JP2004078445A - ファイルシステム、ファイル管理方法およびファイル管理装置 - Google Patents

ファイルシステム、ファイル管理方法およびファイル管理装置 Download PDF

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JP2004078445A JP2002236193A JP2002236193A JP2004078445A JP 2004078445 A JP2004078445 A JP 2004078445A JP 2002236193 A JP2002236193 A JP 2002236193A JP 2002236193 A JP2002236193 A JP 2002236193A JP 2004078445 A JP2004078445 A JP 2004078445A
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岡本 隆行
Takamasa Akiyama
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Abstract

【課題】磁気テープを用いたファイル管理において装置の小型化、低コスト化を図り、さらに障害に対する迅速な対応を可能にする。
【解決手段】第1の記録媒体100上で索引データが格納される索引域101と、第2の記録媒体上110で、ユーザデータが格納されるユーザデータ域111と、さらに、第2の記録媒体上で前記索引データのバックアップデータが格納される索引バックアップ域113と、前記ユーザデータのバックアップデータが格納されるユーザバックアップ域を備える。
【効果】第2記録媒体を複数用意することなくファイル管理を行うことができ、装置の小型化、低コスト化が可能になる。障害が発生した際にも事故によるデータ消失の可能性を最小化にし、迅速に対応できる。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばHDDと磁気テープのように少なくとも2種類の記録媒体を利用して、仮想的に一つのブロックデバイスを構築したファイルシステム、ファイル管理方法およびファイル管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像データなどの大容量データをファイル管理するような場合、コンピュータに備えるハードディスクで保存するには容積が大きすぎ、また、複数のハードディスクを使用するような装置ではコストが掛かりすぎるという問題がある。このため、超大容量ストレージを構築する場合、磁気テープライブラリ装置が多く使用されている。この磁気テープライブラリ装置は、磁気テープを収納するテープ収納部を有しているとともに、該磁気テープを読み書きするテープドライブを備えている。また、磁気テープに記録するデータを安全のためにバックアップすることが必要であり、このバックアップ用の磁気テープを同じく収容部に収容し、この磁気テープを読み書きするテープドライブも別途備えている。
【0003】
このような磁気テープライブラリ装置では、磁気テープ上のデータへのアクセスをより効率的にするために、仮想ファイル構造が構築されたものが知られている。すなわち、コンピュータに備えるHDDなどのランダムアクセス可能な記録媒体に索引データを記録し、この索引データに関連付けるようにして磁気テープにユーザデータを記録する。ユーザが必要なユーザデータにアクセスしたい場合には、HDDを通して索引データを円滑に取得して、この索引データに基づいて磁気テープのユーザデータにアクセスする。したがって、ユーザデータへのアクセスが効率的になされるとともに、ユーザは、索引データとユーザデータとが異なる記録媒体に記録されていることを意識することなく、あたかも一つの記録媒体に記録されているが如くに操作をすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記テープライブラリ装置は、バックアップ用を含めて複数巻の磁気テープを収納し、かつこれらにアクセスするテープドライブを複数備える構成になっている為、装置自体が大型になってしまい、また、装置コストも嵩むという問題がある。さらに、上記のような仮想ファイル構造を構築する場合、ユーザデータの他に、索引データもバックアップする必要がある。