JP2004077932A - 画像形成装置 - Google Patents

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山室 隆
Kunio Yamada
山田 邦夫
Makoto Hirota
廣田 真
Sadanori Matsuno
松野 禎典
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Abstract

【課題】現像ユニット等を(交換的又は追加的に)装着可能な画像形成装置において、ユーザが誤って装着されていない現像ユニット等に対応する画像の形成を命令した場合に、ユーザが当該現像ユニット等の不装着を認識することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体と、当該像担持体に対して一種類又は複数種類の第一の現像剤による画像を形成する第一の現像ユニットとを備えるとともに、
当該像担持体に対して当該第一の現像剤とは異なる一種類又は複数種類の第二の現像剤による画像を形成する第二の現像ユニットが装着可能な画像形成装置であって、当該画像形成装置が備える現像ユニットの種類を判断する現像ユニット判断部と、当該第二の現像ユニットが装着されておらず、かつ、第二の現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、当該画像形成命令に応じることができない旨をユーザに報告する報告部とを備える。
【選択図】  図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の電子写真方式、を用いた画像形成装置に関し、より詳しくは、通常の現像材によって再現される画像に加えて特殊な現像材によって再現される画像を得ることができる画像形成装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電子写真方式や静電転写方式を利用した複写機、プリンタ等の画像形成装置が広く知られている。このような画像形成装置では、通常、ブラックトナーによる白黒画像、イエロー、シアン、マゼンタの各色トナーによるフルカラー画像などを用紙上に形成し、出力するものである。また、これらの通常の(平面的な)画像とは異なり、特殊なトナー(発泡トナー)を用いて立体的な画像を得る技術が提案されている。例えば、本出願人は「画像形成トナー、その作製方法およびそれを用いた立体画像の形成方法ならびに画像形成装置」、「画像形成装置」を、それぞれ特開2000−131875号公報、特開2001−194846号公報等において既に提案している。さらに、特殊なトナー(メタリック色トナー)を用いて金色や銀色などの金属色の画像を得る技術も従来から提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、すべての画像形成装置に対して予め特殊なトナー(発泡トナーやメタリック色トナー)での画像形成を可能とするのは、特殊なトナーによる画像を必要としないユーザに対し、余計な機能及びコストを強要し適切ではない。一方、通常のトナーのみを用いる画像形成装置と、通常のトナーの他、特殊なトナーも用いる画像形成装置とを全く別個独立に製造するのも非効率である。そこで、通常のトナーのみを用いる画像形成装置に、オプションとして特殊なトナーを用いる現像ユニットや画像形成ユニットを装着することで、ユーザのニーズに合った画像形成装置を効率よく提供することが考えられる。
【0004】
一方、このように画像形成装置に対して現像ユニットや画像形成ユニットを(交換的又は追加的に)装着可能に構成すると、ユーザが誤って装着されていない現像ユニット等に対応する画像の形成を命令する場合がある。このような場合に、なんらかの報告を行わないと、ユーザは対応する現像ユニット等の不装着を認識することができない。
【0005】
本発明はこのような問題点にも鑑みてなされたものであり、その目的は、現像ユニット等を(交換的又は追加的に)装着可能な画像形成装置において、ユーザが誤って装着されていない現像ユニット等に対応する画像の形成を命令した場合に、ユーザが当該現像ユニット等の不装着を認識することができる画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、像担持体と、当該像担持体に対して一種類又は複数種類の第一の現像剤による画像を形成する第一の現像ユニットとを備えるとともに、当該像担持体に対して当該第一の現像剤とは異なる一種類又は複数種類の第二の現像剤による画像を形成する第二の現像ユニットが装着可能な画像形成装置であって、当該画像形成装置が備える現像ユニットの種類を判断する現像ユニット判断部と、当該第二の現像ユニットが装着されておらず、かつ、第二の現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、当該画像形成命令には応えられない旨をユーザに報告する報告部とを備えるものである。ここで、前記第二の現像ユニットは、前記第一の現像ユニットの全部又は一部に替えて(代替的に)装着可能であってもよいし、追加して装着可能であってもよい。
【0007】
また現像ユニットは、一つずつ画像形成装置に装着するものであってもいし、複数をまとめて画像形成装置に装着するものでもよい。さらに現像ユニットは、現像ユニット単独で画像形成装置に装着するものであってもよいし、現像ユニットの他像担持体を含む画像形成ユニットとして画像形成装置に装着するものであってもよい。
【0008】
また本発明は、前記第二の現像ユニットを前記第一の現像ユニットの全部又は一部に替えて(代替的に)装着した場合には、次のような構成を採用することもできる。すなわち、像担持体と、当該像担持体に対して一種類又は複数種類の第一の現像剤による画像を形成する第一の現像ユニットとを備えるとともに、当該像担持体に対して当該第一の現像剤とは異なる一種類又は複数種類の第二の現像剤による画像を形成する第二の現像ユニットが装着可能な画像形成装置であって、当該第二の現像ユニットは、前記第一の現像ユニットの全部又は一部に替えて装着されており、当該画像形成装置が備える現像ユニットの種類を判断する現像ユニット判断部と、当該替えられた第一の現像ユニットに対応する第一の現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、当該画像形成命令には応えられない旨をユーザに報告する報告部とを備えるよう構成することもできる。
【0009】
報告部の構成としては、例えば次のようなものが挙げられる。
【0010】
第一に、前記報告部は表示パネルを備え、装着されていない現像ユニットに対応する現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、当該報告部は、当該表示パネルには当該画像形成命令を(そのまま)実行することはできない旨を表示するものが挙げられる。
【0011】
第二に、装着されていない現像ユニットに対応する現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、前記報告部は、当該画像形成命令を(そのまま)実行することはできない旨を(記録媒体上に)印字させるものが挙げられる。
【0012】
第三に、前記報告部は各ユーザに対応するメールアドレスを記憶する記憶部を備え、入力される画像形成命令にはその画像形成命令を発したユーザを特定するユーザ情報と含み、装着されていない現像ユニットに対応する現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、当該報告部は当該ユーザ情報とメールアドレスとに基いて当該画像形成命令を(そのまま)実行することはできない旨の電子メールを当該ユーザ宛てに送信するものが挙げられる。
【0013】
また、装着されていない現像ユニットに対応する現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、それぞれ次のような処理を行う制御部を備えることもできる。
