JP2004080952A - 停電検知方式 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、システムに悪影響を及ぼす高調波を増大することなく、電源が停電した場合には、速やかに停電を検知することの出来る停電検知方式を提供することである。
【解決手段】交流電源に接続され交流を直流に変換するコンバータにおいて、電源側に所定高調波電流を流す手段と、電源の電圧あるいは周波数を検出あるいは演算する手段と、電源の電圧あるいは周波数に基づき前記交流電源が停電状態であることを検知する停電検知手段とを備えていることを特徴とする停電検知方式。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、停電検知方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
交流電車の構成及びコンバータの制御回路について、図を参照し詳細に説明する。図4は、従来の交流電車の主変換装置の構成図である。
従来の交流電車は、架線1から供給される電力を受け取るパンタグラフ2,パンタグラフ2により受け取った電力の電圧を変換する主変圧器3,レール4と接する車輪5,交流電力を直流電力に変換するコンバータ6,直流電力を交流電力に変換するインバータ7,電動機8,フィルターコンデンサ9から構成される。
このように構成された交流電車において、パンタグラフ1と主変圧器3が接続される。主変圧器3と車輪5及びコンバータ6が接続される。コンバータ6の直流電流側には、インバータ7とフィルターコンデンサ9が接続される。インバータ7の交流電流側には、電動機8が接続される。
このように構成された交流電車は、交流の架線1からパンタグラフ2を介して集電し、主変圧器3により降圧され、コンバータ6により電源の交流を直流に電力変換する。コンバータ6の直流出力側には、フィルタコンデンサ9を備え、電圧を平滑化する。インバータ7は、主変圧器3により降圧されとコンバータ6により交流電流から直流電流に変換された直流電流を交流電流に変換する。
【0003】
このように構成された、交流電車において、電源である変電所が停電した場合には、保安上、速やかに車両を停止させることが要求される。停電検知において、問題となるのは、ブレーキ減速中の回生車と力行加速中の力行車とが同一の変電所(電源)に接続した条件で停電が起こった場合である。ブレーキ減速中の回生車と力行加速中の力行車とが同一の変電所すなわち電源に接続した条件で停電が起こった場合、回生車の回生有効電力と力行車の力行有効電力とが一致し、無効電力も一致してしまうことがある。回生車の回生有効電力と力行車の力行有効電力とが一致し、無効電力も一致すると、電源への電流が0となる。近年では、PWMコンバータの適用により、回生力率も力行力率も1に制御することから、無効電力が常にバランスした状態が続いてしまう。
このような問題を解決するために考えられた従来のPWMコンバータ6の制御及び停電検知方式について説明する。図4において、従来のPWMコンバータ6の制御回路はフィルター回路13,ゼロクロス検知部14,周波数演算部15,外乱周波数重畳部16,位相演算部17,正弦波演算部18,減算部19,電圧制御部20,乗算部21,減算器22,電流制御部23,電圧FF演算部24,加算器25,PWM制御部26,停電検知部27,アンド回路28により構成される。
【0004】
このように構成されたPWMコンバータ6の制御回路において、フィルター回路13とゼロクロス検知部14が接続される。ゼロクロス検知部14と周波数演算部15が接続される。周波数演算部15は、停電検知部27及び外乱周波数重畳部16と接続される。外乱周波数重畳部16は、位相演算部17と接続される。
位相演算部17は、正弦波演算部18と接続される。減算部19と電圧制御部20が接続される。電圧制御部20と正弦波演算部18は、乗算部21と接続される。減算器22は、乗算部21と電流検出部11と接続される。減算器22は、電流制御部23と接続される。加算器25は、 電圧FF演算部24及び電流制御部23と接続される。PWM制御部26は、加算器及びアンド回路28と接続される。停電検知部27は、アンド回路28と接続される。
