30によるエンジン始動制御方法についての一連の処理が終了する。
図3は、ステップS110において実行される鉛酸電池22によるエンジン始動処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS111においてコントローラ30は、図2に示したステップS104でエンジンが再始動しなかったとの判断がなされた場合には、スイッチ23をオン状態(ON)に設定する。これにより、電力供給回路20は、鉛酸電池22からスタータ11に電力を供給する。
ステップS112においてコントローラ30は、スタータ11に始動指令信号を出力する。これにより、スタータ11は、鉛酸電池22から出力される電力を用いてエンジンをクランキングする。すなわち、コントローラ30は、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンを再始動させる。
ステップS113においてコントローラ30は、鉛酸電池22の電力を用いてスタータ11を駆動したときにエンジンが始動したか否かを判断する。そして、エンジンが始動すると、コントローラ30は、鉛酸電池22によるエンジン始動処理を終了して、図2に示した始動制御方法の処理に戻り、ステップS105に進む。
このように、コントローラ30は、車両の運転中にアイドリングストップやコースティングストップなどの所定の運転条件が成立した場合にエンジンを停止する。その後、コントローラ30は、スタータ11を駆動した場合において、エンジンが再始動しなかったときには、スタータ11に電力を供給する電源を、リチウムイオン電池21から鉛酸電池22に切り替える。
エンジンが再始動しなかったときは、エンジンの停止中においてリチウムイオン電池21に何らかの不具合が発生し、リチウムイオン電池21の電圧が低下した可能性が高い。そのため、リチウムイオン電池21の故障に伴いエンジンが再始動しなかったときには、コントローラ30は、鉛酸電池22の電力をスタータ11に供給する。これにより、スタータ11が作動するので、エンジンを再始動させることができる。したがって、車両がアイドリングストップから復帰できなくなるという事態を回避することができる。
なお、本実施形態では、アイドリングスタート時にリチウムイオン電池21によりエンジンが再始動しなかったときのエンジン始動処理について説明したが、コースティングスタート時にリチウムイオン電池21によりエンジンが再始動しなかった場合であっても、本実施形態と同様の処理を実行するようにしてもよい。このように、車両の運転中にエンジンが停止した後、リチウムイオン電池21の電力を用いてスタータ11を制御してもエンジンが再始動しなかったときには、本実施形態のエンジン始動処理を実行することにより、簡易な処理により、エンジンを確実に始動させることができる。
本発明の第1実施形態によれば、エンジン始動装置100は、エンジンを始動するスタータ11と、車両の運転中においてエンジンが停止した後にリチウムイオン電池21の電力をスタータ11に供給する電力供給回路20と、コントローラ30とを備える。コントローラ30は、エンジンが停止している運転状態でスタータ11を駆動したときにエンジンが始動しなかったときには、電力供給回路20の接続状態を切り替えて鉛酸電池22の電力をスタータ11に供給し、スタータ11を制御してエンジンを始動させる。
このように、本実施形態によれば、スタータ11に電力を供給する電源としてリチウムイオン電池21を用いることにより、鉛酸電池22を用いた場合に比べて、充放電の繰返しに伴う電池の劣化を抑制することができる。したがって、より確実にエンジンを始動させるこができる。
さらに、コントローラ30は、エンジンが再始動しなかったときには、リチウムイオン電池21が故障している可能性が高いため、リチウムイオン電池21の状態検出を行うことなく、鉛酸電池22の電力をスタータ11に供給する。このため、リチウムイオン電池21の故障に伴いエンジンが再始動しなかったときには、直ちに鉛酸電池22の電力がスタータ11に供給されるので、簡易な構成によりエンジンを確実に再始動させることができる。したがって、エンジンが停止している運転状態、例えば、アイドリングストップ状態やコースティングストップ状態から復帰できなくなるという事態を回避することができる。
また、本実施形態によれば、電力供給回路20は、スタータ11と鉛酸電池22との間を遮断するスイッチ23を含む。コントローラ30は、車両の運転中にエンジンを停止した後、スタータ11を制御してもエンジンが再始動しなかったときには、スイッチ23をオフ状態(遮断状態)からオン状態(接続状態)に切り替える。ここにいう車両の運転中とは、イグニッションキーがオン状態に設定されているときのことである。
このように、スタータ11と鉛酸電池22との間にスイッチ23を配置し、エンジンが再始動しなかったときにスイッチ23をオン状態に設定するだけで、鉛酸電池22からスタータ11に電力を供給することが可能となる。すなわち、鉛酸電池22の電力をスタータ11に供給する電力供給回路20を簡易な構成により実現することができる。