【0014】
第一に、装着されていない現像ユニットに対応する現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、当該画像形成命令をキャンセルする制御部を備えるものが挙げられる。
【0015】
第二に、装着されていない現像ユニットに対応する現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、当該画像形成命令を留保するとともに、当該現像ユニットが装着された後に留保されていた当該画像形成命令を実行する制御部を備えるものが挙げられる。
【0016】
第三に、装着されていない現像ユニットに対応する現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、装着されている現像ユニットを使用して当該画像形成命令を代替的、擬似的に実行する制御部を備えるものが挙げられる。
【0017】
さらに、第三の処理における「代替的に実行する」ものとしては、例えば、前記制御部は、当該画像形成命令のうち装着されている現像ユニットに対応する現像剤の画像の形成を命ずる部分については当該装着されている現像装置を使用して当該画像を形成し、当該画像形成命令のうち装着されていない現像ユニットに対応する現像剤の画像の形成を命ずる部分については装着されている現像ユニットを使用して当該画像を形成することができる。より具体的には、前記装着されている現像ユニットはイエロー、マゼンタ、シアンの三種類の現像剤に対応しており、前記装着されていない現像ユニットはブラックの現像剤に対応しており、前記制御部は、当該画像形成命令のうちブラックの現像剤の画像の形成を命ずる部分についてはイエロー、マゼンタ、シアンの三つの現像ユニットを使用して(いわゆるプロセスブラックで代替的に)当該画像を形成することができる。
【0018】
また、第三の処理における「擬似的に実行する」ものの他の例としては、前記制御部は、当該画像形成命令のうち装着されている現像ユニットに対応する現像剤の画像の形成を命ずる部分については当該装着されている現像装置を使用して当該画像を形成し、当該画像形成命令のうち装着されていない現像ユニットに対応する現像剤の画像の形成を命ずる部分については装着されている現像ユニットを使用して当該画像とは異なる代替画像を形成することができる。より具体的には、前記代替画像は特殊マーク(アスタリスク等の特殊記号など)とすることができる。
【0019】
また、これらの処理を制御部が行う際には、報告部は次のような報告をユーザに行うこともできる。例えば、前記報告部は、当該画像形成命令をそのまま実行することはできない旨とともに、当該画像形成命令の処理態様(第一の処理としての画像形成命令のキャンセル、第二の処理としての画像形成命令の留保及びその後の実行、第三の処理としての画像形成命令の代替的な実行)をユーザに報告することができる。他にも、前記報告部は、当該画像形成命令をそのまま実行することはできない旨とともに、当該画像形成命令をそのまま実行するために必要な作業(現像ユニット、画像形成ユニット、オプションユニットの追加、又は不足している現像剤の補給等)をユーザに報告することもできる。
【0020】
また第一の現像剤と第二の現像剤とは、第一の現像剤は発泡剤を含まず、第二の現像剤は発泡剤を含むものとして区別することもできるし、第一の現像剤は非金属色の着色剤を含み、第二の現像剤は金属色の着色剤を含むものとして区別することもできるし、第一の現像剤は特定の着色剤(例えば非蛍光色)を含み、第二の現像剤はその特定の着色剤とは異なる着色剤(例えば蛍光色)を含むものとして区別することもできるし、第一の現像剤は着色剤を含み、第二の現像剤は着色剤を含まないもの(例えば透明のコート材)として区別することもできる。
【0021】
例えば、第一の現像剤としては、ブラックの着色剤を含む(一種類の)現像剤や、それぞれイエロー、マゼンタ、シアンの着色剤を含む三種類の現像剤や、これら三種類の現像剤に加えてブラックの着色剤を含む四種類の現像剤を挙げることができる。また、第二の現像剤としては、発泡剤を含み着色剤を含まない無色の(一種類の)現像剤や、発泡剤と着色剤とを含む(一種類の)現像剤や、発泡剤を含まず金属色の着色剤を含む(一種類の)現像剤や、これらの任意の組合わせである複数種類の現像剤を挙げることができる。なお、発泡剤や着色剤は現像剤に内添されるものでもよいし、外添されるものでもよい。
【0022】
また、装着されている現像ユニットの種類を判断するためには、現像ユニットはその現像剤に応じた特殊形状を有し、当該特殊形状に基いて装着されている現像ユニットの種類を判断する現像ユニット判断部を有するものでもよいし、現像ユニットは不揮発性メモリを備えるとともに、当該不揮発性メモリ内にその現像剤を示す現像剤情報を記憶し、読み取った当該現像剤情報に基いて装着されている現像ユニットの種類を判断する現像ユニット判断部を有するものでもよい。さらに現像ユニットの他像担持体を含む画像形成ユニットとして画像形成装置に装着する場合には、その画像形成ユニットに現像剤に応じた特殊形状を設けたり、画像形成ユニットが不揮発性メモリを備えたりするものでもよい。
【0023】
また当該現像ユニット判断部の判断結果に基づいて記録媒体上の画像の積層を制御する(積層)制御部とを有するである。(積層)制御部が行う制御としては、装着された前記第二の現像ユニットが使用される場合には、前記第二の現像剤による画像が記録媒体上の画像の積層中においてある特定の階層となるように画像形成装置を制御することができる。ここで、特定の階層は▲1▼(ユーザの操作を介さず)画像形成装置により自動的に決定されるものであっても良いし、▲2▼ユーザの指示に基いて決定されるものであってもよい。
【0024】
つまり、前者▲1▼の場合としては、前記特定の階層は、前記使用される第二の現像ユニットの種類に応じて自動的に決定されるものである。例えば、前記第一の現像剤は発泡剤を含まず、前記第二の現像剤は発泡剤を含む場合にあっては前記特定の階層は、記録媒体上の画像の積層中において最下層となることが自動的に決定される。他にも例えば、前記第一の現像剤は非金属色の着色剤を含み、前記第二の現像剤は金属色の着色剤を含む場合に合っては前記特定の階層は、記録媒体上の画像の積層中において最上層となることが自動的に決定される。
【0025】
また、後者▲2▼の場合としては、ユーザからの指示を入力するユーザインタフェイス部を有し、前記特定の階層は、当該ユーザインタフェイス部からの指示に基づいて決定されるものである。このユーザインタフェイス部としては、画像形成装置の操作ボタン、操作パネルなどが挙げられる。同じく、ユーザからの指示に基いて特定の階層を決定する場合として、プリンタ(画像形成装置)に接続されたコンピュータ(プリンタドライバを含む)を介してユーザの指示が送信される場合もある。
【0026】
記録媒体上の画像の積層を制御する方法としては、(積層)制御部が各現像ユニットが像担持体上に画像を形成する順番を制御することで記録媒体上の画像の積層を制御する場合や、転写部が(中間転写体上や記録媒体上に)画像を転写する順番を制御することで画像の積層を制御する場合などが挙げられる。
【0027】
また、(積層)制御部が行う第二の制御としては、装着された前記第二の現像ユニットが使用される場合には、前記第一の現像剤による画像を記録媒体上に積層させる際とは異なる電子写真パラメータ(例えば、現像バイアス、帯電バイアス(像担持体表面電位)、転写バイアス、定着温度、定着速度、画像処理の一以上)に基いて前記第二の現像剤による画像を記録媒体上に積層させるよう制御することができる。ここで、前記電子写真プロセスパラメータは、前記使用される第二の現像ユニットの種類に応じて自動的に決定されるものでもよい。
【0028】