このように構成された従来のPWMコンバータ6の制御回路において、主変圧器3の3次巻線の電圧は、電圧検出器12により検出されフィルタ回路13と停電検出部27に入力される。フィルタ回路13では、高調波分を低減した電源電圧をゼロクロス検知部14に出力する。周波数演算部15では、ゼロクロス検知部14の出力であるゼロクロス信号に応じて、電源周波数Fs*を外乱周波数重畳部16と停電検知部27へ演算出力する。外乱周波数重畳部16は、ある所定の外乱周波数Fdisを、周波数演算部15で検出演算した電源周波数Fs*から減算し、補正後の電源周波数Fsを位相演算部17へ出力する。位相演算部17は、電源周波数Fsに基づき、それを積分して電源電圧位相θsを算出し正弦波演算部18に出力する。減算部19では、直流電圧指令Vdc*からフィルタコンデンサ9を電圧検出器10により検出した直流電圧Vdcを減算し、電圧偏差ΔVdcとして電圧制御部20に出力する。乗算器21では、正弦波演算部18の出力である単位正弦波SinWaveと電圧制御部20との出力である電流指令振幅AmpIs*とを乗算し、瞬時電流指令Is*として減算器22へ出力する。減算器22では、電流指令Is*から電流検出器11により検出された電流Isを減算し、電流偏差ΔIsとして電流制御部23へ出力する。電流制御部23では、電流偏差ΔIsが零となるように次のように出力電圧補正値V_ACRを演算し、加算器25へ出力する。電圧FF演算部24は、電源電圧に相当する電圧及び主変圧器3の漏れインダクタンスによる電圧降下に相当する電圧指令を演算し、加算器25へ出力する。加算器25では、電流制御部23の出力V_ACRと電圧FF演算部24の出力とを加算し、コンバータ6の出力電圧指令V*をPWM制御部26へ演算出力する。停電検知部27には、主変圧器3の3次巻線から検出した電源電圧Vs3と周波数演算部15で演算される電源周波数FS*が入力され、停電フラグFDを演算しアンド回路28へ出力する。アンド回路28には、停電検知信号FDと運転指令Run*とが入力され、そのアンドをとり、ゲート指令Gst*としてPWM制御部26へ出力する。
【0005】
このように構成されたPWMコンバータの制御回路において、ゼロクロス検知部14は、ファイル回路13の出力Vs3fの正負に応じて、数1のような出力をする。フィルタについては限定するものでなく、高調波の影響を低減し、基本波電圧を抽出しようとするものである。
【0006】
【数1】
Figure 2004080952
なお、電源電圧に相当する電圧を検出するため、主変圧器3の3次巻線の電圧を検出しているが、主変圧器3の1次巻線の電圧を検出する構成であってもかまわない。
このように構成されたPWMコンバータ6の制御回路において、周波数演算部15では、ゼロクロス検知部14の出力であるゼロクロス信号ZeroCrossに応じて、電源周波数Fs*を演算出力する。すなわち、ゼロクロス信号ZeroCrossの立ちあがりから、次回の立ちあがりまでの時間を計測し、その逆数により、電源周波数Fs*を演算する。
このように構成されたPWMコンバータ6の制御回路において、位相演算部17では、後述する補正後の電源周波数Fsに基づき、それを積分して電源電圧位相θsを算出する。ただし、前記ゼロクロス信号ZeroCrossの立ち上がりにより、位相を零クリアする。
このように構成されたPWMコンバータ6の制御回路において、正弦波演算部18では、電源電圧Vs3と同期した単位正弦波SinWaveを数2で演算する。
【0007】
【数2】
Figure 2004080952
このように構成された従来のPWMコンバータ6の制御回路において、減算部19では、直流電圧指令Vdc*からフィルタコンデンサ9を電圧検出器10により検出した直流電圧Vdcを減算し、電圧偏差ΔVdcとして出力する。
このように構成された従来のPWMコンバータ6の制御回路において、電圧制御部20では、減算部19の出力である直流電圧偏差ΔVdcを入力し、電圧偏差が零となるように、数3に基づき演算を行い、電流指令振幅AmpIs*を演算出力する。
【0008】
【数3】
Figure 2004080952
ここに、KpAVR:比例制御ゲイン、KiAVR:積分制御ゲイン、s:ラプラス演算子である。
このように構成された従来のPWMコンバータ6の制御回路において、乗算器21では、正弦波演算部18の出力である単位正弦波SinWaveと電圧制御部20との出力である電流指令振幅AmpIs*とを乗算し(数4参照)、瞬時電流指令Is*として出力する。ここに、電流の符合は、主変圧器3からコンバータ6へ流れる方向を正とする。
【0009】
【数4】
Figure 2004080952
コンバータ6の交流入力側の電流Isは、電流検出器11により検出する。
このように構成された従来のPWMコンバータ6の制御回路において、減算器21では、電流指令Is*から検出電源Isを減算し、電流偏差ΔIsとして出力する。
このように構成された従来のPWMコンバータ6の制御回路において、電流制御部23では、電流偏差ΔIsが零となるように次のように出力電圧補正値V_ACRを数5に基づき演算する。
【0010】
【数5】
Figure 2004080952
