JP2004082963A - 自走車両および自走車両用非常駆動装置 - Google Patents

自走車両および自走車両用非常駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004082963A
JP2004082963A JP2002249830A JP2002249830A JP2004082963A JP 2004082963 A JP2004082963 A JP 2004082963A JP 2002249830 A JP2002249830 A JP 2002249830A JP 2002249830 A JP2002249830 A JP 2002249830A JP 2004082963 A JP2004082963 A JP 2004082963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
self
emergency
propelled vehicle
drive device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002249830A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4233287B2 (ja
Inventor
Shozo Takahashi
高橋 省三
Motomasa Nagatsuyu
永露 元正
Koji Imamura
今村 浩二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TCM Corp
Original Assignee
TCM Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TCM Corp filed Critical TCM Corp
Priority to JP2002249830A priority Critical patent/JP4233287B2/ja
Publication of JP2004082963A publication Critical patent/JP2004082963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4233287B2 publication Critical patent/JP4233287B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】自走車両の油圧供給装置(エンジンやHSTポンプ)が故障した場合、緊急に自走車両を走行させるために用いられる自走車両用非常駆動装置と、この自走車両用非常駆動装置に対応した自走車両とを提供する。
【解決手段】自走車両1の前後部に、車両側走行用接続口51a,51b,55a,55bと取付部82a,82bとが設けられ、自走車両用非常駆動装置81に、非常用油圧供給装置と、非常駆動装置側走行用接続口とが設けられ、自走車両用非常駆動装置81は取付部82a,82bに対して着脱自在に構成され、車両側走行用接続口51a,51b,55a,55bと非常駆動装置側走行用接続口とは着脱自在な継手装置を介して接続可能に構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧等の流体圧を利用して走行する自走車両と、自走車両の流体圧供給装置(エンジンや油圧ポンプ等)が故障した際に用いる自走車両用非常駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、物品を載せて運搬する自走車両としては例えば図13に示すように、車体151に、複数の車輪152と、各車輪152を回転させるハイドロスタティックモータ153(油圧モータの一種であり、以下、HSTモータと記載)と、これらHSTモータ153へ作動用油圧を供給するハイドロスタティックポンプ154(油圧ポンプの一種であり、以下、HSTポンプと記載)と、このHSTポンプ154を駆動させるエンジン155とが設けられている。
【0003】
これによると、エンジン155を始動させて、エンジン155でHSTポンプ154を駆動することによって、作動油圧がHSTポンプ154から各HSTモータ153へ供給され、各HSTモータ153が作動して各車輪152を回転させる。これにより、自走車両156が走行する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、万一、エンジン155やHSTポンプ154が故障した場合、自走車両156は上記エンジン155やHSTポンプ154を修理するまで走行不能に陥ってしまうため、自走車両156を緊急に走行させることができないといった問題があった。
【0005】
本発明は、流体圧供給装置(エンジンやHSTポンプ)が故障した場合、緊急に自走車両を走行させるために用いられる自走車両用非常駆動装置と、この自走車両用非常駆動装置に対応した自走車両とを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本第1発明は、車輪を回転させる流体圧式の走行駆動装置と、この走行駆動装置に流体圧を供給する流体圧供給装置とを有する自走車両、および、上記流体圧供給装置が故障した際に用いる自走車両用非常駆動装置であって、
上記自走車両には、走行駆動装置と流体圧供給装置との間を結ぶ車両側走行用流路と、一対の車両側走行用接続部と、上記車両側走行用流路から分岐して両方の車両側走行用接続部に接続される車両側非常走行用流路と、自走車両用非常駆動装置を着脱自在に取付け可能な一対の取付部とが設けられ、
上記車両側走行用接続部と取付部とはそれぞれ自走車両の前部と後部とに設けられ、
上記自走車両用非常駆動装置に、非常用流体圧供給装置と、非常駆動装置側走行用接続部と、これら非常用流体圧供給装置と非常駆動装置側走行用接続部との間を結ぶ非常駆動装置側走行用流路とが設けられ、
上記車両側走行用接続部と非常駆動装置側走行用接続部とは着脱自在な継手装置を介して接続可能に構成されているものである。
【0007】
これによると、通常、自走車両を走行させる場合、流体圧供給装置が作動して、流体圧が流体圧供給装置から車両側走行用流路を通って走行駆動装置に供給され、走行駆動装置が作動して車輪を回転させる。これによって自走車両が走行する。
【0008】
また、万一、流体圧供給装置が故障して自走車両が走行不能に陥った場合、自走車両用非常駆動装置を自走車両の前後いずれか一方の取付部に取付け、非常駆動装置側走行用接続部と前後いずれか一方の車両側走行用接続部とを継手装置で接続する。そして、自走車両用非常駆動装置の非常用流体圧供給装置を作動させることにより、流体圧が、非常用流体圧供給装置から非常駆動装置側走行用流路と非常駆動装置側走行用接続部と継手装置と車両側走行用接続部と車両側非常走行用流路とを通って車両側走行用流路に流れ込み、車両側走行用流路を通って走行駆動装置に供給される。これにより、走行駆動装置が作動して車輪を回転させるため、自走車両を緊急に走行させることができる。
