JP7316519B2 - 車両の電源制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンにより駆動されるモータジェネレータ及びこのモータジェネレータとの間で電力の授受を行うバッテリを備えた車両の電源制御装置に関する。
従来から、燃料を含む混合気を燃焼させて車両の動力を発生するエンジンと、このエンジンにより駆動されて発電する発電機能及び車両を駆動するための動力を発生する電動機能を備えるモータジェネレータと、このモータジェネレータが発電した電力を充電すると共に、モータジェネレータから動力を発生させるように、充電している電力をモータジェネレータに供給するバッテリと、を有する車両(典型的にはハイブリッド車両)が知られている。
例えば、特許文献1には、バッテリの過放電を防止すべく、バッテリのSOC(State Of Charge)(換言すると充電量、残容量、充電率)を所定範囲内に維持するための制御を行うハイブリッド車両が開示されている。特に、この特許文献1に開示された技術では、バッテリのSOCが所定値未満になったときに、バッテリの電力を低電位の電力へ変換する電圧変換器の出力を制限することで、この電圧変換器によるバッテリの電力消費を減少することにより、バッテリの過放電を防止している。
特開2005-045883号公報
従来から、バッテリのSOC(充電量)を所定範囲内に維持すべく、バッテリのSOCが目標SOCになるようにモータジェネレータに対する制御(以下では「SOC制御」と呼ぶ。)が行われている。しかしながら、SOC制御を行っていたとしても、例えば部品故障などの異常が発生したときに、バッテリのSOCが所定範囲の下限値未満に低下する場合がある。最悪の場合、バッテリのSOCがほぼ0%になる。この場合に、バッテリの電力が更に持ち出されると、バッテリが劣化してしまう。このようなバッテリの劣化は確実に防止することが望ましい。すなわち、バッテリが元々正常であったにもかかわらず、バッテリ以外の部品に異常が発生したせいで、バッテリが劣化してしまうことは確実に防止すべきである。
一方で、上記のようにバッテリのSOCが低下した場合、通常は、エンジンが停止してから再始動するまでの間、つまりイグニッションスイッチがオフにされている間、SOC低下の原因となった異常が解消しているはずである。例えば、SOC低下の原因となった故障部品の交換などが行われる。そのため、異常発生後にイグニッションスイッチがオンにされてエンジンが再始動したときに、バッテリのSOCを適切に回復させることが望ましい。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、バッテリの充電量(SOC)が閾値以下となったときに、バッテリの劣化を確実に防止することができると共に、この後のエンジン再始動時に、バッテリの充電量を適切に回復することができる車両の電源制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、車両の電源制御装置であって、エンジンにより駆動されて発電する発電機能と、車両を駆動するための動力を発生する電動機能とを備えるモータジェネレータと、モータジェネレータが発電した電力を充電すると共に、モータジェネレータから動力を発生させるように、充電している電力をモータジェネレータに供給可能に構成された第1バッテリと、第1バッテリよりも電圧が低く構成された第2バッテリと、第2バッテリから供給される電力を用いてエンジンを始動するスタータと、第1バッテリに充電された電力及び第2バッテリに充電された電力の少なくともいずれかが供給されて動作する電気負荷と、第1バッテリと電気負荷との間に設けられ、第1バッテリから出力される電圧を低下させて電気負荷に対して出力する電圧変換器と、第1バッテリとモータジェネレータ及び電圧変換器との電気的な接続と遮断とを、開閉することにより切り替え可能に構成されたリレー回路と、第1バッテリの充電量が所定範囲内にあるときに、第1バッテリの充電量を所定範囲内に維持するようにモータジェネレータを制御するように構成された制御器と、を有し、制御器は、第1バッテリの充電量が所定範囲の下限値よりも小さい所定の閾値以下であるときに、モータジェネレータ及び電圧変換器を停止すると共に、リレー回路を開き、第1バッテリの充電量が閾値以下になってから、エンジンが停止した後に、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときに、第2バッテリの電力を用いてスタータによりエンジンを再始動させ、リレー回路を閉じて、エンジンによりモータジェネレータに発電させた電力を第1バッテリに充電させるようにし、第1バッテリの充電量が下限値未満である間は、電圧変換器を停止するように構成され、制御器は、第1バッテリの充電量が閾値以下になってから、エンジンが停止後に再始動したときに、第1バッテリの電圧に対して適用すべき一定の目標電圧を設定して、第1バッテリの実電圧が目標電圧になるように、モータジェネレータを制御するように構成され、制御器は、第1バッテリの充電量が閾値以下になってから、エンジンが停止後に再始動したときに、第1バッテリの実電圧が目標電圧になるようにモータジェネレータを制御しても第1バッテリの充電量が上昇しない場合には、モータジェネレータ及び電圧変換器を停止すると共に、リレー回路を開くように構成されている、ことを特徴とする。
このように構成された本発明では、制御器は、第1バッテリの充電量が、SOC制御で用いられる所定範囲の下限値よりも小さい閾値以下であるときに、モータジェネレータ及び電圧変換器を停止することで、第1バッテリから電圧変換器を介した電気負荷への出力を禁止すると共に、第1バッテリからモータジェネレータへの出力を禁止して、第1バッテリからの放電を抑制する。加えて、制御器は、リレー回路を開くことで、第1バッテリからの放電を完全に遮断する。以上により、充電量が閾値以下になっている第1バッテリからの放電を適切に抑制し、第1バッテリの劣化を確実に防止することができる。
更に、本発明では、制御器は、第1バッテリの充電量が閾値以下になった後にエンジンが再始動したときに、第1バッテリの充電量が下限値未満である間は、電圧変換器を停止することで、第1バッテリから電圧変換器を介した電気負荷への出力を禁止して、第1バッテリからの放電を抑制する。これにより、エンジンの再始動後において、第1バッテリの充電量の回復を優先的に行うことができる。