ここに、KpACR:比例制御ゲインである。
このように構成された従来のPWMコンバータ6の制御回路において、電圧FF演算部24は、電源電圧に相当する電圧及び主変圧器3の漏れインダクタンスによる電圧降下に相当する電圧指令を演算し、コンバータ6の出力電圧指令のフィードフォワード項となる。すなわち、次のようにフィードフォワード電圧V_FFを数6に基づき演算するものである。
【0011】
【数6】
Figure 2004080952
ここに、VsRms:主変圧器の2次巻線の電源電圧実効値、L:主変圧器の漏れインダクタンス、Fs0:電源周波数基準値[Hz]である。
このように構成された従来のPWMコンバータ6の制御回路において、加算器25では、電流制御部23の出力V_ACRと電圧FF演算部24の出力とを加算し、コンバータ6の出力電圧指令V*を演算出力する。
このように構成された従来のPWMコンバータ6の制御回路において、PWM制御部26では、ゲート指令Gst*と出力電圧指令V*を入力し、ゲート指令Gst*が1の場合に、出力電圧指令V*に相当する電圧を出力するように、コンバータ6のゲートを制御する。ゲート指令Gst*が0の場合には、ゲートブロックする。このPWM制御技術は周知の技術であり、詳細を省略する。
このように構成された従来のPWMコンバータ6の制御回路において、停電検知部27には、主変圧器3の3次巻線から検出した電源電圧Vs3と周波数演算部15で演算される電源周波数FS*が入力され、停電フラグFDを数7に基づき演算しアンド回路28に出力する。
【0012】
【数7】
Figure 2004080952
アンド回路28は、運転指令Run*と停電検知部27からの停電検知信号(停電フラグ)FDのアンドを取り、PWM制御部26に出力する。
停電検知部27について図を参照して詳細に説明する。図5は、従来の停電検知部の構成図である。
停電検知部27は、一次電圧演算部29,バンドパスフィルタ30,減算器31,絶対値演算部32,コンパレータ33,減算器34,絶対値演算器35,コンパレータ36,変化量演算部37,絶対値演算器38,コンパレータ39,オア回路40,インバータ回路41により構成されている。
このように構成された停電検知部27において、主変圧器3の3次電圧Vs3は、1次電圧演算部29に入力される。1次電圧演算部29は、主変圧器3の3次電圧Vs3から1次電圧Vs1を演算し、バンドパスフィルタ30及び減算器31に出力する。バンドパスフィルタ30は、1次電圧演算部29から入力された1次電圧Vs1から電源電圧の基準周波数成分を抽出しVbpfとして、減算器31に出力する。減算器31は、1次電圧演算部29から入力されたVs1からバンドパスフィルタ30から入力されたVbpfを減算し、絶対値演算部32に出力する。絶対値演算部32は、減算器31から入力された値の絶対値を演算し、電源電圧偏差ΔVs1ABSとしてコンパレータ33へ出力する。コンパレータ33は、絶対値演算部32により入力された電源電圧偏差ΔVs1ABSの値が、予め定められた値よりも低いときに0をオア回路40に出力し、電源電圧偏差ΔVs1ABSの値が予め定められた値と同じまたは高いときに1をオア回路40に出力する。減算器34は、周波数演算部17ら入力された電源周波数Fs*から電源周波数基準Fs0を減算し絶対値演算部35に出力する。絶対値演算部35は、減算器34から入力された値の絶対値を演算し、周波数偏差ΔFsABSとしてコンパレータ36に出力する。コンパレータ36では、周波数偏差ΔFsABSの値が、予め定められた値よりも低いときには0をオア回路40に出力し、周波数偏差ΔFsABSの値が予め定めされた値と同じまたは高いときには1をオア回路40に出力する。変化量演算部37は、周波数演算部17から電源周波数Fs*を入力される。変化量演算部37は、電源周波数Fs*の時間的な変化量を演算し絶対値演算部38に出力する。絶対値演算部38は、変化量演算部37にから入力された値の絶対値を演算し、周波数変化量dFsABSとしてコンパレータ39に出力する。コンパレータ39では、絶対値演算部38から入力された周波数変化量dFsABSが、予め定められた値より低いときは0をオア回路40に出力し、周波数変化量dFsABSが、予め定められた値と同じまたは高い時には、1をオア回路40に出力する。オア回路40では、コンパレータ33,コンパレータ36,コンパレータ39から入力された値のオアを取りインバータ回路41に出力する。インバータ回路41は、オア回路40から入力された値を反転し停電検知信号FDとして出力する。
【0013】
このように構成された停電検知部27において、主変圧器3の3次電圧Vs3は、1次電圧演算部29に入力される。1次電圧演算部29では、主変圧器の1次巻線と3次巻線のターン数に基づき、3次電圧Vs3から1次電圧Vs1を演算する。
