JP2004077638A - プラズマ表示装置の駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】各サブフィールドSF1〜SF8は、消去・アドレス期間EAとサスティン期間Sとで構成され、3サブフィールドごとにリセット印加期間Rが挿入される。この駆動方法は、駆動制御部がリセットパルスRPを3サブフィールドに1回の間隔で表示パネルに印加するようタイミング制御することで実現され、表示期間全体に対してリセット放電の回数が平均的に低減される。リセット放電の間隔が開いても画素領域は放電に支障をきたすほど不活性化されないので、ちらつきなどを生じて表示品質が低下する心配はない。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、交流プラズマ放電を利用して表示を行うプラズマ表示装置の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラズマディスプレイ(PDP:Plasma Display Panel) は、従来、テレビジョン受像機やコンピュータ用ディスプレイにおいて広く用いられてきた陰極線管(CRT:Cathode−Ray Tube)では実現が難しいとされる薄型・大画面化が可能なディスプレイとして注目されており、既に40インチ以上の大型ディスプレイが製品化されている。
【0003】
PDPの表示パネルは、図10に示したように、2枚のガラス基板101,102が隔壁で仕切られた放電空間を介して対向する構造をとる。そのうち、表示面側に位置する前面ガラス基板101の対向面側には、維持電極107(107X,107Y)が対をなして配列され、背面ガラス基板側には、維持電極107と交差する方向にアドレス電極103が配列されている。これら維持電極107とアドレス電極103とが交差する放電領域は各画素に対応しており、画素同士を画定するために放電空間に隔壁105が設けられている。また、各画素の放電領域には蛍光体106が塗布形成され、放電空間には放電ガスが充填されている。原理的には、電位差が放電開始電圧を超えた電極間では、その間の放電ガス中でプラズマ放電が生じるので、PDPでは、これを利用して発光表示や発光画素の選択を行うようになっている。そのうち、表示のための発光は対をなす維持電極107の間で行われる。すなわち、維持電極107X,107Yに電圧を印加すると、その間のガス中にプラズマ放電が生じて紫外線が放出され、これが蛍光体106に当たることで発光する。
【0004】
また、表示画素の選択は、選択画素における維持電極とアドレス電極との間の放電により、その画素の壁電荷を蓄積あるいは消去することで行われる。図11は、m×nドットの画素が設けられたPDPの電極構造を示す概略構成図である。対をなす維持電極107X,107Yが各n本(X1,Y1,X2,Y2,…,Xn,Yn)、アドレス電極103Aがm本(A1,A2,…,Am)設けられており、維持電極107X,107Yの対とアドレス電極103Aとが構成するマトリクスの交点にあたる領域が画素に対応している。よって、各画素のアドレスは、維持電極107Yとアドレス電極103Aの行列で表現でき、(1,1)…(Yn,Am)というように一意に決定される。そのため、所定の画素領域に選択的に放電させるには、維持電極107Y,アドレス電極103Aの両方に電圧が印加されて初めて両電極間が放電開始電圧に達して放電するようにしておけばよい。このとき維持電極107Y,アドレス電極103Aの双方に印加する電圧の値は、重畳されるときのみ放電開始電圧を超えるような組み合わせで設定される。
【0005】
画素ごとの発光制御は、通常3段階で行われ、各動作期間を動作内容にちなんでリセット期間,アドレス期間およびサスティン(放電維持)期間と呼ぶ。選択書き込み方式を例にとると、各期間中に画素を構成する3電極には、図12に示したようなパルス電圧が印加される。
【0006】
まず、リセット期間では、すべての維持電極107X,107YにリセットパルスRP,消去パルスEPを印加する。例えば、装置自体が停止されていたり、前回の画像表示時にオフ(OFF)表示画素であったりして、非点灯状態が続いた画素領域では、維持電極107の表面に、放電によって生じた不純物が堆積して不活性化が進行する。そこに印加されるリセットパルスRPは、比較的大きなパルスであり、不活性化された画素領域までも強制的に放電させるようになっている。これにより、不活性化の要因であった不純物が取り払われ、プライミング粒子の生成等によって画素領域が活性化される。本明細書では、このリセットパルスRPによる活性化のための放電をリセット放電と呼ぶ。