また、像担持体上に形成された画像を記録媒体に転写する転写部は最終転写部のみからなり、像担持体上の画像を直接的に記録媒体に転写させるものであってもよいし、最終転写部の他、中間転写体及び中間転写部とを備え、中間転写部により像担持体上の画像を一旦中間転写体に転写させ、さらに最終転写部により中間転写体上の画像を記録媒体へと転写させるものであってもよい。
【0029】
また、本発明は、あらゆる電子写真方式の画像形成装置に適用することができる。現像ユニットと像担持体(感光体、潜像担持体)との関係に着目すると、各現像ユニットと像担持体とが1対1の関係のものや、N(N:自然数)対1の関係のものが挙げられる。前者の例としては、例えば、モノクロ画像形成装置、中間転写体に対して各色に対応する画像形成ユニットが中間転写体の上流側から下流側にかけて並ぶ中間転写体を用いたタンデム方式のフルカラー画像形成装置などが挙げられ、後者の例としては、ロータリー方式の現像装置を用いた画像形成装置、像担持体に対し各色に対応する現像ユニットが像担持体の上流側から下流側にかけて並ぶフルカラー画像形成装置などが挙げられる。
【0030】
【発明の実施による形態】
以下、本発明の実施による形態を図面を適宜参照して説明する。
【0031】
◎実施の形態1
図1は、この発明の実施の形態1に係る画像形成装置としての電子写真方式カラー複合機100の使用状態を説明するものである。このカラー複合機100には、大量の記録用紙Pを収容することが可能な給紙装置101が付設されている。また、カラー複合機100は、ローカルエリアネットワークNを介して、複数台(ここでは3台)のパーソナルコンピュータC1〜C3に接続されている。
【0032】
各コンピュータC1〜C3は、中央演算装置、制御装置、ランダムアクセスメモリ、ハードディスク、ディスプレイや通信制御装置を含む入出力装置などによるハードウェア構成と、基本ソフトと応用ソフトなどによるソフトウェア構成とを備えており、様々な機能を実現している。例えば、応用ソフトとしてワードプロセッサソフトやドローソフトを備え、作成した文章や絵をネットワークNを介して複合機100に出力させることが可能である。また、応用ソフトとして電子メールソフトを備え、ネットワークNに接続された各コンピュータC1〜C3間で電子メールを送受信することが可能である。
【0033】
図2は、カラー複合機100及び給紙装置101の断面概略図を説明するものである。また、図3(a)は、複合機100の画像形成部1のより詳細に説明するものであり、図3(b)は、図3(a)の画像形成部1を構成する一の画像形成ユニット1(i)(i:1〜4)を詳細に説明するものである。
【0034】
このカラー複合機100の上部には、プラテンカバーによって押圧された原稿dの画像を読み取る原稿読取装置60が配設されている。この原稿読取装置は、プラテンガラス上に載置された原稿dを光源によって照明し、原稿dからの反射光像を、フルレートミラー及びハーフレートミラー及び結像レンズからなる縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子上に走査露光し、この画像読取素子によって原稿dの色材反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るようになっている。
【0035】
上記原稿読取装置60によって読み取られた原稿dの色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データとして画像処理装置30に送られ、この画像処理装置30では、原稿dの反射率データに対して、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。
【0036】
またこの複合機100の上部には、ユーザインタフェイスとしてのタッチ式液晶パネル80が配設されている。この液晶パネル80には、ユーザに対して操作手順やメッセージが出力され、ユーザから所定の領域を指で触れることで動作指示が入力される。
【0037】
上記カラープリンタ100及び複写機本体100の内部には、色の異なる複数のトナー画像を形成可能な画像形成部1が配設されている。この画像形成部1は、図3(a)に示すように、中間転写ベルト20の回転方向の上流側から下流側に掛けて第一画像形成ユニット1(1)〜第四画像形成ユニット1(4)が設けられており、各画像形成ユニット1(1)〜1(4)は、相異なる種類の現像剤による画像を形成するように構成されている。ここでは、第一画像形成ユニット1(1)〜第四画像形成ユニット1(4)はそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応する画像形成ユニットである。
【0038】
また、各画像形成ユニット1は、図3(b)に示すように、感光体ドラム(像担持体)10を中心に構成されており、その回りに、帯電ロール11、ROS(Raster Output Scanner)12、現像器(現像ユニット)13、一次転写ロール14、感光体クリーニング装置15が配設されている。そして、上記の如く画像処理装置30で所定の画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)(各8bit)の4色の階調データとして各ROS12(1)〜(4)に送られ、このROS12(1)〜(4)では、階調データに応じてレーザー光による画像露光が行われる。
【0039】
上記ROS12は、図示しない半導体レーザーを階調データに応じて変調し、この半導体レーザーからレーザー光LBを階調データに応じて出射し、感光体ドラム10上を走査露光する。この感光体ドラム10は、図示しない駆動部によって図3の矢印方向に沿って所定の速度で回転駆動されるようになっている。この感光体ドラム10の表面は、予め帯電ロール11によって所定の極性(例えば、マイナス極性)及び電位に帯電された後、原稿再現色材階調データに応じてレーザー光LBが走査露光されることによって静電潜像が形成される。上記感光体ドラム10の表面は、例えば、−650Vに一様に帯電された後、画像部にレーザー光LBが走査露光されて、露光部分が−200Vとなる静電潜像が形成される。
【0040】
上記感光体ドラム10上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)に対応する各現像器(第一の現像ユニット)13Y〜BKによって、現像領域において例えば、感光体ドラム10の帯電極性と同極性のマイナス極性に帯電したトナー(第一の現像剤)によって反転現像され、所定の色のトナー画像Tとなる。その際、上記各現像器13Y〜BKの現像ロールには、例えば、−500Vの現像バイアス電圧が印加される。
【0041】
上記感光体ドラム10上に形成された各色のトナー(第一の現像剤)によるトナー画像(画像)は、当該感光体ドラム10の下部に配置された中間転写体としての中間転写ベルト20上に、1次転写ロール14によってニップ部T1で多重に転写される。つまり、まず第一画像形成ユニット1(1)からイエローのトナー画像が中間転写ベルト20上のニップ部T1(1)一次転写され、同様に順次第二〜第四画像形成ユニット1(2)〜(4)からそれぞれマゼンタ、シアン、ブラックのトナー画像が中間転写ベルト20上のニップ部T1(2)〜(4)で一次転写される。
【0042】
この中間転写ベルト20は、図2に示すように、駆動ロール21、従動ロール26、テンションロール22及び2次転写部の一部を構成する対向ロールとしてのバックアップロール23によって張架されており、感光体ドラム10の周速と同一の移動速度で矢印方向に沿って回動可能に支持されている。この中間転写ベルト20上に転写されたトナー画像は、所定のタイミングで2次転写位置T2へと搬送される記録媒体としての記録用紙P上に、中間転写ベルト20を支持するバックアップロール23と、当該バックアップロール23に圧接する第2の転写部の一部を構成する2次転写ロール24の圧接力及び静電吸引力によって転写される。
【0043】
