JP2004082070A - 脱硝触媒 - Google Patents

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Abstract

【課題】酸素ガスを殆ど含まないガス系において、共存する一酸化炭素、未燃の炭化水素類などを還元剤として用い、窒素酸化物(NOx)を還元除去する触媒を提供する。
【解決手段】一般式SrFeCo(式中、x+yは0.8から2.0の範囲にあり、x/yは0.8から2.5の範囲にある)で示されるペロブスカイト型またはペロブスカイト類似の複合酸化物結晶からなり、酸素ガス共存を必要としない反応系において還元剤で窒素酸化物を還元除去する反応に使用される、脱硝触媒である。上記結晶の比表面積は好ましくは5から60m /gである。上記触媒にさらにRu、PdおよびPtからなる群より選ばれた少なくとも一種の添加金属を担持させ、酸素ガス共存を必要としない反応系において還元剤で窒素酸化物を還元除去する反応に使用される、脱硝触媒を得ることができる。
【選択図】  なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、酸素ガスを殆ど含まないガス系において、共存する一酸化炭素、未燃の炭化水素類などを還元剤として用い、窒素酸化物(NOx)を還元除去する触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】
NOxを含むガスにNH を注入しNOxを還元除去する技術ならびに触媒はアンモニア選択接触還元法(NH ・SCR法)として広く知られている。この方法は、触媒や反応装置を使い分ければ、広い範囲の反応条件に適用でき、高速で安定した脱硝性能が示される、優れた技術と言える。
【0003】
しかしながら、NH ・SCR反応では0.5%以上、好ましくは1%以上の酸素ガス共存が必要である。酸素ガスが共存しないと、触媒は失活するかまたは1%以上の酸素共存時に比べ極めて低い脱硝性能しか示さない。ただし、一般の燃焼排ガスは1%以上の酸素を含んでおり、上記の欠点は実用上問題とならない。
【0004】
近年、一般燃焼ガスの脱硝以外に、酸素を殆ど含まない、特殊な化学プロセス排ガス中のNOx除去が必要とされるケースが生じている。このような場合、一般にNOx濃度に匹敵する濃度以上のCOガスあるいはメタンガスなどの炭化水素ガスが共存している場合が多い。
【0005】
そこで、還元雰囲気下でNOxとCOガスあるいはメタンなどの炭化水素ガスを反応させ、無害なN とCO に変換する触媒が必要とされる。
【0006】
酸素ガスが共存しなければ、例えばNOxとCOの反応は比較的簡単に進行し、一般にCO酸化触媒として知られる多くの触媒が有効である。しかしながら、高価な貴金属を使用した触媒以外は一般に安定性が低く、微量の触媒毒成分の飛来によって触媒性能が低下する場合が多い。また、反応条件によっては、COの酸化が集中的に起こり、反応熱によって触媒が局所的に高温となり(ホットスポット)活性が痛められることがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題を解消することができる触媒を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一般式    SrFeCo
(式中、x+yは0.8から2.0の範囲にあり、x/yは0.8から2.5の範囲にある)
で示されるペロブスカイト型またはペロブスカイト類似の複合酸化物結晶からなり、酸素ガス共存を必要としない反応系において還元剤で窒素酸化物を還元除去する反応に使用される、脱硝触媒に関する。
【0009】
上記結晶の比表面積は好ましくは5から60m /gである。
【0010】
上記触媒にさらにRu、PdおよびPtからなる群より選ばれた少なくとも一種の添加金属を担持させ、酸素ガス共存を必要としない反応系において還元剤で窒素酸化物を還元除去する反応に使用される、脱硝触媒を得ることができる。
【0011】
上記触媒にさらにFe、Ni、Ag、CuおよびBaからなる群より選ばれた少なくとも一種の添加金属を担持させ、酸素ガス共存を必要としない反応系において還元剤で窒素酸化物を還元除去する反応に使用される、脱硝触媒を得ることもできる。
【0012】
本発明による脱硝触媒は、Sr、FeおよびCoの酸化物または塩を混合し、得られた混合物を700〜900℃で2時間以上12時間以下焼成することにより調製することができる。
【0013】
本発明による脱硝触媒を摩砕し、得られた摩砕物をセラミックペーパーの繊維間に分散保持して板状触媒とすることもできる。
【0014】