【0007】
また、消去パルスEPは、リセットパルスRPに続いて印加される逆極性のパルスであり、リセット放電が終了したときに画素領域に残存する荷電粒子を再結合させ、電荷を画素領域内から消去するものである。これにより、オン(ON)表示画素とオフ表示画素との荷電粒子量の差、つまり電位の違いとして書き込まれていた以前の表示画面の画素情報が消去され、画面全体が均一な荷電状態となる。
【0008】
次のアドレス期間では、表示パネル内の表示画素を選択する。すなわち、オン表示画素では放電によって壁電荷を蓄積させ、オフ表示画素ではリセット時の電荷のない状態のままとして2値状態を創る。そのためには、オン表示画素に対応する位置の維持電極107Yとアドレス電極103Aに共にパルス電圧を印加し、その放電を制御する。
【0009】
すなわち、維持電極107Y(Y1,Y2,…,Yn)に対しては順次走査パルスを印加して画素列を走査し、走査される列のm個の画素に対応するアドレス電極103A(A1,A2,…,Am)それぞれには、各画素のオン/オフのデータから生成されたアドレスパルスを、維持電極107Y側の走査タイミングに合わせて印加してゆく(この場合はオン表示画素にパルス印加する)。この動作は、通常、データ書き込みと呼ばれ、こうしてアドレス期間では、オン表示画素にのみ放電が生じ、そこに選択的に壁電荷が蓄積される。この動作を通常、データ書き込みを呼ぶ。
【0010】
次に、サスティン期間では、全画素の維持電極107の対に交流パルス(サスティンパルス)を印加する。この際にも、画素領域内の壁電荷がバイアスとしてはたらくため、壁電荷が残存するオン表示画素のみが選択的に放電開始電圧に達し、放電が発生・維持され、サスティン期間中、発光が継続される。
【0011】
なお、選択消去方式は、動作原理は選択書き込み方式と同様であるが、リセット期間の放電によって全画素領域に壁電荷を一様に蓄積しておき、アドレス期間の放電によりオフ表示画素の壁電荷を消去するものである。
【0012】
このように、PDPはディジタル信号に基づいたパルス発光により表示を行うようになっており、駆動方式としてはサブフィールド法が一般的に用いられる。サブフィールド法は、テレビジョン信号などの画像信号における1フィールドの表示画像をいくつかのサブフィールドに時分割し、発光期間の時間幅変調により階調を表す方式である。具体的には、1フィールドの表示期間(約16.7msec)が、Nビットの画素データのビット桁に応じて重み付けされたN個のサブフィールド期間に分割される。なお、ここでいう画素データは、画素ごとの輝度情報を表している。つまり、N個のサブフィールド画像それぞれの発光期間の比率は2k(k=0〜N−1)であり、一般的には2k回(k=0〜N−1)のパルス発光を行うようになっている。PDPでは、これらのサブフィールド毎に上述した一連のシーケンスを繰り返すようになっている。これを画素ごとに見ると、画素データの各桁の「1」,「0」のビット値に対応させてサブフィールド毎にオン/オフが制御され、その重ね合わせによって適正な輝度階調による表示が行われる。例えば、画素データが8ビットの場合、図13に示したように、1フィールドはサブフィールドSF1〜SF8に分割される。また、各サブフィールドSF1〜SF8のサスティン期間における発光回数は順に20(1),21(2),22(4),…,27(128)回に設定されており、この8つのサブフィールドのオン/オフを組み合わせることで、1フィールドにおいて0〜255回の各回数で画素を点灯させることができる。その結果、256階調の表示が行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の表示方法では、サブフィールドの開始時に常にリセット放電を起こすようになっていたため、1フィールドにサブフィールド数(通常6〜12回)だけサスティン放電とは別の放電光が生じることで、輝度レベル全体が引き上げられるという問題があった。この結果、特に黒レベル近傍の輝度成分が本来の黒色よりも明るくなり、いわゆる「黒浮き」が生じてしまい、またコントラストの低下を招いていた。さらに、このリセットパルスP1は比較的高圧であるため、消費電力を大きく増大させるという問題もあった。
【0014】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、高コントラストの表示と、低消費電力駆動を実現することができるプラズマ表示装置の駆動方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明のプラズマ表示装置の駆動方法は、原画像または分割画像を単位とする印加条件に基づいて複数の電極のいずれかに画素領域を活性化させるための放電電圧を印加するようにしたものである。