さらに、本実施形態によれば、コントローラ30は、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンを再始動させた後は、車両の運転中にエンジンを停止することを禁止する。
すなわち、コントローラ30は、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンをクランキングし、エンジンの再始動が成功したときには、イグニッションスイッチがオフに切り替えられるまでアイドリングストップやコースティングストップの制御を禁止する。これにより、車両の運転中において、鉛酸電池22によるエンジンの再始動処理が頻繁に行われずに済むので、充放電の繰返しに伴う鉛酸電池22の劣化を抑制することができる。
これに加え、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンを再始動させる場合、車両によっては、鉛酸電池22に接続された電装品12の機能を制限しなければならない。このような車両においては、鉛酸電池22を用いてアイドリングスタートを実行した後、次回以降のアイドリングストップ制御を禁止することで、電装品12の機能を制限する必要がなくなる。したがって、運転者の快適な運転環境を維持することができる。
なお、鉛酸電池22には電装品12が接続されているため、電装品12が作動しているときに鉛酸電池22の電力がスタータ11に供給されると、電装品12の動作が不安定になることが懸念される。そこで、電装品12の作動を考慮した実施形態について図4乃至図6を参照して簡単に説明する。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態における鉛酸電池22によるエンジン始動処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態のエンジン始動処理は、図2に示したステップS110の処理に対応する。
本実施形態のエンジン始動処理には、図3に示したステップS111及びS112の処理の他に、新たにステップS121の処理が追加されている。ここでは、ステップS111及びS112の処理は図3で述べた処理と同じであるため、新たに追加されたステップS121の処理についてのみ詳細に説明する。
図4には、アイドリングストップ中、又はコースティングストップ中にリチウムイオン電池21が故障し、リチウムイオン電池21の電力がスタータ11に十分に供給されず、エンジンが再始動しなかったときに実行されるエンジン始動処理が示されている。また、本実施形態では、電装品12は、図1で述べたように、コントローラ30や、ワイパー、ヘッドライト、アンチブレーキシステム、電動パワーステアリング、PTCヒータ、空気調整装置などにより構成されている。
ステップS121においてコントローラ30は、図2に示したステップS104の処理によりエンジンが再始動しなかったときには、鉛酸電池22に接続された大電力デバイスの作動が停止しているか否かを判断する。
大電力デバイスとは、鉛酸電池22に接続された複数のデバイスのうち、鉛酸電池22から供給される電力が大きい電動デバイスのことである。大電力デバイスとしては、例えば、ビークルダイナミクスコントロールシステムや、電動パワーステアリング、PTCヒータなどが挙げられる。ビークルダイナミクスコントロールシステムや電動パワーステアリングには、例えば50mA(ミリアンペア)程度の電流が鉛酸電池22から供給される。
コントローラ30は、大電力デバイスが作動している場合には、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンを再始動させることなく、鉛酸電池22によるエンジン始動処理を終了する。
一方、大電力デバイスの作動が停止している場合には、ステップS111においてコントローラ30は、スイッチ23をオフ状態に設定することにより、鉛酸電池22から出力される電力をスタータ11に供給する。そしてステップS112においてコントローラ30は、鉛酸電池22の電力を用いてスタータ11を駆動してエンジンを再始動させる。
一般に、鉛酸電池22から出力される電力が大きくなるほど、鉛酸電池22の電圧は低下する。大電力デバイスが作動すると、鉛酸電池22から大電力デバイスに供給される電力が大きくなるため、鉛酸電池22の電圧が大きく低下する。
一方、鉛酸電池22からコントローラ30に供給される電圧が所定の閾値よりも低下すると、コントローラ30はリセットされてしまう。この対策として、エンジン始動装置100は、大電力デバイスが作動して鉛酸電池22の電圧が低下したとしても、コントローラ30がリセットされないように設計される。
