JP2004083083A - 包装容器とその接着方法 - Google Patents

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Tozo Umeda
梅田 藤三
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Abstract

【課題】少なくともフランジ部と対向する台紙の所定部には接着剤層を介して非接着層を部分的に形成することにより、フランジ部の全面を台紙に接着することなく剥離性の向上を図ることができるのは勿論、非接着層による部分接着構造と成したことで、物品の変更に際しても対応性がよく、また非接着層を接着剤層上に部分的に形成するので作業性および生産性の向上を図ることができる包装容器とその接着方法の提供を目的とする。
【解決手段】台紙1との間に物品収納空間2を形成する樹脂容器3と、該樹脂容器3の周縁に一体形成されたフランジ部4とを備え、上記フランジ部4を台紙1に接着して物品を収納する包装容器であって、少なくとも上記フランジ部4と対向する台紙1の所定部には接着剤層を介して非接着層8が部分的に形成されたことを特徴とする。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、台紙との間に物品収納空間を形成する樹脂容器と、この樹脂容器の周縁に一体形成されたフランジ部とを備え、このフランジ部を台紙に接着して物品を収納するブリスターパックのような包装容器とその接着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に上述例のブリスターパックは、フランジ部と物品収納空間とを備えた樹脂容器を設け、この樹脂容器のフランジ部の全体をボール紙などから成る台紙に対して接着剤を用いて接着固定している。
【0003】
上述の樹脂容器の物品収納空間から物品を取出す時には、フランジ部を台紙から剥がす必要があるが、上述のようにフランジ部の全面が台紙に接着されているので、剥離しにくく、また剥離するのに比較的大きな力を必要とし、剥離性が悪い問題点があった。
【0004】
従来、このような問題点を解決するために、図11に示すようなブリスターパックが既に発明されている。
すなわち、樹脂容器80側には、台紙81との間に物品収納空間82を形成すると共に、その周縁に外方へ突出するフランジ部83を一体形成し、台紙81側には、物品名、使用方法、効能などを表示するための印刷インキ層84を設け、この印刷インキ層84の上部に接着剤85を形成している。
【0005】
そして台紙81に樹脂容器80を接着する際、フランジ部83に複数の下向き凸部86…を形成する特異な形状面をもった押し型いわゆるダイ(die)を用い、フランジ部83と台紙81の接着側表面とに熱を加えて、上述のダイにより両者を圧着することで、台紙81と樹脂容器80のフランジ部83とを下向き凸部86にて部分接着したものである(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−114359号公報。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この図11に示す従来構造のブリスターパックにおいては、フランジ部83が下向きに凸部86により台紙81の接着剤層85に部分接着されているので、剥離性の向上を図ることができる利点がある反面、この部分接着構造を確保するために、上述の押し型(いわゆるダイ)により樹脂容器80に複数の下向き凸部86を形成するので、物品収納空間82に収納される物品それ自体の変更時または物品の形状、大きさの変更時には、接着性と剥離性との両立を図るためにダイと、その特異な形状面との双方を変更する必要があり、収納物品変更の際の対応性が極めて悪い問題点があった。
【0008】
また接着剤85が物品収納空間82と対応する台紙81上に露呈されているので、この物品収納空間82に収納された物品が接着剤層85に接着する可能性があり、さらに印刷インキ層84のインキの移行によって物品に印刷インキが付いて、物品が汚れる可能性があった。
【0009】