【0016】
本発明のプラズマ表示装置の駆動方法では、リセット放電は、分割画像の表示のたびごとに行われるのではなく、原画像または分割画像を単位とする印加条件が満足されるときに行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るプラズマ表示装置の駆動方法を示すシーケンスである。ここでは、一例として、1フィールドの画像を8サブフィールドに時分割変調する(256階調で表示する)場合について説明するものとし、それぞれサブフィールドSF1〜SF8からなるフィールドF1,F2の連続する2フィールドを図示している。また、駆動させるプラズマ表示装置の表示パネルは一般的な3電極構造としてよく、一画面分の画像を表示するための基本的な駆動方式は従来と同様とする。
【0019】
すなわち、サブフィールド単位の画面表示は、図2に走査電極の駆動波形で示したように、次の手順で行われる。まず、活性化のために全画素領域にリセットパルスRPを印加してリセット放電させておく。その後、消去パルスEPを印加して放電させ、画素領域内に残存する前回表示時の電荷をすべて消去する。さらに、走査電極に走査パルスSP(アドレス電極にはアドレスパルス)を印加して放電させ、オン表示の画素領域に選択的に電荷を蓄積させることでデータ書き込みを行う。その上で、全画素領域に一斉にサスティンパルスSUSを印加し、オン表示画素表示用の放電発光を行う。
【0020】
ただし、リセットパルスRPだけは、サブフィールド画像の2以上の所定数を表示するたびごとに(例えば3サブフィールドごとに)印加するようになっており、このリセットパルスRPを印加する期間をリセット印加期間Rとしている。そもそも、リセット放電が必要とされるのは、放電しない非点灯状態が続いた画素領域では、前回の放電時に生じた不純物が電極上に堆積することや、放電の種となるプライミング粒子が経時的に減少することなどによって、徐々に放電を起こし難くなってゆくためである。こうした画素領域に突如、通常の駆動パルスを印加しても、放電しなかったり、十分に放電させることができなかったりして、表示ミスを招いてしまう。そこで、従来では、新たなサブフィールド画像の表示のたびごとにリセットパルスを印加し、放電により画素領域内を再活性化させるようになっていた。一方、本発明の発明者は、近年におけるプラズマ表示装置の表示パネル構造の改良や駆動パルス波形の工夫により、従来ほど頻繁にリセット放電を施さなくとも放電発光が円滑に行われることを確認している。そこで、本実施の形態では、不必要な放電を省略すべく、リセットパルスRPを印加する間隔を従来よりも開けるようにしている。
【0021】
なお、消去パルスEPの印加期間、走査パルスSPを印加するデータ書き込み期間(アドレス期間)は、従来どおり、どのサブフィールドでも一定に設けられ、これらをまとめて消去・アドレス期間と呼ぶことにする。また、サスティンパルスSUSの印加期間をサスティン期間Sとするが、その期間長さは、従来どおりサブフィールドによって異なっており、例えばサブフィールドの時系列に従い、2進数の輝度データのビット桁に比例して長くなってゆくように設定されている。
【0022】
したがって、本実施の形態の駆動方法では、各サブフィールドは消去・アドレス期間EAとサスティン期間Sとで構成され、所定数のサブフィールド画像を表示する(ここでは3サブフィールド)ごとにリセット印加期間Rが挿入されるようになっている。例えば、図1の場合では、フィールドF1においてリセット印加期間RをサブフィールドSF1,SF4,SF7の前に設けるものとすると、フィールドF2においては、引き続きリセット印加期間Rが3サブフィールドごと、つまりサブフィールドSF2,SF5,SF8の前に設定される。
【0023】
なお、こうした駆動方法は、プラズマ表示装置において各種パルスの印加タイミングを制御する駆動制御部に、リセットパルスRPを3サブフィールドに1回の間隔で表示パネルに印加するようタイミング制御させることで実現できる。
【0024】
これにより、表示期間全体に対してリセット放電の回数が平均的に低減され、リセット放電が表示輝度に与える影響が軽減される。よって、表示画像のコントラストが従来よりも向上する。また、リセット放電の間隔が開いても画素領域は放電に支障をきたすほど不活性化されないので、ちらつきなどを生じて表示品質が低下する心配はない。
【0025】