このように構成された停電検知部27において、1次電圧Vs1は、バンドパスフィルタ30に入力される。バンドパスフィルタ30は、例えば、数8のように伝達特性を有するものである。
【0014】
【数8】
Figure 2004080952
ここに、ωc:中心角周波数で、電源角周波数基準Fs0[Hz](実際の単位は[rad/s]であるので、Fs0×2π)に設定する。すなわち、50[Hz]あるいは60[Hz]相当である。Q:バンドパスフィルタの尖度を表す。
このように構成された停電検知部27において、減算器31では、1次電圧Vs1からバンドパスフィルタ30の出力Vbpfを減算する。絶対値演算部32では、減算器31の出力の絶対値を演算し、電源電圧偏差ΔVs1ABSとして出力する。
このように構成された停電検知部27において、コンパレータ33では、電源電圧偏差ΔVs1ABSに基づき、出力VsErrorを数9により演算する。
【0015】
【数9】
Figure 2004080952
ここに、αは所定の設定値である。
このように構成された停電検知部27において、減算器34には、周波数演算部15で検出演算した電源周波数Fs*から電源周波数基準Fs0を減算出力する。絶対値演算部35では、減算器34の出力の絶対値を演算し、周波数偏差ΔFsABSとして出力する。
このように構成された停電検知部27において、コンパレータ36では、周波数偏差ΔFsABSに基づき、出力FsErrorを数10により演算する。
【0016】
【数10】
Figure 2004080952
ここに、βは所定の設定値である。
このように構成された停電検知部27において、変化量演算部37には、周波数演算部15で検出演算した電源周波数Fs*が入力され、その時間的な変化量を演算出力する。時間的な変化量は、微分処理を施すことで、演算することができる。絶対値演算部35では、変化量演算部37の出力の絶対値を演算し、周波数変化量dFsABSとして出力する。
このように構成された停電検知部27において、コンパレータ36では、周波数変化量dFsABSに基づき、出力dFsErrorを数11により演算する。
【0017】
【数11】
Figure 2004080952
ここに、γは所定の設定値である。
このように構成された停電検知部27において、オア回路40には、上記、VsErrorとFsErrorとdFsFrrorとが入力され、それらのオアをとり出力する。インバータ回路41では、オア回路40の出力を反転し、停電検知信号FDとして出力する。
このように構成された停電検知部27において、電源が停電した場合には、コンバータ6から見た電源電圧、すなわち、架線1の電圧が低下あるいは増加したり、その周波数が変化する。電源電圧に、バンドパスフィルタ30を通すことで、電源電圧の基準周波数成分(バンドパスフィルタの中心周波数を基準周波数Fs0に設定しているため)のみが抽出できる。停電により電源周波数が変化すると、バンドパスフィルタの出力は小さくなる。よって、停電により周波数が変化した場合には、バンドパスフィルタ30の出力と電源電圧Vs1とが大きな差が生じる。これを絶対値演算部32とコンパレータ33で検出することにより、停電を検知することができる。また、周波数演算部15により検出した電源周波数Fs*と基準周波数Fs0との差の絶対値が所定値より生じたことにより、停電を検知することも可能である。また、電源周波数Fs*の時間的な変化量を演算し、大きな変化を示したことをもって、停電を検知することもできる。
【0018】
このように構成された停電検知部27において、停電検知部27で出力された停電検知信号FDは、アンド回路28に入力される。アンド回路28には、停電検知信号FDと運転指令Run*とが入力され、そのアンドをとり、ゲート指令Gst*として出力する。よって、運転指令Run*が運転指令状態(Run*=1)にある場合でも、停電検知信号FDが停電状態であるFD=0の場合には、コンバータ6はゲートブロック状態となり、動作停止に至る。
このように構成された停電検知方式の作用について図を参照し詳細に説明する。図6は、従来の停電検知方式によるの周波数変化の作用の図である。
図6において、電源周波数は50Hzであるとし、区間▲1▼〜▲2▼では、電源が健全状態、区間▲2▼〜▲5▼で停電状態にあるとする。
