JP2004077195A - 集荷ボックス及び集荷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】収容された検体及び依頼書の対応を確認できる集荷ボックスを用いて、容易、かつ、迅速に検体の集荷及び搬送を行う集荷システムを提供する。
【解決手段】集荷ボックス6aにおいて、収容された検体の検体情報及び依頼書の依頼書情報を取得し、取得した検体情報及び依頼書情報の照合を行い、検体と検体に対応する依頼書が収容されたことを確認する。確認後、収容された検体の検体情報をネットワーク4を介して管理センタシステム2に送信する。次に、管理センタシステム2において、データ記憶部14に記憶されている検査依頼情報及び検査機関情報記憶部16に記憶されている検査機関情報を参照して作成された検体の搬送先を指示する指示情報を受信して表示する。そして、集荷人は、表示された指示情報により指示された搬送先に検体の搬送を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、医療機関等において採取された検査に用いる検体を集荷するための集荷ボックス及びこの集荷ボックスを利用した検体の集荷システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、検査のための検体、即ち、人体から採取された組織、血液や病理標本等は、医療機関等において採取される。この採取された検体は、検査の依頼内容を記載した依頼書と共に医療機関から集荷され、検査機関の営業所等に集められる。そして、営業所等から検査の内容に応じた検査機関に搬送され、検査機関において依頼書に記載された検査が行われる。そのため、医療機関における集荷時、営業所等における収集時及び検査機関への搬送時のそれぞれの時において検体とその検体に対応する依頼書が存在するか否かの確認が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、集荷された検体及び依頼書が対応しているか否かは検体及び依頼書にそれぞれ付されている識別番号等を確認することによって行われる。ここで、検体及び依頼書は多量に集荷されるため、集荷された検体及び依頼書が対応しているか否かの確認を迅速に行うことが困難であるという問題がある。更に、確認が不十分の場合には、検査のために必要な検体が集荷されていない、または、依頼書が集荷されていないために検査を行うことができないという問題が生じる。
【0004】
また、検査の種類によっては複数の検体を必要とするものがあり、そのような検査が依頼されている場合には、必要な数の検体を集荷しなければならない。しかし、依頼書に記載された内容から必要な検体の数を認識し、集荷すべき検体の数を確認するためには、検査に関する知識が必要である。そのため、集荷作業に習熟していなければ必要な検体の集荷を確実に行うことが容易ではないという問題がある。
【0005】
更に、検査の種類によって検体を搬送すべき検査機関が異なる場合があるため、医療機関において集荷された検体を営業所等に集め、営業所等において検体の搬送先の検査機関を決定した後に、検体が検査機関に搬送される。従って、医療機関から検体を集荷した後に、検査機関に搬送されるまで所定の時間が掛かってしまう。そのため、検体を集荷した後、迅速に検査機関に搬送することが困難であるという問題がある。
【0006】
この発明の課題は、集荷ボックス内に収容されている検体及び依頼書をリアルタイムで確認することができる集荷ボックス及び、容易、かつ、迅速に検体の集荷及び搬送を行うことができる集荷システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の集荷ボックスは、検査に用いる検体及び前記検査に関する依頼書を収容する収容部と、前記収容部に収容された前記検体の検体情報を取得する検体情報取得手段と、前記収容部に収容された前記依頼書の依頼書情報を取得する依頼書情報取得手段と、前記検体情報取得手段により取得された前記検体情報と前記依頼書情報取得手段により取得された前記依頼書情報とを照合する照合手段と、前記照合手段により、前記検体情報と前記依頼書情報とが一致した場合に、前記依頼書により依頼された検査に用いる検体が集荷されたことを確認する集荷確認手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
この請求項1記載の集荷ボックスによれば、収容部に収容された検体の検体情報(検体ID)と収容部に収容された依頼書の依頼書情報(検体ID)との照合を行い、収容部に収容された検体と依頼書とが対応していることを確認している。従って、検体とその検体を用いた検査の依頼書とが収容部に収容されたことを容易に確認することができる。
【0009】
また、請求項2記載の集荷ボックスは、前記検体情報取得手段及び前記依頼書情報取得手段が、ICタグに記録されている前記検体情報及び前記依頼書情報を非接触で読み取るICタグリーダにより構成されていることを特徴とする。
【0010】
この請求項2記載の集荷ボックスによれば、検体を収容する検体容器に付されているICタグに記録されている検体情報及び依頼書に付されているICタグに記録されている依頼書情報を非接触で迅速に読み取ることができる。従って、大量の検体及び依頼書が一度に集荷された場合であっても、検体とその検体に対応する依頼書が存在するか否かの確認を迅速、かつ、的確に行うことができる。
【0011】
また、請求項3記載の集荷ボックスは、前記検体を集荷する際の集荷条件を記憶する集荷条件記憶手段と、前記検査の依頼に関する検査依頼情報を入力する検査依頼情報入力手段と、前記検査依頼情報入力手段により入力された前記検査依頼情報を参照することにより、前記収容部に収容された前記検体が前記集荷条件記憶手段に記憶されている前記集荷条件を満たしているか否かを判断する集荷条件判断手段と、前記集荷条件判断手段により前記集荷条件を満たしていないと判断された場合に警告を行う警告手段とを更に備えることを特徴とする。
【0012】
この請求項3記載の集荷ボックスによれば、集荷された検体が集荷条件を満たしているか否か、例えば、依頼された検査を行うために必要な数の検体が集荷されているか否かを判断し、集荷条件を満たしていない場合には警告を行っている。そのため、集荷作業に習熟していない場合であっても、検査を行うために必要な検体を容易、かつ、確実に集荷することができる。
【0013】
また、請求項4記載の集荷ボックスは、前記警告手段が、前記集荷条件を満たしていない場合に警告を表示する表示手段を備えることを特徴とする。この請求項4記載の集荷ボックスによれば、集荷条件を満たしていない場合には警告が表示されるため、集荷された検体が集荷条件を満たしているか否かを容易に確認し、必要な検体を確実に集荷することができる。
【0014】