この発明は、少なくともフランジ部と対向する台紙の所定部には接着剤層を介して非接着層を部分的に形成することにより、フランジ部の全面を台紙に接着することなく剥離性の向上を図ることができるのは勿論、非接着層による部分接着構造と成したことで、物品の変更に際しても対応性がよく、また非接着層を接着剤層上に部分的に形成するので作業性および生産性の向上を図ることができる包装容器とその接着方法の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明による包装容器は、台紙との間に物品収納空間を形成する樹脂容器と、該樹脂容器の周縁に一体形成されたフランジ部とを備え、上記フランジ部を台紙に接着して物品を収納する包装容器であって、少なくとも上記フランジ部と対向する台紙の所定部には接着剤層を介して非接着層が部分的に形成されたものである。
【0011】
上記構成の台紙はボール紙やプラスチック製の台紙に設定してもよく、また容器を構成する樹脂はPET(ポリエチレンテレフタレート)や塩化ビニルなどの熱可塑性プラスチックに設定してもよく、さらに非接着層はワニス(いわゆるニス)による乾燥塗層に設定してもよい。
【0012】
上記構成によれば、少なくとも樹脂容器のフランジ部と対向する台紙の所定部に、接着剤層を介して非接着層を部分的に形成したので、フランジ部の全面が台紙に接着されることがなく、剥離性の向上を図ることができる。
しかも非接着層による部分接着構造と成したので、フランジ部には下向き凸部を何等形成する必要がなく、物品の変更に際しても対応性がよい。
【0013】
さらに接着剤層上に非接着層を部分的に形成するので、この非接着層形成の作業性がよく、包装容器の生産性向上を図ることができる。
因に、台紙に接着剤層を部分的に形成する場合には、接着剤の接着力により、その部分形成が極めて困難となり、作業性が大幅に悪化するものである。
【0014】
この発明の一実施態様においては、上記接着剤層は樹脂容器のフランジ部および該フランジ部よりも内側部に対向する台紙の所定部に形成され、上記接着剤層の全域に非接着層が部分的に形成されたものである。
【0015】
上記構成によれば、物品収納空間と対向する接着剤層上にも非接着層が部分的に形成されるので、物品保護性能が向上する。つまり、当該部分の非接着層により物品が接着剤層に接着するのを防止または阻止することができると共に、物品に台紙上の印刷インキが移行して、物品が汚れるのを防止することができる。
【0016】
この発明の一実施態様においては、上記非接着層はワニス層により形成されたものである。
上記構成のワニス(varnish いわゆるニス)とは、樹脂類またはその他の物質を乾燥しやすい脂肪油(ボイル油)または揮発性溶剤に溶解した透明または幾分不透明な流動体で、固体の表面に塗布すれば透明な乾燥塗層を生ずるものであるが、シリコンを混入したワニスに設定することが望ましい。
上記構成によれば、ワニス層を形成するワニスは流動性を有するので、非接着層を容易に形成することができ、ワニス塗布の作業性がよい。
【0017】
この発明の包装容器の接着方法によれば、台紙との間に物品収納空間を形成する樹脂容器と、該樹脂容器の周縁に一体形成されたフランジ部とを備え、上記フランジ部を台紙に接着する包装容器の接着方法であって、少なくとも上記フランジ部と対向する台紙の所定部に接着剤層を形成する第1の工程と、上記接着剤層の上部に非接着層を部分的に形成する第2の工程と、樹脂容器のフランジ部を台紙の所定部に接合する第3の工程とを備えたものである。
【0018】
上記構成の台紙はボール紙やプラスチック製の台紙に設定してもよく、また容器を構成する樹脂はPET(ポリエチレンテレフタレート)や塩化ビニルなどの熱可塑性プラスチックに設定してもよく、さらに非接着層はワニス(いわゆるニス)による乾燥塗層に設定してもよい。
【0019】
上記構成によれば、第1の工程で、少なくとも樹脂容器のフランジ部と対向する台紙の所定部に接着剤層が形成され、第2の工程で、接着剤層の上部に非接着層が部分的に形成され、第3の工程で、樹脂容器のフランジ部が台紙の所定部に接合される。
【0020】
このように、簡単な方法でありながら、フランジ部に下向き凸部を一切形成する必要がなく、樹脂容器のフランジ部を台紙に部分接着することができ、接着後は剥がしやすく、また物品の変更の際にしても対応性がよい。さらに接着剤層の上部に非接着層が部分的に形成されるので、この非接着層形成の作業性がよく、包装容器の生産性向上を図ることができる。