上記記録用紙(記録媒体)Pは、図2に示すように、複合機100に付設された給紙装置40から、用紙ガイドに支えられた所定のサイズのものがピックアップロール42、フィードロールとリタードロール43によって給紙される。給紙された記録用紙Pは、複数の搬送ロール44及びレジストロール45によって、所定のタイミングで中間転写ベルト20の2次転写位置T2まで搬送される。そして、上記記録用紙Pには、上述したように、2次転写部としてのバックアップロール23と2次転写ロール24とによって、中間転写ベルト20上から所定の色のトナー画像が一括して転写されるようになっている。
【0044】
また、上記中間転写ベルト20上から所定の色のトナー画像が転写された記録用紙Pは、中間転写ベルト20から分離された後、定着装置50へと搬送され、この定着装置50の加熱ロール51及び加圧ロール52によって、熱及び圧力でトナー画像が記録用紙P上に定着され、カラープリンタ100及び複写機本体102の外部に排出ロール46により排出されてカラー画像の形成工程が終了する。
【0045】
なお、図2中、27は中間転写ベルト20の清掃を行うための中間転写ベルト用クリーナー、25は2次転写ロール24の清掃を行うためのクリーナーをそれぞれ示している。また、中間転写ベルト用クリーナー27と2次転写ロール24のクリーナー25は、所定のタイミングで中間転写ベルト20に対して接離するように構成されている。
【0046】
また、この実施の形態1に係るカラー複合機100は、イエローY、シアンC、マゼンタM、ブラックBKの各色のトナー(発泡剤を含まない第一の現像剤)に対応する各現像器(第一の現像ユニット)13Y〜13BKに加えて、発泡性トナーE(発泡剤を含む第二の現像剤)に対応する現像器(第二の現像ユニット)73Eを装着することが可能となっている。なお、後述する発泡性トナーEは、定着装置50により加熱されるとその熱により体積膨張し、記録用紙P上で立体的な画像を形成することができる。
【0047】
図4は、カラー複合機100にオプション装置としての発泡画像形成装置102を付設したものである。この発泡画像形成装置102は、感光体ドラム70と、その周囲に一次帯電ロール71、ROS72、現像器73、一次転写ロール74、プレ定着装置としての加熱ロール75及び加圧ロール76、感光体クリーニング装置77を備えている。そして、上述の電子写真プロセスにより、記録用紙P上に発泡性トナーEの画像を一次転写し、プレ定着装置で仮定着し、カラー複合機100でさらにその上にイエローY、シアンC、マゼンタM、ブラックBKの各色トナーの画像が一次転写され、定着装置50で(本)定着される。
【0048】
なお、発泡性トナーEは、そのガラス転移温度は発泡開始温度よりも低く設定されおり、仮定着温度は発泡性トナーEのガラス転移温度よりも高く、発泡開始温度よりも低いことが最も好ましい。また、かすかに発泡する程度の温度であることが好ましい。
【0049】
ところで、このように本実施の形態に係るカラー複合機100は、発泡画像形成装置102の装着が可能であるが、発泡画像形成装置102が付設されていない状態で、発泡画像形成が命令される場合が考えられる。そのような場合に備えて、本実施の形態に係るカラー複合機100は次のような制御装置(現像ユニット判断部、報告部、制御部)90を備えている。
【0050】
図5は、ユーザへの報告を制御する制御系を説明する機能ブロック図である。この制御系は、制御装置90を中心に構成されている。制御装置90への入力信号は、発泡画像形成装置102からの付設信号、液晶パネル80からの複写命令、パーソナルコンピュータC1〜C3からのプリント命令等である。制御装置90からの出力信号は、液晶パネル80への表示命令、画像形成部1への画像形成命令、通信制御装置91への送信命令等である。
【0051】
なお、制御装置90の具体的な構成としては、中央演算装置、制御装置、記憶装置、入出力装置、これらの装置を相互に接続するバスなどのハードウェア構成と、記憶装置に予め記憶されている制御プログラムCP、メッセージ群M、アドレステーブルTなどのソフトウェア構成とを備え、これらハードウェア構成とソフトウェア構成とによりその機能が実現されている。
【0052】
図6は、この制御系の動作の一例を説明するフローチャートである。以下、このフローチャートに沿って、実施の形態1に係るカラー複合機100の報告制御動作を説明する。なお、この制御系の動作は図6のフローチャートに限定されない。
【0053】
まず、画像形成命令(液晶パネル80からの複写命令又はパーソナルコンピュータC1〜C3からのプリント命令)が入力されると(図6S1参照)、装着されている現像器が確認される(図6S2)。具体的には、制御装置90は発泡画像形成装置102に信号を送信し、発泡画像形成装置102からの応答信号があれば発泡画像形成装置102が付設されていると判断し、応答信号がなければ発泡画像形成装置102が付設されていないと判断する。
【0054】
次に、画像形成命令を解析し、装着されていない現像器に対応する現像剤を含む画像の形成を命じる画像形成命令か否かを判断する(図6S3)。具体的には、発泡画像形成装置102が付設されていれば(図4参照)、無条件に画像形成命令をそのまま実行する(図6S6)。発泡画像形成装置102が付設されていなければ(図2参照)、画像処理装置30による画像形成命令の解析の結果を制御装置90が受信し、当該画像形命令で発泡性トナーEを使用するか否かを判断する。そして画像形成命令が発泡性トナーEの使用を要求しない場合には、画像形成命令をそのまま実行する(図6S6)。画像形成命令が発泡性トナーEの使用を要求する場合には、メッセージを表示し(図6S4)、その画像形成命令を代替的に実行する(図6S5)。
【0055】
○実施例1
例えば、一実施例として、発泡画像形成装置102が付設されておらず、パーソナルコンピュータC1からのプリント命令により、記録用紙P中の一部の画像を発泡性トナーEで形成させる命令が入力された場合には、制御装置90は次のような処理を行う。
【0056】
ユーザに対するメッセージ表示(図6S4)に関連して、制御装置90は、まずメッセージを作成する。制御装置90内の制御プログラムにより、メッセージ群M内から適切なメッセージmが選択される。このメッセージmは次の三つのメッセージm1〜m3から構成されている。まず、第一のメッセージm1としては当該プリント命令をそのまま実行することができない旨が、具体的にはm1:「発泡性トナーは使用できません」が選択される。第二のメッセージm2としては当該プリント命令をそのまま実行するために必要な作業が、具体的にはm2:「発泡トナーを用いた画像を得るためには発泡画像形成装置を付設してください」が選択される。第三のメッセージm3としては当該プリント命令の処理態様が、具体的にはm3:「今回の出力画像では発泡性トナー部分を黒色のアスタリクスマークで代用します」が選択される。
【0057】
そして制御装置90は、このメッセージm(=m1+m2+m3)を、第一に複合機100の液晶表示パネル80に表示させ(図7(a)参照)、第二に画像形成ユニット1を介して記録用紙Pに画像形成し出力させ(図7(b)参照)、第三に電子メールとして当該プリント命令の発信元であるコンピュータC1に送信する(図7(c)参照)。なお、電子メールを送信する際には、プリント命令に含まれるユーザ情報と、各ユーザとそのメールアドレスTとを関連付けて予め記憶しているアドレステーブルとに基いて送信先アドレスaddを決定する。
【0058】
画像形成命令(プリント命令)を代替的に実行する点(図6S5)に関連して、制御装置90は、プリント命令中の発泡性トナーEに対応するプリント命令を、ブラックトナーBKのアスタリクスマークに変換するように画像処理装置30に命令する。画像処理装置30は、発泡性トナーEに対する階調データをアスタリスクマークに変換して、ROS12(4)=ROSBKに出力し、結果として記録用紙P上には、発泡性トナーEがブラックトナーBKのアスタリスクマークで代用された画像が得られる(図8(a)参照)。
【0059】
○実施例2