また、請求項5記載の集荷ボックスは、バーコードに記録されている前記検体情報または前記依頼書情報を読み取るバーコードリーダと、前記バーコードリーダにより読み取られた前記検体情報または前記依頼書情報をICタグに記録するICタグライタとを更に備えることを特徴とする。
【0015】
この請求項5記載の集荷ボックスによれば、バーコードに記録されている検体情報または依頼書情報をICタグに記録させる。従って、検体を採取する医療機関においてバーコードを用いて検体及び依頼書の管理を行っている場合であっても、医療機関における作業を増加させることなく検体の集荷が適切に行われているか否かの確認を、ICタグを用いて容易に行うことができる。
【0016】
また、請求項6記載の集荷ボックスは、前記依頼書の画像データを読み取る画像データ読取手段と、前記画像データ読取手段により読み取られた前記依頼書の画像データを前記依頼書に付されているICタグに記録するICタグライタとを更に備えることを特徴とする。この請求項6記載の集荷ボックスによれば、依頼書の画像データを依頼書に付されているICタグに記録することができる。
【0017】
また、請求項7記載の集荷ボックスは、前記依頼書の記載内容を認識するタブレット装置と、前記タブレット装置により認識された前記依頼書の記載内容を前記依頼書に付されているICタグに記録するICタグライタとを更に備えることを特徴とする。この請求項7記載の集荷ボックスによれば、タブレット装置により認識された依頼書の記載内容を依頼書に付されているICタグに記録することができる。
【0018】
また、請求項8記載の集荷システムは、検査に用いる検体及び前記検査に関する依頼書を収容する収容部と、前記収容部に収容された前記検体の検体情報を取得する検体情報取得手段と、前記収容部に収容された前記依頼書の依頼書情報を取得する依頼書情報取得手段と、前記検体情報取得手段により取得された前記検体情報と前記依頼書情報取得手段により取得された前記依頼書情報とを照合する照合手段と、前記照合手段により、前記依頼書情報と一致すると判断された前記検体情報を前記検体の集荷状況の管理を行う管理センタシステムに送信する送信手段と、前記管理センタシステムから送信される前記検体の搬送先を指示する指示情報を受信する指示情報受信手段とを備える集荷ボックスと、前記集荷ボックスから送信される前記検体情報を受信する受信手段と、前記検査の依頼に関する検査依頼情報を記憶する検査依頼情報記憶手段と、前記受信手段により受信された前記検体情報と前記検査依頼情報記憶手段に記憶されている前記検査依頼情報とを参照して作成された前記指示情報を前記集荷ボックスに送信する指示情報送信手段とを備える管理センタシステムとを備えることを特徴とする。
【0019】
この請求項8記載の集荷システムによれば、集荷された検体と依頼書との対応が確認された後に、集荷ボックスから管理センタシステムに集荷した検体の検体情報を送信している。そして、管理センタシステムにおいて作成された検体の搬送先を指示する指示情報を集荷ボックスにおいて受信している。従って、検体を集荷した後、集荷した検体を適切な搬送先に容易、かつ、迅速に搬送することができる。
【0020】
また、請求項9記載の集荷システムは、前記検体情報取得手段及び前記依頼書情報取得手段が、ICタグに記録されている前記検体情報及び前記依頼書情報を非接触で読み取るICタグリーダにより構成されていることを特徴とする。
【0021】
この請求項9記載の集荷システムによれば、集荷ボックスに収容された検体の検体情報及び依頼書の依頼書情報を非接触で迅速に読み取ることができるため、大量の検体及び依頼書が集荷された場合であっても、容易に検体と依頼書の対応を確認することができる。
【0022】
また、請求項10記載の集荷システムは、前記集荷ボックスが、前記検体を集荷する際の集荷条件を記憶する集荷条件記憶手段と、前記検査依頼情報を入力する検査依頼情報入力手段と、前記検査依頼情報入力手段により入力された前記検査依頼情報を参照することにより、前記収容部に収容された前記検体が前記集荷条件記憶手段に記憶されている前記集荷条件を満たしているか否かを判断する集荷条件判断手段と、前記集荷条件判断手段により前記集荷条件を満たしていないと判断された場合に警告を行う警告手段とを更に備えることを特徴とする。
【0023】
この請求項10記載の集荷システムによれば、集荷された検体が集荷条件を満たしていない場合には警告が行われるため、検査に必要な検体を容易、かつ、確実に集荷することができる。
【0024】
また、請求項11記載の集荷システムは、前記集荷ボックスが、前記検査依頼情報入力手段により入力された前記検査依頼情報を前記管理センタシステムに送信する検査依頼情報送信手段を更に備え、前記管理センタシステムは、前記集荷ボックスから送信される前記検査依頼情報を受信する検査依頼情報受信手段を更に備え、前記検査依頼情報記憶手段は、前記検査依頼情報受信手段により受信された前記検査依頼情報を記憶することを特徴とする。
【0025】
この請求項11記載の集荷システムによれば、検査依頼情報は、集荷ボックスに入力され、集荷ボックスから管理センタシステムに送信される。従って、集荷ボックスにおいては、入力された検体依頼情報を参照して検体が集荷条件を満たしているか否かを判断することができ、管理センタシステムにおいては受信した検査依頼情報から指示情報を作成し、集荷ボックスに送信することができる。そのため、必要な検体を迅速に集荷することができると共に、集荷された検体を効率的に搬送先に搬送することができる。
【0026】
また、請求項12記載の集荷システムは、前記警告手段が、前記集荷条件を満たしていない場合に警告を表示する表示手段を備えることを特徴とする。この請求項12記載の集荷システムによれば、集荷条件を満たしていない場合には警告が表示されるため、集荷された検体が集荷条件を満たしているか否かを容易に確認することができる。
【0027】
また、請求項13記載の集荷システムは、前記集荷ボックスが、バーコードに記録されている前記検体情報または前記依頼書情報を読み取るバーコードリーダと、前記バーコードリーダにより読み取られた前記検体情報または前記依頼書情報をICタグに記録するICタグライタとを更に備えることを特徴とする。
【0028】
この請求項13記載の集荷システムによれば、バーコードに検体情報または依頼情報が記録されている場合であっても、集荷した検体及び依頼書の管理をICタグを用いて適切に行うことができる。
【0029】
また、請求項14記載の集荷システムは、前記依頼書の画像データを読み取る画像データ読取手段と、前記画像データ読取手段により読み取られた前記依頼書の画像データを前記依頼書に付されているICタグに記録するICタグライタとを更に備えることを特徴とする。この請求項14記載の集荷システムによれば、依頼書の画像データを依頼書に付されているICタグに記録することができる。