また、本発明によれば、制御器は、第1バッテリの充電量が閾値以下になった後にエンジンが再始動したときに、第1バッテリの電圧が一定の目標電圧になるようにモータジェネレータを制御する。この制御によれば、第1バッテリの電圧が目標電圧になるように強制的に制御するので、第1バッテリの充電量の回復を優先的に行うことができる。したがって、本発明によれば、エンジンの再始動後において、第1バッテリの充電量を速やかに確実に回復させることができる。
また、本発明によれば、制御器は、第1バッテリの実電圧が目標電圧になるようにモータジェネレータを制御しても第1バッテリの充電量が上昇しない場合には、モータジェネレータ及び電圧変換器を停止すると共にリレー回路を開く。この場合には、第1バッテリの充電量低下の原因となった異常が解消していないので、第1バッテリからの放電を抑制するようにする。これにより、第1バッテリの劣化を確実に防止することができる。
本発明において、好ましくは、制御器は、第1バッテリの充電量が閾値以下に低下すると、モータジェネレータ及び電圧変換器を停止した後に、リレー回路を開くように構成されている。
このように構成された本発明によれば、リレー回路に流れる電流がほぼ0の状態において、リレー回路を適切に開くことができる。よって、電流が流れている状態においてリレー回路を開くことに起因する、リレー回路内の電子部品の固着などを適切に防止することができる。
本発明において、好ましくは、第1バッテリに充電された電力が供給され、電気負荷よりも高い電圧で動作する別の電気負荷を更に有し、制御器は、第1バッテリの充電量が閾値以下であるときに、モータジェネレータ及び電圧変換器に加えて別の電気負荷を停止し、第1バッテリの充電量が閾値以下になってから、エンジンが停止後に再始動したときに、電圧変換器に加えて別の電気負荷を停止するように構成されている。
このように構成された本発明によれば、制御器は、第1バッテリの充電量が閾値以下であるときに、第1バッテリの電力で動作する別の電気負荷を更に停止することで、第1バッテリから別の電気負荷への出力を禁止する。これにより、第1バッテリからの放電を効果的に抑制し、第1バッテリの劣化をより確実に防止することができる。また、制御器は、第1バッテリの充電量が閾値以下になった後にエンジンが再始動したときに、第1バッテリの電力で動作する別の電気負荷を更に停止することで、第1バッテリから別の電気負荷への出力を禁止する。これにより、第1バッテリからの放電を効果的に抑制して、第1バッテリのSOCの回復を最優先することができる。
本発明において、好ましくは、制御器は、第1バッテリの充電量を取得できない場合には、充電量の代わりに電圧変換器の入力電圧を用い、この入力電圧が所定電圧以下であるときに、モータジェネレータ及び電圧変換器を停止すると共に、リレー回路を開くように構成されている。
このように構成された本発明によれば、制御器は、第1バッテリの充電量を取得できない場合には、充電量に相関のある電圧変換器の入力電圧を用い、この入力電圧が所定電圧以下であるときに、モータジェネレータ及び電圧変換器を停止すると共にリレー回路を開く。これにより、第1バッテリの充電量を取得できない場合にも、第1バッテリの劣化を確実に防止することができる。
本発明において、好ましくは、閾値は、ほぼ0に設定される。
このように構成された本発明によれば、第1バッテリの充電量を判定するための閾値としてほぼ0を用いるので、第1バッテリから電力が持ち出されると第1バッテリが劣化する可能性が非常に高い状況において、上述したような第1バッテリの劣化を防止するための処理を確実に行うことができる。
本発明において、好ましくは、制御器は、第1バッテリの充電量が閾値以下になった状態でイグニッションスイッチがオフにされた後に、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときに、第2バッテリの電力を用いてスタータによりエンジンを再始動させ、リレー回路を閉じて、エンジンによりモータジェネレータに発電させた電力を第1バッテリに充電させるようにし、第1バッテリの充電量が下限値未満である間は、電圧変換器を停止するように構成されている。
本発明の車両の電源制御装置によれば、バッテリの充電量(SOC)が閾値以下となったときに、バッテリの劣化を確実に防止することができると共に、この後のエンジン再始動時に、バッテリの充電量を適切に回復することができる。
本発明の実施形態による車両の電源制御装置が適用されたハイブリッド車両の全体構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施形態による車両の電源制御装置の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施形態によるSOC制御を説明するためのタイムチャートである。 本発明の実施形態による定電圧制御を説明するためのタイムチャートである。 本発明の実施形態による制御処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態による車両の電源制御装置について説明する。
[装置構成]
まず、本発明の実施形態による車両の電源制御装置に関する装置構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態による車両の電源制御装置が適用されたハイブリッド車両の全体構成を概略的に示すブロック図である。図1に示すように、ハイブリッド車両1は、主に、エンジン11と、ギヤ駆動式スタータ12と、ISG(Integrated Starter Generator)13と、リチウムイオン電池14と、DC-DCコンバータ17と、鉛蓄電池19と、高電圧電気負荷20と、低電圧電気負荷21と、を有する。以下では、リチウムイオン電池14の電圧(公称電圧)が鉛蓄電池19の電圧(公称電圧)よりも高いことから、リチウムイオン電池14を適宜「高電圧バッテリ14」と呼び、鉛蓄電池19を適宜「低電圧バッテリ19」と呼ぶ。
エンジン11は、ハイブリッド車両1の駆動力を発生する内燃機関(ガソリンエンジンやディーゼルエンジン)である。エンジン11の駆動力は、出力軸9、トランスミッション2、減速機3及び駆動軸4を介して、車輪5に伝達される。エンジン11の出力軸9には、ギヤを介してギヤ駆動式スタータ12が連結されている。ギヤ駆動式スタータ12は、ユーザによりイグニッションスイッチ(図示省略)がオンにされると、低電圧バッテリ19から供給される電力を用いて、エンジン11を始動する。また、ハイブリッド車両1は、ドライバによるブレーキペダルの操作に応じた制動力を車両1に付与するためのブレーキシステム7を有する。このブレーキシステム7は、例えば電動ブレーキにより構成される。