他の実施例として、発泡性トナーEの画像を消去することもできる。実施例1と異なる部分を説明すると、第三のメッセージm3としてはm3:「今回の出力画像では発泡性トナー部分を消去します」が選択され(図6S4)、制御装置90は、プリント命令中の発泡性トナーEに対応するプリント命令を消去するように画像処理装置30に命令する。画像処理装置30は、発泡性トナーEに対する階調データ消去し、結果として記録用紙P上には、発泡性トナーE部分が消去された画像が得られる(図8(b)参照)。
【0060】
○実施例3
他の実施例として、プリント命令をキャンセルすることもできる。実施例1と異なる部分を説明すると、第三のメッセージm3としてはm3:「プリント命令をキャンセルします」が選択され(図6S4)、制御装置90は、プリント命令を消去するように画像処理装置30に命令する。画像処理装置30は、プリント命令を消去する。したがって、プリント命令が代替的に実行されることはない(図6S5参照)。
【0061】
○実施例4
他の実施例として、プリント命令を保留することもできる。実施例1と異なる部分を説明すると、第三のメッセージm3としてはm3:「プリント命令を保留します。発泡画像形成ユニットが付設されるとプリント命令を実行します。」が選択され(図6S4)、制御装置90は、制御装置90内にプリント命令を記憶し、画像処理装置30内のプリント命令は消去するように命令する。したがって、プリント命令が代替的に実行されることはない(図6S5参照)。その後、発泡画像形成装置102が付設されたことを制御装置90が検知すると、制御装置90は記憶しておいたプリント命令を画像処理装置30へ送信し、プリント命令をそのまま実行する(図6S6)。
【0062】
さらに、この実施例4の変形例として、第三のメッセージm3としてはm3:「プリント命令を保留します。発泡画像形成ユニットが付設されるとプリント命令を実行します。保留をキャンセルし、プリントアウトを中止するにはこのメールをそのまま返信してください」が選択される(図6S4)。当該メールには、そのプリント命令を特定する管理番号が付されている。ユーザからの返信メールが届くと制御装置90は、留保していた管理番号で特定される当該プリント命令を消去する。
【0063】
○実施例5
他の実施例として、発泡画像形成装置102が付設されていても、現像器73内の発泡性トナーEが不足している場合には、画像形成命令を代替的に実行することができる(図6S5)。実施例1と異なる部分を説明すると、この場合、第二のメッセージm2としてはm2:「発泡画像形成ユニットのトナーボックスを交換してください」が選択される。なお、発泡性トナーEが不足は、発泡性画像形成ユニット102と制御装置90との通信により検知される。
【0064】
なお、これら実施例1〜5の処理を予め設定しておくことや、ユーザが指定することも可能である。
【0065】
◎実施の形態2
実施の形態1では、カラー複合機100に発泡画像形成装置102を付設することで発泡性トナーEによる画像形成を可能としていた。一方、本実施の形態では、カラー複合機100の画像形成部1に(図2参照)、新たな発泡画像形成ユニット1(5)を追加することで発泡性トナーEによる画像形成を可能にするものである。なお、実施の態様1に係るカラー複合機100と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0066】
図9(a)は、発泡画像形成ユニット1(5)を追加する前の画像形成部1を示したものであり、図9(b)は、発泡画像形成ユニット1(5)を追加した後の画像形成部1を示したものである。この発泡画像形成ユニット1(5)は、他の画像形成ユニット1(1)〜(4)と同様に、感光体ドラム(像担持体)10を中心に構成されており、その回りに、帯電ロール11、ROS12、現像器(第二の現像ユニット)13、一次転写ロール14、感光体クリーニング装置15が配設されている(図3(b)参照)。なお、この現像器13(5)=13Eには、発泡性トナーEが充填されている。また、発泡画像形成ユニット1(5)はユニットごと脱着する機会が多いことが予測されるので、ROS12に代えて比較的振動や衝撃に強いLEDアレイなどを採用するようにしても良い。
【0067】
ところで、このように本実施の形態に係るカラー複合機100は、発泡画像形成ユニット1(5)の装着が可能であるが、発泡画像形成ユニット1(5)が装着されていない状態で、発泡画像形成が命令される場合が考えられる。そのような場合に備えて、本実施の形態に係るカラー複合機100は次のような制御装置(現像ユニット判断部、報告部、制御部)90を備えている。
【0068】
図10は、ユーザへの報告を制御する制御系を説明する機能ブロック図である。この制御系は、制御装置90を中心に構成されている。制御装置90への入力信号は、画像形成部1からの装着信号、液晶パネル80からの複写命令、パーソナルコンピュータC1〜C3からのプリント命令等である。制御装置90からの出力信号は、液晶パネル80への表示命令、画像形成部1への画像形成命令、通信制御装置91への送信命令等である。
【0069】
ここで、画像形成部1からの装着信号としては、各画像形成ユニット1(1)〜(5)が備える現像剤を特定する信号が含まれる。本実施の形態では、画像形成ユニット1(1)〜(5)が備える現像剤は、それぞれイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナー、発泡性トナーである。
【0070】
図6は、この制御系の動作を説明するフローチャートである。以下、このフローチャートに沿って、実施の形態2に係るカラー複合機100の報告制御動作を説明する。
【0071】
まず、画像形成命令(液晶パネル80からの複写命令又はパーソナルコンピュータC1〜C3からのプリント命令)が入力されると(図6S1参照)、装着されている現像器が確認される(図6S2)。具体的には、制御装置90は各画像形成ユニット1(1)〜(5)が備える不揮発性メモリにアクセスし、各画像形成ユニット1(1)〜(5)が備える現像剤の種類を検知する。そして画像形成ユニット1(1)〜(5)のいずれかの不揮発性メモリの内容が「発泡性トナー」を示していれば、発泡画像形成ユニット1Eが装着されていると判断し、「発泡性トナー」を示す内容にアクセスできなければ発泡画像形成ユニット1Eが装着されていないと判断する。
【0072】
次に、画像形成命令を解析し、装着されていない現像器に対応する現像剤を含む画像の形成を命じる画像形成命令か否かを判断する(図6S3)。具体的には、発泡画像形成ユニット1Eが装着されていれば(図9(b)参照)、無条件に画像形成命令をそのまま実行する(図6S6)。発泡画像形成ユニット1Eが装着されていなければ(図9(a)参照)、画像処理装置30による画像形成命令の解析の結果を制御装置90が受信し、当該画像形命令で発泡性トナーEを使用するか否かを判断する。そして画像形成命令が発泡性トナーEの使用を要求しない場合には、画像形成命令をそのまま実行する(図6S6)。画像形成命令が発泡性トナーEの使用を要求する場合には、メッセージを表示し(図6S4)、その画像形成命令を代替的に実行する(図6S5)。
【0073】
なお、具体的なメッセージの表示や画像形成命令の処理は実施態様1の実施例1〜5のそれらと同様であるのでその説明は省略する。また画像形成ユニット1(1)〜(5)の種類の判断は、不揮発性メモリ以外にも、例えば、各画像形成ユニット1(1)〜(5)が備える現像剤の種類にユニークな凹凸形状を備え、その形状をセンサで検知することで現像剤の種類を判断することもできる。
【0074】
◎実施の形態3
実施の形態2では、カラー複合機100の画像形成部1に(図2参照)、新たな発泡画像形成ユニット1Eを追加することで発泡性トナーEによる画像形成を可能にするものであるが、本実施の形態に係るカラー複写機100の画像形成部1は、各画像形成ユニット1(1)〜(4)(=Y〜BK)の一つを発泡画像形成ユニット1Eに交換することで発泡性トナーEによる画像形成を可能にするものである。なお、実施の態様1、2に係るカラー複合機100と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0075】