上記板状触媒に折り曲げ加工を施した波板状触媒と平板状触媒を交互に積層してハニカム状触媒を得ることもできる。
【0015】
酸素ガス共存を必要としない反応系において、本発明による脱硝触媒(添加金属含有触媒、板状触媒、ハニカム状触媒を含む)の存在下に、温度250〜500℃でアンモニア、炭化水素または一酸化炭素を還元剤として窒素酸化物を還元除去することができる。
【0016】
・反応メカニズム
NOxとCOの反応のメカニズムを検討した。
【0017】
一般に、触媒表面上でNOx(活性化されたものも含む)とCOが出会い、それが目的の反応を起こすと考えられがちであるが、両者の濃度がppmオーダーの低濃度である場合には、両者が出会う確率は極めて低く、従って、このようなメカニズムで反応が進行する触媒では低濃度域での活性が低い(二次反応)。
【0018】
本触媒では、固体表面に多数存在する活性点にNOxが衝突・吸着された瞬間にこれが分解してN ならびにO イオンが生成する。ガス中に酸素が殆ど無くCOなどの被酸化ガスが存在する状態では活性点周辺に多数の酸素格子欠陥が存在しており、O イオンはそこに移動して電子を放出し安定する。放出された電子はN イオンと結合し、Nラジカルが生成され、Nラジカル同士が結合してN ガスとなって脱離する。
【0019】
固体表面の格子酸素と衝突したCOは、それと反応してCOとなり脱離する。固体の格子酸素は引き抜かれ、酸素格子欠陥が再現される。
【0020】
図1に上記メカニズムの概念を示す。同図で活性点AはN イオン吸着点、活性点Bは酸素格子欠陥点を示す。
【0021】
上記メカニズムでは、NOxならびにCOは各々独立に多量に存在する活性点、酸素欠陥格子点と反応するので、反応速度はNOxあるいはCO分圧にほぼ比例する(一次反応)。
【0022】
一次反応では、NOxの濃度が低下しても脱硝性能は変化しない。
【0023】
・触媒に必要な条件
上記反応メカニズムに適用される触媒が高活性を示すための必要条件を以下に示す。
【0024】
▲1▼ 気相中のNOxを解離吸着する。
【0025】
▲2▼ 解離吸着点近傍に、多数の酸素格子欠陥点が存在する。
【0026】
▲3▼ 固体表面のO イオン移動性が高い。
【0027】
▲4▼ 固体表面の電子移動性が高い。
【0028】
以上の条件に加え、触媒性能の安定性に関連する以下の条件が求められる。
【0029】
▲1▼ 容易には硫酸塩化、塩素化などを起こさない安定な構造である。
【0030】
▲2▼ 炭化水素類などにより表面酸素が過度に除去されない。
【0031】
▲3▼ 反応温度よりも最低300℃以上高い温度でも熱的に安定である。
【0032】
・触媒およびその調製法
前述の条件を満たす触媒として、一般式    SrFeCo
(式中、x+yは0.8から2.0の範囲にあり、x/yは0.8から2.5の範囲にある)で示されるペロブスカイト型類似の結晶がある。この結晶は、反応温度域で高いO イオン移動性と高い電子移動性を併せ持ち、酸素を介し基本的には2種の金属種(Sr、Fe)が結合している結晶構造を有するので、NOxの解離吸着に極めて好適である。さらに、第3の金属種(Co)を適宜添加することにより、O イオン移動性の改善と同時に結晶に歪みを与え、表面のSr−Feの距離の最適化ならびに酸素格子欠陥点の増加を図ったものである。
【0033】
即ち、この結晶は、Coの添加により、O イオン移動性と電子移動性ならびにNOx解離吸着速度の相互のバランスを調整するもので、Co添加量は反応目的(脱硝かCO酸化除去か)、反応温度などにより異なるが、一般にSrあるいはFeに対し原子比で0.3〜1.2の範囲である。結晶中の酸素の量(Z)はSr、Fe、Coの配合比により副次的に定まる量であり、触媒機能に対し積極的な意味を持たない。
【0034】
一方、O イオンはNOxの解離吸着によるもの、および、気相中に共存する酸素ガス(O )の解離吸着によるものであると考えられる。CO、炭化水素などの還元剤(被酸化物)は、これらの表面O イオンと反応してO を消費して新たなNOx解離分解を可能にする(酸素格子欠陥点の再生)。即ち、共存する酸素ガス(O )解離吸着の防止はNOxと還元剤の反応選択性の向上につながる。
【0035】
一連の反応の律速段階は、上記表面O の除去にあるらしく、O 解離吸着の防止は反応選択性の向上ばかりでなく、総合的な脱硝反応速度の向上にもつながる。
【0036】
SrFeCo結晶は、それだけで有効な触媒として機能するが、さらにこの結晶表面に各種金属酸化物を担持させて表面O の除去反応速度を改善することができる。即ち、2.0%以下のPt、Pd、Ruなどの添加により、特に炭化水素類による表面O の除去反応速度を大幅に改善することができる。また、Fe、Ni、Ag、Cu、Baの添加により特にCOによる表面O の除去反応速度を大幅に改善することができる。
