JP2004077508A - 電子写真装置の感光体表面電位補正制御 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷による感光体膜厚低下相当の表面電位絶対値低下を補正し、感光体膜厚が低下した場合でも表面電位を良好に保ち良好な印刷品質を提供する。
【解決手段】Seを主成分としTeやAs等を添加した混合物から成る光導電性を有する感光体を帯電装置により帯電させた後、露光を行なうことにより静電潜像を形成し、該静電潜像上に現像ロールにより搬送された現像剤中のトナーを付着させ該トナー像を用紙等の記録媒体に転写する電子写真装置において、前記感光体を或る一定の表面電位に帯電させるための帯電装置の出力電圧を、感光体の使用量に応じて補正制御し、その出力電圧の補正値の範囲を、感光体膜厚をT(μm)、印刷量をC(10^6feet)、表面電位(絶対値)をVo(V)、補正値(絶対値)をV(V)とするとき、Vo(2T/(2T−C)−1)≦V≦Vo(T/(T−2C)−1)の計算式により算出される範囲とする。
【選択図】 図1
【解決手段】Seを主成分としTeやAs等を添加した混合物から成る光導電性を有する感光体を帯電装置により帯電させた後、露光を行なうことにより静電潜像を形成し、該静電潜像上に現像ロールにより搬送された現像剤中のトナーを付着させ該トナー像を用紙等の記録媒体に転写する電子写真装置において、前記感光体を或る一定の表面電位に帯電させるための帯電装置の出力電圧を、感光体の使用量に応じて補正制御し、その出力電圧の補正値の範囲を、感光体膜厚をT(μm)、印刷量をC(10^6feet)、表面電位(絶対値)をVo(V)、補正値(絶対値)をV(V)とするとき、Vo(2T/(2T−C)−1)≦V≦Vo(T/(T−2C)−1)の計算式により算出される範囲とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真装置の帯電装置における感光体表面電位制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に従来技術における感光体表面電位と感光体使用量の関係および帯電装置制御値出力電圧(電流)と感光体使用量の関係を示す。図3に帯電装置制御値出力電圧(電流)が一定の場合における感光体膜厚と感光体表面電位の関係を示す。
【0003】
図3に示すように、一般的に、帯電装置制御値出力電圧(電流)が一定の場合には感光体膜厚と感光体表面電位の絶対値には比例関係がある。また、Se(セレン)を主成分としTe(テルル)やAs(砒素)等を添加した混合物を感光体として使用した場合、印刷により感光体を使用することによる感光体の摩耗量は微量であるが、感光体の交換周期が長い場合には前記摩耗量による表面電位の絶対値の低下が無視できなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示すように、従来技術においては感光体使用量に関係無く帯電装置制御値出力電圧(電流)が一定であるため、感光体を使用することにより感光体が摩耗し感光体表面電位の絶対値が小さくなり、良好な印刷品質を維持できないという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、感光体の使用量に応じて帯電装置制御値出力電圧(電流)の絶対値を大きくし、感光体摩耗による感光体表面電位の絶対値の低下分を補正し良好な印刷品質を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、感光体を或る一定の表面電位に帯電させるための帯電装置の出力電圧を、感光体の使用量に応じて補正制御し、その出力電圧の補正値の範囲を、感光体膜厚をT(μm)、印刷量をC(10^6feet)、表面電位(絶対値)をVo(V)、補正値(絶対値)をV(V)とするとき、Vo(2T/(2T−C)−1)≦V≦Vo(T/(T−2C)−1)の計算式により算出される範囲にすることで達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1に本発明による感光体表面電位と感光体使用量の関係および帯電装置制御値出力電圧(電流)と感光体使用量の関係を、図2に本発明による感光体使用量と感光体表面電位補正量の関係を示す。
【0008】
図1および図2に示すように、本発明による帯電装置の制御方法では感光体の使用量が増加した場合、帯電装置制御値出力電圧(電流)の絶対値を大きくし、感光体摩耗による感光体表面電位の絶対値の低下分を補正量Cで補正する。例えば、Se(セレン)を主成分としTe(テルル)やAs(砒素)等を添加した混合物で構成された感光体において感光体膜厚が60μm、感光体使用量0feet時の表面電位の設定が700Vである場合の補正量Cの絶対値は、図2に示すように感光体使用量が1×10^6feetに到達すると表面電位5.9V〜24.1Vの範囲で行なわれ複数段階(図2では6段階)設けられた設定はオペレータもしくは保守員の介入により変更可能である。また感光体を新品に交換し感光体使用量カウンタが初期化された場合は補正量も初期化される。
【0009】
【発明の効果】
本発明によれば、印刷により感光体が摩耗しても感光体表面電位の低下を防ぐことができ、良好な印刷品質を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による感光体表面電位と感光体使用量の関係および帯電装置制御値出力電圧(電流)と感光体使用量の関係を示す図である。
【図2】本発明による感光体使用量と感光体表面電位補正量の関係を示す図である。
【図3】一般的に知られている感光体膜厚と表面電位の絶対値の関係を示す図である。
【図4】従来技術による感光体表面電位と感光体使用量の関係および帯電装置制御値出力電圧(電流)と感光体使用量の関係を示す図である。
【符号の説明】
Aは感光体表面電位、Bは帯電装置出力電圧(電流)、Cは表面電位補正量である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真装置の帯電装置における感光体表面電位制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に従来技術における感光体表面電位と感光体使用量の関係および帯電装置制御値出力電圧(電流)と感光体使用量の関係を示す。図3に帯電装置制御値出力電圧(電流)が一定の場合における感光体膜厚と感光体表面電位の関係を示す。
【0003】