【表1】
Figure 2004077932
表1は、本実施の形態に係るカラー複合機100の各ケースについて説明するものである。ケース1〜4は、初期状態のカラー複合機100を示しており、第一画像形成ユニット1(1)がイエロートナーに対応する画像形成ユニット1Y、第二画像形成ユニット1(1)がマゼンタトナーに対応する画像形成ユニット1M、第三画像形成ユニット1(3)がシアントナーに対応する画像形成ユニット1C、第四画像形成ユニット1(4)がブラックトナーに対応する画像形成ユニット1BKである(図3(a)参照)。一方、ケース5〜20は、初期状態から一の画像形成ユニットを発泡性トナーEに対応する発泡画像形成ユニット1Eに交換した状態を示しており、ケース5〜8は第四画像形成ユニット1(4)を1BKから1Eに交換した場合を、ケース9〜12は第三画像形成ユニット1(3)を1Cから1Eに交換した場合を、ケース13〜16は第二画像形成ユニット1(2)を1Mから1Eに交換した場合を、ケース17〜20は第一画像形成ユニット1(1)を1Yから1Eに交換した場合をそれぞれ示している。
【0076】
まずケース1、3、8、9、10、13、14、17、18では、必要な画像形成ユニットを備えているため、プリント命令をそのまま実行する(図6S6)。
【0077】
ケース2では、必要な画像形成ユニット1Eを備えられていないため、1C、1M,1Yのいずれかと1Eを交換する旨の表示を行い、交換が行われるまでプリント命令を保留するモードと、例えばアスタリスクのような記号によって発泡トナーによる印字部に対して代替的な印字を行い、要求されたプリント命令に対して代替的な印字を行われたメッセージを表示するモードとを選択的に実行可能となっており、ユーザは予めそのいずれかのモードを選択できるようになっている。
【0078】
ケース4では、必要な画像形成ユニット1Eを備えられていないため、1Kと1Eを交換する旨の表示を行い、交換が行われるまでプリント命令を保留するモードと、例えばアスタリスクのような記号によって代替的な印字を行い、発泡トナーによる印字部に対して代替的な印字を行われたメッセージを表示するモードとを選択的に実行可能となっており、ユーザは予めそのいずれかのモードを選択できるようになっている。
【0079】
ケース5、7では、1Eを取り外し1Kを取り付ける旨の表示を行い、交換がおこなわれるまでプリント命令を保留するモードと、1C、1M、1Yによるよって印字するモードとを選択的に実行可能となっており、ユーザは予めそのいずれかのモードを選択できるようになっている。
【0080】
ケース6では、必要な画像形成ユニット1Kを備えていないため、1Eを取り外し1Kを取り付けるとともに、取り外された1Eを1C、1M、1Yのいずれかと交換する旨の表示を行い、交換がおこなわれるまでプリント命令を保留するモードと、1C、1M、1Yによるプロセスブラックによって印字するモードとを選択的に実行可能となっており、ユーザは予めそのいずれかのモードを選択できるようになっている。
【0081】
ケース11,15,19では、取り付けられている1Eと1Kを取り外して、1Eを1Kと交換し、さらに、1C、1M、1Yの全てを取り付ける旨の表示を行い、それらが行われるまでプリント命令を保留する。
ケース12、16、20では、取り付けられている1Eと1Kを取り外して、1Eを1Kと交換し、さらに、1C、1M、1Yの全てを取り付ける旨の表示を行い、それらが行われるまでプリント命令を保留する。
なお、具体的なメッセージの表示や画像形成命令の処理は実施態様1の実施例1〜5のそれらと同様であるのでその説明は省略する。
【0082】
○実施例6
例えば、一実施例として例えばケース5のように、ブラックの画像形成ユニット1Kが装着されておらず、パーソナルコンピュータC1からのプリント命令により、記録用紙P中の画像をブラックトナーBKで形成させる命令が入力された場合には、制御装置90は次のような処理を行う。
【0083】
ユーザに対するメッセージ表示(図6S4)に関連して、制御装置90は、まずメッセージを作成する。制御装置90内の制御プログラムにより、メッセージ群M内から適切なメッセージmが選択される。このメッセージmは次の三つのメッセージm1〜m3から構成されている。まず、第一のメッセージm1としては当該プリント命令をそのまま実行することができない旨が、具体的にはm1:「ブラックトナーは使用できません」が選択される。第二のメッセージm2としては当該プリント命令をそのまま実行するために必要な作業が、具体的にはm2:「ブラックトナーによる画像を得るためには画像形成ユニット1Kを他の画像形成ユニットに替えて装着してください」が選択される。第三のメッセージm3としては当該プリント命令の処理態様が、具体的にはm3:「今回の画像出力ではブラックトナー部分をイエロー、マゼンタ、シアンのプロセスブラックで代用します」が選択される。
【0084】
そして制御装置90は、このメッセージm(=m1+m2+m3)を、第一に複合機100の液晶表示パネル80に表示させ(図7(a)参照)、第二に画像形成ユニット1を介して記録用紙Pに画像形成し出力させ(図7(b)参照)、第三に電子メールとして当該プリント命令の発信元であるコンピュータC1に送信する(図7(c)参照)。
【0085】
画像形成命令(プリント命令)を代替的に実行する点(図6S5)に関連して、制御装置90は、プリント命令中のブラックトナーBKに対応するプリント命令を、イエロー、マゼンタ、シアンの各トナーによるプリント命令に変換するように画像処理装置30に命令する。画像処理装置30は、ブラックトナーBKに対する階調データをイエロー、マゼンタ、シアンの各トナーによる階調データに変換して、ROS12(1)〜(3)=に出力し、結果として記録用紙P上には、ブラックトナーBKの部分がイエロー、マゼンタ、シアンの各トナーで代用された画像(プロセスブラック画像)が得られる(図11参照)。
【0086】
なお、ケース10、14、18では、記録用紙P上で、発泡性トナーEがブラックトナーBKよりも下層を構成するように、次のような制御が行われる。
【0087】
まず画像形成ユニット1Kにより中間転写ベルト20上にブラックトナーBKの画像が一次転写される。そして、二次転写ロール24及びベルトクリーニング装置27をベルト20から離間させた状態で中間転写ベルト20を略一回転させた後、そのブラックトナーBKの画像の上に、発泡性トナーEの画像を一次転写する。その後、二次転写ロール24及びベルトクリーニング装置27をベルト20に当接させ、二次転写位置T2でそのトナー画像を記録用紙Pに二次転写する。そうすると、後に一次転写された発泡性トナーEは、記録用紙P上で最下層を構成する。
【0088】
◎発泡トナーについて
以下、これら実施の形態1〜3で使用される発泡性トナーEについて詳細に説明する。発泡性トナーEは少なくとも結着樹脂と発泡剤とを含有する画像形成用トナーであって、発泡剤がトナー表面に実質的に露出していないトナーを使用するように構成されている。
【0089】
発泡剤としては、特に制限されるものではなく、熱によって体積膨張するものであれば、どのようなものでも使用可能である。常温で固体のものであっても、液体のものであってもよい。また、発泡剤は、単一物質からなる材料に限られず、複数の物質からなる材料や、マイクロカプセル粒子等の機能性材料であってもよい。発泡剤の発泡温度は、いかなる装置を使用して立体画像を形成するかによって、その好ましい範囲が異なるが、図1及び図2に示すような通常のプリンタや複写機を用いて立体画像を形成する場合は、発泡温度が加熱定着温度以下であるのが好ましい。
【0090】
上記発泡剤としては、例えば、熱分解によりガスを発生する物質を主原料とする発泡剤を用いることができ、具体的には、熱分解により炭酸ガスを発生する炭酸水素ナトリウム等の重炭酸塩、窒素ガスを発生するNaNO とNH Clの混合物、アゾビスイロブチロニトリル、ジアゾアミノベンゼン等のアゾ化合物、酸素等を発生する過酸化物等が挙げられる。