【0021】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は包装容器とその接着方法を示し、図1、図2においてこの包装容器(いわゆるブリスターパック)はボール紙などからなる台紙1との間に物品収納空間2を形成する樹脂容器3と、この樹脂容器3の周縁に一体形成されたフランジ部4とを備えて、上述のフランジ部4を台紙1に接着して物品(図示せず)を収納するものである。
【0022】
上述の台紙1は物品および樹脂容器3に対応した形状たとえば方形状に形成され、その表面には物品名、使用方法、効能などを表示するための印刷インキ層5が予め形成されると共に、台紙1には包装容器を吊下げ支持するための開口部6が形成されている。
【0023】
上述のフランジ部4のみと対向する台紙1の所定部、または少なくともフランジ部4および該フランジ部4よりも内側全域(つまりフランジ4を含むその内側の全ての領域)に対向する台紙1の所定部(但し、図面では図示の便宜上、後者の構成を示す)には接着剤層7を介してワニス層による非接着層8が接着剤層7と交互に表面に露呈するように部分的に分散形式されていて、物品の収納後において樹脂容器3のフランジ部4を台紙1の所定部に加熱または加圧手段にて接合して包装容器が構成されるものである。
【0024】
図3は接着剤層7(但し、図示の便宜上、非接着層8の形状パターン領域のみにおいて同層7にハッチングを施して示している)と、その上部に分散して部分的に形成された非接着層8の形式パターンを示し、図3の実施例では該非接着層8は小さい円形のものを縦横に多数分散配列して形成し、非接着層8が接着剤層7の上部全域にほぼ均等に点在すべく構成している。なお、図3に示す非接着層8の点在状態に対して、さらに多数の非接着層8が点在するように、その点在数を高密度化してもよい。
【0025】
図4、図5、図6は包装容器の接着方法を示し、まず、図4に示す如く予め印刷インキ層5が形成された台紙1を準備する。なお、台紙1の形状は物品収納空間2に収納する物品に対応して任意に変更することができる。
【0026】
次に図5に示すように、上述の台紙1の印刷インキ層5の上部において、少なくとも樹脂容器3のフランジ部4と対向する所定部に接着剤層7を塗布手段等により形成する(第1の工程)。
【0027】
この場合、接着剤層7はフランジ部4のみと対向する所定部に略環状に部分形成してもよく、また図示の如くフランジ部4および該フランジ部4よりも内側全域に対向する所定部に全面形成してもよいが、後者の方が接着剤層7の形成作業が容易である。
【0028】
また、上述の接着剤層7を形成する接着剤は固化後に透明となるものが望ましい。
次に図6に示すように、接着剤層7の上部に非接着層8を、接着剤層7と交互に表面に露呈するように、部分的に(図3参照)に分散形成する(第2の工程)。
【0029】
ここで、上述の非接着層8は、樹脂類またはその他の物質を乾燥しやすい脂肪油(ボイル油)または揮発性溶剤に溶解した透明または幾分不透明な流動体で、固体の表面に塗布した時、透明な乾燥塗層を生ずるワニス(varnish いわゆるニス)を用いるが、望ましくはシリコンが混入されたワニスを用いる。
【0030】
上述の接着剤層7およびこの上部に形成される非接着層8並びに樹脂容器3に何れも透明なものを用いると、印刷インキ層5の物品名、使用方法、効能などの表示視認性が何等阻害されない効果がある。
【0031】
次に図6に示す状態から図2に示すように台紙1に樹脂容器3を対接し、約150℃前後の加熱条件下でフランジ部4を接着剤層7に加圧して圧接すると、このフランジ部4は接着剤層7に接合され、しかも接着剤7上には非接着層8が形成されているので、フランジ部4の部分接着構造を確保することができる(第3の工程)。
ここで、上述の樹脂容器3を構成する材料としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)や塩化ビニルなどの熱可塑性プラスチックを使用することができる。なお、図1に仮想線矢印B−Bで示す部分を省略した構造と成してもよいことは勿論である。