ISG13は、エンジン11により駆動されて発電する発電機能と、ハイブリッド車両1の駆動力を発生する電動機能とを備えるモータジェネレータである。ISG13は、ベルト8を介してエンジン11の出力軸9に連結されている。また、ISG13は、抵抗器6a及びスイッチ素子6b、6cを含むリレー回路6を介して、高電圧バッテリ14に電気的に接続されるようになっている。このリレー回路6は、DC-DCコンバータ17にも接続されている。ISG13及びDC-DCコンバータ17と高電圧バッテリ14とを最初に接続する際には、抵抗器6aが設けられた側のスイッチ素子6bをオンにして、突入電流による電子部品などの破損を防止している。そして、この後にスイッチ素子6bをオフにする一方でスイッチ素子6cをオンにして、ISG13及びDC-DCコンバータ17と高電圧バッテリ14との接続を維持するようになっている。基本的には、イグニッションスイッチ(図示省略)がオンにされると、ISG13及びDC-DCコンバータ17と高電圧バッテリ14とが接続され、イグニッションスイッチがオフにされると、ISG13及びDC-DCコンバータ17と高電圧バッテリ14との接続が解除(遮断)される。
なお、リレー回路6の「閉」とは、スイッチ素子6b、6cのいずれかがオンになっている状態(典型的には、スイッチ素子6bがオフでスイッチ素子6bがオンになっている状態)を意味し、リレー回路6の「開」とは、スイッチ素子6b、6cの両方がオフになっている状態を意味する。
また、ISG13は、発電機能により動作する際は、エンジン11の出力軸9と連動して回転するロータを磁界中で回転させることにより発電を行う。ISG13は、整流器(図示省略)を内蔵しており、この整流器を用いて、発電した交流電力を直流電力に変換する。ISG13の発電により生成された電力は、高電圧バッテリ14や低電圧バッテリ19に供給されて充電されたり、高電圧電気負荷20や低電圧電気負荷21に供給されたりする。他方で、ISG13は、電動機能により動作する際は、高電圧バッテリ14に充電された電力を用いて、ベルト8を介してエンジン11の出力軸9を駆動する。なお、ISG13における発電機能による動作と電動機能による動作との切り替え時などにおいてベルト8のテンションを調整するために、振り子式可変張力テンショナー(デカップリング・オルタネータ・テンショナー)をベルト8に適用するのがよい。
高電圧バッテリ14は、直列接続された複数のリチウムイオン電池を含み、低電圧バッテリ19は、直列接続された複数の鉛蓄電池を含む。例えば、高電圧バッテリ14の公称電圧はDC24Vであり、低電圧バッテリ19の公称電圧はDC12Vである。これら高電圧バッテリ14及び低電圧バッテリ19は、化学反応によって電気エネルギーを蓄えるものであるため、急速な充放電には不向きであるが、充電容量を確保し易いため、比較的多量の電力を蓄えることができるという特性を有する。
DC-DCコンバータ17は、高電圧バッテリ14と低電圧バッテリ19及び低電圧電気負荷21との間に設けられている。DC-DCコンバータ17は、例えば、内蔵するスイッチング素子のオンオフスイッチングによって入力電圧を変化させて出力する。具体的には、DC-DCコンバータ17は、高電圧バッテリ14側から低電圧バッテリ19側へと供給される電力の電圧を降圧する。例えば、DC-DCコンバータ17は、高電圧バッテリ14側から供給されるDC24V程度の電圧をDC12V程度に降圧して低電圧バッテリ19側へと出力する。バイパススイッチ素子18は、DC-DCコンバータ17に並列に接続されている。バイパススイッチ素子18は、オンにされると、DC-DCコンバータ17の入力端及び出力端の間を短絡し、オフにされると、DC-DCコンバータ17の入力端及び出力端の間を開放する。
高電圧電気負荷20は、例えばDC24V程度の電圧で動作する電気負荷であり、低電圧電気負荷21は、高電圧電気負荷20よりも低い、例えばDC12V程度の電圧で動作する電気負荷である。高電圧電気負荷20には、ISG13の発電により生成された電力及び高電圧バッテリ14に充電された電力の少なくともいずれかが供給される。また、低電圧電気負荷21には、ISG13の発電により生成された電力、高電圧バッテリ14に充電された電力、及び低電圧バッテリ19に充電された電力の少なくともいずれかが供給される。1つの例では、高電圧電気負荷20は、ヒータ(シートヒータなど)などを含み、低電圧電気負荷21は、電動式パワーステアリング機構(EAPS)やエアコンやオーディオ機器などを含む。
次に、図2は、本発明の実施形態による車両の電源制御装置の電気的構成を概略的に示すブロック図である。
本実施形態においては、ハイブリッド車両1は、図2に示すような制御器10によって制御される。この制御器10は、1つ以上のプロセッサ、当該プロセッサ上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを記憶するためのROMやRAMの如き内部メモリを備えるコンピュータにより構成される。
具体的には、図2に示すように、制御器10は、主に、コンバータ入力電圧センサ30、バッテリ電流センサ33、バッテリ電圧センサ34、及びバッテリ温度センサ35のそれぞれによって検出されたパラメータに対応する検出信号が入力される。コンバータ入力電圧センサ30は、DC-DCコンバータ17の入力電圧を検出する。バッテリ電流センサ33は、高電圧バッテリ14に流れる電流を検出する。バッテリ電圧センサ34は、高電圧バッテリ14の端子電圧を検出する。バッテリ温度センサ35は、高電圧バッテリ14の端子温度を検出する。
また、制御器10は、上述したセンサ30、33、34、35からの検出信号に基づき、ISG13、DC-DCコンバータ17、ギヤ駆動式スタータ12、リレー回路6(具体的にはスイッチ素子6b、6c)、バイパススイッチ素子18、高電圧電気負荷20及び低電圧電気負荷21のそれぞれに対して制御信号を出力する。こうして、制御器10は、ISG13の発電動作及び電動動作と、DC-DCコンバータ17による降圧動作と、高電圧電気負荷20、低電圧電気負荷21及びギヤ駆動式スタータ12の駆動及び停止と、リレー回路6の開閉(具体的にはスイッチ素子6b、6cのオンオフ)と、バイパススイッチ素子18のオンオフと、を制御する。
