JP2004084354A - 多角基礎の型枠施工方法及び多角基礎用型枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】相当の熟練や高度な技術を要することなく、建築現場において容易かつ精度良く多角平面形状の基礎を構築してゆくことのできる多角基礎の型枠施工方法を提供する。
【解決手段】複数の角部12を有する多角平面形状となっている多角基礎11の型枠施工方法であって、各角部12を挟む両側の直線部分13で多角平面形状を分割して、得られた平面くの字形状の各分割基礎部分14の内側面15又は外側面16に沿ったくの字形状の側端面20,21を有する帯状枠板材17,18を各々形成し、形成した帯状枠板材17,18を上下に配して縦桟22で連結すると共に型枠用面材23を取り付て分割内側型枠24又は分割外側型枠25を形成し、各隣接する分割内側型枠24又は分割外側型枠25が各角部12を挟む両側の直線部分13で互いに接合された状態で、一体となった多角基礎の内側型枠又は外側型枠を施工現場に設置する。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の角部を有する多角平面形状となっている建物の基礎を、型枠内にコンクリートを打設して形成するための多角基礎の型枠施工方法、及び該型枠施工方法に用いる多角基礎用型枠に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
住宅用建築物等の建物は、一般に地盤面から布基礎と呼ばれるコンクリート製の基礎を立ち上げ、この基礎の上に土台を設置して、土台の上方に例えば在来軸組工法や枠組壁工法等による建物本体の施工を行うことにより構築される。このような建物の基礎は、長く連続したものを縦横に直角に交差するように配置して矩形形状の組み合わせとして設けられるものが多く、このような場合には、主として直角に交差する2方向の型枠は、これらが交差する角部において互いに接合される。
【0003】
一方、住宅用建築物の多様化等により、例えば出窓や花台、マリオン等の突出構造体を建物の外壁から突出させて設ける場合があり、このような建物では、直角ではない複数の角部を有する折れ曲がった平面形状(多角平面形状)の壁部分を備える場合がある。また、このような多角平面形状の壁部分を有する建物は、ユニット住宅等の増加と相俟って、今後も需要が増えてゆくものと考えられる。
【0004】
しかしながら、このような建物では、多角平面形状の壁部分の基礎の施工は、型枠の設置作業に多くの手間を要することになって、効率の良い施工を行うことが困難だった。すなわち、従来の方法では、地盤面に敷設した均しコンクリート上に型枠の設置位置に沿った墨出しを行ない、この墨に沿って直線部分の型枠を設置すると共に、当該建築現場において墨に合わせて角部の位置や角度を調整しつつ型枠同士を角部で接合してゆくことになるため、これらを精度良く接合してゆくには、相当の熟練と高度な技術を要することになり、特に複数の角部を有する多角平面形状の基礎においては、迅速かつ効率よく施工することが困難だった。また、一対の平坦な鋼製型枠を折り曲げ角度が自在となるようにヒンジ結合してなるいわゆる「自在型枠」と呼ばれるものが開発されているが、このような型枠を用いた場合でも、建築現場で墨に合わせて角度を調整しつつ型枠を設置する作業は職人の腕に負うところが大きく、その施工が困難である。
【0005】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、相当の熟練や高度な技術を要することなく、建築現場において容易かつ精度良く多角平面形状の基礎を構築してゆくことのできる多角基礎の型枠施工方法及び多角基礎用型枠を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数の角部を有する多角平面形状となっている建物の基礎を、型枠内にコンクリートを打設して形成するための多角基礎の型枠施工方法であって、前記各角部を挟む両側の直線部分で設計された前記多角平面形状を分割して、分割により得られた平面くの字形状の各分割基礎部分の内側面又は外側面に沿ったくの字形状の側端面を有する帯状枠板材を各々形成し、形成した該帯状枠板材を上下に配して縦桟で連結すると共に、該帯状枠板材の前記くの字形状の側端面に沿って型枠用面材を取り付けることにより各分割基礎部分の分割内側型枠又は分割外側型枠を各々形成し、各隣接する前記分割基礎部分の分割内側型枠又は分割外側型枠が前記各角部を挟む両側の直線部分で互いに接合された状態で、一体となった前記多角基礎の内側型枠又は外側型枠が施工現場に設置されることを特徴とする多角基礎の型枠施工方法を提供することにより、上記目的を達成したものである(請求項1記載の発明)。