区間▲1▼〜▲2▼において、電源が健全であるため、コンバータ6が外乱周波数重畳による制御を行っても、電源周波数の検出値である電源周波数Fs*は50Hzを維持する。一方、▲2▼の時点で停電した場合、電源周波数を拘束するものがなくなるため、コンバータ6自身の出力周波数に応じた電源周波数が得られる。外乱周波数Fdisによる実際の電源周波数の変化を、ここでは、分かりやすくFdisであると仮定すると、次のゼロクロス点▲3▼において、電源周波数Fs*として50−Fdis[Hz]を検出する。これに対し、外乱周波数重畳制御により、補正後の電源周波数Fsは50−2×Fdis[Hz]となる。次のゼロクロス点▲4▼において、電源周波数Fs*として、50−2×Fdis[Hz]を検出する。これに対し、外乱周波数重畳制御により、補正後の電源周波数Fsは50−3×Fdis[Hz]となる。これらを繰り返すことにより、電源周波数Fs*は徐々に低下していく。よって、前述の停電検知方式により、停電を速やかに判断することが可能となる。なお、この制御は回生時のみ有効となっている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のPWMコンバータの制御方式(以下外乱周波数重畳制御方式)では、停電を検知する点で絶大なる効果を発揮するものの、コンバータ6の入力交流電流波形が図6の電流指令Is*(電流制御の効果により、電流指令Is*と電流Isはほぼ一致する)のように歪みが生じる。レール5は信号機等を制御するための軌道回路の一部であり、レール5に流れる電流の特定周波数成分には許容値がある。外乱周波数重畳制御を行わない場合、奇数次の高調波しか生じないが、外乱周波数重畳を行うことで偶数次の高調波が生じる。これにより、前記周波数帯への悪影響の可能性があり、外乱周波数制御を抑制するなど、停電検知能力が十分に得られない場合がある。
本発明の目的は、システムに悪影響を及ぼす高調波を増大することなく、電源が停電した場合には、速やかに停電を検知することの出来る停電検知方式を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明に基づく停電検知方式は、交流電源と当該交流電源に接続され交流を直流に変換するコンバータにおいて、コンバータは電源側に所定高調波電流を流す手段と、電源の電圧あるいは周波数を検出あるいは演算する手段と、電源の電圧あるいは周波数に基づき前記交流電源が停電状態であることを検知する停電検知手段とを備えていることを特徴とする。
本発明に基づく停電検知方式は、交流電源に接続され交流を直流に変換するコンバータにおいて、交流電源側に誘導障害の起こらない高調波電流を流す手段と、電源の電圧あるいは周波数を検出あるいは演算する手段と、電源の電圧あるいは周波数に基づき前記交流電源が停電状態であることを検知する停電検知手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明に基づく停電検知方式は、架線からパンタグラフを介して交流電力を供給され直流電力に変換するコンバータを備えた電気車において、前記コンバータの交流入力側の交流電流に、誘導障害の起きないような高調波を重畳する手段を有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本発明に基づく第1の実施の形態の停電検知方式について、図面を参照して説明する。図1は、本発明に基づく第1の実施の形態の停電検知方式を組み込んだ主回路の構成図である。図2は、本発明に基づく第1の実施の形態の停電検知方式による高調波が重畳した電源電圧とゼロクロスの関係の図である。なお、図4及び図5及び図6に記載したものと構造上同一のものについては、同符号を付して説明を省略する。
本発明に基づく第1の実施形態の停電検知方式を組み込んだ主回路は、電圧検出器12,フィルター回路13,ゼロクロス検知部14,周波数演算部15,位相演算部17,正弦波演算部18,減算部19,電圧制御部20,乗算部21,減算器22,電流制御部23,電圧FF演算部24,加算器25,PWM制御部26,停電検知手段である停電検知部27,アンド回路28,高調波重畳部42により構成される従来の外乱周波数重畳制御方式の主回路から外乱周波数重畳部16を省き、高調波重畳部42を加えたものである。
このように構成された停電検知方式を組み込んだ主回路において、高調波重畳部42には、電源周波数Fs*と電源位相θsとが入力され、乗算器21の出力である電流指令基準Is0*を補正して、電流指令Is*を生成する。
【0022】
このように構成された高調波重畳部42において、乗算器43では、電源位相θsに所定の高調波次数Nを乗算し、高調波位相基準θh0*を出力する。加算器44において、高調波位相角の補正値θhCmpを加算し、高調波位相θh*として出力する。正弦波演算部45では、高調波位相θh*の正弦を演算し、出力する。高調波振幅演算部46では、電源周波数Fs*に応じて、高調波振幅AmpIsHを演算出力する。その詳細については、後述する。なお、本明細書における高調波振幅AmpIsHは、正負をとり得るものであるとする。乗算器47では、正弦波演算部45の出力と高調波振幅演算部46の出力AmpIsHとを乗算し、電流指令補正値IsCmpとして出力する。すなわち、電流指令補正値IsCmpは、数12で演算できる。