【0037】
Pt、Pd、Ruなどを添加した触媒は、通ガス開始後、室温から400℃で高いNOx吸着性を示す。即ち、図1の吸着点Bが多数存在し、それが飽和するまでは被酸化ガスとの反応を待たずにNOxの解離吸着が進行すると考えられる。吸着されたNOxは250℃以上の反応温度で、暫時COなどと前述の反応を起こし消費される。
【0038】
即ち、ガス中のNOxは、通ガス直後の低温から反応開始温度までの昇温過程でも高効率に除去されることになる。
【0039】
本発明になる触媒を気相酸素が殆ど存在しないガス中、300℃以上で反応に供すれば、後述の実施例に示すように非常に高速の反応性を示し、触媒細孔内へのガス拡散が間に合わない状況が出現する。この場合、反応は殆ど全て触媒外表面(幾何表面)のみで進行していることになる。即ち、本触媒は比表面積、細孔容積、細孔分布などの物理性状に殆ど影響されない。
【0040】
また、微量の添加物、不純物が混入しても、Sr、Feによるペロブスカイト類似構造が影響を受けない限り、同様の機能・特性が発揮される。
【0041】
この構造は高温で比較的安定であり、SOx、塩素ガスなどとの接触によっても長期間構造を維持できる。
【0042】
SrFeCo結晶は各金属種(Sr、Fe、Co)の酸化物、硝酸塩、炭酸塩、有機酸塩等を摩砕混合し、空気中700〜900℃で2時間以上、12時間以下で焼成すれば容易に得られる。具体的な製造例は実施例で示すが、高温で長時間の焼成で活性を減じることは認められず、より高温、長時間の焼成でも同等の性能の触媒が得られるが、ここでは経済性を考え上限を設けた。
【0043】
得られた結晶を再度摩砕し、所定濃度のPt、Pd、RuあるいはFe、Ni、Ag、Cu、Baの硝酸塩、塩化物、有機酸塩などの水溶液を含浸させ、乾燥後300℃以上500℃以下で通気焼成して所望の触媒を得ることが出来る。
【0044】
焼成中に各種金属塩が分解し金属は酸化物となる。焼成温度は金属塩分解温度より高く、焼成時間は分解が完了する迄で良い。このとき、分解生成ガスを速やかに系外に排出し、金属の酸化状態を維持するのに十分な量の空気を通じて焼成を行うことが肝要である。
【0045】
得られた触媒粉を必要に応じ摩砕し、公知の方法でマトリクッスであるセラミックペーパーの繊維間に分散保持させて板状ならびにハニカム状触媒を得ることができる。
【0046】
以下に、実施例をもって、具体的な触媒調製と触媒反応特性を示す。
【0047】
【発明の実施の形態】
【0048】
【実施例】
▲1▼ ペロブスカイト結晶の調製
硝酸ストロンチュウム(SrCO )       60.0g
酸化鉄ヘマタイト(Fe O )         32.4g
硝酸コバルト(Co(NO ) ・6H O)   59.1g
を摩砕し、十分に混合した。
【0049】
この混合粉体を2リットルの2−プロバノールに攪拌しながら徐々に投入し、全体を15時間攪拌しながら放置した。その後、2−プロバノールを50℃以下で蒸発除去し、残った固形物を乾燥機で110℃乾燥した。
【0050】
乾燥後、坩堝中、電気炉で850℃、10時間焼成した。
【0051】
以上の操作でSrFeCo0.5 O 結晶約80gを得ることが出来た。
【0052】
この内の8gを摩砕し、得られた摩砕物を圧縮成型し、粒径40〜80メッシュの触媒Aを得た。触媒AのBET比表面積は12m /gであった。
【0053】
▲2▼ Ru担持触媒の調製
RuCl ・nH O(Ru分38%)を100mlの純水に溶解し、得られた溶液に上記の摩砕SrFeCo0.5 O 結晶10.0gを投入、溶液を2時間攪拌した。その後80℃以下で水を蒸発させ、残った固形物を110℃乾燥後、坩堝中、電気炉で350℃、3時間焼成した。焼成の間、電気炉に0.6m /hの空気を注入した。
【0054】
焼成後の粉体を摩砕し、得られた摩砕物を圧縮成型し、粒径40〜80メッシュの触媒Bを得た。触媒BのBET比表面積は20.5m /gであった。
【0055】
▲3▼ Fe、Ag担持触媒の調製
硝酸鉄(Fe(NO ) ・9H O)      0.5g
硝酸銀(AgNO )              0.2g
を同時に100mlの純水に溶解し、得られた溶液に上記の摩砕SrFeCo .5 O 結晶10.0gを投入し、溶液を2時間攪拌した。その後80℃以下で水を蒸発させ、残った固形物を110℃乾燥後、坩堝中、電気炉で350℃、3時間焼成した。焼成の間、電気炉に0.6m /hの空気を注入した。