これらデータを複数巻の磁気テープに保管した場合、データに一旦障害が発生すると複数巻の磁気テープを参照してデータを取り込みことなどが必要であり復旧が面倒で手間がかかるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、テープ装置の小型化が可能であり、さらにデータに障害が発生した場合にも速やかな復旧が可能であるファイルシステム、ファイル管理方法およびファイル管理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、上記課題を解決するため本発明のファイルシステムのうち請求項1記載の発明は、第1の記録媒体上で索引データが格納される索引域と、第2の記録媒体上で、前記索引データに基づいてアクセスされるユーザデータが格納されるユーザデータ域と、さらに、第2の記録媒体上で前記索引データのバックアップデータが格納される索引バックアップ域とを備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載のファイルシステムは、請求項1記載の発明において、さらに第2の記録媒体上で前記ユーザデータのバックアップデータが格納されるユーザバックアップ域を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載のファイルシステムは、請求項1または2に記載の発明において、さらに、第2の記録媒体上で少なくとも前記ユーザデータのアクセスを可能にするシステムプログラムのバックアップデータが格納されるプログラムバックアップ域を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項4記載のファイルシステムは、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、第2の記録媒体上の前記各域は、1または2以上からなることを特徴とする。
【0010】
請求項5記載のファイルシステムは、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記第1の記録媒体はランダムアクセス可能な記録媒体であることを特徴とする。
【0011】
請求項6記載のファイルシステムは、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、前記第2の記録媒体は磁気テープであり、各域はそれぞれ、区画された磁気テープの記憶領域に設けられることを特徴とする。
【0012】
請求項7記載のファイルシステムは、請求項6記載の発明において、テープの送り方向において、テープ始端側から一つのユーザデータ域、一つのユーザバックアップ域および一つの索引バックアップ域が順次配置されることを特徴とする。
【0013】
請求項8記載のファイルシステムは、請求項6または7に記載の発明において、前記磁気テープは、テープの送り方向において複数のテープ始端部が定められており、各始端部間に、それぞれ少なくとも前記ユーザデータ域が設けられることを特徴とする。
【0014】
請求項9記載のファイル管理方法は、第1の記録媒体上に索引データを記録するとともに、第2の記録媒体上で前記索引データに関連付けてユーザデータを記録して前記索引データに基づいて前記ユーザデータへのアクセスを可能にし、さらに前記索引データのバックアップデータを第2の記録媒体上に記録しておき、第1の記録媒体上の索引データに障害が発生した際に索引データのバックアップデータから第1の記録媒体上に索引データを復旧させて前記ユーザデータへの前記アクセスを可能にすることを特徴とする。
【0015】
請求項10記載のファイル管理方法は、請求項9記載の発明において、さらに前記ユーザデータのバックアップデータを前記第2の記録媒体上に記録しておき、第2の記録媒体上のユーザデータに障害が発生した際にユーザデータのバックアップデータから第1の記録媒体上にユーザデータの一部データを取出し、この一部データにより前記第2の記録媒体上または新たな第2の記録媒体上でユーザデータを復旧させて前記ユーザデータへの前記アクセスを可能にすることを特徴とする。
【0016】
請求項11記載のファイル管理装置は、第1の記録媒体と、第2の記録媒体と、これら記録媒体の制御を可能としたコンピュータとを備えており、該コンピュータは、第1の記録媒体に索引データを記録し、該索引データと関連するユーザデータを第2の記録媒体に記録して該ユーザデータへのアクセスを可能にし、さらに前記索引データのバックアップデータを第2の記録媒体に記録しておき、必要に応じて該バックアップデータにより前記索引データの復旧を行うことを可能にしたことを特徴とする。
【0017】
請求項12記載のファイル管理装置は、請求項11記載の発明において、前記コンピュータは、前記ユーザデータのバックアップデータを第2の記録媒体に記録しておき、必要に応じて該バックアップデータにより前記ユーザデータの復旧を行うことを可能にしたことを特徴とする。