典型的には、制御器10は、燃費の改善などを目的としてハイブリッド車両1の運転状態に応じて規定された複数の制御を、少なくともISG13を用いて実行するよう構成されている。この複数の制御は、ハイブリッド車両1が加速するときに、ISG13から動力を発生させてエンジン11による加速をアシストするための加速アシスト制御と、ハイブリッド車両1が減速するときに、ISG13を回生発電させる減速回生制御と、所定条件が成立したときに(例えばISG13の発電によるエンジン11の負荷の増加を抑制すべき状況など)、高電圧電気負荷20や低電圧電気負荷21に電力を供給するためのISG13の発電を禁止する無発電制御と、ハイブリッド車両1が停止したときにエンジン11を自動停止させ、この後にハイブリッド車両1が発進するときにISG13から動力を発生させてエンジン11を再始動させるアイドリングストップ制御と、を含む。
更に、制御器10は、高電圧電気負荷20及び低電圧電気負荷21のそれぞれを動作させるための制御を行う。具体的には、制御器10は、高電圧電気負荷20を動作させる場合には、ISG13の発電により生成された電力及び高電圧バッテリ14に充電された電力の少なくともいずれかを高電圧電気負荷20に供給するための制御を行う。また、制御器10は、低電圧電気負荷21を動作させる場合には、ISG13の発電により生成された電力、高電圧バッテリ14に充電された電力、及び低電圧バッテリ19に充電された電力の少なくともいずれかを低電圧電気負荷21に供給するための制御を行う。
なお、本発明における「車両の電源制御装置」は、主に、「モータジェネレータ」としてのISG13と、「第1バッテリ」としての高電圧バッテリ14と、「第2バッテリ」としての低電圧バッテリ19と、高電圧電気負荷20と、低電圧電気負荷21と、リレー回路6と、「電圧変換器」としてのDC-DCコンバータ17と、制御器10と、によって構成される。
[制御内容]
次に、本発明の実施形態による制御内容について説明する。
最初に、図3及び図4を参照して、本発明の実施形態において制御器10がISG13に対して実行する2つの制御(SOC制御及び定電圧制御)について具体的に説明する。
図3は、本発明の実施形態によるSOC制御を説明するためのタイムチャートである。図3において、上のグラフは高電圧バッテリ14のSOCのタイムチャートを示し(実線は実SOCを示し、一点鎖線は目標SOCを示している)、下のグラフはISG13の目標トルクのタイムチャートを示している。図3の下のグラフにおいて、正のトルク(0より上側のトルク)は、ISG13が電動動作により発生するトルクを示し(この場合、高電圧バッテリ14に充電された電力が放電される)、負のトルク(0より下側のトルク)は、ISG13が発電動作により発生するトルクを示している(この場合、ISG13が発電した電力が高電圧バッテリ14に充電される)。これは、図4にも同様に適用される。
制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCを上限値S1(例えば80%)と下限値S2(例えば20%)により規定される所定範囲内に維持するために、SOC制御を実行する。制御器10は、通常時において、このSOC制御を実行する。具体的には、制御器10は、SOC制御として、高電圧バッテリ14のSOCに対して適用すべき目標SOC(例えば60%)を設定して、高電圧バッテリ14の実SOCが目標SOCになるようにISG13に対する制御を行う(図3の上のグラフを参照)。特に、制御器10は、設定した目標SOCと高電圧バッテリ14の実際のSOC(実SOC)との差に基づき、ISG13から発生すべき目標トルクを設定し、この目標トルクが発生するようにISG13を制御する(図3の下のグラフを参照)。詳しくは、制御器10は、高電圧バッテリ14の放電制限値に対応するトルクT1と、高電圧バッテリ14の充電制限値に対応するトルクT2とによって規定される範囲内において、目標トルクを設定する。
図4は、本発明の実施形態による定電圧制御を説明するためのタイムチャートである。図4において、上のグラフはISG13の目標電圧のタイムチャートを示し、中央のグラフは高電圧バッテリ14の実SOCのタイムチャートを示し、下のグラフはISG13の実トルクのタイムチャートを示している。
制御器10は、基本的には高電圧バッテリ14の実SOCが所定値S3未満になったときに(時刻t1)、高電圧バッテリ14を保護する観点から、高電圧バッテリ14のSOCを速やかに確実に回復させるために、定電圧制御を実行する。この所定値S3には、上述した下限値S2よりも小さい値(例えば15%)が適用される。高電圧バッテリ14のSOCが所定値S3未満になる場合として、システム内の電子部品(センサやISG13など)が故障した場合が挙げられる。加えて、ISG13の発電が制限される場合にも、高電圧バッテリ14のSOCが所定値S3未満になり得る。1つの例では、ISG13の温度が所定温度以上であるとき(つまり高温時)に、ISG13の発電が制限される。この場合には、ISG13の過熱を防止するために、ISG13の発電を制限するようにしている。他の例では、エンジン11の出力が所定値未満に制限されるときに(典型的には酷暑又は極寒の高地においてアイドル運転しているとき)、ISG13の発電が制限される。この場合には、エンジン11のエンストを防止するために、ISG13の発電を制限するようにしている。
具体的には、制御器10は、定電圧制御として、高電圧バッテリ14の電圧に対して適用すべき一定の目標電圧V1(つまり固定の電圧)を設定して、高電圧バッテリ14の実電圧が目標電圧V1になるようにISG13に対する制御を行う(図4の上のグラフを参照)。1つの例では、目標電圧V1には、高電圧バッテリ14のSOCを上述した上限値S1と下限値S2との中間の値(例えば60%)に設定するのに必要な電圧(例えば22.5V)が適用される。このような定電圧制御により、時刻t1以降において、ISG13が発電動作を行ってトルク(負のトルク)を発生し(図4の下のグラフを参照)、こうしてISG13が発電した電力が高電圧バッテリ14に充電される。その結果、高電圧バッテリ14の実SOCが、目標電圧V1に対応するSOCの値S4、例えば上限値S1と下限値S2との中間の値S4まで速やかに上昇していく(図4の中央のグラフを参照)。この後、高電圧バッテリ14の実SOCがS4に維持されるようになる。
次に、図5を参照して、本発明の実施形態において制御器10が実行する具体的な処理について説明する。図5は、本発明の実施形態による制御処理を示すフローチャートである。この制御処理は、ISG13の発電中に制御器10によって実行される。特に、この制御処理は、高電圧バッテリ14のSOCが著しく低下したときに行われるものであり、高電圧バッテリ14のSOCがそれほど低下していない場合には、上述したSOC制御及び定電圧制御を含む別の制御処理が行われる(これらの制御処理は並行して行われる)。