【0056】
焼成後の粉体を摩砕し、得られた摩砕物を圧縮成型し、粒径40〜80メッシュの触媒Cを得た。触媒CのBET比表面積は11.5m /gであった。
【0057】
▲4▼ 板状触媒の調製
純水200mlにシリカコロイド溶液(固形分20%)20mlとリグニン0.5gを溶解し、得られた増粘溶液に、上記の摩砕SrFeCo0.5 O 結晶50.0gを投入して10時間攪拌して触媒スラリーを調製した。
【0058】
厚さ0.3mmのセラミクスペーパー(日本無機社製、MCS03)を平底バットの中に広げ、ペーパーの上に上記触媒スラリーを十分な量たらし、軽くゴムローラーにかけてスラリーをペイパーに強制的にしみ込ませ、ペーパーを110℃乾燥後400℃で3時間焼成した。
【0059】
以上の操作で、摩砕SrFeCo0.5 O 結晶を56g/m保持した平板状触媒を得た。これを触媒Dとする。
【0060】
▲5▼ 脱硝性能の評価
下記の調製ガスを反応管に通し、触媒A〜Cの脱硝性能を評価した。
【0061】
Figure 2004082070
【0062】
昇温後通ガス開始から40〜50時間経過後、脱硝性が安定していることを確認した後、反応管出入り口のガス分析を行った。
【0063】
図2に反応温度と脱硝率の関係を示し、図3に空間速度(SV)と脱硝率の関係を示す。
【0064】
また、触媒A、Bに関し、還元剤COをメタンガス(CH)に代えて同様の実験を行った。この結果を図4に示す。
【0065】
触媒Dに関しては、5mm×32mmの矩形流路断面を有する高密度アルミナ製反応管に、30mm×50mmの平板状触媒Dを20メッシュステンレス金網で挟んだ状態で充填し、反応性試験に供した。調製ガス組成は図2の実験のものと同じにした。
【0066】
触媒量パラメータとして、粒状触媒に対する空間速度(SV)に代えて、板状触媒に対しては面積速度(AV)を用いた。
【0067】
SV=(ガス流量(m /h))/(充填触媒嵩体積(m ))
AV=(ガス流量(m /h))/(充填触媒幾何表面積(m ))
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、酸素ガスを全くないしは殆ど含まない反応系において、共存するCO、未燃の炭化水素類等を還元剤として用いNOxを除去する新規触媒を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】反応メカニズムを示す概念図である。
【図2】脱硝率に対する反応温度の影響を示すグラフである。
【図3】脱硝率に対するSVの影響を示すグラフである。
【図4】還元剤メタンガスの場合の脱硝率に対する反応温度の影響を示すグラフである。
【図5】板状触媒の場合の脱硝率に対する反応温度の影響を示すグラフである。

Claims (8)

  1. 一般式    SrFeCo
    (式中、x+yは0.8から2.0の範囲にあり、x/yは0.8から2.5の範囲にある)
    で示されるペロブスカイト型またはペロブスカイト類似の複合酸化物結晶からなり、酸素ガス共存を必要としない反応系において還元剤で窒素酸化物を還元除去する反応に使用される、脱硝触媒。
  2. 上記結晶の比表面積が5から60m /gである請求項1記載の脱硝触媒。
  3. 請求項1記載の触媒にさらにRu、PdおよびPtからなる群より選ばれた少なくとも一種を担持させてなり、酸素ガス共存を必要としない反応系において還元剤で窒素酸化物を還元除去する反応に使用される、脱硝触媒。
  4. 請求項1記載の触媒にさらにFe、Ni、Ag、CuおよびBaからなる群より選ばれた少なくとも一種を担持させてなり、酸素ガス共存を必要としない反応系において還元剤で窒素酸化物を還元除去する反応に使用される、脱硝触媒。
  5. Sr、FeおよびCoの酸化物または塩を混合し、得られた混合物を700〜900℃で2時間以上12時間以下焼成する、請求項1記載の脱硝触媒の製法。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の触媒の摩砕物をセラミックペーパーの繊維間に分散保持してなる板状触媒。
  7. 請求項6記載の板状触媒に折り曲げ加工を施した波板状触媒と平板状触媒を交互に積層してなるハニカム状触媒。
  8. 酸素ガス共存を必要としない反応系において、請求項1〜4、6および7のいずれかに記載の触媒の存在下に、温度250〜500℃でアンモニア、炭化水素または一酸化炭素を還元剤として窒素酸化物を還元除去する脱硝方法。
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