しかしながら、大電力デバイスが動作している状態でスイッチ23がオン状態に設定され、鉛酸電池22からスタータ11に電力が供給されると、鉛酸電池22の電圧が所定の閾値よりも低下し、コントローラ30が意図せずにリセットされる可能性がある。
このため、大電力デバイスが作動しているときには、コントローラ30は、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンを再始動させることを禁止する。これにより、コントローラ30がリセットされるのを回避することができる。
なお、本実施形態では、大電力デバイスが作動しているときには、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンを再始動させることを禁止したが、大電力デバイスの作動が停止した後に、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンを再始動させるようにしてもよい。
本発明の第2実施形態によれば、コントローラ30は、車両の運転中にエンジンを停止し、その後、リチウムイオン電池21の電力を用いてスタータ11を駆動する。そして、エンジンが再始動しなかった場合において、電装品12が作動しているときには、コントローラ30は、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンを再始動させることを抑制する。これにより、電装品12の作動中にさらにスタータ11が作動したときに鉛酸電池22の電圧が低くなり過ぎ、電装品12の作動が不安定になるのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、コントローラ30は、電装品12に含まれる大電力デバイスの作動が停止しているときに、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンを再始動させる。大電力デバイスとは、鉛酸電池22に接続されるコントローラ30などの複数のデバイスのうち、鉛酸電池22から供給される電力が大きいデバイスのことである。大電力デバイスとしては、ビークルダイナミクスコントロールシステムや、電動パワーステアリング、PTCヒータなどが含まれる。
これにより、鉛酸電池22からスタータ11への電力供給に起因する鉛酸電池22の電圧低下に伴って、コントローラ30の動作が意図せずにリセットされるのを回避することができる。すなわち、車両を安定的に制御することができる。
なお、鉛酸電池22をスタータ11に接続することに伴い、鉛酸電池22に接続された電装品12のうち、運転者の安全に関わるデバイスの機能が不安定になることが懸念される。このような事態を回避する手法について本発明の第3実施形態で説明する。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態の鉛酸電池22によるエンジン始動処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態のエンジン始動処理においては、図4に示したステップS121の処理に代えて、ステップS131及びS132の処理が加えられている。ここでは、説明の重複を避けるために、ステップS131及びS132の処理についてのみ詳細に説明する。
ステップS131においてコントローラ30は、鉛酸電池22に接続された視界確保デバイスの動作が停止しているか否かを判断する。視界確保デバイスとは、例えば、ワイパーやヘッドライトのことである。
そして、コントローラ30は、視界確保デバイスが作動している場合には、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンを再始動させることなく、鉛酸電池22によるエンジン始動処理を終了する。仮にヘッドライトが作動しているときに鉛酸電池22の電力をスタータ11に供給すると、ヘッドライトがチラつく可能性がある。
ステップS132においてコントローラ30は、視界確保デバイスの作動が停止している場合には、鉛酸電池22に接続された操縦補助デバイスの作動が停止しているか否かを判断する。操縦補助デバイスとは、例えば、ビークルダイナミクスコントロールシステムや、電動パワーステアリング、PTCヒータなどのことである。
そして、コントローラ30は、操縦補助デバイスが作動している場合には、操縦補助デバイスの作動が停止するまで、ステップS132の処理を繰り返し実行する。
ステップS132においてコントローラ30は、操縦補助デバイスの作動が停止している場合には、ステップS111の処理に進み、図3で述べたとおり、スイッチ23をオン状態に設定する。仮にビークルダイナミクスコントロールシステムが作動しているときに鉛酸電池22の電力をスタータ11に供給すると、ビークルダイナミクスコントロールシステムによる効果が十分に得られなくなる可能性がある。
なお、本実施形態ではステップS131の処理の後にステップS132の処理を実行したが、コントローラ30は、先にステップS132の処理を実行し、その後にステップS131の処理を実行するようにしてもよい。
