JP2004078373A - 画像処理装置および情報処理装置および画像処理システムおよびデータ処理方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像処理装置における展開処理に起因して、情報処理装置側において画像情報転送が滞ってしまう事態を回避しつつ、その展開中に情報処理装置で展開してしまった画像データを受信して画像形成装置に転送させ、システム全体としての画像処理効率を向上することである。
【解決手段】ホストコンピュータ101〜103等から受信する画像情報を解析してカラー複写機120が出力可能な第1の画像データに展開する展開処理中に、ホストコンピュータ101〜103により展開されたカラー複写機120が出力可能な第2の画像データを受信し、該受信された第2の画像データを記憶して、カラー複写機120に対する第1の画像データと記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御する構成を特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】ホストコンピュータ101〜103等から受信する画像情報を解析してカラー複写機120が出力可能な第1の画像データに展開する展開処理中に、ホストコンピュータ101〜103により展開されたカラー複写機120が出力可能な第2の画像データを受信し、該受信された第2の画像データを記憶して、カラー複写機120に対する第1の画像データと記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御する構成を特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置および情報処理装置および画像処理システムおよびデータ処理方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ホストコンピュータからのPDLデータをネットワークを介して受信し、そのPDLデータを画像処理装置内で、プリントデータに変換し(以下、画像展開という)、そのデータを高画質な複写機に送って、記録媒体、例えば普通紙、またはOHP用のフィルムシート等にプリントするシステムが既に提案されている。
【0003】
また、ホストコンピュータ上で、動作するユーザアプリケーション(画像処理,文書処理,DTP等の各種のアプリケーションプログラムを含む)によりRAMのメモリ上で画像展開し、その展開された展開データを画像形成装置に送信してプリントする簡易なプリンティングシステムも既に製品化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、画像形成装置において、連続する複数のプリントジョブに対する画像展開タスクが動作している場合には、後続ジョブの画像展開タスクを並列的に動作させることができなかった。
【0005】
そのため、ホストコンピュータから送信されてきたプリントジョブオーダに基づいて、順次、画像展開処理→プリントという一連の動作を単純に繰り返すに過ぎなかったため、処理パフォーマンス的にも決してよいといえるものではなかった。
【0006】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の第1の目的は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置を含む画像処理システムにおいて、画像処理装置にあっては、情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開処理中に、情報処理装置により展開された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信し、該受信された第2の画像データを記憶して、前記画像形成装置に対する第1の画像データと記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御することにより、一方、情報処理装置にあっては、画像情報の転送前に、画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知して、該前記画像展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送することにより、画像処理装置における展開処理負担を軽減して、情報処理装置側において展開ジョブ待ちとなってしまう事態を回避して、双方で画像展開処理された画像データを連続して画像形成装置に転送させて、システム全体としての画像処理効率を格段に向上でき、かつ画像処理環境を整備できる画像処理装置および情報処理装置および画像処理システムおよびデータ処理方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0007】
本発明の第2の目的は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置を含む画像処理システムにおいて、画像処理装置にあっては、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開処理中に、情報処理装置により画像データから変換された中間データを受信して、画像形成装置に対する第1の画像データと該受信した中間データに基づき展開した第2の画像データとの転送を制御することにより、一方、情報処理装置にあっては、前記画像情報の転送前に、前記画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知し、該画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または変換される中間データのいずれかを前記画像処理装置に転送することにより、画像処理装置における展開処理負担を軽減して、情報処理装置側において展開ジョブ待ちとなってしまう事態を回避して、画像処理装置で展開し易い形式の中間データより画像展開処理された画像データと画像情報から展開した画像データとを連続して画像形成装置に転送させて、システム全体としての画像処理効率を格段に向上でき、かつ画像処理環境を整備できる画像処理装置および情報処理装置および画像処理システムおよびデータ処理方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0008】
第3の目的は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置を含む画像処理システムにおいて、画像処理装置にあっては、情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開処理中に、情報処理装置により識別された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信し、該受信された第2の画像データを記憶して、前記画像形成装置に対する第1の画像データと記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御することにより、一方、情報処理装置にあっては、画像情報の属性に対する識別結果に基づいて、前記画像情報または該画像情報から展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送することにより、画像処理装置における展開処理負担を軽減して、情報処理装置側において展開ジョブ待ちとなってしまう事態を回避して、双方で画像展開処理された画像データを連続して画像形成装置に転送させて、システム全体としての画像処理効率を格段に向上でき、かつ画像処理環境を整備できる画像処理装置および情報処理装置および画像処理システムおよびデータ処理方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置であって、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開手段(図4に示すCPU3011が実行する展開プログラムに相当)と、前記展開手段による第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により展開された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信する受信手段(図4に示すコントローラ3015に相当)と、前記受信手段により受信された第2の画像データを記憶する記憶手段(図4に示すDRAM3013,内蔵HDD3020に相当)と、前記画像形成装置に対する前記展開手段により展開される第1の画像データと前記記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御する制御手段(図4に示すシリアル通信コントローラ3017に相当)とを有することを特徴とする。
【0010】
本発明に係る第2の発明は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置であって、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開手段(図4に示すCPU3011が実行する展開プログラムに相当)と、前記展開手段による第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により前記画像データから変換された前記展開手段が画像データに変換可能な中間データを受信する受信手段(図4に示すコントローラ3015に相当)と、前記画像形成装置に対する前記展開手段により展開される第1の画像データと前記受信手段が受信した中間データに基づき前記展開手段が展開した第2の画像データとの転送を制御する制御手段(図4に示すシリアル通信コントローラ3017に相当)とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明に係る第3の発明は、前記画像情報は、所定のページ記述言語に基づくPDLデータであることを特徴とする。
【0012】
本発明に係る第4の発明は、前記展開手段は、前記画像情報をジョブ単位、ページ単位のいずれかの単位で展開処理を行うことを特徴とする。
【0013】
本発明に係る第5の発明は、画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置であって、前記画像情報の転送前に、前記画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知する検知手段(図6に示すステップS603に相当)と、前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する展開手段(図6に示すステップS604に相当)と、前記検知手段による前記画像展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記展開手段により展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段(図6に示すステップS606,S607に相当)とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明に係る第6の発明は、画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置であって、前記画像情報の転送前に、前記画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知する検知手段(図9に示すステップS903)と、前記画像情報から前記画像展開手段が画像データに展開可能な中間データに変換する変換手段(図9に示すステップS904)と、前記検知手段による前記画像展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記変換手段により変換される中間データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段(図9に示すステップS906,S907)とを有することを特徴とする。
【0015】
本発明に係る第7の発明は、画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置であって、前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する展開手段(図10に示すステップS1004)と、前記画像情報の属性を識別する識別手段(図10に示すステップS1003)と、前記識別手段による識別結果に基づいて、前記画像情報または前記展開手段により展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段(図10に示すステップS1006,S1007)とを有することを特徴とする。
【0016】
本発明に係る第8の発明は、前記画像情報は、所定のページ記述言語に基づくPDLデータであることを特徴とする。
【0017】
本発明に係る第9の発明は、前記展開手段は、前記画像情報をジョブ単位、ページ単位のいずれかの単位で展開処理を行うことを特徴とする。
【0018】
本発明に係る第10の発明は、前記識別手段が識別する前記画像情報の属性は、グラフィックおよびイメージと、該グラフィックおよびイメージ以外とに識別可能とすることを特徴とする。
【0019】
本発明に係る第11の発明は、前記識別手段が識別する前記画像情報の属性は、グラフィックおよびイメージと、前記グラフィックおよびイメージ以外であることを特徴とする。
【0020】
本発明に係る第12の発明は、前記識別手段が識別可能なグラフィックおよびイメージ以外の属性は、テキストであることを特徴とする。
【0021】
