JP2004082249A - ワーク傾斜装置 - Google Patents

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梶田 雅弘
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Abstract

【解決手段】ワーク傾斜装置11は、テーブル17に固定するベース板31と、ワーク12を載せるワーク載置板32と、このワーク載置板の一端をベース板にピン連結するピンと、このピンに向かって進退可能にベース板に取り付けたスライダ41と、このスライダをベース板に固定するスライダ固定手段と、スライダとワーク載置板との間に掛け渡したリンク43と、からなり、スライダを進退させることでワーク載置板の傾斜角を調整できる。
【効果】ベース板に対してスライダをピンに向かって前進させるか、若しくは、後退させることで、ワーク傾斜装置を短時間で所定の傾斜角に設定することができるとともに、ワーク載置板の傾斜角を任意の角度に調整することができる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は工作機械のテーブルにワークを傾斜せさて取り付けるワーク傾斜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワークを傾斜せさて、フライス加工などの工作機械のテーブルに固定する装置には、例えば、実公平7−5957号公報「作業台の傾斜角割り出し装置」に示されたものがある。この傾斜角割り出し装置を次図で説明する。
図9は従来の傾斜角割り出し装置の説明図であり、上記公報の第1図を写したものである。なお、符号は同公報に記載されたものを流用した。
傾斜角割り出し装置は、基台1にワークを載せる作業台2を軸支3し、作業台2を固定する連結具11、締結ボルト13,14を設け、基台1に設けた回転体4の角度割り出し用突片6を変えることで、角度割り出し用突片6の高さの違いにより4種類の傾斜角を選択することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記図9の作業台の傾斜角割り出し装置は、傾斜角の角度の種類が4つであり、傾斜角が限定される。
傾斜角の角度の種類を多くするには、角度割り出し用突片6の高さを変えた回転体4を多数用意する必要があり、回転体4の入れ替えに手間がかかり、生産効率は低下する。
また、回転体4の種類が多いと、傾斜角割り出し装置の購買費が嵩むとともに、回転体4の保管、管理に手間がかかる。
【0004】
そこで、本発明の目的は、短時間で所定の傾斜角に設定することができ、任意の傾斜角に調整することができるワーク傾斜装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1では、ワークを傾斜させた状態で工作機械のテーブルに載せるときに用いるワーク傾斜装置において、ワーク傾斜装置は、テーブルに固定するベース板と、ワークを載せるワーク載置板と、このワーク載置板の一端をベース板にピン連結するピンと、このピンに向かって進退可能にベース板に取り付けたスライダと、このスライダをベース板に固定するスライダ固定手段と、スライダとワーク載置板との間に掛け渡したリンクと、からなり、スライダを進退させることでワーク載置板の傾斜角を調整できることを特徴とする。
【0006】
ベース板に対してスライダをピンに向かって前進させると、ワーク載置板が起きあがるように旋回して傾斜角が変化する。従って、ワーク傾斜装置を所定の傾斜角に設定するのに手間がかからず且つ、傾斜角は任意となる。
【0007】
請求項2は、ワーク傾斜装置の両隣に同じワーク傾斜装置を並設したときに対向するワーク載置板の側面およびベース板の側面にそれぞれ形成したピン穴と、これらのピン穴を用いて連結する連結手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
ピン穴に連結手段を嵌合して複数のワーク傾斜装置を並設する。その結果、ワークを載せる面積が大きくなり、並設した長さとほぼ同じ長さの長いワークを確実に保持することができ、長いワークに対する加工精度は確保される。
また、ワーク傾斜装置を並設して形成したワーク傾斜装置では、予めワーク傾斜装置を例えば3台連結した後、角度を決定するので、角度調整を1箇所で行うことができ、作業性は向上する。
【0009】