【0007】
また、本発明の多角基礎の型枠施工方法によれば、前記多角基礎の多角平面形状は、同じ長さの直線部分が同じ角度で折れ曲がって接合される複数の角部を含んでおり、前記直線部分の中間で前記多角平面形状を分割することにより、同形状の分割内側型枠又は分割外側型枠が複数形成されることが好ましい(請求項2記載の発明)。
【0008】
さらに、本発明の多角基礎の型枠施工方法によれば、前記分割基礎部分の内側面又は外側面に沿ったくの字形状の側端面を有する帯状枠板材は、CAD・CAMシステムと接続するNC加工機を用いて形成されることが好ましい(請求項3記載の発明)。
【0009】
さらにまた、本発明の多角基礎の型枠施工方法によれば、前記多角基礎の内側型枠又は外側型枠は、施工現場に設置される前に前記分割内側型枠又は分割外側型枠を予め接合一体化して組み立てておき、一体として前記施工現場に設置することもできる(請求項4記載の発明)。
【0010】
そして、本発明は、上記多角基礎の型枠施工方法に用いる多角基礎用型枠であって、前記多角基礎の設計された多角平面形状を各角部を挟む両側の直線部分で分割して、分割により得られた平面くの字形状の各分割基礎部分の内側面又は外側面に沿ったくの字形状の側端面を有していると共に、型枠の少なくとも上下の端部に配置される複数の帯状枠板材と、該複数の帯状枠板材を連結する縦桟と、前記各帯状枠板材のくの字形状の側端面に沿って取り付けられる型枠用面材とからなることを特徴とする多角基礎用型枠を提供することにより、上記目的を達成したものである(請求項5記載の発明)。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の好ましい一実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態によれば、建物として例えば図1に示す木造住宅用建築物において、建物の外壁から外側に突出する突出構造体である出窓部分10の基礎を、型枠内にコンクリートを打設して形成する際に、本発明の多角基礎の型枠施工方法及び多角基礎用型枠を採用したものである。すなわち、出窓部分10は、各辺の中心角が30度の正12角形を略2等分割した平面形状を有するように、建物の外壁から突出して設けられており、図2に示すように、この出窓部分の基礎11もまた、正12角形を略2等分割した、複数の角部12を有する多角平面形状を有している。本実施形態の型枠施工方法及び多角基礎用型枠は、このような複数の角部12を有する多角平面形状となっている建物の基礎11を、建築現場で容易かつ迅速に構築してゆくことを可能にするべく採用されたものである。
【0012】
そして、本実施形態によれば、まず、設計された多角平面形状の基礎(多角基礎)11の各角部12を挟む両側の直線部分13で当該多角平面形状を6分割して、分割により得られた平面くの字形状の6箇所の各分割基礎部分14の内側面15又は外側面16の平面形状に沿った、くの字形状の側端面20,21を有する帯状枠板材17,18(図3(a)参照)を各々形成する。
【0013】
すなわち、例えば120〜180mm程度の幅で設置される多角基礎11が描かれた設計図面や、CAD・CAMシステムにおける設計画面において、6箇所の角部12の間に位置する5箇所の直線部分13の中間を分割線19で分割することによって当該多角平面形状を6分割し、各々を平面くの字形状の分割基礎部分14とする。そして、分割により得られた6箇所の各分割基礎部分14から、これの内側面15又は外側面16のくの字形状の平面形状を設計図面や設計画面から読み取り、読み取ったデータに基づいて例えば厚さ9〜18mm程度の木製の板材を切断加工することにより、図3(a)に示すような、各分割基礎部分14の内側面15又は外側面16に沿ったくの字形状の側端面20,21を有する例えば9〜18mm程度の幅の内枠用帯状枠板材17と外枠用帯状枠板18とを各々形成する。