本発明に係る第13の発明は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置とを含む画像処理システムであって、前記画像処理装置は、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する第1の展開手段(図4に示すCPU3011が実行する展開プログラムに相当)と、前記第1の展開手段による第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により展開された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信する受信手段(図4に示すコントローラ3015に相当)と、前記受信手段により受信された第2の画像データを記憶する記憶手段(図4に示すDRAM3013,内蔵HDD3020に相当)と、前記画像形成装置に対する前記第1の展開手段により展開される第1の画像データと前記記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御する制御手段(図4に示すシリアル通信コントローラ3017に相当)とを備え、前記情報処理装置は、前記画像情報の転送前に、前記第1の展開手段の画像展開処理状態を検知する検知手段(図6に示すステップS603に相当)と、前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する第2の展開手段(図6に示すステップS604に相当)と、前記検知手段による前記第1の展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記第2の展開手段により展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段(図6に示すステップS606,S607に相当)とを備えることを特徴とする。
【0022】
本発明に係る第14の発明は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置とを含む画像処理システムであって、前記画像処理装置は、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開手段(図4に示すCPU3011が実行する展開プログラムに相当)と、前記展開手段による第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により前記画像データから変換された前記展開手段が画像データに変換可能な中間データを受信する受信手段(図4に示すコントローラ3015に相当)と、前記画像形成装置に対する前記展開手段により展開される第1の画像データと前記受信手段が受信した中間データに基づき前記展開手段が展開した第2の画像データとの転送を制御する制御手段(図4に示すシリアル通信コントローラ3017に相当)とを備え、前記情報処理装置は、前記画像情報の転送前に、前記展開手段の画像展開処理状態を検知する検知手段(図9に示すステップS903)と、前記画像情報から前記展開手段が画像データに展開可能な中間データに変換する変換手段(図9に示すステップS904)と、前記検知手段による前記展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記変換手段により変換される中間データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段(図9に示すステップS906,S907)とを備えることを特徴とする。
【0023】
本発明に係る第15の発明は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置とを含む画像処理システムであって、前記画像処理装置は、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な画像データに展開する第1の展開手段(図4に示すCPU3011が実行する展開プログラムに相当)と、前記第1の展開手段による第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により展開された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信する受信手段(図4に示すコントローラ3015に相当)と、前記受信手段により受信された第2の画像データを記憶する記憶手段(図4に示すDRAM3013,内蔵HDD3020に相当)と、前記画像形成装置に対する前記第1の展開手段により展開される第1の画像データと前記記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御する制御手段(図4に示すシリアル通信コントローラ3017に相当)とを備え、前記情報処理装置は、前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する第2の展開手段(図10に示すステップS1004)と、前記画像情報の属性を識別する識別手段(図10に示すステップS1003)と、前記識別手段による識別結果に基づいて、前記画像情報または前記第2の展開手段により展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段(図10に示すステップS1006,S1007)とを備えることを特徴とする。
【0024】
本発明に係る第16の発明は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置におけるデータ処理方法であって、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開ステップ(図5に示すステップS503)と、前記展開ステップによる第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により展開された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信する受信ステップ(図5に示すステップS501)と、前記受信ステップにより受信された第2の画像データを記憶手段に記憶する記憶ステップ(図5に示すステップS507)と、前記画像形成装置に対する前記展開ステップにより展開される第1の画像データと前記記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御する制御ステップ(図5に示すステップS506)とを有することを特徴とする。
【0025】
本発明に係る第17の発明は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置におけるデータ処理方法であって、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開ステップ(図8に示すステップS803)と、前記展開ステップによる第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により前記画像データから変換された前記展開ステップが画像データに変換可能な中間データを受信する受信ステップ(図8に示すステップS801)と、前記画像形成装置に対する前記展開ステップにより展開される第1の画像データと前記受信ステップが受信した中間データに基づき前記展開ステップが展開した第2の画像データとの転送を制御する制御ステップ(図8に示すステップS806)とを有することを特徴とする。
【0026】
本発明に係る第18の発明は、画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置におけるデータ処理方法であって、前記画像情報の転送前に、前記画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知する検知ステップ(図6に示すステップS603に相当)と、前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する展開ステップ(図6に示すステップS604に相当)と、前記検知ステップによる前記画像展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記展開ステップにより展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御ステップ(図6に示すステップS606,S607に相当)とを有することを特徴とする。
【0027】
本発明に係る第19の発明は、画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置におけるデータ処理方法であって、前記画像情報の転送前に、前記画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知する検知ステップ(図9に示すステップS903)と、前記画像情報から前記画像展開手段が画像データに展開可能な中間データに変換する変換ステップ(図9に示すステップS904)と、前記検知ステップによる前記画像展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記変換ステップにより変換される中間データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御ステップ(図9に示すステップS906,S907)とを有することを特徴とする。
【0028】
本発明に係る第20の発明は、画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置におけるデータ処理方法であって、前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する展開ステップ(図10に示すステップS1004)と、前記画像情報の属性を識別する識別ステップ(図10に示すステップS1003)と、前記識別ステップによる識別結果に基づいて、前記画像情報または前記展開ステップにより展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御ステップ(図10に示すステップS1006,S1007)とを有することを特徴とする。
【0029】
本発明に係る第21の発明は、第16〜第20の発明のいずれかに記載のデータ処理方法を実現するプログラムを記憶した記憶媒体であることを特徴とする。
【0030】
本発明に係る第22の発明は、第16〜第20の発明のいずれかに記載のデータ処理方法を実現するプログラムであることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像形成装置を適用可能な画像処理システムの一例を示す図である。なお、本発明は、このシステム例に限らず、他の種々の装置に適用できることはもちろんである。
【0032】
図1において、110は画像処理装置で、ネットワークNETを介してホストコンピュータ101〜103のいずれかから要求されるジョブ要求を解析して、デジタルカラー複写機120のプリンタ部が印刷可能な画像データを生成処理する。なお、カラー複写機120は、カラー画像読み取り処理を行うスキャナ部と、カラー,グレースケールのカラー画像を印刷出力するプリンタ部とから構成されている。
【0033】
図2は、図1に示したデジタルカラー複写機120の構成を説明する概略断面図である。
【0034】
図2において、201はイメージスキャナ部であり、例えば400dpi(dots/inch)の解像度で原稿画像を読み取り、デジタル信号処理を行う。202はプリンタ部で、イメージスキャナ部201によって読み取られた原稿画像に対応した画像データを400dpiの解像度で用紙にフルカラーでプリント出力する。
【0035】
イメージスキャナ部201において、200は鏡面圧板で、原稿台ガラス(以下、プラテン)203上の原稿204は、ランプ205で照射され、ミラー206〜208に導かれ、レンズ209によって、例えば3ラインセンサ(以下、CCDという)210上に像を結び、フルカラー情報のレッド(R),グリーン(G),ブルー(B)成分として信号処理部211に送られる。なお、ランプ205,206およびミラー206は速度Vで、ミラー207、208は速度1/2Vでラインセンサの電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に動くことによって、原稿全面を走査(副走査)する。
【0036】
信号処理部211においては、読み取られた画像信号を電気的に処理し、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各成文に分解し、プリンタ部202に送る。
【0037】
また、イメージスキャナ部201における1回の原稿走査につき、M、C、Y、Bkのうち、1つの成分がプリンタ部202に送られ、計4回の原稿走査によって、1回のプリントアウトが完成する。
【0038】
イメージスキャナ部201より送られてくるM、C、Y、Bkの各画像信号は、レーザドライバ212に送られる。レーザドライバ212は、送られてきた画像信号に応じ、半導体レーザ213を変調駆動する。レーザ光は、ポリゴンミラー214、f−θレンズ215、ミラー216を介し感光ドラム217上を走査する。
【0039】
218は回転現像器であり、マゼンタ現像部219、シアン現像部220、イエロー現像部221、ブラック現像部222より構成され、4つの現像部が交互に感光ドラム217に接し、感光ドラム217上に形成された静電潜像をトナーで現像する。
【0040】
223は転写ドラムであり、用紙カセット224又は用紙カセット225より供給される用紙をこの転写ドラム223に巻き付け、感光ドラム217上に現像された像を用紙に転写する。
【0041】
このようにして、M、C、Y、Bkの4色のトナーが順次転写された後に、用紙は、定着ユニット226を通過して、トナーが用紙に定着された後に排紙される。
【0042】
図3は、図1に示したホストコンピュータ101〜103の構成を説明するブロック図であり、ホストコンピュータ101〜103は同様の構成を備えるため、以下、ホストコンピュータ101によりその構成を説明する。
【0043】