請求項3では、ワーク載置板は、ワークを載せる板部と、この板部に取り付けてワークの位置決めを行う位置決め壁と、この位置決め壁の取り付け位置を調整できるように板部に所定の間隔で形成した複数の取り付け穴と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
位置決め壁を所定の間隔で所望の位置へ移動することができる。その結果、例えば、ワークの大きさがワーク載置板より多少大きなものからワーク載置板の1/4程度の小さなものまで載せることができる。すなわち、位置決め壁を移動することで、小さなワークの加工部をワーク載置板から離し、ワーク載置板と切削工具との干渉を防止する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るワーク傾斜装置を用いたワーク加工の説明図である。
ワーク傾斜装置11にワーク12を取り付け、工作機械でワーク12を加工する。具体的には、工作機械は、例えば、フライス盤13であり、フライス盤13の主軸15に切削工具、例えばミーリングカッタ16を取り付け、所定の加工条件を設定する。
【0012】
一方、ワーク傾斜装置11を所定の傾斜角θに設定した後、フライス盤13のテーブル17にワーク傾斜装置11を第1クランプ21,21で固定する。最後に、テーブル17上のワーク傾斜装置11にワーク12を第2クランプ22で固定し、ミーリングカッタ16を矢印▲1▼の如く回転させ、ワーク12を切削する。
【0013】
図1に示すようにワーク傾斜装置11を用いることで、ワーク12に、例えば、角度α(α=θ)の面23を形成することができる。
次に、ワーク傾斜装置11を具体的に説明する。
【0014】
図2は本発明に係るワーク傾斜装置の正面図であり、ワーク傾斜装置11は、テーブル17(図1参照)に固定するベース板31と、ベース板31に設けたワーク載置板32と、角度設定機構33とからなる。ワーク載置板32の傾斜角θを設定する際には、角度測定治具35を用いる。
【0015】
角度測定治具35は、ワーク傾斜装置11をセットするブロック36と、このブロック36に取り付けた目盛り盤37と、この目盛り盤37の中心に回転可能に取り付けた測定腕38とからなる。
【0016】
図3は本発明に係るワーク傾斜装置および角度測定治具の正面図であり、ワーク傾斜装置11から角度測定治具35を外した状態を示すとともに、ワーク載置板32を角度設定機構33で固定したことを示す。
【0017】
角度設定機構33は、ベース板31に取り付けたスライダ41と、このスライダ41をベース板31に固定するスライダ固定手段42と、スライダ41とワーク載置板32との間に掛け渡したリンク43と、からなる。
【0018】
ここで傾斜角θの設定要領について簡単に説明する。
まず、角度測定治具35のブロック36に二点鎖線で示す状態のワーク傾斜装置11をセットし、角度測定治具35の測定腕38を回転させて目盛り盤37で角度を読み取った後、角度設定機構33でワーク載置板32を止める。
【0019】
図4は本発明に係る角度測定治具の斜視図であり、角度測定治具35のブロック36、盛り盤37および測定腕38を示す。
ブロック36には、ワーク傾斜装置11(図3参照)を位置決めセットするための位置決め部45を形成した。
盛り盤37は、目盛り線の間隔を1°に設定したものである。
【0020】
測定腕38は、端に手を掛けるための摘み部46を設け、中央にワーク載置板32(図3参照)を掛ける掛止ピン47を取り付けたもので、掛止ピン47を用いてワーク載置板を位置決めする。
【0021】
図5は本発明に係るワーク傾斜装置の分解図であり、ワーク傾斜装置11は既に説明したように、テーブル17(図1参照)に固定するベース板31と、ワーク12(図1参照)を載せるワーク載置板32と、このワーク載置板32の一端51をベース板31にピン連結するピン52と、このピン52に向かって進退可能にベース板31に取り付けたスライダ41と、このスライダ41をベース板31に固定するスライダ固定手段42と、スライダ41とワーク載置板32との間に掛け渡したリンク43と、からなる。
【0022】
ベース板31は、本体53にワーク載置板32を嵌める角孔54を開け、ピン52を通すピン孔55を開け、スライダ41を案内するガイド溝56を形成し、測定腕の掛止ピン47(図4参照)を収納する収納部57を形成し、側面53a,53aにピン穴53b・・・(・・・は複数を示す。以下同様。)を形成したものである。