【0030】
また、請求項15記載の集荷システムは、前記依頼書の記載内容を認識するタブレット装置と、前記タブレット装置により認識された前記依頼書の記載内容を前記依頼書に付されているICタグに記録するICタグライタとを更に備えることを特徴とする。この請求項15記載の集荷システムによれば、タブレット装置により認識された依頼書の記載内容を依頼書に付されているICタグに記録することができる。
【0031】
また、請求項16記載の集荷システムは、前記集荷ボックスが、前記指示情報受信手段により受信された前記指示情報と前記検体情報取得手段により取得された前記検体情報とを参照し、前記指示情報により指示された前記搬送先に前記検体が搬送されたことを確認する検体搬送確認手段を更に備え、前記検体搬送確認手段により前記検体が搬送されていないことが確認された場合には、前記警告手段により前記検体が前記搬送先に搬送されていない旨の警告を行うことを特徴とする。
【0032】
この請求項16記載の集荷システムによれば、搬送先において、指示情報により搬送することを指示された検体が搬送されたか否かを確認している。そのため、指示情報により指示された搬送先に、集荷した検体を確実に搬送することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の第1の実施の形態に係る集荷システムについて説明する。
【0034】
図1は、第1の実施の形態に係る集荷システムのブロック構成図である。この図1に示すように、集荷システムは検体の集荷状況等を管理する管理センタに設置されている管理センタシステム2を備える。この管理センタシステム2には検体を集荷する際に用いられる集荷ボックス6a、6b、6cが無線ネットワーク4を介して接続されている。
【0035】
管理センタシステム2は、図1に示すように、管理センタシステム2におけるデータの制御を行うデータ制御部10を備えている。このデータ制御部10には、集荷ボックス6a、6b、6cとの間の通信を制御する通信制御部12、集荷ボックス6a、6b、6cから無線ネットワーク4を介して送信された情報を記憶するデータ記憶部14及び検体の検査を行う検査機関の検査機関情報を記憶している検査機関情報記憶部16が接続されている。
【0036】
データ記憶部14には、検体情報、即ち、検体毎に付与された検体IDが記憶される。この検体IDは、集荷ボックス6a、6b、6cから無線ネットワーク4を介して送信され、通信制御部12を介して受信された後にデータ記憶部14に記憶される。また、検査依頼情報、即ち、医療機関から依頼された検査の種類、検査項目、検体ID等を含む情報が記憶される。この検査依頼情報は、集荷ボックス6a、6b、6cから無線ネットワーク4を介して送信され、通信制御部12を介して受信された後にデータ記憶部14に記憶される。
【0037】
検査機関情報記憶部16には、検査を行う検査機関に関する情報(検査機関情報)、例えば、検査機関の所在地、可能な検査内容、営業時間、検査が依頼されている検体の検体ID、その時点において受け入れ可能な検体及び検査等に関する情報が記憶されている。なお、検査機関情報は、検査機関毎に付されている検査機関IDに対応させて記憶されている。
【0038】
図2は、第1の実施の形態に係る集荷ボックス6aの外観を示す図である。この図2に示すように、集荷ボックス6aは、検体及び依頼書を収容する収容部20と収容部20の開口部を塞ぐ蓋部22により構成されている。蓋部22は、一辺(図中後方の一辺)が収容部20と蝶番等により繋がれ、開閉することができるようになっている。この蓋部22の上面裏側には、収容部20に収容された検体の検体情報及び依頼書の依頼書情報を非接触で読み取るICタグリーダ26が設けられている。また、蓋部22の右側面には、フレキシブルディスクディスクドライブ28が設けられており、蓋部22の上面には、LCD等により構成される表示部30が設けられている。更に、蓋部22の上面には、管理センタシステム2との間の通信を制御する通信制御部32、例えば、PHS(Personal Handyphone System)等が貼り付けられている。なお、通信制御部32は、無線ネットワーク4を介して管理センタシステム2との間の通信を制御するため、PHS等の無線データ通信を行う機器により構成されている。また、集荷ボックス6a、6bは、集荷ボックス6aと同様の外観であるため説明を省略する。
【0039】
図3は、第1の実施の形態に係る集荷ボックス6aのブロック構成図である。この図3に示すように、集荷ボックス6aは、集荷ボックス6aにおけるデータの制御を行うデータ制御部24を備えている。このデータ制御部24には、検体を収容する試験管等の検体容器に付されているICタグに記録されている検体情報及び依頼書に付されているICタグに記録されている依頼書情報を非接触で読み取るICタグリーダ26が接続されている。また、医療機関から依頼された検査に関する検査依頼情報等を入力するフレキシブルディスクドライブ(FDD)28及び検体情報と依頼書情報との照合が不一致となった場合の警告等を表示する表示部30が接続されている。更に、管理センタシステム2との間の通信を制御するPHS等の無線データ通信機器により構成される通信制御部32及び検体情報、依頼書情報及び検査依頼情報等を記憶するデータ記憶部34が接続されている。なお、集荷ボックス6b、6cは、集荷ボックス6aと同様の構成であるため説明を省略する。
【0040】
ここで、検体または検体容器及び、依頼書に付されているICタグは、非接触で情報の読み取り及び書き込みを行うことができるものが用いられる。例えば、RFID(Radio Frequency Identification)等のICタグが用いられる。また、依頼書は、依頼する検査毎に作成されており、この依頼書には、検査を依頼する医療機関名、検体の採取日、検体の種類、検査項目、患者氏名等が記載されている。
【0041】
データ記憶部34には、検体情報、即ち、検体毎に付与された検体IDが記憶される。また、依頼書情報、即ち、依頼する検査毎に作成された依頼書に、検査に用いる検体と依頼書とを対応させるために付された検体IDが記憶される。ここで、検体を採取した医療機関において検体を識別するための識別番号等が検体IDとして用いられる。
【0042】
また、データ記憶部34には、検査依頼情報、即ち、医療機関が依頼する検査毎に検査の種類、検査項目、検査に用いる検体ID等を含む情報が記憶される。この検査依頼情報は、フレキシブルディスクドライブ28を介して入力された後に、データ記憶部34に記憶される。また、集荷条件、即ち、検査項目等に応じて検査に用いる検体の数等、検査を行うために必要な検体を集荷する際の条件が記憶されている。
【0043】