図3において、ホストコンピュータ101は、ネットワークNET上のプロトコルを制御するためのネットワークコントローラ409と、ROM406又はハードディスク410に記憶されたプログラムに従ってホストコンピュータ101の中央制御を司るCPU401と、画像データの一時登録、各種データを記憶するためのハードディスク410と、それを制御するハードディスクコントローラ408と、メインメモリとオペレータからの指示入力手段としてのポインティングデバイス(PD)411と、キーボード413と、それらを制御するためのキーボードPD・コントローラ405と、レイアウト,編集メニュー表示等を行うためのカラーディスプレイ412と、ディスプレイメモリ403と、ディスプレイコントローラ404、およびディスプレイメモリ403上で画像データに対するレイアウト処理や編集処理を行う画像編集コントローラ402とから構成される。
【0044】
図4は、図1に示した画像処理装置110の構成を説明するブロック図である。
【0045】
図4において、3011はCPUで、ROM3012に記憶されたプログラムに基づいて、画像処理装置全体の制御を司る。同時に、CPU3011は、様々な処理タスクを並列的に行わなければいけないので、本実施形態では、処理速度の速いRISC(Reduced Instruction Set Computer)−CPUを用いる。
【0046】
まず、パラレル、LANのコントローラ3015で、ホストコンピュータ101〜103のいずれかからページ記述言語に基づくPDLデータを受信する。この時、PDLデータは、ホストコンピュータ101〜103よりパラレル、又はLANI/Fのいずれかで送られてくるが、ケーブルは同時に接続しておくことができる。そして、ホストコンピュータ101〜103からの要求があった際に、自動的に各インタフェースを切り替える。
【0047】
このように受信したPDLデータは、CPUバス3011Bを介して、一旦、DRAM3013の一部領域(PDLバッファ)に記憶される。そして、CPU3011が、ROM3012や内蔵HDD3020、若しくは外部HDDに記憶されているフォントデータを用いて、受信したPDLデータからラスタ画像データ(レッド、グリーン、ブルー)に展開する。そして、アドレス発生回路3016により、DRAM3013内に確保されるフレームメモリへの各書き込みアドレス3018を発生して、そのラスタ画像データをDRAM3013のフレームメモリに記憶する。
【0048】
その後、DRAM3013より色変換処理部3014に送り、色変換処理を施す。つまり、レッド、グリーン、ブルーのラスタ画像データからカラー複写機120でプリントできるラスタ画像データ(マゼンタ、シアン、イエロー、ブラック)に変換する。
【0049】
上述したカラー複写機120は、複数の出力色成分、すなわちマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックについて面順次に画像形成を行うカラー電子写真複写機であるため、DRAM3013に記憶されたラスタ画像データは、カラー複写機120からの同期信号(図示しない)に基づいて、同期のとれた画像データとして読み出されるように、一旦FIFO3023に記憶される。
【0050】
そして、そのラスタ画像データは、ビデオI/F部(外部I/F)3024を介してカラー複写機120に送出される。同時に、カラー複写機120側では、そのラスタ画像データに基づいて画像形成を行う。以下、図4に示した画像処理装置110の動作について説明する。
【0051】
図5は、本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、画像処理装置110によるカラー複写機120に対する画像データ転送制御手順に対応する。なお、S501〜S507は各ステップを示す。
【0052】
また、本実施形態では、画像処理装置内で、あるプリントジョブに対する画像展開タスク処理が行われている最中は、ホストコンピュータ101〜103上で、画像処理装置110での画像展開とは別に、画像展開処理を行い、前述したプリントジョブに対するプリントが終了次第、既にホストコンピュータ101〜103上での画像展開済みデータに基づき、直ちにプリントできるようにすることを特徴とする。
【0053】
まず、ステップS501で、ホストコンピュータ101〜103等よりPDLデータ、または画像展開済みデータ(画像展開データ)の受信があるか否かを判断して、PDLデータ、または画像展開データの受信がないと判断した場合は、ステップS501を繰り返し、PDLデータ、または画像展開データの受信があると判断した場合は、ステップS502で、そのPDLデータ、または画像展開データを受信する。まず、PDLデータを受信した場合の処理手順について説明する。
【0054】
次に、ステップS503で、そのPDLデータに基づいてCPU3011が画像展開を開始するとともに、そのPDLデータをDRAM3013上に確保されるPDLバッファに記憶する。そして、ステップS504で、画像展開が終了したかどうかをCPU3011が判断して、終了していないと判断した場合には、ステップS503に戻る。
【0055】
一方、ステップS504において、画像展開が終了していると判断した場合には、ステップS505で、カラー複写機120に何らかのエラーが発生しているかどうかを判断して、エラーが発生している場合には、そのエラーが解消するのを待ち、エラーが発生していないと判断した場合は、すなわち、カラー複写機120にエラーが発生していないことを確認したら、ステップS506で、その展開データをカラー複写機120へ送出する。その後、ステップS501へ戻り、前述した処理を繰り返す。
【0056】
一方、ステップS502で、ホストコンピュータ101〜103等から受信したデータが画像展開データである場合には、処理をステップS507に分岐して、その画像展開データを一時的にDRAM3013の所定領域に記憶する。そして、ステップS506で、その画像展開データをカラー複写機120へ送出して、その後、ステップS501へ戻り、同様の処理を繰り返す。
【0057】
図6は、本発明に係る情報処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、ホストコンピュータ101〜103におけるPDLデータあるいは画像展開データの画像処理装置110に対する転送処理手順に対応する。なお、S601〜S607は各ステップを示す。
【0058】
まず、ステップS601で、ユーザよりプリント指示がなされているか否かを判断して、ユーザよりプリント指示がなされていない場合は、その指示を待ち、ユーザよりプリント指示がなされていると判断した場合は、ステップS602で、ホストコンピュータ101〜103のハードディスク等にインストールされて、OSに管理されるプログラムドライバ等を起動して、PDLデータを作成する。
【0059】
次に、ステップS603で、画像処理装置110が展開処理中か否かを判断して、展開中であると判断した場合は、ステップS604で、ホストコンピュータ101〜103上で、前記PDLデータに基づき画像展開を開始するとともに、その展開された画像展開データをホストコンピュータ101〜103内の記憶手段(例えばRAM、HDD等)に記憶する。
【0060】
そして、ステップS605で、前記PDLデータに対する画像展開処理が終了したか否かを判断して、終了したと判断した場合には、ステップS606で、その画像展開データをネットワークNETを介して画像処理装置110へ送出する。その後、ステップS601へ戻り、上述した処理を繰り返す。
【0061】
一方、ステップS603で、画像処理装置110が展開処理中でないと判断した場合には、ステップS607で、そのPDLデータをネットワークNETを介して画像処理装置110へ送出する。その後、ステップS601へ戻り、上述した処理を繰り返す。
【0062】
図7は、本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、カラー複写機120に対する画像データ印刷処理手順に対応する。なお、S701〜S709は各ステップを示す。
【0063】
まず、ステップS701で、カラー複写機120にエラー(例えばエンジンエラー)が発生しているか否かを判断して、発生していると判断した場合は、ステップS702で、画像処理装置110に対して、エラー内容を通知して、ステップS701へ戻る。
【0064】
一方、ステップS701において、エラーが発生していないと判断した場合は、ステップS703で、コピー要求あるいはプリント要求のいずれかがあるか否かを判断して、コピー要求もプリント要求のいずれもなされていないと判断した場合は、ステップS701へ戻り、コピー要求がなされていると判断した場合は、ステップS704で、カラー複写機120の操作部にビジーを表示して、操作部からのキー入力を禁止する。
【0065】
そして、ステップS705で、ローカルコピーを開始して、ステップS706で、ローカルコピーが終了しているか否かを判断して、終了していないと判断した場合は、ローカルコピー終了を待ち、ローカルコピーが終了していると判断した場合には、ステップS701へ戻り、上記処理を繰り返す。
【0066】
一方、ステップS703で、プリント要求があると判断した場合は、画像処理装置110から画像展開データが送られてきた場合には、ステップS707で、カラー複写機120の操作部にビジー表示を行い、操作部からのキー入力を禁止する。そして、ステップS708で、該画像展開データに基づくプリント処理を開始して、ステップS709で、プリントが終了しているか否かを判断して、終了していないと判断した場合は、プリント終了を待ち、ローカルコピーが終了していると判断した場合には、ステップS701へ戻り、上記処理を繰り返す。
【0067】
〔第2実施形態〕
本実施形態では、第1実施形態とは異なり、画像処理装置110内で、あるプリントジョブに対する画像展開タスク処理が行われている最中は、ホストコンピュータ101〜103等上で、PDLデータから展開中間データ(例えばオブジェクトの出力が定義されるディスプレイリスト等)に変換し、前述したプリントジョブに対する画像展開処理が終了し次第、前記展開中間データを画像処理装置110に送り、その展開中間データに基づき、画像展開またはプリントすることを特徴とする。以下、その実施形態について説明する。
【0068】
図8は、本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、画像処理装置110によるカラー複写機120に対する画像データ転送制御手順に対応する。なお、S801〜S806は各ステップを示す。
【0069】
まず、ステップS801で、ホストコンピュータ101〜103等より、PDLデータ、または展開中間データの受信があるか否かを判断して、PDLデータ、または展開中間データの受信がないと判断した場合には、データを受信するのを待ち、データを受信したと判断した場合には、ステップS802で、PDLデータ、または展開中間データを受信する。
【0070】
そして、ステップS803で、受信したPDLデータ、または展開中間データに基づいて画像展開を開始するとともに、該展開した画像展開データをDRAM3013上に記憶する。そして、ステップS804で、画像展開が終了したか否かを判断して、画像展開が終了していないと判断した場合は、ステップS803へ戻り、画像展開が終了していると判断した場合は、ステップS805で、カラー複写機120にエラーが発生しているかどうかを判断して、エラーが発生していると判断した場合には、エラーが解消して、エラー無しと判断されるまで待ち、エラーが無いと判断された場合は、ステップS806で、その展開データをカラー複写機120へ送出する。その後、ステップS801へ戻り、上述した処理を繰り返す。
【0071】
図9は、本発明に係る情報処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、ホストコンピュータ101〜103等によるPDLデータあるいは展開中間データの生成およびそれらの画像処理装置110への転送処理手順に対応する。なお、S901〜S907は各ステップを示す。
【0072】
まず、ステップS901で、ユーザよりプリント指示が出されているか否かを判断して、該指示がないと判断された場合にはその指示があるまで待ち、該指示がなされていると判断した場合は、ステップS902で、プリンタドライバ等によりPDLデータを作成する。
【0073】
そして、ステップS903で、画像処理装置110が展開処理中であるか否かを判断して、展開中であると判断した場合には、ステップS904で、PDLデータを展開中間データに変換するとともに、その展開中間データをホストコンピュータ内の記憶手段(RAM,HDD等)に記憶する。
【0074】
そして、ステップS905で、展開中間データへの変換処理が終了したか否かを判断して、変換処理が終了していないと判断した場合には、ステップS904へ戻り、変換処理が終了していると判断した場合は、ステップS906で、その展開中間データを画像処理装置110へ送出する。その後、ステップS901へ戻り、上述した処理を繰り返す。
【0075】
一方、ステップS903で、画像処理装置110が展開処理中でないと判断した場合は、ステップS907で、ステップS902で作成したPDLデータを画像処理装置110へ送出し、その後、ステップS901へ戻り、上述した処理を繰り返す。なお、本実施形態におけるカラー複写機120の制御手順は、第1実施形態とほぼ同様であるので、その説明は省略する。
【0076】
これにより、画像処理装置110として、カラー複写機120に転送するデータとしては、展開中間データの方が、PDLデータよりも処理パフォーマンス的にメリットがあるため、画像展開あるいはプリントの処理に要するトータル処理時間の短縮が期待できる。
【0077】
〔第3実施形態〕
本実施形態では、画像処理装置110内で、あるプリントジョブに対する画像展開タスク処理が行われている最中は、ホストコンピュータ上で、そのジョブがイメージあるいはグラフィック系に属するジョブであるかその属性を判断して、それ以外の場合に限り、要するに、一般的に展開処理が軽い場合に、ホストコンピュータ101〜103等上であらかじめ画像展開処理することを特徴とする。以下、その実施形態について説明する。
【0078】
図10は、本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、画像処理装置110によるカラー複写機120に対する画像データ転送制御手順に対応する。なお、S1001〜S1007は各ステップを示す。
【0079】