【0023】
ワーク載置板32は、板部58に位置決め壁59を取り付け、板部58に位置決め壁59用の取り付け穴58a・・・を所定の間隔P,Pで形成し、板部58に角孔54に嵌める凸部61を設けるとともに、リンク43を嵌める溝部62を形成し、板部58の側面58b,58bにピン穴63,63を開けたもので、凸部61を中心に揺動する。59a,59aは位置決め壁59を取り付けるボルトを示す。
位置決め壁59には、取り付けるボルト59aを通す孔59b,59bを開けた。
【0024】
スライダ41は、下方にガイド溝56に嵌合するガイド部65を設け、ガイド部65の上方にリンク43を連結するための凹部66を形成し、後方にスライダ固定手段42用のめねじ67を形成したものである。
【0025】
スライダ固定手段42は、めねじ67にねじ込むボルトで、ボルトの先端68をガイド溝56の底に押し付けることで、スライダ41を止める。
スライダ固定手段42をボルトで構成したので、構成が簡単になり、ワーク傾斜装置11の製造コストを削減することができる。
【0026】
以上に述べたワーク傾斜装置の作用を次に説明する。
図3の二点鎖線で示すワーク傾斜装置11のスライダ41を矢印▲2▼の如くピン52に向かって前進させると、実線で示すワーク傾斜装置11のようにワーク載置板32は矢印▲3▼の如く傾斜角θまで旋回する。その後、スライダ固定手段42を締め付けると、スライダ41は止まる。従って、ワーク傾斜装置11を短時間で所定の傾斜角に設定することができる。
【0027】
また、ワーク傾斜装置11では、ベース板31に対してスライダ41を矢印▲2▼の如くピン52に向かって前進させるか、若しくは、矢印▲4▼の如く後退させることで、ワーク載置板32の傾斜角θを1°ピッチで任意の角度に調整することができる。
【0028】
図5に示すように、ワーク載置板32では、板部58に取り付け穴58a・・・を所定の間隔P,Pで形成し,取り付け穴58a、58aおよび取り付けるボルト59a,59aで位置決め壁59を取り付ける構成なので、位置決め壁59を3箇所の所望の位置へ移動することができ、図2の実線で示す位置決め壁59の位置でワーク載置板より多少大きな(または同程度)ワーク12(図1参照)を位置決めし、二点鎖線で示す位置Sに位置決め壁59を移動させて、ワーク載置板32の1/4程度小さなワーク12aを位置決めする。すなわち、位置決め壁59をミーリングカッタ16(図1参照)側へ移動すると、小さなワーク12aの加工部はワーク載置板32から離れ、ワーク載置板32にミーリングカッタが干渉することなく小さなワーク12aを切削することができる。
【0029】
角度設定機構33は、ベース板31に取り付けたスライダ41と、スライダ固定手段42と、リンク43とからなるので、構造を簡単にすることができ、ワーク傾斜装置11の製造コストを削減することができる。
【0030】
ワーク傾斜装置11は、角度測定治具35(図3参照)を取り外す構造なので、角度測定治具35に加工の際の切り屑や切削油がかかることはなく、角度測定治具35など角度を測定する機器を不具合発生の原因になりやすい切り屑や切削油から守ることができる。
【0031】
ワーク傾斜装置11は、ベース板31と、ワーク載置板32と、ピン52と、スライダ41と、スライダ固定手段42と、リンク43と、からなるので、ワークを加工する際の微細な切り屑(研削含む)や切削油が原因で不具合が発生しやすい構造、例えば、歯車、軸受け、シール材、センサなどを省くことができ、耐久性の向上を図ることができる。
【0032】
次に、本発明に係るワーク傾斜装置の別実施の形態を示す。
図6は第1別実施の形態図であり、上記図1〜図5に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
ワーク傾斜装置11Bは、テーブル17(図1参照)に固定するベース板31Bと、ベース板31Bに設けたワーク載置板32Bと、角度設定機構33Bとからなる。
【0033】
角度設定機構33Bは、ベース板31Bに取り付けるスライダ71と、このスライダ71をベース板31Bに固定するスライダ固定手段72と、スライダ71とワーク載置板32Bとの間に掛け渡したリンク43と、からなる。
【0034】
ベース板31Bは、本体53Bの一方の側面74にワーク載置板32Bを嵌める嵌合凹部75を形成し、ピン52Bをねじ込むためのめねじ部76を形成し、スライダ71を案内するガイド部77を形成し、測定腕の掛止ピン47(図4参照)を収納する収納部57Bを形成し、側面74,74にピン穴53b・・・を形成したものである。