【0018】
請求項13記載のファイル管理装置は、請求項11または12に記載の発明において、前記第1の記録媒体がランダムアクセス可能な記録媒体であり、前記第2の記録媒体が磁気テープであることを特徴とする。
【0019】
請求項14記載のファイル管理装置は、請求項11〜13のいずれかに記載の発明において、前記コンピュータは、前記索引データおよびユーザデータの更新がなされた際に、第2の記録媒体におけるバックアップデータの更新を逐次には行わず、予め定めたタイミングに従ってバックアップデータの更新を行うことを特徴とする。
【0020】
発明者は、磁気テープの記憶容量が飛躍的に増大していることに着目した。
従来のテープライブラリ装置は、複数の磁気テープを交換して駆動させる、チェンジャー機構を備えている。しかしながら、磁気テープ自体の記憶容量が増大すれば、必ずしも磁気テープカートリッジを複数巻備える必要はなくなる。そこで、発明者は従来のテープライブラリ装置において複数の磁気テープに分担させていた役割を、一つのテープで賄うことを考えた。
その際に、ランダムアクセスが不得手な磁気テープの特性を考慮して、アクセスの高速化とバックアップ機能の両立を考慮した結果、
−アクセスが速く実現できる、テープの始端から最も近い箇所にユーザデータ領域を、
−次にユーザデータバックアップ領域を、
−次にHDDに抱えているインデックスのバックアップ領域、
−そしてテープ始端から最も遠い箇所にOSバックアップ領域を
置くように構成した。
以上を踏まえ、本発明によれば、第1の記録媒体(HDD)に索引データを記録するとともに、第2の記録媒体(磁気テープ)に索引データに関連付けされたユーザデータと、前記索引データのバックアップデータと、好適にはユーザデータのバックアップデータとを記録したので、必要とされる磁気テープを少なくすることができ、したがって磁気テープライブラリ装置の小型化が可能であり、さらにはチェンジャー機構を持たないシングルドライブの磁気テープ装置においてファイル管理を行うことも可能になる。
【0021】
さらには、第1の記録媒体で索引データに障害が発生したような場合にも、関連するユーザデータが記録された第2の記録媒体に索引データのバックアップデータが記録されているので、該バックアップデータを取り出して迅速に索引データの復旧を行うことができ、事故後の復旧も速やかに行うことができる。また、ユーザデータのバックアップが同様に第2の記録媒体に記録されていれば、バックアップデータを含めて1本の磁気テープで管理を行うことができ、該磁気テープを扱う磁気テープライブラリ装置の一層の小型化が可能であり、さらにシングルドライブの磁気テープ装置では、磁気テープの入れ替えを伴うことなく、1本の磁気テープによりバックアップを含めた一連の作業を行うことができる。
【0022】
上記各データにおけるバックアップデータは、それぞれ元になるデータをそのままバックアップ域に記録するものであってもよく、また圧縮等のデータ変換をして記録効率を高めることもできる。なお、バックアップは、ユーザデータの更新に合わせてバックアップデータの更新を行うようにしてもよいが、バックアップは、所定の時間経過毎や所定のデータアクセス数毎のように予め定めたタイミングに従って行うのが望ましい。これによりバックアップによってユーザデータへのアクセス性が損なわれるのを避けることができる。
【0023】
なお、本発明で用いる第1記録媒体と第2記録媒体には、通常は記憶可能容量が異なる異種のものが用いられるが、本発明としてはこれに限定されず、それぞれ異なる媒体として提供されるものであればよい。代表的には第1の記録媒体には、磁気ディスク、MO、DVD−RAM等のランダムアクセス可能な媒体が用いられ、第2の記録媒体には大容量記録が可能な磁気テープが用いられる。
【0024】
磁気テープを用いる場合、シーケンシャルなアクセスを行うため、予め複数の記憶領域に区画しておき、この各区画に各域を設けるようにする。これにより各区画内でデータの追加を行うことができる。なお、各域は各記憶領域全体に亘るものでもよく、また、オーバーフローを可能にするために各域を各記憶領域よりも小さい領域とすることもできる。
【0025】
また、上記各域は、テープ始端部側にユーザデータ域が配置され、それよりもテープの送り方向側に、ユーザバックアップ域、索引バックアップ域、プログラムバックアップ域が配置されているのが望ましい。また、ユーザバックアップ域以降は、上記順位で配置されているのが望ましい。これによりアクセス頻度が高いデータほどテープの始端部側に近く配置でき、アクセス可能に至る時間を短時間にすることができる。