【0091】
発泡剤の他の形態としては、低温で気化する低沸点物質(常温で液体状態であっても固体状態であってもよい。)を内包するマイクロカプセル粒子の発泡剤(以下、「マイクロカプセル型発泡剤」という場合がある。)が挙げられる。マイクロカプセル型発泡剤は、発泡性が高いので好ましい。本実施の形態の画像形成用トナーを、通常のプリンタや複写機等に使用する場合は、マイクロカプセル内に内包されている低沸点物質は、少なくとも加熱定着温度よりも低い温度で気化することが必要であり、具体的には100℃以下、好ましくは50℃以下、より好ましくは25℃以下で気化する物質である。但し、マイクロカプセル型発泡剤の熱応答性は、芯材である低沸点物質の沸点のみならず、壁材の軟化点に依存するので、低沸点物質の好ましい沸点範囲は前記範囲には限定されない。低沸点物質としては、例えば、ネオペンタン、ネオヘキサン、イソペンタン、イソブチレン、イソブタン等が挙げられる。中でも、マイクロカプセルの壁材に対して安定で、熱膨張率の高いイソブタンが好ましい。
【0092】
マイクロカプセルの壁材は、トナーの製造工程で用いられる種々の溶剤に対して耐溶剤性を有するとともに、マイクロカプセルに内包される低沸点物質が気化した際に、気体に対して非透過性を有する材料が好ましい。また、本実施の形態の画像形成用トナーを、通常のプリンタや複写機等に使用する場合は、壁材が加熱定着温度よりも低い温度で軟化し、膨張する必要がある。マイクロカプセルの壁材としては、従来使用されている壁材を広く使用することができる。例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリブタジエン、ポリアクリル酸エステル等の単重合体、これらの共重合体が好ましく用いられる。中でも、塩化ビニリデンとアクリロニトリルの共重合体が結着樹脂との接着性が高い点、溶剤に対して耐溶剤性が高い点で好ましい。
【0093】
本実施の形態のトナーにおける発泡剤の含有量は、発泡剤の種類によって好ましい範囲が異なるが、通常は、5重量%〜50重量%、好ましくは10重量%〜40重量%である。発泡剤の含有量が5重量%未満であると、トナーの熱膨張が実用上不十分となる場合があり、一方、50重量%を越えると、トナー中の結着樹脂の割合が相対的に不足し、充分な定着性が得られない等の問題が生じる場合がある。
【0094】
この実施の形態の立体画像形成用トナーの結着樹脂としては、特に制限されるものではなく、トナー用樹脂として一般に用いられる樹脂が使用できる。具体的には、ポリエステル樹脂、スチレン樹脂、アクリル樹脂、スチレン・アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ジエン系樹脂、フェノール樹脂、エチレン・酢酸ビニル樹脂等であるが、より好ましいのはポリエステル樹脂である。
【0095】
この実施の形態の結着樹脂には、上記ポリエステル樹脂を二種類以上組み合わせてもよいし、更に他の樹脂を組み合わせても良い。他の樹脂としては、スチレン樹脂、アクリル樹脂、スチレン・アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ジエン系樹脂、フェノール樹脂、テルペン樹脂、クマリン樹脂、アミド樹脂、アミドイミド樹脂、ブチラール樹脂、ウレタン樹脂、エチレン・酢酸ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、カルナバワックス等の天然ワックス樹脂がある。本実施の形態においては、ポリエステル樹脂を主成分として、その他の樹脂はトナー中に0〜30重量%の量で添加するのが好ましい。また、結着樹脂のモノマーに発泡剤を分散し、これらを縣濁重合することによりトナーを作製する場合は、上記結着樹脂の中の縣濁重合可能なモノマーが利用可能である。
【0096】
発泡性トナーEのトナー粒子を切断し、その切片を顕微鏡で観察すると、少なくとも結着樹脂と発泡剤粒子とからなり、発泡剤粒子が発泡性を失うことなく、トナーの芯部側に内包されている。発泡性トナーEのトナー粒子は、発泡剤が実質的に表面に露出していない構成であるので、高い熱膨張性を有するとともに、記録媒体に対する接着性および帯電安定性を良好に維持している。
【0097】
尚、ここにいう「実質的に表面に露出していない」とは、例えば、トナー粒子50個の電子顕微鏡写真を観察した結果、まったく発泡剤が表面に露出していないトナーが8割以上であることを示す。また、発泡剤が粒子としてトナー中に均一に分散していると、トナーの記録媒体に対する接着性および帯電安定性をより向上できるので好ましい。
【0098】
実施の形態1の発泡性トナーEには、着色剤は含まれていないが、着色剤を含有させ、着色して可視化してもよい。分散させる着色剤としては、公知の有機、もしくは、無機の顔料や染料、油溶性染料を使用することができる。これらの着色剤は、トナー粒径や現像量に依存するが、一般にトナー100重量部に対して1〜100重量部程度の割合が適切である。
【0099】
また、発泡性トナーEには、磁化を持たせるために磁性体を含有させても良い。磁性体の種類としては、公知のものを適宜使用できる。さらに、発泡性トナーEには、所望により離型剤を含有させてもよい。離型剤を含有させることによって、接触定着時のオフセット現象等を防止することができるので好ましい。なお、発泡性トナーEには、所望により帯電制御剤を加えてもよい。また更に、発泡性トナーEには、流動性や、現像性の制御のために、公知の外添剤を加えてもよい。
【0100】
発泡性トナーEの製造方法としては、例えば、少なくとも結着樹脂と発泡剤とを溶剤に溶解および/または分散させた油相を、水相に縣濁分散させて前記油相からなる粒子を作製する工程と、前記粒子から溶剤を除去する工程とを含む工程によって作製される。また、発泡性トナーEは、少なくとも発泡剤を溶解または分散させた結着樹脂用のモノマーを、水相中で縣濁重合する工程とを含む工程によって作製しても良い。発泡性トナーEは、結着樹脂としてバインダーポリマーを75重量%、発泡剤としてエクスパンセル461を25重量%だけ含有した。この発泡性トナーEの体積平均粒径は、約30μmであった。
【0101】
発泡性トナーEを使用するにあたり、現像方式は、発泡性トナーにおいては、二成分現像方式、非磁性一成分現像方式、磁性一成分現像方式いずれでも構わないが、本実施の形態では、二成分現像方式を採用し、画像を形成している。トナー組成は、発泡性トナーおよび非発泡性フルカラートナーともに、オイルレス熱定着を可能とするワックスが含有されていても、含有されていなくても構わないが、本実施の形態では、発泡トナー、非発泡カラートナーいずれも、ワックスが含有されていないトナーを採用し、オイルシステムが付いているソフトロール定着装置で画像を形成している。
【0102】
さらに、ここまでの実施の態様の説明は、電子写真方式の画像形成装置への適用例に基いて行ったが、本発明は例えばサーマルインクジェット方式や熱転写方式などの画像形成装置にも適用可能である。また、現像材はトナーに限られるものではなく、液体インク、ソリッドインクやドナーシートなどが含まれるものである。
【0103】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、現像ユニット等を(交換的又は追加的に)装着可能な画像形成装置において、ユーザが誤って装着されていない現像ユニット等に対応する画像の形成を命令した場合に、ユーザが当該現像ユニット等の不装着を認識することができる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態1〜3に係る画像形成システムの一例を説明するもの。
【図2】図2は、本発明の実施の形態1〜3に係るカラー複合機の一例を説明する断面概略図である。
【図3】図3は、図2のカラー複合機の画像形成部をより詳細に説明する断面図である。