まず、ステップS1001で、ユーザよりプリント指示が出されているか否かについて判断し、プリント指示がなされていない場合には、その指示を待ち、プリント指示がなされていると判断した場合には、ステップS1002で、プリンタドライバ等によりPDLデータを作成する。
【0080】
次に、ステップS1003で、受信したPDLデータがイメージ系であるのかグラフィック系であるのかの属性を判断して、イメージ系でもグラフィック系でもなく、それ以外のデータであると判断した場合、すなわち、一般的に展開処理の軽いテキスト系のデータであると判断した場合は、ステップS1004で、ホストコンピュータ101〜103等上で、該PDLデータに基づいて、CPU401が画像展開を開始するとともに、その展開された画像データをホストコンピュータ101〜103等上の記憶手段(RAM、HDD等)に記憶する。
【0081】
そして、ステップS1005で、画像展開が終了したかどうかをCPU401が判断して、終了していないと判断した場合には、展開終了を待ち、終了していると判断した場合には、ステップS1106で、イメージ系でもグラフィック系でもなく、それ以外のデータに基づいて画像展開された展開データを画像処理装置110へ送出する。その後、ステップS1001へ戻り、前述した処理を繰り返す。
【0082】
一方、ステップS1003で、受信したデータがイメージ系かグラフィック系のPDLデータであると判断した場合には、ステップS1007で、そのPDLデータを画像処理装置110に送出し、その後、ステップS1001へ戻り、前述した処理を繰り返す。なお、本実施形態におけるカラー複写機120の制御手順は、第1実施形態とほぼ同様であるので、その説明は省略する。
【0083】
これにより、画像展開あるいはプリントの処理に要するトータル処理時間の短縮が期待できる。
【0084】
図11,図12は、本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であり、図11は、本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であり、図12は、本発明に係る情報処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0085】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0086】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0087】
本実施形態における図5〜図10に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0088】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0089】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0090】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0091】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0092】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置を含む画像処理システムにおいて、画像処理装置にあっては、情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開処理中に、情報処理装置により展開された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信し、該受信された第2の画像データを記憶して、前記画像形成装置に対する第1の画像データと前記記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御することにより、一方、情報処理装置にあっては、画像情報の転送前に、画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知して、該画像展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記展開手段により展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送するので、画像処理装置における展開処理負担を軽減して、情報処理装置側において展開ジョブ待ちとなってしまう事態を回避して、双方で画像展開処理された画像データを連続して画像形成装置に転送させて、システム全体としての画像処理効率を格段に向上できる画像処理環境を整備できる。
【0094】
また、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置を含む画像処理システムにおいて、画像処理装置にあっては、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開処理中に、情報処理装置により画像データから変換された中間データを受信して、画像形成装置に対する第1の画像データと該受信した中間データに基づき展開した第2の画像データとの転送を制御することにより、一方、情報処理装置にあっては、前記画像情報の転送前に、前記画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知し、該画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または変換される中間データのいずれかを前記画像処理装置に転送するので、画像処理装置における展開処理負担を軽減して、情報処理装置側において展開ジョブ待ちとなってしまう事態を回避して、画像処理装置で展開し易い形式の中間データより画像展開処理された画像データと画像情報から展開した画像データとを連続して画像形成装置に転送させて、システム全体としての画像処理効率を格段に向上できる画像処理環境を整備できる。
【0095】
また、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置を含む画像処理システムにおいて、画像処理装置にあっては、情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開処理中に、情報処理装置により識別された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信し、該受信された第2の画像データを記憶して、前記画像形成装置に対する第1の画像データと前記記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御するので、一方、情報処理装置にあっては、画像情報の属性に対する識別結果に基づいて、前記画像情報または該画像情報から展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送することにより、画像処理装置における展開処理負担を軽減して、情報処理装置側において展開ジョブ待ちとなってしまう事態を回避して、双方で画像展開処理された画像データを連続して画像形成装置に転送させて、システム全体としての画像処理効率を格段に向上できる画像処理環境を整備できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置を適用可能な画像処理システムの一例を示す図である。
【図2】図1に示したデジタルカラー複写機の構成を説明する概略断面図である。
【図3】図1に示したホストコンピュータの構成を説明するブロック図である。
【図4】図3に示した画像処理装置の構成を説明するブロック図である。
【図5】本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る情報処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る情報処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【図11】本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【図12】本発明に係る情報処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
401 CPU
402 画像編集コントローラ
3011 CPU
3012 ROM
3013 DRAM
3014 色変換処理部
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置および情報処理装置および画像処理システムおよびデータ処理方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ホストコンピュータからのPDLデータをネットワークを介して受信し、そのPDLデータを画像処理装置内で、プリントデータに変換し(以下、画像展開という)、そのデータを高画質な複写機に送って、記録媒体、例えば普通紙、またはOHP用のフィルムシート等にプリントするシステムが既に提案されている。
【0003】
また、ホストコンピュータ上で、動作するユーザアプリケーション(画像処理,文書処理,DTP等の各種のアプリケーションプログラムを含む)によりRAMのメモリ上で画像展開し、その展開された展開データを画像形成装置に送信してプリントする簡易なプリンティングシステムも既に製品化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、画像形成装置において、連続する複数のプリントジョブに対する画像展開タスクが動作している場合には、後続ジョブの画像展開タスクを並列的に動作させることができなかった。
【0005】
そのため、ホストコンピュータから送信されてきたプリントジョブオーダに基づいて、順次、画像展開処理→プリントという一連の動作を単純に繰り返すに過ぎなかったため、処理パフォーマンス的にも決してよいといえるものではなかった。
【0006】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の第1の目的は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置を含む画像処理システムにおいて、画像処理装置にあっては、情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開処理中に、情報処理装置により展開された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信し、該受信された第2の画像データを記憶して、前記画像形成装置に対する第1の画像データと記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御することにより、一方、情報処理装置にあっては、画像情報の転送前に、画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知して、該前記画像展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送することにより、画像処理装置における展開処理負担を軽減して、情報処理装置側において展開ジョブ待ちとなってしまう事態を回避して、双方で画像展開処理された画像データを連続して画像形成装置に転送させて、システム全体としての画像処理効率を格段に向上でき、かつ画像処理環境を整備できる画像処理装置および情報処理装置および画像処理システムおよびデータ処理方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0007】
本発明の第2の目的は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置を含む画像処理システムにおいて、画像処理装置にあっては、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開処理中に、情報処理装置により画像データから変換された中間データを受信して、画像形成装置に対する第1の画像データと該受信した中間データに基づき展開した第2の画像データとの転送を制御することにより、一方、情報処理装置にあっては、前記画像情報の転送前に、前記画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知し、該画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または変換される中間データのいずれかを前記画像処理装置に転送することにより、画像処理装置における展開処理負担を軽減して、情報処理装置側において展開ジョブ待ちとなってしまう事態を回避して、画像処理装置で展開し易い形式の中間データより画像展開処理された画像データと画像情報から展開した画像データとを連続して画像形成装置に転送させて、システム全体としての画像処理効率を格段に向上でき、かつ画像処理環境を整備できる画像処理装置および情報処理装置および画像処理システムおよびデータ処理方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0008】