次に、図4〜図6に示すフローチャートを参照して第1の実施の形態に係る集荷システムによる処理について説明する。なお、以下においては、第1の実施の形態に係る集荷ボックスを携帯した集荷人が、医療機関を一定の周期で巡回して検体の集荷を行う場合を例として説明する。
【0044】
まず、図4に示すフローチャートを参照して、医療機関から検体を集荷する際に第1の実施の形態に係る集荷ボックスにおいて行われる処理を説明する。
【0045】
まず、巡回先の医療機関において、集荷ボックス6aの収容部20に収容された検体の検体情報及び依頼書の依頼書情報をICタグリーダ26を介して読み取る(ステップS10)。ここで、検体は、検体IDを記録したICタグを埋め込みまたは貼り付けた試験管等の検体容器に収容されている。また、依頼書には、依頼する検査に用いる検体の検体IDを記録したICタグが貼り付けられている。従って、まず、検体が収容された検体容器及び依頼書を集荷ボックスの収容部20に収容する。次に、検体情報、即ち、収容部20に収容された検体の検体容器に付されたICタグに記録された検体ID及び、依頼書情報、即ち、収容部20に収容された依頼書に付されたICタグに記録された検体IDをICタグリーダ26を介して読み取る。そして、ICタグリーダ26を介して読み取られた検体情報及び依頼書情報をデータ記憶部34に記憶する。なお、検体IDは医療機関においてICタグライタを用いて検体容器及び依頼書に付されているICタグに記録されている。
【0046】
次に、検査依頼情報をフレキシブルディスクドライブ28を介して入力する(ステップS11)。即ち、フレキシブルディスクに記録されている検査の種類、検査項目及び検査に用いる検体ID等を含む検査依頼情報をフレキシブルディスクドライブ28を介して入力する。
【0047】
次に、ステップS10において読み取られた検体情報と依頼書情報との照合を行い(ステップS12)、検体情報と依頼書情報との照合が一致したか否かの判断を行う(ステップS13)。即ち、検体容器に付されたICタグに記録された検体IDと依頼書に付されたICタグに記録された検体IDとの照合を行い、照合が一致したか否かの判断を行う。
【0048】
上述のステップS13の処理において、検体情報と依頼書情報との照合が不一致となった場合には、収容された検体と依頼書とが対応していない旨の警告を表示する(ステップS14)。即ち、検体容器に付されたICタグから読み取られた検体IDと一致する検体IDが、依頼書に付されたICタグから読み取られた検体IDの中に存在していない場合には、検体に対応する依頼書が収容部20に収容されていないことになる。従って、照合不一致となった検体IDと共に対応する依頼書が収容部20に存在しない旨の警告を表示部30に表示する。また、依頼書に付されたICタグから読み取られた検体IDと一致する検体IDが検体容器に付されたICタグから読み取られた検体IDの中に存在しない場合には、依頼書に対応する検体が収容部20に収容されていないことになる。従って、照合不一致となった検体IDと共に、依頼書に対応する検体が収容部20に存在しない旨の警告を表示部30に表示する。
【0049】
一方、上述のステップS13の処理において、検体情報と依頼書情報との照合が一致した場合には、収容部20に収容された検体が集荷条件を満たしているか否かの確認を行う(ステップS15)。即ち、検査には、複数の検体が必要な場合が有り、この場合には、一つの検査に用いられる複数の検体には、同一の検体IDが付与されている。即ち、複数の検体容器の各々に付されているICタグがそれぞれ同一の検体IDを記憶している。また、複数の検体を用いる検査の依頼書に付されたICタグには、検査に用いる検体に付与された検体IDと同一の検体IDが記憶されている。このような場合には、検体容器に付されたICタグから読み取られた検体IDの一つが、依頼書に付されたICタグから読み取られた検体IDと一致すれば照合一致となる。従って、データ記憶部34に記憶されている集荷条件を参照して、データ記憶部34に記憶されている検査依頼情報に含まれている検査の種類及び検査項目から検査を行うために必要な検体の数を検体ID毎に特定する。例えば、投薬前後の患者への負荷を調べる血液検査が依頼されている場合、検査のためには同一の検体IDを付された投薬前の血液と投薬後の血液の2検体が必要となる。そのため、同一の検体IDを有する検体の数と、ステップS10において読み取られた検体情報の中にその検体IDが存在する数が等しいか否かの確認を行う。
【0050】
なお、収容部20に収容された全ての検体について集荷条件を満たしているか否かの確認が行われるまで(ステップS16)、集荷条件を満たしているか否かについての確認が行われる(ステップS15)。
【0051】
収容部20に収容された全ての検体について集荷条件を満たしているか否かの確認が行われた場合には(ステップS16)、ステップS15の処理において集荷不備となっている検体が存在したか否かの判断を行う(ステップS17)。例えば、検査のために同一の検体IDを有する検体が2つ存在していることが必要な場合に、ステップS10において読み取られた検体情報の中に同一の検体IDが2つ存在していない場合には集荷不備と判断される。
【0052】
集荷不備となっている検体が存在する場合には(ステップS17)、集荷不備となっている検体が存在する旨の警告を表示する(ステップS18)。即ち、検査のために必要な同一の検体IDを有する検体の数と、ステップS10において読み取られた検体情報の中に存在するその検体IDの数が不一致となっている場合には、検査に必要な数の検体が収容部20に存在しない旨の警告を表示部30に表示する。なお、警告と併せて集荷不備となっている検体IDを表示部30に表示する。
【0053】
一方、収容部20に収容されている全ての検体が集荷条件を満たしている場合には(ステップS17)、検体情報及び検査依頼情報を管理センタシステム2に送信する(ステップS19)。即ち、収容部20に収容されている検体の検体ID及び検査依頼情報を通信制御部32を介して管理センタシステム2に送信する。
【0054】
ここで、図5に示すフローチャートを参照して管理センタシステム2における処理を説明する。
【0055】
まず、集荷ボックス6aから無線ネットワーク4を介して送信された検体情報及び検査依頼情報を受信する(ステップS30)。即ち、通信制御部12を介して検体情報及び検査依頼情報を受信し、受信された検体情報及び検査依頼情報をデータ記憶部14に記憶する。
【0056】
次に、データ記憶部14に記憶されている検査依頼情報及び検査機関情報記憶部16に記憶されている検査機関情報を参照して(ステップS31)、集荷された検体を搬送する搬送先検査機関を決定する(ステップS32)。即ち、検査依頼情報に含まれている検査の種類及び検査項目の検査を行うことができ、かつ、営業時間及び検査の処理能力について、集荷ボックス6aの収容部20に収容されて集荷された検体の受け入れに支障がない検査機関を搬送先検査機関として決定する。