【0032】
このように図1〜図6で示した実施例の包装容器は、台紙1との間に物品収納空間2を形成する樹脂容器3と、該樹脂容器3の全周縁部に一体形成されたフランジ部4とを備え、上記フランジ部4を台紙1に接着して物品を収納する包装容器であって、少なくとも上記フランジ部4と対向する台紙1の所定部には接着剤層7を介して非接着層8が部分的に形成されたものである。
【0033】
この構成によれば、少なくとも樹脂容器3のフランジ部4と対向する台紙1の所定部に、接着剤層7を介して非接着層8を部分的に分散形成したので、フランジ部4の全面が台紙1に接着されることがなく、剥離性の向上を図ることができる。
しかも非接着層8による部分接着構造と成したので、フランジ部4には従来例の如き下向き凸部を何等形成する必要がなく、物品の変更に際しても対応性がよい。
【0034】
さらに接着剤層7上に非接着層8を部分的に分散形成するので、この非接着層8形成の作業性がよく、包装容器の生産性向上を図ることができる。
因に、台紙1に接着剤層7を部分的に形成することも考えられるが、この場合には、接着剤の接着力により、その部分形成が極めて困難となり、作業性が大幅に悪化するものである。
【0035】
また、上記接着剤層7は樹脂容器3のフランジ部4および該フランジ部4よりも内側部(内側部分全域)に対向する台紙1の所定部に形成され、上記接着剤層7の全域に非接着層8が部分的に分散形成されたものである。
【0036】
この構成によれば、物品収納空間2と対向する接着剤層7上にも非接着層8が部分的に分散形成されるので、物品保護性能が向上する。つまり、当該部分の非接着層8により物品が接着剤層7に接着するのを防止または阻止することができると共に、物品に台紙1上の印刷インキ(つまり印刷インキ層5のインキ)が移行して、物品が汚れるのを防止することができる。
【0037】
さらに、上記非接着層8はワニス層により形成されており、ワニス層を形成するワニスは流動性を有するので、非接着層8を容易に形成することができ、ワニス塗布の作業性がよい。
【0038】
また図1〜図6で示した実施例の包装容器の接着方法によれば、台紙1との間に物品収納空間2を形成する樹脂容器3と、該樹脂容器3の周縁に一体形成されたフランジ部4とを備え、上記フランジ部4を台紙1に接着する包装容器の接着方法であって、少なくとも上記フランジ部4と対向する台紙1の所定部に接着剤層7を形成する第1の工程(図5参照)と、上記接着剤層7の上部に非接着層8を部分的に分散形成する第2の工程(図6参照)と、樹脂容器3のフランジ部4を台紙1の所定部に接合する第3の工程(図2参照)とを備えたものである。
【0039】
この構成によれば、第1の工程で、少なくとも樹脂容器3のフランジ部4と対向する台紙1の所定部に接着剤層7が形成され、第2の工程で、接着剤層7の上部に非接着層8が部分的に分散形成され、第3の工程で、樹脂容器3のフランジ部4が台紙1の所定部に接合される。
【0040】
このように、簡単な方法でありながら、フランジ部4に従来の如き下向き凸部を一切形成する必要がなく、樹脂容器3のフランジ部4を台紙1に部分接着することができ、接着後は剥がしやすく、また物品の変更の際にしても対応性がよい。さらに接着剤層7の上部に非接着層8が部分的に分散形成されるので、この非接着層8形成の作業性がよく、包装容器の生産性向上を図ることができる。
【0041】
図7〜図9は非接着層8の形成パターンの他の実施例を示すものである。
図7の実施例においては、非接着層8は小さい三角形状のものを縦横に多数分散配列して形成し、非接着層8が接着剤層7の上部全域にほぼ均等に点在すべく構成している。
【0042】
図8の実施例においては、非接着層8は小さい方形状のものを縦横に多数分散配列して形成し、非接着層8が接着剤層7の上部全域にほぼ均等に点在すべく構成している。
図7、図8の非接着層8の点在状態に対して、さらに多数の非接着剤層8が点在するように、この点在数を高密度化してもよい。
【0043】
図9の実施例においては、非接着層8は細長いストライプ形状のものを、所定間隔を隔てて互に平行に多数配列して形成し、非接着層8が接着剤層7の上部全域にほぼ均等に分散すべく構成している。
【0044】