このように、コントローラ30は、アイドリングストップ後又はコースティングストップ後には、まず、リチウムイオン電池21の電力を用いてスタータ11を駆動する。このとき、エンジンが再始動しなかったときには、コントローラ30は、視界確保デバイスが停止した状態であり、かつ、操縦補助デバイスが停止した状態である場合に限り、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンを再始動させる。
これにより、鉛酸電池22からスタータ11への電力供給に伴う鉛酸電池22の電圧低下が原因となって視界確保デバイス及び操縦補助デバイスの動作が不安定になることを回避することができ、運転者の安全を確保することができる。
なお、視界確保デバイス及び操作補助デバイスの中で、鉛酸電池22の電力をスタータ11に供給しても動作が不安定にならないデバイスが存在することもある。そのため、動作が不安定にならないデバイスについては、そのデバイスの作動が停止するまでステップS111の処理を待機しなくてもよい。
本発明の第3実施形態によれば、コントローラ30は、エンジンが再始動しなかった場合において、電装品12の視界確保デバイスの作動、又は、操縦補助デバイスの作動が停止しているときに、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンを再始動させる。
これにより、アイドリングストップ後にエンジンを再始動させるときには、鉛酸電池22の電力をスタータ11に供給したことに伴い、視界確保デバイス及び操縦補助デバイスのいずれかが機能しなくなるという事態を回避することができる。したがって、運転者の安全を確保しつつ、アイドリングストップ後にエンジンを再始動させることができる。
なお、視界確保デバイス及び操縦補助デバイスのような安全確保デバイス以外の他の大電力デバイスが作動しているときに、鉛酸電池22の電力がスタータ11に供給されると、コントローラ30がリセットされてしまうことも懸念される。このような事態を回避する手法について本発明の第4実施形態で説明する。
(第4実施形態)
図6は、本発明の第4実施形態の鉛酸電池22によるエンジン始動処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態のエンジン始動処理においては、図5に示したエンジン始動処理の他に、新たにステップS141、S142及びS143の処理が追加されている。ここでは、新たに追加されたステップS141〜S143の各処理についてのみ詳細に説明する。
ステップS141においてコントローラ30は、ステップS132で視界確保デバイス及び操縦補助デバイスの両者が停止している場合には、他の大電力デバイスが作動しているか否かを判断する。
他の大電力デバイスとは、電力の供給を一時的に停止しても直ちに危険な状態にならないデバイスのことであり、視界確保デバイス及び操縦補助デバイスといった安全確保デバイス以外の大電力デバイスのことである。他の大電力デバイスとしては、例えば、PCTヒータや、空気調節装置、モータファンなどが挙げられる。
コントローラ30は、他の大電力デバイスが作動していない場合には、ステップS111の処理に進み、鉛酸電池22の電力をスタータ11に供給して、エンジンが始動するまでスタータ11を駆動する。
一方、ステップS142においてコントローラ30は、他の大電力デバイスが作動しているときには、他の大電力デバイスの作動を強制停止する。これにより、他の大電力デバイスへの電力供給に伴う鉛酸電池22の電圧低下を抑制することができる。したがって、ステップS111でコントローラ30がスイッチ23をオン状態に切り替えても、鉛酸電池22の電圧が所定の閾値を下回りにくくなるので、コントローラ30の作動が意図せずにリセットされるのを抑制することができる。
その後、ステップS143においてコントローラ30は、ステップS113でエンジンが再始動したと判断した場合には、ステップS142で強制停止した他の大電力デバイスを再び作動するように制御する。
このように、アイドリングストップ中に他の大電力デバイスが作動している場合において、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンを再始動させるときには、他の大電力デバイスの作動を一旦停止する。これにより、他の大電力デバイスの作動を停止した分だけ、鉛酸電池22の電圧低下が抑制されるので、コントローラ30が意図せずにリセットされるのを回避することができる。
本発明の第4実施形態によれば、コントローラ30は、アイドリングストップ後にリチウムイオン電池21の電力を用いてスタータ11を駆動する。この場合において、コントローラ30は、エンジンが始動しなかったときには、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンをクランキングしている間は、運転時の安全性に関わるデバイス以外の大電力デバイスの作動を停止する。運転時の安全性に関わるデバイス以外の大電力デバイスとは、電装品12のうち、視界確保デバイス及び操縦補助デバイスの双方とは異なるデバイスであって、鉛酸電池22から供給される電力が大きい電動デバイスのことである。