まず、ステップS101において、制御器10は、ハイブリッド車両1の各種情報を取得する。具体的には、制御器10は、上述したセンサ30、33、34、35によって検出されたパラメータなどを取得する。
次いで、ステップS102において、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCを取得可能であるか否かを判定する。ここで、制御器10は、バッテリ電流センサ33によって検出された高電圧バッテリ14の電流、バッテリ電圧センサ34によって検出された高電圧バッテリ14の電圧、及びバッテリ温度センサ35によって検出された高電圧バッテリ14の温度などに基づき、高電圧バッテリ14のSOCを求める。具体的には、制御器10は、イグニッションスイッチがオンにされたときにバッテリ電圧センサ34によって検出された電圧(開回路電圧(OCV)に相当)に基づき高電圧バッテリ14の初期SOCを求め、この後、初期SOCをベースとして、バッテリ電流センサ33によって検出された電流に対応する充電量及び放電量を積算していくことで、高電圧バッテリ14のSOCを求める。また、制御器10は、バッテリ温度センサ35によって検出された高電圧バッテリ14の温度も考慮してSOCを求める。なお、開回路電圧を取得できなかった場合には、前回のドライビングサイクルで用いられたSOCを初期SOCとして適用すればよい。
基本的には、バッテリ電流センサ33やバッテリ電圧センサ34やバッテリ温度センサ35などが正常である場合には、上記の手順により、高電圧バッテリ14のSOCを求めることができる。この場合には、ステップS102において、高電圧バッテリ14のSOCを取得可能であると判定されて(ステップS102:Yes)、制御器10は、ステップS103に進む。
ステップS103において、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCが第1所定値(本発明における「閾値」に対応する)以下であるか否かを判定する。このステップS103では、制御器10は、現状において高電圧バッテリ14から電力が持ち出されると高電圧バッテリ14が劣化する可能性が非常に高いか否かを判定している。そういった観点より、判定に用いられる第1所定値には、非常に小さいSOC、例えば0%が適用される。典型的には、システム内において複数の異常が同時に発生した場合に、高電圧バッテリ14のSOCが第1所定値以下となり得る。例えば、ISG13の発電が制限されると共に、システム内の電子部品が故障した場合に、高電圧バッテリ14のSOCが第1所定値以下となる可能性が高い。1つの例では、電子部品の故障として、高電圧電気負荷20としてのヒータの故障(オンオフ故障など)や、DC-DCコンバータ17の故障や、ISG13の故障などが挙げられる。
なお、高電圧バッテリ14のSOCが第1所定値以下である状態、例えば0%以下である状態では、高電圧バッテリ14は未だ劣化しておらず、再起動可能な状態(具体的には充電可能な状態)である。高電圧バッテリ14のSOCが例えば0%以下である状態から放電させると、高電圧バッテリ14の電圧が更に下がっていき、高電圧バッテリ14が再起動不可能な状態となる。この状態になると、高電圧バッテリ14を充電させることができなくなるので、基本的には高電圧バッテリ14を交換する必要がある。
ステップS103の判定の結果、高電圧バッテリ14のSOCが第1所定値以下であると判定された場合(ステップS103:Yes)、制御器10は、ステップS105に進む。これに対して、高電圧バッテリ14のSOCが第1所定値よりも大きいと判定された場合(ステップS103:No)、制御器10は、ステップS102に戻る。
一方、バッテリ電流センサ33やバッテリ電圧センサ34やバッテリ温度センサ35などが異常である場合(故障している場合など)には、高電圧バッテリ14のSOCを求めることができない。この場合には、ステップS102において、高電圧バッテリ14のSOCを取得不可能であると判定されて(ステップS102:No)、制御器10は、ステップS104に進む。
ステップS104において、制御器10は、コンバータ入力電圧センサ30によって検出されたDC-DCコンバータ17の入力電圧(以下では適宜「コンバータ入力電圧」と呼ぶ。)が所定電圧以下であるか否かを判定する。この場合には、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCを取得できないので、SOCの代わりに、SOCに相関のあるコンバータ入力電圧を用いて、上記のステップS103と同様の内容の判定を行う。つまり、ステップS104でも、制御器10は、現状において高電圧バッテリ14から電力が持ち出されると高電圧バッテリ14が劣化する可能性が非常に高いか否かを判定している。そういった観点より、判定に用いられる所定電圧には、SOCの第1所定値に対応する電圧、例えば0%のSOCに対応する21Vが適用される。
ステップS104の判定の結果、コンバータ入力電圧が所定電圧以下であると判定された場合(ステップS104:Yes)、制御器10は、ステップS105に進む。これに対して、コンバータ入力電圧が所定電圧よりも大きいと判定された場合(ステップS104:No)、制御器10は、ステップS102に戻る。
次いで、ステップS105以降の処理について説明する。ステップS105に進んだ状況では、現状において高電圧バッテリ14から電力が持ち出されると高電圧バッテリ14が劣化する可能性が非常に高い状況であると言える。したがって、ステップS105以降では、制御器10は、電力持ち出しによる高電圧バッテリ14の劣化を確実に防止するための処理を行う。
まず、ステップS105において、制御器10は、DC-DCコンバータ17及びISG13を停止する。こうすることで、高電圧バッテリ14からDC-DCコンバータ17を介した低電圧電気負荷21などへの出力を禁止すると共に、高電圧バッテリ14からISG13への出力を禁止して、高電圧バッテリ14からの放電を抑制する。なお、DC-DCコンバータ17の動作を停止させる代わりに、バイパススイッチ素子18をオフにしてもよい。後者の場合によっても、DC-DCコンバータ17が実質的に停止することとなる。