【図4】図4は、図2のカラー複合機にオプション装置を付設したものである。
【図5】図5は、本発明の実施の形態1に係る画像形成システムの制御系を説明する機能ブロック図である。
【図6】図6は、本発明の実施の形態1に係る画像形成システムの制御系の動作を説明するフローチャートである。
【図7】図7は、本発明の実施の形態1〜3に係る画像形成システムの表示態様を説明するものである。
【図8】図8は、本発明の実施の形態1〜3に係る画像形成システムの代用態様を説明するものである。
【図9】図9は、本発明の実施の形態2に係るカラー複合機の画像形成部を説明する断面図である。
【図10】図10は、本発明の実施の形態2、3に係る画像形成システムの制御系を説明する機能ブロック図である。
【図11】図11は、本発明の実施の形態3の実施例6に係る画像形成システムの代用態様を説明するものである。
【符号の説明】
100…カラー複合機(画像形成装置)、101…給紙装置、N…ローカルエリアネットワーク、C1〜C3…パーソナルコンピュータ、1…画像形成部、80…液晶表示パネル(報告部)、102…発泡画像形成装置、10…感光体ドラム(像担持体)、13…現像器(現像ユニット)、14…一次転写ロール(転写部)、20…中間転写ベルト(転写部)、24…二次転写ロール(転写部)、90…制御部(現像ユニット判断部、報告部、制御部)、CP…制御プログラム、M…メッセージ群、T…アドレステーブル、91…通信制御装置、1(1)〜1(4)…第一〜第四画像形成ユニット、1(5)…第五画像形成ユニット、30…画像処理装置、P…記録用紙

Claims (14)

  1. 像担持体と、当該像担持体に対して一種類又は複数種類の第一の現像剤による画像を形成する第一の現像ユニットとを備えるとともに、
    当該像担持体に対して当該第一の現像剤とは異なる一種類又は複数種類の第二の現像剤による画像を形成する第二の現像ユニットが装着可能な画像形成装置であって、
    当該画像形成装置が備える現像ユニットの種類を判断する現像ユニット判断部と、
    当該第二の現像ユニットが装着されておらず、かつ、第二の現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、当該画像形成命令には応えられない旨をユーザに報告する報告部と
    を備える画像形成装置。
  2. 像担持体と、当該像担持体に対して一種類又は複数種類の第一の現像剤による画像を形成する第一の現像ユニットとを備えるとともに、
    当該像担持体に対して当該第一の現像剤とは異なる一種類又は複数種類の第二の現像剤による画像を形成する第二の現像ユニットが装着可能な画像形成装置であって、当該第二の現像ユニットは、前記第一の現像ユニットの全部又は一部に替えて装着されており、
    当該画像形成装置が備える現像ユニットの種類を判断する現像ユニット判断部と、
    当該替えられた第一の現像ユニットに対応する第一の現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、当該画像形成命令には応えられない旨をユーザに報告する報告部と
    を備える画像形成装置。
  3. 前記報告部は表示パネルを備え、
    装着されていない現像ユニットに対応する現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、当該報告部は、当該表示パネルには当該画像形成命令を実行することができない旨を表示する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 装着されていない現像ユニットに対応する現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、前記報告部は、当該画像形成命令を実行することができない旨を印字させる請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記報告部は各ユーザに対応するメールアドレスを記憶する記憶部を備え、入力される画像形成命令にはその画像形成命令を発したユーザを特定するユーザ情報と含み、装着されていない現像ユニットに対応する現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、当該報告部は当該ユーザ情報とメールアドレスとに基いて当該画像形成命令を実行することができない旨の電子メールを当該ユーザ宛てに送信する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 装着されていない現像ユニットに対応する現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、当該画像形成命令をキャンセルする制御部を備える請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  7. 装着されていない現像ユニットに対応する現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、当該画像形成命令を留保するとともに、当該現像ユニットが装着された後に留保されていた当該画像形成命令を実行する制御部を備える請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  8. 装着されていない現像ユニットに対応する現像剤を含む画像の形成を命ずる画像形成命令が入力される場合には、装着されている現像ユニットを使用して当該画像形成命令を代替的に実行する制御部を備える請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、当該画像形成命令のうち装着されている現像ユニットに対応する現像剤の画像の形成を命ずる部分については当該装着されている現像装置を使用して当該画像を形成し、当該画像形成命令のうち装着されていない現像ユニットに対応する現像剤の画像の形成を命ずる部分については装着されている現像ユニットを使用して当該画像を形成する請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記装着されている現像ユニットはイエロー、マゼンタ、シアンの三種類の現像剤に対応しており、前記装着されていない現像ユニットはブラックの現像剤に対応しており、前記制御部は、当該画像形成命令のうちブラックの現像剤の画像の形成を命ずる部分についてはイエロー、マゼンタ、シアンの三つの現像ユニットを使用して当該画像を形成する請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、当該画像形成命令のうち装着されている現像ユニットに対応する現像剤の画像の形成を命ずる部分については当該装着されている現像装置を使用して当該画像を形成し、当該画像形成命令のうち装着されていない現像ユニットに対応する現像剤の画像の形成を命ずる部分については装着されている現像ユニットを使用して当該画像とは異なる代替画像を形成する請求項8に記載の画像形成装置。
  12. 前記報告部は、当該画像形成命令をそのまま実行することはできない旨とともに、当該画像形成命令の処理態様をユーザに報告する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  13. 前記報告部は、当該画像形成命令をそのまま実行することはできない旨とともに、当該画像形成命令を実行するために必要な作業をユーザに報告する請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記第一の現像剤は発泡剤を含まず、前記第二の現像剤は発泡剤を含む請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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