第3の目的は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置を含む画像処理システムにおいて、画像処理装置にあっては、情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開処理中に、情報処理装置により識別された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信し、該受信された第2の画像データを記憶して、前記画像形成装置に対する第1の画像データと記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御することにより、一方、情報処理装置にあっては、画像情報の属性に対する識別結果に基づいて、前記画像情報または該画像情報から展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送することにより、画像処理装置における展開処理負担を軽減して、情報処理装置側において展開ジョブ待ちとなってしまう事態を回避して、双方で画像展開処理された画像データを連続して画像形成装置に転送させて、システム全体としての画像処理効率を格段に向上でき、かつ画像処理環境を整備できる画像処理装置および情報処理装置および画像処理システムおよびデータ処理方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置であって、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開手段(図4に示すCPU3011が実行する展開プログラムに相当)と、前記展開手段による第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により展開された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信する受信手段(図4に示すコントローラ3015に相当)と、前記受信手段により受信された第2の画像データを記憶する記憶手段(図4に示すDRAM3013,内蔵HDD3020に相当)と、前記画像形成装置に対する前記展開手段により展開される第1の画像データと前記記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御する制御手段(図4に示すシリアル通信コントローラ3017に相当)とを有することを特徴とする。
【0010】
本発明に係る第2の発明は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置であって、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開手段(図4に示すCPU3011が実行する展開プログラムに相当)と、前記展開手段による第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により前記画像データから変換された前記展開手段が画像データに変換可能な中間データを受信する受信手段(図4に示すコントローラ3015に相当)と、前記画像形成装置に対する前記展開手段により展開される第1の画像データと前記受信手段が受信した中間データに基づき前記展開手段が展開した第2の画像データとの転送を制御する制御手段(図4に示すシリアル通信コントローラ3017に相当)とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明に係る第3の発明は、前記画像情報は、所定のページ記述言語に基づくPDLデータであることを特徴とする。
【0012】
本発明に係る第4の発明は、前記展開手段は、前記画像情報をジョブ単位、ページ単位のいずれかの単位で展開処理を行うことを特徴とする。
【0013】
本発明に係る第5の発明は、画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置であって、前記画像情報の転送前に、前記画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知する検知手段(図6に示すステップS603に相当)と、前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する展開手段(図6に示すステップS604に相当)と、前記検知手段による前記画像展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記展開手段により展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段(図6に示すステップS606,S607に相当)とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明に係る第6の発明は、画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置であって、前記画像情報の転送前に、前記画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知する検知手段(図9に示すステップS903)と、前記画像情報から前記画像展開手段が画像データに展開可能な中間データに変換する変換手段(図9に示すステップS904)と、前記検知手段による前記画像展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記変換手段により変換される中間データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段(図9に示すステップS906,S907)とを有することを特徴とする。
【0015】
本発明に係る第7の発明は、画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置であって、前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する展開手段(図10に示すステップS1004)と、前記画像情報の属性を識別する識別手段(図10に示すステップS1003)と、前記識別手段による識別結果に基づいて、前記画像情報または前記展開手段により展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段(図10に示すステップS1006,S1007)とを有することを特徴とする。
【0016】
本発明に係る第8の発明は、前記画像情報は、所定のページ記述言語に基づくPDLデータであることを特徴とする。
【0017】
本発明に係る第9の発明は、前記展開手段は、前記画像情報をジョブ単位、ページ単位のいずれかの単位で展開処理を行うことを特徴とする。
【0018】
本発明に係る第10の発明は、前記識別手段が識別する前記画像情報の属性は、グラフィックおよびイメージと、該グラフィックおよびイメージ以外とに識別可能とすることを特徴とする。
【0019】
本発明に係る第11の発明は、前記識別手段が識別する前記画像情報の属性は、グラフィックおよびイメージと、前記グラフィックおよびイメージ以外であることを特徴とする。
【0020】
本発明に係る第12の発明は、前記識別手段が識別可能なグラフィックおよびイメージ以外の属性は、テキストであることを特徴とする。
【0021】
本発明に係る第13の発明は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置とを含む画像処理システムであって、前記画像処理装置は、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する第1の展開手段(図4に示すCPU3011が実行する展開プログラムに相当)と、前記第1の展開手段による第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により展開された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信する受信手段(図4に示すコントローラ3015に相当)と、前記受信手段により受信された第2の画像データを記憶する記憶手段(図4に示すDRAM3013,内蔵HDD3020に相当)と、前記画像形成装置に対する前記第1の展開手段により展開される第1の画像データと前記記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御する制御手段(図4に示すシリアル通信コントローラ3017に相当)とを備え、前記情報処理装置は、前記画像情報の転送前に、前記第1の展開手段の画像展開処理状態を検知する検知手段(図6に示すステップS603に相当)と、前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する第2の展開手段(図6に示すステップS604に相当)と、前記検知手段による前記第1の展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記第2の展開手段により展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段(図6に示すステップS606,S607に相当)とを備えることを特徴とする。
【0022】
本発明に係る第14の発明は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置とを含む画像処理システムであって、前記画像処理装置は、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開手段(図4に示すCPU3011が実行する展開プログラムに相当)と、前記展開手段による第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により前記画像データから変換された前記展開手段が画像データに変換可能な中間データを受信する受信手段(図4に示すコントローラ3015に相当)と、前記画像形成装置に対する前記展開手段により展開される第1の画像データと前記受信手段が受信した中間データに基づき前記展開手段が展開した第2の画像データとの転送を制御する制御手段(図4に示すシリアル通信コントローラ3017に相当)とを備え、前記情報処理装置は、前記画像情報の転送前に、前記展開手段の画像展開処理状態を検知する検知手段(図9に示すステップS903)と、前記画像情報から前記展開手段が画像データに展開可能な中間データに変換する変換手段(図9に示すステップS904)と、前記検知手段による前記展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記変換手段により変換される中間データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段(図9に示すステップS906,S907)とを備えることを特徴とする。
【0023】
本発明に係る第15の発明は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置とを含む画像処理システムであって、前記画像処理装置は、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な画像データに展開する第1の展開手段(図4に示すCPU3011が実行する展開プログラムに相当)と、前記第1の展開手段による第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により展開された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信する受信手段(図4に示すコントローラ3015に相当)と、前記受信手段により受信された第2の画像データを記憶する記憶手段(図4に示すDRAM3013,内蔵HDD3020に相当)と、前記画像形成装置に対する前記第1の展開手段により展開される第1の画像データと前記記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御する制御手段(図4に示すシリアル通信コントローラ3017に相当)とを備え、前記情報処理装置は、前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する第2の展開手段(図10に示すステップS1004)と、前記画像情報の属性を識別する識別手段(図10に示すステップS1003)と、前記識別手段による識別結果に基づいて、前記画像情報または前記第2の展開手段により展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段(図10に示すステップS1006,S1007)とを備えることを特徴とする。
【0024】
本発明に係る第16の発明は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置におけるデータ処理方法であって、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開ステップ(図5に示すステップS503)と、前記展開ステップによる第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により展開された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信する受信ステップ(図5に示すステップS501)と、前記受信ステップにより受信された第2の画像データを記憶手段に記憶する記憶ステップ(図5に示すステップS507)と、前記画像形成装置に対する前記展開ステップにより展開される第1の画像データと前記記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御する制御ステップ(図5に示すステップS506)とを有することを特徴とする。
【0025】
本発明に係る第17の発明は、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置におけるデータ処理方法であって、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開ステップ(図8に示すステップS803)と、前記展開ステップによる第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により前記画像データから変換された前記展開ステップが画像データに変換可能な中間データを受信する受信ステップ(図8に示すステップS801)と、前記画像形成装置に対する前記展開ステップにより展開される第1の画像データと前記受信ステップが受信した中間データに基づき前記展開ステップが展開した第2の画像データとの転送を制御する制御ステップ(図8に示すステップS806)とを有することを特徴とする。
【0026】