【0026】
また、上記テープの始端部は、通常は、テープの一端側に設けられるがテープの複数位置、例えばテープの一端側と、長さ方向中央部とに設けて、テープを複数のテープ領域に分割したものであってもよい。またテープ始端部のマーカも特定のものに限定されるものではない。このようにテープを複数のテープ領域に分割したものでは、それぞれのテープ領域に少なくともユーザデータ域を設けるのが望ましく、さらに、所望により各テープ領域にユーザバックアップ域、索引バックアップ域、プログラムバックアップ域を設けてもよい。これにより、各域に記録されるデータの長さを小さくして各データへのアクセス可能に至る時間を短縮化することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
本発明のファイル管理装置1は、該管理装置1の各部を制御し、さらにデータの情報処理を行うコンピュータ2と、ユーザデータを生成するユーザデータ作成装置3(この実施形態ではスキャナ)と、コンピュータ2を操作する入力装置4と、画像表示部5とを備えており、さらに該コンピュータ2には第1の記録媒体である磁気ディスク100を備えるHDD10と、第2の記録媒体である磁気テープ11を備える磁気テープ装置110とを有している。なお、磁気テープ装置110は、シングルドライブで上記磁気テープ11を単体で備えるものである。
【0028】
上記コンピュータ2は、図2に示すように中央処理部としてCPU20を備え、該CPU20は内部パスによりメモリ21、HDD制御部22、テープ装置制御部23等に接続されている。上記HDD制御部22はHDD10に接続されており、上記CPU20によって磁気ディスク100内のデータにアクセス可能となっている。また、テープ装置制御部23は磁気テープ装置11に接続されており、上記CPU20によって磁気テープ110内のデータにアクセス可能となっている。
【0029】
磁気ディスク100に格納されているシステムプログラム115には、図示しない周知のOSと、本発明によるファイルシステムを駆動する、図示しないドライバプログラムが含まれている。OSが稼働するホスト装置であるコンピュータ2の立場からファイルシステムを論理的に見ると、ファイルを所定の論理的な場所に記録させたり、再生させたりする「ブロックデバイス」として認識される。本発明によるファイルシステムは、磁気テープ110に含まれているユーザデータ域111と、磁気ディスク100に格納されている索引域101との組合わせよりなり、ドライバプログラムがOSと磁気テープ110及び磁気ディスク100との間に介在して、ファイルシステムが機能するようになっている。
【0030】
また、システムプログラム115には、前述のドライバプログラムとは別に、図示しないバックアッププログラムが含まれており、後述する定時バックアップ動作を制御する。このバックアッププログラムでは、磁気テープ110に含まれているユーザデータ域111と磁気ディスク100に格納されている索引域101をファイルシステムとして扱わずに、ストリームデータ形式で、磁気テープ110に含まれているユーザバックアップ域112と索引バックアップ域113とへバックアップ、すなわち、データのコピーを行う。
【0031】
上記ファイル管理装置1を用いたファイル管理方法を図3に基づいて以下に説明する。
先ず、磁気テープ110に3つのパーテーション(記憶領域)を作成し、先頭の領域からユーザデータ域111、ユーザバックアップ域112、索引域113を割り当てる。これら各域はパーティションに従って固定長を有しており、該域内にデータが順次格納される。なお、本発明としてはユーザバックアップ域を設けず、索引域のみを設けるものであってもよい。
【0032】
本発明のファイル管理方法では、前記ユーザデータ作成装置3等によって得た画像データ等のユーザデータを管理するに際し、前記磁気ディスク100に索引域101を設け、該索引域101に索引データを記録する。なお、索引域101は、可変長であり索引データの記録数に従って容量が変化することができる。ユーザデータの保存に際しては、CPU20によってHDD制御部22を介してHDD10を制御し、磁気ディスク100の索引域101に上記索引データを記録し、これとともにCPU20はテープ装置制御部23を介して磁気テープ装置11を制御し、磁気テープ110のユーザデータ域111にユーザデータを記録する。上記のように、磁気ディスク100の索引域101と磁気テープ110のユーザデータ域とが仮想的に一つのファイルシステムを構成し、ユーザは、必要に応じて上記索引データに従ってユーザデータにアクセス(読み込み、変更、削除等)することができる。