【0057】
搬送先検査機関が決定されていない検体が存在する場合には(ステップS33)、ステップS31に戻り、検査依頼情報及び検査機関情報を参照し、集荷された検体を搬送する搬送先検査機関を決定する(ステップS32)。
【0058】
一方、全ての検体について搬送先検査機関が決定された場合には(ステップS33)、搬送先検査機関を指示する指示情報を作成する(ステップS34)。即ち、搬送先検査機関の名称または検査機関IDとそれぞれの搬送先検査機関に搬送すべき検体の検体IDとを含む指示情報を作成する。なお、指示情報が作成された場合には、各検査機関に搬送される検体の検体IDを検査機関IDに対応させて検査機関情報記憶部16に記憶する。
【0059】
次に、ステップS34において作成された指示情報を集荷ボックス6aに送信する(ステップS35)。即ち、作成された指示情報を通信制御部12を介して集荷ボックス6aに送信する。
【0060】
次に、集荷ボックス6aにおいて、管理センタシステム2から無線ネットワーク4を介して送信された指示情報を受信する(ステップS20、図3参照)。即ち、検体の搬送先検査機関を指示する指示情報を通信制御部32を介して受信する。
【0061】
次に、通信制御部32を介して受信された指示情報を表示部30に表示する(ステップS21)。即ち、搬送先検査機関の名称又は検査機関IDに対応させた搬送すべき検体の検体IDを表示部30に表示する。そして、表示部30に表示された指示情報に基づいて、各検体が集荷ボックス6aを携帯している集荷人により搬送先検査機関に搬送される。
【0062】
次に、図6のフローチャートを参照して検体を検査機関に搬送した際に、集荷ボックス6aにおいて行われる処理について説明する。
【0063】
まず、搬送先検査機関において、集荷ボックス6aの収容部20に収容されている検体の検体情報及び依頼書の依頼書情報をICタグリーダ26を介して読み取る(ステップS40)。例えば、まず、検査機関Aにおいて、表示部30に表示された指示情報により検査機関Aに搬送すべき検体及びその検体に対応する依頼書を抜き取る。次に、図4のフローチャートのステップS10における処理と同様に、収容部20に収容されている検体の検体情報及び依頼書の依頼書情報をICタグリーダ26を介して読み取る。
【0064】
次に、ステップS40において読み取られた検体情報と依頼書情報との照合を行う(ステップS41)。即ち、図4のフローチャートのステップS12における処理と同様に検体情報と依頼情報との照合を行う。
【0065】
検体情報と依頼情報との照合が不一致となった場合には(ステップS42)、収容されている検体と依頼書が不一致となっている旨の警告を表示する(ステップS43)。即ち、収容されている検体と依頼書とが対応していない場合には、収容部20から抜き取られた検体と依頼書とが対応していないことになる。従って、収容部20に収容されている検体と依頼書とが不一致となっている旨の警告と併せて、抜き取られた検体と依頼書とが不一致となっている旨の警告を表示部30に表示する。
【0066】
一方、検体情報と依頼情報との照合が一致した場合には(ステップS42)、収容部20から抜き取られた検体が指示情報により搬送を指示された検体と一致することを確認する(ステップS44)。即ち、図4のフローチャートのステップS10において読み取られた検体情報とステップS40において読み取られた検体情報との差分から、抜き取られた検体の検体情報を特定する。そして、例えば、抜き取られた検体の検体情報と指示情報により検査機関Aに搬送することを指示された検体の検体IDとの照合を行うことにより、検査機関Aに搬送すべき検体が抜き取られたことの確認を行う。なお、検査機関Aに搬送すべき検体を搬送した後に、検査機関Bに検体を搬送する場合には、検査機関Aにおいて読み取られた検体情報と検査機関Bにおいて読み取られた検体情報との差分から、検査機関Bにおいて抜き取られた検体の検体情報を特定する。
【0067】
検体の抜き取りミスが生じた場合には(ステップS45)、検体の抜き取りミスが生じた旨の警告を表示する(ステップS46)。例えば、検査機関Aにおいて抜き取られた検体と指示情報により検査機関Aに搬送することが指示された検体とが不一致となっている場合には、検査機関Aに搬送すべき検体が収容部20から抜き取られていないことになる。または、検査機関Aに搬送すべき検体以外の検体が収容部20から抜き取られていることになる。従って、不一致となっている検体の検体IDと共に、搬送機関Aに搬送すべき検体が抜き取られていない旨または、検査機関Aに搬送すべき検体以外が抜き取られている旨の警告を表示部30に表示する。
【0068】
一方、指示情報により搬送先検査機関に搬送することを指示された検体のみが抜き取られていた場合には(ステップS45)、搬送が終了した旨の搬送終了通知を管理センタシステム2に送信する(ステップS47)。例えば、検査機関Aに搬送すべき検体がのみ抜き取られている場合には、抜き取られた検体の検体ID及び検査機関Aの名称又は検査機関IDを含む搬送終了通知を通信制御部32を介して管理センタシステム2に送信する。
【0069】
管理センタシステム2においては、無線ネットワーク4を介して集荷ボックス6aから送信された搬送終了通知を受信する。次に、受信した搬送終了通知に含まれている検体の検体IDと検査機関情報記憶部16に記憶されている検査機関に搬送される予定の検体の検体IDとを照合し、搬送されるべき検体が搬送されたことを確認する。そして、検査の依頼を受けた検体の検体IDに、搬送された検体の検体IDを追加し、検査機関情報の更新を行う。
【0070】
この第1の実施の形態に係る集荷システムによれば、集荷ボックス内に収容されている検体の検体情報、即ち、検体の検体容器に付されたICタグに記憶されている検体ID及び依頼書の依頼書情報、即ち、依頼書に付されたICタグに記憶されている検体IDを非接触で読み取り、照合を行っている。従って、検体と依頼書とを集荷ボックスの収容部に収容することにより、集荷された検体と依頼書とが対応しているか否かの確認を容易、かつ、迅速に行うことができる。
【0071】
また、第1の実施の形態に係る集荷システムによれば、データ記憶部に記憶されている検査依頼情報及び集荷条件に基づいて、集荷ボックスに収容された検体が集荷条件を満たしているか否かの確認が行われている。従って、検査に関する知識を有していない場合であっても、検査に必要な検体を確実に集荷することができる。
【0072】
また、第1の実施の形態に係る集荷システムによれば、管理センタシステムから集荷ボックスに指示情報を送信することにより、検体の搬送先検査機関を指示している。そのため、検査に関する知識を有していない場合であっても、適切な検査機関に検体を搬送することができると共に、検査機関が検体を受け入れられるか否かを管理センタシステムで管理し、効率的に検体を検査機関に搬送することができる。