【0009】
また、自走車両用非常駆動装置は自走車両に対して着脱自在であるため、複数台の自走車両に対して1台の自走車両用非常駆動装置を用意しておけばよい。したがって、自走車両毎にそれぞれ自走車両用非常駆動装置を装着した場合に比べて、コストが低減される。また、自走車両の台数に対する自走車両用非常駆動装置の台数を少なくし得るため、定期点検に要するコスト等も低減される。
【0010】
また、自走車両が正常である場合、自走車両用非常駆動装置を自走車両に取付けないため、自走車両の重量が増加することはなく、自走車両の積載能力が低減することはない。
【0011】
また、自走車両の前方に障害物(壁,建屋等)が存在している状態で、流体圧供給装置が故障して自走車両が走行不能に陥った場合、自走車両用非常駆動装置を自走車両の後部の取付部に取付ければよい。また、自走車両の後方に障害物(壁,建屋等)が存在している状態で、流体圧供給装置が故障して自走車両が走行不能に陥った場合、自走車両用非常駆動装置を自走車両の前部の取付部に取付ければよい。これにより、自走車両の前後いずれか一方に障害物が存在する場合であっても、自走車両用非常駆動装置を自走車両に取付けることができるため、確実に、自走車両を緊急に走行させることができる。
【0012】
また、本第2発明は、自走車両に、流体圧供給装置から供給される流体圧によって車輪を換向させる流体圧式の換向装置と、流体圧供給装置から供給される流体圧によって作動する荷役装置と、流体圧供給装置と換向装置との間および流体圧供給装置と荷役装置との間を結ぶ車両側換向・荷役用流路と、流体圧の供給先を換向装置と荷役装置とのいずれか一方に切り換える切換弁と、一対の車両側換向・荷役用接続部と、上記車両側換向・荷役用流路から分岐して両方の車両側換向・荷役用接続部に接続される車両側非常用換向・荷役流路とが設けられ、
上記車両側換向・荷役用接続部は自走車両の前部と後部とに設けられ、
自走車両用非常駆動装置に、非常駆動装置側換向・荷役用接続部と、非常用流体圧供給装置と非常駆動装置側換向・荷役用接続部との間を結ぶ非常駆動装置側換向・荷役用流路とが設けられ、
上記車両側換向・荷役用接続部と非常駆動装置側換向・荷役用接続部とは着脱自在な継手装置を介して接続可能に構成されているものである。
【0013】
これによると、通常、自走車両を左右に旋回させる場合、切換弁によって流体圧の供給先を換向装置に切り換える。これにより、流体圧が流体圧供給装置から車両側換向・荷役用流路を通って換向装置に供給され、換向装置が作動して車輪を換向させる。これによって自走車両が左右に旋回する。
【0014】
また、通常、自走車両の荷役装置を作動させる場合、切換弁によって流体圧の供給先を荷役装置に切り換える。これにより、流体圧が流体圧供給装置から車両側換向・荷役用流路を通って荷役装置に供給され、荷役装置が作動する。
【0015】
また、万一、流体圧供給装置が故障して自走車両が走行不能に陥った場合、自走車両用非常駆動装置を自走車両の前後いずれか一方の取付部に取付け、非常駆動装置側換向・荷役用接続部と前後いずれか一方の車両側換向・荷役用接続部とを継手装置で接続する。そして、自走車両用非常駆動装置の非常用流体圧供給装置を作動させる。この際、切換弁によって流体圧の供給先が換向装置に切り換えられている場合、流体圧は、非常用流体圧供給装置から非常駆動装置側換向・荷役用流路と非常駆動装置側換向・荷役用接続部と継手装置と車両側換向・荷役用接続部と車両側非常用換向・荷役流路とを通って車両側換向・荷役用流路に流れ込み、車両側換向・荷役用流路を通って換向装置に供給される。これにより、換向装置が作動して車輪を換向させるため、自走車両を緊急に走行させるとともに換向させることができる。
【0016】
さらに、切換弁によって流体圧の供給先が荷役装置に切り換えられている場合、流体圧は、非常用流体圧供給装置から非常駆動装置側換向・荷役用流路と非常駆動装置側換向・荷役用接続部と継手装置と車両側換向・荷役用接続部と車両側非常用換向・荷役流路とを通って車両側換向・荷役用流路に流れ込み、車両側換向・荷役用流路を通って荷役装置に供給される。これにより荷役装置を緊急に作動させることができる。
【0017】
また、本第3発明は、両取付部にそれぞれ、自走車両用非常駆動装置を固定するための固定具が着脱自在に設けられるものである。
これによると、自走車両用非常駆動装置を自走車両の前後いずれか一方の取付部に取付けて、自走車両用非常駆動装置を固定具で取付部に固定することによって、振動等により自走車両用非常駆動装置が取付部から脱落するのを防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図1〜図12に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、1は鋼材等の大型の荷2を積載して運搬する自走車両であり、この自走車両1の構成を以下に説明する。
【0019】
上記自走車両1の車体3の上部には平坦な荷台4が設けられている。また、車体3の下部側には、車長方向(前後方向)Xに複数行(図1では6行)でかつ車幅方向(左右方向)Yに複数列(図1では2列)に渡ってそれぞれ旋回式車輪装置6が設けられている。
【0020】
図4に示すように、各旋回式車輪装置6は、車体3に対して縦軸心7の周りで旋回自在な旋回体8(ベアリング等)と、この旋回体8の下面側に連結された上部ブラケット9と、この上部ブラケット9の下端に横軸10を介して回動自在に連結された下部ブラケット11と、この下部ブラケット11の遊端部分に設けられたアクスル12と、このアクスル12に設けられた複数の車輪13と、これら車輪13を制動するエアブレーキ19とで構成されている。
【0021】
また、図2,図4に示すように、上記各旋回式車輪装置6のうち、前後両端位置の旋回式車輪装置6を除いた旋回式車輪装置6のアクスル12には、車輪13を強制的に回転駆動させる油圧式の走行用HSTモータ14(油圧モータの一種であり、走行駆動装置の一例)が設けられている。
【0022】
また、図1,図4に示すように、上記各旋回体8にはそれぞれ、内周面に歯を有するリング状の内歯車15が設けられている。さらに、車体3には、上記各内歯車15に歯合する一対のピニオン16と、各ピニオン16を回転させることにより各旋回体8を旋回させて車輪13を左右に換向させる換向用油圧モータ17(換向装置の一例:図6参照)とが設けられている。
【0023】
また、図4に示すように、上記両ブラケット9,11間には単動形の油圧シリンダ装置18(荷役装置の一例)が設けられており、各油圧シリンダ装置18のピストンロット18aが突出した場合、図4の仮想線で示すように、車体3が上昇して荷台4のレベルが上がり、反対に、上記ピストンロット18aが退入した場合、図4の実線で示すように、車体3が下降して荷台4のレベルが下がる。
【0024】