以上のように、通常動作時においては、ホスト装置であるコンピュータ2からは、ファイルシステムとしてアクセス可能な装置は、磁気テープ110に含まれているユーザデータ域111と磁気ディスク100に格納されている索引域101である。磁気テープ110に含まれているユーザバックアップ域112と索引バックアップ域113へは、ファイルシステムとしてのアクセスはできない。
【0033】
また、予めバックアップのタイミングを定めておく。例えばユーザデータへのアクセスが少ない深夜をバックアップのタイミングに定める。このタイミングに従って、磁気テープ110に記録されているユーザデータのバックアップデータを、同じ磁気テープ110のユーザバックアップ域112に記録する。また、既にバックアップデータが記録されている場合には、一部データを更新することによってバックアップを行ってもよい。
【0034】
また、上記と同じタイミング、またはこれと異なるタイミングで索引データのバックアップを行うタイミングを定めておく。このタイミングに従って磁気ディスク100に記録されている索引データのバックアップデータを磁気テープ110の索引バックアップ域113に記録する。既にバックアップデータが記録されている場合には、一部データを更新することによってバックアップを行ってもよい。
なお、磁気テープ110に含まれているユーザデータ域111からユーザバックアップ域112へのバックアップ動作は、磁気ディスク100の空き領域や、或いは磁気ディスクを別途用意して、磁気ディスクを介してストリームデータのコピーを行う。すなわち、
−ユーザデータ域111から磁気ディスク100の空き領域へストリームデータを許容できる範囲までコピー
−磁気ディスク100に蓄積されたストリームデータをユーザバックアップ域112へコピー
を繰り返す。
【0035】
上記により、磁気ディスク100と1本の磁気テープ110とにより、バックアップを含めてユーザデータの管理を行うことができ、シングルドライブの磁気テープ装置100においてもファイル管理を確実に行うことができる。
そして、磁気ディスク100の索引データに不具合が生じた場合には、磁気テープ110のユーザデータに不具合がなくても該ユーザデータへのアクセスに支障が生じる。そこで磁気ディスク100に記録されている索引バックアップ域113から索引バックアップデータを読み出し、このバックアップデータから磁気ディスク100における索引データを復旧する。これにより迅速に復旧作業を行うことができる。
【0036】
また、磁気テープ110に記録されているユーザデータに何らかの不具合が生じた場合、同じ磁気テープ110にあるユーザバックアップ域112からユーザバックアップデータを読み出し、このバックアップデータから磁気テープ110におけるユーザデータを復旧する。この際には、磁気ディスク100を介してデータの受け渡しを行うことができ、該不具合においても迅速に復旧作業を行うことができる。
【0037】
(実施形態2)
なお、上記実施形態では、磁気テープ110に、ユーザデータ域111とユーザバックアップ域112と索引バックアップ域113を設けたものについて説明したが、さらに磁気テープ110にシステムプログラムのバックアップデータを記録するプログラムバックアップ域114を設けることができる。該バックアップ域114は、一旦、プログラムのバックアップを行った後は、頻繁にバックアップを行うことは要求されず、例えばプログラムの更新がなされた際に該バックアップの更新を行うものであってもよい。したがって該バックアップ域114は、テープの始端部BOTから最も遠いテープの終端部EOT側に設けるのが望ましい。なお、バックアップのタイミングだけでなく、プログラムバックアップ域の形成も、上記各域111、112、113の形成とは異なる時期に行ってもよい。その場合、各域111、112、113を形成する際に、余領域を残しておくことが必要である。なお、上記各実施形態では、磁気テープ110のBOTからEOT間の全てに亘って各域が設けられているが、磁気テープには他の記憶領域が存在していたり、余領域が残存しているものであってもよい。
【0038】
(実施形態3)
次に、上記実施形態では、磁気テープ110にそれぞれ一つのユーザデータ域等が存在するものとして説明したが、各域は複数存在するものであってもよい。次の実施形態は、磁気テープ110に複数のBOTとEOTを設けて、磁気テープ110を同じ長さの2つのテープ領域110aとテープ領域110bに分割するとともに、各テープ領域110a、110bにユーザデータ領域等を設けたものである。