本発明に係る第18の発明は、画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置におけるデータ処理方法であって、前記画像情報の転送前に、前記画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知する検知ステップ(図6に示すステップS603に相当)と、前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する展開ステップ(図6に示すステップS604に相当)と、前記検知ステップによる前記画像展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記展開ステップにより展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御ステップ(図6に示すステップS606,S607に相当)とを有することを特徴とする。
【0027】
本発明に係る第19の発明は、画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置におけるデータ処理方法であって、前記画像情報の転送前に、前記画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知する検知ステップ(図9に示すステップS903)と、前記画像情報から前記画像展開手段が画像データに展開可能な中間データに変換する変換ステップ(図9に示すステップS904)と、前記検知ステップによる前記画像展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記変換ステップにより変換される中間データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御ステップ(図9に示すステップS906,S907)とを有することを特徴とする。
【0028】
本発明に係る第20の発明は、画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置におけるデータ処理方法であって、前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する展開ステップ(図10に示すステップS1004)と、前記画像情報の属性を識別する識別ステップ(図10に示すステップS1003)と、前記識別ステップによる識別結果に基づいて、前記画像情報または前記展開ステップにより展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御ステップ(図10に示すステップS1006,S1007)とを有することを特徴とする。
【0029】
本発明に係る第21の発明は、第16〜第20の発明のいずれかに記載のデータ処理方法を実現するプログラムを記憶した記憶媒体であることを特徴とする。
【0030】
本発明に係る第22の発明は、第16〜第20の発明のいずれかに記載のデータ処理方法を実現するプログラムであることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像形成装置を適用可能な画像処理システムの一例を示す図である。なお、本発明は、このシステム例に限らず、他の種々の装置に適用できることはもちろんである。
【0032】
図1において、110は画像処理装置で、ネットワークNETを介してホストコンピュータ101〜103のいずれかから要求されるジョブ要求を解析して、デジタルカラー複写機120のプリンタ部が印刷可能な画像データを生成処理する。なお、カラー複写機120は、カラー画像読み取り処理を行うスキャナ部と、カラー,グレースケールのカラー画像を印刷出力するプリンタ部とから構成されている。
【0033】
図2は、図1に示したデジタルカラー複写機120の構成を説明する概略断面図である。
【0034】
図2において、201はイメージスキャナ部であり、例えば400dpi(dots/inch)の解像度で原稿画像を読み取り、デジタル信号処理を行う。202はプリンタ部で、イメージスキャナ部201によって読み取られた原稿画像に対応した画像データを400dpiの解像度で用紙にフルカラーでプリント出力する。
【0035】
イメージスキャナ部201において、200は鏡面圧板で、原稿台ガラス(以下、プラテン)203上の原稿204は、ランプ205で照射され、ミラー206〜208に導かれ、レンズ209によって、例えば3ラインセンサ(以下、CCDという)210上に像を結び、フルカラー情報のレッド(R),グリーン(G),ブルー(B)成分として信号処理部211に送られる。なお、ランプ205,206およびミラー206は速度Vで、ミラー207、208は速度1/2Vでラインセンサの電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に動くことによって、原稿全面を走査(副走査)する。
【0036】
信号処理部211においては、読み取られた画像信号を電気的に処理し、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各成文に分解し、プリンタ部202に送る。
【0037】
また、イメージスキャナ部201における1回の原稿走査につき、M、C、Y、Bkのうち、1つの成分がプリンタ部202に送られ、計4回の原稿走査によって、1回のプリントアウトが完成する。
【0038】
イメージスキャナ部201より送られてくるM、C、Y、Bkの各画像信号は、レーザドライバ212に送られる。レーザドライバ212は、送られてきた画像信号に応じ、半導体レーザ213を変調駆動する。レーザ光は、ポリゴンミラー214、f−θレンズ215、ミラー216を介し感光ドラム217上を走査する。
【0039】
218は回転現像器であり、マゼンタ現像部219、シアン現像部220、イエロー現像部221、ブラック現像部222より構成され、4つの現像部が交互に感光ドラム217に接し、感光ドラム217上に形成された静電潜像をトナーで現像する。
【0040】
223は転写ドラムであり、用紙カセット224又は用紙カセット225より供給される用紙をこの転写ドラム223に巻き付け、感光ドラム217上に現像された像を用紙に転写する。
【0041】
このようにして、M、C、Y、Bkの4色のトナーが順次転写された後に、用紙は、定着ユニット226を通過して、トナーが用紙に定着された後に排紙される。
【0042】
図3は、図1に示したホストコンピュータ101〜103の構成を説明するブロック図であり、ホストコンピュータ101〜103は同様の構成を備えるため、以下、ホストコンピュータ101によりその構成を説明する。
【0043】
図3において、ホストコンピュータ101は、ネットワークNET上のプロトコルを制御するためのネットワークコントローラ409と、ROM406又はハードディスク410に記憶されたプログラムに従ってホストコンピュータ101の中央制御を司るCPU401と、画像データの一時登録、各種データを記憶するためのハードディスク410と、それを制御するハードディスクコントローラ408と、メインメモリとオペレータからの指示入力手段としてのポインティングデバイス(PD)411と、キーボード413と、それらを制御するためのキーボードPD・コントローラ405と、レイアウト,編集メニュー表示等を行うためのカラーディスプレイ412と、ディスプレイメモリ403と、ディスプレイコントローラ404、およびディスプレイメモリ403上で画像データに対するレイアウト処理や編集処理を行う画像編集コントローラ402とから構成される。
【0044】
図4は、図1に示した画像処理装置110の構成を説明するブロック図である。
【0045】
図4において、3011はCPUで、ROM3012に記憶されたプログラムに基づいて、画像処理装置全体の制御を司る。同時に、CPU3011は、様々な処理タスクを並列的に行わなければいけないので、本実施形態では、処理速度の速いRISC(Reduced Instruction Set Computer)−CPUを用いる。
【0046】
まず、パラレル、LANのコントローラ3015で、ホストコンピュータ101〜103のいずれかからページ記述言語に基づくPDLデータを受信する。この時、PDLデータは、ホストコンピュータ101〜103よりパラレル、又はLANI/Fのいずれかで送られてくるが、ケーブルは同時に接続しておくことができる。そして、ホストコンピュータ101〜103からの要求があった際に、自動的に各インタフェースを切り替える。
【0047】
このように受信したPDLデータは、CPUバス3011Bを介して、一旦、DRAM3013の一部領域(PDLバッファ)に記憶される。そして、CPU3011が、ROM3012や内蔵HDD3020、若しくは外部HDDに記憶されているフォントデータを用いて、受信したPDLデータからラスタ画像データ(レッド、グリーン、ブルー)に展開する。そして、アドレス発生回路3016により、DRAM3013内に確保されるフレームメモリへの各書き込みアドレス3018を発生して、そのラスタ画像データをDRAM3013のフレームメモリに記憶する。
【0048】
その後、DRAM3013より色変換処理部3014に送り、色変換処理を施す。つまり、レッド、グリーン、ブルーのラスタ画像データからカラー複写機120でプリントできるラスタ画像データ(マゼンタ、シアン、イエロー、ブラック)に変換する。
【0049】
上述したカラー複写機120は、複数の出力色成分、すなわちマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックについて面順次に画像形成を行うカラー電子写真複写機であるため、DRAM3013に記憶されたラスタ画像データは、カラー複写機120からの同期信号(図示しない)に基づいて、同期のとれた画像データとして読み出されるように、一旦FIFO3023に記憶される。
【0050】
そして、そのラスタ画像データは、ビデオI/F部(外部I/F)3024を介してカラー複写機120に送出される。同時に、カラー複写機120側では、そのラスタ画像データに基づいて画像形成を行う。以下、図4に示した画像処理装置110の動作について説明する。
【0051】
図5は、本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、画像処理装置110によるカラー複写機120に対する画像データ転送制御手順に対応する。なお、S501〜S507は各ステップを示す。
【0052】
また、本実施形態では、画像処理装置内で、あるプリントジョブに対する画像展開タスク処理が行われている最中は、ホストコンピュータ101〜103上で、画像処理装置110での画像展開とは別に、画像展開処理を行い、前述したプリントジョブに対するプリントが終了次第、既にホストコンピュータ101〜103上での画像展開済みデータに基づき、直ちにプリントできるようにすることを特徴とする。
【0053】
まず、ステップS501で、ホストコンピュータ101〜103等よりPDLデータ、または画像展開済みデータ(画像展開データ)の受信があるか否かを判断して、PDLデータ、または画像展開データの受信がないと判断した場合は、ステップS501を繰り返し、PDLデータ、または画像展開データの受信があると判断した場合は、ステップS502で、そのPDLデータ、または画像展開データを受信する。まず、PDLデータを受信した場合の処理手順について説明する。
【0054】
次に、ステップS503で、そのPDLデータに基づいてCPU3011が画像展開を開始するとともに、そのPDLデータをDRAM3013上に確保されるPDLバッファに記憶する。そして、ステップS504で、画像展開が終了したかどうかをCPU3011が判断して、終了していないと判断した場合には、ステップS503に戻る。
【0055】
一方、ステップS504において、画像展開が終了していると判断した場合には、ステップS505で、カラー複写機120に何らかのエラーが発生しているかどうかを判断して、エラーが発生している場合には、そのエラーが解消するのを待ち、エラーが発生していないと判断した場合は、すなわち、カラー複写機120にエラーが発生していないことを確認したら、ステップS506で、その展開データをカラー複写機120へ送出する。その後、ステップS501へ戻り、前述した処理を繰り返す。
【0056】
一方、ステップS502で、ホストコンピュータ101〜103等から受信したデータが画像展開データである場合には、処理をステップS507に分岐して、その画像展開データを一時的にDRAM3013の所定領域に記憶する。そして、ステップS506で、その画像展開データをカラー複写機120へ送出して、その後、ステップS501へ戻り、同様の処理を繰り返す。
【0057】
図6は、本発明に係る情報処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、ホストコンピュータ101〜103におけるPDLデータあるいは画像展開データの画像処理装置110に対する転送処理手順に対応する。なお、S601〜S607は各ステップを示す。
【0058】
まず、ステップS601で、ユーザよりプリント指示がなされているか否かを判断して、ユーザよりプリント指示がなされていない場合は、その指示を待ち、ユーザよりプリント指示がなされていると判断した場合は、ステップS602で、ホストコンピュータ101〜103のハードディスク等にインストールされて、OSに管理されるプログラムドライバ等を起動して、PDLデータを作成する。
【0059】
次に、ステップS603で、画像処理装置110が展開処理中か否かを判断して、展開中であると判断した場合は、ステップS604で、ホストコンピュータ101〜103上で、前記PDLデータに基づき画像展開を開始するとともに、その展開された画像展開データをホストコンピュータ101〜103内の記憶手段(例えばRAM、HDD等)に記憶する。
【0060】
そして、ステップS605で、前記PDLデータに対する画像展開処理が終了したか否かを判断して、終了したと判断した場合には、ステップS606で、その画像展開データをネットワークNETを介して画像処理装置110へ送出する。その後、ステップS601へ戻り、上述した処理を繰り返す。
【0061】
一方、ステップS603で、画像処理装置110が展開処理中でないと判断した場合には、ステップS607で、そのPDLデータをネットワークNETを介して画像処理装置110へ送出する。その後、ステップS601へ戻り、上述した処理を繰り返す。
【0062】