このように、視界確保デバイス及び操縦補助デバイス以外の大電力デバイスの作動が停止するまで、鉛酸電池22によるエンジンの再始動のタイミングを遅らせる必要がないので、早期にエンジンを再始動させることができる。さらに、大電力デバイスを一旦停止させることにより、鉛酸電池22の電圧低下が抑制されるので、コントローラ30のリセットを抑制できる。
したがって、リチウムイオン電池21が故障したときに、迅速に、鉛酸電池22の電力を用いてエンジンを再始動させることができるとともに、鉛酸電池22の電圧低下に伴うコントローラ30のリセットを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、本発明は、オルタネータ10の代わりにモータジェネレータが設けられた車両に適用することができ、また、スタータ11の代わりに、そのモータジェネレータを用いてエンジンをクランキングする車両に適用することもできる。この場合には、モータジェネレータが、エンジンを始動する起動手段として機能する。
なお、上記実施形態は、適宜組み合わせ可能である。
11 スタータ(起動手段)
12 電装品(電動デバイス、視角確保デバイス、操縦補助デバイス)
20 電力供給回路
21 リチウムイオン電池
22 鉛酸電池
23 スイッチ
30 コントローラ
100 エンジン始動装置

Claims (7)

  1. 鉛酸電池及びリチウムイオン電池を備えるエンジン始動装置であって、
    エンジンを始動する起動手段と、
    前記リチウムイオン電池から前記起動手段に電力を供給する電力供給回路と、
    前記起動手段により前記エンジンが始動しないときには、前記電力供給回路により前記鉛酸電池から前記起動手段に電力を供給して前記エンジンを始動させる制御手段と、
    を含むことを特徴とするエンジン始動装置。
  2. 請求項1に記載のエンジン始動装置であって、
    前記電力供給回路は、前記起動手段と前記鉛酸電池との間を遮断するスイッチを含み、
    前記制御手段は、前記車両の運転中にエンジンを停止した後、前記リチウムイオン電池を用いて前記起動手段を制御した場合において前記エンジンが再始動しないときには、前記スイッチを遮断状態から接続状態に切り替える、
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のエンジン始動装置であって、
    前記制御手段は、前記車両の運転中に前記エンジンが再始動しない場合において、前記鉛酸電池に接続されたデバイスが作動しているときには、前記鉛酸電池を用いて前記エンジンを再始動させることを抑制する、
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  4. 請求項3に記載のエンジン始動装置であって、
    前記制御手段は、前記鉛酸電池に接続された複数のデバイスのうち、前記鉛酸電池から供給される電力が大きい電動デバイスの作動が停止した状態のときに、前記鉛酸電池を用いて前記エンジンを再始動させる、
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエンジン始動装置であって、
    前記制御手段は、前記エンジンが再始動しない場合において、前記鉛酸電池に接続される複数のデバイスのうち、運転者の視界を確保するための視界確保デバイス、又は、運転者の操縦を補助するための操縦補助デバイスの作動が停止した状態のときに、前記鉛酸電池を用いて前記エンジンを再始動させる、
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  6. 請求項5に記載のエンジン始動装置であって、
    前記制御手段は、前記エンジンが再始動しない場合において、前記鉛酸電池を用いて前記エンジンを再始動させるときには、前記複数のデバイスのうち、前記視界確保デバイス及び前記操縦補助デバイスの双方とは異なるデバイスであって前記鉛酸電池から供給される電力が大きい電動デバイスの作動を停止する、
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のエンジン始動装置であって、
    前記制御手段は、前記鉛酸電池を用いて前記エンジンを始動した後は、前記車両の運転中に前記エンジンを停止することを禁止する、
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
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