すなわち、テープ領域110aに、第1ユーザデータ域121と、第1ユーザバックアップ域122と、第1索引バックアップ域123を設け、テープ領域110bに、第2ユーザデータ域131と、第2ユーザバックアップ域132と第2索引バックアップ域133とプログラムバックアップ域140とを設けておく。
【0039】
上記した各域の配置により、ファイル管理に際しては、テープ領域110aとテープ領域110bへのデータ記録頻度を調整して、一方の域に偏ってデータが記録されないようにして、各テープ領域におけるデータ格納長さが同程度になるようにする。これによりデータにアクセスする際に所望のデータを得るまでのアクセス可能時間が短くなる。特にアクセス頻度が高いユーザデータ域を複数のテープ領域に設けることによって上記効果が顕著になる。また、プログラムバックアップ域140のようにアクセス頻度が低いデータに関しては、一つのテープ領域にのみ記録域を設けたものであってもよい。また、上記実施形態では磁気テープを同長さで2つに分割したものについて説明したが、分割位置は特に限定されるものではなく、また、分割数も任意に定めることができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のファイルシステムによれば、第1の記録媒体上で索引データが格納される索引域と、第2の記録媒体上で、前記索引データに基づいてアクセスされるユーザデータが格納されるユーザデータ域と、さらに、第2の記録媒体上で前記索引データのバックアップデータが格納される索引バックアップ域とを備えるので、第2記録媒体を複数用意することなく、バックアップを含めてファイルを管理することが可能になる。
【0041】
また、本発明のファイル管理方法によれば、第1の記録媒体上に索引データを記録するとともに、第2の記録媒体上で前記索引データに関連付けてユーザデータを記録して前記索引データに基づいて前記ユーザデータへのアクセスを可能にし、さらに前記索引データまたはこれに加えてユーザデータのバックアップデータを第2の記録媒体上に記録しておき、索引データまたはユーザデータに障害が発生した際にバックアップデータから索引データまたはユーザデータを復旧させて前記ユーザデータへの前記アクセスを可能にするので、障害が発生した際にも事故によるデータ消失の可能性を最小化にするとともに迅速に対応することができる。
【0042】
さらに、第2の記録媒体にファイル管理を行うためのシステムプログラムのバックアップデータを記録しておけば、該プログラムデータに支障が生じた場合にもバックアップデータによって容易に復旧することができる。また、第2の記録媒体を他の管理装置等に持ち込んだりデータを転送すれば、直ちに管理システムを実行させることができる。
【0043】
さらに本発明のファイル管理装置によれば、第1の記録媒体と、第2の記録媒体と、これら記録媒体の制御を可能としたコンピュータとを備えており、該コンピュータは、第1の記録媒体に索引データを記録し、該索引データと関連するユーザデータを第2の記録媒体に記録して該ユーザデータへのアクセスを可能にし、さらに前記索引データまたはこれに加えてユーザデータのバックアップデータを第2の記録媒体に記録しておき、必要に応じて該バックアップデータにより前記索引データまたはユーザデータの復旧を行うことを可能にしたので、第2の記録媒体を複数用意することなくファイル管理を行うことができ、第2の記録媒体を扱う装置を小型化しさらにコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるファイル管理装置を示す概略図である。
【図2】同じく該管理装置の一部を示すブロック図である。
【図3】同じく磁気テープの領域を示す概略図である。
【図4】他の実施形態のファイルシステムにおける磁気テープの領域を示す概略図である。
【図5】さらに他の実施形態のファイルシステムにおける磁気テープの領域を示す概略図である。
【符号の説明】
1  ファイル管理装置
2  コンピュータ
3  ユーザデータ作成装置
10  HDD
11  磁気テープ装置
100  磁気ディスク
101  索引域
110  磁気テープ
110a テープ領域
110b テープ領域
111  ユーザデータ域
112  ユーザバックアップ域
113  索引バックアップ域
114  プログラムバックアップ域
121  第1ユーザデータ域
122  第1ユーザバックアップ域
123  第1索引バックアップ域
131  第2ユーザデータ域
132  第2ユーザバックアップ域
133  第2索引バックアップ域
140  プログラムバックアップ域