ガイド部77は、所定厚さのフランジ部81と、長孔82とからなる。
【0035】
ワーク載置板32Bは、板部58Bに位置決め壁59を取り付け、板部58Bに位置決め壁59用の取り付け穴58a・・・を形成し、板部58Bの端部83に嵌合凹部75に嵌める凸部61を設けるとともに、リンク43を嵌める溝部62を形成し、板部58Bの側面58b,58bにピン穴63,63を開けたもので、凸部61を中心に揺動する。
【0036】
スライダ71は、下方にフランジ部81上に載る座面85を形成し、座面85の上方にリンク43を連結するための凹部66Bを形成し、後方にスライダ固定手段72用の孔86を形成したものである。
スライダ固定手段72は、Tナット86と、このTナット86にねじ込むボルト87とからなる。
【0037】
次に第1別実施の形態の作用を説明する。
第1別実施の形態のワーク傾斜装置11Bは、ベース板31Bの側面74に形成した嵌合凹部75にワーク載置板32Bの端部83に設けた凸部61を連結する構成なので、側面74に嵌合凹部75を加工することができ、加工に用いる切削工具の種類が少なくなり、嵌合凹部75の切削加工に手間がかからない。
【0038】
図7は第1別実施の形態のスライダ固定手段の断面図であり、既に説明したようにスライダ固定手段72は、Tナット86と、このTナット86にねじ込むボルト87とからなり、Tナット86にボルト87をねじ込むと、Tナット86とスライダ71の座面85とでガイド部77のフランジ部81を所定の締め付け力で締め付けることができ、スライダ71を固定することができる。その結果、ボルトの先端による圧痕や傷が発生せず、スライダ固定手段72の耐久性の向上を図ることができるとともに、スライダ71の位置精度を維持することができる。
【0039】
図8は第2別実施の形態の平面図であり、上記図1〜図5に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
【0040】
ワーク傾斜装置91は、中央のワーク傾斜装置11の両隣(矢印▲5▼,▲6▼の方向)に同じワーク傾斜装置11,11を並設したもので、具体的には、ワーク傾斜装置11,11,11を並べて、ベース板31,31,31のピン穴53b・・・に連結手段としてのピン92・・・を嵌合することで連結し、ワーク載置板32,32,32のピン穴63・・・に連結手段としてのピン93,93を嵌合することで連結し、ワーク載置板のワークを載せる面積を大きくしたことを特徴とする。
傾斜角を設定する際には、予めワーク傾斜装置11を3台連結した後、角度測定治具35(図3参照)で角度を決定する。
【0041】
第2別実施の形態のワーク傾斜装置91では、ワークを載せる面積が大きくなり、ワーク傾斜装置11の3倍程度の長さの長いワークを確実に保持することができ、長いワークに対して加工精度を確保することができる。
また、ワーク傾斜装置91では、ワークを載せる面積が大きくなるので、長いワークを確実に保持することができ、所望の加工条件、つまり、比較的加工負荷を高めて加工することができ、生産コストを削減することができる。
【0042】
さらに、ワーク傾斜装置91では、予めワーク傾斜装置11を3台連結した後、角度測定治具35(図3参照)で角度を決定するので、角度調整を1箇所で行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
【0043】
尚、本発明の実施の形態に示した図5のベース板31にワーク載置板32をピン52で連結したが、連結の構成はピン52に限定しない。
図3の角度設定機構33(スライダ41、スライダ固定手段42、リンク43)の構成は任意であり、例えば、ねじ送り機構やシリンダ機構を採用することも可能である。
【0044】
角度測定治具35にワーク傾斜装置11をセットして角度を決めたが、角度測定治具35以外のもので角度を測定することも可能である。
ワーク傾斜装置11と角度測定治具35とを一体に構成することも可能である。
【0045】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1では、ワーク傾斜装置は、テーブルに固定するベース板と、ワークを載せるワーク載置板と、このワーク載置板の一端をベース板にピン連結するピンと、このピンに向かって進退可能にベース板に取り付けたスライダと、このスライダをベース板に固定するスライダ固定手段と、スライダとワーク載置板との間に掛け渡したリンクと、からなり、スライダを進退させることで傾斜角を設定できる。従って、ワーク傾斜装置を短時間で所定の傾斜角に設定することができるとともに、任意の傾斜角に調整することができる。