図7は、本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、カラー複写機120に対する画像データ印刷処理手順に対応する。なお、S701〜S709は各ステップを示す。
【0063】
まず、ステップS701で、カラー複写機120にエラー(例えばエンジンエラー)が発生しているか否かを判断して、発生していると判断した場合は、ステップS702で、画像処理装置110に対して、エラー内容を通知して、ステップS701へ戻る。
【0064】
一方、ステップS701において、エラーが発生していないと判断した場合は、ステップS703で、コピー要求あるいはプリント要求のいずれかがあるか否かを判断して、コピー要求もプリント要求のいずれもなされていないと判断した場合は、ステップS701へ戻り、コピー要求がなされていると判断した場合は、ステップS704で、カラー複写機120の操作部にビジーを表示して、操作部からのキー入力を禁止する。
【0065】
そして、ステップS705で、ローカルコピーを開始して、ステップS706で、ローカルコピーが終了しているか否かを判断して、終了していないと判断した場合は、ローカルコピー終了を待ち、ローカルコピーが終了していると判断した場合には、ステップS701へ戻り、上記処理を繰り返す。
【0066】
一方、ステップS703で、プリント要求があると判断した場合は、画像処理装置110から画像展開データが送られてきた場合には、ステップS707で、カラー複写機120の操作部にビジー表示を行い、操作部からのキー入力を禁止する。そして、ステップS708で、該画像展開データに基づくプリント処理を開始して、ステップS709で、プリントが終了しているか否かを判断して、終了していないと判断した場合は、プリント終了を待ち、ローカルコピーが終了していると判断した場合には、ステップS701へ戻り、上記処理を繰り返す。
【0067】
〔第2実施形態〕
本実施形態では、第1実施形態とは異なり、画像処理装置110内で、あるプリントジョブに対する画像展開タスク処理が行われている最中は、ホストコンピュータ101〜103等上で、PDLデータから展開中間データ(例えばオブジェクトの出力が定義されるディスプレイリスト等)に変換し、前述したプリントジョブに対する画像展開処理が終了し次第、前記展開中間データを画像処理装置110に送り、その展開中間データに基づき、画像展開またはプリントすることを特徴とする。以下、その実施形態について説明する。
【0068】
図8は、本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、画像処理装置110によるカラー複写機120に対する画像データ転送制御手順に対応する。なお、S801〜S806は各ステップを示す。
【0069】
まず、ステップS801で、ホストコンピュータ101〜103等より、PDLデータ、または展開中間データの受信があるか否かを判断して、PDLデータ、または展開中間データの受信がないと判断した場合には、データを受信するのを待ち、データを受信したと判断した場合には、ステップS802で、PDLデータ、または展開中間データを受信する。
【0070】
そして、ステップS803で、受信したPDLデータ、または展開中間データに基づいて画像展開を開始するとともに、該展開した画像展開データをDRAM3013上に記憶する。そして、ステップS804で、画像展開が終了したか否かを判断して、画像展開が終了していないと判断した場合は、ステップS803へ戻り、画像展開が終了していると判断した場合は、ステップS805で、カラー複写機120にエラーが発生しているかどうかを判断して、エラーが発生していると判断した場合には、エラーが解消して、エラー無しと判断されるまで待ち、エラーが無いと判断された場合は、ステップS806で、その展開データをカラー複写機120へ送出する。その後、ステップS801へ戻り、上述した処理を繰り返す。
【0071】
図9は、本発明に係る情報処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、ホストコンピュータ101〜103等によるPDLデータあるいは展開中間データの生成およびそれらの画像処理装置110への転送処理手順に対応する。なお、S901〜S907は各ステップを示す。
【0072】
まず、ステップS901で、ユーザよりプリント指示が出されているか否かを判断して、該指示がないと判断された場合にはその指示があるまで待ち、該指示がなされていると判断した場合は、ステップS902で、プリンタドライバ等によりPDLデータを作成する。
【0073】
そして、ステップS903で、画像処理装置110が展開処理中であるか否かを判断して、展開中であると判断した場合には、ステップS904で、PDLデータを展開中間データに変換するとともに、その展開中間データをホストコンピュータ内の記憶手段(RAM,HDD等)に記憶する。
【0074】
そして、ステップS905で、展開中間データへの変換処理が終了したか否かを判断して、変換処理が終了していないと判断した場合には、ステップS904へ戻り、変換処理が終了していると判断した場合は、ステップS906で、その展開中間データを画像処理装置110へ送出する。その後、ステップS901へ戻り、上述した処理を繰り返す。
【0075】
一方、ステップS903で、画像処理装置110が展開処理中でないと判断した場合は、ステップS907で、ステップS902で作成したPDLデータを画像処理装置110へ送出し、その後、ステップS901へ戻り、上述した処理を繰り返す。なお、本実施形態におけるカラー複写機120の制御手順は、第1実施形態とほぼ同様であるので、その説明は省略する。
【0076】
これにより、画像処理装置110として、カラー複写機120に転送するデータとしては、展開中間データの方が、PDLデータよりも処理パフォーマンス的にメリットがあるため、画像展開あるいはプリントの処理に要するトータル処理時間の短縮が期待できる。
【0077】
〔第3実施形態〕
本実施形態では、画像処理装置110内で、あるプリントジョブに対する画像展開タスク処理が行われている最中は、ホストコンピュータ上で、そのジョブがイメージあるいはグラフィック系に属するジョブであるかその属性を判断して、それ以外の場合に限り、要するに、一般的に展開処理が軽い場合に、ホストコンピュータ101〜103等上であらかじめ画像展開処理することを特徴とする。以下、その実施形態について説明する。
【0078】
図10は、本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、画像処理装置110によるカラー複写機120に対する画像データ転送制御手順に対応する。なお、S1001〜S1007は各ステップを示す。
【0079】
まず、ステップS1001で、ユーザよりプリント指示が出されているか否かについて判断し、プリント指示がなされていない場合には、その指示を待ち、プリント指示がなされていると判断した場合には、ステップS1002で、プリンタドライバ等によりPDLデータを作成する。
【0080】
次に、ステップS1003で、受信したPDLデータがイメージ系であるのかグラフィック系であるのかの属性を判断して、イメージ系でもグラフィック系でもなく、それ以外のデータであると判断した場合、すなわち、一般的に展開処理の軽いテキスト系のデータであると判断した場合は、ステップS1004で、ホストコンピュータ101〜103等上で、該PDLデータに基づいて、CPU401が画像展開を開始するとともに、その展開された画像データをホストコンピュータ101〜103等上の記憶手段(RAM、HDD等)に記憶する。
【0081】
そして、ステップS1005で、画像展開が終了したかどうかをCPU401が判断して、終了していないと判断した場合には、展開終了を待ち、終了していると判断した場合には、ステップS1106で、イメージ系でもグラフィック系でもなく、それ以外のデータに基づいて画像展開された展開データを画像処理装置110へ送出する。その後、ステップS1001へ戻り、前述した処理を繰り返す。
【0082】
一方、ステップS1003で、受信したデータがイメージ系かグラフィック系のPDLデータであると判断した場合には、ステップS1007で、そのPDLデータを画像処理装置110に送出し、その後、ステップS1001へ戻り、前述した処理を繰り返す。なお、本実施形態におけるカラー複写機120の制御手順は、第1実施形態とほぼ同様であるので、その説明は省略する。
【0083】
これにより、画像展開あるいはプリントの処理に要するトータル処理時間の短縮が期待できる。
【0084】
図11,図12は、本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であり、図11は、本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であり、図12は、本発明に係る情報処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0085】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0086】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0087】
本実施形態における図5〜図10に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0088】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0089】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0090】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0091】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0092】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置を含む画像処理システムにおいて、画像処理装置にあっては、情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開処理中に、情報処理装置により展開された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信し、該受信された第2の画像データを記憶して、前記画像形成装置に対する第1の画像データと前記記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御することにより、一方、情報処理装置にあっては、画像情報の転送前に、画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知して、該画像展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記展開手段により展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送するので、画像処理装置における展開処理負担を軽減して、情報処理装置側において展開ジョブ待ちとなってしまう事態を回避して、双方で画像展開処理された画像データを連続して画像形成装置に転送させて、システム全体としての画像処理効率を格段に向上できる画像処理環境を整備できる。
【0094】
また、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置を含む画像処理システムにおいて、画像処理装置にあっては、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開処理中に、情報処理装置により画像データから変換された中間データを受信して、画像形成装置に対する第1の画像データと該受信した中間データに基づき展開した第2の画像データとの転送を制御することにより、一方、情報処理装置にあっては、前記画像情報の転送前に、前記画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知し、該画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または変換される中間データのいずれかを前記画像処理装置に転送するので、画像処理装置における展開処理負担を軽減して、情報処理装置側において展開ジョブ待ちとなってしまう事態を回避して、画像処理装置で展開し易い形式の中間データより画像展開処理された画像データと画像情報から展開した画像データとを連続して画像形成装置に転送させて、システム全体としての画像処理効率を格段に向上できる画像処理環境を整備できる。
【0095】
また、情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置を含む画像処理システムにおいて、画像処理装置にあっては、情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開処理中に、情報処理装置により識別された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信し、該受信された第2の画像データを記憶して、前記画像形成装置に対する第1の画像データと前記記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御するので、一方、情報処理装置にあっては、画像情報の属性に対する識別結果に基づいて、前記画像情報または該画像情報から展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送することにより、画像処理装置における展開処理負担を軽減して、情報処理装置側において展開ジョブ待ちとなってしまう事態を回避して、双方で画像展開処理された画像データを連続して画像形成装置に転送させて、システム全体としての画像処理効率を格段に向上できる画像処理環境を整備できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置を適用可能な画像処理システムの一例を示す図である。