Claims (14)

  1. 第1の記録媒体上で索引データが格納される索引域と、第2の記録媒体上で、前記索引データに基づいてアクセスされるユーザデータが格納されるユーザデータ域と、さらに、第2の記録媒体上で前記索引データのバックアップデータが格納される索引バックアップ域とを備えることを特徴とするファイルシステム。
  2. さらに第2の記録媒体上で前記ユーザデータのバックアップデータが格納されるユーザバックアップ域を備えることを特徴とする請求項1記載のファイルシステム。
  3. さらに、第2の記録媒体上で少なくとも前記ユーザデータのアクセスを可能にするシステムプログラムのバックアップデータが格納されるプログラムバックアップ域を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のファイルシステム。
  4. 第2の記録媒体上の前記各域は、1または2以上からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のファイルシステム。
  5. 前記第1の記録媒体はランダムアクセス可能な記録媒体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のファイルシステム。
  6. 前記第2の記録媒体は磁気テープであり、各域はそれぞれ、区画された磁気テープの記憶領域に設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のファイルシステム。
  7. テープの送り方向において、テープ始端側から一つのユーザデータ域、一つのユーザバックアップ域および一つの索引バックアップ域が順次配置されることを特徴とする請求項6記載のファイルシステム。
  8. 前記磁気テープは、テープの送り方向において複数のテープ始端部が定められており、各始端部間に、それぞれ少なくとも前記ユーザデータ域が設けられることを特徴とする請求項6または7に記載のファイルシステム。
  9. 第1の記録媒体上に索引データを記録するとともに、第2の記録媒体上で前記索引データに関連付けてユーザデータを記録して前記索引データに基づいて前記ユーザデータへのアクセスを可能にし、さらに前記索引データのバックアップデータを第2の記録媒体上に記録しておき、第1の記録媒体上の索引データに障害が発生した際に索引データのバックアップデータから第1の記録媒体上に索引データを復旧させて前記ユーザデータへの前記アクセスを可能にすることを特徴とするファイル管理方法。
  10. さらに前記ユーザデータのバックアップデータを前記第2の記録媒体上に記録しておき、第2の記録媒体上のユーザデータに障害が発生した際にユーザデータのバックアップデータから第1の記録媒体上にユーザデータの一部データを取出し、この一部データにより前記第2の記録媒体上または新たな第2の記録媒体上でユーザデータを復旧させて前記ユーザデータへの前記アクセスを可能にすることを特徴とする請求項9記載のファイル管理方法。
  11. 第1の記録媒体と、第2の記録媒体と、これら記録媒体の制御を可能としたコンピュータとを備えており、該コンピュータは、第1の記録媒体に索引データを記録し、該索引データと関連するユーザデータを第2の記録媒体に記録して該ユーザデータへのアクセスを可能にし、さらに前記索引データのバックアップデータを第2の記録媒体に記録しておき、必要に応じて該バックアップデータにより前記索引データの復旧を行うことを可能にしたことを特徴とするファイル管理装置。
  12. 前記コンピュータは、前記ユーザデータのバックアップデータを第2の記録媒体に記録しておき、必要に応じて該バックアップデータにより前記ユーザデータの復旧を行うことを可能にしたことを特徴とする請求項11記載のファイル管理装置。
  13. 前記第1の記録媒体がランダムアクセス可能な記録媒体であり、前記第2の記録媒体が磁気テープであることを特徴とする請求項11または12に記載のフィル管理装置。
  14. 前記コンピュータは、前記索引データおよびユーザデータの更新がなされた際に、第2の記録媒体におけるバックアップデータの更新を逐次には行わず、予め定めたタイミングに従ってバックアップデータの更新を行うことを特徴する請求項11〜13のいずれかに記載のファイル管理装置。
JP2002236193A 2002-08-14 2002-08-14 ファイルシステム、ファイル管理方法およびファイル管理装置 Pending JP2004078445A (ja)

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