次いで、ステップS106において、制御器10は、高電圧電気負荷20をオフにする。こうすることで、高電圧バッテリ14から高電圧電気負荷20への出力を禁止して、高電圧バッテリ14からの放電を抑制する。そして、ステップS107において、制御器10は、リレー回路6を開く、つまりスイッチ素子6b、6cの両方をオフにする。こうすることで、高電圧バッテリ14からの放電を完全に遮断する。ここで、DC-DCコンバータ17、ISG13及び高電圧電気負荷20の停止後にリレー回路6を開くのは、リレー回路6に流れる電流がほぼ0の状態においてリレー回路6を開くためである。すなわち、リレー回路6に電流が流れている状態においてリレー回路6を開くと、サージが発生してリレー回路6のスイッチ素子6b、6cが固着してしまう可能性があるからである。
次いで、ステップS108において、制御器10は、高電圧バッテリ14の異常などを示すチャージランプを点灯する。そして、ステップS109において、制御器10は、イグニッションスイッチがオンにされたか否かを判定する。ステップS108の後に、イグニッションスイッチがオフにされる(つまりエンジン11が停止される)ことを前提として、ステップS109では、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったか否か(つまりエンジン11が停止後に再始動されたか否か)を判定している。その結果、イグニッションスイッチがオンにされたと判定された場合(ステップS109:Yes)、制御器10は、ステップS110に進む。これに対して、イグニッションスイッチがオンにされたと判定されなかった場合(ステップS109:No)、制御器10は、ステップS109に戻る。この場合には、制御器10は、イグニッションスイッチがオンにされるまで、ステップS109の判定を繰り返し行う。
ステップS110以降では、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCを適切に回復させるための処理を行う。ステップS110に進んだ状況では、高電圧バッテリ14のSOCが第1所定値以下になった後(コンバータ入力電圧が所定電圧以下になった後も含む)、イグニッションスイッチが一旦オフになってから、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わった状況である。このような状況では、通常は、イグニッションスイッチがオフにされている間、高電圧バッテリ14のSOC低下の原因となった異常が解消しているはずである。例えば、SOC低下の原因となった故障部品の交換などが行われる。そのため、異常発生後にイグニッションスイッチがオンにされてエンジン11が再始動したときに、ステップS110以降の処理を実行することで、高電圧バッテリ14のSOCを適切に回復させるようにする。
まず、ステップS110において、制御器10は、リレー回路6を閉じる。具体的には、制御器10は、スイッチ素子6bを一旦オンにした後に、このスイッチ素子6bをオフに切り替えてスイッチ素子6cをオンにする。こうすることで、高電圧バッテリ14とISG13及びDC-DCコンバータ17とを電気的に接続する。
次いで、ステップS111において、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCを速やかに確実に回復させるために、定電圧制御を実行する。具体的には、制御器10は、高電圧バッテリ14の電圧に対して適用すべき一定の目標電圧V1を設定して、高電圧バッテリ14の実電圧が目標電圧V1になるようにISG13に対する制御を行う。制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCを上限値S1と下限値S2との間の所定値(例えば上限値S1と下限値S2との中間値)に設定するのに必要な電圧を、目標電圧V1として適用する。
次いで、ステップS112において、制御器10は、DC-DCコンバータ17を停止する。こうすることで、高電圧バッテリ14からDC-DCコンバータ17を介した低電圧電気負荷21などへの出力を禁止して、高電圧バッテリ14からの放電を抑制する。なお、DC-DCコンバータ17の動作を停止させる代わりに、バイパススイッチ素子18をオフにしてもよい。後者の場合によっても、DC-DCコンバータ17が実質的に停止することとなる。次いで、ステップS113において、制御器10は、高電圧電気負荷20をオフにする。こうすることで、高電圧バッテリ14から高電圧電気負荷20への出力を禁止して、高電圧バッテリ14からの放電を抑制する。
次いで、ステップS114において、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCが上昇したか否かを判定する。上述したような高電圧バッテリ14のSOC低下の原因となった異常が解消していれば、定電圧制御により高電圧バッテリ14のSOCが上昇するはずである。一方、この異常が依然として解消してない場合には、定電圧制御を行っても高電圧バッテリ14のSOCが上昇しない。この場合には、ステップS114において、高電圧バッテリ14のSOCが上昇していないと判定されて(ステップS114:No)、制御器10は、ステップS118に進む。ステップS118以降では、上記のステップS105~S108と同様に、制御器10は、電力持ち出しによる高電圧バッテリ14の劣化を確実に防止するための処理を行う。
ステップS118において、制御器10は、ISG13を停止する。こうすることで、高電圧バッテリ14からISG13への出力を禁止して、高電圧バッテリ14からの放電を抑制する。なお、ステップS118に進んだ状況では、DC-DCコンバータ17及び高電圧電気負荷20が既に停止しているので(ステップS112、S113)、制御器10は、DC-DCコンバータ17及び高電圧電気負荷20をあらためて停止することなく、DC-DCコンバータ17及び高電圧電気負荷20の停止を維持する。
次いで、ステップS119において、制御器10は、リレー回路6を開く、つまりスイッチ素子6b、6cの両方をオフにする。こうすることで、高電圧バッテリ14からの放電を完全に遮断する。そして、ステップS120において、制御器10は、高電圧バッテリ14の異常などを示すチャージランプを点灯する。この後、制御器10は、本フローを抜ける。
一方、ステップS114において、高電圧バッテリ14のSOCが上昇したと判定された場合(ステップS114:Yes)、制御器10は、ステップS115に進む。この場合には、定電圧制御の実行によって、高電圧バッテリ14のSOCが上昇したと言える。よって、上述したような高電圧バッテリ14のSOC低下の原因となった異常が解消しているものと考えられる。