【0014】
ここで、各内枠用帯状枠板材17や外枠用帯状枠板18の切断加工は、設計図面やCAD・CAMシステムから読み取ったデータに基づいて、公知の各種の工作機械により工場等において容易且つ精度良く行うことができると共に、特にCAD・CAMシステムと接続するNC加工機を用いて加工を行うことにより、さらに容易且つ精度良く各帯状枠板材17,18を形成することが可能になる。また、本実施形態によれば、正12角形を略2等分した多角平面形状を、6箇所の角部12の間に位置する5箇所の直線部分13の中間の分割線19で分割しているので、少なくとも、両端を除く4箇所の分割基礎部分14用の内枠用帯状枠板材17と外枠用帯状枠板18は、同じ形状で効率良く加工されることになる。
【0015】
そして、本実施形態によれば、次に、図3(b)に示すように、形成した内枠用帯状枠板材17又は外枠用帯状枠板18を、一対上下に配して縦桟22で各々連結すると共に、各上下に配された内枠用帯状枠板材17又は外枠用帯状枠板18のくの字形状の側端面20,21に沿って、型枠用面材23を取り付けることにより、各分割基礎部分14用の分割内側型枠24又は分割外側型枠25を多角基礎用型枠として各々形成する。
【0016】
すなわち、分割内側型枠24は、一対の内枠用帯状枠板材17を例えば20〜100cmの間隔をおいて上下に配置すると共に、これらの間に介在させて例えば縦89〜140mm、横38〜89mmの縦長矩形断面を有する木製棒状部材からなる縦桟22を、内枠用帯状枠板材17に対して垂直に配置した状態で少なくとも各分割内側型枠24の両端部及び中央の角部26を支持できるように複数取り付け、しかる後に、型枠用面材23として例えば9〜18mm程度の厚さの化粧合板を内枠用帯状枠板材17のくの字形状の側端面20に沿って配置すると共に、これを内枠用帯状枠板材17や縦桟22に固定釘等を打ち付けて固定することにより、各分割内側型枠24が工場等において容易且つ精度良く製造されることになる。
【0017】
また、分割外側型枠25は、一対の外枠用帯状枠板材18を例えば20〜150cmの間隔をおいて上下に配置すると共に、これらの間に介在させて上記木製棒状部材からなる縦桟22を、外枠用帯状枠板材18に対して垂直に配置した状態で少なくとも分割外側型枠25の両端部及び中央の角部27を支持できるように複数取り付け、しかる後に、上記化粧合板からなる型枠用面材23を外枠用帯状枠板材18のくの字形状の側端面21に沿って配置すると共に、これを外枠用帯状枠板材18や縦桟22に打ち付けて固定することにより、各分割外側型枠25が工場等において容易且つ精度良く製造されることになる。
【0018】
ここで、本実施形態によれば、両端を除く少なくとも4箇所の分割基礎部分14用の内枠用帯状枠板材17と外枠用帯状枠板18が同じ形状で加工されるので、少なくとも4つの分割内側型枠24又は分割外側型枠25もまた、同じ形状で効率良く製造されることになる。
【0019】
そして、本実施形態によれば、さらに、各隣接する分割基礎部分14の分割内側型枠24又は分割外側型枠25が多角平面形状の基礎11の各角部12を挟む両側の直線部分13で互いに接合された状態(図2参照)で、一体となった多角基礎11の内側型枠又は外側型枠33(図6)を構成し、これによってコンクリートを打設して多角基礎11を形成するための当該内側型枠及び外側型枠33が各々施工現場に設置されることになる。
【0020】
すなわち、各一対の隣接する分割内側型枠24又は分割外側型枠25は、各分割基礎部分14の内側面又は外側面に沿ったくの字形の平面形状を有しており、図4に示すように、くの字形の端面同士を当接させてこの当接部分28を挟んで互いに接合されることにより、各分割内側型枠24又は分割外側型枠25は、当該当接部分28の位置と多角基礎11の分割線19の位置とを合致させて(図2参照)、当該多角基礎11に沿った各角部12を挟む両側の直線部分13で互いに接合され、各分割内側型枠24及び分割外側型枠25の各角部26,27によって多角基礎11の各角部12を形成できるようになっている。
【0021】