このように本実施の形態によれば、各サブフィールドを消去・アドレス期間EAとサスティン期間Sとで構成し、サブフィールド間に2サブフィールド以上の長さの所定間隔でリセット印加期間Rを挿入するようにしたので、プラズマ表示装置は、画素領域の不活性化が防止された状態で不必要な放電を省いて駆動される。よって、良好なコントラストで表示することができると共に消費電力を削減することができる。また、リセット印加期間Rが表示期間全体に占める割合は、従来のリセット期間よりも少なくなっている。この期間短縮分をサスティン期間に充てることにより、輝度の向上が見込める。
【0026】
[変形例]
上記第1の実施の形態では、リセットパルスRPを印加する時間的位置をサブフィールドの数による一定間隔で決めるようにしたが、それ以外に1フィールド内における特定のサブフィールドの前に設定するようにしてもよい。本変形例は、こうしたリセット印加期間Rのタイミング設定方法に係り、図3,図4がその具体例である。図3は、第2サブフィールドSF2の開始前にリセットパルスRPを印加するものであり、図4は、第2サブフィールドSF2,第4サブフィールドSF4それぞれの開始前にリセットパルスRPを印加するものである。このように、どのサブフィールドの前でリセット放電を起こすかを決めておく方法でも、適切な間隔で駆動期間中にリセット印加期間Rを分散させることができる。また、そのほかの変形例としては、偶数番目または奇数番目のサブフィールドの開始前にリセットパルスRPを印加する方法などが考えられる。
【0027】
引き続き、その他の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する駆動方法では、上記第1の実施の形態と同様、各サブフィールドは消去・アドレス期間EAとサスティン期間Sとで構成されていることを前提とする。したがって、以降では、第1の実施の形態と同様の要素には同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
【0028】
〔第2の実施の形態〕
図5は、第2の実施の形態に係る駆動方法を示すシーケンスである。ここでは、リセットパルスRPを、所定数のフィールド(F1,F2,…)の表示期間が経過するごとに印加するようになっており、3フィールドごとにリセットパルスRPを印加するリセット印加期間Rを設ける場合を図示している。前述のように、活性化処理の間隔が数フィールド期間開いたとしても、現状の表示パネルでは放電できなくなるということがなく、むしろ、このようにして実際に放電動作に支障が出てくる程度まで不活性化が進行した画素領域が発生するときにリセット放電を行うほうが、適切で無駄のない活性化処理ができる。なお、ここでは一例として3フィールドごとにリセット放電を行うようにしたが、リセット印加期間Rのタイミング設定は放電動作に支障が出ない範囲において適宜に行ってよい。本実施の形態におけるその他の作用・効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0029】
〔第3の実施の形態〕
図6は、第3の実施の形態に係る駆動方法を示すシーケンスであり、図7は、この駆動方法が実現可能なプラズマ表示装置の構成図を示している。ここでは、表示駆動中に、所定数のサブフィールドにわたって同一の画素が連続して非点灯状態をとる(OFF表示である)場合に、次回のサブフィールドの開始前にリセットパルスRPを印加するようになっている。
【0030】
そのため、本実施の形態では、装置の駆動系にリセット制御部36が設けられる。リセット制御部36は、消灯期間が所定数のサブフィールド期間に達する画素の有無を検出する機能を有している。この画素の検出は、例えばサブフィールドごとのビットプレーン形式でメモリ31に格納される画像データDVを取り込み、これを基にして行われる。ここで画素データDVは、輝度を表すディジタルデータであり、こうした一定条件に合う画素を数える動作は、例えばプログラム上で実現することが可能である。また、所定期間中消灯される画素がある場合、リセット制御部36は、制御部35にリセット開始信号Srを送出するようになっている。
【0031】
制御部35は、通常の駆動制御とは別に、リセット開始信号Srが入力された場合には、リセット制御部36が画素の検出対象として用いたサブフィールドの終了(サスティンパルスSUSの印加終了)後、次のサブフィールドの開始(消去パルスEPの印加)前に、表示パネル33にリセットパルスRPを印加するようにサスティンドライバ34を制御する。なお、リセット制御部36以外の構成要素は、リセット印加期間R以外の期間に、本発明の実施の形態における通常の駆動動作、消去,アドレスおよびサスティンの一連の動作を行うようになっている。