また、車体3の前後部にはそれぞれ前部運転室20aと後部運転室20bとが設けられている。上記前部運転室20a内には、前部運転座席21aと、換向用の前部ステアリング22aと、自走車両1の走行速度を調節する前部アクセルペダル23aと、前部座席選択スイッチ24aと、タッチパネル式の前部荷役作業選択スイッチ25aと、前部昇降用スイッチ27aと、前部ブレーキペダル26aと、前部走行用レバー28a等が設けられている。
【0025】
また、後部運転室20b内には、後部運転座席21bと、換向用の後部ステアリング22bと、自走車両1の走行速度を調節する後部アクセルペダル23bと、後部座席選択スイッチ24bと、タッチパネル式の後部荷役作業選択スイッチ25bと、後部昇降用スイッチ27aと、後部ブレーキペダル26bと、後部走行用レバー28b等が設けられている。
【0026】
また、図5,図6に示すように、車体3には、上記走行用HSTモータ14と換向用油圧モータ17と油圧シリンダ装置18とに作動用油圧を供給する油圧供給装置30(流体圧供給装置の一例)が設けられている。上記油圧供給装置30は車両側エンジン32と一対の車両側油圧ポンプ33a,33bと一対の車両側HSTポンプ34a,34bとで構成されている。尚、上記車両側油圧ポンプ33a,33bと車両側HSTポンプ34a,34bとは車両側エンジン32によって駆動される。
【0027】
また、上記車両側HSTポンプ34a,34bはそれぞれ斜板(図示せず)を備えており、斜板制御弁37によって上記斜板の傾斜角度を調節することにより、車両側HSTポンプ34a,34bから吐出される作動用油圧の吐出量が調節される。
【0028】
また、車体3には、作動用油を蓄える主タンク36と、前部に位置する前部副タンク36aと、後部に位置する後部副タンク36bとが設けられている。これら主タンク36と前部副タンク36aとは前部連結管64aで連結され、主タンク36と後部副タンク36bとは後部連結管64bで連結されている。尚、主タンク36は前後両副タンク36a,36bよりも高い位置に配置されており、主タンク36内の油面が上昇すると、主タンク36内の作動用油が連結管64a,64bを流下して副タンク36a,36bに補充されるように構成されている。
【0029】
上記走行用HSTモータ14と換向用油圧モータ17と油圧シリンダ装置18とはそれぞれ油圧回路39を介して油圧供給装置30に接続されている。
次に、上記油圧回路39の構成を説明する。
【0030】
図5に示すように、上記車両側HSTポンプ34a,34bと各走行用HSTモータ14とは車両側走行用流路40a,40bを介して接続されている。また、図6に示すように、車両側油圧ポンプ33a,33bと換向用油圧モータ17との間および車両側油圧ポンプ33a,33bと油圧シリンダ装置18との間は車両側換向・荷役用流路42を介して接続されている。この車両側換向・荷役用流路42には、車両側油圧ポンプ33a,33bから吐出した作動用油圧の供給先を換向用油圧モータ17と油圧シリンダ装置18とのいずれか一方に切り換える一対の切換弁43a,43bが設けられている。
【0031】
すなわち、上記車両側換向・荷役用流路42は、一方の切換弁43aから換向用油圧モータ17に接続される一方の換向用流路44aと、他方の切換弁43bから換向用油圧モータ17に接続された他方の換向用流路44bと、一方の切換弁43aから油圧シリンダ装置18に接続される一方の荷役用流路45aと、他方の切換弁43bから油圧シリンダ装置18に接続される他方の荷役用流路45bと、一方の車両側油圧ポンプ33aから一方の切換弁43aに接続される一方の供給用流路46aと、他方の車両側油圧ポンプ33bから他方の切換弁43bに接続される他方の供給用流路46bと、これら両供給用流路46a,46b間に接続された接続流路50とで構成されている。
【0032】
尚、各換向用油圧モータ17から排出された作動油は回収用流路47を通って主タンク36に回収される。また、上記各換向用油圧モータ17の回転方向および回転・停止は、上記ステアリング22a,22bの操作に基づいて作動する換向用切換弁77によって切換えられる。さらに、上記荷役用流路45a,45bには、各油圧シリンダ装置18のピストンロッド18aの出退を切り換える荷役用切換弁48a,48bが設けられている。尚、上記各油圧シリンダ装置18のピストンロッド18aが退入した際、油圧シリンダ装置18から排出された作動油は切換弁48a,48bを介して回収用流路49を通り主タンク36に回収される。
【0033】
図1,図5〜図7に示すように、車体3の前部には、一対の前部車両側走行用接続口51a,51b(車両側走行用接続部の一例)と、前部車両側換向・荷役用接続口60a(車両側換向・荷役用接続部の一例)と、一対の前部車両側吸込用接続口65a,66aとが設けられている。
【0034】
このうち、図5に示すように、上記一方の前部車両側走行用接続口51aは前部車両側非常走行用流路53aを介して一方の車両側走行用流路40aに接続され、他方の前部車両側走行用接続口51bは前部車両側非常走行用流路53bを介して他方の車両側走行用流路40bに接続されている。これら非常走行用流路53a,53bにはそれぞれ前部ストップ弁54a,54bが設けられている。これら前部ストップ弁54a,54bは、車体3に設けられた開閉用ハンドル68a,68bを回すことによって開閉される。
【0035】
また、図6に示すように、上記前部車両側換向・荷役用接続口60aは、前部車両側非常用換向・荷役流路62aを介して、車両側換向・荷役用流路42の接続流路50に接続されている。
【0036】
また、上記前部車両側吸込用接続口65a,66aはそれぞれ流路75a,76aを介して前部副タンク36aに接続されている。
図1,図5,図6,図11に示すように、車体3の後部には、一対の後部車両側走行用接続口55a,55b(車両側走行用接続部の一例)と、後部車両側換向・荷役用接続口60b(車両側換向・荷役用接続部の一例)と、一対の後部車両側吸込用接続口65b,66bとが設けられている。
【0037】
このうち、図5に示すように、上記一方の後部車両側走行用接続口55aは後部車両側非常走行用流路57aを介して一方の車両側走行用流路40aに接続され、他方の後部車両側走行用接続口55bは後部車両側非常走行用流路57bを介して他方の車両側走行用流路40bに接続されている。これら非常走行用流路57a,57bにはそれぞれ後部ストップ弁58a,58bが設けられている。これら後部ストップ弁58a,58bは、車体3に設けられた開閉用ハンドル69a,69bを回すことによって開閉される。
【0038】
また、図6に示すように、上記後部車両側換向・荷役用接続口60bは、後部車両側非常用換向・荷役流路62bを介して、車両側換向・荷役用流路42の接続流路50に接続されている。
【0039】
また、上記後部車両側吸込用接続口65b,66bはそれぞれ流路75b,76bを介して後部副タンク36bに接続されている。