ここで、本実施形態によれば、各一対の隣接する分割内側型枠24又は分割外側型枠25を当接部分28を挟んで接合する方法としては、例えば図5に示すように、各分割内側型枠24において上方に配置した内枠用帯状枠板材17の上面に重ねて、直線部分が内枠用帯状枠板材17よりも短くなったくの字形状の帯状補強板29を各々取り付けると共に、帯状補強板29の間の直線部分に沿った凹状段差部分30に、当接部分28を覆うようにしつつ一対の内枠用帯状枠板材17に跨って縦長の帯状接続板31をはめ込み、両側の内枠用帯状枠板材17に向けて固定釘等を打ち込んで固定することにより、当該帯状接続板31を介して各一対の隣接する分割内側型枠24を接合する方法や、或いは当接部分28に配置された一対の隣接する分割内側型枠24の端部に取り付けられた縦桟22を、締付け金具32を用いて両側から一体として挟み込むようにしつつ締め付けて接合する方法等を採用することができる。
【0022】
そして、各分割内側型枠24又は分割外側型枠25は、施工現場において、均しコンクリート等の上に墨出しされた墨に沿って配置しつつこれらを接合一体化することによって、一体となった多角基礎11の内側型枠又は外側型枠33を設置することもできるが、本実施形態によれば、好ましくは、多角基礎11の内側型枠又は外側型枠33は、施工現場に設置される前に、図6に示すように例えば工場や近接する作業ヤードにおいて分割内側型枠24又は分割外側型枠25を予め接合一体化して内側型枠又は外側型枠33を組み立てておき、組み立てた内側型枠又は外側型枠33を一体として施工現場に搬入して、クレーン等により吊り上げて所定の位置に設置することもできる。このような方法によれば、内側型枠又は外側型枠33は、予め一体として形成されているので、内側型枠又は外側型枠33の両端部を施工現場で位置決めするだけで、各分割内側型枠24又は分割外側型枠25の角部26,27は、自ずと所定の位置に位置決めされることになり、したがって各分割内側型枠24又は分割外側型枠25の墨出しや位置合わせを各々行なうことなく、さらに容易かつ迅速に内側型枠や外側型枠33を施工現場に精度良く設置してゆくことが可能になる。
【0023】
ここで、本実施形態によれば、型枠内にコンクリートを打設して多角基礎11を形成する作業は、例えば均しコンクリート上に外側型枠33を設置し、設置した外側型枠33の内側に、基礎11の内側のベースコンクリート用鉄筋と基礎11の立上り鉄筋とを配筋して、まずベースコンクリートを打設形成する。しかる後に、打設形成したベースコンクリート上に内側型枠を外側型枠33と対向する所定の位置に設置固定し、内側型枠と外側型枠33との間の型枠空間にコンクリートを打設して、多角基礎11の立上りコンクリートを形成することにより行われる。また形成された多角基礎11の上方には、内側型枠及び外側型枠33を解体した後に例えば建物の出窓部分10の住宅ユニットが設置されることになる。
【0024】
そして、本実施形態によれば、相当の熟練や高度な技術を要することなく、建築現場において容易かつ精度良く多角平面形状の基礎を構築してゆくことができる。すなわち、本実施形態によれば、分割内側型枠24又は分割外側型枠25は、設計された多角基礎11の各角部12を挟む両側の直線部分13で多角平面形状を分割して、分割により得られた平面くの字形状の内枠用帯状枠板材17と外枠用帯状枠板18の側端面20,21に沿って、型枠用面材23を取り付けることにより、各分割基礎部分14用の分割内側型枠24又は分割外側型枠25が形成されるので、内枠用帯状枠板材17と外枠用帯状枠板18を工場等において工作機械を用いて精度良く容易に形成できることにより、分割内側型枠24又は分割外側型枠25の角部26,27の角度合わせを容易に行うことがでる。また分割内側型枠24又は分割外側型枠25は、多角基礎11の各角部12を挟む両側の直線部分12で互いに接合された状態で、一体となった内側型枠又は外側型枠33を形成するので、各分割内側型枠24又は分割外側型枠25を当該直線部分において精度良く位置合わせしつつ容易に接合してゆくことができる。
【0025】
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明は正12角形を略2等分割した平面形状の多角基礎に限定されることなく、複数の角部を有する折れ曲がった平面形状のその他の種々の多角平面形状に採用することができ、複数の角部は、同じ角度で折れ曲がっている必要は必ずしもない。また、多角平面形状を分割する際に直線部分の中間で分割する必要は必ずしもなく、同形状の分割内側型枠又は分割外側型枠が複数形成されるようにする必要は必ずしもない。さらに、くの字形状の側端面を有する帯状枠板材は、CAD・CAMシステムと接続するNC加工機を用いて加工形成する必要は必ずしもなく、両側端面が平行な帯状枠板材とする必要は必ずしもない。