なお、図3、図7、図8、図9の各実施例においては多数の非接着層8を規則正しく配列したが、これら各非接着層8は無秩序いわゆるアトランダムに配列してよく、図3、図7、図8で示した円形、三角形、方形の各非接着層8を組合わせてもよい。また、平面から見て表面に露呈された接着剤層7と非接着層8との表面積の比率は物品の重量等によっても異なるが概ね半々に設定して、接着性と剥離性との両立を図るように構成する。
【0045】
図7、図8、図9で示した実施例においても、その他の構成、作用、効果については、先の実施例とほぼ同様であるから、図7、図8、図9において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0046】
図10は樹脂容器3の他の形状を示す実施例である。図1の樹脂容器3は容器全体を略かまぼこ形状に構成したが、図10に示すこの実施例では円柱部3Aと段付き形のドーム部3Bと、これら各部3A,3Bを接続するくびれ部3Cとを組合わせた形状に構成され、これら各部3A,3B,3Cの内部に単一の物品収納空間2が形成されたものである。
【0047】
図1、図10に示すように樹脂容器3の形状については収納すべき物品の形状に対応して設定すればよいものであって、図1、図10で示す樹脂容器形状に限定されるものではない。
【0048】
図10で示した実施例においても、その他の構成、作用、効果については、先の実施例とほぼ同様であるから、図10において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
なお、上述の物品収納空間2には固形洗浄剤、玩具、文房具、日用雑貨品、食品、薬品、化粧品やその他の各種物品を収納することができる。
【0049】
【発明の効果】
この発明によれば、少なくともフランジ部と対向する台紙の所定部には接着剤層を介して非接着層を部分的に形成したので、フランジ部の全面を台紙に接着することなく剥離性の向上を図ることができるのは勿論、非接着層による部分接着構造と成したことで、物品の変更に際しても対応性がよく、また非接着層を接着剤層上に部分的に形成するので作業性および生産性の向上を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装容器を示す外観斜視図。
【図2】図1のA−A線矢視断面図。
【図3】非接着層の形成パターンを示す平面図。
【図4】台紙の準備工程を示す断面図。
【図5】接着剤層形成工程を示す断面図。
【図6】非接着層形成工程を示す断面図。
【図7】非接着層の形成パターンの他の実施例を示す平面図。
【図8】非接着層の形成パターンのさらに他の実施例を示す平面図。
【図9】非接着層の形成パターンのさらに他の実施例を示す平面図。
【図10】樹脂容器形状の他の実施例を示す外観斜視図。
【図11】従来の包装容器を示す部分拡大断面図。
【符号の説明】
1…台紙
2…物品収納空間
3…樹脂容器
4…フランジ部
7…接着剤層
8…非接着層

Claims (4)

  1. 台紙との間に物品収納空間を形成する樹脂容器と、該樹脂容器の周縁に一体形成されたフランジ部とを備え、上記フランジ部を台紙に接着して物品を収納する包装容器であって、
    少なくとも上記フランジ部と対向する台紙の所定部には接着剤層を介して非接着層が部分的に形成された
    包装容器。
  2. 上記接着剤層は樹脂容器のフランジ部および該フランジ部よりも内側部に対向する台紙の所定部に形成され、
    上記接着剤層の全域に非接着層が部分的に形成された
    請求項1記載の包装容器。
  3. 上記非接着層はワニス層により形成された
    請求項1または2記載の包装容器。
  4. 台紙との間に物品収納空間を形成する樹脂容器と、該樹脂容器の周縁に一体形成されたフランジ部とを備え、上記フランジ部を台紙に接着する包装容器の接着方法であって、
    少なくとも上記フランジ部と対向する台紙の所定部に接着剤層を形成する第1の工程と、上記接着剤層の上部に非接着層を部分的に形成する第2の工程と、
    樹脂容器のフランジ部を台紙の所定部に接合する第3の工程とを備えた
    包装容器の接着方法。
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