上記車体3には、車両制御装置70(図5参照)と、この車両制御装置70に電力を供給する車両側発電機71(図1参照)と、各エアブレーキ19に圧縮空気を供給する車両側コンプレッサー72(図1参照)とが設けられている。上記車両制御装置70は、アクセルペダル23a,23bの踏込量に応じて上記斜板制御弁37を制御するとともに、上記各選択スイッチ24a,24b,25a,25b(図1参照)の切換えに応じて上記切換弁43a,43b(図6参照)を切換え、且つ、上記昇降用スイッチ27a,27bの切換えに応じて上記荷役用切換弁48a,48b(図6参照)を切換え、さらに、ステアリング22a,22bの回転操作に応じて換向用切換弁77(図6参照)を切換え、また、走行用レバー28a,28bの切換えに応じて車両側HSTポンプ34a,34bの流れ方向(回転方向)を切換える。
【0040】
尚、上記車両側発電機71と車両側コンプレッサー72とは車両側エンジン32によって駆動する。
また、図1,図7に示すように車体3の前部には、前部車両側非常給電用接続部73aと前部車両側非常ブレーキ用接続口74aとが設けられ、図1,図11に示すように車体3の後部には、後部車両側非常給電用接続部73bと後部車両側非常ブレーキ用接続口74bとが設けられている。上記車両側非常給電用接続部73a,73bは非常用給電ライン(図示せず)を介して上記車両制御装置70に接続されており、また、上記車両側非常ブレーキ用接続口74a,74bは非常用空気供給ライン(図示せず)を介して上記各エアブレーキ19(図4参照)に接続されている。
【0041】
さらに、図1に示すように、車体3の前後部にはそれぞれ、車両側エンジン32や各ポンプ33a,33b,34a,34bが故障した際に用いる自走車両用非常駆動装置81を着脱自在に取付け可能な取付部82a,82bが設けられている。
【0042】
図7,図8に示すように、上記取付部82a,82bはそれぞれ、左右一対のチャンネル状の支持フレーム83と、両支持フレーム83の上方に設けられた左右一対のガイドフレーム84とで構成されており、各支持フレーム83とガイドフレーム84との間には差込空間85が形成されている。上記差込空間85の奥側はストッパ板86によって閉止されている。また、各支持フレーム83の手前側にはピン孔88が形成されており、これらピン孔88には、自走車両用非常駆動装置81を固定するロックピン87(固定具の一例)が挿脱自在に設けられる。
【0043】
次に、上記自走車両用非常駆動装置81の構成を説明する。
すなわち、図9,図10に示すように、上記自走車両用非常駆動装置81は箱枠状の本体フレーム101を有しており、この本体フレーム101には、非常用油圧供給装置102(非常用流体圧供給装置の一例)と、一対の非常駆動装置側走行用接続口103a,103b(非常駆動装置側走行用接続部の一例)と、上記非常用油圧供給装置102と非常駆動装置側走行用接続口103a,103bとの間を結ぶ非常駆動装置側走行用流路104a,104bと、非常駆動装置側換向・荷役用接続口105(非常駆動装置側換向・荷役用接続部の一例)と、上記非常用油圧供給装置102と非常駆動装置側換向・荷役用接続口105との間を結ぶ非常駆動装置側換向・荷役用流路106と、非常駆動装置側吸込用接続口110,111とが設けられている。
【0044】
上記非常用油圧供給装置102は、非常用エンジン107と、この非常用エンジン107で駆動される非常用油圧ポンプ108並びに非常用HSTポンプ109とで構成されている。また、上記一方の非常駆動装置側走行用接続口103aと非常用HSTポンプ109とは一方の非常駆動装置側走行用流路104aを介して接続されており、他方の非常駆動装置側走行用接続口103bと非常用HSTポンプ109とは他方の非常駆動装置側走行用流路104bを介して接続されている。尚、非常用HSTポンプ109は斜板(図示せず)を備えており、斜板制御弁112によって上記斜板の傾斜角度を調節することにより、非常用HSTポンプ109から吐出される作動用油圧の吐出量が調節される。
【0045】
また、上記一方の非常駆動装置側吸込用接続口110は一方の吸込側流路113を介して非常用油圧ポンプ108に接続されている。さらに、上記他方の非常駆動装置側吸込用接続口111は、他方の吸込側流路114を介して、非常用HSTポンプ109の補助ポンプ109aに接続されている。尚、この補助ポンプ109aから吐出された作動用油圧は、斜板制御弁112を介して、非常用HSTポンプ109に供給される。
【0046】
また、本体フレーム101には、非常用エンジン107へ燃料を供給する燃料タンク115と、非常用エンジン107によって駆動する非常用発電機116と、非常用エンジン107によって駆動する非常用コンプレッサー117と、この非常用コンプレッサー117によって得られた圧縮空気を蓄える非常用ブレーキエアタンク118と、非常駆動装置側給電用接続部119と、非常駆動装置側ブレーキ用接続口120と、上記非常用エンジン107を始動させるためのスタータスイッチ123およびバッテリ121と、非常用エンジン107の回転数を切換えるスロットルレバー122とが設けられている。
【0047】
尚、非常駆動装置側給電用接続部119は給電ライン143を介して非常用発電機116に接続されている。また、非常駆動装置側ブレーキ用接続口120は空気供給ライン144を介して非常用ブレーキエアタンク118に接続されている。
【0048】
また、図7,図9に示すように、上記自走車両用非常駆動装置81の本体フレーム101の上部には、自走車両1の左右両差込空間85(図8参照)に対して挿脱自在な左右一対の差込フレーム124が設けられている。また、図12に示すように、本体フレーム101の下部には移動用のキャスター125が複数設けられている。
【0049】
また、図11に示すように、上記車両側走行用接続口51a,55aと非常駆動装置側走行用接続口103aとは着脱自在な継手装置127を介して接続可能に構成される。上記車両側走行用接続口51b,55bと非常駆動装置側走行用接続口103bとは着脱自在な継手装置128を介して接続可能に構成される。上記車両側換向・荷役用接続口60a,60bと非常駆動装置側換向・荷役用接続口105とは着脱自在な継手装置129を介して接続可能に構成される。車両側吸込用接続口65a,65bと非常駆動装置側吸込用接続口110とは着脱自在な継手装置130を介して接続可能に構成される。車両側吸込用接続口66a,66bと非常駆動装置側吸込用接続口111とは着脱自在な継手装置131を介して接続可能に構成される。車両側非常ブレーキ用接続口74a,74bと非常駆動装置側ブレーキ用接続口120とは着脱自在な継手装置132を介して接続可能に構成される。車両側非常給電用接続部73a,73bと非常駆動装置側給電用接続部119とは着脱自在な継手装置133を介して接続可能に構成される。
【0050】
上記各継手装置127〜132はそれぞれ、フレキシブルな接続ホース134と、接続ホース134の両端に設けられたジョイント135とで構成されている。また、上記継手装置133は、フレキシブルな接続ケーブル136と、接続ケーブル136の両端に設けられたジョイント137とで構成されている。
【0051】