ステップS115において、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCが第2所定値以上であるか否かを判定する。この第2所定値は、上記のステップS103で用いられた第1所定値よりも大きい。具体的には、第2所定値は、SOC制御において高電圧バッテリ14のSOCを維持すべき所定範囲を規定する下限値S2に対応し、例えば20%である。
ステップS115の判定の結果、高電圧バッテリ14のSOCが第2所定値未満であると判定された場合(ステップS115:No)、制御器10は、ステップS111に戻る。この場合には、高電圧バッテリ14のSOCが未だ十分に確保されていないので、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCの回復を引き続き行うために、ステップS111~S113の処理を再度実行する。つまり、制御器10は、定電圧制御の実行を継続すると共に、DC-DCコンバータ17及び高電圧電気負荷20の停止を継続する。
一方、ステップS115の判定の結果、高電圧バッテリ14のSOCが第2所定値以上であると判定された場合(ステップS115:Yes)、制御器10は、ステップS116に進む。この場合には、ステップS111~S113の処理の実行の結果、高電圧バッテリ14のSOCが十分に確保されたと言える。一方で、これまでの経緯を見ると、前回のドライビングサイクルにおいて、何らかの異常が発生した結果、高電圧バッテリ14のSOCが第1所定値以下になったという事実がある。この異常は再発する可能性があり、そうすると高電圧バッテリ14が劣化する可能性がある。したがって、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCが第2所定値以上に回復しているが、高電圧バッテリ14を確実に保護する観点から、今回のドライビングサイクル中においては定電圧制御の実行を継続する(ステップS116)。
次いで、ステップS117に進み、制御器10は、DC-DCコンバータ17の停止を解除して、DC-DCコンバータ17の動作を再開させる。つまり、制御器10は、定電圧制御の実行を継続するが、DC-DCコンバータ17の停止を継続せずに、DC-DCコンバータ17の動作を復帰させる。こうすることで、高電圧バッテリ14からDC-DCコンバータ17を介した低電圧電気負荷21への出力を再開させて、低電圧電気負荷21を動作させるための低電圧バッテリ19のみからの放電を抑制する。これにより、低電圧バッテリ19からの電力持ち出しが継続することによる弊害(例えば低電圧バッテリ19の電力により動作するコントローラ(PCMなど)が動作しなくなること)を適切に防止することができる。このようなステップS117の後、制御器10は、本フローを抜ける。
なお、ステップS117において、制御器10は、DC-DCコンバータ17の停止を解除してその動作を再開させるが、高電圧電気負荷20については停止を継続するのがよい。これは、高電圧バッテリ14を確実に保護する観点からである。
[作用及び効果]
次に、本発明の実施形態による作用及び効果について説明する。
本実施形態では、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCが第1所定値(閾値)以下であるときに、ISG13及びDC-DCコンバータ17を停止することで、高電圧バッテリ14からDC-DCコンバータ17を介した低電圧電気負荷21などへの出力を禁止すると共に、高電圧バッテリ14からISG13への出力を禁止して、高電圧バッテリ14からの放電を抑制する。加えて、制御器10は、リレー回路6を開くことで、高電圧バッテリ14からの放電を完全に遮断する。以上により、SOCが非常に小さくなっている高電圧バッテリ14からの放電を適切に抑制し、高電圧バッテリ14の劣化を確実に防止することができる。更に、本実施形態では、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCが第1所定値以下になった後にエンジン11が再始動したときに、高電圧バッテリ14のSOCが下限値未満である間は、DC-DCコンバータ17を停止することで、高電圧バッテリ14からDC-DCコンバータ17を介した低電圧電気負荷21などへの出力を禁止して、高電圧バッテリ14からの放電を抑制する。これにより、エンジン11の再始動後において、高電圧バッテリ14のSOCの回復を優先的に行うことができる。
また、本実施形態では、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCが第1所定値以下に低下すると、ISG13及びDC-DCコンバータ17を停止した後にリレー回路6を開くので、リレー回路6に流れる電流がほぼ0の状態においてリレー回路6を適切に開くことができる。よって、電流が流れている状態においてリレー回路6を開くことに起因する、スイッチ素子6b、6cの固着などを適切に防止することができる。
また、本実施形態では、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCが第1所定値以下であるときに、高電圧電気負荷20を更に停止することで、高電圧バッテリ14から高電圧電気負荷20への出力を禁止する。これにより、高電圧バッテリ14からの放電を効果的に抑制し、高電圧バッテリ14の劣化をより確実に防止することができる。また、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCが第1所定値以下になった後にエンジン11が再始動したときに、高電圧電気負荷20を更に停止することで、高電圧バッテリ14から高電圧電気負荷20への出力を禁止する。これにより、高電圧バッテリ14からの放電を効果的に抑制して、高電圧バッテリ14のSOCの回復を最優先することができる。
また、本実施形態では、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCが第1所定値以下になった後にエンジン11が再始動したときに、高電圧バッテリ14の電圧が一定の目標電圧になるようにISG13に対する定電圧制御を実行する。この定電圧制御によれば、高電圧バッテリ14の電圧が目標電圧になるように強制的に制御するので、高電圧バッテリ14のSOCの回復を優先的に行うことができる。したがって、本実施形態によれば、エンジン11の再始動後において、高電圧バッテリ14のSOCを速やかに確実に回復させることができる。