【0023】
【数12】
Figure 2004080952
加算器48では、乗算器21の出力である電流指令基準Is0*に、前記電流指令補正値IsCmpとを加算補正し、電流指令Is*として出力する。
このように構成された高調波重畳部42において、コンバータ6の交流入力電流IsにN次高調波電流を重畳することができる。コンバータ6の交流入力電流IsにN次高調波電流を重畳することができるため、システムの高調波許容値に影響が小さいように設定することができる。鉄道車両の駆動制御装置の場合、偶数次成分には、前述の軌道回路の周波数帯が設定されることがあり、奇数次に設定するのが有効である。なお、高調波位相補正値θhCmpは、重畳する高調波電流から電源電圧(ここでは架線電圧)中の高調波電圧位相までの位相特性、また、電源電圧からゼロクロス検知部14の入力までの高調波位相特性に応じて設定する必要がある。
電源電圧(架線電圧)に高調波電圧が生じたことを仮定し、それがゼロクロスに与える影響を図2を用いて説明する。図2は、高調波が重畳した電源電圧とゼロクロスの関係図である。図2において、重畳する高調波次数Nとして3次とし、高調波電圧振幅は基本波電圧振幅の50%となったと仮定する。図2において、Vs3は電圧検出器12で検出した主変圧器12の3次電圧であり、Vs3fはフィルタ回路13の出力である。図2中の(N)は、各電圧に含まれるN次成分である。
図2において、3次電圧と1次電圧すなわち電源電圧(架線電圧)とは基本波・3次高調波とも位相差がないことを仮定する。図2において、フィルタ回路13の周波数特性として、ゲイン特性は全周波数で1倍、位相特性は基本波成分で位相差なし、3次成分で90度遅れであると仮定する。
【0024】
図2(a)は、3次高調波電圧として、基本波位相に比べ、90度進み位相を持つ場合である。なお、図2における電源電圧Vs3とは、主変圧器3にかかる電圧のことであり、架線に存在する本来の電源すなわち変電所が停電したとしても、同架線から給電をうけるコンバータ6全てが、動作停止(すなわちGst=0)に至らなければ、架線電圧は失われない。ここでは、変電所が停電するもので、コンバータ6が運転を継続している状態を表している。
電源電圧Vs3を見た場合、基本波Vs3(1)のゼロクロスに対し、Vs3のゼロクロスは進んでいることが分かる。しかし、フィルタ回路13の出力であるVs3fのゼロクロスは、その基本波成分Vs3f(1)と比べ、位相差がない。この状態は、高調波電圧が電源電圧に重畳していても、ゼロクロスの位相が変化しないため、電源周波数Fs*が変化していかず、停電を検知しにくいことを表す。
図2(b)において、3次高調波電圧として、基本波位相と位相差がない場合を示す。電源電圧Vs3を見た場合、その基本波Vs3(1)のゼロクロスに対し、ゼロクロス点の位相差はないが、フィルタ回路13の出力であるVs3fのゼロクロスは、基本波Vs3f(1)のゼロクロスに対し遅れている。ゼロクロスの立ち上がり、あるいは、立下りの間隔により電源周波数Fs*を演算するため、周波数演算値Fs*が低下することになる(ゼロクロスの立ち上がりあるいは立下りが電源位相の原点と考えているため)。これにより、電源周波数の変化を助長し、停電を容易に検知することが可能となる。
【0025】
このように構成された停電検知方式において、コンバータの交流入力側に、高調波電流を故意に重畳することにより、停電時における電源周波数を変化させる効果がある。これにより、迅速に停電を検知することが可能である。高調波の次数は、任意に設定が可能であるため、各システムに応じて、その高調波レベルが問題とならない範囲に設定することが可能であり、その高調波許容レベル以内であれば、重畳する高調波レベルを大きくとることが可能で、一層の停電検知能力を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態の停電検知方式では、従来の停電検知方式のように回生中のコンバータのみが高調波電流を重畳しているが、第1の実施の形態の停電検知方式では、力行中のコンバータも同様な構成をとることが可能であり、力行車・回生車が同時に同停電方式を作用させることで、停電における電源周波数の変化を増加させることが可能で、より迅速な停電検知が可能となる。
(第2の実施の形態)
本発明に基づく第2の実施の形態の停電検知方式について図を参照し詳細に説明する。図3は、本発明に基づく第2の実施の形態の停電検知部の構成図である。