【0073】
また、第1の実施の形態に係る集荷システムによれば、搬送先検査機関において、搬送すべき検体を集荷ボックスから抜き取った後に、集荷ボックスの収容部に指示情報により搬送を指示された検体が搬送されたか否かを確認している。従って、搬送すべき検体が搬送先検査機関に搬送されたか否かを容易に確認して誤った検体が搬送先検査機関に搬送されることを防止し、搬送先検査機関に搬送すべき検体を確実に搬送することができる。
【0074】
次に、図7及び図8を参照して第2の実施の形態に係る集荷システムにおける検体の集荷処理について説明する。
【0075】
第2の実施に形態に係る集荷システムは、第1の実施の形態に係る集荷ボックス6a、6b、6cに代えて集荷ボックス40a、40b、40cが無線ネットワーク4を介して管理センタシステム2と接続されている。なお、管理センタシステム2は、図1に示す第1の実施の形態に係る管理センタシステム2と同様の構成であるため説明を省略する。
【0076】
図7は、第2の実施の形態に係る集荷ボックスのブロック構成図である。この図7に示すように、集荷ボックス40aは、図3に示す集荷ボックス6aにバーコードに記録されている情報を読み取るバーコードリーダ42及びバーコードリーダ42により読み取られた情報をICタグに書き込むICタグライタ44が更に接続されている。なお、その他の部分については図3に示す集荷ボックス6aと同様の構成であり、外観は図2に示す集荷ボックス6aの外観と同様であるため説明を省略する。また、集荷ボックス40b、40cは集荷ボックス40aと同様の構成であるため説明を省略する。
【0077】
次に、図8に示すフローチャートを参照して、集荷ボックス40aにおいて検体を集荷する際に行われる処理について説明する。なお、以下においては、第2の実施の形態に係る集荷ボックスを携帯した集荷人が、医療機関を一定の周期で巡回して検体の集荷を行う場合を例として説明する。また、以下においては、医療機関においてバーコードが用いられている場合を例とする。
【0078】
まず、巡回先の医療機関において、検体の検体情報及び依頼書の依頼書情報をそれぞれバーコードリーダ42を介して読み取る(ステップS50)。即ち、まず、検体容器にICタグが貼り付け等されていない場合には、検体容器にICタグの貼り付け等を行い、検体の検体容器に貼り付けられたバーコードに記録されている検体IDを読み取る。次に、依頼書にICタグが貼り付けられていない場合には、依頼書にICタグの貼り付け等を行い、依頼書に貼り付けられたバーコードに記録された検体IDを読み取る。
【0079】
次に、読み取られた検体情報及び依頼書情報をそれぞれICタグライタ44を介してICタグに書き込む(ステップS51)。即ち、バーコードリーダ42を介して読み取られた検体情報を検体容器に貼り付けられたICタグに書き込み記録させる。また、バーコードリーダ42を介して読み取られた依頼書情報を依頼書に貼り付けられたICタグに書き込み記録させる。なお、集荷した全ての検体の検体容器に付されたICタグに検体情報を記録させると共に、集荷した全ての依頼書に付されたICタグに依頼書情報を記録させた後に、集荷ボックス40aに検体及び依頼書を収容する。
【0080】
次に、収容された検体の検体情報及び依頼書の依頼書情報をICタグリーダ26を介して読み取り(ステップS52)、フレキシブルディスクに記録されている検査依頼情報をフレキシブルディスクドライブ28を介して入力する(ステップS53)。
【0081】
次に、読み取った検体情報と依頼書情報との照合を行う(ステップS54)。そして、検体情報と依頼書情報との照合が不一致の場合には(ステップS55)、収容された検体と依頼書とが対応していない旨の警告を表示部26に表示する(ステップS56)。
【0082】
一方、検体情報と依頼書情報との照合が一致した場合には(ステップS55)、収容された検体が集荷条件を満たしているか否かを確認する(ステップS57)。全ての検体について集荷条件を満たしているか否かの確認を行った場合には(ステップS58)、集荷不備となった検体が存在するか否かの判断を行う(ステップS59)。集荷不備となっている検体が存在する場合には(ステップS59)、集荷不備となっている検体の検体IDと共に、集荷不備の旨の警告を表示部26に表示する(ステップS60)。
【0083】
集荷不備となっている検体が存在しない場合には(ステップS59)、管理センタシステム2に通信制御部32を介して検体情報及び検査依頼情報を送信する(ステップS61)。次に、管理センタシステム2から無線ネットワーク4を介して送信される検体の搬送先検査機関を指示する指示情報を受信し(ステップS62)、受信した指示情報を表示部30に表示する(ステップS63)。そして、集荷人は、表示された指示情報に従って検体の搬送を行う。
【0084】
なお、上述のステップS52〜ステップS63における処理は、図4のフローチャートのステップS10〜ステップS21と同様の処理であるためその詳細な説明は省略する。また、管理センタシステム2における処理は、図5のフローチャートのステップS30〜ステップS35と同様であるため説明を省略する。更に、検体の搬送先検査機関において集荷ボックス40aにより行われる処理は、図6のフローチャートのステップS40〜ステップS47と同様であるため説明を省略する。
【0085】
この第2の実施の形態に係る集荷システムによれば、バーコードに記録されている検体情報及び依頼書情報をバーコードリーダを介して読み取り、読み取った検体情報及び依頼書情報をそれぞれICタグライタを介してICタグに書き込み記録させている。従って、医療機関においてバーコードが利用されている場合であっても、医療機関における処理を増加させることなく、検体の集荷及び搬送を適切、かつ、迅速に行うことができる。
【0086】
なお、上述の実施の形態に係る集荷システムにおいては、集荷ボックスを携帯した集荷人が周期的に医療機関を巡回して検体の集荷を行っているが、医療機関からの検査依頼を受け付けた後に集荷を行うようにしてもよい。例えば、管理センタシステムにおいて医療機関からの検査依頼を受付、検体の集荷を行う医療機関を指示する集荷指示情報を集荷ボックスに送信する。集荷ボックスにおいては、集荷指示情報を受信して表示部に表示する。そして、表示された集荷指示情報に従って検体の集荷を行うようにしてもよい。
【0087】
また、上述の実施の形態に係る集荷システムにおいては、ICタグが検体容器に付される場合を例としているが、検体容器以外の部分にICタグが付されるようにしてもよい。例えば、検体容器を立てる試験管立に貼り付けまたは埋め込むことによりICタグが付されてもよく、ICタグが付された検体容器よりも大きな容器に検体を収容している検体容器を収容してもよい。更に、検体が血液等の液体状である場合には、検体を収容している検体容器中にICタグを投入するようにしてもよい。また、検体が病理標本等である場合には、検体そのものにICタグを貼り付ける等してもよい。