【0046】
請求項2では、ワーク傾斜装置の両隣に同じワーク傾斜装置を並設したときに対向するワーク載置板の側面およびベース板の側面にそれぞれ形成したピン穴と、これらのピン穴を用いて連結する連結手段と、を備えた構成なので、ワーク傾斜装置を並設することができる。その結果、ワークを載せる面積が大きくなり、並設した長さとほぼ同じ長さの長いワークを確実に保持することができ、長いワークに対して加工精度を確保することができる。
【0047】
また、ワークを載せる面積が大きくなるので、長いワークを確実に保持することができ、所望の加工条件、つまり、比較的加工負荷を高めて加工することができ、生産コストを削減することができる。
【0048】
さらに、ワーク傾斜装置を並設したワーク傾斜装置では、予めワーク傾斜装置を例えば3台連結した後、角度測定治具で角度を決定するので、角度調整を1箇所で行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
【0049】
請求項3では、ワーク載置板は、ワークを載せる板部と、この板部に取り付けてワークの位置決めを行う位置決め壁と、この位置決め壁の取り付け位置を調整できるように板部に所定の間隔で形成した複数の取り付け穴と、を備えた構成なので、位置決め壁を所定の間隔で所望の位置へ移動することができ、例えば、小さなワークを載置する場合には、位置決め壁を切削工具側に移動させてワーク載置板から小さなワークの加工部を離す。その結果、ワーク載置板に切削工具、例えば、ミーリングカッタが干渉せず、小さなワークを切削することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワーク傾斜装置を用いたワーク加工の説明図
【図2】本発明に係るワーク傾斜装置の正面図
【図3】本発明に係るワーク傾斜装置および角度測定治具の正面図
【図4】本発明に係る角度測定治具の斜視図
【図5】本発明に係るワーク傾斜装置の分解図
【図6】第1別実施の形態図
【図7】第1別実施の形態のスライダ固定手段の断面図
【図8】第2別実施の形態の平面図
【図9】従来の傾斜角割り出し装置の説明図
【符号の説明】
11、11B…ワーク傾斜装置、12,12a…ワーク、13…工作機械(フライス盤)、17…テーブル、31,31B…ベース板、32,32B…ワーク載置板、41,71…スライダ、42,72…スライダ固定手段、43…リンク、51…ワーク載置板の一端、52,52B…ピン、53a,74…ベース板の側面、53b…ベース板のピン穴、58、58B…板部、58a…取り付け穴、58b…ワーク載置板の側面、59…位置決め壁、63…ワーク載置板のピン穴、92,93…連結手段(ピン)、P…所定の間隔、θ…傾斜角。

Claims (3)

  1. ワークを傾斜させた状態で工作機械のテーブルに載せるときに用いるワーク傾斜装置において、
    前記ワーク傾斜装置は、前記テーブルに固定するベース板と、前記ワークを載せるワーク載置板と、このワーク載置板の一端を前記ベース板にピン連結するピンと、このピンに向かって進退可能に前記ベース板に取り付けたスライダと、このスライダをベース板に固定するスライダ固定手段と、前記スライダと前記ワーク載置板との間に掛け渡したリンクと、からなり、前記スライダを進退させることでワーク載置板の傾斜角を調整できることを特徴とするワーク傾斜装置。
  2. 前記ワーク傾斜装置の両隣に同じワーク傾斜装置を並設したときに対向するワーク載置板の側面およびベース板の側面にそれぞれ形成したピン穴と、これらのピン穴を用いて連結する連結手段と、を備えたことを特徴とする請求項1記載のワーク傾斜装置。
  3. 前記ワーク載置板は、前記ワークを載せる板部と、この板部に取り付けてワークの位置決めを行う位置決め壁と、この位置決め壁の取り付け位置を調整できるように前記板部に所定の間隔で形成した複数の取り付け穴と、を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のワーク傾斜装置。
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