本発明に基づく第2の実施の形態の停電検知方式を組み込んだ主回路の構成は、本発明に基づく第1の実施の形態の停電検知方式を組み込んだ主回路の構成とは、停電検知部27を高調波停電検知部54に変えたものであるので主回路の構成図については、省略する。
【0026】
本発明に基づく第2の実施の形態の停電検知部は、高調波停電検知部54以外は、従来の停電検知部27と同様であるため、図5に記載したものと構造上同一であるものには、同符号を付して説明を省略する。
本発明に基づく第2の実施の形態の停電検知方式の停電検知部27は、一次電圧演算部29,バンドパスフィルター30,減算器31,絶対値演算部32,コンパレータ33,減算器34,絶対値演算器35,コンパレータ36,変化量演算部37,絶対値演算器38,コンパレータ39,オア回路40,インバータ回路41, 高調波停電検知部49から構成されている。
高調波停電検知部49は、バンドパスフィルタ50、絶対値演算部51、コンパレータ52からなる。
バンドパスフィルタ50には、主変圧器3の3次巻線電圧Vs3が入力される。バンドパスフィルタ50は、数13に示すな伝達特性を有するものである。
【0027】
【数13】
Figure 2004080952
ここに、ωc2:中心角周波数で、重畳する高調波周波数を設定する。Q2:バンドパスフィルタの尖度を表す。絶対値演算部51ではバンドパスフィルタ52の出力であるVbpf2の絶対値を演算し、高調波電圧VsHABSとして出力する。
コンパレータ52では、高調波電圧VsHABSに基づき、出力VshErrorを演算する。
【0028】
【数14】
Figure 2004080952
ここに、δは所定の設定値である。
コンパレータ52の出力であるVshErrorは、オア回路40に入力される。
このように構成された停電検知部において、停電時には電源が無くなるため、高調波インピーダンスが変化する。コンバータ6は電流制御22の作用効果により、電流指令値Is*に一致した電流Isを流すように制御されている。よって、電流指令値Is*に高調波を含む場合、高調波インピーダンスの差異は、電源電圧の差異となって現れる。一般的には、電源が無くなると、高調波インピーダンスが増大するものなので、その結果として電源電圧の高調波成分が増大する。電源電圧より、高調波成分をバンドパスフィルタで抽出し、そのレベルが所定値を上回ったことにより、停電を容易に検知することが可能である。
本発明に基づく第2の実施の形態の停電検知方式では、コンバータが電流制御を施すため、高調波インピーダンスの変化が電源電圧に現れるとしているが、高調波電圧と高調波電流とをそれぞれ演算し、それらより、演算した高調波インピーダンスに基づき、高調波インピーダンスが所定値を超過したことにより停電と判断することも本発明に基づく停電検知装置では可能である。
【0029】
本発明に基づく第1の実施の形態及び第2の実施の形態の停電検知方式では、鉄道車両向けの単相交流電源の場合を例に説明しているが、本発明に基づく停電検知方式は、他の単相・3相電源システムに同様に適用できる。
【0030】
【発明の効果】
本発明により、システムに悪影響を及ぼす高調波を増大することなく、電源が停電した場合には、速やかに停電を検知することの出来る停電検知方式を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の主変換器の構成図
【図2】高調波が重畳した電源電圧とゼロクロスの関係
【図3】本発明に基づく第2の実施の形態の停電検知部の構成例
【図4】従来の主変換器の構成図
【図5】従来の停電検知部の構成図
【図6】従来の停電検知方式による周波数変化の作用
【符号の説明】
1…架線
2…パンタグラフ
3…主変圧器
4…車輪
5…レール
6…コンバータ
7…インバータ
8…電動機
9…フィルタコンデンサ
10…電圧検出器
11…電流検出器
12…電圧検出器
13…フィルタ回路
14…ゼロクロス検知部
15…周波数演算部
16…外乱周波数重畳部
17…位相演算部
18…正弦波演算部
19…減算器
20…電圧制御部
21…乗算器
22…減算器
23…電流制御部
24…電圧フィードフォワード(FF)演算部
25…加算器
26…PWM制御部
27…停電検知部
28…アンド回路
29…1次電圧演算部
30…バンドパスフィルタ
31…減算器
32…絶対値演算器
33…コンパレータ
34…減算器
35…絶対値演算器
36…コンパレータ
37…変化量演算部
38…絶対値演算器
39…コンパレータ
40…オア回路
41…インバータ回路
42…高調波重畳部
43…乗算器
44…加算器
45…正弦波演算部
46…高調波振幅演算部
47…乗算部
48…加算部
49…高調波停電検知部