図3に示すように、一般的に、帯電装置制御値出力電圧(電流)が一定の場合には感光体膜厚と感光体表面電位の絶対値には比例関係がある。また、Se(セレン)を主成分としTe(テルル)やAs(砒素)等を添加した混合物を感光体として使用した場合、印刷により感光体を使用することによる感光体の摩耗量は微量であるが、感光体の交換周期が長い場合には前記摩耗量による表面電位の絶対値の低下が無視できなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示すように、従来技術においては感光体使用量に関係無く帯電装置制御値出力電圧(電流)が一定であるため、感光体を使用することにより感光体が摩耗し感光体表面電位の絶対値が小さくなり、良好な印刷品質を維持できないという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、感光体の使用量に応じて帯電装置制御値出力電圧(電流)の絶対値を大きくし、感光体摩耗による感光体表面電位の絶対値の低下分を補正し良好な印刷品質を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、感光体を或る一定の表面電位に帯電させるための帯電装置の出力電圧を、感光体の使用量に応じて補正制御し、その出力電圧の補正値の範囲を、感光体膜厚をT(μm)、印刷量をC(10^6feet)、表面電位(絶対値)をVo(V)、補正値(絶対値)をV(V)とするとき、Vo(2T/(2T−C)−1)≦V≦Vo(T/(T−2C)−1)の計算式により算出される範囲にすることで達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1に本発明による感光体表面電位と感光体使用量の関係および帯電装置制御値出力電圧(電流)と感光体使用量の関係を、図2に本発明による感光体使用量と感光体表面電位補正量の関係を示す。
【0008】
図1および図2に示すように、本発明による帯電装置の制御方法では感光体の使用量が増加した場合、帯電装置制御値出力電圧(電流)の絶対値を大きくし、感光体摩耗による感光体表面電位の絶対値の低下分を補正量Cで補正する。例えば、Se(セレン)を主成分としTe(テルル)やAs(砒素)等を添加した混合物で構成された感光体において感光体膜厚が60μm、感光体使用量0feet時の表面電位の設定が700Vである場合の補正量Cの絶対値は、図2に示すように感光体使用量が1×10^6feetに到達すると表面電位5.9V〜24.1Vの範囲で行なわれ複数段階(図2では6段階)設けられた設定はオペレータもしくは保守員の介入により変更可能である。また感光体を新品に交換し感光体使用量カウンタが初期化された場合は補正量も初期化される。
【0009】
【発明の効果】
本発明によれば、印刷により感光体が摩耗しても感光体表面電位の低下を防ぐことができ、良好な印刷品質を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による感光体表面電位と感光体使用量の関係および帯電装置制御値出力電圧(電流)と感光体使用量の関係を示す図である。
【図2】本発明による感光体使用量と感光体表面電位補正量の関係を示す図である。
【図3】一般的に知られている感光体膜厚と表面電位の絶対値の関係を示す図である。
【図4】従来技術による感光体表面電位と感光体使用量の関係および帯電装置制御値出力電圧(電流)と感光体使用量の関係を示す図である。
【符号の説明】
Aは感光体表面電位、Bは帯電装置出力電圧(電流)、Cは表面電位補正量である。
Claims (2)
- Seを主成分としTeやAs等を添加した混合物から成る光導電性を有する感光体を帯電装置により帯電させた後、露光を行なうことにより静電潜像を形成し、該静電潜像上に現像ロールにより搬送された現像剤中のトナーを付着させ該トナー像を用紙等の記録媒体に転写する電子写真装置において、前記感光体を或る一定の表面電位に帯電させるための帯電装置の出力電圧を、感光体の使用量に応じて補正制御することを特徴とする電子写真装置の感光体表面電位補正制御。
- 前記出力電圧の補正値の範囲は、感光体膜厚をT(μm)、印刷量をC(10^6feet)、表面電位(絶対値)をVo(V)、補正値(絶対値)をV(V)とするとき、Vo(2T/(2T−C)−1)≦V≦Vo(T/(T−2C)−1)の計算式により算出される範囲にすることを特徴とする、請求項1記載の電子写真装置の感光体表面電位補正制御。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233394A JP2004077508A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 電子写真装置の感光体表面電位補正制御 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233394A JP2004077508A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 電子写真装置の感光体表面電位補正制御 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004077508A true JP2004077508A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32018532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002233394A Pending JP2004077508A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 電子写真装置の感光体表面電位補正制御 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004077508A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1659453A1 (en) * | 2004-11-19 | 2006-05-24 | Ricoh Company, Ltd. | Exposure control method according to photoconductor usage in image forming apparatus |
JP2007083708A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-04-05 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
2002
- 2002-08-09 JP JP2002233394A patent/JP2004077508A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1659453A1 (en) * | 2004-11-19 | 2006-05-24 | Ricoh Company, Ltd. | Exposure control method according to photoconductor usage in image forming apparatus |
JP2007083708A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-04-05 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
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