【0032】
次に、本実施の形態に係る駆動方法を、装置の動作とあわせて説明する。なお、以下では、一例として、消灯画素の検出基準とする期間を2サブフィールドとしておく。
【0033】
画像データDVは、TV信号などの外部入力される映像信号に対し、装置内部でA/D変換を施して得られたものであり、次々にメモリ31に格納される。このときの画像データDVは、図8のように、各画素に対応するビットデータとしてサブフィールドSF1〜SF8ごとに格納され、さらに、データドライバ32およびリセット制御部36に入力される。
【0034】
次に、リセット制御部36は、時系列的に前後するサブフィールドの組(SF1,SF2)〜(SF7,SF8)について順次、「この2サブフィールド期間に、連続して消灯される画素があるかないか」を判定する。この判定は、少なくとも判定対象とするサブフィールドの組のさらに次のサブフィールドを表示する前に行うものであり、例えば、最初のサブフィールドSF1を表示する前に、すべてのサブフィールドの組(SF1,SF2)〜(SF7,SF8)について判定を行い、そのフィールドの表示期間におけるリセットパルスRPの印加タイミングのすべてを予め決定しておいてもよい。
【0035】
判定手法はどのようなものであってもよいが、具体的には、次のようなものである。例えば、サブフィールドの組(SF4,SF5)について判定を行う場合を考える。それぞれのサブフィールドSF4,SF5の画像は図6のようなものであり、その画像データDVは、概念的に図9に示したようなビットプレーンを構成している。ただし、通常の画像データDVでは、点灯(オン表示)画素に「1」が、非点灯(オフ表示)画素に「0」が与えられるが、同図ではその反対になっている。すなわち、ここでは、まず画像データDVの値をビットプレーンごと反転させ、オフ表示画素を「1」、オン表示画素を「0」とする。次に、サブフィールドSF4,SF5の反転データを画素ごとに加算し、ビットマトリクスBMを得る。ビットマトリクスBMでは、もし、連続するサブフィールドSF4,SF5にて立て続けにオフ表示となる画素があれば、それは値が「2」となる画素として検出される。よって、次に、ビットマトリクスBMのうち「2」である画素の有無を調べる。
【0036】
「2」である画素があれば、このサブフィールドの組(SF4,SF5)の次のサブフィールドSF6の表示前にリセットパルスRPを印加するように制御を行う。すなわち、リセット制御部36は、制御部35にリセット開始信号Srを送出する。制御部35は、リセット開始信号Srを受けると、サブフィールドSF5の表示期間の終了後、サスティンドライバ34が表示パネル33にリセットパルスRPを印加するよう制御してから、サブフィールドSF6のための駆動制御に入る。なお、前述のように、リセット制御部36は、リセット開始信号Srとして、1フィールド分のリセットタイミング情報を制御部35に送出するようにしてもよい。制御部35は、こうしたリセット制御部36からの通知によって通常のサブフィールド駆動の間にリセットパルスRPを印加して、リセット動作と通常の駆動動作とを整合させるようにタイミング制御を行う。
【0037】
制御部35は、サブフィールド画像を所定期間表示し終えると、次回のサブフィールドに対しリセット開始信号Srを受けている場合にはリセット動作に入るように制御を行うが、そうでない場合は、次のサブフィールド画像のためにデータドライバ32,サスティンドライバ34に対し、一連の駆動制御を行う。
【0038】
リセット放電では、どの画素領域も同じように活性化され、前回までの表示による経時的影響がないので、次のサブフィールド画像がどのようなものであっても確実に表示される。この例では、サブフィールドSF6の画像データDVは全白となっているが、放電発光を全画素領域にて安定的に生じせしめ、これを忠実に表示することができる。
【0039】
こうしたリセット放電の後、または、制御部35がリセット開始信号Srを受けなかった場合には、第1の実施の形態に説明したシーケンスどおりの通常駆動により、1サブフィールドの画像表示を行う。まず、サスティンドライバ34が、消去パルスEPを表示パネル33に印加する。次に、データドライバ32は、メモリ31から入力される画像データDVを基にアドレスパルスを生成し、サスティンドライバ34が走査パルスSPを印加するタイミングと同期するようにして表示パネル33に印加する。これにより、画像データDVに応じたオン/オフの情報が、表示パネル33の各画素領域に書き込まれる。さらに、サスティンドライバ34が、表示パネル33にサスティンパルスSUSを所定期間持続的に印加する。このとき、先にオン表示画素に選択された画素領域のみが放電発光し、画像を表示する。