50…バンドパスフィルタ
51…絶対値演算部
52…コンパレータ

Claims (12)

  1. 交流電源に接続され交流を直流に変換するコンバータと、
    電源側に所定の高調波電流を流す手段と、
    電源の電圧あるいは周波数を検出あるいは演算する手段と、
    電源の電圧あるいは周波数に基づき前記交流電源が停電状態であることを検知する停電検知手段と、
    を備えていることを特徴とする停電検知方式。
  2. 交流電源に接続され交流を直流に変換するコンバータと、
    交流電源側に誘導障害の起こらない所定の高調波電流を流す手段と、
    電源の電圧あるいは周波数を検出あるいは演算する手段と、
    電源の電圧あるいは周波数に基づき前記交流電源が停電状態であることを検知する停電検知手段と、
    を備えていることを特徴とする停電検知方式。
  3. 前記請求項1及び請求項2記載の停電検知方式において、
    電源側に所定高調波電流を流す手段が、
    コンバータの電源側の交流電流を交流電流指令値に一致させる電流制御手段と
    前記交流電流指令値に高調波成分を重畳する手段とから成ることを
    特徴とする停電検知方式。
  4. 前記請求項1及び請求項2記載の停電検知方式において、
    前記停電検知手段が、
    前記電源の電圧を検出する電源の電圧を検出する手段と、
    前記電源電圧を入力とし電源周波数基準成分のみを透過させるバンドパスフィルタ手段と、
    前記電源の電圧を検出する手段と前記バンドパスフィルタ手段の出力との差を演算する電圧偏差演算手段と、
    前記電圧偏差が所定値を超過したことに基づき停電と判断する手段とから成ることを
    特徴とする停電検知方式。
  5. 前記請求項1及び請求項2記載の停電検知方式において、
    前記停電検知手段が、
    前記電源の電圧を検出する電源の電圧を検出する手段と、
    前記電源電圧に基づき電源周波数を演算する周波数の演算手段と、
    前記電源周波数が所定範囲内にあるか否かを判断し、所定範囲外であることに基づき停電と判断する手段とから成ることを
    特徴とする停電検知方式。
  6. 前記請求項1及び請求項2記載の停電検知方式において、
    前記停電検知手段は、
    前記電源の電圧を検出する電源の電圧を検出する手段と、
    前記電源電圧に基づき電源周波数の時間的な変化量を演算する電源の周波数の変化量演算手段と、
    前記電源周波数の変化量が所定範囲内にあるか否かを判断し、所定範囲外であることに基づき停電と判断する手段とから成ることを
    特徴とする停電検知方式。
  7. 前記請求項1及び請求項2記載の停電検知方式において、
    前記停電検知手段は、
    前記電源の電圧を検出する電源の電圧を検出する手段と、
    前記電源電圧を入力とし、所定高調波成分のみを透過させるバンドパスフィルタ手段と、
    前記バンドパスフィルタの出力が所定範囲内にあるか否かを判断し、所定範囲外であることに基づき停電と判断する手段とから成ることを
    特徴とする停電検知方式。
  8. 前記請求項1及び請求項2記載の停電検知方式において、
    交流電源とコンバータは変圧器を介して接続され、変圧器の1次巻線が前記交流電源と接続され、変圧器の2次巻線がコンバータの交流側と接続され、変圧器の1次巻線の電圧を電源の電圧とすること
    を特徴とする停電検知方式。
  9. 前記請求項1及び請求項2記載の停電検知方式において、
    交流電源とコンバータは変圧器を介して接続され、変圧器の1次巻線が前記交流電源と接続され、変圧器の2次巻線がコンバータの交流側と接続され、
    変圧器は、3次巻線を有し、
    変圧器の3次巻線の電圧を電源の電圧とすること
    を特徴とする停電検知方式。
  10. 前記請求項1及び請求項2記載の停電検知方式において、
    コンバータの電源側に流す高調波電流は、
    電源が停電した状態において、電源周波数が電源周波数基準から離れるように設定することを特徴とする停電検知方式。
  11. 前記請求項1及び請求項2記載の停電検知方式において、
    前記高調波を流す手段は、コンバータの電源側に流す高調波電流の大きさを、電源周波数と電源周波数基準との差に応じて増加させることを
    特徴とする停電検知方式。
  12. 前記請求項1及び請求項2に記載の停電検知方式において、
    前記高調波を流す手段は、コンバータが力行・回生状態に関わらず駆動することを特徴とする停電検知方式。
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