【0026】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の多角基礎の型枠施工方法及び多角基礎用型枠によれば、相当の熟練や高度な技術を要することなく、建築現場において容易かつ精度良く多角平面形状の基礎を構築してゆくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る多角基礎の型枠施工方法及び多角基礎用型枠が採用される建物の一例を示す略示平面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る多角基礎の型枠施工方法及び多角基礎用型枠を説明する略示平面図である。
【図3】(a)は帯状枠板材を示す斜視図、(b)は分割内側型枠及び分割外側型枠を示す斜視図である。
【図4】一対の分割内側型枠及び分割外側型枠を接合する状況を説明する示す斜視図である。
【図5】一対の分割内側型枠を接合する状況を説明する部分斜視図である。
【図6】複数の分割外側型枠を接合一体化して形成される外側型枠を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 出窓部分
11 多角基礎
12 多角基礎の角部
13 多角基礎の直線部分
14 分割基礎部分
15 分割基礎部分の内側面
16 分割基礎部分の外側面
17 内枠用帯状枠板材
18 外枠用帯状枠板材
19 分割線
20 内枠用帯状枠板材の側端面
21 外枠用帯状枠板材の側端面
22 縦桟
23 型枠用面材
24 分割内側型枠
25 分割外側型枠
26 分割内側型枠の角部
27 分割外側型枠の角部
33 外側型枠

Claims (5)

  1. 複数の角部を有する多角平面形状となっている建物の基礎を、型枠内にコンクリートを打設して形成するための多角基礎の型枠施工方法であって、
    前記各角部を挟む両側の直線部分で設計された前記多角平面形状を分割して、分割により得られた平面くの字形状の各分割基礎部分の内側面又は外側面に沿ったくの字形状の側端面を有する帯状枠板材を各々形成し、
    形成した該帯状枠板材を上下に配して縦桟で連結すると共に、該帯状枠板材の前記くの字形状の側端面に沿って型枠用面材を取り付けることにより各分割基礎部分の分割内側型枠又は分割外側型枠を各々形成し、
    各隣接する前記分割基礎部分の分割内側型枠又は分割外側型枠が前記各角部を挟む両側の直線部分で互いに接合された状態で、一体となった前記多角基礎の内側型枠又は外側型枠が施工現場に設置されることを特徴とする多角基礎の型枠施工方法。
  2. 前記多角基礎の多角平面形状は、同じ長さの直線部分が同じ角度で折れ曲がって接合される複数の角部を含んでおり、前記直線部分の中間で前記多角平面形状を分割することにより、同形状の分割内側型枠又は分割外側型枠が複数形成される請求項1記載の多角基礎の型枠施工方法。
  3. 前記分割基礎部分の内側面又は外側面に沿ったくの字形状の側端面を有する帯状枠板材は、CAD・CAMシステムと接続するNC加工機を用いて形成される請求項1又は2に記載の多角基礎の型枠施工方法。
  4. 前記多角基礎の内側型枠又は外側型枠は、施工現場に設置される前に前記分割内側型枠又は分割外側型枠を予め接合一体化して組み立てておき、一体として前記施工現場に設置される請求項1〜3のいずれかに記載の多角基礎の型枠施工方法。
  5. 上記請求項1〜4のいずれかに記載の多角基礎の型枠施工方法に用いる多角基礎用型枠であって、前記多角基礎の設計された多角平面形状を各角部を挟む両側の直線部分で分割して、分割により得られた平面くの字形状の各分割基礎部分の内側面又は外側面に沿ったくの字形状の側端面を有していると共に、型枠の少なくとも上下の端部に配置される複数の帯状枠板材と、該複数の帯状枠板材を連結する縦桟と、前記各帯状枠板材のくの字形状の側端面に沿って取り付けられる型枠用面材とからなることを特徴とする多角基礎用型枠。
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