【0040】
このようにして、2サブフィールド期間連続して点灯されない画素領域が生じた場合のサブフィールド間にのみ、リセット印加期間Rを挿入する表示駆動が行われる。
【0041】
このように本実施の形態によれば、リセット制御部36が、所定数のサブフィールド(具体的には2サブフィールド)にわたって連続してオフ表示となる画素があるか否かを判断し、そのような画素があった場合には、制御部35の制御によって、次回のサブフィールドの開始前にリセット印加期間Rを挿入するようにしたので、少なくとも1つ以上の画素領域において、2サブフィールド期間の放電休止により不活性化が進行したとみなされるときにのみリセット放電が施される。よって、不活性化の進行度合いに応じて表示パネル33にリセット放電を施すことができ、より適切なタイミングでリセット動作を行うように駆動制御をなすことができる。その他の効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0042】
[変形例]
上記第3の実施の形態では、「所定数のサブフィールドにわたって連続して非点灯状態をとる画素があるか否か」という判断条件によってリセットパルスRPを印加するかどうかを決めるようにしたが、画素のオン/オフを不活性化の指標とする方法は、これだけではない。例えば、「連続して非点灯状態をとる画素が所定数以上であるか否か」という条件もまた、画素領域を再活性化するきっかけとなり得る。それも、判定対象とする期間は、第3の実施の形態のように複数のサブフィールドと定めてもよいが、1サブフィールド期間としてもよい。つまり、直前のサブフィールドにおける放電状態によってリセット処理を施すか否かを判断するのである。よって、本変形例では、この直前のサブフィールドにおいて、非点灯画素が所定数以上であるかどうかを基にリセット放電を施す駆動方法について説明する。なお、ここでも図6,図7を用いて説明することにする。
【0043】
この場合には、リセット制御部36は、オフ表示画素がいくつあるかを検出し、この画素数と予め設定された所定数とを比較することでリセット放電を行うか否かを判定する。この動作を、メモリ31から新たに表示するサブフィールドの画像データDVが入力されるたびごとに行う。ないしは、サブフィールドSF1〜SF8の全てについて予め判定しておき、どのサブフィールドの前でリセットパルスRPを印加するかという情報をまとめて制御部35に出力してもよい。
【0044】
例えば、リセット制御部36は、サブフィールドSF4のオフ表示画素は所定数に達していないことを判別すると、リセット開始信号Srを出力しない。よって、制御部35は、そのままサブフィールドSF4に対して通常の駆動制御を行う。リセット制御部36は、引き続きサブフィールドSF5の画素データDVの判定を行う。このサブフィールドSF5では、オフ表示画素の数が所定数を超えると判定され、リセット制御部36は、リセット開始信号Srを制御部35に出力する。制御部35は、リセット開始信号Srに基づき、サブフィールドSF5の表示期間の終了後、表示パネル33にリセットパルスRPを印加するよう制御する。その一方、リセット制御部36は、次のサブフィールドSF6のオフ表示画素が所定数に達するか否かを判別する。このようにして、リセット制御部36により、各サブフィールドの画素状態に対する判定が次々と下され、これに基づいてリセット印加期間Rのタイミングが設定される。
【0045】
なお、本発明は、上記実施の形態およびその変形例に限定されず、種々の変形実施が可能である。例えば、上記第3の実施の形態の変形例において述べたように、リセット放電のタイミング設定のための判定条件は、これら第3の実施の形態およびその変形例だけに限定されるものではない。判定対象とする期間の長さと、判定基準を非点灯画素の有無とするのか、非点灯画素の数の多さとするのかといった基準内容の組み合わせで、条件は任意に設定が可能である。そのほかに基準内容のバリエーションを挙げると、所定数のサブフィールドを対象として判定を行う場合に、非点灯画素の数をサブフィールドそれぞれ独立に数えるのか、第3の実施の形態に説明したように、同一画素がその期間連続して非点灯状態をとるかどうかをみるのか等がある。