以下に、上記構成における作用を説明する。
▲1▼まず、自走車両1を通常運転する場合を説明する。
オペレーターは、前部運転室20aに乗り込み、車両側エンジン32を始動させる。これにより、車両側油圧ポンプ33a,33bとHSTポンプ34a,34bと車体側発電機71と車体側コンプレッサー72とが駆動する。また、前部座席選択スイッチ24aをオンに切換えることにより、車両制御装置70は、車両側油圧ポンプ33a,33bから吐出した作動用油圧の供給先が換向用油圧モータ17になるように、両切換弁43a,43b(図6参照)を切換える。
【0052】
この状態で、オペレーターが、前部走行用レバー28aを前進側へ切換え、さらに、前部アクセルペダル23aを踏込むことにより、図5に示すように、HSTポンプ34a,34bから吐出した作動用油圧が一方の車両側走行用流路40aを通って各HSTモータ14に供給され、各HSTモータ14が駆動し、車輪13が回転し、自走車両1が前進走行する。尚、各HSTモータ14から排出された作動用油圧は他方の車両側走行用流路40bを通って上記HSTポンプ34a,34bに戻る。
【0053】
この際、車両制御装置70は、前部アクセルペダル23aの踏込量に応じて斜板制御弁37を切換え、HSTポンプ34a,34bの斜板の傾斜角度を変える。これにより、HSTポンプ34a,34bから吐出される作動用油圧の量が変わり、自走車両1は前部アクセルペダル23aの踏込量に応じた走行速度になる。
【0054】
また、自走車両1を後進走行させる場合は、オペレーターが前部走行用レバー28aを後進側へ切換えることにより、HSTポンプ34a,34bが逆駆動し、車両側走行用流路40a,40bを流れる作動用油圧の向きが前進走行時の逆になり、各HSTモータ14が逆駆動し、車輪13が逆回転し、自走車両1が後進走行する。
【0055】
また、図6に示すように、上記車両側油圧ポンプ33a,33bから吐出した作動用油圧は、供給用流路46a,46bと換向用流路44a,44bとを通って、各換向用油圧モータ17に供給される。この際、前部ステアリング22aを左又は右に回転させることにより、車両制御装置70が上記前部ステアリング22aの回転方向に応じて各換向用切換弁77を切換え、これにより、各換向用油圧モータ17が正逆回転してピニオン16(図1参照)を左又は右に回転させ、旋回体8が左又は右に旋回し、以って、各車輪13が左又は右に換向し、自走車両1が前進しながら左又は右に旋回する。
【0056】
また、オペレーターが前部ブレーキペダル26a(図1参照)を踏込むことにより、圧縮空気が車体側コンプレッサー72から各エアブレーキ19に供給されて各車輪13が制動され、自走車両1が減速し停止する。
【0057】
上記のように自走車両1を停止した状態で、オペレーターが前部荷役作業選択スイッチ25a(図1参照)をオンに切換えることにより、図6に示すように、車両制御装置70は、車両側油圧ポンプ33a,33bから吐出した作動用油圧の供給先が油圧シリンダ装置18になるように、両切換弁43a,43bを切換える。この状態で、オペレーターが前部昇降用スイッチ27a(図1参照)を上昇側に切換えた場合、車両制御装置70が荷役用切換弁48a,48bを切換え、上記車両側油圧ポンプ33a,33bから吐出した作動用油圧は、供給用流路46a,46bと荷役用流路45a,45bとを通って、各油圧シリンダ装置18に供給される。これにより、各油圧シリンダ装置18のピストンロッド18aが突出し、車体3が上昇して荷台4のレベルが上がり、図3の仮想線に示すように、荷2を左右一対の支持部材140から持ち上げることができる。
【0058】
また、反対に、上記前部昇降用スイッチ27a(図1参照)を下降側に切換えた場合、車両制御装置70が荷役用切換弁48a,48bを逆に切換え、各油圧シリンダ装置18内の作動用油圧が排出され回収用流路49を通って主タンク36に回収される。これにより、各油圧シリンダ装置18のピストンロッド18aが退入し、車体3が下降して荷台4のレベルが下がり、図3の実線に示すように、荷2を両支持部材140上に載置することができる。
【0059】
上記はオペレーターが前部運転室20aに乗り込んで自走車両1を通常運転する場合を述べたが、オペレーターが後部運転室20bに乗り込んで自走車両1を通常運転する場合も同様である。
【0060】
▲2▼次に、自走車両1を非常運転する場合を説明する。
万一、車両側エンジン32や車両側油圧ポンプ33a,33b或いは車両側HSTポンプ34a,34bが故障して自走車両1が走行不能に陥った場合、図12(a)に示すように、フォークリフト141等を用いて自走車両用非常駆動装置81を運搬し、図7に示すように、自走車両用非常駆動装置81の両差込フレーム124を前部取付部82a(又は後部取付部82b)の両差込空間85に差し込む。これにより、図12(b)に示すように、自走車両用非常駆動装置81は支持フレーム83で支持され、前部取付部82aに容易に取付けられる。その後、図8の仮想線で示すように、ロックピン87をピン孔88に挿入することによって、振動等により自走車両用非常駆動装置81が差込空間85から手前側へ脱落するのを防止することができる。また、自走車両用非常駆動装置81の奥側への脱落は、差込フレーム124がストッパ板86に当接することによって、防止される。
【0061】
そして、図11の実線で示すように、一方の非常駆動装置側走行用接続口103aと前部車両側走行用接続口51aとに継手装置127を装着して接続し、他方の非常駆動装置側走行用接続口103bと前部車両側走行用接続口51bとに継手装置128を装着して接続し、非常駆動装置側換向・荷役用接続口105と前部車両側換向・荷役用接続口60aとに継手装置129を装着して接続し、非常駆動装置側吸込用接続口110と前部車両側吸込用接続口65aとに継手装置130を装着して接続し、非常駆動装置側吸込用接続口111と前部車両側吸込用接続口66aとに継手装置131を装着して接続し、非常駆動装置側ブレーキ用接続口120と前部車両側非常ブレーキ用接続口74aとに継手装置132を装着して接続し、非常駆動装置側給電用接続部119と前部車両側非常給電用接続部73aとに継手装置133を装着して接続する。また、図5に示すように、開閉用ハンドル68a,68bを回転操作して、両前部ストップ弁54a,54bを閉から開に切換えておく(この時、後部ストップ弁58a,58bは閉)。
【0062】
そして、図9に示すように、自走車両用非常駆動装置81のスタータスイッチ123をオンに切換えて、非常用エンジン107を駆動させ、スロットルレバー122で非常用エンジン107の回転数をアイドリング状態から増加させる。これにより、非常用油圧ポンプ108と非常用HSTポンプ109と補助ポンプ109aと非常用発電機116と非常用コンプレッサー117とが作動し、非常用発電機116で得られた電力は非常駆動装置側給電用接続部119から継手装置133と前部車両側非常給電用接続部73aとを経て車両制御装置70に給電される。
【0063】