【0088】
また、上述の実施の形態に係る集荷システムにおいては、書面形式の依頼書を検体と共に集荷しているが、依頼書に記載すべき情報を記録したフレキシブルディスクを集荷してもよい。この場合には、フレキシブルディスクに記録されている依頼書の情報をフレキシブルディスクドライブを介して入力し、データ記憶部に記憶する。そして、データ記憶部に記憶されている依頼書の情報に含まれている依頼書情報とICタグリーダを介して読み取られた検体情報との照合を行うことができる。
【0089】
また、集荷ボックスに依頼書に記載されている内容を依頼書記載情報として読み取るイメージスキャナ(画像データ読取手段)を更に備えるようにしてもよい。この場合には、イメージスキャナを介して読み取られた依頼書記載情報をデータ記憶部に記憶する。また、イメージスキャナを介して読み取られた依頼書記載情報を依頼書に貼り付け等されているICタグにICタグライタを介して記録する。この場合には、ICタグライタは、イメージスキャナの本体またはカバー等に設けられる。また、イメージスキャナを介して読み取られた依頼書記載情報をICタグに記録する際に、テンキーにより入力された依頼書IDを依頼書記載情報と共にICタグに記録するようにしてもよい。また、イメージスキャナを介して読み取られた依頼書記載情報を検体に貼り付け等されているICタグに記録するようにいてもよい。更に、通信装置を設け、イメージスキャナを介して読み取られた依頼書記載情報を外部装置に送信するようにしてもよい。
【0090】
また、集荷ボックスに依頼書に記載される記載内容を認識するタブレット装置を更に備えるようにしてもよい。この場合には、タブレット装置上に置かれた依頼書にペン等で記載された記載内容をタブレット装置で認識し、依頼書記載情報としてデータ記憶部に記憶する。また、タブレット装置で認識した依頼書記載情報を依頼書に貼り付け等されているICタグにICタグライタを介して記録する。また、タブレット装置で認識した依頼書記載情報をICタグに記録する際に、テンキーにより入力された依頼書IDを依頼書記載情報と共にICタグに記録するようにしてもよい。また、タブレット装置で認識した依頼書記載情報を検体に貼り付け等されているICタグに記録するようにいてもよい。更に、通信装置を設け、タブレット装置で認識した依頼書記載情報を外部装置に送信するようにしてもよい。
【0091】
また、上述の実施の形態に係る集荷システムにおいては、集荷ボックスと管理センタシステムとが無線ネットワークを介して接続されているが、無線LANを介して接続されていてもよい。この場合には、集荷の際に用いる車両の中にサーバを設置し、集荷ボックスの収容部に収容された検体の検体情報及び検査依頼情報をサーバに一旦蓄積した後に、無線LANを介して管理センタシステムに送信することができる。
【0092】
【発明の効果】
この発明に係る集荷ボックスによれば、収容部に収容された検体の検体情報と依頼書の依頼書情報との照合を行い、検体と依頼書が対応していることを確認している。従って、検体とその検体に対応する依頼書が収容されたことを容易、かつ、迅速に確認することができ、検体及びその検体に対応する依頼書を確実に集荷することができる。
【0093】
また、この発明に係る集荷ボックスによれば、検査に必要な検体が集荷されたか否かの集荷条件を満たしているか否かを判断し、集荷条件を満たしていない場合には、警告を表示している。従って、検査に必要な検体が集荷されていない等の集荷ミスを防止でき、かつ、検体の集荷に習熟していない者であっても必要な検体の集荷を確実に行うことができる。
【0094】
また、この発明に係る集荷システムによれば、集荷された検体を搬送する搬送先を指示する指示情報を管理センタシステムから集荷ボックスに送信している。従って、集荷された検体を営業所等に集めることなく、医療機関において集荷した後、直ちに適切な搬送先に検体を効率的に搬送することができる。
【0095】
また、この発明に係る集荷システムによれば、指示情報に搬送先として指示された搬送先において、搬送すべき検体が搬送されたか否かの確認を行っている。従って、検体の搬送ミスを防止すると共に、検体を適切な搬送先に確実に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る集荷システムのブロック構成図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態に係る集荷ボックスの外観図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態に係る集荷ボックスのブロック構成図である。
【図4】この発明の第1の実施の形態に係る集荷ボックスにおける集荷時の処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】この発明の第1の実施の形態に係る管理センタシステムにおける処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】この発明の第1の実施の形態に係る集荷ボックスの搬送先検査機関における処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】この発明の第2の実施の形態に係る集荷ボックスのブロック構成図である。
【図8】この発明の第2の実施の形態に係る集荷ボックスにおける集荷時の処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
2…管理センタシステム、4…無線ネットワーク、6a、6b、6c…集荷ボックス、10…データ制御部、12…通信制御部、14…データ記憶部、16…検査機関情報記憶部、20…収容部、22…蓋部、24…データ制御部、26…ICタグリーダ、28…フレキシブルディスクドライブ、30…表示部、32…通信制御部、34…データ記憶部、40a、40b、40c…集荷ボックス、42…バーコードリーダ、44…ICタグライタ。

Claims (16)

  1. 検査に用いる検体及び前記検査に関する依頼書を収容する収容部と、
    前記収容部に収容された前記検体の検体情報を取得する検体情報取得手段と、
    前記収容部に収容された前記依頼書の依頼書情報を取得する依頼書情報取得手段と、
    前記検体情報取得手段により取得された前記検体情報と前記依頼書情報取得手段により取得された前記依頼書情報とを照合する照合手段と、
    前記照合手段により、前記検体情報と前記依頼書情報とが一致した場合に、前記依頼書により依頼された検査に用いる検体が集荷されたことを確認する集荷確認手段と
    を備えることを特徴とする集荷ボックス。