こうした設定条件の違いにより、判定結果は異なってくる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るプラズマ表示装置の駆動方法によれば、原画像または分割画像を単位とする印加条件に基づいて複数の電極のいずれかに画素領域を活性化させるための放電電圧を印加するようにしたので、リセット放電は、分割画像の表示のたびごとに行われるのではなく、原画像または分割画像を単位とする印加条件が満足されるときに行われるので、必要に応じて画素領域を活性化する駆動制御が行われる。したがって、画素領域の不活性化を防止しつつも不必要な放電を省くことができ、表示品質を落とさずに良好なコントラストで画像を表示することが可能となる。また、消費電力を削減することが可能となる。さらに、除かれたリセット放電の期間をサスティン期間に充てることで、輝度の向上を図ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るプラズマ表示装置の駆動方法を表す駆動シーケンスである。
【図2】図1に示した駆動方法におけるサブフィールド単位の駆動方法を示す電圧波形図である。
【図3】図1に示した駆動方法の変形例を表す駆動シーケンスである。
【図4】図1に示した駆動方法の変形例を表す駆動シーケンスである。
【図5】第2の実施の形態に係るプラズマ表示装置の駆動方法を表す駆動シーケンスである。
【図6】第3の実施の形態に係るプラズマ表示装置の駆動方法を表す駆動シーケンスである。
【図7】図6に示した駆動方法を実現するためのプラズマ表示装置の構成図である。
【図8】図6に示した駆動方法におけるリセットパルス印加タイミングの判定手法を、具体的に説明するための図である。
【図9】図6に示した駆動方法におけるリセットパルス印加タイミングの判定手法を、具体的に説明するための図である。
【図10】従来のプラズマ表示装置の構成を示す斜視図である。
【図11】図10に示したプラズマ表示装置における電極構造を示す構成図である。
【図12】図10に示したプラズマ表示装置に印加される電圧波形を示す図である。
【図13】図10に示したプラズマ表示装置の一般的な駆動方法を表す駆動シーケンスである。
【符号の説明】
F1,F2…フィールド、SF1〜SF8…サブフィールド、RP…リセットパルス、EP…消去パルス、SP…走査パルス、SUS…サスティンパルス、R…リセット印加期間、EA…消去−アドレス期間、S…サスティン期間、31…メモリ、32…データドライバ、33…表示パネル、34…サスティンドライバ、35…制御部、36…リセット制御部。
Claims (11)
- 各画素領域が複数の電極を含んで構成されており、一原画像を複数の分割画像に時分割変調して輝度階調を制御するようにしたプラズマ表示装置の駆動方法であって、
前記原画像または分割画像を単位とする印加条件に基づいて前記複数の電極のいずれかに画素領域を活性化させるための放電電圧を印加する
ことを特徴とするプラズマ表示装置の駆動方法。 - 原画像の所定数を表示するたびごとに、前記放電電圧を印加する
ことを特徴とする請求項1記載のプラズマ表示装置の駆動方法。 - 前記分割画像の2以上の所定数を表示するたびごとに、前記放電電圧を印加する
ことを特徴とする請求項1記載のプラズマ表示装置の駆動方法。 - 原画像の表示期間内において、前記分割画像の所定のものを表示する前にのみ前記放電電圧を印加する
ことを特徴とする請求項1記載のプラズマ表示装置の駆動方法。 - 原画像の表示期間内において、前記分割画像のうち表示順が偶数または奇数いずれかの画像の表示前にのみ、前記放電電圧を印加する
ことを特徴とする請求項4記載のプラズマ表示装置の駆動方法。 - 前記分割画像が非点灯画素に関する条件を満たす場合に、次の分割画像の表示前に前記放電電圧を印加する
ことを特徴とする請求項1記載のプラズマ表示装置の駆動方法。 - 前記条件は、前記分割画像に非点灯画素があることである
ことを特徴とする請求項6記載のプラズマ表示装置の駆動方法。 - 前記条件は、前記分割画像に所定数以上の非点灯画素がある
ことである
ことを特徴とする請求項6記載のプラズマ表示装置の駆動方法。 - 前記分割画像ごとに前記条件を満たすか否かを判断する
ことを特徴とする請求項6記載のプラズマ表示装置の駆動方法。 - 前記分割画像の連続する所定数を対象に前記条件を満たすか否かを判断する
ことを特徴とする請求項6記載のプラズマ表示装置の駆動方法。 - 前記分割画像の連続する所定数にわたり、同一の画素が非点灯状態をとるか否かを判断する
ことを特徴とする請求項10記載のプラズマ表示装置の駆動方法。
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