また、図6,図10に示すように、前部副タンク36a内の作動用油圧は、流路76aと前部車両側吸込用接続口66aと継手装置131と非常駆動装置側吸込用接続口111と他方の吸込側流路114を通って補助ポンプ109aに吸い込まれ、斜板制御弁112を通って非常用HSTポンプ109に供給される。これにより、斜板の傾斜角度を制御するための油圧が非常用HSTポンプ109に供給されるとともに、漏れ等によって不足した非常駆動装置側走行用流路104a,104b内の作動用油圧が補充される。
【0064】
また、オペレーターが自走車両1の前部運転室20a内において前部座席選択スイッチ24a(図1参照)をオンに切換えることにより、図6に示すように、車両制御装置70は作動用油圧の供給先が換向用油圧モータ17になるように両切換弁43a,43bを切換える。この状態で、前部走行用レバー28a(図1参照)を前進側へ切換え、さらに、前部アクセルペダル23a(図1参照)を踏込むことにより、図5,図10に示すように、非常用HSTポンプ109から吐出した作動用油圧が一方の非常駆動装置側走行用流路104aと非常駆動装置側走行用接続口103aと継手装置127と前部車両側走行用接続口51aと前部車両側非常走行用流路53aとを通って一方の車両側走行用流路40aに流れ込み、各HSTモータ14に供給され、各HSTモータ14が駆動し、自走車両1が前進走行する。尚、各HSTモータ14から排出された作動用油圧は、他方の車両側走行用流路40bを通り、他方の前部車両側非常走行用流路53bと前部車両側走行用接続口51bと継手装置128と非常駆動装置側走行用接続口103bと非常駆動装置側走行用流路104bを流れて非常用HSTポンプ109に戻る。
【0065】
この際、車両制御装置70は、前部アクセルペダル23aの踏込量に応じて自走車両用非常駆動装置81の斜板制御弁112を切換え、非常用HSTポンプ109の斜板の傾斜角度を変える。これにより、非常用HSTポンプ109から吐出される作動用油圧の量が変わり、自走車両1は前部アクセルペダル23aの踏込量に応じた走行速度になる。
【0066】
また、自走車両1を後進走行させる場合は、オペレーターが前部走行用レバー28a(図1参照)を後進側へ切換えることにより、非常用HSTポンプ109が逆駆動し、非常駆動装置側走行用流路104a,104bと車両側走行用流路40a,40bとを流れる作動用油圧の向きが前進走行時の逆になり、各HSTモータ14が逆駆動し、自走車両1が後進走行する。
【0067】
さらに、図6,図10に示すように、前部副タンク36a内の作動用油圧は、流路75aと前部車両側吸込用接続口65aと継手装置130と非常駆動装置側吸込用接続口110と一方の吸込側流路113を通って非常用油圧ポンプ108に吸い込まれる。そして、この非常用油圧ポンプ108から吐出した作動用油圧は、非常駆動装置側換向・荷役用流路106と非常駆動装置側換向・荷役用接続口105と継手装置129と前部車両側換向・荷役用接続口60aと前部車両側非常用換向・荷役流路62aとを通って、接続流路50に流れ込み、接続流路50から供給用流路46a,46bと切換弁43a,43bと換向用流路44a,44bとを通って各換向用油圧モータ17に供給される。
【0068】
この際、オペレーターが前部ステアリング22aを左又は右に回転させることにより、車両制御装置70が上記前部ステアリング22aの回転方向に応じて各換向用切換弁77を切換え、これにより、各換向用油圧モータ17が正逆回転してピニオン16(図1参照)を左又は右に回転させ、旋回体8が左又は右に旋回し、以って、各車輪13が左又は右に換向し、自走車両1が前進しながら左又は右に旋回する。尚、上記各換向用油圧モータ17から排出された作動用油圧は、回収用流路47を通って主タンク36へ回収され、主タンク36内から前部連結管64aを通って前部副タンク36a内に流れ込む。
【0069】
また、オペレーターが前部ブレーキペダル26a(図1参照)を踏込むことにより、図9,図11の実線で示すように、自走車両用非常駆動装置81の非常用ブレーキエアタンク118内の圧縮空気が非常駆動装置側ブレーキ用接続口120と継手装置132と前部車両側非常ブレーキ用接続口74aとを経て各エアブレーキ19(図4参照)に供給され、自走車両1が減速し停止する。
【0070】
上記のように自走車両1を停止した状態で、オペレーターが前部荷役作業選択スイッチ25a(図1参照)をオンに切換えることにより、図6に示すように、車両制御装置70は、作動用油圧の供給先が油圧シリンダ装置18になるように、両切換弁43a,43bを切換える。この状態で、前部昇降用スイッチ27a(図1参照)を上昇側に切換えた場合、図6,図10に示すように、車両制御装置70が荷役用切換弁48a,48bを切換え、上記非常用油圧ポンプ108から吐出した作動用油圧は、非常駆動装置側換向・荷役用流路106と非常駆動装置側換向・荷役用接続口105と継手装置129と前部車両側換向・荷役用接続口60aと前部車両側非常用換向・荷役流路62aとを通って、接続流路50に流れ込み、接続流路50から供給用流路46a,46bと切換弁43a,43bと荷役用流路45a,45bとを通って各油圧シリンダ装置18に供給される。これにより、各油圧シリンダ装置18のピストンロッド18aが突出し、車体3が上昇して荷台4のレベルが上がり、図3の仮想線に示すように、荷2を両支持部材140から持ち上げることができる。
【0071】
また、反対に、上記前部昇降用スイッチ27a(図1参照)を下降側に切換えた場合、車両制御装置70が荷役用切換弁48a,48bを逆に切換え、各油圧シリンダ装置18の作動用油圧が排出され回収用流路49を通って主タンク36に回収される。これにより、各油圧シリンダ装置18のピストンロッド18aが退入し、車体3が下降して荷台4のレベルが下がり、図3の実線で示すように、荷2を両支持部材140上に載置することができる。尚、上記主タンク36内に回収された作動用油圧は前部連結管64aを通って前部副タンク36a内に流れ込む。
【0072】
上記はオペレーターが前部運転室20aに乗り込んで自走車両1を非常運転する場合を述べたが、オペレーターが後部運転室20bに乗り込んで自走車両1を非常運転する場合も同様である。
【0073】
また、上記非常運転においては、自走車両用非常駆動装置81を自走車両1の前部取付部82aに取付けているが、同様なやり方で、自走車両用非常駆動装置81を後部取付部82bに取付けることができる。尚、この場合、図11の仮想線で示すように、一方の非常駆動装置側走行用接続口103aと後部車両側走行用接続口55aとに継手装置127を装着して接続し、他方の非常駆動装置側走行用接続口103bと後部車両側走行用接続口55bとに継手装置128を装着して接続し、非常駆動装置側換向・荷役用接続口105と後部車両側換向・荷役用接続口60bとに継手装置129を装着して接続し、非常駆動装置側吸込用接続口110と後部車両側吸込用接続口65bとに継手装置130を装着して接続し、非常駆動装置側吸込用接続口111と後部車両側吸込用接続口66bとに継手装置131を装着して接続し、非常駆動装置側ブレーキ用接続口120と後部車両側非常ブレーキ用接続口74bとに継手装置132を装着して接続し、非常駆動装置側給電用接続部119と後部車両側非常給電用接続部73bとに継手装置133を装着して接続する。また、図5に示すように、開閉ハンドル69a,69bを回転操作して、両後部ストップ弁58a,58bを閉から開に切換えておく(この時、前部ストップ弁54a,54bは閉)。