また、本実施形態では、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCが第1所定値以下になった後にエンジン11が再始動したときにおいて、定電圧制御を実行しても高電圧バッテリ14のSOCが上昇しない場合には、ISG13及びDC-DCコンバータ17を停止すると共にリレー回路6を開く。この場合には、高電圧バッテリ14のSOC低下の原因となった異常が解消していないので、高電圧バッテリ14からの放電を抑制するようにする。これにより、高電圧バッテリ14の劣化を確実に防止することができる。
また、本実施形態では、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCを取得できない場合には、SOCの代わりに、SOCに相関のあるコンバータ入力電圧を用い、このコンバータ入力電圧が所定電圧以下であるときに、ISG13及びDC-DCコンバータ17を停止すると共にリレー回路6を開く。これにより、高電圧バッテリ14のSOCを取得できない場合にも、高電圧バッテリ14の劣化を確実に防止することができる。
また、本実施形態では、制御器10は、高電圧バッテリ14のSOCを判定するための第1所定値(閾値)としてほぼ0%を用いるので、高電圧バッテリ14から電力が持ち出されると高電圧バッテリ14が劣化する可能性が非常に高い状況において、上述したような高電圧バッテリ14の劣化を防止するための処理を確実に行うことができる。
1 ハイブリッド車両
6 リレー回路
10 制御器
11 エンジン
13 ISG
14 リチウムイオン電池(高電圧バッテリ)
17 DC-DCコンバータ
19 鉛蓄電池(低電圧バッテリ)
20 高電圧電気負荷
21 低電圧電気負荷

Claims (6)

  1. 車両の電源制御装置であって、
    エンジンにより駆動されて発電する発電機能と、車両を駆動するための動力を発生する電動機能とを備えるモータジェネレータと、
    前記モータジェネレータが発電した電力を充電すると共に、前記モータジェネレータから動力を発生させるように、充電している電力を前記モータジェネレータに供給可能に構成された第1バッテリと、
    前記第1バッテリよりも電圧が低く構成された第2バッテリと、
    前記第2バッテリから供給される電力を用いて前記エンジンを始動するスタータと、
    前記第1バッテリに充電された電力及び前記第2バッテリに充電された電力の少なくともいずれかが供給されて動作する電気負荷と、
    前記第1バッテリと前記電気負荷との間に設けられ、前記第1バッテリから出力される電圧を低下させて前記電気負荷に対して出力する電圧変換器と、
    前記第1バッテリと前記モータジェネレータ及び前記電圧変換器との電気的な接続と遮断とを、開閉することにより切り替え可能に構成されたリレー回路と、
    前記第1バッテリの充電量が所定範囲内にあるときに、前記第1バッテリの充電量を前記所定範囲内に維持するように前記モータジェネレータを制御するように構成された制御器と、
    を有し、
    前記制御器は、
    前記第1バッテリの充電量が前記所定範囲の下限値よりも小さい所定の閾値以下であるときに、前記モータジェネレータ及び前記電圧変換器を停止すると共に、前記リレー回路を開き、
    前記第1バッテリの充電量が前記閾値以下になってから、前記エンジンが停止した後に、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときに、前記第2バッテリの電力を用いて前記スタータにより前記エンジンを再始動させ、前記リレー回路を閉じて、前記エンジンにより前記モータジェネレータに発電させた電力を前記第1バッテリに充電させるようにし、前記第1バッテリの充電量が前記下限値未満である間は、前記電圧変換器を停止するように構成され、
    前記制御器は、前記第1バッテリの充電量が前記閾値以下になってから、前記エンジンが停止後に再始動したときに、前記第1バッテリの電圧に対して適用すべき一定の目標電圧を設定して、前記第1バッテリの実電圧が前記目標電圧になるように、前記モータジェネレータを制御するように構成され、
    前記制御器は、前記第1バッテリの充電量が前記閾値以下になってから、前記エンジンが停止後に再始動したときに、前記第1バッテリの実電圧が前記目標電圧になるように前記モータジェネレータを制御しても前記第1バッテリの充電量が上昇しない場合には、前記モータジェネレータ及び前記電圧変換器を停止すると共に、前記リレー回路を開くように構成されている、
    ことを特徴とする車両の電源制御装置。
  2. 前記制御器は、前記第1バッテリの充電量が前記閾値以下に低下すると、前記モータジェネレータ及び前記電圧変換器を停止した後に、前記リレー回路を開くように構成されている、請求項1に記載の車両の電源制御装置。
  3. 前記第1バッテリに充電された電力が供給され、前記電気負荷よりも高い電圧で動作する別の電気負荷を更に有し、
    前記制御器は、
    前記第1バッテリの充電量が前記閾値以下であるときに、前記モータジェネレータ及び前記電圧変換器に加えて前記別の電気負荷を停止し、
    前記第1バッテリの充電量が前記閾値以下になってから、前記エンジンが停止後に再始動したときに、前記電圧変換器に加えて前記別の電気負荷を停止するように構成されている、
    請求項1又は2に記載の車両の電源制御装置。
  4. 前記制御器は、前記第1バッテリの充電量を取得できない場合には、前記充電量の代わりに前記電圧変換器の入力電圧を用い、この入力電圧が所定電圧以下であるときに、前記モータジェネレータ及び前記電圧変換器を停止すると共に、前記リレー回路を開くように構成されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の車両の電源制御装置。
  5. 前記閾値は、ほぼ0に設定される、請求項1乃至のいずれか一項に記載の車両の電源制御装置。
  6. 前記制御器は、前記第1バッテリの充電量が前記閾値以下になった状態で前記イグニッションスイッチがオフにされた後に、前記イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったときに、前記第2バッテリの電力を用いて前記スタータにより前記エンジンを再始動させ、前記リレー回路を閉じて、前記エンジンにより前記モータジェネレータに発電させた電力を前記第1バッテリに充電させるようにし、前記第1バッテリの充電量が前記下限値未満である間は、前記電圧変換器を停止するように構成されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の車両の電源制御装置。
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