  2. 前記検体情報取得手段及び前記依頼書情報取得手段は、ICタグに記録されている前記検体情報及び前記依頼書情報を非接触で読み取るICタグリーダにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の集荷ボックス。
  3. 前記検体を集荷する際の集荷条件を記憶する集荷条件記憶手段と、
    前記検査の依頼に関する検査依頼情報を入力する検査依頼情報入力手段と、
    前記検査依頼情報入力手段により入力された前記検査依頼情報を参照することにより、前記収容部に収容された前記検体が前記集荷条件記憶手段に記憶されている前記集荷条件を満たしているか否かを判断する集荷条件判断手段と、
    前記集荷条件判断手段により前記集荷条件を満たしていないと判断された場合に警告を行う警告手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の集荷ボックス。
  4. 前記警告手段は、前記集荷条件を満たしていない場合に警告を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項3記載の集荷ボックス。
  5. バーコードに記録されている前記検体情報または前記依頼書情報を読み取るバーコードリーダと、
    前記バーコードリーダにより読み取られた前記検体情報または前記依頼書情報をICタグに記録するICタグライタとを更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の集荷ボックス。
  6. 前記依頼書の画像データを読み取る画像データ読取手段と、前記画像データ読取手段により読み取られた前記依頼書の画像データを前記依頼書に付されているICタグに記録するICタグライタとを更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の集荷ボックス。
  7. 前記依頼書の記載内容を認識するタブレット装置と、
    前記タブレット装置により認識された前記依頼書の記載内容を前記依頼書に付されているICタグに記録するICタグライタとを更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の集荷ボックス。
  8. 検査に用いる検体及び前記検査に関する依頼書を収容する収容部と、
    前記収容部に収容された前記検体の検体情報を取得する検体情報取得手段と、前記収容部に収容された前記依頼書の依頼書情報を取得する依頼書情報取得手段と、
    前記検体情報取得手段により取得された前記検体情報と前記依頼書情報取得手段により取得された前記依頼書情報とを照合する照合手段と、
    前記照合手段により、前記依頼書情報と一致すると判断された前記検体情報を前記検体の集荷状況の管理を行う管理センタシステムに送信する送信手段と、
    前記管理センタシステムから送信される前記検体の搬送先を指示する指示情報を受信する指示情報受信手段とを備える集荷ボックスと、
    前記集荷ボックスから送信される前記検体情報を受信する受信手段と、
    前記検査の依頼に関する検査依頼情報を記憶する検査依頼情報記憶手段と、
    前記受信手段により受信された前記検体情報と前記検査依頼情報記憶手段に記憶されている前記検査依頼情報とを参照して作成された前記指示情報を前記集荷ボックスに送信する指示情報送信手段とを備える管理センタシステムと
    を備えることを特徴とする集荷システム。
  9. 前記検体情報取得手段及び前記依頼書情報取得手段は、ICタグに記録されている前記検体情報及び前記依頼書情報を非接触で読み取るICタグリーダにより構成されていることを特徴とする請求項8記載の集荷システム。
  10. 前記集荷ボックスは、
    前記検体を集荷する際の集荷条件を記憶する集荷条件記憶手段と、
    前記検査依頼情報を入力する検査依頼情報入力手段と、
    前記検査依頼情報入力手段により入力された前記検査依頼情報を参照することにより、前記収容部に収容された前記検体が前記集荷条件記憶手段に記憶されている前記集荷条件を満たしているか否かを判断する集荷条件判断手段と、
    前記集荷条件判断手段により前記集荷条件を満たしていないと判断された場合に警告を行う警告手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項8または請求項9記載の集荷システム。
  11. 前記集荷ボックスは、
    前記検査依頼情報入力手段により入力された前記検査依頼情報を前記管理センタシステムに送信する検査依頼情報送信手段を更に備え、
    前記管理センタシステムは、
    前記集荷ボックスから送信される前記検査依頼情報を受信する検査依頼情報受信手段を更に備え、
    前記検査依頼情報記憶手段は、前記検査依頼情報受信手段により受信された前記検査依頼情報を記憶することを特徴とする請求項10記載の集荷システム。
  12. 前記警告手段は、前記集荷条件を満たしていない場合に警告を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項10または請求項11記載の集荷システム。
  13. 前記集荷ボックスは、
    バーコードに記録されている前記検体情報または前記依頼書情報を読み取るバーコードリーダと、
    前記バーコードリーダにより読み取られた前記検体情報または前記依頼書情報をICタグに記録するICタグライタとを更に備えることを特徴とする請求項68〜請求項12の何れか一項記載の集荷システム。
  14. 前記依頼書の画像データを読み取る画像データ読取手段と、
    前記画像データ読取手段により読み取られた前記依頼書の画像データを前記依頼書に付されているICタグに記録するICタグライタとを更に備えることを特徴とする請求項8〜請求項12の何れか一項に記載の集荷ボックス。
  15. 前記依頼書の記載内容を認識するタブレット装置と、
    前記タブレット装置により認識された前記依頼書の記載内容を前記依頼書に付されているICタグに記録するICタグライタとを更に備えることを特徴とする請求項8〜請求項12の何れか一項に記載の集荷ボックス。
  16. 前記集荷ボックスは、
    前記指示情報受信手段により受信された前記指示情報と前記検体情報取得手段により取得された前記検体情報とを参照し、前記指示情報により指示された前記搬送先に前記検体が搬送されたことを確認する検体搬送確認手段を更に備え、
    前記検体搬送確認手段により前記検体が搬送されていないことが確認された場合には、前記警告手段により前記検体が前記搬送先に搬送されていない旨の警告を行うことを特徴とする請求項8〜請求項15の何れか一項記載の集荷システム。
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