【0074】
また、自走車両用非常駆動装置81が不要になった場合、図8の実線で示すようにロックピン87をピン孔88から脱抜し、図12(a)に示すように、フォークリフト等を用いて、自走車両用非常駆動装置81の両差込フレーム124を前部取付部82a(又は後部取付部82b)の両差込空間85から手前側へ引き出すことにより、自走車両用非常駆動装置81を容易に自走車両1から取り外すことができる。
【0075】
尚、図5に示すように車両側走行用流路40a,40b内には高圧の作動用油圧が流れるため、自走車両用非常駆動装置81を自走車両1から取り外した場合、各開閉ハンドル68a,68b,69a,69bを回転操作して各ストップ弁54a,54b,58a,58bを閉じておくことによって、車両側走行用流路40a,40b内の作動用油圧が各接続口51a,51b,55a,55bから外部へ漏出するといった不具合を確実に防止することができる。
【0076】
このように、自走車両用非常駆動装置81は自走車両1に対して着脱自在であるため、複数台の自走車両1に対して1台の自走車両用非常駆動装置81を用意しておけばよい。したがって、自走車両1毎にそれぞれ自走車両用非常駆動装置81を装着した場合に比べて、コストが低減される。また、自走車両1の台数に対する自走車両用非常駆動装置81の台数を少なくし得るため、定期点検に要するコスト等も低減される。
【0077】
また、自走車両1が正常である場合、自走車両用非常駆動装置81を自走車両1に取付けないため、自走車両1の重量が増加することはなく、自走車両1の積載能力が低減することはない。
【0078】
また、自走車両1の前方に障害物(壁,建屋等)が存在している状態で、油圧供給装置30が故障して自走車両1が走行不能に陥った場合、自走車両用非常駆動装置81を自走車両1の後部取付部82bに取付ければよい。また、自走車両1の後方に障害物(壁,建屋等)が存在している状態で、自走車両1が走行不能に陥った場合、自走車両用非常駆動装置81を前部取付部82aに取付ければよい。これにより、自走車両1の前後いずれか一方に障害物が存在する場合であっても、自走車両用非常駆動装置81を自走車両1に取付けることができるため、確実に、自走車両1を緊急に走行させることができる。
【0079】
上記実施の形態では、流体圧の一例として油圧を用いて自走車両1を運転しているが、空気圧を用いてもよい。
上記実施の形態における旋回式車輪装置6やHSTモータ14や換向用油圧モータ17や油圧シリンダ装置18の数は、図1,図2,図5,図6に限定されるものではなく、自走車両1のサイズや種類等に応じて様々に設定されている。
【0080】
上記実施の形態では、車両側油圧ポンプ33a,33bと車両側HSTポンプ34a,34bとをそれぞれ2台ずつ設けているが、1台ずつ設けてもよい。
【0081】
【発明の効果】
以上のように本第1発明によれば、万一、流体圧供給装置が故障して自走車両が走行不能に陥った場合、自走車両用非常駆動装置を自走車両の前後いずれか一方の取付部に取付け、非常駆動装置側走行用接続部と前後いずれか一方の車両側走行用接続部とを継手装置で接続することにより、自走車両を緊急に走行させることができる。
【0082】
また、自走車両用非常駆動装置は自走車両に対して着脱自在であるため、複数台の自走車両に対して1台の自走車両用非常駆動装置を用意しておけばよい。したがって、自走車両毎にそれぞれ自走車両用非常駆動装置を装着した場合に比べて、コストが低減される。また、自走車両の台数に対する自走車両用非常駆動装置の台数を少なくし得るため、定期点検に要するコスト等も低減される。
【0083】
また、自走車両が正常である場合、自走車両用非常駆動装置を自走車両に取付けないため、自走車両の重量が増加することはなく、自走車両の積載能力が低減することはない。
【0084】
また、自走車両の前方に障害物(壁,建屋等)が存在している状態で、流体圧供給装置が故障して自走車両が走行不能に陥った場合、自走車両用非常駆動装置を自走車両の後部の取付部に取付ければよい。また、自走車両の後方に障害物(壁,建屋等)が存在している状態で、自走車両が走行不能に陥った場合、自走車両用非常駆動装置を自走車両の前部の取付部に取付ければよい。これにより、自走車両の前後いずれか一方に障害物が存在する場合であっても、自走車両用非常駆動装置を自走車両に取付けることができるため、確実に、自走車両を緊急に走行させることができる。
【0085】
また、本第2発明によれば、万一、流体圧供給装置が故障して自走車両が走行不能に陥った場合、自走車両用非常駆動装置を自走車両の前後いずれか一方の取付部に取付け、非常駆動装置側換向・荷役用接続部と前後いずれか一方の車両側換向・荷役用接続部とを継手装置で接続することにより、自走車両を緊急に走行させるとともに換向させることができ、さらに、荷役装置を緊急に作動させることができる。
【0086】
また、本第3発明によれば、自走車両用非常駆動装置を固定具で取付部に固定することによって、振動等により自走車両用非常駆動装置が取付部から脱落するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における自走車両の構成を示す平面図である。
【図2】同、自走車両の側面図である。
【図3】同、自走車両の正面図である。
【図4】同、自走車両の旋回式車輪装置の側面図である。
【図5】同、自走車両の油圧回路の図である。
【図6】同、自走車両の油圧回路の図である。
【図7】同、自走車両の取付部の正面図である。
【図8】図7におけるX−X矢視図である。
【図9】同、自走車両用非常駆動装置の構成を示す概略平面図である。
【図10】同、自走車両用非常駆動装置の油圧回路の図である。
【図11】同、自走車両用非常駆動装置側の各接続口と自走車両の各接続口との接続を示す図である。
【図12】同、自走車両用非常駆動装置を自走車両に対して着脱する手順を示す図であり、(a)は自走車両用非常駆動装置をフォークリフトで運搬している場合を示し、(b)は自走車両用非常駆動装置を自走車両に取付けた場合を示している。
【図13】従来の自走車両の側面図である。
【符号の説明】
1  自走車両
13  車輪
14  走行用HSTモータ(走行駆動装置)
17  換向用油圧モータ(換向装置)
18  油圧シリンダ装置(荷役装置)
30  油圧供給装置(流体圧供給装置)
40a,40b  車両側走行用流路
42  車両側換向・荷役用流路
43a,43b  切換弁
51a,51b,55a,55b  車両側走行用接続口(車両側走行用接続部)
53a,53b,57a,57b  車両側非常走行用流路