【図2】図1に示したデジタルカラー複写機の構成を説明する概略断面図である。
【図3】図1に示したホストコンピュータの構成を説明するブロック図である。
【図4】図3に示した画像処理装置の構成を説明するブロック図である。
【図5】本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る情報処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る情報処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【図11】本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【図12】本発明に係る情報処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
401 CPU
402 画像編集コントローラ
3011 CPU
3012 ROM
3013 DRAM
3014 色変換処理部
Claims (22)
- 情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置であって、
前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開手段と、
前記展開手段による第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により展開された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された第2の画像データを記憶する記憶手段と、
前記画像形成装置に対する前記展開手段により展開される第1の画像データと前記記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置であって、
前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開手段と、
前記展開手段による第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により前記画像データから変換された前記展開手段が画像データに変換可能な中間データを受信する受信手段と、
前記画像形成装置に対する前記展開手段により展開される第1の画像データと前記受信手段が受信した中間データに基づき前記展開手段が展開した第2の画像データとの転送を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記画像情報は、所定のページ記述言語に基づくPDLデータであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
- 前記展開手段は、前記画像情報をジョブ単位、ページ単位のいずれかの単位で展開処理を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
- 画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置であって、
前記画像情報の転送前に、前記画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知する検知手段と、
前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する展開手段と、
前記検知手段による前記画像展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記展開手段により展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置であって、
前記画像情報の転送前に、前記画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知する検知手段と、
前記画像情報から前記画像展開手段が画像データに展開可能な中間データに変換する変換手段と、
前記検知手段による前記画像展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記変換手段により変換される中間データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置であって、
前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する展開手段と、
前記画像情報の属性を識別する識別手段と、
前記識別手段による識別結果に基づいて、前記画像情報または前記展開手段により展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記画像情報は、所定のページ記述言語に基づくPDLデータであることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の情報処理装置。
- 前記展開手段は、前記画像情報をジョブ単位、ページ単位のいずれかの単位で展開処理を行うことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の情報処理装置。
- 前記識別手段が識別する前記画像情報の属性は、グラフィックおよびイメージと、該グラフィックおよびイメージ以外とに識別可能とすることを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
- 前記識別手段が識別する前記画像情報の属性は、グラフィックおよびイメージと、前記グラフィックおよびイメージ以外であることを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
- 前記識別手段が識別可能なグラフィックおよびイメージ以外の属性は、テキストであることを特徴とする請求項11記載の情報処理装置。
- 情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置とを含む画像処理システムであって、
前記画像処理装置は、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する第1の展開手段と、
前記第1の展開手段による第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により展開された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された第2の画像データを記憶する記憶手段と、
前記画像形成装置に対する前記第1の展開手段により展開される第1の画像データと前記記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御する制御手段とを備え、
前記情報処理装置は、前記画像情報の転送前に、前記第1の展開手段の画像展開処理状態を検知する検知手段と、
前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する第2の展開手段と、
前記検知手段による前記第1の展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記第2の展開手段により展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像処理システム。 - 情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置とを含む画像処理システムであって、
前記画像処理装置は、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開手段と、
前記展開手段による第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により前記画像データから変換された前記展開手段が画像データに変換可能な中間データを受信する受信手段と、
前記画像形成装置に対する前記展開手段により展開される第1の画像データと前記受信手段が受信した中間データに基づき前記展開手段が展開した第2の画像データとの転送を制御する制御手段とを備え、
前記情報処理装置は、前記画像情報の転送前に、前記展開手段の画像展開処理状態を検知する検知手段と、
前記画像情報から前記展開手段が画像データに展開可能な中間データに変換する変換手段と、
前記検知手段による前記展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記変換手段により変換される中間データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像処理システム。 - 情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置とを含む画像処理システムであって、
前記画像処理装置は、前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な画像データに展開する第1の展開手段と、
前記第1の展開手段による第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により展開された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された第2の画像データを記憶する記憶手段と、
前記画像形成装置に対する前記第1の展開手段により展開される第1の画像データと前記記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御する制御手段とを備え、
前記情報処理装置は、前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する第2の展開手段と、
前記画像情報の属性を識別する識別手段と、
前記識別手段による識別結果に基づいて、前記画像情報または前記第2の展開手段により展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像処理システム。 - 情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置におけるデータ処理方法であって、
前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開ステップと、
前記展開ステップによる第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により展開された画像形成装置が出力可能な第2の画像データを受信する受信ステップと、
前記受信ステップにより受信された第2の画像データを記憶手段に記憶する記憶ステップと、
前記画像形成装置に対する前記展開ステップにより展開される第1の画像データと前記記憶手段に記憶される第2の画像データとの転送を制御する制御ステップと、
を有することを特徴とするデータ処理方法。 - 情報処理装置または画像形成装置と通信可能な画像処理装置におけるデータ処理方法であって、
前記情報処理装置から受信する画像情報を解析して画像形成装置が出力可能な第1の画像データに展開する展開ステップと、
前記展開ステップによる第1の画像データへの展開処理中に、前記情報処理装置により前記画像データから変換された前記展開ステップが画像データに変換可能な中間データを受信する受信ステップと、
前記画像形成装置に対する前記展開ステップにより展開される第1の画像データと前記受信ステップが受信した中間データに基づき前記展開ステップが展開した第2の画像データとの転送を制御する制御ステップと、
を有することを特徴とするデータ処理方法。 - 画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置におけるデータ処理方法であって、
前記画像情報の転送前に、前記画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知する検知ステップと、
前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する展開ステップと、
前記検知ステップによる前記画像展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記展開ステップにより展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御ステップと、
を有することを特徴とするデータ処理方法。 - 画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置におけるデータ処理方法であって、
前記画像情報の転送前に、前記画像処理装置が備える画像展開手段の画像展開処理状態を検知する検知ステップと、
前記画像情報から前記画像展開手段が画像データに展開可能な中間データに変換する変換ステップと、
前記検知ステップによる前記画像展開手段の画像展開処理状態に基づき、前記画像情報または前記変換ステップにより変換される中間データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御ステップと、
を有することを特徴とするデータ処理方法。 - 画像形成装置に画像データを出力可能な画像処理装置との通信により画像情報を転送可能な情報処理装置におけるデータ処理方法であって、
前記画像情報を前記画像形成装置が出力可能な画像データに展開する展開ステップと、
前記画像情報の属性を識別する識別ステップと、
前記識別ステップによる識別結果に基づいて、前記画像情報または前記展開ステップにより展開される画像データのいずれかを前記画像処理装置に転送する制御ステップと、
を有することを特徴とするデータ処理方法。 - 請求項16〜20のいずれかに記載のデータ処理方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
- 請求項16〜20のいずれかに記載のデータ処理方法を実現することを特徴とするプログラム。
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