60a,60b  車両側換向・荷役用接続口(車両側換向・荷役用接続部)
62a,62b  車両側非常用換向・荷役流路
81  自走車両用非常駆動装置
82a,82b  取付部
87  ロックピン(固定具)
102  非常用油圧供給装置(非常用流体圧供給装置)
103a,103b  非常駆動装置側走行用接続口(非常駆動装置側走行用接続部)
104a,104b  非常駆動装置側走行用流路
105  非常駆動装置側換向・荷役用接続口(非常駆動装置側換向・荷役用接続部)
106  非常駆動装置側換向・荷役用流路
127,128,129  継手装置

Claims (3)

  1. 車輪を回転させる流体圧式の走行駆動装置と、この走行駆動装置に流体圧を供給する流体圧供給装置とを有する自走車両、および、上記流体圧供給装置が故障した際に用いる自走車両用非常駆動装置であって、
    上記自走車両には、走行駆動装置と流体圧供給装置との間を結ぶ車両側走行用流路と、一対の車両側走行用接続部と、上記車両側走行用流路から分岐して両方の車両側走行用接続部に接続される車両側非常走行用流路と、自走車両用非常駆動装置を着脱自在に取付け可能な一対の取付部とが設けられ、
    上記車両側走行用接続部と取付部とはそれぞれ自走車両の前部と後部とに設けられ、
    上記自走車両用非常駆動装置に、非常用流体圧供給装置と、非常駆動装置側走行用接続部と、これら非常用流体圧供給装置と非常駆動装置側走行用接続部との間を結ぶ非常駆動装置側走行用流路とが設けられ、
    上記車両側走行用接続部と非常駆動装置側走行用接続部とは着脱自在な継手装置を介して接続可能に構成されていることを特徴とする自走車両および自走車両用非常駆動装置。
  2. 自走車両に、流体圧供給装置から供給される流体圧によって車輪を換向させる流体圧式の換向装置と、流体圧供給装置から供給される流体圧によって作動する荷役装置と、流体圧供給装置と換向装置との間および流体圧供給装置と荷役装置との間を結ぶ車両側換向・荷役用流路と、流体圧の供給先を換向装置と荷役装置とのいずれか一方に切り換える切換弁と、一対の車両側換向・荷役用接続部と、上記車両側換向・荷役用流路から分岐して両方の車両側換向・荷役用接続部に接続される車両側非常用換向・荷役流路とが設けられ、
    上記車両側換向・荷役用接続部は自走車両の前部と後部とに設けられ、
    自走車両用非常駆動装置に、非常駆動装置側換向・荷役用接続部と、非常用流体圧供給装置と非常駆動装置側換向・荷役用接続部との間を結ぶ非常駆動装置側換向・荷役用流路とが設けられ、
    上記車両側換向・荷役用接続部と非常駆動装置側換向・荷役用接続部とは着脱自在な継手装置を介して接続可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の自走車両および自走車両用非常駆動装置。
  3. 両取付部にそれぞれ、自走車両用非常駆動装置を固定するための固定具が着脱自在に設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自走車両および自走車両用非常駆動装置。
JP2002249830A 2002-08-29 2002-08-29 自走車両および自走車両用非常駆動装置 Expired - Fee Related JP4233287B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002249830A JP4233287B2 (ja) 2002-08-29 2002-08-29 自走車両および自走車両用非常駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002249830A JP4233287B2 (ja) 2002-08-29 2002-08-29 自走車両および自走車両用非常駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004082963A true JP2004082963A (ja) 2004-03-18
JP4233287B2 JP4233287B2 (ja) 2009-03-04

Family

ID=32056811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002249830A Expired - Fee Related JP4233287B2 (ja) 2002-08-29 2002-08-29 自走車両および自走車両用非常駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4233287B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP4233287B2 (ja) 2009-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6990757B2 (en) Wheeled work vehicle
US20080152517A1 (en) Multiple pump unit and vehicle with multiple pump unit
US8167077B2 (en) Wheeled work machine
US20090066046A1 (en) Wheeled Work Machine
JP4233287B2 (ja) 自走車両および自走車両用非常駆動装置
JP2002307962A (ja) クローラトラクタ
JP4952273B2 (ja) トラクタ
JP3140009B2 (ja) 油圧駆動式フォークリフト
JP2007091042A (ja) ホイール式作業機
JP2007091044A (ja) ホイール式作業機
JP4143706B2 (ja) 旋回作業車
JP2007092398A (ja) 旋回作業機
JP2007091043A (ja) ホイール式作業機
JP2002013503A (ja) 作業用車両の油圧供給システム
JP4471916B2 (ja) ホイール式作業機
CN114013519B (zh) 一种双向操作驾驶室以及双向驾驶拖拉机
JPH09286341A (ja) 走行車輌の操舵部構造
JP3597576B2 (ja) 農業用トラクタの操作部構造
JPH0971263A (ja) クローラ式走行車の走行操作装置
JP2579077Y2 (ja) 作業車
JP4002902B2 (ja) 油圧走行駆動機構
JP2007092399A (ja) 旋回作業機
JPS621792Y2 (ja)
JPH1137107A (ja) 建設車両の油圧装置
JP3781753B2 (ja) クローラ式運搬車の油圧走行駆動機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4233287

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees